JP2002013515A - 木材締結用座金および木材締結用ナット - Google Patents
木材締結用座金および木材締結用ナットInfo
- Publication number
- JP2002013515A JP2002013515A JP2000195427A JP2000195427A JP2002013515A JP 2002013515 A JP2002013515 A JP 2002013515A JP 2000195427 A JP2000195427 A JP 2000195427A JP 2000195427 A JP2000195427 A JP 2000195427A JP 2002013515 A JP2002013515 A JP 2002013515A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening
- wood
- disc spring
- nut
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Abstract
ができる木材締結用座金を提供する。 【解決手段】被締付面に着座する座面板1と、上記座面
板1の上に配設された複数の皿ばね部材2と、上記皿ば
ね部材2の上に配設されてナットが着座されるナット着
座部材3とを備え、上記座面板1と皿ばね部材2とナッ
ト着座部材3とにボルトが挿通されるボルト挿通穴4が
穿設されるとともに、上記ボルト挿通穴4内にボルトが
挿通されるボルト挿通筒5が存在し、上記複数の皿ばね
部材2が、上下に隣接する皿ばね部材2同士が互いに向
き合うかまたは背き合うように配設されているため、木
材の痩せが多少大きくても、それによる締結力の低下を
十分に防止できる。
Description
めの締結の際に用いる木材締結用座金および木材締結用
ナットに関するものである。
圧力で木材に座金が陥没するのを防ぐため、大径で、か
つ肉厚の大きい大径座金が用いられる。例えばM12の
ナットに対して、厚み4mmの鋼板で直径45φの丸座金
又は40mm×40mmの角座金を使用することが規格化さ
れている。また、締結後における木材の痩せによる締結
力の低下を防止するために、前記大径座金とナットとの
間にばね座金を介装することが行なわれている。
み付けた木材締結用ナットについて、図13に示すよう
に、ナット本体21にばね座金22を介して大径座金2
3を回動自在に組み付け、締結工数の削減及び部品管理
の容易さを求めた製品は既に知られている。上記従来の
木材締結用ナットは、ばね座金22と大径座金23の2
つの部品を組み付けた状態でナット本体21に連設する
円筒状ボス24の開口端縁を半径方向外方へかしめなけ
ればならない。
ような木材締結用ナットでは、上記円筒状ボス24を大
径座金23の厚み内に収めなければならず、上記円筒状
ボス24をあまり長くすることができないため、大径座
金とナットとの間に介装させるばね座金22としては、
あまり厚みのないばね等を使用しなければならず、締結
後の木材の痩せによる締結力の低下を防止するのに十分
ではなく、かつ、一度圧力を加えると弾性力が戻らず繰
り返し使用することができないという問題があった。
もので、木材の痩せによる締結力の低下を防止すること
ができる木材締結用座金および木材締結用ナットの提供
をその目的とする。
め、本発明の木材締結用座金は、被締付面に着座する座
面板と、上記座面板の上に配設された複数の皿ばね部材
と、上記皿ばね部材の上に配設されてナットが着座され
るナット着座部材とを備え、上記座面板と皿ばね部材と
ナット着座部材とにボルトが挿通されるボルト挿通穴が
穿設されるとともに、上記ボルト挿通穴内にボルトが挿
通されるボルト挿通筒が存在し、上記複数の皿ばね部材
が、上下に隣接する皿ばね部材同士が互いに向き合うか
または背き合うように配設されていることを要旨とす
る。
付面に着座する座面板と、上記座面板の上に配設された
複数の皿ばね部材と、上記皿ばね部材の上に配設されて
皿ばね部材を覆う有天筒状のケース部材とを備え、上記
座面板と皿ばね部材とにボルトが挿通されるボルト挿通
穴が穿設されるとともに、ボルトにら着されるら着筒が
上記ケース部材に固定されて上記ボルト挿通穴内に存在
し、上記ケース部材に工具と嵌合する工具嵌合部が形成
され、上記複数の皿ばね部材が、上下に隣接する皿ばね
部材同士が互いに向き合うかまたは背き合うように配設
されていることを要旨とする。
締付面に着座する座面板と、上記座面板の上に配設され
た複数の皿ばね部材と、上記皿ばね部材の上に配設され
てナットが着座されるナット着座部材とを備え、上記座
面板と皿ばね部材とナット着座部材とにボルトが挿通さ
