JP2002013171A - 建物ユニットの配管構造 - Google Patents

建物ユニットの配管構造

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JP2002013171A
JP2002013171A JP2000197005A JP2000197005A JP2002013171A JP 2002013171 A JP2002013171 A JP 2002013171A JP 2000197005 A JP2000197005 A JP 2000197005A JP 2000197005 A JP2000197005 A JP 2000197005A JP 2002013171 A JP2002013171 A JP 2002013171A
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Japan
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pipe
floor
piping
building unit
water supply
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JP2000197005A
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Yukihiro Seko
幸弘 世古
Yasushi Ide
靖 井手
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率・工期短縮・品質向上を図ることが
でき、しかも建物ユニットの生産性の向上及びメンテナ
ンス性の向上を図ることができる建物ユニットの配管構
造を得る。 【解決手段】 工場で2階建物ユニット12を生産する
際に、2階洗面台26等の設備機器が有するスペースを
利用して2階床面100上に洗面台用給水プレ配管56
等を予め配管しておくことにより、当該設備機器の工場
組付けが可能となり、現場での配管接続作業を削減でき
る。また、プレ配管は床下ではなく床面上に配管される
ため、工場での取付作業も容易であり、建物ユニットの
生産性向上に資する。さらに、同様の理由から、メンテ
ナンス性も向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニット内に
設置される各種設備機器に配管を接続させるための建物
ユニットの配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、住宅等の建物をユニット工法によって建築すること
が行われている。この種のユニット工法では、居室用ユ
ニット等の種々のユニットを予め工場内で組み立てて、
これを搬送車両で工場から現場へ搬入した後、当該ユニ
ットをクレーンで吊り込んで順次据え付け、基礎とユニ
ット或いはユニット同士を相互に連結することにより住
宅等の建物を構築していく。
【0003】上述したユニット工法による場合、在来工
法に比べて、工期の短縮化を図ることができると共に、
品質管理が行き届いた製品を提供することができるとい
うメリットがある。そして、かかるメリットを更に追求
し、改善し得るところは改善していくことが本来的に望
まれる。
【0004】そこで、上記観点から従来のユニット工法
を検討すると、ユニット建物を構築する場合、配管作業
が必ず必要となるが、従来ではこの配管作業を現地にて
行っていた。以下、図22及び図23を用いて、従来の
建物ユニットの配管構造について説明する。
【0005】図22には1階及び2階の水廻り関係の配
管構造が概略的に示されており、又図23には当該配管
構造の模式図が示されている。図22に示されるよう
に、給水管300は、1階浴室用給水分岐管302、3
03、1階洗面台用給水分岐管304、1階給湯器用給
水分岐管306、1階キッチン用給水分岐管308を介
して、1階建物ユニット310の1階浴室312、1階
洗面台314、1階給湯器316、1階キッチン318
にそれぞれ引き込まれて接続されている。また、給水管
300は、適宜位置にて2階側へ立ち上げられた2階洗
面台用給水分岐管320、2階トイレ用給水分岐管32
2、2階キッチン用給水分岐管324を介して、2階建
物ユニット326の2階洗面台328、2階トイレ33
0、2階キッチン332にそれぞれ引き込まれて接続さ
れている。なお、上記の給水管300は、図23の模式
図においては、敷地外にある本管334から引き込まれ
た引き込み管336に相当する。
【0006】同様に、排水管338は、1階浴室用排水
分岐管340、1階洗面台用排水分岐管342、1階キ
ッチン用排水分岐管346を介して、1階建物ユニット
310の1階浴室312、1階洗面台314、1階キッ
チン318にそれぞれ引き込まれて接続されている。ま
た、排水管338は、適宜位置にて2階側へ立ち上げら
れた2階洗面台用排水分岐管348、2階トイレ用排水
分岐管350、2階キッチン用排水分岐管352を介し
て、2階建物ユニット326の2階洗面台328、2階
トイレ330、2階キッチン332にそれぞれ引き込ま
れて接続されている。なお、上記の排水管338は、図
23の模式図においては、敷地外にある本管334から
引き込まれた引き込み管336に相当する。
【0007】このように従来の配管構造は、図23に模
式的に示される如く、本管334から引き込んだ引き込
み管336(上記給水管300、排水管338、ガス管
等)から、更にジョイント360、362、364及び
分岐管366、368、370を介して各設備機器37
2、374、376、378に引き込んでいく配管方式
といえる。
【0008】しかしながら、上記の配管方式による場
合、2階の水廻り関係の設備機器(2階洗面台328、
2階トイレ330、2階キッチン332等)を2階建物
ユニット326内にセットする前に先に配管工事を終わ
らせておく必要があるが、かかる配管工事は現場作業と
ならざるを得ない。従って、配管工事だけでなく、2階
の水廻り関係の設備機器の設置作業やその周辺の造作も
現場作業となる。このため、現場では大工作業と設備工
事とが相互乗り入れすることになり、作業効率の低下及
び工期の長期化を招くという問題がある。
【0009】また、現場作業に対する依存量が増える
と、現場で実際に作業を行う作業者の技術及びノウハウ
の習熟度が品質にそのまま現れるため、品質にバラツキ
が生じやすい。
【0010】このような問題点を解決するために適用し
得る先行技術としては、特開平8−209760号公報
に開示された配管構造がある。この公報に開示された技
術によれば、複数の配管構成部材からなる配管アッセン
ブリを建物ユニットの床部の下面に予め工場組み付けし
ておく。このとき、各配管構成部材の先端部を床部の上
面から上方へ突出させておく。そして、これらの配管構
成部材の先端部に水廻り設備機器を接続するというもの
である。
【0011】上記公報に開示された配管構造によれば、
工場作業量が増えて現場作業量が減るため、結果的には
作業効率の向上及び工期短縮を図ることができ、又水廻
り設備機器への配管品質の向上を図ることができる。
【0012】しかしながら、上記公報に開示された配管
構造によっても、依然として以下に説明する問題があ
る。すなわち、上記公報に開示された配管構造において
も、配管アッセンブリを床下に配設することになるた
め、配管のメンテナンス作業が非常にやり難い。さら
