JP2002014736A - 操作反力付与装置 - Google Patents

操作反力付与装置

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JP2002014736A
JP2002014736A JP2000199771A JP2000199771A JP2002014736A JP 2002014736 A JP2002014736 A JP 2002014736A JP 2000199771 A JP2000199771 A JP 2000199771A JP 2000199771 A JP2000199771 A JP 2000199771A JP 2002014736 A JP2002014736 A JP 2002014736A
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shaft
rotation
reaction force
steering
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Kohei Saito
康平 斎藤
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Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の自由度が高く、コンパクト化を図るこ
とができる操作反力付与装置を提供する。 【解決手段】 ステアリング4に連係して回動するシャ
フト3をフレーム2に回動自在に支持し、前記シャフト
3と共に回動する連結ピン11をシャフト3に設け、前
記連結ピン11の回動軸方向に巻軸方向を合わせてコイ
ルスプリング5を配設し、前記コイルスプリング5の端
部を係止するストッパピン17をフレーム2に設け、前
記連結ピン11を回動させた場合に、コイルスプリング
5の一方の端部6又は端部7が連結ピン11と共に回動
し、他方の端部端部7又は端部6がストッパピン17に
係止されるように、コイルスプリング5の各端部6,7
を連結ピン11の回動軌跡に交叉させて配置したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作反力付与装
置に係り、特に、操作部と連係して回動するシャフトの
同軸上に機能部品を配置して、操作部に所定の反力を付
与できるようにした操作反力付与装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば、業務用のドライ
ブゲームの中には操作反力付与装置を用いたものがあ
る。このような装置は、できるだけ実車と同様の感覚で
ハンドリングを行えるようにすることが要求される。具
体的には、操作部であるステアリングに反力を付与し
て、実際のハンドリング操作に近づけたり、ステアリン
グの操舵角についてもできるだけ大きく確保できるよう
にしたり、一定の角度までステアリングを回動させると
ステアリングがロックするようにしている。
【0003】ステアリングに所定の回動角度を付与する
ために、例えば、特開平8−323040号公報に示さ
れているように、複数のギヤによりステアリングの回動
角度を確保したり、例えば、特開平7−116350号
公報に示されているようにラックとピニオンによりステ
アリングの回動角度を確保したりするものがある。ま
た、ステアリングに所定の反力を付与するために、例え
ば、特開平8−323040号公報に示されているよう
にシリンダロッドにより反力を付与して実車に近似させ
たり、特開平7−116350号公報に記載されている
ように、コイルスプリングを圧縮方向に使用して反力を
付与するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、ステアリングの回動角度を確保する
ために複数のギヤを使用したものにあっては、装置が大
がかりになりコストアップにつながるという問題があ
る。また、ゲームの種類によってハンドルの切れ角には
差があるが(例えば、高速のレースの場合には切れ角が
小さい)、ゲームが異なるごとにギヤの組み合わせを代
える必要があり、設計の自由度が小さいという問題があ
る。
【0005】また、ラックとピニオンを使用したもので
は、ラックの移動ストロークを確保するためにスペース
が必要となり、装置の占有スペースが大きくなるという
問題がある。そして、ステアリングの反力を付与するた
めにシリンダを使用したものでは、シリンダのストロー
クを確保するためのスペースが必要となり、また、コイ
ルスプリングを使用したものにあっても、コイルスプリ
