JP2002012922A - 汚染された金属溶融物を再生するための方法と装置 - Google Patents

汚染された金属溶融物を再生するための方法と装置

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JP2002012922A
JP2002012922A JP2001117025A JP2001117025A JP2002012922A JP 2002012922 A JP2002012922 A JP 2002012922A JP 2001117025 A JP2001117025 A JP 2001117025A JP 2001117025 A JP2001117025 A JP 2001117025A JP 2002012922 A JP2002012922 A JP 2002012922A
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クラウス・エルバーン
Robert Leffers
ローベルト・レッファース
Albert Rumbach
アルベルト・ルムバッハ
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2/00Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固溶体により汚染された金属溶融物の能率的
な再生を合理的なかつ経済的な作業方式で可能にする方
法と装置を提供する。 【解決手段】 固溶体により汚染された金属溶融物、特
に錫溶融物(17)を溶融めっき工程で再生するための方法
において、錫溶融物(17)の部分流が被覆槽(15)から取り
出され、そしてまず加熱ユニット(24)でその液体温度以
上に加熱される。引き続き、錫溶融物(17)が冷却ユニッ
ト(27)を経て導かれ、そしてフィルタ(29)を通って貫流
中に冷却の結果脱落する固溶体から浄化される。フィル
タ(29)はカーボランダムからなるセラミックフォームフ
ィルタである。引き続き、再生された錫溶融物(17a) が
溶融槽で工程温度に加熱され、そしてそこから被覆槽(1
5)の中へ戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融めっき工程
で、固溶体により汚染された金属溶融物、特に錫溶融物
を再生するための方法であって、金属溶融物をまずその
液体温度以上に加熱し、引き続き冷たくなると脱落する
固溶体を機械的に除去する方法に関する。さらに、その
ような方法を実施するための装置も本発明の対象であ
る。
【0002】
【従来の技術】金属対象物には、大抵腐食防止や磨耗防
止の理由からまたはより高い表面硬度を達成するために
金属被覆が設けられる。滑り特性の改良または装飾的な
外観の達成もそのような被覆の狙いであることができ
る。もちろん、銅の工作材料は多くの使用の場合におよ
び産業上の用途において、例えば電気的なプラグコンタ
クト結合を作るために金属的に純粋な表面被覆が求めら
れる。
【0003】特に金属帯の被覆では、例えば溶融錫めっ
きまたは溶融亜鉛めっきの形態の溶融めっき法が非常に
広く普及している。この場合、フラックス塩を有する金
属帯が被覆金属からなる溶融浴を通って導かれる。流動
状の被覆金属の金属原子と基礎金属の原子の間の拡散過
程の結果として、合金層が形成される。金属帯が溶融浴
から引き出された後、この金属帯上に純粋な被覆金属か
らなる層が存在する。めっきの層厚は機械的なはぎ取り
によるかまたは空気または保護ガスの力をかりて吹き払
うことにより調整される。
【0004】被覆工程の経過中に、金属溶融物が化学反
応により汚染する。これは、特に溶融浴で、浸漬された
対象物の金属成分または合金成分が溶解されることが原
因である。また、新鮮なフラックスがひび割れすること
によっても汚染されることになる。金属溶融物のこの化
学変化は、もっぱら金属溶融物のコンシステンシーの変
化によりおよびそれとともに使用反応の変化により被覆
結果の質を低下させる。その結果、溶融浴は耐用期間が
増加するとともに役に立たなくなる。
【0005】金属溶融物の運転温度の上昇により、耐用
期間を延ばすことができる。もちろん、この処置は溶解
効果を強化することになり、その結果金属溶融物の汚染
がより急速にかつより著しく増加する。
【0006】望ましくない成分の最大許容濃度に達した
場合に、被覆槽がラインから取り出されて浄化される。
これは不連続に行われる。このために、まず金属溶融物
がその液体温度以上の温度に加熱される。この温度より
