JPH10542A - ベルト研磨装置 - Google Patents

ベルト研磨装置

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JPH10542A
JPH10542A JP14950796A JP14950796A JPH10542A JP H10542 A JPH10542 A JP H10542A JP 14950796 A JP14950796 A JP 14950796A JP 14950796 A JP14950796 A JP 14950796A JP H10542 A JPH10542 A JP H10542A
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JP
Japan
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belt
roll
polishing
tension
thickness
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JP14950796A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kimura
哲也 木村
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの厚さを正確に研磨する。 【解決手段】 表面を研磨すべき無端状のベルトMが押
圧ロール10とテンションロール22との間に巻き掛け
られ、これらの押圧ロールとテンションロールとがベル
トを研磨する研磨ロールに対して、近接、離間自在に設
けられ、かつテンションロールが押圧ロールに対して、
近接、離間自在に設けられるベルト研磨装置において、
ベルトの厚さを測定するベルト厚測定手段50が記テン
ションロールに対向して設けられており、ベルト厚測定
手段には少なくとも2個の測定子58が設けられ、これ
らの測定子の少なくとも1つがテンションロールに巻き
掛けられたベルトの表面に接触し得るように配置され、
測定子の少なくとも一つがテンションロールの表面に接
触し得るように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状のベルトを
研磨するベルト研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無端状のベルト、例えば、タイミ
ングベルト等は、その平坦面側を平滑にすると共に、そ
の厚さを所定寸法にそろえなければならないために、上
記平坦面を研磨して仕上げるようにしている。この場
合、研磨対象となる無端状のベルトは、ベルト幅が長く
(例えば1m程度)、かつ取り扱いにくい上に、長短各
種のベルト長のものがあり、従って、これらの無端状の
ベルトを円滑にかつ確実に研磨できるベルト研磨装置の
開発が望まれている。
【0003】本願出願人は、表面を研磨すべき無端状の
ベルトが押圧ロールとテンションロールとの間に巻き掛
けられ、これらの押圧ロールとテンションロールとが前
記ベルトを研磨する研磨ロールに対して、近接、離間自
在に設けられ、かつ前記テンションロールが前記押圧ロ
ールに対して、近接、離間自在に設けられるベルト研磨
装置を発明し、特許出願している(特願平6−1013
2号参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記特許出願に示されたベルト研磨装置では、ストッ
パ、送りねじ機構、モータを備えた押圧機構により、前
記押圧ロールとテンションロールの、研磨ロールに対す
る移動量を規制するようにしているが、実際のベルトの
厚さを測定してはいないので、ベルトの厚さが不正確に
なるといった問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ベルトの厚さを測定することによりそのデータを研
磨操作にフィードバックすることができ、もってベルト
の厚さを正確に研磨することができるベルト研磨装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ベルト研磨装置は、表面を研磨すべき無端状のベルトが
押圧ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、
これらの押圧ロールとテンションロールとが前記ベルト
を研磨する研磨ロールに対して、近接、離間自在に設け
られ、かつ前記テンションロールが前記押圧ロールに対
して、近接、離間自在に設けられるベルト研磨装置にお
いて、前記ベルトの厚さを測定するベルト厚測定手段が
前記テンションロールに対向して設けられており、前記
ベルト厚測定手段には少なくとも2個の測定子が設けら
れ、これらの測定子の少なくとも1つが前記テンション
