JP2002013904A - ベルト検尺装置 - Google Patents

ベルト検尺装置

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JP2002013904A
JP2002013904A JP2000398958A JP2000398958A JP2002013904A JP 2002013904 A JP2002013904 A JP 2002013904A JP 2000398958 A JP2000398958 A JP 2000398958A JP 2000398958 A JP2000398958 A JP 2000398958A JP 2002013904 A JP2002013904 A JP 2002013904A
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Japan
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belt
measuring
moving
angle
probe
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JP2000398958A
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Hiroshi Ikeda
寛 池田
Yoji Kitaoka
洋史 喜多岡
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Vベルトの形状を測定するベルト検尺装置に
おいて、ベルト角度を無段階に測定すると共にベルト上
幅及びベルトの厚みを同時に自動測定するベルト検尺装
置を提供する。 【解決手段】 リング状に展開されたベルト2を水平固
定台3に当接し、厚み測定探子16を垂直方向に、上幅
測定探子14と角度測定探子15を水平方向に、夫々移
動させて所定のベルト位置に当接させ、ベルト2の厚
み、上幅、角度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトの形状寸法
を測定するためのベルト検尺装置に関するものであっ
て、詳しくは、伝動装置に用いるVベルトのベルト角
度、上幅、厚みを測定する検尺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Vベルトの上幅を測定する技術に
はV形ノギスが一般的に用いられ、Vベルトのベルト角
度(挟角又は半角)を測定する技術には所定の角度を有
するVブロック(角度ゲージ)が用いられていた。
【0003】ここでベルト角度を下記の通りに定義す
る。すなわち、狭角はV字形ベルトのV角度で定義され
る角度であり、半角はVベルトの厚み方向を基準とする
左右両方向へのVベルト両側面の傾斜角度である。従っ
て左右の半角を合算すると狭角に等しくなるが、左右の
半角は等しいとは限らない。
【0004】以下、特にことわらない限り、ベルト角度
は狭角を意味し、ベルトは無端状のVベルトを意味する
ものとする。
【0005】以下、図10、図11、図12を用いて従
来技術を詳細に説明する。図10(a)、図10(b)
は本発明に係るベルト2の側面及びそのA−A断面を示
す概略図であり、図11は従来の上幅測定方法を示す概
略図であり、図12は従来のベルト角度の測定方法を示
す概略図である。
【0006】上記図10(a)、10(b)に示したベ
ルト2は断面の形状がV字形である摩擦伝動ベルトであ
り、ベルト張力により心体層の下部がVプーリに楔状に
挿入されることによって効率的に摩擦力を得ることがで
きる。すなわち、ベルト張力を必要以上に大きくしなく
て済むことから、耐久性その他に好影響を与える。
【0007】始めにベルト2の上幅を測定する方法を、
図11を用いて説明する。この方法には専用ノギスを用
いる方法が一般的に使用されている。
【0008】すなわち、ベルト2のベルト角度と同角度
の交換可能な測定探子71a、71bを汎用ノギス本体
に取付けて、専用のV形ノギス71を構成し、ベルト2
を左右一対の測定探子71a、71bで挟み込み、ベル
トの上幅を測定する方法である。
【0009】具体例としては特開平10−153401
号に前記V形ノギス71にマイクロコンピューターを内
蔵した演算処理機能を有するベルト上幅測定装置が開示
されている。
【0010】また、特開平9−318345号にはベル
トの上幅、厚みを測定する方法が開示されている。すな
わち、上幅測定方法はレーザー式スポット光電スイッチ
を搭載した移動台をボールネジで横送りし、ベルトの側
端部での立上がり、立下がり信号間の移動パルスから上
幅を算出する方法であり、厚み測定方法は厚み測定探子
をプーリに巻き付けられたベルトにプーリ半径方向から
エアシリンダによって当接させ、このときの厚み測定探
子の移動量をリニアスケールによって測定し、厚みを算
出する方法である。
【0011】また、特願平11―337898号にはレ
ーザービーム式透過型イメージセンサーによる厚み測定
方法、一対の反射型レーザー変位計を用いたベルトの上
幅測定方法が開示されている。
【0012】次にベルト角度を測定する方法を、図12
を用いて説明する。この方法は図12(a)に示したV
ブロック70に、ベルト2を図12(b)に示した状態
となるように挿入し、このときの嵌合の良否を視認によ
って判定し、ベルト角度を決定する方法である。
【0013】すなわち、角度αを所定の刻みで変量した
必要個数のVブロック70を準備した上で、前記Vブロ
