JP2002017183A - 樹木移植機 - Google Patents

樹木移植機

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JP2002017183A JP2000201485A JP2000201485A JP2002017183A JP 2002017183 A JP2002017183 A JP 2002017183A JP 2000201485 A JP2000201485 A JP 2000201485A JP 2000201485 A JP2000201485 A JP 2000201485A JP 2002017183 A JP2002017183 A JP 2002017183A
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Takayuki Adachi
高行 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹木移植工法などにおいて、樹木の掘り取り
から植付けまでを一括して効率的に行うことができ、作
業性に優れ、樹木に損傷を与えることもない、樹木移植
機を提供する。 【解決手段】 樹木移植機10は、左右側面板11,1
2と背面板13からなり底面部14が開放されたバケッ
ト15と、バケット15背面側からバケット15内の底
面部14へスライド状に出し入れ可能な複数の爪材1
6,26を有するフォーク17と、爪材16の一部に形
成された肉厚の補強部16aと、バケット15の側面部
分に配置されフォーク17を直接駆動してスライドさせ
る油圧シリンダ18などを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、林業、建設業(特
に造園工事業)などにおいて、森林の復元、再生を図る
森林造成工事に用いられる樹木移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴルフ場・宅地開発などにおける
自然林の移設・復元、ダム周辺の涵養林の造成、ビオト
ープの造成、都市緑化・庭園などへの自然林導入あるい
は観察・教育林の造成などの大小様々な森林造成工事が
行われている。これらの森林造成工事は、種子植栽、育
苗植栽など様々な工法によって行われている。
【0003】森林の造成は、造成対象区域の森林を伐採
することから始まり、その後、育苗または樹木を植栽す
ることにより完了する。しかしながら、資源の有効活
用、自然との共生、および自然環境への配慮という観点
から、今後の森林造成工事においては、現況の自然林の
活用と復元が重要となる。
【0004】自然林を活用する場合、一般に、既存の樹
木を掘り取り、これを移植することによって行われてい
る。樹木を移植する際は、その1,2年前から、対象と
なる樹木の根の周囲を切り詰めて、いわゆる根回しを行
い、細根を発達させておく。そして、移植する樹木を根
こそぎ掘り取り、根の周囲を土壌と共に菰や藁などで包
んで保護する根巻きを行い、定植場所まで運搬する。そ
して、定植場所において、この根巻き状態のまま土中に
植え付ければ、移植が完了する。掘り取りから定植まで
の期間がある場合は、必要に応じて仮植えを行う。
【0005】このように、根回しや根巻きを必要とする
従来の移植方法では、数年前から計画的に根回しをして
おかなければならず、根巻きは手作業となるため、かな
りの労力を必要とし、掘り取りから植付けまでの時間も
長くなってしまう。また、大径木を移植する場合は数人
の作業者が必要となる。
【0006】そこで、このような移植作業を簡略化する
ため、樹木移植機を用いた様々な移植工法が開発されて
いる。これらの移植工法は、専用の樹木移植機を用い
て、根回しせずに樹木を掘り取り、そのままの状態で運
搬して植え付ける工法であり、樹形を損なわず、根の周
辺の土壌と共に同時運搬することができる。
【0007】また、このような樹木移植機として、特公
平3−18857号公報、実公平7−1956号公報な
どに開示されているものがある。これらを使用すること
により、根巻き作業が不要となるため、移植作業全体の
大幅な省力化を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特公平3−18857
号公報、実公平7−1956号公報などに開示されてい
る樹木移植機は、伸長爪あるいは掘削用刃で樹木を周囲
の土壌と共に根こそぎ掘り取り、そのまま所定場所まで
運搬して植え付けを行うものであるが、掘り取った後の
樹木の根および土壌が、掘り取り作業中の加圧力や重力
により、伸長爪や掘削用刃などに付着した状態となるた
め、植付け作業を行う場合、樹木が装置から離脱しにく
