JP2002012825A - 遮熱性カラー塗料の調製方法 - Google Patents

遮熱性カラー塗料の調製方法

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JP2002012825A
JP2002012825A JP2000196151A JP2000196151A JP2002012825A JP 2002012825 A JP2002012825 A JP 2002012825A JP 2000196151 A JP2000196151 A JP 2000196151A JP 2000196151 A JP2000196151 A JP 2000196151A JP 2002012825 A JP2002012825 A JP 2002012825A
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JP
Japan
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paint
heat
color
weight
shielding
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JP2000196151A
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English (en)
Inventor
Koichi Inoue
孝一 井上
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた遮熱性を有するとともに、同時に意図
する美観を獲得するのに必要な色彩や色相をも有する遮
熱性カラー塗料を提供する。 【解決手段】780〜2100nmの波長域における日
射反射率が50%以上である白色塗料、780〜210
0nmの波長域における日射反射率が20%以上である
青色塗料、780〜2100nmの波長域における日射
反射率が30%以上である赤色塗料、780〜2100
nmの波長域における日射反射率が20%以上である緑
色塗料、780〜2100nmの波長域における日射反
射率が40%以上である黄色塗料、及び、780〜21
00nmの波長域における日射反射率が8%以上である
黒色塗料からなる群から選択される2種以上の原色塗料
を組み合わせることにより遮熱性カラー塗料を調製する
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場、住宅等の建
築物の屋根や外壁、コンテナ、冷凍車等の運搬車両の屋
根や外板、船舶、プラント、物置、畜舎等の屋根や外壁
等に適用することにより、日光に起因する内部温度の上
昇を抑制することができ、しかもデザインや美観をも向
上させることができる遮熱性カラー塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物や建造物の屋根や外壁は、風雨や
日光にさらされ劣化しやすいことからこれを防ぎ、また
美観を向上させるために、通常は塗料、特にカラー塗料
による塗装が行われている。住宅等の建屋は、常に日光
にさらされていることから、特に夏場には居住性向上の
ために内部温度の上昇を抑える必要があり、また、温度
調整のためのエアコン等の冷房費用の節減のためにも遮
熱性を高くする必要があり、そのための塗料が望まれて
いる。近年は流通革新に伴い、低温状態での輸送のため
にコンテナ、冷凍車が汎用されているが、冷凍・保冷効
果を高めるために遮熱性の高いカラー塗料が要望される
ようになっている。
【0003】特開平1−121371号公報、特開平1
−261466号公報には、それぞれ黒色塗料を用い
て、各種金属酸化物や複合酸化物顔料を太陽熱遮蔽顔料
として用いる技術が開示されている。特開平2−185
572号公報には、黒色顔料として複合酸化物顔料が開
示されている。
【0004】このような遮熱性の塗料は、塗料を構成す
るバインダー樹脂、顔料、光輝材及びその他の添加剤の
うち、顔料を工夫して遮熱性を向上させようとするもの
であるが、これらは、色の中でも特に熱を吸収しやすい
黒色系の色を有するものであり、各種の色彩や色相を呈
しかつ遮熱性をも有するものではなかった。顔料は本
来、塗料の色相を調整して主として美観向上のために用
いられるものであり、色相(いろめ)は、どの波長の可
視光線を吸収し、その補色を物体が発するかにより影響
されるものであるので、遮熱性を得る目的で顔料を工夫
すると、いきおい、顔料が有する色相が果たす美観を損
なうことが多く、カラー塗料としての基本性能に劣る場