ロールに巻き掛けられた前記ベルトの表面に接触し得る
ように配置され、前記測定子の少なくとも一つが前記テ
ンションロールの表面に接触し得るように配置されてい
ることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2記載のベルト研磨装置
は、請求項1記載のベルト研磨装置において、前記ベル
ト厚測定手段が少なくとも2組設けられており、各ベル
ト厚測定手段が前記テンションベルトに巻き掛けられた
前記ベルトの両端部に対応して設けられていることを特
徴とする。
【0008】本発明の請求項3記載のベルト研磨装置
は、請求項2記載のベルト研磨装置において、前記少な
くとも2組のベルト厚測定手段から得られたベルト厚に
基づいて前記押圧ロール及びテンションロールを前記研
磨ロールに対して近接させる量を調整制御することを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載のベルト研磨装置によれ
ば、各測定子の変位量を検出し、これらの差分を取るこ
とにより、ベルトの端部の厚さを検出することができ
る。また、たとえテンションロールが振動しても、両測
定子の同時にかつ同方向に移動し、振動を原因と誤差の
影響を極めて小さくすることができる。このようにベル
トの厚さを測定することによりそのデータを研磨操作に
フィードバックすることができ、もってベルトの厚さを
正確に研磨することができる。
【0010】本発明の請求項2記載のベルト研磨装置に
よれば、ベルトの厚さの幅方向の偏りを検出でき、この
検出結果を研磨操作にフィードバックすることにより、
ベルトを幅方向の厚さの偏り無く研磨することができ
る。
【0011】本発明の請求項3記載のベルト研磨装置に
よれば、ベルトの幅方向に配置された少なくとも2組の
ベルト厚測定手段による厚さ測定結果に基づいて押圧ロ
ール及びテンションロールを前記研磨ロールに対して近
接させる量を調整制御するので、ベルトの厚さを幅方向
に均一に研磨することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の一形態のベルト研磨装置について説明する。
【0013】図1及び図2において、符号1は無端状の
ベルトを研磨する研磨ロールであり、この研磨ロール1
は、その軸線方向に水平移動可能にかつ回転自在に研磨
機本体2に支持されている。そして、この研磨ロール1
の一端(図2において右側)には、研磨ロール1を軸線
方向に往復移動させる横動機構3が連結されている。こ
の横動機構3は、前記研磨機本体2に設置されたギヤー
ドモータ4と、このギヤードモータ4の出力軸に偏芯状
態で連結されたリンク機構5とから構成されており、前
記ギヤードモータ4を駆動することにより、リンク機構
5を介して、前記研磨ロール1をその軸線方向に所定の
間隔の範囲内において往復移動させるようになってい
る。また、前記研磨ロール1の他端(図2において左
端)には、伝動機構6を介して、前記研磨機本体2内の
回転機(図示せず)が連結されている。
【0014】さらに、前記研磨機本体2に敷設された複
数のレール7には、可動台8が、前記研磨ロール1に対
して、近接、離間自在に設けられており、前記研磨機本
体1と可動台8との間には、前記可動台8を上記レール
7に沿って移動させる押圧力調整用シリンダ9が設けら
れている。この押圧力調整用シリンダ9には、その押圧
力を一定に調整する流体圧回路が接続されている。
【0015】そして、前記可動台8上には押圧ロール1
0が回転自在に支持されていると共に、この押圧ロール
の一端(図2において右側)には、伝動機構11を介し
て減速機付モータ12が連結されいる。
【0016】さらにまた、前記押圧ロール10の他端
(図2において左端)には、この押圧ロール10を回転
自在に支持する回転支持部13が着脱可能に設けられて
おり、この回転支持部13には、リンク機構14を介し
て、前記可動台8に設置した油圧シリンダ15が連結さ
れている。
【0017】前記可動台8の下部には、揺動アーム体2
0が上下方向に揺動自在に設けられており、前記可動台
8と揺動アーム体20との間には、揺動アーム体を揺動
させる油圧式の揺動シリンダ21が設けられている。ま
た、前記揺動アーム体20の上端にはテンションロール
22が回転自在に設けられており、このテンションロー
ル22の端部(図2において左側)には、テンションロ
ール22を回転自在に支持する回転支持部(図示せず)
が着脱可能に設けられており、この回転支持部には、リ
ンク機構(図示せず)を介して、前記揺動アーム体20
に設置したエアーシリンダ23が連結されている。な
お、揺動アーム体20は、水平移動機構(図示せず)に
より水平方向に移動可能となっている。
【0018】さらに、押圧ローラ10の上方には、押え
ロール24が接近、離間自在に取り付けられており、こ
の押えロール24は一対の支持アーム25の先端に回転
