JP2002014880A - 素材送出装置および素材送出方法 - Google Patents

素材送出装置および素材送出方法

Info

Publication number
JP2002014880A
JP2002014880A JP2000194860A JP2000194860A JP2002014880A JP 2002014880 A JP2002014880 A JP 2002014880A JP 2000194860 A JP2000194860 A JP 2000194860A JP 2000194860 A JP2000194860 A JP 2000194860A JP 2002014880 A JP2002014880 A JP 2002014880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
notification
occurrence
client
error occurrence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000194860A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Kaneko
俊治 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000194860A priority Critical patent/JP2002014880A/ja
Publication of JP2002014880A publication Critical patent/JP2002014880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各操作端末毎にそれぞれ必要なエラー情報を
通知することができる素材送出装置および素材送出方法
を実現する。 【解決手段】 ネットワークNTに接続される各サーバ
/クライアント端末で実行されるエラー検出プログラム
のいずれかがエラーを検出してエラー発生を通知する
と、ワーニング監視サーバプログラムがこれを受信し、
エラー管理テーブルTBLを参照して生成したエラー発
生通知を、必要とするクライアント端末のアクセスバー
プログラムに送信するので、各クライアント端末毎にそ
れぞれ必要なエラー情報を通知することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続されるサーバ/クライアント形態の装置に関
し、装置内で発生する各種エラーやワーニングを一括し
て集約し、その内容を対応するクライアント(操作端
末)に通知する素材送出装置および素材送出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオサーバ等のノンリニア記録
再生手段を備え、このノンリニア記録再生手段に収録さ
れた素材(映像/音声データ)の属性(素材コード、素
材名および素材長など)をデータベースに登録管理し、
このデータベースに登録管理された素材属性を参照して
ノンリニア記録再生手段から素材を送出する素材送出装
置が知られている。この種の装置であるCMバンクシス
テムでは、複数の操作端末からの制御命令に基づいてビ
デオサーバにCM(コマーシャル)素材を収録(ファイ
リング)しておき、データベースに登録された送出リス
ト(CM送出時刻、送出すべき素材等を表す素材属性)
を参照してビデオサーバに蓄積されたCM素材をオンデ
マンドで送出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の素材送出装置は、ネットワークを介して接続される
サーバ/クライアント形態で構成され、クライアントに
は素材収録を行うファイリング処理や素材内容を確認す
るプレビュー処理等の、素材送出に係わる様々な処理を
個々に担う複数の操作端末が設けられる。こうした素材
送出装置では、処理中にエラーやワーニングが発生する
と、その内容を表すエラー情報(ワーニング情報を含
む)を全ての操作端末に一斉通知して表示させたり、あ
るいはエラー情報を監視する専用端末にのみ通知して表
示させている。
【0004】しかしながら、エラー情報を全ての操作端
末に一斉通知する態様であると、他の操作端末が管轄す
る、自己とは関係のないエラー情報も併せて表示されて
しまうため、本来認識しなければならないエラー情報を
見逃す虞があり、一方、エラー情報を専用端末にのみ通
知する態様では、エラーが原因で作業に支障が発生した
場合、その作業担当者が専用端末に出向き、表示された
全てのエラー情報の内から主原因たるエラー情報を見つ
け出さねばならず、その操作が煩わしいという問題があ
る。そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされた
もので、各操作端末毎にそれぞれ必要なエラー情報を通
知することができる素材送出装置および素材送出方法を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、素材送出に係わる各種
処理をそれぞれ実行する各サーバおよびクライアントを
ネットワーク接続してなる素材送出装置において、前記
各クライアントに設けられ、自己の処理にエラーを検出
した場合にエラー通知を発生するエラー検出手段と、前
記各サーバのいずれかに設けられ、前記エラー通知を受
信した場合、少なくともそのエラーの内容およびエラー
発生元を表すエラー発生通知を生成し、前記各クライア
ントの内、通報が必要なクライアントに送出するエラー
通報手段と、前記各クライアントに設けられ、前記エラ
ー発生通知を受領した場合、当該エラー発生通知の受領
を報知すると共に、その内容を画面表示をするエラー表
示手段とを具備することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明では、ネットワーク
接続される各サーバおよびクライアントを備え、素材送
出に係わる各種処理をそれぞれ実行する素材送出方法に
おいて、前記各クライアントで実行される過程であり、
自己の処理にエラーを検出した場合にエラー通知を発生
するエラー検出過程と、前記各サーバのいずれかで実行
される過程であり、前記エラー通知を受信した場合、少
なくともそのエラーの内容およびエラー発生元を表すエ
ラー発生通知を生成し、前記各クライアントの内、通報
が必要なクライアントに送出するエラー通報過程と、前
記各クライアントで実行される過程であり、前記エラー
発生通知を受領した場合、当該エラー発生通知の受領を
報知すると共に、その内容を画面表示をするエラー表示
過程とを具備することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明では、素材送出に係
わる各種処理をそれぞれ実行する各サーバおよびクライ
アントをネットワーク接続してなる素材送出装置におい
て、前記各クライアントに設けられ、自己の処理にエラ
ーを検出した場合に、少なくともエラー内容を表すエラ
ーコードとエラー発生元を表す自己名称とを含むエラー
通知を発生するエラー検出手段と、前記各サーバのいず
れかに設けられる手段であって、装置内で発生し得る各
種エラーを表すエラーコード毎に、それに対応するエラ
ーメッセージとエラー発生を通知する宛先とが登録され
た管理テーブルを備え、前記エラー通知を受信した場
合、この管理テーブルを参照してエラーコード、エラー
メッセージおよびエラー発生元を表すエラー発生通知を
生成し、当該管理テーブルで指定される宛先に送出する
エラー通報手段と、前記各クライアントに設けられ、前
記エラー発生通知を受領した場合、当該エラー発生通知
の受領を報知すると共に、その内容を画面表示をするエ
ラー表示手段とを具備することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明では、ネットワーク
