JP2000019607A - 薄型カメラ、薄型カメラの包装体、薄型カメラの製造方法及び薄型カメラの現像処理装置 - Google Patents

薄型カメラ、薄型カメラの包装体、薄型カメラの製造方法及び薄型カメラの現像処理装置

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JP2000019607A
JP2000019607A JP10188984A JP18898498A JP2000019607A JP 2000019607 A JP2000019607 A JP 2000019607A JP 10188984 A JP10188984 A JP 10188984A JP 18898498 A JP18898498 A JP 18898498A JP 2000019607 A JP2000019607 A JP 2000019607A
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thin
thin camera
sheet film
photographing
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Masaru Iwagaki
賢 岩垣
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、薄型で携帯に便利な薄型カメラを提供
する。 【解決手段】 製造段階において予め感光性を有する1
枚のシートフィルムが組み込まれ、前記シートフィルム
に結像する撮影光学系を有する薄型カメラであって、前
記撮影光学系を有する可動部とカメラ本体との間を接続
し、伸縮する蛇腹部材を設け、撮影時には前記蛇腹部材
を撮影被写体側に伸長した状態とし、非撮影時には前記
蛇腹部材を収縮した状態にすることを特徴とする薄型カ
メラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄型カメラ、薄型カ
メラの包装体、薄型カメラの製造方法及び薄型カメラの
現像処理装置に関し、特に携帯性に優れた薄型カメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムが製造段階で予め装
填されたレンズ付きフィルムユニットが知られており、
このレンズ付きフィルムユニットにはロール状のフィル
ムが装填されている。また、前記レンズ付きフィルムユ
ニットは複数コマの撮影が可能となっており、一般に撮
影済みのレンズ付きフィルムユニットごと現像処理の取
扱店に持ち込みフィルム現像を依頼している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレンズ付きフィルムユニットはカバン、洋服のポケ
ット等の限られたものにしか入らず、携帯時にかさばる
場合がある。従って、通常携帯する例えば、カードホル
ダー、カードケース、名刺入れ、財布、手帳、電車定期
入れ等にどこでも入り、撮りたい時にいつでも撮れるこ
とが望まれる。
【0004】また、従来のレンズ付きフィルムユニット
は全て撮影が終わらない状態でフィルム現像すると未撮
影フィルムが使用できなくなり、また、全て撮影が終っ
てからフィルム現像に出そうとすると、全ての撮影が終
了するまでに長期間に渡ることがある。従って、撮影し
たら直ちに現像できるカメラが望まれる。
【0005】更に、従来のレンズ付きカメラではフィル
ム現像のため郵送しようとすると大きく、不便である。
従ってより小型で、薄型のカメラが望まれる。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は特に携帯に優れ、撮影後直ぐ現像処
理可能な薄型カメラを提供する。また、本発明の目的
は、薄型カメラの蛇腹飛び出しを防止した包装体を提供
する。また本発明の目的は、製造し易い薄型カメラの製
造方法を提供する。更に本発明の目的は、迅速に処理で
きる薄型カメラの現像処理装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記にいず
れかの手段により達成できる。
【0008】(1) 製造段階において予め感光性を有
する1枚のシートフィルムが組み込まれ、前記シートフ
ィルムに結像する撮影光学系を有する薄型カメラであっ
て、前記撮影光学系を有する可動部とカメラ本体との間
を接続し、伸縮する蛇腹部材を設け、撮影時には前記蛇
腹部材を撮影被写体側に伸長した状態とし、非撮影時に
は前記蛇腹部材を収縮した状態にすることを特徴とする
薄型カメラ。
【0009】(2) (1)項に記載の薄型カメラを蛇
腹部材が収縮した状態で包装すると共に、内寸法を収縮
状態の前記薄型カメラの厚みと略同一に形成したことを
特徴とする薄型カメラの包装体。