自在に取り付けられている。そして、支持アーム25
は、前記研磨機本体2に回転自在に設けた支持軸26に
取り付けられており、この支持軸26の端部は、リンク
27を介して、前記研磨機本体2に回転自在に設けられ
たエアーシリンダ28のピストンロッドの先端に連結さ
れている。
【0019】図6を参照して、可動台8に当接してその
移動範囲を制限することにより研磨ロール1の切込み量
を調整する切込み量調整機構について説明する。符号4
0は研磨機本体2に設けられたストッパであり、このス
トッパ40は前記押圧力調整シリンダ9の両側に設けら
れており、それぞれモータ41に送りねじ機構42を介
して連結されている。したがって、各モータ41を回転
させることにより、前記押圧力シリンダ9の作動方向と
平行な方向への前記ストッパ40の突出量をそれぞれ調
整できるようになっている。そして前述のようにしてス
トッパ40を所定の位置まで突出させておき、これに当
接させることにより前記押圧力調整用シリンダ9による
可動台8の移動が所定位置で規制させ、この結果、可動
台8に支持されているベルトの切込み量が一定に制限さ
れるようになっている。
【0020】また、前記可動台8の両側部には、位置セ
ンサ43がそれぞれ設けられている。この位置センサ4
3は、例えばマイクロメータであって、その探触子44
を前記研磨機本体2に接触させて変位させることによ
り、距離を測定することができる。すなわち、前記可動
台8が研磨機本体2近接すればするほど前記探触子44
が押し込まれるから、位置センサ43によって前記探触
子44の移動量を読み取ることにより、可動台8の両側
の移動量を知ることができる。そして、この移動量の測
定結果に基づいて前記一対のモータ41を個々に制御す
ることにより、両ストッパ40の突出量をそれぞれ調整
することができる。また前記両位置センサ43による測
定結果が一致するように前記モータ41を駆動すること
により、研磨ロール1の切込み量を左右均一にして、ベ
ルトを軸方向に均一な厚さに研磨することができる。さ
らに、前記位置センサ43の測定結果に対応した所定の
切込み量を得ることができる。したがって、両端におけ
る測定結果を利用して各モータ41によりストッパ40
の位置を個々に調整することにより、幅方向へ一定の厚
さのベルトを得ることができる。
【0021】前記揺動アーム体20には、ベルト厚測定
手段50が取り付けられている。
【0022】すなわち、図3〜図5に示すように、前記
揺動アーム体20の上端部付近には、テンションガイド
シャフト51が固定されており、このテンションガイド
シャフト51に支持部材52を介して前記テンションロ
ーラ22が回転自在に固定されている。揺動アーム体2
0の先端には、前記ベルト厚測定手段50が取り付けら
れている。
【0023】このベルト厚測定手段50は、以下のよう
に構成される。すなわち、前記揺動アーム体20の先端
にブラケット53が取り付けられ、ブラケット53上に
エアシリンダ(図示せず)により上下方向に移動するス
ライド板54が取り付けられている。前記スライド板5
4上には、テンションローラ22と平行に2列の溝(図
示せず)が形成されており、この溝に測定手段保持板5
6に形成されたガイドレール55を収納することによ
り、この測定手段保持板56が、前記スライド板54の
スライド方向と直交する方向(水平方向)に移動自在に
取り付けられている。
【0024】前記測定手段保持板56の下端にはそれぞ
れ測定子58を摺動自在に保持する軸受57が2個水平
方向に並べて取り付けられている。各測定子58は前記
軸受57との間に介装されたばね59により突出付勢さ
れているとともに、上端にセンサ61により位置が検出
される検出部材60が取り付けられている。また、測定
手段保持板56の上端には前記センサ61を保持する保
持板62が2個水平方向に並べて取り付けられている。
各保持板62はセンサ61と前記検出部材60との距離
を調整できるように、それぞれ取付位置を調整可能とな
っている。
【0025】また、前記揺動アーム体20の、前記ベル
ト厚測定手段50とは反対側の他端には、前記ベルト厚
測定手段50と同様なベルト厚測定手段が設けられてい
る。
【0026】次に、本実施の形態のベルト研磨装置を用
いてベルトの表面を研磨する場合について説明する。
【0027】まず、押圧力調整用シリンダ9により、研
磨機本体2に対してレール7に沿って可動台8を水平移
動させて、研磨ロール1に対して押圧ロール10を離し
た状態とする。
【0028】次に、前記油圧シリンダ15及びエアーシ
リンダ23を操作して、押圧ロール10及びテンション
ロール22の各回転支持部13(テンションロール22
の回転支持部は図示されていない。)を、該押圧ロール
10及びテンションロール22の端部から引き離し、該
押圧ロール10、テンションロール22を片持ち状態と
する。
