JP2002014404A - カメラ - Google Patents
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- JP2002014404A JP2002014404A JP2001070852A JP2001070852A JP2002014404A JP 2002014404 A JP2002014404 A JP 2002014404A JP 2001070852 A JP2001070852 A JP 2001070852A JP 2001070852 A JP2001070852 A JP 2001070852A JP 2002014404 A JP2002014404 A JP 2002014404A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- storage chamber
- sheet
- opening
- sheet member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】目視可能な位置に形成された開口部や凹凸部を
シート部材で閉塞するようにしたカメラにおいて、組立
作業時や分解作業時等の良好な作業性を確保し極めて容
易にかつ安価な手段でシート部材を着脱し得るようにし
て製造工程の効率化及び製造コストの低減化を実現す
る。 【解決手段】外部から目視可能な位置に開口部19a・
19b・19cが形成されたカメラ本体と、開口部を覆
い隠すために弾性変形させつつ固着させずにかつ着脱が
容易に取り付けられたシート部材20とを具備する。
シート部材で閉塞するようにしたカメラにおいて、組立
作業時や分解作業時等の良好な作業性を確保し極めて容
易にかつ安価な手段でシート部材を着脱し得るようにし
て製造工程の効率化及び製造コストの低減化を実現す
る。 【解決手段】外部から目視可能な位置に開口部19a・
19b・19cが形成されたカメラ本体と、開口部を覆
い隠すために弾性変形させつつ固着させずにかつ着脱が
容易に取り付けられたシート部材20とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ、詳しく
は目視可能な位置に形成されている開口部や凹凸部を覆
い隠すための手段を備えたカメラに関するものである。
は目視可能な位置に形成されている開口部や凹凸部を覆
い隠すための手段を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真撮影等を行なうカメラ等
においては、各種の部材をカメラ本体の内部の所定の位
置に装填し収納する各種の収納室等が形成されている。
ここで、各種の部材を収納する収納室とは、例えば、 ・写真撮影動作を行なうのに際して必要な各種の電子回
路等を駆動するための電源電池を収納する電池収納室、 ・ロール状の写真撮影用フイルム等を収納したフイルム
パトローネを収納するパトローネ収納室、 ・フイルムパトローネの内部から引き出されたロール状
フイルムの撮影済み部分を巻回させて光密状態を維持し
ながら収納するスプール室、等々がある。
においては、各種の部材をカメラ本体の内部の所定の位
置に装填し収納する各種の収納室等が形成されている。
ここで、各種の部材を収納する収納室とは、例えば、 ・写真撮影動作を行なうのに際して必要な各種の電子回
路等を駆動するための電源電池を収納する電池収納室、 ・ロール状の写真撮影用フイルム等を収納したフイルム
パトローネを収納するパトローネ収納室、 ・フイルムパトローネの内部から引き出されたロール状
フイルムの撮影済み部分を巻回させて光密状態を維持し
ながら収納するスプール室、等々がある。
【0003】これらの各種収納室に装填され収納される
べき部材のうち上述の電源電池やパトローネ等は、略円
筒形状に形成されているのが一般的である。このことか
ら、これらを収納する電池収納室やパトローネ収納室等
においても、略円筒形状となるように内壁面が略曲面形
状に形成されているのが普通である。また、上述のパト
ローネ収納室は、ロール状フイルムを巻回させて収納す
るのに最適な形状として、一般的に略円筒形状に形成さ
れている。
べき部材のうち上述の電源電池やパトローネ等は、略円
筒形状に形成されているのが一般的である。このことか
ら、これらを収納する電池収納室やパトローネ収納室等
においても、略円筒形状となるように内壁面が略曲面形
状に形成されているのが普通である。また、上述のパト
ローネ収納室は、ロール状フイルムを巻回させて収納す
るのに最適な形状として、一般的に略円筒形状に形成さ
れている。
【0004】一方、従来のカメラ等は、一般的に前側カ
バー部材や後側カバー部材等の外装部材によってカメラ
本体の外部を覆うように構成されているのが普通であ
る。そして、このカメラ本体と外装部材との内部形状を
工夫して、上述の各種収納室等が形成されるようになっ
ている。
バー部材や後側カバー部材等の外装部材によってカメラ
本体の外部を覆うように構成されているのが普通であ
る。そして、このカメラ本体と外装部材との内部形状を
工夫して、上述の各種収納室等が形成されるようになっ
ている。
【0005】図13は、従来のカメラにおける電池収納
室近傍のみを拡大して示す要部断面図である。この図1
3に示すように、従来のカメラ100においては、上述
の各種収納室、例えばパトローネ収納室121や電池収
納室109等は、カメラ本体部材103と外装部材(前
側カバー部材101・後側カバー部材102・背面蓋部
材等)等の内部の形状を工夫して各種の収納室の壁部1
03a・103b等を形成し、これによって所定の空間
が形成されるようにしている。そして、このようにして
形成された各種の収納室の内壁面には、様々な理由から
必要となる各種の孔部や凹凸部等が存在することにな
る。そこで、このような各種の孔部や凹凸部等を覆い、
収納室の内壁面の外観を形成するためのシート部材(保
護シート)120等を、当該内壁面に沿うように配置す
るようにしたものがある。この場合において、当該シー
ト部材(保護シート)120は、収納室の内壁面に接着
等の手段によって固設するようにするのが普通である。
室近傍のみを拡大して示す要部断面図である。この図1
3に示すように、従来のカメラ100においては、上述
の各種収納室、例えばパトローネ収納室121や電池収
納室109等は、カメラ本体部材103と外装部材(前
側カバー部材101・後側カバー部材102・背面蓋部
材等)等の内部の形状を工夫して各種の収納室の壁部1
03a・103b等を形成し、これによって所定の空間
が形成されるようにしている。そして、このようにして
形成された各種の収納室の内壁面には、様々な理由から
必要となる各種の孔部や凹凸部等が存在することにな
る。そこで、このような各種の孔部や凹凸部等を覆い、
収納室の内壁面の外観を形成するためのシート部材(保
護シート)120等を、当該内壁面に沿うように配置す
るようにしたものがある。この場合において、当該シー
ト部材(保護シート)120は、収納室の内壁面に接着
等の手段によって固設するようにするのが普通である。
【0006】なお、図13に示すように電池収納室10
9の内部には、電池接片106等の各種部材が配設され
ている。また、電池収納室109は、その開口が電池収
納室蓋104によって開閉自在に構成されている。この
電池収納室蓋104は、例えばカメラ100の側面に配
置され、後側カバー部材102に対して図13の矢印X
方向に回動自在に設けられる支軸105によって軸支さ
れるように配置されている。これによって、当該電池収
納室蓋104は、電池収納室109の開口を開閉自在に
すると共に、これが閉位置にされたときには電池収納室
109の一部を構成するようになっている。図13に示
す状態は、電池収納室蓋104が開位置にあり電池収納
室109を開放している状態である。
9の内部には、電池接片106等の各種部材が配設され
ている。また、電池収納室109は、その開口が電池収
納室蓋104によって開閉自在に構成されている。この
電池収納室蓋104は、例えばカメラ100の側面に配
置され、後側カバー部材102に対して図13の矢印X
方向に回動自在に設けられる支軸105によって軸支さ
れるように配置されている。これによって、当該電池収
納室蓋104は、電池収納室109の開口を開閉自在に
すると共に、これが閉位置にされたときには電池収納室
109の一部を構成するようになっている。図13に示
す状態は、電池収納室蓋104が開位置にあり電池収納
室109を開放している状態である。
【0007】一方、上述の保護シート120には、従来
より各種の表示等が施されるようにしたものがある。即
ち、当該収納室に収納すべき部材の収納手段、例えば電
池等の収納方向や種類等が視認し得る所定の形態で表示
される表示部(図示せず)を印刷等の手段によって設け
ているものがある。
より各種の表示等が施されるようにしたものがある。即
ち、当該収納室に収納すべき部材の収納手段、例えば電
池等の収納方向や種類等が視認し得る所定の形態で表示
される表示部(図示せず)を印刷等の手段によって設け
ているものがある。
【0008】そして、このような従来の保護シート12
0は、裏面に接着剤等が塗布等の手段によって設けられ
ており、この接着剤等の粘着力を利用することで当該保
護シートを収納室の内部の所定の位置に固設するように
しているものが一般的である。
0は、裏面に接着剤等が塗布等の手段によって設けられ
ており、この接着剤等の粘着力を利用することで当該保
護シートを収納室の内部の所定の位置に固設するように
しているものが一般的である。
【0009】ところで、従来のカメラにおいては、写真
撮影を行なって所望の被写体像をフイルムに露出する際
に、その撮影コマに関連する情報、例えばその時点にお
ける日付等の文字情報等をフイルム面上の所定の位置に
同時に記録し得るようにする手段等、付加機能を実現す
る手段が種々提案され、一般的に実用化されている。そ
の一方で、このような各種の付加機能を省略した安価な
カメラも所望されている。
撮影を行なって所望の被写体像をフイルムに露出する際
に、その撮影コマに関連する情報、例えばその時点にお
ける日付等の文字情報等をフイルム面上の所定の位置に
同時に記録し得るようにする手段等、付加機能を実現す
る手段が種々提案され、一般的に実用化されている。そ
の一方で、このような各種の付加機能を省略した安価な
カメラも所望されている。
【0010】そこで、従来においては、各種の付加機能
を搭載したカメラと、これらの付加機能を省略したカメ
ラとを製造するのに際して、カメラの基本的な構成を共
通として、カメラ本体や撮影レンズ等の基本部材の共用
化を図ることで製造コストの低減化を実現する努力がな
されている。
を搭載したカメラと、これらの付加機能を省略したカメ
ラとを製造するのに際して、カメラの基本的な構成を共
通として、カメラ本体や撮影レンズ等の基本部材の共用
化を図ることで製造コストの低減化を実現する努力がな
されている。
【0011】この場合において、基本となるカメラ本体
は、各種の付加機能を搭載し得る形態のものを製造し、
これに対して、各種の付加機能に応じた構成部材を装着
するか否かによって、複数の機種のカメラを製造する手
段が一般的に採られている。
は、各種の付加機能を搭載し得る形態のものを製造し、
これに対して、各種の付加機能に応じた構成部材を装着
するか否かによって、複数の機種のカメラを製造する手
段が一般的に採られている。
【0012】このような手段によって各種の付加機能を
省略したカメラを製造した場合においては、所定の付加
機能に応じた構成部材が装着されるべき位置に不要な孔
等が形成されたままの状態となる。このような不要な孔
等が存在すると、カメラ本体の内部に向けて光線が導か
れてしまったり、塵埃等が侵入してしまう可能性もあ
り、これに起因して様々な問題が生じる場合もあり得
る。また、不必要な孔等が使用者によって外部から目視
し得る場所に存在すると、外観デザイン上においても好
ましいこととは言えない。
省略したカメラを製造した場合においては、所定の付加
機能に応じた構成部材が装着されるべき位置に不要な孔
等が形成されたままの状態となる。このような不要な孔
等が存在すると、カメラ本体の内部に向けて光線が導か
れてしまったり、塵埃等が侵入してしまう可能性もあ
り、これに起因して様々な問題が生じる場合もあり得
る。また、不必要な孔等が使用者によって外部から目視
し得る場所に存在すると、外観デザイン上においても好
ましいこととは言えない。
【0013】このことを考慮して、部材の共用化を図っ
て製造される従来のカメラにおいて、付加機能を省略し
たカメラの場合に存在する上述のような不要となる孔等
に対しては、これを上述したシート部材等を利用して閉
塞し覆い隠すことによって、カメラ本体の内部への光線
又は塵埃等の侵入を防止すると共に、外観デザインを考
慮した手段が採られている。
て製造される従来のカメラにおいて、付加機能を省略し
たカメラの場合に存在する上述のような不要となる孔等
に対しては、これを上述したシート部材等を利用して閉
塞し覆い隠すことによって、カメラ本体の内部への光線
又は塵埃等の侵入を防止すると共に、外観デザインを考
慮した手段が採られている。
【0014】ここで、例えば撮影動作時に実行する露出
動作に連動させてフイルム面上の所定の位置に日付情報
等を記録する機能を実現するためのいわゆる日付情報写
込機構を備えて構成される従来のカメラについて、以下
に考えてみる。
動作に連動させてフイルム面上の所定の位置に日付情報
等を記録する機能を実現するためのいわゆる日付情報写
込機構を備えて構成される従来のカメラについて、以下
に考えてみる。
【0015】図14は、付加機能としての日付情報写込
機構を備えた従来のカメラであって、このカメラの背面
側から見た際の概略斜視図である。なお、本図において
は、カメラの背面蓋部材110が全開状態にある際の様
子を示している。
機構を備えた従来のカメラであって、このカメラの背面
側から見た際の概略斜視図である。なお、本図において
は、カメラの背面蓋部材110が全開状態にある際の様
子を示している。
【0016】この状態においては、フイルムパトローネ
(図示せず)を装填し得るように形成されたパトローネ
収納室121や、回動自在に軸支されたスプール軸13
2を有するフイルム収納室131・撮影レンズ(図示せ
ず)からの光束を通過させてこれをフイルム面へと導く
撮影用開口部115等が背面側に向けて解放された状態
となっている。
(図示せず)を装填し得るように形成されたパトローネ
収納室121や、回動自在に軸支されたスプール軸13
2を有するフイルム収納室131・撮影レンズ(図示せ
ず)からの光束を通過させてこれをフイルム面へと導く
撮影用開口部115等が背面側に向けて解放された状態
となっている。
【0017】背面蓋部材110の略中央部近傍であっ
て、当該背面蓋部材110が閉状態とされたときに、撮
影用開口部115に対向する所定の位置には、圧板11
1が配設されている。この圧板111と背面蓋部材11
0との間の空間には、所定の日付情報写込機構(詳細は
図示せず)が配設されている。また、圧板111の所定