ングの伸縮方向のストロークを確保するためのスペース
が必要となり、占有スペースが大きくなるという問題が
ある。そこで、この発明は、設計の自由度が高く、コン
パクト化を図ることができる操作反力付与装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、操作部(例えば、実施
形態におけるステアリング4)に連係して回動するシャ
フト(例えば、実施形態におけるシャフト3)をフレー
ム(例えば、実施形態におけるフレーム2)に回動自在
に支持し、前記シャフトと共に回動するアーム部材(例
えば、実施形態における連結ピン11)をシャフトに設
け、前記アーム部材の回動軸方向に巻軸方向を合わせて
コイルスプリング(例えば、実施形態におけるコイルス
プリング5)を配設し、前記コイルスプリングの端部を
係止するストッパ部材(例えば、実施形態におけるスト
ッパピン17)をフレームに設け、前記アーム部材を回
動させた場合に、コイルスプリングの一方の端部(例え
ば、実施形態における端部6又は端部7)がアーム部材
と共に回動し、他方の端部(例えば、実施形態における
端部6又は端部7)がストッパ部材に係止されるよう
に、コイルスプリングの各端部をアーム部材の回動軌跡
に交叉させて配置したことを特徴とする。このように構
成することで、コイルスプリングを、ストロークが必要
ないトーションスプリングとして使用して、操作反力を
付与することが可能となる。
【0007】請求項2に記載した発明は、前記アーム部
材とストッパ部材をシャフトの半径方向に一列に配設
し、前記コイルスプリングの両端部をアーム部材及びス
トッパ部材を挟むように配置したことを特徴とする。こ
のように構成することで、操作部の回動初期において
は、コイルスプリングの端部の当接具合を調整すること
で初期反力の設定や遊びの設定を行うことが可能となる
【0008】請求項3に記載した発明は、前記シャフト
とフレームとの間に、シャフトの回動を一定範囲で規制
する回動規制部材(例えば、実施形態における回動規制
部材18)が設けられていることを特徴とする。このよ
うに構成することで、操作部の操作範囲をこの回動規制
部材で設定することが可能となる。
【0009】請求項4に記載した発明は、前記回動規制
部材が、シャフトに設けられた雄ねじ部(例えば、実施
形態における雄ねじ部19)と、この雄ねじ部に螺合す
るスライダ(例えば、実施形態におけるスライダ23)
と、シャフトに取り付けられ、操作部の回動端において
前記スライダに当接して回動規制されるロック部材(例
えば、実施形態におけるロック部材26)とで構成され
ていることを特徴とする。このように構成することで、
雄ねじ部によりスライダのストロークを設定することが
できるため、所定のストロークで前記ロック部材をスラ
イダに当接させることが可能となる。
【0010】請求項5に記載した発明は、前記スライダ
がフレームに設けられたガイド部材(例えば、実施形態
におけるガイド部材22)に沿って摺動自在に設けられ
ていることを特徴とする。このように構成することで、
スライダをスムーズに移動させることが可能となる。
【0011】請求項6に記載した発明は、前記操作部を
回動させた場合に、コイルスプリングを縮径方向に変位
させて操作部に反力を付与することを特徴とする。この
ように構成することで、コイルスプリングにより安定し
た反力を付与することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1はこの発明の実施形態の側断面
図、図2は同正断面図、図3〜図7は図1に対応したス
テアリングの回動状況を示した側断面図、図8〜図12
は、各々図1のA−A断面図であって図3〜図7に対応
する断面図、図13(a)(b)(c)(d)(e)
(f)(g)(h)はコイルスプリングの端部の回動状
況を示す図1のB−B断面説明図である。
【0013】図1、図2において1は操作反力付与装置
を示している。この操作反力付与装置1は、例えば、業
務用として使用される自動車レース用の遊戯装置に用い
られるものであって、図示しない遊戯装置のシートの前
方に装着されている。操作反力付与装置1のフレーム2
には後述する前壁20と側壁16との間にシャフト3が
回動自在に支持されている。このシャフト3には同軸位
置に操作部であるステアリング4が取り付けられ、この
ステアリング4を回動させると、その回動角でシャフト
3が回動するものである。シャフト3には、フレーム2
に内に位置する部位であってシャフト3の先端側の周囲
にコイルスプリング5が巻装されている。このコイルス
プリング5は図13(c)、(g)に示すように各端部
