JP2002016053A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002016053A
JP2002016053A JP2000194833A JP2000194833A JP2002016053A JP 2002016053 A JP2002016053 A JP 2002016053A JP 2000194833 A JP2000194833 A JP 2000194833A JP 2000194833 A JP2000194833 A JP 2000194833A JP 2002016053 A JP2002016053 A JP 2002016053A
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ruthenium
acid
transition metal
insulating film
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JP2000194833A
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Takuya Futase
卓也 二瀬
Masaki Ito
雅樹 伊藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F1/00Etching metallic material by chemical means
    • C23F1/10Etching compositions
    • C23F1/14Aqueous compositions
    • C23F1/16Acidic compositions
    • C23F1/30Acidic compositions for etching other metallic material

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Weting (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遷移金属膜のパターニングを良好に行う。 【解決手段】 絶縁膜9eに孔15を形成した後、孔1
5内および絶縁膜9e上に、ルテニウム等からなる導体
膜16を堆積し、熱処理を施すことで、導体膜16とプ
ラグ13との接触界面にシリサイド膜17を形成する。
続いて、未反応の導体膜16を、例えば60℃に加温し
たオルト過ヨウ素酸と硝酸との混合水溶液をエッチング
液として除去する。これにより、微細でアスペクト比の
高い孔15であってもその内部の未反応の導体膜16を
細部にわたって良好に除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、例えばルテニウム(Ru)等のような遷移
金属膜をパターニングする工程を有する半導体装置の製
造方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば白金族金属(ルテニウム(R
u)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミ
ウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt))を
主構成材料として含有する導電膜は、高/強誘電体材料
に対して親和性が高いことから、例えばキャパシタの容
量絶縁膜に高/強誘電体材料を使用する半導体装置にお
いて、その容量絶縁膜を挟む上下部電極材料として使用
されている。特に、ルテニウム(Ru)は、エッチング
の制御性や膜の安定性に優れていることから、容量絶縁
膜を高/強誘電体材料で構成するキャパシタの電極材料
として有力視されている。このようなルテニウムのパタ
ーニング技術については、例えば特開平8−07839
6号公報、特開平7−335622号公報または特開平
7−221197号公報に記載があり、ルテニウムまた
は酸化ルテニウム等を異方性のドライエッチング法によ
ってパターニングする技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、遷移金属含
有膜をパターニングする技術においては、以下の課題が
あることを本発明者は見出した。
【0004】すなわち、半導体装置の構成材料としてあ
まり使用されていなかった遷移金属含有膜を如何にして
良好にパターニングするかが課題となっている。また、
如何にして他の構成部に損傷を与えることなく、その遷
移金属膜をパターニングするかが課題となっている。ま
た、その遷移金属膜を如何にして速くパターニングする
かが課題となっている。さらに、そのパターンニング工
程を有する半導体装置の製造コストを如何にして下げる
かも課題となっている。
【0005】例えば異方性のドライエッチング法ではル
テニウム等を充分に除去できない場合がある。絶縁膜に
形成された微細な溝や孔の底部および内壁面にルテニウ
ム等を主成分とする導体膜を被着した後、これを除去す
る工程があるが、その場合にドライエッチング法では上
記微細な溝や孔の内壁面や底部角に成膜された上記導体
膜を充分に除去することができない。また、ドライエッ
チング法を用いた場合、ルテニウム等と他の材料との選
択比を高くとれないので、本来、除去すべきでない部分
をも除去してしまったり、他の構成部に損傷を与えてし
まったりする場合がある。このため、半導体装置の歩留
まり、信頼性および性能(電気的特性等)が低下すると
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、遷移金属膜のパターニン
グを良好に行うことのできる技術を提供することにあ
る。
【0007】また、本発明の目的は、半導体装置の歩留
まりを向上させることのできる技術を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の目的は、半導体装置の信頼
性を向上させることのできる技術を提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の目的は、半導体装置の性能
を向上させることのできる技術を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、半導体装置の製造
工程を簡略化することのできる技術を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の目的は、半導体装置の製造
上のスループットを向上させることのできる技術を提供
することにある。
【0012】また、本発明の目的は、半導体装置の製造
コストを低減することのできる技術を提供することにあ
る。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】すなわち、本発明は、半導体基板上に堆積
された遷移金属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶
液によってパターニングすることにより所定の電極配線
を形成するものである。
【0016】また、本発明は、シリコンを含有する構成
部が露出する凹部を絶縁膜に開口する工程と、前記凹部
内および絶縁膜上に、遷移金属含有膜を堆積した後、熱
処理を施すことにより、前記シリコンを含有する構成部
と遷移金属含有膜との接触界面にシリサイド層を形成す
る工程と、前記シリサイド層を形成した後、未反応の遷
移金属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によっ
て除去することにより所定の電極配線部分を形成する工
程とを有するものである。
【0017】また、本発明は、シリコンを含有する構成
部が露出する凹部を絶縁膜に開口する工程と、前記凹部
内および絶縁膜上に、第1の遷移金属含有膜を堆積した
後、熱処理を施すことにより、前記シリコンを含有する
構成部と第1の遷移金属含有膜との接触界面にシリサイ
ド層を形成する工程と、前記シリサイド層を形成した
後、未反応の遷移金属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有
する溶液によって除去することにより前記シリサイド層
で形成される所定の電極配線部分を形成する工程と、前
記シリサイド層を含む凹部内および絶縁膜上に、第2の
遷移金属含有膜を堆積した後、前記第2の遷移金属含有
膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパターニ
ングすることにより前記第2の遷移金属含有膜で形成さ
れる第1の容量電極を形成する工程とを有するものであ
る。
【0018】また、本発明は、シリコンを含有する構成
部が露出する凹部を絶縁膜に開口する工程と、前記凹部
内および絶縁膜上に、第1の遷移金属含有膜を堆積した
後、熱処理を施すことにより、前記シリコンを含有する
