JPH09149358A - コマーシャル送出システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマーシャル送出システムにおいて、容易に
未収録であるコマーシャル素材の収録を行えるようにす
る。 【解決手段】 ブロック１１１又は１１２からプレイリ
ストが入力されると、リストに記されているＣＭ素材が
装置２に収録されているかどうかがブロック１０６に問
い合わされる。若し、リストに記されている素材のうち
装置２に未収録の素材が存在すれば、ターミナル５に対
してこの未収録素材が表示される。同時に、未収録素材
を収録するための収録リストがブロック１０３において
自動的に作成され、ターミナル４に表示される。これ
は、リストに記される全ＣＭ素材について行われる。こ
のように、未収録素材の収録リストが自動的に作成され
るため、未収録素材の収録が容易である。また、ターミ
ナル４，５に対して収録リスト，未収録素材がそれぞれ
表示されるので、担当オペレータ間での連絡ミスなども
無い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、放送局におい
て、コマーシャル放送の際に必要なコマーシャル素材が
収録されているかどうかを知るための収録リストが自動
的に作成されるような、コマーシャル送出システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】図８にＶＴＲを用いた送出システムの一
例を示し、以下この図８を参照して送出システムについ
て説明する。

【０００３】図８に示した送出システムは、例えばＡＰ
Ｃ（オート・プログラム・コントローラ）等と称される
上位データ管理コンピュータ３１６で作成（あるいは自
動作成）された収録リストに基づいてＣＭ素材再生機３
０６を再生させる収録側コントローラ３０９、ＣＭ素材
再生機３０６によって再生されたＣＭ素材を格納するＣ
Ｍ素材格納部３１３、上位データ管理コンピュータ３１
６で作成されたプレイリストと称される送出用リストに
基づいてＣＭ素材格納部３１３を送出側上位コンピュー
タ３１１からの命令によって実際にＣＭ素材格納部３１
３を制御する送出コントローラ３１２から構成される。

【０００４】ここで、収録側上位コンピュータ３０７お
よび収録側コントローラ３０９、送出側上位コンピュー
タ３１１および送出側コントローラ３１２を結ぶ線は、
収録側上位コンピュータ３０７から収録側コントローラ
３０９に上述した収録リストが伝送される経路を示し、
３０８は収録側上位コンピュータ３０７で作成された収
録リストが記録されたフレキシブルディスクである。フ
レキシブルディスク３０８を用いる場合は、収録側コン
トローラ３０９にフレキシブルディスク３０８に記録さ
れた収録リスト情報を読み取る読み取り部（図示せず）
が設けられている。また、３１０は、ビデオテープカセ
ットである。

【０００５】また、このような、コマーシャルを送出す
るようなコマーシャル送出システムにおいては、システ
ム内に送出に使用する素材を多数収録および／または再
生可能なように、ＣＭ素材再生機３０６およびＣＭ素材
格納部３１３は例えばＡＶサーバ、あるいはカセットオ
ートチェンジャシステムなどが使用される場合が多い。

【０００６】さて、収録側上位コンピュータ３０７から
直接収録リストが収録側コントローラ３０９に伝送され
るか、あるいはフレキシブルディスク３０８で収録リス
トが収録側コントローラ３０９にロードされると、収録
側コントローラ３０９はＣＭ素材再生機３０６にセット
されているビデオテープカセット３１０の頭出し等を行
ない、この後ＣＭ素材再生機３０６をスタンバイ状態
（例えば一時停止状態）にさせる。

【０００７】そして、収録リストで指定されたコマーシ
ャル素材がセットされたＣＭ素材再生機３０６内のビデ
オテープカセット３１０にあると、収録作業担当のオペ
レータ３１４が収録側上位コンピュータ３０７を操作し
て収録側上位コンピュータ３０７から再生を指示する制
御信号が収録側コントローラ３０９に供給され、この制
御信号に基づいて収録側コントローラ３０９はＣＭ素材
再生機３０６内にセットされたビデオテープカセット３
１０を再生してＣＭ素材がＣＭ素材格納部３１３に伝送
される。

【０００８】プレイリストに基づいて送出の時刻の所定
時間になると、送出作業担当のオペレータ３１５が送出
側上位コンピュータ３１１を操作して、この上位コンピ
ュータ３１１から送出開始を示す制御信号が送出側コン
トローラ３１２に供給され、これによってＣＭ素材格納
部３１３からＣＭ素材がオン・エアされる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のコマ
ーシャル送出システムにおいて、プレイリストで指定さ
れたコマーシャル素材がシステム内に収録されていない
場合、プレイリストの該当コマーシャルが指定されてい
るイベントに対し、単にその素材が未収録状態であるこ
とを示すステータスを送出側上位コンピュータ３１１に
表示するだけであり、送出作業担当のオペレータ３１５
にのみそのコマーシャル素材は未収録状態であることが
通知されるだけであった。そして、この通知を知った送
出作業担当のオペレータ３１５によって、さらに収録作
業担当のオペレータ３１４に通知され、該当素材の収録
を放送に間に合わせるように早急に行なうことを依頼し
ていた。

【００１０】したがって、送出作業担当のオペレータ３
１５がコマーシャル素材の収録状態の監視もしなくては
ならず、本来の送出業務に専念できないという問題点が
あった。

【００１１】また、送出作業担当オペレータ３１５が収
録作業担当のオペレータ３１４に直接連絡を取る必要が
あり、連絡忘れや連絡ミスが発生する可能性があるとい
う問題点があった。

【００１２】さらに、収録作業担当オペレータ３１４は
収録依頼を受けると、直接当システムにおいてその素材
を収録するための収録リストを作成するか、または、上
位システムのデータ管理コンピュータに対してロードす
るよう手配する必要があった。そのため、収録作業担当
オペレータ３１４は、送出作業担当オペレータ３１５か
らコマーシャル素材未収録の連絡を受けてから、収録リ
ストを手配する必要があり、非常に手間がかかるという
問題点があった。