【0010】(3) (1)項に記載の薄型カメラの製
造方法であって、伸長状態で成形加工された蛇腹部材を
収縮状態にし、シートフィルムに対しカメラ前側に位置
する前記蛇腹部材を有する前記前側本体部材と、シート
フィルムに対しカメラ後側に位置する後側本体部材の間
にシートフィルムを挟み込み、前記前側本体部材と前記
後側本体部材を分解可能に係合することを特徴とする薄
型カメラの製造方法。
【0011】(4) 撮影済みの(1)項に記載の薄型
カメラを装置本体に投入したとき、自動的に前記薄型カ
メラを分解して1枚のシートフィルムを自重で落下させ
て取り出し、前記シートフィルムを自動的に現像処理す
ることを特徴とする薄型カメラの現像処理装置。
【0012】ここでいう、薄型カメラとは撮影時蛇腹部
を伸ばし、非撮影状態に蛇腹を縮めて薄型となるカメラ
をいい、例えば矩形の形状をしたカード型の薄型カメラ
をいう。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施形
態の薄型カメラを図面を参照して説明する。図1は本発
明の実施形態の薄型カメラの非撮影状態斜視図で、図2
は本発明の実施形態の薄型カメラの撮影状態斜視図で、
図3は本発明の実施形態の薄型カメラの構成正面図
(a)とレリーズ部要部断面図(b)で、図4は本発明
の実施形態の薄型カメラの非撮影状態の構成光軸横断面
図(a)と薄型カメラの撮影状態の構成光軸横断面図
(b)で、図5は本発明の実施形態の空気抜け部斜視図
で、図6は本発明の実施形態の他の露光機構斜視図で、
図7は本発明の実施形態の他の薄型カメラの撮影状態斜
視図である。
【0014】図1、2に示す如く、薄型カメラ10は、
一枚のシートフィルムが製造段階において組み込まれて
おり、カメラ正面より見て、中央部に撮影光学系である
ピンホール30が有り、正面左側にはシャッタをレリー
ズするレリーズボタン11があり、更に正面右側上には
撮影範囲を目視するファインダ70がそれぞれ設けられ
ている。
【0015】また、薄型カメラ10のカメラ本体20
は、シートフィルムFに対してカメラ前側に位置する前
側本体部材21と、前記シートフィルムFに対してカメ
ラ後側に位置する後側本体部材22で構成されている。
前側本体部材21の中央には蛇腹部材211が設けら
れ、撮影状態時につまみ部212を持って前記蛇腹部材
211を伸長させると撮影状態となり、非撮影状態には
蛇腹部材211を収縮させる。
【0016】次に、図3、4で、薄型カメラ10の内部
構造を説明すると、製造段階において予め1枚のシート
フィルムFが薄型カメラ内部に組み込まれている。シー
トフィルムFのタイプは本実施の形態では熱現像型であ
るが、直接ポジ型、反転処理型また拡散転写型としても
良い。また、レンズの代わりにピンホールを用いている
ので、レンズを用いた光学系に比べてシートフィルムに
受ける光量が少なく、シートフィルムFのISO感度を
400以上とする事が望ましい。画面サイズは、本実施
の形態では135mmのフルサイズであるが、例えば1
35mmハーフサイズ、APSサイズ、任意の新しいサ
イズでも良い。
【0017】次に、カメラ本体20は前側本体部材2
1、後側本体部材22及び折り曲げ部24で構成され一
体部品となっている。前側本体部材21と後側本体部材
22とは折り曲げ部24で接続されている。また、係合
孔215に係止爪221が入り係合している。また、前
側本体部材21は蛇腹部材211を有し、伸長した状態
(図4(b))で成形加工される。カメラ本体20が前
述の如く一体部品であると、遮光性、加工性、組立性、
原価的に優れたものとなる。なお、前側本体部材21と
後側本体部材22をそれぞれ別部品としてもよい。
【0018】次に、レリーズ機構は、薄型カメラ10の
正面左側上にレリーズボタン11がある。図3(b)に
示すように、後側本体部材22の一部に弾性変形部11
2が有り、この弾性変形部112の一端にレリーズボタ
ン11が設けられており、更に、レリーズボタン11よ
り下部にシャッタバネ42を係止する係止部111があ
る。レリーズボタン11を図3(b)の矢印方向に押す
と、弾性変形部112が弾性変形し、係止部111は変
位してシャッタバネ42との係止がはずれ、後述の如く
シャッタレリーズが出来る。
【0019】次に、蛇腹部材211は撮影光学系を有す
る可動部と前記可動部以外のカメラ本体の間で伸び縮み
する。蛇腹部材211は収縮した状態で図4(a)に示
すように断面が波状の形状となっている。また、蛇腹部
材211は伸長した状態で図4(b)に示すように断面
が前記波状の伸びた形状となっている。蛇腹部材211
は前記伸びた形状で撮影光学系とシートフィルムの間隔
を保持するために、所定の力以下では弾性変形しない構
造となっており、この伸長状態で成形加工される。蛇腹
