JP2002013751A - 室内冷暖房システム及び空気循環パネル - Google Patents
室内冷暖房システム及び空気循環パネルInfo
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24D—DOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
- F24D5/00—Hot-air central heating systems; Exhaust gas central heating systems
- F24D5/06—Hot-air central heating systems; Exhaust gas central heating systems operating without discharge of hot air into the space or area to be heated
- F24D5/10—Hot-air central heating systems; Exhaust gas central heating systems operating without discharge of hot air into the space or area to be heated with hot air led through heat-exchange ducts in the walls, floor or ceiling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気が保有する熱をできるだけ短時間で床面
や壁面等に伝達させて、室内を一定温度に保つことがで
きる空気循環パネルを提供する。 【解決手段】 室内の暖房を行うために床、壁又は、天
井の内部に断熱パネルと熱伝導板３ｆとで空気衝突空間
を形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内挿
される往路管２ａと復路管２ｂと、該往路管２ａの他端
と接続する送出ポンプＰ１と、該復路管２ｂの他端と接
続する吸引ポンプＰ２と、該送出ポンプＰ１及び吸引ポ
ンプＰ２と連結するボイラー１とを有し、上記往路管２
ａに穿設された空気噴出孔から空気が噴出され、上記復
路管２ｂに穿設された空気吸引孔から空気が吸引される
ことにより空気衝突空間内の空気と熱伝導板３ｆとの間
で熱交換が行われることを特徴とする室内暖房システ
ム。
や壁面等に伝達させて、室内を一定温度に保つことがで
きる空気循環パネルを提供する。 【解決手段】 室内の暖房を行うために床、壁又は、天
井の内部に断熱パネルと熱伝導板３ｆとで空気衝突空間
を形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内挿
される往路管２ａと復路管２ｂと、該往路管２ａの他端
と接続する送出ポンプＰ１と、該復路管２ｂの他端と接
続する吸引ポンプＰ２と、該送出ポンプＰ１及び吸引ポ
ンプＰ２と連結するボイラー１とを有し、上記往路管２
ａに穿設された空気噴出孔から空気が噴出され、上記復
路管２ｂに穿設された空気吸引孔から空気が吸引される
ことにより空気衝突空間内の空気と熱伝導板３ｆとの間
で熱交換が行われることを特徴とする室内暖房システ
ム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、床、天井又は側壁
を形成するパネル内に設けられた中空部内を循環する冷
風又は温風を通じて間接的に室内の冷暖房を行う室内冷
暖房システム及びこれに使用する空気循環パネルに関す
るものである。
を形成するパネル内に設けられた中空部内を循環する冷
風又は温風を通じて間接的に室内の冷暖房を行う室内冷
暖房システム及びこれに使用する空気循環パネルに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の室内暖房システムの一つとして例
えば床暖房においては、フローリングの下に中空管を蛇
行させて配設し、この中空管内に温水を循環させる構成
として床面を温め、室内を暖房するもの、温水に替えて
中空管内にヒーターケーブルを内挿したものにより床面
を温め、室内を暖房するもの等が知られている。これら
のシステムは消費エネルギーの節約という観点からは効
果のあるものではあるが、施工、メンテナンス等のコス
トが高いものとなっていた。そこで、本出願人は、特願
平１１−３４８８７７号に記載するように、室内冷暖房
システムに使用する空気循環パネルを提案している。こ
の空気循環パネルを使用した冷暖房システムは送出ポン
プを使用し、床面や壁面に使用されるパネル内部に温風
又は冷風を送り込んで循環させるシステムであり、従来
の冷暖房システムと比較すると、施工及びメンテナンス
コストを削減できるものであった。
えば床暖房においては、フローリングの下に中空管を蛇
行させて配設し、この中空管内に温水を循環させる構成
として床面を温め、室内を暖房するもの、温水に替えて
中空管内にヒーターケーブルを内挿したものにより床面
を温め、室内を暖房するもの等が知られている。これら
のシステムは消費エネルギーの節約という観点からは効
果のあるものではあるが、施工、メンテナンス等のコス
トが高いものとなっていた。そこで、本出願人は、特願
