JP2002013629A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JP2002013629A
JP2002013629A JP2000198211A JP2000198211A JP2002013629A JP 2002013629 A JP2002013629 A JP 2002013629A JP 2000198211 A JP2000198211 A JP 2000198211A JP 2000198211 A JP2000198211 A JP 2000198211A JP 2002013629 A JP2002013629 A JP 2002013629A
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Japan
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motor
continuously variable
variable transmission
oil temperature
coils
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JP2000198211A
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Inventor
Yasushi Narita
靖史 成田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段変速機において、低油温時の変速性能を
確保する。 【解決手段】 無段変速機構2を備えて前進から後進ま
で連続的に総変速比を変更可能な変速比無限大無段変速
機と、ステップモータ36に駆動されて無段変速機構2
の変速比を変更する変速制御手段と、運転状態に応じて
このステップモータ36を制御する変速制御コントロー
ルユニット80は、エンジンの始動が検出されると、ス
テップモータ36の位置を初期化した後に、ステップモ
ータ36の全てのコイル36a、36bに通電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れる無段変速機の変速制御装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から無段変速機では、例えば、特開
平11−22819号公報などに開示されるように、ス
テップモータ等のアクチュエータによって変速制御弁等
を駆動することで変速制御を行っており、油温が低下す
る冬季、特に寒冷地のコールドスタート時等では、作動
油の粘性が増大してステップモータの負荷が過大にな
る。
【0003】特に、無段変速機では、エンジンの始動直
後にステップモータを駆動させる初期化処理を行うが、
上記のように、作動油の粘性が増大した状態では、ステ
ップモータが脱調する恐れがあり、これを防止するた
め、作動油の温度が極低温の始動時には、所定時間だけ
ステップモータの全相に通電し、この通電による発熱
で、ステップモータ近傍の油温を上昇させ、その後、ス
テップモータを駆動して初期化などを行うことで、脱調
や応答速度の低下を防いで変速制御を円滑に行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、図17に示すように、始動時の初期化以前の
所定時間ta〜tb’の期間だけしかステップモータの
暖機を行わないため、油温が極めて低い場合には十分な
昇温を行うことができず、ステップモータの駆動速度が
低下するため変速性能も低下するという問題がある。
【0005】また、車両が走行を開始せず、セレクトレ
バーがパーキングレンジあるいはニュートラルレンジを
選択している間は、トルクコンバータの相対回転もな
く、トルクコンバータの相対回転による発熱も望めな
い。
【0006】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、無段変速機において低油温時の変速性能を
確保することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、連続的に
変速比を変更可能な無段変速機と、モータの駆動により
前記無段変速機構の変速比を変更する変速制御手段と、
運転状態に応じてこのモータを制御する駆動手段を備え
た無段変速機の変速制御装置において、前記駆動手段
は、エンジンの始動を検出する始動検出手段と、この始
動が検出されたときに、前記モータの位置を初期化する
初期化手段と、この初期化が終了したときに前記モータ
を停止させながらコイルへ通電する暖機制御手段とを備
える。
【0008】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記暖機制御手段は、前記モータの全てのコイル
へ通電する。
【0009】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記初期化手段は、モータの位置を初期化する以