構成部と第1の遷移金属含有膜との接触界面にシリサイ
ド層を形成する工程と、前記シリサイド層を形成した
後、未反応の遷移金属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有
する溶液によって除去することにより前記シリサイド層
で形成される所定の電極配線部分を形成する工程と、前
記シリサイド層を含む凹部内および絶縁膜上に、第2の
遷移金属含有膜を堆積した後、前記第2の遷移金属含有
膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパターニ
ングすることにより前記第2の遷移金属含有膜で形成さ
れる第1の容量電極を形成する工程と、前記第1の容量
電極上に、高誘電体膜または強誘電体膜を堆積する工程
と、前記高誘電体膜または強誘電体膜上に第3の遷移金
属含有膜を堆積する工程と、前記第3の遷移金属含有膜
をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパターニン
グすることにより前記第3の遷移金属含有膜で形成され
る第2の容量電極を形成する工程とを有するものであ
る。
【0019】また、本発明は、高誘電体膜または強誘電
体膜上に遷移金属含有膜を堆積する工程と、前記遷移金
属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパ
ターニングすることにより前記遷移金属含有膜で形成さ
れる所定の電極配線を形成する工程とを有するものであ
る。
【0020】また、本発明は、半導体基板上に、第1の
遷移金属含有膜を堆積した後、これをハロゲン化オキソ
酸を有する溶液によってパターニングすることにより第
1の電極配線を形成する工程と、前記第1の電極配線上
に高誘電体膜または強誘電体膜を堆積する工程と、前記
高誘電体膜または強誘電体膜上に第2の遷移金属含有膜
を堆積した後、これをハロゲン化オキソ酸を有する溶液
によってパターニングすることにより第2の電極配線を
形成する工程とを有するものである。
【0021】また、本発明は、半導体基板上に遷移金属
含有膜を堆積する工程と、前記遷移金属含有膜をハロゲ
ン化オキソ酸を有する溶液によってパターニングするこ
とによりゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板
にソース・ドレイン用の半導体領域を形成する工程とを
有するものである。
【0022】また、本発明は、前記ハロゲン化オキソ酸
を有する溶液が、オルト過ヨウ素酸を有する溶液とする
ものである。
【0023】また、本発明は、前記ハロゲン化オキソ酸
を有する溶液が、オルト過ヨウ素酸および硝酸を有する
溶液とするものである。
【0024】また、本発明は、前記遷移金属が、白金族
金属とするものである。
【0025】また、本発明は、前記遷移金属が、ロジウ
ム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金と
するものである。
【0026】また、本発明は、前記遷移金属が、ルテニ
ウムとするものである。
【0027】また、本発明は、前記高誘電体膜が、酸化
タンタルとするものである。
【0028】また、本発明は、前記強誘電体膜が、BS
T、PZT、PLT、PLZT、SBT、PbTi
3、SrTiO3またはBaTiO3とするものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本願において使用する用語
の一般的意味について説明する。
【0030】1.「デバイス面」とは、半導体ウエハの
主面であって、その面にフォトリソグラフィーにより、
複数のチップ領域に対応する集積回路パターンが形成さ
れる面をいう。すなわち、「裏面」に対して、その反対
側の主面をいう。
【0031】2.「半導体集積回路ウエハ」または「半
導体ウエハ」とは、半導体集積回路の製造に用いるシリ
コン単結晶基板(一般にほぼ円形)、サファイア基板、
ガラス基板その他の絶縁、反絶縁または半導体基板など
ならびにそれらの複合的基板をいう。また、「半導体集
積回路装置」(あるいは「電子装置」、「電子回路装
置」など)というときは、単結晶シリコン基板上に作ら
れるものだけでなく、特にそうでない旨が明示された場
合を除き、上記した各種基板、あるいはさらにSOI(S
ilicon On Insulator)基板、TFT(Thin Film Transis
tor)液晶製造用基板、STN(Super Twisted Nematic)
液晶製造用基板などといった他の基板上に作られるもの
を含むものとする。
【0032】3.「チップ形成部」とは、半導体ウエハ
のデバイス面上の複数のチップ領域を含む部分であっ
て、周辺のチップを作ることを意図しない「外縁部」を
除いた内部領域をいう。
【0033】4.「高誘電体」とは、Ta25のような
比誘電率が20以上の高誘電体材料や、さらに比誘電率
が100を越えるBST((Ba,Sr)TiO3 )な
どの高誘電体材料などをいう。
【0034】5.「強誘電体」とは常温で強誘電相にあ
るペロブスカイト構造を含むPZT、PLT、PLZ
T、SBT、PbTiO3、SrTiO3およびBaTi
3などをいう。
【0035】6.「遷移金属」とは、一般に周期律表の
イットリウム、ランタンなどの属する3族から銅などの
属する11族までの元素をいう。「遷移金属含有膜」と
は、遷移金属または遷移金属を主要なまたは副次的な構
成要素として含む材料を含む膜をいう(例えばRu、R
uO2、Ta25など)。「遷移金属含有膜堆積処理」
とは、前記遷移金属含有膜が意図的にまたは意図に反し
て付着または堆積する処理をいう。従って、絶縁膜や金
属膜の堆積工程のほか、そのエッチング工程も含まれ
る。なお、本願において、「銅からなる」という場合に
は、特に限定する旨の明示がない限り純粋な銅に限定さ
れるものではなく、その機能を損なわない範囲で他の構
成要素、添加物、不純物などを含んだものを包含するこ
とはいうまでもない。
【0036】7.「白金属元素」とは、一般に周期律表
8から10族に属する元素のうち、ルテニウム、ロジウ
ム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金をい
う。
【0037】8.ウエハプロセスについて「下層工程
群」とは、一つのウエハに注目した場合は当該工程より
先に通過する被加工膜形成、同レジスト膜形成工程、露
光、現像、前記膜のパターニングなどからなる一連の工
程の集合をいう。例えば下層配線工程群は上層配線工程
群より下層工程である。その逆を「上層工程群」とい
う。ただし、必ずしも物理的上下関係に限らない。
【0038】9.「リソグラフィ工程」とは、例えば光
露光の場合、ある膜の形成工程の後、同ウエハに対して
フォトレジストを塗布する工程から、そのフォトレジス
トを露光して現像する工程(必要に応じてベーク工程な
どを含む)までをいう。リソグラフィ工程について「共
用関係」とは、異なる工程群に属するウエハが同一の設
備からなるリソグラフィ工程を通過する関係をいう。こ
の場合、同一の設備といっても、すべての装置を共有す
る必要はない。どれか一つの装置、例えば露光装置(光
露光装置、EB露光装置)を共有するだけでもよい。
【0039】10.ウエハラインについて「量産」と
は、一般にスループットがウエハで1000枚/日程度
のものをいうが、本願においては、ウエハの大口径化を
考慮して、100枚/日程度のものも含めるものとす
る。この場合、品種などが同一である必要はないことは
いうまでもない。
【0040】11.「化学機械研磨(Chemical Mechani
cal Polishing;CMP)」とは、一般に被研磨面を相対
的に軟らかい布様のシート材料などからなる研磨パッド
に接触させた状態で、スラリを供給しながら面方向に相
対移動させて研磨を行うことをいい、本願においてはそ
の他、被研磨面を硬質の砥石面に対して相対移動させる
ことによって研磨を行うCML(Chemical Mechanical L
apping) なども含むものとする。
【0041】12.「CMIS集積回路」とは、相補性
絶縁ゲート型FETよりなる集積回路を示し、一般のC
MOS集積回路の他、例えば窒化シリコンや酸化タンタ
ルのような酸化膜以外の誘電体材料からなるゲート絶縁
膜を有するデバイスを含む。
【0042】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための
全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号
を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の
実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様
な部分の説明を原則として繰り返さない。