接続される各サーバおよびクライアントを備え、素材送
出に係わる各種処理をそれぞれ実行する素材送出方法に
おいて、前記各クライアントで実行される過程であり、
自己の処理にエラーを検出した場合に、少なくともエラ
ー内容を表すエラーコードとエラー発生元を表す自己名
称とを含むエラー通知を発生するエラー検出過程と、前
記各サーバのいずれかで実行される過程であって、装置
内で発生し得る各種エラーを表すエラーコード毎に、そ
れに対応するエラーメッセージとエラー発生を通知する
宛先とが登録された管理テーブルを備え、前記エラー通
知を受信した場合、この管理テーブルを参照してエラー
コード、エラーメッセージおよびエラー発生元を表すエ
ラー発生通知を生成し、当該管理テーブルで指定される
宛先に送出するエラー通報過程と、前記各クライアント
側で実行される過程であり、前記エラー発生通知を受領
した場合、当該エラー発生通知の受領を報知すると共
に、その内容を画面表示をするエラー表示過程とを具備
することを特徴とする。
【0009】上記請求項1または請求項3のいずれかに
従属する請求項5に記載の発明では、前記エラー表示手
段は、エラー発生通知の受領に応じて画面上で点滅表示
するエラー発生アイコンを備えることを特徴とする。
【0010】上記請求項2または請求項4のいずれかに
従属する請求項6に記載の発明では、前記エラー表示過
程は、エラー発生通知の受領に応じて画面上で点滅表示
するエラー発生アイコンを備えることを特徴とする。
【0011】上記請求項1または請求項3のいずれかに
従属する請求項7に記載の発明では、前記エラー表示手
段は、受領したエラー発生通知を格納するエラーファイ
ルを備え、エラー発生通知の受領に応じて点滅表示する
エラー発生アイコンがクリック操作された場合、当該エ
ラーファイルに格納されたエラー発生通知を一覧表示す
ることを特徴とする。
【0012】上記請求項2または請求項4のいずれかに
従属する請求項8に記載の発明では、前記エラー表示過
程は、受領したエラー発生通知を格納するエラーファイ
ルを備え、エラー発生通知の受領に応じて点滅表示する
エラー発生アイコンがクリック操作された場合、当該エ
ラーファイルに格納されたエラー発生通知を一覧表示す
ることを特徴とする。
【0013】上記請求項7に従属する請求項9に記載の
発明では、前記エラー表示手段は、一覧表示するエラー
発生通知の内、新たに通知されたエラー発生通知と、既
に一度表示されたエラー発生通知と表示形態を異ならせ
ることを特徴とする。
【0014】上記請求項8に従属する請求項10に記載
の発明では、前記エラー表示過程は、一覧表示するエラ
ー発生通知の内、新たに通知されたエラー発生通知と、
既に一度表示されたエラー発生通知と表示形態を異なら
せることを特徴とする。
【0015】請求項11に記載の発明では、素材送出に
係わる各種処理をそれぞれ実行する各サーバおよびクラ
イアントをネットワーク接続してなる素材送出装置にお
いて、前記各クライアントに設けられ、自己の処理にエ
ラーを検出した場合にはエラー通知を発生し、そのエラ
ーが解除された場合には解除通知を発生するエラー検出
手段と、前記各サーバのいずれかに設けられ、前記エラ
ー通知を受信した場合には少なくともそのエラーの内容
およびエラー発生元を表すエラー発生通知を生成して前
記各クライアントの内、通報が必要なクライアントに送
出し、一方、前記解除通知を受信した場合には少なくと
も解除されたエラーの内容およびエラー解除元を表すエ
ラー解除通知を生成して前記各クライアントの内、通報
が必要なクライアントに送出するエラー通報手段と、前
記各クライアントに設けられ、前記エラー発生通知を受
領した場合にはそのエラー発生通知をエラーファイルに
格納すると共に、当該エラーファイルに格納されたエラ
ー発生通知を一覧表示し、一方、前記エラー解除通知を
受領した場合には当該エラーファイルから対応するエラ
ー発生通知を削除するエラー表示手段とを具備すること
を特徴とする。
【0016】請求項12に記載の発明では、ネットワー
ク接続される各サーバおよびクライアントを備え、素材
送出に係わる各種処理をそれぞれ実行する素材送出方法
において、前記各クライアントで実行される過程であ
り、自己の処理にエラーを検出した場合にはエラー通知
を発生し、そのエラーが解除された場合には解除通知を
発生するエラー検出過程と、前記各サーバのいずれかで
実行される過程であって、前記エラー通知を受信した場
合には少なくともそのエラーの内容およびエラー発生元
を表すエラー発生通知を生成して前記各クライアントの
内、通報が必要なクライアントに送出し、一方、前記解
除通知を受信した場合には少なくとも解除されたエラー
の内容およびエラー解除元を表すエラー解除通知を生成
して前記各クライアントの内、通報が必要なクライアン
トに送出するエラー通報過程と、前記各クライアント側
で実行される過程であり、前記エラー発生通知を受領し
た場合にはそのエラー発生通知をエラーファイルに格納
すると共に、当該エラーファイルに格納されたエラー発
生通知を一覧表示し、一方、前記エラー解除通知を受領
した場合には当該エラーファイルから対応するエラー発
生通知を削除するエラー表示過程とを具備することを特
徴とする素材送出方法。
【0017】本発明では、各クライアントに設けられる
エラー検出手段のいずれかが自己の処理にエラーを検出
してエラー通知を発生すると、サーバに設けられたエラ
ー通報手段がこのエラー通知を受信して、少なくともそ
のエラーの内容およびエラー発生元を表すエラー発生通
知を生成し、通報が必要なクライアントに送出し、この
エラー発生通知を受領したクライアント側ではエラー表
示手段が当該エラー発生通知の受領をユーザに報知した
り、受領したエラー発生通知の内容を画面表示するの
で、各クライアント毎(各操作端末毎)にそれぞれ必要
なエラー情報を通知することが可能になる。これによ
り、他のクライアント端末が管轄する、自己とは関係の
ないエラー情報を表示したり、これ故、本来認識しなけ
ればならないエラー情報を見落す虞や、表示された全て
のエラー情報の内から主原因たるエラー情報を見つけ出
す煩わしさ等の、従来の弊害を一挙に解消し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による素材送出装置は、放
送局設備として配備される番組送出システムやCMバン
クシステムに適用される。以下では、本発明の実施の一
形態であるCMバンクシステムを実施例とし、これにつ
いて図面を参照して説明する。 (1)構成 図1および図2は本発明の実施例であるCMバンクシス
テムの全体構成を示すブロック図である。これらの図に
示すCMバンクシステムは、データゲートウェイ10
1、データベースサーバ102、ファイリング端末10
3およびプレビュー端末104から構成される素材デー
タ管理系と、送出制御系(現用系、予備系)201,2
02および送出監視端末203から構成される送出監視
制御系と、カセットチェンジャ制御部301、カセット
チャンジャ302、SMSゲートウェイ303,30
4、IDC305,306、AVサーバ307,308
および素材機(VTR)309から構成される送出系と
に大別され、これら各系はハブもしくはルータ等から形
成されるノードND1〜ND9を介してイーサネット
(登録商標)等のネットワークNTに接続されている。
【0019】データゲートウェイ101は、上位データ
管理システム400が生成する素材データやプレイリス
トをネットワークNTを介して受信し、それをデータベ
ースサーバ102に登録する。また、データゲートウェ
イ101はデータベースサーバ102から供給される更
新登録結果や送出結果リスト(後述する)を上位データ
管理システム400に返信する。
【0020】素材データとは、後述するAVサーバ30
7,308に格納される素材の内容を識別するデータで
あって、例えば素材コード、素材名およびスポンサー名
等からなる。プレイリストとは、例えば1日(もしくは
