JP2002012493A - ガス発生剤組成物 - Google Patents
ガス発生剤組成物Info
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Abstract
い、エアバック用ガス発生器に使用するガス発生剤組成
物の提供。 【解決手段】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジン
誘導体又はそれらの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩及
び(c)バインダ及び/又はスラグ形成剤を含有するガ
ス発生剤組成物。
Description
ック拘束システムに適したガス発生剤組成物、その成型
体及びそれらを用いたエアバック用インフレータに関す
る。
における乗員保護装置としてのエアバッグ用ガス発生剤
としては、従来からアジ化ナトリウムを用いた組成物が
多用されてきた。しかし、アジ化ナトリウムの人体に対
する毒性[LD50(oral−rat)=27mg/kg]や
取扱い時の危険性が問題視され、それに替わるより安全
ないわゆる非アジド系ガス発生剤組成物として、各種の
含窒素有機化合物を含むガス発生剤組成物が開発されて
いる。
は、水素を含むテトラゾール、トリアゾール化合物と酸
素含有酸化剤との組成物が開示されている。米国特許
4,370,181号には、水素を含まないビテトラゾ
ールの金属塩と酸素を含まない酸化剤とからなるガス発
生剤組成物が開示されている。米国特許4,369,0
79号には、水素を含まないビテトラゾールの金属塩と
アルカリ金属硝酸塩、アルカリ金属亜硝酸塩、アルカリ
土類金属硝酸塩、アルカリ土類金属亜硝酸塩及びこれら
の混合物からなるガス発生剤組成物が開示されている。
特開平10−72273号には、ビテトラゾール金属
塩、ビテトラゾールアンモニウム塩、アミノテトラゾー
ルと硝酸アンモニウムからなるガス発生剤が開示されて
いる。
剤組成物は、燃焼温度、燃焼速度、相移転、一酸化炭素
及び窒素酸化物の生成量、ガス発生効率などに問題があ
る。例えば、前記の米国特許4,369,079号のガ
ス発生剤組成物は、燃焼温度が高く、実際に使われる
と、大量のクーラントが必要となる。米国特許5,54
2,999号の組成物は、燃焼速度が小さく、短時間で
完全燃焼できない恐れがある。特開平10−72273
号のガス発生剤は、使用温度範囲において硝酸アンモニ
ウムの相転移による形状変化によって、ガス発生剤成型
体が破損し、安定的に燃焼できなくなる。
燃料及び酸化剤からなり、燃料が60〜100重量%が
一般式(I)〜(III)で示されるポリアミンの硝酸塩とバラ
ンス量の炭素数2〜3のアルキルジアミンであり、酸化
剤が銅化合物であるガス発生性組成物が開示されてい
る。この従来技術は、燃料としてポリアミンの硝酸塩を
必須とすることによってのみ、ガス収率が高い等の効果
が得られるものである。
は、2種以上の成分からなる燃料混合物と3種以上の成
分からなる酸化剤混合物からなり、燃料混合物としてグ
アニジン化合物と複素環式有機酸を必須成分として含
み、酸化剤混合物として遷移金属酸化物、塩基性硝酸銅
及び塩素酸金属、過塩素酸金属、過塩素酸アンモニウ
ム、硝酸アルカリ金属、硝酸アルカリ土類金属又はそれ
らの混合物を必須成分として含むガス生成用組成物が開
示されている。この従来技術は、2種以上の燃料と3種
以上の酸化剤の組合せによってのみ、引火能と燃焼速度
が良いという効果が得られるものである。
燃料、酸化剤及び触媒からなり、酸化剤が塩基性硝酸銅
で、触媒が金属酸化物であるガス発生混合物が開示され
ており、任意成分として冷却剤が使用できることが記載
され、スラグ形成剤は不要であると記載されている。更
に米国特許5,542,999号には、燃料、酸化剤及
び触媒からなり、酸化剤が塩基性硝酸銅で、触媒が担体
状の金属又は金属合金であるガス発生混合物が開示され
ており、任意成分として冷却剤が使用できることが記載
され、スラグ形成剤は不要であると記載されている。
を必須とするものであるため、製造コストも高くなり、
触媒を含まないガス発生剤と比べると、同じガス発生効
率を確保しようとすれば重量が増加し、重量を低減しよ
うとすればガス発生効率が低下するため、特にガス発生
器に対する軽量化の要請が非常に大きな現状では、実用
的なものではない。
は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリルゴム
から選ばれる架橋された還元結合剤、銅化合物と有機窒
素化合物の組合せからなる添加剤、過塩素酸アンモニウ
ムと塩素捕獲剤との混合物を含む主酸化剤を必須成分と
するガス発生火工組成物が開示されている。この従来技
術は、かかる組成にすることよってのみ、着火性等が改
良できるものである。
は異なる組成からなり、燃焼温度が低く、燃焼速度が大
きく、一酸化炭素及び窒素酸化物の生成量が少なく、燃
焼安定性の優れたガス発生剤組成物、その成型体及びそ
れらを用いたエアバック用ガス発生器を提供することに
ある。
段として、(a)テトラゾール誘導体、グアニジン、炭
酸グアニジン、ニトログアニジン、ジシアンジアミド、
ニトロアミノグアニジン及びニトロアミノグアニジン硝
酸塩から選ばれる1種以上のグアニジン誘導体並びに
(b)塩基性金属硝酸塩を含有するガス発生剤組成物を
提供する。
(a)テトラゾール誘導体、グアニジン、炭酸グアニジ
ン、ニトログアニジン、ジシアンジアミド、ニトロアミ
ノグアニジン及びニトロアミノグアニジン硝酸塩から選
ばれる1種以上のグアニジン誘導体、(b)塩基性金属
硝酸塩並びに(c)バインダ及び/又はスラグ形成剤を
含有するガス発生剤組成物を提供する。
(a)テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体又はそれ
らの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩及び(d)燃焼改
良剤を含有するガス発生剤組成物を提供する。
(a)テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体又はそれ
らの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩、(c)バインダ
及び/又はスラグ形成剤並びに(d)燃焼改良剤を含有
するガス発生剤組成物を提供する。
(a)テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体又はそれ
らの混合物及び(b)塩基性金属硝酸塩を含有してお
り、下記要件〜から選ばれる1以上の要件を有して
いるガス発生剤組成物を提供する。