【0043】また、以下の実施の形態では、便宜上その
必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態
に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それ
らは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
【0044】また、以下の実施の形態において、要素の
数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する
場合、特に明示したときおよび原理的に明らかに特定の
数に限定されるときを除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0045】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップなどを含む)は、特に明示した
場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場
合を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0046】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素などの形状、位置関係などに言及するときは、特に
明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考え
られる場合を除き、実質的にその形状などに近似または
類似するものなどを含むものとする。このことは、上記
数値および範囲についても同様である。
【0047】また、以下の実施の形態では、電界効果ト
ランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insulato
r Semiconductor Field Effect Transistor)を単にM
ISといい、nチャネル型のMISを単にnMISとい
う。
【0048】(実施の形態1)本発明の技術思想は、遷
移金属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によっ
てパターニングすることにより所定の電極配線を形成す
る技術である。
【0049】まず、本実施の形態の説明の前に、本発明
の経緯および上記溶液の組成等について説明する。本発
明者らは、1G(ギガ)ビットDRAM(Dynamic Rand
om Access Memory)のキャパシタ電極としてルテニウム
等のような白金族金属(遷移金属)を用いるにあたり、
ルテニウムの汚染除去を目的とした洗浄液の開発を行っ
た。しかし、本発明者らは、半導体装置の製造プロセス
で一般的に用いられている洗浄液は、ルテニウム等のよ
うな白金族金属を溶解させることが困難であることを見
出した。
【0050】図1は、半導体製造プロセスで使用されて
いる各種洗浄液によるルテニウムのエッチングレートを
示している。試料は、膜厚100nmのルテニウム膜を堆
積した3cm×4cm角のシリコンチップを使用し、1分間
当たりにエッチングされるRu膜の厚さを測定した。図
示のように、いずれの洗浄液を使用した場合も、ルテニ
ウムのエッチングレートは0.1nm/分以下であった。
なお、0.1nm/分は、ここで使用した機器の測定限界
値である。この結果から、半導体製造プロセスで使用さ
れている既知の洗浄液では、ルテニウムを除去できない
ことが判る。
【0051】ここで、ルテニウムの溶解メカニズムにつ
いて説明する。ルテニウム膜を除去するためには、ルテ
ニウムを溶解することのできる薬液を用いる必要がある
が、ルテニウムを溶解するためには、ルテニウムを酸化
させる必要がある。ルテニウムの酸化反応は、次式に示
すとおりであり、 Ru+4H2O→RuO4+8H++8e-(pH=0) Ru+8OH-→RuO4+4H2O+8e-(pH=1
4) このとき必要な酸化還元電位(E)は、酸性水溶液(p
H=0)中で1.13V、アルカリ性水溶液(pH=1
4)中で0.30Vである。従って、ルテニウムを酸化
させるためには、酸性水溶液中で1.13V以上、また
はアルカリ性水溶液中で0.30V以上の酸化還元電位
を持った酸化剤が必要である。
【0052】図2は、上記の値より大きい酸化還元電位
を持った各種酸化剤(ヨウ素を除く)の所定濃度におけ
るルテニウムのエッチングレートを示している。なお、
使用した試料およびエッチングレートの測定方法は、前
記図1と同じである。
【0053】図示のように、ここでは酸性で大きいエッ
チングレートを示す酸化剤は、オルト過ヨウ素酸(H5
IO6)のみである。また、アルカリ性で大きいエッチ
ングレートを示す酸化剤は、次亜塩素酸、メタ過ヨウ素
酸およびオルト過ヨウ素酸の3種である。しかし、アル
カリ性で大きいエッチングレートを示す酸化剤のうち、
次亜塩素酸およびメタ過ヨウ素酸は、ナトリウム(N
a)のようなアルカリ金属の塩であるため、アルカリ金
属による汚染を嫌う半導体製造プロセスでは使用できな
い。従って、これらの酸化剤のうち、ルテニウム膜の洗
浄液として使用できる酸化剤は、実質的にオルト過ヨウ
素酸のみといえる。酸性で使用される酸化剤の利点とし
ては、アルカリ性で使用される酸化剤と異なり、溶質と
の間で塩を生成することがない点が挙げられる。
【0054】図3は、各種濃度のオルト過ヨウ素酸水溶
液(温度60℃)とルテニウムのエッチングレート(nm
/min)との関係を示すグラフである。図示のように、
ルテニウムのエッチングレートはオルト過ヨウ素酸の濃
度の増加に伴い増加することが判る。従って、オルト過
ヨウ素酸水溶液をルテニウム膜の洗浄液として使用する
場合は、オルト過ヨウ素酸の濃度を約10wt%〜飽和濃
度の範囲とすればよい。
【0055】また、本発明者は、上記オルト過ヨウ素酸
水溶液に硝酸を混合することによって、Ruのエッチン
グレートがさらに大きくなるという知見を得た。
【0056】図4は、濃度47wt%のオルト過ヨウ素酸
水溶液に硝酸を添加した水溶液(温度60℃)を使って
ルテニウムをエッチングしたときの硝酸濃度とエッチン
グレートとの関係を示すグラフである(試料は前記図1
で使用したものと同じ)。図示のように、硝酸濃度が〜
2mol/lの範囲では、硝酸の添加量にほぼ比例してル
テニウムのエッチングレートが増加した。
【0057】また、図5は、6種類の濃度(20wt%、
30wt%、40wt%、50wt%、60wt%、70wt%)
のオルト過ヨウ素酸水溶液10に対し、濃度69wt%の
硝酸水溶液を0(無添加)、1、2、5、10、20の
比率で添加した水溶液(温度60℃)を使ってルテニウ
ムをエッチングしたときの硝酸混合比率とエッチングレ
ートとの関係を示すグラフである(試料は前記図1で使
用したものと同じ)。いずれの場合も、硝酸を添加する
ことにより、オルト過ヨウ素酸単独の場合に比べてルテ
ニウムのエッチングレートが大幅に増加した。本発明者
の研究結果によれば、オルト過ヨウ素酸と硝酸との混合
溶液を用いた場合、ルテニウムの溶解速度200nm/
min以上を得た。
【0058】また、図6は、上記図5の例において、オ
ルト過ヨウ素酸および硝酸の濃度を重量%として計算し
直し、ルテニウムのエッチングレートを等高線(単位:
nm/分)で表示したグラフである。図示のように、オル
ト過ヨウ素酸濃度が20wt%〜40wt%、かつ硝酸濃度
が20wt%〜40wt%の水溶液は、ルテニウムのエッチ
ングレートの変動が少ない。特に、オルト過ヨウ素酸濃
度が25wt%〜35wt%、かつ硝酸濃度が25wt%〜3
5wt%の水溶液は、Ruのエッチングレートの変動が1
0%程度と小さいことが判る。
【0059】このことから、ルテニウム膜の洗浄液とし
て、オルト過ヨウ素酸と硝酸とを含んだ水溶液を使う場
合は、オルト過ヨウ素酸濃度および硝酸濃度がそれぞれ
20wt%〜40wt%の範囲、好ましくはオルト過ヨウ素
酸濃度および硝酸濃度がそれぞれ25wt%〜35wt%の
範囲の水溶液を使うことにより、洗浄液の濃度変化によ
るルテニウムのエッチングレートの変動を抑制すること
ができ、プロセスマージンを広く取ることが可能とな
る。すなわち、上記濃度範囲のオルト過ヨウ素酸+硝酸
混合水溶液を使用することが好ましい。
【0060】オルト過ヨウ素酸水溶液に硝酸を混合する
ことによって、ルテニウムのエッチングレートが大きく
なる理由は、次のようであると推定される。すなわち、
オルト過ヨウ素酸(H5IO6)は、水溶液中で次式で示
される電離平衡状態にある。
【0061】H5IO6 ⇔ H4IO6 -+H+4IO6 - ⇔ H3IO6 2-+H+3IO6 2- ⇔ H2IO6 3-+H+4IO6 - ⇔ IO4 -+H2O 2H3 IO6 2- ⇔ H2210 4-+2H2O 水溶液中に含まれるこれらの分子やイオン種のうち、ル
テニウムを酸化する能力を備えているのはオルト過ヨウ