く、作業性を阻害している。
【0009】また、掘り取った樹木を運搬する場合、樹
木の保持機能が乏しく不安定であるため、運搬中の樹木
が倒れたり、根の周りの土壌が落下したり、樹木自体が
脱落するおそれがある。このような事態が生じると、掘
り取った樹木が傷むので、植付け後の根付きが悪く、そ
の後の成長にも悪影響を及ぼす。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、樹木移植工法などにおいて、樹木の掘り取りから植
付けまでを一括して効率的に行うことができ、作業性に
優れ、樹木に損傷を与えることもない、樹木移植機を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の樹木移植機は、重機などに装着して使用す
るものであって、左右側面板と背面板からなり底面部が
開放されたバケットと、バケット背面側からバケット内
の底面部へスライド状に出し入れ可能な複数の爪材を有
するフォークと、爪材の一部に形成された肉厚の補強部
と、バケットの側面部分に配置されフォークを直接駆動
してスライドさせる駆動手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】このような構成の樹木移植機を、重機など
の作業用アームに装着し、フォークを前方へスライドさ
せてバケットを前方が開放した箱状とし、移植対象樹木
の根部に重機本体の作業アームの力で挿入して、周囲の
土壌と共に根こそぎ堀り取ってバケット内に保持し、目
的場所まで運搬した後、フォークを後方にスライドさせ
れば、樹木の根部分はバケットの背面板および左右両側
面版で保持されたままバケット底面部が開放するので、
掘り取った樹木を容易に離脱させることができる。
【0013】フォークを形成する複数の爪材には補強部
が形成され、フォークはバケット側面部分の駆動手段で
リンク機構などを介することなく直接駆動されるため、
移植対象樹木付近の土壌に対する強い掘削力を発揮する
とともに、掘り取った樹木を安定保持することができ
る。なお、フォークの駆動手段としては、重機本体の油
圧装置によって作動する油圧シリンダなどが好適であ
り、バケット底面部に突出させたフォークが掘削作業中
に押し戻されるのを防止するため、油圧系統にロック機
構を設けておくことが望ましい。
【0014】ここで、前記バケットの左右側面板の内側
であって、フォークの左右両側部分に側面補強板を取り
付けることにより、フォークを土壌に挿入するときの土
圧などによるバケットの開きを防止することができると
ともに、これらの側面補強板がリブ機能を発揮するため
フォークの保持力が高まる。
【0015】また、前記バケットの左右側面部分に立設
された支柱で支持され、バケットの左右側面部分と背面
部分に略水平に配置された倒木防止部材を備えることに
より、掘り取ってバケット内に収納した樹木が傾いた
り、倒れるのを防止することができるようになるので、
比較的背の高い樹木を移植する際の作業性が向上し、樹
木の損傷も防止することができる。
【0016】また、前記駆動手段の駆動方向をフォーク
の出し入れ方向と略同一とすることにより、複雑なリン
ク機構や動力伝達部材を介することなく、駆動手段の駆
動力を無駄なく効率的にフォークに伝達することが可能
となるため、エネルギロスを低減することができる。
【0017】さらに、前記バケット内に装着可能であっ
て、フォークで掘り取った樹木の根部を収納可能なコ字
状のユニット枠と、ユニット枠の開放側面部に着脱可能
な側面閉塞板とを備えることにより、対象樹木の掘り取
りから梱包、植付けまでの作業を一括して効率的に行う
ことができ、また、別途用意したパレット上に載置すれ
ば、梱包状態となるため、遠距離の運搬、移設も可能と
なる。さらに、植付け作業の際、ユニット枠から側面閉
塞板を取り外せば、ユニット枠自体も根部から取り外し
できるため、何度も再使用可能であり、資源保護に寄与
することができるほか、土中で分解しない合成樹脂材料
などを用いてユニット枠、側面閉塞板を形成しても支障
がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態である樹木移植
機を重機に装着した状態を示す左側面図、図2(a)は
図1の樹木移植機のフォークを前方へスライドさせた状
態を示す平面図、同(b)は樹木移植機の左側面図、図
3(a)は図1の樹木移植機のフォークを後方へスライ
ドさせた状態を示す平面図、同(b)は樹木移植機の左
側面図である。
【0019】本実施形態の樹木移植機10は、図1に示
すように、重機Hの作業アームAに装着して使用するも
のであって、図2,3に示すように、左側面板11、右