℃で1000時間又は110℃で400時間保持した場
合のガス発生剤の重量減少率が2.0%以下であること ガス発生剤の燃焼により発生するガスに含まれる微量
ガスの濃度が、2800Lタンクでの測定値としてで、
COが400ppm以下、NOが40ppm以下、NO
2が8ppm以下及びNH3が100ppm以下であるこ
と ガス発生剤燃焼時におけるガス発生器内の最大内圧が
7840〜22500kPaであること 更に本発明は、(a)テトラゾール誘導体、グアニジン
誘導体又はそれらの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩並
びに(c)バインダ及び/又はスラグ形成剤を含有して
おり、下記要件〜から選ばれる1以上の要件を有し
ているガス発生剤組成物を提供する。
℃で1000時間又は110℃で400時間保持した場
合のガス発生剤の重量減少率が2.0%以下であること ガス発生剤の燃焼により発生するガスに含まれる微量
ガスの濃度が、2800Lタンクでの測定値としてで、
COが400ppm以下、NOが40ppm以下、NO
2が8ppm以下及びNH3が100ppm以下であるこ
と ガス発生剤燃焼時におけるガス発生器内の最大内圧が
7840〜22500kPaであること また本発明は、上記のガス発生剤組成物から得られる単
孔円柱状、多孔円柱状又はペレット状の成型体を提供す
る。
び成型体を用いたエアバック用インフレータを提供す
る。なお、本発明における「インフレータ」とは、ガス
の供給がガス発生剤からだけのパイロタイプのインフレ
ータと、ガスの供給がアルゴン等の圧縮ガスとガス発生
剤の両方であるハイブリッドタイプのインフレータ(但
し、ガス発生剤を燃焼させてガスを発生する機能を有す
る部分が「ガス発生器」となる)を意味する。
(a)及び(b)成分を必須成分とする組成物又は
(a)、(b)及び(c)成分を必須成分とする組成物
にすることができる。
誘導体は、一分子中の窒素原子の含有量が高く、毒性も
低く、更に(b)成分と組み合わせた場合には燃焼速度
が大きくなるので好ましい。
ル化合物(但し、ビテトラゾール化合物を除く)やビテ
トラゾール化合物が挙げられる。テトラゾール化合物
(但し、ビテトラゾール化合物を除く)としては、テト
ラゾール、5―アミノテトラゾール、5,5’−ビ−1
H−テトラゾール、5−ニトロアミノテトラゾール、5
―アミノテトラゾールの亜鉛塩、5−アミノテトラゾー
ルの銅塩が挙げられ、ビテトラゾール化合物としては、
ビテトラゾール、ビテトラゾールカリウム塩(BHT
K)、ビテトラゾールナトリウム塩、ビテトラゾールマ
グネシウム塩、ビテトラゾールカルシウム塩、ビテトラ
ゾールジアンモニウム塩(BHTNH3)、ビテトラゾ
ール銅塩及びビテトラゾールメラミン塩から選ばれる1
種以上が挙げられる。
4重量%、LD50(oral−rat)が2000mg/k
gであり、燃焼効率が良いため、ビテトラゾールジアン
モニウム塩が好ましい。ここでいうビテトラゾール化合
物には、2つのテトラゾール環の5−5’結合体と1−
5’結合体が含まれ、価格と入手の容易さから5−5’
体が好ましい。
ン誘導体は、他の成分との組合せ及び所定の要件〜
を満たす上で、2つの群に分けることができる。
ン、ニトログアニジン、ジシアンジアミド、ニトロアミ
ノグアニジン及びニトロアミノグアニジン硝酸塩から選
ばれる1種以上のグアニジン誘導体である。
リアミノグアニジン硝酸塩、硝酸グアニジン、炭酸グア
ニジン、ニトログアニジン(NQ)、ジシアンジアミド
(DCDA)、ニトロアミノグアニジン及びニトロアミ
ノグアニジン硝酸塩から選ばれる1種以上のグアニジン
誘導体である。
(b)成分を必須成分として含む組成物又は(a)、
(b)及び(c)成分を必須成分として含む組成物にお
ける(a)成分のグアニジン誘導体は、上記した第1の
群のグアニジン誘導体である。
酸塩は、一般に次のような式で示される一連の化合物で
ある。また、更に水和水を含む化合物も存在する場合が
ある。式中、Mは金属を、x’は金属数を、y、y’は
NO3イオン数を、z’はOHイオン数を、nはM(N
O3)y部分に対するM(OH)z部分の比を示すもので
ある。
x'(NO3)y'(OH)z' 前記式に相当するものの例としては、金属Mとして銅、
コバルト、亜鉛、マンガン、鉄、モリブデン、ビスマ
ス、セリウムを含む、Cu2(NO3)(OH)3、Cu3
(NO3)(OH)5・2H2O、Co2(NO3)(O
H)3、Zn2 (NO3)(OH)3、Mn(NO3)(O
H)2、Fe4(NO3)(OH)11・2H2O、Bi(N
O3)(OH)2、Ce(NO3)3(OH)・3H2Oが
挙げられる。
塩基性硝酸銅(BCN)、塩基性硝酸コバルト、塩基性
硝酸亜鉛、塩基性硝酸マンガン、塩基性硝酸鉄、塩基性
硝酸モリブデン、塩基性硝酸ビスマス及び塩基性硝酸セ
リウムから選ばれる1種以上が挙げられ、これらの中で
も塩基性硝酸銅が好ましい。
モニウムに比べると、使用温度範囲において相転移がな
く、融点が高いので、熱安定性が優れている。更に、塩
基性硝酸銅は、ガス発生剤の燃焼温度を低くするように
作用するので、窒素酸化物の生成量も少なくできる。
とその他の1種以上の酸化剤との混合物にすることがで
き、混合物にした場合にはその他の酸化剤としてアルカ
リ金属硝酸塩を含有させることができる。
燃焼速度を高める成分であり、硝酸カリウム、硝酸ナト
リウム、過塩素酸カリウム、硝酸リチウム等が挙げられ
るが、これらの中でも硝酸カリウムが好ましい。
の塩基性金属硝酸塩の含有量は、好ましくは55〜9
9.9重量%、より好ましくは75〜99.5重量%、
更に好ましくは90〜99.2重量%である。
(b)成分を含有するものである場合、(a)成分の含
有量は5〜60重量%が好ましく、15〜55重量%が
より好ましい。(b)成分の含有量は40〜95重量%
が好ましく、45〜85重量%がより好ましい。
のである場合の好ましい一実施形態としては、(a)ビ
テトラゾールジアンモニウム塩及び(b)塩基性硝酸銅
を含有するものが挙げられる。この場合の含有量は
(a)ビテトラゾールジアンモニウム塩5〜60重量
%、好ましくは15〜55重量%、より好ましくは15
〜45重量%又は15〜35重量%及び(b)塩基性硝
酸銅40〜95重量%、好ましくは45〜85重量%、
より好ましくは55〜85重量%又は65〜85重量%
である。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ニトログアニジン及び(b)塩基性硝酸銅を含有するも
のが挙げられる。この場合の含有量は(a)ニトログア
ニジン30〜70重量%、好ましくは40〜60重量%
及び(b)塩基性硝酸銅30〜70重量%、好ましくは
