JP2002017323A - 焙煎豆類の強制冷却方法 - Google Patents

焙煎豆類の強制冷却方法

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JP2002017323A
JP2002017323A JP2000200644A JP2000200644A JP2002017323A JP 2002017323 A JP2002017323 A JP 2002017323A JP 2000200644 A JP2000200644 A JP 2000200644A JP 2000200644 A JP2000200644 A JP 2000200644A JP 2002017323 A JP2002017323 A JP 2002017323A
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JP
Japan
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cooling
beans
air
roasted beans
roasting
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JP2000200644A
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English (en)
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Morihisa Nagasawa
守久 長沢
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Chibori Napori Kk
Original Assignee
Chibori Napori Kk
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、焙煎直後に行なわれる煎り豆の冷却方法につき、煎
り豆に含まれている香り成分の散逸やガスの発散や化学
変化を極力押さえ、従来品に比較し格段の有意差のある
ピーナツやコーヒー豆等の提供を可能とする製造方法の
提供を目的としたものである。 【解決手段】ピーナツやコーヒー等の焙煎豆類の冷却処
理において、焙煎後の豆類を金網ベルト上において所定
の厚さで搬送させるとともに、金網ベルトの下部から空
気を吸引して豆類の間隙を空気を通過させて、強制冷却
するようにしたことを特徴とした焙煎豆類の強制冷却方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー煎り豆が
高い香りと風味を持つように、焙煎直後の冷却方法につ
き特に配慮した、低コストの焙煎豆類の強制冷却方法と
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、菓子等に用いられる焙煎したピー
ナツやコーヒー煎り豆等の製造は、豆類の焙煎工程と、
焙煎直後の強制冷却工程とにより処理されている。
【0003】上記焙煎工程では、ピーナツやコーヒー豆
を熱風ドラム焙煎機で400℃〜500℃の熱風で10
分程度焙煎し、200℃程度の煎り豆にしている。ま
た、冷却工程では、焙煎直後の煎り豆を約5分間程送風
して空冷することにより、20℃程度の常温に冷却して
いる。これら焙煎、冷却の主要工程を経て形成されたピ
ーナツやコーヒーの風味は、焙煎によって豆類内に形成
される多くの化学成分によって得られるものであるが、
a、これら風味は、焙煎後の時間の経過につれ成分の散
逸と化学変化により劣化を起こすものである。 b、また、焙煎直後の余熱で香り成分が散逸を起こした
り、余熱により2次焙煎が進行して焙煎むらを起す問題
がある。 c、また、新鮮なピーナツやコーヒーは、香りが高く、
そのままの香りを封じ込めれば高品質のピーナツやコー
ヒー豆が得られる。上記したように、ピーナツやコーヒ
ーの香りや風味は焙煎後の香り成分や炭酸ガスの散逸や
化学変化に起因し、また、焙煎後の余熱で変質してしま
うという問題もある。結局、焙煎直後の冷却処理と冷却
処理後の保管に問題があると考えられる。
【0004】ところで、従来の冷却処理は、送風による
冷却装置による冷却処理により、約200℃の焙煎直後
の温度より20℃の常温への冷却を行なっている。上記
冷却装置は、例えば特公昭57―21372号に開示さ
れているが、該発明によれば、焙煎室内の空気をファン
や、フィルタを介して脱塵した排気が濾過式集塵機を経
由し、脱臭機で脱臭して外気へ放出するようにしてあ
る。なお、冷却時は焙煎は停止されており、冷却空気の
還流により空冷されるようにしてある。つまり、放冷を
早めただけのものである。
【0005】また、特公平4―21465号に開示され
た発明においては、焙煎後の煎り豆の冷却のため、空気
による冷却槽を設け、該冷却槽の冷却排気を冷却開始直
後の臭みの伴う短時間の間は脱臭機を経由し、脱臭して
外気へ放出するようにし、その後の冷却排気は脱臭せず
直接外気へ放出するようにし、前者の冷却空気の流量は
低く押さえ排気流量の小さな焙煎工程の焙煎室よりの排
気に使用する脱臭機を共用できるようにし、脱臭機を使
用しない後者の場合は冷却空気の流量を大きくして、大
量の空気冷却により煎り豆の冷却を促進して香り保持が
できるようにしたものである。即ち、この発明の場合
は、煎り豆の香り保持のために、十分な冷却空気の流量
を確保し、冷却排気の一部である冷却開始初期の臭みの
多い排気は脱臭機を使用して外気へ放出し、その後は直
接外気は放出するようにしたものである。また、最近は
冷却槽に外部より新鮮な空気の吹き込みを行い、焙煎工
程の排気量の3倍以上の排気量の排気により脱塵機を介
して煎り豆の風冷を行い、一部は外気へ直接放出し一部
は前記脱臭機を経由外気へ放出するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
も、ピーナツやコーヒー豆等の焙煎冷却に対し、冷却の
促進及び臭み除去の種々改善が提案されているが、いず
れも装置が大掛かりであり、しかも香り成分の散逸やガ
スの発散や化学変化醸成等の問題及び焙煎後の余熱によ
る焙煎むらの発生の問題の跋本的な解決には至らなかっ