前に、モータの全てのコイルへ予め設定した時間だけ通
電する。
【0010】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記駆動手段は、無段変速機の油温を検出する油
温検出手段を有し、前記初期化手段は、検出した油温が
極低温状態のときに、モータの位置を初期化する以前
に、モータの全てのコイルへ予め設定した時間だけ通電
する。
【0011】また、第5の発明は、前記第1または第3
の発明において、前記駆動手段は、無段変速機の油温を
検出する油温検出手段を有し、前記暖機制御手段は、検
出した油温が予め設定した温度を超えるまで、前記モー
タの全てのコイルへ通電する。
【0012】また、第6の発明は、前記第5の発明にお
いて、前記暖機制御手段は、運転状態に応じてモータを
駆動するときには、モータの全てのコイルへの通電を一
時的に停止する。
【0013】また、第7の発明は、前記第6の発明にお
いて、前記暖機制御手段は、車両が走行を開始したと
き、または検出した油温が予め設定した温度を超えたと
きに、前記モータの全てのコイルへの通電を終了する。
【0014】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、エンジンの
始動時には、変速制御手段を駆動するモータの初期化が
終了すると、モータのコイルが通電されるため、モータ
の発熱により積極的かつ迅速に油温を上昇させて変速機
全体の暖機を促進することができ、低油温時のモータの
駆動速度を確保して、低油温時における変速性能を確保
することが可能となる。
【0015】また、第2の発明は、モータの位置を初期
化した後に、モータの全てのコイルへ通電しておくこと
で、積極的に油温を上昇させて変速機全体の暖機を促進
することができ、油温が極めて低い状態においても変速
性能を確保することができ、確実な初期化が可能とな
る。
【0016】また、第3の発明は、モータの位置を初期
化する以前にも、モータの全てのコイルへ予め設定した
時間だけ通電しておくことで、積極的に油温を上昇させ
て変速機全体の暖機を促進することができ、油温が極め
て低い状態での初期化を円滑にするとともに、初期化終
了後に行う、全てのコイルへの通電によって、油温が極
めて低い状態においても変速性能を確保することがで
き、確実な初期化が可能となる。
【0017】また、第4の発明は、油温が極低温状態の
ときには、モータの位置を初期化する以前にも、モータ
の全てのコイルへ予め設定した時間だけ通電しておくこ
とで、積極的に油温を上昇させることができ、油温が極
めて低い状態での初期化を円滑にするとともに、初期化
終了後に行う、全てのコイルへの通電によって、油温が
極めて低い状態においても変速性能を確保することがで
きる。
【0018】また、第5の発明は、初期化終了後に行う
モータの全てのコイルへの通電を、検出した油温が予め
設定した温度を超えるまで行うようにしたため、油温が
極低温状態であっても確実に油温を上昇させることがで
きる。
【0019】また、第6の発明は、初期化終了後のモー
タの全てのコイルへの通電を、運転状態の変化に応じて
モータを駆動する際には一時的に停止するようにしたた
め、モータの位置の変更を行いながらも、断続的に全て
のコイルへの通電を行って、油温の上昇と、モータの駆
動を行うことができ、極低温時からの発進を円滑に行う
ことが可能となる。
【0020】また、第7の発明は、初期化終了後の全て
のコイルへの通電は、車両が走行を開始したとき、また
は検出した油温が予め設定した温度を超えるまで継続さ
れるため、油温の上昇を迅速に行って、モータの駆動速
度と変速性能を速やかに確保することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0022】図1、図2に示すように、変速比無限大無
段変速機は、エンジンへ連結されるユニット入力軸1
に、変速比を連続的に変更可能な無段変速機構2と、ギ
ア3a、ギア3bから構成された一定変速機3(減速
機)を並列的に連結するとともに、これらの出力軸4、
3cをユニット出力軸6に同軸的に配設するとともに遊
星歯車機構5で連結したもので、無段変速機構2の出力
軸4は遊星歯車機構5のサンギア5aと直結モードクラ
ッチ10に連結されるとともに、一定変速機3の出力軸
3cは動力循環モードクラッチ9を介して遊星歯車機構
5のキャリア5bに連結される。
【0023】サンギア5aと連結した無段変速機出力軸
4は、スプロケット4a及びチェーン4bから無段変速
機構2の駆動力を受け、直結モードクラッチ10を介し
て変速比無限大無段変速機の出力軸であるユニット出力
軸6と選択的に結合される。
【0024】一方、動力循環モードクラッチ9を介して
一定変速機3の出力軸3cと選択的に結合するキャリア
5bは、リングギア5cを介してユニット出力軸6に連
結される。
【0025】ユニット出力軸6には変速機出力ギア7が
設けられ、この変速機出力ギア7はディファレンシャル
ギア8のファイナルギア12と歯合し、ディファレンシ
ャルギア8に結合する駆動軸11は、所定の総減速比で