上で、すべての合金成分が溶解する。金属溶融物中に存
在する汚染物である、基礎金属と被覆金属の結合から生
ずる主な固溶体も再び溶解する。引き続き、特殊鋼から
なる篩が金属溶融物中に押しつけられる。そのような篩
は通例5mmのメッシュ幅を有する。それから、金属溶
融物を、その温度が固溶体が脱落するレベルに下げられ
るまで対流で冷却させる。今や、篩が金属溶融物から引
き出されて、固溶体がそれにより機械的に除かれる。
【0007】この過程は、金属溶融物の所望の再生が開
始されかつ化学分析が金属溶融物の所望の組成を確認す
るまで幾度も繰り返される。金属溶融物からの汚染物が
篩に留まっているが、引き続き大抵バーナにより熱的に
焼き切られて、さらなる用途に供給される。或いはこれ
に代わり、固溶体を槽内の溜まりから穴こてを用いて掻
きだすこともできる。
【0008】しばしば、分離過程は金属溶融物の所望の
組成が達せられるまで、十回まで繰り返さなければなら
ない。したがって、金属溶融物を再生するためのこのや
り方は時間と手間のかかる割合が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明は、公
知技術から出発して、固溶体により汚染された金属溶融
物の能率的な再生を合理的なかつ経済的な作業方式で可
能にする方法と装置を提供することを課題の基礎とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
より、請求項1に記載の手段により方法的に解決され
る。
【0011】本発明の要点は、金属溶融物を少なくとも
液体温度にまたはそれ以上の温度に加熱後、冷却ユニッ
トを経て導き、そして少なくとも1つのフィルタを通っ
て流れるように導くという手段を構成する。
【0012】本発明により与えられた金属溶融物のろ過
により、溶融浴の許容できない汚染を避けることができ
かつほぼ同じままで変わらない運転状況を達成すること
ができる。
【0013】本発明による方法は、進行する錫めっき工
程に対し並行な連続的な再生方法としても、不連続な作
業方式でも、すなわち工程ラインの外側で実施可能であ
る。合理的な作業方式で、金属溶融物の非常に能率的な
浄化が行われる。フィルタ過程を通過後すでに、再生さ
れた金属溶融物は再使用品質を有する。作業の要求と与
えられた状態に応じて、より多くのフィルタ過程も可能
であるのは自明である。実際に、その大きさによる固溶
体礫岩の抽出とともに、より多くのフィルタを前後して
直列に接続することが実施可能である。さらに、フィル
タの並列接続おび再生すべき金属溶融物を部分流に分割
することが可能であり、それによって再生時間の短縮と
ともに能率の増加を達成することができる。
【0014】請求項2に提案されているように、特に好
都合には、セラミックフィルタ、特にカーボランダムを
基礎とするフォームフィルタまたはアルミナフィルタが
使用される。このフィルタ媒体は、その都度の再生すべ
き金属溶融物に調和された多孔性において、非常に高い
ろ過効率を達成する。フィルタ体の大きな内側表面によ
り、最小の汚染粒子も保持される。カーボランダムから
なるフォームセラミックフィルタと並んで、実施のため
に、タブラアルミナ球で充填された深底フィルタも考え
られる。
【0015】再生すべき金属溶融物はフィルタを経て連
続的な貫流で導かれる。フィルタの加熱後、飽和が始ま
るまで、フィルタを通る流量が増加する。その後、ろ過
の増加とともに流量がゆっくりと下がる。許容できない
能率の低下前に丁度よいときにフィルタを交換すること
により、ほぼ同じままで変わらない流量に調整すること
ができる。交換されたフィルタは適当な高さの温度供給
により何回か使用するために再生することができる。
【0016】溶融めっき工程と直接連結された再生が請
求項3により提案される。それによれば、金属溶融物が
被覆工程中部分流として被覆槽から引き出されて、溶融
槽への道程で加熱され、冷却されそしてろ過される。そ
のとき、溶融槽では、再生された金属溶融物の使用温度
への温度上昇が行われ、その上金属溶融物が溶融槽から
再び被覆槽の中へ戻される。これにより、オンライン運
転で金属溶融物の連続的な時間並行な再生が可能とな
る。特に溶融槽内の金属溶融物に対する再生された金属
溶融物の比率の、運転パラメータの対応する調和によ
り、被覆工程の一様な運転状況を達成することができ
る。
【0017】本発明による方法は、基本的には、種々の
金属溶融物を再生するために良く適している。
【0018】50%以上の錫を含有することを特徴とす