素酸(H5IO6)のみである。このオルト過ヨウ素酸水
溶液に硝酸を加えると、水溶液中には硝酸に由来するプ
ロトン(H+)の濃度が高くなるために、上記の平衡が
左辺側に進む。その結果、ルテニウムを酸化することの
できるオルト過ヨウ素酸(H5IO6)の濃度が高くな
り、ルテニウムのエッチングレートが大きくなるものと
推定される。
【0062】従って、硝酸に限らず上記の平衡を左辺側
に進めるような酸を添加することにより、ルテニウムの
エッチングレートを大きくすることができる。例えば図
7は、オルト過ヨウ素酸水溶液に市販の各種酸を添加し
た場合のルテニウムのエッチングレートの変化を示して
いる。図示のように、硝酸だけでなく酢酸やリン酸を添
加した場合でもルテニウムのエッチングレートが大きく
なることが分かる。
【0063】ルテニウムのエッチングレートを大きくす
る酸としては、例えば上記酢酸やHギ酸(COOH)に
代表されるカルボン酸;フッ化水素(HF)、臭化水素
(HBr)、ヨウ化水素(HI)などのハロゲン化水素
酸;塩素酸(HClO3)、過塩素酸(HClO4)、臭
素酸(HBrO3)、過臭素酸(HBrO4)などのハロ
ゲン化オキソ酸;硫化水素(H2S)、ポリ硫化水素
(H23、H24など)、セレン化水素(H2Se)、
テルル化水素(H2Te)などの6族元素水素化物;チ
オ硫酸(H223)、二硫酸(H227)、ポリチオ
ン酸(H2SO6)、ペルオキソ硫酸(H2SO5)、ペル
オキソ二硫酸(H228)などの硫黄のオキソ酸;セ
レン酸(H2SeO4)、テルル酸(H6TeO6);オル
トリン酸(H3PO4)、ピロリン酸(H427)、三
リン酸(H531 0)、四リン酸(H6413)などの
ポリリン酸、(HPO3)n (cyclo-リン酸)に代表され
るリンのオキソ酸;ヒ酸(H3AsO4)、アジ化水素
(HN3)、炭酸(H2CO3)、ホウ酸(H3BO3)な
どを例示することができる。なお、硫酸の添加ではルテ
ニウムのエッチングレートは低下する。塩酸は、塩素発
生等の不都合が生じる。過酸化水素はヨウ素析出等の不
都合が生じる。また、オルト過ヨウ素酸の単体またはそ
れに硝酸を添加した溶液を洗浄液として使用することに
より、ルテニウムのエッチングレートを大幅に向上させ
ることが可能なことについては、例えば本発明者による
特願平11−245143号公報(平成11年8月31
日出願)に詳細に記載されている。
【0064】また、本発明者らの新たな研究結果によれ
ば、図8に示すように、オルト過ヨウ素酸と硝酸とを用
いた溶液は、例えばルテニウムシリサイド(RuSi;
ルテニウムとシリコンとの化合物)、多結晶シリコン、
シリコン、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン
(Si34やプラズマSiN)および窒化チタン(Ti
N)等のような半導体装置を構成するルテニウム以外の
多くの材料をほとんど溶解しないことが確認された。図
8は、例えば60℃に加温したオルト過ヨウ素酸(濃度
30wt%)と硝酸(濃度30wt%)の混合水溶液を用い
た場合であり、ルテニウムシリサイド、多結晶シリコ
ン、シリコン、酸化シリコン、窒化シリコン(Si34
やプラズマSiN)および窒化チタン等の溶解速度が、
例えば0.1nm/min以下に対して、ルテニウムの
選択比を2000以上も得ることができた。
【0065】そこで、上記したオルト過ヨウ素酸と硝酸
とを用いた溶液を、ルテニウム汚染除去液として用いる
他、半導体装置の電極配線を形成するルテニウム電極配
線の微細加工(パターニング)用のエッチング液として
用いた。これにより、ルテニウムをドライエッチング法
によってパターニングするのに比べて、以下の効果が得
られる。
【0066】すなわち、異方性ドライエッチングでは除
去できないような微細な部分にわたってルテニウムを等
方的に除去することができるので、ルテニウムのパター
ニングを良好に行うことが可能となる。また、ルテニウ
ムのパターニングに際して、ルテニウムを他の構成材料
に対して選択的にエッチング除去できるので、他の部分
にダメージを与えたり、除去してしまったりすることな
く、ルテニウムのパターニングを良好に行うことが可能
となる。これらにより、半導体装置の歩留まりを向上さ
せることが可能となる。また、半導体装置の信頼性を向
上させることが可能となる。さらに、損傷低減による素
子特性の向上を図ることができ、半導体装置の性能を向
上させることが可能となる。
【0067】また、ルテニウムを異方性ドライエッチン
グ処理でパターニングする場合よりも速くパターニング
することが可能となる。また、ルテニウムを異方性ドラ
イエッチング処理でパターニングする場合よりも製造工
程の簡略化が可能となる。これらにより、半導体装置の
製造上のスループットを向上させることが可能となる。
また、ルテニウムを異方性ドライエッチング処理でパタ
ーニングする場合よりも安くパターニングすることが可
能となる。したがって、半導体装置の製造コストを低減
することが可能となる。
【0068】次に、本発明を、例えばDRAM(Dynami
c Random Access Memory)の製造方法に適用した場合に
ついて説明する。
【0069】図9(a),(b)は、本実施の形態1の
DRAMの製造工程中における半導体基板(この段階で
は、平面略円形状の半導体ウエハ)1のメモリセルの要
部断面図である。なお、図9〜図12、図14、図1
6,図17および図19の(b)は、各図(a)の面に
対して垂直に各図(a)のA−A線を切断した箇所の断
面図である。
【0070】まず、例えばp型で比抵抗が10Ωcm程度
の単結晶シリコンからなる半導体基板1の主面に素子分
離部2を形成した後、半導体基板1にp型ウエル3を形
成する。素子分離部2は、素子分離領域の半導体基板1
をドライエッチングして溝を形成した後、溝の内部を含
む半導体基板1上にCVD法で酸化シリコン膜等からな
る絶縁膜を堆積し、続いて、その絶縁膜を化学機械研磨
(Chemical MechanicalPolishing;CMP)法で研磨して
溝の内部に残すことにより形成する(トレンチアイソレ
ーション)。また、p型ウエル3は、半導体基板1に、
例えばP(リン)等のような不純物をイオン打ち込み
し、続いて半導体基板1をアニール(熱処理)してその
不純物を拡散させることにより形成する。
【0071】続いて、p型ウエル3の表面をフッ酸(H
F)系の洗浄液を使って洗浄した後、半導体基板1をウ
ェット酸化してp型ウエル3の表面に清浄なゲート絶縁
膜4を形成する。その後、ゲート絶縁膜4上にゲート電
極5(ワード線WL)を形成し、続いてゲート電極5の
両側のp型ウエル3に低不純物濃度のn型半導体領域6
aを形成する。このゲート電極5(ワード線WL)は、
例えばリンなどの不純物をドープした多結晶シリコン膜
を半導体基板1上にCVD法で堆積し、次いでその上部
にWN(窒化タングステン)膜とW(タングステン)膜
とをスパッタリング法で堆積し、さらにその上部に窒化
シリコン膜等からなるキャップ絶縁膜7をCVD法で堆
積した後、フォトレジスト膜をマスクにしてこれらの膜
をドライエッチングすることにより形成する。また、n
型半導体領域6aは、p型ウエル3に、例えばヒ素(A
s)等のような不純物をイオン打ち込みして形成する。
【0072】次いで、半導体基板1上にCVD法で窒化
シリコン膜等からなる絶縁膜8を堆積する。この段階で
絶縁膜8は、互いに隣接するワード線WL間を埋め込ま
ないような状態で、半導体基板1の上面、ゲート電極5
の表面およびキャップ絶縁膜7の表面を被覆している。
続いて、その上に、酸化シリコン膜からなるSOG(Sp
in On Glass)膜9aを堆積する。SOG膜9aは、互
いに隣接するワード線WL間を埋め込むように堆積され
ている。その後、その上に、例えばTEOS(Tetraeth
oxysilane)ガスを用いたプラズマCVD法等によって
酸化シリコン膜からなる絶縁膜9bを堆積し、続いて絶
縁膜9bの表面を化学機械研磨法で平坦化する。
【0073】次いで、フォトレジスト膜をマスクにして
n型半導体領域6aの上部の絶縁膜9b,9aおよび絶
縁膜8をドライエッチングしてコンタクトホール10
a,110bを形成した後、コンタクトホール10a,
10bの内部に多結晶シリコン膜からなるプラグ11を
形成する。プラグ11は、例えばリンなどの不純物をド
ープした多結晶シリコン膜を、例えばコンタクトホール
10a,10bの内部および絶縁膜9b上にCVD法で
堆積した後、絶縁膜9b上部の多結晶シリコン膜を化学
機械研磨(またはエッチバック)法で除去してコンタク
トホール10a,10bの内部に残すことにより形成す
る。
【0074】続いて、半導体基板1をアニール(熱処
理)し、プラグ11中の不純物をコンタクトホール10
a,10bから露出する半導体基板1に拡散させること
により、高不純物濃度のn型半導体領域6b(ソース、
ドレイン)を形成する。ここまでの工程により、DRA
