JP2002015285A - カード搬送機構 - Google Patents
カード搬送機構Info
- Publication number
- JP2002015285A JP2002015285A JP2000199545A JP2000199545A JP2002015285A JP 2002015285 A JP2002015285 A JP 2002015285A JP 2000199545 A JP2000199545 A JP 2000199545A JP 2000199545 A JP2000199545 A JP 2000199545A JP 2002015285 A JP2002015285 A JP 2002015285A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- locking member
- carriage
- card locking
- transport mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title description 8
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 claims description 40
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 abstract description 2
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 25
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カード載置台の移動速度とローラの送り速度
の不一致による悪影響を防止する。カード搬送路途中の
任意位置でカードの係止を任意に解くことを可能にす
る。シャッタとの干渉を回避する。 【解決手段】 カード1の後端面1aをカード係止部材
2に当接させて搬送するようにし、キャリッジ3にカー
ド係止部材2をカード1の後端面1aに当接可能な位置
P1と当接しない位置P2との間を移動可能に取り付け
る一方、走行駆動部材4によりカード係止部材2を位置
P1と位置P2との間を移動させるとともに、位置P1
においてカード係止部材2の位置P2側への移動を阻止
する阻止部5を設け、かつカード係止部材2を位置P2
に向けて付勢する付勢手段36と、位置P2に移動して
いるカード係止部材2がシャッタ38に衝突した場合に
付勢手段36の付勢力に抗して移動するのを許容する逃
げ手段37を設けるようにした。
の不一致による悪影響を防止する。カード搬送路途中の
任意位置でカードの係止を任意に解くことを可能にす
る。シャッタとの干渉を回避する。 【解決手段】 カード1の後端面1aをカード係止部材
2に当接させて搬送するようにし、キャリッジ3にカー
ド係止部材2をカード1の後端面1aに当接可能な位置
P1と当接しない位置P2との間を移動可能に取り付け
る一方、走行駆動部材4によりカード係止部材2を位置
P1と位置P2との間を移動させるとともに、位置P1
においてカード係止部材2の位置P2側への移動を阻止
する阻止部5を設け、かつカード係止部材2を位置P2
に向けて付勢する付勢手段36と、位置P2に移動して
いるカード係止部材2がシャッタ38に衝突した場合に
付勢手段36の付勢力に抗して移動するのを許容する逃
げ手段37を設けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード搬送機構に
関する。更に詳述すると、本発明はカードリーダ等に適
用され、カードをカード係止部材により係止した状態で
搬送するタイプのカード搬送機構に関するものである。
関する。更に詳述すると、本発明はカードリーダ等に適
用され、カードをカード係止部材により係止した状態で
搬送するタイプのカード搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体であるカードの搬送機構と
して、カードをカード載置台上に載せた状態で係止して
搬送するタイプのものがある(特公平5−84588
号)。かかるタイプのカード搬送機構では、カード載置
台が移動する動作を利用してカード係止部材を動かしカ
ードをカード載置台に係止している。即ち、カード載置
台の移動軌跡上の所定位置にテーパー面を設け、当該テ
ーパー面に対してカード係止部材を滑らすことで当該カ
ード係止部材をカード載置台の移動方向と直交する方向
に動かしてカードをカード載置台との間に挟み込むよう
にしている。
して、カードをカード載置台上に載せた状態で係止して
搬送するタイプのものがある(特公平5−84588
号)。かかるタイプのカード搬送機構では、カード載置
台が移動する動作を利用してカード係止部材を動かしカ
ードをカード載置台に係止している。即ち、カード載置
台の移動軌跡上の所定位置にテーパー面を設け、当該テ
ーパー面に対してカード係止部材を滑らすことで当該カ
ード係止部材をカード載置台の移動方向と直交する方向
に動かしてカードをカード載置台との間に挟み込むよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
カード搬送機構では、カード載置台が移動することでカ
ード係止部材がテーパー面上を滑りながら徐々にカード
を挟持し始める構造である為、移動しているカード載置
台とカードの相対位置がずれないようにカードがしっか
りと挟持されるまでの間は取り込みローラ等によりカー
ドを搬送する必要がある。実際にはカード載置台の移動
速度とローラの送り速度とを完全に一致させるのは困難
であり、これらの速度が大きく相違すると取り込みロー
ラの削れや、カードの外れ等が発生する虞がある。
カード搬送機構では、カード載置台が移動することでカ
ード係止部材がテーパー面上を滑りながら徐々にカード
を挟持し始める構造である為、移動しているカード載置
台とカードの相対位置がずれないようにカードがしっか
りと挟持されるまでの間は取り込みローラ等によりカー
ドを搬送する必要がある。実際にはカード載置台の移動
速度とローラの送り速度とを完全に一致させるのは困難
であり、これらの速度が大きく相違すると取り込みロー
ラの削れや、カードの外れ等が発生する虞がある。
【0004】また、上述のカード搬送機構ではテーパー
面を利用してカードの挟持を行っているので、逆にテー
パー面を設けた位置以外の位置ではカードの挟持を解く
ことが出来ず、また、テーパー面を設けた位置では必ず
カードの挟持が解かれることになる。この為、例えばカ
ードの搬送路を途中で分岐させてカードに応じて搬送路
を切り換えることが出来なかった。つまり、分岐位置を
そのまま通過してカードを搬送する場合にはカードをカ
ード載置台上に係止してそのまま搬送する必要がある一
方、分岐位置で搬送路を切り換える場合にはカードをカ
ード載置台から外さなければならないが、上述のカード
搬送機構ではカード搬送路の途中でカードの係止を維持
したり解いたりすることができなかった。
面を利用してカードの挟持を行っているので、逆にテー
パー面を設けた位置以外の位置ではカードの挟持を解く
ことが出来ず、また、テーパー面を設けた位置では必ず
カードの挟持が解かれることになる。この為、例えばカ
ードの搬送路を途中で分岐させてカードに応じて搬送路
を切り換えることが出来なかった。つまり、分岐位置を
そのまま通過してカードを搬送する場合にはカードをカ
ード載置台上に係止してそのまま搬送する必要がある一
方、分岐位置で搬送路を切り換える場合にはカードをカ
ード載置台から外さなければならないが、上述のカード
搬送機構ではカード搬送路の途中でカードの係止を維持