る本発明による方法は錫溶融物の再生のために適してお
り、特に有利である。それによれば、請求項4は、錫溶
融物をフィルタへの道程で汚染割合に応じてまず230
℃と350℃の間の温度に加熱することを提案してい
る。これは、汚染している固溶体が溶解する温度範囲で
あり、この温度範囲は錫合金溶融物、例えば錫−鉛−合
金も考慮に入れている。引き続き、金属溶融物が210
℃と250℃の間の温度に冷却される。このとき、固溶
体が脱落し、その結果この固溶体が通過するときにフィ
ルタに保持される。
【0019】課題の対象的部分は、本発明により請求項
5に記載の装置により解決される。
【0020】それによれば、金属溶融物を、溶融槽また
は被覆槽から冷却ユニットへ送りかつこの冷却ユニット
に後方で接続されたフィルタに送るポンプが設けられて
いる。実際に、この配置は特に錫溶融物の再生のために
適している。
【0021】請求項6によれば、冷却ユニットの前に別
個に運転される加熱ユニットが接続されている。加熱ユ
ニットでは、金属溶融物が特に好都合には流通中その液
体温度までまたはそれ以上まで加熱される。
【0022】請求項7の特徴によれば、被覆工程からの
排熱を金属溶融物の加熱に利用することを提案する。
【0023】基本的に種々のフィルタが汚染物の分離の
ために使用できるとしても、すでに述べたように、カー
ボランダムまたはアルミナからなるセラミックフォーム
フィルタが特に好都合である(請求項8)。
【0024】フォームフィルタは再生すべき金属溶融物
に依存して要求されるフィルタ特性に応じてその多孔性
にしたがって選択される。直列に、種々の多孔性を有す
るフィルタを前後して接続することもできる。それ故、
セラミックフォームフィルタは良く浄化できるので、こ
のフィルタも有利である。
【0025】冷却ユニットの実際に有利な構成は請求項
9に記載の特徴事項である。それによれば、冷却ユニッ
トは勾配区間として形成されている。その勾配区間には
サーモ要素が形成されていることにより、勾配区間にわ
たって流れる金属溶融物の冷却過程を監視することがで
き、場合によってはその冷却過程を左右することができ
る。金属溶融物が勾配区間にわたって流れる間、これが
冷たくなるので、全ての固溶体が脱落し、そして一体化
されたフィルタかまたは後方に接続されたフィルタで分
離される。
【0026】勾配区間の傾斜調整(請求項10)によ
り、流速と冷却率を左右することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を2つの実施の形態
により詳細に説明する。
【0028】図1は、固溶体により汚染されたスズ溶融
物1である金属溶融物をろ過するための第一の配置を示
す。
【0029】錫溶融物1は溶融炉3の溶融槽2に存在す
る。この錫溶融物はガスで作用されるバーナ4により加
熱される。錫溶融物1は、加熱ユニットの機能が当然帰
属する溶融槽2で、汚染の割合に応じて260℃から2
90℃の間の温度にもたらされる。この温度は錫溶融物
1の液体温度より上にある。錫溶融物1の特別な性質に
より、この温度ではすべての合金成分が流動状である。
溶融炉3からの排ガスが煙道ガス排出管5を経てごみ処
理される。
【0030】錫ポンプ6により、流動状の錫溶融物1が
溶融槽2から称呼口径DN50の導管7を経て冷却ユニ
ット8へ導かれ、この冷却ユニットは勾配区間10を有
する鋳造溝9により形成されている。導管7には、排気
装置11が一体化されている。
【0031】鋳造溝9の入口の錫溶融物1の温度は26
0℃から290℃までの前記温度のわずか下にある。錫
溶融物1が鋳造溝9を通って流れる間、錫溶融物は液体
温度の下の温度に、この場合にはほぼ210℃から23
0℃にまでの温度に冷えるので、固溶体が脱落する。勾
配区間10における錫溶融物1の流速は角度で傾斜調整
可能な鋳造溝9により左右することができる。基本的に
は、その都度の温度または温度範囲が方法技術的に金属
溶融物の組成と汚染割合に依存することに言及しなけれ
ばならない。
【0032】固溶体は勾配区間10の端部で差し込みフ
ィルタ12により分離される。差し込みフィルタ12は
カーボランダムまたはアルミナからなるセラミックフォ
ームフィルタである。
【0033】鋳造溝9には約300mmの間隔を置いて
サーモ要素が形成されているので、貫流のときの鋳造溝
9の温度を監視することができる。必要な場合には、流
速の規制に鋳造溝9の傾斜調整により介入することがで
きる。これにより、所望の冷却が差し込みフィルタ12
まで確実に達成される。固溶体から解放された再生され