【００１３】したがって、この発明の目的は、未収録で
あるコマーシャル素材の収録が容易なコマーシャル送出
システムを提供することにある。

【００１４】

【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、放送局でコマーシャルを送出する
ためのコマーシャル送出システムにおいて、コマーシャ
ル素材を収録および格納するコマーシャル素材収録格納
手段と、コマーシャル素材収録格納手段に格納すべきコ
マーシャル素材の収録情報が記された収録リストを記憶
する収録リスト記憶手段と、コマーシャル素材収録格納
手段から送出するコマーシャル素材の送出情報が記され
た送出リストを記憶する送出リスト記憶手段と、コマー
シャル素材収録格納手段へ格納されたコマーシャル素材
の格納情報からなるコマーシャル素材データベースと、
送出リスト記憶手段に記憶された送出リストとコマーシ
ャル素材データベースに格納された格納情報とを比較
し、送出リストに含まれ格納情報に含まれない未収録コ
マーシャル素材を検出する検出手段と、検出手段で未収
録コマーシャル素材を検出したとき、コマーシャル素材
収録格納手段に格納すべき未収録コマーシャル素材の収
録情報が記された収録リストを自動的に作成する収録リ
スト作成手段とを備えることを特徴とするコマーシャル
送出システムである。

【００１５】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、放送局でコマーシャルを送出するためのコマ
ーシャル送出システムにおいて、コマーシャル素材を収
録および格納するコマーシャル素材収録格納手段と、コ
マーシャル素材収録格納手段に格納されたコマーシャル
素材の、収録情報が記された収録リストを記憶する収録
リスト記憶手段と、コマーシャル素材収録格納手段から
送出するコマーシャル素材の、送出情報が記された送出
リストを記憶する送出リスト記憶手段と、送出リスト記
憶手段に記憶された送出リストを管理する送出リスト管
理手段と、コマーシャル素材収録格納手段に格納された
コマーシャル素材の格納情報からなるコマーシャル素材
データベースと、コマーシャル素材データベースに記憶
された格納情報を管理するコマーシャル素材データベー
ス管理手段と、送出リスト管理手段から、コマーシャル
素材収録格納手段に格納されたコマーシャル素材を参照
する命令信号がコマーシャル素材データベース管理手段
に供給されて、送出リストに含まれコマーシャル素材デ
ータベースに含まれない未収録コマーシャル素材をコマ
ーシャル素材データベース管理手段で検出したとき、未
収録コマーシャル素材の収録情報が記された収録リスト
を自動的に作成する収録リスト自動生成手段とを備える
ことを特徴とするコマーシャル送出システムである。

【００１６】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、放送局でコマーシャルを送出するためのコマ
ーシャル送出方法において、コマーシャル素材をコマー
シャル素材収録格納手段に収録および格納する第１のス
テップと、コマーシャル素材収録格納手段に格納すべき
コマーシャル素材の収録情報が記された収録リストを収
録リスト記憶手段に記憶する第２のステップと、コマー
シャル素材収録格納手段から送出するコマーシャル素材
の送出情報が記された送出リストを送出リスト記憶手段
に記憶する第３のステップと、コマーシャル素材収録格
納手段へ格納されたコマーシャル素材の、格納情報から
なるコマーシャル素材データベースと送出リストとを比
較し、送出リストに含まれ格納情報に含まれない未収録
コマーシャル素材を検出する第４のステップと、第４の
ステップで未収録コマーシャル素材を検出したとき、未
収録コマーシャル素材の収録情報が記された収録リスト
を自動的に作成する第５のステップとを有することを特
徴とするコマーシャル送出方法である。

【００１７】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、放送局でコマーシャルを送出するためのコマ
ーシャル送出方法において、コマーシャル素材をコマー
シャル素材収録格納手段に収録および格納する第１のス
テップと、コマーシャル素材収録格納手段に格納された
コマーシャル素材の収録情報が記された収録リストを収
録リスト記憶手段に記憶する第２のステップと、コマー
シャル素材収録格納手段から送出するコマーシャル素材
の、送出情報が記された送出リストを送出リスト記憶手
段に記憶する第３のステップと、送出リスト記憶手段に
記憶された送出リストを管理する送出リスト管理手段か
ら、コマーシャル素材収録格納手段に格納されたコマー
シャル素材を参照する命令信号が、コマーシャル素材収
録格納手段に記憶されたコマーシャル素材の格納情報か
らなるコマーシャル素材データベースを管理するコマー
シャル素材データベース管理手段に供給されて、送出リ
ストに含まれコマーシャル素材データベースに含まれな
い未収録コマーシャル素材をコマーシャル素材データベ
ース管理手段で検出する第４のステップと、第４のステ
ップで未収録コマーシャル素材を検出したとき、未収録
コマーシャル素材の収録情報が記された収録リストを自
動的に作成する第５のステップとを有することを特徴と
するコマーシャル送出システムである。

【００１８】上述したように、この発明は、送出リスト
とコマーシャル素材データベースとを比較し、送出リス
トに含まれコマーシャル素材データベースに含まれない
未収録コマーシャル素材が存在した場合、未収録コマー
シャル素材を収録するための収録リストを自動的に作成
するようにされているために、容易に未収録のコマーシ
ャル素材の収録を行うことができる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。この発明は、コマーシャル放送システムにお
いて、プレイリストと称されるＣＭ素材送出用のリスト
で指定されたコマーシャル素材がシステム内に収録され
ていない場合、収録用の操作ターミナルに素材が未収録
であることを表示すると共に、自動的にこのような未収
録のコマーシャル素材の収録リストを作成するようにし
たものである。

【００２０】図１は、この発明の実施の一形態における
コマーシャル放送システムの構成の一例を示す。このシ
ステムは、制御コンピュータシステム１，コマーシャル
（以下、ＣＭと称する）素材収録格納装置２，ＣＭ素材
再生機３，収録用操作ターミナル４，および送出用操作
ターミナル５から構成される。