Mのメモリセルの一部を構成するnチャネル型のメモリ
セル選択用MISFETQsが完成する。
【0075】次いで、絶縁膜9b上にCVD法で酸化シ
リコン膜からなる絶縁膜9cを堆積し、続いて絶縁膜9
cをドライエッチングしてコンタクトホール10aの上
部にスルーホールを形成した後、スルーホールの内部に
プラグを形成し、さらにプラグの上部にビット線を形成
する。このビット線に接続されるプラグは、例えばスル
ーホールの内部および絶縁膜9c上にCVD法またはス
パッタリング法で窒化チタン(TiN)膜およびタング
ステン膜を堆積した後、絶縁膜9c上の窒化チタン膜お
よびタングステン膜を化学機械研磨法で除去してスルー
ホールの内部に残すことにより形成する。また、ビット
線は、例えば絶縁膜9c上にスパッタリング法でタング
ステン膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにし
てタングステン膜をドライエッチングすることにより形
成する。ビット線は、スルーホール内のプラグおよびコ
ンタクトホール10a内のプラグ11を介してメモリセ
ル選択用MISFETQsのソース、ドレインの一方
(n型半導体領域6b)と電気的に接続される。
【0076】次いで、絶縁膜9c上にCVD法で酸化シ
リコン膜からなる絶縁膜9dを堆積し後、その絶縁膜9
dをドライエッチングしてコンタクトホール10bの上
部にスルーホール12を形成し、さらにスルーホール1
2の内部にプラグ13を形成する。プラグ13は、例え
ばスルーホール12の内部に、例えばリンなどの不純物
をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した
後、絶縁膜9d上の多結晶シリコン膜をエッチバック法
で除去してスルーホール12の内部に残すことにより形
成する。このとき、プラグ13を構成する多結晶シリコ
ン膜をオーバーエッチングし、プラグ13の表面を絶縁
膜9dの表面よりも下方に後退させておく。
【0077】次いで、絶縁膜9d上に、例えば窒化シリ
コンからなる絶縁膜14をCVD法等によって堆積した
後、その上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜9e
をCVD法等によって堆積する。絶縁膜9eの厚さは、
情報蓄積用の容量素子の高さにほぼ等しい。続いて、絶
縁膜9e上に、例えば窒化チタンからなるハードマスク
を形成し、これをマスクとして図10に示すように孔
(凹部)15をドライエッチング処理によって穿孔した
後、ハードマスクを除去する。この孔15の底面からは
プラグ13の上面が露出されている。この孔15の形成
のためのエッチング処理に際しては、絶縁膜14をスト
ッパとして孔15を形成する。すなわち、最初は、酸化
シリコン膜の方が窒化シリコン膜よりもエッチング除去
され易い条件でエッチング処理を施し、絶縁膜14をス
トッパとして用いる。続いて、絶縁膜14が孔15内か
ら露出した時点で、窒化シリコン膜の方が酸化シリコン
膜よりもエッチング除去され易い条件でエッチング処理
を施し、孔15から露出する絶縁膜14を除去する。こ
れにより、孔15の掘りすぎを生じることなく、孔15
を穿孔することが可能となる。なお、孔15は、極めて
微細であり、特に限定されるものではないが、その平面
寸法は、例えば0.13×0.26μm程度、深さは、
例えば2.0μm程度である。
【0078】次いで、図11に示すように、孔15の内
部および絶縁膜9e上に、例えばルテニウム等からなる
導体膜16をスパッタリング法等によって堆積する。続
いて、半導体基板1に対して、例えば500℃程度のア
ニールを施すことにより、図12および図13に示すよ
うに、導体膜16とプラグ13との接触界面に、例えば
ルテニウムシリサイド等からなるシリサイド膜17を形
成する。図13は、図12(b)の要部拡大図である。
このシリサイド膜17を形成した主な理由は、この上に
ルテニウム等からなる下部電極を形成した際に、そのル
テニウムとプラグ13とが直接接触していると互いに反
応してシリサイド膜が形成されるのを防ぐためである。
仮にそのシリサイド膜17を形成せず、ルテニウムから
なる下部電極をプラグ13に直接接触させた状態で形成
したとすると、その後の熱処理によってプラグ13と下
部電極との接触界面に極めて厚いルテニウムシリサイド
膜が形成されてしまい、抵抗値の増大を招くので、それ
を防ぐべく、適正な制御下において適正な膜厚のシリサ
イド膜17を形成している。これにより、下部電極とプ
ラグとの反応を抑制または防止し、かつ、抵抗値の増大
を抑制または防止することが可能となっている。また、
シリサイド膜17は、容量絶縁膜中の酸素がプラグ13
を酸化させるのを抑制または防止する機能も有してい
る。
【0079】次いで、未反応のルテニウム等からなる導
体膜16を図14および図15に示すようにシリサイド
膜(電極配線)17のみが残されるようにエッチング除
去する。図15は図14(b)の拡大図である。この導
体膜16の除去に際して、本実施の形態1においては、
例えば60℃に加温したオルト過ヨウ素酸(濃度30wt
%)と硝酸(濃度30wt%)の混合水溶液をエッチング
液として用いた。これにより、微細でアスペクト比の大
きな孔15内の未反応の導体膜16を良好に除去するこ
とができる。すなわち、ドライエッチング法では除去で
きないような孔15内の未反応の導体膜16の微細な部
分をも、エッチング残りを生じることなく、しかも、絶
縁膜9e,9d,14およびシリサイド膜17を除去し
てしまったり、絶縁膜9e,9d,14およびシリサイ
ド膜17に大きな損傷を与えてしまったりすることな
く、選択的に除去することができる。したがって、DR
AMの歩留まりおよび信頼性を向上させることが可能と
なる。また、選択性を持っているので、寸法縮小が可能
となる。このため、DRAMのメモリセルの集積度の向
上や性能の向上を推進することが可能となる。
【0080】また、導体膜16を、ドライエッチング法
で除去する場合よりも速く、容易に、しかも損傷を与え
ずに除去できる。このため、DRAMの製造工程の簡略
化が可能となり、そのスループットを向上させることが
可能となる。また、導体膜16の除去処理を、ドライエ
ッチング法の場合よりも安くできる。これらにより、D
RAMの製造コストを低下させることが可能となる。
【0081】上記オルト過ヨウ素酸+硝酸混合水溶液
(60℃)を使用したルテニウム膜のエッチングレート
は、重量換算で2.244×10-3g/分であった。こ
れに対し、前記特開平7−157832号公報の場合、
33%HIO3 :20%ICl=1:1の溶液(10
0℃)を使用したときのRuのエッチングレートは、
1.567×10-6g/分、また前記特開平7−224
333号公報の場合、37%HI+0.01mol /l I
2 溶液(70℃)を使用したときのRuのエッチング
レートは、0.9625×10-6g/分といずれも極め
て小さく、定性的には実質的に溶解しないということが
できる。すなわち、本発明方法によれば、これらの従来
技術に比べて1000倍以上の高いエッチングレートで
ルテニウムを溶解することができる。しかも、本発明方
法は、従来技術の溶液よりも低い温度でルテニウムを溶
かすことができる、という利点もある。
【0082】次いで、図16に示すように、孔15の底
面、側面面および絶縁膜9e上に、情報蓄積容量素子の
下部電極用の導体膜18をスパッタリング法で堆積す
る。導体膜18は、例えばルテニウム等からなり、孔1
5の底部においてシリサイド膜17と接触している。続
いて、孔15内にフォトレジスト膜を埋め込んだ後、導
体膜18をドライエッチング法によってエッチバックす
ることにより、情報蓄積用容量素子の下部電極18aを
形成する。
【0083】次いで、下部電極18a上および絶縁膜9
e上に、容量絶縁膜19をCVD法等によって堆積す
る。容量絶縁膜19は、例えばBST膜からなる。容量
絶縁膜19の材料としては、例えば上記BST膜の他、
酸化タンタル(Ta25)のような高誘電体材料や、P
ZT、PLT、PLZT、SBT、PbTiO3、Sr
TiO3 、BaTiO3 といったペロブスカイト型結晶
構造を含む強誘電体材料を使用することもできる。続い
て、BST膜(容量絶縁膜19)の結晶欠陥を除去する
ために、700℃程度の酸素雰囲気中でウエハ1をアニ
ール(熱処理)する。また、前記Ta25のような高誘
電体材料や、PZT、PLT、PLZT、SBT、Pb
TiO3、SrTiO3、BaTiO3といったペロブス
カイト型結晶構造を含む強誘電体材料を使用する場合
も、結晶欠陥を除去するために酸素雰囲気中で半導体基
板1をアニール(熱処理)する。
【0084】次いで、容量絶縁膜19の上部に、例えば
ルテニウム等からなる上部電極用の導体膜20をCVD
法で堆積する。続いて、導体膜20上に、上部電極形成
領域が覆われ、それ以外が露出されるような酸化シリコ
ン等からなるハードマスクHmを形成した後、それをエ