の位置には、日時情報写込部112が穿設されている。
そして、背面蓋部材110の内部には、所定の位置に通
信用接点113が配設されていて、その接点部113a
が外部に露出している。
て、当該背面蓋部材110が閉状態とされたときに、撮
影用開口部115に対向する所定の位置には、圧板11
1が配設されている。この圧板111と背面蓋部材11
0との間の空間には、所定の日付情報写込機構(詳細は
図示せず)が配設されている。また、圧板111の所定
の位置には、日時情報写込部112が穿設されている。
そして、背面蓋部材110の内部には、所定の位置に通
信用接点113が配設されていて、その接点部113a
が外部に露出している。
【0018】一方、カメラ100の内部であってスプー
ル室131の上部近傍には、可動接点ユニット(図示せ
ず)が設けられている。この可動接点ユニットは、後述
する日付情報写込機構との通信を行なうための接点部1
14等を含むユニットである。この接点部114は、所
定の弾性力の働きによって可動自在に構成されていて、
通常状態では、カメラ本体部材103の所定の位置に形
成される開口114aから外部に突出するように配設さ
れている。そして、当該可動接点ユニットの接点部11
4は、背面蓋部材110が閉状態になったときに、その
内部に配設される通信用接点113aに対向する所定の
位置に配置されている。
ル室131の上部近傍には、可動接点ユニット(図示せ
ず)が設けられている。この可動接点ユニットは、後述
する日付情報写込機構との通信を行なうための接点部1
14等を含むユニットである。この接点部114は、所
定の弾性力の働きによって可動自在に構成されていて、
通常状態では、カメラ本体部材103の所定の位置に形
成される開口114aから外部に突出するように配設さ
れている。そして、当該可動接点ユニットの接点部11
4は、背面蓋部材110が閉状態になったときに、その
内部に配設される通信用接点113aに対向する所定の
位置に配置されている。
【0019】したがって、背面蓋部材110を閉状態に
すると、日付情報写込機構の通信用接点113とカメラ
本体部材103側の可動接点ユニットの接点部114と
が接触して電気的な接続がなされるようになる。これに
よって背面蓋部材110の側に設けられる日付情報写込
機構がカメラ本体部材103側に設けられる制御手段
(図示せず)によって制御され得る状態となる。
すると、日付情報写込機構の通信用接点113とカメラ
本体部材103側の可動接点ユニットの接点部114と
が接触して電気的な接続がなされるようになる。これに
よって背面蓋部材110の側に設けられる日付情報写込
機構がカメラ本体部材103側に設けられる制御手段
(図示せず)によって制御され得る状態となる。
【0020】なお、カメラ100の上面には、一方の端
部寄りの所定の位置にポップアップ方式のストロボ装置
140が設けられている一方、他端寄りの所定の位置に
は、撮影動作に関する動作の開始を実行させるための所
定の信号を発生させるスイッチに連動するシャッターレ
リーズボタン142や撮影レンズの変倍動作を実行させ
るための指示信号を発生させるスイッチに連動するズー
ムレバー143等の操作部材が配置されている。
部寄りの所定の位置にポップアップ方式のストロボ装置
140が設けられている一方、他端寄りの所定の位置に
は、撮影動作に関する動作の開始を実行させるための所
定の信号を発生させるスイッチに連動するシャッターレ
リーズボタン142や撮影レンズの変倍動作を実行させ
るための指示信号を発生させるスイッチに連動するズー
ムレバー143等の操作部材が配置されている。
【0021】このように構成される日付情報写込機構を
備えた従来のカメラ100の基本構成部材であるカメラ
本体部材103や外装部材(前側カバー部材101・後
側カバー部材102・背面蓋部材110等)を用いて、
日付情報写込機構を省略した別の機種のカメラを製造し
ようとすると、可動接点ユニットの接点部114を露出
させるために形成されるカメラ本体部材103側の開口
114aが露呈した状態になってしまう。したがって、
この場合においては、接着剤等により固設されるシート
部材等を用いて開口114aを閉塞する手段が従来より
採られている。
備えた従来のカメラ100の基本構成部材であるカメラ
本体部材103や外装部材(前側カバー部材101・後
側カバー部材102・背面蓋部材110等)を用いて、
日付情報写込機構を省略した別の機種のカメラを製造し
ようとすると、可動接点ユニットの接点部114を露出
させるために形成されるカメラ本体部材103側の開口
114aが露呈した状態になってしまう。したがって、
この場合においては、接着剤等により固設されるシート
部材等を用いて開口114aを閉塞する手段が従来より
採られている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
保護シート等の接着剤の粘着力は、非常に強力なものと
なっているので、一度貼り付けたものは容易に剥がすこ
とができないようになっている。したがって、例えばカ
メラの製造工程において保護シートの取付作業を行なう
場合であって、当該保護シートを所定の位置からずれた
位置に貼り付けてしまったようなときには、これを剥が
して再度同じものを貼り替えることはできず、新たに別
の保護シートを用いることになってしまうといったこと
があった。
保護シート等の接着剤の粘着力は、非常に強力なものと
なっているので、一度貼り付けたものは容易に剥がすこ
とができないようになっている。したがって、例えばカ
メラの製造工程において保護シートの取付作業を行なう
場合であって、当該保護シートを所定の位置からずれた
位置に貼り付けてしまったようなときには、これを剥が
して再度同じものを貼り替えることはできず、新たに別
の保護シートを用いることになってしまうといったこと
があった。
【0023】このことから、保護シートの取付作業にか
かる工数が多く必要になってしまったり、一度剥がして
しまった保護シートは、再利用出来ずに無駄に破棄され
ることになる場合もあり、製造効率の悪化や製造コスト
の上昇を進める要因になっている。
かる工数が多く必要になってしまったり、一度剥がして
しまった保護シートは、再利用出来ずに無駄に破棄され
ることになる場合もあり、製造効率の悪化や製造コスト
の上昇を進める要因になっている。
【0024】また、従来のように保護シートを接着剤等
によって固設する手段では、カメラの保守点検又は修理
作業等を行なうために保護シート等を必要に応じて剥が
したときには、これを再度利用することができず、新た
な保護シートを用いることになってしまい無駄が生じて
しまうという問題点もある。
によって固設する手段では、カメラの保守点検又は修理
作業等を行なうために保護シート等を必要に応じて剥が
したときには、これを再度利用することができず、新た
な保護シートを用いることになってしまい無駄が生じて
しまうという問題点もある。
【0025】さらに、一般的なカメラ等における各種の
収納室の内部には、図13に示したように各種の部材が
配置されるのが普通である。例えば電池収納室109の
内部には、正極及び負極の電池接片106等の、必要と
なる各種部材が配設されている。このような場合におい
て、収納室の内壁面に対して保護シートを取り付けるに
当たり、接着剤等の手段による場合には、収納室内部の
各種部材との干渉を避けながら保護シートを当該収納室
の内壁面の所定の位置に確実に貼り付ける必要がある。
しかし、そのような作業を行なうのは非常に困難なもの
であるので、効率的な製造を行なうことができず、よっ
て製造コストが上昇してしまうことにもなっている。
収納室の内部には、図13に示したように各種の部材が
配置されるのが普通である。例えば電池収納室109の
内部には、正極及び負極の電池接片106等の、必要と
なる各種部材が配設されている。このような場合におい
て、収納室の内壁面に対して保護シートを取り付けるに
当たり、接着剤等の手段による場合には、収納室内部の
各種部材との干渉を避けながら保護シートを当該収納室
の内壁面の所定の位置に確実に貼り付ける必要がある。
しかし、そのような作業を行なうのは非常に困難なもの
であるので、効率的な製造を行なうことができず、よっ
て製造コストが上昇してしまうことにもなっている。
【0026】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、各種の部材を装
填し収納する収納室を有し、当該収納室の内壁面に沿う
ように所定のシート部材(保護シート等)が取り付けら
れて構成されるカメラにおいて、カメラの組立作業時や
分解作業時等における良好な作業性を確保しながら、極
めて容易にかつ安価な手段によってシート部材を所定の
位置に取り付けるようにすることで、製造工程の効率化
及び製造コストの低減化に寄与することのできるカメラ
を提供することである。
のであって、その目的とするところは、各種の部材を装
填し収納する収納室を有し、当該収納室の内壁面に沿う
ように所定のシート部材(保護シート等)が取り付けら
れて構成されるカメラにおいて、カメラの組立作業時や
分解作業時等における良好な作業性を確保しながら、極
めて容易にかつ安価な手段によってシート部材を所定の
位置に取り付けるようにすることで、製造工程の効率化
及び製造コストの低減化に寄与することのできるカメラ
を提供することである。
【0027】また、目視可能な位置に開口部を有するカ
メラであって、当該開口部をシート部材(保護シート
等)等を利用して閉塞するように取り付けたカメラにお
いて、カメラの組立作業時や分解作業時等における良好
な作業性を確保しながら、極めて容易にかつ安価な手段
によってシート部材を所定の位置に取り付け得るように
することで、外観デザインを阻害せずにカメラの基本部
材の共用化を実現すると共に、製造工程の効率化及び製
造コストの低減化の実現に寄与することのできるカメラ
を提供することである。
メラであって、当該開口部をシート部材(保護シート
等)等を利用して閉塞するように取り付けたカメラにお
いて、カメラの組立作業時や分解作業時等における良好
な作業性を確保しながら、極めて容易にかつ安価な手段
によってシート部材を所定の位置に取り付け得るように
することで、外観デザインを阻害せずにカメラの基本部
材の共用化を実現すると共に、製造工程の効率化及び製
造コストの低減化の実現に寄与することのできるカメラ
を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるカメラは、目視可能な位置に形成
された開口部と、上記開口部を覆い隠すために、弾性変
形させつつ固着させずに、かつ着脱が容易に取り付けら
れたシート部材とを具備したことを特徴とする。
に、第1の発明によるカメラは、目視可能な位置に形成
された開口部と、上記開口部を覆い隠すために、弾性変
形させつつ固着させずに、かつ着脱が容易に取り付けら
れたシート部材とを具備したことを特徴とする。
【0029】また、第2の発明によるカメラは、内面が
略曲面状に形成された壁部と、弾性を有し、上記壁部の
内面に沿って密接するように取り付けられるシート部材
と、上記壁部の内面に設けられ、弾性変形させた上記シ
ート部材の弾性復元力に抗して上記シート部材の両端を
保持する保持部とを具備したことを特徴とする。
略曲面状に形成された壁部と、弾性を有し、上記壁部の
内面に沿って密接するように取り付けられるシート部材
と、上記壁部の内面に設けられ、弾性変形させた上記シ
ート部材の弾性復元力に抗して上記シート部材の両端を
保持する保持部とを具備したことを特徴とする。
【0030】そして、第3の発明によるカメラは、部材
を装填するための収納室を有するカメラにおいて、弾性
復元力を有し、上記収納室の内壁面に装着されること
で、当該収納室の内壁面の外観に現れる表面部分を形成
するシート部材と、上記収納室の内壁面に設けられ、上
記シート部材の両端を保持する保持手段とを具備し、上
記シート部材を上記内壁面に沿うように曲面形状に変形
(カール)させた状態で取り付けたときに、上記シート
部材が曲面形状となったときに生じる弾性復元力を上記
保持手段によって規制することで当該シート部材を保持
し、上記収納室に固定させるようにしたことを特徴とす
る。
を装填するための収納室を有するカメラにおいて、弾性
復元力を有し、上記収納室の内壁面に装着されること
で、当該収納室の内壁面の外観に現れる表面部分を形成
するシート部材と、上記収納室の内壁面に設けられ、上
記シート部材の両端を保持する保持手段とを具備し、上
記シート部材を上記内壁面に沿うように曲面形状に変形
(カール)させた状態で取り付けたときに、上記シート
部材が曲面形状となったときに生じる弾性復元力を上記
保持手段によって規制することで当該シート部材を保持
し、上記収納室に固定させるようにしたことを特徴とす
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
カメラの外観を示す斜視図である。
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
カメラの外観を示す斜視図である。
【0032】図1に示すように本実施形態のカメラ1
は、いわゆるコンパクトタイプの小型カメラであって、
ロール状フイルムを用いて写真撮影を行ない得るように
構成されている一般的な形状からなるものである。な
お、図1に示す状態は、カメラの前面側で撮影レンズ
(図示せず)の光軸に直交する面内を摺動自在に配設さ
れているバリア部材18が全閉位置にある状態を示して
いる。
は、いわゆるコンパクトタイプの小型カメラであって、
ロール状フイルムを用いて写真撮影を行ない得るように
構成されている一般的な形状からなるものである。な
お、図1に示す状態は、カメラの前面側で撮影レンズ
(図示せず)の光軸に直交する面内を摺動自在に配設さ
れているバリア部材18が全閉位置にある状態を示して
いる。
【0033】図1に示すように、本カメラ1は、外装部
材である前側カバー部材11及び後側カバー部材12、
背面蓋部材13等がカメラ本体部材(図示せず)を覆う
ようにして配設されることで、カメラ本体部材を保護す
るように構成されている。そして、この外装部材の表面
には、各種の操作部材等の構成部材がそれぞれ所定の位
置に配置されていて、これらの操作部材等は、カメラ本
体の内部に設けられる電気回路等の各種の部材に作用す
るようになっている。
材である前側カバー部材11及び後側カバー部材12、
背面蓋部材13等がカメラ本体部材(図示せず)を覆う
ようにして配設されることで、カメラ本体部材を保護す
るように構成されている。そして、この外装部材の表面
には、各種の操作部材等の構成部材がそれぞれ所定の位
置に配置されていて、これらの操作部材等は、カメラ本
体の内部に設けられる電気回路等の各種の部材に作用す
るようになっている。
【0034】前側カバー部材11には、本カメラ1の前
面側の略中央部近傍に開口部(図示せず)が設けられて
おり、この開口部に対応する位置には、上述の撮影レン
ズを保持するレンズ鏡筒やファインダー装置の対物窓、
焦点検出装置の投光窓及び受光窓、リモコン受光窓等が
カメラ本体側に配設されている。