れるボルト挿通穴が穿設されるとともに、上記ボルト挿
通穴内にボルトが挿通されるボルト挿通筒が存在し、上
記複数の皿ばね部材が、上下に隣接する皿ばね部材同士
が互いに向き合うかまたは背き合うように配設されてい
る。
の座面板が着座した側と反対側からボルトを木材に挿通
させ、さらに、ボルト挿通筒に挿通させる。上記ボルト
の上端部にナットを取り付けてナット着座部材に着座さ
せ、締結作業を行う。ナットに加えられる圧力により、
ナット着座部材が押し下げられ、皿ばね部材,座面板も
押し下げられ、木材を固定することができる。
皿ばね部材とナット着座部材とに形成されたボルト挿通
穴に挿通されているため、皿ばね部材を複数使用するこ
とができる。また、複数の皿ばね部材が押し下げられる
ことで、付勢力を十分に保持した状態で締結されている
ため、締結後の木材の痩せが多少大きくても、それによ
る締結力の低下を十分に防止できる。しかも、一度使用
した後でも皿ばね部材の弾性力の低下が少ないため、繰
り返し使用することができる。さらに、皿ばね部材を使
用しているため、コイルばね部材を使用した場合と比較
して、ばね部材の安定性が高く、締結の作業が行いやす
く、締結後の付勢力を保持した状態の安定性もよい。
ット着座部材が有天筒状に形成されている場合には、ナ
ット着座部材によって皿ばね部材が覆われるため、皿ば
ね部材がより安定し、締結の作業が行いやすく、締結後
の付勢力を保持した状態の安定性もよくなる。
ルト挿通筒の上端部がナット着座部材に固定されている
場合には、ナットを締め込む際に、ナット着座部材から
ボルト挿通筒が突出してしまうことがない。
ルト挿通筒の下端部が座面板のボルト挿通穴に挿通され
た状態で係止されている場合には、ボルト挿通筒の下端
部から座面板等が抜けてしまうことがない。
ルト挿通筒の下端部が締結の際に、木材に食い込むよう
に形成されている場合には、締結後の木材の痩せによる
締結力の低下を効果的に防止できる。
付面に着座する座面板と、上記座面板の上に配設された
複数の皿ばね部材と、上記皿ばね部材の上に配設されて
皿ばね部材を覆う有天筒状のケース部材とを備え、上記
座面板と皿ばね部材とにボルトが挿通されるボルト挿通
穴が穿設されるとともに、ボルトにら着されるら着筒が
上記ケース部材に固定されて上記ボルト挿通穴内に存在
し、上記ケース部材に工具と嵌合する工具嵌合部が形成
され、上記複数の皿ばね部材が、上下に隣接する皿ばね
部材同士が互いに向き合うかまたは背き合うように配設
されている。
の座面板が着座した側と反対側からボルトを木材に挿通
させ、ボルト上端部をら着筒の下端部に接触する位置に
配置する。上記ボルトとら着筒をら着させて締結作業を
行い、ケース部材を押し下げる。ケース部材に加えられ
る圧力により、皿ばね部材,座面板が押し下げられ、木
材を固定することができる。
部材とに形成されたボルト挿通穴に挿通されているた
め、皿ばね部材を複数使用することができる。また、複
数の皿ばね部材が押し下げられることで、付勢力を十分
に保持した状態で締結されているため、締結後の木材の
痩せが多少大きくても、それによる締結力の低下を十分
に防止できる。しかも、一度使用した後でも皿ばね部材
の弾性力の低下が少ないため、繰り返し使用することが
できる。さらに、皿ばね部材を使用しているため、コイ
ルばね部材を使用した場合と比較して、ばね部材の安定
性が高く、締結の作業が行いやすく、締結後の付勢力を
保持した状態の安定性もよい。
ら着筒の下端部が座面板のボルト挿通穴に挿通された状
態で係止されている場合には、ら着筒の下端部から座面
板等が抜けてしまうことがない。
ら着筒の下端部が締結の際に、木材に食い込むように形
成されている場合には、締結後の木材の痩せによる締結
力の低下を効果的に防止できる。
の実施の形態を詳しく説明する。
一実施の形態を示す。このものは、被締付面に着座する
座面板1と、上記座面板1の上に配設された4枚の皿ば
ね部材2と、上記皿ばね部材2の上に配設されてナット
が着座されるナット着座部材3とを備えている。
図1および図2に示すように、平板状の鋼板であって、
平面視で略正方形に形成されている。また、上記座面板
1は、ナット着座部材3の径よりも大きい幅を有してい
る。上記座面板1の上面中央には、図3に示すように、
皿ばね部材2が、その凸面の頂部近傍が接するように配
設されている。
部材2を第1皿ばね部材2とし、上記第1皿ばね部材2
から上方に向かって隣接する各皿ばね部材2をそれぞれ
第2,第3,第4皿ばね部材2とする。上記第1,第2
皿ばね部材2同士および第3,第4皿ばね部材2同士
は、互いに向き合うように配設されており、第1,第2