したり解いたりすることができなかった。
【0005】本発明は、カード載置台の移動速度とロー
ラの送り速度の不一致による悪影響を防止することがで
きると共に、カード搬送路途中の任意位置でカードの係
止を任意に解くことが可能であるとともにカード係止も
確実なカードリーダのカード搬送機構を提供することを
目的とする。また、シャッタ等のカード搬送路に進出す
る部材が設けられているカードリーダへの適用に適した
カード搬送機構を提供することを目的とする。
ラの送り速度の不一致による悪影響を防止することがで
きると共に、カード搬送路途中の任意位置でカードの係
止を任意に解くことが可能であるとともにカード係止も
確実なカードリーダのカード搬送機構を提供することを
目的とする。また、シャッタ等のカード搬送路に進出す
る部材が設けられているカードリーダへの適用に適した
カード搬送機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、カード走行方向に関するカ
ードの後端面をカード走行方向に移動するカード係止部
材に当接させ、該カード係止部材によりカードを搬送す
るように構成してなるカード搬送機構において、カード
走行方向に移動可能なキャリッジに、カード係止部材を
カードの後端面に当接可能な位置とカードに当接しない
位置との間を移動可能となるように取り付ける一方、カ
ードを走行移動させるための走行駆動部材により、カー
ド係止部材を当接可能な位置と当接しない位置との間を
移動させるとともに、当接可能な位置においてカード係
止部材の当接しない位置側への移動を阻止する阻止部を
設け、かつカード係止部材を当接しない位置に向けて付
勢する付勢手段と、当接しない位置に移動しているカー
ド係止部材がカード搬送路に向けて進出する部材に衝突
した場合に付勢手段の付勢力に抗して移動するのを許容
する逃げ手段を備えたものである。
めに請求項1記載の発明は、カード走行方向に関するカ
ードの後端面をカード走行方向に移動するカード係止部
材に当接させ、該カード係止部材によりカードを搬送す
るように構成してなるカード搬送機構において、カード
走行方向に移動可能なキャリッジに、カード係止部材を
カードの後端面に当接可能な位置とカードに当接しない
位置との間を移動可能となるように取り付ける一方、カ
ードを走行移動させるための走行駆動部材により、カー
ド係止部材を当接可能な位置と当接しない位置との間を
移動させるとともに、当接可能な位置においてカード係
止部材の当接しない位置側への移動を阻止する阻止部を
設け、かつカード係止部材を当接しない位置に向けて付
勢する付勢手段と、当接しない位置に移動しているカー
ド係止部材がカード搬送路に向けて進出する部材に衝突
した場合に付勢手段の付勢力に抗して移動するのを許容
する逃げ手段を備えたものである。
【0007】したがって、カードを搬送するために走行
駆動部材が移動すると、カード係止部材がカードに当接
可能な位置に移動する。即ち、カード係止部材がカード
を係止すると共に、走行駆動部材によってキャリッジが
移動可能になる。この状態で走行駆動部材がさらに移動
すると、キャリッジは搬送され、キャリッジに取り付け
られたカード係止部材はカードを係止した状態でこれを
搬送する。カードを搬送することでカードからカード係
止部材に反力が作用するが、カード係止部材は阻止部に
よってロックされているので、カードに当接しない位置
に倒れることはない。この後、走行駆動部材を逆方向に
移動させると、カード係止部材がカードに当接しない位
置に移動する。即ち、カード係止部材によるカードの係
止を解くことができる。また、カード係止部材は、カー
ドを係止していない状態では付勢手段によってカードに
当接しない位置に向けて付勢されており、この状態のカ
ード係止部材はキャリッジから突出している。カードリ
ーダ等においてはシャッタ等のカード搬送路に向けて進
出する部材を備えるタイプのものがあり、カードに当接
しない位置に移動することでキャリッジから突出したカ
ード係止部材がシャッタに衝突することがある。これを
防ぐ為、シャッタ等の進出状態でのカード移動範囲外に
当該シャッタを設ける方法があるが装置の拡大につなが
る。しかしながら、本発明ではカード係止部材の逃げ手
段が衝突時のカード係止部材の逃げを可能にし、カード
係止部材とシャッタとの干渉を回避する為、装置の拡大
にはつながらない。
駆動部材が移動すると、カード係止部材がカードに当接
可能な位置に移動する。即ち、カード係止部材がカード
を係止すると共に、走行駆動部材によってキャリッジが
移動可能になる。この状態で走行駆動部材がさらに移動
すると、キャリッジは搬送され、キャリッジに取り付け
られたカード係止部材はカードを係止した状態でこれを
搬送する。カードを搬送することでカードからカード係
止部材に反力が作用するが、カード係止部材は阻止部に
よってロックされているので、カードに当接しない位置
に倒れることはない。この後、走行駆動部材を逆方向に
移動させると、カード係止部材がカードに当接しない位
置に移動する。即ち、カード係止部材によるカードの係
止を解くことができる。また、カード係止部材は、カー
ドを係止していない状態では付勢手段によってカードに
当接しない位置に向けて付勢されており、この状態のカ
ード係止部材はキャリッジから突出している。カードリ
ーダ等においてはシャッタ等のカード搬送路に向けて進
出する部材を備えるタイプのものがあり、カードに当接
しない位置に移動することでキャリッジから突出したカ
ード係止部材がシャッタに衝突することがある。これを
防ぐ為、シャッタ等の進出状態でのカード移動範囲外に
当該シャッタを設ける方法があるが装置の拡大につなが
る。しかしながら、本発明ではカード係止部材の逃げ手
段が衝突時のカード係止部材の逃げを可能にし、カード
係止部材とシャッタとの干渉を回避する為、装置の拡大
にはつながらない。
【0008】また、請求項2記載のカード搬送機構は、
カード係止部材をキャリッジの前後2カ所に配置し、カ
ード走行方向に関するカード後端面側のカード係止部材
が当接可能な位置となり、カード前端面側のカード係止
部材が当接しない位置となるようにしたものである。し
たがって、カードの後端側のカード係止部材がカードを
押し進めるようにして搬送する。そして、カードを前方
のローラやベルト等に引き渡す場合には、カードの前端
側のカード係止部材はカードに当接しない位置に退避し
ているので、カードの引き渡しに干渉することがない。
一方、カードを逆方向に搬送する場合には、カードの前
後が逆になるので、当接可能な位置に在るカード係止部
材と当接しない位置に在るカード係止部材とが入れ替わ
る。
カード係止部材をキャリッジの前後2カ所に配置し、カ
ード走行方向に関するカード後端面側のカード係止部材
が当接可能な位置となり、カード前端面側のカード係止
部材が当接しない位置となるようにしたものである。し
たがって、カードの後端側のカード係止部材がカードを
押し進めるようにして搬送する。そして、カードを前方
のローラやベルト等に引き渡す場合には、カードの前端
側のカード係止部材はカードに当接しない位置に退避し
ているので、カードの引き渡しに干渉することがない。
一方、カードを逆方向に搬送する場合には、カードの前
後が逆になるので、当接可能な位置に在るカード係止部
材と当接しない位置に在るカード係止部材とが入れ替わ
る。
【0009】また、請求項3記載のカード搬送機構は、
キャリッジの前後2カ所に配置された2つのカード係止
部材が、走行駆動部材に連結された連動部材によって連
動して回動するように連結されている。したがって、2
つのカード係止部材の動きは連結部材によって連動さ
れ、一方のカード係止部材がカードに当接可能な位置に
