JP2004332879A - 車両の動力源と変速機との協調制御装置 - Google Patents

車両の動力源と変速機との協調制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変速機の滑りなどに対応した動力源の出力変化に起因するショックや違和感を防止する。
【解決手段】走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に入力トルクを低減させる入力トルク調整機構を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、低減させた前記入力トルクの復帰させる時期を、車両の動作状態に基づいて制御する入力トルク制御手段(ステップS50ないしS70、ステップS90、S100、S120)を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関などの動力源の出力側に変速機が連結された車両を対象とする制御装置に関し、特にその変速機の挙動に関連して動力源を協調して制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両における駆動トルクはエンジンなどの動力源で発生させるとともに、クラッチや変速機などの伝動機構を介して車輪に伝達される。その伝動機構の伝達トルク容量を大きくすれば、動力源から入力されるトルクを駆動輪などの出力側に伝達できるが、必要以上に伝達トルク容量を大きくするとそのために消費する動力も増大するので、車両の全体としての燃費が悪化する。そのために、従来一般には、伝動機構の伝達トルク容量を設定する油圧を動力源の出力に対応させて予め定めておき、もしくは動力源の出力を油圧の調圧レベルに反映させるように制御装置を構成している。
【0003】
特に車両用の無段変速機においては、ベルトやパワーローラなどを挟み付ける挟圧力を高くすると、伝達トルク容量が増大する反面、無段変速機での動力の伝達効率が低下し、また一方、滑りに起因する摩耗などの損傷を確実に防止する必要があるので、その挟圧力の制御に高い精度が要求される。しかしながら、車両の走行状態あるいは駆動状態は必ずしも常時一定とはならないので、無段変速機などの伝動機構に一時的に大きいトルクが作用したり、その結果、滑りが生じたりすることがある。また、滑りの生じる限界圧力を求めるために、意図的に微少滑りを生じさせる場合もある。
【0004】
従来、伝動機構の一例としてのベルト式無段変速機に滑りが発生した場合、理論変速変化率と実変速変化率とを比較し、その比較結果に基づいて滑りを検出し、その滑りを抑制するために、スロットル開度を閉じ、あるいは点火時期を遅角し、もしくは燃料供給量を低減することによりエンジンの出力を低下させる装置が、特許文献1に記載されている。また、伝達される力、速度、伝達比またはこれらの組み合わせに関する条件が少なくともほぼ一定である場合に、圧着力を変化させてスリップ限界を決定する方法が、特許文献2に記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−11022号公報(請求項5〜7)
【特許文献2】
特開2001−12593号公報(請求項1,2,6,7)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1に記載されているように、無段変速機での滑りが検出された場合に、その入力側のエンジンや電気モータの出力を低下させれば、無段変速機に作用するトルクが低下するから、その滑りを抑制もしくは収束させることができる。しかしながら、そのようなエンジンもしくは電気モータの出力を走行中に低下させると、駆動輪での駆動トルクも低下するので、駆動トルクの変化に伴うショックが生じ、あるいは違和感を与える可能性がある。
【0007】
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、変速機構の滑りなどに対応した動力源の出力変化に起因する、ショックや違和感を防止することのできる装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に、無段変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、低減させた前記入力トルクの復帰させる時期を、車両の動作状態に基づいて制御する入力トルク制御手段を備えていることを特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置である。
【0009】
したがって請求項1の発明では、無段変速機構での滑りが検出され入力トルクが低減された際、その低減された入力トルクを復帰させる時期が、車両の動作状態に応じて変更されて設定される。そのため、入力トルクの復帰制御中に、車両の動作状態に起因して、無段変速機構に再び滑りが発生する可能性が生じた場合においても、低減された入力トルクの復帰時期が適正に調整されて設定されるため、無段変速機構での再滑りが防止もしくは抑制される。
【0010】