合が少なくなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
に鑑み、優れた遮熱性を有するとともに、同時に意図す
る美観を獲得するのに必要な色彩や色相をも有する遮熱
性カラー塗料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、780〜21
00nmの波長域における日射反射率が50%以上であ
る白色塗料、780〜2100nmの波長域における日
射反射率が20%以上である青色塗料、780〜210
0nmの波長域における日射反射率が30%以上である
赤色塗料、780〜2100nmの波長域における日射
反射率が20%以上である緑色塗料、780〜2100
nmの波長域における日射反射率が40%以上である黄
色塗料、及び、780〜2100nmの波長域における
日射反射率が8%以上である黒色塗料からなる群から選
択される2種以上の原色塗料を組み合わせることにより
遮熱性カラー塗料を調製する方法である。
【0007】本発明はまた、上記遮熱性カラー塗料を調
製する方法であって、上記遮熱性カラー塗料が、ガラス
ビーズを0.1〜10重量%含有するものであることを
特徴とする遮熱性カラー塗料を調製する方法である。本
発明は更に、上記遮熱性カラー塗料を調製する方法によ
り得られることを特徴とする遮熱性カラー塗料である。
以下に本発明を詳述する。
【0008】「日射反射率」の用語の意義は、JIS
A 5759に記載されており、そこでは350〜21
00mmの波長域であるが、本明細書における「日射反
射率」は、太陽光の780〜2100nmの波長域にお
ける各波長ごとの強度によりウエイト付けした反射率を
意味するものとする。
【0009】本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法は、
白色塗料、青色塗料、赤色塗料、緑色塗料、黄色塗料及
び黒色塗料のそれぞれの原色塗料であって、上記一定の
日射反射率を有する原色塗料を組み合わせることにより
遮熱性カラー塗料を調製することを特徴とするものであ
る。
【0010】上記白色塗料の日射反射率は、50%以上
であれば本発明の効果を奏することができるが、好まし
くは55%以上であり、より好ましくは60%以上であ
り、更に好ましくは70%以上である。上記青色塗料の
日射反射率は、20%以上であれば本発明の効果を奏す
ることができるが、好ましくは25%以上である。上記
赤色塗料の日射反射率は、30%以上であれば本発明の
効果を奏することができるが、好ましくは35%以上で
あり、より好ましくは40%以上であり、更に好ましく
は45%以上である。
【0011】上記緑色塗料の日射反射率は、20%以上
であれば本発明の効果を奏することができるが、好まし
くは25%以上であり、より好ましくは30%以上であ
り、更に好ましくは35%以上である。上記黄色塗料の
日射反射率は、40%以上であれば本発明の効果を奏す
ることができるが、好ましくは45%以上であり、より
好ましくは50%以上であり、更に好ましくは55%以
上である。上記黒色塗料の日射反射率は、8%以上であ
れば本発明の効果を奏することができるが、好ましくは
10%以上であり、より好ましくは20%以上であり、
更に好ましくは30%以上である。
【0012】本発明は、上記のように日射反射率が一定
範囲内にある原色塗料のうちの2種以上を組み合わせる
ことにより調色することを特徴とするものであるが、こ
のように日射反射率が一定範囲内にある塗料を用いて遮
熱性を向上させようとする技術はこれまで存在せず、本
発明者らが初めて想到したものである。
【0013】ここに組み合わせるとは、例えば、混合す
ることによって特定の色彩や色相を得る操作等を意味す
る。原色塗料を混合することにより、これらの原色とは
異なる種々の色彩や色相を得、これにより塗料を調色す
る技術はこれまで存在していたが、一定範囲内の日射反
射率を有する原色塗料を組み合わせることにより、これ
らの原色とは異なる種々の色彩や色相を得、これにより
遮熱性カラー塗料を調色する技術は、これまで存在せ
ず、本発明者らが初めて見いだしたものである。ここで
「原色塗料」とは、組み合わせることによりすべての色
彩の塗料を作成することができるものである。
【0014】本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法によ
れば、用いる原色塗料の種類と量とを変えることによ
り、例えば、淡彩色であるグレー、ブルー、グリーン、
アイボリー、オレンジ、中彩色であるブラウン、ワイン
レッド、濃彩色である赤サビ色、ダークグリーン、ダー