ッチングマスクとしてそこから露出する導体膜20をエ
ッチング除去し、ハードマスクHmをフッ酸(HF)等
にて除去することにより、図19および図20に示すよ
うに、情報蓄積用容量素子の上部電極(電極配線)20
aを形成する。これにより、ルテニウム等からなる下部
電極18a、BST膜等からなる容量絶縁膜19および
ルテニウム等からなる上部電極20aによって構成され
る情報蓄積用容量素子Cが完成する。また、ここまでの
工程により、メモリセル選択用MISFETQsとこれ
に直列に接続された情報蓄積容量素子Cとで構成される
DRAMのメモリセルが完成する。図20は図19
(b)の拡大図である。なお、ハードマスクHmは上部
電極20aの形成後に除去される。
【0085】この上部電極20aのエッチング処理に際
しては、メモリセル単位で加工しても良いが、本実施の
形態1では、複数のメモリセルを1単位として比較的大
きなパターンで加工しても良い。そこで、本実施の形態
1においては、このエッチング処理に際しても、例えば
60℃に加温したオルト過ヨウ素酸(濃度30wt%)と
硝酸(濃度30wt%)の混合水溶液をエッチング液とし
て用いた。これにより、下層の容量絶縁膜19等に損傷
を与えることなく、上部電極20aを形成することがで
きる。このため、キャパシタCの電気的特性の向上が図
れる。したがって、DRAMの歩留まり、信頼性および
性能を向上させることが可能となる。また、選択性を持
っているので、寸法縮小が可能となる。このため、DR
AMのメモリセルの集積度の向上や性能の向上を推進す
ることが可能となる。また、導体膜20を、ドライエッ
チング法で除去する場合よりも速く、容易に、しかも損
傷を与えずに除去できる。このため、DRAMの製造工
程の簡略化が可能となり、そのスループットを向上させ
ることが可能となる。また、導体膜20の除去処理を、
ドライエッチング処理の場合よりも安くできる。これら
により、DRAMの製造コストを下げることが可能とな
る。
【0086】その後、情報蓄積容量素子Cの上にCVD
法で酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコ
ン膜を順次堆積した後、その窒化シリコン膜をエッチン
グのストッパにしたドライエッチングで最上の酸化シリ
コン膜に配線溝を形成し、続いて配線溝の内部にバリア
メタル膜を介して埋め込み銅(Cu)からなる埋め込み
配線を形成する。埋め込み配線を形成するには、例えば
配線溝の底部および内側面に、スパッタリング法(また
はCVD法)で窒化チタン(TiN)膜、窒化タンタル
(TaN)膜などからなるバリアメタル膜を堆積し、続
いてバリアメタル膜の上部にスパッタリング法で銅膜を
堆積する。続いて、銅からなる導体膜をアニール(熱処
理)して配線溝の内部に銅膜を十分に埋め込んだ後、配
線溝の外部の不要な銅膜を化学機械研磨法によって除去
する、いわゆるダマシン法によって埋め込み配線を形成
する。なお、埋め込み配線の形成方法については、特願
平11−117690号(田辺)に詳細な記載がある。
【0087】ところで、上記した白金族金属またはペロ
ブスカイト型高/強誘電体のように、従来のウエハプロ
セスでは使用されていなかった新規な遷移金属やそれを
含有する材料を半導体製造プロセスに導入するに際して
は、これらの遷移金属による半導体ウエハの汚染を防止
する対策が必要となる。
【0088】例えばDRAMなどの汎用LSIの製造プ
ロセスでは、設備投資を極力抑制して製造コストを低減
するために、リソグラフィ装置(光露光装置、EB露光
装置)、各種検査装置、アニール(熱処理)装置などを
ゲート絶縁膜形成前の初期素子形成工程および配線工程
で共用しており、前記のような新材料を使用するキャパ
シタ形成工程でもこれらの共用装置が使用される。すな
わち、これらの共用装置においては、キャパシタ形成工
程を実行するための半導体ウエハが装置から搬出された
後、初期素子形成工程を実行するための半導体ウエハや
配線工程を実行するための半導体ウエハが装置に搬入さ
れる。
【0089】スパッタリング法やCVD法を用いて半導
体ウエハのデバイス面に堆積した白金族金属あるいはペ
ロブスカイト型高/強誘電体などの遷移金属を含有する
膜は、半導体ウエハの外縁部(エッジ部)や裏面にも堆
積する。そのため、半導体ウエハの外縁部や裏面に堆積
した遷移金属含有膜を十分に除去せずに半導体ウエハを
共用装置に搬入すると、半導体ウエハの外縁部や裏面と
接触したウエハステージ、ウエハキャリア、コンベアな
どの表面に遷移金属含有膜が付着し、その後に共用装置
に搬入されてくる下層工程(ゲート絶縁膜形成前の初期
素子形成工程、配線工程)を実行するための半導体ウエ
ハが遷移金属に汚染されてしまう。
【0090】従って、上記のような遷移金属含有膜を堆
積した半導体ウエハに対するリソグラフィ工程と、下層
工程を含む他の工程群に属する半導体ウエハに対するリ
ソグラフィ工程とを共用装置を使って実行する量産ライ
ンにおいては、遷移金属含有膜を堆積した半導体ウエハ
を共用装置に搬入するに先だって、半導体ウエハの外縁
部や裏面に堆積した遷移金属含有膜を除去するための洗
浄工程が不可欠となる。
【0091】しかしながら、前述した遷移金属の中に
は、例えば上記のルテニウムなどのように、これを溶解
する溶液が見出されていないために有効な洗浄方法が確
立されていないものもある。前記のように、半導体製造
以外の産業分野では白金族金属の溶解液が幾つか提案さ
れているが、これらの溶解液は、ルテニウムを溶解する
速度が極めて遅いことから、半導体の量産ラインで使用
することができない。
【0092】また、遷移金属による半導体ウエハの汚染
を防ぐ別の対策として、遷移金属含有膜を堆積した半導
体ウエハに対するリソグラフィ工程を実行するための専
用装置を前記共用装置とは別に用意することは、製造コ
スト低減の観点から現実的でない。
【0093】そこで、本実施の形態1においては、上記
ルテニウムからなる導体膜16,18、20、容量絶縁
膜19を堆積した後に、その半導体基板1を半導体製造
装置に搬入して、それらの膜を加工するのに先立って、
半導体基板1の側面や裏面に堆積した不要な導体膜1
6,18,20および容量絶縁膜19(以下、単に不要
な膜という)を洗浄処理によって除去する。これによ
り、上記半導体ウエハの汚染を抑制または防止すること
が可能となる。このとき、洗浄液として前述したオルト
過ヨウ素酸と硝酸との混合水溶液を使用することによ
り、半導体基板1の側面や裏面に付着した上記不要な膜
を十分に、しかも速く除去することができる。また、電
極配線を形成するためのエッチング処理と、所定の膜を
堆積した後の洗浄処理とにおいて用いる薬液を同一とし
たことにより、例えば薬液の管理や薬液の供給機構を簡
略化することが可能となる。したがって、半導体装置の
製造コストの低減を推進することが可能となる。
【0094】具体的には、例えば次のようにする。ま
ず、上記ルテニウムからなる導体膜16,18、20、
容量絶縁膜19が堆積された半導体基板1を洗浄装置の
処理室に搬入し、ガス供給部から回転可能なステージの
上面に窒素ガスを供給することによって半導体基板1を
浮遊させ、次いで半導体基板1の側面にピンを押し付け
ることによって、半導体基板1を水平に保持する。
【0095】続いて、ステージを回転させながら半導体
基板1の上面(裏面)にノズルを通じて洗浄槽内の洗浄
液を供給し、半導体基板1の裏面と側面とを洗浄する。
また、必要に応じて半導体基板1の下面(デバイス面)
の外縁部も洗浄する。洗浄液は、例えば60℃に加温し
たオルト過ヨウ素酸(濃度30wt%)と硝酸(濃度30
wt%)の混合水溶液を使用する。
【0096】洗浄中は、半導体基板1と接触している上
記ピンを水平面内で回転させる。これにより、ピンとの
摩擦力によって半導体基板1が回転し、ピンと接触して
いる側面の位置が変わるために、半導体基板1の側面全
体を洗浄することができる。なお、ここで用いた洗浄装
置については、本発明者らによる特願平11−1176
90号に詳細な記載がある。
【0097】本実の施形態1の洗浄液を使った半導体基
板1の裏面および側面洗浄は、例えば公知のベルヌーイ
チャック式スピンエッチング装置など、上記洗浄装置以
外の装置を使って行うこともできる。また、本実施の形
態1の洗浄に先だって、半導体基板1の裏面をブラシ洗
浄してもよい。
【0098】(実施の形態2)本実施の形態2において
は、例えばMESFET(Metal Semiconductor Field
Effect Transistor)を有する半導体装置の製造方法に
本発明を適用した場合について説明する。
【0099】まず、図21に示すように、半導体基板1
Aの素子形成領域に能動層21をイオン注入法等によっ
て形成する。半導体基板1Aは、例えばガリウム・ヒ素
(GaAs)等のような化合物半導体からなり、この段
階において、例えば平面略円形状の半導体ウエハの状態