移動すると他方のカード係止部材がカードに当接しない
位置に移動し、逆に、一方のカード係止部材がカードに
当接しない位置に移動すると他方のカード係止部材がカ
ードに当接可能な位置に移動する。
キャリッジの前後2カ所に配置された2つのカード係止
部材が、走行駆動部材に連結された連動部材によって連
動して回動するように連結されている。したがって、2
つのカード係止部材の動きは連結部材によって連動さ
れ、一方のカード係止部材がカードに当接可能な位置に
移動すると他方のカード係止部材がカードに当接しない
位置に移動し、逆に、一方のカード係止部材がカードに
当接しない位置に移動すると他方のカード係止部材がカ
ードに当接可能な位置に移動する。
【0010】さらに、請求項4記載のカード搬送機構
は、連動部材が一枚のレバーであり、該レバーにカード
係止部材を移動させる移動部と阻止部とが2つのカード
係止部材に対応するように設けられている。したがっ
て、カードに当接可能な位置に在るカード係止部材はレ
バーに設けられた阻止部によってロックされる。この状
態からレバーがキャリッジに対してスライドしてカード
係止部材が阻止部から外れて移動部に対向すると、ロッ
クが解除されて当該カード係止部材のカードに当接しな
い位置への移動が可能になる。
は、連動部材が一枚のレバーであり、該レバーにカード
係止部材を移動させる移動部と阻止部とが2つのカード
係止部材に対応するように設けられている。したがっ
て、カードに当接可能な位置に在るカード係止部材はレ
バーに設けられた阻止部によってロックされる。この状
態からレバーがキャリッジに対してスライドしてカード
係止部材が阻止部から外れて移動部に対向すると、ロッ
クが解除されて当該カード係止部材のカードに当接しな
い位置への移動が可能になる。
【0011】また、請求項5記載のカード搬送機構のよ
うに、付勢手段を、キャリッジの前後2カ所に配置され
た2つのカード係止部材の間に取り付けても良い。
うに、付勢手段を、キャリッジの前後2カ所に配置され
た2つのカード係止部材の間に取り付けても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1〜図3,図8〜図10に本発明を適用
したカード搬送機構の実施形態の一例を示す。このカー
ド搬送機構は、例えば図4〜図6に示すように、磁気カ
ード1のカードリーダ(ライタ)に適用したもので、カ
ード走行方向に関するカード1の後端面1aをカード走
行方向に移動するカード係止部材2に当接させ、該カー
ド係止部材2によりカード1を搬送するように構成され
ている。そして、カード走行方向に移動可能なキャリッ
ジ3に、カード係止部材2をカード1の後端面1aに当
接可能な位置(以下、カード係止位置P1という)とカ
ード1に当接しない位置(以下、退避位置P2という)
との間を移動可能となるように取り付ける一方、カード
1を走行移動させるための走行駆動部材4により、カー
ド係止部材2をカード係止位置P1と退避位置P2との
間を移動させるとともに、カード係止位置P1において
カード係止部材2の退避位置P2側への移動を阻止する
阻止部5を設けている。また、このカード搬送機構は、
カード係止部材2を退避位置P2に向けて付勢する付勢
手段36と、退避位置P2に移動しているカード係止部
材2がカード搬送路に向けて進出する部材38に衝突し
た場合に付勢手段36の付勢力に抗して移動するのを許
容する逃げ手段37を備えている。
したカード搬送機構の実施形態の一例を示す。このカー
ド搬送機構は、例えば図4〜図6に示すように、磁気カ
ード1のカードリーダ(ライタ)に適用したもので、カ
ード走行方向に関するカード1の後端面1aをカード走
行方向に移動するカード係止部材2に当接させ、該カー
ド係止部材2によりカード1を搬送するように構成され
ている。そして、カード走行方向に移動可能なキャリッ
ジ3に、カード係止部材2をカード1の後端面1aに当
接可能な位置(以下、カード係止位置P1という)とカ
ード1に当接しない位置(以下、退避位置P2という)
との間を移動可能となるように取り付ける一方、カード
1を走行移動させるための走行駆動部材4により、カー
ド係止部材2をカード係止位置P1と退避位置P2との
間を移動させるとともに、カード係止位置P1において
カード係止部材2の退避位置P2側への移動を阻止する
阻止部5を設けている。また、このカード搬送機構は、
カード係止部材2を退避位置P2に向けて付勢する付勢
手段36と、退避位置P2に移動しているカード係止部
材2がカード搬送路に向けて進出する部材38に衝突し
た場合に付勢手段36の付勢力に抗して移動するのを許
容する逃げ手段37を備えている。
【0014】カード係止部材2はキャリッジ3の前後2
カ所に配置されており、連動部材6と付勢手段36の働
きによってカード走行方向に関するカード1の後端面1
a側のカード係止部材2がカード係止位置P1となり、
カード1の前端面1b側のカード係止部材2が退避位置
P2となるように構成されている。つまり、左方向にカ
ード1を搬送する場合には、図8に示すように、右側の
カード係止部材2がカード係止位置P1となり、左側の
カード係止部材2が退避位置P2となる。一方、右方向
にカード1を搬送する場合には、図9に示すように、左
側のカード係止部材2がカード係止位置P1となり、ま
た、カード搬送路に向けて進出する部材38であるシャ
ッタに衝突していなければ右側のカード係止部材2が退
避位置P2となる。
カ所に配置されており、連動部材6と付勢手段36の働
きによってカード走行方向に関するカード1の後端面1
a側のカード係止部材2がカード係止位置P1となり、
カード1の前端面1b側のカード係止部材2が退避位置
P2となるように構成されている。つまり、左方向にカ
ード1を搬送する場合には、図8に示すように、右側の
カード係止部材2がカード係止位置P1となり、左側の
カード係止部材2が退避位置P2となる。一方、右方向
にカード1を搬送する場合には、図9に示すように、左
側のカード係止部材2がカード係止位置P1となり、ま
た、カード搬送路に向けて進出する部材38であるシャ
ッタに衝突していなければ右側のカード係止部材2が退
避位置P2となる。
【0015】キャリッジ3の前後2カ所に配置された2
つのカード係止部材2は、走行駆動部材4に連結された
連動部材6によって連動して回動するように連結されて
いる。本実施形態では、連動部材6は一枚のレバーであ
り、該レバー(以下スライドレバー6という)にカード
係止部材2を移動させる移動部7と前述の阻止部5とを
2つのカード係止部材2に対応するように設けている。
つのカード係止部材2は、走行駆動部材4に連結された
連動部材6によって連動して回動するように連結されて
いる。本実施形態では、連動部材6は一枚のレバーであ
り、該レバー(以下スライドレバー6という)にカード
係止部材2を移動させる移動部7と前述の阻止部5とを
2つのカード係止部材2に対応するように設けている。
【0016】付勢手段36は、例えばコイルスプリング
で、2つのカード係止部材2の間に取り付けられてい
る。この付勢手段36は、2つのカード係止部材2の下
端2dに取り付けられており、これらを退避位置P2に
向けて付勢している。
で、2つのカード係止部材2の間に取り付けられてい
る。この付勢手段36は、2つのカード係止部材2の下
端2dに取り付けられており、これらを退避位置P2に
向けて付勢している。
【0017】このカードリーダでは、図5に示すよう
に、左右のフレーム8,9と上下のガイド10,11に
よってカード搬送路が形成されており、カード1は寄せ
板12によって右フレーム9側に寄せられて位置決めさ
れながら搬送される(図2参照)。即ち、右フレーム9