平１１−３４８８７７号に記載するように、室内冷暖房
システムに使用する空気循環パネルを提案している。こ
の空気循環パネルを使用した冷暖房システムは送出ポン
プを使用し、床面や壁面に使用されるパネル内部に温風
又は冷風を送り込んで循環させるシステムであり、従来
の冷暖房システムと比較すると、施工及びメンテナンス
コストを削減できるものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気は
熱伝導率が低いことから床面や壁面等を温めるのに時間
がかかり、室内を一定温度に保ちつつ、消費エネルギー
を節約するという観点から検討した場合には、さらに改
良の余地を残すものであった。
熱伝導率が低いことから床面や壁面等を温めるのに時間
がかかり、室内を一定温度に保ちつつ、消費エネルギー
を節約するという観点から検討した場合には、さらに改
良の余地を残すものであった。
【０００４】本発明は、上記点に鑑み、床、壁又は、天
井の内部に配設された中空管内を循環する冷風又は温風
を通じて間接的に室内の冷暖房を行う室内冷暖房システ
ムに使用する空気循環パネルにおいて、空気が保有する
熱をできるだけ短時間で床面や壁面等に伝達させて、室
内を一定温度に保つとともに消費エネルギーを節約する
ことができる空気循環パネルを提供することを目的とす
る。
井の内部に配設された中空管内を循環する冷風又は温風
を通じて間接的に室内の冷暖房を行う室内冷暖房システ
ムに使用する空気循環パネルにおいて、空気が保有する
熱をできるだけ短時間で床面や壁面等に伝達させて、室
内を一定温度に保つとともに消費エネルギーを節約する
ことができる空気循環パネルを提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内の暖房を
行うために床、壁又は、天井の内部に断熱パネルと熱伝
導板とで空気衝突空間を形成し、該空気衝突空間内に一
端が閉塞されつつ内挿される往路管と復路管と、該往路
管の他端と接続する送出ポンプと、該復路管の他端と接
続する吸引ポンプと、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連
結するボイラーとを有し、上記往路管に穿設された空気
噴出孔から空気が噴出され、上記復路管に穿設された空
気吸引孔から空気が吸引されることにより空気衝突空間
内の空気と熱伝導板との間で熱交換が行われることを特
徴とする室内暖房システムを要旨とする。
行うために床、壁又は、天井の内部に断熱パネルと熱伝
導板とで空気衝突空間を形成し、該空気衝突空間内に一
端が閉塞されつつ内挿される往路管と復路管と、該往路
管の他端と接続する送出ポンプと、該復路管の他端と接
続する吸引ポンプと、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連
結するボイラーとを有し、上記往路管に穿設された空気
噴出孔から空気が噴出され、上記復路管に穿設された空
気吸引孔から空気が吸引されることにより空気衝突空間
内の空気と熱伝導板との間で熱交換が行われることを特
徴とする室内暖房システムを要旨とする。
【０００６】又、室内の冷暖房を行うために床、壁又
は、天井の内部に断熱パネルと熱伝導板とで空気衝突空
間を形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内
挿される往路管と復路管と、該往路管の他端と接続する
送出ポンプと、該復路管の他端と接続する吸引ポンプ
と、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連結する空気室と、
該空気室と連結して冷風又は温風を送り込む室内機と、
該室内機との間に冷媒を循環させて熱交換を行う室外機
とを有し、上記往路管に穿設された空気噴出孔から空気
が噴出され、上記復路管に穿設された空気吸引孔から空
気が吸引されることにより空気衝突空間内の空気と熱伝
導板との間で熱交換が行われることを特徴とする室内冷
暖房システムを要旨とする。
は、天井の内部に断熱パネルと熱伝導板とで空気衝突空
間を形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内
挿される往路管と復路管と、該往路管の他端と接続する
送出ポンプと、該復路管の他端と接続する吸引ポンプ
と、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連結する空気室と、
該空気室と連結して冷風又は温風を送り込む室内機と、
該室内機との間に冷媒を循環させて熱交換を行う室外機
とを有し、上記往路管に穿設された空気噴出孔から空気
が噴出され、上記復路管に穿設された空気吸引孔から空
気が吸引されることにより空気衝突空間内の空気と熱伝
導板との間で熱交換が行われることを特徴とする室内冷
暖房システムを要旨とする。
【０００７】さらに、室内冷暖房システムに使用する空
気循環パネルであって、該空気循環パネルは、断熱パネ
ルと熱伝導板とで形成される空気衝突空間を有してお
り、該空気衝突空間には、温められた空気又は冷やされ
た空気を送出する送出ポンプに一端が接続され他端が閉
塞されている往路管と、温められた空気又は冷やされた
空気を吸引する吸引ポンプに一端が接続され他端が閉塞
されている復路管とが内挿されていて、上記往路管に穿