また、請求項2の発明は、走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に、無段変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、低減させた前記入力トルクの復帰を、所定の期間が経過するまで禁止する入力トルク復帰禁止手段を備えていること特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置である。
【0011】
したがって請求項2の発明では、無段変速機構での滑りが検出され入力トルクが低減された際、予め定められた所定期間が経過するまで、低減された前記入力トルクの復帰制御はおこなわれない。そのため、前記所定期間内に、車両の動作状態に起因して、無段変速機構に再び滑りが発生する可能性が生じた場合においても、低減された入力トルクの復帰制御はおこなわれず、前記所定期間経過後に、その復帰時期が適正に調整されて設定されるため、無段変速機構での再滑りが防止もしくは抑制される。
【0012】
さらに、請求項3の発明は、走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に、無段変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、低減させた前記入力トルクの復帰を、復帰開始後に前記滑りの生じている期間が所定の期間となるように前記入力トルクの増減量を制御する入力トルク増減手段を備えていることを特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置である。
【0013】
したがって請求項3の発明では、無段変速機構での滑りが検出され入力トルクが低減された際、その低減された入力トルクの復帰開始後からの前記滑りの生じている期間が、予め定められた所定期間となるように、前記入力トルクの増減量が設定される。そのため、無段変速機構で発生した滑りの収束時期と低減された入力トルクの復帰時期とが適正に調整されて設定されるため、滑り収束時に低減された入力トルクの復帰が未だ完了していない場合に生じる、入力トルクの低下に伴う車両全体としての駆動トルクの低下、いわゆる駆動トルクの落ち込みやそれに伴う違和感などが防止もしくは抑制される。
【0014】
そして、請求項4の発明は、走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に、摩擦係合装置によってトルクを伝達する変速機構が連結されるとともに、その変速機構の変速時に、変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、低減させた前記入力トルクの復帰を、復帰開始後に前記摩擦係合装置に滑りが生じている期間が所定の期間となるように前記入力トルクの増減量を制御する入力トルク増減手段を備えていることを特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置である。
【0015】
したがって請求項4の発明では、変速機構のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置での滑りが検出され入力トルクが低減された際、その低減された入力トルクの復帰開始後からの前記滑りの生じている期間が、予め定められた所定期間となるように、前記入力トルクの増減量が設定される。すなわち、変速機構のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置で発生した滑りの収束時期と低減された入力トルクの復帰時期とが適正に調整されて設定される。その結果、滑り収束時に、低減された入力トルクの復帰が未だ完了していない場合に生じる、入力トルクの低下に伴う車両全体としての駆動トルクの低下、いわゆる駆動トルクの落ち込みやそれに伴う違和感などが防止もしくは抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
つぎにこの発明を具体例に基づいて説明する。先ず、この発明で対象とする動力源および変速機を含む駆動系統の一例を説明すると、図3において、変速機Tは、ベルト式無段変速機構1を備えており、その無段変速機構1は、前後進切換機構2およびロックアップクラッチ3付きの流体伝動機構4を介して動力源5に連結されている。
【0017】
その動力源5は、内燃機関、あるいは内燃機関と電動機、もしくは電動機などによって構成されている。なお、以下の説明では、動力源5をエンジン5と記す。また、流体伝動機構4は、例えば従来のトルクコンバータと同様の構成であって、エンジン5によって回転させられるポンプインペラとこれに対向させて配置したタービンランナーと、これらの間に配置したステータとを有し、ポンプインペラで発生させたフルードの螺旋流をタービンランナーに供給することよりタービンランナーを回転させ、トルクを伝達するように構成されている。
【0018】
