JP2002013539A - 転がり軸受およびそれと段付軸との組立体 - Google Patents

転がり軸受およびそれと段付軸との組立体

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JP2002013539A
JP2002013539A JP2000196472A JP2000196472A JP2002013539A JP 2002013539 A JP2002013539 A JP 2002013539A JP 2000196472 A JP2000196472 A JP 2000196472A JP 2000196472 A JP2000196472 A JP 2000196472A JP 2002013539 A JP2002013539 A JP 2002013539A
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JP
Japan
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radius
inner ring
rolling bearing
curvature
stepped shaft
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JP2000196472A
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English (en)
Inventor
Tomonori Nakashita
智徳 中下
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくして、製造コストを低減で
きる転がり軸受およびそれと段付軸との組立体を提供す
る。 【解決手段】 転がり軸受1の内輪3には、軸方向に突
出する突出部3aが形成されて、内輪3の軸方向の幅が
外輪4の軸方向の幅よりも長くなっている。突出部3a
のコーナの曲率半径は、内輪3,外輪4の軸方向の端部
3b,4a,4bのコーナの曲率半径よりも大きく設定さ
れている。さらに、突出部3aのコーナの曲率半径は、
段付軸2が有する段部2aのR部11の曲率半径よりも
大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半浮動式
のリヤアクスル等に使用される転がり軸受に関する。ま
た、そのような転がり軸受と段付軸との組立体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、転がり軸受と段付軸との組立体と
しては、図2に示すようなものがある。より詳しくは、
上記組立体は、段部22aを有する段付軸22を備え、
段付軸22の小径部22bに転がり軸受21の内輪23
を嵌合させ、その段部22aが応力集中で破壊されない
ように、その段部22aのR(アール)部31の曲率半径
を大きく設定している。さらに、このR部31と転がり
軸受21の内輪23とが干渉しないように、上記段付軸
22の大径部22cと内輪23との間に、R部31の曲
率半径よりも大きな曲率半径を有するアール部を有する
スペーサ29を介挿している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記組立体
では、大きなR部31と内輪23との干渉を防ぐため
に、スペーサ29を使用しているので、部品数が多くな
り、製造コストが増大するという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、部品点数を少な
くして、製造コストを低減できる転がり軸受およびそれ
と段付軸との組立体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の転がり軸受は、内輪と、外輪と、
上記内輪と上記外輪との間に配置された複数のボールと
を備えた転がり軸受において、上記内輪には、軸方向に
突出する突出部が形成されて、上記内輪の軸方向の幅が
上記外輪の軸方向の幅よりも長くなっていると共に、上
記突出部のコーナの曲率半径が、上記突出部以外の端部
の曲率半径よりも大きく設定されていることを特徴とし
ている。
【0006】上記請求項1の発明の転がり軸受によれ
ば、例えば、段部を有する段付軸に対して上記内輪を嵌
合させる場合、突出部のコーナの曲率半径を、段部のR
部の曲率半径よりも大きくすることにより、突出部のコ
ーナと段部のR部とが干渉せず、内輪を段付軸の段部に
押し付けて確実に固定できる。このように、例えばスペ
ーサを用いなくても、内輪が段付軸に確実に嵌合するの
で、スペーサを省いて、製造コストを低減できる。
【0007】請求項2の発明の転がり軸受と段付軸との
組立体は、請求項1に記載の転がり軸受と、この転がり
軸受が嵌合し、段部を有する段付軸とを備え、上記内輪
が有する上記突出部のコーナの曲率半径が、上記段付軸
が有する上記段部のR部の曲率半径よりも大きく設定さ
れていることを特徴としている。
【0008】上記請求項2の発明の転がり軸受と段付軸
との組立体によれば、上記段付軸が有する段部のR部の
曲率半径よりも、内輪が有する突出部のコーナの曲率半
径が大きく設定されているので、段部のR部と突出部の
コーナとが干渉せず、内輪を段付軸の段部に押し付けて
確実に固定できる。このように、例えばスペーサを用い
なくても、内輪が段付軸に確実に嵌合するので、スペー