ック70を手順に従って順序良くベルト2に嵌合させ、
最適に嵌め合わされるVブロック70の角度αをもっ
て、ベルト角度とする方法である。具体的には後方から
のライト照射により、Vブロック70とベルト2の空隙
の大きさを判定する方法である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、V形ノ
ギスを用いて上幅を測定する方法は、ベルト2を一定に
固定する、或いは測定圧をコントロールする等の作業者
のスキルに負うところが大きく、当然の事としてこの上
幅の測定精度には、人及び測定器による誤差分散が大き
く関与する。
【0015】又、特開平10−153401号に開示さ
れた方法、すなわち、演算機能を有するデジタルノギス
を使用する場合にあっても、依然として作業者のスキル
に依存する部分がある。故、人及び測定器による測定精
度の低下は依然として避けられない。
【0016】この他、特開平9−318345号、特願
平11―337898号による上幅測定方法はレーザー
光を用いる非接触方式であり、精度向上の効果は認めら
れるが、この方法はベルト断面が直角である平ベルト或
いは歯付ベルトには有効であるが、無端状のV字形断面
を有するベルト2には3次元処理が必要であり、前記の
方法を適用することはできない。
【0017】また、角度αが既知であるVブロック70
を用いてベルト角度α’を測定する方法は、ベルト角度
α’に一致するVブロック70(所定の刻み角度で作成
した所定個数のVブロック)を都度、探し出す手間と嵌
め合いの良否を判定するスキルが必要である。
【0018】そこで、本発明者等はベルトの形状を測定
する検尺装置において、V字形に起因する上幅測定及び
ベルト角度測定の困難さを解決する新規なベルト検尺装
置を発明した。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、リング状に展開されたベルトの上幅を測定するベ
ルト検尺装置において、ベルトを載置する水平固定台
と、水平固定台の一方の側に固定されてベルトに当接す
る第1の上幅測定探子と、もう一方の側にあって反対方
向からベルトに当接する第2の上幅測定探子と、第2の
上幅測定探子を搭載する移動台と、移動台を水平方向に
移動させる移動手段と、移動台の移動量を測定するリニ
アスケールと、リニアスケールの出力データからベルト
の上幅を算出する演算手段と、から構成されるベルト検
尺装置である。
【0020】請求項2の発明は、第1及び第2の上幅測
定探子の当接部傾斜が、その下部においてはベルト角度
の1/2であり、その上部においては垂直である請求項
1記載のベルト検尺装置である。
【0021】請求項3の発明は、リング状に展開された
ベルトのベルト角度を測定するベルト検尺装置におい
て、一方の側に固定されて回転可能にベルトに当接する
第1の角度測定探子と、もう一方の側にあって反対方向
から回転可能にベルトに当接する第2の角度測定探子
と、第2の角度測定探子を水平方向に移動させる移動手
段と、第1及び第2の角度測定探子を一体に垂直方向に
移動させる移動手段と、角度測定探子の回転軸に連結し
たロータリエンコーダと、ロータリエンコーダの出力デ
ータからベルト角度を算出する演算手段と、から構成さ
れるベルト検尺装置である。
【0022】請求項4の発明は、角度測定探子の重心に
回転中心があり、この回転中心を対称にして一方の側に
はベルトに当接する直線部があり、もう一方の側には円
弧状のギヤー部が創成されており、このギヤー部がロー
タリーエンコーダに装着されたギヤーと噛合う請求項3
記載のベルト検尺装置である。
【0023】請求項5の発明は、リング状に展開された
ベルトの上幅と角度を測定するベルト検尺装置におい
て、 ベルトを載置する水平固定台と、水平固定台の一
方の側に固定されてベルトに当接する第1の上幅測定探
子と、もう一方の側にあって反対方向からベルトに当接
する第2の上幅測定探子と、第2の上幅測定探子を搭載
する移動台と、移動台を水平方向に移動させる移動手段
と、移動台と一体に移動するリニアスケールと、リニア
スケールの出力データからベルトの上幅を算出する演算
手段と、一方の側に固定されて回転可能にベルトに当接
する第1の角度測定探子と、もう一方の側にあって反対
方向から回転可能にベルトに当接する第2の角度測定探
子と、第2の角度測定探子を水平方向に移動させる移動
手段と、角度測定探子の回転軸に連結したロータリエン
コーダと、ロータリエンコーダの出力データからベルト
角度を算出する演算手段と、から構成されるベルト検尺
装置である。
【0024】請求項6の発明は、第1の厚み測定探子が
水平固定台であり、第2の厚み測定探子が垂直移動可能
な厚み測定探子であり、第2の厚み測定探子がベルトに
当接する位置をリニアスケールによって測定し、ベルト
の厚みを算出する厚み測定手段を備えた請求項1乃至請
求項5記載のベルト検尺装置である。
【0025】請求項7の発明は、リング状のベルトを直
立した状態でベルト固定位置まで水平方向に移動させる
ベルト搬送手段と、ベルト固定位置まで移動したベルト
を直立状態に少なくとも2個所で垂直移動可能な押圧材
によってベルト取付台に固定するベルト固定手段と、こ
のベルト固定手段を測定位置まで移動させて前記ベルト
を測定探子に当接させる移動手段とを備えたベルト自動
配置手段を装着した請求項1乃至請求項6記載のベルト
検尺装置である。
【0026】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て水平固定台にベルトを当接する方向が下方から当接す
