JP2002013262A - 樋受金具 - Google Patents

樋受金具

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JP2002013262A
JP2002013262A JP2000196413A JP2000196413A JP2002013262A JP 2002013262 A JP2002013262 A JP 2002013262A JP 2000196413 A JP2000196413 A JP 2000196413A JP 2000196413 A JP2000196413 A JP 2000196413A JP 2002013262 A JP2002013262 A JP 2002013262A
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三之 鎌田
Hiroshi Yamamoto
浩史 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樋受金具本体の支持強度を確実にし、樋受金具
本体を見上げたときにも外部から見え難くスッキリとし
たデザインを提供する。 【解決手段】樋Ｔを装着可能であって、樋Ｔの耳部Ｔ１
を係止する樋耳掛止部２１を設けた樋受金具本体２と、
前方には上記樋受金具本体２に固着する支持片部３１を
備え、基端には壁面等に取付可能な取付部３２を設けた
取付具３と、から成る樋受金具において、上記取付具３
の支持片部３１は、上記樋受金具本体２の外側の略全体
を隠蔽して固着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は樋受金具、詳しく
は、樋の耳部を係止する樋耳掛止部を設けた樋受金具本
体と、前方には上記樋受金具本体に固着する支持片部を
備え、基端には壁面等に取付可能な取付部を設けた取付
具と、から成る樋受金具に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来の樋受金具を示す使用状態
図である。
【０００３】この樋受金具１００は、樋Ｔを装着可能で
あって、樋Ｔの耳部Ｔ１を係止する樋耳掛止部１１１を
設けた樋受金具本体１０１と、前方には樋受金具本体１
０１に固着する支持片部１１２を備え、基端には壁面等
に取付可能な取付部１２２を設けた取付具１０２と、か
ら構成している。
【０００４】また、樋受金具本体１０１と取付具１０２
とは、樋受金具本体１０１の湾曲に合わせて取付具１０
２の支持片部１１２を湾曲形成し、この樋受金具本体１
０１の下側に支持片部１１２を重合すると共に、両者を
スポット溶接又はリベット止め等によって、その２箇所
を固定している。
【０００５】このように構成した樋受金具１００は、取
付具１０２の取付部１２２を壁面等に取付け、その前方
の支持片部１１２で支持する樋受金具本体１０１に樋Ｔ
を載置し、樋Ｔの前、後端に形成された耳部Ｔ１、Ｔ１
を、樋受金具本体１０１の樋耳掛止部１１１、１１１で
各々を掛止し、樋Ｔを取付けるものであった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、樋受金具本体
１０１を支持固定する支持片部１１２は、その前端１１
２ａが、樋受金具本体１０１の外側略中央に位置付けさ
れ、且つ、樋受金具本体１０１の略半分程度しか支持し
ていなかった。
【０００７】そのため、樋受金具本体１０１にかかる荷
重に対して強度が不十分であり、特に樋受金具本体１０
２の前側にかかる強度に対して弱いという問題があっ
た。
【０００８】また、支持片部１１２が樋受金具本体１０
１の略半分位を外被すると共に、その前端縁１１２ａと
樋受金具本体１０１との段差が外部に露出するため、デ
ザイン化が進む樋受金具１００では、見栄えが悪いとい
う問題もあった。
【０００９】本発明は、かかる課題を解決することを目
的とし、樋受金具本体１０１の支持強度を確実にし、し
かも、樋受金具本体１０１を支持片部１１２で隠蔽して
スッキリとしたデザインを提供できる樋受金具を提供す
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に係る樋受金具は、樋を装着可能であっ
て、樋の耳部を係止する樋耳掛止部を設けた樋受金具本
体と、前方には上記樋受金具本体に固着する支持片部を
備え、基端には壁面等に取付可能な取付部を設けた取付
具と、から成る樋受金具において、上記取付具の支持片
部は、上記樋受金具本体の外側の略全体を隠蔽して固着
したことを特徴とする。
【００１１】請求項１では、取付具の支持片部が、樋受
金具本体の外側の略全体を隠蔽して固着されているた
め、樋受金具本体から受ける荷重に対する強度を高める
ことができる。
【００１２】また、樋受金具本体の前面にまで支持片部
が固着されるので、樋受金具本体が外部に露出せず、ス
ッキリとしたデザインを提供できる。
【００１３】請求項２に係る樋受金具は、請求項１にお
いて、上記取付具の支持片部は、デザイン化した形状に
形成したことを特徴とする。
【００１４】請求項２では、取付具の支持片部を、波状
又は花弁状などのデザイン化した形状に形成しているた
め、樋受金具のデザイン化を容易に図ることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樋受金具１を図面
