JP2002012330A - 再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置 - Google Patents

再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置

Info

Publication number
JP2002012330A
JP2002012330A JP2000194627A JP2000194627A JP2002012330A JP 2002012330 A JP2002012330 A JP 2002012330A JP 2000194627 A JP2000194627 A JP 2000194627A JP 2000194627 A JP2000194627 A JP 2000194627A JP 2002012330 A JP2002012330 A JP 2002012330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
image forming
printing
sheets
uppermost sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000194627A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Izumitani
哲 泉谷
Masami Asano
雅己 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000194627A priority Critical patent/JP2002012330A/ja
Publication of JP2002012330A publication Critical patent/JP2002012330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面印字において、再給紙用の収容トレイに
収容された最上シートを、裏移りなどが生じることなく
捌くための再給紙機構、及び、この再給紙機構を組み込
んだ画像形成装置を提供する 【解決手段】 画像形成装置1は、複数枚のシート4に
両面印字する際に、画像作成部12において上記複数枚
のシートの第1の面に印字した後に、再び画像作成部1
2においてシートの第2の面に印字する。画像形成装置
1は、複数枚のシート4を、第1の面に印字した後に一
時的に格納する収容部30と、収容部30に収容された
複数枚のシート4を最上側から捌いて画像作成部12に
向けて送り出すために、最上シート4に当接しながら最
上シート4を摺擦する捌き手段38とを備えた再給紙機
構32を有する。捌き手段38と最上シート4との当接
位置は、最上シート4の第1の面に形成された画像領域
外に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面印字可能な画
像形成装置、及び、該画像形成装置に組み込まれ、片面
に画像が形成されたシートを画像作成部に再給紙する再
給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】インクを記録媒体(以下、シートとい
う。)に対し吐出することで印字を行うインクジェット
方式において、インクをシート上に定着乾燥させる工程
を設けることは必ずしも必要ではない。その理由は、シ
ートがインクジェットプリンタの排紙トレイに排出され
るまでに、インクがシート内に十分に(シートの厚み方
向に関して)浸透したり、インク中の水分が蒸発するこ
とにより、シート表面のインクが乾燥するからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タを用いて複数枚のシートを両面印字する方法として、
これら複数枚のシートを、第1の面に印字してから一時
的に収容トレイに収容した後、シートを再度画像作成部
を通過させて第2の面に印字する方法が知られている。
しかしながら、短時間で多くの枚数を印字する場合、収
容トレイに収容されたシート上のインクが、シート内に
十分に浸透したりインク中の水分が十分に蒸発する前
(すなわちシート表面のインクが乾燥する前)に、捌き
ローラで捌かれてシートが上から順に画像作成部に向け
て搬送される。このとき、最上位にあるシート上の第1
の面の画像形成部分が、捌きローラにより強く擦られる
ことで、画像の一部がかすれたり、あるいは捌きローラ
に付着したインクが2枚目のシートの第2の面に転写さ
れるいわゆる裏移りが起こる可能性がある。
【0004】そこで、本願発明は、両面印字において、
収容トレイに収容された最上シートを、裏移りなどが生
じることなく捌くための再給紙機構、及び、この再給紙
機構を組み込んだ画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る再給紙機構は、複数枚のシートに両