面側の略中央部近傍に開口部(図示せず)が設けられて
おり、この開口部に対応する位置には、上述の撮影レン
ズを保持するレンズ鏡筒やファインダー装置の対物窓、
焦点検出装置の投光窓及び受光窓、リモコン受光窓等が
カメラ本体側に配設されている。
【0035】そして、この開口部は、前側カバー部材1
1の前面を摺動自在に配設されるバリア部材18によっ
て開閉されるようになっている。バリア部材18は、上
記撮影レンズ(図示せず)の光軸に直交する面内を摺動
自在となるように設けられており、上述したように図1
に示す状態は、当該バリア部材18が閉位置にある状態
を示している。したがって、開口部に対応する位置に配
置される各部材は、それらの前面がバリア部材18によ
って覆い隠された状態となっているために、図1では図
示されていない。また、前側カバー部材11の他端部に
は、本カメラ1の使用時に使用者の手により把持される
グリップ部11aが形成されている。
1の前面を摺動自在に配設されるバリア部材18によっ
て開閉されるようになっている。バリア部材18は、上
記撮影レンズ(図示せず)の光軸に直交する面内を摺動
自在となるように設けられており、上述したように図1
に示す状態は、当該バリア部材18が閉位置にある状態
を示している。したがって、開口部に対応する位置に配
置される各部材は、それらの前面がバリア部材18によ
って覆い隠された状態となっているために、図1では図
示されていない。また、前側カバー部材11の他端部に
は、本カメラ1の使用時に使用者の手により把持される
グリップ部11aが形成されている。
【0036】一方、本カメラ1の上面には、一端寄りの
所定の位置にポップアップ方式のストロボ装置の一部を
構成する発光部4が設けられている一方、他端寄りの所
定の位置には、自動焦点調節動作(AF)や自動露出調
節動作(AE)及びシャッターレリーズ等、撮影動作に
関する動作の開始を実行させる所定の信号を発生させる
スイッチに連動するシャッターレリーズボタン2や撮影
レンズの変倍動作を実行させるための指示信号を発生さ
せるスイッチに連動するズームレバー3等の各種の操作
部材が配置されている。
所定の位置にポップアップ方式のストロボ装置の一部を
構成する発光部4が設けられている一方、他端寄りの所
定の位置には、自動焦点調節動作(AF)や自動露出調
節動作(AE)及びシャッターレリーズ等、撮影動作に
関する動作の開始を実行させる所定の信号を発生させる
スイッチに連動するシャッターレリーズボタン2や撮影
レンズの変倍動作を実行させるための指示信号を発生さ
せるスイッチに連動するズームレバー3等の各種の操作
部材が配置されている。
【0037】さらに、本カメラ1の上面の略中央部近傍
には、本カメラ1の状態、即ち本カメラ1において設定
されている撮影モードやストロボモード等の設定状態や
日時情報等、各種の情報を文字や絵文字等によって視認
し得る所定の形態で表示するLCD等の表示部材5が配
設され、この表示部材5の近傍には、撮影モードやスト
ロボモード等や日時情報等の設定を行なうための操作部
材6等が所定の位置に配設されている。
には、本カメラ1の状態、即ち本カメラ1において設定
されている撮影モードやストロボモード等の設定状態や
日時情報等、各種の情報を文字や絵文字等によって視認
し得る所定の形態で表示するLCD等の表示部材5が配
設され、この表示部材5の近傍には、撮影モードやスト
ロボモード等や日時情報等の設定を行なうための操作部
材6等が所定の位置に配設されている。
【0038】他方、後側カバー部材12は、前側カバー
部材11と背面蓋部材13との間に挟持されるように配
設されていて、この後側カバー部材12の略中央部近傍
であって上部寄りの所定の位置には、ファインダー装置
の接眼部7が配設されている。
部材11と背面蓋部材13との間に挟持されるように配
設されていて、この後側カバー部材12の略中央部近傍
であって上部寄りの所定の位置には、ファインダー装置
の接眼部7が配設されている。
【0039】また、背面蓋部材13は、後側カバー部材
12の他方の端部に固設されている支軸15によって回
動自在に軸支されており、当該背面蓋部材13が回動す
ることによってカメラ1の背面部を開閉することができ
るようになっている。この場合において、背面蓋部材1
3を開状態にしたときには、カメラ本体部材の一端側に
設けられているスプール室(図示せず)と、カメラ本体
部材の他端側に設けられているパトローネ収納室21
(図1では図示せず。図3参照)を開放し、パトローネ
収納室21の内部にフイルムパトローネ(図示せず)を
装填し収納することができるようになっている。その一
方で、背面蓋部材13を閉状態としたときには、当該背
面蓋部材13の内面側の一部が、スプール室及びパトロ
ーネ収納室21のそれぞれの一部を構成するようになっ
ている。
12の他方の端部に固設されている支軸15によって回
動自在に軸支されており、当該背面蓋部材13が回動す
ることによってカメラ1の背面部を開閉することができ
るようになっている。この場合において、背面蓋部材1
3を開状態にしたときには、カメラ本体部材の一端側に
設けられているスプール室(図示せず)と、カメラ本体
部材の他端側に設けられているパトローネ収納室21
(図1では図示せず。図3参照)を開放し、パトローネ
収納室21の内部にフイルムパトローネ(図示せず)を
装填し収納することができるようになっている。その一
方で、背面蓋部材13を閉状態としたときには、当該背
面蓋部材13の内面側の一部が、スプール室及びパトロ
ーネ収納室21のそれぞれの一部を構成するようになっ
ている。
【0040】さらに、本カメラ1においては、前側カバ
ー部材11のグリップ部11aの内部に電源電池を着脱
自在に装填し収納するための電池収納室19(図1では
図示せず。図2・図3参照)が形成されている。そし
て、このグリップ部11aの側面部近傍に電池収納室1
9を開閉するための電池収納室蓋14が配設されてい
る。この電池収納室蓋14は、上記支軸15によって回
動自在に軸支されている。ここで、支軸15には、上述
したように背面蓋部材13も同軸に軸支されているもの
であるが、背面蓋部材13と電池収納室蓋14とは、そ
れぞれ独立して回動し得るように構成されている。本カ
メラ1におけるその他の主な構成については、一般的な
カメラと同様である。
ー部材11のグリップ部11aの内部に電源電池を着脱
自在に装填し収納するための電池収納室19(図1では
図示せず。図2・図3参照)が形成されている。そし
て、このグリップ部11aの側面部近傍に電池収納室1
9を開閉するための電池収納室蓋14が配設されてい
る。この電池収納室蓋14は、上記支軸15によって回
動自在に軸支されている。ここで、支軸15には、上述
したように背面蓋部材13も同軸に軸支されているもの
であるが、背面蓋部材13と電池収納室蓋14とは、そ
れぞれ独立して回動し得るように構成されている。本カ
メラ1におけるその他の主な構成については、一般的な
カメラと同様である。
【0041】次に、本カメラ1において、所定の部材を
装填し収納する収納室のうち、電源電池を収納する電池
収納室についての詳細な構成を、以下に説明する。図2
・図3は、本実施形態のカメラの電池収納室の近傍を示
す図であって、図2は当該電池収納室を開状態としたと
きの要部拡大斜視図、図3は図2のA−A線に沿う要部
横断面図である。
装填し収納する収納室のうち、電源電池を収納する電池
収納室についての詳細な構成を、以下に説明する。図2
・図3は、本実施形態のカメラの電池収納室の近傍を示
す図であって、図2は当該電池収納室を開状態としたと
きの要部拡大斜視図、図3は図2のA−A線に沿う要部
横断面図である。
【0042】また、図4は、本実施形態のカメラの電池
収納室の内壁面に沿うように配設されるシート部材(保
護シート)のみを示す拡大斜視図である。そして、図5
は、本カメラにおける各種の収納室の内壁部にシート部
材を配置したときの状態を概念的に示す断面図である。
収納室の内壁面に沿うように配設されるシート部材(保
護シート)のみを示す拡大斜視図である。そして、図5
は、本カメラにおける各種の収納室の内壁部にシート部
材を配置したときの状態を概念的に示す断面図である。
【0043】本実施形態のカメラ1の内部において、そ
の一方の端部近傍には、上述したように電池収納室19
が設けられており、当該電池収納室19は、電池収納室
蓋14によって開閉自在となっている。
の一方の端部近傍には、上述したように電池収納室19
が設けられており、当該電池収納室19は、電池収納室
蓋14によって開閉自在となっている。
【0044】電池収納室蓋14は、後側カバー部材12
の一端部に固設される支軸15によって図2に示す矢印
X方向に回動自在に配設されており、これによって電池
収納室蓋14が矢印X1方向に回動することで電池収納
室19を開状態にする一方、同電池収納室蓋14が矢印
X2方向に回動することで電池収納室19を閉状態にす
るようになっている。
の一端部に固設される支軸15によって図2に示す矢印
X方向に回動自在に配設されており、これによって電池
収納室蓋14が矢印X1方向に回動することで電池収納
室19を開状態にする一方、同電池収納室蓋14が矢印
X2方向に回動することで電池収納室19を閉状態にす
るようになっている。
【0045】そして、当該電池収納室蓋14を開状態と
したとき(図2・図3に示す状態)には、電池収納室1
9に対して所定の電源電池(図示せず)の挿脱を行ない
得るようになる。なお、支軸15は、電池収納室蓋14
だけでなく、上述の背面蓋部材13をも同様に回動自在
に軸支する手段となっている。
したとき(図2・図3に示す状態)には、電池収納室1
9に対して所定の電源電池(図示せず)の挿脱を行ない
得るようになる。なお、支軸15は、電池収納室蓋14
だけでなく、上述の背面蓋部材13をも同様に回動自在
に軸支する手段となっている。
【0046】電池収納室蓋14には、当該電池収納室蓋
14の閉状態を維持するために設けられる係止部である
爪部材14aが一体に形成されている。その一方で、前
側カバー部材11の側には、上記爪部材14aに係合す
ることで電池収納室蓋14の閉状態を維持するための被
係合部である爪部11bが形成されている。この爪部1
1bは、電池収納室蓋14が図2の矢印X2方向に回動
された結果、閉状態となったとき(図1の状態)に爪部
材14aが係合し連結されるべき位置に形成されてい
る。
14の閉状態を維持するために設けられる係止部である
爪部材14aが一体に形成されている。その一方で、前
側カバー部材11の側には、上記爪部材14aに係合す
ることで電池収納室蓋14の閉状態を維持するための被
係合部である爪部11bが形成されている。この爪部1
1bは、電池収納室蓋14が図2の矢印X2方向に回動
された結果、閉状態となったとき(図1の状態)に爪部
材14aが係合し連結されるべき位置に形成されてい
る。
【0047】そして、電池収納室蓋14の爪部材14a
と前側カバー部材11の爪部11bとからなる係合手段
は、それぞれが弾性力を有する部材によって形成されて
いる。したがって、電池収納室蓋14が閉状態にあると
きに両者の係合を解除して開状態とする場合や、電池収
納室蓋14が開状態にあるときに両者を係合させて閉状
態とする場合には、電池収納室蓋14に対して所定の方
向への所定の力量を加えるのみで、所望の状態(開状態
又は閉状態)とすることができるようになっている。こ
の場合の所定の方向とは、当該電池収納室蓋14を開状
態とするには図2に示す矢印X1方向であり、電池収納
室蓋14を閉状態とするには図2に示す矢印X2方向で
ある。
と前側カバー部材11の爪部11bとからなる係合手段
は、それぞれが弾性力を有する部材によって形成されて
いる。したがって、電池収納室蓋14が閉状態にあると
きに両者の係合を解除して開状態とする場合や、電池収
納室蓋14が開状態にあるときに両者を係合させて閉状
態とする場合には、電池収納室蓋14に対して所定の方
向への所定の力量を加えるのみで、所望の状態(開状態
又は閉状態)とすることができるようになっている。こ
の場合の所定の方向とは、当該電池収納室蓋14を開状
態とするには図2に示す矢印X1方向であり、電池収納
室蓋14を閉状態とするには図2に示す矢印X2方向で
ある。
【0048】また、電池収納室蓋14は、当該電池収納
室蓋14が閉状態とされたときに電池収納室19の内面
を向く側が、略円筒形状の内壁面となる壁部を有して形
成されている。この壁部は、電池収納室19の内部に収
納される電源電池(図示せず)の外形形状と略一致する
ように形成されているものである。そして、電池収納室
蓋14が閉状態になったときに電池収納室19の内壁面
(図3・図5の符号19x参照)の一部を形成するよう
になっている。
室蓋14が閉状態とされたときに電池収納室19の内面
を向く側が、略円筒形状の内壁面となる壁部を有して形
成されている。この壁部は、電池収納室19の内部に収
納される電源電池(図示せず)の外形形状と略一致する
ように形成されているものである。そして、電池収納室
蓋14が閉状態になったときに電池収納室19の内壁面
(図3・図5の符号19x参照)の一部を形成するよう
になっている。
【0049】さらに、電池収納室蓋14には、上記壁部
の内面に沿うようにゴムパッキン17が配設されてい
る。このゴムパッキン17は、電池収納室蓋14を閉状
態としたときに、電池収納室蓋14と当該電池収納室蓋
14の周縁部が当接する前側カバー部材11の側面部と
を水密的に結合するために設けられているものである。
これにより電池収納室19は、外部から水密状態を維持
するようになっている。
の内面に沿うようにゴムパッキン17が配設されてい
る。このゴムパッキン17は、電池収納室蓋14を閉状
態としたときに、電池収納室蓋14と当該電池収納室蓋
14の周縁部が当接する前側カバー部材11の側面部と
を水密的に結合するために設けられているものである。
これにより電池収納室19は、外部から水密状態を維持
するようになっている。
【0050】電池収納室19の内部には、床部に正極
(プラス;+)側の電池接片16aが、天井部に負極
(マイナス;−)側の電池接片16bがそれぞれ所定の
位置に配置されている。この電池接片16a・16b
は、所定の形状の金属部材によって形成される一般的な
形態のものであって、電池収納室19に装填される電源
電池からの電力を本カメラ1の内部に設けられる各種の
電気回路(図示せず)へと電送するための接続部材であ
る。
(プラス;+)側の電池接片16aが、天井部に負極
(マイナス;−)側の電池接片16bがそれぞれ所定の
位置に配置されている。この電池接片16a・16b
は、所定の形状の金属部材によって形成される一般的な
形態のものであって、電池収納室19に装填される電源
電池からの電力を本カメラ1の内部に設けられる各種の
電気回路(図示せず)へと電送するための接続部材であ
る。
【0051】電池収納室19の内壁面となる壁部は、そ
の内面が略曲面に形成されており、前側カバー部材11
及び後側カバー部材12の一部によって形成されてい
る。そして、当該壁部には、所定の位置に孔部19a・
19b・19c等が形成されている。なお、電池収納室