クブルー、ブラックブラウン等のおよそ考えうるあらゆ
る種類の色相、明度及び彩度を得ることができるから、
調色上での自由度が飛躍的に高いものとなる。
【0015】上記原色塗料は、原色を呈する顔料である
原色顔料と、バインダー樹脂とを主たる構成成分とし、
その他必要に応じて、光輝材、添加剤等を添加すること
により得ることができる。上記バインダー樹脂として
は、通常、塗料のバインダー樹脂として用いられるもの
を使用することができ、例えば、アクリル樹脂、アルキ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン変性ポリエステ
ル樹脂、シリコーン変性アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリカーボネート樹脂、シリケート樹脂、フッ素樹脂、
塩素系樹脂等を挙げることができ、更に、必要に応じ
て、メラミン樹脂、ブロックイソシアネート等を含むも
のであってもよく、塗布される被塗物の種類や用途によ
って、適宜使いわけることができる。
【0016】上記原色塗料に用いられる原色顔料として
は、下記の顔料等を挙げることができる。白色塗料用の
顔料としては、酸化チタンであるチタンCR97(石原
チタン工業社製)等を挙げることができる。黒色塗料用
の顔料としては、ダイピロキサイドカラーブラック95
90、ダイピロキサイドカラーブラウン9290(大日
精化工業社製)、FastogenSuper Bla
ck MX(大日本インキ化学工業社製)、パリオゲン
Schwarz S0084(BASF社製)、パリ
オトールブラック L0080(BASF社製)等を挙
げることができ、更に、Symuler FastYe
llow 4192(大日本インキ化学工業社製)と、
ファーストゲンレッド7100Y(大日本インキ化学工
業社製)と、リオノールブルー FG7980(大日精
化工業社製)とを混合したもの等を挙げることができ
る。
【0017】青色塗料用の顔料としては、ダイピロキサ
イドカラーブルー9453(大日精化工業社製)、Fa
stogen Blue 5485(大日本インキ化学
工業社製)、Fastogen Blue RS(大日
本インキ化学工業社製)、シアニンブルー5240KB
(大日精化工業社製)等を挙げることができる。
【0018】赤色塗料用の顔料としては、トダカラー1
20ED(戸田工業社製)、Fastogen Sup
er Magenta RH(大日本インキ化学工業社
製)、Fastogen Red 7100Y(大日本
インキ化学工業社製)、ルビクロンレッド400RG
(大日本インキ化学工業社製)等を挙げることができ
る。
【0019】黄色塗料用の顔料としては、Symule
r Fast Yellow 4192(大日本インキ
化学工業社製)、シコパールイエロー L−1110
(BASF社製)等を挙げることができる。緑色塗料用
の顔料としては、ダイピロキサイドカラーグリーン93
10(大日精化工業社製)、ファーストゲングリーン2
YK(大日本インキ化学工業社製)、リオノールグリー
ン6YKP−N(東洋インキ製造社製)等を挙げること
ができる。
【0020】上記原色塗料には、必要に応じて、光輝材
を含有させることができる。上記光輝材としては、例え
ば、マイカ、アルミニウム箔、スズ箔、金箔、銀箔、チ
タン金箔、ステンレススチール箔、ニッケル・銅等の金
属箔等を挙げることができる。
【0021】上記原色塗料には、必要に応じて、微粒子
状の充填剤、添加剤、溶剤等を含んでいてもよい。上記
微粒子状の充填剤としては特に限定されず、例えば、S
iO 2、TiO 2、Al 23、Cr 23、ZrO
2、Al 23・SiO 2、3Al 23・2SiO
2、けい酸ジルコニア、セラミックビーズ等からなる微
粒子、繊維状又は粒状の微細ガラス、ガラスビーズ等を
挙げることができる。上記微粒子状とは、粒子状、球
状、中空球状の何れでもよい。
【0022】上記添加剤としては特に限定されず、例え
ば、シリカ、アルミナ等の艶消し剤、消泡剤、レベリン
グ剤、たれ防止剤、表面調整剤、粘性調整剤、分散剤、
紫外線吸収剤、ワックス等の慣用の添加剤等を挙げるこ
とができる。
【0023】上記溶剤としては一般に塗料用として用い
られるものであれば特に限定されず、例えば、トルエ
ン、キシレン、ソルベッソ100、ソルベッソ150等
の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、及
び、水等を挙げることができる。これらは、溶解性、蒸
発速度、安全性等を考慮して用いる用途に応じて適宜選
択することができ、単独で、又は、2種以上を併用して