6,7を下側に延ばした状態で配置されている。
【0014】前記シャフト3のコイルスプリング5の配
置部位にはシャフト3と一体で回動するアーム部材とし
ての連結ピン11が設けられている。この連結ピン11
は図1、図2に示すように、コイルスプリング5を挟む
ようにシャフト3にボルト12等で固定される一対のブ
ラケット9,10を介してシャフト3と平行に設けられ
ている。さらに、この連結ピン11にはコイルスプリン
グ5の各端部6,7が交叉して係止されている。具体的
には、コイルスプリング5のステアリング4寄りの端部
7(他方の端部)をステアリング4から見て右側に、ま
た、反対側の端部6(一方の端部)をステアリング4か
ら見て左側に係止させている(図13(c))。したが
って、連結ピン11の右回りの回動軌跡に干渉する位置
にコイルスプリング5の一方の端部6が配置され、連結
ピン11の左回りの回動軌跡に干渉する位置にコイルス
プリング5の他方の端部7が配置されていることとな
る。
【0015】ここで、コイルスプリング5の端部6,7
を連結ピン11に係止するにあたっては、ある程度の隙
間を与えれば、これがステアリング4の遊びとなり、ま
た、ある程度の弾性力を与えておけば、これがステアリ
ング4の初期反力となるため、ステアリング4の中立状
態での設定を自由に行うことができる。また、この実施
形態ではコイルスプリング5を縮径する方向でトーショ
ンスプリングとして使用しているため、拡径する方向に
使用した場合に比較して安定したステアリング反力を確
保することができる。尚、拡径の際にフレームに干渉し
ないならばコイルスプリング5を拡径する方向に使用し
てもよい。
【0016】前記フレーム2の底部13には、図1、図
13に示すように、ステアリング4寄りのブラケット9
の近傍に取り付けられたブラケット15と、フレーム2
のシャフト3先端側の側壁16との間にストッパ部材と
してのストッパピン17が取り付けられ、連結ピン11
と同様にコイルスプリング5の端部6,7が延出する側
であってシャフト3と平行に配置されている。そして、
このストッパピン17は前記連結ピン11の回動軌跡の
外側で、回動軸の同一半径方向に配置されている。した
がって、ストッパピン17は連結ピン11を右回りに回
動させた場合にコイルスプリング5の他方の端部7(ス
テアリング4寄りの端部)を保持し、連結ピン11を左
回りに回動させた場合にコイルスプリング5の一方の端
部6(シャフト3の先端側の端部)を保持することとな
る。
【0017】次に、前記シャフト3のステアリング4側
とフレーム2との間には、シャフト3の回動を一定範囲
で規制する後述の回動規制部材18が設けられている。
シャフト3にはステアリング4寄りに樹脂製の雄ねじ部
19がボルト19a等で固定されている。フレーム2に
はブラケット15とフレーム2の前壁20近傍のブラケ
ット21との間にシャフト3の長手方向に2本の棒状の
ガイド部材22が設けられ、このガイド部材22を樹脂
製のスライダ23に貫通させることにより、スライダ2
3をフレーム2の底部13に摺動自在に設けている。ス
ライダ23には上面にピン24が設けられ、このピン2
4を前記シャフト3の雄ねじ部19の溝25に挿入して
いる。尚、シャフト3と雄ねじ部19を一体に形成して
も良い。
【0018】前記シャフト3には雄ねじ部19を挟む位
置に、スライダ23に当接してシャフト3の回動範囲を
規制するロック部材26が一対取り付けられ、さらに、
図2に示すように、スライダ23の上面でロック部材2
6が当接する位置には、ロック部材26の受け部27が
設けられている。つまり、ステアリング4が回動すると
スライダ23は雄ねじ部19により移動し、その間にロ
ック部材26は回動するが、スライダ23が移動端に至
ると、ロック部材26がシャフト3の先端側の受け部2
7に当接してシャフト3、つまりステアリング4の回動
が規制されるのである。尚、ロック部材26には受け部
27に当接する当接面28が設けられている。
【0019】前記シャフト3の雄ねじ部19とスライダ
23とロック部材26とで回動規制部材18を構成して
いる。この回動規制部材18によりスライダ23は右回
りで330度、左回りで330度の合計660度の範囲
で回動できることとなる。そしてステアリング4の回動
角は、フレーム2の側壁16に取り付けられた回転セン
サ29によりシャフト3の回動角を検出することで得ら
れ遊戯装置に使用される。
【0020】次に、作用について説明する。ここで、以
下の図及び文章において中立位置Nはステアリング4を
切っていない状態、Rとそれに連なる数字はステアリン