駆動力が伝達される。
【0026】無段変速機構2は、図1に示すように、2
組の入力ディスク21、出力ディスク22で、パワーロ
ーラ20、20をそれぞれ挟持、押圧するダブルキャビ
ティのハーフトロイダル型で構成され、一対の出力ディ
スク22の間に介装された出力スプロケット2aは、チ
ェーン4bを介してユニット入力軸1と平行して配置さ
れたユニット出力軸6の無段変速機出力軸4に形成した
スプロケット4aと連結する。
【0027】また、ユニット入力軸1とCVTシャフト
1bは、図示しないローディングカム装置を介して回転
方向で結合しており、ユニット入力軸1はエンジンと結
合されるとともに、一定変速機3のギア3aを形成し、
CVTシャフト1bは2組の入力ディスク21、21に
連結されて、ユニット入力軸1からの入力トルクに応じ
て、ローディングカム装置が発生した軸方向の押圧力に
よって、パワーローラ20、20を入出力ディスクの間
で挟持、押圧する。
【0028】この変速比無限大無段変速機では、図15
に示すように、動力循環モードクラッチ9を解放する一
方、直結モードクラッチ10を締結して無段変速機構2
の変速比ic(以下、CVT比icとする)に応じて駆
動力を伝達する直結モードと、動力循環モードクラッチ
9を締結する一方、直結モードクラッチ10を解放する
ことにより、無段変速機構2と、一定変速機3の変速比
の差に応じて、変速比無限大無段変速機全体のユニット
変速比ii(ユニット入力軸1とユニット出力軸6の変
速比、以下、IVT比iiとする)を負の値から正の値
まで無限大を含んでほぼ連続的に制御を行う動力循環モ
ードとを選択的に使用することができる。
【0029】そして、IVT比iiが無限大となる動力
循環モードのギアードニュートラルポイントGNPで
は、停車状態からIVT比iiを変更することで、車両
の発進を行うことができる。
【0030】また、上記動力循環モードと直結モードの
切り換えは、例えば、図15の変速マップに示すよう
に、無段変速機構2の出力軸4と、一定変速機3の出力
軸3cの回転数が一致する回転同期点RSPで行われ
る。
【0031】ここで、変速制御は、図2、図3に示すよ
うに、マイクロコンピュータを主体に構成された変速制
御コントロールユニット80によって行われ、変速制御
コントロールユニット80は、図示しない変速マップに
基づいて、運転状態に応じたIVT比iiに設定すると
ともに、後述するように、始動時には、ステップモータ
36に通電して作動油の温度を上昇させ、冬季のコール
ドスタート時などでも、変速性能を確保する。
【0032】このため、変速制御コントロールユニット
80には、ユニット入力軸1の回転数Ni、すなわちエ
ンジン回転数Neを検出する入力軸回転数センサ81か
らの出力、無段変速機構2の出力軸回転数Noを検出す
るCVT出力軸回転数センサ82からの出力、ユニット
出力軸6の回転数Noutを車速VSPとして検出する
車速センサ83からの出力、アクセルペダル踏み込み量
APS(または、スロットル開度TVO)を検出するア
クセル操作量センサ84からの出力、変速機の油温Te
mpを検出する油温センサ86からの出力、図示しない
セレクトレバーまたはセレクトスイッチに応動するイン
ヒビタスイッチ87が検出した運転レンジRNG、イグ
ニッションスイッチ87が検出した信号IGN等がそれ
ぞれ入力される。なお、本実施形態では、運転レンジR
NGとして、Dレンジ(前進レンジ)、Rレンジ(後退
レンジ)、Nレンジ(ニュートラルレンジ)、Lレンジ
(ローレンジ)から構成される。
【0033】なお、車速VSPは、検出したユニット出
力軸6の回転数Noutに、所定の定数を乗じて演算す
る。
【0034】変速制御コントロールユニット80は、こ
れら各種センサの検出値を運転状態として処理し、アク
セルペダル踏み込み量APSと車速VSPに基づいて、
図示しない変速マップから、目標エンジン回転数(=目
標入力軸回転数)を求め、これをユニット出力軸回転数
Nout(車速VSP)で除して目標IVT比を決定
し、無段変速機構2の変速制御手段(変速制御弁など)
に連結されたステップモータ36を駆動して変速制御を
行う。
【0035】そして、図3に示すように、イグニッショ
ンスイッチ87からの信号IGNがONとなる始動時に
は、ステップモータ36のコイル36a、36bの全て
に通電して、ステップモータ36の発熱により油温Te
mpを上昇させて変速比無限大無段変速機の暖機を行
い、ステップモータ36の駆動抵抗を低減して変速応答
性を確保する。
【0036】ここで、ステップモータ36を、例えば、
4相とした場合、コイル36aがA相、B相を構成し、
コイル36bがC相、D相を構成しており、変速制御コ
ントロールユニット80は、信号線70を介してコイル
36a、36bに通電する一方、信号線70またはコイ
ル36a、36bに接続されたモニタ用信号線72を介
して、各相の通電状態を検出し、故障などの判定を行
う。
【0037】この始動時に行われるステップモータ36
の全相通電による変速比無限大無段変速機の暖機制御
は、油温Tempに基づいて行われ、例えば、図4〜図