側面板12および背面板13からなり底面部14が開放
されたバケット15と、バケット15の背面側からバケ
ット15内の底面部14へスライド状に出し入れ可能な
複数の爪材16,26を有するフォーク17と、爪材1
6に形成された肉厚の補強部16aと、バケット15の
左右両側面部分に配置されフォーク17を直接駆動して
スライドさせる油圧シリンダ18と、ピン19を介して
作業アームAに装着するためバケット15の後部上面に
設けられた連結板20およびピン孔24などを備えてい
る。また、バケット15の左右側面部分に立設された支
柱25で支持された倒木防止部材27,29が、バケッ
ト15の左右側面部分と背面部分に略水平に配置されて
いる。
【0020】図4(a)は図1に示す樹木移植機を構成
するバケットの平面図、同図(b)は前記バケットの左
側面図であるが、同図に示すように、左側面板11、右
側面板12および背面板13などで形成され、前面部分
および底面部14が開放されている。フォーク17は、
バケット15の左右両側面に配置された油圧シリンダ1
8の伸縮動作によって、背面板13の下縁部分から底面
部14にスライド状に出し入れされる。
【0021】図5(a)は図1に示す樹木移植機を構成
するフォークの平面図、同図(b)は前記(a)のA−
A線断面図であり、同図(c)は前記フォークの部分正
面図であるが、同図に示すように、フォーク17は、一
定間隔に配置された複数の爪材16,26と、左右に配
置された爪材26の側面部分にそれぞれ取り付けられた
側面補強板21と、爪材16,26の後部に配置された
背面補強板22などで形成されている。
【0022】フォーク17においては、左右両端に配置
された爪材26は全体が板状で、先端部分は楔形に尖っ
た形状であり、爪材26を除く4本の爪材16の中央部
分には、その長手方向に沿って肉厚の補強部16aが設
けられ、爪材16の先端部分は楔形に尖った形状であ
る。補強部16aは、爪材16の先端よりやや後方から
三角形状に突出し、そのまま後方へ山脈状に連続して形
成されている。
【0023】図6はユニット枠および側面閉塞板の斜視
図、図7(a)はパレットの平面図、同図(b)は前記
パレットの正面図、図8はユニット枠をバケットに装着
した状態を示す斜視図である。
【0024】図6に示すように、ユニット枠30は、バ
ケット15内に装着して、移植対象樹木と一体化させて
掘り取り、目的場所に植え付ける際に使用するものであ
り、板材30a,30bおよび補強材32を組み合わ
せ、バケット15内面に沿って配置できるようにコ字状
に形成されている。また、ユニット枠30の開放側面部
分を着脱可能に閉塞するための側面閉塞板31が用意さ
れている。側面閉塞板31は掛け金31aを、ユニット
枠30のフック30cに係脱させることによって着脱を
行う。ユニット枠30を使用する場合、図8に示すよう
に、その開放側面部分を前方に向けてバケット15内に
配置する。
【0025】一方、パレット35は、図7に示すよう
に、板材36および補強材37を組み合わせて形成さ
れ、その上にユニット枠30がはみ出すことなく載置で
きるように、ユニット枠30の外形よりも一回り大きく
形成されている。後述する図13に示すように、移植対
象樹木と一体化させたユニット枠30をパレット35上
に載置し、ユニット枠30の開放側面部分を側面閉塞板
31で閉塞すれば、梱包状態となるため、遠距離の運
搬、移設も可能となる。
【0026】次に、図9〜図13を参照して、樹木移植
機10を用いた移植作業について説明する。図9は樹木
を掘り取る前の状態を示す側面図、図10は掘り取り開
始の状態を示す側面図、図11は掘り取り完了の状態を
示す側面図、図12は樹木の植付け状態を示す側面図、
図13は樹木の梱包状態を示す側面図である。
【0027】まず、図9に示すように、掘り取り作業開
始前に、対象樹木50の前面を30〜40cm掘り下げ
て段差部51を形成する。樹木移植機10は予め重機H
に装着しておき、図8に示すように、フォーク17を前
方にスライドさせ、バケット15の底面部14に位置さ
せるとともに、バケット15内にユニット枠30を装着
しておく。
【0028】図10に示すように、掘り取り開始時に
は、重機Hの作業アームAの押圧力により樹木移植機1
0を対象樹木50の手前の段差部51から土壌に挿入す
る。次に、図11に示すように、作業アームAを作動さ
せ、対象樹木50と共に樹木移植機10を持ち上げ、周
囲の土壌から切り離して掘り取る。このとき、対象樹木
50の根部はユニット枠30と一体化し、倒木防止部材
27,29によって対象樹木50の倒壊を防止すること
ができる。
【0029】そして、図12に示すように、対象樹木5
0を所定の植付け場所まで運搬し、油圧シリンダ18を