部材211の材質としては成型加工が容易であり、更に
遮光性の顔料などを添加した遮光性に優れたものが好ま
しい。形状としては図2に示す四角錐形状、また後述す
る図7に示す円錐台形状、更に他の形状でも良い。
【0020】図3及び図5に示す如く、空気抜け部23
がカメラ正面より見て下部右側に設けられ屈曲した溝に
より遮光状態が保持される。蛇腹部材211が伸縮した
ときに薄型カメラ10の外部と内部との間で空気が通気
できる。この空気抜け部23を設けることにより、蛇腹
部材211を伸長した時、カメラ内部の空気が真空状態
になってシートフィルムFがピンホール側に飛び出すの
を防止する。
【0021】次に、露光機構40について図3,4を参
照して説明する。シャッタブレード41は可とう性の帯
状の形状となっており開口411が設けられ、シャッタ
ブレード41の一端はシャッタバネ42に固定されてい
る。またシャッタブレード41は前側本体部材21に設
けられたガイド214に案内され摺動可能となってい
る。またシャッタバネ42は一端は前側本体部材21に
固定され、他端はシャッタブレード41に固定され、シ
ャッタは1回のみ使用するので、製造段階で予めチャー
ジされてレリーズボタンの係止部111に係止されてい
る。なお、シャッタブレード41は蛇腹部材211が縮
み非撮影状態になると、図4(a)に示す如く直線状に
なって収納される。
【0022】ここで、シャッタ作動について説明する
と、レリーズボタン11を押すと、係止部111とシャ
ッタブレード41との係止が外れ、シャッタブレード4
1はシャッタバネ42の作用により、図4で左に摺動す
る。シャッタブレード41に設けた開口411がピンホ
ール30の前でシートフィルムFへの入射光線の通路を
開閉してある時間露光する。撮影光学系は被写体光をシ
ートフィルムFに結像する光学系である。撮影光学系と
して実施形態ではレンズの代わりにピンホール(針穴)
となっている。ピンホールとすることによって、被写界
深度が深く蛇腹部材211を伸ばす精度に影響されにく
く、良好なピントを得ることができる。なお、例えば、
ピンホールの代わりに単レンズのプラスッチックレンズ
を用いても良い。
【0023】ファインダ70は、被写体の撮影範囲を目
で確認するためのもので、カメラ本体20の一部に開口
部からなる透視ファインを設け、前記開口部内に、透明
フィルムに撮影範囲の枠を印刷した撮影視野枠板71を
設けている。なお、ファインダ用開口のみでもよい。
【0024】次に、他の露光機構について図6を参照し
て説明する。この露光機構は前側本体部材21にピンホ
ール30を設け、ピンホール30に対しフィルムFと反
対側にシャッタブレード43を設けている。このシャッ
タブレード43は開口433、矢印432、撮影済表示
マーク431で構成されている。また、シャッタブレー
ド43の前にシャッタカバー44を設けシャッタブレー
ド43を覆っている。なお、他の露光機構として、1枚
羽根を用いた蹴とばし方式のレンズシャッタを利用して
も良い。また、より小型に、安価に、簡便にするため
に、遮光性粘着シールをはがして露光を開始し、再度貼
り付けて露光を終了する構造でも良い。
【0025】ここで、上記他の露光機構の作用を説明す
ると、最初に、指(図6参照)でシャッタブレード43
の側端部を矢印432の方向に押す。すると、開口43
3がピンホール30を横切りフィルムFに露光する。シ
ャッタブレード43が最後まで押されると、撮影済み表
示マーク431がシャッタカバー44の右側に表示され
る。
【0026】次に、人工撮影可能な薄型カメラについて
図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と機能的
に同じ部材は同一符号を付け説明を省略する。図7に示
す如く、この薄型カメラ10は人工光撮影可能なカメラ
である。前記薄型カメラと異なる部分に付いて説明す
る。蛇腹部材213は円錐台形状をしている。また発光
器60は薄型のガラス内部にアルミニューム等の薄い箔
を発光材として入れてある。シャッタレリーズの際に、
シャッタバネ42の作用により圧電素子61に衝撃を加
え発電させ、前記発光材に印可して1回のみ発光させて
撮影する。
【0027】次に、本発明の薄型カメラの大きさについ
て、図3,4を参照して説明する。薄型カメラ10はカ
メラ正位置より見て縦方向をH(mm)、幅方向をL
(mm)とし、薄型カメラの光軸方向での撮影時厚みを
Wb(mm)、また光軸方向での非撮影時厚みをWa
(mm)としたとき、 30<H<60・・・・・・・・・・(1)式 50<L<90・・・・・・・・・・(2)式 2<Wa<10・・・・・・・・・・(3)式 20<Wb・・・・・・・・・・・・(4)式 の条件を満足する。
【0028】条件式(1)、(2)は、特に薄型カメラ