40〜60重量%である。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ジシアンジアミド及び(b)塩基性硝酸銅を含有するも
のが挙げられる。この場合の含有量は、(a)ジシアン
ジアミド15〜30重量%及び(b)塩基性硝酸銅70
〜85重量%が好ましい。
/又はスラグ形成剤は非架橋性のものであり、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム塩(CMCNa)、カルボキシメチル
セルロースカリウム塩、カルボキシメチルセルロースア
ンモニウム塩、酢酸セルロース、セルロースアセテート
ブチレート(CAB)、メチルセルロース(MC)、エ
チルセルロース(EC)、ヒドロキシエチルセルロース
(HEC)、エチルヒドロキシエチルセルロース(EH
EC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、カ
ルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)、微結晶
性セルロース、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミ
ドのアミノ化物、ポリアクリルヒドラジド、アクリルア
ミド・アクリル酸金属塩共重合体、ポリアクリルアミド
・ポリアクリル酸エステル化合物の共重合体、ポリビニ
ルアルコール、アクリルゴム、グアガムやデンプンを含
む多糖類、シリコーン(シリコーン樹脂は除く)、二硫
化モリブデン、酸性白土、タルク、ベントナイト、ケイ
ソウ土、カオリン、ステアリン酸カルシウム、シリカ、
アルミナ、ケイ酸ナトリウム、窒化ケイ素、炭化ケイ
素、ヒドロタルサイト、マイカ、金属酸化物、金属水酸
化物、金属炭酸塩、塩基性金属炭酸塩及びモリブデン酸
塩から選ばれる1種以上が挙げられる。
糖類は、粘着性があり、湿式成型法及び乾式成型法に適
用できるものであれば特に限定されるものではなく、グ
アガム以外のアラビヤガム、トラガントガム等の各種ガ
ム類、キチン、キトサン、ヒアルロン酸等が挙げられ
る。
銅、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化マンガン、
酸化モリブデン、酸化ニッケル及び酸化ビスマスから選
ばれる1種以上が挙げられ、金属水酸化物としては、水
酸化コバルト、水酸化アルミニウムから選ばれる1種以
上が挙げられ、金属炭酸塩及び塩基性金属炭酸塩として
は、炭酸カルシウム、炭酸コバルト、塩基性炭酸亜鉛、
塩基性炭酸銅、塩基性炭酸コバルト、塩基性炭酸鉄、塩
基性炭酸ビスマス、塩基性炭酸マグネシウムから選ばれ
る1種以上が挙げられ、モリブデン酸塩としては、モリ
ブデン酸コバルト及びモリブデン酸アンモニウムから選
ばれる1種以上が挙げられる。これらの(c)成分の化
合物は、スラグ形成剤及び/又はバインダーとしての働
きをすることができる。
は、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩及びカリ
ウム塩が好ましく、これらの中でもナトリウム塩がより
好ましい。
(b)、(c)成分を含有するものである場合、(a)
成分の含有量は5〜60重量%が好ましく、15〜55
重量%がより好ましい。(b)成分の含有量は40〜9
5重量%が好ましく、45〜85重量%がより好まし
い。(c)成分の含有量は0.1〜25重量%が好まし
く、0.1〜15重量%がより好ましく、0.1〜10
重量%が更に好ましい。
のである場合の好ましい一実施形態としては、(a)ビ
テトラゾールジアンモニウム塩、(b)塩基性硝酸銅及
び(c)カルボキシメチルセルロースナトリウム塩を含
有するものが挙げられる。この場合の含有量は、(a)
ビテトラゾールジアンモニウム塩15〜40重量%、
(b)塩基性硝酸銅45〜80重量%及び(c)カルボ
キシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜15重量%
が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ビテトラゾールジアンモニウム塩、(b)塩基性硝酸銅
及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナトリウム
塩と(c−2)前記(c−1)以外の上記の(c)成分
を含有するものが挙げられる。この場合の含有量は、
(a)ビテトラゾールジアンモニウム塩15〜35重量
%、(b)塩基性硝酸銅30〜70重量%、(c−1)
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜15
重量%及び(c−2)1〜45重量%が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ニトログアニジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c)カル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩を含有するものが
挙げられる。この場合の含有量は、(a)ニトログアニ
ジン15〜55重量%、(b)塩基性硝酸銅45〜70
重量%及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム塩0.1〜15重量%が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ニトログアニジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c−1)
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩と(c−2)
前記(c−1)以外の上記の(c)成分を含有するもの
が挙げられる。この場合の含有量は、(a)ニトログア
ニジン15〜50重量%、(b)塩基性硝酸銅30〜6
5重量%及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩0.1〜15重量%と(c−2)1〜40重
量%が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ニトログアニジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c)グア
ガムを含有するものが挙げられる。この場合の含有量
は、(a)ニトログアニジンが好ましくは20〜60重
量%、より好ましくは30〜50重量%、(b)塩基性
硝酸銅が好ましくは35〜75重量%、より好ましくは
40〜65重量%及び(c)グアガムが好ましくは0.