19の内壁面は、図3・図5の符号19xで示される仮
想面に沿う形状となっている。
の内面が略曲面に形成されており、前側カバー部材11
及び後側カバー部材12の一部によって形成されてい
る。そして、当該壁部には、所定の位置に孔部19a・
19b・19c等が形成されている。なお、電池収納室
19の内壁面は、図3・図5の符号19xで示される仮
想面に沿う形状となっている。
【0052】また、電池収納室19の壁部の内面側に
は、これに沿うように密接させて取り付けられるシート
部材である保護シート20が取り付けられている。した
がって、電池収納室19の壁部は、保護シート20を受
ける受け面部の役目をしている。なお、図2では、保護
シート20が取り付けられていない状態が示されてお
り、図3において保護シート20が取り付いた状態を示
している。
は、これに沿うように密接させて取り付けられるシート
部材である保護シート20が取り付けられている。した
がって、電池収納室19の壁部は、保護シート20を受
ける受け面部の役目をしている。なお、図2では、保護
シート20が取り付けられていない状態が示されてお
り、図3において保護シート20が取り付いた状態を示
している。
【0053】この保護シート20は、通常の状態では図
4に示すように薄板形状からなるシート部材によって形
成されている。そして、当該保護シート20は、弾性復
元力を有しており、例えばこの保護シート20を、弾性
復元力に抗して曲面形状となるうように巻き込んだ状態
(カールさせた状態)とした後、これに加える力量を解
放したときには、自身の弾性力によって元の薄板形状に
復元するような材質により形成されている。つまり、こ
の保護シート20の材質としては、例えば樹脂材料又は
金属材料等が適用される。
4に示すように薄板形状からなるシート部材によって形
成されている。そして、当該保護シート20は、弾性復
元力を有しており、例えばこの保護シート20を、弾性
復元力に抗して曲面形状となるうように巻き込んだ状態
(カールさせた状態)とした後、これに加える力量を解
放したときには、自身の弾性力によって元の薄板形状に
復元するような材質により形成されている。つまり、こ
の保護シート20の材質としては、例えば樹脂材料又は
金属材料等が適用される。
【0054】また、保護シート20には、所定の位置に
所定の表示部20bが設けられている。例えば、図4は
保護シート20を電池収納室19において用いる場合の
表示部20bの例示である。この場合における表示部2
0bとしては、電池収納室19に装填収納する電源電池
の種類や装填方向又は電極の位置関係及び装填方法等を
視認し得る形態で表示している。表示部20bのより具
体的な表示手段としては、例えば印刷等の手段によって
保護シート20の一方の表面に形成している。
所定の表示部20bが設けられている。例えば、図4は
保護シート20を電池収納室19において用いる場合の
表示部20bの例示である。この場合における表示部2
0bとしては、電池収納室19に装填収納する電源電池
の種類や装填方向又は電極の位置関係及び装填方法等を
視認し得る形態で表示している。表示部20bのより具
体的な表示手段としては、例えば印刷等の手段によって
保護シート20の一方の表面に形成している。
【0055】そして、本実施形態のカメラ1では、この
ような形態の保護シート20の両端部20a近傍に両端
部20aが近接する方向への所定の力量を加え、図2に
示すような形状、即ち曲面形状とした状態として電池収
納室19の内壁面に沿うように配置される。このとき保
護シート20は、自身の弾性復元力Pの作用によって自
身を平面形状となるように復元する力量が働いている。
そして、保護シート20の中程に加わる弾性復元力P
は、電池収納室19の壁部によって規制されていること
から、当該弾性復元力Pは、保護シート20の両端部2
0aにおいて図5に示す矢印Px方向に作用することに
なる。したがって、そのままでは保護シート20は、電
池収納室19から外部へと押し出されてしまうことにな
る。
ような形態の保護シート20の両端部20a近傍に両端
部20aが近接する方向への所定の力量を加え、図2に
示すような形状、即ち曲面形状とした状態として電池収
納室19の内壁面に沿うように配置される。このとき保
護シート20は、自身の弾性復元力Pの作用によって自
身を平面形状となるように復元する力量が働いている。
そして、保護シート20の中程に加わる弾性復元力P
は、電池収納室19の壁部によって規制されていること
から、当該弾性復元力Pは、保護シート20の両端部2
0aにおいて図5に示す矢印Px方向に作用することに
なる。したがって、そのままでは保護シート20は、電
池収納室19から外部へと押し出されてしまうことにな
る。
【0056】そこで、この保護シート20を自身の弾性
復元力に抗して曲面形状に変形させた状態に維持し、当
該保護シート20を電池収納室19の内壁面(図3・図
5の仮想面19x)に沿う位置に固定させるために、電
池収納室19の開口部近傍、即ち電源電池が挿脱される
開口の両側端の内側には、図3・図5に示すように保持
手段であり保持部であって規制保持部である段差部19
dが設けられている。したがって、保護シート20は、
その曲面形状を維持しながら両端部20aが段差部19
dに当接しこれに保持されることで、自身の弾性復元力
Pが規制されるように構成されている。このようにして
当該保護シート20は、接着等の手段によらずに電池収
納室19の内部の所定の位置に固設されている。
復元力に抗して曲面形状に変形させた状態に維持し、当
該保護シート20を電池収納室19の内壁面(図3・図
5の仮想面19x)に沿う位置に固定させるために、電
池収納室19の開口部近傍、即ち電源電池が挿脱される
開口の両側端の内側には、図3・図5に示すように保持
手段であり保持部であって規制保持部である段差部19
dが設けられている。したがって、保護シート20は、
その曲面形状を維持しながら両端部20aが段差部19
dに当接しこれに保持されることで、自身の弾性復元力
Pが規制されるように構成されている。このようにして
当該保護シート20は、接着等の手段によらずに電池収
納室19の内部の所定の位置に固設されている。
【0057】そして、このように保護シート20が電池
収納室19の内部の所定の位置に固設されると、当該保
護シート20によって孔部19a・19b・19c等が
覆い隠されると共に、電池収納室19の内壁面は、仮想
面19xで示されるような略曲面形状を形成する。そし
て、この状態では、保護シート20が電池収納室19の
内壁面の外観を形成している。
収納室19の内部の所定の位置に固設されると、当該保
護シート20によって孔部19a・19b・19c等が
覆い隠されると共に、電池収納室19の内壁面は、仮想
面19xで示されるような略曲面形状を形成する。そし
て、この状態では、保護シート20が電池収納室19の
内壁面の外観を形成している。
【0058】なお、孔部19cに対向する前側カバー部
材11の内面には、図3に示すように所定の形状からな
る受け部となるリブ11d等が形成されていて、これに
よって保護シート20の外面が支持され、その略曲面形
状が維持されている。
材11の内面には、図3に示すように所定の形状からな
る受け部となるリブ11d等が形成されていて、これに
よって保護シート20の外面が支持され、その略曲面形
状が維持されている。
【0059】一方、電池収納室19の近傍には、本カメ
ラ1の背面寄りの位置にコンデンサ28が配設されてい
る。このコンデンサ28と電池収納室19との間には、
電池室枠27が設けられている。したがって当該電池室
枠27は、電池収納室19の内壁面の一部を形成してい
る。つまり、コンデンサ28は、後側カバー部材12の
一部と電池室枠27によって形成される所定の空間に配
置されている。
ラ1の背面寄りの位置にコンデンサ28が配設されてい
る。このコンデンサ28と電池収納室19との間には、
電池室枠27が設けられている。したがって当該電池室
枠27は、電池収納室19の内壁面の一部を形成してい
る。つまり、コンデンサ28は、後側カバー部材12の
一部と電池室枠27によって形成される所定の空間に配
置されている。
【0060】また、図3に示すように電池収納室19の
隣接する所定の位置にはパトローネ収納室21が形成さ
れている。このパトローネ収納室21は、本カメラ1の
内部に配設されるカメラ本体部材を構成する壁部23に
よって形成され、内部にフイルムパトローネ(図示せ
ず)が所定の状態で装填され収納されるようになってい
る。なお、パトローネ収納室21と電池収納室19との
間は、孔部19bによって連設されている。
隣接する所定の位置にはパトローネ収納室21が形成さ
れている。このパトローネ収納室21は、本カメラ1の
内部に配設されるカメラ本体部材を構成する壁部23に
よって形成され、内部にフイルムパトローネ(図示せ
ず)が所定の状態で装填され収納されるようになってい
る。なお、パトローネ収納室21と電池収納室19との
間は、孔部19bによって連設されている。
【0061】パトローネ収納室21の内部においては、
壁部の内面にフイルムパトローネの外周面上に設けら
れ、当該フイルムパトローネの内部に収納されているロ
ール状フイルムの各種の情報、例えばフイルム感度やフ
イルム長さ(撮影可能コマ数)等の情報がコード化され
た所定の形態で表示されているいわゆるDXコードを読
み取るためのDX接点24が所定の位置に配設されてい
る。
壁部の内面にフイルムパトローネの外周面上に設けら
れ、当該フイルムパトローネの内部に収納されているロ
ール状フイルムの各種の情報、例えばフイルム感度やフ
イルム長さ(撮影可能コマ数)等の情報がコード化され
た所定の形態で表示されているいわゆるDXコードを読
み取るためのDX接点24が所定の位置に配設されてい
る。
【0062】また、パトローネ収納室21の内部の床面
には、当該パトローネ収納室21に装填されたフイルム
パトローネの内部のスプール軸に係合し、これを所定の
動力機構を用いて所定の方向へと回動させる軸部材22
が回動自在に配設されている。
には、当該パトローネ収納室21に装填されたフイルム
パトローネの内部のスプール軸に係合し、これを所定の
動力機構を用いて所定の方向へと回動させる軸部材22
が回動自在に配設されている。
【0063】そして、パトローネ収納室21の外側の壁
面には、本カメラ1の電装部材の一部であるフレキシブ
ルプリント基板(以下、FPCという)26が所定の手
段によって固設されている。つまり、パトローネ収納室
21の外側面には、図3に示すように断面がL字形状か
らなる基板台25が一体に固定されており、この基板台
25に対してFPC26が所定の締結手段(例えばビス
等)によって固設されている。なお、FPC26は、本
カメラ1の内部において折り曲げられた形態で配置され
ている。そして、当該FPC26の面上には、IC等の
各種の電装部材26aが実装されている。これらの実装
部材26aが実装されている面(実装面)に対向する前
側カバー部材11側の内面には、所定の位置に複数のリ
ブ11eが形成されている。これらのリブ11eは、F
PC26の配置を維持すると共に、実装部材26aの表
面を保護する役目をしている。
面には、本カメラ1の電装部材の一部であるフレキシブ
ルプリント基板(以下、FPCという)26が所定の手
段によって固設されている。つまり、パトローネ収納室
21の外側面には、図3に示すように断面がL字形状か
らなる基板台25が一体に固定されており、この基板台
25に対してFPC26が所定の締結手段(例えばビス
等)によって固設されている。なお、FPC26は、本
カメラ1の内部において折り曲げられた形態で配置され
ている。そして、当該FPC26の面上には、IC等の
各種の電装部材26aが実装されている。これらの実装
部材26aが実装されている面(実装面)に対向する前
側カバー部材11側の内面には、所定の位置に複数のリ
ブ11eが形成されている。これらのリブ11eは、F
PC26の配置を維持すると共に、実装部材26aの表
面を保護する役目をしている。
【0064】以上のように構成された本実施形態のカメ
ラ1において、電池収納室19に保護シート20を取り
付ける際の作用を、以下に説明する。まず、本カメラ1
の電池収納室蓋14が閉位置にある状態から矢印X1方
向へと回動させることによって、これを開状態として、
電池収納室19の開口を開放する。
ラ1において、電池収納室19に保護シート20を取り
付ける際の作用を、以下に説明する。まず、本カメラ1
の電池収納室蓋14が閉位置にある状態から矢印X1方
向へと回動させることによって、これを開状態として、
電池収納室19の開口を開放する。
【0065】この状態で、保護シート20の両端部20
aに力量を加えることにより、これを曲面形状に変形さ
せた状態とし、その曲面形状を維持したまま、当該保護
シート20を電池収納室19の内部へと挿入する。この
とき、保護シート20の上縁部が電池収納室19の内部
に配設される部材、例えば電池接片16a・16b等に
干渉しないようにする。このようにして、保護シート2
0を電池収納室19の壁部の内面に沿って密接するよう
に取り付ける。そして、保護シート20の両端部20a
が段差部19dに当接し得る位置まで挿入した後、保護
シート20へ加えている力量を開放する。すると、保護
シート20の両端部20aは、自身の弾性復元力Pによ
って段差部19dに当接し、当該弾性復元力Pが規制さ
れる。これによって保護シート20は、接着等の手段に
よらずに電池収納室19の内部の所定の位置に所定の形
状で固設される。
aに力量を加えることにより、これを曲面形状に変形さ
せた状態とし、その曲面形状を維持したまま、当該保護
シート20を電池収納室19の内部へと挿入する。この
とき、保護シート20の上縁部が電池収納室19の内部
に配設される部材、例えば電池接片16a・16b等に
干渉しないようにする。このようにして、保護シート2
0を電池収納室19の壁部の内面に沿って密接するよう
に取り付ける。そして、保護シート20の両端部20a
が段差部19dに当接し得る位置まで挿入した後、保護
シート20へ加えている力量を開放する。すると、保護
シート20の両端部20aは、自身の弾性復元力Pによ
って段差部19dに当接し、当該弾性復元力Pが規制さ
れる。これによって保護シート20は、接着等の手段に
よらずに電池収納室19の内部の所定の位置に所定の形
状で固設される。
【0066】一方、電池収納室19の内部より保護シー
ト20を取り外すには、次のような手順となる。即ち、
保護シート20を取り付ける際と同様に、電池収納室蓋
14を開位置とし電池収納室19の開口を開放した状態
で、保護シート20の両端部20aの少なくとも一方の
端部に対して弾性復元力Pに抗する力量を加えることに
より、保護シート20の両端部20aと段差部19dと
の当接状態を解除する。そして、保護シート20を電池
収納室19の内部の部材に干渉しないように開口より引
き出す。これによって、保護シート20は、電池収納室
19の外部に容易に取り出すことができ、さらにこれを
電池収納室19の内部に再度取り付けて利用することが
できる。
ト20を取り外すには、次のような手順となる。即ち、