に、現場作業を減らすことができるものの、工場生産時
に配管アッセンブリを床下へ取り付ける工程は複雑にな
らざるを得ないため、当該2階建物ユニットの生産性が
低下する。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、作業効率・工
期短縮・品質向上を図ることができ、しかも建物ユニッ
トの生産性の向上及びメンテナンス性の向上を図ること
ができる建物ユニットの配管構造を得ることが目的であ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る建物ユニットの配管構造は、建物ユニット内に設置
される各種設備機器に配管を接続させるための建物ユニ
ットの配管構造であって、各種設備機器が設置される建
物ユニットの床面上でかつ当該各種設備機器が有するス
ペースに、予め工場で組み付けられた配管が設置されて
いる、ことを特徴としている。
【0015】請求項2記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1記載の発明において、前記設備
機器は、トイレ、キッチン、給湯器、ランドリー、バ
ス、又は洗面台である、ことを特徴としている。
【0016】請求項3記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1又は請求項2記載の発明におい
て、前記配管は、当該配管を決められた勾配で保持する
配管保持手段によって保持されている、ことを特徴とし
ている。
【0017】請求項4記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1又は請求項2記載の発明におい
て、前記配管は、当該配管を取り外し可能に保持する配
管固定具によって床面に取り付けられている、ことを特
徴としている。
【0018】請求項5記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項4記載の発明において、前記設備
機器の下端部前面には、取り外し可能な蹴込み板が嵌め
込まれており、当該設備機器が有するスペースでかつ当
該蹴込み板と対向する位置に、前記配管固定具を用いた
配管固定部位が配置されている、ことを特徴としてい
る。
【0019】請求項6記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1記載の発明において、前記設備
機器は、トイレであり、さらに、給水管及び排水管がユ
ニット化された配管ユニットと便器とが配管接続されて
一体化されている、ことを特徴としている。
【0020】請求項1記載の本発明によれば、工場で必
要個数の建物ユニットが生産され、当該建物ユニットを
搬送車両で現場に搬入し、クレーン等を使って当該建物
ユニットを順次吊り込んで据え付けることにより、ユニ
ット建物が構築される。
【0021】ここで、上記建物ユニットの中には、例え
ばトイレやキッチン等の各種設備機器を設置しなければ
ならないものもある。本発明では、このような建物ユニ
ットの床面上でかつ当該各種設備機器が有するスペース
に、予め工場で組み付けられた配管を設置することとし
たので、当該配管の設置作業は工場作業に組み入れられ
る(即ち、現場作業ではなくなる)。従って、現場で
は、建物ユニット相互間の配管の接続作業だけをすれば
よいことになる。
【0022】つまり、従来では、先に説明したように現
場にて配管作業が行われていたため、各種設備機器の設
置作業等も現場作業にならざるを得なかったが、本発明
によれば、配管作業を工場作業として行うことができる
ため、各種設備機器の設置作業等も工場内で予め行うこ
とができる。従って、現場での相乗り作業の発生も解消
され、現場での作業効率を高めることができる。また、
現場作業量も大幅に削減されるため、工期短縮にも繋が
る。さらに、配管の組付精度及び設備機器の組付精度も
工場で管理することができるため、配管及び設備機器の
組付に対する品質を高めることができる。
【0023】また、別の従来技術では、プレ配管方式を
可能とするものであったが、床下に配管を設置していく
構成を採るため、2階の建物ユニットにこれを適用する
と、配管の取付工程が複雑化したり、メンテナンス性が
低下するといった問題があったが、本発明では、各種設
備機器が設置される建物ユニットの床面上でかつ当該各
種設備機器が有するスペースに配管を設置していく構成
であるため、2階の建物ユニットに適用しても、配管を
容易に取り付けることができると共にメンテナンス作業
も容易に行うことができる。
【0024】請求項2記載の本発明では、上述した設備
機器をトイレ、キッチン、給湯器、ランドリー、バス、
又は洗面台に限定したものである。キッチンを例にする
と、キッチンは通常内方スペースや下方スペース等のス
ペースを有しているが、かかるスペースは、そのすべて
が有効に活用される訳ではなく、デッドスペースになる
部分も多い。このデッドスペースに配管を設置すれば、
設備機器が有するスペースの有効活用を図ることができ
る。また、このことは、以下に説明する作用に敷衍され
る。すなわち、建物ユニットの室内空間は上記設備機器
が設置されることにより狭められるが、本発明によれば
配管設置のために床面を高くする必要もなければ、概念
的には設備機器設置範囲外の床面上に配管を這わせるも
のでもないため、ただでさえ狭められた室内空間をそれ
以上狭めずに済むというメリットがある。なお、キッチ
ン以外の設備機器、例えば給湯器には上記のような配管
を設置できる程のスペースを有していないことが多いと
思われるが、将来的には設計上の理由等により配管を設
置し得るスペースが形成されることは充分考えられる。
【0025】請求項3記載の本発明によれば、配管は配
管保持手段によって決められた勾配で保持されるため、
配管の設置作業が簡単になると共に品質のバラツキもな
くなる。つまり、従来では、現場において手作業で配管
と配管設置面との間にスペーサ等を介在させ、これを水
平器等でチェックし、実際の配管勾配が設定勾配からず
れていた場合は前記作業を繰り返すというやり方が採ら
れていた。しかし、このやり方だと、作業者による個人
誤差が生じ易く、又作業時間もかかる。これに対し、本
発明によれば、配管を配管保持手段に保持させるだけ
で、配管を正確かつ迅速に設定勾配通りに設置すること
ができる。
【0026】請求項4記載の本発明によれば、配管は配
管固定具によって取り外し可能に床面に固定されている
ため、例えば、配管が老朽化したために新しい配管と交
換する場合や何らかの理由で配管に詰まり等の不具合が
生じたために当該配管を点検する場合等に、設備機器を
取り外すことなく、配管のみを配管固定具から簡単に取
り外すことができる。つまり、上記のような場合、従来
では設備機器そのものを一時的に取り外さなければ、問
題のある配管を交換或いは点検することができなかった
ため、非常に大掛かりな工事が必要であったが、本発明
によれば、設備機器はそのままにして問題のある配管の
みを取り外すことができるため、保守点検作業が容易に
なる。
【0027】また、配管固定具を使用することにより、
工場での配管固定作業も簡単になり、配管固定精度のバ
ラツキも最小限に抑えることができる。
【0028】請求項5記載の本発明によれば、設備機器
の下端部前面には蹴込み板が取り外し可能に嵌め込まれ
ているため、例えば保守点検時には蹴込み板を取り外せ
ば、配管固定具を用いた配管固定部位が現れる。従っ