の携帯性、操作性を規定するものであり、この下限範囲
を超えると、薄型カメラが小さくなりすぎ、撮影時の操
作性が悪くなる。また上限範囲を越えるとカードホルダ
ー、財布等の一般携帯品の収納可能サイズより大きくな
り携帯性が悪くなる。また、条件式(3)は、特に薄型
カメラの携帯性、カメラの強度を規定するもので、この
下限範囲を超えると、薄型カメラの強度が弱くなり、ま
た上限範囲を越えると、前記収納可能サイズより大きく
なり携帯性が悪くなる。さらに、条件式(4)は薄型カ
メラの主に蛇腹の突出寸法を規定するもので、上限範囲
を越えると蛇腹が薄型に畳み込めなくなる。
【0029】なお、薄型カメラ10の背面側に両面テー
プを設けておくと、固定物に固定することができて、手
ぶれのない撮影や、長時間露出の撮影に便利である。
【0030】次に、薄型カメラ10の包装形態について
図4を参照して説明する。包装体である包装パッケージ
75は封筒状になっており薄型カメラ10が入る。薄型
カメラ10の蛇腹部材211が縮めた状態にあると、縮
めた時の弾性変形部211aが弾性変形した状態となっ
ているので、ショック等で突出し易くなっている。この
突出を防止するために、包装パッケージの厚み寸法Wc
を薄型カメラの厚みWaと略同じにして、蛇腹部材21
1が突出しようとしたとき、包装パッケージの一部で、
阻止して突出させない構造となっている。
【0031】(薄型カメラの製造方法)次に、薄型カメ
ラの製造方法について図3、4及び8を参照して説明す
る。図8は本発明の実施形態の薄型カメラの製造方法の
説明図である。
【0032】図8に示す如く、先ず、プラスチック成形
された前側本体部材21の蛇腹部材211を縮ませる
(F01)。シャッタブレード41にシャッタバネ42
を固定する(F02)。さらに、前側本体部材21の内
側に設けたガイド214(図4)にシャッタブレード4
1を挟み込み、シャッタブレード41はスライド可能に
する(F03)。薄型カメラ10にシートフィルムFを
装填する(F04)。シャッタバネ42をチャージして
行い、前側本体部材21と後側本体部材22を係合する
(F05)。
【0033】以上の如く、1枚撮りの場合はシートフィ
ルムFを給送する必要がないこと、またシャッタもチャ
ージの必要がなく簡易化できる。従来のレンズ付フィル
ムユニットに比べて、少ない部品点数で構成することが
でき、その組立工程も単純で簡便であるので、自動組立
も容易にできる。
【0034】(薄型カメラの現像処理装置)本発明の薄
型カメラの現像処理装置について説明する。図9は本発
明の実施形態の薄型カメラ現像処理装置の構成説明で、
図10は図9の薄型カメラよりのシートフィルムを取り
出す構成断面図である。
【0035】図9に示す如く、薄型カメラ現像処理装置
90は撮影済みの薄型カメラ10ごと薄型カメラ現像処
理装置90に投入する。そして、撮影済みのシートフィ
ルムFを自動的に取り出し、シートフィルムFを現像処
理し、更にプリントする装置である。詳しくは、撮影済
みの薄型カメラ10をそのまま投入口95へ投入する。
すると、薄型カメラ10は図示しないベルトにより送ら
れ、ターンテーブル96のAステーションで載置台91
にセットされる。次に、ターンテーブル96が時計方向
に回転してBステーションに送られる。薄型カメラ10
が分解されシートフィルムFが取り出される。シートフ
ィルムFは現像処理部98で水塗布され、更にシートフ
ィルムFと処理剤を含む処理部材とが重ね合わされ熱現
像処理され画像を得る。その後、スキャナーで画像情報
を読み取って、ペーパーを前記と同様に熱現像してプリ
ントPを外部に排出する。
【0036】次に、ターンテーブル96が時計方向に回
転してCステーションに送られる。シートフィルムFが
取り出された薄型カメラ10がトレイ99に回収され
る。その後は再利用される。ターンテーブル96は更に
回転して最初のAステーションに戻る。
【0037】次に、前記シートフィルムの取り出しにつ
いて図10を参照して詳しく説明すると、前記図9に示
すターンテーブル96に4つの載置台91が設置されて
いる。載置台91には薄型カメラ10を載せる傾斜した
載置面94がある。撮影済みの薄型カメラ10を正面を
下向きにして載置面94に傾斜して載せる。
【0038】その後、把持部材93により薄型カメラ1
0の前側本体部材21を側面より把持する。ここで、分
解ジグ92を係止孔215に挿入して係止爪221を押
して前側本体部材21と後側本体部材22の係止を外
す。シートフィルムFは自重で傾斜して滑り、薄型カメ
ラ10の外に取り出される。
【0039】
【発明の効果】以上のように構成したので、下記の効果
を奏する。請求項1に記載の発明によれば、薄型カメラ
が特に携帯に便利である。また、フィルムの搬送が不
要、シャッタのチャージ等が不要で構造が簡易で安価な