がカード基準面となっている。なお、図1では寄せ板1
2の図示を省略している。
に、左右のフレーム8,9と上下のガイド10,11に
よってカード搬送路が形成されており、カード1は寄せ
板12によって右フレーム9側に寄せられて位置決めさ
れながら搬送される(図2参照)。即ち、右フレーム9
がカード基準面となっている。なお、図1では寄せ板1
2の図示を省略している。
【0018】また、カードリーダの長手方向に沿ってタ
イミングベルト13が巻き回されている。このタイミン
グベルト13は、タイミングプーリ14,15により支
持されている。カード挿入口16より挿入されたカード
1は、タイミングプーリ14上のタイミングベルト13
とパッドローラ17により挟まれ、このタイミングベル
ト13の回転によってカードリーダ内に取り込まれる。
パッドローラ17はスプリング18によってタイミング
プーリ14側に付勢されている。タイミングプーリ14
の回転位置は固定されている。タイミングベルト13の
軌道の途中部分はプーリ19,20によって左フレーム
8側に寄せられており、キャリッジ3との干渉を回避し
ている。
イミングベルト13が巻き回されている。このタイミン
グベルト13は、タイミングプーリ14,15により支
持されている。カード挿入口16より挿入されたカード
1は、タイミングプーリ14上のタイミングベルト13
とパッドローラ17により挟まれ、このタイミングベル
ト13の回転によってカードリーダ内に取り込まれる。
パッドローラ17はスプリング18によってタイミング
プーリ14側に付勢されている。タイミングプーリ14
の回転位置は固定されている。タイミングベルト13の
軌道の途中部分はプーリ19,20によって左フレーム
8側に寄せられており、キャリッジ3との干渉を回避し
ている。
【0019】キャリッジ3は、下ガイド11に固定され
たガイドシャフト21に沿って移動する。キャリッジ3
にはローラ22が回転自在に取り付けられており、この
ローラ22はガイド板23と下ガイド11の走行ガイド
11aに沿って転動する。即ち、キャリッジ3を1本の
ガイドシャフト21で支持するとキャリッジ3が回転し
てしまう虞があるが、ローラ22をガイド板23と下ガ
イド11の走行ガイド11aに沿って転動させること
で、キャリッジ3の回転を防止することができる。この
様にキャリッジ3を1本のガイドシャフト21によって
支持すると共にローラ22によってその回転防止を図る
構造にすることで、例えばキャリッジ3を2本のシャフ
トで回転防止を図りながら支持する構造に比べて製造コ
ストを安くすることが出来る。
たガイドシャフト21に沿って移動する。キャリッジ3
にはローラ22が回転自在に取り付けられており、この
ローラ22はガイド板23と下ガイド11の走行ガイド
11aに沿って転動する。即ち、キャリッジ3を1本の
ガイドシャフト21で支持するとキャリッジ3が回転し
てしまう虞があるが、ローラ22をガイド板23と下ガ
イド11の走行ガイド11aに沿って転動させること
で、キャリッジ3の回転を防止することができる。この
様にキャリッジ3を1本のガイドシャフト21によって
支持すると共にローラ22によってその回転防止を図る
構造にすることで、例えばキャリッジ3を2本のシャフ
トで回転防止を図りながら支持する構造に比べて製造コ
ストを安くすることが出来る。
【0020】カード係止部材2は、軸24により回転自
在にキャリッジ3に取り付けられている。カード係止部
材2の途中には、シャフト25が固定されている。ここ
で、例えば図1中左側のカード係止部材2をカードリー
ダの奥側のもの、図1中右側のカード係止部材2をカー
ドリーダのカード挿入口16側のものとすると、左側の
カード係止部材2に固定されているシャフト25はスラ
イドレバー6の長孔部6aを、右側のカード係止部材2
に固定されているシャフト25は逃げ手段37としての
長孔部をそれぞれ貫通している。即ち、2つのカード係
止部材2は、スライドレバー6によって連結されてい
る。逃げ手段37としての長孔部は長孔部6aよりも長
く形成されており、スライドレバー6と付勢手段36の
働きにより、右側のカード係止部材2が退避位置P2に
移動している場合であってもカード係止位置P1に向か
う方向への移動を可能にする。
在にキャリッジ3に取り付けられている。カード係止部
材2の途中には、シャフト25が固定されている。ここ
で、例えば図1中左側のカード係止部材2をカードリー
ダの奥側のもの、図1中右側のカード係止部材2をカー
ドリーダのカード挿入口16側のものとすると、左側の
カード係止部材2に固定されているシャフト25はスラ
イドレバー6の長孔部6aを、右側のカード係止部材2
に固定されているシャフト25は逃げ手段37としての
長孔部をそれぞれ貫通している。即ち、2つのカード係
止部材2は、スライドレバー6によって連結されてい
る。逃げ手段37としての長孔部は長孔部6aよりも長
く形成されており、スライドレバー6と付勢手段36の
働きにより、右側のカード係止部材2が退避位置P2に
移動している場合であってもカード係止位置P1に向か
う方向への移動を可能にする。
【0021】また、カード係止部材2には軸26が固定
されており、軸26はカード係止部材2が起立する方向
に回動するとキャリッジ3に度当たりするようになって
いる。即ち、軸26がキャリッジ3に度当たりする位置
がカード係止位置P1となっており、カード係止部材2
はカード係止位置P1を越えて回動することが出来ない
ようになっている。また、軸26の長さは、スライドレ
バー6に形成された移動部7の幅よりも短くなってい
る。
されており、軸26はカード係止部材2が起立する方向
に回動するとキャリッジ3に度当たりするようになって
いる。即ち、軸26がキャリッジ3に度当たりする位置
がカード係止位置P1となっており、カード係止部材2
はカード係止位置P1を越えて回動することが出来ない
ようになっている。また、軸26の長さは、スライドレ
バー6に形成された移動部7の幅よりも短くなってい
る。
【0022】スライドレバー6の移動部7は、軸26が
入り込むことができる凹部となっている(図2参照)。
また、移動部7のスライドレバー6の端側の部分が阻止
部5となっている。カード係止部材2がスライドレバー
6に引き起こされてカード係止位置P1に移動した状態
では、軸26は阻止部5に当接する。したがって、カー
ド係止部材2はカード係止位置P1にロックされること
なり、退避位置P2に向けて倒れたり、ぐらついたりす
ることがない。一方、この状態からスライドレバー6が
図中左方向に移動してシャフト25が長孔部6aの反対
側の端に到達すると、即ち、長孔部6aとシャフト25
の隙間の分だけスライドレバー6がキャリッジ3に対し
てスライドすると、軸26は阻止部5から外れて移動部
7に対向する。したがって、左側のカード係止部材2の
ロックが解除されることになり、軸26を移動部7に入
り込ませながら左側のカード係止部材2を退避位置P2
に向けて倒すように回動させることが出来る。つまり、
カード1を搬送する場合にはカード係止部材2はロック
されているのでカード反力によって倒れたりぐらついた
りすることはないが、カード1を搬送するためにスライ
ドレバー6をキャリッジ3に対してスライドさせるとカ
ード係止部材2のロックが解除されてこれを回動させる
ことが出来る。
入り込むことができる凹部となっている(図2参照)。
また、移動部7のスライドレバー6の端側の部分が阻止
部5となっている。カード係止部材2がスライドレバー
6に引き起こされてカード係止位置P1に移動した状態
では、軸26は阻止部5に当接する。したがって、カー
ド係止部材2はカード係止位置P1にロックされること
なり、退避位置P2に向けて倒れたり、ぐらついたりす
