JP2002015754A - 固体電解質型燃料電池セルおよびその製法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池セルおよびその製法

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JP2002015754A JP2000198813A JP2000198813A JP2002015754A JP 2002015754 A JP2002015754 A JP 2002015754A JP 2000198813 A JP2000198813 A JP 2000198813A JP 2000198813 A JP2000198813 A JP 2000198813A JP 2002015754 A JP2002015754 A JP 2002015754A
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祥二 山下
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Yoshio Matsuzaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】初期に高い出力密度を得ることができるととも
に、長期に亘って高い出力密度を維持できる固体電解質
型燃料電池セルおよびその製法を提供する。 【解決手段】少なくともLaおよびMnを含有するペロ
ブスカイト型複合酸化物からなる空気極32の表面に、
ZrO2を主成分とする固体電解質31、燃料極33を
積層してなり、空気極32、固体電解質31、燃料極3
3が同時に焼結された固体電解質型燃料電池セルにおい
て、固体電解質31と空気極32との間に、少なくとも
ZrおよびCeを含有する酸化物からなるMn拡散防止
層41を形成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気極の表面に、
ZrO2を含有する固体電解質、金属粒子を含有する燃
料極を積層してなる固体電解質型燃料電池セルおよびそ
の製法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より、固体電解質型燃料電池はその作
動温度が900〜1050℃と高温であるため発電効率
が高く、第3世代の発電システムとして期待されてい
る。
【0003】一般に固体電解質型燃料電池セルには、円
筒型と平板型が知られている。平板型燃料電池セルは、
発電の単位体積当たり出力密度は高いという特徴を有す
るが、実用化に関してはガスシール不完全性やセル内の
温度分布の不均一性などの問題がある。それに対して、
円筒型燃料電池セルでは、出力密度は低いものの、セル
の機械的強度が高く、またセル内の温度の均一性が保て
るという特徴がある。両形状の固体電解質型燃料電池セ
ルとも、それぞれの特徴を生かして積極的に研究開発が
進められている。
【0004】円筒型燃料電池の単セルは、図2に示すよ
うに開気孔率30〜40%程度のLaMnO3系材料か
らなる多孔性の空気極支持管2を形成し、その表面にY
23安定化ZrO2からなる固体電解質3を被覆し、さ
らにこの表面に多孔性のNi−ジルコニアの燃料極4を
設けて構成されている。
【0005】燃料電池のモジュールにおいては、各単セ
ルはLaCrO3系の集電体(インターコネクタ)5を
介して接続される。発電は、空気極支持管2内部に空気
(酸素)6を、外部に燃料(水素)7を流し、1000
〜1050℃の温度で行われる。
【0006】上記のような燃料電池セルを製造する方法
としては、例えばCaO安定化ZrO2からなる絶縁粉
末を押出成形法などにより円筒状に成形後、これを焼成
して円筒状支持体を作製し、この支持体の外周面に空気
極、固体電解質、燃料極、集電体のスラリーを塗布して
これを順次焼成して積層するか、あるいは円筒状支持体
の表面に電気化学的蒸着法(EVD法)やプラズマ溶射
法などにより空気極、固体電解質、燃料極、集電体を順
次形成することも行われている。
【0007】近年ではセルの製造工程を簡略化し且つ製
造コストを低減するために、各構成材料のうち少なくと
も2つを同時焼成する、いわゆる共焼結法が提案されて
いる。この共焼結法は、例えば、円筒状の空気極成形体
に固体電解質成形体及び集電体成形体をロール状に巻き