収縮させて、フォーク17を後方へスライドさせ、対象
樹木50およびユニット枠30をバケット15から離脱
させた後、作業アームAを後方へ移動させて樹木移植機
10全体を離脱させる。この後、対象樹木50からユニ
ット枠30を取り外して、根部を土砂などで埋設すれ
ば、植付けが完了する。なお、ユニット枠30を木材な
ど土中分解可能な素材で形成しておけば、ユニット枠3
0を取り外すことなく植え付けることもできる。
【0030】一方、対象樹木50を遠距離運搬する場合
は、図13に示すように、掘り取った対象樹木50をパ
レット35上に載置し、フォーク17を後方へスライド
させて、対象樹木50およびユニット枠30を離脱させ
た後、作業アームAを後方へ移動させて樹木移植機10
全体を離脱させる。そして、ユニット枠30の開放側面
部分を側面閉塞板31で閉塞し、パレット35とユニッ
ト枠30とを釘などで打ち付ければ梱包が完了する。
【0031】なお、図13に示す状態で運搬した対象樹
木50を植付ける際、ユニット枠30から側面閉塞板3
1を取り外せばユニット枠30自体も根部から取り外し
できるため、何度でも再使用可能であり、資源保護に寄
与することができるほか、土中で分解しない材料を用い
てユニット枠30、側面閉塞板31を形成しても支障が
生じない。
【0032】このように、樹木移植機10を用いること
により、樹木の掘り取りから植付けまでを一括して効率
的に行うことができ、樹木に損傷を与えることがなく、
作業性にも優れている。
【0033】フォーク17を形成する複数の爪材16に
は補強部16aが形成され、フォーク17は、バケット
15左右側面部分の油圧シリンダ18により、リンク機
構などを介することなく直接駆動されているため、対象
樹木50付近の土壌に対する強い掘削力を発揮するとと
もに、掘り取った対象樹木50を安定保持することがで
きる。
【0034】また、バケット15の左右側面板11,1
2の内側であって、フォーク17の左右両側部分に側面
補強板21が取り付けられているため、フォーク17を
土壌に挿入する際の土圧などによるバケット15の開き
を防止することができ、これらの側面補強板21がリブ
機能を発揮するためフォーク17の保持力も強い。
【0035】さらに、バケット15の左右側面部分およ
び背面部分に略水平に倒木防止部材27,29が配置さ
れているため、掘り取ってバケット15内に収納した対
象樹木50が傾いたり、倒壊するのを防止することがで
き、比較的背の高い樹木を移植する際の作業性が向上
し、樹木の損傷も防止することができる。
【0036】また、油圧シリンダ18の駆動方向は、フ
ォーク17の出し入れ方向と同一であり、複雑なリンク
機構や動力伝達部材を介することなく、油圧シリンダ1
8の駆動力を無駄なく効率的にフォーク17に伝達する
ことができるため、エネルギロスを低減することができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明により、以下に示す効果を奏す
る。
【0038】(1)左右側面板と背面板からなり底面部
が開放されたバケットと、バケット背面側からバケット
内の底面部へスライド状に出し入れ可能な複数の爪材を
有するフォークと、爪材の一部に形成された肉厚の補強
部と、バケットの側面部分に配置されフォークを直接駆
動してスライドさせる駆動手段とを備えたことにより、
移植対象樹木を根こそぎ堀り取って保持し、目的場所ま
で運搬した後、フォークを後方にスライドさせること
で、保持した樹木を容易に離脱させることができるの
で、樹木の掘り取りから植付けまでを一括して効率的に
行うことができ、樹木が損傷せず、作業性も優れてい
る。また、複数の爪材には補強部が形成され、フォーク
はバケット側面部分の駆動手段でリンク機構などを介す
ることなく直接駆動されるため、移植対象樹木付近の土
壌に対する強い掘削力を発揮するとともに、掘り取った
樹木を安定保持することができる。
【0039】(2)前記バケットの左右側面板の内側で
あって、フォークの左右両側部分に側面補強板を取り付
けることにより、フォークを土壌に挿入するときの土圧
などによるバケットの開きを防止することができるとと
もに、これらの側面補強板がリブ機能を発揮するためフ
ォークの保持力が高まる。
【0040】(3)前記バケットの左右側面部分に立設
された支柱で支持され、バケットの左右側面部分と背面
部分に略水平に配置された倒木防止部材を備えることに
より、バケット内に収納した樹木の傾斜や倒壊を防止で
きるので、比較的背の高い樹木を移植する際の作業性が
向上し、樹木の損傷も防止することができる。
【0041】(4)前記駆動手段の駆動方向をフォーク
の出し入れ方向と略同一とすることにより、複雑なリン