用いることができる。環境対策等を重視する場合には、
例えば、水を用いて、水性常温乾燥型又は水性加熱乾燥
型の塗料とすることが望ましい。
【0024】上記原色塗料は、例えば、以下のようにし
て製造することができる。ロールミル、ペイントシェー
カー、ポットミル、ディスパー、サンドグラインドミル
等の一般に顔料分散に使用されている機械を用いて、顔
料分散用樹脂に上記原色塗料用顔料を混合して顔料分散
ペーストを調製し、これに上記バインダー樹脂、メラミ
ン樹脂及び/又はブロックイソシアネート、添加剤、溶
剤等を加える。上記原色塗料は、各色で要求されるLa
b値を有するものである。例えば、白色塗料はLab9
7/−0.5/0.8の値を有し、青色塗料はLab2
3/10/−20の値を有し、赤色塗料はLab28/
0.7/−0.8の値を有し、緑色塗料はLab37/
−37/7の値を有し、黄色塗料はLab93/−18
/83の値を有し、黒色塗料はLab28/0.6/−
0.6の値を有する。
【0025】本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法にお
いて、上記原色塗料の2種以上の組み合わせは、例え
ば、混合することにより行うことができる。上記混合と
は、例えば、2種以上の上記原色塗料を適切な容器内に
入れて攪拌することにより行うことができ、この場合に
も、例えば、ロールミル、ペイントシェーカー、ポット
ミル、ディスパー、サンドグラインドミル等を用いるこ
とができる。用いる上記原色塗料の量と種類とは、得よ
うとする色相、明度及び彩度を勘案して適宜選択するこ
とができる。本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法にお
いては、上記原色塗料を混合したのち、更に、必要に応
じて、例えば、溶剤添加やその他の添加剤の添加を行う
こともできる。
【0026】本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法にお
いては、上記遮熱性カラー塗料が、上記ガラスビーズを
含有するものであることが好ましい。上記遮熱性カラー
塗料が上記ガラスビーズを含有する場合には、上記ガラ
スビーズは熱伝導性が低く太陽光等の熱エネルギーを吸
収せずに反射するので得られる塗膜の遮熱性がより向上
するとともに、上記塗膜に意匠性を付与することができ
る。
【0027】上記ガラスビーズは、主としてガラスから
なるものであり、内部までガラスで満たされているもの
でもよいが、中空のものでもよく、中空のものは熱伝導
率が低く断熱性に優れるので遮熱性を一層向上すること
ができる。ここでいう中空とは、オープンポア構造、多
孔質構造及び中空部が閉じている構造等をいうが、前二
者は上記原料塗料等が内部に入り込んで遮熱性を低下さ
せることがあるので、中空部が閉じている構造が好まし
い。上記ガラスビーズの形状は、球状、針状、板状、柱
状等であってよいが、優れた熱反射性によって遮熱性を
向上するので、球状が好ましい。
【0028】上記ガラスビーズは透明、半透明、白色又
は乳白色であることが好ましい。上記ガラスビーズがこ
れらの色であると、熱反射性に優れるので遮熱性が高
く、また、本発明の遮熱性カラー塗料の色に与える影響
が少ない。
【0029】上記ガラスビーズの粒子径は1〜150μ
mであることが好ましい。上記ガラスビーズの粒子径が
150μmを超えると塗装作業性、得られる塗膜の外観
や物性に劣る場合があり、1μm未満では上記ガラスビ
ーズを添加することによる遮熱性が充分に得られない。
上記ガラスビーズの粒子径は、より好ましくは5〜10
0μmであり、更に好ましくは8〜80μmである。上
記ガラスビーズの粒子径は、均一である必要は特にな
く、幅広く分布するものであってもよい。上記粒子径の
分布が幅広い場合には、径の大きな粒子相互間に径の小
さな粒子が入り込むことができる結果、本発明の遮熱性
カラー塗料中の上記ガラスビーズの分布がよくなるの
で、得られる塗膜の遮熱性を一層向上することができ
る。
【0030】上記ガラスビーズとしては、上記の特性を
有するものであれば特に限定されず、例えば、CEL−
STAR(旭ガラス社製)、HSC−110(東芝バロ
テイーニ社製)を挙げることができる。
【0031】本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法にお
いて、上記遮熱性カラー塗料が上記ガラスビーズを含有
する場合には、上記ガラスビーズの含有量は、上記遮熱
性カラー塗料全体に対して、0.1〜10重量%である
ことが好ましい。上記含有量が、0.1重量%未満では