薄型カメラになる。1シーンの撮影で直ぐ現像処理がで
きる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、 請求項
1のカメラに発光器を設けたので、請求項1と同様な効
果が得られ、さらに閃光撮影が可能となる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、カメラの
組み立てがし易く、コスト安となる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、蛇腹部材
の伸縮時の空気抵抗を少なくし、シートフィルムが吸い
出されるのを防止する。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、ピンホー
ルを使用したので、被写体深度が深く蛇腹の伸長状態で
の精度が影響しにくい。
【0044】請求項6に記載の発明によれば、撮影時に
シャッタチャージする必要がなくなり構造が簡易とな
る。
【0045】請求項7に記載の発明によれば、撮影済み
の可否が容易となる。
【0046】請求項8に記載の発明によれば、撮影範囲
外もファインダーより見え撮影範囲を決めやすくなる。
【0047】請求項9に記載の発明によれば、各タイプ
による撮影ができ、応用範囲が広がる。
【0048】請求項10に記載の発明によれば、携帯性
に優れたカメラとなる。
【0049】請求項11に記載の発明によれば、蛇腹部
材が不用意に突出するのを防止できる。
【0050】請求項12に記載の発明によれば、薄型カ
メラが簡易にコスト安で製造できる。
【0051】請求項13に記載の発明によれば、撮影済
み薄型カメラごと、装置に投入すれば、自動的にフィル
ムを取り出し、自動的にフィルム現像処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の薄型カメラの非撮影状態斜
視図である。
【図2】本発明の実施形態の薄型カメラの撮影状態斜視
図である。
【図3】本発明の実施形態の薄型カメラの構成正面図
(a)と、レリーズ部要部断面図(b)である。
【図4】本発明の実施形態の薄型カメラの非撮影状態の
構成光軸横断面図(a)と薄型カメラの撮影状態の構成
光軸横断面図(b)である。
【図5】本発明の実施形態の空気抜け部斜視図である。
【図6】本発明の実施形態の他の露光機構斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施形態の他の薄型カメラの撮影状態
斜視図である。
【図8】本発明の実施形態の薄型カメラの製造方法の説
明図である。
【図9】本発明の実施形態の薄型カメラ現像処理装置の
構成説明図である。
【図10】図9の薄型カメラよりシートフィルムを取出
す構成断面図である。
【符号の説明】
10 薄型カメラ 20 カメラ本体 21 前側本体部材 211 蛇腹部材 211a 弾性変形部 212 つまみ部 213 蛇腹部材 22 後側本体部材 23 空気抜け部 24 折り曲げ部 30 ピンホール(撮影光学系) 40 露光機構 41 シャッタブレード 42 弾性部材(シャッタバネ) 431 撮影済み表示マーク 60 発光器 70 ファインダ 71 撮影視野枠板 75 包装パッケージ 90 薄型カメラ現像処理装置 Wa,Wb,Wc 厚み H 縦寸法 L 幅寸法 F シートフィルム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造段階において予め感光性を有する1
    枚のシートフィルムが組み込まれ、前記シートフィルム
    に結像する撮影光学系を有する薄型カメラであって、前
    記撮影光学系を有する可動部とカメラ本体との間を接続
    し、伸縮する蛇腹部材を設け、撮影時には前記蛇腹部材
    を撮影被写体側に伸長した状態とし、非撮影時には前記
    蛇腹部材を収縮した状態にすることを特徴とする薄型カ
    メラ。
  2. 【請求項2】 発光材を燃焼させて閃光発光させる発光
    器を設けたことを特徴とする請求項1に記載の薄型カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記カメラ本体が、前記シートフィルム
    に対してカメラ前側に位置し、前記蛇腹部材を有する前
    側本体部材と、前記シートフィルムに対してカメラ後側
    に位置する後側本体部材と、前記前側本体部材と前記後
    側本体部材とを接続する折り曲げ部分とが一体に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄型
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記蛇腹部材を伸長状態若しくは収縮状