【００２１】ＣＭ素材収録格納装置２は、この装置にお
いてＣＭ素材の収録が可能であり、また、この収録され
たＣＭ素材を多数格納し、さらに、これら格納された素
材の再生を行うことが可能なものである。これには、例
えば、大規模なカセットオートチェンジャシステム，Ａ
Ｖサーバなどが用いられ、素材の記録媒体としては、ビ
デオテープ，ＭＯディスク（Magnet Optical disk ），
あるいはハードディスクなどが用いられる。このＣＭ素
材収録格納装置２は、制御コンピュータシステム１との
コマンドのやり取りによって制御される。

【００２２】ＣＭ素材再生機３は、外部から持ち込まれ
たＣＭ素材を再生するためのもので、例えばビデオテー
プレコーダが用いられる。このＣＭ素材再生機３は、上
述のＣＭ素材収録格納装置２と同様、制御コンピュータ
システム１とのコマンドのやり取りによって制御され
る。

【００２３】また、収録用操作ターミナル４および送出
用操作ターミナル５は、キーボードやマウスといった入
力デバイスおよびＣＲＴなどによる表示装置を有してお
り、オペレータによって操作される。このターミナル
４，５には、通常のパーソナルコンピュータを用いても
よいし、また、ＣＰＵを持たない、単なる端末装置であ
ってもよい。

【００２４】制御コンピュータシステム１は、収録制御
ブロック１０１，収録リスト管理ブロック１０２，収録
リスト作成ブロック１０３，収録リスト受信ブロック１
０４，収録リスト記憶ブロック１０５，収録用操作ター
ミナル制御ブロック１０８，ＣＭ素材データベース管理
ブロック１０６，ＣＭデータベース記憶ブロック１０
７，送出制御ブロック１０９，プレイリスト管理ブロッ
ク１１０，プレイリスト作成ブロック１１１，プレイリ
スト受信ブロック１１２，プレイリスト記憶ブロック１
１３，ホスト制御受信ブロック１１４，および送出用操
作ターミナル制御ブロック１１５から構成される。これ
ら個々のブロックは、制御バス１１６を経由してデータ
の通信や制御コマンドのやり取りを行う。これらのう
ち、収録制御ブロック１０１は、ＣＭ素材収録格納装置
２およびＣＭ素材再生機３の制御を行うブロックであ
る。

【００２５】また、図示しないが、この制御コンピュー
タシステム１は、例えばデータ管理コンピュータといっ
たような、さらに上位のコンピュータシステム、あるい
はコンピュータネットワークと接続されてもよい。この
場合、これら上位のコンピュータシステムから送られ
た、例えばＣＭ素材収録格納装置２に対するＰＬＡＹ
（再生）といった制御コマンドは、ホスト制御受信ブロ
ック１１４に受信される。そして、このブロック１１４
において所定の処理が行われ、この例においては、ＣＭ
素材収録格納装置２に対してコマンドが送られる。

【００２６】収録用操作ターミナル制御ブロック１０８
および送出用操作ターミナル制御ブロック１１５は、そ
れぞれ収録用操作ターミナル４および送出用操作ターミ
ナル５の制御を行うブロックである。すなわち、制御コ
ンピュータシステム１からオペレータなどに対するメッ
セージは、これらブロック１０８，１１５によって所定
の処理を施されターミナル４，５に供給され、例えばデ
ィスプレイに表示される。また、オペレータなどにより
これらターミナル４，５から入力されたメッセージは、
これらブロック１０８，１１５によって所定の処理を施
され、制御コンピュータシステム１に取り込まれる。

【００２７】ブロック１０２〜１０５は、ＣＭ素材をＣ
Ｍ素材収録格納装置２に取り込むための作業リストであ
る収録リストに関するブロックである。この収録リスト
は、図２に示すように、これから収録すべきＣＭ素材の
情報が記されるもので、ＣＭ素材の識別のための素材Ｉ
Ｄ，素材名，素材の長さ，ＣＭのスポンサー名，ＣＭの
使用予定期間などの、収録される元素材の情報を表す項
目から成る。これらのうち、素材ＩＤは、ＣＭ素材収録
格納装置２内に格納されたＣＭ素材毎にユニークなもの
であり、これにより、格納された多数のＣＭ素材の識別
が行われる。

【００２８】収録リスト作成ブロック１０３において、
外部、例えばオペレータの収録用操作ターミナル４の操
作によって収録リストが作成される。上述した、より上
位のコンピュータシステムなどから送られた収録リスト
は、収録リスト受信ブロック１０４で受け取られる。ま
た、作成された、あるいは受け取られた収録リストは、
収録リスト記憶ブロック１０５に記憶され、収録リスト
管理ブロック１０２によって管理される。

【００２９】ＣＭ素材データベース管理ブロック１０６
およびＣＭ素材データベース記憶ブロック１０７は、Ｃ
Ｍ素材情報に関するデータベースを構成するブロックで
ある。このデータベースには、上述の収録リストに記さ
れた元素材の情報を表す項目に加えて、ＣＭ素材のＣＭ
素材収録格納装置２への格納情報が記される。

【００３０】すなわち、このデータベースを構成する項
目は、上述の収録リストの項目に加え、素材が収録され
た記録媒体を識別するための記録媒体ＩＤ，素材の記録
媒体上でのアドレス，収録された素材に対してレビュー
と称される収録内容のチェックが行われた結果の、送出
可能であるかどうかを示すフラグ，素材が実際にＣＭ素
材収録格納装置２に収録済みであるかどうかを示すフラ
グなどから成る。

【００３１】ＣＭ素材データベース管理ブロック１０６
によってこのＣＭ素材データベース記憶ブロック１０７
を参照することによって、ＣＭ素材収録格納装置２にど
んなＣＭ素材が格納されているかどうかを知ることがで
きる。