ることを特徴とするものであって、その他の手段は請求
項1と同じである。
【0027】請求項9の発明は、請求項2の発明におい
て水平固定台にベルトを当接する方向が下方から当接す
ることを特徴とするものであって、その他の手段は請求
項2と同じである。
【0028】請求項10の発明は、請求項5の発明にお
いて水平固定台にベルトを当接する方向が下方から当接
することを特徴とするものであって、その他の手段は請
求項5と同じである。
【0029】請求項11の発明は、請求項6の発明にお
いて水平固定台にベルトを当接する方向が下方から当接
することを特徴とするものであって、その他の手段は請
求項6と同じである。
【0030】請求項12の発明は、所定の間隔を空けて
平行配置した複数のローラーにリング状のベルトを巻き
かけて垂直方向上方の固定位置まで移動させるベルト搬
送手段と、固定位置に配されたベルト取付台の下面と前
記ローラーの間にベルトを押圧固定するベルト固定手段
と、このベルト固定手段を測定位置まで水平に移動させ
て前記ベルトを測定探子に当接させる移動手段と、から
なるベルト自動配置手段を装着した請求項8乃至請求項
11記載のベルト検尺装置である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る
第1の実施例を詳細に説明する。図1は第1の実施例に
係るベルト検尺装置の正面図であり、図2はその平面図
である。
【0032】又、図3は本発明の実施例に係る上幅測定
部を示す拡大正面図であり、図4はその拡大平面図であ
る。同じく図5は角度測定部を示す正面図であり、図6
はその拡大平面図である。同じく図7は厚み測定部を示
す拡大正面図であり、図8は上幅測定方法の手順を示す
概略図である。
【0033】尚、上記の図3乃至図8で示す上幅測定
部、上幅測定部、上幅測定部の機能は、上下逆にしても
その要部は不変であるから、以下の説明、すなわち、第
2の実施例の説明に際しても同様に図3乃至図8を用い
ることにする。
【0034】図9は第1の実施例に係るベルト自動配置
方法を示す概略図であり、この実施例では水平固定台3
の上面を測定基準面とし、これにベルト2を当接させる
方向が上方からの当接であって、ベルト2は水平固定台
3の上面に載置される状態に位置決めされる。
【0035】これに対し、図13及び図14で示す第2
の実施例は水平固定台3’の下面を測定基準面とし、こ
れにベルト2を当接させる方向が下方からの当接であ
り、第1の実施例に対して上下逆の関係となっている。
【0036】始めに図1、図2を用いて第1の実施例に
係るベルト検尺装置1の概要を説明する。
【0037】図2においてベルト検尺装置1は大きく別
けて、斜線部で示した水平固定台3と、この上にベルト
2を載置して上幅を測定する上幅測定部4及び厚みを測
定する厚み測定部6と、ベルト2を両側から狭持してベ
ルト角度を測定する角度測定部5と、リング状のベルト
2を直立した状態でベルト固定位置まで水平移動させる
搬送手段17及びベルト固定位置まで移動したベルトを
直立状態に少なくとも2個所で垂直移動可能な押圧材に
よってベルト取付台に固定するベルト固定手段、および
このベルト固定手段を測定位置まで移動させて前記ベル
トを測定探子に当接させる移動手段と、を備えたベルト
自動配置手段で構成される。
【0038】ここで本発明に使用するベルト2の構成を
図10を用いて説明する。図10(a)は断面V形状の
ベルト2の代表例として変速用のベルト2を例示したも
のであり、図10(b)はそのA−A断面図である。
【0039】前記ベルト2は、心線2b、ゴム層2c、
補強用の上布2a、下布2dで構成されているが、本発
明はこの構成に限られることはなく、要は断面がV形状
であるベルトをその測定対象とするものである。
【0040】以下、本発明に係る第1の実施例が特徴と
する上幅測定部4、角度測定部5、厚み測定部6とその
測定方法を図3、図4、図5、図6、図7を用いて詳細
に説明する。
【0041】図3、図4において、上幅測定部4は水平
固定台3の上に自動配置されたベルト2を左右から挟み
込むように配された一方の固定された上幅測定探子14
とその固定台24、および反対側に配されたもう一方の
上幅測定探子14とこれを移動させる移動台34、これ
を案内するリニアガイド54とエアシリンダ44、およ
びこの時の移動量を測定するリニアスケール64(ピー
コック社製D−50)で構成される。
【0042】上幅測定探子14がベルト2と当接する面
の形状は、略上半分が垂直であり、略下半分部がベルト
角度αの1/2の角度で傾斜するように形成されてお
り、夫々、固定台24、移動台54に交換可能に取付け
られる。従って、一対の上幅測定探子14がベルト2を
介さずにそのまま当接すると、その下部に頂角αの三角
形を形成する。
【0043】被測定ベルトのベルト角度αに適合する一
対の上幅測定探子14を用い、ベルト2を所定圧の下に
狭持する。このときの上幅測定探子14の移動量をリニ
アスケール64で測定することにより、正確な上幅が算
出できる。
【0044】次に図5、図6において角度測定部5は一
方の側に固定された第1の角度測定探子15とその固定
台25、および反対側に配されたもう一方の第2の角度
測定探子15とこれを移動させる移動台35、およびこ
れを案内するリニアガイド55、エアシリンダ45で構
成される。
【0045】ここで角度測定探子15は図5に示したよ
うに一方がベルト2の側面と直線状に当接するように直
平面を形成しており、もう一方には図中に示した点Pを