ることがない。一方、この状態からスライドレバー6が
図中左方向に移動してシャフト25が長孔部6aの反対
側の端に到達すると、即ち、長孔部6aとシャフト25
の隙間の分だけスライドレバー6がキャリッジ3に対し
てスライドすると、軸26は阻止部5から外れて移動部
7に対向する。したがって、左側のカード係止部材2の
ロックが解除されることになり、軸26を移動部7に入
り込ませながら左側のカード係止部材2を退避位置P2
に向けて倒すように回動させることが出来る。つまり、
カード1を搬送する場合にはカード係止部材2はロック
されているのでカード反力によって倒れたりぐらついた
りすることはないが、カード1を搬送するためにスライ
ドレバー6をキャリッジ3に対してスライドさせるとカ
ード係止部材2のロックが解除されてこれを回動させる
ことが出来る。
【0023】走行駆動部材4は、図3,6に示すように
例えばワイヤである。このワイヤ4は一対のプーリ2
7,28間に巻き掛けられている。ワイヤ4にかしめら
れたプレート29はスライドレバー6の連結部6bには
め込まれて接着固定されている。したがって、ワイヤ4
の駆動によりスライドレバー6が移動し、これによりカ
ード係止部材2が回動し、さらにカード係止位置P1に
度当たりしたカード係止部材2によってキャリッジ3を
移動させることが出来る。
例えばワイヤである。このワイヤ4は一対のプーリ2
7,28間に巻き掛けられている。ワイヤ4にかしめら
れたプレート29はスライドレバー6の連結部6bには
め込まれて接着固定されている。したがって、ワイヤ4
の駆動によりスライドレバー6が移動し、これによりカ
ード係止部材2が回動し、さらにカード係止位置P1に
度当たりしたカード係止部材2によってキャリッジ3を
移動させることが出来る。
【0024】ワイヤ4を駆動するプーリ28には、モー
タ30の回転が減速歯車列31とクラッチ機構32を介
して伝達される。クラッチ機構32は、ソレノイド33
によって操作され、プーリ28への回転力の伝達を断続
する。また、モータ30の回転力はタイミングプーリ1
5に常時伝達されている。
タ30の回転が減速歯車列31とクラッチ機構32を介
して伝達される。クラッチ機構32は、ソレノイド33
によって操作され、プーリ28への回転力の伝達を断続
する。また、モータ30の回転力はタイミングプーリ1
5に常時伝達されている。
【0025】次に、カード搬送機構の作動について説明
する。
する。
【0026】カード1がカードリーダ内に取り込まれて
いない状態ではキャリッジ3はカード挿入口16側に位
置している。
いない状態ではキャリッジ3はカード挿入口16側に位
置している。
【0027】カード1がカード挿入口16より挿入さ
れ、これを図示しないセンサが検知すると、シャッタ3
8が開くと共に、モータ30が始動する。モータ30の
駆動力はタイミングプーリ15からタイミングベルト1
3へと伝わり、このタイミングベルト13は図6中反時
計方向に回転する。これにより、挿入されたカード1は
タイミングプーリ14上のタイミングベルト13とパッ
ドローラ17に挟まれて取り込まれる。また、カード1
の挿入によりソレノイド33はクラッチ機構32を切断
操作する。したがって、モータ30の回転はプーリ28
には伝達されず、キャリッジ3は停止している。
れ、これを図示しないセンサが検知すると、シャッタ3
8が開くと共に、モータ30が始動する。モータ30の
駆動力はタイミングプーリ15からタイミングベルト1
3へと伝わり、このタイミングベルト13は図6中反時
計方向に回転する。これにより、挿入されたカード1は
タイミングプーリ14上のタイミングベルト13とパッ
ドローラ17に挟まれて取り込まれる。また、カード1
の挿入によりソレノイド33はクラッチ機構32を切断
操作する。したがって、モータ30の回転はプーリ28
には伝達されず、キャリッジ3は停止している。
【0028】そして、カード1が所定位置まで、即ちキ
ャリッジ3に対向する位置まで取り込まれたことを図示
しないセンサで検知すると、ソレノイド33がクラッチ
機構32を接続操作し、モータ30の回転力がワイヤ4
に伝達される。これにより、スライドレバー6がカード
1を搬送する方向に移動するので、カード1の後端面1
aに対応するカード係止部材2がカード係止位置P1に
移動し、カード1の前端面1bに対応するカード係止部
材2が退避位置P2に移動する。
ャリッジ3に対向する位置まで取り込まれたことを図示
しないセンサで検知すると、ソレノイド33がクラッチ
機構32を接続操作し、モータ30の回転力がワイヤ4
に伝達される。これにより、スライドレバー6がカード
1を搬送する方向に移動するので、カード1の後端面1
aに対応するカード係止部材2がカード係止位置P1に
移動し、カード1の前端面1bに対応するカード係止部
材2が退避位置P2に移動する。
【0029】この状態でさらにモータ30がワイヤ4を
駆動すると、カード係止位置P1に在るカード係止部材
2の軸26がキャリッジ3に度当たりしていることから
ワイヤ4の駆動力がキャリッジ3に伝わり、カード1と
キャリッジ3を搬送する(図8)。この状態では、カー
ド1を搬送する方のカード係止部材2の軸26はスライ
ドレバー6の阻止部5に当接しており、この位置にロッ
クされているので、カード1から受ける反力によって倒
れたりぐらついたりすることが無く、カード1を一定速
度で搬送することができる。なお、カード1を取り込ん
だ後、シャッタ38は閉じられる。
駆動すると、カード係止位置P1に在るカード係止部材
2の軸26がキャリッジ3に度当たりしていることから
ワイヤ4の駆動力がキャリッジ3に伝わり、カード1と
キャリッジ3を搬送する(図8)。この状態では、カー
ド1を搬送する方のカード係止部材2の軸26はスライ
ドレバー6の阻止部5に当接しており、この位置にロッ
クされているので、カード1から受ける反力によって倒
れたりぐらついたりすることが無く、カード1を一定速
度で搬送することができる。なお、カード1を取り込ん
だ後、シャッタ38は閉じられる。
【0030】下ガイド11に取り付けた磁気ヘッド34
(支持部は図示省略)にてカード1に記録されている磁
気データをリードした後、モータ30を逆回転させてカ
ード1をカード挿入口16側に戻す。モータ30の逆回
転により、ワイヤ4は上述の場合と逆方向に回転する
が、スライドレバー6と左右のカード係止部材2を連結
するシャフト25は長孔部6a,37内を貫通している
ので、先ずスライドレバー6がキャリッジ3に対して相
対移動する。そして、左側のカード係止部材2に固定さ
れたシャフト25と長孔部6aの隙間に相当する距離だ
けスライドレバー6が相対移動すると、このシャフト2
5が長孔部6aの反端側の端に到達するので、退避位置
P2に在った左側のカード係止部材2が引き起こされて
カード係止位置P1に移動する。同時に、カード係止位
置P1に在った右側のカード係止部材2の軸26がスラ
イドレバー6の阻止部5から外れて移動部7に対向する
ので、このカード係止部材2のカード係止位置P1への
ロックが解除されることになり、付勢手段36はこのカ
ード係止部材2を倒すように回動させて退避位置P2に
移動させる。即ち、前述の場合と反対側のカード係止部
材2がカード1を係止することになり、以降、ワイヤ4
の移動によってカード1とキャリッジ3がカード挿入口
16側に向けて搬送される(図9)。
(支持部は図示省略)にてカード1に記録されている磁
気データをリードした後、モータ30を逆回転させてカ
ード1をカード挿入口16側に戻す。モータ30の逆回
転により、ワイヤ4は上述の場合と逆方向に回転する
が、スライドレバー6と左右のカード係止部材2を連結
するシャフト25は長孔部6a,37内を貫通している