て、手を伸ばせば、容易に配管を配管固定具から取り外
すことができる。
【0029】請求項6記載の本発明によれば、設備機器
はトイレであり、さらに給水管及び排水管がユニット化
された配管ユニットと便器とが配管接続されて一体化さ
れているため、現場での配管作業が無くなるだけでな
く、工場生産する際にも配管ユニットを予め組み立てて
おくことにより、ライン上での組付工数を削減すること
ができる。
【0030】また、給水管及び排水管を予めユニット化
しておくことにより、配管ユニットと便器との配管接続
作業が容易になり、その分、配管接続に関する品質も高
くなる。
【0031】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1乃至
図6を用いて、本発明の第1実施形態について説明す
る。
【0032】最初に、本実施形態に係る建物ユニットの
配管構造の構想について概説する。図1には1階建物ユ
ニット及び2階建物ユニットの水廻り関係の配管構造が
概略的に示されており、又図2には当該配管構造が模式
的に示されている。
【0033】一般に、ユニット住宅等のユニット建物で
は、予め基礎が構築され、当該基礎が完成した後、工場
生産された複数の1階建物ユニットが搬送車両によって
現場に搬入され、クレーンで基礎上に据え付けられる。
続いて、同じく工場生産された複数の2階建物ユニット
が搬送車両によって現場に搬入され、クレーンで既に据
え付けられた1階建物ユニット上に順次据え付けられ、
相互に連結されることにより構成されている。図1は、
このうち、水廻り関係の設備機器が設置される1階建物
ユニット10及び2階建物ユニット12並びに当該1階
建物ユニット10を支持する基礎14、16部分のみを
抽出して図示したものである。
【0034】図1に示されるように、1階建物ユニット
10の床面には、浴槽18A及び洗い場18Bが一体化
された1階バスユニット18が配設されている他、1階
洗面台20、1階給湯器22、1階キッチン24といっ
た設備機器が配設されている。また、2階建物ユニット
12の床面には、2階洗面台26、2階トイレ28、2
階キッチン30が配設されている。なお、これらの1階
バスユニット18、1階洗面台20、1階給湯器22、
1階キッチン24並びに2階洗面台26、2階トイレ2
8、2階キッチン30は、工場で1階建物ユニット10
及び2階建物ユニット12を生産する際に組み付けられ
るようになっている。
【0035】図1及び図2に示されるように、敷地外に
ある本管32から引き込まれた引き込み管34である給
水管36は、1階建物ユニット10の床下に配設された
長尺状のヘッダー38に接続されている。また、ヘッダ
ー38には複数(本実施形態では、合計8本)の給水分
岐管40〜52の基端部がそれぞれ接続されており、又
各給水分岐管40〜52の先端部は各種設備機器へ引き
込まれて接続されている。
【0036】より具体的に説明すると、8本の給水分岐
管40〜52のうち、1階浴室用給水分岐管40、4
1、1階洗面台用給水分岐管42、1階給湯器用給水分
岐管44、1階キッチン用給水分岐管46は、1階建物
ユニット10における1階バスユニット18(の浴槽1
8A及び洗い場18B)、1階洗面台20、1階給湯器
22、1階キッチン24にそれぞれ引き込まれて接続さ
れている。また、8本の給水分岐管40〜52のうち、
2階洗面台用給水分岐管48、2階トイレ用給水分岐管
50、2階キッチン用給水分岐管52は、適宜位置にて
2階側へ立ち上げられて、2階建物ユニット12におけ
る2階洗面台26、2階トイレ28、2階キッチン30
にそれぞれ引き込まれて接続されている。
【0037】なお、配管引き込み方式としては、本管3
2から引き込んだ引き込み管34にヘッダー38を接続
し、当該ヘッダー38から複数の分岐管A〜Dを介して
各設備機器1〜4に配管を引き込むヘッダー方式(図2
参照)を採用してもよいし、本管32から引き込んだ引
き込み管54に鋼管、銅管、樹脂等の継ぎ手によるジョ
イントを介して複数の分岐管A〜Cを直接接続し、当該
複数の分岐管A〜Cを介して各設備機器1〜4に配管を
引き込む直管方式(図3参照)を採用してもよい。
【0038】ここで、上述した2階洗面台26の内方ス
ペースには、洗面台用給水プレ配管56が配設されてお
り、当該洗面台用給水プレ配管56の先端部が上述した
2階洗面台用給水分岐管48の先端部と接続されてい
る。また、2階トイレ28にはトイレ用給水プレ配管5
8が配設されており、当該トイレ用給水プレ配管58の
先端部が2階トイレ用給水分岐管50の先端部と接続さ
れている(なお、図1では本実施形態に係る配管方式を
概説することに主眼があるため、2階トイレ28の詳細
な配管構造については示していないが、この点について
は別途後述する)。さらに、2階キッチン30の内方ス
ペースにはキッチン用給水プレ配管60が配設されてお
り、当該キッチン用給水プレ配管60の先端部が2階キ
ッチン用給水分岐管52の先端部と接続されている。こ
れらの洗面台用プレ配管56、トイレ用給水プレ配管5
8、キッチン用給水プレ配管60は、2階建物ユニット
12を工場生産する際に、予め2階洗面台26、2階ト
イレ28、2階キッチン30にそれぞれ配管されるよう
になっている。なお、図1の斜線は、工場組付けされる
プレ配管を現わしたものである。
【0039】一方、図1に示されるように、敷地外にあ
る本管から引き込まれた引き込み管である排水管62
は、複数(本実施形態では、合計7本)の排水分岐管6
4〜78に分岐されて各種設備機器へ引き込まれて接続
されている。
【0040】より具体的に説明すると、7本の排水分岐
管64〜78のうち、1階浴室用排水分岐管64、6
6、1階洗面台用排水分岐管68、1階キッチン用排水
分岐管72は、1階建物ユニット10における1階バス
ユニット18(の浴槽18A及び洗い場18B)、1階
洗面台20、1階キッチン24にそれぞれ引き込まれて
接続されている。また、7本の排水分岐管64〜78の
うち、2階洗面台用排水分岐管74、2階トイレ用排水
分岐管76、2階キッチン用排水分岐管78は、適宜位
置にて2階側へ立ち上げられて、2階建物ユニット12
における2階洗面台26、2階トイレ28、2階キッチ
ン30にそれぞれ引き込まれて接続されている。
【0041】ここで、上述した2階洗面台26の内方ス
ペースには、洗面台用排水プレ配管80が配設されてお
り、当該洗面台用排水プレ配管80の先端部が上述した
2階洗面台用排水分岐管74の先端部と接続されている
(なお、図1では、2階洗面台用排水分岐管74の上端
部を除く大半が2階洗面台用給水分岐管48に重合した
状態で図示されている)。また、2階トイレ28にはト
イレ用排水プレ配管82が配設されており、当該トイレ
用排水プレ配管82の先端部が2階トイレ用排水分岐管
76の先端部と接続されている。さらに、2階キッチン
30の内方スペースにはキッチン用排水プレ配管84が
配設されており、当該キッチン用排水プレ配管84の先
端部が2階キッチン用排水分岐管78の先端部と接続さ
れている。これらの洗面台用排水プレ配管80、トイレ
用排水プレ配管82、キッチン用排水プレ配管84は、
2階建物ユニット12を工場生産する際に、予め2階洗
面台26、2階トイレ28、2階キッチン30にそれぞ
れ配管されるようになっている。
【0042】次に、本実施形態に係る建物ユニットの配
管構造の具体的な適用例について説明する。
【0043】〔キッチンへの適用例〕図4には、上記配
管構造をキッチンに適用した例が示されている。このキ