保護シート20を取り付ける際と同様に、電池収納室蓋
14を開位置とし電池収納室19の開口を開放した状態
で、保護シート20の両端部20aの少なくとも一方の
端部に対して弾性復元力Pに抗する力量を加えることに
より、保護シート20の両端部20aと段差部19dと
の当接状態を解除する。そして、保護シート20を電池
収納室19の内部の部材に干渉しないように開口より引
き出す。これによって、保護シート20は、電池収納室
19の外部に容易に取り出すことができ、さらにこれを
電池収納室19の内部に再度取り付けて利用することが
できる。
【0067】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、弾性復元力を有するシート部材である保護シー
ト20を電池収納室19の略曲面状からなる壁部の内面
に沿って密接するように取り付ける際に、電池収納室1
9の開口部近傍、即ち電源電池が挿脱される開口の両側
端の内側に保持部となる段差部19dを設けることで、
当該保護シート20の両端部20aが自身の弾性復元力
により当該段差部19dに当接し保持されるようにし、
よって保護シート20を電池収納室19の内部における
所定の位置に固設するように構成している。したがっ
て、極めて簡単な構成により、確実に保護シート20を
固設することができる。
よれば、弾性復元力を有するシート部材である保護シー
ト20を電池収納室19の略曲面状からなる壁部の内面
に沿って密接するように取り付ける際に、電池収納室1
9の開口部近傍、即ち電源電池が挿脱される開口の両側
端の内側に保持部となる段差部19dを設けることで、
当該保護シート20の両端部20aが自身の弾性復元力
により当該段差部19dに当接し保持されるようにし、
よって保護シート20を電池収納室19の内部における
所定の位置に固設するように構成している。したがっ
て、極めて簡単な構成により、確実に保護シート20を
固設することができる。
【0068】これと同時に、接着等の手段によらずに保
護シート20を固設するようにしているので、容易に取
り外すことができ、再度取り付けることも容易である。
したがって、製造組立時における作業性を向上させるこ
とができると共に、修理又は保守点検時においては、取
り外した保護シート20を再度利用することができるの
で、部材の無駄を防ぐことができると共に、作業性の効
率化に寄与することができる。
護シート20を固設するようにしているので、容易に取
り外すことができ、再度取り付けることも容易である。
したがって、製造組立時における作業性を向上させるこ
とができると共に、修理又は保守点検時においては、取
り外した保護シート20を再度利用することができるの
で、部材の無駄を防ぐことができると共に、作業性の効
率化に寄与することができる。
【0069】なお、上述の第1の実施形態においては、
保護シート20を電池収納室19の内部の所定の位置に
固設するために、当該保護シート20の両端部20aを
保持し、その弾性復元力を規制する段差部19dを設け
ている。この段差部19dの形状としては、例えば図3
・図5に示すように当該段差部19dに当接する保護シ
ート20の両端部20aに対して略直交する平面となる
ように形成している。しかし段差部19dの形状は、こ
れに限ることはなく、次に示すような形状としても良
い。
保護シート20を電池収納室19の内部の所定の位置に
固設するために、当該保護シート20の両端部20aを
保持し、その弾性復元力を規制する段差部19dを設け
ている。この段差部19dの形状としては、例えば図3
・図5に示すように当該段差部19dに当接する保護シ
ート20の両端部20aに対して略直交する平面となる
ように形成している。しかし段差部19dの形状は、こ
れに限ることはなく、次に示すような形状としても良
い。
【0070】即ち、段差部19dの一端部に、電池収納
室19の内部に向けて突出する凸状部を設けるようにす
る。このようにすれば、保護シート20の両端部20a
が段差部19dの当接面に当接した状態になったときに
は、凸状部と電池収納室19の内壁面との間に保護シー
ト20の両端部20aが挟み込まれ、保護シート20
は、より確実に電池収納部19の内部の所定の位置に固
設されるようになる。
室19の内部に向けて突出する凸状部を設けるようにす
る。このようにすれば、保護シート20の両端部20a
が段差部19dの当接面に当接した状態になったときに
は、凸状部と電池収納室19の内壁面との間に保護シー
ト20の両端部20aが挟み込まれ、保護シート20
は、より確実に電池収納部19の内部の所定の位置に固
設されるようになる。
【0071】また、これとは別の手段としては、例えば
段差部19dの近傍における電池収納室19の内壁面の
仮想面19xと保護シート20の両端部20aが当接す
る段差部19dの当接面とのなす角が鋭角となるように
形成しても良い。この場合にも、保護シート20の両端
部20aが段差部19dの当接面に当接したときには、
保護シート20の両端部20aは、自身の弾性復元力を
規制されつつ電池収納室19の内壁面寄りの角部へと導
かれることになるので、当該保護シート20は、より確
実に固設されることになる。
段差部19dの近傍における電池収納室19の内壁面の
仮想面19xと保護シート20の両端部20aが当接す
る段差部19dの当接面とのなす角が鋭角となるように
形成しても良い。この場合にも、保護シート20の両端
部20aが段差部19dの当接面に当接したときには、
保護シート20の両端部20aは、自身の弾性復元力を
規制されつつ電池収納室19の内壁面寄りの角部へと導
かれることになるので、当該保護シート20は、より確
実に固設されることになる。
【0072】また、上述の第1の実施形態においては、
部材を収納する収納室として電池収納室19を取り挙げ
て、この電池収納室19の内面の壁部に保護シート20
を固設する場合を例示しているが、収納室としてはこれ
に限らず、例えばパトローネ収納室やスプール室等の内
面に同様の保護シートを配設する場合においても、本発
明は全く同様に適用することができる。
部材を収納する収納室として電池収納室19を取り挙げ
て、この電池収納室19の内面の壁部に保護シート20
を固設する場合を例示しているが、収納室としてはこれ
に限らず、例えばパトローネ収納室やスプール室等の内
面に同様の保護シートを配設する場合においても、本発
明は全く同様に適用することができる。
【0073】次に、本発明の第2の実施形態について、
以下に説明する。図6・図7は、本発明の第2の実施形
態のカメラにおけるパトローネ収納室の近傍及び内部を
示す図であって、図6は要部拡大斜視図、図7は、図6
のB−B線に沿う要部横断面図である。なお、図6・図
7では、図面の繁雑化を避けるために背面蓋部材の図示
を省略している。また、図7は、上述の第1の実施形態
の図3に対応する。
以下に説明する。図6・図7は、本発明の第2の実施形
態のカメラにおけるパトローネ収納室の近傍及び内部を
示す図であって、図6は要部拡大斜視図、図7は、図6
のB−B線に沿う要部横断面図である。なお、図6・図
7では、図面の繁雑化を避けるために背面蓋部材の図示
を省略している。また、図7は、上述の第1の実施形態
の図3に対応する。
【0074】本実施形態のカメラの基本的な構成は、上
述の第1の実施形態のカメラの構成と略同様であり、本
実施形態では、パトローネ収納室内の所定の位置に設け
られる開口部に保護シートを配置することについて詳述
している。したがって、上述の第1の実施形態と同様の
構成部材については同じ符号を付して、その説明を省略
する。
述の第1の実施形態のカメラの構成と略同様であり、本
実施形態では、パトローネ収納室内の所定の位置に設け
られる開口部に保護シートを配置することについて詳述
している。したがって、上述の第1の実施形態と同様の
構成部材については同じ符号を付して、その説明を省略
する。
【0075】図6に示すように、本実施形態のカメラ1
Aにおけるパトローネ収納室21Aは、上述の第1の実
施形態のカメラ1におけるパトローネ収納室21と同様
にカメラ本体部材の一方の端部近傍に設けられ、円筒形
状の一部が開放された形態で形成されている。そして、
その内部にはフイルムパトローネ(図示せず)を装填し
収納することができるようになっている。また、背面蓋
部材(図示せず)を閉状態としたときには、当該背面蓋
部材の内面側の一部が、パトローネ収納室21Aの内壁
面の一部を構成するようになっている。
Aにおけるパトローネ収納室21Aは、上述の第1の実
施形態のカメラ1におけるパトローネ収納室21と同様
にカメラ本体部材の一方の端部近傍に設けられ、円筒形
状の一部が開放された形態で形成されている。そして、
その内部にはフイルムパトローネ(図示せず)を装填し
収納することができるようになっている。また、背面蓋
部材(図示せず)を閉状態としたときには、当該背面蓋
部材の内面側の一部が、パトローネ収納室21Aの内壁
面の一部を構成するようになっている。
【0076】パトローネ収納室21Aの床面の略中央部
分には、当該パトローネ収納室21Aの内部に装填され
るフイルムパトローネのスプール軸に係合する軸部材2
2が回動自在に軸支されている。この軸部材22は、所
定の動力機構(図示せず)を用いて回動自在となってい
る。これにより、カメラ本体部材の他端側に設けられる
スプール室(図示せず)の側に収納された撮影露出済み
のフイルムをフイルムパトローネの内部へと巻き戻すこ
とができるようになっている。
分には、当該パトローネ収納室21Aの内部に装填され
るフイルムパトローネのスプール軸に係合する軸部材2
2が回動自在に軸支されている。この軸部材22は、所
定の動力機構(図示せず)を用いて回動自在となってい
る。これにより、カメラ本体部材の他端側に設けられる
スプール室(図示せず)の側に収納された撮影露出済み
のフイルムをフイルムパトローネの内部へと巻き戻すこ
とができるようになっている。
【0077】また、パトローネ収納室21Aのカメラ本
体部材側の内壁面には、所定の位置にDX接点24等が
設けられていると共に、開口部となる孔部19b及び調
整用開口21aが形成されている。このうち孔部19b
は、当該パトローネ収納室21Aと電池収納室19(図
7参照)との間を連設する部位に相当し、電池収納室1
9の壁面に配置される保護シート20(図7参照)によ
って覆い隠されている。
体部材側の内壁面には、所定の位置にDX接点24等が
設けられていると共に、開口部となる孔部19b及び調
整用開口21aが形成されている。このうち孔部19b
は、当該パトローネ収納室21Aと電池収納室19(図
7参照)との間を連設する部位に相当し、電池収納室1
9の壁面に配置される保護シート20(図7参照)によ
って覆い隠されている。
【0078】また、調整用開口21aは、図7に示すよ
うにパトローネ収納室21Aのカメラ本体部材の内部側
の壁面に設けられるフレキシブルプリント基板(FP
C)26上に形成される所定の導電パターン、即ちチェ
ックランドパターン26bに対向するように設けられて
いる。
うにパトローネ収納室21Aのカメラ本体部材の内部側
の壁面に設けられるフレキシブルプリント基板(FP
C)26上に形成される所定の導電パターン、即ちチェ
ックランドパターン26bに対向するように設けられて
いる。
【0079】チェックランドパターン26bは、本カメ
ラ1Aの電気回路等を点検調整するために設けられる複
数の接点等によって形成されており、当該チェックラン
ドパターン26bに対して所定の点検調整用治具(図示
せず)を当接することで、カメラ1Aの電気回路に対し
て所定の点検調整用の電気信号を入出力し得るようにす
るものである。
ラ1Aの電気回路等を点検調整するために設けられる複
数の接点等によって形成されており、当該チェックラン
ドパターン26bに対して所定の点検調整用治具(図示
せず)を当接することで、カメラ1Aの電気回路に対し
て所定の点検調整用の電気信号を入出力し得るようにす
るものである。
【0080】そこで、点検調整用治具をチェックランド
パターン26bに当接させ得るようにするために、本実
施形態のカメラ1Aにおいては、パトローネ収納室21
Aの壁面に開口部となる調整用開口21aが設けられて
いる。つまり、チェックランドパターン26bは、本カ
メラ1Aの通常の撮影等を行なう際には使用されること
はなく、点検調整等を行なう場合にのみ必要とされるも
のである。したがって、通常の場合には、調整用開口2
1aは、保護シート20Aによって閉塞するようにして
いる。
パターン26bに当接させ得るようにするために、本実
施形態のカメラ1Aにおいては、パトローネ収納室21
Aの壁面に開口部となる調整用開口21aが設けられて
いる。つまり、チェックランドパターン26bは、本カ
メラ1Aの通常の撮影等を行なう際には使用されること
はなく、点検調整等を行なう場合にのみ必要とされるも
のである。したがって、通常の場合には、調整用開口2
1aは、保護シート20Aによって閉塞するようにして
いる。
【0081】この場合において、調整用開口21bの周
縁部内側の両側端には、図6・図7に示すように保護シ
ート20Aの保持手段である段差部21dが形成されて
いる。この段差部21dは、調整用開口21bの周縁部
の面に対してへこんだ方向への段部によって形成されて
いる。
縁部内側の両側端には、図6・図7に示すように保護シ
ート20Aの保持手段である段差部21dが形成されて
いる。この段差部21dは、調整用開口21bの周縁部
の面に対してへこんだ方向への段部によって形成されて
いる。
【0082】保護シート20Aは、その曲面形状を維持
しながら、その両端が段差部21dに当接することで自
身の弾性復元力が規制され、これによって当該保護シー
ト20Aが保持されるようになっている。このようにし
て、当該保護シート20Aは、接着等の手段によらずに
調整用開口21aを閉塞しながら、パトローネ収納室2
1Aの内部における所定の位置に固設されている。
しながら、その両端が段差部21dに当接することで自
身の弾性復元力が規制され、これによって当該保護シー
ト20Aが保持されるようになっている。このようにし
て、当該保護シート20Aは、接着等の手段によらずに
調整用開口21aを閉塞しながら、パトローネ収納室2
1Aの内部における所定の位置に固設されている。
【0083】なお、調整用開口21aを保護シート20
Aが閉塞した状態において、当該保護シート20Aは、
調整用開口21aよりも充分に広い部位を覆うように設
定されている。つまり、保護シート20Aの両端は、段
差部21dによって保持されていると共に、調整用開口
21aに対応する部位以外の部位19e(図7参照)に
おいて保護シート20Aは、パトローネ収納室21Aの
内壁面の一部に沿うように配置されている。したがっ
て、この場合におけるパトローネ収納室21Aの内壁面
の一部は、保護シート20Aを支持して、その曲面形状
を保持する受け部の役目をしている。
Aが閉塞した状態において、当該保護シート20Aは、
調整用開口21aよりも充分に広い部位を覆うように設
定されている。つまり、保護シート20Aの両端は、段
差部21dによって保持されていると共に、調整用開口
21aに対応する部位以外の部位19e(図7参照)に