グ4で右回りの角度を示し、Lとそれに連なる数字はス
テアリング4で左回りの角度を示す。ステアリング4の
中立位置Nでは、図1〜図3、図8、図13(c)に示
すように、スライダ23はシャフト3の雄ねじ部19の
中間位置にあり、コイルスプリング5の端部6,7に係
止する連結ピン11は回動していないためステアリング
4は中立位置にある。
【0021】図4、図9、図13(d)に示すように、
ステアリング4を中立位置NからR180(右側に18
0度)まで回動させると、スライダ23はシャフト3の
先端側に移動し、連結ピン11はコイルスプリング5の
一方の端部6を上部に回動させる。このときコイルスプ
リング5の他方の端部7はストッパピン17により保持
される。したがって、コイルスプリング5は縮径し、ス
テアリング4には左回りの反力が付与される。そして、
さらにステアリング4を回動させ、図6、図11、図1
3(e)に示すように、ステアリング4をR330(右
側に330度)まで回動させると、スライダ23はシャ
フト3の先端側の摺動端に移動し、連結ピン11はコイ
ルスプリング5の一方の端部6を下側まで回動させ、シ
ャフト3の先端側のロック部材26bの当接面28がス
ライダ23の一方の受け部27に当接され、ステアリン
グ4が回動規制される。
【0022】これによりステアリング4は右回りの回動
を規制される。このときコイルスプリング5は縮径する
方向に力を受けるため、拡径する場合のようにコイルス
プリング5の径が大きくなってフレーム2に干渉する等
の不具合は生じない。尚、コイルスプリング5の端部
6,7の状態を理解しやすいように図13(g)にステ
アリング中立位置Nのコイルスプリング5の各端部6,
7の位置を、図13(h)にステアリングR15のコイ
ルスプリング5の各端部6,7の位置を、図13(f)
にステアリングL15のコイルスプリング5の各端部
6,7の位置を各々示す。
【0023】次に、図5、図10、図13(b)に示す
ように、ステアリング4を中立位置NからL180(左
側に180度)まで回動させると、スライダ23はステ
アリング4側に移動し、連結ピン11はコイルスプリン
グ5の他方の端部7を上部に回動させる。このときコイ
ルスプリング5の一方の端部6はストッパピン17によ
り保持される。したがって、コイルスプリング5は縮径
しステアリング4には右回りの反力が付与される。
【0024】そして、さらにステアリング4を回動さ
せ、図7、図12、図13(a)に示すように、ステア
リング4をL330(左側に330度)まで回動させる
と、スライダ23はステアリング4側の摺動端に移動
し、連結ピン11はコイルスプリング5の他方の端部7
を下側まで回動させ、ステアリング4寄りのロック部材
26aの当接面28がスライダ23の他方の受け部27
に当接されて、ステアリング4が回動規制される。これ
によりステアリング4は左回りの回動を規制される。こ
の場合にもコイルスプリング5は縮径する方向に力を受
けるため、拡径する場合のようにコイルスプリング5の
径が大きくなってフレーム2に干渉する等の不具合は生
じない。
【0025】前述した実施形態においては、シャフト3
の回動範囲を制限するために回動規制部材18を設けて
いたが、反力を付与するためにコイルスプリング5を縮
径させる方向で利用している場合は、シャフト3の回動
を規制したい位置で、コイルスプリング5がシャフト3
を締め付け回動を停止させるように、コイルスプリング
5の内径又はシャフト3の直径を決めることによって、
回動規制部材を省略することができる。この際、シャフ
ト3の外周面をゴムなどの弾性部材で形成したり、コー
ティング若しくは覆うことで、シャフト3とコイルスプ
リング5との滑りをなくすようにすると良い。
【0026】また、コイルスプリング5の端部6,7を
外側に配置し、連結ピン11及びストッパピン17をコ
イルスプリング5の外側に配置していたが、端部6,7
をコイルスプリング5の内側に配置し、連結ピン11及
びストッパピン17をコイルスプリング5の内側に配置
しても良い。この場合、連結ピン11の回動軸となるシ
ャフト3をストッパ部材として利用できるため、ストッ
パピン17を省略することができる。
【0027】したがって、上記実施形態によれば、ステ
アリング4に連係するシャフト3をフレーム2に回動自
在に支持し、シャフト3の周囲にコイルスプリング5を
巻装し、シャフト3のコイルスプリング5の配置部位に
シャフト3と一体で回動する連結ピン11を設け、この
連結ピン11の右回りの回動軌跡に干渉する位置にコイ
ルスプリング5の一方の端部6を配置すると共に、連結
ピン11の左回りの回動軌跡に干渉する位置にコイルス