た錫溶融物1aが引き続き鋳造溝9の出口13を経て収
集容器14に達し、そこから錫溶融物は錫めっき工程に
導くことができる。
【0034】図2には、錫めっき工程で汚染された錫溶
融物の連続的な再生の概念を概略的に説明されている。
【0035】錫めっきラインの保温炉16の被覆槽15
には、通例約3,5トンの錫溶融物17が存在する。こ
れは、被覆工程中、230℃から260℃までの間の温
度に保たれる。必要な場合には、運転温度を280℃に
上げることができる。もちろん、これはむしろ例外の状
態である。
【0036】錫めっきすべき銅帯18が被覆槽15を通
って走行する。60 m/minと100m/min の間の帯走
行速度のときに、最大毎分65m2 の帯面積が錫溶融物
17を通って導かれる。入口19で、銅帯18が約14
0℃の表面温度を有する。出口20では、銅帯18の温
度が錫溶融物17の温度に増大されている。錫溶融物1
7から銅帯18により取り去られる熱量は、2つの調整
されたガスバーナ21により再び供給される。煙突22
を経て、約800℃の熱い排ガスが運び去られる。
【0037】銅帯18が錫溶融物17を通って走行する
間、銅成分および場合によっては亜鉛を含む合金の場合
には亜鉛のような他の合金成分が溶解する。この化学変
化により、錫溶融物17のコンシステンシーとその使用
挙動が低下するので、錫めっき結果がそこなわれるだろ
う。これは錫溶融物17の連続的なフィルタにより阻止
され、それにより一様な運転状態を調整することができ
る。その上、続いている被覆工程で錫溶融物17が部分
流として被覆槽15から引き出され、そしてポンプ23
を経て熱交換器25を有する加熱ユニット24に供給さ
れる。加熱ユニット24は排ガスで加熱される。このた
めに、保温炉16からの熱い排ガスが利用される。分岐
した錫溶融物17が熱交換器25を経て約300℃に加
熱される。この温度は錫溶融物17の液体温度より上に
存在するので、すべての合金成分が液状で存在する。導
管26を通って、熱い錫溶融物17が冷却ユニット27
に供給される。冷却ユニット27の冷却器28では、錫
溶融物17がフィルタ29に導かれる前に、約210℃
から230℃までに冷却される。しかしながら、金属溶
融物の組成と汚染割合に依存して、望ましくない固溶体
れき岩を脱落にもたらすために、いっそう小さい温度低
下、例えば280℃の温度へのΔT=20℃の温度低下
でも充分であることができる。熱交換器25にも冷却器
28にも、緊急に空にするための設備30または31が
形成されている。
【0038】フィルタ29は酸化セラミックのフォーム
フィルタである。このフォームフィルタで、冷却過程の
ときに脱落する固溶体が錫溶融物17から分離される。
固溶体は使い果たされたフィルタ材料とともに再利用に
供することができる(矢印MK)。
【0039】浄化された錫溶融物17aは溶融炉33の
溶融槽32の中へ流れる。溶融炉33は保温炉16と同
じ温度で運転されるので、再生された錫溶融物17aが
230℃と260℃の間の温度に調整される。
【0040】溶融槽32から、再生された錫溶融物17
aがポンプ34を経て導管35を通って保温炉16の被
覆槽15の中へ戻るように運ばれる。被覆槽15から錫
溶融物17を排出するためのポンプ23の搬送量および
再生された錫溶融物17aを戻すためのポンプ34の搬
送量は量的に互いに調和されるので、被覆槽15の浴レ
ベルを一定に保ちかつ錫溶融物17の品質を一様に保つ
ことができる。
【0041】前述した錫のろ過と並んで、亜鉛溶融物を
浄化しかつ回収するためにも運転手段技術的に適合され
た配置で同じ方法を用いることができる。この場合に、
製造範囲の温度が約550℃でありかつ液体温度が約6
00℃である。流動状の亜鉛溶融物を勾配で重力の作用
により冷却ユニットとフィルタに供給することができ
る。同様のことが、200℃と400℃の間の温度範囲
で運転される、亜鉛を含む亜鉛溶融物(亜鉛割り分最大
15%)にも当てはまる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属溶融物を再生するための第一の配置を示す
概略的に示す図である。
【図2】金属溶融物の連続的な再生がある溶融めっき工
程の概略図である。
【符号の説明】