1週間)に送出するCM枠(あるいはCM素材)を送出
時刻順に並べたデータテーブルである。プレイリスト
は、CM枠とそのCM枠を形成する素材とをそれぞれ個
別に識別する属性情報の他、枠スタート時刻および素材
長などの時刻情報を備える。
【0021】さらに、データゲートウェイ101では、
本システム内で稼働する各種アプリケーションソフトウ
ェアの起動状況を把握するアプリケーション管理を行っ
たり、システム全体の日付および時刻を同期させる日付
同期管理を行う他、システム内で発生する各種エラーや
ワーニングを一括して集約し、その内容を対応する端末
へ通知するワーニング監視動作(後述する)を実行す
る。
【0022】データベースサーバ102では、上記デー
タゲートウェイ101や、後述するファイリング端末1
03およびプレビュー端末104の他、後述する送出制
御系201,202もしくは送出監視端末203から送
出されてくる各種処理結果をデータベースに登録する一
方、その登録に応じて更新された素材データ、プレイリ
ストおよび送出結果リストを上位データ管理システム4
00側に返送すべくデータゲートウェイ101に転送す
る。
【0023】ファイリング端末103は、データベース
サーバ102に登録された素材データを基に、AVサー
バ307,308(現用、予備)の両系もしくはいずれ
か一方側の系に記録させるべき素材を、後述するSMS
ゲートウェイ303,304(現用、予備)に指示した
り、その指示に対応した素材記録結果をデータベースサ
ーバ102に通知する。また、ファイリング端末103
では、データベースサーバ102に登録されたプレイリ
ストに従って、AVサーバ307,308に記録された
素材を放送順に、所定のフォーマットにてVTRテープ
に記録編集して送出バックアップテープを作成する一本
化処理を実行する。
【0024】プレビュー端末104は、マザープレビュ
ー処理およびオンエアプレビュー処理を行う。マザープ
レビュー処理とは、AVサーバ307,308に記録さ
れた素材を、各素材毎にその映像および音声をモニタで
確認する処理である。オンエアプレビュー処理とは、デ
ータベースサーバ102に登録されたプレイリストに従
った放送順に、AVサーバ307,308に記録された
素材の映像および音声をモニタで確認する処理である。
なお、上記ファイリング端末103およびプレビュー端
末104では、カスタマイズが可能な構成となってお
り、例えば、ファイリング端末103側でプレビュー端
末104の各処理を実行させたり、プレビュー端末10
4側でファイリング端末103の各処理を実行させるこ
とができる。
【0025】送出制御系201,202は、それぞれデ
ータベースサーバ102に登録されるプレイリストを参
照し、対応する素材をAVサーバ307,308(現
用、予備)から送出するようSMSゲートウェイ30
3,304(後述する)に指示する。送出監視端末20
3は、プレイリスト管理処理およびオンエア監視処理を
行う。プレイリスト管理処理では、データベースサーバ
102に登録されるプレイリストを画面表示したり、そ
の内容を編集する。オンエア監視処理では、素材送出の
実行状態を監視したり、番組編成の変更に伴う送出制御
指示や、トラブル発生時に送出制御のリカバリー指示を
出す。
【0026】カセットチェンジャ制御部301(図2参
照)は、AVサーバ307,308(現用、予備)に記
録された素材を、カセットチェンジャ302のVTRを
用いてカセットテープにバックアップコピーさせたり、
バックアップさせてカセットテープに記録された素材を
必要に応じてAVサーバ307,308(現用、予備)
へ再生出力させるようSMSゲートウェイ303,30
4(後述する)に指示する。また、カセットチェンジャ
制御部301では、上述したファイリング端末103が
一本化処理を実行する場合、SMSゲートウェイ30
3,304の指示に応じてAVサーバ307,308が
再生する一本化出力を、カセットチャンジャ302を用
いてVTRに記録する。なお、一本化はカセットチェン
ジャ302内VTRを使用しなくとも良く、外部VTR
を用いて実行するようにしても構わない。
【0027】カセットチャンジャ302は、カセットテ
ープを収納する複数の棚と、この棚からカセットテープ
を搬出したり、あるいは棚にカセットテープを搬入する
搬送手段と、この搬送手段によりセットされるカセット
テープを記録再生する記録再生手段とから構成される。
【0028】SMS(サーバマネジメントシステム)ゲ
ートウェイ303,304は、送出制御系201,20
2、ファイリング端末103およびプレビュー端末10
4などの複数の上位サーバ/端末からの記録再生要求
を、重要度あるいは緊急度に応じて調停してから下位A
Vサーバ307,308に記録再生指示(入出力指示)
を与える。すなわち、SMSゲートウェイ303,30
4は、下位デバイス(チャンネル、スイッチャの入出力
も含む)に対して、上位サーバ/端末が使用の為の予約
(オープン命令等)をしたか否かを記憶するデータベー
スを備えており、このデータベースを参照することによ
って、上位サーバ/端末からの記録再生要求を調停して
具体的な記録再生指示(入出力指示)を発生する。
【0029】IDC(インテリジェントデバイスコント
ローラ)305,306は、上位にあるSMSゲートウ
ェイ303,304から入力された記録再生系の要求に
対してリアルタイムで下位のAVサーバ307,308
を制御するものである。すなわち、上位にあるSMSゲ
ートウェイ303,304からの命令でIDC305,
306内のタイマあるいは外部マニュアルスイッチの操
作等をトリガにて命令をAVサーバ307,308に出
力して実行させる。なお、IDC305,306は、S
MSゲートウェイ303,304経由で記録再生指示
(入出力指示)が与えられる他、上位制御システム50
0からローカルに送出プレイ制御可能な構成になってい
る。
【0030】AVサ−バ307,308は、IDC30
5,306の指示に従い、素材機309が再生する素材
を記録したり、記録された素材を再生して現用系出力も
しくは予備系出力として次段のマスタスイッチャ600
に送出する。マスタスイッチャ600では、両出力のい
ずれかを選択して送出出力とする。マスタスイッチャ6
00の出力選択は、上位制御システム500/端末から
の命令に応じて制御可能な構成となっている。
【0031】このような構成によるCMバンクシステム
では、各サーバ/クライアント端末にて実行される各種
アプリケーションソフトウェアにより「ファイリング機
能」、「素材プレビュー機能」、「プレイリスト登録機
能」、「オンエアプレビュー機能」、「一本化テープ作
成機能」および「送出機能」が具現される。以下、これ
ら主要機能について概説しておく。
【0032】ファイリング機能 データベースサーバ102には、上位データ管理システ
ム400からデータゲートウェイ101を経由して素材
データが仮登録されており、ファイリング端末103に
よってファイリング操作すると、この仮登録されている
素材データの内、実際にAVサーバ307,308に収
録する素材についての素材データをデータベースサーバ
102に更新登録する。
【0033】こうしたファイリング操作をファイリング
端末103にて実行すると、データベースサーバ102
に更新登録された素材データに対応した素材を、素材機
309にて再生してAVサ−バ307,308に収録す
るようSMSゲートウェイ303,304に指示する。
これにより、SMSゲートウェイ303,304では、
IDC305,306に対して、AVサーバ307,3
08(現用、予備)の両系もしくはいずれか一方側の系
に、素材機309の再生出力を記録するよう指示する。
ファイリング操作に応じてデータベース上で更新登録さ
れた素材データは、ファイリング結果として、データベ
ースサーバ102に仮登録されている素材データに付加
され、データゲートウェイ101を経由して上位データ