付けて同時焼成を行い、その後固体電解質層表面に燃料
極層を形成する方法である。またプロセス簡略化のため
に、固体電解質成形体の表面にさらに燃料極成形体を積
層して、同時焼成する共焼結法も提案されている。
【0008】この共焼結法は非常に簡単なプロセスで製
造工程数も少なく、セルの製造時の歩留まり向上、コス
ト低減に有利である。このような共焼結法による燃料電
池セルでは、Y23安定化または部分安定化ZrO2
らなる固体電解質を用い、この固体電解質に熱膨張係数
を合致させる等のため、空気極材料として、LaMnO
3からなるペロブスカイト型複合酸化物のLaの一部を
YおよびCaで置換したものが用いられている(特開平
10−162847号公報等参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した共焼結法を用
いて円筒型燃料電池セルを作製すると、共焼結の際に、
空気極の構成成分であるMn元素が、固体電解質を介し
て、燃料極内部に向かって固相内拡散する。その結果、
燃料極中のMn量が増加し、燃料極サイトの分極値およ
びセル構成成分の実抵抗値が高くなり、これにより、初
期における出力密度が低いという問題があった。
【0010】本発明は、初期において高い出力密度を得
ることができるとともに、長期に亘って高い出力密度を
維持できる固体電解質型燃料電池セルおよびその製法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の固体電解質型燃
料電池セルは、少なくともLaおよびMnを含有するペ
ロブスカイト型複合酸化物からなる空気極の表面に、Z
rO2を主成分とする固体電解質、燃料極を積層してな
り、前記空気極、前記固体電解質、前記燃料極が同時に
焼結された固体電解質型燃料電池セルにおいて、前記固
体電解質と前記空気極との間に、少なくともZrおよび
Ceを含有する酸化物からなるMn拡散防止層を形成し
てなるものである。
【0012】このような固体電解質型燃料電池セルで
は、固体電解質と空気極との間に、少なくともZrおよ
びCeを含有する酸化物からなるMn拡散防止層を形成
したため、空気極から固体電解質を介して、燃料極に拡
散しようとするMnを、Mn拡散防止層により遮断また
は抑制でき、燃料極中におけるMn含有量を減少でき、
これにより、燃料極サイトの分極値およびセル構成成分
の実抵抗値を低くでき、出力密度を高くできるととも
に、高い出力密度を長期間に亘って維持できる。
【0013】これは、燃料極中に存在するMn量が多い
場合には、燃料極の焼結性を過剰に促進し、燃料極中の
金属粒子の粒成長が過剰となり、金属粒子と固体電解質
との接触面積が低下し、燃料極サイトの分極値が大きく
なるからであり、さらに金属粒子間にMnが析出するた
め導電性が低下し、セル構成成分の実抵抗値が高くなる
からである。
【0014】また、このような構成によれば、Mn拡散
防止層が、例えばZr、YおよびSmが固溶したCeO
2、またはCe、YおよびSmが固溶したZrO2、ある
いはそれらの混合体であるため、少なくともLaおよび
Mnを含有するペロブスカイト型複合酸化物からなる空
気極、固体電解質と、Mn拡散防止層との熱膨張率を近
づけることができ、製造中或いは発電中における昇温冷
却によって破損することを抑制できる。
【0015】また、本発明の固体電解質型燃料電池セル
では、燃料極中のMn量が0.2重量%以下であること
が望ましい。このようにすることにより、燃料極サイト
の分極値およびセル構成成分の実抵抗値をさらに低くで
きる。
【0016】さらに、本発明の固体電解質型燃料電池セ
ルでは、固体電解質がY23を含有するZrO2である
ことが望ましい。また、Mn拡散防止層は、CeO2
に、Zr、YおよびSmを固溶してなることが望まし
い。
【0017】また、本発明の固体電解質型燃料電池セル
の製法は、少なくともLaおよびMnを含有する空気極
成形体(空気極仮焼体も含む概念である)の表面に、少
なくともZrO2およびCeO2を含有するペーストを塗
布して塗布膜を形成した後、該塗布膜の表面に、ZrO
2を含有する固体電解質成形体、燃料極成形体を順次積
層して積層成形体を形成し、該積層成形体を焼成する方
法である。
【0018】例えば、La、Ca、Y及びMnを含有す
るペロブスカイト型複合酸化物からなる円筒状の空気極