サを省いて、製造コストを低減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の転がり軸受および
それと段付軸との組立体を図示の実施の形態により詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の実施の一形態の転がり軸受
と段付軸との組立体における要部の概略断面図である。
この組立体は、図1に示すように、転がり軸受1と、こ
の転がり軸受1が嵌合し、段部2aを有する段付軸2と
を備えている。また、上記段付軸2は小径部2bと大径
部2cと備え、段部2aにはR部11を形成している。
【0011】上記転がり軸受1は、内輪3と、外輪4
と、内輪3と外輪4との間に配置される複数のボール
(図1では1つのみ図示する)5とを備えている。上記内
輪3は、大径部2cと固定部材8との間において小径部
2に嵌合している。また、上記内輪3には軸方向に突出
する突出部3aが形成されて、内輪3の軸方向の幅が外
輪4の軸方向の幅よりも長くなっている。一方、上記外
輪4は、段付軸2を取り囲むように配置されたハウジン
グ7に嵌合している。なお、6は保持器である。
【0012】上記突出部3aは、大径部2cの段部2a
側の端に当接している。この突出部3aのコーナ12の
曲率半径は、突出部3a以外の端部の曲率半径よりも大
きく設定されている。具体的には、上記突出部3aのコ
ーナ12の曲率半径は、突出部3aを除く、内輪3,外
輪4の軸方向の端部3b,4a,4bにおけるコーナの曲
率半径よりも大きくなっている。さらに、上記突出部3
aのコーナ12の曲率半径は、段部2aにおけるR部1
1の曲率半径よりも大きく設定されている。
【0013】上記構成の転がり軸受1と段付軸2との組
立体によれば、R部11の曲率半径よりもコーナ12の
曲率半径の方が大きいから、R部11とコーナ12とが
衝突せず、内輪3を段付軸2の段部2aに押し付けて確
実に固定できる。このとき、上記突出部3aが軸方向に
突出して、外輪4より内輪3の方が軸方向に長いので、
内輪3の嵌合部の幅、いわゆる嵌合しろD1が減少せ
ず、図2の従来例のスペーサ29を用いなくても、内輪
3を段付軸2の段部2aに押し付けて確実に固定でき
る。もし、このような突出部3aを内輪3に設けない
で、内輪3の軸方向の端部におけるコーナの曲率半径を
大きくしたとするならば、嵌合しろD1が減少してしま
うのである。
【0014】また、上記R部11の曲率半径を大きくて
も、R部11の曲率半径よりコーナ12の曲率半径が大
きいので、R部11とコーナ12とが干渉しない。した
がって、上記R部11の曲率半径を大きくできるので、
段付軸2の強度の低下を防ぐことができる。
【0015】また、このように、上記スペーサ29(図
2参照)を用いなくても、内輪3を確実に固定でき、か
つ、段付軸2の強度が低下しないので、スペーサ29を
省いて、製造コストを削減することができる。
【0016】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の転がり軸受は、例えば、段部を有する段付軸に対し
て内輪を嵌合させる場合、内輪の突出部におけるコーナ
の曲率半径を、段付軸の段部におけるR部の曲率半径よ
りも大きくすることにより、例えばスペーサを用いなく
ても、突出部のコーナと段部のR部とが衝突せず、内輪
を段付軸の段部に押し付けて確実に固定できるので、ス
ペーサを省いて、製造コストを低減できる。
【0017】請求項2の発明の転がり軸受と段付軸との
組立体は、上記段付軸の段部におけるR部の曲率半径よ
りも、内輪の突出部におけるコーナの曲率半径の方を大
きく設定しているので、例えばスペーサを用いなくて
も、段部のR部と突出部のコーナとがぶつからず、内輪
を段付軸の段部に押し付けて確実に固定できる。したが
って、上記スペーサを省いて、製造コストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の一形態の転がり軸受と
段付軸との組立体の要部の概略断面図である。
【図2】 図2は従来の転がり軸受と段付軸との組立体
の要部の概略断面図である。
【符号の説明】
1 転がり軸受 2 段付軸 2a 段部 3 内輪 3a 突出部 3b 内輪の端部 4 外輪 4a 外輪の端部 4b 外輪の端部 5 ボール 11 R部 12 コーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と、外輪と、上記内輪と上記外輪と
    の間に配置された複数のボールとを備えた転がり軸受に
    おいて、 上記内輪には、軸方向に突出する突出部が形成されて、
    上記内輪の軸方向の幅が上記外輪の軸方向の幅よりも長
    くなっていると共に、 上記突出部のコーナの曲率半径が、上記突出部以外の端
    部の曲率半径よりも大きく設定されていることを特徴と
    する転がり軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の転がり軸受と、この転
    がり軸受が嵌合し、段部を有する段付軸とを備え、 上記内輪が有する上記突出部のコーナの曲率半径が、上
    記段付軸が有する上記段部のR部の曲率半径よりも大き
    く設定されていることを特徴とする転がり軸受と段付軸
    との組立体。
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