管理システム400に戻される。
【0034】素材プレビュー機能 AVサ−バ307,308に収録された素材の確認は、
プレビュー端末104にて実行されるマザープレビュー
処理にて行われる。マザープレビュー処理では、データ
ベースサーバ102に登録されている素材データを画面
表示し、その内から内容確認したい素材データを選択し
て素材プレビューを行い、素材内容および画質、音質を
チェックする。なお、本機能は前記ファイリング機能に
も備る。プレビュー端末104にて素材プレビューを実
行すると、選択した素材データに対応した素材を再生す
るようSMSゲートウェイ303,304に指示する。
これにより、SMSゲートウェイ303,304は、I
DC305,306に対し、AVサーバ307,308
(現用、予備)に該当素材を再生するよう指示する。
【0035】プレイリスト登録機能 上位データ管理システム400が生成するプレイリスト
は、データゲートウェイ101を経由してデータベース
サーバ102に自動的に登録される。プレイリストが上
位データ管理システム400からフロッピー(登録商
標)ディスク等の記録媒体に出力される場合には、送出
監視端末203にてプレイリスト管理処理プログラムを
実行し、その記録媒体からプレイリストを読み出してデ
ータベースサーバ102に登録する。データベースサー
バ102に登録されたプレイリストは、送出監視端末2
03にて実行されるプレイリスト管理処理プログラムに
て直接、入力編集可能な形式になる。なお、プレイリス
ト管理処理とは、前述したように、データベースサーバ
102に登録されるプレイリストを画面表示したり、そ
の内容を編集する等の処理を指す。
【0036】オンエアプレビュー機能 プレビュー端末104では、オンエアプレビュー処理を
実行することにより、データベースサーバ102に登録
されたプレイリストに従って、AVサーバ307,30
8に記録された素材を放送順に、その映像および音声を
内容確認できる。オンエアプレビュー処理を行う際に
は、現用系、予備系のいずれのAVサーバ307,30
8を使用するか指定する。つまり、複数の端末にてオン
エアプレビュー処理を行う際に、例えば現用系のAVサ
ーバにアクセスを集中させると、負荷増大により処理効
率が低下する。そこで、現用系のAVサーバ307と、
予備系のAVサーバ308とに同一の素材を蓄積するミ
ラーリングを施しておき、複数の端末にてオンエアプレ
ビュー処理を行う際に、現用系、予備系のいずれのAV
サーバ307,308を使用するか指定できるようにし
て、アクセス集中を回避するようになっている。
【0037】プレビュー端末104にてオンエアプレビ
ュー処理を実行すると、プレイリストに沿った素材を、
指定した系側のAVサーバから再生するようSMSゲー
トウェイ303(304)に指示する。これにより、S
MSゲートウェイ303(304)は、IDC305
(306)を介して指定した系側のAVサーバ307
(308)が再生するよう制御する。
【0038】一本化テープ作成機能 ファイリング端末103では、一本化処理プログラムを
実行することにより、データベースサーバ102に登録
されたプレイリストに従って、AVサーバ307,30
8に記録された素材を放送順に、所定のフォーマットに
てVTRテープに記録編集して送出バックアップ用の一
本化テープを作成することができる。つまり、一本化テ
ープはプレイリストに従ってVTRに装填されたテープ
に送出する順に素材を記録したものであり、本システム
で障害が発生して送出できなくなった場合に、この一本
化テープを外部VTRで再生して送出を継続させる。フ
ァイリング端末103にて一本化処理プログラムを実行
すると、プレイリストに沿った素材を、指定した系側の
AVサーバからカセットチェンジャ302などの外部の
VTRへ再生出力するようSMSゲートウェイ303
(304)に指示する一方、カセットチェンジャ制御部
301にVTR記録を指示する。
【0039】送出制御機能 送出制御は、現用系と予備系とで独立して行われ、現用
系のAVサーバ307からの素材送出は送出制御系20
2が、予備系のAVサーバ308からの素材送出は送出
制御系203がそれぞれ担う。送出制御系202,20
3は、データベースサーバ102に登録されるプレイリ
ストの内、当日および翌日分のプレイリストを自動的に
読み込み、そのプレイリストを参照して対応する素材を
記録するAVサーバ307,308(現用、予備)から
それぞれ送出するようSMSゲートウェイ303,30
4に指示する。送出制御系202,203では、それぞ
れ自系にて送出結果リストを作成し、作成した送出結果
リストをデータゲートウェイ101を介して上位データ
管理システム400に送信する。この際、データゲート
ウェイ101は、両系の送出結果リストから実際に送出
された系のデータを使用して1つの送出結果リストを作
成する。
【0040】(2)動作 次に、上記構成による実施例の動作として、ワーニング
監視動作について説明する。 概要 具体的な動作を説明する前に、図3および図4を参照し
てワーニング監視動作の概要について述べる。ワーニン
グ監視動作とは、前述したように、システム内で発生す
る各種エラーやワーニングを一括して集約し、その内容
を対応するクライアント端末(ファイリング端末103
やプレビュー端末104等)へ通知するものである。こ
のワーニング監視動作は、ネットワークNTに接続され
る各サーバ/クライアント端末で実行されるエラー検出
プログラム、データゲートウェイ101で実行されるワ
ーニング監視サーバプログラムおよび各クライアント端
末で実行されるアクセスバープログラムの連携にて実現
する。
【0041】ワーニング監視サーバプログラムは、シス
テム内で発生し得る各種エラーやワーニングを表すエラ
ーコード毎に、それに対応するエラーメッセージ(ワー
ニングメッセージを含む)と、エラー発生を通知する宛
先となる通知先プログラム名とが登録されたエラー管理
テーブルTBL(図3参照)を備える。このエラー管理
テーブルTBLにおいて、通知先プログラム名が「AL
L」とされる場合、全ての通知先にエラー発生を通知す
ることを指す。
【0042】ネットワークNTに接続される各サーバ/
クライアント端末で実行されるエラー検出プログラムの
いずれかがエラーを検出してエラーコードを発生する
と、ワーニング監視サーバプログラムがそれを受信し、
上記エラー管理テーブルTBLを参照して生成したエラ
ー発生通知を、当該テーブルTBLが指定する通知先の
アクセスバープログラムに送信する。なお、エラー発生
通知は、受信したエラーコード、そのエラーコードに対
応したエラーメッセージ(もしくはワーニングメッセー
ジ)およびエラー検出元プログラム名からなる。
【0043】アクセスバープログラムとは、各クライア
ント端末にインストールされるアプリケーション起動用
のプログラムであり、端末ディスプレイ上でユーザーイ
ンタフェースを提供する。すなわち、アクセスバープロ
グラムは、図4に図示するように、クライアント端末で
各種アプリケーションを起動させる起動アイコン群IC
と、ワーニング監視サーバプログラム側からエラー発生
通知を受けた場合に点滅表示するエラー発生アイコンE
Cとを備えたアクセスバーとして端末ディスプレイに画
面表示される。
【0044】また、アクセスバープログラムは、ワーニ
ング監視サーバプログラム側からのエラー発生通知を記
憶するエラーファイルEFを具備しており、エラー発生
アイコンECがクリック操作された場合、図5に示す態
様でビューアウインドウVWを開き、このビューアウイ
ンドウVW内にエラーファイルEFの内容をエラー発生
一覧として表示する。ビューアウインドウVWには、
「ワーニングレベル欄」、「系統欄」、「対象欄」、
「メッセージ欄」、「エラーコード欄」および「確認
欄」が設けられており、これら表示欄に対応して、エラ
ーファイルEFに格納されたエラー発生通知の内容を一
覧表示する。
【0045】具体的動作 次に、図6および図7を参照してワーニング監視動作に