1〜10重量%、より好ましくは1〜8重量%である。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ニトログアニジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c−1)
グアガムと(c−2)前記(c−1)以外の上記の
(c)成分を含有するものが挙げられる。この場合の含
有量は、(a)ニトログアニジンが好ましくは20〜6
0重量%、より好ましくは30〜50重量%、(b)塩
基性硝酸銅が好ましくは30〜70重量%、より好まし
くは40〜60重量%、及び(c−1)グアガムが好ま
しくは0.1〜10重量%、より好ましくは2〜8重量
%と(c−2)が好ましくは0.1〜10、より好まし
くは0.3〜7重量%である。
(b)塩基性硝酸銅を含む組成又は(a)ニトログアニ
ジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c)グアガムを含む組
成にした場合、下記の(I)〜(III)の点で優れた効果を有
する。
20℃)と塩基性硝酸銅の熱分解温度(約200℃)が
近似しているため、ニトログアニジンと塩基性硝酸銅の
反応(燃焼)がより完全燃焼に近くなり、有毒ガス(C
O、NO、NO2、NH3等)の発生が少なくなる。ま
た、塩基性硝酸銅を用いたことでガス発生剤の燃焼温度
が低下するので、燃焼時において、いわゆるサーマルN
Ox(thermal NOx)の発生量が減少する。
融状態の銅のミスト発生するが、銅の融点(1083
℃)は高いので、1000℃程度にまで冷却すれば容易
に固形ミストとして除去できるので、他のミスト(例え
ば、K2Oの融点は400℃であるので、400℃未満
までの冷却が必要となる)に比べて除去が容易であり、
インフレータの外部にミストが出にくい。
Naを使用した場合に比べて耐熱性が高い。CMC−N
aを使用した場合、塩基性硝酸銅から生じたOHイオン
とCMC−NaのNaが反応してNaOHが生成し、こ
のNaOHがニトログアニジンを分解して耐熱性を低下
させることがあるが、グアガムの場合にはこのような問
題は生じない。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ジシアンジアミド、(b)塩基性硝酸銅及び(c)カル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩を含有するものが
挙げられる。この場合の含有量は、(a)ジシアンジア
ミド15〜25重量%、(b)塩基性硝酸銅60〜80
重量%及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム塩0.1〜20重量%が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
ジシアンジアミド、(b)塩基性硝酸銅及び(c−1)
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩と(c−2)
前記(c−1)以外の上記の(c)成分を含有するもの
が挙げられる。この場合の含有量は、(a)ジシアンジ
アミド15〜25重量%、(b)塩基性硝酸銅55〜7
5重量%及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩0〜10重量%又は0.1〜10重量%と
(c−2)1〜20重量%が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
硝酸グアニジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c)カルボ
キシメチルセルロースナトリウム塩を含有するものが挙
げられる。この場合の含有量は、(a)硝酸グアニジン
15〜60重量%、(b)塩基性硝酸銅40〜70重量
%及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリウム塩
0.1〜15重量%が好ましい。
のである場合の好ましい他の実施形態としては、(a)
硝酸グアニジン、(b)塩基性硝酸銅及び(c−1)カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム塩と(c−2)前
記(c−1)以外の上記の(c)成分を含有するものが
挙げられる。この場合の含有量は、(a)硝酸グアニジ
ン15〜55重量%、(b)塩基性硝酸銅25〜60重
量%及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム塩0.1〜15重量%と(c−2)1〜40重量%
が好ましい。
(b)成分を塩基性硝酸銅と硝酸カリウムとの混合物に
した場合、上記した(I)〜(III)の効果に加えて、更に燃
焼速度が向上するという効果が得られる。
(b)及び(d)燃焼調節剤(燃焼改良剤)を必須成分
とする組成物又は(a)、(b)、(c)及び(d)燃
焼調節剤(燃焼改良剤)を必須成分とする組成物にする
ことができる。(d)成分を必須成分として含有する場
合の(a)成分のグアニジン誘導体は、上記した第2の
群のグアニジン誘導体である。
発生剤組成物全体としての燃焼速度、燃焼の持続性、着
火性等の燃焼性を向上させるように作用する成分であ
る。燃焼改良剤としては、窒化ケイ素、シリカ、アルカ
リ金属又はアルカリ土類金属の亜硝酸塩、硝酸塩、塩素
酸塩又は過塩素酸塩(KNO3、NaNO3、KClO4
等)、酸化水酸化鉄(III)〔FeO(OH)〕、酸化
銅、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化コバルト及び酸化マンガン
から選ばれる1種以上が挙げられる。これらの中で酸化
水酸化鉄(III)〔FeO(OH)〕を使用した場合、炭
素数が多いバインダを配合したときにバインダの燃焼促
進効果が優れており、ガス発生剤組成物全体の燃焼促進
に寄与できる。
成分又は(a)、(b)及び(c)成分の合計量100
重量部に対して1〜10重量部が好ましく、1〜5重量
部がより好ましい。
有するものである場合の好ましい実施形態としては、
(a)ニトログアニジン、(b)塩基性硝酸銅、(c)
グアガムと(d)燃焼改良剤を含有するものが挙げら
れ、(d)燃焼改良剤としてはシリカが好ましい。この
場合の含有量は、(a)ニトログアニジン20〜60重
量%、(b)塩基性硝酸銅35〜75重量%、(c)グ
アガム0.1〜10重量%、(d)燃焼改良剤0.1〜
15重量%が好ましい。
及び(b)成分を含有しており、下記要件〜から選
ばれる1つの要件、好ましくは2つの要件、より好まし
くは3つの要件を有しているものにすることができる。