おいて保護シート20Aは、パトローネ収納室21Aの
内壁面の一部に沿うように配置されている。したがっ
て、この場合におけるパトローネ収納室21Aの内壁面
の一部は、保護シート20Aを支持して、その曲面形状
を保持する受け部の役目をしている。
【0084】このように構成された本実施形態のカメラ
1において、パトローネ収納室21A内に設けられる調
整用開口21aに保護シート20Aを取り付ける際の作
用と、当該保護シート20Aを取り外す際の作用は、上
述の第1の実施形態の保護シート20の場合と略同様で
ある。
1において、パトローネ収納室21A内に設けられる調
整用開口21aに保護シート20Aを取り付ける際の作
用と、当該保護シート20Aを取り外す際の作用は、上
述の第1の実施形態の保護シート20の場合と略同様で
ある。
【0085】つまり、保護シート20Aを調整用開口2
1aに取り付けるには、まず保護シート20Aの両端部
に力量を加えて曲面形状に変形させた状態とし、その曲
面形状を維持したまま、当該保護シート20Aの両端部
が調整用開口21aの段差部21dのそれぞれに当接し
得る位置まで挿入した後、保護シート20Aへ加えてい
る力量を開放する。すると、保護シート20Aの両端部
は、自身の弾性復元力によって段差部21dに当接し、
当該弾性復元力が規制される。これによって保護シート
20Aは、接着等の手段によらずに調整用開口21aの
内部の所定の位置に所定の形状で固設される。
1aに取り付けるには、まず保護シート20Aの両端部
に力量を加えて曲面形状に変形させた状態とし、その曲
面形状を維持したまま、当該保護シート20Aの両端部
が調整用開口21aの段差部21dのそれぞれに当接し
得る位置まで挿入した後、保護シート20Aへ加えてい
る力量を開放する。すると、保護シート20Aの両端部
は、自身の弾性復元力によって段差部21dに当接し、
当該弾性復元力が規制される。これによって保護シート
20Aは、接着等の手段によらずに調整用開口21aの
内部の所定の位置に所定の形状で固設される。
【0086】一方、保護シート20を調整用開口21a
から取り外すには、シート部材21Aの調整用開口21
aに相当する部位を、例えばボールペン等の細軸状部材
によって押圧する。すると、保護シート20Aの両端部
が段差部21dから離間する方向に変位して、段差部2
1dによって規制されている保護シート20Aの弾性力
が開放される。これにより保護シート20Aは、自身の
弾性力の作用によって調整用開口21aから外部へと外
れることになる。このようにして、保護シート20A
は、調整用開口21aから容易に取り外すことができる
と共に、さらにこれを同位置に再度取り付けて利用する
ことができる。
から取り外すには、シート部材21Aの調整用開口21
aに相当する部位を、例えばボールペン等の細軸状部材
によって押圧する。すると、保護シート20Aの両端部
が段差部21dから離間する方向に変位して、段差部2
1dによって規制されている保護シート20Aの弾性力
が開放される。これにより保護シート20Aは、自身の
弾性力の作用によって調整用開口21aから外部へと外
れることになる。このようにして、保護シート20A
は、調整用開口21aから容易に取り外すことができる
と共に、さらにこれを同位置に再度取り付けて利用する
ことができる。
【0087】以上説明したように、本発明の第2の実施
形態によれば、上述の第1の実施形態と同様に極めて簡
単な構成によって、確実に調整用開口21aに対して保
護シート20Aを固設することができる。これと同時
に、接着等の手段によらずに保護シート20Aを固設す
るようにしたことから、容易に着脱し再利用することが
できる。
形態によれば、上述の第1の実施形態と同様に極めて簡
単な構成によって、確実に調整用開口21aに対して保
護シート20Aを固設することができる。これと同時
に、接着等の手段によらずに保護シート20Aを固設す
るようにしたことから、容易に着脱し再利用することが
できる。
【0088】次に、本発明の第3の実施形態について、
以下に説明する。図8は、本発明の第3の実施形態のカ
メラの一部であって、スプール室の内部及び近傍を示す
要部拡大斜視図である。この図8では、図面の繁雑化を
避けるために背面蓋部材の図示を省略している。また、
図9・図10は、本カメラのカメラ本体部材の所定の位
置に形成される開口及びこの開口に取り付けられる保護
シートのみを取り出して示す図であって、図9は開口及
び保護シートの拡大正面図、図10は開口及び保護シー
トの拡大断面図である。
以下に説明する。図8は、本発明の第3の実施形態のカ
メラの一部であって、スプール室の内部及び近傍を示す
要部拡大斜視図である。この図8では、図面の繁雑化を
避けるために背面蓋部材の図示を省略している。また、
図9・図10は、本カメラのカメラ本体部材の所定の位
置に形成される開口及びこの開口に取り付けられる保護
シートのみを取り出して示す図であって、図9は開口及
び保護シートの拡大正面図、図10は開口及び保護シー
トの拡大断面図である。
【0089】本実施形態のカメラの基本的な構成は、上
述の第1の実施形態のカメラの構成と略同様であり、カ
メラの所定の位置に形成される孔部等を保護シートによ
って閉塞する場合の例示である。したがって、上述の第
1の実施形態と同様の構成部材については同じ符号を付
して、その説明を省略し異なる部分についてのみ、以下
に詳述する。
述の第1の実施形態のカメラの構成と略同様であり、カ
メラの所定の位置に形成される孔部等を保護シートによ
って閉塞する場合の例示である。したがって、上述の第
1の実施形態と同様の構成部材については同じ符号を付
して、その説明を省略し異なる部分についてのみ、以下
に詳述する。
【0090】本実施形態のカメラ1Bは、例えば付加機
能としての日付情報写込機構を備えたカメラ(図14参
照)と共通のカメラ本体部材や外装部材(前側カバー部
材・後側カバー部材・背面蓋部材等)及びカメラ本体部
材等によって構成されており、所定の付加機能(日付情
報写込機構等)を省略したものである。
能としての日付情報写込機構を備えたカメラ(図14参
照)と共通のカメラ本体部材や外装部材(前側カバー部
材・後側カバー部材・背面蓋部材等)及びカメラ本体部
材等によって構成されており、所定の付加機能(日付情
報写込機構等)を省略したものである。
【0091】図8に示すように、本カメラ1Bのカメラ
本体部材23Bの所定の位置であって、スプール軸32
が回動自在に配置されてるスプール室31の上部近傍に
は、所定の開口部である開口23Baが形成されてい
る。この開口23Baは、カメラ1Bに対して付加機能
としての日付情報写込機構を備えて構成した場合には、
図14に示されるような可動接点ユニットの接点部11
4が配置されるべき位置に形成されている開口部であ
る。なお、スプール室31のさらに上部には、いわゆる
ポップアップ方式のストロボ装置40が配置されてい
る。
本体部材23Bの所定の位置であって、スプール軸32
が回動自在に配置されてるスプール室31の上部近傍に
は、所定の開口部である開口23Baが形成されてい
る。この開口23Baは、カメラ1Bに対して付加機能
としての日付情報写込機構を備えて構成した場合には、
図14に示されるような可動接点ユニットの接点部11
4が配置されるべき位置に形成されている開口部であ
る。なお、スプール室31のさらに上部には、いわゆる
ポップアップ方式のストロボ装置40が配置されてい
る。
【0092】本実施形態のカメラ1Bでは、開口23B
aは不要なものであることから、これを保護シート20
Bによって閉塞するようにしている。そのために、開口
23Ba近傍のカメラ本体部材23Bの断面形状は、図
10に示すように形成されている。
aは不要なものであることから、これを保護シート20
Bによって閉塞するようにしている。そのために、開口
23Ba近傍のカメラ本体部材23Bの断面形状は、図
10に示すように形成されている。
【0093】即ち、開口23Baの周縁部には、断面が
曲面形状(円弧形状)の一部となるように形成され、曲
面形状に配置される保護シート20Bの面を当接させ
て、これを受ける受け面部23Bbが形成されている。
この受け面部23Bbの周縁部であって、保護シート2
0Bの長辺方向の両端部が配置される所定の位置には、
規制保持部となる段差部23Bdが形成されている。
曲面形状(円弧形状)の一部となるように形成され、曲
面形状に配置される保護シート20Bの面を当接させ
て、これを受ける受け面部23Bbが形成されている。
この受け面部23Bbの周縁部であって、保護シート2
0Bの長辺方向の両端部が配置される所定の位置には、
規制保持部となる段差部23Bdが形成されている。
【0094】一方、本実施形態の保護シート20Bに
は、図9に示すように略中央部近傍の所定の位置に丸孔
形状の着脱作業用の孔20Baが穿設されている。この
孔20Baは、開口23Baを閉塞するために取り付け
られた保護シート20Bを取り外す際に、例えばピンセ
ット等の治具の先細の軸状部材等を差し入れ得るように
所定のサイズに設定されている。
は、図9に示すように略中央部近傍の所定の位置に丸孔
形状の着脱作業用の孔20Baが穿設されている。この
孔20Baは、開口23Baを閉塞するために取り付け
られた保護シート20Bを取り外す際に、例えばピンセ
ット等の治具の先細の軸状部材等を差し入れ得るように
所定のサイズに設定されている。
【0095】このように構成された本実施形態におい
て、開口23Baに保護シート20Bを取り付ける場合
には、上述の第1の実施形態と同様に当該保護シート2
0Bの長辺方向の両端部に対して所定の力量を加えるこ
とにより、これを曲面形状に変形させ、その状態を維持
したまま開口23Baの受け面部23Bbに沿うように
配置する。
て、開口23Baに保護シート20Bを取り付ける場合
には、上述の第1の実施形態と同様に当該保護シート2
0Bの長辺方向の両端部に対して所定の力量を加えるこ
とにより、これを曲面形状に変形させ、その状態を維持
したまま開口23Baの受け面部23Bbに沿うように
配置する。
【0096】そして、保護シート20Bの曲面形状を維
持する力量を解除すると、当該保護シート20Bには、
自己の復元力が働き曲面形状の状態から平面状態となる
方向への力量が生じる。このとき保護シート20Bの長
辺方向の両端部は、段差部23Bdによってその位置と
力量が規制され、その状態が保持される。これにより、
開口23Baは閉塞され覆い隠される。
持する力量を解除すると、当該保護シート20Bには、
自己の復元力が働き曲面形状の状態から平面状態となる
方向への力量が生じる。このとき保護シート20Bの長
辺方向の両端部は、段差部23Bdによってその位置と
力量が規制され、その状態が保持される。これにより、
開口23Baは閉塞され覆い隠される。
【0097】次いで、この保護シート20Bを取り外す
場合には、例えばピンセット等の治具の先細の軸状部材
等を着脱作業用の孔20Baから差し入れて、図10に
示す矢印X方向へと引き出す。すると、保護シート20
Bは、自身の弾性力に抗して同X方向へ凸となる曲面形
状に変形しながら、かつその両端面が段差部23Bdの
面上を摺動しながら外部へと引き出される。これによ
り、保護シート20Bは取り外される。
場合には、例えばピンセット等の治具の先細の軸状部材
等を着脱作業用の孔20Baから差し入れて、図10に
示す矢印X方向へと引き出す。すると、保護シート20
Bは、自身の弾性力に抗して同X方向へ凸となる曲面形
状に変形しながら、かつその両端面が段差部23Bdの
面上を摺動しながら外部へと引き出される。これによ
り、保護シート20Bは取り外される。
【0098】以上説明したように、本発明の第3の実施
形態によれば、カメラ1Bの外装部材の略平面状の部位
に形成される開口に対しても、極めて簡単な構成によっ
て保護シートを容易に取り付け、これを閉塞させること
ができると共に、保護シートの着脱を容易に行なうこと
ができるようにしたので、製造工程における作業性の効
率化を図り、よって製造コストの低減化に寄与すること
ができる。
形態によれば、カメラ1Bの外装部材の略平面状の部位
に形成される開口に対しても、極めて簡単な構成によっ
て保護シートを容易に取り付け、これを閉塞させること
ができると共に、保護シートの着脱を容易に行なうこと
ができるようにしたので、製造工程における作業性の効
率化を図り、よって製造コストの低減化に寄与すること
ができる。
【0099】次に、本発明の第4の実施形態について、
以下に説明する。図11・図12は、本発明の第4の実
施形態のカメラの一部であって、本カメラのカメラ本体
部材の所定の位置に形成される開口及びこの開口に取り
付けられる保護シートのみを取り出して示す図であっ
て、図11は開口及び保護シートの拡大正面図、図12
は開口及び保護シートの拡大断面図である。
以下に説明する。図11・図12は、本発明の第4の実
施形態のカメラの一部であって、本カメラのカメラ本体
部材の所定の位置に形成される開口及びこの開口に取り
付けられる保護シートのみを取り出して示す図であっ
て、図11は開口及び保護シートの拡大正面図、図12
は開口及び保護シートの拡大断面図である。
【0100】本実施形態は、上述の第3の実施形態を変
形した例であって、保護シートの保持手段を異ならせて
構成した例である。したがって、カメラ自体の基本的な
構成は、上述の第1〜第3の各実施形態と略同様である
ので、上述の各実施形態と同様の構成部材については同
じ符号を付して、その説明を省略し異なる部分について
のみ、以下に詳述する。
形した例であって、保護シートの保持手段を異ならせて
構成した例である。したがって、カメラ自体の基本的な
構成は、上述の第1〜第3の各実施形態と略同様である
ので、上述の各実施形態と同様の構成部材については同
じ符号を付して、その説明を省略し異なる部分について
のみ、以下に詳述する。
【0101】本実施形態においては、開口部である開口
23Caの長辺方向の両端部には、図12に示すように
断面が凹形状の保持部23Cfがそれぞれ形成されてい
る。この保持部23Cfの内部に保護シート20Cが配
置されるようになっている。保持部23Cfの内部に配
置される保護シート20Cは、保持部23Cfの外側寄
りの爪部23Ceによって脱落しないように係止されて
いる。この場合において、爪部23Ceの先端部の間隔
寸法D1(図12参照)は、保護シート20Cの長辺方
向の寸法よりも短くなるように設定されている。また、
保持部23Cfの谷部の間隔寸法D2(図12参照)
は、保護シート20Cの長辺方向の寸法よりも長くなる
ように設定されている。
23Caの長辺方向の両端部には、図12に示すように
断面が凹形状の保持部23Cfがそれぞれ形成されてい
る。この保持部23Cfの内部に保護シート20Cが配
置されるようになっている。保持部23Cfの内部に配
置される保護シート20Cは、保持部23Cfの外側寄
りの爪部23Ceによって脱落しないように係止されて
いる。この場合において、爪部23Ceの先端部の間隔
寸法D1(図12参照)は、保護シート20Cの長辺方
向の寸法よりも短くなるように設定されている。また、