【００３２】収録制御ブロック１０１は、上述の収録リ
ストの指示に従ってＣＭ素材の収録の制御を行うブロッ
クである。すなわち、ＣＭ素材再生機３およびＣＭ素材
収録格納装置２とこの収録制御ブロック１０１との間で
所定のコマンドのやり取りが行われることによって、収
録リストに記された内容に基づき、ＣＭ素材再生機３に
おいて素材の再生が行われ、またＣＭ素材収録格納装置
２においては、このＣＭ素材再生機３で再生された素材
の収録が行われる。

【００３３】また、この収録の際に、上述したＣＭ素材
データベースにおける該当する素材において、この素材
が実際に収録済みであるかどうかを示すフラグが「収録
済み」を表す値とされる。

【００３４】ブロック１１０〜１１３は、ＣＭ素材の送
出を指示するプレイリストに関するブロックである。こ
のプレイリストは、図３に示すように、どのＣＭ素材が
いつどのように送出されるかが記されたもので、送出さ
れるＣＭ素材の素材ＩＤ，送出開始時刻，素材名，放送
局における番組の単位であるイベント名，ＣＭ素材の長
さ，素材が記録されている記録媒体ＩＤ，その記録媒体
におけるアドレスなどの、ＣＭ素材送出に関する情報を
表す項目から成る。

【００３５】プレイリスト作成ブロック１１１におい
て、外部、例えばオペレータの送出用操作ターミナル５
の操作によってプレイリストが作成される。上述した、
より上位のコンピュータシステムなどから送られたプレ
イリストは、プレイリスト受信ブロック１１２で受け取
られる。また、このようにして作成された、あるいは受
け取られたプレイリストは、プレイリスト記憶ブロック
１１３に記憶され、プレイリスト管理ブロック１１０に
よって管理される。

【００３６】送出制御ブロック１０９は、上述のプレイ
リストの指示に従ってＣＭ素材の送出の制御を行うブロ
ックである。すなわち、この送出制御ブロック１０９お
よびＣＭ素材収録格納装置２との間で所定のコマンドの
やり取りが行われることによって、プレイリストに記さ
れた内容に基づき、必要な素材を装置に収録されている
多数の素材の中から捜し出し、プレイリストに指示され
た送出開始時刻になったらＣＭ素材を送出するといった
ような制御が行われる。

【００３７】この制御コンピューターシステム１は、１
台のコンピューターで構成されていてもよいし、複数の
コンピュータで構成されていてもよい。複数のコンピュ
ータで構成される場合、上述の制御コンピュータシステ
ム１を構成するそれぞれのブロックが複数のコンピュー
タに適宜に配置され、コンピュータネットワークが制御
バス１１６の一部として使用される。

【００３８】このような構成のＣＭ送出システムにおい
て、ＣＭ素材の収録作業は、収録作業担当オペレータに
よって収録用操作ターミナル４が操作され、外部より持
ち込まれた大量のＣＭ素材がＣＭ素材再生機３によって
順次再生され、その映像／音声信号がＣＭ素材収録格納
装置２に取り込まれることによって行われる。また、Ｃ
Ｍ素材の送出作業は、収録作業後、送出作業担当オペレ
ータによって送出用操作ターミナル４が操作され、ＣＭ
素材収納装置２に格納されているＣＭ素材がプレイリス
トに従って送出（放送）されることによって行われる。

【００３９】次に、上述のＣＭ素材の収録作業の詳細に
ついて説明する。ＣＭ素材の収録作業の際、オペレータ
によって、ＣＭ素材を取り込むための作業リストである
収録リストの準備が行われる。この収録リストは、オペ
レータの収録用操作ターミナル４の操作による収録リス
トの作成、あるいは、データ管理コンピューターなどの
上位ホストコンピュータから送られた収録リストの受信
によって制御コンピュータシステム１に供給される。

【００４０】オペレータによる収録リスト作成の場合に
は、収録用操作ターミナル４が収録用操作ターミナル制
御ブロック１０８に制御され、オペレータから収録用操
作ターミナル４に入力された指示が収録リスト作成ブロ
ック１０３に伝達される。この伝達された指示に従い、
収録リスト作成ブロック１０３によって収録リストの作
成処理が行われる。この作成された収録リストは、収録
リスト管理ブロック１０２によって収録リスト記憶ブロ
ック１０５に格納される。

【００４１】また、上位コンピュータからの収録リスト
の受信の場合には、収録リスト受信ブロック１０４によ
り、送られた収録リストの受信処理が行われる。この受
信処理された収録リストは、収録リスト管理ブロック１
０２によって収録リスト記憶ブロック１０５に格納され
る。

【００４２】このようにして収録リストが制御コンピュ
ータシステム１に取り込まれ収録リスト記憶ブロック１
０５に格納されると、この格納された収録リストを用
い、オペレータによりＣＭ素材の収録動作が行われる。
その際、オペレータによって収録リスト管理ブロック１
０２に対し、該当の収録リストの抽出が指示される。こ
の指示に従い収録リスト管理ブロック１０２によって収
録リスト記憶ブロック１０５から該当の収録リストの抽
出が行われる。この抽出された収録リストに基づき、収
録制御ブロック１０１によって収録制御が行われる。

【００４３】そして、収録作業が完了すると、ＣＭ素材
データベース管理ブロック１０６により、ＣＭ素材デー
タベース記憶ブロック１０７にＣＭ素材の情報が格納さ
れる。また、それと共に、そのＣＭ素材の収録が完了し
たことが例えば所定のフラグの設定により格納される。

【００４４】次に、上述のＣＭ素材の送出作業の詳細に
ついて説明する。ＣＭ素材の送出作業の際、オペレータ
によって、ＣＭ素材を送出するための作業リストである
プレイリストの準備が行われる。このプレイリストは、
オペレータの送出用操作ターミナル５の操作によるプレ
イリストの作成、あるいは、データ管理コンピュータな
どの上位ホストコンピュータから送られたプレイリスト
の受信によって制御コンピュータシステム１に供給され
る。