上記ガラスビーズを添加することによる遮熱性が充分に
得られず、10重量%を超えると得られる遮熱性カラー
塗料の流動性の悪化や塗膜の物性劣化を招くおそれがあ
る。より好ましくは0.5〜8重量%であり、更に好ま
しくは1〜6重量%である。
【0032】上記遮熱性カラー塗料に上記ガラスビーズ
を含有させる方法としては、特に限定されず、例えば、
上記原色塗料を製造する時に、上記2種以上の原色塗料
から上記遮熱性カラー塗料を調製する時に、及び/又
は、上記遮熱性カラー塗料を調製した後に、上記ガラス
ビーズを添加し、一般に顔料分散に使用されているロー
ルミル等の上記機械、及び/又は、剪断力の比較的弱い
ハイディスパー等を用いて混合することが挙げられる。
【0033】本発明の遮熱性カラー塗料の調製方法によ
って得られる遮熱性カラー塗料もまた、本発明の一つで
ある。本発明の遮熱性カラー塗料の塗装方法としては特
に限定されず、例えば、浸漬、刷毛、ローラー、ロール
コーター、エアースプレー、エアレススプレー、カーテ
ンコーター、ダイコーター等の一般に用いられている塗
布方法等を挙げることができる。これらは基材の用途に
応じて適宜選択することができる。
【0034】本発明の遮熱性カラー塗料は、通常、基材
に対して、乾燥膜厚で5〜300μmとなるように塗装
することができ、より好ましくは、50〜100μmで
ある。本発明の遮熱性カラー塗料を塗装する基材として
は特に限定されず、例えば、金属基材、プラスチック基
材、無機材料基材等を挙げることができる。上記金属基
材としては、例えば、アルミニウム板、鉄板、亜鉛メッ
キ鋼板、アルミニウム亜鉛メッキ鋼板、ステンレス板、
ブリキ板等を挙げることができる。上記プラスチック基
材としては、アクリル板、ポリ塩化ビニル板、ポリカー
ボネート板、ABS板、ポリエチレンテレフタレート
板、ポリオレフィン板等を挙げることができる。上記無
機基材としては、JIS A 5422、JIS A
5430等に記載された窯業系基材、ガラス基材等を挙
げることができる。
【0035】上記基材は、密着性向上のためや防錆性付
与のために表面処理が施されていてもよく、また下塗り
塗料、下塗り塗料と中塗り塗料とが塗装されていてもよ
く、基材の裏面には、裏面塗料が塗装されていてもよ
く、使用目的に応じて適宜選択することができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。 (原色塗料の調製) 1.赤色塗料 ルビクロンレッド400RG(大日本インキ化学工業社
製)35重量部、水道水20重量部、湿潤剤として10
%ヨネリン(米山化学社製)52.5重量部、分散剤と
してBYK−191(ビッグケミー・ジャパン社製)を
5.25重量部を、分散機(SGミル)で粒度5μm以
下になるまで分散して、顔料分散ペーストを得た。フッ
素樹脂エマルションとしてゼッフルSE310(ダイキ
ン工業社製)100重量部、上記で得た顔料分散ペース
ト25重量部、アジピン酸ジエチル7.5重量部、プロ
ピレングリコール7.5重量部を加えて、赤色塗料を得
た。
【0037】2.黄色塗料 シコパールイエローL−1110(BASF社製)72
重量部、水道水24重量部、湿潤剤として10%ヨネリ
ン(米山化学社製)36重量部、分散剤としてBYK−
191(ビッグケミー・ジャパン社製)を3.6重量部
を、分散機(SGミル)で粒度5μm以下になるまで分
散して、顔料分散ペーストを得た。フッ素樹脂エマルシ
ョンとしてゼッフルSE310(ダイキン工業社製)1
00重量部、上記で得た顔料分散ペースト13重量部、
アジピン酸ジエチル7.5重量部、プロピレングリコー
ル7.5重量部を加えて、黄色塗料を得た。
【0038】3.青色塗料 Fastogen Blue RS(大日本インキ化学
工業社製)66重量部、水道水56.5重量部、湿潤剤
として10%ヨネリン(米山化学社製)33重量部、分
散剤としてBYK−191(ビッグケミー・ジャパン社
製)を6.7重量部、消泡剤としてSN−777(サン
ノプコ社製)を2.8重量部を、分散機(SGミル)で
粒度5μm以下になるまで分散して、顔料分散ペースト
を得た。フッ素樹脂エマルションとしてゼッフルSE3
10(ダイキン工業社製)100重量部、上記で得た顔
料分散ペースト7重量部、アジピン酸ジエチル7.5重
量部、プロピレングリコール7.5重量部を加えて、青
色塗料を得た。
【0039】4.緑色塗料 リオノールグリーン6YKP−N(東洋インキ製造社
製)60重量部、水道水25重量部、湿潤剤として10
%ヨネリン(米山化学社製)30重量部、分散剤として
BYK−191(ビッグケミー・ジャパン社製)を6.