回転軸とする約4分の1の円弧ギヤーが形成されてい
る。
【0046】この円弧状のギヤー部は、図6に示したエ
ンコーダ7(オムロン製エンコーダE6DCWZ2C)
の回転軸に係止されたギヤー8と噛合うように配されて
おり、エンコーダ7は、常時、回転軸の回転角度をモニ
ターしている。
【0047】実際の測定手順は次の通りである。図5に
示す固定台25に配された第1の角度測定探子15の近
傍に自動配置されたベルト2を、第1の角度測定探子1
5と反対側に配された水平方向に移動可能な第2の角度
測定探子15で左右から所定の圧力で挟み込む。
【0048】第2の角度測定探子15がベルト2を押圧
する際、上記一対の角度測定探子15は回転自在である
ことから、ベルト2の側面とスムーズに接触し、正確に
ベルト角度をトレースすることができる。
【0049】ベルト角度のトレースが終了するとエンコ
ーダ7はその角度を無段階に出力する。この出力を図示
しないコンピューターに取り込み、所定の演算処理を行
ってベルト角度(狭角又は半角)を算出する。
【0050】また、厚み測定部6は、図7に示したよう
に水平固定台3とこの上に自動配置されたベルト2に向
かって上方から下降し、ベルト2の上側から当接する厚
み測定端子16と、これを案内するリニアガイド56及
びエアシリンダ46と、移動量を測定するリニアスケー
ル66で構成される。
【0051】ここで厚み測定探子16は水平固定台3と
直に当接する位置をリニアスケール66の原点に設定し
ているので、厚み測定探子16の移動量をリニアスケー
ル66で測定することによって厚みを算出することがで
きる。
【0052】次に本発明の特徴の一つである前述のベル
ト自動配置手段を、図1、図3、図9を用いて更に詳し
く説明する。
【0053】先ず、図9において被測定ベルトであるベ
ルト2を搬送手段17のベルト収納バケット17aに直
立状態に挿入する。このベルト収納バケット17aはそ
の底部が開放された直方体状のボックスであり、ベルト
2を直立状態に側面より支持するが垂直方向には支持し
ない。従って挿入と同時にベルト2は落下し、水平固定
台3及びベルト取付台10で支持される。
【0054】このベルト収納バケット17aは移動台1
7bのフレームに吊り下げられており、図1で示すガイ
ド付シリンダ17c(SMC社製MGGMF32−7
5)によって水平方向のベルト固定位置まで前進する。
【0055】このとき、ベルト2は水平固定台3及びベ
ルト取付台10の上面を摺動状態に固定位置まで移動す
る。この水平固定台3及びベルト取付台10の上面はク
ロム鍍金されており、スムーズな移動を可能にする。
【0056】この移動によって図9に示すようにベルト
固定手段の押圧材9及び厚み測定部6の厚み測定探子1
6を、ベルト2が形成するリング内に誘導し、押圧材9
及び厚み測定探子16とベルト2の上部半円部との干渉
を避けることができる。
【0057】次にベルト固定位置まで移動したベルト2
の下部半円部を、押圧材9でベルト取付台10に押圧
し、2個所で固定する。この押圧材9は図示しないデュ
アルロッドシリンダ(SMC社製CXSL15−10
0)に取付けられて垂直方向に往復移動する。
【0058】上記の通り、ベルト固定手段はベルト取付
台10及びこれと一体に配された押圧材9を用いた押圧
手段(デュアルロッドシリンダ)で構成される次にベル
ト取付台10に固定されたベルト2を、水平固定台3の
測定位置まで移動させる。この測定位置は図3で示すよ
うに上幅測定部4の固定台24に取付けられた上幅測定
探子14に当接する位置である。
【0059】この測定位置までの移動手段は、前述のベ
ルト固定手段を水平方向に一体に移動することによって
行われる。すなわち、図示しないエアスライドユニット
(SMC社製MXS16−30A)を駆動させて移動す
る。
【0060】以上の手順に従ってベルト2は一列に並ん
だ上幅測定部4及び厚み測定部6及び角度測定部5の各
測定探子の最適測定位置に自動配置される。
【0061】以上、第1の実施例に係るベルト検尺装置
1を詳細に説明したが、続いて第2の実施例に係るベル
ト検尺装置1’を図13及び図14を用いて説明する。
第2の実施例は図13に示すようにベルト2をベルト検
尺装置1’の下部に設けたベルト搬送手段17’のロー
ラー100に図示のように巻き掛けて収納し、しかる
後、所定の測定位置まで自動配置するように構成されて
いる。
【0062】尚、図13では長短2種類のベルトを同時
表示しているが、実際には1本ずつ収納され、然るべく
自動配置される。
【0063】以下、第2の実施例が特徴とする搬送手段
17’について詳細に説明する。
【0064】図13及び図14において、搬送手段1
7’はベルト2をその上に巻き掛けて収納する一対のロ
ーラー100とこのローラー100を片持構造に支持す
る一対の移動台102a、およびこの移動台102aを
上下方向に案内する一対のリニアガイド103aと図示
しないエアシリンダからなる上下方向移動手段と、前記
一対のリニアガイド103aを共通の移動台102bに
一体に配し、この移動台102bを水平方向に案内する
一対のリニアガイド103bと図示しないエアシリンダ
からなる水平方向移動手段とで構成される。
【0065】また、その動作順序は以下の通りである。
すなわち、ベルト2を吊下げた一対のローラーがリニア
ガイド103aに沿って上昇し、上部のベルト取付台1
01の下面と当接する。この位置で図示しないエアシリ
ンダによって所定の圧力でベルト2は押圧固定される。
【0066】然る後、この上下方向移動手段を一体に搭