【0029】この状態で、前記押圧ロール10及びテン
ションロール22間に研磨すべき無端状のベルトMを巻
き掛けた後、前記各シリンダ15、23によって、押圧
ロール10及びテンションロール22の端部から引き離
されていた回転支持部13を元に戻して前記押圧ロール
10及びテンションロール22の両端部を回転自在に支
持する。なお、ベルトMの長さが長い場合には、水平移
動機構により揺動アーム体20を図1に示すように水平
方向に移動させてベルトMに張力を付与する。
【0030】前記揺動シリンダ21を操作して、前記揺
動アーム体20を上下方向に揺動させて、前記テンショ
ンロール22を押圧ロール10に対して離間させ、押圧
ロール10及びテンションロール22間に巻き掛けられ
ているベルトMに所定の張力を付与する。
【0031】次に、減速機付モータ12を起動し伝達機
構11を介して押圧ロール10を回転させて、前記ベル
トMを前記押圧ロールとテンションロール22と間で回
転移動させる。さらに、研磨機本体2内の回転機(図示
せず)により、伝動機構5を介して研磨ロール1を回転
させるとともに、横動機構3のギヤードモータ4によ
り、リンク機構5を介して、前記研磨ロール1をその軸
線方向に往復移動させる。
【0032】この状態において、前記押圧力調整用シリ
ンダ9を操作して、前記可動台8を前記研磨ロール1に
対して近接移動させ、所定の圧力で、押圧ロールに巻き
掛けられたベルトMが前記研磨ロール1に押し付ける。
これにより、ベルトMの表面を前記研磨ロール1により
研磨する。この際、エアーシリンダ28を操作して、リ
ンク27、支持軸26、支持アーム25を揺動させて、
押えロール24を押圧ロール10も巻き掛けられている
ベルトMに押し付けて、前記ベルトMが前記押圧ロール
10からバウンドにより離れることを抑制する。
【0033】ここで、前記揺動アーム体20の先端に取
り付けられた2組のベルト厚測定手段50は、図5に示
すように、各ベルト厚測定手段50の2個の測定子58
のうち1個の測定子58がテンションロール22に巻き
掛けられたベルトMの表面に接触し、他方の測定子58
がベルトMの無い部分に接触するように、調整して配置
されている。これにより、各測定子58の変位量を検出
部材60の変位としてセンサ61により検出し、これら
の差分を取ることにより、ベルトMの端部の厚さを検出
することができる。
【0034】1個のみ測定子を設けこの測定子をベルト
Mに当接してゼロ点設定をすることによってもベルトM
の厚さを検出することができるが、ベルトMが回転駆動
されること等からテンションローラ22には振動が伝達
されるため、振動により測定子が振動して、1個の測定
子58からの測定結果からベルトMの厚さを測定すると
誤差が大きくなる傾向があるが、本実施の形態のものに
よれば、2個の測定子58を上記のように配置している
ので、たとえテンションロール22が振動しても、両測
定子58の同時にかつ同方向に移動し、振動を原因とす
る誤差の影響を極めて小さくすることができる。
【0035】さらに、2組のベルト厚測定手段50をベ
ルトMの両端に位置するように配置しているので、ベル
ト厚さの幅方向の偏りを検出することができ、この検出
結果に基づいて押圧力調整用シリンダ9やモータ41等
を調整することができ、これによりベルトMを幅方向に
厚さの偏り無く研磨することができる。
【0036】また、前記2組のベルト厚測定手段50か
らのベルト厚検出結果に基づいて、前記各モータ41を
別個独立に又は同期して駆動制御して、各モータ41に
連結された各ストッパ40を進退制御するようにしても
よい。これにより、ベルトMの厚さを精度よく、均一に
研磨することができる。
【0037】ベルトの厚さを測定する周知の手段として
レーザー光厚さ測定手段があるが、通常前記ベルトは、
ゴム製でであり、ゴム表面での反射が不安定となり、精
度の高い測定を行うことができないといった欠点がある
が、本実施の形態では、接触式のベルト厚測定手段50
を用いているので、検出を確実に行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のベルト研
磨装置によれば、表面を研磨すべき無端状のベルトが押
圧ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、こ
れらの押圧ロールとテンションロールとが前記ベルトを
研磨する研磨ロールに対して、近接、離間自在に設けら
れ、かつ前記テンションロールが前記押圧ロールに対し
て、近接、離間自在に設けられるベルト研磨装置におい
て、前記ベルトの厚さを測定するベルト厚測定手段が前
記テンションロールに対向して設けられており、前記ベ
ルト厚測定手段には少なくとも2個の測定子が設けら
れ、これらの測定子の少なくとも1つが前記テンション
ロールに巻き掛けられた前記ベルトの表面に接触し得る
ように配置され、前記測定子の少なくとも一つが前記テ