皿ばね部材2および第3,第4皿ばね部材2の周縁は互
いに当接している。
背き合うように配設されており、相互の凸面の頂部近傍
が接触している。
されており、上記第4皿ばね部材2の上に皿ばね部材2
を覆うように配設されているため、皿ばね部材2がより
安定し、締結の作業が行いやすく、締結後の付勢力を保
持した状態の安定性もよくなる。
ットが絞め付けられて上記皿ばね部材2が付勢されたと
きに、上記ナット着座部材3の下端部が座面板1に接触
する程度に形成されている。
部材3との略中央にボルトが挿通されるボルト挿通穴4
が穿設されるとともに、上記ボルト挿通穴4内にボルト
が挿通されるボルト挿通筒5が挿通されている。
座部材3に固定されているため、ナットを締め込む際
に、ナット着座部材からボルト挿通筒が突出してしまう
ことがない。
のボルト挿通穴4に挿通された状態で係止するための係
止部6が設けられている。このため、ボルト挿通筒5の
下端部から座面板1等が抜けてしまうことがない。ま
た、上記ボルト挿通筒5の下端部は、締結の際に、木材
に食い込むように形成されており、締結後の木材が痩せ
による締結力の低下を効果的に防止できる。
ば、つぎのようにして木材の締結を行うことができる。
まず、図4に示すように、締結が必要な木材8に座面板
1を着座させ、木材8に穿設されたボルト10を挿通さ
せるためのボルト挿通穴9と、ボルト挿通筒5とが略同
軸になるように配置する。
と反対側からボルト10を挿通させ、ボルト10の上端
部をナット着座部材3から突出させる。そして、突出し
たボルト10の上端部にナット7を取り付けてナット着
座部材3に着座させ、上記ナット7にスパナ等の工具を
嵌合して締結作業を行う。そして、ナット7によって加
えられる圧力により上記ナット着座部材3が押し下げら
れるとともに、ボルト挿通筒5も押し下げられる。
れる圧力により、各皿ばね部材2,座面板1も押し下げ
られ、徐々に木材8に密着する。そして、ナット着座部
材3の下端部が座面板1と接触する位置まで押し下げら
れたら、締結作業を終了する。このとき、各皿ばね部材
2は付勢力を保持し、ボルト挿通筒5の下端部は木材8
に食い込んだ状態であるため、締結後の木材8が痩せに
よる締結力の低下を効果的に防止できる。
れば、ボルト挿通筒5が上記座面板1と皿ばね部材2と
ナット着座部材3とに形成されたボルト挿通穴4に挿通
されているため、皿ばね部材2を複数使用することがで
きる。また、複数の皿ばね部材2が押し下げられること
で、付勢力を十分に保持した状態で締結されているた
め、締結後の木材8の痩せが多少大きくても、それによ
る締結力の低下を十分に防止できる。しかも、一度使用
した後でも皿ばね部材2の弾性力の低下が少ないため、
繰り返し使用することができる。さらに、皿ばね部材2
を使用しているため、コイルばね部材を使用した場合と
比較して、ばね部材の安定性が高く、締結の作業が行い
やすく、締結後の付勢力を保持した状態の安定性もよ
い。
実施の形態を示す。上記皿ばね部材2が、第1,第2皿
ばね部材2同士および第3,第4皿ばね部材2同士が互
いに背き合うように配設されており、上記第2,第3皿
ばね部材2同士が互いに向き合うように配設されてい
る。それ以外は上記第1の実施の形態と同様であり、同
様の作用効果を示す。
実施の形態を示す。上記皿ばね部材2が座面板1の上に
3枚配設されており、上記第1,第2皿ばね部材2同士
が互いに背き合うように配設されており、第2,第3皿
ばね部材2同士が互いに向き合うように配置されてい
る。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様であり、
同様の作用効果を示す。
実施の形態を示す。上記皿ばね部材2が座面板1の上に
3枚配設されており、上記第1,第2皿ばね部材2同士
が互いに向き合うように配設されており、第2,第3皿
ばね部材2同士が互いに背き合うように配置されてい
る。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様であり、
同様の作用効果を示す。
ナット着座部材3が有天円筒状のものを例示したが、こ
れに限定するものではなく、断面形状が多角形のもので
もよい。また、座面板1が略正方形のものを例示した
が、これに限定するものではなく、略長方形のものでも
よいし、円形のものでもよい。
皿ばね部材2を3枚または4枚使用したものを例示した
が、これに限定するものではなく、2枚使用したもので
もよいし、5枚以上使用したものでもよい。
の形態を詳しく説明する。
トの一実施の形態を示す。このものは、被締付面に着座
する座面板11と、上記座面板11の上に配設された4
枚の皿ばね部材12と、上記皿ばね部材12の上に配設