である。半導体基板1Aは、ガリウム・ヒ素が限定され
るものではなく種々変更可能である。能動層21は、例
えばn型のチャネルを形成する領域であり、半導体基板
1Aに、例えばシリコン(Si)等が導入されている。
続いて、半導体基板1A上に、例えば酸化シリコンから
なる絶縁膜22を形成した後、半導体基板1Aに対して
熱処理を施す。絶縁膜22は、熱処理時の保護膜として
機能する。
【0100】次いで、絶縁膜22を除去した後、図22
に示すように、半導体基板1Aの主面に接触させた状態
で、例えばルテニウム等からなるゲート電極形成用の導
体膜23をスパッタリング法等によって堆積する。ゲー
ト電極形成用の導体膜23をルテニウムとすることで成
膜温度を300℃よりも低くすることができ、他の金属
材料に比べて低温で成膜できる。また、ルテニウムは、
その酸化物(RuO2)も導電性を有しているので、そ
の後の熱処理によってルテニウムが酸化されたとしても
コンタクト抵抗が増加するという問題も生じない。導体
膜23をルテニウムに代えて、例えば白金とすることも
できる。続いて、導体膜23上に、例えば酸化シリコン
からなる絶縁膜をCVD法等によって堆積した後、これ
を通常のフォトリソグラフィ技術およびドライエッチン
グ技術によってパターニングすることにより、ゲート電
極形成用の絶縁膜24を形成する。
【0101】次いで、絶縁膜24を形成した際のフォト
レジストパターンを除去した後、絶縁膜24をエッチン
グマスクとして、導体膜23をエッチング法によってパ
ターニングすることにより、図23に示すように、半導
体基板1Aの能動層21上にゲート電極(電極配線)2
3aを形成する。このゲート電極23aと半導体基板1
Aとの接触界面にはショトキー接合が形成されている。
このゲート電極23a形成時のエッチング処理に際し
て、本実施の形態2においては、例えば60℃に加温し
たオルト過ヨウ素酸(濃度30wt%)と硝酸(濃度30
wt%)の混合水溶液をエッチング液として用いた。これ
により、ドライエッチング処理によりゲート電極23a
を形成した場合に比べて、MESFETのソース・ドレ
イン部分への損傷を大幅に低減させることができるの
で、MESFETの電気的特性を向上させることが可能
となる。したがって、MESFETを有する半導体装置
の歩留まり、信頼性および性能を向上させることが可能
となる。また、ドライエッチング処理によりゲート電極
23aを形成する場合よりも速く、容易に、しかも損傷
を与えずにゲート電極23aを形成できる。このため、
MESFETを有する半導体装置の製造工程の簡略化が
可能となり、そのスループットを向上させることが可能
となる。また、ドライエッチング処理によりゲート電極
23aを形成する場合よりも安く、ゲート電極23aを
形成することができる。これらにより、MESFETを
有する半導体装置の製造コストを下げることが可能とな
る。
【0102】次いで、図24に示すように、半導体基板
1A上に、例えば窒化シリコンからなる絶縁膜25を、
例えば厚さが500nm程度となるようにプラズマCV
D法等によって堆積する。続いて、この絶縁膜25を異
方性のドライエッチングによって若干エッチバックす
る。これにより、図25に示すように、ゲート電極23
aの側面に相対的に厚いゲート側壁膜25aを形成す
る。また、ゲート電極23aの上面を露出させる。さら
に、ゲート電極23aおよびゲート側壁膜25aの形成
領域以外の領域に相対的に薄い保護膜25bを形成す
る。
【0103】次いで、ゲート電極23aおよびゲート側
壁膜25aをマスクとして、半導体基板1Aに対して、
例えばシリコンをイオン打ち込みすることにより、図2
6に示すように、MESFETのソース・ドレイン用の
+型半導体領域26a,26bをゲート電極23aに
対して自己整合的に形成する。このイオン注入処理に際
して、保護膜25bは半導体基板1Aの主面を保護する
機能を有している。続いて、ソース・ドレイン用のn+
型半導体領域26a,26b上に、オーミック電極27
を形成する。オーミック電極27は、例えばAuGe上
にAuが積層されてなる。このようにして、MESFE
TQaが完成する。
【0104】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0105】前記実施の形態では、洗浄液として、溶質
との反応やウエハへの汚染が問題とならない水を溶媒と
する水溶液を使用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、例えば有機溶媒や水以外の無
機溶媒を使用したものであってもよい。
【0106】また、前記実施の形態では、キャパシタの
電極をRuで構成した場合について説明したが、本発明
のウエハ洗浄方法は、キャパシタの電極をRu以外の白
金属金属、例えば白金(Pt)、イリジウム(Ir)、
ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム
(Os)などで構成する場合にも適用することができ
る。電極をイリジウムで構成する場合の洗浄液には、オ
ルト過ヨウ素酸などを使用する。また、白金のパターニ
ング用の溶液には王水を使用し、パラジウムのパターニ
ング用の溶液には王水や濃硝酸を使用する。
【0107】また、前記実施の形態1においては、情報
蓄積用容量素子の形成に本発明を適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく種々変更可
能であり、他の容量素子の形成に本発明を適用すること
も可能である。
【0108】また、前記実施の形態1においては、情報
蓄積用容量素子の下部電極が断面凹状の場合に本発明を
適用した場合ついて説明したが、これに限定されるもの
ではなく種々変更可能であり、例えば断面矩形状や板状
の場合にも本発明を適用することが可能である。
【0109】また、前記実施の形態2においてはMES
FETのゲート電極のパターン形成技術に本発明を適用
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく種々変更可能であり、例えばショトキーダイオー
ド等のような所定のダイオードにおける電極を、例えば
ルテニウム等のような白金金属で構成し、その電極のパ
ターン形成技術に本発明を適用できる。
【0110】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
Mを有する半導体装置およびMESFETを有する半導
体装置に適用した場合について説明したが、それに限定
されるものではなく、例えばSRAM(Static Random
Access Memory)またはフラッシュメモリ(EEPRO
M;Electric Erasable Programmable Read Only Memor
y)等のようなメモリ回路を有する半導体装置、マイク
ロプロセッサ等のような論理回路を有する半導体装置あ
るいは上記メモリ回路と論理回路とを同一半導体基板に
設けている混載型の半導体装置にも適用できる。また、
例えばMISFETのゲート絶縁膜を酸化タンタル(T
25)等のような高誘電体材料で構成するCMIS
(Complementary MIS)集積回路等にも適用することが
できる。
【0111】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。 (1).本発明によれば、半導体基板上に堆積された遷移金
属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパ
ターニングすることにより、遷移金属含有膜を異方性ド
ライエッチングでは除去できないような微細な部分にわ
たって等方的に除去することができるので、遷移金属含
有膜のパターニングを良好に行うことが可能となる。 (2).本発明によれば、半導体基板上に堆積された遷移金
属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパ
ターニングすることにより、遷移金属含有膜を選択的に
エッチング除去することができるので、他の部分に損傷
を与えたり、除去してしまったりすることなく、遷移金
属含有膜のパターニングを良好に行うことが可能とな
る。 (3).上記(1)または(2)により、半導体装置の歩留まりを
向上させることが可能となる。 (4).上記(1)または(2)により、半導体装置の信頼性を向
上させることが可能となる。 (5).上記(1)または(2)により、半導体装置の性能を向上
させることが可能となる。 (6).本発明によれば、半導体基板上に堆積された遷移金
属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパ
ターニングすることにより、遷移金属含有膜を異方性ド
ライエッチング処理でパターニングする場合よりも速く
パターニングすることが可能となる。 (7).本発明によれば、半導体基板上に堆積された遷移金