設された空気噴出孔から空気が噴出し、上記復路管に穿
設された空気吸引孔から空気を吸引することを特徴とす
る室内冷暖房システムに使用する空気循環パネルを要旨
とする。
気循環パネルであって、該空気循環パネルは、断熱パネ
ルと熱伝導板とで形成される空気衝突空間を有してお
り、該空気衝突空間には、温められた空気又は冷やされ
た空気を送出する送出ポンプに一端が接続され他端が閉
塞されている往路管と、温められた空気又は冷やされた
空気を吸引する吸引ポンプに一端が接続され他端が閉塞
されている復路管とが内挿されていて、上記往路管に穿
設された空気噴出孔から空気が噴出し、上記復路管に穿
設された空気吸引孔から空気を吸引することを特徴とす
る室内冷暖房システムに使用する空気循環パネルを要旨
とする。
【０００８】又、前記往路管と、前記復路管とは前記空
気循環パネル内で平行に配設されているものであって、
前記空気噴出孔と前記空気吸引孔とは前記往路管と復路
管の横方向で各々が一致しない位置に穿設されているも
のである室内冷暖房システムに使用する空気循環パネル
を要旨とする。
気循環パネル内で平行に配設されているものであって、
前記空気噴出孔と前記空気吸引孔とは前記往路管と復路
管の横方向で各々が一致しない位置に穿設されているも
のである室内冷暖房システムに使用する空気循環パネル
を要旨とする。
【０００９】さらに、前記往路管は前記空気循環パネル
内の一側端に配設され、前記復路管は他側端に配設され
ているものである室内冷暖房システムに使用する空気循
環パネルを要旨とする。
内の一側端に配設され、前記復路管は他側端に配設され
ているものである室内冷暖房システムに使用する空気循
環パネルを要旨とする。
【００１０】又、前記往路管及び復路管は前記空気循環
パネル内の一側端に配設されているものである室内冷暖
房システムに使用する空気循環パネルを要旨とする。
パネル内の一側端に配設されているものである室内冷暖
房システムに使用する空気循環パネルを要旨とする。
【００１１】さらに、前記空気循環パネル内の空気衝突
空間には空気が衝突して迂回する迂回壁が設置されてい
るものである室内冷暖房システムに使用する空気循環パ
ネルを要旨とする。
空間には空気が衝突して迂回する迂回壁が設置されてい
るものである室内冷暖房システムに使用する空気循環パ
ネルを要旨とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明に係る空気循環パネ
ルを使用したシステム全体を示す図である。この図に示
すように、ボイラー１で所定の温度に温められた空気は
送出ポンプＰ１から空気循環パイプである往路管２ｆを
経由して空気循環パネル３内の空気噴出パイプ２ａへと
送られるのである。そして、空気循環パネル３内では、
上部に設置された熱伝導板３ｆへ空気の有する熱の一部
が伝達された後、この空気は吸引ポンプＰ２の吸引力に
よって空気吸引パイプ２ｂから空気循環パイプである復
路管２ｇ内に吸引されてボイラー１へと戻され、ボイラ
ー１内で所定の温度に温められて再び空気循環パネル３
内に供給されるのである。従って、このサイクルを持続
させることによって、空気循環パネル３の熱伝導板３ｆ
の上部に設置される床板を間接的に所定の温度となるよ
うに温めて室内の暖房を行うことができるのである。
に基づいて説明する。図１は本発明に係る空気循環パネ
ルを使用したシステム全体を示す図である。この図に示
すように、ボイラー１で所定の温度に温められた空気は
送出ポンプＰ１から空気循環パイプである往路管２ｆを
経由して空気循環パネル３内の空気噴出パイプ２ａへと
送られるのである。そして、空気循環パネル３内では、
上部に設置された熱伝導板３ｆへ空気の有する熱の一部
が伝達された後、この空気は吸引ポンプＰ２の吸引力に
よって空気吸引パイプ２ｂから空気循環パイプである復
路管２ｇ内に吸引されてボイラー１へと戻され、ボイラ
ー１内で所定の温度に温められて再び空気循環パネル３
内に供給されるのである。従って、このサイクルを持続
させることによって、空気循環パネル３の熱伝導板３ｆ
の上部に設置される床板を間接的に所定の温度となるよ
うに温めて室内の暖房を行うことができるのである。
【００１３】図２は空気循環パネルの一区画を拡大した
図である。この図に示すように、空気循環パイプである
往路管２ｆの側部から空気循環パネル３内へと往路管２
ｆの一部である空気噴出パイプ２ａが分岐しており、こ
の空気噴出パイプ２ａの上部には所定の間隔をあけて空
気噴出孔２ｃ，２ｃ・・が穿設されている。又、空気噴
出パイプ２ａの一端２ｄは閉塞されている。そして、空
気噴出パイプ２ａに対して平行に復路管２ｇの一部であ
る空気吸引パイプ２ｂが配設されており、この空気吸引
パイプ２ｂの一端２ｄは閉塞され、他端は空気循環パイ
プである復路管２ｇの側部に連結しているのである。こ
の空気吸引パイプ２ｂの上部には所定の間隔をあけて空
気吸引孔２ｅ，２ｅ・・が、上述の空気噴出パイプ２ａ
の空気噴出孔２ｃとは横方向で一致しない位置に穿設さ
れている。尚、空気循環パネル３の側面は隔壁３ａ，３
ａ，３ｂ，３ｃにより他の区画との間が仕切られてお
り、空気噴出パイプ２ａから噴出する空気が他の区画に
は漏れることがないようになっている。
図である。この図に示すように、空気循環パイプである