面印字する際に、画像作成部において上記複数枚のシー
トの第1の面に印字した後に、再び画像作成部において
上記シートの第2の面に印字する画像形成装置に用いら
れる再給紙機構において、上記複数枚のシートを、第1
の面に印字した後に一時的に格納する収容部と、上記収
容部に収容された複数枚のシートを最上側から捌いて画
像作成部に向けて送り出すために、最上シートに当接し
ながら最上シートを摺擦する捌き手段とを有し、上記捌
き手段と最上シートとの当接位置は、最上シートの第1
の面に形成された画像領域外に設定されることを特徴と
するものである。
【0006】請求項2に係る画像形成装置は、複数枚の
シートに両面印字する際に、画像作成部において上記複
数枚のシートの第1の面に印字した後に、再び画像作成
部において上記シートの第2の面に印字する、両面印字
可能な画像形成装置において、上記複数枚のシートを、
第1の面に印字した後に一時的に格納する収容部と、上
記収容部に収容された複数枚のシートを最上側から捌い
て画像作成部に向けて送り出すために、最上シートに当
接しながら最上シートを摺擦する捌き手段とを備えた再
給紙機構を有し、上記捌き手段と最上シートとの当接位
置は、最上シートの第1の面に形成された画像領域外に
設定されることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に係る画像形成装置は、片面印字
モードと両面印字モードとを有し、複数枚のシートに両
面印字する際に、画像作成部において上記複数枚のシー
トの第1の面に印字した後に、再び画像作成部において
上記シートの第2の面に印字する画像形成装置におい
て、上記複数枚のシートを、第1の面に印字した後に一
時的に格納する収容部と、上記収容部に収容された複数
枚のシートを最上側から捌いて画像作成部に向けて送り
出すために、最上シートに所定の位置で当接しながら最
上シートを摺擦する捌き手段とを備えた再給紙機構を有
し、両面印字モードのとき、上記所定位置に対応する第
1の面部分には印字を行わないことを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項4に係る画像形成装置は、請求項2
又は3の画像形成装置において、シートを送り出す方向
に関して上記捌き手段の下流側に、搬送ローラ対を有
し、上記捌き手段は、所定の圧接力で最上シートに当接
して該シートを捌いた後、最上シートを搬送ローラ対に
受け渡すまで、上記所定の圧接力より小さな圧接力で最
上シートを搬送することを特徴とするものである。
【0009】請求項5に係る画像形成装置は、請求項2
又は3の画像形成装置において、上記画像形成装置がイ
ンクジェットプリンタであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を説明する。下記の説明では画像形成
装置としてインクジェットプリンタが示されているが、
本発明に係る再給紙機構は、後で詳しく説明するよう
に、複数枚の両面印字を行う際に、一旦全てのシートの
片面に印字した後で、別の面の印字を行う画像形成装置
に用いられるものであり、例えばトナーを用いた電子写
真式の画像形成装置など、両面印字モードを有する画像
形成装置全てに適用することができる。また、下記の説
明において、「下流側」、「上流側」はそれぞれ、「シ
ートの搬送方向に関して下流側」、「シートの搬送方向
に関して上流側」を意味する。
【0011】図1は、本発明に係る再給紙機構を備えた
インクジェットプリンタの概略図を示す。プリンタ1は
ハウジング2を有し、このハウジング2の左壁には、シ
ート4を収容する給紙トレイ6が配置されている。給紙
トレイ6に第1の面を上にして積層されたシート群の最
上シートは、給紙トレイ6の上方に配置された給紙ロー
ラ8に接触しており、給紙ローラ8の回転によって給紙
トレイ6から送り出されるようになっている。また、給
紙ローラ8の下流側には、一対の搬送ローラ10が配置
され、シート4を画像作成部12まで搬送するようにな
っている。
【0012】画像作成部12は、画像作成部12に搬送
されたシート4に対向する複数のノズル(図示しない)
を備えたプリントヘッド14と、シート搬送方向に関し
て所定の量でシート4をピッチ送りするシート搬送機構
(図示しない)と、シート4とプリントヘッド14との
間隔がほぼ一定になるようにシート4を支持するプラテ
ン16とを有する。
【0013】プリントヘッド14は、図示しない走査機
構によりシート搬送方向に直交する主走査方向(紙面表
裏方向)に沿って往復移動するようにしてある。
【0014】画像作成部12の下流側には、搬送ローラ
対20及び第1の切換爪22が順次設けてある。この切
換爪22は、実線位置と点線位置との間を移動できるよ
うにしてあり、実線位置に設定されると、画像作成部1
2を通過したシート4は、搬送路24に沿って排紙部2