ッチンの場合では、1階床面86に取り付けられた1階
キッチン24に対しては、配管が現場取付けとされてい
る。具体的には、水栓88には、1階キッチン用給水
(給湯)金具90を介して樹脂製の1階キッチン用給水
(給湯)分岐管46の一端部が接続されている。1階キ
ッチン用給水(給湯)分岐管46の他端部はヘッダー3
8に接続されており、ヘッダー38には給水管36が接
続されている。また、流し92には1階キッチン用排水
分岐管78の一端部が接続されており、当該1階キッチ
ン用排水分岐管78の他端部は排水管62に接続されて
いる。さらに、ガスコンロ94には1階キッチン用ガス
分岐管96の一端部が接続されており、当該1階キッチ
ン用ガス分岐管96の他端部はガス引き込み管98に接
続されている。
【0044】2階床面100に取付けられた2階キッチ
ン30に対しては、配管が工場取付けとされている。具
体的には、水栓102には、2階キッチン用給水(給
湯)金具104を介して樹脂製のキッチン用給水(給
湯)プレ配管60の一端部が接続されている。このキッ
チン用給水(給湯)プレ配管60の中間部は、2階床面
100上を這わされている。さらに、キッチン用給水
(給湯)プレ配管60の他端部には接続管61が取り付
けられ、当該接続管61を介してヘッダー38に一端部
が接続されかつ1階建物ユニット10の壁面108に沿
って立ち上げられた2階キッチン用給水(給湯)分岐管
52の他端部と接続されている。なお、2階キッチン用
給水(給湯)金具104は鋼管又は銅管の他、樹脂管で
あってもよく、またキッチン用給水(給湯)プレ配管6
0は樹脂管の他に鋼管であってもよい。
【0045】同様に、流し110には、樹脂製のキッチ
ン用排水プレ配管84の一端部が接続されている。この
キッチン用排水プレ配管84の中間部は、2階床面10
0上を這わされている。さらに、キッチン用排水プレ配
管84の他端部には接続管85が取り付けられ、当該接
続管85を介して排水管62に一端部が接続されかつ1
階建物ユニット10の壁面108に沿って立ち上げられ
た2階キッチン用排水分岐管78の他端部と接続されて
いる。
【0046】同様に、ガスコンロ112には、樹脂製の
キッチン用ガスプレ配管114の一端部が接続されてい
る。このキッチン用ガスプレ配管114の中間部は、2
階床面100上を這わされている。さらに、キッチン用
ガスプレ配管114の他端部には接続管115が取り付
けられ、当該接続管115を介してガス引き込み管98
に一端部が接続されかつ1階建物ユニット10の壁面1
08に沿って立ち上げられた2階キッチン用ガス分岐管
116の他端部と接続されている。
【0047】なお、上述した2階キッチン用給水(給
湯)分岐管52、2階キッチン用排水分岐管78、2階
キッチン用ガス分岐管116は、外部配管カバー118
によって覆われているが、内部パイプスペースを利用し
てもよい。
【0048】〔トイレへの適用例〕図5には、上記配管
構造をトイレに適用した例が示されている。このトイレ
の場合では、1階床面86に取り付けられた1階トイレ
120に対しては、配管が現場取付けとされている。具
体的には、1階トイレ120は、1階床面86に設置さ
れた便器122と、当該便器122の後端部に一体化さ
れた給水タンク124と、を主要部として構成されてい
る。給水タンク124の側部には、1階トイレ用給水金
具126を介して樹脂製の1階トイレ用給水分岐管12
8の一端部が接続されている。1階トイレ用給水分岐管
128の他端部はヘッダー38に接続されており、ヘッ
ダー38には給水管36が接続されている。また、便器
122には1階トイレ用排水分岐管130の一端部が接
続されており、当該1階トイレ用排水分岐管130の他
端部は排水管62に接続されている。
【0049】2階床面100に取付けられた2階トイレ
28に対しては、配管が工場取付けとされている。具体
的には、2階トイレ28は2階床面100に設置された
便器132と、当該便器132の後端部に一体化された
給水タンク134と、便器132の後方側の隅部に設置
された配管ユニット136と、を主要部として構成され
ている。給水タンク134の側部には、2階トイレ用給
水金具138を介して樹脂製のトイレ用給水プレ配管5
8の一端部が接続されている。このトイレ用給水プレ配
管58の中間部は、配管ユニット136のケーシング1
40内を挿通されている。さらに、トイレ用給水プレ配
管58の他端部には接続管59が取り付けられ、当該接
続管59を介してヘッダー38に一端部が接続されかつ
1階建物ユニット10の壁面108に沿って立ち上げら
れた2階トイレ用給水分岐管50の他端部と接続されて
いる。
【0050】同様に、便器132には、樹脂製のトイレ
用排水プレ配管82の一端部が接続されている。このト
イレ用排水プレ配管82の中間部は、配管ユニット13
6のケーシング140内を挿通されている。さらに、ト
イレ用排水プレ配管82の他端部には接続管83が取り
付けられ、当該接続管83を介して排水管62に一端部
が接続されかつ1階建物ユニット10の壁面108に沿
って立ち上げられた2階トイレ用排水分岐管76の他端
部と接続されている。
【0051】なお、上述した2階トイレ用給水分岐管5
0、2階トイレ用排水分岐管76は、外部配管カバー1
18によって覆われている。
【0052】〔ランドリーへの適用例〕図6には、上記
配管構造をランドリーに適用した例が示されている。こ
のランドリーの場合では、1階床面86に取り付けられ
た1階ランドリー142に対しては、一部を除いて配管
が現場取付けとされている。具体的には、1階ランドリ
ー142は、1階床面86に設置された洗濯機パン14
4と、当該洗濯機パン144の後端部から内壁面に沿っ
て垂直に配置されかつ上端部に給水金具146を備えた
ランドリー配管カバー148と、を主要部として構成さ
れている。ランドリー配管カバー148の給水金具14
6には、1階ランドリー用給水プレ配管150の上端部
が接続されている。つまり、この1階ランドリー用給水
プレ配管150は工場取付けとされている。1階ランド
リー用給水プレ配管150の下端部は1階床面86を構
成する床フレームの配置位置にて継手151を介して樹
脂製の1階ランドリー用給水分岐管152の一端部が接
続されている。1階ランドリー用給水分岐管152の他
端部はヘッダー38に接続されており、ヘッダー38に
は給水管36が接続されている。また、洗濯機パン14
4には1階ランドリー用排水分岐管154の一端部が接
続されており、当該1階ランドリー用排水分岐管154
の他端部は排水管62に接続されている。
【0053】2階床面100に取付けられた2階ランド
リー156に対しては、配管が工場取付けとされてい
る。具体的には、2階ランドリー156は、2階床面1
00に設置された洗濯機パン158と、当該洗濯機パン
158の後端部から内壁面に沿って垂直に配置されかつ
上端部に給水金具160を備えたランドリー配管カバー
162と、を主要部として構成されている。ランドリー
配管カバー162の給水金具160には、樹脂製のラン
ドリー用給水プレ配管164の一端部が接続されてい
る。このランドリー用給水プレ配管164の中間部は、
ランドリー配管カバー162内をその高さ方向に通って
2階建物ユニット12の壁面106まで引き出されてい
る。さらに、ランドリー用給水プレ配管164の他端部
には接続管165が取り付けられ、当該接続管165を
介してヘッダー38に一端部が接続されかつ1階建物ユ
ニット10の壁面108に沿って立ち上げられた2階ラ