ついて説明する。なお、図6および図7に図示するフロ
ーチャートでは、エラー検出プログラム(ステップS
1,S2,S8,S9)、ワーニング監視サーバプログ
ラム(ステップS3,S10)およびアクセスバープロ
グラム(ステップS4〜S7,S11〜S15)が動作
主体となる。
【0046】さて、上記構成による実施例が起動してい
る状態において、ネットワークNTに接続される各サー
バ/クライアント端末のいずれかのエラー検出プログラ
ムがエラー(もしくはワーニング)を検出すると、図6
に示すステップS1の判断結果が「YES」となり、エ
ラー検出プログラムはステップS2に処理を進め、検出
したエラー(もしくはワーニング)に対応するエラーコ
ードをキーワードとするエラー発生通知をワーニング監
視サーバプログラムに送出する。ワーニング監視サーバ
プログラムでは、エラー検出プログラムからのエラー発
生通知を受信すると、エラー管理テーブルTBLを参照
してエラー発生通知を生成し、当該テーブルTBLが指
定する通知先のアクセスバープログラムに送信する(ス
テップS3)。なお、エラー発生通知は、受信したエラ
ーコード、そのエラーコードに対応したエラーメッセー
ジ(もしくはワーニングメッセージ)およびエラー検出
元プログラム名からなる。
【0047】例えば、「0x060006ff」なるエ
ラーコードを受信すると、図3に図示したエラー管理テ
ーブルTBLを参照して、その受信したエラーコード
「0x060006fc」に対応するエラーメッセージ
およびエラー検出元プログラム名を読み出し、これによ
りエラーコード「0x060006fc」、「VTRハ
ードエラー」およびエラー検出元プログラム名からなる
エラー発生通知を形成し、この場合、通知先となるファ
イリング端末103のアクセスバープログラムに送出す
る。
【0048】アクセスバープログラムは、ワーニング監
視サーバプログラムからエラー発生通知を受領すると、
エラー発生通知を記憶保持するエラーファイルEFに今
回受領したエラー発生通知を取り込む一方、エラー発生
アイコンEC(図4参照)を点滅表示させ、端末オペレ
ータに対して”エラー発生”を報知する。なお、”エラ
ー発生”を報知する態様としては、エラー発生アイコン
ECを点滅表示させるだけでなく、アラーム音を鳴動さ
せる態様としても良い。また、例えば軽微なエラー(ワ
ーニング)である時にはエラー発生アイコンECの点滅
表示だけにとどめ、重大なエラーである時にはアラーム
音を鳴動させる等、通知されるエラーコードに応じて報
知態様を異ならせれば、報知形態でエラー内容を端末オ
ペレータに知らせることも可能になる。
【0049】そして、端末オペレータがエラー発生アイ
コンECの点滅表示に気付き、そのアイコンECをクリ
ック操作すると、ステップS5の判断結果が「YES」
となり、ステップS6に処理を進める。なお、エラー発
生アイコンECが点滅表示していない状態、つまり、エ
ラー発生通知が無い場合にはエラー発生アイコンECを
クリック操作しないので、ステップS5の判断結果は
「NO」となり、後述するステップS8に処理を進め
る。
【0050】エラー発生アイコンECのクリック操作に
応じてステップS6に進むと、アクセスバープログラム
は、エラー発生アイコンECの点滅表示を停止させると
共に、図5に図示した態様でビューアウインドウVWを
開き、当該ビューアウインドウVW内にエラーファイル
EFの内容をエラー発生一覧として表示する。その際、
今回初めて表示されるエラー発生通知に関しては「確認
欄」が空白で表示され、新たに発生したエラーである旨
を端末オペレータに教示するようになっている。
【0051】こうして、ビューアウインドウVWにエラ
ー発生通知が一覧表示されることで端末オペレータがエ
ラー発生を認識し、例えば「確認欄」が空白で表示され
るエラー内容についてそれを解除するよう必要な処置を
施した後、ビューアウインドウVWを閉じるべくクロー
ズボタンCB(図5参照)をクリック操作したとする。
そうすると、アクセスバープログラムは、ステップS7
に処理を進め、ビューアウインドウVW中で「確認欄」
が空白で表示されていたエラー発生通知に対して確認済
みフラグをセットする。
【0052】確認済みフラグとは、「確認欄」に”確認
済み”の表示を出すか否かを識別するものであり、エラ
ーファイルEFに格納されるエラー発生通知毎に付与さ
れる。ビューアウインドウVW中に一度表示されたエラ
ー発生通知について、その「確認欄」に”確認済み”の
表示を指示するフラグがセットされる。したがって、ビ
ューアウインドウVWに一覧表示されるエラー発生通知
の内、新たに通知されたエラー発生通知だけ「確認欄」
が空白表示され、既に一度表示されたエラー発生通知に
ついては「確認欄」が”確認済み”として表示されるこ
とになる。
【0053】一方、エラー発生通知をワーニング監視サ
ーバプログラムに送出したエラー検出プログラム側で
は、エラーが解消される迄待機しており(ステップS
8)、端末オペレータによってエラー解除処置が為され
ると、このステップS8の判断結果が「YES」とな
り、図7に示すステップS9に進み、ワーニング監視サ
ーバプログラムに対し、解除されたエラーコードが付加
されたエラー解除通知を送出する。そして、ワーニング
監視サーバプログラムは、エラー解除通知を受信する
と、エラー管理テーブルTBLを参照して通知すべきア
クセスバープログラム側へエラー解除通知を送出する
(ステップS10)。ワーニング監視サーバプログラム
が送出するエラー解除通知は、エラー検出プログラムか
ら受信したものと同様、解除されたエラーコードが付加
される。
【0054】アクセスバープログラムは、ワーニング監
視サーバプログラムからエラー解除通知を受領すると、
エラーファイルEFに格納されるエラー発生通知の内、
解除されたエラーコードに対応するエラー発生通知を削
除する(ステップS11)。この後、ステップS12に
処理を進め、エラーファイルEFにエラー発生通知が格
納されているかどうかを判断する。ここで、エラーファ
イルEFが空状態にあると、判断結果は「YES」とな
り、ステップS13に処理を進め、アクセスバーに表示
されているエラー発生アイコンEC(図4参照)を消去
してワーニング監視動作を終了する。
【0055】これに対し、エラーファイルEFが空状態
でない場合には、上記ステップS12の判断結果が「N
O」となり、ステップS14に進み、エラーファイルE
Fに残存するエラー発生通知の内、未確認状態のエラー
発生通知が有るか否か、つまり、前述した確認済みフラ
グがセットされていないエラー発生通知が有るかどうか
を判断する。そして、未確認状態のエラー発生通知が無
ければ、判断結果は「NO」となり、ステップS15に
処理を進め、エラー発生アイコンECの点滅表示を停止
させた後、前述したステップS1に処理を戻す。一方、
未確認状態のエラー発生通知が有ると、判断結果は「Y
ES」となり、この場合、引続きエラー発生アイコンE
Cを点滅表示させた状態で前述したステップS1に処理
を戻す。
【0056】以上説明したように、本実施例によれば、
ネットワークNTに接続される各サーバ/クライアント
端末で実行されるエラー検出プログラムのいずれかがエ
ラーを検出してエラー発生を通知すると、ワーニング監
視サーバプログラムがこれを受信し、エラー管理テーブ
ルTBLを参照して生成したエラー発生通知を、必要と
するクライアント端末のアクセスバープログラムに送信
するので、各クライアント端末毎にそれぞれ必要なエラ
ー情報を通知することが可能になる。これにより、他の
クライアント端末が管轄する、自己とは関係のないエラ
ー情報を表示したり、これ故、本来認識しなければなら
ないエラー情報を見落す虞や、表示された全てのエラー
情報の内から主原因たるエラー情報を見つけ出す煩わし
さ等の、従来の弊害を一挙に解消し得る。
【0057】また、上述した実施例によれば、各クライ