されて皿ばね部材12を覆う有天筒状のケース部材13
とを備えている。
は、図8および図9に示すように、平板状の鋼板であっ
て、平面視で略正方形に形成されている。また、上記座
面板11は、ケース部材13の径よりも大きい幅を有し
ている。上記座面板11の上面中央には、図9示すよう
に、皿ばね部材12が、その凸面の頂点近傍が接するよ
うに配置されている。
ね部材12を第1皿ばね部材12とし、上記第1皿ばね
部材12から上方に向かって隣接する各皿ばね部材12
をそれぞれ第2,第3,第4皿ばね部材12とする。上
記第1,第2皿ばね部材12同士および第3,第4皿ば
ね部材12同士が互いに向き合うように配設されてお
り、第1,第2皿ばね部材12および第3,第4皿ばね
部材12の周縁は互いに当接している。
に背き合うように配設されており、相互の凸面の頂部近
傍が接触している。
れている。上記ケース部材13は、上記第4皿ばね部材
12の上に各皿ばね部材12を覆うように配設されてい
るため、皿ばね部材12がより安定し、締結の作業が行
いやすく、締結後の付勢力を保持した状態の安定性もよ
くなる。
ように、外形が略六角柱状に形成されており、その側面
がスパナ等の工具を嵌合させる工具嵌合部16になって
いる。
トが絞め付けられて上記皿ばね部材12が付勢されたと
きに、上記ケース部材13の下端部が座面板11に接触
する程度に形成されている。
部材13との略中央部にボルトが挿通されるボルト挿通
穴14が穿設されるとともに、ボルトにら着されるら着
筒15が上記ボルト挿通穴14内に挿通されている。
させるためのねじ部17が設けられており、上記ら着筒
15の上端部は、ケース部材13に固定されているた
め、工具嵌合部16に嵌合したスパナによって締結作業
を行うと、ケース部材13とともにら着筒15が回動
し、ボルトとら着して締結できるようになっている。
ボルト挿通穴14に挿通された状態で係止するための係
止部18が設けられている。このため、ら着筒15の下
端部から座面板11等が抜けてしまうことがない。ま
た、上記ら着筒15の下端部は、締結の際に、木材に食
い込むように形成されており、締結後の木材が痩せによ
る締結力の低下を効果的に防止できる。
ば、つぎのようにして木材の締結を行うことができる。
まず、図11に示すように、締結が必要な木材8に座面
板11を着座させ、木材8に穿設されたボルト10を挿
通させるためのボルト挿通穴9と、ら着筒15とが略同
軸になるように配置する。
側と反対側からボルト10を挿通させ、ボルト10の上
端部がら着筒15の下端部に接触する位置まで挿通さ
せ、工具嵌合部16にスパナ等の工具を嵌合して締結作
業を行う。締結作業によってケース部材13とともにら
着筒15が回動し、ねじ部17がボルトにら着して締結
される。
ら着筒15とが押し下げられることで、各皿ばね部材1
2,座面板11も押し下げられ、座面板11が徐々に木
材8に密着する。そして、上記ケース部材13の下端部
が座面板11と接触する位置まで押し下げられたら、締
結作業を終了する。このとき、各皿ばね部材12は付勢
力を保持し、ら着筒15の下端部は木材8に食い込んだ
状態であるため、締結後の木材8が痩せによる締結力の
低下を効果的に防止できる。
よれば、ら着筒15が上記座面板11と皿ばね部材12
とに形成されたボルト挿通穴14に挿通されているた
め、皿ばね部材12を複数使用することができる。ま
た、複数の皿ばね部材12が押し下げられることで、付
勢力を十分に保持した状態で締結されているため、締結
後の木材8の痩せが多少大きくても、それによる締結力
の低下を十分に防止できる。しかも、一度使用した後で
も皿ばね部材12の弾性力の低下が少ないため、繰り返
し使用することができる。さらに、皿ばね部材12を使
用しているため、コイルばね部材を使用した場合と比較
して、ばね部材の安定性が高く、締結の作業が行いやす
く、締結後の付勢力を保持した状態の安定性もよい。
2の実施の形態を示す。上記ケース部材13にボルト挿
通穴14が穿設されておらず、締結の際に、ボルト10
の上端部がケース部材13から突出しないように形成さ
れている。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様で
あり、同様の作用効果を示す。
て、外形が略六角柱状で、その側面がスパナを嵌合させ
る工具嵌合部16になっているものを例示したが、これ
に限定するものではなく、ケース部材13の天井面中央
に工具嵌合部材が形成されたものでもよく、ドライバー
を嵌合させるドライバー用溝が穿設されたものでもよ
い。
て、皿ばね部材12の配設については、特に限定するも
のではなく、木材締結用座金の第2の実施の形態で示し