載した移動台102bがリニアガイド103bに沿って
水平方向前方の所定の測定位置へ誘導される。このと
き、ベルト2は測定基準面となる水平固定台3’の下面
に当接した状態で前方にある上幅測定部4、角度測定部
5、厚み測定部6の測定位置まで摺動移動する。
【0067】尚、ベルト2を上昇させて然るべく測定基
準面に当接する手段は、第1の実施例が上方から水平固
定台3の上面に当接するのに対し、第2の実施例は下方
から水平固定台3’の下面に当接する構成となってい
る。
【0068】故、第1の実施例と第2の実施例は、ベル
ト2を押圧する方向が逆方向となることを除けば、実質
的に同じ構成である。
【0069】しかしながら、第2の実施例に係るベルト
検尺装置1’には、第1の実施例とは異なる優れた効果
が認められるので、この効果を以下に説明する。すなわ
ち、第1の実施例と第2の実施例は、ベルト2を測定基
準面に当接する方向が単に逆となるだけではなく、上下
が逆になることによりベルト検尺装置1又はベルト検尺
装置1’で扱えるベルト2の種類(ベルト長さの長短)
が変わり、又、測定基準面に付着する異物の量に大きな
差異ができる。
【0070】第1の実施例は、ベルト収納バケット17
aの内部にベルト2を自然落下させることによってベル
ト2を水平固定台3の上面に当接させる方法であるか
ら、ベルト収納バケット17aの内寸法をベルト長さに
比して相対的に狭くするとベルト自体の弾性によって、
ベルト2はベルト収納バケット17aの中間部に宙吊り
状態となるため、ベルト2を測定基準面に当接させるこ
とができなくなる。
【0071】逆にこのベルト収納バケット17aの内寸
法をベルト長さに比して相対的に広くするとベルト2
は、ベルト収納バケット17aの内部で安定して直立す
ることが難しくなり、限度を超えるとベルト2はベルト
収納バケット17aの底部で転動し、押圧材9による固
定が困難となる。
【0072】これに対し、第2の実施例に係るベルト検
尺装置1’は、リング状のベルト2を平行配置した少な
くとも2本のローラーに巻き掛け状に懸架し、吊下げる
方法であるから、下方から測定基準面に当接するベルト
2の上端は常に正確に位置決めされる。
【0073】また、このベルト検尺装置1’で扱えるベ
ルト長さは、ローラー間の距離で決定される巻付け長さ
を最短とし、吊下げられたベルト2と床面が干渉する位
置、すなわち機高で決定される巻付け長さを最長とする
ものであるから、実用上、ローラー間隔と機高を所定の
寸法に決めておけば、ベルト長さによって検尺可否が左
右されることはない。
【0074】更に第2の実施例に係るベルト検尺装置
1’は、測定基準面が下方に向いていることから、第1
の実施例のように測定基準面に直接、浮遊物が落下堆積
したり、異物が測定基準面の上に落下、付着することも
ない。
【0075】周知の通り、本発明に係る上幅、角度、厚
みの測定は、ベルトに夫々の測定探子を当接させて、そ
の位置を測定するものであるから、測定基準面とベルト
2の間に異物が介在すれば、その測定精度は劣化する。
【0076】特に上幅、厚みの測定は測定基準面を直に
使用するものであるから、この測定基準面への異物付着
を大幅に削減できる第2の実施例には、測定精度上、極
めて優れた効果がある。
【0077】
【実施例】以下、本発明に係る第1及び第2の実施例に
ついて、更に具体的に説明する。
【0078】先ず、第1の実施例のベルト検尺装置1
は、図2に示したように水平固定台3の上に80mm間
隔で順に配された上幅測定部4及び厚み測定部6及び角
度測定部5からなる測定部と、その中にベルト2を収納
したベルト収納バケット17aを水平方向のベルト固定
位置まで搬送する搬送手段と、前記測定部を内側に含
み、その外側に280mmの間隔を空けて配された水平
方向に移動可能なベルト取付台10とこの上にベルト2
を固定する一対の押圧材からなるベルト固定手段と、前
記ベルト取付台10を測定位置まで移動させる移動手段
と、で構成される。
【0079】前記測定部4に用いる上幅測定探子14に
は、公称ベルト角度αのバリエーションに合わせてベル
ト角度が20度から40度の範囲にある所定枚数の上幅
測定探子14を用いた。また、この上幅測定探子14の
厚み(=ベルト2の長手方向側面と当接する幅)は6m
mとし、ベルト2の押圧力は3kgfに設定した。
【0080】更に前記上幅測定探子14を用いた上幅測
定手順を図8を用いて説明する。すなわち、図8(a)
に示すように上幅20mmのVブロック70(校正用角
度ゲージ)を図示しない固定台に載置し、一対の上幅測
定探子14を用いてベルト2を両側から所定の圧力で把
持し、このときのリニアスケール64の表示値をゼロリ
セットする。
【0081】次に図8(b)に示すように上記Vブロッ
ク70を取外して上幅測定探子14同士を直に当接させ
てこのときの表示(移動量)を読み込む、図8(b)で
はマイナス15mmであるので、Vブロック70の上幅
(既知の校正値)20mmから図示の間隙が5mmであ
ることが判る。
【0082】この5mmの間隙値を図示しない演算用コ
ンピュ−ターに入力すると共にリニアスケール64の表
示値を再度ゼロリセットし、図8(c)の状態にする。
【0083】最後に図8(d)に示すようにベルト2を
所定の圧力で把持し、このときの表示値25mm(=移
動量25mm)に前記の間隙値5mmを加算することに
よって、上幅30mmが算出される。
【0084】また、角度測定部5に用いる角度測定探子
15には、回転中心が角度測定探子15の重心となるよ
うに構成し、回転が円滑となるようにアルミ材料を用い