アント端末にインストールされるアクセスバープログラ
ムは、エラー発生通知を受けて端末ディスプレイに画面
表示されるエラー発生アイコンECを点滅させるので、
端末オペレータにエラー発生を即座に報知できる。さら
に、アクセスバープログラムでは、点滅表示するエラー
発生アイコンECがクリック操作されると、ビューアウ
インドウVWを開いて、エラーファイルEFに格納され
るエラー発生通知を一覧表示するので、自己に関連した
エラー(ワーニングを含む)発生状況を一目瞭然にする
ことができる。
【0058】加えて、アクセスバープログラムは、ビュ
ーアウインドウVWに一覧表示したエラー発生通知の
内、新たに通知されたエラー発生通知だけ「確認欄」を
空白表示とし、既に一度表示されたエラー発生通知につ
いては「確認欄」を”確認済み”として表示するので、
複数のエラーが発生している場合でも新たに発生したエ
ラーを直ちに認識することができる。また、アクセスバ
ープログラムでは、ワーニング監視サーバプログラムか
らエラー解除通知を受けると、エラーファイルEFに格
納されるエラー発生通知の内、解除されたエラーコード
に対応するエラー発生通知を自動的に削除するので、常
に最新のエラー発生状況を把握することができる。さら
に、アクセスバープログラムは、確認済みフラグがセッ
トされていないエラー発生通知、すなわち、一度も表示
されていないエラー発生通知がエラーファイルEFに格
納されている限り、エラー発生アイコンECを点滅表示
させ続けるので、エラー発生の見逃しを回避することが
できる。
【0059】
【発明の効果】請求項1,3に記載の発明によれば、各
クライアントに設けられるエラー検出手段のいずれかが
自己の処理にエラーを検出してエラー通知を発生する
と、サーバに設けられたエラー通報手段がこのエラー通
知を受信して、少なくともそのエラーの内容およびエラ
ー発生元を表すエラー発生通知を生成し、通報が必要な
クライアントに送出し、このエラー発生通知を受領した
クライアント側ではエラー表示手段が当該エラー発生通
知の受領をユーザに報知したり、受領したエラー発生通
知の内容を画面表示するので、各クライアント毎(各操
作端末毎)にそれぞれ必要なエラー情報を通知すること
ができる。請求項2,4に記載の発明によれば、各クラ
イアントで実行されるエラー検出過程のいずれかが自己
の処理にエラーを検出してエラー通知を発生すると、サ
ーバで実行されるエラー通報過程がこのエラー通知を受
信して、少なくともそのエラーの内容およびエラー発生
元を表すエラー発生通知を生成し、通報が必要なクライ
アントに送出し、このエラー発生通知を受領したクライ
アント側ではエラー表示過程が当該エラー発生通知の受
領をユーザに報知したり、受領したエラー発生通知の内
容を画面表示するので、各クライアント毎(各操作端末
毎)にそれぞれ必要なエラー情報を通知することができ
る。請求項5,6に記載の発明によれば、エラー発生通
知の受領に応じて画面上で点滅表示するエラー発生アイ
コンを備えるので、端末オペレータにエラー発生を即座
に報知することができる。請求項7,8に記載の発明に
よれば、エラー発生通知の受領に応じて点滅表示するエ
ラー発生アイコンがクリック操作された場合、エラーフ
ァイルに格納されたエラー発生通知を一覧表示するの
で、自己に関連したエラー(ワーニングを含む)発生状
況を一目瞭然にすることができる。請求項9,10に記
載の発明によれば、一覧表示するエラー発生通知の内、
新たに通知されたエラー発生通知と、既に一度表示され
たエラー発生通知と表示形態を異ならせる為、複数のエ
ラーが発生している場合でも新たに発生したエラーを直
ちに認識することができる。請求項11,12に記載の
発明によれば、エラー解除通知を受領した場合にはエラ
ーファイルから対応するエラー発生通知を削除するの
で、各クライアント側では常に最新のエラー発生状況を
把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明による一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】エラー管理テーブルTBLの一例を示す図であ
る。
【図4】アクセスバープログラムの表示形態の一例を示
す図である。
【図5】ビューアウインドウVWの一例を示す図であ
る。
【図6】ワーニング監視動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】ワーニング監視動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101…データゲートウェイ、102…データベースサ
ーバ、103…ファイリング端末、104…プレビュー
端末、201,202…送出制御系、203…送出監視
端末、301…カセットチェンジャ制御部、302…カ
セットチェンジャ、303,304…SMSゲートウェ
イ、305,306…IDC、307,308…AVサ
ーバ、309…素材機、400…上位データ管理システ
ム、500…上位制御システム、600…マスタスイッ
チャ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材送出に係わる各種処理をそれぞれ実
    行する各サーバおよびクライアントをネットワーク接続
    してなる素材送出装置において、 前記各クライアントに設けられ、自己の処理にエラーを
    検出した場合にエラー通知を発生するエラー検出手段
    と、 前記各サーバのいずれかに設けられ、前記エラー通知を
    受信した場合、少なくともそのエラーの内容およびエラ
    ー発生元を表すエラー発生通知を生成し、前記各クライ
    アントの内、通報が必要なクライアントに送出するエラ
    ー通報手段と、 前記各クライアントに設けられ、前記エラー発生通知を
    受領した場合、当該エラー発生通知の受領を報知すると
    共に、その内容を画面表示をするエラー表示手段とを具
    備することを特徴とする素材送出装置。
  2. 【請求項2】 ネットワーク接続される各サーバおよび
    クライアントを備え、素材送出に係わる各種処理をそれ
    ぞれ実行する素材送出方法において、 前記各クライアントで実行される過程であり、自己の処
    理にエラーを検出した場合にエラー通知を発生するエラ
    ー検出過程と、 前記各サーバのいずれかで実行される過程であり、前記
    エラー通知を受信した場合、少なくともそのエラーの内
    容およびエラー発生元を表すエラー発生通知を生成し、
    前記各クライアントの内、通報が必要なクライアントに
    送出するエラー通報過程と、 前記各クライアントで実行される過程であり、前記エラ
    ー発生通知を受領した場合、当該エラー発生通知の受領
    を報知すると共に、その内容を画面表示をするエラー表
    示過程とを具備することを特徴とする素材送出方法。
  3. 【請求項3】 素材送出に係わる各種処理をそれぞれ実
    行する各サーバおよびクライアントをネットワーク接続
    してなる素材送出装置において、 前記各クライアントに設けられ、自己の処理にエラーを
    検出した場合に、少なくともエラー内容を表すエラーコ
    ードとエラー発生元を表す自己名称とを含むエラー通知
    を発生するエラー検出手段と、 前記各サーバのいずれかに設けられる手段であって、装
    置内で発生し得る各種エラーを表すエラーコード毎に、
    それに対応するエラーメッセージとエラー発生を通知す
    る宛先とが登録された管理テーブルを備え、前記エラー
    通知を受信した場合、この管理テーブルを参照してエラ
    ーコード、エラーメッセージおよびエラー発生元を表す
    エラー発生通知を生成し、当該管理テーブルで指定され
    る宛先に送出するエラー通報手段と、 前記各クライアントに設けられ、前記エラー発生通知を
    受領した場合、当該エラー発生通知の受領を報知すると