往路管２ｆの側部から空気循環パネル３内へと往路管２
ｆの一部である空気噴出パイプ２ａが分岐しており、こ
の空気噴出パイプ２ａの上部には所定の間隔をあけて空
気噴出孔２ｃ，２ｃ・・が穿設されている。又、空気噴
出パイプ２ａの一端２ｄは閉塞されている。そして、空
気噴出パイプ２ａに対して平行に復路管２ｇの一部であ
る空気吸引パイプ２ｂが配設されており、この空気吸引
パイプ２ｂの一端２ｄは閉塞され、他端は空気循環パイ
プである復路管２ｇの側部に連結しているのである。こ
の空気吸引パイプ２ｂの上部には所定の間隔をあけて空
気吸引孔２ｅ，２ｅ・・が、上述の空気噴出パイプ２ａ
の空気噴出孔２ｃとは横方向で一致しない位置に穿設さ
れている。尚、空気循環パネル３の側面は隔壁３ａ，３
ａ，３ｂ，３ｃにより他の区画との間が仕切られてお
り、空気噴出パイプ２ａから噴出する空気が他の区画に
は漏れることがないようになっている。
【００１４】図３は図１のＡ−Ａ断面図である。この図
に示すように、空気噴出パイプ２ａと空気吸引パイプ２
ｂとは断熱パネル３ｅの凹部３ｄに収容されている。
又、各区画の側面は隔壁３ａによって仕切られていて、
隔壁３ａの上部には熱伝導板３ｆが設置されている。そ
して、この熱伝導板３ｆの上面に床板４が設置されるの
である。
に示すように、空気噴出パイプ２ａと空気吸引パイプ２
ｂとは断熱パネル３ｅの凹部３ｄに収容されている。
又、各区画の側面は隔壁３ａによって仕切られていて、
隔壁３ａの上部には熱伝導板３ｆが設置されている。そ
して、この熱伝導板３ｆの上面に床板４が設置されるの
である。
【００１５】次に、図１乃至図３を用いて空気循環パネ
ル内の空気の流れを説明する。先ず、ボイラー１で温め
られた空気は送出ポンプＰ１の排出力により空気循環パ
イプである往路管２ｆを矢印の方向に進行し、その一部
は分岐する空気噴出パイプ２ａへと流れるのである。そ
して、空気噴出パイプ２ａの一端２ｄに到達すると空気
の抜け道は空気噴出孔２ｃ以外にはなくなるのである。
一方、送出ポンプＰ１は所定の圧力に到達するまで空気
の送出を続けるため、空気噴出パイプ２ａ内の空気の圧
力は高まるのである。そして、空気噴出孔２ｃからは勢
いよく空気が噴出し、断熱パネル３ｅと、隔壁３ａ，３
ａ，３ｂ，３ｃと、熱伝導板３ｆとで形成される空気衝
突空間５内を図３の矢印で示すように隔壁３ａや熱伝導
板３ｆ等に衝突しつつ空間内を移動するのである。ここ
で、断熱パネル３ｅの上面と熱伝導板３ｆとの間の距離
Ａは数ミリから数センチの幅に設定されており、この幅
Ａは、空気噴出孔２ｃから噴出す空気が所定の割合で熱
伝導板３ｆに衝突するように設定されているのである。
このように、ボイラー１で温められた空気を熱伝導板３
ｆに複数回衝突させることにより、空気の有する熱の熱
伝導板３ｆに伝わる熱量は飛躍的に高まるのである。一
般に静止している空気と比較して、運動している空気の
熱伝達量は数倍から数十倍になることが知られており、
本発明は、この点に着目して空気循環パネル３の構成を
工夫しているのである。さらに、この空気衝突空間５内
での空気の衝突を促進させるために、空気吸引パイプ２
ｂの空気吸引孔２ｅから吸引ポンプＰ２の吸引力によっ
て、空気衝突空間５内の空気を吸引し、さらに空気吸引
パイプ２ｂから空気循環パイプである復路管２ｇへ流
れ、図１で示したようにボイラー１へと戻されて温めら
れ、送出ポンプＰ１により再び空気循環パイプである往
路管２ｆへと送られて、この循環サイクルが繰り返され
るのである。
ル内の空気の流れを説明する。先ず、ボイラー１で温め
られた空気は送出ポンプＰ１の排出力により空気循環パ
イプである往路管２ｆを矢印の方向に進行し、その一部
は分岐する空気噴出パイプ２ａへと流れるのである。そ
して、空気噴出パイプ２ａの一端２ｄに到達すると空気
の抜け道は空気噴出孔２ｃ以外にはなくなるのである。
一方、送出ポンプＰ１は所定の圧力に到達するまで空気
の送出を続けるため、空気噴出パイプ２ａ内の空気の圧
力は高まるのである。そして、空気噴出孔２ｃからは勢
いよく空気が噴出し、断熱パネル３ｅと、隔壁３ａ，３
ａ，３ｂ，３ｃと、熱伝導板３ｆとで形成される空気衝
突空間５内を図３の矢印で示すように隔壁３ａや熱伝導
板３ｆ等に衝突しつつ空間内を移動するのである。ここ
で、断熱パネル３ｅの上面と熱伝導板３ｆとの間の距離
Ａは数ミリから数センチの幅に設定されており、この幅
Ａは、空気噴出孔２ｃから噴出す空気が所定の割合で熱
伝導板３ｆに衝突するように設定されているのである。
このように、ボイラー１で温められた空気を熱伝導板３
ｆに複数回衝突させることにより、空気の有する熱の熱
伝導板３ｆに伝わる熱量は飛躍的に高まるのである。一
般に静止している空気と比較して、運動している空気の
熱伝達量は数倍から数十倍になることが知られており、
本発明は、この点に着目して空気循環パネル３の構成を
工夫しているのである。さらに、この空気衝突空間５内
での空気の衝突を促進させるために、空気吸引パイプ２
ｂの空気吸引孔２ｅから吸引ポンプＰ２の吸引力によっ
て、空気衝突空間５内の空気を吸引し、さらに空気吸引
パイプ２ｂから空気循環パイプである復路管２ｇへ流
れ、図１で示したようにボイラー１へと戻されて温めら
れ、送出ポンプＰ１により再び空気循環パイプである往
路管２ｆへと送られて、この循環サイクルが繰り返され