材料を用いてセルを同時焼成すると、共焼結時に空気極
を構成するそれぞれの成分元素の中でもMn元素の拡散
(蒸発及び固相内での拡散)がとりわけ速い。即ち、焼
成中に、空気極成形体中のMnが、空気極成形体から固
体電解質成形体を介して、燃料極成形体に拡散しようと
する。
【0019】そこで、本発明では、空気極成形体の表面
に、少なくともZrO2およびCeO2を含有するペース
トを塗布した後、固体電解質成形体、燃料極成形体を順
次積層した後、焼成することにより、固体電解質と空気
極との間に、Zr、YおよびSmが固溶したCeO2
またはCe、YおよびSmが固溶したZrO2、あるい
はこれらの混合体からなるMn拡散防止層が形成され
る。このMn拡散防止層により、空気極成形体から固体
電解質成形体を介して、燃料極成形体に拡散しようとす
るMnを遮断または抑制でき、固体電解質、燃料極中に
おけるMnの拡散量を減少できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の固体電解質型燃料電池セ
ルは、図1に示すように円筒状の固体電解質31の内面
に空気極32、外面に燃料極33を形成してセル本体3
4が形成されており、空気極32には集電体(インター
コネクタ)35が電気的に接続されている。
【0021】即ち、固体電解質31の一部に切欠部36
が形成され、固体電解質31の内面に形成されている空
気極32の一部が露出しており、この露出面37及び切
欠部36近傍の固体電解質31の表面が集電体35によ
り被覆され、集電体35が、固体電解質31の両端部表
面及び固体電解質31の切欠部36から露出した空気極
32の表面に接合されている。
【0022】空気極32と電気的に接続する集電体35
は、セル本体34の外面に形成され、ほぼ段差のない連
続同一面39を覆うように形成されており、燃料極33
とは電気的に接続されていない。
【0023】この集電体35は、セル同士間を接続する
際に他のセルの燃料極にNiフェルトを介して電気的に
接続され、これにより燃料電池モジュールが構成され
る。連続同一面39は、固体電解質の両端部と空気極の
一部とが連続したほぼ同一面となるまで、固体電解質の
両端部間を研磨することにより形成される。
【0024】固体電解質31は、例えば3〜15モル%
のY23含有した部分安定化あるいは安定化ZrO2
用いられる。また、空気極32としては、例えば、La
をCa又はSrで10〜30原子%、Yで5〜20原子
%置換したLaMnO3が用いられ、集電体35として
は、例えば、CrをMgで10〜30原子%置換したL
aCrO3が用いられる。
【0025】燃料極33としては、50〜80重量%N
iを含むZrO2(Y23含有)サーメットが用いられ
る。固体電解質31、集電体35、燃料極33として
は、上記例に限定されるものではなく、公知材料を用い
ても良い。空気極32としては、少なくともLaおよび
Mnを含有するペロブスカイト型複合酸化物からなるも
のであれば良い。
【0026】そして、本発明の固体電解質型燃料電池セ
ルでは、固体電解質31と空気極32との間に、少なく
ともZrおよびCeを含有する酸化物からなるMn拡散
防止層41が形成されている。このMn拡散防止層41
中には、YおよびSm、さらには空気極材料のCaを含
有しても良い。また、Ca、Scの少なくとも一種、S
m、Nd、Gd、Dy、Er、Ybのうち少なくとも1
種を含有しても良い。Mn拡散防止層41は、Zr、Y
およびSmが固溶したCeO2、またはCe、Yおよび
Smが固溶したZrO2、あるいはこれらの混合体であ
ることが望ましく、その厚みは、部材間の熱膨張係数の
整合という点から2〜15μmが望ましい。
【0027】また、燃料極33中のMn量は0.2重量
%以下とされている。このように燃料極33中のMn量
を0.2重量%以下とすることにより、燃料極サイトの
分極値およびセル構成成分の実抵抗値をさらに低くでき
る。
【0028】以上のように構成された固体電解質型燃料
電池セルの製法は、まず、円筒状の空気極成形体を形成
する。この円筒状の空気極成形体は、例えば所定の調合
組成に従いLa23、Y23、CaCO3およびMn2
3の素原料を秤量、混合する。
【0029】この後、例えば、1500℃程度の温度で
2〜10時間仮焼し、その後4〜8μmの粒度に粉砕調