4重量部を、分散機(SGミル)で粒度5μm以下にな
るまで分散して、顔料分散ペーストを得た。フッ素樹脂
エマルションとしてゼッフルSE310(ダイキン工業
社製)100重量部、上記で得た顔料分散ペースト4重
量部、アジピン酸ジエチル7.5重量部、プロピレング
リコール7.5重量部を加えて、緑色塗料を得た。
【0040】5.黒色塗料 Fastogen Super Black MX(大
日本インキ化学工業社製)39重量部、水道水47重量
部、分散剤としてSMA−1440H(エルファトケム
社製)を13重量部、消泡剤としてSN−777(サン
ノプコ社製)の1重量部を、分散機(SGミル)で粒度
5μm以下になるまで分散して、顔料分散ペーストを得
た。フッ素樹脂エマルションとしてゼッフルSE310
(ダイキン工業社製)100重量部、上記で得た顔料分
散ペースト5重量部、アジピン酸ジエチル7.5重量
部、プロピレングリコール7.5重量部を加えて、黒色
塗料を得た。
【0041】6.白色塗料 チタンCR97(石原チタン工業社製)68重量部、水
道水29重量部、分散剤としてSMA−1440H(エ
ルファトケム社製)を3重量部、消泡剤としてSN−7
77(サンノプコ社製)の1重量部を、分散機(SGミ
ル)で粒度5μm以下になるまで分散して、顔料分散ペ
ーストを得た。フッ素樹脂エマルションとしてゼッフル
SE310(ダイキン工業社製)100重量部、上記で
得た顔料分散ペースト40重量部、アジピン酸ジエチル
7.5重量部、プロピレングリコール7.5重量部を加
えて、白色塗料を得た。
【0042】(日射反射率の測定)以上のようにして得
た原色塗料のそれぞれについて分光反射スペクトルを測
定した。各塗料を基材として厚さ0.8mmのSPCダ
ル鋼板にドクターミル10ミルにより塗布し、30分
間、60℃で乾燥して塗膜(膜厚80〜120μm)を
作成した。これについて、分光光度計(日立製作所社
製、U−3500スペクトロフォトメーター)を用いて
測定した。780〜2100μmの波長域における反射
率をもとに、JIS A 5759に記載の方法に従っ
て、日射反射率を算出した。結果を表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】(従来品カラー塗料)従来品である鋼板塗
装用のカラー塗料である下記の3種類のカラー塗料を用
意した。 グレー色系カラー塗料(従来品カラー塗料1、オーデタ
イト335(日本ペイント社製)) ブルー色系カラー塗料(従来品カラー塗料2、オーデタ
イト335(日本ペイント社製)) グリーン色系カラー塗料(従来品カラー塗料3、オーデ
タイト335(日本ペイント社製))
【0045】(遮熱性カラー塗料の調製)表1に示した
本発明の原色塗料を、T.K.ホモディスパーを用い
て、下記の割合で混合することにより、上記の従来品カ
ラー塗料1、2、3と同じ色相を有するように調色し
て、遮熱性カラー塗料を得た。 グレー色系遮熱性カラー塗料1 白色塗料を100重量部 黒色塗料を50重量部 黄色塗料を16重量部 赤色塗料を3重量部
【0046】ブルー色系遮熱性カラー塗料2 白色塗料を12重量部 青色塗料を106重量部 黒色塗料を30重量部 赤色塗料を30重量部
【0047】グリーン色系遮熱性カラー塗料3 白色塗料を22重量部 青色塗料を18重量部 黒色塗料を73重量部 黄色塗料を68重量部
【0048】上記遮熱性カラー塗料1、2、3のそれぞ
れに、ガラスビーズとしてCEL−STAR(旭ガラス
社製)を上記各遮熱性カラー塗料全体に対して5重量%
添加し、ホモディスパーを用いて混合して、ガラスビー
ズ入り遮熱性カラー塗料1、2、3とした。それぞれの
カラー塗料の色相を、表2に示した。
【0049】(試験片の作製)以上のようにして得られ