この場合における(a)成分のグアニジン誘導体は、上
記した第2の群のグアニジン誘導体である。
℃で1000時間又は110℃で400時間保持した場
合のガス発生剤の重量減少率が2.0%以下、好ましく
は1.0%以下、より好ましくは0.5%以下である。
118.8mlのステンレス製容器に入れ、密閉した状
態で90℃で1000時間又は110℃で400時間保
持した場合のガス発生剤の重量減少率である。
含まれる微量ガスの濃度が、2800Lタンクでの測定
値としてで、COが400ppm以下、NOが40pp
m以下、NO2が8ppm以下及びNH3が100ppm
以下であること。
生するガスに含まれる微量ガスの濃度が、2800Lタ
ンクでの測定値としてで、COが400ppm以下、N
Oが40ppm以下、NO2が8ppm以下及びNH3が
100ppm以下であることである。或いはNIOSH
によって示されたIDLHの値である、COが1200
ppm以下、NOが100ppm以下、NO2が20p
pm以下、NH3が300ppm以下という値の30%
前後、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以
下、更に好ましくは10%(CO=120ppm、NO
=10ppm、NO2=2ppm、NH3=30ppm)
以下であることである。
準的なシングルタイプの運転席用パイロインフレータを
用いて、20℃で出力130〜230kPaの条件で、
2800Lタンク試験を行った場合の値である。このガ
ス発生剤組成物は、測定条件とは関係なく、他のタイプ
のガス発生器にも使用できる。
の最大内圧が7840〜22500kPa、好ましくは
8820〜17640kPaであることである。
(a)、(b)及び(c)成分を含有しており、下記要
件〜から選ばれる1つの要件、好ましくは2つの要
件、より好ましくは3つの要件を有しているものにする
ことができる。要件〜の詳細は、上記と同様であ
る。この場合における(a)成分のグアニジン誘導体
は、上記した第2の群のグアニジン誘導体である。
℃で1000時間又は110℃で400時間保持した場
合のガス発生剤の重量減少率が2.0%以下であるこ
と。
含まれる微量ガスの濃度が、2800Lタンクでの測定
値としてで、COが400ppm以下、NOが40pp
m以下、NO2が8ppm以下及びNH3が100ppm
以下であること。
の最大内圧が7840〜22500kPaであること。
(b)及び(d)成分を必須成分とする組成物又は
(a)、(b)、(c)及び(d)成分を必須成分とす
る組成物にした場合でも、(d)成分は上記した要件
〜の発現を阻害する成分ではないので、(d)成分を
含まない組成物と同様に要件〜を具備するものであ
る。
成型することができ、単孔円柱状、多孔円柱状又はペレ
ット状の成型体にすることができる。これらの成型体
は、ガス発生剤組成物に水又は有機溶媒を添加混合し、
押出成型する方法(単孔円柱状、多孔円柱状の成型体)
又は打錠機等を用いて圧縮成型する方法(ペレット状の
成型体)により製造することができる。
られる成型体は、例えば、各種乗り物の運転席のエアバ
ック用インフレータ、助手席のエアバック用インフレー
タ、サイドエアバック用インフレータ、インフレータブ
ルカーテン用インフレータ、ニーボルスター用インフレ
ータ、インフレータブルシートベルト用インフレータ、
チューブラーシステム用インフレータ、プリテンショナ
ー用ガス発生器に適用できる。
ら得られる成型体を使用するガス発生器は、ガスの供給
が、ガス発生剤からだけのパイロタイプと、アルゴン等
の圧縮ガスとガス発生剤の両方であるハイブリッドタイ
プのいずれでもよい。
ら得られる成型体は、雷管やスクイブのエネルギーをガ
ス発生剤に伝えるためのエンハンサ剤(又はブースタ
ー)等と呼ばれる着火剤として用いることもできる。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお表中、NQはニトログアニジン、BHTNH3
はビテトラゾールアンモニウム塩、BHTKはビテトラ
ゾールカリウム塩、DCDAはジシアンジアミド、5−
ATは5−アミノテトラゾール、Zn(5−AT)は5
−アミノテトラゾールの亜鉛塩、BCNは塩基性硝酸銅
[Cu2(NO3)(OH)3]、CMCNaはカルボキシ
メチルセルロースナトリウムを示す。なお、以下におけ
る測定方法の詳細は下記のとおりである。 (1)耐熱性試験(重量減少率) ガス発生剤組成物(ガス発生剤40gを含む)をアルミ
ニウム製容器に入れ、総重量を測定した。(総重量−ア
ルミニウム製容器重量)を試験前のサンプル重量とし
た。サンプルの入ったアルミニウム製容器を、SUS製
厚肉容器(内容積118.8ml)に入れ、ふたをし
た。この時、ゴムパッキンとクランプを使用して容器が
密閉状態になるようにした。これを90℃及び110℃
の恒温槽に入れた。1000時間及び400時間経過後
に容器を恒温槽から取り出し、容器が室温にもどってか
ら容器を開け、中からアルミニウム製容器を取り出し
た。アルミニウム製容器ごとの総重量を測定し、(総重
量−アルミニウム製容器重量)を試験後のサンプル重量
とした。そして、試験前後の重量変化を比較して重量減
少率を求めることにより耐熱性を評価した。重量減少率
は、〔(試験前のガス発生剤重量−試験後のガス発生剤
重量)/試験前のガス発生剤重量〕×100から求め
た。 (2)ガス濃度の測定 上記の耐熱性試験終了後の密閉容器を約2リットルの空
気が入ったポリ塩化ビニル製の袋にいれた後に袋を密閉
した。袋内でクランプを外し、密閉容器を開けて、容器
中にあったガスを袋中に放出させた。袋中のガスを拡散
させ、均一にした後に、検知管を袋に突き刺し、すみや
かにガス濃度の測定を行った。 (3)内圧の測定 上記の耐熱性試験後のガス発生剤組成物の入った容器内
の内圧を測定した。
これらの組成物の理論計算に基づく燃焼温度、発生ガス
効率(単位「mol/100g」は組成物100g当た
りの発生ガスのモル数を表す)、CO及びNO発生量を
表1に示す。
1〜2と比べて十分低く、1900K以下であり、更に
NO発生量の低減に効果のあることを示している。ま
た、CO及びNO発生量については、CO発生量2×1
0-3mol/100g以下及びNO発生量2×10-4m
ol/100g以下が同時に達成されなければ実用上許
容されないが、これらの実施例はこの条件を満足してい
ることが分かる。
これらの組成物のJIS K4810−1979の火薬
類性能試験法に基づく摩擦感度と落槌感度を試験した。
結果を表2に示す。
これらの組成物について、理学(株)製のTAS型示差
熱分析装置による融解温度、発熱開始温度、TG重量減
少開始温度を測定した。測定時の昇温速度は20℃/m