た。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、焙煎直後に行なわれる煎り豆の冷却方法につき、
煎り豆に含まれている香り成分の散逸やガスの発散や化
学変化を極力押さえ、従来品に比較し格段の有意差のあ
るピーナツやコーヒー豆等の提供を可能とする製造方法
の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の焙煎
豆類の強制冷却方法は、ピーナツやコーヒー等の焙煎豆
類の冷却処理において、焙煎後の豆類を金網ベルト上に
おいて所定の厚さで搬送させるとともに、金網ベルトの
下部から空気を吸引して豆類の間隙を空気を通過させ
て、強制冷却するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】 この発明の焙煎豆類の強制冷却方法は、
前記空気が、20℃以下の空調空気であり、また空気の
吸引をサイクロン式集塵機で行なうようにしたことをも
特徴とするものである。
【0010】この発明の焙煎豆類の強制冷却方法は、前
記焙煎豆類の冷却処理後に、豆類の小割工程を付設した
ことをも特徴とするものである。
【0011】上記各発明は、豆の焙煎冷却処理におい
て、焙煎後の豆類を金網ベルト上において所定の厚さで
搬送させるとともに、金網ベルトの下部から空気を吸引
して豆類の間隙を空気を通過させて、強制冷却して香り
の飛散を押さえるとともに、冷却ムラをなくすようにし
たことを特徴とするものである。
【0012】また、この発明の焙煎豆類の強制冷却方法
は、空調空気を使用することにより、冷却時間及び風量
を削減することができ、大掛かりな設備を不用とすると
ともに、香り成分を含むガスの発生を最低限にできるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の焙煎豆類の強制
冷却方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただ
し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形
状、その相対的位置等は特に特定的な記載がないかぎり
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。図1は本発明の焙煎豆類の強制
冷却方法を実施する焙煎冷却装置の概要を示す概略正面
図で、図2はその概略側面図である。
【0014】この発明の焙煎豆類の強制冷却方法は、図
1および図2に示すように、左右一対の熱風ドラム焙煎
機11を備え、ホッパ12から投入された豆類は、40
0℃〜500℃の熱風で10分程度焙煎されるようにな
っている。得られた煎り豆は200℃程度になってい
る。
【0015】焙煎後の豆類は、焙煎機の取り出し口13
からガイド溝14を経て、金網ベルト15上に放出され
る。この金網ベルト15上において焙煎後の豆類を所定
の厚さで搬送する。この搬送時間は望ましくは毎分0.
1〜1mである。
【0016】変速モータ等で駆動される金網ベルト15
の搬送系には、金網ベルト15下部に空気の通路16が
形成されており、この通路16内に空気を吸引するよう
になっている。すなわち、通路16はサイクロン式の集
塵機17に配管系18を経由して接続されており、集塵
機17の作動に応じて通路16内の空気は強制的に吸引
される。その際、豆類の間隙を空気が通過し、強制冷却
するのである。したがって、焙煎後の豆類を非常にムラ
のない状態で冷却することができる。
【0017】 上記冷却工程においては、冷却空気が、
20℃以下の空調空気であることが特徴である。このよ
うにすることによって、特に大掛かりな設備を必要とす
ることなく、しかも効率的に焙煎後の豆類を冷却するこ
とができるようになった。
【0018】この発明の焙煎豆類の強制冷却工程は、全
粒利用の場合はそれで作業が完了し、排出口19からス
トッカ20へ投入すればよい。なお、前記焙煎豆類の冷
却処理後に、豆類の小割工程を付設することも可能であ
る。その場合には、金網ベルト15に連続するように粉
砕機構(図示せず)を連結すればよい。21は排出口1
9の蓋、22は小割用ストッカである。
【0019】上記において脱臭は焙煎工程のみ行なうよ
うにし焙煎室より発生する排気ガスは集塵機、フィル
タ、脱臭機を介して外気へ放出するようにしてある。
【0020】
【発明の効果】上記構成により、空調空気を使用するこ
とにより、冷却時間及び風量を削減することができ、大
掛かりな設備を不用とするとともに、香り成分を含むガ
スの発生を最低限にできるようにした焙煎豆類の強制冷
却方法を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の焙煎豆類の強制冷却方法を実施する
焙煎冷却装置の概要を示す概略正面図である。
【図2】その概略側面図である。
【符号の説明】
11 熱風ドラム焙煎機 12 ホッパ 13 取り出し口 14 ガイド溝 15 金網ベルト 16 空気通路 17 集塵機 18 配管系 19 排出口 20 ストッカ 21 排出口蓋 22 小割用ストッカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピーナツやコーヒー等の焙煎豆類の冷却処
    理において、焙煎後の豆類を金網ベルト上において所定
    の厚さで搬送させるとともに、金網ベルトの下部から空
    気を吸引して豆類の間隙を空気を通過させて、強制冷却
    するようにしたことを特徴とした焙煎豆類の強制冷却方
    法。
  2. 【請求項2】前記空気が、20℃以下の空調空気である
    ことを特徴とした請求項1に記載の焙煎豆類の強制冷却
    方法。
  3. 【請求項3】焙煎豆類の冷却処理において、空気の吸引
    をサイクロン式集塵機で行なうようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の焙煎豆類の強制冷却方法。
  4. 【請求項4】焙煎豆類の冷却処理後に、豆類の小割工程
    を付設したことを特徴とする請求項1に記載の焙煎豆類
    の強制冷却方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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