JPH1164132A - ワイヤの張力測定装置 - Google Patents

ワイヤの張力測定装置

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JPH1164132A
JPH1164132A JP21744197A JP21744197A JPH1164132A JP H1164132 A JPH1164132 A JP H1164132A JP 21744197 A JP21744197 A JP 21744197A JP 21744197 A JP21744197 A JP 21744197A JP H1164132 A JPH1164132 A JP H1164132A
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JP
Japan
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wire
tension
measuring
moving head
tensile force
Prior art date
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Pending
Application number
JP21744197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Konno
清人 今野
Hiroshi Saegi
洋 三枝木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1164132A publication Critical patent/JPH1164132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い張力が付加されたワイヤについても簡便
に張力の測定を行うことのできる、新規な構造の張力測
定装置を提供する。 【解決手段】 張力が付加されたワイヤの軸方向に離間
した2点でワイヤを支持する1対の昇降ロールと、これ
ら昇降ロール間に配置した測定機との組み合わせに成
り、測定機は、1対の昇降ロール間の中心点においてワ
イヤの軸線と直交する向きに進退可能の移動ヘッド、該
移動ヘッドをワイヤに押付けた際に移動ヘッドに生じる
反力を測定する手段および移動ヘッドの変位量を測定す
る手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤに付加さ
れた張力を測定する装置、とりわけコンベアゴムベルト
の補強材としてゴム中に埋設される、スチールコードや
スチールフィラメントなどのワイヤに、該ベルトの製造
中に付加される張力を測定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンベアゴムベルト(以下、単にベルト
と示す)は、図1に示すように、平行配列した複数本の
ワイヤ1を上下から2枚のゴムシート2aおよび2bで挟
み、その後プリプレス3および圧着ロール4での圧着を
経て、加硫プレス5にて加硫成形することによって製造
される。この製造工程において、例えばテンショナ−6
によってワイヤ1に常時一定の張力を付加しておくこと
が、製品ベルトの使用時に蛇行を発生させないために、
必要不可欠である。従って、複数本のワイヤ1をゴムシ
ート2aおよび2bで挟む前の段階において、各ワイヤの張
力を測定装置7にて測定し、その測定値が設定範囲外の
ワイヤについては付加張力を設定範囲内に調整すること
によって、全てのワイヤに一定の張力を付加した状態で
ベルトの製造を行うことが一般的である。
【0003】ここで、従来は、ワイヤを3本のロールに
巻き付けて中央のロールに加わる力をロードセルで測定
したり、または該ロールをばねで支持して変位量を測定
し、その測定値を張力に換算することによって、ワイヤ
に付加された張力を測定していた。ところが、張力が付
加された状態のワイヤをロールに巻き付けたりロールか
ら外すのは困難であり、また平行配列した多数本のワイ
ヤの相互間隔が狭い場合は、数本のワイヤが測定ロール
と接触してしまうため、一度に数本のワイヤの張力を測
定することを余儀なくされる、等の不利があった。
【0004】そこで、発明者らは、上記の不利を解消し
たワイヤの張力測定装置について、特開平9−89696 号
公報(特願平7−242066号)で提案した。すなわち、ワ
イヤに振動を与えてその振動数を測定し、この測定値に
基づいて張力を算出する装置であり、ワイヤに振動を与
えること以外は非接触であるため、複数本のワイヤにつ
いて個別の張力測定を簡便に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
ベルトや高強度を必要とするベルトなどでは、比較的太
いワイヤが使用され、そのワイヤに高い張力を付加して
ゴムのコーティングを行うところ、この高張力下にある
太径のワイヤに、測定可能な振動を与えることが難しい
ため、この種のワイヤの張力測定には不向きであった。
【0006】そこで、この発明の目的は、強い張力が付
加されたワイヤについても簡便に張力の測定を行うこと
のできる、新規な構造の装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、張力が付加
されたワイヤの軸方向に離間した2点間でワイヤを支持
する1対の昇降ロールと、これら昇降ロール間に配置し
た測定機との組み合わせに成り、測定機は、昇降ロール
間の中心点においてワイヤの軸線と直交する向きに進退
可能の移動ヘッド、該移動ヘッドをワイヤに押付けた際
にヘッドに生じる反力を測定する手段および移動ヘッド
の移動量を測定する手段を有することを特徴とするワイ
ヤの張力測定装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】さて、この発明に従うワイヤの張
力測定装置について、図2を参照して詳しく述べる。す
なわち、張力測定装置は、ワイヤ1の軸方向に離間した
2点でワイヤを支持する1対の昇降ロール8aおよび8b
と、これら昇降ロール8aおよび8b間に配置した測定機9
との組み合わせに成る。測定機9は、図3に示すよう
に、図1に示した製造ラインにおけるパスラインP上に
平行配列した複数本のワイヤ1の各軸と直交する向きに
移動自在に設置する。具体的には、パスラインPの上方
域にパスラインPと直交する向きに敷設したレールR1
〜R4 上に、測定機9を滑動自在に載置し、例えばサー