【００４５】オペレータによるプレイリストの作成の場
合には、送出用操作ターミナル５が送出用操作ターミナ
ル制御ブロック１１５に制御され、オペレータから送出
用操作ターミナル５に入力された指示がプレイリスト作
成ブロック１１１に伝達される。この伝達された８指示
に従い、プレイリスト作成ブロック１１１によってプレ
イリストの作成処理が行われる。この作成されたプレイ
リストは、プレイリスト管理ブロック１１０によってプ
レイリスト記憶ブロック１１３格納される。

【００４６】また、上位コンピュータからのプレイリス
トの受信の場合には、プレイリスト受信ブロック１１２
により、送られたプレイリストの受信処理が行われる。
この受信され受信処理されたプレイリストは、プレイリ
スト管理ブロック１１０によってプレイリスト記憶ブロ
ック１１３に格納される。

【００４７】このようにしてプレイリストが制御コンピ
ュータシステム１に取り込まれプレイリスト記憶ブロッ
ク１１０に格納されると、この格納されたプレイリスト
に対して、そのプレイリストで指定されたＣＭ素材が当
システムに収録されているかどうかのチェックが行われ
る。これは、プレイリスト管理ブロック１１０からＣＭ
素材データベース管理ブロック１０６に対して、該当の
ＣＭ素材が収録されＣＭ素材データベース記憶ブロック
１０７に格納されているかどうかを問い合わせることに
より行われる。

【００４８】このチェックによって該当のＣＭ素材が当
システムに収録されていることが確認されたら、プレイ
リストに基づいてＣＭ素材の送出動作が行われる。先
ず、プレイリスト管理ブロック１１０によってプレイリ
スト記憶ブロック１１３から該当のプレイリストが抽出
される。この抽出されたプレイリストに基づき、送出制
御ブロック１０９によって送出制御が行われる。

【００４９】このときの送出動作の指示は、オペレータ
による送出用操作ターミナル５の操作により行われる。
また、この送出動作の指示は、上位ホストコンピュータ
ーから送られた制御指示をホスト制御受信ブロック１１
４で受信することによっても行うことができる。

【００５０】ここで、この発明の主題を成す、上述し
た、プレイリストで指定されたＣＭ素材が当システムに
収録されているかどうかのチェックの際の処理について
説明する。図４は、このときの動作のフローチャートを
示す。

【００５１】先ず、最初のステップＳ２００において、
オペレータによるプレイリスト作成操作、または、上位
ホストコンピュータからのプレイリスト受信によってプ
レイリストの入力があったかどうかが判断される。この
ステップＳ２００は、プレイリストの入力があるまで繰
り返される。

【００５２】プレイリストの入力があったと判断された
ら、処理は次のステップＳ２０１に移行する。このステ
ップＳ２０１において、プレイリスト管理ブロック１１
０によって、ＣＭ素材データベース管理ブロック１０６
に対してプレイリストで指定された各ＣＭ素材が収録済
みであるかどうかの問い合わせが行われる。

【００５３】この問い合わせに対して、ＣＭ素材データ
ベース管理ブロック１０６によって、プレイリスト管理
ブロック１１０から問い合わせによって依頼された内容
がＣＭ素材管理データベース記憶ブロック１０７に記録
されているデータベース情報より取り出され、依頼の内
容が確認される。

【００５４】例えば、ステップＳ２００において入力さ
れたプレイリストに、送出予定のＣＭ素材が５つ指定さ
れていた場合、先ず、プレイリスト管理ブロック１１０
から、プレイリストに指定されている１番目のＣＭ素材
が収録されているかどうかの問い合わせがＣＭ素材デー
タベース管理ブロック１０６に対して行われる。この問
い合わせを受けたＣＭ素材データベース管理ブロック１
０６によって、ＣＭ素材データベース記憶ブロック１０
７に格納されているＣＭ素材情報が調べられ、該当する
ＣＭ素材が収録されているかどうかが結果として、プレ
イリスト管理ブロック１１０に報告される。

【００５５】そして、次のステップＳ２０２において、
この問い合わせに対してＣＭ素材データベース管理ブロ
ック１０６から報告された結果に基づき、プレイリスト
中の指定のＣＭ素材（この場合１番目のＣＭ素材）が収
録済みであるかどうかがプレイリスト管理ブロック１１
０で判断される。若し、ステップＳ２０２において、指
定のＣＭ素材が収録済であると判断されれば、ＣＭ素材
がシステムに収録されているかどうかのチェックの際の
処理は終了する。

【００５６】一方、このステップＳ２０２において、指
定のＣＭ素材が未収録であると判断されたら、処理はス
テップＳ２０３に移行する。ステップＳ２０３において
は、プレイリスト管理部１１０が指定のＣＭ素材が未収
録である旨と、そのＣＭ素材を識別するための情報、例
えば該当のＣＭ素材のＩＤ、あるいはＣＭ素材名を収録
用操作ターミナル制御ブロック１０８に通知する。そし
て、この通知を受けたこの収録用操作ターミナル制御ブ
ロック１０８は、指定のＣＭ素材の未収録である旨およ
びその未収録ＣＭ素材の識別情報とを、図５に示すよう
に、収録用操作ターミナル４に表示され、収録作業担当
オペレータに対して通知が行われる。

【００５７】また、このステップＳ２０３においては、
同時に、プレイリストに対しても、指定のＣＭ素材を示
す項に、未収録状態であることを示すマークが付加され
（図６）、送出用操作ターミナル制御ブロック１１５に
通知される。通知を受けた送出用操作ターミナル制御ブ
ロック１１５の制御により、プレイリストが送出用操作
ターミナル５に表示される。この際、未収録ＣＭ素材に
対して未収録マークが表示され、送出作業担当オペレー
タに未収録のＣＭ素材があることが通知される。

【００５８】次のステップＳ２０４で、プレイリスト管
理ブロック１１０から収録リスト作成ブロック１０３に
対して、未収録ＣＭ素材の収録リストを作成するよう、
プレイリストの該当ＣＭの情報が添付され依頼が行われ
る。そして、この依頼を受け取った収録リスト作成ブロ
ック１０３によって、依頼に基づき未収録ＣＭ素材用の
収録リストが作成される（図７）。