保持部23Cfの谷部の間隔寸法D2(図12参照)
は、保護シート20Cの長辺方向の寸法よりも長くなる
ように設定されている。
【0102】このように構成された本実施形態におい
て、開口23Caを閉塞するために保護シート20Cを
取り付けるには、まず保護シート20Cの長辺方向の端
部のうちの一方を、一方の保持部23Cfの内部に配置
させる。この状態で、保護シート20Cの長辺方向の端
部のうちの他方に対して当該保護シート20Cの長辺に
沿う方向に力量を加えて、これを若干撓ませた状態にす
る。この状態を維持したまま保護シート20Cの長辺方
向の端部のうちの他方を、一方の保持部23Cfの内部
に配置させて、保護シート20Cに加えている力量を開
放する。すると、保護シート20Cは自身の弾性力によ
って平面形状となる方向に復元力が作用する。ここで、
保持部23Cfの谷部の間隔寸法D2は、保護シート2
0Cの長辺方向の寸法よりも長くなるように設定されて
いるので、当該保護シート20Cには、何の力量も加え
られていない状態であり、かつ何の規制も加わっていな
い状態になっている。そして、保護シート20Cは、爪
部23Ceによって脱落しないように係止される。
て、開口23Caを閉塞するために保護シート20Cを
取り付けるには、まず保護シート20Cの長辺方向の端
部のうちの一方を、一方の保持部23Cfの内部に配置
させる。この状態で、保護シート20Cの長辺方向の端
部のうちの他方に対して当該保護シート20Cの長辺に
沿う方向に力量を加えて、これを若干撓ませた状態にす
る。この状態を維持したまま保護シート20Cの長辺方
向の端部のうちの他方を、一方の保持部23Cfの内部
に配置させて、保護シート20Cに加えている力量を開
放する。すると、保護シート20Cは自身の弾性力によ
って平面形状となる方向に復元力が作用する。ここで、
保持部23Cfの谷部の間隔寸法D2は、保護シート2
0Cの長辺方向の寸法よりも長くなるように設定されて
いるので、当該保護シート20Cには、何の力量も加え
られていない状態であり、かつ何の規制も加わっていな
い状態になっている。そして、保護シート20Cは、爪
部23Ceによって脱落しないように係止される。
【0103】一方、保護シート20Cを開口23Caを
閉塞する位置から取り外すには、例えばピンセット等の
治具の先細の軸状部材等を保護シート20Cと開口23
Caとの間に生じる僅かな隙間等に差し入れて、これを
引き出すように図12に示す矢印X方向へと力量を加え
る。すると、保護シート20Cは、自身の弾性力に抗し
て同X方向へ凸となる曲面形状に変形しながら、その両
端部が爪部23Ceを乗り越えて外部へと引き出され
る。これにより、保護シート20Cを取り外すことがで
きる。
閉塞する位置から取り外すには、例えばピンセット等の
治具の先細の軸状部材等を保護シート20Cと開口23
Caとの間に生じる僅かな隙間等に差し入れて、これを
引き出すように図12に示す矢印X方向へと力量を加え
る。すると、保護シート20Cは、自身の弾性力に抗し
て同X方向へ凸となる曲面形状に変形しながら、その両
端部が爪部23Ceを乗り越えて外部へと引き出され
る。これにより、保護シート20Cを取り外すことがで
きる。
【0104】なお、図11に示すように保護シート20
Cには、上述の第3の実施形態における保護シート20
Bとは異なり、着脱作業用の孔(20Ba)を設けてい
ないが、これを設けるようにしてもよい。着脱作業用の
孔を設けた場合における保護シート20Cの取り外し時
の作用は、上述の第3の実施形態と同様である。
Cには、上述の第3の実施形態における保護シート20
Bとは異なり、着脱作業用の孔(20Ba)を設けてい
ないが、これを設けるようにしてもよい。着脱作業用の
孔を設けた場合における保護シート20Cの取り外し時
の作用は、上述の第3の実施形態と同様である。
【0105】以上説明したように、本発明の第4の実施
形態によれば、上述の第3の実施形態と同様の効果を得
ることができる。
形態によれば、上述の第3の実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0106】[付記]上記発明の実施形態により、以下
のような構成の発明を得ることができる。
のような構成の発明を得ることができる。
【0107】(1) 目視可能な位置に開口部が形成さ
れたカメラ本体と、上記開口部を覆い隠すために、弾性
変形させつつ固着させずに、かつ着脱が容易に取り付け
られたシート部材と、を具備したカメラ。
れたカメラ本体と、上記開口部を覆い隠すために、弾性
変形させつつ固着させずに、かつ着脱が容易に取り付け
られたシート部材と、を具備したカメラ。
【0108】(2) 付記(1)に記載のカメラにおい
て、上記開口部が見えない位置と見える位置とに開閉自
在な蓋部材を有する。
て、上記開口部が見えない位置と見える位置とに開閉自
在な蓋部材を有する。
【0109】(3) 付記(1)に記載のカメラにおい
て、さらに、上記シート部材の外周面と当接することで
上記シート部材の面を支えるように当接可能に上記開口
部の周囲に形成された壁部と、取り付けられた前記シー
ト部材が脱落しないように保持するために、上記シート
部材の着脱時に上記シート部材が弾性変形する方向の延
長上の上記壁部の近傍に設けられた保持部と、を具備し
たカメラ。
て、さらに、上記シート部材の外周面と当接することで
上記シート部材の面を支えるように当接可能に上記開口
部の周囲に形成された壁部と、取り付けられた前記シー
ト部材が脱落しないように保持するために、上記シート
部材の着脱時に上記シート部材が弾性変形する方向の延
長上の上記壁部の近傍に設けられた保持部と、を具備し
たカメラ。
【0110】(4) 付記(3)に記載のカメラにおい
て、上記壁部は、略曲面形状の壁面を有して形成されて
おり、これにより、上記シート部材は、弾性変形した状
態を維持したまま上記壁面に当接し、かつ上記保持部に
より上記シート部材の弾性変形する方向の両端を保持さ
れて装着されている。
て、上記壁部は、略曲面形状の壁面を有して形成されて
おり、これにより、上記シート部材は、弾性変形した状
態を維持したまま上記壁面に当接し、かつ上記保持部に
より上記シート部材の弾性変形する方向の両端を保持さ
れて装着されている。
【0111】(5) 付記(4)に記載のカメラにおい
て、上記壁部の壁面は、その周囲の面に対してへこんだ
段差部を設けて形成されていて、上記保持部は、上記壁
部の上記段差部の側面によって形成されている。
て、上記壁部の壁面は、その周囲の面に対してへこんだ
段差部を設けて形成されていて、上記保持部は、上記壁
部の上記段差部の側面によって形成されている。
【0112】(6) 内面が略曲面状に形成された壁部
と、弾性を有し、上記壁部の内面に沿って密接するよう
に取り付けられるシート部材と、上記壁部の内面に設け
られ、弾性変形させた上記シート部材の弾性復元力に抗
して上記シート部材の両端を保持する保持部と、を具備
したカメラ。
と、弾性を有し、上記壁部の内面に沿って密接するよう
に取り付けられるシート部材と、上記壁部の内面に設け
られ、弾性変形させた上記シート部材の弾性復元力に抗
して上記シート部材の両端を保持する保持部と、を具備
したカメラ。
【0113】(7) 付記(6)に記載のカメラにおい
て、上記壁部には開口部が形成されており、上記シート
部材は上記開口部を覆い隠す機能を有する。
て、上記壁部には開口部が形成されており、上記シート
部材は上記開口部を覆い隠す機能を有する。
【0114】(8) 付記(6)に記載のカメラにおい
て、上記シート部材の表面に設けられ、所定情報を目視
できる形態で表示した表示部を有する。
て、上記シート部材の表面に設けられ、所定情報を目視
できる形態で表示した表示部を有する。
【0115】(9) 部材を装填し収納するための収納
室を有するカメラにおいて、内面が略曲面状に形成され
ていて、上記収納室を構成する壁部と、弾性を有し、上
記収納室の上記壁部の内面に沿って密接するように取り
付けられるシート部材と、上記収納室の上記壁部の内面
に設けられ、弾性変形させた上記シート部材の弾性復元
力に抗して上記シート部材の両端を保持する保持部と、
を具備したカメラ。
室を有するカメラにおいて、内面が略曲面状に形成され
ていて、上記収納室を構成する壁部と、弾性を有し、上
記収納室の上記壁部の内面に沿って密接するように取り
付けられるシート部材と、上記収納室の上記壁部の内面
に設けられ、弾性変形させた上記シート部材の弾性復元
力に抗して上記シート部材の両端を保持する保持部と、
を具備したカメラ。
【0116】(10) 付記(9)に記載のカメラにお
いて、上記壁部に開口部が形成されていて、上記シート
部材は、上記開口部を覆い隠す機能を有する。
いて、上記壁部に開口部が形成されていて、上記シート
部材は、上記開口部を覆い隠す機能を有する。
【0117】(11) 付記(9)に記載のカメラにお
いて、上記収納室に装填される部材は、電源電池又はフ
イルムカートリッジである。
いて、上記収納室に装填される部材は、電源電池又はフ
イルムカートリッジである。
【0118】(12) 部材を装填するための収納室を
有するカメラにおいて、弾性復元力を有し、上記収納室
の内壁面に装着されることで、当該収納室の内壁面の外
観に現れる表面部分を形成するシート部材と、上記収納
室の内壁面に設けられ、上記シート部材の両端を保持す
る保持手段と、を具備し、上記シート部材を上記内壁面
に沿うようにカールさせた状態で取り付けたときに、上
記シート部材がカールさせた状態となったときに生じる
弾性復元力を上記保持手段によって規制することで当該
シート部材を保持し、上記収納室に固定させるようにし
たカメラ。
有するカメラにおいて、弾性復元力を有し、上記収納室
の内壁面に装着されることで、当該収納室の内壁面の外
観に現れる表面部分を形成するシート部材と、上記収納
室の内壁面に設けられ、上記シート部材の両端を保持す
る保持手段と、を具備し、上記シート部材を上記内壁面
に沿うようにカールさせた状態で取り付けたときに、上
記シート部材がカールさせた状態となったときに生じる
弾性復元力を上記保持手段によって規制することで当該
シート部材を保持し、上記収納室に固定させるようにし
たカメラ。
【0119】(13) 付記(12)に記載のカメラに
おいて、上記壁部に開口部が形成されていて、上記シー
ト部材は上記開口部を覆い隠す機能を有する。
おいて、上記壁部に開口部が形成されていて、上記シー
ト部材は上記開口部を覆い隠す機能を有する。
【0120】(14) 付記(12)に記載のカメラに
おいて、上記シート部材の表面に設けられ、所定情報を
目視できる形態で表示した表示部を有する。
おいて、上記シート部材の表面に設けられ、所定情報を
目視できる形態で表示した表示部を有する。
【0121】(15) 付記(12)に記載のカメラに
おいて、上記収納室の内壁面は、略円筒面状に形成され
ている。
おいて、上記収納室の内壁面は、略円筒面状に形成され
ている。
【0122】(16) 付記(15)に記載のカメラに
おいて、上記シート部材は、上記収納室に装着される際
に、上記収納室の中に挿入し得るような大きさ(サイ
ズ)に略円筒状にカールさせられる。
おいて、上記シート部材は、上記収納室に装着される際
に、上記収納室の中に挿入し得るような大きさ(サイ
ズ)に略円筒状にカールさせられる。
【0123】(17) 付記(12)に記載のカメラに
おいて、上記収納室の内壁面は、略曲面形状に形成され
ている。
おいて、上記収納室の内壁面は、略曲面形状に形成され
ている。
【0124】(18) 部材を装填する収納室を有する
カメラにおいて、上記収納室の内壁面上に開口部又は凹
凸部が形成されたカメラ本体と、カールさせた状態から
初期状態に戻させようとする弾性復元力を有し、上記開
口部又は凹凸部を覆う状態になるように上記収納室の内
壁面に装着されることで、上記収納室の内壁の一部を形
成するシート部材と、上記シート部材の両端に対応する
ように、上記収納室の内壁面にそれぞれ設けられてい
て、上記シート部材の両端と当接して、上記シート部材
の位置を規制保持する2つの規制保持部材と、を備え、
上記シート部材を上記内壁面に沿うようにカールさせて
装着するとき、上記シート部材をカールさせることによ
って生じる弾性復元力を上記規制保持部材により規制保
持することで、上記シート部材は上記収納室の内部にカ
ールした状態を維持しながら固定される。
カメラにおいて、上記収納室の内壁面上に開口部又は凹
凸部が形成されたカメラ本体と、カールさせた状態から
初期状態に戻させようとする弾性復元力を有し、上記開
口部又は凹凸部を覆う状態になるように上記収納室の内
壁面に装着されることで、上記収納室の内壁の一部を形
成するシート部材と、上記シート部材の両端に対応する
ように、上記収納室の内壁面にそれぞれ設けられてい
て、上記シート部材の両端と当接して、上記シート部材
の位置を規制保持する2つの規制保持部材と、を備え、
上記シート部材を上記内壁面に沿うようにカールさせて
装着するとき、上記シート部材をカールさせることによ
って生じる弾性復元力を上記規制保持部材により規制保
持することで、上記シート部材は上記収納室の内部にカ
ールした状態を維持しながら固定される。
【0125】(19) 付記(18)に記載のカメラに
おいて、上記シート部材は、樹脂材料又は金属材料から
なる。
おいて、上記シート部材は、樹脂材料又は金属材料から
なる。
【0126】(20) 部材を装填する収納室を有する
カメラにおいて、上記収納室の内壁面上に開口部が形成
されたカメラ本体と、カールさせた状態から初期状態に
戻させようとする弾性復元力を有し、上記開口部を覆う
状態になるように上記収納室の内壁面に装着されること
で、上記収納室の内壁の一部を形成するシート部材と、
上記シート部材の両端に対応するように、上記収納室の
内壁面にそれぞれ設けられていて、上記シート部材の両
端と当接して上記シート部材の位置を規制保持する2つ
の規制保持部と、上記収納室の内壁面上であって、上記
2つの規制保持部の間に形成され、上記シート部材の面
を当接させて受ける受け面部と、ここで、上記シート部
材を上記内壁面に沿うようにカールさせて装着すると
き、上記シート部材をカールさせることによって生じる
弾性復元力を上記規制保持部及び上記受け面部により規
制保持することで、上記シート部材は上記収納室にカー
ルした状態を維持したまま固定される。
カメラにおいて、上記収納室の内壁面上に開口部が形成
されたカメラ本体と、カールさせた状態から初期状態に
戻させようとする弾性復元力を有し、上記開口部を覆う
状態になるように上記収納室の内壁面に装着されること
で、上記収納室の内壁の一部を形成するシート部材と、
上記シート部材の両端に対応するように、上記収納室の
内壁面にそれぞれ設けられていて、上記シート部材の両
端と当接して上記シート部材の位置を規制保持する2つ
の規制保持部と、上記収納室の内壁面上であって、上記
2つの規制保持部の間に形成され、上記シート部材の面
を当接させて受ける受け面部と、ここで、上記シート部
材を上記内壁面に沿うようにカールさせて装着すると
き、上記シート部材をカールさせることによって生じる