12のフローチャートに基づいて行われる。
【0038】なお、図4のフローチャートは、暖機制御
のメインルーチンを示し、図5以降のフローチャート
は、それぞれサブルーチンを示しており、これらの処理
は10msec毎など、所定時間毎に実行される。
【0039】まず、図4のメインルーチンでは、ステッ
プS1で、変速機の油温Temp、ユニット入力軸1の
回転数Ni、無段変速機出力軸4の回転数No、ユニッ
ト出力軸6の回転数Nout(車速VSP)、セレクト
レバーで設定された運転レンジRNG、モニタ用信号線
72から検出したコイル36a、36bの通電状態(電
圧)を読み込む。
【0040】ステップS2で、検出した油温Tempに
基づいて油温センサ86の故障を検出し、ステップS3
で、検出した運転レンジRNGの信号からインヒビタス
イッチ85の故障の検出と、運転レンジRNGの判定を
行い、また、ステップS4で、ユニット入力軸回転数N
iと無段変速機出力軸回転数Noから、変速比の異常を
判定するとともに、CVT比icの演算を行い、さら
に、ステップS5では、検出したステップモータ36の
通電状態から、信号線70またはステップモータ36の
故障などを判定する。
【0041】そして、ステップS6では、ステップモー
タ36の運転モードMODEを判定し、運転モードMO
DEに応じてステップS7の初期化モード、ステップS
8の暖機モードまたはステップS9の通常制御のいずれ
かひとつの処理を実行する。
【0042】なお、第1回目の制御時には、予め運転モ
ードMODEを0に設定し、ステップS7の初期化モー
ドを実行する。
【0043】次に、上記ステップS2〜S9の各サブル
ーチンについて、それぞれ説明する。
【0044】上記ステップS2で行われる油温Temp
の判定は、図5のフローチャートのように行われ、ステ
ップS11、S12で、予め設定した油温T1、T2と
検出した油温Tempとを比較して、検出した油温Te
mpが油温T1、T2の範囲内にあるか否かを判定す
る。
【0045】なお、所定の油温T1、T2は、T1>T
2で、かつ通常の運転状態では検出されないような値に
設定され、油温センサ86を、例えば、サーミスタなど
の素子で構成した場合、断線やショートなどの故障があ
れば、検出油温TempがT1、T2を超えた異常な値
となるため、油温センサ86の故障を容易に検出でき
る。
【0046】そして、ステップS13、S14では、検
出した油温Tempが上記所定の範囲にあれば正常と判
定して油温フラグFtempを0にセットする一方、油
温Tempが所定の範囲を超えていれば、センサや回路
に故障や異常があると判定して、油温フラグFtemp
を1にセットしてサブルーチンを終了する。
【0047】次に、上記ステップS3で行われる運転レ
ンジRNGの判定は、図6のフローチャートのように行
われ、まず、ステップS21でインヒビタスイッチ85
からの信号が、複数ONになっていないかを判定する。
【0048】インヒビタスイッチ85からの信号は、図
3に示すように、R信号、N信号、D信号、L信号の各
信号線から変速制御コントロールユニット80へ送ら
れ、インヒビタスイッチ85や信号線のショート等の故
障が発生すると、複数の信号が同時にONとなって、運
転レンジRNGの判定が行えなくなる。
【0049】そこで、ステップS21では、運転レンジ
RNGの信号が複数同時にONとなっていれば、故障が
発生したと判定してステップS29でレンジフラグFr
ngに1をセットする。
【0050】一方、そうでない場合には、ステップS2
2へ進んで、運転レンジRNGの信号が全てOFFであ
るかを判定する。
【0051】この判定の結果、運転レンジRNGの信号
のうち、いずれかひとつがONであれば、ステップS2
3へ進む一方、全てがOFFの場合にはそのまま処理を
終了する。
【0052】ステップS23では、運転レンジRNGの
信号が正常であるため、レンジフラグFrngに0をセ
ットしてから、ステップS24へ進んで、ONとなって
いる信号線に応じて、ステップS25〜S28で、運転
レンジRNGをR、N、D、Lのいずれかに設定して処
理を終了する。
【0053】次に、上記ステップS4で行われるCVT
比icの判定は、図7のフローチャートのように行わ
れ、ステップS31、S32では、検出したユニット入
力軸回転数Niが所定値N1を超え、かつ、無段変速機
出力軸回転数Noが所定値N2を超えているかを判定す
る。
【0054】所定値N1は、例えば、エンジンのアイド
ル回転数未満に設定されて、ユニット入力軸回転数Ni
が、この所定値N1を下回る場合は、エンジンの停止中
または始動直後のクランキング中あるいは回転センサの
故障時であり、CVT比icを演算できる状態ではない
ため、ステップS35に進んで変速比フラグFicを1
にセットする。
【0055】同様に、所定値N2は、例えば、エンジン
のアイドル時に無段変速機出力軸回転数Noで検出可能
な最小値未満に設定されて、無段変速機出力軸回転数N
oが、この所定値N2を下回る場合は、エンジンの停止
中または始動直後のクランキング中であり、CVT比i