たように、各皿ばね部材12の配設が第1の実施の形態
と逆のものでもよい。本発明の木材締結用ナットにおい
て、皿ばね部材12を4枚使用したものを例示したが、
これに限定するものではなく、2枚または3枚使用した
ものでもよいし、5枚以上使用したものでもよい。
によれば、ボルト挿通筒が上記座面板と皿ばね部材とナ
ット着座部材とに形成されたボルト挿通穴に挿通されて
いるため、皿ばね部材を複数使用することができる。ま
た、複数の皿ばね部材が押し下げられることで、付勢力
を十分に保持した状態で締結されているため、締結後の
木材の痩せが多少大きくても、それによる締結力の低下
を十分に防止できる。しかも、一度使用した後でも皿ば
ね部材の弾性力の低下が少ないため、繰り返し使用する
ことができる。さらに、皿ばね部材を使用しているた
め、コイルばね部材を使用した場合と比較して、ばね部
材の安定性が高く、締結の作業が行いやすく、締結後の
付勢力を保持した状態の安定性もよい。
ば、ら着筒が上記座面板と皿ばね部材とに形成されたボ
ルト挿通穴に挿通されているため、皿ばね部材を複数使
用することができる。また、複数の皿ばね部材が押し下
げられることで、付勢力を十分に保持した状態で締結さ
れているため、締結後の木材の痩せが多少大きくても、
それによる締結力の低下を十分に防止できる。しかも、
一度使用した後でも皿ばね部材の弾性力の低下が少ない
ため、繰り返し使用することができる。さらに、皿ばね
部材を使用しているため、コイルばね部材を使用した場
合と比較して、ばね部材の安定性が高く、締結の作業が
行いやすく、締結後の付勢力を保持した状態の安定性も
よい。
平面図である。
ある。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
す平面図である。
図である。
示す断面図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 被締付面に着座する座面板と、上記座面
板の上に配設された複数の皿ばね部材と、上記皿ばね部
材の上に配設されてナットが着座されるナット着座部材
とを備え、上記座面板と皿ばね部材とナット着座部材と
にボルトが挿通されるボルト挿通穴が穿設されるととも
に、上記ボルト挿通穴内にボルトが挿通されるボルト挿
通筒が存在し、上記複数の皿ばね部材が、上下に隣接す
る皿ばね部材同士が互いに向き合うかまたは背き合うよ
うに配設されていることを特徴とする木材締結用座金。 - 【請求項2】 上記ナット着座部材が有天筒状に形成さ
れている請求項1記載の木材締結用座金。 - 【請求項3】 上記ボルト挿通筒の上端部がナット着座
部材に固定されている請求項1または2記載の木材締結
用座金。 - 【請求項4】 上記ボルト挿通筒の下端部が座面板のボ
ルト挿通穴に挿通された状態で係止されている請求項1
〜3のいずれか一項に記載の木材締結用座金。 - 【請求項5】 上記ボルト挿通筒の下端部が締結の際
に、木材に食い込むようになっている請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の木材締結用座金。 - 【請求項6】 被締付面に着座する座面板と、上記座面
板の上に配設された複数の皿ばね部材と、上記皿ばね部
材の上に配設されて皿ばね部材を覆う有天筒状のケース
部材とを備え、上記座面板と皿ばね部材とにボルトが挿
通されるボルト挿通穴が穿設されるとともに、ボルトに
ら着されるら着筒が上記ケース部材に固定されて上記ボ
ルト挿通穴内に存在し、上記ケース部材に工具と嵌合す
る工具嵌合部が形成され、上記複数の皿ばね部材が、上
下に隣接する皿ばね部材同士が互いに向き合うかまたは
背き合うように配設されていることを特徴とする木材締
結用ナット。 - 【請求項7】 上記ら着筒の下端部が座面板のボルト挿
通穴に挿通された状態で係止されている請求項6記載の
木材締結用ナット。 - 【請求項8】 上記ら着筒の下端部が締結の際に、木材
に食い込むようになっている請求項6または7記載の木