ンドリー用給水分岐管168の他端部と接続されてい
る。
【0054】同様に、洗濯機パン158には、樹脂製の
ランドリー用排水プレ配管170の一端部が接続されて
いる。このランドリー用排水プレ配管170の中間部
は、ランドリー配管カバー162の下端部を横切って2
階建物ユニット12の壁面106まで引き出されてい
る。さらに、ランドリー用排水プレ配管170の他端部
には接続管171が取り付けられ、当該接続管171を
介して排水管62に一端部が接続されかつ1階建物ユニ
ット10の壁面108に沿って立ち上げられた2階ラン
ドリー用排水分岐管172の他端部と接続されている。
【0055】なお、上述した2階ランドリー用給水分岐
管168、2階ランドリー用排水分岐管172は、外部
配管カバー118によって覆われている。
【0056】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0057】本実施形態の場合、2階建物ユニット12
を工場生産する段階で、2階床面100に2階洗面台2
6、2階トイレ28、2階キッチン30がそれぞれ組み
付けられる。このとき、図1に示したように、2階洗面
台26にあっては、その内方スペースを利用して、洗面
台用給水プレ配管56及び洗面台用排水プレ配管80が
取り付けられる(なお、洗面台に関しては後述する第2
実施形態において改めて説明する)。また、2階トイレ
28にあっては、当該2階トイレ28が有するスペース
を利用して、トイレ用給水プレ配管58及びトイレ用排
水プレ配管82が取り付けられる。さらに、2階キッチ
ン30にあっては、その内方スペースを利用して、キッ
チン用給水プレ配管60及びキッチン用排水プレ配管8
4が取り付けられる。なお、1階建物ユニット10につ
いては、工場生産する段階で、1階床面86等に1階バ
スユニット18、1階洗面台20、1階給湯器22、1
階キッチン24等の各種設備機器の組付けまでがなされ
る。
【0058】一方、現場では、基礎14、16が構築さ
れた段階で、ヘッダー38や各種給水分岐管40〜46
並びに各種排水分岐管64〜72の配管作業が行われ
る。1階側の配管作業が終了すると、工場から搬送車両
によって搬送されてきた建物ユニットの据付作業がクレ
ーンを使って行われる。具体的には、最初に1階建物ユ
ニット10が基礎14、16上に据え付けられ、続いて
2階建物ユニット12が1階建物ユニット10上に据え
付けられる。なお、1階建物ユニット10の基礎14、
16への据付後に、ヘッダー38や各種給水分岐管40
〜46並びに各種排水分岐管64〜72の配管作業を行
ってもよい。
【0059】その後、各種接続管59、61、83、8
5、115、165、171を使って、2階洗面台用給
水分岐管48、2階トイレ用給水分岐管50、2階キッ
チン用給水分岐管52、2階洗面台用排水分岐管74、
2階トイレ用排水分岐管76、2階キッチン用排水分岐
管78と、洗面台用給水プレ配管56、トイレ用給水プ
レ配管58、キッチン用給水プレ配管60、洗面台用排
水プレ配管80、トイレ用排水プレ配管82、キッチン
用排水プレ配管84との接続作業が行われる。そして最
後に外部配管カバー118が装着される。
【0060】このように本実施形態では、2階建物ユニ
ット12の2階床面100上でかつ各種設備機器(2階
洗面台26、2階トイレ28、2階キッチン30)が有
するスペース(このスペースは、設備機器の内方スペー
スであることもあれば、設備機器の下方スペースである
こともあり、或いは設備機器の内方スペースではないが
設備機器が設置された場合に実質的に占有されてしまう
占有スペースであることもある)予め工場で洗面台用給
水プレ配管56、トイレ用給水プレ配管58、キッチン
用給水プレ配管60、洗面台用排水プレ配管80、トイ
レ用排水プレ配管82、キッチン用排水プレ配管84等
の配管を設置することとしたので、当該配管の設置作業
は工場作業に組み入れられる(即ち、現場作業ではなく
なる)。従って、現場では、配管に関しては、1階建物
ユニット10と2階建物ユニット12との間で上記の配
管接続作業だけをすればよいことになる。
【0061】つまり、従来では、先に説明したように現
場にてすべての配管作業が行われていたため、2階建物
ユニット12の各種設備機器(2階洗面台26、2階ト
イレ28、2階キッチン30)の設置作業も現場作業に
ならざるを得なかったが、本実施形態によれば、2階建
物ユニット12内の配管作業を工場作業として行うこと
ができるため、各種設備機器の設置作業も工場内で予め
行うことができる。従って、現場での大工作業と設備工
事の相互乗り入れの発生も解消される。その結果、本実
施形態によれば、現場での作業効率を高めることができ
る。また、現場作業量も大幅に削減されるため、工期短
縮にも繋がる。さらに、配管の組付精度及び設備機器の
組付精度も工場で管理することができるため、配管及び
設備機器の組付・接続に対する品質及び信頼性を高める
ことができる。
【0062】また、本実施形態では、各種設備機器(2
階洗面台26、2階トイレ28、2階キッチン30)が
設置される2階建物ユニット12の2階床面100上で
かつ当該各種設備機器が有するスペースに洗面台用給水
プレ配管56、トイレ用給水プレ配管58、キッチン用
給水プレ配管60、洗面台用排水プレ配管80、トイレ
用排水プレ配管82、キッチン用排水プレ配管84等の
配管を設置していく構成であるため、配管を床下に設置
する場合に比べて、保守・点検のためのメンテナンス作
業が容易であり、又2階建物ユニット12を工場生産す
る際にも配管の取付作業が簡単になる。その結果、本実
施形態によれば、作業効率・工期短縮・品質向上を図る
ことができるだけでなく、2階建物ユニット12の生産
性の向上及びメンテナンス性の向上を図ることができ
る。
【0063】さらに、本実施形態では、2階建物ユニッ
ト12の2階洗面台26、2階トイレ28、2階ランド
リー156にプレ配管方式を適用したが、2階洗面台2
6や2階キッチン30を例にすると、これらの設備機器
は通常内方スペースや下方スペース等のスペースを有し
ており、かかるスペースは、そのすべてが有効に活用さ
れる訳ではなく、デッドスペースになる部分も多い。本
実施形態では、このデッドスペースを利用して洗面台用
給水プレ配管56、キッチン用給水プレ配管60、洗面
台用排水プレ配管80、キッチン用排水プレ配管84を
設置することから、これらの設備機器が有するスペース
の有効活用を図ることができる。加えて、2階建物ユニ
ット12には上記の各種設備機器が設置されることか
ら、室内空間が狭くなるが、本実施形態によれば、配管
設置のために2階床面100を高くする必要もなけれ
ば、設備機器設置範囲外の床面上に配管を這わせるもの
でもないため、ただでさえ狭められた室内空間をそれ以
上狭めずに済むというメリットがある。
【0064】〔第2実施形態〕次に、図7乃至図10を
用いて、本発明の第2実施形態について説明する。な
お、前述した実施形態と同一構成部分には、同一番号を
付して適宜その説明を省略する。
【0065】この第2実施形態は、第1実施形態におい
て図1を使って説明した建物ユニットの配管構造の洗面
台への適用例ともいうべきものである。その意味では、
先に説明したキッチンへの適用例、トイレへの適用例、
ランドリーへの適用例と横並びの位置付けであり、実質
的にこれらの適用例と異なるところはない。
【0066】ただ、図7乃至図10に示される洗面台へ