た各カラー塗料を、厚さ0.8mmのSPCダル鋼板基
材の上に、ドクターミル10ミルにより塗布し、30分
間、60℃で乾燥し、80〜120μmの試験片を作製
した。 (遮熱性の測定)試験片について、図1に示す試験装置
8を用いて遮熱性を評価した。図1に示すように、試験
片1を発泡スチロール箱6の上面に、塗膜が上になるよ
うにしてはめ込み、試験片1の上方に設けた白熱灯2に
より試験片1を照射し、試験片1の裏面に設置した温度
センサー3により温度を測定し、記録計4で測定温度を
記録した。また、白熱灯2は、電源5により点灯させ
た。
【0050】試験片としては、寸法が300mm×10
0mmのものを用いた。試験箱6としては、厚さが30
mmで、寸法が350mm×250mm×250mmの
発泡スチロール箱を用いた。また、試験片1と白熱灯2
との距離7を150mmとした。
【0051】記録計4としては、サーモレコーダーRT
−10(タバイエスペック社製)を用い、白熱灯2とし
ては、東芝レフランプRF110V200W(東芝社
製)を用いた。また、試験は20℃の恒温室で無風の状
態で実施した。結果を表2に示した。
【0052】
【表2】
【0053】本発明の遮熱性カラー塗料1、2、3及び
ガラスビーズ入り遮熱性カラー塗料1、2、3は、従来
品カラー塗料1、2、3とそれぞれ同様の色相を有して
いて、美観上は同じ効果を与えるものである。しかしな
がら、従来品カラー塗料1、2、3ではかなりの温度上
昇がみられ、遮熱性が期待できないのに対して、本発明
の遮熱性カラー塗料1、2、3は、温度上昇がほとんど
みられず、遮熱性が優れており、本発明のガラスビーズ
入り遮熱性カラー塗料1、2、3は、温度上昇が更に小
さく、遮熱性がより優れていた。
【0054】
【発明の効果】本発明の遮熱性カラー塗料は、上述の構
成を有しているので、従来品のカラー塗料に比較して格
段に優れた遮熱性を有し、しかも従来品と同様の調色が
容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗膜の遮熱性を評価するための装置を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 白熱灯 3 温度センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 780〜2100nmの波長域における
    日射反射率が50%以上である白色塗料、780〜21
    00nmの波長域における日射反射率が20%以上であ
    る青色塗料、780〜2100nmの波長域における日
    射反射率が30%以上である赤色塗料、780〜210
    0nmの波長域における日射反射率が20%以上である
    緑色塗料、780〜2100nmの波長域における日射
    反射率が40%以上である黄色塗料、及び、780〜2
    100nmの波長域における日射反射率が8%以上であ
    る黒色塗料からなる群から選択される2種以上の原色塗
    料を組み合わせることにより遮熱性カラー塗料を調製す
    る方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遮熱性カラー塗料を調製
    する方法であって、前記遮熱性カラー塗料は、ガラスビ
    ーズを0.1〜10重量%含有するものであることを特
    徴とする遮熱性カラー塗料を調製する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の遮熱性カラー塗料
    を調製する方法により得られることを特徴とする遮熱性
    カラー塗料。
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