て軽量化し、この角度測定探子15の厚み(=ベルト2
の長手方向に当接する幅)は10mmとした。
【0085】尚、角度測定探子15をベルト2の側面に
スムーズに当接させるためには、ベルト2の厚みによっ
て角度測定探子15とベルト2の相対位置関係を微妙に
コントロールする必要があった。このため試行実験を重
ねたところ、回転中心をベルト厚みの1/2の高さに設
定すると好適な結果が得られることが判った。
【0086】このため、第1の実施例は図5で示したよ
うに角度測定部5全体が垂直方向に一体に移動できる構
成とした。すなわち、角度測定部5の構成要素全てを搭
載したフレームを図示しないサーボモーターとボールネ
ジによって垂直方向に移動できる構成とした。
【0087】次に第2の実施例に係るベルト検尺装置
1’について説明する。このベルト検尺装置1’はベル
ト搬送手段17’によって特徴付けられるものであっ
て、このベルト搬送手段17’を用いることによって、
第1の実施例にかかるベルト検尺装置1とは異なる作用
効果を発揮する。
【0088】すなわち、図13及び図14に示した通
り、前記ベルト搬送手段17’に使用する一対のローラ
ー100には、直径25mmのローラーを用い、設置床
面から約1000mmの高さに配し、このローラーの間
隔を180mmとした。また、ローラーの材質にはナイ
ロン樹脂を用い、ベルト2の収納、着脱を容易、且つ確
実に行うために、鍔付ローラーとした。
【0089】尚、第2の実施例において、その他の構成
手段である上幅測定部4、角度測定部5、厚み測定部6
の詳細については、第1の実施例とその取付方向が夫
々、上下方向に逆となる以外に差異はないのでその説明
は省略する。
【0090】第1及び第2の実施例の評価に用いたベル
ト2は、ベルト外周長(BOC)は635mm〜152
4mmであり、ベルト厚みは7〜16mmであり、ベル
ト上幅は12〜36mmであり、ベルト角度は20度〜
40度の範囲にある三ツ星ベルト製変速用ベルトであっ
た。
【0091】また、本発明に係る角度測定方法を実際に
行ってみると、従来では不可能であったベルト2の左右
の半角測定が可能となり、これによってベルト角度が非
対称である特殊なベルトであってもその断面形状を正確
に測定できることになり、現在では品質管理上の有効な
手段となっている。
【0092】同様に従来の方法では、ベルト角度をより
細かく測定するためにはVブロック(角度ゲージ)を大
量に準備しなければならず、実用的ではなかった。しか
し、本実施例ではエンコーダを使用することにより、V
ブロックを交換する必要はなくなり、また、角度分解能
も飛躍的に向上することになった。
【0093】尚、上記の説明で本発明に係るベルト検尺
機2は、これによってベルト2の上幅、角度、厚みを同
時に測定することができるとしたが、この内のいずれか
の寸法に限って測定することは任意に成し得ることであ
る。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明は、これによってベルト
の上幅測定は自動化され、作業者の経験を不要にするこ
とから測定精度を飛躍的に改善させる効果がある。
【0095】請求項2の発明は、これによってベルト角
度を基準とする公称上幅を正確に、且つ、精度の高い測
定値を得ることを可能にする。
【0096】請求項3の発明は、これによって大量のブ
ロックゲージを作成する必要と、これを用いてベルト角
度を測定する困難さを克服することができることから、
作業性の向上、且つ、角度分解能を向上させる。
【0097】請求項4の発明は、これによってベルト角
度(挟角)の測定のみならず、半角の測定を可能にし、
且つ、角度分解能を向上させる。
【0098】請求項5の発明は、これによってベルトの
幅測定と角度測定の同時測定を可能にする。
【0099】請求項6の発明は、これによってベルトの
幅測定と角度測定及び厚み測定の同時測定を可能にす
る。
【0100】請求項7の発明は、これによってベルトの
自動配置が可能になり、請求項1乃至請求項8のベルト
検尺装置の自動測定を可能にする。
【0101】請求項8の発明は、これによってベルトの
上幅測定は自動化され、作業者の経験を不要にすること
から測定精度を飛躍的に改善する。また、この装置は上
幅測定探子を下方から当接するものであるから、ベルト
を当接させる測定基準面は常に下向きとなり、この面へ
の浮遊物の堆積、異物の自然落下による測定基準面の汚
れは無くなる。結果、測定精度を向上させ、清掃作業を
容易にする。
【0102】請求項9の発明は、これによってベルト角
度を基準とする公称上幅を正確に、且つ、高精度の測定
値を得ることを可能にする。また、この装置は上幅測定
探子を下方から当接するものであるから、ベルトを当接
させる測定基準面は常に下向きとなり、この面への浮遊
物の堆積、異物の自然落下による測定基準面の汚れは無
くなる。結果、測定精度を向上させ、清掃作業を容易に
する。
【0103】請求項10の発明は、これによってベルト
の上幅測定と角度測定の同時測定を可能にする。また、
この装置は上幅測定探子を下方から当接するものである
から、ベルトを当接させる測定基準面は常に下向きとな
り、この面への浮遊物の堆積、異物の自然落下による測
定基準面の汚れは無くなる。結果、測定精度を向上さ
せ、清掃作業を容易にする。
【0104】請求項11の発明は、これによってベルト
の幅測定と角度測定及び厚み測定の同時測定を可能にす
る。また、この装置は上幅測定探子及び厚み測定探子を
下方から当接するものであるから、ベルトを当接させる
測定基準面は常に下向きとなり、この面への浮遊物の堆