cを演算できる状態ではないため、ステップS35に進
んで変速比フラグFicを1にセットする。なお、無段
変速機出力軸4は、車両の停止中であっても、ギアード
ニュートラルポイントGNPに対応するCVT比icま
たはその近傍等で回転を継続しており、無段変速機出力
軸回転数Noが所定値N2以上であれば、CVT比ic
を任意に変更することができる。
【0056】一方、ユニット入力軸回転数Niが所定値
N1を超え、かつ、無段変速機出力軸回転数Noが所定
値N2を超えれば、CVT比icを演算可能な正常な運
転状態であると判定して、ステップS33で変速比フラ
グFicを0にセットする。
【0057】そして、ステップS34で、ユニット入力
軸回転数Niを出力軸回転数Noで除してCVT比ic
を求めてからサブルーチンを終了する。
【0058】次に、上記ステップS5で行われるモータ
電圧の判定は、図8のフローチャートのように行われ、
ステップS41では、図3に示したように、信号線70
へ出力した各相の電圧(指令値)と、モニタ用信号線7
2から検出した各相の電圧(モニター値)が一致してい
るか否かを判定し、一致していれば信号線70及びステ
ップモータ36が正常であるため、ステップS42へ進
んで、モータフラグFsmを0にセットした後、サブル
ーチンを終了する。
【0059】一方、信号線70へ出力した各相の電圧
と、モニタ用信号線72から検出した各相の電圧が一致
しない場合には、ステップS43へ進んで、出力電圧と
検出電圧の不一致が所定回数以上発生しているか否かを
判定する。
【0060】この電圧の不一致が所定回数以上発生して
いる場合は、回路やステップモータ36に断線などの故
障が生じている可能性が高いため、ステップS44へ進
んで、モータフラグFsmを1にセットする。
【0061】なお、電圧の不一致の発生回数が、所定回
数未満であれば検出誤差などの影響もあるため、正常な
状態と判定してステップS42へ進む。
【0062】上記ステップS2〜S5で各種異常判定を
行ってから、ステップS6でステップモータの運転モー
ドMODEによる分岐が行われ、1回目の制御では、予
め運転モードMODE=0に設定されているため、ステ
ップS7の初期化モードで、ステップモータ36の暖機
と、原点位置(または制御開始位置)へ向けたイニシャ
ライズが行われる。
【0063】このステップS7の初期化モードの処理
は、図9のサブルーチンに基づいて行われる。
【0064】まず、ステップS51では、上記図6のレ
ンジ判定処理で設定されたレンジフラグFrngが正常
な状態(Frng=0)であるか否かを判定し、正常で
あればステップS52へ進む一方、異常(Frng=
1)であれば、ステップS61へ進んで、運転レンジR
NGの信号に異常が生じた場合の処理を行ってからサブ
ルーチンを終了する。なお、ステップS61の処理につ
いては、詳述しない。
【0065】次に、ステップS52、S53では、運転
レンジRNGがNレンジで、かつ、車速VSPが極低速
の所定値V1以下であるか否かを判定して、車両が停止
状態にあるかを判定する。
【0066】停止状態にあれば、ステップS54の処理
へ進む一方、走行中である場合にはステップS62の走
行中イニシャライズを実施する。なお、ここでは、走行
中イニシャライズについては詳述しない。
【0067】停止状態のステップS54では、モータフ
ラグFsmが正常(Fsm=0)であるか否かを判定
し、正常であればステップS55へ進む一方、異常(F
sm=1)の場合には、ステップS63へ進んで、モー
タ異常時の制御を行う。なお、ここでは、モータ異常時
制御については詳述しない。
【0068】上記ステップS51〜S54で、停止状態
でレンジフラグFrng及びモータフラグFsmが正常
の場合には、ステップS55以降でステップモータ36
のイニシャライズが開始される。
【0069】ステップS55では、油温フラグFtem
pが異常であるか否かを判定し、異常がある場合(Ft
emp=1)には、ステップS59、S60よりイニシ
ャライズ処理を行う一方、正常な場合(Ftemp=
0)では、ステップS56へ進んで、現在の油温Tem
pが所定値Ta以下であるかを判定して、油温Temp
が極めて低い状態であるか否かを判定する。なお、所定
値Taは、ステップモータ36の駆動抵抗が過大になる
ような油温Tempに設定され、例えば、Ta=−20
°Cなどである。
【0070】油温Tempが極めて低い場合には、脱調
などによりステップモータ36のイニシャライズが正常
に行われないため、ステップS57、S58へ進んで、
所定時間だけステップモータ36のコイル36a、36
bに通電し、全相を励磁してステップモータ36の暖機
を行う。
【0071】油温Tempが所定値Taを超えている場
合や、ステップS57で所定時間だけ全相励磁を行った
後では、ステップS59、S60に進んで、イニシャラ
イズ処理を実行する。なお、ステップS59のイニシャ
ライズ終了の判定は、後述するステップS75で、イニ
シャライズの終了が設定された後にYesとなる。
【0072】次に、ステップS60で行われるイニシャ