in、測定雰囲気は窒素ガス、測定時のサンプル量は1
〜2mgであった。結果を表3に示す。
方法により耐熱性試験を行った。耐熱性試験は、組成物
をアルミニウム製容器に入れたものを110℃の恒温槽
内で400時間放置して行い、試験前後における組成物
の重量変化から重量減少率を求め、耐熱性を評価した。
その結果、重量減少率は−0.31%とわずかであり、
外観上も変化は見られなかった。
これらの組成物をストランドに成型して、4900、6
860、8820kPaの圧力で、窒素雰囲気下で燃焼
速度を測定した。6860kPaの燃焼速度と、490
0〜8820kPaの間の圧力指数を表4に示す。
それぞれの数値は、これらの実施例の組成物がインフレ
ータ用ガス発生剤組成物としての実用上の条件を満足し
ていることを示す。
れらの組成物を2gのストランドに成型した。このスト
ランドを内容積1リットルの密閉ボンブに取り付け、ボ
ンブ内を窒素で置換した後、更に窒素で6860kPa
まで加圧して、ストランドをニクロム線の通電により着
火させ、完全に燃焼させた。通電から約20秒後に燃焼
ガスをガスサンプリングバッグに採取し、直ちに、検知
管でNO 2、NO、CO、CO2の濃度を分析した。
施例25〜43と同様にしてNO2、NO、CO、CO2
の濃度を分析した。
これらの組成物の理論計算に基づく燃焼温度及び発生ガ
ス効率(単位「mol/100g」は組成物100g当
たりの発生ガスのモル数を表す)を表7に示す。
量%)のガス発生組成物を製造し、下記の方法で耐熱性
を試験した。その結果、110℃、214時間の条件に
おける重量減少率は0.27%、110℃、408時間
の条件における重量減少率は0.45%であった。
記の実施例1〜95と同様の方法で表8に示した各項目
の測定を行った。
体は、低毒性で危険性が小さいので取り扱いが容易であ
り、燃焼速度が大きく、燃焼温度が低く、更に燃焼時に
一酸化炭素や窒素酸化物の生成量が少ない。
Claims (52)
- 【請求項1】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジ
ン、炭酸グアニジン、ニトログアニジン、ジシアンジア
ミド、ニトロアミノグアニジン及びニトロアミノグアニ
ジン硝酸塩から選ばれる1種以上のグアニジン誘導体並
びに(b)塩基性金属硝酸塩を含有するガス発生剤組成
物。 - 【請求項2】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジ
ン、炭酸グアニジン、ニトログアニジン、ジシアンジア
ミド、ニトロアミノグアニジン及びニトロアミノグアニ
ジン硝酸塩から選ばれる1種以上のグアニジン誘導体、
(b)塩基性金属硝酸塩並びに(c)バインダ及び/又
はスラグ形成剤を含有するガス発生剤組成物。 - 【請求項3】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジン
誘導体又はそれらの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩及
び(d)燃焼改良剤を含有するガス発生剤組成物。 - 【請求項4】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジン
誘導体又はそれらの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩、
(c)バインダ及び/又はスラグ形成剤並びに(d)燃
焼改良剤を含有するガス発生剤組成物。 - 【請求項5】 (d)燃焼改良剤が、ガス発生剤組成物
全体としての燃焼速度、燃焼の持続性及び着火性を含む
燃焼性を向上させるように作用する成分である請求項3
又は4記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項6】 (d)燃焼改良剤が、窒化ケイ素、シリ
カ、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の亜硝酸塩、硝
酸塩、塩素酸塩又は過塩素酸塩(KNO3、NaNO3、
KClO4)、酸化水酸化鉄(III)〔FeO(OH)〕、
酸化銅、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化コバルト及び酸化マン
ガンから選ばれる1種以上である請求項3、4又は5記
載のガス発生剤組成物。 - 【請求項7】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジン
誘導体又はそれらの混合物及び(b)塩基性金属硝酸塩
を含有しており、下記要件〜から選ばれる1以上の
要件を有しているガス発生剤組成物。 ガス発生剤組成物を密閉した状態で90℃で1000
時間又は110℃で400時間保持した場合のガス発生
剤の重量減少率が2.0%以下であること ガス発生剤の燃焼により発生するガスに含まれる微量
ガスの濃度が、2800Lタンクでの測定値としてで、
COが400ppm以下、NOが40ppm以下、NO
2が8ppm以下及びNH3が100ppm以下であるこ
と ガス発生剤燃焼時におけるガス発生器内の最大内圧が
7840〜22500kPaであること - 【請求項8】 (a)テトラゾール誘導体、グアニジン
誘導体又はそれらの混合物、(b)塩基性金属硝酸塩並
びに(c)バインダ及び/又はスラグ形成剤を含有して
おり、下記要件〜から選ばれる1以上の要件を有し
ているガス発生剤組成物。 ガス発生剤組成物を密閉した状態で90℃で1000
時間又は110℃で400時間保持した場合のガス発生
剤の重量減少率が2.0%以下であること ガス発生剤の燃焼により発生するガスに含まれる微量
ガスの濃度が、2800Lタンクでの測定値としてで、
COが400ppm以下、NOが40ppm以下、NO
2が8ppm以下及びNH3が100ppm以下であるこ
と ガス発生剤燃焼時におけるガス発生器内の最大内圧が
7840〜22500kPaであること - 【請求項9】 更に、請求項5又は6記載の(d)燃焼
改良剤を含有する請求項7又は8記載のガス発生剤組成
物。 - 【請求項10】 (a)成分のテトラゾール誘導体が、
テトラゾール、5―アミノテトラゾール、5,5’−ビ
−1H−テトラゾール、5−ニトロアミノテトラゾー
ル、5―アミノテトラゾールの亜鉛塩、5−アミノテト
ラゾールの銅塩、ビテトラゾール、ビテトラゾールカリ
ウム塩、ビテトラゾールナトリウム塩、ビテトラゾール
マグネシウム塩、ビテトラゾールカルシウム塩、ビテト
ラゾールジアンモニウム塩、ビテトラゾール銅塩及びビ
テトラゾールメラミン塩から選ばれる1種以上である請