【００５９】この例においては、１番目の、すなわち最
初の未収録ＣＭ素材に対するリストであるので、この未
収録ＣＭ素材の収録リストは、新規作成となる。また、
既にこのプレイリストに指定された他のＣＭ素材が未収
録素材としてリストに存在している場合には、収録リス
トへの追加となる。

【００６０】ステップＳ２０４において、プレイリスト
に指定された全てのＣＭ素材に対するチェックが終了し
ていれば、この図４のフローチャートに示す一連の処理
が終了する。

【００６１】一方、ステップＳ２０４においてプレイリ
ストに指定された全てのＣＭ素材に対するチェックが終
了していなければ、処理はステップＳ２０１に戻り、プ
レイリストに指定された次のＣＭ素材に対するチェック
が行われる。

【００６２】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、プレイリストで指定されたＣＭ素材が未収録の場合
に、自動的に収録作業担当オペレータにその旨通知され
ると共に、自動的に未収録のＣＭ素材の収録リストが作
成される。従って、送出作業担当オペレータがＣＭ素材
の収録状態の監視をする必要がなくなり、本来の送出業
務に専念できる効果がある。

【００６３】また、未収録のＣＭ素材が自動的に収録用
操作ターミナルに表示されるため、送出作業担当オペレ
ータが収録作業担当オペレータに直接連絡をとらなくて
も収録作業担当オペレータは、未収録のＣＭ素材に対す
る情報を得ることができる。そのため、連絡忘れや連絡
ミスがなくなる効果がある。

【００６４】さらに、未収録のＣＭ素材の収録リストが
自動的に作成されるため、収録オペレータは、収録リス
トを手配する必要がなくなり、即座に収録作業を行うこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の一形態におけるシステム構成
の一例を示す略線図である。

【図２】収録用操作ターミナルに表示される収録リスト
の一例を示す略線図である。

【図３】送出用操作ターミナルに表示されるプレイリス
トの一例を示す略線図である。

【図４】プレイリストで指定されたＣＭ素材がシステム
に収録されているかどうかのチェックの際の動作を示す
フローチャートである。

【図５】収録用操作ターミナルに表示される未収録ＣＭ
情報を含めた収録リストの一例を示す略線図である。

【図６】送出用操作ターミナルに表示された未収録状態
を示すマークが付されたプレイリストの一例を示す略線
図である。

【図７】収録用操作ターミナルに表示された未収録ＣＭ
素材が自動的に追加された収録リストの一例を示す略線
図である。

【図８】従来技術によるコマーシャル送出システムの構
成の一例を示す図である。

【符号の説明】

１・・・制御コンピュータシステム、２・・・コマーシ
ャル素材収録格納装置、４・・・収録用操作ターミナ
ル、５・・・送出用操作ターミナル、１０２・・・録リ
スト管理ブロック、１０３・・・収録リスト作成ブロッ
ク、１０６・・・コマーシャル素材データベース管理ブ
ロック、１０７・・・コマーシャル素材データベース記
憶ブロック、１１０・・・プレイリスト管理ブロック、
１１３・・・レイリスト記憶ブロック