ライズ処理について、図10に示すサブルーチンに基づ
いて説明する。
【0073】まず、ステップS71、S72では、図1
3、図14に示すように、ステップモータ36をステッ
プ数の大側、換言すればCVT比icの小側(Hi側)
へ向けて所定量だけ駆動する。この所定量は、例えば、
図14において、CVT比icの全制御範囲に相当する
ステップ数に設定され、駆動終了時には、CVT比ic
が最Hi(最小)の位置になり、この位置をステップモ
ータ36の原点とする。なお、パワーローラ20の傾転
角(回転角)がCVT比icの制御範囲の途中にあった
場合には、図示しないストッパに当たって係止された状
態になり、図14の時間t1〜t2に示すように、CV
T比icは最Hiを維持する。
【0074】そして、所定量だけステップ数の大側へ駆
動した後(図14の時間t2)は、ステップS73、S
74の処理へ進み、今度はステップモータ36の原点
(最Hi)から制御開始位置へ向けて、ステップ数の小
側(CVT比icのLo側)へ所定量だけ駆動する。
【0075】この制御開始位置は、例えば、図13、図
14に示すように、ギアードニュートラルポイントGN
Pに対応したCVT比icgnpに設定され、ステップ
数の小側への所定の駆動量は、最Hiからギアードニュ
ートラルポイントGNPまでのステップ数となる。
【0076】このステップS73、S74の処理によっ
て、図14に示すように、時間t2からステップモータ
36がステップ数の小側へ駆動され、時間t3でギアー
ドニュートラルポイントGNPに対応するCVT比ic
gnpに設定される。
【0077】こうして、ステップ数の小側への駆動が終
了すると、ステップS75に進んで、ステップモータ3
6のイニシャライズが完了したことを設定した後、ステ
ップS76へ進む。
【0078】ステップS76では、油温センサ86から
油温Tempを読み込んで、予め設定した所定値Tb以
下であるか否かを判定する。この油温の所定値Tbは、
イニシャライズ処理及び上記ステップS58の全相通電
により上昇した油温Tempが、通常の制御範囲に入っ
たか否かを判定するためのもので、例えば、40°C等
に設定される。
【0079】そして、検出した油温Tempが所定値T
b以下であれば、まだ暖機が必要であるため、ステップ
モータ36の運転モードMODEを1に設定して、上記
図4のステップS8の暖機モード制御を行わせる。
【0080】一方、検出した油温Tempが所定値Tb
を超えていれば、油温Tempが通常の運転状態となっ
て、円滑にステップモータ36を駆動できるため、ステ
ップモータ36の運転モードMODEを2に設定して、
上記図4に示したステップS9の通常制御を行わせる。
【0081】こうして、ステップS7の初期化モードで
は、油温TempがTa以下の極低温のときには、所定
時間だけステップモータ36を全相通電して暖機し、そ
の後、ステップモータ36の位置をイニシャライズして
から再度油温Tempを検出して、この時点の油温Te
mpに基づいて次回のステップモータ36の運転モード
MODEを決定する。
【0082】次に、上記図4のステップS8で行われる
暖機モードについて、図11のサブルーチンを参照しな
がら詳述する。
【0083】ステップS81〜S85では、レンジフラ
グFrng、油温フラグFtemp、モータフラグFs
mが全て正常で、運転レンジRNGがNレンジかつ油温
Tempが所定値Tb以下であるかを判定し、これらの
条件を満足するときにはステップS86でステップモー
タ36の全相に通電して暖機を行う一方、これらの条件
のいずれかひとつが成立しないときには、ステップS9
0へ進んで運転モードMODEを2に設定して通常の制
御を行う。
【0084】ステップS86でステップモータ36の全
相励磁を行った後には、ステップS87に進んで、変速
比フラグFicが正常であるか否かを判定する。
【0085】変速比フラグFicが正常であれば、ステ
ップS88へ進んで、算出したCVT比icに基づいて
図13からステップ数を演算し、ステップS89で現在
のステップ数をステップS88で求めた値として補正を
してサブルーチンを終了する。運転状態に応じた目標の
CVT比icへ向けてステップモータ36を駆動するた
め、図13に示すマップに基づいて、CVT比icから
目標とするステップ数を求めた後、ステップS89で出
力してサブルーチンを終了する。
【0086】次に、上記図4のステップS9で行われる
暖機モードについて、図12のサブルーチンを参照しな
がら詳述する。
【0087】ステップS101では、レンジフラグFr
ngが正常であるか否かを判定して、正常であればステ
ップS102以降へ進み、異常であればステップS10
9へ進んで、レンジ異常時の制御を行う。なお、ステッ
プS109のレンジ異常時の制御については、ここでは
詳述しない。
【0088】ステップS102では、運転レンジRNG
がNレンジであるか否かを判定し、Nレンジであれば、
ステップS103へ進み、Nレンジ以外であれば、Dレ
ンジ、Rレンジ、Lレンジのいずれかの走行レンジで走