るのである。
【００１６】図４は本発明に係る空気循環パネルの第２
の実施形態を示す図である。図４（ａ）に示すように、
空気循環パネルにおいて1区画内で往路管の一部である
空気噴出パイプ６ａを一側端に、復路管の一部である空
気吸引パイプ７ａを他側端に各々配設し、この双方のパ
イプ６ａ，７ａが向い合う側の側面に空気噴出パイプ６
ａには噴出孔６ｂが空気吸引パイプ７ａには吸引孔７ｂ
が各々設けられている。そして、熱伝導板３ｆと断熱パ
ネル３ｅとの間に形成される空気衝突空間５には迂回壁
８ａ，８ｂが所定の間隔をあけて熱伝導板３ｆ及び断熱
パネル３ｅに設置されている。図４（ｂ）は空気循環パ
ネルの第２の実施形態の一区画を示す図である。この図
に示すように断熱パネル３ｅは空気噴出パイプ６ａ及び
空気吸引パイプ７ａを配設できる凹部と、熱伝導板３ｆ
との間で空気衝突空間５を形成する平面とを有するもの
である。そして、熱伝導板３ｆは、空気噴出パイプ６ａ
の上面、空気吸引パイプ７ａの上面及び断熱パネル３ｅ
の両端上面に当接して設置されるのである。
の実施形態を示す図である。図４（ａ）に示すように、
空気循環パネルにおいて1区画内で往路管の一部である
空気噴出パイプ６ａを一側端に、復路管の一部である空
気吸引パイプ７ａを他側端に各々配設し、この双方のパ
イプ６ａ，７ａが向い合う側の側面に空気噴出パイプ６
ａには噴出孔６ｂが空気吸引パイプ７ａには吸引孔７ｂ
が各々設けられている。そして、熱伝導板３ｆと断熱パ
ネル３ｅとの間に形成される空気衝突空間５には迂回壁
８ａ，８ｂが所定の間隔をあけて熱伝導板３ｆ及び断熱
パネル３ｅに設置されている。図４（ｂ）は空気循環パ
ネルの第２の実施形態の一区画を示す図である。この図
に示すように断熱パネル３ｅは空気噴出パイプ６ａ及び
空気吸引パイプ７ａを配設できる凹部と、熱伝導板３ｆ
との間で空気衝突空間５を形成する平面とを有するもの
である。そして、熱伝導板３ｆは、空気噴出パイプ６ａ
の上面、空気吸引パイプ７ａの上面及び断熱パネル３ｅ
の両端上面に当接して設置されるのである。
【００１７】図５は本発明に係る空気循環パネルの第３
の実施形態を示す図である。図５（ａ）に示すように、
空気循環ユニット１６は、往路管の一部である空気吸引
パイプ９を一側端に配設し、この空気吸引パイプ９の側
面の下半分に復路管の一部である空気噴出パイプ１０を
当接している。そして、空気噴出パイプ１０の中央側面
には噴出孔１０ａが設けられており、空気吸引パイプ９
の端部近傍の側面には吸引孔９ａ，９ａが設けられてい
る。この空気循環ユニット１６は６面がアルミニウム板
等で覆われてなるものであり、熱伝導板の機能を有して
いるものである。そして、この空気循環ユニット１６を
工場等において予め製作しておけば、図５（ｂ）に示す
ように施工時には根太１１の間に空気循環ユニット１６
が収納できる凹部を有する断熱パネル３ｅを設置し、こ
の断熱パネル３ｅ内に空気循環ユニット１６を収納した
後、上面に床板４を設置すれば容易に施工を完了させる
ことができるのである。
の実施形態を示す図である。図５（ａ）に示すように、
空気循環ユニット１６は、往路管の一部である空気吸引
パイプ９を一側端に配設し、この空気吸引パイプ９の側
面の下半分に復路管の一部である空気噴出パイプ１０を
当接している。そして、空気噴出パイプ１０の中央側面
には噴出孔１０ａが設けられており、空気吸引パイプ９
の端部近傍の側面には吸引孔９ａ，９ａが設けられてい
る。この空気循環ユニット１６は６面がアルミニウム板
等で覆われてなるものであり、熱伝導板の機能を有して
いるものである。そして、この空気循環ユニット１６を
工場等において予め製作しておけば、図５（ｂ）に示す
ように施工時には根太１１の間に空気循環ユニット１６
が収納できる凹部を有する断熱パネル３ｅを設置し、こ
の断熱パネル３ｅ内に空気循環ユニット１６を収納した
後、上面に床板４を設置すれば容易に施工を完了させる
ことができるのである。
【００１８】図６は空気の循環経路の一例を示す図であ
る。図６（ａ）は空気を温めるためにボイラーを使用し
た場合の経路図である。先ず、ボイラー１で温められた
空気は、送出ポンプＰ１により、ヘッダー１２ａに送ら
れる。このヘッダー１２ａは空気循環パネル３に送出さ
れる空気の圧力が複数の往路管２ｆ，２ｆ・・内で均一
となるようにするためのものである。そして、ヘッダー
１２ａから各往路管２ｆを介して空気循環パネル３の各
区画の空気噴出孔（図示せず）へと空気が送られるので
ある。次に、吸引ポンプＰ２により各区画の空気吸引孔
（図示せず）へ吸引された空気は各復路管２ｇを介して
ヘッダー１２ｂへと送られた後、再びボイラー１へと戻
されるのである。図６（ｂ）は空気の冷暖を行うため
に、エアコン等に使用される室内機及び室外機を使用し
た場合の経路図である。この図に示すように、室外機１
３と、室内機１４との間で冷媒を循環させて熱交換を行
うことにより、空気室１５内には温められた空気又は冷
やされた空気が送り込まれることになるのである。この
後の空気の循環経路は図６（ａ）と同様なので、説明は
省略する。
る。図６（ａ）は空気を温めるためにボイラーを使用し
た場合の経路図である。先ず、ボイラー１で温められた
空気は、送出ポンプＰ１により、ヘッダー１２ａに送ら
れる。このヘッダー１２ａは空気循環パネル３に送出さ