積、異物の自然落下による測定基準面の汚れは無くな
る。結果、測定精度を向上させ、清掃作業を容易にす
る。
【0105】請求項12の発明は、これによってベルト
のサイズ(長さ)が長短いずれの場合であっても、機高
によってその収納代を吸収できることから、ベルトサイ
ズにあわせた複数のベルト搬送手段を用意する必要はな
くなる。又、ベルトを吊下げる作業自体も容易になる
他、請求項8乃至請求項11記載のベルト検尺装置の自
動測定を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係るベルト検尺装置の正面図で
ある。
【図2】第1の実施例に係るベルト検尺装置の平面図で
ある。
【図3】実施例に係る上幅測定部を示す正面図である。
【図4】実施例に係る上幅測定部を示す平面図である。
【図5】実施例に係る角度測定部を示す正面図である。
【図6】実施例に係る角度測定部を示す平面図である。
【図7】実施例に係る厚み測定部を示す正面図である。
【図8】実施例に係る上幅測定方法を示す概略図であ
る。
【図9】第1の実施例に係るベルト自動配置方法を示す
概略図である。
【図10】図10(a)は実施例に係るVベルトの側面
図であり、図10(b)は、図10(a)のA−A断面
図である。
【図11】従来技術に係るV形ノギスを示す概略図であ
る。
【図12】図12(a)は従来技術に係るVブロックを
示す概略図であり、図12(b)はそれを用いたベルト
角度の測定方法を示す概略図である。
【図13】第2の実施例に係るベルト検尺装置の正面図
である。
【図14】第2の実施例に係るベルト検尺装置の側面図
である。
【符号の説明】
1、1’ ベルト検尺装置 2 ベルト 3 水平固定台 4 上幅測定部 5 角度測定部 6 厚み測定部 7 エンコーダ 8 ギヤー 9 押圧材 10 ベルト取付台 14 上幅測定探子 15 角度測定探子 16 厚み測定探子 17、17’ベルト搬送手段 17a ベルト収納バケット 17b 移動台 17c ガイド付シリンダ 24、25 固定台 34、35 移動台 44、45、46 エアシリンダ 54、55、56 リニアガイド 64、66 リニアスケール 70 Vブロック 71 V形ノギス 100 ローラー 101 ベルト取付台 102a、102b 移動台 103a、103b リニアガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA26 AA27 AA74 BB05 BC04 CC22 CC23 EE04 EE05 EE22 EE65 FF03 FG01 FG07 GG37 GG38 HH05 HH15 HH16 MM02 2F069 AA46 AA49 AA79 BB40 DD16 DD25 GG01 GG06 GG21 GG65 HH02 HH14 HH15 JJ06 LL04 MM02 MM13 PP02 2G024 AB08 BA06 CA02 CA03 DA01 EA01 FA02 FA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状に展開されたベルトの上幅を測
    定するベルト検尺装置において、 ベルトを載置する水平固定台と、 水平固定台の一方の側に固定されてベルトに当接する第
    1の上幅測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向からベルトに当接する第
    2の上幅測定探子と、 第2の上幅測定探子を搭載する移動台と、 移動台を水平方向に移動させる移動手段と、 移動台の移動量を測定するリニアスケールと、 リニアスケールの出力データからベルトの上幅を算出す
    る演算手段と、 からなることを特徴とするベルト検尺装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の上幅測定探子の当接部傾
    斜が、その下部においてはベルト角度の1/2であり、
    その上部においては垂直である請求項1記載のベルト検
    尺装置。
  3. 【請求項3】 リング状に展開されたベルトのベルト角
    度を測定するベルト検尺装置において、 一方の側に固定されて回転可能にベルトに当接する第1
    の角度測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向から回転可能にベルトに
    当接する第2の角度測定探子と、 第2の角度測定探子を水平方向に移動させる移動手段
    と、 第1及び第2の角度測定探子を一体に垂直方向に移動さ
    せる手段と、 角度測定探子の回転軸に連結されたロータリエンコーダ
    と、 ロータリエンコーダの出力データからベルト角度を算出
    する演算手段と、 からなることを特徴とするベルト検尺装置。
  4. 【請求項4】 角度測定探子の重心に回転中心があり、
    この回転中心を対称にして一方の側にはベルトに当接す
    る直線部があり、もう一方の側には円弧状のギヤー部が
    創成されており、このギヤー部がロータリーエンコーダ
    に装着されたギヤーと噛合う請求項3記載のベルト検尺
    装置。
  5. 【請求項5】 リング状に展開されたベルトの上幅と角
    度を測定するベルト検尺装置において、 ベルトを載置する水平固定台と、 水平固定台の一方の側に固定されてベルトに当接する第
    1の上幅測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向からベルトに当接する第