プリング5の他方の端部7を配置し、フレーム2に、連
結ピン11を右回りに回動させた場合にコイルスプリン
グ5の他方の端部7を保持し、連結ピン11を左回りに
回動させた場合にコイルスプリング5の一方の端部6を
保持するストッパピン17を設けたことにより、シャフ
ト3の周囲に設けられたコイルスプリング5を、ストロ
ークが必要ないトーションスプリングとして使用して、
ステアリング反力を付与することが可能となるため、占
有スペースを小さくでき装置全体をコンパクトにするこ
とができる。
【0028】また、ステアリング4からシャフト3への
動力伝達部分にギヤを必要としないため設計の自由度を
高められる。すなわち、ステアリング4の回動角度に関
しては、ピッチやリードが異なる雄ねじ部19に交換す
るだけで、簡単に変更できるため、ギヤを使用した場合
のように、必要なギヤ比を確保するために新たなギヤを
組み直して組み立てるなどの面倒な作業が必要なくな
る。
【0029】前記連結ピン11及びストッパピン17は
共にコイルスプリング5の端部6,7が延出する側に、
かつ、シャフト3の長手方向に沿って配置される部材で
あって、連結ピン11の回動軌跡の外側に前記ストッパ
ピン17が配置されているため、ステアリング4の回動
初期においては、コイルスプリング5の端部6,7の当
接具合を調整することで初期反力の設定や遊びの設定を
行うことが可能となると共に連結ピン11、ストッパピ
ン17をコイルスプリング5の端部6,7の突出範囲内
に互いに干渉しないで納めることが可能となるため、ス
テアリング4の設置が容易となると共に、装置全体をコ
ンパクト化することができる。
【0030】前記シャフト3とフレーム2との間に、シ
ャフト3の回動を右回りで330度から左回りで330
度の範囲内で規制する回動規制部材18が設けられてい
ることで、ステアリング4の切れ角をこの回動規制部材
18で設定することが可能となるため、実車に近い切れ
角に設定することができる。そして、前記回動規制部材
18を、シャフト3に設けられた雄ねじ部19と、この
雄ねじ部19に螺合するスライダ23と、シャフト3に
取り付けられ、ステアリング4の回動端においてスライ
ダ23に当接してシャフト3の回動を規制するロック部
材26とで構成しているので、雄ねじ部19の形状やロ
ック部材26の位置、向きを変えることによりロック部
材26が当接されるまでのスライダ23のストロークを
自由に設定することができるため、ステアリング4の切
れ角を実車に合わせて容易に設定することができる。
【0031】また、前記スライダ23がフレーム2に設
けられたガイド部材22に沿って摺動自在に設けられて
いるため、スライダ23をスムーズに移動させることが
でき、ステアリング4の動きに悪影響を与えることがな
い。尚、この発明は上記実施形態に限られるのものでは
なく、例えば、前記受け部27を別途設けなくてもスラ
イダ23の上面でロック部材26の当接面28を当接さ
せるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、コイルスプリングを、ストローク
が必要ないトーションスプリングとして使用して、操作
反力を付与することが可能となるため、装置をコンパク
トにすることができるという効果がある。
【0033】請求項2に記載した発明によれば、操作初
期においては、コイルスプリングの端部の当接具合を調
整することで初期反力の設定や遊びの設定を容易に行う
ことができるという効果がある。
【0034】請求項3に記載した発明によれば、操作範
囲を回動規制部材で設定することが可能となるため、必
要以上に操作部を操作できないようにすることができる
という効果がある。
【0035】請求項4に記載した発明によれば、雄ねじ
部の形状やロック部材の位置、向きを変えることにより
ロック部材が当接されるまでのスライダのストロークを
自由に設定することができるため、操作部の切れ角を実
車に合わせて容易に設定することができるという効果が
ある。
【0036】請求項5に記載した発明によれば、スライ
ダをスムーズに移動させることが可能となるため、操作
部の動きに悪影響を与えることがないという効果があ
る。
【0037】請求項6に記載した発明によれば、コイル
スプリングにより安定した反力を付与することが可能と
なるため、操作反力を安定して付与することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の全体側断面図である。
【図2】 図1の正断面図である。
【図3】 この発明の実施形態のステアリングの中立位
置を示す側断面図である。