属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパ
ターニングすることにより、遷移金属含有膜を異方性ド
ライエッチング処理でパターニングする場合よりも製造
工程の簡略化が可能となる。 (8).上記(6)または(7)により、半導体装置の製造上のス
ループットを向上させることが可能となる。 (9).本発明によれば、半導体基板上に堆積された遷移金
属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有する溶液によってパ
ターニングすることにより、異方性ドライエッチング処
理の場合よりも安くパターニングすることが可能とな
る。 (10).上記(9)により、半導体装置の製造コストを低減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体製造プロセスで使用されている各種洗浄
液によるルテニウムのエッチングレートを示す図であ
る。
【図2】各種酸化剤におけるルテニウムのエッチングレ
ートを示す図である。
【図3】各種濃度のオルト過ヨウ素酸水溶液とルテニウ
ムのエッチングレートとの関係を示すグラフである。
【図4】オルト過ヨウ素酸水溶液に硝酸を添加した水溶
液を使ってルテニウムをエッチングしたときの硝酸濃度
とエッチングレートとの関係を示すグラフである。
【図5】(a)〜(f)は、オルト過ヨウ素酸水溶液に
硝酸水溶液を添加した溶液を使ってルテニウムをエッチ
ングしたときの硝酸混合比率とエッチングレートとの関
係を示すグラフである。
【図6】オルト過ヨウ素酸水溶液に硝酸水溶液を添加し
た溶液におけるルテニウムのエッチングレートを等高線
で表示したグラフである。
【図7】オルト過ヨウ素酸水溶液に市販の各種酸を添加
した場合のルテニウムのエッチングレートの変化を示す
図である。
【図8】オルト過ヨウ素酸水溶液に硝酸水溶液を添加し
た溶液における各種膜のエッチングレートを示す図であ
る。
【図9】(a),(b)は本発明の一実施の形態である
半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図10】(a),(b)は図9に続く半導体装置の製
造工程中における要部断面図である。
【図11】(a),(b)は図10に続く半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図12】(a),(b)は図11に続く半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図13】図12(b)の要部拡大断面図である。
【図14】(a),(b)は図12に続く半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図15】図14(b)の要部拡大断面図である。
【図16】(a),(b)は図14に続く半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図17】(a),(b)は図16に続く半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図18】図17(b)の要部拡大断面図である。
【図19】(a),(b)は図18に続く半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図20】図19(b)の要部拡大断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図22】図21に続く半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図23】図22に続く半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図24】図23に続く半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図25】図24に続く半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図26】図25に続く半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1A 半導体基板 2 素子分離部 3 p型ウエル 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6a n型半導体領域 7 キャップ絶縁膜 8 絶縁膜 9a〜9e 絶縁膜 10a,10b コンタクトホール 11 プラグ 12 スルーホール 13 プラグ 14 絶縁膜 15 孔(凹部) 16 導体膜 17 シリサイド膜(電極配線) 18 導体膜 18a 下部電極(電極配線) 19 容量絶縁膜 20 導体膜 20a 上部電極(電極配線) 21 能動層 22 絶縁膜 23 導体膜 23a ゲート電極(電極配線) 24 絶縁膜 25 絶縁膜 25a ゲート側壁膜 25b 保護膜 26a,26b n+型半導体領域 27 オーミック電極 WL ワード線 Qs メモリセル選択用MISFET Qa MESFET C 情報蓄積用容量素子 Hm ハードマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/105 H01L 27/10 444B 27/108 621B 21/8242 651 21/338 29/80 M 29/812 (72)発明者 伊藤 雅樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 4M104 AA01 AA05 AA09 AA10 BB01 BB04 BB06 BB07 CC03 CC05 DD04 DD08 DD16 DD17 DD22 DD26 DD37 DD43 DD64 DD91 FF13 GG09 GG10 GG12 GG16 GG19 HH16 HH20 5F033 GG03 GG04 HH04 HH07 HH19 HH33 HH34 JJ04 KK01 MM05 MM08 MM13 PP06 PP15 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ18 QQ20 QQ31 QQ35 QQ37 QQ48 QQ58 RR04 RR06 SS04 SS11 SS15 TT08 VV06 VV10 VV16 XX33 XX34 5F043 AA26 BB18 GG02 5F083 AD10 AD48 BS07 BS19 ER22 FR02 GA27 HA02 JA06 JA14 JA15 JA17 JA32 JA35 JA38 JA56 MA06 MA17 MA20 NA01 PR03 PR05 PR06 PR07 PR12 PR21 PR22 PR33 PR39 PR40 5F102 GA14 GA16 GB01 GC01 GD01 GJ05 GL05 GT03 HC11 HC15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法; (a)半導体基板上に遷移金属含有膜を堆積する工程、
    (b)前記遷移金属含有膜をハロゲン化オキソ酸を有す
    る溶液によってパターニングすることにより所定の電極
    配線を形成する工程。
  2. 【請求項2】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法; (a)半導体基板上に遷移金属含有膜を堆積する工程、
    (b)前記遷移金属含有膜をオルト過ヨウ素酸を有する
    溶液によってパターニングすることにより所定の電極配
    線を形成する工程。
  3. 【請求項3】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法; (a)半導体基板上に遷移金属含有膜を堆積する工程、
    (b)前記遷移金属含有膜をオルト過ヨウ素酸および硝
    酸を有する溶液によってパターニングすることにより所
    定の電極配線を形成する工程。
  4. 【請求項4】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法; (a)半導体基板上にルテニウムを堆積する工程、
    (b)前記ルテニウムをハロゲン化オキソ酸を有する溶
    液によってパターニングすることにより所定の電極配線
    を形成する工程。
  5. 【請求項5】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法; (a)半導体基板上にルテニウムを堆積する工程、
    (b)前記ルテニウムをオルト過ヨウ素酸を有する溶液
    によってパターニングすることにより所定の電極配線を
    形成する工程。
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