製する。調製した粉体に、バインダーを混合、混練し押
出成形法により円筒状の空気極成形体を作製し、さらに
脱バインダー処理し、1200〜1250℃で仮焼を行
うことで円筒状の空気極仮焼体を作製する。尚、Mnの
拡散は1400℃以上で顕著であるため、上記空気極成
形体の仮焼温度ではMnは殆ど拡散しない。
【0030】また、例えば、Y23 CaO、Sc23
の少なくとも一種を含有するZrO2粉末と、組成式が
(CeO21-x(AO1.5x(AはSm、Nd、Gd、
Dy、Er、Ybのうち少なくとも1種)で表わされる
粉末とを混合し、この混合粉末に、溶媒としてトルエン
を添加し、ペーストを作製し、このペーストを円筒状の
空気極仮焼体の表面に塗布してMn拡散防止層41の塗
布膜を形成した。
【0031】シート状の第1固体電解質成形体として、
所定粉末にトルエン、バインダー、市販の分散剤を加え
てスラリー化したものをドクターブレード等の方法によ
り、例えば、100〜120μmの厚さに成形したもの
を用い、円筒状の空気極仮焼体の表面に形成されたMn
拡散防止層41の塗布膜の表面に、第1固体電解質成形
体を貼り付けて仮焼し、空気極仮焼体の表面に第1固体
電解質仮焼体を形成する。尚、第1固体電解質成形体を
仮焼したが、仮焼しなくても良い。
【0032】次に、シート状の燃料極成形体を作製す
る。まず、例えば、所定比率に調製したNi/YSZ混
合粉体にトルエン、バインダーを加えてスラリー化した
ものを準備する。前記第1固体電解質成形体の作製と同
様、成形、乾燥し、例えば、15μmの厚さのシート状
の第2固体電解質成形体を形成する。
【0033】この第2固体電解質成形体上に燃料極層成
形体を印刷、乾燥した後、第1固体電解質仮焼体上に、
燃料極層成形体が形成された第2固体電解質成形体を、
第1固体電解質仮焼体に第2固体電解質成形体が当接す
るように巻き付け、積層する。
【0034】次に、固体電解質成形体の調製同様、10
0〜120μmの厚さに成形した集電体成形体を所定箇
所に貼り付ける。
【0035】この後、円筒状空気極仮焼体、Mn拡散防
止層41の塗布膜、第1固体電解質仮焼体、第2固体電
解質成形体、燃料極成形体および集電体成形体の積層体
は、例えば、大気中1400〜1550℃の温度で、4
層同時に共焼成される。
【0036】Mnの拡散は、焼成温度、保持時間にも影
響するため、焼成温度をできるだけ低下させ、焼成時間
をできるだけ短くすることにより、さらにMn量を減少
できる。
【0037】このような製法では、少なくともZrO2
およびCeO2を含有するペーストを、円筒状の空気極
仮焼体の表面に塗布してMn拡散防止層41の塗布膜を
形成し、固体電解質成形体、燃料極成形体を順次積層し
た後、同時焼成することにより、固体電解質と空気極と
の間に、少なくともZrおよびCeを含有するMn拡散
防止層41が形成され、このMn拡散防止層41によ
り、空気極成形体から固体電解質成形体へのMnの拡散
を抑制でき、燃料極中におけるMnの拡散量を減少でき
る。
【0038】また、例えばY23を含有するZrO2
CeO2およびSm23を含有するペーストを用いて、
Mn拡散防止層41が形成されているため、少なくとも
LaおよびMnを含有するペロブスカイト型複合酸化物
からなる空気極と、Mn拡散防止層との熱膨張率を近づ
けることができ、製造中における破損や、発電中におけ
る昇温冷却によって破損することを抑制できる。
【0039】尚、上記例では円筒状の固体電解質型燃料
電池セルについて説明したが、本発明は上記例に限定さ
れるものではなく、空気極上で固体電解質と燃料極を一
体焼結して作製する平板型形状の燃料電池セルにおいて
も適用できる。
【0040】また、円筒状の固体電解質型燃料電池セル
においても、固体電解質の片面に空気極、他面に燃料極
が形成されていればよく、その構造は図1に限定される
ものではない。
【0041】さらに、上記例では、空気極仮焼体、第1
固体電解質仮焼体を形成した例について説明したが、こ
れらが、空気極成形体、第1固体電解質成形体であって
も良い。
【0042】
【実施例】円筒状の固体電解質型燃料電池セルを共焼結
法により作製するため、まず円筒状の空気極仮焼体を以
下の手順で作製した。市販の純度99.9%以上のLa
23、Y23、CaCO3、Mn23を出発原料とし
て、1500℃で仮焼し、(La0.560.14Ca0.3