5に導かれ、点線位置に設定されると、シート4は、搬
送路26に沿って再給紙部28に導かれるようになって
いる。
【0015】再給紙部28は、一旦画像作成部12を通
過したシート4を、画像が作成されていない第2の面に
印字するために再び画像作成部12に供給するためのも
のである。具体的に、再給紙部28は、給紙トレイ6か
ら搬送され画像作成部12を通過して第1の面に画像が
作成されたシート4を、一時的に格納する収容トレイ3
0(格納された状態で、各シート4の第1の面は下を向
いている。)と、収容トレイ30の上方に配置され、収
容トレイ30に収容されたシート4を再給紙するための
再給紙機構32とを有する。
【0016】再給紙部28はさらに、収容トレイ30の
入口近傍において、搬送路26に沿って搬送されるシー
ト4を収容トレイ30に導くとともに、収容トレイ30
から送り出すための反転ローラ対34を有する。この反
転ローラ対34の一方のローラは、正逆回転可能なモー
タ(図示しない)に駆動連結されており、モータの逆回
転時に、ニップ部を介してシート4を収容トレイ30に
排出するとともに、モータの正回転時に、後述する再給
紙ローラから受け渡されたシート4を、ニップ部を介し
て送り出すようになっている。反転ローラ対34の他方
のローラは、モータに駆動連結された上記一方のローラ
に従動して回転する。
【0017】再給紙機構32は、図2に最もよく示され
るように、紙面表裏方向に伸びた軸36周りに回転可能
で且つ捌きローラ38の軸39を収容する細長い軸受4
0を有する。捌きローラ38は、軸39方向に所定の間
隔をあけて配置された複数のローラである。軸受40
は、収容トレイ30から離れた第1の位置40aと、略
鉛直方向に配置され、捌きローラ38が収容トレイ30
上の最上シート4に後述するように所定位置で当接する
第2の位置(再給紙位置)40bとの間で移動できるよ
うになっている。捌きローラ38は、その軸39がモー
タ(図示しない)に連結されており、反時計方向周りに
回転して、収容トレイ30に収容された最上シート4を
反転ローラ対34のニップ部に向けて搬送するようにな
っている。
【0018】軸受40を移動させる機構の一例として
は、軸受40を、ばねなどによって第1の位置40aに
付勢させるとともに、ソレノイド(図示しない)と連結
させることが考えられる。この構成によれば、このソレ
ノイドのコイルに電流を供給することで、ソレノイドが
起動し、これにより、第1の位置40aにある軸受40
を第2の位置40bに移動するようにする。
【0019】軸受40は、中空の部材であり、捌きロー
ラ38の軸39を収容する第1の部分42と、支持部材
44を収容する第2の部分46とを有する。支持部材4
4は、ばね48を介して捌きローラ38の軸39と連結
されている。軸受40が第2の位置40bに配置された
状態で、支持部材44は、ばね48の長さ方向に沿って
伸びた第2の部分46の内面に沿って、捌きローラ38
に近接する最下位置44aと、捌きローラ38から離間
した最上位置44bとの間で移動できるように、モータ
(図示しない)に駆動連結してあり、その結果、捌きロ
ーラ38の最上シート4に対する圧接力を少なくとも2
段階に切替えれるようになっている。
【0020】支持部材44が最下位置44aのとき圧接
力(以下、第1の圧接力という。)は、収容トレイ30
に収容された最上シート4を、ダブルフィードやミスフ
ィードすることなく送り出す際の捌きローラ38の最上
シート4に対する圧接力である。しかしながら、この圧
接力で最上シート4の画像形成部分が擦られると、2枚
目のシートに裏移りが発生し易い。一方、支持部材44
が最上位置44bのときの圧接力(以下、第2の圧接力
という。)は、第1の圧接力より小さく、上記裏移りが
発生しない程度の力である。しかしながら、第2の圧接
力では、静止した最上シート4を2枚目のシートから分
離して送り出すことはできない。
【0021】図3に示すように、捌きローラ38と収容
トレイ30に収容された最上シート4との接触位置は、
画像作成部12で第1の面に形成される画像の印字範囲
外に設定される。言い換えれば、シート先端(再給紙方
向に関するシート先端)から上記接触位置までの距離を
1として、画像50は、シート先端から少なくともL1
にある位置より後端側で形成される。したがって、両面
印字する際に第1の面に形成する画像のデータが、印字
範囲外とする位置(シート先端からL1以内)に出力し
ようとするデータを含む場合、この印字範囲外に対応す
るデータは画像として出力されないようにする。
【0022】図1に戻って、搬送路26の途中には第2
の切換爪52が設けてある。この切換爪52は、実線位
置と点線位置との間を移動できるようにしてあり、実線
位置に設定されると、点線位置に設定された第1の切換
爪22により画像作成部12から搬送路26に導かれた
シート4は、そのまま再給紙部28に向けて搬送され、