ク機構や動力伝達部材を介することなく、駆動手段の駆
動力を無駄なく効率的にフォークに伝達することが可能
となるため、エネルギロスを低減することができる。
【0042】(5)前記バケット内に装着可能であっ
て、フォークで掘り取った樹木の根部を収納可能なコ字
状のユニット枠と、ユニット枠の開放側面部に着脱可能
な側面閉塞板とを備えることにより、対象樹木の掘り取
りから梱包、植付けまでの作業を一括して効率的に行う
ことができ、運搬中や移植作業中における根部の崩壊を
防止することができる。また、植付け作業の際、側面閉
塞板を取り外せばユニット枠自体も根部から取り外しで
きるため、何度も再使用可能であり、資源保護に寄与す
ることができるほか、土中で分解しない合成樹脂材料な
どを用いてユニット枠、側面閉塞板を形成しても支障が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1の実施の形態である樹木移植機を重機に
装着した状態を示す左側面図である。
【図2】 (a)は図1の樹木移植機のフォークを前方
へスライドさせた状態を示す平面図であり、(b)は樹
木移植機の左側面図である。
【図3】 (a)は図1の樹木移植機のフォークを後方
へスライドさせた状態を示す平面図であり、(b)は樹
木移植機の左側面図である。
【図4】 (a)は図1に示す樹木移植機を構成するバ
ケットの平面図であり、(b)は前記バケットの左側面
図である。
【図5】 (a)は図1に示す樹木移植機を構成するフ
ォークの平面図であり、(b)は前記(a)のA−A線
断面図であり、(c)は前記フォークの部分正面図であ
る。
【図6】 ユニット枠および側面閉塞板を示す斜視図で
ある。
【図7】 (a)はパレットの平面図であり、(b)は
前記パレットの正面図である。
【図8】 ユニット枠をバケット内へ装着した状態を示
す斜視図である。
【図9】 樹木を掘り取る前の状態を示す側面図であ
る。
【図10】 樹木の掘り取り開始の状態を示す側面図で
ある。
【図11】 樹木の掘り取り完了の状態を示す側面図で
ある。
【図12】 樹木の植付け状態を示す側面図である。
【図13】 樹木の梱包状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 樹木移植機 11 左側面板 12 右側面板 13 背面板 14 底面部 15 バケット 16,26 爪材 16a 補強部 17 フォーク 18 油圧シリンダ 19 ピン 20 連結板 21 側面補強板 22 背面補強板 24 ピン孔 25 支柱 27,29 倒木防止部材 30 ユニット枠 30a,30b 板材 31 側面閉塞板 31a 掛け金 32 補強材 30c フック 35 パレット 36 板材 37 補強材 50 対象樹木 51 段差部 H 重機 A アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重機などに装着して使用する樹木移植機
    であって、左右側面板と背面板からなり底面部が開放さ
    れたバケットと、前記バケット背面側から前記バケット
    内の底面部へスライド状に出し入れ可能な複数の爪材を
    有するフォークと、前記爪材の一部に形成された肉厚の
    補強部と、前記バケットの側面部分に配置され前記フォ
    ークを直接駆動してスライドさせる駆動手段とを備えた
    ことを特徴とする樹木移植機。
  2. 【請求項2】 前記バケットの左右側面板の内側であっ
    て、前記フォークの左右両側部分に側面補強板を取り付
    けた請求項1記載の樹木移植機。
  3. 【請求項3】 前記バケットの左右側面部分に立設され
    た支柱で支持され、前記バケットの左右側面部分と背面
    部分に略水平に配置された倒木防止部材を備えた請求項
    1または2記載の樹木移植機。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段の駆動方向が前記フォーク
    の出し入れ方向と略同一である請求項1〜3のいずれか
    に記載の樹木移植機。
  5. 【請求項5】 前記バケット内に装着可能であって、前
    記フォークで掘り取った樹木の根部を収納可能なコ字状
    のユニット枠と、前記ユニット枠の開放側面部に着脱可
    能な側面閉塞板とを備えた請求項1〜4のいずれかに記
    載の樹木移植機。
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Cited By (4)

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