0.97MnO3を作製し、その後、5μmの粒度に粉砕調
整し、これを用いて、押出成形後、1250℃の条件で
脱バイ、仮焼し、空気極仮焼体を作製した。
【0043】次に、Y23を8モル%の割合で含有する
平均粒径が1〜2μmのZrO2粉末を用いてスラリー
を調製し、ドクターブレード法により厚さ100μmと
厚さ15μmの第1及び2固体電解質成形体としてのシ
ートを作製した。
【0044】次に、燃料極成形体の作製について説明す
る。平均粒径が0.4μmのNi粉末に対し、平均粒径
が0.6μmのY23を8モル%の割合で含有するZr
2粉末を準備し、Ni/YSZ比率(重量分率)が6
5/35になるように調合し、粉砕混合処理を行い、ス
ラリー化した。
【0045】その後、調製したスラリーを第2固体電解
質成形体上に、30μmの厚さになるように全面に印刷
した。
【0046】次に、市販の純度99.9%以上のLa2
3、Cr23、MgOを出発原料として、これをLa
(Mg0.3Cr0.70.973の組成になるように秤量混
合した後1500℃で3時間仮焼粉砕し、この固溶体粉
末を用いてスラリーを調製し、ドクターブレード法によ
り厚さ100μmの集電体成形体を作製した。
【0047】また、Y23またはSc23を8モル%含
有するZrO2粉末(8YSZ)と、組成式(CeO2
1-x(AO1.5x(AはSm、Gd、Dy、Er、Yb
のうち少なくとも1種)と表した時、xが表1に示す値
の粉末とを、表1に示す割合に混合し、この混合粉末
に、溶媒として、トルエンを添加し、Mn拡散防止層の
ペーストを作製した。
【0048】まず、前記空気極仮焼体に、Mn拡散防止
層のペーストを塗布し、この塗布膜に、前記第1固体電
解質成形体を、その両端部が開口するようにロール状に
巻き付け1150℃で5時間の条件で仮焼した。仮焼
後、第1固体電解質仮焼体の両端部間を空気極仮焼体を
露出させるように平坦に研磨し、連続した同一面を形成
するように加工した。
【0049】次に、第1固体電解質仮焼体表面に、燃料
極成形体が形成された第2固体電解質成形体を、第1固
体電解質仮焼体と第2固体電解質成形体が当接するよう
に積層し、乾燥した後、上記連続同一面に集電体成形体
を貼り付け、この後、大気中1550℃で3時間の条件
で焼成を行い、共焼結体を作製した。
【0050】比較のため、Y23を8モル%含有するZ
rO2粉末に、溶媒としてトルエンを添加し、ペースト
を作製し、このペーストを空気極仮焼体に塗布し、上記
と同様にして共焼結体を作製した。
【0051】本発明の共焼結体の断面について、走査型
電子顕微鏡(SEM)により観察したところ、固体電解
質と空気極との間に、CeO2中にZrと、YまたはS
cと、Sm、Gd、Dy、Er、Ybのうち1種が固溶
したもの、あるいはZrO2中にCe、Y、Smが固溶
したもの、あるいはこれらの混合体である、厚さ3〜5
μmのMn拡散防止層が形成されていた。表1に、Mn
拡散防止層の有無について記載した。
【0052】次に、上記共焼結体を用いて、燃料極内部
のMn拡散量を評価する試料を作製した。まず、長さ1
0mm程度に切り出した試料の断面の燃料極内部におい
て、X線マイクロアナライザ(EPMA)を用い全構成
成分の定量を行った。次に、Mn成分の燃料極全成分に
対する含有濃度を算出した。その結果を、表1に示す。
【0053】次に、発電用の円筒型セルを作製するた
め、前記共焼結体片端部に封止部材の接合を行った。封
止部材の接合は、以下のような手順で行った。Y23
8モル%の割合で含有する平均粒子径が1μmのZrO
2粉末に水を溶媒として加えてスラリーを調製し、この
スラリーに前記共焼結体の片端部を浸漬し、厚さ100
μmになるように片端部外周面に塗布し乾燥した。封止
部材としてのキャップ形状を有する成形体は、前記スラ
リー組成と同組成の粉末を用いて静水圧成形(ラバープ
レス)を行い切削加工した。その後、前記スラリーを被
覆した前記共焼結体片端部を封止部材用成形体に挿入
し、大気中1300℃の温度で1時間焼成を行った。
【0054】発電は、1000℃でセルの内側に空気
を、外側に水素を流し、出力値が安定した際の初期値と
1000時間保持後の値でそれぞれの性能を測定評価し
た。上記Mn量の結果と併せて、これらの測定結果を表
1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】この表1より、本発明の固体電解質型燃料