このような流体を介したトルクの伝達では、ポンプインペラとタービンランナーとの間に不可避的な滑りが生じ、これが動力伝達効率の低下要因となるので、ポンプインペラなどの入力側の部材とタービンランナーなどの出力側の部材とを直接連結するロックアップクラッチ3が設けられている。このロックアップクラッチ3は、油圧によって制御するように構成され、完全係合状態および完全解放状態、ならびにこれらの中間の状態であるスリップ状態に制御され、さらにそのスリップ回転数を適宜に制御できるようになっている。
【0019】
前後進切換機構2は、エンジン5の回転方向が一方向に限られていることに伴って採用されている機構であって、入力されたトルクをそのまま出力し、また反転して出力するように構成されている。図3に示す例では、前後進切換機構2としてダブルピニオン型の遊星歯車機構が採用されている。すなわち、サンギヤ6と同心円上にリングギヤ7が配置され、これらのサンギヤ6とリングギヤ7との間に、サンギヤ6に噛合したピニオンギヤ8とそのピニオンギヤ8およびリングギヤ7に噛合した他のピニオンギヤ9とが配置され、これらのピニオンギヤ8,9がキャリヤ10によって自転かつ公転自在に保持されている。そして、二つの回転要素(具体的にはサンギヤ6とキャリヤ10と)を一体的に連結する前進用クラッチ11が設けられ、またリングギヤ7を選択的に固定することにより、出力されるトルクの方向を反転する後進用ブレーキ12が設けられている。
【0020】
無段変速機構1は、従来知られているベルト式無段変速機と同じ構成であって、互いに平行に配置された駆動プーリ13と従動プーリ14とのそれぞれが、固定シーブと、油圧式のアクチュエータ15,16によって軸線方向に前後動させられる可動シーブとによって構成されている。したがって各プーリ13,14の溝幅が、可動シーブを軸線方向に移動させることにより変化し、それに伴って各プーリ13,14に巻掛けたベルト17の巻掛け半径(プーリ13,14の有効径)が連続的に変化し、変速比が無段階に変化するようになっている。そして、上記の駆動プーリ13が前後進切換機構2における出力要素であるキャリヤ10に連結されている。
【0021】
なお、従動プーリ14における油圧アクチュエータ16には、無段変速機構1に入力されるトルクに応じた油圧(ライン圧もしくはその補正圧)が、図示しない油圧ポンプおよび油圧制御装置を介して供給されている。したがって、従動プーリ14における各シーブがベルト17を挟み付けることにより、ベルト17に張力が付与され、各プーリ13,14とベルト17との挟圧力(接触圧力)が確保されるようになっている。これに対して駆動プーリ13における油圧アクチュエータ15には、設定するべき変速比に応じた圧油が供給され、目標とする変速比に応じた溝幅(有効径)に設定するようになっている。
【0022】
上記の従動プーリ14が、ギヤ対18を介してディファレンシャル19に連結され、このディファレンシャル19から駆動輪20にトルクを出力するようになっている。したがって上記の駆動機構では、エンジン5と駆動輪20との間に、ロックアップクラッチ3と無段変速機構1とが直列に配列されている。
【0023】
上記の無段変速機構1およびエンジン5を搭載した車両の動作状態を検出するために各種のセンサーが設けられている。すなわち、無段変速機構1に対する入力回転数(前記タービンランナーの回転数)を検出して信号を出力するタービン回転数センサー21、駆動プーリ13の回転数を検出して信号を出力する入力回転数センサー22、従動プーリ14の回転数を検出して信号を出力する出力回転数センサー23、ベルト挟圧力を設定するための従動プーリ14側の油圧アクチュエータ16の圧力を検出する油圧センサー24が設けられている。また、特には図示しないが、アクセルペダルの踏み込み量を検出して信号を出力するアクセル開度センサー、スロットルバルブの開度を検出して信号を出力するスロットル開度センサー、ブレーキペダルが踏み込まれた場合に信号を出力するブレーキセンサーなどが設けられている。
【0024】
上記の前進用クラッチ11および後進用ブレーキ12の係合・解放の制御、および前記ベルト17の挟圧力の制御、ならびに変速比の制御、さらにはロックアップクラッチ3の制御をおこなうために、変速機用電子制御装置(CVT−ECU)25が設けられている。この電子制御装置25は、一例としてマイクロコンピュータを主体として構成され、入力されたデータおよび予め記憶しているデータに基づいて所定のプログラムに従って演算をおこない、前進や後進あるいはニュートラルなどの各種の状態、および要求される挟圧力の設定、ならびに変速比の設定、ロックアップクラッチ3の係合・解放ならびにスリップ回転数などの制御を実行するように構成されている。
【0025】
ここで、変速機用電子制御装置25に入力されているデータ(信号)の例を示すと、無段変速機構1の入力回転数(入力回転速度)Ninの信号、無段変速機構1の出力回転数(出力回転速度)No の信号が、それぞれに対応するセンサから入力されている。また、エンジン5を制御するエンジン用電子制御装置(E/G−ECU)26からは、エンジン回転数Ne の信号、エンジン(E/G)負荷の信号、スロットル開度信号、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量であるアクセル開度信号などが入力されている。