求項1〜9のいずれか1記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項11】 (a)成分のグアニジン誘導体が、グ
アニジン、モノ、ジ又はトリアミノグアニジン硝酸塩、
硝酸グアニジン、炭酸グアニジン、ニトログアニジン、
ジシアンジアミド及びニトロアミノグアニジン硝酸塩か
ら選ばれる1種以上である請求項3〜9のいずれか1記
載のガス発生剤組成物。 - 【請求項12】 (b)成分の塩基性金属硝酸塩が、塩
基性硝酸銅、塩基性硝酸コバルト、塩基性硝酸亜鉛、塩
基性硝酸マンガン、塩基性硝酸鉄、塩基性硝酸モリブデ
ン、塩基性硝酸ビスマス及び塩基性硝酸セリウムから選
ばれる1種以上である請求項1〜11のいずれか1記載
のガス発生剤組成物。 - 【請求項13】 (b)成分が塩基性金属硝酸塩とその
他の1種以上の酸化剤との混合物である請求項1〜12
のいずれか1記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項14】 (b)成分が塩基性金属硝酸塩とその
他の1種以上の酸化剤との混合物であり、その他の1種
以上の酸化剤がアルカリ金属硝酸塩を含んでいる請求項
1〜13のいずれか1記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項15】 (b)成分が混合物であるとき、その
他の1種以上の酸化剤として含まれるアルカリ金属硝酸
塩が硝酸カリウムである請求項1〜14のいずれか1記
載のガス発生剤組成物。 - 【請求項16】 (b)成分が混合物であるとき、混合
物中の塩基性金属硝酸塩の含有量が55〜99.9重量
%である請求項1〜15のいずれか1記載のガス発生剤
組成物。 - 【請求項17】 (c)成分のバインダが非架橋性のも
のである請求項2、4、5、6、8〜16のいずれか1
記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項18】 (c)成分のバインダ及び/又はスラ
グ形成剤が、非架橋性のものであり、カルボキシメチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム
塩、カルボキシメチルセルロースカリウム塩、カルボキ
シメチルセルロースアンモニウム塩、酢酸セルロース、
セルロースアセテートブチレート、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、微結晶
性セルロース、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミ
ドのアミノ化物、ポリアクリルヒドラジド、アクリルア
ミド・アクリル酸金属塩共重合体、ポリアクリルアミド
・ポリアクリル酸エステル化合物の共重合体、ポリビニ
ルアルコール、アクリルゴム、グアガム、デンプンを含
む多糖類、シリコーン、二硫化モリブデン、酸性白土、
タルク、ベントナイト、ケイソウ土、カオリン、ステア
リン酸カルシウム、シリカ、アルミナ、ケイ酸ナトリウ
ム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、ヒドロタルサイト、マイ
カ、金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩、塩基性金
属炭酸塩及びモリブデン酸塩から選ばれる1種以上であ
る請求項2、4、5、6、8〜16のいずれか1記載の
ガス発生剤組成物。 - 【請求項19】 (c)成分の金属酸化物が、酸化銅、
酸化鉄、酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化
モリブデン、酸化ニッケル及び酸化ビスマスから選ばれ
る1種以上であり、金属水酸化物が、水酸化コバルト、
水酸化アルミニウムから選ばれる1種以上であり、金属
炭酸塩及び塩基性金属炭酸塩が、炭酸カルシウム、炭酸
コバルト、塩基性炭酸亜鉛及び塩基性炭酸銅から選ばれ
る1種以上であり、モリブデン酸塩が、モリブデン酸コ
バルト及びモリブデン酸アンモニウムから選ばれる1種
以上である請求項18記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項20】 (a)ビテトラゾールジアンモニウム
塩及び(b)塩基性硝酸銅を含有する請求項1記載のガ
ス発生剤組成物。 - 【請求項21】 (a)ビテトラゾールジアンモニウム
塩15〜45重量%及び(b)塩基性硝酸銅55〜85
重量%を含有する請求項20記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項22】 (a)ビテトラゾールジアンモニウム
塩、(b)塩基性硝酸銅及び(c)カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム塩を含有する請求項2記載のガス発
生剤組成物。 - 【請求項23】 (a)ビテトラゾールジアンモニウム
塩15〜40重量%、(b)塩基性硝酸銅45〜80重
量%及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリウム
塩0.1〜15重量%を含有する請求項22記載のガス
発生剤組成物。 - 【請求項24】 (a)ビテトラゾールジアンモニウム
塩、(b)塩基性硝酸銅及び(c−1)カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩と(c−2)前記(c−1)
以外の請求項17、18又は19記載の(c)成分を含
有する請求項2記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項25】 (a)ビテトラゾールジアンモニウム
塩15〜35重量%、(b)塩基性硝酸銅30〜70重
量%、(c−1)カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム塩0.1〜15重量%及び(c−2)1〜45重量%
を含有する請求項24記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項26】 (a)ニトログアニジン及び(b)塩
基性硝酸銅を含有する請求項1記載のガス発生剤組成
物。 - 【請求項27】 (a)ニトログアニジン30〜70重
量%及び(b)塩基性硝酸銅30〜70重量%を含有す
る請求項26記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項28】 (a)ニトログアニジン、(b)塩基
性硝酸銅及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム塩を含有する請求項2記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項29】 (a)ニトログアニジン15〜55重