の適用例では、どこまでの配管が洗面台との関係で予め
工場組付けされるのか、或いは、工場組付けが可能であ
るのかを把握するのに好適であることから、第1実施形
態には含めず、第2実施形態として書き起こすことにし
たものである。
【0067】図7及び図8に示されるように、1階洗面
台20では、水栓180、止水栓182、1階洗面台用
給水(給湯)管184、1階洗面台用排水管186、排
水トラップ188までが工場で予め取り付けられてい
る。この1階洗面台20で特筆すべき点は、前記給水
(給湯)管184及び前記排水管186が、1階洗面台
20の底板190及びその下方にあるデッドスペース1
92(図8参照)を貫通して、床下において現場で配管
接続しやすい位置(1階建物ユニット10の床フレーム
194の途中部位)まで延出されている点である。従っ
て、現場では1階建物ユニット10の床下での配管接続
作業だけを行えば、1階洗面台20に関する配管接続作
業が完結されるようになっている。
【0068】一方、図9及び図10に示されるように、
2階洗面台26では、水栓196、止水栓198、2階
洗面台用給水(給湯)管200、2階洗面台用排水管2
02、排水トラップ204までが工場で予め取り付けら
れている。この2階洗面台26で特筆すべき点は、前記
給水(給湯)管200及び前記排水管202が、2階洗
面台26の底板206を貫通した後、その下方にあるデ
ッドスペース208内を横引きされて、2階建物ユニッ
ト12の壁面106側において現場で配管接続しやすい
位置まで延出されている点である。従って、現場では2
階建物ユニット12の壁外での配管接続作業だけを行え
ば、2階洗面台26に関する配管接続作業が完結される
ようになっている。
【0069】〔第3実施形態〕次に、図11乃至図14
を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。な
お、前述した実施形態と同一構成部分には、同一番号を
付して適宜その説明を省略する。
【0070】この第3実施形態は、第1実施形態におい
て図5を使って説明した建物ユニットの配管構造のトイ
レへの適用例の詳細な実施形態という位置付けである。
【0071】図11及び図12には2階トイレ28の立
面図及び平面図がそれぞれ示されており、又図13には
当該2階トイレ28の組付状態の斜視図が示されてい
る。これらの図に示されるように、2階トイレ28は、
便器132、給水タンク134、及び配管ユニット13
6によってその主要部が構成されている。なお、請求項
1における「各種設備機器が設置される建物ユニットの
床面上でかつ当該各種設備機器が有するスペース」とい
うのは、便器132、給水タンク134、配管ユニット
136といった複数のトイレ設備群の総体としての「2
階トイレ28」が有しているスペースの意味である。
【0072】便器132の後端部には給水タンク134
の下端部が接続されており、便器132と一体を成して
いる。かかる便器132は床板220上に取り付けられ
ている。また、便器132の後方で給水タンク134の
下方には、配管ユニット136が配設されている。
【0073】図14に示されるように、配管ユニット1
36は、上端が開放された配管ケース222と、当該配
管ケース222の開放部分を閉止する化粧蓋224とを
備えている。配管ケース222の前壁222Aの中間部
には円形のベンド管挿通用孔226が形成されており、
又後壁222Bの端には方形又は矩形状の接続管接続用
孔228が形成されている。
【0074】上記配管ケース222の内部には、給水管
230及び排水管232が収納されている。なお、排水
管232は必要な勾配が付けられた状態で金具等の固定
具によって配管ケース222内に固定されている。
【0075】給水管230の一端部230A(なお、こ
の部分は給水接続金具でもある)は接続管接続用孔22
8に臨むように配置されており、1階建物ユニット10
側から外部配管カバー118を通って立ち上げられた2
階トイレ用給水分岐管50の端部と相互に接続されてい
る。また、給水管230の他端部230Bは化粧蓋22
4に形成された給水管接続用孔236に臨むように配置
されており、給水タンク134の側部に接続された給水
接続管234と接続されている。
【0076】一方、排水管232の一端部232Aは接
続管接続用孔228に臨むように配置されており、1階
建物ユニット10側から外部配管カバー118を通って
立ち上げられた2階トイレ用排水分岐管76の端部と排
水接続管238を介して相互に接続されている。また、
排水管232の他端部232B(なお、この部分はベン
ド管でもある)はベンド管挿通用孔226を挿通され
て、便器132の下部に接続されている。
【0077】上記構成によれば、配管ユニット136内
に給水管230及び排水管232が予めユニット化され
て2階トイレ136全体を工場取付けすることができる
ので、現場では、給水管230と2階トイレ用給水分岐
管50の端部とを接続する作業、排水管232と2階ト
イレ用排水分岐管76の端部とを排水接続管238で接
続する作業だけを行えばよい。従って、従来方式に比べ
て、現場での施工工数を大幅に削減でき、現場での作業
効率を向上させることができる。また、トイレという狭
い空間において簡単に配管接続作業を行うことができる
ので、配管の作業環境も良好になる。
【0078】また、給水管230及び排水管232が一
体化された配管ユニット136を2階建物ユニット12
に組み付けることとすれば、工場のメインラインに投入
しても、生産タクト上の影響が少なく(即ち、限られた
制限時間内でその組付作業を終えることができる)、2
階建物ユニット12の生産性を良好に維持することがで
きる。さらに、このようにすれば、工場組付けする部分
が増えるため、品質管理が容易になり、ひいては配管接
続に対する信頼性或いは品質の向上に資することができ
る。
【0079】〔第4実施形態〕次に、図15乃至図17
を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。な
お、前述した実施形態と同一構成部分には、同一番号を
付して適宜その説明を省略する。
【0080】この第4実施形態では、第1実施形態等に
おいて説明したプレ配管に簡易な方法で水勾配を設定す
る点に特徴がある。
【0081】図15には排水プレ配管がフレームへ組み
付けられた状態が斜視図で示されており、又図16には
その分解斜視図が示されており、更に図17には組付後
の排水プレ配管の側面図が示されている。これらの図に
示されるように、排水プレ配管250は長尺状の板材で
あるフレーム252に固定されるようになっている。こ
のフレーム252の上面には側面視で台形状の第1スペ
ーサ部254、第2スペーサ部256、第3スペーサ部
258が適宜間隔で一体に形成されている。第1スペー
サ部254の上端傾斜面254A、第2スペーサ部25
6の上端傾斜面256A、第3スペーサ部258の上端
傾斜面258Aを結んだ面は、フレーム252の基部2
60に対して所定の傾斜角度をなすように予め設定され
ている。そして、かかるフレーム252の第1スペーサ
部254の上端傾斜面254A乃至第3スペーサ部25
8の上端傾斜面258A上に排水プレ配管250が載置
され、この状態で固定具262及びビス264によって
排水プレ配管250が各上端傾斜面254A乃至上端傾
斜面256Aに固定されている。なお、上記のフレーム
252、固定具262、ビス264が本発明の「配管保
持手段」に相当する。