点線位置に設定されると、反転ローラ対34のニップ部
から送り出されたシート4は、反転通路54に導かれる
ようになっている。反転通路54は、搬送ローラ対10
のニップ部の上流側近傍まで形成されており、シート4
を、その第2の面を上にした状態で再度画像作成部12
に搬送できるようにしてある。
【0023】以上の構成を備えたプリンタ1の画像作成
動作を図1、2、4を用いて説明する。図1において、
給紙トレイ6に収容されたシート4は、給紙ローラ8の
接触する最上側から、一枚ずつ画像作成部12に送り出
される。片面のみに印字する場合、画像作成部12を通
過したシート4は、実線位置に配置された第1の切換爪
22により搬送路24に沿って案内され、排紙部25に
排出される。
【0024】両面に印字する場合、画像作成部12を通
過したシート4は、点線位置に配置された第1の切換爪
22及び実線位置に配置された第2の切換爪52によ
り、搬送路26に沿って案内され、続いて、反転ローラ
対34のニップ部を介して収容トレイ30に排出され
る。このとき、再給紙機構32の軸受40は、第1の位
置40aに退避しており、収容トレイ30に排出される
シート4と干渉することがない。このようにして、給紙
トレイ6上の複数枚のシート4は、第1の面に印字され
た後、図3に簡略的に示すように、第1の面を下にして
収容トレイ30に積層される。
【0025】次に、図2に示すように、軸受40を再給
紙位置40bに移動するとともに、支持部材44を最下
位置44aに配置することにより、捌きローラ38は、
第1の圧接力F1[図4(a)]で、収容トレイ30に
積層された最上シート4の先端近傍(印字範囲外の領
域)に接触する。続いて、この接触状態で捌きローラ3
8を反時計周り方向に回転させる。第1の圧接力F1
最上シート4に作用する際、捌きローラ38は、最上シ
ート4の印字範囲外の領域に接触しているので、最上シ
ート4と2枚目のシートとの摩擦によって上述したよう
に裏移りなどが発生することがない。捌きローラ38の
回転により最上シート4が2枚目のシートから分離し始
めると略同時に、支持部材44を最上位置44bに移動
させることにより、捌きローラ38は、第1の圧接力F
1より小さな第2の圧接力F2[図4(b)]で最上シー
ト4に接触した状態で、最上シート4の先端を反転ロー
ラ対34のニップ部に受け渡すまで、シート4を搬送す
る。上述したように、第2の圧接力F2の大きさは、捌
きローラ38が最上シート4に接触した状態で回転する
際、最上シート4上のインク画像が2枚目のシートに移
ることなく最上シート4を搬送する程度に設定されてい
る。
【0026】最上シート4が反転ローラ対34のニップ
部に受け渡された時点で、捌きローラ38は、最上シー
ト4と接触する位置から退避させてもよいし、あるい
は、捌きローラ38を駆動するモータとの連結が切断さ
れ、(シート4と捌きローラ38との摩擦により)シー
ト4の移動に従動して回転するようにしてもよい。そし
て、収容トレイ30に収容された2枚目のシートを搬送
する際に、捌きローラ38は、再び、このシートの印字
範囲外の領域と、第1の圧接力F1で接触する。
【0027】反転ローラ対34のニップ部から送り出さ
れたシート4は、点線位置に設定された第2の切換爪5
2により反転通路54に導かれる。その後、シート4
は、まだ画像が形成されていない第2の面を上にして画
像作成部12を通過し、実線位置に配置された第1の切
換爪22により搬送路24に沿って案内され、最後に、
排紙部25に排出される。
【0028】(実験)上記実施形態に係るインクジェッ
トプリンタを用い、捌きローラとシート(A4)との接
触位置(再給紙方向に関するシート先端からの距離
1)及び第1の面の印字範囲外(上記シート先端から
の距離L2以内の範囲)を変えて、両面印字を行い、以
下の項目「搬送性」及び「画像品位」を評価した(実施
例1〜5、比較例1、2)。
【0029】・搬送性 再給紙部でのミスフィード、ダブルフィード、斜め送
り、ジャムなどの搬送不良の発生が ○:300枚の印字で1枚以下 △:300〜100枚の印字で1枚 ×:100枚の印字で1枚以上
【0030】・画像品位 ○:排紙部に排出されたシートには画像の汚れや裏移り
が見られなかった ×:排紙部に排出されたシートには画像の汚れや裏移り
が見られた
【0031】実験の結果を以下の表に表わす。
【0032】上の表から分かるように、捌きローラがシ
ートに接触する位置を印字範囲外の領域にすることで、
捌きローラにより最上シートを2枚目のシートから分離
する際の擦れにより最上シートの第1の面の画像が2枚
目のシートの第2の面に移ることがない。しかしなが
ら、実施例4に示すように、捌きローラがシート先端に
近すぎるとミスフィードを起こし易く、一方、実施例5
に示すように捌きローラがシート先端から離れすぎる
と、ジャムなどが発生し易い。
【0033】以上の説明は、本発明の一実施形態に関す