量%、(b)塩基性硝酸銅45〜70重量%及び(c)
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜15
重量%を含有する請求項28記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項30】 (a)ニトログアニジン、(b)塩基
性硝酸銅及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩と(c−2)前記(c−1)以外の請求項1
7、18又は19記載の(c)成分を含有する請求項2
記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項31】 (a)ニトログアニジン15〜50重
量%、(b)塩基性硝酸銅30〜65重量%及び(c−
1)カルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜
15重量%と(c−2)1〜40重量%を含有する請求
項30記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項32】 (a)ニトログアニジン、(b)塩基
性硝酸銅及び(c)グアガムを含有する請求項2記載の
ガス発生剤組成物。 - 【請求項33】 (a)ニトログアニジン20〜60重
量%、(b)塩基性硝酸銅35〜75重量%及び(c)
グアガム0.1〜10重量%を含有する請求項32記載
のガス発生剤組成物。 - 【請求項34】 (a)ニトログアニジン、(b)塩基
性硝酸銅及び(c−1)グアガムと(c−2)前記(c
−1)以外の請求項17、18又は19記載の(c)成
分を含有する請求項2記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項35】 (a)ニトログアニジン20〜60重
量%、(b)塩基性硝酸銅30〜70重量%及び(c−
1)グアガム0.1〜10重量%と(c−2)0.1〜
10重量%を含有する請求項34記載のガス発生剤組成
物。 - 【請求項36】 (a)ニトログアニジン、(b)塩基
性硝酸銅、(c)グアガムと(d)燃焼改良剤を含有す
る請求項5記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項37】 (a)ニトログアニジン20〜60重
量%、(b)塩基性硝酸銅35〜75重量%、(c)グ
アガム0.1〜10重量%、(d)燃焼改良剤0.1〜
15重量%を含有する請求項36記載のガス発生剤組成
物。 - 【請求項38】 (d)燃焼改良剤がシリカである請求
項36又は37記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項39】 (a)ジシアンジアミド及び(b)塩
基性硝酸銅を含有する請求項1記載のガス発生剤組成
物。 - 【請求項40】 (a)ジシアンジアミド15〜30重
量%及び(b)塩基性硝酸銅70〜85重量%を含有す
る請求項39記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項41】 (a)ジシアンジアミド、(b)塩基
性硝酸銅及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム塩を含有する請求項2記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項42】 (a)ジシアンジアミド15〜25重
量%、(b)塩基性硝酸銅60〜80重量%及び(c)
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜20
重量%を含有する請求項41記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項43】 (a)ジシアンジアミド、(b)塩基
性硝酸銅及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩と(c−2)前記(c−1)以外の請求項1
7、18又は19記載の(c)成分を含有する請求項2
記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項44】 (a)ジシアンジアミド15〜25重
量%、(b)塩基性硝酸銅55〜75重量%及び(c−
1)カルボキシメチルセルロースナトリウム塩0〜10
重量%と(c−2)1〜20重量%を含有する請求項4
3記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項45】 (a)硝酸グアニジン、(b)塩基性
硝酸銅及び(c)カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム塩を含有するガス発生剤組成物。 - 【請求項46】 (a)硝酸グアニジン15〜60重量
%、(b)塩基性硝酸銅40〜70重量%及び(c)カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜15重
量%を含有する請求項45記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項47】 (a)硝酸グアニジン、(b)塩基性
硝酸銅及び(c−1)カルボキシメチルセルロースナト
リウム塩と(c−2)前記(c−1)以外の請求項1
7、18又は19記載の(c)成分を含有するガス発生
剤組成物。 - 【請求項48】 (a)硝酸グアニジン15〜55重量
%、(b)塩基性硝酸銅25〜60重量%及び(c−
1)カルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.1〜
15重量%と(c−2)1〜40重量%を含有する請求
項47記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項49】 (b)成分として塩基性硝酸銅及び硝
酸カリウムの混合物を含有する請求項13〜48のいず
れか1記載のガス発生剤組成物。 - 【請求項50】 請求項1〜49のいずれか1記載のガ
ス発生剤組成物から得られる単孔円柱状、多孔円柱状又
はペレット状の成型体。 - 【請求項51】 請求項1〜49のいずれか1記載のガ
ス発生剤組成物を用いるエアバック用インフレータ。 - 【請求項52】 請求項50記載の成型体を用いるエア
バック用インフレータ。
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