ンションロールの表面に接触し得るように配置されてい
るので、各測定子の変位量を検出し、これらの差分を取
ることにより、ベルトの端部の厚さを検出することがで
きる。また、たとえテンションロールが振動しても、両
測定子の同時にかつ同方向に移動し、振動を原因とする
誤差の影響を極めて小さくすることができ、ベルトの厚
さを測定することによりそのデータを研磨操作にフィー
ドバックすることができ、もってベルトの厚さを正確に
研磨することができる。
【0039】本発明の請求項2記載のベルト研磨装置に
よれば、前記ベルト厚測定手段が少なくとも2組設けら
れており、各ベルト厚測定手段が前記テンションベルト
に巻き掛けられた前記ベルトの両端部に対応して設けら
れているので、ベルトの厚さの幅方向の偏りを検出で
き、この検出結果を研磨操作にフィードバックすること
により、ベルトを幅方向の厚さの偏り無く研磨すること
ができる。
【0040】本発明の請求項3記載のベルト研磨装置に
よれば、前記少なくとも2組のベルト厚測定手段から得
られたベルト厚に基づいて前記押圧ロール及びテンショ
ンロールを前記研磨ロールに対して近接させる量を調整
制御するので、ベルトの厚さを幅方向に均一に研磨する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のベルト研磨装置を示す
正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の一部を拡大した拡大図である。
【図4】図3中のイ矢視断面図である。
【図5】図4中のロ矢視図である。
【図6】図1の要部の下面図である。
【符号の説明】
1 研磨ロール 9 押圧力調整用シリンダ 10 押圧ロール 20 揺動アーム体 22 テンションロール 40 ストッパ 41 モータ 42 送りねじ機構 50 ベルト厚測定手段 58 測定子 60 検出部材 61 センサ M 無端状のベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を研磨すべき無端状のベルトが押圧
    ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、これ
    らの押圧ロールとテンションロールとが前記ベルトを研
    磨する研磨ロールに対して、近接、離間自在に設けら
    れ、かつ前記テンションロールが前記押圧ロールに対し
    て、近接、離間自在に設けられるベルト研磨装置におい
    て、 前記ベルトの厚さを測定するベルト厚測定手段が前記テ
    ンションロールに対向して設けられており、 前記ベルト厚測定手段には少なくとも2個の測定子が設
    けられ、これらの測定子の少なくとも1つが前記テンシ
    ョンロールに巻き掛けられた前記ベルトの表面に接触し
    得るように配置され、前記測定子の少なくとも一つが前
    記テンションロールの表面に接触し得るように配置され
    ていることを特徴とするベルト研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト厚測定手段が少なくとも2組
    設けられており、各ベルト厚測定手段が前記テンション
    ベルトに巻き掛けられた前記ベルトの両端部に対応して
    設けられていることを特徴とする請求項1記載のベルト
    研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2組のベルト厚測定手段
    から得られたベルト厚に基づいて前記押圧ロール及びテ
    ンションロールを前記研磨ロールに対して近接させる量
    を調整制御することを特徴とする請求項2記載のベルト
    研磨装置。
JP14950796A 1996-06-11 1996-06-11 ベルト研磨装置 Pending JPH10542A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286405A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Nitto Denko Corp エンドレスベルトの膜厚測定方法及び膜厚測定装置
JP2010242938A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Mitsubishi Materials Techno Corp 動力伝達装置及びベルト研磨機
JP2010242939A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Mitsubishi Materials Techno Corp 動力伝達装置及びベルト研磨機

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