に基いて説明する。
【００１６】図１は、本発明に係る樋受金具の一実施例
を示す使用状態図、図２は、図１の側面図及正面図であ
る。
【００１７】この樋受金具１は、樋Ｔを装着可能であっ
て、樋Ｔの耳部Ｔ１を係止する樋耳掛止部２１を設けた
樋受金具本体２と、前方には樋受金具本体２に固着する
支持片部３１を備え、基端には壁面等に取付可能な取付
部３２を設けた取付具３と、から構成している。
【００１８】本実施例で示す樋受金具本体２は、樋Ｔの
基端側の耳部Ｔ１を掛止する樋・後耳掛止部２１ａを基
端に設け、樋Ｔの前端側の耳部Ｔ１を掛止する樋・前耳
掛止部２１ｂを前端に設けた樋耳掛止部２１を形成して
いる。
【００１９】このような樋耳掛止部２１は、樋Ｔを掛止
できるものであればよく、本実施例に限定されるもので
はない。
【００２０】一方、樋受金具本体２と固定される取付具
３は、前方には樋受金具本体２に固着する支持片部３１
を備え、基端には壁面等に取付可能な取付部３２を設け
ている。
【００２１】この支持片部３１は、樋受金具本体２の湾
曲に合わせて湾曲形成され、樋受金具本体２の下側に重
合すると共に、この樋受金具本体２の外側の略全体を隠
蔽している。
【００２２】また、樋受金具本体２と支持片部３１と
は、スポット溶接又はリベット止め等によって、２箇所
以上を固着している。
【００２３】そのため、取付具３の支持片部３１は、樋
受金具本体２から受ける荷重に対する強度を高めること
ができ、特に樋受金具本体２の前側にかかる強度に対し
ての強度を得ることができる。
【００２４】また、支持片部３１は、樋受金具本体２の
略全体を隠蔽して固着されるので、樋受金具本体２を見
上げたときに下側外部から見え難く、一般に下側から見
上げられる樋受金具１にスッキリとしたデザインを提供
できる。
【００２５】なお、取付具３の取付部３２は、これを壁
等に固定できるものであれば採用でき、本実施例に限定
されるものではない。
【００２６】また、樋Ｔは、図示した半円状に限られ
ず、角樋などであっても同様である。
【００２７】このように構成した樋受金具１は、図１で
示すように、取付具３の取付部３２を壁面等の適所に取
付け、その前方の支持片部３２で支持する樋受金具本体
２に樋Ｔを載置する。
【００２８】そして、樋Ｔの前、後端に形成された耳部
Ｔ１、Ｔ１を、樋受金具本体１０１の樋・前耳掛止部２
１ｂ及び樋・後耳掛止部２１ａを内側に折り曲げるなど
して各々を掛止し、樋Ｔを取付け固定するのである。
【００２９】図３、図４は、本発明に係る樋受金具の他
の実施例を示す側面図である。
【００３０】ここで、図１、図２と共通する部位につい
ては、共通の番号を付して、その説明は省略している。
【００３１】図３で示す樋受金具１は、取付具３の支持
片部３１を波状に形成したものを示し、図４で示す樋受
金具１は、取付具３の支持片部３１を花弁状のデザイン
化した形状に形成したものを示している。
【００３２】このようにデザイン化した支持片部３１を
樋受金具本体２の外側の略全体に隠蔽して固着しても、
上記同様に樋受金具本体２から受ける荷重に対する強度
を高めることができると共に、樋受金具１のデザイン化
を容易に図ることができる。
【００３３】なお、図３、図４で示す支持片部３１のデ
ザイン形状は例示であって、これ以外の幾何学的形状に
形成することも可能である。
【００３４】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果があ
る。 請求項１に係る樋受金具によれば、取付具の支持
片部が、樋受金具本体の外側の略全体を隠蔽して固着さ
れているため、樋受金具本体から受ける荷重に対する強
度を高めることができる。
【００３５】また、樋受金具本体の前面にまで支持片部
が固着されるので、樋受金具本体を見上げたときでも外
部に露出せず、スッキリとしたデザインを提供できる。
【００３６】請求項２に係る樋受金具によれば、取付具
の支持片部を、デザイン化した形状に形成しているた
め、請求項１の効果と共に、樋受金具のデザイン化を容
易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る樋受金具の一実施例を示す使用状
態図
【図２】図１の側面図及正面図
【図３】本発明に係る樋受金具の他の実施例（波状）を
示す側面図
【図４】本発明に係る樋受金具の他の実施例（花弁状）
を示す側面図
【図５】従来の樋受金具を示す使用状態図
【符号の説明】
Ｔ 樋 Ｔ１ 耳部 １ 樋受金具 ２ 樋受金具本体 ２１ 樋耳掛止部 ３ 取付部 ３１ 支持片部 ３２ 取付部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】樋を装着可能であって、樋の耳部を係止す
    る樋耳掛止部を設けた樋受金具本体と、前方には上記樋
    受金具本体に固着する支持片部を備え、基端には壁面等
    に取付可能な取付部を設けた取付具と、から成る樋受金
    具において、 上記取付具の支持片部は、上記樋受金具本体の外側の略
    全体を隠蔽して固着したことを特徴とする樋受金具。
  2. 【請求項２】請求項１において、 上記取付具の支持片部は、デザイン化した形状に形成し
    たことを特徴とする樋受金具。
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