れる空気の圧力が複数の往路管２ｆ，２ｆ・・内で均一
となるようにするためのものである。そして、ヘッダー
１２ａから各往路管２ｆを介して空気循環パネル３の各
区画の空気噴出孔（図示せず）へと空気が送られるので
ある。次に、吸引ポンプＰ２により各区画の空気吸引孔
（図示せず）へ吸引された空気は各復路管２ｇを介して
ヘッダー１２ｂへと送られた後、再びボイラー１へと戻
されるのである。図６（ｂ）は空気の冷暖を行うため
に、エアコン等に使用される室内機及び室外機を使用し
た場合の経路図である。この図に示すように、室外機１
３と、室内機１４との間で冷媒を循環させて熱交換を行
うことにより、空気室１５内には温められた空気又は冷
やされた空気が送り込まれることになるのである。この
後の空気の循環経路は図６（ａ）と同様なので、説明は
省略する。
【００１９】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、第２の実施形態で示した迂回壁８ａ，
８ｂは第１又は第３の実施形態に設置してもよいもので
ある。又、第１〜第３の実施形態で示した空気噴出パイ
プと空気吸引パイプの配設位置を逆にして配設してもよ
いものである。さらに、空気循環パネルを長手方向に複
数連結する場合には、閉塞されている空気噴出パイプ及
び空気吸引パイプの一端を開放して連結する構成とする
こともできるものである。
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、第２の実施形態で示した迂回壁８ａ，
８ｂは第１又は第３の実施形態に設置してもよいもので
ある。又、第１〜第３の実施形態で示した空気噴出パイ
プと空気吸引パイプの配設位置を逆にして配設してもよ
いものである。さらに、空気循環パネルを長手方向に複
数連結する場合には、閉塞されている空気噴出パイプ及
び空気吸引パイプの一端を開放して連結する構成とする
こともできるものである。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明は、室内の暖房を行
うために床、壁又は、天井の内部に断熱パネルと熱伝導
板とで空気衝突空間を形成し、該空気衝突空間内に一端
が閉塞されつつ内挿される往路管と復路管と、該往路管
の他端と接続する送出ポンプと、該復路管の他端と接続
する吸引ポンプと、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連結
するボイラーとを有し、上記往路管に穿設された空気噴
出孔から空気が噴出され、上記復路管に穿設された空気
吸引孔から空気が吸引されることにより空気衝突空間内
の空気と熱伝導板との間で熱交換が行われることを特徴
とする室内暖房システムを要旨とするので、市販されて
いるボイラーを利用して室内の暖房を安価なコストで行
うことができるシステムである。
うために床、壁又は、天井の内部に断熱パネルと熱伝導
板とで空気衝突空間を形成し、該空気衝突空間内に一端
が閉塞されつつ内挿される往路管と復路管と、該往路管
の他端と接続する送出ポンプと、該復路管の他端と接続
する吸引ポンプと、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連結
するボイラーとを有し、上記往路管に穿設された空気噴
出孔から空気が噴出され、上記復路管に穿設された空気
吸引孔から空気が吸引されることにより空気衝突空間内
の空気と熱伝導板との間で熱交換が行われることを特徴
とする室内暖房システムを要旨とするので、市販されて
いるボイラーを利用して室内の暖房を安価なコストで行
うことができるシステムである。
【００２１】又、室内の冷暖房を行うために床、壁又
は、天井の内部に断熱パネルと熱伝導板とで空気衝突空
間を形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内
挿される往路管と復路管と、該往路管の他端と接続する
送出ポンプと、該復路管の他端と接続する吸引ポンプ
と、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連結する空気室と、
該空気室と連結して冷風又は温風を送り込む室内機と、
該室内機との間に冷媒を循環させて熱交換を行う室外機
とを有し、上記往路管に穿設された空気噴出孔から空気
が噴出され、上記復路管に穿設された空気吸引孔から空
気が吸引されることにより空気衝突空間内の空気と熱伝
導板との間で熱交換が行われることを特徴とする室内冷
暖房システムを要旨とするので、エアコンの室内機から
排出される冷気又は暖気を利用して室内の冷暖房を安価
なコストで行うことができるシステムである。
は、天井の内部に断熱パネルと熱伝導板とで空気衝突空
間を形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内
挿される往路管と復路管と、該往路管の他端と接続する
送出ポンプと、該復路管の他端と接続する吸引ポンプ
と、該送出ポンプ及び吸引ポンプと連結する空気室と、
該空気室と連結して冷風又は温風を送り込む室内機と、
該室内機との間に冷媒を循環させて熱交換を行う室外機
とを有し、上記往路管に穿設された空気噴出孔から空気
が噴出され、上記復路管に穿設された空気吸引孔から空