1 錫溶融物 1a−再生された錫溶融物 2 溶融槽 3 溶融炉 4 バーナ 5 煙道ガス導管 6 錫ポンプ 7 導管 8 冷却ユニット 9 鋳造溝 10 勾配区間 11 排気装置 12 差し込みフィルタ 13 出口 14 収集容器 15 被覆槽 16 保温炉 17 錫溶融物 17a−再生された錫溶融物 18 銅帯 19 入口 20 出口 21 ガスバーナ 22 煙突 23 ポンプ 24 加熱ユニット 25 熱交換器 26 導管 27 冷却ユニット 28 冷却器 29 フィルタ 30 緊急に空にするための設備 32 溶融槽 33 溶融炉 34 ポンプ 35 導管 MK 固溶体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローベルト・レッファース ドイツ連邦共和国、41236 メンヒェング ラートバッハ、フランクフルター・ストラ ーセ、7−9 (72)発明者 アルベルト・ルムバッハ ドイツ連邦共和国、52076 アーヘン、ヘ ーフヒェンスヴェーク、32 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA05 BA06 BB07 BB12 4K001 AA24 BA24 EA05 EA06 GA00 GB10 4K027 AA02 AA05 AA25 AB46 AD08 AD25 AD26 AE01 AE08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融めっき法で、固溶体により汚染され
    た金属溶融物、特に錫溶融物を再生するための方法であ
    って、金属溶融物をまずその液体温度以上に加熱し、引
    き続き冷たくなるときに脱落する固溶体を機械的に除去
    する方法において、金属溶融物を少なくとも液体温度に
    加熱後冷却ユニット(8,27)を経て送りそして貫流中に少
    なくとも1つのフィルタ(12,29) を通るように導くこと
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 セラミックフィルタ(12,19) 、特にカー
    ボランダムを基礎とするフォームフィルタまたはアルミ
    ナフィルタが使用されることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 金属溶融物を被覆槽(15)から取り出し、
    溶融槽(32)への道程で加熱し、冷却しそしてそれからろ
    過し、その上で溶融槽(32)において再生された金属溶融
    物の温度増加が行われそして溶融槽(32)から金属溶融物
    を被覆槽(15)へ戻るように導くことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 金属溶融物が、50%以上の錫を含有す
    る錫溶融物である、請求項1から3までのうちのいずれ
    か1つに記載の方法において、錫溶融物をフィルタ(12,
    29) への道程でまず230℃と350℃の間の温度TH
    に加熱し、引き続き210℃と250℃の間の温度TK
    に冷却することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのうちのいずれか1
    つに記載の方法を実施するための装置において、金属溶
    融物を槽(2,15)から冷却ユニット(8,27)へおよびこの後
    に接続されたフィルタ(12,29) へ搬送するポンプ(6,23)
    を設けたことを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 冷却ユニット(8,27)の前に加熱ユニット
    (24)が接続されていることを特徴とする請求項5に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 加熱ユニット(24)が排ガスで加熱される
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 フィルタ(12,29) がカーボランダムまた
    はアルミナからなるセラミックフォームフィルタである
    ことを特徴とする請求項5から7までのうちのいずれか
    1つに記載の装置。
  9. 【請求項9】 冷却ユニット(8) が勾配区間(10)により
    形成されていることを特徴とする請求項5から8までの
    うちのいずれか1つに記載の装置。
  10. 【請求項10】 勾配区間(10)は傾斜が調整可能である
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
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