【図4】 この発明の実施形態のステアリングのR18
0位置を示す側断面図である。
【図5】 この発明の実施形態のステアリングのL18
0位置を示す側断面図である。
【図6】 この発明の実施形態のステアリングのR33
0位置を示す側断面図である。
【図7】 この発明の実施形態のステアリングのL33
0位置を示す側断面図である。
【図8】 この発明の実施形態の図1のA−A断面図で
あって図3に対応する断面図である。
【図9】 この発明の実施形態の図1のA−A断面図で
あって図4に対応する断面図である。
【図10】 この発明の実施形態の図1のA−A断面図
であって図5に対応する断面図である。
【図11】 この発明の実施形態の図1のA−A断面図
であって図6に対応する断面図である。
【図12】 この発明の実施形態の図1のA−A断面図
であって図7に対応する断面図である。
【図13】 この発明の実施形態の図1のB−B断面説
明図であって、(a)は図7、図12に対応する断面説
明図、(b)は図5、図10に対応する断面説明図、
(c)は図3、図8に対応する断面説明図、(d)は図
4、図9に対応する断面説明図、(e)は図6、図11
に対応する断面説明図、(f)はステアリングL15位
置でのコイルスプリングの各端部を示す断面説明図、
(g)はステアリング中立位置Nでのコイルスプリング
の各端部を示す断面説明図、(h)ステアリングR15
位置でのコイルスプリングの各端部を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1 操作反力付与装置 2 フレーム 3 シャフト 4 ステアリング(操作部) 5 コイルスプリング 6 端部 7 端部 11 連結ピン(アーム部材) 17 ストッパピン(ストッパ部材) 18 回動規制部材 19 雄ねじ部(回動規制部材) 22 ガイド部材(回動規制部材) 23 スライダ(回動規制部材) 26 ロック部材(回動規制部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部に連係して回動するシャフトをフ
    レームに回動自在に支持し、前記シャフトと共に回動す
    るアーム部材をシャフトに設け、前記アーム部材の回動
    軸方向に巻軸方向を合わせてコイルスプリングを配設
    し、前記コイルスプリングの端部を係止するストッパ部
    材をフレームに設け、前記アーム部材を回動させた場合
    に、コイルスプリングの一方の端部がアーム部材と共に
    回動し、他方の端部がストッパ部材に係止されるよう
    に、コイルスプリングの各端部をアーム部材の回動軌跡
    に交叉させて配置したことを特徴とする操作反力付与装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アーム部材とストッパ部材をシャフ
    トの半径方向に一列に配設し、前記コイルスプリングの
    両端部をアーム部材及びストッパ部材を挟むように配置
    したことを特徴とする請求項1に記載の操作反力付与装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シャフトとフレームとの間に、シャ
    フトの回動を一定範囲で規制する回動規制部材が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の操作反力付与装置。
  4. 【請求項4】 前記回動規制部材が、シャフトに設けら
    れた雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合するスライダと、
    シャフトに取り付けられ、操作部の回動端において前記
    スライダに当接して回動規制されるロック部材とで構成
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の操作反力付与装置。
  5. 【請求項5】 前記スライダがフレームに設けられたガ
    イド部材に沿って摺動自在に設けられていることを特徴
    とする請求項4に記載の操作反力付与装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部を回動させた場合に、コイル
    スプリングを縮径方向に変位させて操作部に反力を付与
    することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに
    記載の操作反力付与装置。
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