気が吸引されることにより空気衝突空間内の空気と熱伝
導板との間で熱交換が行われることを特徴とする室内冷
暖房システムを要旨とするので、エアコンの室内機から
排出される冷気又は暖気を利用して室内の冷暖房を安価
なコストで行うことができるシステムである。
【００２２】さらに、室内冷暖房システムに使用する空
気循環パネルであって、該空気循環パネルは、断熱パネ
ルと熱伝導板とで形成される空気衝突空間を有してお
り、該空気衝突空間には、温められた空気又は冷やされ
た空気を送出する送出ポンプに一端が接続され他端が閉
塞されている往路管と、温められた空気又は冷やされた
空気を吸引する吸引ポンプに一端が接続され他端が閉塞
されている復路管とが内挿されていて、上記往路管に穿
設された空気噴出孔から空気が噴出し、上記復路管に穿
設された空気吸引孔から空気を吸引することを特徴とす
る室内冷暖房システムに使用する空気循環パネルを要旨
とするので、空気循環パネルの空気衝突空間内で温めら
れた空気又は冷やされた空気を熱伝導板に幾度も衝突さ
せることができ、熱伝導板との熱交換が促進されること
によって、短時間で床面や壁面に伝達して、室内を一定
温度に保つとともに消費エネルギーを節約することがで
きる。
気循環パネルであって、該空気循環パネルは、断熱パネ
ルと熱伝導板とで形成される空気衝突空間を有してお
り、該空気衝突空間には、温められた空気又は冷やされ
た空気を送出する送出ポンプに一端が接続され他端が閉
塞されている往路管と、温められた空気又は冷やされた
空気を吸引する吸引ポンプに一端が接続され他端が閉塞
されている復路管とが内挿されていて、上記往路管に穿
設された空気噴出孔から空気が噴出し、上記復路管に穿
設された空気吸引孔から空気を吸引することを特徴とす
る室内冷暖房システムに使用する空気循環パネルを要旨
とするので、空気循環パネルの空気衝突空間内で温めら
れた空気又は冷やされた空気を熱伝導板に幾度も衝突さ
せることができ、熱伝導板との熱交換が促進されること
によって、短時間で床面や壁面に伝達して、室内を一定
温度に保つとともに消費エネルギーを節約することがで
きる。
【００２３】又、前記往路管と、前記復路管とは前記空
気循環パネル内で平行に配設されているものであって、
前記空気噴出孔と前記空気吸引孔とは前記往路管と復路
管の横方向で各々が一致しない位置に穿設されているも
のである室内冷暖房システムに使用する空気循環パネル
を要旨とするので、空気循環パネルの空気衝突空間内全
体に空気を行き渡らせることができ、温度むらを防ぐこ
とができる。
気循環パネル内で平行に配設されているものであって、
前記空気噴出孔と前記空気吸引孔とは前記往路管と復路
管の横方向で各々が一致しない位置に穿設されているも
のである室内冷暖房システムに使用する空気循環パネル
を要旨とするので、空気循環パネルの空気衝突空間内全
体に空気を行き渡らせることができ、温度むらを防ぐこ
とができる。
【００２４】さらに、前記往路管は前記空気循環パネル
内の一側端に配設され、前記復路管は他側端に配設され
ているものである室内冷暖房システムに使用する空気循
環パネルを要旨とするので、上述と同様に、空気循環パ
ネルの空気衝突空間内全体に空気を行き渡らせることが
でき、温度むらを防ぐことができる。
内の一側端に配設され、前記復路管は他側端に配設され
ているものである室内冷暖房システムに使用する空気循
環パネルを要旨とするので、上述と同様に、空気循環パ
ネルの空気衝突空間内全体に空気を行き渡らせることが
でき、温度むらを防ぐことができる。
【００２５】又、前記往路管及び復路管は前記空気循環
パネル内の一側端に配設されているものである室内冷暖
房システムに使用する空気循環パネルを要旨とするの
で、空気循環パネルの製造コストを低く抑えることがで
きる。
パネル内の一側端に配設されているものである室内冷暖
房システムに使用する空気循環パネルを要旨とするの
で、空気循環パネルの製造コストを低く抑えることがで
きる。
【００２６】さらに、前記空気循環パネル内の空気衝突
空間には空気が衝突して迂回する迂回壁が設置されてい
るものである室内冷暖房システムに使用する空気循環パ
ネルを要旨とするので、迂回壁に衝突する際にも熱交換
が行われ、この迂回壁が設置されている熱伝導板にも熱
が伝達されて、短時間で床面を温めたり、冷やしたりす
ることができる。
空間には空気が衝突して迂回する迂回壁が設置されてい
るものである室内冷暖房システムに使用する空気循環パ
ネルを要旨とするので、迂回壁に衝突する際にも熱交換
が行われ、この迂回壁が設置されている熱伝導板にも熱
が伝達されて、短時間で床面を温めたり、冷やしたりす
ることができる。
【図１】本発明に係る空気循環パネルを使用したシステ
ム全体を示す説明図である。
ム全体を示す説明図である。
【図２】空気循環パネルの一区画を拡大した説明図であ
る。
る。
【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図４】本発明に係る空気循環パネルの第２の実施形態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図５】本発明に係る空気循環パネルの第３の実施形態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図６】本発明に係る空気循環パネルを使用した空気循