【0082】上記構成によれば、排水プレ配管250が
固定具262及びビス264によってフレーム252の
第1スペーサ部254乃至第3スペーサ部258上に固
定され、当該フレーム252が床面上に固定された状態
では、排水プレ配管250は床面に対して所定角度傾斜
した状態で配置される。この所定角度が排水プレ配管2
50の水勾配となる。
【0083】このように本実施形態では、第1スペーサ
部254乃至第3スペーサ部258を含むフレーム25
2の寸法精度を充分に確保すれば、排水プレ配管250
の水勾配も設定通りになるため、排水プレ配管250の
設置作業が簡単になると共に品質のバラツキもなくな
る。つまり、従来では、現場において手作業で配管と配
管設置面との間にスペーサ等を介在させ、これを水平器
等でチェックし、実際の配管勾配が設定勾配からずれて
いた場合は前記作業を繰り返すというやり方が採られて
いたが、この方法によると、作業者による個人誤差が生
じ易く、又作業時間もかかる欠点があった。これに対
し、本実施形態によれば、排水プレ配管250をフレー
ム252の第1スペーサ部254乃至第3スペーサ部2
58上に保持させるだけで、排水プレ配管250を正確
かつ迅速に設定勾配通りに設置することができる。
【0084】なお、本実施形態では、フレーム252の
基部260と第1スペーサ部254乃至第3スペーサ部
258とを一体に形成したが、これに限らず、両者を着
脱可能に構成してもよい。この場合、種々の勾配の第1
スペーサ部乃至第3スペーサ部を予め用意しておくこと
により、種々の勾配に対応することができ、又フレーム
の基部を共用することができるというメリットがある。
【0085】〔第5実施形態〕次に、図18乃至図21
を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。な
お、前述した実施形態と同一構成部分には、同一番号を
付して適宜その説明を省略する。
【0086】この第5実施形態では、第1実施形態等に
おいて説明したプレ配管を簡易な方法で取り外し可能に
固定する点に特徴がある。
【0087】図18には2階キッチン30を備えた2階
建物ユニット12の概略斜視図が示されている。2階キ
ッチン30の水栓102には、給水プレ配管270及び
給湯プレ配管272の各一端部が別個独立に接続されて
いる。給水プレ配管270の他端部には、一端部がヘッ
ダー274に接続された2階キッチン用給水分岐管27
6の他端部が接続されている。同様に、給湯プレ配管2
72の他端部には、一端部がヘッダー272に接続され
た2階キッチン用給湯分岐管280の他端部が接続され
ている。一方、2階キッチン30の流し92には、排水
プレ配管282の一端部が接続されている。排水プレ配
管282の他端部には、一端部が排水管62に接続され
た2階キッチン用排水分岐管284の他端部が接続され
ている。
【0088】図19に示されるように、上述した給水プ
レ配管270、給湯プレ配管272、排水プレ配管28
2の横引き部分は、2階キッチン30の底板の下方のデ
ッドスペース286内に蹴込み板288に対して平行に
収容されている。この蹴込み板288は、取り外し可能
に嵌め込まれている。
【0089】また、上記の給水プレ配管270、給湯プ
レ配管272、排水プレ配管282は、図20に示され
る配管固定具290によって、2階床面100に固定さ
れている(図19参照。なお、図18では、代表して、
排水プレ配管282のみに配管固定具290を図示して
いる)。
【0090】配管固定具290は、略平板状に形成され
た支持板292と、この支持板292の一端部にヒンジ
結合されたクランプ部294とによって構成されてい
る。さらに、支持板292は、平板状の基部292A
と、この基部292Aの他端部から立設され弾性変形可
能とされた立ち上がり部292Bと、この立ち上がり部
292Bの上端部に一体に形成された鉤状の被係合部2
92Cとによって構成されている。一方、クランプ部2
94は、平板状の当接部294Aと、この当接部294
Aの隣に形成されかつ配管を保持する配管保持部294
Bと、この配管保持部294Bの下端部に一体に形成さ
れかつ被係合部292Cに弾性的に係合される係合部2
94Cとによって構成されている。なお、上記構成の配
管固定具290は、支持板292がビス等で2階床面1
00に固定されるようになっている。
【0091】上記構成によれば、以下の作用・効果が得
られる。排水プレ配管282等の配管が老朽化したため
に新しい配管と交換する場合や、何らかの理由で配管に
詰まり等の不具合が生じたために当該配管を点検する必
要が生じた場合、従来では2階キッチン30等の設備機
器そのものを一時的に取り外さなければ、問題のある配
管を交換或いは点検することができなかったため、非常
に大掛かりな工事が必要であった。しかし、本実施形態
によれば、2階キッチン30の蹴込み板288を取り外
せば、排水プレ配管282等の配管固定具290を用い
た配管固定部位が現れる。従って、手を伸ばして、配管
固定具290の係合部294Cを被係合部292Cから
離脱させれば、容易に当該配管を取り外すことができ
る。すなわち、2階キッチン30等の設備機器を取り外
すことなく、当該配管のみを配管固定具290から簡単
に取り外すことができる。その結果、配管の交換や保守
点検作業等のメンテナンス性を向上させることができ
る。
【0092】また、配管固定具290を使用することに
より、工場での配管固定作業も簡単になり、配管固定精
度のバラツキも最小限に抑えることができる。従って、
配管設置に対する信頼性或いは品質を向上させることが
できる。
【0093】なお、本実施形態では、給水プレ配管27
0等の配管固定のために支持板292とクランプ部29
4から成る専用の配管固定具290を使用したが、これ
に限らず、図21に示されるような鞘管296を利用し
てもよい。この場合、鞘管296を固定金具298で床
面に固定し、メンテナンス等する際には鞘管296から
給水プレ配管270等を抜き取ればよい。なお、鞘管2
96及び固定金具298も、本発明における「配管固定
具」に相当する。
【0094】〔実施形態の補足説明〕上述した実施形態
では、本発明に係る建物ユニットの配管構造をトイレ、
キッチン、ランドリー、洗面台に適用した例について説
明したが、それ以外の設備機器に対して本発明を適用す
ることも可能である。
【0095】また、上述した実施形態では、本発明に係
る建物ユニットの配管構造をユニット住宅に適用するこ
とを想定して説明したが、設備機器の種類によっては建
物ユニットが住宅以外の用途に供されることも考えら
れ、その意味では種々の用途の建物ユニットに対して本
発明は適用可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る建物ユニットの配管構造は、各種設備機器が
設置される建物ユニットの床面上でかつ当該各種設備機
器が有するスペースに、予め工場で組み付けられた配管
が設置されている構成としたので、作業効率・工期短縮
・品質向上を図ることができ、しかも建物ユニットの生
産性の向上及びメンテナンス性の向上を図ることができ
るという優れた効果を有する。
【0097】請求項2記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1記載の発明において、設備機器
が、トイレ、キッチン、給湯器、ランドリー、バス、又
は洗面台であるため、従来構造に比し、設備機器が設置
される建物ユニットの室内空間を拡大することができる