【0026】
無段変速機構1によれば、入力回転数であるエンジン回転数を無段階に(言い換えれば、連続的に)制御できるので、これを搭載した車両の燃費を向上できる。例えば、アクセル開度などによって表される要求駆動量と車速とに基づいて目標駆動力が求められ、その目標駆動力を得るために必要な目標出力が目標駆動力と車速とに基づいて求められ、その目標出力を最適燃費で得るためのエンジン回転数が予め用意したマップに基づいて求められ、そして、そのエンジン回転数となるように変速比が制御される。
【0027】
そのような燃費向上の利点を損なわないために、無段変速機構1における動力の伝達効率が良好な状態に制御される。具体的には、無段変速機構1のトルク容量すなわちベルト挟圧力が、エンジントルクに基づいて決まる目標トルクを伝達でき、かつベルト17の滑りが生じない範囲で可及的に低いベルト挟圧力に制御される。例えば、加減速が比較的頻繁におこなわれたり、路面の凹凸もしくは起伏がある場合などのいわゆる非定常的な走行状態では、無段変速機構1を制御する油圧系統における全体の元圧となるライン圧もしくはその補正圧によってベルト挟圧力が設定される。これに対して平坦路をある程度以上の車速で定速走行しているなどの定常状態もしくはこれに準ずる準定常状態では、滑りを生じずに入力トルクを伝達できる最低の圧力(これを滑り限界圧力と称す)に所定の安全率もしくは滑りに対する余裕伝達トルクを設定する圧力を加えたベルト挟圧力に設定される。
【0028】
定常走行状態もしくは準定常走行状態であることによりベルト挟圧力を上記のように低下させている場合には、滑り限界圧力に付加してある圧力すなわち滑りに対する余裕が少ないので、エンジン5側からの入力トルクが増大すると、滑りが生じやすい。入力トルクの増大による無段変速機構1の滑りは、入力トルクを低下させることにより収束させることができるが、無段変速機構1に対する入力トルクの低下に伴う車両全体としての駆動トルクの低下を抑制もしくは防止するために、この発明に係る協調制御装置は、以下に述べる制御を実行するように構成されている。図1はその制御例を説明するためのフローチャートであり、図2は図1に示す制御を実行した場合の挟圧力や変速比などの変化を示すタイムチャートである。
【0029】
図1において、先ず、フラグFについて判断される(ステップS10)。このフラグFは、無段変速機構1の滑りが検出された場合、および後述するステップS100で実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ2以上の場合に“1”にセットされ、ステップS60で実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ1以下の場合に“2”にセットされる。そしてこのルーチンの開始当初は、“0”にセットされている。したがって“F=0”の判断が成立することによりステップS20へ進み、無段変速機構1の滑りの有無が判定される。無段変速機構1におけるベルト17の滑りの判定は、例えば変速比やその変化の状態などに基づいて判定することができる。
【0030】
無段変速機構1での滑りの発生が判定されないことによりステップS20で否定的に判断された場合には、特に制御をおこなうことなくこのルーチンを終了する。これに対して、無段変速機構1で滑りが生じたことによりステップS20で肯定的に判断された場合には、ステップS30へ進みフラグFを“1”にセットする(ステップS30)。そして、滑りを収束させるために、無段変速機構1に対する挟圧力の増加指令が出力される(ステップS40)。
【0031】
ステップS40で挟圧力の増加指令を出力すると、所定時間t1が経過したか否かが判断される(ステップS50)。所定時間t1は、ステップS20で滑りの発生を判定した時点を起点とする予め定めた所定の時間であって、滑りを検出した後に、後述するエンジントルクダウン指令によって低減された入力トルクの復帰を制限する期間である。
【0032】
当初は所定時間t1が経過していないことにより、このステップS50で否定的に判断されると、次のステップS60を飛ばしステップS70へ進み、入力トルクの低減量すなわちエンジントルクダウン量ΔTe が、
ΔTe =K・(γ−γ’)
により求められ、エンジントルクダウン指令が出力される。ここで、Kはエンジントルクダウン量ΔTe のゲインとして定められる変数である。すなわち、エンジントルクダウン量ΔTe は、滑り発生時の実変速比γと非滑り時の推定変速比γ’との差と、別に設定されたゲインKとに依存して決定され、その指令値が出力される。
【0033】
ステップS70でエンジントルクダウン指令を出力すると、所定時間t2が経過したか否かが判断される(ステップS130)。この所定時間t2は、前述の所定時間t1と同じく、ステップS20で滑りの発生を判定した時点を起点とする予め定めた所定の時間であって、滑りが確実に収束するのを待つための時間である。従って、当初は所定時間t2が経過していないことによって、このステップS130で否定的に判断されると、以降の制御はおこなわずこのルーチンを一旦、終了する。