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送局でコマーシャルを送出するための
   コマーシャル送出システムにおいて、 コマーシャル素材を収録および格納するコマーシャル素
   材収録格納手段と、 上記コマーシャル素材収録格納手段に格納すべき上記コ
   マーシャル素材の収録情報が記された収録リストを記憶
   する収録リスト記憶手段と、 上記コマーシャル素材収録格納手段から送出する上記コ
   マーシャル素材の、送出情報が記された送出リストを記
   憶する送出リスト記憶手段と、 上記コマーシャル素材収録格納手段へ格納された上記コ
   マーシャル素材の格納情報からなるコマーシャル素材デ
   ータベースと、 上記送出リスト記憶手段に記憶された上記送出リストと
   上記コマーシャル素材データベースに格納された格納情
   報とを比較し、上記送出リストに含まれ上記格納情報に
   含まれない未収録コマーシャル素材を検出する検出手段
   と、 上記検出手段で上記未収録コマーシャル素材を検出した
   とき、上記コマーシャル素材収録格納手段に格納すべき
   上記未収録コマーシャル素材の収録情報が記された上記
   収録リストを自動的に作成する収録リスト作成手段とを
   備えることを特徴とするコマーシャル送出システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上記収録リスト作成手段は、上記検出手段で上記未収録
   コマーシャル素材を検出したとき、上記コマーシャル素
   材収録格納手段に格納すべき上記未収録コマーシャル素
   材の収録情報を上記収録リスト記憶手段に記憶された上
   記収録リストに付加して自動的に作成することを特徴と
   するコマーシャル送出システム。
3. 【請求項３】 請求項１に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上記収録リスト記憶手段に記憶された上記収録リストを
   表示させる収録リスト表示手段と、 上記送出リスト記憶手段に記憶された上記送出リストを
   表示させる送出リスト表示手段とをさらに備え、 上記検出手段で上記未収録コマーシャル素材を検出した
   とき、上記未収録コマーシャル素材があることを示す信
   号が上記収録リスト表示手段と上記送出リスト表示手段
   に供給され、上記収録リスト表示手段と上記送出リスト
   表示手段に上記未収録コマーシャル素材があることを示
   す情報が表示され、上記収録リスト作成手段で上記収録
   リストが自動的に作成されることを特徴とするコマーシ
   ャル送出システム。
4. 【請求項４】 請求項１に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上位システムに接続されて、該上位システムから伝送さ
   れた送出リストを受信する送出リスト受信手段をさらに
   備え、 受信された上記送出リストは上記送出リスト記憶手段に
   記憶されることを特徴とするコマーシャル送出システ
   ム。
5. 【請求項５】 請求項１に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上記コマーシャル素材データベースは、上記コマーシャ
   ル素材収録格納手段へ格納された上記コマーシャル素材
   の格納情報と共に上記収録リストに記された上記コマー
   シャル素材の収録情報からなることを特徴とするコマー
   シャル送出システム。
6. 【請求項６】 放送局でコマーシャルを送出するための
   コマーシャル送出システムにおいて、 コマーシャル素材を収録および格納するコマーシャル素
   材収録格納手段と、 上記コマーシャル素材収録格納手段に格納された上記コ
   マーシャル素材の、収録情報が記された収録リストを記
   憶する収録リスト記憶手段と、 上記コマーシャル素材収録格納手段から送出する上記コ
   マーシャル素材の、送出情報が記された送出リストを記
   憶する送出リスト記憶手段と、 上記送出リスト記憶手段に記憶された上記送出リストを
   管理する送出リスト管理手段と、 上記コマーシャル素材収録格納手段に格納された上記コ
   マーシャル素材の格納情報からなるコマーシャル素材デ
   ータベースと、 上記コマーシャル素材データベースに記憶された上記格
   納情報を管理するコマーシャル素材データベース管理手
   段と、 上記送出リスト管理手段から、上記コマーシャル素材収
   録格納手段に格納された上記コマーシャル素材を参照す
   る命令信号が上記コマーシャル素材データベース管理手
   段に供給されて、上記送出リストに含まれ上記コマーシ
   ャル素材データベースに含まれない未収録コマーシャル
   素材を上記コマーシャル素材データベース管理手段で検
   出したとき、上記未収録コマーシャル素材の収録情報が
   記された上記収録リストを自動的に作成する収録リスト
   自動作成手段とを備えることを特徴とするコマーシャル
   送出システム。
7. 【請求項７】 請求項６に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上記収録リスト作成手段は、上記コマーシャル素材デー
   タベース管理手段で上記送出リストに含まれ上記コマー
   シャル素材データベースに含まれない未収録コマーシャ
   ル素材を検出したとき、上記コマーシャル素材収録格納
   手段に格納すべき上記未収録コマーシャル素材の収録情
   報を上記収録リストに記憶された上記収録リストに付加
   して自動的に作成することを特徴とするコマーシャル送
   出システム。
8. 【請求項８】 請求項６に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上記収録リスト作成手段は、上記収録リスト管理手段か
   ら、上記コマーシャル素材収録格納手段に格納された上
   記コマーシャル素材を参照する命令信号が上記コマーシ
   ャル素材データベース管理手段に入力されて、上記コマ
   ーシャル素材データベース管理手段は上記コマーシャル
   素材データベースを参照して上記送出リストに含まれ上
   記コマーシャル素材データベースに含まれない未収録コ
   マーシャル素材を検出し、上記コマーシャル素材データ
   ベース管理手段で上記未収録コマーシャル素材を検出し
   たとき、上記未収録コマーシャル素材の収録情報が記さ
   れた上記収録リストを自動的に作成することを特徴とす
   るコマーシャル送出システム。
9. 【請求項９】 請求項６に記載のコマーシャル送出シス
   テムにおいて、 上記収録リスト記憶手段に記憶された上記収録リストを
   表示させる収録リスト表示手段と、 上記送出リスト記憶手段に記憶された上記送出リストを
   表示させる送出リスト表示手段とをさらに備え、 上記検出手段で上記未収録コマーシャル素材を検出した
   とき、上記未収録コマーシャル素材が存在することを示
   す信号が上記収録リスト表示手段と上記送出リスト表示
   手段とに供給され、上記収録リスト表示手段と上記送出
   リスト表示手段に上記未収録コマーシャル素材があるこ
   とを示す情報が表示され、上記収録リスト作成手段で上
   記未収録コマーシャル素材の収録情報を含めた上記収録
   リストを自動的に作成されることを特徴とするコマーシ
   ャル送出システム。
10. 【請求項１０】 請求項６に記載のコマーシャル送出シ
    ステムにおいて、 上記コマーシャル素材データベースは、上記コマーシャ
    ル素材収録格納手段へ格納された上記コマーシャル素材
    の格納情報と共に上記収録リストに記された上記コマー
    シャル素材の収録情報からなることを特徴とするコマー
    シャル送出システム。
11. 【請求項１１】 請求項６に記載のコマーシャル送出シ
    ステムにおいて、 上位システムに接続されて、該上位システムから伝送さ
    れる送出リストを受信する送出リスト受信手段をさらに
    備え、 受信した上記送出リストは上記送出リスト管理手段から
    上記送出リスト記憶手段に記憶されることを特徴とする
    コマーシャル送出システム。
12. 【請求項１２】 放送局でコマーシャルを送出するため
    のコマーシャル送出方法において、 コマーシャル素材をコマーシャル素材収録格納手段に収
    録および格納する第１のステップと、 上記コマーシャル素材収録格納手段に格納すべき上記コ
    マーシャル素材の収録情報が記された収録リストを収録