    態にするときに、遮光状態を保持してカメラ本体の外部
    と内部とを通気状態にする空気抜け部を備えたことを特
    徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の薄型カ
    メラ。
  5. 【請求項5】 前記撮影光学系は針穴で光学像を形成す
    るピンホール光学系であることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1項に記載の薄型カメラ。
  6. 【請求項6】 シャッタブレードを弾性部材により瞬間
    的に開閉させ、且つ1回のみ露光するレンズシャッタを
    備え、製造段階において予め前記弾性部材がチャージ状
    態で組み込まれることを特徴とする請求項1から5の何
    れか1項に記載の薄型カメラ。
  7. 【請求項7】 シャッタブレードに撮影済みマークを設
    け、前記シャッタブレードを手動操作してシートフィル
    ムに露光し、露光後に前記撮影済みマークを表示させる
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の
    薄型カメラ。
  8. 【請求項8】 前記カメラ本体に開口部からなる透視フ
    ァインダを設け、前記開口部内に撮影視野枠を表示した
    透明シートを設けたことを特徴とする請求項1から6の
    何れか1項に記載の薄型カメラ。
  9. 【請求項9】 前記シートフィルムが、直接ポジ型、反
    転処理型、拡散転写型、熱現像型の少なくとも1つであ
    ることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載
    の薄型カメラ。
  10. 【請求項10】 前記薄型カメラを正位置より見て、縦
    寸法をH(mm)、幅寸法をL(mm)、収縮状態の撮
    影光軸方向厚み寸法をWa(mm)、更に前記伸長状態
    の撮影光軸方向厚み寸法をWb(mm)としたとき、 30<H<60 50<L<90 2<Wa<10 20<Wb<80 なる条件を満たすことを特徴とする請求項1から9の何
    れか1項に記載の薄型カメラ。
  11. 【請求項11】 請求項1から10の何れか1項に記載
    の薄型カメラを蛇腹部材が収縮した状態で包装すると共
    に、内寸法を収縮状態の前記薄型カメラの厚みと略同一
    に形成したことを特徴とする薄型カメラの包装体。
  12. 【請求項12】 請求項1から10の何れか1項に記載
    の薄型カメラの製造方法であって、伸長状態で成形加工
    された蛇腹部材を収縮状態にし、シートフィルムに対し
    カメラ前側に位置する前記蛇腹部材を有する前記前側本
    体部材と、シートフィルムに対しカメラ後側に位置する
    後側本体部材の間にシートフィルムを挟み込み、前記前
    側本体部材と前記後側本体部材を分解可能に係合するこ
    とを特徴とする薄型カメラの製造方法。
  13. 【請求項13】 撮影済みの請求項1から10の何れか
    1項に記載の薄型カメラを装置本体に投入したとき、自
    動的に前記薄型カメラを分解して1枚のシートフィルム
    を自重で落下させて取り出し、前記シートフィルムを自
    動的に現像処理することを特徴とする薄型カメラの現像
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7187495B2 (en) 2003-09-08 2007-03-06 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a screen member for a transmission screen, a screen member for a transmission screen, a transmission screen and a rear projection

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US7187495B2 (en) 2003-09-08 2007-03-06 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a screen member for a transmission screen, a screen member for a transmission screen, a transmission screen and a rear projection

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