【0034】
前述のステップS10に戻り、フラグFについて“F=1”の判断が成立する場合は、ステップS20ないしS40の制御をおこなわずステップS50へ進み、所定時間t1が経過したか否かが判断される。所定時間t1以上が経過したことにより、このステップS50で肯定的に判断されると、ステップS60へ進み、実変速比γと、滑り開始前の実変速比γの変化傾向から推定した推定変速比γ’との差が、予め定めた所定値Δγ1以下か否かが判断される。すなわち、所定Δγ1を閾値として、実変速比γと推定変速比γ’との差がこの閾値に達したか否かが判断される。
【0035】
実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ1より大きい場合は、このステップS60で否定的に判断され、前述のステップS70へ進み、以降の制御が同様におこなわれる。一方、実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ1以下の場合は、このステップS60で肯定的に判断され、ステップS80へ進み、フラグFが“2”にセットされる。次いで、エンジントルクダウン量ΔTe が0に設定されその指令値が出力される(ステップS90)。すなわち、実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ1より大きい場合にはエンジントルクダウンが再開もしくは継続され、その差が所定値Δγ1以下の場合にはエンジントルクダウンはおこなわれず、低減された入力トルクの復帰が開始される。
【0036】
ステップS90でエンジントルクダウン量ΔTe =0の指令すなわちエンジントルクダウンの復帰指令を出力すると、前述のステップS130へ進み、所定時間t2が経過したか否かが判断される。ここで、所定時間t2が経過したことによってこのステップS130で肯定的に判断されると、次のステップS140へ進み、エンジントルクダウンの復帰指令が出力されてから滑りの収束時点までの時間である滑り時間Δtが、予め定められた期間であるΔt1からΔt2までの所定範囲内か否かが判断される。この期間Δt1からΔt2までの所定範囲は、滑り収束時に低減された入力トルクの復帰が未だ完了していない場合に生じる、駆動トルクの落ち込みを防ぐため、滑りの収束時点と実エンジントルクの復帰時点とを一致もしくは近接させるように予め定めた所定の範囲である。
【0037】
滑り時間Δtが期間Δt1からΔt2までの所定範囲以内にあることによってステップS140で肯定的に判断されると、ステップS150へ進み、フラグFおよびストア値をクリアしてこのルーチンを一旦、終了する。一方、滑り時間Δtが期間Δt1からΔt2までの所定範囲外にあることによってステップS140で否定的に判断されると、ステップS160へ進み、前述のエンジントルクダウン量ΔTe のゲインKが修正される。具体的には、滑り時間Δtが小さい、すなわち滑り量が少ない場合はゲインKの値が低減され、滑り時間Δtが大きい、すなわち滑り量が多い場合はゲインKの値が増大される。そしてその後、このルーチンを一旦、終了する。
【0038】
再びステップS10に戻り、フラグFについて“F=2”の判断が成立する場合は、ステップS100へ進み、実変速比γと推定変速比γ’との差が予め定めた所定値Δγ2以下か否かが判断される。すなわち、所定値Δγ2を閾値として、実変速比γと推定変速比γ’との差がこの閾値に達したか否かが判断される。この所定値Δγ2は、前述のステップS60における所定値Δγ1よりも大きな値として定めたものである。
【0039】
実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ2以上の場合は、このステップS100で肯定的に判断され、フラグFを“1”にセットして(ステップS110)、前述のステップS70へ進み、以降の制御が同様におこなわれる。一方、実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ2より小さい場合は、このステップS100で否定的に判断され、ステップS120へ進み、エンジントルクダウン量ΔTe が0に設定されその指令値が出力される。すなわち、実変速比γと推定変速比γ’との差が所定値Δγ2以上の場合にはエンジントルクダウンが再開され、その差が所定値Δγ2より小さい場合にはエンジントルクダウンはおこなわれず、低減された入力トルクの復帰が開始される。そして、ステップS120でエンジントルクダウン量ΔTe =0の指令すなわちエンジントルクダウンの復帰指令を出力すると、前述のステップS130へ進み、以降の制御が同様におこなわれる。
【0040】
上記の具体例を図2のタイムチャートによって説明すると、先ずA点で滑りが発生し、B点でその滑りの発生が判定されると、同時に挟圧力の増加指令とエンジントルクダウン指令とが出力される。すると、実挟圧力は、不可避的な制御遅れであるB、F点間の無駄時間td1が経過した後に増大を開始する。一方、実際のエンジントルクは、同じく不可避的な制御遅れであるB、C点間の無駄時間td2が経過した後に低下を開始する。