    共に、その内容を画面表示をするエラー表示手段とを具
    備することを特徴とする素材送出装置。
  4. 【請求項4】 ネットワーク接続される各サーバおよび
    クライアントを備え、素材送出に係わる各種処理をそれ
    ぞれ実行する素材送出方法において、 前記各クライアントで実行される過程であり、自己の処
    理にエラーを検出した場合に、少なくともエラー内容を
    表すエラーコードとエラー発生元を表す自己名称とを含
    むエラー通知を発生するエラー検出過程と、 前記各サーバのいずれかで実行される過程であって、装
    置内で発生し得る各種エラーを表すエラーコード毎に、
    それに対応するエラーメッセージとエラー発生を通知す
    る宛先とが登録された管理テーブルを備え、前記エラー
    通知を受信した場合、この管理テーブルを参照してエラ
    ーコード、エラーメッセージおよびエラー発生元を表す
    エラー発生通知を生成し、当該管理テーブルで指定され
    る宛先に送出するエラー通報過程と、 前記各クライアント側で実行される過程であり、前記エ
    ラー発生通知を受領した場合、当該エラー発生通知の受
    領を報知すると共に、その内容を画面表示をするエラー
    表示過程とを具備することを特徴とする素材送出方法。
  5. 【請求項5】 前記エラー表示手段は、エラー発生通知
    の受領に応じて画面上で点滅表示するエラー発生アイコ
    ンを備えることを特徴とする請求項1または請求項3の
    いずれかに記載の素材送出装置。
  6. 【請求項6】 前記エラー表示過程は、エラー発生通知
    の受領に応じて画面上で点滅表示するエラー発生アイコ
    ンを備えることを特徴とする請求項2または請求項4の
    いずれかに記載の素材送出装置。
  7. 【請求項7】 前記エラー表示手段は、受領したエラー
    発生通知を格納するエラーファイルを備え、エラー発生
    通知の受領に応じて点滅表示するエラー発生アイコンが
    クリック操作された場合、当該エラーファイルに格納さ
    れたエラー発生通知を一覧表示することを特徴とする請
    求項1または請求項3のいずれかに記載の素材送出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記エラー表示過程は、受領したエラー
    発生通知を格納するエラーファイルを備え、エラー発生
    通知の受領に応じて点滅表示するエラー発生アイコンが
    クリック操作された場合、当該エラーファイルに格納さ
    れたエラー発生通知を一覧表示することを特徴とする請
    求項2または請求項4のいずれかに記載の素材送出方
    法。
  9. 【請求項9】 前記エラー表示手段は、一覧表示するエ
    ラー発生通知の内、新たに通知されたエラー発生通知
    と、既に一度表示されたエラー発生通知と表示形態を異
    ならせることを特徴とする請求項7記載の素材送出装
    置。
  10. 【請求項10】 前記エラー表示過程は、一覧表示する
    エラー発生通知の内、新たに通知されたエラー発生通知
    と、既に一度表示されたエラー発生通知と表示形態を異
    ならせることを特徴とする請求項8記載の素材送出方
    法。
  11. 【請求項11】 素材送出に係わる各種処理をそれぞれ
    実行する各サーバおよびクライアントをネットワーク接
    続してなる素材送出装置において、 前記各クライアントに設けられ、自己の処理にエラーを
    検出した場合にはエラー通知を発生し、そのエラーが解
    除された場合には解除通知を発生するエラー検出手段
    と、 前記各サーバのいずれかに設けられ、前記エラー通知を
    受信した場合には少なくともそのエラーの内容およびエ
    ラー発生元を表すエラー発生通知を生成して前記各クラ
    イアントの内、通報が必要なクライアントに送出し、一
    方、前記解除通知を受信した場合には少なくとも解除さ
    れたエラーの内容およびエラー解除元を表すエラー解除
    通知を生成して前記各クライアントの内、通報が必要な
    クライアントに送出するエラー通報手段と、 前記各クライアントに設けられ、前記エラー発生通知を
    受領した場合にはそのエラー発生通知をエラーファイル
    に格納すると共に、当該エラーファイルに格納されたエ
    ラー発生通知を一覧表示し、一方、前記エラー解除通知
    を受領した場合には当該エラーファイルから対応するエ
    ラー発生通知を削除するエラー表示手段とを具備するこ
    とを特徴とする素材送出装置。
  12. 【請求項12】 ネットワーク接続される各サーバおよ
    びクライアントを備え、素材送出に係わる各種処理をそ
    れぞれ実行する素材送出方法において、 前記各クライアントで実行される過程であり、自己の処
    理にエラーを検出した場合にはエラー通知を発生し、そ
    のエラーが解除された場合には解除通知を発生するエラ
    ー検出過程と、 前記各サーバのいずれかで実行される過程であって、前
    記エラー通知を受信した場合には少なくともそのエラー
    の内容およびエラー発生元を表すエラー発生通知を生成
    して前記各クライアントの内、通報が必要なクライアン
    トに送出し、一方、前記解除通知を受信した場合には少
    なくとも解除されたエラーの内容およびエラー解除元を
    表すエラー解除通知を生成して前記各クライアントの
    内、通報が必要なクライアントに送出するエラー通報過
    程と、 前記各クライアント側で実行される過程であり、前記エ
    ラー発生通知を受領した場合にはそのエラー発生通知を
    エラーファイルに格納すると共に、当該エラーファイル
    に格納されたエラー発生通知を一覧表示し、一方、前記
    エラー解除通知を受領した場合には当該エラーファイル
    から対応するエラー発生通知を削除するエラー表示過程
    とを具備することを特徴とする素材送出方法。
JP2000194860A 2000-06-28 2000-06-28 素材送出装置および素材送出方法 Pending JP2002014880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000194860A JP2002014880A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 素材送出装置および素材送出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000194860A JP2002014880A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 素材送出装置および素材送出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002014880A true JP2002014880A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18693617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000194860A Pending JP2002014880A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 素材送出装置および素材送出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002014880A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006190A1 (ja) * 2003-07-11 2005-01-20 Fujitsu Limited ラック管理システム,管理端末,構成記録装置およびラック装置