行中であるため、ステップS107へ進んで、通常の変
速制御を行う。
【0089】ステップS103では、油温フラグFte
mpが正常、換言すれば、油温センサ86が正常である
か否かを判定して、正常であればステップS104へ進
む一方、異常であればステップS107へ進んで通常の
変速制御を行う。
【0090】ステップS104では、モータフラグFs
mが正常であるか否かを判定し、正常であればステップ
S105へ進む一方、異常であればステップS108へ
進んで、モータ異常時制御を行う。なお、このモータ異
常時制御については、ここでは詳述しない。
【0091】ステップS105では、油温センサ86か
ら読み込んだ油温Tempが、所定値Tc以下であるか
否かを判定する。この所定値Tcは、上記ステップS7
6、S84で用いた所定値Tbよりもやや小さい値で、
例えば、35°C等に設定されて、変速比無限大無段変
速機の運転に伴って作動油が循環して、油温Tempが
低下したことを判定する。なお、上記油温の所定値T
a、Tb、Tcは、 Ta<Tc<Tb の関係になる。
【0092】そして、油温Tempが所定値Tc以下の
場合には、ステップS106へ進んで、運転モードMO
DEを1として上記ステップS8の暖機モードを行うよ
うに設定する一方、油温Tempが所定値Tcを超えて
いれば、ステップS107の通常制御を実行する。
【0093】なお、ステップS107の通常制御は、運
転状態に応じたCVT比ic(IVT比ii)となるよ
うにステップモータ36を駆動するものである。
【0094】こうして、ステップS101〜S109の
通常制御では、運転レンジRNGがNレンジで、油温T
empが所定値Tc以下、かつ、油温フラグFtemp
及びモータフラグFsmが正常であれば、運転モードM
ODEを=1として、再度暖機モードを実行し、運転レ
ンジRNGがNレンジ以外、油温Tempが所定値Tc
を超えているとき、あるいは、油温フラグFtempが
異常のときには、通常の制御を行う。
【0095】以上の制御によって、変速比無限大無段変
速機のステップモータ36は、図16に示すように制御
が行われる。
【0096】イグニッションスイッチ87がONとなっ
た時間taでは、上記図9の初期化モードにより各フラ
グが正常かつ停車状態で、油温Tempが所定値Ta以
下の極低温時には、時間tbまでの所定時間だけステッ
プモータ36の全相に通電してから、イニシャライズを
行う。
【0097】イニシャライズが終了した時間tcでは、
上記ステップS76で、再び油温Tempを検出して、
所定値Tb以下の低温状態であれば、図11に示した暖
機モードが実行され、Nレンジの間はステップモータ3
6の全相が通電されて、第2の暖機が行われ、ステップ
モータ36の発熱によって油温Tempを積極的に上昇
させることができる。
【0098】そして、この第2の暖機期間中では、ステ
ップモータ36の駆動要求(ステップ数の変更)があれ
ば、全相通電を中断して変速制御を行うことができ、運
転状態に応じてステップモータ36の駆動を許可しなが
らも、全相通電を行って発進要素などの発熱部材を持た
ない変速比無限大無段変速機の油温Tempを上昇させ
て、低油温時からステップモータ36の駆動速度を確保
することで、変速性能を確保することができ、目標とす
るCVT比icへ迅速に追従でき、ギアードニュートラ
ルポイントGNPからの発進を正確に行うことができる
のである。
【0099】特に、ギアードニュートラルポイントGN
Pは、一点(icgnp)で決められるため、暖機モー
ドによる第2の暖機制御中では、油温Tempの上昇に
応じて各部材の熱膨張が生じ、CVT比ic及びIVT
比iiが微妙にずれても、CVT比icから実際のステ
ップ位置を補正することができ、ギアードニュートラル
ポイントGNP付近に維持して、極低温時から通常制御
による発進を円滑に行うことが可能となる。
【0100】また、イグニッションスイッチ87がON
となったときに、油温Tempが所定値Taを超えてい
る場合には、図16に示した時間ta〜tbの第1の暖
機は行われず、即座にイニシャライズ処理が行われて、
迅速に発進を行うことができる。
【0101】なお、上記実施形態において、変速制御弁
を駆動するモータを、ステップモータで構成した一例を
示したが、サーボモータなどを用いてもよい。
【0102】また、無段変速機としては、トロイダル型
の他にVベルト型などを採用しても良い。
【0103】さらに、本発明をトルクコンバータを備え
た無段変速機へ適用してもよく、ニュートラルレンジや
パーキングレンジの場合には、トルクコンバータの滑り
がないため暖機が不足する場合があるが、本発明を適用
することで、トルクコンバータを備えた無段変速機の暖
機を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す変速比無限大無段変
速機の概略構成図。
【図2】同じく無段変速機の変速制御装置を示す概念
図。
【図3】同じくコントロールユニットとステップモータ
の概略構成図。
【図4】暖機制御の一例を示すフローチャートで、メイ