材締結用ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195427A JP2002013515A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 木材締結用座金および木材締結用ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195427A JP2002013515A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 木材締結用座金および木材締結用ナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002013515A true JP2002013515A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18694089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000195427A Pending JP2002013515A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 木材締結用座金および木材締結用ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002013515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109838446A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-06-04 | 浙江富春江水电设备有限公司 | 防松螺栓结构 |
-
2000
- 2000-06-29 JP JP2000195427A patent/JP2002013515A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109838446A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-06-04 | 浙江富春江水电设备有限公司 | 防松螺栓结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8657545B2 (en) | Strut clamp | |
US5749690A (en) | Screw nut fastener assembly | |
US6758646B1 (en) | Structure for preventing loosening of threaded fasteners | |
US8020472B2 (en) | Nut capturing socket assembly | |
JP4486240B2 (ja) | ナット | |
JP2002122122A (ja) | ボルトナット組み用の座金と、ネジ式締付け具 | |
KR101284745B1 (ko) | 기판이송용 롤러 | |
JP3155204U (ja) | 偏心ロックナット | |
US6244549B1 (en) | Fitting adapted for holding spacedly a support member on an upright wall | |
JP2017145885A (ja) | 接合部の補強治具および接合部の補強構造 | |
JP2001239466A (ja) | ボルト締め用具 | |
JP2002013515A (ja) | 木材締結用座金および木材締結用ナット | |
JP3711395B2 (ja) | 共回り防止キャップ | |
JP2001239468A (ja) | トルクアダプタ | |
JP6083632B1 (ja) | 緩み止めナット | |
JP3267051B2 (ja) | チェック弁 | |
JP2001124045A (ja) | 廻り止め座金及び廻り止め座金を使用する管継手の立て管接続構造 | |
JP4299190B2 (ja) | フロアパネルの取付構造、フロアパネルを取付用パネル押さえおよびフロアパネル取付用パネル押さえのための回転工具 | |
JP2733193B2 (ja) | ジョイント金具 | |
JP2001340152A (ja) | 脚端具取付構造 | |
JP2020112263A (ja) | 緩み止め締結構造 | |
JP3015738U (ja) | 座板付きナット | |
JPH1078018A (ja) | 脱落防止用キャップ及びこれを含む脱落防止雌ねじ部材 | |
JP2575225Y2 (ja) | ナット | |
JPH0413452Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070622 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070627 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090512 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090929 |