るものであり、本発明は種々改変可能である。例えば、
本発明に係る再給紙機構は、最上シートが捌かれる際の
シートに対する第1の圧接力、及び反転ローラ対34ま
で搬送する際の第2の圧接力の少なくとも2段階に分け
られるものであれば、上記実施形態に限らずどのような
構成であってもよい。
【0034】図5は、偏心ローラを用いてシートの捌き
及び搬送を行う実施形態を示す。具体的に、偏心ローラ
60は、その中心62からの距離が最も長い外周面部分
で捌きを行い(したがって、圧接力が最も大きい。)、
最上シート4が捌かれた後はその圧接力より小さな圧接
力で最上シート4を反転ローラ対34まで搬送する。
【0035】なお、第1の面に印字する領域に応じて、
捌きローラとシートとの接触位置を変えるようにしても
よい。例えば、捌きローラをその軸方向に移動可能な複
数のローラで構成することにより、印字領域の一部がシ
ート先端近傍まで存在する場合であっても、この印字領
域を避けて上記複数のローラをシートに接触させること
が可能となる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置によれば、両
面印字の際、最初に印字される第1の面の印字領域外
で、再給紙機構の捌きローラとシートとが接触するの
で、捌きローラによる摺擦によって裏移りなどが生じる
ことなく、したがって、良好な両面印字を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概略図。
【図2】 本発明に係る再給紙機構の断面図。
【図3】 再給紙機構の捌きローラとシートとの接触位
置を表わす簡略的な断面図。
【図4】 本発明に係る再給紙機構を用いたシートの捌
き・搬送工程を示す工程図。
【図5】 再給紙機構の別の実施形態を示す概略図。
【符号の説明】
1:インクジェットプリンタ、4:シート、12:画像
作成部、14:プリントヘッド、28:再給紙部、3
0:収容トレイ、32:再給紙機構、34:反転ローラ
対(搬送ローラ対)、38:捌きローラ、40:軸受、
44:支持部材、48:ばね、54:反転通路、60:
偏心ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EC12 EC32 EC35 EC67 EC80 FA10 HA27 3F343 FA02 FB04 FC17 GA01 GB01 GC01 GD01 JA15 LC07 MC12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートに両面印字する際に、画
    像作成部において上記複数枚のシートの第1の面に印字
    した後に、再び画像作成部において上記シートの第2の
    面に印字する画像形成装置に用いられる再給紙機構にお
    いて、 上記複数枚のシートを、第1の面に印字した後に一時的
    に格納する収容部と、 上記収容部に収容された複数枚のシートを最上側から捌
    いて画像作成部に向けて送り出すために、最上シートに
    当接しながら最上シートを摺擦する捌き手段とを有し、 上記捌き手段と最上シートとの当接位置は、最上シート
    の第1の面に形成された画像領域外に設定されることを
    特徴とする再給紙機構。
  2. 【請求項2】 複数枚のシートに両面印字する際に、画
    像作成部において上記複数枚のシートの第1の面に印字
    した後に、再び画像作成部において上記シートの第2の
    面に印字する、両面印字可能な画像形成装置において、 上記複数枚のシートを、第1の面に印字した後に一時的
    に格納する収容部と、 上記収容部に収容された複数枚のシートを最上側から捌
    いて画像作成部に向けて送り出すために、最上シートに
    当接しながら最上シートを摺擦する捌き手段とを備えた
    再給紙機構を有し、 上記捌き手段と最上シートとの当接位置は、最上シート
    の第1の面に形成された画像領域外に設定されることを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 片面印字モードと両面印字モードとを有
    し、 複数枚のシートに両面印字する際に、画像作成部におい
    て上記複数枚のシートの第1の面に印字した後に、再び
    画像作成部において上記シートの第2の面に印字する画
    像形成装置において、 上記複数枚のシートを、第1の面に印字した後に一時的
    に格納する収容部と、 上記収容部に収容された複数枚のシートを最上側から捌
    いて画像作成部に向けて送り出すために、最上シートに
    所定の位置で当接しながら最上シートを摺擦する捌き手
    段とを備えた再給紙機構を有し、 両面印字モードのとき、上記所定位置に対応する第1の
    面部分には印字を行わないことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 シートを送り出す方向に関して上記捌き