ンルーチンを示す。
【図5】油温判定処理のサブルーチンである。
【図6】レンジ判定処理のサブルーチンである。
【図7】変速比判定処理のサブルーチンである。
【図8】モータ電圧判定処理のサブルーチンである。
【図9】初期化モードのサブルーチンである。
【図10】初期化モードで行われるステップモータのイ
ニシャライズ処理のサブルーチンである。
【図11】暖機モードのサブルーチンである。
【図12】通常制御のサブルーチンである。
【図13】CVT比icとステップ数の関係を示すマッ
プである。
【図14】イニシャライズ処理の動作を示すグラフで、
CVT比ic及びステップ数と時間の関係を示す。
【図15】CVT比icとIVT比iiの逆数の関係を
示すマップである。
【図16】暖機制御の様子を示すグラフで、ステップモ
ータのコイル電圧と、時間の関係を示す。
【図17】従来例による暖機制御の様子を示すグラフ
で、ステップモータのコイル電圧と、時間の関係を示
す。
【符号の説明】
1 ユニット入力軸 2 無段変速機構 3 一定変速機構 5 遊星歯車機構 36 ステップモータ 36a、36b コイル 80 変速制御コントロールユニット 81 入力軸回転数センサ 82 CVT出力軸回転数センサ 83 車速センサ 84 アクセル操作量センサ 85 インヒビタスイッチ 86 油温センサ 87 イグニッションスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に変速比を変更可能な無段変速機
    と、 モータの駆動により前記無段変速機の変速比を変更する
    変速制御手段と、 運転状態に応じてこのモータを制御する駆動手段を備え
    た無段変速機の変速制御装置において、 前記駆動手段は、 エンジンの始動を検出する始動検出手段と、 この始動が検出されたときに、前記モータの位置を初期
    化する初期化手段と、 この初期化が終了したときに前記モータを停止させなが
    らコイルへ通電する暖機制御手段とを備えたことを特徴
    とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記暖機制御手段は、前記モータの全て
    のコイルへ通電することを特徴とする請求項1に記載の
    無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記初期化手段は、モータの位置を初期
    化する以前に、モータの全てのコイルへ予め設定した時
    間だけ通電することを特徴とする請求項1に記載の無段
    変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、無段変速機の油温を検
    出する油温検出手段を有し、前記初期化手段は、検出し
    た油温が極低温状態のときに、モータの位置を初期化す
    る以前に、モータの全てのコイルへ予め設定した時間だ
    け通電することを特徴とする請求項3に記載の無段変速
    機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、無段変速機の油温を検
    出する油温検出手段を有し、前記暖機制御手段は、検出
    した油温が予め設定した温度を超えるまで、前記モータ
    の全てのコイルへ通電することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3に記載の無段変速機の変速制御装置。
  6. 【請求項6】 前記暖機制御手段は、運転状態に応じて
    モータを駆動するときには、モータの全てのコイルへの
    通電を一時的に停止することを特徴とする請求項5に記
    載の無段変速機の変速制御装置。
  7. 【請求項7】 前記暖機制御手段は、車両が走行を開始
    したとき、または検出した油温が予め設定した温度を超
    えたときに、前記モータの全てのコイルへの通電を終了
    することを特徴とする請求項6に記載の無段変速機の変
    速制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057003A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Equos Research Co Ltd 無段変速機の変速制御装置
US11821529B2 (en) 2020-08-17 2023-11-21 Watts Regulator Co. Reversible spring retention assembly for a valve

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007057003A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Equos Research Co Ltd 無段変速機の変速制御装置
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