ので、先ずスライドレバー6がキャリッジ3に対して相
対移動する。そして、左側のカード係止部材2に固定さ
れたシャフト25と長孔部6aの隙間に相当する距離だ
けスライドレバー6が相対移動すると、このシャフト2
5が長孔部6aの反端側の端に到達するので、退避位置
P2に在った左側のカード係止部材2が引き起こされて
カード係止位置P1に移動する。同時に、カード係止位
置P1に在った右側のカード係止部材2の軸26がスラ
イドレバー6の阻止部5から外れて移動部7に対向する
ので、このカード係止部材2のカード係止位置P1への
ロックが解除されることになり、付勢手段36はこのカ
ード係止部材2を倒すように回動させて退避位置P2に
移動させる。即ち、前述の場合と反対側のカード係止部
材2がカード1を係止することになり、以降、ワイヤ4
の移動によってカード1とキャリッジ3がカード挿入口
16側に向けて搬送される(図9)。
【0031】この状態では、シャッタ38は閉じてい
る。したがって、カード1とキャリッジ3をカード挿入
口16側に向けて搬送すると、キャリッジ3よりも突出
する右側のカード係止部材2がシャッタ38に衝突する
(図10)。しかしながら、右側のカード係止部材2に
固定されたシャフト25は、逃げ手段37である長孔部
を貫通しているので、シャフト25が長孔部37内を移
動することでカード係止部材2が引き起こされ、シャッ
タ38を閉じたままの状態で、カード1をタイミングベ
ルト13に引き渡す位置までキャリッジ3を移動させる
ことができる(図1)。
る。したがって、カード1とキャリッジ3をカード挿入
口16側に向けて搬送すると、キャリッジ3よりも突出
する右側のカード係止部材2がシャッタ38に衝突する
(図10)。しかしながら、右側のカード係止部材2に
固定されたシャフト25は、逃げ手段37である長孔部
を貫通しているので、シャフト25が長孔部37内を移
動することでカード係止部材2が引き起こされ、シャッ
タ38を閉じたままの状態で、カード1をタイミングベ
ルト13に引き渡す位置までキャリッジ3を移動させる
ことができる(図1)。
【0032】キャリッジ3が所定位置まで搬送されると
シャッタ38が開かれ、これに伴い右側のカード係止部
材2は付勢手段36によって退避位置P2に移動され
る。したがって、このカード係止部材2がカード1の排
出を妨げることはない。そして、ソレノイド33により
クラッチ機構32が切断され、カード1はタイミングベ
ルト13に引き渡されてカード挿入口16からカードリ
ーダの外に排出される。即ち、ワイヤ4はプーリ14上
のタイミングベルト13とパッドローラ17によってカ
ード1が引き込まれるまでカード1を搬送する。
シャッタ38が開かれ、これに伴い右側のカード係止部
材2は付勢手段36によって退避位置P2に移動され
る。したがって、このカード係止部材2がカード1の排
出を妨げることはない。そして、ソレノイド33により
クラッチ機構32が切断され、カード1はタイミングベ
ルト13に引き渡されてカード挿入口16からカードリ
ーダの外に排出される。即ち、ワイヤ4はプーリ14上
のタイミングベルト13とパッドローラ17によってカ
ード1が引き込まれるまでカード1を搬送する。
【0033】なお、カード1をカードリーダの奥側から
排出する場合には、プーリ15上のタイミングベルト1
3とパッドローラ35とでカード1を挟んで搬送し排出
するようにすれば良い。
排出する場合には、プーリ15上のタイミングベルト1
3とパッドローラ35とでカード1を挟んで搬送し排出
するようにすれば良い。
【0034】このカード搬送機構では、ワイヤ4の駆動
方向を変えるだけで、キャリッジ3のスライド範囲の中
の任意位置でカード係止部材2を回動操作してカード1
を係止したり係止を解いたりすることができる。このた
め、カード搬送路の途中に分岐路を設ける場合には、カ
ード1を分岐路に搬送する場合にのみ分岐位置でカード
1の係止を解くことができ、カード1を分岐路に搬送し
ない場合にはカード1を係止した状態で分岐位置を通過
させることができる。このため、別搬送系を付加してカ
ード搬送路を分岐させる場合や、カード廃券入れを設け
る場合には、任意の位置で分岐させることができる。ま
た、カード1を強制的にマニュアル排除する場合に、任
意の位置で前後どらちの方向への排除も可能となる。
方向を変えるだけで、キャリッジ3のスライド範囲の中
の任意位置でカード係止部材2を回動操作してカード1
を係止したり係止を解いたりすることができる。このた
め、カード搬送路の途中に分岐路を設ける場合には、カ
ード1を分岐路に搬送する場合にのみ分岐位置でカード
1の係止を解くことができ、カード1を分岐路に搬送し
ない場合にはカード1を係止した状態で分岐位置を通過
させることができる。このため、別搬送系を付加してカ
ード搬送路を分岐させる場合や、カード廃券入れを設け
る場合には、任意の位置で分岐させることができる。ま
た、カード1を強制的にマニュアル排除する場合に、任
意の位置で前後どらちの方向への排除も可能となる。
【0035】このカード搬送機構では、キャリッジ3を
移動させる場合に、カード1を取り込んだ状態ではカー
ド1を係止していなかったカード係止部材2がカード1
を係止した後に初めてキャリッジ3を移動させるので、
キャリッジ3とカード1の相対位置のずれが抑えられ、
カード1を係止する機構の外れといった問題が発生する
ことがない。
移動させる場合に、カード1を取り込んだ状態ではカー
ド1を係止していなかったカード係止部材2がカード1
を係止した後に初めてキャリッジ3を移動させるので、
キャリッジ3とカード1の相対位置のずれが抑えられ、
カード1を係止する機構の外れといった問題が発生する
ことがない。
【0036】また、ワイヤ4をスライドレバー6に連結
して当該スライドレバー6によってカード係止部材2を
カード係止位置P1と退避位置P2との間で移動させる
ようにしているので、カード1の搬送方向から垂直な方
向からみてキャリッジ3が移動する範囲内にワイヤ4の
プーリ27,28を配置することができ、カード搬送機
構を小型化することができる。
して当該スライドレバー6によってカード係止部材2を
カード係止位置P1と退避位置P2との間で移動させる
ようにしているので、カード1の搬送方向から垂直な方
向からみてキャリッジ3が移動する範囲内にワイヤ4の
プーリ27,28を配置することができ、カード搬送機
構を小型化することができる。
【0037】また、逃げ手段37を設けることで、シャ
ッタ38とカード係止部材2の干渉を回避することがで
きるので、シャッタ38を備えるカードリーダへの適用
を可能にすることができる。
ッタ38とカード係止部材2の干渉を回避することがで
きるので、シャッタ38を備えるカードリーダへの適用
を可能にすることができる。
【0038】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、磁気ヘッド34を備えるカードリーダ(ラ
イタ)に適用した場合について説明したが、ICカード
を取り扱うICカードリーダ(ライタ)や、磁気・IC
カードを取り扱うカードリーダ(ライタ)等に適用でき
る点は勿論である。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、磁気ヘッド34を備えるカードリーダ(ラ
イタ)に適用した場合について説明したが、ICカード
を取り扱うICカードリーダ(ライタ)や、磁気・IC
カードを取り扱うカードリーダ(ライタ)等に適用でき
る点は勿論である。
【0039】また、カード係止部材2の先端を爪形状に
する必要はなく、例えば図7に示すような単純形状とし
ても良い。
する必要はなく、例えば図7に示すような単純形状とし