GB2417172A (en) * 2004-08-09 2006-02-15 Samsung Electronics Co Ltd Managing a reception state of data in a digital broadcasting system
JP2006344145A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Fujitsu Ltd ソースコード解析プログラムおよびソースコード解析方法
JP2014067089A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Nec Corp 分散システム、サーバ計算機、分散管理サーバ及び障害発生防止方法
JP2017126905A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 株式会社東芝 Cm素材入稿のための装置、システム、および方法
US9753837B2 (en) 2012-09-07 2017-09-05 Canon Kabushiki Kaisha Application management system, management apparatus, application execution terminal, application management method, application execution terminal control method, and storage medium
US10157110B2 (en) 2012-09-24 2018-12-18 Nec Corporation Distributed system, server computer, distributed management server, and failure prevention method

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006190A1 (ja) * 2003-07-11 2005-01-20 Fujitsu Limited ラック管理システム,管理端末,構成記録装置およびラック装置
US7437621B2 (en) 2003-07-11 2008-10-14 Fujitsu Limited Rack management system, management terminal, configuration retaining apparatus and rack apparatus
GB2417172A (en) * 2004-08-09 2006-02-15 Samsung Electronics Co Ltd Managing a reception state of data in a digital broadcasting system
GB2417172B (en) * 2004-08-09 2007-04-18 Samsung Electronics Co Ltd Apparatus and method of managing reception state of data in digital broadcasting system
US7594251B2 (en) 2004-08-09 2009-09-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of managing reception state of data in digital broadcasting system
JP2006344145A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Fujitsu Ltd ソースコード解析プログラムおよびソースコード解析方法
US9753837B2 (en) 2012-09-07 2017-09-05 Canon Kabushiki Kaisha Application management system, management apparatus, application execution terminal, application management method, application execution terminal control method, and storage medium
JP2014067089A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Nec Corp 分散システム、サーバ計算機、分散管理サーバ及び障害発生防止方法
US10157110B2 (en) 2012-09-24 2018-12-18 Nec Corporation Distributed system, server computer, distributed management server, and failure prevention method
JP2017126905A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 株式会社東芝 Cm素材入稿のための装置、システム、および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8429654B2 (en) Apparatus and method for guaranteed batch event delivery in a process control system
JPH09102970A (ja) 映像音声機器エラー監視システム
US20030055946A1 (en) Network monitoring apparatus, computer-readable medium storing a network monitoring program, and network monitoring method
JP2002014880A (ja) 素材送出装置および素材送出方法
JP2011009911A (ja) 番組送出制御システムおよび番組送出制御プログラム
JP4016175B2 (ja) 素材蓄積送出装置および素材蓄積送出方法
JP4062820B2 (ja) 素材蓄積送出装置および素材蓄積送出方法
JP2007266685A (ja) 画像記録システムおよびプログラム
US20050273788A1 (en) Event registration operating in a common information model environment
JP2002010212A (ja) 素材送出装置および素材送出方法
US7240081B1 (en) Free storage space management apparatus and method
JP2002016886A (ja) 時差送出装置および時差送出方法
JP2001352307A (ja) 情報送出装置及び情報送出方法
JP4200596B2 (ja) データ記録再生装置および記録媒体
JPH10243326A (ja) 送出システム
JPH09149358A (ja) コマーシャル送出システム
JP2952945B2 (ja) 素材送出装置
JP2008141639A (ja) データ蓄積システム
JP4299572B2 (ja) 障害通報方式および障害通報方法
JP2000285634A (ja) テープカセット及び記録再生装置及びテープ管理方法
JP2001216097A (ja) データ記録再生装置
JP2001216093A (ja) データ記録再生装置
JP4457279B2 (ja) 情報送出装置及び情報送出方法
JPH0944524A (ja) 画像音声蓄積装置および画像音声蓄積方法
JP2001216181A (ja) 情報処理システムの送受信開始方法