【0041】
A点で滑り開始後、実変速比γは、A、C点間のように滑り開始前の変化傾向とは異なった変化を示す。その後、実エンジントルクが低下を開始するC点付近から滑りが収束に向かい、E点で実変速比γと推定変速比γ’との差が0となり、すなわち滑りが収束して、変速比γはそれまでの変化傾向に戻る。またこの時、D点で実変速比γと推定変速比γ’との差が閾値である所定値Δγ1以下となると、エンジントルクダウンの復帰指令が出力される。その後E点で滑りが収束して、F点付近で実際のエンジントルクダウン量は0となる。
【0042】
実際には、滑りが始まると実変速比γは、A、E点間に示すように、その値が大小に振動的な変化を繰り返しながら変動する、いわゆるスティック・スリップ現象を生じる場合がある。このスティック・スリップ現象が発生すると、滑り開始直後の初期の段階で実変速比γと推定変速比γ’との差が、一時的であっても所定値Δγ1の閾値に達し、エンジントルクダウンの復帰がおこなわれてしまうことがある。そのために、エンジントルクダウンの復帰を禁止する期間である所定時間t1が設定されている。すなわち、この所定時間t1の期間内でのエンジントルクダウンの復帰を禁止することによって、滑り発生時のエンジントルクダウンが適切におこなわれ、再滑りを防止もしくは抑制することができる。
【0043】
エンジントルクダウンの復帰指令が出力されたD点以降で、例えば、アクセルの踏み込み、路面の凹凸もしくは起伏、あるいは風向きなどによる走行状態や、油圧系統の油温・油圧の変化に伴う挟圧力の復帰応答時間のばらつきなどの、車両の動作状態に起因して再度滑りが発生する可能性が生じた場合は、実変速比γと推定変速比γ’との差が、前記の所定値Δγ1よりも大きな値に設定した所定値Δγ2を超えることによって再びエンジントルクダウンが開始される。そのため、この場合においても滑り発生時におこなうエンジントルクダウンの効果を確保し、再滑りを防止もしくは抑制することができる。
【0044】
また、D、E点間で示される滑り時間Δtは、変速比γについての線図のC、E点間で示される、滑りが収束へ向かう際の変化勾配の大小によって変化する。そしてこの変化勾配は、エンジントルクダウン量ΔTe のゲインKに依存して変化する。従って、滑り時間Δtはエンジントルクダウン量ΔTe のゲインKに依存して変化することになる。
【0045】
図2のタイムチャートの例では、実エンジントルクがトルクダウンから復帰するF点付近よりも以前のE点で滑りが収束している。すなわちこの場合は、E、F点間で駆動トルクが落ち込むことになる。そこで、所定時間t2が経過した後、滑り時間Δtが、予め定めた所定範囲以内となるようにエンジントルクダウン量ΔTe のゲインKを設定することによって、上記のような駆動トルクの落ち込みを防止もしくは抑制することができる。
【0046】
したがって図1および図2に示す制御を実行するように構成されたこの発明の協調制御装置によれば、無段変速機構1の滑りが検出された場合に、車両の動作状態に応じて適正に、入力トルクの低下制御とその復帰制御とを実行するので、制御中の再滑りを防止もしくは抑制することができる。また、その入力トルクの低下制御は、滑り収束時の入力トルクの低下に伴う駆動トルクの落ち込みを防ぐため、滑り収束時点と入力トルクの復帰時点とを一致もしくは近接させるように制御をおこなうので、駆動トルクの落ち込みやそれに伴うショックあるいは失速感などを防止することができる。
【0047】
ここで、上記の具体例とこの発明との関係を簡単に説明すると、上述したステップS50ないしS70、ステップS90、S100、S120の各機能的手段が、この発明の入力トルク制御手段に相当し、その内、ステップS50の機能的手段が、この発明の入力トルク復帰禁止手段に相当する。また、ステップS130、S140、S160の各機能的手段が、この発明の入力トルク増減手段に相当する。
【0048】
なお、図1に示すステップS20で判定する滑りは、走行中において無段変速機構1に作用するトルクの変化に起因する滑りであってよいが、これ以外に、挟圧力を低下させて生じさせた滑りであってもよい。また、この発明で対象とする変速機は上述したベルト式無段変速機以外に、トラクション式(トロイダル型)無段変速機であってもよく、あるいは変速機に備えたロックアップクラッチなどの摩擦係合式のクラッチなどであってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、無段変速機構での滑りが検出され入力トルクが低減された際、その低減された入力トルクを復帰させる時期が、車両の動作状態に応じて変更されて設定される。そのため、入力トルクの復帰制御中に、車両の動作状態に起因して、無段変速機構に再び滑りが発生する可能性が生じた場合においても、低減された入力トルクの復帰時期が適正に調整されて設定されるため、無段変速機構での再滑りを防止もしくは抑制することができる。
【0050】