ても良い。
【0040】また、寄せ板12をキャリッジ3に取り付
ける必要はなく、例えばフレーム8等に取り付けても良
い。
ける必要はなく、例えばフレーム8等に取り付けても良
い。
【0041】また、カード挿入口16からカード1を取
り込む場合に、タイミングベルト13とパッドローラ1
7の組合せを使用してカード1を搬送するようにしてい
たが、タイミングベルト13とパッドローラ17の組合
せに代えて、カード1の表裏面を挟んで搬送するゴムロ
ーラ対を使用しても良い。
り込む場合に、タイミングベルト13とパッドローラ1
7の組合せを使用してカード1を搬送するようにしてい
たが、タイミングベルト13とパッドローラ17の組合
せに代えて、カード1の表裏面を挟んで搬送するゴムロ
ーラ対を使用しても良い。
【0042】さらに、1つのモータ30によってワイヤ
4を駆動するプーリ28とタイミングベルト13を駆動
するタイミングプーリ15を回転させるようにしていた
が、プーリ28とタイミングプーリ15とを別々のモー
タによって回転させるようにしても良く、この場合には
クラッチ機構32を省略することができる。
4を駆動するプーリ28とタイミングベルト13を駆動
するタイミングプーリ15を回転させるようにしていた
が、プーリ28とタイミングプーリ15とを別々のモー
タによって回転させるようにしても良く、この場合には
クラッチ機構32を省略することができる。
【0043】また、上述の説明では、右側のカード係止
部材2に対して逃げ手段37を設けていたが、左側のカ
ード係止部材2に対して逃げ手段37を設けても良い。
部材2に対して逃げ手段37を設けていたが、左側のカ
ード係止部材2に対して逃げ手段37を設けても良い。
【0044】また、付勢手段36を左右のカード係止部
材2の間に取り付けていたが、他の部材、例えばキャリ
ッジ3等とカード係止部材2の間に取り付けても良い。
材2の間に取り付けていたが、他の部材、例えばキャリ
ッジ3等とカード係止部材2の間に取り付けても良い。
【0045】さらに、カード搬送に向けて進出する部材
38はシャッタ以外のものであっても良い。
38はシャッタ以外のものであっても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のカ
ード搬送機構では、カード走行方向に移動可能なキャリ
ッジに、カード係止部材をカードの後端面に当接可能な
位置とカードに当接しない位置との間を移動可能となる
ように取り付ける一方、カードを走行移動させるための
走行駆動部材により、カード係止部材を当接可能な位置
と当接しない位置との間を移動させるとともに、当接可
能な位置においてカード係止部材の当接しない位置側へ
の移動を阻止する阻止部を設け、かつカード係止部材を
当接しない位置に向けて付勢する付勢手段と、当接しな
い位置に移動しているカード係止部材がカード搬送路に
向けて進出する部材に衝突した場合に付勢手段の付勢力
に抗して移動するのを許容する逃げ手段を備えたので、
カード係止部材がカードを係止した後にキャリッジが移
動し始めるようにすることが出来る。このため、たとえ
キャリッジの移動速度とカード取り込み速度が大きく相
違した場合であっても、速度差に起因してカードが外れ
たりローラが摩耗したりすることがない。また、カード
係止部材によるカードの係止を任意位置で解除すること
が可能になり、カード搬送路を途中で分岐させるタイプ
のカードリーダに適用することができる。さらに、阻止
部によってカード係止部材をカードに当接可能な位置に
ロックすることができるため、カード反力によってカー
ド係止部材が倒れたりぐらついたりするのを防止でき、
カードを一定速度で搬送することができる。また、シャ
ッタ等のカード搬送路に向けて進出する部材とカード係
止部材との干渉を回避できるので、シャッタ等を備える
カードリーダへの適用を可能にすることができるととも
に、シャッタ等の余分な開閉動作を防止することができ
てソレノイド等の駆動手段の寿命を延ばすことができ、
また、電力消費量を抑えることができる。
ード搬送機構では、カード走行方向に移動可能なキャリ
ッジに、カード係止部材をカードの後端面に当接可能な
位置とカードに当接しない位置との間を移動可能となる
ように取り付ける一方、カードを走行移動させるための
走行駆動部材により、カード係止部材を当接可能な位置
と当接しない位置との間を移動させるとともに、当接可
能な位置においてカード係止部材の当接しない位置側へ
の移動を阻止する阻止部を設け、かつカード係止部材を
当接しない位置に向けて付勢する付勢手段と、当接しな
い位置に移動しているカード係止部材がカード搬送路に
向けて進出する部材に衝突した場合に付勢手段の付勢力
に抗して移動するのを許容する逃げ手段を備えたので、
カード係止部材がカードを係止した後にキャリッジが移
動し始めるようにすることが出来る。このため、たとえ
キャリッジの移動速度とカード取り込み速度が大きく相
違した場合であっても、速度差に起因してカードが外れ
たりローラが摩耗したりすることがない。また、カード
係止部材によるカードの係止を任意位置で解除すること
が可能になり、カード搬送路を途中で分岐させるタイプ
のカードリーダに適用することができる。さらに、阻止
部によってカード係止部材をカードに当接可能な位置に
ロックすることができるため、カード反力によってカー
ド係止部材が倒れたりぐらついたりするのを防止でき、
カードを一定速度で搬送することができる。また、シャ
ッタ等のカード搬送路に向けて進出する部材とカード係
止部材との干渉を回避できるので、シャッタ等を備える
カードリーダへの適用を可能にすることができるととも
に、シャッタ等の余分な開閉動作を防止することができ
てソレノイド等の駆動手段の寿命を延ばすことができ、
また、電力消費量を抑えることができる。
【0047】また、請求項2記載のカード搬送機構で
は、カード係止部材をキャリッジの前後2カ所に配置
し、カード走行方向に関するカード後端面側のカード係
止部材が当接可能な位置となり、カード前端面側のカー
ド係止部材が当接しない位置となるようにしたので、カ
ードを前進又は後進させるいずれの場合であっても、カ
ード係止部材によるカードの係止を任意の位置で解除す
ることが可能になり、カードの両搬送方向に対してカー
ド搬送路を途中で分岐させるタイプのカードリーダに適
用することが可能になる。
は、カード係止部材をキャリッジの前後2カ所に配置
し、カード走行方向に関するカード後端面側のカード係
止部材が当接可能な位置となり、カード前端面側のカー
ド係止部材が当接しない位置となるようにしたので、カ
ードを前進又は後進させるいずれの場合であっても、カ
ード係止部材によるカードの係止を任意の位置で解除す
ることが可能になり、カードの両搬送方向に対してカー
ド搬送路を途中で分岐させるタイプのカードリーダに適
用することが可能になる。
【0048】さらに、請求項3記載のカード搬送機構の
ように、キャリッジの前後2カ所に配置された2つのカ
ード係止部材が、走行駆動部材に連結された連動部材に
よって連動して回動するように連結しても良く、請求項
4記載のカード搬送機構のように、連動部材が一枚のレ
バーであり、該レバーにカード係止部材を移動させる移
動部と阻止部とを2つのカード係止部材に対応するよう
に設けても良い。
ように、キャリッジの前後2カ所に配置された2つのカ
ード係止部材が、走行駆動部材に連結された連動部材に
よって連動して回動するように連結しても良く、請求項
4記載のカード搬送機構のように、連動部材が一枚のレ
バーであり、該レバーにカード係止部材を移動させる移
動部と阻止部とを2つのカード係止部材に対応するよう
に設けても良い。
【0049】また、請求項5記載のカード搬送機構のよ