    手段の下流側に、搬送ローラ対を有し、 上記捌き手段は、所定の圧接力で最上シートに当接して
    該シートを捌いた後、最上シートを搬送ローラ対に受け
    渡すまで、上記所定の圧接力より小さな圧接力で最上シ
    ートを搬送することを特徴とする請求項2又は3の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 上記画像形成装置がインクジェットプリ
    ンタであることを特徴とする請求項2又は3の画像形成
    装置。
JP2000194627A 2000-06-28 2000-06-28 再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置 Pending JP2002012330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000194627A JP2002012330A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000194627A JP2002012330A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002012330A true JP2002012330A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18693421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000194627A Pending JP2002012330A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002012330A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012176478A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012176478A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
CN103619739A (zh) * 2011-06-24 2014-03-05 佳能株式会社 片材进给装置和成像装置
US9221635B2 (en) 2011-06-24 2015-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
CN103619739B (zh) * 2011-06-24 2016-08-17 佳能株式会社 片材进给装置和成像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008280126A (ja) 記録装置
JP2002068507A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP2004149296A (ja) 給紙装置
JP3935310B2 (ja) プリンタの媒体形状制御用内部紙案内
JP3919539B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH07277581A (ja) 画像形成装置
JP2002012330A (ja) 再給紙機構及び再給紙機構を用いた画像形成装置
JP2005263332A (ja) インクジェット画像形成装置
JP4604465B2 (ja) 印刷ユニット及びプリンタ装置
JPH06183586A (ja) 画像形成装置
JP2000135851A (ja) 両面印刷用オプション装置、両面印刷方法及び反転再給紙装置
JP2006264184A (ja) プリンタ及びその制御方法
JP2003260835A (ja) 記録装置
JP4998229B2 (ja) 情報処理装置および両面処理方法
JP4002753B2 (ja) 記録装置
JP3997214B2 (ja) 記録装置
KR200143410Y1 (ko) 잉크-젯 프린터의 급지장치
JP2020006697A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2012062156A (ja) 排紙装置及び画像形成装置
JP2005022795A (ja) 印刷ユニット及びプリンタ装置
JP2005028642A (ja) プリンタ装置
JP2005035735A (ja) シート材給送装置および記録装置
JPH10287006A (ja) プリンタ
JP2002308462A (ja) 搬送装置及び記録装置
JPH06236088A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613