また、請求項2の発明によれば、無段変速機構での滑りが検出され入力トルクが低減された際、予め定められた所定期間が経過するまで、低減された前記入力トルクの復帰制御はおこなわれない。そのため、前記所定期間内に、車両の動作状態に起因して、無段変速機構に再び滑りが発生する可能性が生じた場合においても、低減された入力トルクの復帰制御はおこなわれず、前記所定期間経過後に、その復帰時期が適正に調整されて設定されるため、無段変速機構での再滑りを防止もしくは抑制ことができる。
【0051】
さらに、請求項3の発明によれば、無段変速機構での滑りが検出され入力トルクが低減された際、その低減された入力トルクの復帰開始後からの前記滑りの生じている期間が、予め定められた所定期間となるように、前記入力トルクの増減量が設定される。そのため、無段変速機構で発生した滑りの収束時期と低減された入力トルクの復帰時期とが適正に調整されて設定されるため、滑り収束時に低減された入力トルクの復帰が未だ完了していない場合に生じる、入力トルクの低下に伴う車両全体としての駆動トルクの低下、いわゆる駆動トルクの落ち込みやそれに伴う違和感などを防止もしくは抑制することができる。
【0052】
そして、請求項4の発明によれば、変速機構のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置で滑りが検出され入力トルクが低減された際、その低減された入力トルクの復帰開始後からの前記滑りの生じている期間が、予め定められた所定期間となるように、前記入力トルクの増減量が設定される。そのため、変速機構のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置で発生した滑りの収束時期と低減された入力トルクの復帰時期とが適正に調整されて設定されるため、滑り収束時に低減された入力トルクの復帰が未だ完了していない場合に生じる、入力トルクの低下に伴う車両全体としての駆動トルクの低下、いわゆる駆動トルクの落ち込みやそれに伴う違和感などを防止もしくは抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の制御装置による制御の一例を説明するためのフローチャートである。
【図2】図1の制御を実行した場合のタイムチャートの一例を示す図である。
【図3】この発明で対象とする伝動機構を含む伝動系統の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
T…変速機、 1…無段変速機構、 3…ロックアップクラッチ、 5…エンジン(動力源)、 13…駆動プーリ、 14…従動プーリ、 15,16…アクチュエータ、 17…ベルト、 20…駆動輪、 25…変速機用電子制御装置(CVT−ECU)。

Claims (4)

  1. 走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に、無段変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、
    低減させた前記入力トルクを復帰させる時期を、車両の動作状態に基づいて制御する入力トルク制御手段を備えていることを特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置。
  2. 走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に、無段変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、
    低減させた前記入力トルクの復帰を、所定の期間が経過するまで禁止する入力トルク復帰禁止手段を備えていること特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置。
  3. 走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に無段変速機構が連結されるとともに、その無段変速機構での滑り検出判定時に、無段変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、
    低減させた前記入力トルクの復帰を、復帰開始後に前記滑りの生じている期間が所定の期間となるように前記入力トルクの増減量を制御する入力トルク増減手段を備えていることを特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置。
  4. 走行のための駆動力を発生する動力源の出力側に、摩擦係合装置によってトルクを伝達する変速機構が連結されるとともに、その変速機構の変速時に、変速機構への入力トルクを低減させる入力トルク調整手段を備えた車両の動力源と変速機との協調制御装置において、
    低減させた前記入力トルクの復帰を、復帰開始後に前記摩擦係合装置に滑りが生じている期間が所定の期間となるように前記入力トルクの増減量を制御する入力トルク増減手段を備えていることを特徴とする車両の動力源と変速機との協調制御装置。
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