ボモーターを利用して移動させる。このとき、平行配列
する複数本のワイヤ1群の張力測定を行う場合、測定機
9は、後述するワイヤの位置検出に従ってワイヤ1群と
直交する向きの移動量を制御することによって、各ワイ
ヤ上に停止させる。
【0009】なお、昇降ロール8a,8bは、図3の例にお
いて並列した複数本のワイヤ1の全てを支持する軸長を
有するが、昇降ロール8a,8bを軸長の極めて短いものと
して、測定機9と同調させてパスラインPと直交する向
きに移動する構成としてもよい。
【0010】さらに、昇降ロール8aおよび8bは、そのロ
ール上端がワイヤ1のパスラインPに一致する位置を最
上点として上下動可能に設置する。つまり、昇降ロール
8aおよび8bは、ワイヤ1の張力測定時は、パスラインP
まで上昇させて、これら2点でワイヤ1を支持する役目
を担う。
【0011】一方、測定機9は、昇降ロール8aおよび8b
間の距離2Lの中心点Oにおいて、ワイヤ1の軸線と直
交する向きに進退可能の移動ヘッド10、該移動ヘッド10
をワイヤ1に押付けた際にヘッド10に生じる反力を測定
する手段、例えばロードセル11、そして移動ヘッド10の
移動量を測定する手段、例えばロータリーエンコーダー
12、を有する。
【0012】まず、移動ヘッド10は、測定機9の筐体に
回転自在に固定されたねじ軸10aの先端に取付け、該ね
じ軸10aに例えばサーボモーター10b にて正逆の回転を
与えてねじ軸10aを上下に往復動させることによって、
移動ヘッド10の進退が可能となる。従って、ねじ軸10a
を下降させると、その先端の移動ヘッド10がワイヤ1の
軸線と直交する下向きに移動してワイヤ1のヘッド当接
点を押し下げることができる。そして、ねじ軸10aの下
降量をサーボモーター10b で調整して、移動ヘッド10が
ワイヤ1の当接点を押し下げる量、つまり図2における
ワイヤの変位量dを制御可能とした。なお、この変位量
dは、ロータリーエンコーダー12にて測定する。
【0013】また、移動ヘッド10でワイヤ1の当接点を
押し下げると、この押し下げに伴う反力が移動ヘッド10
に発生するが、この反力はロードセル11で測定する。
【0014】次に、上記した張力測定装置を用いた、ワ
イヤの張力測定について具体的に説明する。始めに、平
行配列したワイヤ1群の各ワイヤに対して測定を行うた
めに、各ワイヤの位置を検出して、該ワイヤ上に測定機
9を配置する。ここで、ワイヤの位置検出は、例えば光
センサーや画像処理などの既知の技術を利用することが
でき、その検出に応じて測定機9の移動を司るサーボモ
ーターの駆動量を調整する。
【0015】その後、昇降ロール8a,8bをパスラインP
まで上昇し、2点間でワイヤを支持してから、移動ヘッ
ド10を下降してワイヤを中心点Oで押し付けて、ワイヤ
に所定の変位量dを与える。この変位量dは、ロータリ
ーエンコーダ12に依って測定する。このとき、変位量d
を与えた際に移動ヘッド10に生じた反力Wを、ロードセ
ル11にて測定しておく。
【0016】以上の測定が終了したならば、得られた測
定結果Wと、予め設定した変位量dおよび距離Lとを、
図示しない演算器に入力し、ここで、次式に示す計算を
行うことによって張力T(kgf )を算出する。
【数1】
【0017】なお、上記の測定では、ワイヤに所定の変
位量dを与えたときの反力Wを測定して張力を求めた
が、ワイヤの中心点Oに予め設定した荷重Wが加わるよ
うに、移動ヘッド10をロードセル11での測定値を指針と
して下降し、荷重Wが所定値になったときに移動ヘッド
10を停止し、そのときの変位量dをロータリーエンコー
ダー12で測定し、得られた測定結果dと、予め設定した
荷重Wおよび距離Lとを用いて、上式による計算を行う
ことによっても、張力を算出することができる。
【0018】いずれの算出方法も、この発明の測定装置
を用いることによって適用可能であり、前者の反力Wを
変数として測定する手法は、サーボモーター等で位置決
め制御を行うことにより、ワイヤの振動等の外乱を吸収
できるため、測定を高速で行える点で有利であり、一方
後者の変位量dを変数として測定する手法は、荷重を一
定にする方式であるから、重り等を使用する事も可能で
あるため、測定を低コストで行える点で有利である。
【0019】
【発明の効果】この発明の装置は、ワイヤに移動ヘッド
を直接に押し付ける操作の他は、全ての測定をワイヤと
非接触で行うため、複数本が並列したワイヤの1本毎の
測定が容易であり、とくに強い張力が付加されたワイヤ
について、その張力を簡便に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトの製造工程を示す模式図である。
【図2】この発明に従う張力測定装置を示す模式図であ
る。
【図3】測定機の移動を示す図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ 2a,2b ゴムシート 3 プリプレス 4 圧着ロール 5 加硫プレス 6 テンショナ− 7 測定装置 8a,8b 昇降ロール 9 測定機 10 移動ヘッド 11 ロードセル 12 ロータリーエンコーダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張力が付加されたワイヤの軸方向に離間
    した2点でワイヤを支持する1対の昇降ロールと、これ
    ら昇降ロール間に配置した測定機との組み合わせに成
    り、 測定機は、1対の昇降ロール間の中心点においてワイヤ
    の軸線と直交する向きに進退可能の移動ヘッド、該移動
    ヘッドをワイヤに押付けた際に移動ヘッドに生じる反力
    を測定する手段および移動ヘッドの変位量を測定する手
    段を有することを特徴とするワイヤの張力測定装置。
JP21744197A 1997-08-12 1997-08-12 ワイヤの張力測定装置 Pending JPH1164132A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103048076A (zh) * 2012-12-14 2013-04-17 长沙中联消防机械有限公司 绳索预紧力检测装置及消防云梯
CN103487192A (zh) * 2013-09-24 2014-01-01 电子科技大学 电力塔杆拉线在线测力装置
CN110468476A (zh) * 2019-08-21 2019-11-19 安徽华茂纺织股份有限公司 纺织用细纱吊锭张力快速检测方法

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