うに、付勢手段をキャリッジの前後2カ所に配置された
2つのカード係止部材の間に取り付けても良い。
うに、付勢手段をキャリッジの前後2カ所に配置された
2つのカード係止部材の間に取り付けても良い。
【図1】本発明のカード搬送機構の一実施形態を部分的
に断面して示す側面図である。
に断面して示す側面図である。
【図2】同カード搬送機構の横断面図である。
【図3】同カード搬送機構の平面図である。
【図4】本発明のカード搬送機構を組み込んだカードリ
ーダの側面からみた位置関係を示す概略構成図である。
ーダの側面からみた位置関係を示す概略構成図である。
【図5】同カードリーダの正面からみた位置関係を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】同カードリーダの上方からみた位置関係を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図7】本発明のカード搬送機構のカード係止部材の他
の実施形態を示す側面図である。
の実施形態を示す側面図である。
【図8】本発明のカード搬送機構の動作を示し、カード
を取り込む様子を示す図である。
を取り込む様子を示す図である。
【図9】本発明のカード搬送機構の動作を示し、カード
を排出する様子を示す図である。
を排出する様子を示す図である。
【図10】本発明のカード搬送機構の動作を示し、図9
に続く様子を示す図である。
に続く様子を示す図である。
1 カード 1a カードの後端面 1b カードの前端面 2 カード係止部材 3 キャリッジ 4 ワイヤ(走行駆動部材) 5 阻止部 6 スライドレバー(連動部材) 7 移動部 36 付勢手段 37 長孔部(逃げ手段) 38 シャッタ(カード搬送路に向けて進出する部材) P1 カード係止位置(カードの後端面に当接可能な位
置) P2 退避位置(カードに当接しない位置)
置) P2 退避位置(カードに当接しない位置)
Claims (5)
- 【請求項1】 カード走行方向に関するカードの後端面
をカード走行方向に移動するカード係止部材に当接さ
せ、該カード係止部材により上記カードを搬送するよう
に構成してなるカード搬送機構において、カード走行方
向に移動可能なキャリッジに、上記カード係止部材を上
記カードの後端面に当接可能な位置と上記カードに当接
しない位置との間を移動可能となるように取り付ける一
方、カードを走行移動させるための走行駆動部材によ
り、上記カード係止部材を上記当接可能な位置と上記当
接しない位置との間を移動させるとともに、上記当接可
能な位置において上記カード係止部材の上記当接しない
位置側への移動を阻止する阻止部を設け、かつ上記カー
ド係止部材を上記当接しない位置に向けて付勢する付勢
手段と、上記当接しない位置に移動している上記カード
係止部材がカード搬送路に向けて進出する部材に衝突し
た場合に上記付勢手段の付勢力に抗して移動するのを許
容する逃げ手段を備えたことを特徴とするカード搬送機
構。 - 【請求項2】 前記カード係止部材を前記キャリッジの
前後2カ所に配置し、カード走行方向に関するカード後
端面側のカード係止部材が上記当接可能な位置となり、
カード前端面側のカード係止部材が上記当接しない位置
となるようにしたことを特徴とする請求項1記載のカー
ド搬送機構。 - 【請求項3】 前記キャリッジの前後2カ所に配置され
た2つの前記カード係止部材は、前記走行駆動部材に連
結された連動部材によって連動して回動するように連結
されてなることを特徴とする請求項2記載のカード搬送
機構。 - 【請求項4】 前記連動部材は一枚のレバーであり、該
レバーに前記カード係止部材を移動させる移動部と前記
阻止部とが前記2つのカード係止部材に対応するように
設けられていることを特徴とする請求項3記載のカード
搬送機構。 - 【請求項5】 前記付勢手段は、前記キャリッジの前後
2カ所に配置された2つの前記カード係止部材の間に取
り付けられていることを特徴とする請求項2から4のい
ずれかに記載のカード搬送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199545A JP2002015285A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | カード搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199545A JP2002015285A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | カード搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002015285A true JP2002015285A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18697539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000199545A Pending JP2002015285A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | カード搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002015285A (ja) |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000199545A patent/JP2002015285A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08171616A (ja) | カード装着装置 | |
US6824062B2 (en) | Card transporting mechanism for card reader | |
JP2002015285A (ja) | カード搬送機構 | |
JP2000331128A (ja) | カード搬送機構 | |
JP3162808B2 (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP3676045B2 (ja) | 記録媒体の一時待機部を備えた媒体搬送装置 | |
JP2006031432A (ja) | カードリーダ | |
JP2000113114A (ja) | カードリーダのカード搬送機構 | |
JP3430919B2 (ja) | 部品搬送装置 | |
JP2965461B2 (ja) | カードリーダ | |
JPH0650050Y2 (ja) | 挿入カードの待機装置 | |
JP2001076099A (ja) | カード強制排出方法および排出機構 | |
JPH0731329Y2 (ja) | 2枚取り込み式カードリーダ | |
JPS6312083Y2 (ja) | ||
JPH0531705Y2 (ja) | ||
JP2915755B2 (ja) | 磁気カードリーダ | |
JP2510913Y2 (ja) | カ―ド等の受入装置 | |
JP3488346B2 (ja) | 媒体送り装置 | |
JP3700414B2 (ja) | カード搬送装置 | |
JP3336984B2 (ja) | カード処理装置 | |
JPH0418051Y2 (ja) | ||
JP2567159Y2 (ja) | カード搬送装置 | |
JPH05143783A (ja) | カード保留装置 | |
JPH0744662A (ja) | 磁気・icカード兼用カードリーダ | |
JP3516852B2 (ja) | Icカードリーダ |