という優れた効果を有する。
【0098】請求項3記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1又は請求項2記載の発明におい
て、配管を決められた勾配で保持する配管保持手段によ
って配管を保持することとしたので、配管の設置作業の
効率を向上させることができると共に配管勾配に関する
品質を高めることができるという優れた効果を有する。
【0099】請求項4記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1又は請求項2記載の発明におい
て、配管を配管固定具によって取り外し可能に床面に固
定することとしたので、配管固定作業の効率化及び配管
固定精度の向上を図ることができ、更には配管のメンテ
ナンス性を向上させることもできるという優れた効果を
有する。
【0100】請求項5記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項4記載の発明において、設備機器
の下端部前面に取り外し可能な蹴込み板が嵌め込まれて
おり、当該設備機器が有するスペースでかつ当該蹴込み
板と対向する位置に配管固定具を用いた配管固定部位が
配置されているため、配管のメンテナンス性を一層向上
させることができるという優れた効果を有する。
【0101】請求項6記載の本発明に係る建物ユニット
の配管構造は、請求項1記載の発明において、設備機器
はトイレであり、さらに、給水管及び排水管がユニット
化された配管ユニットと当該トイレとが配管接続されて
一体化されているため、トイレを備えた建物ユニットの
生産性を一層向上させることができると共に配管接続に
対する信頼性(品質)も高めることができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る建物ユニットの配管構造の全
体構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示される建物ユニットの配管構造を模式
的に示す模式図である。
【図3】図2に示される方式とは異なる方式の配管構造
を示す模式図である。
【図4】第1実施形態に係る建物ユニットの配管構造を
キッチンに適用した例を示す全体構成図である。
【図5】第1実施形態に係る建物ユニットの配管構造を
トイレに適用した例を示す全体構成図である。
【図6】第1実施形態に係る建物ユニットの配管構造を
ランドリーに適用した例を示す全体構成図である。
【図7】第2実施形態に係る建物ユニットの配管構造を
洗面台に適用した例を説明するための1階洗面台の斜視
図である。
【図8】図8に示される1階洗面台の正面図である。
【図9】第2実施形態に係る建物ユニットの配管構造を
洗面台に適用した例を説明するための2階洗面台の斜視
図である。
【図10】図9に示される2階洗面台の正面図である。
【図11】第3実施形態に係り、2階トイレの立面図で
ある。
【図12】図11に示される2階トイレの平面図であ
る。
【図13】図11に示される2階トイレの組付状態の斜
視図ある。
【図14】図13に示される配管ユニットの分解斜視図
である。
【図15】第4実施形態に係り、排水プレ配管がフレー
ムに固定された状態を示す斜視図である。
【図16】図15に示される排水プレ配管及びフレーム
等の分解斜視図である。
【図17】図15に示される排水プレ配管及びフレーム
の側面図である。
【図18】第5実施形態に係る建物ユニットの配管構造
を示す全体斜視図である。
【図19】図18に示される2階キッチンの配管取付状
態を示す縦断面図である。
【図20】図19に示される配管固定具の構成を示す側
面図である。
【図21】図20に示される配管固定具に替えて鞘管を
利用して固定する例を示す斜視図である。
【図22】従来例に係る建物ユニットの配管構造の全体
構成を概略的に示す斜視図である。
【図23】図22に示される建物ユニットの配管構造を
模式的に示す模式図である。
【符号の説明】
12 2階建物ユニット(建物ユニット) 26 2階洗面台(設備機器) 28 2階トイレ(設備機器) 30 2階キッチン(設備機器) 56 洗面台用給水プレ配管 58 トイレ用給水プレ配管 60 キッチン用給水プレ配管 80 洗面台用排水プレ配管 82 トイレ用排水プレ配管 84 キッチン用排水プレ配管 100 2階床面 114 キッチン用ガスプレ配管 136 配管ユニット 156 2階ランドリー 164 ランドリー用給水プレ配管 170 ランドリー用排水プレ配管 200 2階洗面台用給水(給湯)管 202 2階洗面台用排水管 208 デッドスペース 230 給水管 232 排水管 250 排水プレ配管 252 フレーム(配管保持手段) 262 固定具(配管保持手段) 264 ビス(配管保持手段) 270 給水プレ配管 272 給湯プレ配管 282 排水プレ配管 286 デッドスペース 288 蹴込み板 290 配管固定具 296 鞘管(配管固定具) 298 固定金具(配管固定具)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物ユニット内に設置される各種設備機
    器に配管を接続させるための建物ユニットの配管構造で
    あって、 各種設備機器が設置される建物ユニットの床面上でかつ
    当該各種設備機器が有するスペースに、予め工場で組み
    付けられた配管が設置されている、 ことを特徴とする建物ユニットの配管構造。
  2. 【請求項2】 前記設備機器は、トイレ、キッチン、給
    湯器、ランドリー、バス、又は洗面台である、 ことを特徴とする請求項1記載の建物ユニットの配管構
    造。
  3. 【請求項3】 前記配管は、当該配管を決められた勾配
    で保持する配管保持手段によって保持されている、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の建物ユニ
    ットの配管構造。
  4. 【請求項4】 前記配管は、当該配管を取り外し可能に
    保持する配管固定具によって床面に取り付けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の建物ユニ
    ットの配管構造。
  5. 【請求項5】 前記設備機器の下端部前面には、取り外
    し可能な蹴込み板が嵌め込まれており、 当該設備機器が有するスペースでかつ当該蹴込み板と対
    向する位置に、前記配管固定具を用いた配管固定部位が
    配置されている、 ことを特徴とする請求項4記載の建物ユニットの配管構
    造。
  6. 【請求項6】 前記設備機器は、トイレであり、 さらに、給水管及び排水管がユニット化された配管ユニ
    ットと便器とが配管接続されて一体化されている、 ことを特徴とする請求項1記載の建物ユニットの配管構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011246999A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Toyota Home Kk プレ配管構造
JP2014237927A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 トヨタホーム株式会社 建物の排水構造

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