    リスト記憶手段に記憶する第２のステップと、 上記コマーシャル素材収録格納手段から送出する上記コ
    マーシャル素材の送出情報が記された送出リストを送出
    リスト記憶手段に記憶する第３のステップと、 上記コマーシャル素材収録格納手段へ格納された上記コ
    マーシャル素材の、格納情報からなるコマーシャル素材
    データベースと上記送出リストとを比較し、上記送出リ
    ストに含まれ上記格納情報に含まれない未収録コマーシ
    ャル素材を検出する第４のステップと、 上記第４のステップで上記未収録コマーシャル素材を検
    出したとき、上記未収録コマーシャル素材の収録情報が
    記された上記収録リストを自動的に作成する第５のステ
    ップとを有することを特徴とするコマーシャル送出方
    法。
13. 【請求項１３】 請求項１２記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第５のステップは、上記第４のステップで上記未収
    録コマーシャル素材を検出したとき、上記コマーシャル
    素材収録格納手段に格納すべき上記未収録コマーシャル
    素材の収録情報を上記収録リスト記憶手段に記憶された
    上記収録リストに付加して自動的に作成されることを特
    徴とするコマーシャル送出方法。
14. 【請求項１４】 請求項１２記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第５のステップは、上記第４のステップで上記未収
    録コマーシャル素材を検出したとき、上記未収録コマー
    シャル素材の収録情報を付加した上記収録リストを表示
    手段に表示させ、上記未収録コマーシャル素材の収録情
    報が記された上記収録リストを自動的に作成することを
    特徴とするコマーシャル送出方法。
15. 【請求項１５】 請求項１２記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第５のステップは、上記第４のステップで上記未収
    録コマーシャル素材を検出したとき、上記未収録コマー
    シャル素材があることを示す信号が供給されて上記未収
    録コマーシャル素材があることを示す情報を、上記収録
    リストを表示させる収録リスト表示手段と上記送出リス
    トを表示させる送出リスト表示手段とに表示され、上記
    未収録コマーシャル素材の収録情報が記された上記収録
    リストを自動的に作成することを特徴とするコマーシャ
    ル送出方法。
16. 【請求項１６】 請求項１２記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第３のステップは、上位システムに接続されて該上
    位システムから伝送された、上記コマーシャル素材収録
    格納手段から送出する上記コマーシャル素材の送出情報
    が記された送出リストを受信し、受信した上記送出リス
    トは上記送出リスト記憶手段に記憶させることを特徴と
    するコマーシャル送出方法。
17. 【請求項１７】 請求項１２記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記コマーシャル素材データベースは、上記コマーシャ
    ル素材収録格納手段へ格納された上記コマーシャル素材
    の上記格納情報と共に上記収録リストに記された上記コ
    マーシャル素材の収録情報からなることを特徴とするコ
    マーシャル送出方法。
18. 【請求項１８】 放送局でコマーシャルを送出するため
    のコマーシャル送出方法において、 コマーシャル素材をコマーシャル素材収録格納手段に収
    録および格納する第１のステップと、 上記コマーシャル素材収録格納手段に格納された上記コ
    マーシャル素材の収録情報が記された収録リストを収録
    リスト記憶手段に記憶する第２のステップと、 上記コマーシャル素材収録格納手段から送出する上記コ
    マーシャル素材の、送出情報が記された送出リストを送
    出リスト記憶手段に記憶する第３のステップと、 上記送出リスト記憶手段に記憶された上記送出リストを
    管理する上記送出リスト管理手段から、上記コマーシャ
    ル素材収録格納手段に格納された上記コマーシャル素材
    を参照する命令信号が、上記コマーシャル素材収録格納
    手段に記憶された上記コマーシャル素材の格納情報から
    なるコマーシャル素材データベースを管理するコマーシ
    ャル素材データベース管理手段に供給されて、上記送出
    リストに含まれ上記コマーシャル素材データベースに含
    まれない未収録コマーシャル素材を上記コマーシャル素
    材データベース管理手段で検出する第４のステップと、 上記第４のステップで上記未収録コマーシャル素材を検
    出したとき、上記未収録コマーシャル素材の収録情報が
    記された上記収録リストを自動的に作成する第５のステ
    ップとを有することを特徴とするコマーシャル送出シス
    テム。
19. 【請求項１９】 請求項１８に記載のコマーシャル送出
    方法において、 上記第５のステップは、上記第４のステップで上記未収
    録コマーシャル素材を検出したとき、上記コマーシャル
    素材収録格納手段に格納すべき上記未収録コマーシャル
    素材の収録情報を上記収録リスト記憶手段に記憶された
    上記収録リストに付加して自動的に作成することを特徴
    とするコマーシャル送出方法。
20. 【請求項２０】 請求項１８に記載のコマーシャル送出
    方法において、 上記第４のステップは、上記送出リスト記憶手段に記憶
    された上記送出リストを管理する送出リスト管理手段か
    ら、上記コマーシャル素材収録格納手段に格納された上
    記コマーシャル素材を参照する命令信号が、上記コマー
    シャル素材収録格納手段に格納された上記コマーシャル
    素材の格納情報からなるコマーシャル素材データベース
    を管理するコマーシャル素材データベース管理手段に供
    給されて、該コマーシャル素材データベース管理手段
    は、上記コマーシャル素材データベースに格納された格
    納情報を参照して上記送出リストに含まれ上記コマーシ
    ャル素材データベースに含まれない未収録コマーシャル
    素材を検出することを特徴とするコマーシャル送出シス
    テム。
21. 【請求項２１】 請求項１８記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第５のステップは、上記第４のステップで上記未収
    録コマーシャル素材を検出したとき、上記未収録コマー
    シャル素材の収録情報が記された上記収録リストを表示
    手段に表示させ、上記未収録コマーシャル素材の収録情
    報が記された上記収録リストを自動的に作成することを
    特徴とするコマーシャル送出方法。
22. 【請求項２２】 請求項１８記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第５のステップは、上記第４のステップで上記未収
    録コマーシャル素材を検出したとき、上記未収録コマー
    シャル素材があることを示す信号が供給され、該信号か
    ら上記未収録コマーシャル素材があることを示す情報
    を、上記収録リストを表示させる収録リスト表示手段と
    上記送出リスト表示手段とに表示され、上記未収録コマ
    ーシャル素材の上記収録情報が記された上記収録リスト
    を自動的に作成することを特徴とするコマーシャル送出
    方法。
23. 【請求項２３】 請求項１８記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記第３のステップは、上位システムに接続されて該上
    位システムから伝送された、上記コマーシャル素材収録
    格納手段から送出する上記コマーシャル素材の送出情報
    が記された送出リストを受信し、受信した該送出リスト
    は上記送出リスト記憶手段に記憶されることを特徴とす
    るコマーシャル送出方法。
24. 【請求項２４】 請求項１８記載のコマーシャル送出方
    法において、 上記コマーシャル素材データベースは、上記コマーシャ
    ル素材収録格納手段に格納された上記コマーシャル素材
    の上記格納情報と共に上記収録リストに収録された上記
    コマーシャル素材の収録情報とからなることを特徴とす
    るコマーシャル送出方法。