    2の上幅測定探子と、 第2の上幅測定探子を搭載する移動台と、 移動台を水平方向に移動させる移動手段と、 移動台の移動量を測定するリニアスケールと、 リニアスケールの出力データからベルトの上幅を算出す
    る演算手段と、 一方の側に固定されて回転可能にベルトに当接する第1
    の角度測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向から回転可能にベルトに
    当接する第2の角度測定探子と、 第2の角度測定探子を水平方向に移動させる移動手段
    と、 第1及び第2の角度測定探子を一体に垂直方向に移動さ
    せる手段と、 角度測定探子の回転軸に連結されたロータリエンコーダ
    と、 ロータリエンコーダの出力データからベルト角度を算出
    する演算手段と、 からなることを特徴とするベルト検尺装置。
  6. 【請求項6】 第1の厚み測定探子が水平固定台であ
    り、第2の厚み測定探子が垂直移動可能な厚み測定探子
    であり、第2の厚み測定探子がベルトに当接する位置を
    リニアスケールによって測定し、ベルトの厚みを算出す
    る厚み測定手段を備えた請求項1乃至請求項5記載のベ
    ルト検尺装置。
  7. 【請求項7】 リング状のベルトを直立した状態でベル
    ト固定位置まで水平方向に移動させるベルト搬送手段
    と、ベルト固定位置まで移動したベルトを直立状態に少
    なくとも2個所で垂直移動可能な押圧材によってベルト
    取付台に固定するベルト固定手段と、このベルト固定手
    段を測定位置まで移動させて前記ベルトを測定探子に当
    接させる移動手段と、からなるベルト自動配置手段を備
    えた請求項1乃至請求項6記載のベルト検尺装置。
  8. 【請求項8】 リング状に展開されたベルトの上幅を測
    定するベルト検尺装置において、 ベルトを下方から当接する水平固定台と、 水平固定台の下面にあって一方の側に固定されてベルト
    に当接する第1の上幅測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向からベルトに当接する第
    2の上幅測定探子と、 第2の上幅測定探子を搭載する移動台と、 移動台を水平方向に移動させる移動手段と、 移動台の移動量を測定するリニアスケールと、 リニアスケールの出力データからベルトの上幅を算出す
    る演算手段と、 からなることを特徴とするベルト検尺装置。
  9. 【請求項9】 第1及び第2の上幅測定探子の当接部傾
    斜が、その下部においてはベルト角度の1/2であり、
    その上部においては垂直である請求項8記載のベルト検
    尺装置。
  10. 【請求項10】 リング状に展開されたベルトの上幅と
    角度を測定するベルト検尺装置において、 ベルトを下方から当接する水平固定台と、 水平固定台の下面にあって一方の側に固定されてベルト
    に当接する第1の上幅測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向からベルトに当接する第
    2の上幅測定探子と、 第2の上幅測定探子を搭載する移動台と、 移動台を水平方向に移動させる移動手段と、 移動台の移動量を測定するリニアスケールと、 リニアスケールの出力データからベルトの上幅を算出す
    る演算手段と、 一方の側に固定されて回転可能にベルトに当接する第1
    の角度測定探子と、 もう一方の側にあって反対方向から回転可能にベルトに
    当接する第2の角度測定探子と、 第2の角度測定探子を水平方向に移動させる移動手段
    と、 第1及び第2の角度測定探子を一体に垂直方向に移動さ
    せる手段と、 角度測定探子の回転軸に連結されたロータリエンコーダ
    と、 ロータリエンコーダの出力データからベルト角度を算出
    する演算手段と、 からなることを特徴とするベルト検尺装置。
  11. 【請求項11】 第1の厚み測定探子が水平固定台の下
    面であり、第2の厚み測定探子が垂直移動可能な厚み測
    定探子であり、第2の厚み測定探子がベルトに当接する
    位置をリニアスケールによって測定し、ベルトの厚みを
    算出する厚み測定手段を備えた請求項8乃至請求項10
    記載のベルト検尺装置。
  12. 【請求項12】 所定の間隔を空けて平行配置した複数
    のローラーにリング状のベルトを巻きかけて垂直方向上
    方の固定位置まで移動させるベルト搬送手段と、固定位
    置に配されたベルト取付台の下面と前記ローラーの間に
    ベルトを押圧固定するベルト固定手段と、このベルト固
    定手段を測定位置まで水平方向に移動させて前記ベルト
    を測定探子に当接させる移動手段と、からなるベルト自
    動配置手段を備えた請求項8乃至請求項11記載のベル
    ト検尺装置。
JP2000398958A 2000-04-26 2000-12-27 ベルト検尺装置 Pending JP2002013904A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7311012B2 (en) * 2004-02-23 2007-12-25 Kawaski Jukogyo Kabushiki Kaisha Elongation measuring device

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