電池セルの試料では、固体電解質と空気極との間に、C
eO2中にZrと、YまたはScと、Sm、Gd、D
y、Er、Ybのうち1種が固溶したもの、あるいはZ
rO2中にCe、Y、Smが固溶したもの、あるいはこ
れらの混合体からなるMn拡散防止層が形成されてお
り、燃料極中のMn量が0.2重量%以下となり、初期
から0.4W/cm2を上回り、1000時間経過後も
出力密度がほぼ安定していることが判る。
【0057】一方、比較例の試料No.1では、Mn拡
散防止層が形成されておらず、このため、燃料極中のM
n量が0.2重量%よりも多くなり、本発明品よりも初
期段階から出力密度が低いことが判る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の固体電解
質型燃料電池セルでは、共焼結時に空気極側から燃料極
内部に向かって拡散しようとするMnが、固体電解質と
空気極との間に形成されたMn拡散防止層により遮断あ
るいは抑制され、固体電解質、燃料極中におけるMnの
拡散量を減少でき、これにより、燃料極サイトの分極値
およびセル構成成分の実抵抗値を低くでき、出力密度を
高くできるとともに、高い出力密度を長期間に亘って維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の円筒状の固体電解質型燃料電
池セルを示す断面図であり、(b)は(a)の一部を拡
大して示す断面図である。
【図2】従来の円筒状の固体電解質型燃料電池セルを示
す斜視図である。
【符号の説明】
31・・・固体電解質 32・・・空気極 33・・・燃料極 35・・・集電体 41・・・Mn拡散防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 祥二 鹿児島県国分市山下町1番4号 京セラ株 式会社総合研究所内 (72)発明者 安田 勇 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 松崎 良雄 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 5H018 AA06 AS02 EE01 EE13 HH05 5H026 AA06 BB00 BB01 BB04 CV02 EE13 HH05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともLaおよびMnを含有するペロ
    ブスカイト型複合酸化物からなる空気極の表面に、Zr
    2を主成分とする固体電解質、燃料極を積層してな
    り、前記空気極、前記固体電解質、前記燃料極が同時に
    焼結された固体電解質型燃料電池セルにおいて、前記固
    体電解質と前記空気極との間に、少なくともZrおよび
    Ceを含有する酸化物からなるMn拡散防止層を形成し
    てなることを特徴とする固体電解質型燃料電池セル。
  2. 【請求項2】燃料極中のMn量が0.2重量%以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載の固体電解質型燃料電
    池セル。
  3. 【請求項3】固体電解質がY23を含有するZrO2
    あることを特徴とする請求項1または2記載の固体電解
    質型燃料電池セル。
  4. 【請求項4】Mn拡散防止層が、Zr、YおよびSmが
    固溶したCeO2、またはCe、YおよびSmが固溶し
    たZrO2、あるいはそれらの混合体であることを特徴
    とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の固体電解
    質型燃料電池セル。
  5. 【請求項5】少なくともLaおよびMnを含有する空気
    極成形体の表面に、少なくともZrO2およびCeO2
    含有するペーストを塗布して塗布膜を形成した後、該塗
    布膜の表面に、ZrO2を含有する固体電解質成形体、
    燃料極成形体を順次積層して積層成形体を形成し、該積
    層成形体を焼成することを特徴とする固体電解質型燃料
    電池セルの製法。
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