環システムの例を示す図である。
環システムの例を示す図である。
１ ボイラー ２ａ 空気噴出パイプ ２ｂ 空気吸引パイプ ２ｃ 空気噴出孔 ２ｅ 空気吸引孔 ２ｆ 往路管 ２ｇ 復路管 ３ 空気循環パネル ３ｅ 断熱パネル ３ｆ 熱伝導板 ４ 床板 ５ 空気衝突空間 ８ａ，８ｂ 迂回壁 １１ 根太 １２ａ，１２ｂ ヘッダー
Claims (7)
- 【請求項１】 室内の暖房を行うために床、壁又は、天
井の内部に断熱パネルと熱伝導板とで空気衝突空間を形
成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内挿され
る往路管と復路管と、該往路管の他端と接続する送出ポ
ンプと、該復路管の他端と接続する吸引ポンプと、該送
出ポンプ及び吸引ポンプと連結するボイラーとを有し、
上記往路管に穿設された空気噴出孔から空気が噴出さ
れ、上記復路管に穿設された空気吸引孔から空気が吸引
されることにより空気衝突空間内の空気と熱伝導板との
間で熱交換が行われることを特徴とする室内暖房システ
ム。 - 【請求項２】 室内の冷暖房を行うために床、壁又は、
天井の内部に断熱パネルと熱伝導板とで空気衝突空間を
形成し、該空気衝突空間内に一端が閉塞されつつ内挿さ
れる往路管と復路管と、該往路管の他端と接続する送出
ポンプと、該復路管の他端と接続する吸引ポンプと、該
送出ポンプ及び吸引ポンプと連結する空気室と、該空気
室と連結して冷風又は温風を送り込む室内機と、該室内
機との間に冷媒を循環させて熱交換を行う室外機とを有
し、上記往路管に穿設された空気噴出孔から空気が噴出
され、上記復路管に穿設された空気吸引孔から空気が吸
引されることにより空気衝突空間内の空気と熱伝導板と
の間で熱交換が行われることを特徴とする室内冷暖房シ
ステム。 - 【請求項３】 室内冷暖房システムに使用する空気循環
パネルであって、該空気循環パネルは、断熱パネルと熱
伝導板とで形成される空気衝突空間を有しており、該空
気衝突空間には、温められた空気又は冷やされた空気を
送出する送出ポンプに一端が接続され他端が閉塞されて
いる往路管と、温められた空気又は冷やされた空気を吸
引する吸引ポンプに一端が接続され他端が閉塞されてい
る復路管とが内挿されていて、上記往路管に穿設された
空気噴出孔から空気が噴出し、上記復路管に穿設された
空気吸引孔から空気を吸引することを特徴とする室内冷
暖房システムに使用する空気循環パネル。 - 【請求項４】 前記往路管と、前記復路管とは前記空気
循環パネル内で平行に配設されているものであって、前
記空気噴出孔と前記空気吸引孔とは前記往路管と復路管
の横方向で各々が一致しない位置に穿設されているもの
である請求項３に記載の室内冷暖房システムに使用する
空気循環パネル。 - 【請求項５】 前記往路管は前記空気循環パネル内の一
側端に配設され、前記復路管は他側端に配設されている
ものである請求項３又は４に記載の室内冷暖房システム
に使用する空気循環パネル。 - 【請求項６】 前記往路管及び復路管は前記空気循環パ
ネル内の一側端に配設されているものである請求項３又
は４に記載の室内冷暖房システムに使用する空気循環パ
ネル。 - 【請求項７】 前記空気循環パネル内の空気衝突空間に
は空気が衝突して迂回する迂回壁が設置されているもの
である請求項３乃至６のいずれか１項に記載の室内冷暖
房システムに使用する空気循環パネル。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000194324A JP3441702B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 室内冷暖房システム及び空気循環パネル |
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| EP01305631A EP1167886A3 (en) | 2000-06-28 | 2001-06-28 | Cooling and heating system and air circulation panel |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000194324A JP3441702B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 室内冷暖房システム及び空気循環パネル |
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|---|---|
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Family
ID=18693173
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|---|---|
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| EP (1) | EP1167886A3 (ja) |
| JP (1) | JP3441702B2 (ja) |
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