弾性復元力を上記規制保持部及び上記受け面部により規
制保持することで、上記シート部材は上記収納室にカー
ルした状態を維持したまま固定される。
【0127】(21) 部材を装填収納するための収納
室を有するカメラにおいて、弾性復元力を有し、上記収
納室の内壁面に装着されることで当該収納室の内壁面側
の外観を形成するシート部材と、上記収納室の内壁面に
設けられていて、上記シート部材の両端を保持する保持
手段と、を具備し、上記シート部材を上記内壁面に沿う
ようにカールさせて装着すると共に、上記シート部材を
カールさせることによって生じる弾性復元力を上記保持
手段により保持規制することで、上記シート部材を上記
収納室に固設するようにしたカメラ。
室を有するカメラにおいて、弾性復元力を有し、上記収
納室の内壁面に装着されることで当該収納室の内壁面側
の外観を形成するシート部材と、上記収納室の内壁面に
設けられていて、上記シート部材の両端を保持する保持
手段と、を具備し、上記シート部材を上記内壁面に沿う
ようにカールさせて装着すると共に、上記シート部材を
カールさせることによって生じる弾性復元力を上記保持
手段により保持規制することで、上記シート部材を上記
収納室に固設するようにしたカメラ。
【0128】(22) 付記(21)に記載のカメラに
おいて、上記収納室の内壁面は略円筒面となるように形
成されている。
おいて、上記収納室の内壁面は略円筒面となるように形
成されている。
【0129】(23) 付記(21)に記載のカメラに
おいて、上記シート部材は略円筒面状にカールされて上
記収納室に固設される。
おいて、上記シート部材は略円筒面状にカールされて上
記収納室に固設される。
【0130】(24) 付記(21)に記載のカメラに
おいて、上記シート部材は、表面に目視可能に設けられ
る表示部を有する。
おいて、上記シート部材は、表面に目視可能に設けられ
る表示部を有する。
【0131】(25) 部材を装填収納するための収納
室を有するカメラにおいて、弾性復元力を有し、上記収
納室の内壁面に装着されることで当該収納室の内壁面の
一部を形成するシート部材と、上記シート部材の両端に
対応するように、上記収納室の内壁面にそれぞれ設けら
れていて、上記シート部材の両端を規制保持する二つの
規制保持部と、上記収納室の内壁面上であって、上記二
つの規制保持部の間に形成され、上記シート部材を受け
る受け面部と、を具備し、上記シート部材を上記内壁面
に沿うようにカールさせて装着すると共に、上記シート
部材をカールさせることによって生じる弾性復元力を上
記規制保持部及び上記受け面部により規制保持すること
で、上記シート部材を上記収納室に固設するようにした
カメラ。
室を有するカメラにおいて、弾性復元力を有し、上記収
納室の内壁面に装着されることで当該収納室の内壁面の
一部を形成するシート部材と、上記シート部材の両端に
対応するように、上記収納室の内壁面にそれぞれ設けら
れていて、上記シート部材の両端を規制保持する二つの
規制保持部と、上記収納室の内壁面上であって、上記二
つの規制保持部の間に形成され、上記シート部材を受け
る受け面部と、を具備し、上記シート部材を上記内壁面
に沿うようにカールさせて装着すると共に、上記シート
部材をカールさせることによって生じる弾性復元力を上
記規制保持部及び上記受け面部により規制保持すること
で、上記シート部材を上記収納室に固設するようにした
カメラ。
【0132】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、各種
の部材を装填し収納する収納室を有し、当該収納室の内
壁面に沿うように所定のシート部材(保護シート等)が
取り付けられて構成されるカメラにおいて、カメラの組
立作業時や分解作業時等における良好な作業性を確保し
ながら、極めて容易にかつ安価な手段によってシート部
材を所定の位置に取り付けるようにすることで、製造工
程の効率化及び製造コストの低減化に寄与し得るカメラ
を提供することができる。
の部材を装填し収納する収納室を有し、当該収納室の内
壁面に沿うように所定のシート部材(保護シート等)が
取り付けられて構成されるカメラにおいて、カメラの組
立作業時や分解作業時等における良好な作業性を確保し
ながら、極めて容易にかつ安価な手段によってシート部
材を所定の位置に取り付けるようにすることで、製造工
程の効率化及び製造コストの低減化に寄与し得るカメラ
を提供することができる。
【0133】また、目視可能な位置に開口部が形成され
ているカメラであって、当該開口部をシート部材(保護
シート等)等を利用して閉塞するように取り付けたカメ
ラにおいて、カメラの組立作業時や分解作業時等におけ
る良好な作業性を確保しながら、極めて容易にかつ安価
な手段によってシート部材を所定の位置に取り付け得る
ようにすることで、外観デザインを阻害せずにカメラの
基本部材の共用化を実現すると共に、製造工程の効率化
及び製造コストの低減化の実現に寄与し得るカメラを提
供することができる。
ているカメラであって、当該開口部をシート部材(保護
シート等)等を利用して閉塞するように取り付けたカメ
ラにおいて、カメラの組立作業時や分解作業時等におけ
る良好な作業性を確保しながら、極めて容易にかつ安価
な手段によってシート部材を所定の位置に取り付け得る
ようにすることで、外観デザインを阻害せずにカメラの
基本部材の共用化を実現すると共に、製造工程の効率化
及び製造コストの低減化の実現に寄与し得るカメラを提
供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態のカメラの外観を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】図1のカメラの電池収納室近傍のみを示し、当
該電池収納室を開状態としたときの要部拡大斜視図。
該電池収納室を開状態としたときの要部拡大斜視図。
【図3】図1のカメラの電池収納室近傍のみを示し、図
2のA−A線に沿う要部横断面図。
2のA−A線に沿う要部横断面図。
【図4】図1のカメラにおいて、電池収納室の内壁面に
沿うように配設されるシート部材(保護シート)のみを
示す拡大斜視図。
沿うように配設されるシート部材(保護シート)のみを
示す拡大斜視図。
【図5】図1のカメラにおける各種の収納室の内壁部に
シート部材を配置したときの状態を概念的に示す断面
図。
シート部材を配置したときの状態を概念的に示す断面
図。
【図6】本発明の第2の実施形態のカメラにおけるパト
ローネ収納室の近傍及びパトローネ室の内部を示す要部
拡大斜視図。
ローネ収納室の近傍及びパトローネ室の内部を示す要部
拡大斜視図。
【図7】図6のB−B線に沿う要部横断面図。
【図8】本発明の第3の実施形態のカメラにおけるスプ
ール室の内部及び近傍を示す要部拡大斜視図。
ール室の内部及び近傍を示す要部拡大斜視図。
【図9】図8のカメラのカメラ本体部材の所定の位置に
形成される開口及びこの開口に取り付けられる保護シー
トのみを取り出して示す拡大正面図。
形成される開口及びこの開口に取り付けられる保護シー
トのみを取り出して示す拡大正面図。
【図10】図9の開口及び保護シートの拡大断面図。
【図11】本発明の第4の実施形態のカメラにおいてカ
メラ本体部材の所定の位置に形成される開口及びこの開
口に取り付けられる保護シートのみを取り出して示す拡
大正面図。
メラ本体部材の所定の位置に形成される開口及びこの開
口に取り付けられる保護シートのみを取り出して示す拡
大正面図。
【図12】図11の開口及び保護シートの拡大断面図。
【図13】従来のカメラにおける電池収納室近傍を拡大
して示す要部断面図。
して示す要部断面図。
【図14】従来のカメラにおいて、付加機能としての日
付情報写込機構を備えたカメラの背面側から見た際の概
略斜視図。
付情報写込機構を備えたカメラの背面側から見た際の概
略斜視図。
1・1A・1B・100……カメラ 2……シャッターレリーズボタン 3……ズームレバー 4……ストロボ発光部 5……表示部材 6……操作部材 11・101……前側カバー部材 11a……グリップ部 11b……爪部(係合手段) 11d……リブ(受け部) 11e……リブ 12・102……後側カバー部材 13……背面蓋部材 14・104……電池収納室蓋 14a……爪部材(係合手段) 15・105……支軸 16a……電池接片(正極(プラス;+)側) 16b……電池接片(負極(マイナス;−)側) 106……電池接片 17……ゴムパッキン 18……バリア部材 19・109……電池収納室 19a・19b・19c……孔部(開口部) 19d……段差部(保持部;保持手段) 19x……仮想面(電池収納室) 20・20A・20B・20C……保護シート(シート
部材) 20a……端部(保護シートの) 20b……表示部 21・21A・121……パトローネ収納室 21a……調整用開口(開口部) 21d……段差部(保持部;保持手段) 23B……カメラ本体部材 23Ba・23Ca……開口(開口部) 23Bb……受け面部 23Bd……段差部(保持部;保持手段) 27……電池室枠 26b……チェックランドパターン 31・131……スプール室 120……保護シート(接着剤付き)
部材) 20a……端部(保護シートの) 20b……表示部 21・21A・121……パトローネ収納室 21a……調整用開口(開口部) 21d……段差部(保持部;保持手段) 23B……カメラ本体部材 23Ba・23Ca……開口(開口部) 23Bb……受け面部 23Bd……段差部(保持部;保持手段) 27……電池室枠 26b……チェックランドパターン 31・131……スプール室 120……保護シート(接着剤付き)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢木 仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H020 DB00 DD06 2H100 AA41 AA71 DD03
Claims (3)
- 【請求項1】 目視可能な位置に形成された開口部
と、 上記開口部を覆い隠すために、弾性変形させつつ固着さ
せずに、かつ着脱が容易に取り付けられたシート部材
と、 を具備したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 内面が略曲面状に形成された壁部と、 弾性を有し、上記壁部の内面に沿って密接するように取
り付けられるシート部材と、 上記壁部の内面に設けられ、弾性変形させた上記シート
部材の弾性復元力に抗して上記シート部材の両端を保持
する保持部と、 を具備したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】 部材を装填するための収納室を有する
カメラにおいて、 弾性復元力を有し、上記収納室の内壁面に装着されるこ
とで、当該収納室の内壁面の外観に現れる表面部分を形
成するシート部材と、 上記収納室の内壁面に設けられ、上記シート部材の両端
を保持する保持手段と、 を具備し、 上記シート部材を上記内壁面に沿うように曲面形状に変
形させた状態で取り付けたときに、上記シート部材が曲
面形状となったときに生じる弾性復元力を上記保持手段
によって規制することで当該シート部材を保持し、上記
収納室に固定させるようにしたことを特徴とするカメ
ラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001070852A JP2002014404A (ja) | 2000-04-25 | 2001-03-13 | カメラ |
US09/840,222 US6542701B2 (en) | 2000-04-25 | 2001-04-23 | Camera |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000124584 | 2000-04-25 | ||
JP2000-124584 | 2000-04-25 | ||
JP2001070852A JP2002014404A (ja) | 2000-04-25 | 2001-03-13 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002014404A true JP2002014404A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=26590760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001070852A Withdrawn JP2002014404A (ja) | 2000-04-25 | 2001-03-13 | カメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6542701B2 (ja) |
JP (1) | JP2002014404A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003270705A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Olympus Optical Co Ltd | カメラ |
JP4270139B2 (ja) * | 2005-02-15 | 2009-05-27 | ソニー株式会社 | 電子機器 |
JP4906646B2 (ja) * | 2007-09-07 | 2012-03-28 | セイコープレシジョン株式会社 | 羽根駆動装置 |
JP4906647B2 (ja) * | 2007-09-07 | 2012-03-28 | セイコープレシジョン株式会社 | 羽根駆動装置 |
JP4906645B2 (ja) * | 2007-09-07 | 2012-03-28 | セイコープレシジョン株式会社 | 羽根駆動装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2566267A (en) * | 1947-01-17 | 1951-08-28 | Eastman Kodak Co | Quick-loading camera body and back construction |
US5842072A (en) * | 1997-08-12 | 1998-11-24 | Eastman Kodak Company | Camera with viewing opening extended to hold label |
-
2001
- 2001-03-13 JP JP2001070852A patent/JP2002014404A/ja not_active Withdrawn
- 2001-04-23 US US09/840,222 patent/US6542701B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010033749A1 (en) | 2001-10-25 |
US6542701B2 (en) | 2003-04-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |