JP2002012144A - マスタシリンダ - Google Patents
マスタシリンダInfo
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- JP2002012144A JP2002012144A JP2000197714A JP2000197714A JP2002012144A JP 2002012144 A JP2002012144 A JP 2002012144A JP 2000197714 A JP2000197714 A JP 2000197714A JP 2000197714 A JP2000197714 A JP 2000197714A JP 2002012144 A JP2002012144 A JP 2002012144A
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- JP
- Japan
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- piston
- guide member
- seal member
- passage
- pressure chamber
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液圧系統へのオイルの汲み出しをピストンの
通路開口面積を拡大せずに、円滑に行えるようにするこ
と。 【解決手段】 ガイド部材15の前端面とプレート50
との間に、ピストン20の通路20aに対して拡開する
楔型空間55を設ける。
通路開口面積を拡大せずに、円滑に行えるようにするこ
と。 【解決手段】 ガイド部材15の前端面とプレート50
との間に、ピストン20の通路20aに対して拡開する
楔型空間55を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタシリンダに
関し、特にプランンジヤ型マスタシリンダに関するもの
である。
関し、特にプランンジヤ型マスタシリンダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プランンジヤ型マスタシリンダつまりピ
ストンが前進したときにピストンに形成された通路を閉
塞して圧力室とリザーバとの連通を遮断するシール部材
がシリンダ側に固定される態様のマスタシリンダは、A
BS制御の際、ホイールシリンダ側からの逆圧に対して
シール部材の損傷が回避できるという利点があることか
ら、幅広く採用されている。
ストンが前進したときにピストンに形成された通路を閉
塞して圧力室とリザーバとの連通を遮断するシール部材
がシリンダ側に固定される態様のマスタシリンダは、A
BS制御の際、ホイールシリンダ側からの逆圧に対して
シール部材の損傷が回避できるという利点があることか
ら、幅広く採用されている。
【0003】一方、 TRCやVSCのように、ブレー
キペダルの踏む込みを行わずにブレーキ制御が行われる
場合、必要な油糧を確保するために、従来から、種々の
形態のプランンジヤ型マスタシリンダが提案されてい
る。その一例が、特表平11−512681号公報に開
示されている。
キペダルの踏む込みを行わずにブレーキ制御が行われる
場合、必要な油糧を確保するために、従来から、種々の
形態のプランンジヤ型マスタシリンダが提案されてい
る。その一例が、特表平11−512681号公報に開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この技術
は、ピストンに円周方向に延在する大きな開口部を設け
て、 TRCやVSCの際の吸い込み油糧を能う限り増
加させるものであるが、シール部材の開口部への食込み
に伴うシール部材のコジレ及びこれに伴うシール性の低
下が懸念される。
は、ピストンに円周方向に延在する大きな開口部を設け
て、 TRCやVSCの際の吸い込み油糧を能う限り増
加させるものであるが、シール部材の開口部への食込み
に伴うシール部材のコジレ及びこれに伴うシール性の低
下が懸念される。
【0005】それ故に、本発明は、かような不具合が惹
起されず、 TRCやVSCのように、ブレーキペダル
の踏む込みを行わずにブレーキ制御が行われる場合、必
要な油糧を確保できるマスタシリンダを提供せんことを
技術的課題とする。
起されず、 TRCやVSCのように、ブレーキペダル
の踏む込みを行わずにブレーキ制御が行われる場合、必
要な油糧を確保できるマスタシリンダを提供せんことを
技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は、請求項1記載
のように、「(a)内部にシリンダ部が形成されたボデ
イ、(b)前記シリンダ部内に嵌装されたガイド部材、
(c)前記ガイド部材内に挿架されることにより前記シ
リンダ部内に圧力室を画成するとピストン、(d)前記
シリンダ部内周と前記ピストン外周との間に配置された
シール部材、(e)前記シール部材の後方に位置して前
記シール部材の位置決めをなすプレート並びに(f)前
記ピストンに向かう程拡開すべく軸方向断面が略楔型を
なし、前記プレートと前記ガイド部材の前端面との間に
画成されて前記ガイド部材に形成された連通路を介して
大気室側と連通し、前記ピストンが初期位置にあるとき
前記ピストンに形成された通路を介して前記圧力室と連
通し、前記ピストンの前方への移動に伴い前記シール部
材が前記通路を閉塞したときに前記圧力室から遮断され
る楔型空間を備えた、マスタシリンダ」を構成したこと
である。
決するために講じた第1の技術的手段は、請求項1記載
のように、「(a)内部にシリンダ部が形成されたボデ
イ、(b)前記シリンダ部内に嵌装されたガイド部材、
(c)前記ガイド部材内に挿架されることにより前記シ
リンダ部内に圧力室を画成するとピストン、(d)前記
シリンダ部内周と前記ピストン外周との間に配置された
シール部材、(e)前記シール部材の後方に位置して前
記シール部材の位置決めをなすプレート並びに(f)前
記ピストンに向かう程拡開すべく軸方向断面が略楔型を
なし、前記プレートと前記ガイド部材の前端面との間に
画成されて前記ガイド部材に形成された連通路を介して
大気室側と連通し、前記ピストンが初期位置にあるとき
前記ピストンに形成された通路を介して前記圧力室と連
通し、前記ピストンの前方への移動に伴い前記シール部
材が前記通路を閉塞したときに前記圧力室から遮断され
る楔型空間を備えた、マスタシリンダ」を構成したこと
である。
【0007】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第2の技術的手段は、請求項2記載のように、
「(a)内部にシリンダ部が形成されたボデイ、(b)
前記シリンダ部内に嵌装されたガイド部材、(c)前記
ガイド部材内に挿架されることにより前記シリンダ部内
に圧力室を画成するとピストン、(d)前記シリンダ部
内周と前記ピストン外周との間に配置されたシール部
材、(e)前記シール部材の後方に位置して前記シール
部材の位置決めをなすプレート、(f)前記ガイド部材
の前端に位置するスペーサ並びに(g)前記ピストンに
向かう程拡開すべく軸方向断面が略楔型をなし、前記プ
レートと前記スペーサの前端面との間に画成されて前記
ガイド部材に形成された溝及び前記スペーサに形成され
た軸方向穴を介して常時作動流体が導入され、前記ピス
トンが初期位置にあるとき前記ピストンに形成された通
路を介して前記圧力室と連通し、前記ピストンの前方へ
の移動に伴い前記シール部材が前記通路を閉塞したとき
に前記圧力室から遮断される空間を備えた、マスタシリ
ンダ。」を構成したことである。
た第2の技術的手段は、請求項2記載のように、
「(a)内部にシリンダ部が形成されたボデイ、(b)
前記シリンダ部内に嵌装されたガイド部材、(c)前記
ガイド部材内に挿架されることにより前記シリンダ部内
に圧力室を画成するとピストン、(d)前記シリンダ部
内周と前記ピストン外周との間に配置されたシール部
材、(e)前記シール部材の後方に位置して前記シール
部材の位置決めをなすプレート、(f)前記ガイド部材
の前端に位置するスペーサ並びに(g)前記ピストンに
向かう程拡開すべく軸方向断面が略楔型をなし、前記プ
レートと前記スペーサの前端面との間に画成されて前記
ガイド部材に形成された溝及び前記スペーサに形成され
た軸方向穴を介して常時作動流体が導入され、前記ピス
トンが初期位置にあるとき前記ピストンに形成された通
路を介して前記圧力室と連通し、前記ピストンの前方へ
の移動に伴い前記シール部材が前記通路を閉塞したとき
に前記圧力室から遮断される空間を備えた、マスタシリ
ンダ。」を構成したことである。
【0008】
【作用及び効果】上記した請求項1記載のマスタシリン
ダにおいては、ブレーキペダル操作が行われずにブレー
キ制御がなされる場合(例えば、TRCやVSC)、開
かれたピストンの通路及び圧力室を介して液圧系統への
オイルの汲み出しがなされるが、オイルがピストンの通
路に流入する際に通路に対して拡開する楔型空間を通過
するので、流路抵抗がなく、大量のオイルの汲み出しを
容易ならしめることができる。しかして、このオイルの
汲み出しに伴うシール部材のある程度の前進の移動によ
り、楔型空間の容積の増加は、汲み出されるオイルの更
なる増加を齎す。
ダにおいては、ブレーキペダル操作が行われずにブレー
キ制御がなされる場合(例えば、TRCやVSC)、開
かれたピストンの通路及び圧力室を介して液圧系統への
オイルの汲み出しがなされるが、オイルがピストンの通
路に流入する際に通路に対して拡開する楔型空間を通過
するので、流路抵抗がなく、大量のオイルの汲み出しを
容易ならしめることができる。しかして、このオイルの
汲み出しに伴うシール部材のある程度の前進の移動によ
り、楔型空間の容積の増加は、汲み出されるオイルの更
なる増加を齎す。
【0009】上記した請求項2記載のマスタシリンダに
おいては、ブレーキペダル操作が行われずにブレーキ制
御がなされる場合(例えば、TRCやVSC)、開かれ
たピストンの通路及び圧力室を介して液圧系統へのオイ
ルの汲み出しがなされるが、オイルがピストンの通路に
流入する際に通路に対して拡開する楔型空間を通過する
ので、流路抵抗がなく、大量のオイルの汲み出しを容易
ならしめることができる。しかして、このオイルの汲み
出しに伴うシール部材のある程度の前進の移動により、
楔型空間の容積の増加は、汲み出されるオイルの更なる
増加を齎す。また、楔型の空間をプレートとスペーサと
で画成するので、ガイド部材の前端面への加工は不要と
なる。しかして、ガイド部材は金属であるので、加工不
要は製造工数の低減を齎す。
おいては、ブレーキペダル操作が行われずにブレーキ制
御がなされる場合(例えば、TRCやVSC)、開かれ
たピストンの通路及び圧力室を介して液圧系統へのオイ
ルの汲み出しがなされるが、オイルがピストンの通路に
流入する際に通路に対して拡開する楔型空間を通過する
ので、流路抵抗がなく、大量のオイルの汲み出しを容易
ならしめることができる。しかして、このオイルの汲み
出しに伴うシール部材のある程度の前進の移動により、
楔型空間の容積の増加は、汲み出されるオイルの更なる
増加を齎す。また、楔型の空間をプレートとスペーサと
で画成するので、ガイド部材の前端面への加工は不要と
なる。しかして、ガイド部材は金属であるので、加工不
要は製造工数の低減を齎す。
【0010】以上のように、請求項1の構成及び請求項
2の構成においては、ピストンの通路をことさらに大き
くすることなくオイルの汲み込みを行え、通路拡大に随
伴する諸々の不具合を回避できるという、実用上多大な
効果を奏する。
2の構成においては、ピストンの通路をことさらに大き
くすることなくオイルの汲み込みを行え、通路拡大に随
伴する諸々の不具合を回避できるという、実用上多大な
効果を奏する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るマスタシリンダの実
施の形態を、添付図面に基づいて説明する。
施の形態を、添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1において、マスタシリンダ10は、内
部にシリンダ部11が形成されたボデイ12を備える。
このボデイ12は前方側(図面左側)及び後方側(図面
右側)が夫々有底状及び開口状となっており、ボデイ1
2の後方側の開口部には内部にシリンダ部13が形成さ
れたプラグ14が液密的に螺着されている。
部にシリンダ部11が形成されたボデイ12を備える。
このボデイ12は前方側(図面左側)及び後方側(図面
右側)が夫々有底状及び開口状となっており、ボデイ1
2の後方側の開口部には内部にシリンダ部13が形成さ
れたプラグ14が液密的に螺着されている。
【0013】プラグ14のシリンダ部13内にはスリー
ブの形態をなす第1ガイド部材15が固定的に嵌装され
ており、ボデイ12のシリンダ部11内の前方にはスリ
ーブの形態をなす第2ガイド部材16が固定的に嵌装さ
れている。しかして、第2ガイド部材16は、前方部1
6aと後方部16bとから構成される。
ブの形態をなす第1ガイド部材15が固定的に嵌装され
ており、ボデイ12のシリンダ部11内の前方にはスリ
ーブの形態をなす第2ガイド部材16が固定的に嵌装さ
れている。しかして、第2ガイド部材16は、前方部1
6aと後方部16bとから構成される。
【0014】第1ガイド部材15及び第2ガイド部材1
6には、夫々、第1ピストン20及び第2ピストン21
が挿架されている。しかして、第1ガイド部材15の左
側には第1シール部材22が固定されており、また、第
2ガイド部材16の前方部16aの両側には一対の第2
シール部材23が固定されており、第1ピストン20及
び第2ピストン21は、夫々、第1シール部材22及び
第2シール部材23・23に対して摺接しながら相対変
位するようになっている。
6には、夫々、第1ピストン20及び第2ピストン21
が挿架されている。しかして、第1ガイド部材15の左
側には第1シール部材22が固定されており、また、第
2ガイド部材16の前方部16aの両側には一対の第2
シール部材23が固定されており、第1ピストン20及
び第2ピストン21は、夫々、第1シール部材22及び
第2シール部材23・23に対して摺接しながら相対変
位するようになっている。
【0015】第1ピストン20と第2ピストン21との
間には第1圧力室28が画成され、また、第2ピストン
21とシリンダ部11の底部との間には第2圧力室29
が画成されている。
間には第1圧力室28が画成され、また、第2ピストン
21とシリンダ部11の底部との間には第2圧力室29
が画成されている。
【0016】第1ピストン20と第2ピストン21の後
方部との間には第1スプリング30が、シリンダ部11
の底部と第2ピストン21の前方部との間には第2スプ
リング31が、夫々、張設されており、常時、第1ピス
トン20及び第2ピストン21を後方へ付勢している。
しかして、第1スプリング30の後方側は第1ピストン
20の前方ボアの底上のリテーナ33に係止され、第1
スプリング30の前方側は、リテーナ33に固定された
シャフト34に吊架されたリテーナ35の前方部に係止
される。このとき、リテーナ35の前方部は第2ピスト
ン21の後方側に係止される。また、第2スプリング3
1の後方側はシャフト36の後方側に固定されたリテー
ナ37に係止されており、前方側はシャフト36に吊架
され且つシリンダ部の底に係合するリテーナ38の前方
部に係止されている。
方部との間には第1スプリング30が、シリンダ部11
の底部と第2ピストン21の前方部との間には第2スプ
リング31が、夫々、張設されており、常時、第1ピス
トン20及び第2ピストン21を後方へ付勢している。
しかして、第1スプリング30の後方側は第1ピストン
20の前方ボアの底上のリテーナ33に係止され、第1
スプリング30の前方側は、リテーナ33に固定された
シャフト34に吊架されたリテーナ35の前方部に係止
される。このとき、リテーナ35の前方部は第2ピスト
ン21の後方側に係止される。また、第2スプリング3
1の後方側はシャフト36の後方側に固定されたリテー
ナ37に係止されており、前方側はシャフト36に吊架
され且つシリンダ部の底に係合するリテーナ38の前方
部に係止されている。
【0017】図2に詳細に示すように、第1シール部材
22の後方には、金属プレート50が配設されており、
第1シール部材22の位置決めを行っている。すなわ
ち、図3に示されるように、金属プレート50の外周部
には等間隔に突起50aが形成されており、この突起5
0aがシリンダ部13内周に嵌合されている。この金属
プレート50は、第1ガイド部材15の傾斜前端面15
fとの間で、軸方向の断面が略楔型の空間55を画成す
る。空間55は、第1ガイド部材15の前端面15fに
刻設された溝15a及び通路79を介して、常時、リザ
ーバ80のポート80aと連通している。空間55は、
他方、第1ピストン20が初期位置にあるとき(非作動
時)、第1ピストン20に形成された通路20aを介し
て第1圧力室28と連通している。金属プレート50の
内周部と第1ピストン20の外周との間には環状の間隙
が形成されており、この間隙が金属プレート50の内周
部のコジレを防ぐと共にオイル流通を可能にしている。
尚、金属プレート50は、ばね鋼などの弾性材から成
る。
22の後方には、金属プレート50が配設されており、
第1シール部材22の位置決めを行っている。すなわ
ち、図3に示されるように、金属プレート50の外周部
には等間隔に突起50aが形成されており、この突起5
0aがシリンダ部13内周に嵌合されている。この金属
プレート50は、第1ガイド部材15の傾斜前端面15
fとの間で、軸方向の断面が略楔型の空間55を画成す
る。空間55は、第1ガイド部材15の前端面15fに
刻設された溝15a及び通路79を介して、常時、リザ
ーバ80のポート80aと連通している。空間55は、
他方、第1ピストン20が初期位置にあるとき(非作動
時)、第1ピストン20に形成された通路20aを介し
て第1圧力室28と連通している。金属プレート50の
内周部と第1ピストン20の外周との間には環状の間隙
が形成されており、この間隙が金属プレート50の内周
部のコジレを防ぐと共にオイル流通を可能にしている。
尚、金属プレート50は、ばね鋼などの弾性材から成
る。
【0018】第1ガイド部材15の前端面の内周部15
bは第1ピストン20の通路20aの開口に対して湾曲
している。また、第1シール部材22の後方部は軸方向
において第1ピストン20の通路20aの開口と重合す
るが、面取り22aを施すことにより、通路20aの開
口を狭めないようになっている。すなわち、金属プレー
ト50を捨象すれば、第1シール部材22の後方部の面
取り22aと第1ガイド部材15の前端面の内周部15
bとは大まかに見て「八」の字を形成しており、この
「八」の字の下の開放部位が、略、通路20aの開口と
合致するようになっている。
bは第1ピストン20の通路20aの開口に対して湾曲
している。また、第1シール部材22の後方部は軸方向
において第1ピストン20の通路20aの開口と重合す
るが、面取り22aを施すことにより、通路20aの開
口を狭めないようになっている。すなわち、金属プレー
ト50を捨象すれば、第1シール部材22の後方部の面
取り22aと第1ガイド部材15の前端面の内周部15
bとは大まかに見て「八」の字を形成しており、この
「八」の字の下の開放部位が、略、通路20aの開口と
合致するようになっている。
【0019】第2シール部材23と第2ガイド部材16
の前方部16a及び第2ピストン21の通路21aとの
関係も、同様に構成されており、第2圧力室29は、第
2ピストン21の通路21a、第2シール部材23後方
の金属プレート51と第2ガイド部材16の前端部との
間に形成された楔型空間及び第2ガイド部材16の前方
部16aの溝16cを介してリザーバ80のポート80
bに連通している。
の前方部16a及び第2ピストン21の通路21aとの
関係も、同様に構成されており、第2圧力室29は、第
2ピストン21の通路21a、第2シール部材23後方
の金属プレート51と第2ガイド部材16の前端部との
間に形成された楔型空間及び第2ガイド部材16の前方
部16aの溝16cを介してリザーバ80のポート80
bに連通している。
【0020】第1シール部材22の後方には、シリンダ
部13と第1ピストン20との間に画成され且つ通路7
9を介してリザーバ80から常時オイルが供給される液
圧室89が形成されている。この液圧室89に供給され
たオイルは第1ピストン20の潤滑に供されると共に第
1シール部材22と大気シール部材99との間が負圧に
なるのを防止している。
部13と第1ピストン20との間に画成され且つ通路7
9を介してリザーバ80から常時オイルが供給される液
圧室89が形成されている。この液圧室89に供給され
たオイルは第1ピストン20の潤滑に供されると共に第
1シール部材22と大気シール部材99との間が負圧に
なるのを防止している。
【0021】上記した構成においては、ブレーキペダル
操作が行われずにブレーキ制御がなされる場合(例え
ば、TRCやVSC)、オイルは開かれた第1ピストン
20の通路20a及び第1圧力室28を介して液圧系統
への汲み出しがなされるが、オイルが通路20aに流入
する際に通路20aに対して拡開する楔型空間55を通
過するので、流路抵抗がなく、大量のオイルの汲み出し
を容易ならしめることができる。しかして、このオイル
の汲み出しに伴う第1シール部材22のある程度の前進
(図に左方向への移動)より、楔型空間55の容積の増
加は、汲み出されるオイルの更なる増加を齎す。第2ピ
ストン21の通路21a及び第2圧力室29を介して液
圧系統へのオイルの汲み出しも同様に行える。
操作が行われずにブレーキ制御がなされる場合(例え
ば、TRCやVSC)、オイルは開かれた第1ピストン
20の通路20a及び第1圧力室28を介して液圧系統
への汲み出しがなされるが、オイルが通路20aに流入
する際に通路20aに対して拡開する楔型空間55を通
過するので、流路抵抗がなく、大量のオイルの汲み出し
を容易ならしめることができる。しかして、このオイル
の汲み出しに伴う第1シール部材22のある程度の前進
(図に左方向への移動)より、楔型空間55の容積の増
加は、汲み出されるオイルの更なる増加を齎す。第2ピ
ストン21の通路21a及び第2圧力室29を介して液
圧系統へのオイルの汲み出しも同様に行える。
【0022】また、上記構成において、ブレーキペダル
操作がなされると、第1ピストン20が前進して通路2
0aの後端部が第1シール部材22の面取りの最内周部
たる角部22bを通過したときに通路20aが閉塞さ
れ、爾後は前進する第1ピストン20により第1圧力室
28の圧力が昇圧されるが、この角部22bが通路20
aの開口上に位置するので、通路20aが第1シール部
材22により閉塞されるために必要な第1ピストン20
のストロークを能う限り小さく出来ると共にオイルの吸
い込みの際の通路20aを通過量を確保できる。更に、
第1圧力室28の圧力上昇に伴う第1シール部材22の
後退は、金属プレート50の内周部の第1ガイド部材1
5の傾斜した前端面方向への変形によりなされるが、こ
の後退量は、第1シール部材22と第1ガイド部材15
のフラットな前端面との間にウエーブワッシャーを介設
した場合に比べれば、略3分の1になる。
操作がなされると、第1ピストン20が前進して通路2
0aの後端部が第1シール部材22の面取りの最内周部
たる角部22bを通過したときに通路20aが閉塞さ
れ、爾後は前進する第1ピストン20により第1圧力室
28の圧力が昇圧されるが、この角部22bが通路20
aの開口上に位置するので、通路20aが第1シール部
材22により閉塞されるために必要な第1ピストン20
のストロークを能う限り小さく出来ると共にオイルの吸
い込みの際の通路20aを通過量を確保できる。更に、
第1圧力室28の圧力上昇に伴う第1シール部材22の
後退は、金属プレート50の内周部の第1ガイド部材1
5の傾斜した前端面方向への変形によりなされるが、こ
の後退量は、第1シール部材22と第1ガイド部材15
のフラットな前端面との間にウエーブワッシャーを介設
した場合に比べれば、略3分の1になる。
【0023】図4に示す例は、金属プレート50と第1
ガイド部材15との間に軸方向穴91が形成されたスペ
ーサ90を配設け、金属プレート50とスペーサ90と
の間で楔型空間を形成したものである。この場合、第1
ガイド部材15の溝15aはスペーサ90の軸方向穴9
1に露呈している。同時に、溝15aの内端部が、スペ
ーサ90の内周部と第1ピストン20の外周との間の間
隙を介して第1ピストン20の通路20aと連通してい
る。しかして、スペーサ90の前端面に傾斜面を形成す
るのはスペーサ90の成形と同時に行え、至極簡単であ
るが、図2に示したような、金属で形成された第1ガイ
ド部材15の前端面に傾斜面を形成するのは、金属加工
ないし切削作業を伴うので、煩に耐え得ない。図4に示
す構成を採用した場合の実益は、ここにある。
ガイド部材15との間に軸方向穴91が形成されたスペ
ーサ90を配設け、金属プレート50とスペーサ90と
の間で楔型空間を形成したものである。この場合、第1
ガイド部材15の溝15aはスペーサ90の軸方向穴9
1に露呈している。同時に、溝15aの内端部が、スペ
ーサ90の内周部と第1ピストン20の外周との間の間
隙を介して第1ピストン20の通路20aと連通してい
る。しかして、スペーサ90の前端面に傾斜面を形成す
るのはスペーサ90の成形と同時に行え、至極簡単であ
るが、図2に示したような、金属で形成された第1ガイ
ド部材15の前端面に傾斜面を形成するのは、金属加工
ないし切削作業を伴うので、煩に耐え得ない。図4に示
す構成を採用した場合の実益は、ここにある。
【0024】更に、図5に示すように、スペーサ90の
外周部を金属プレート50の外周部を屈曲してスペーサ
90の外周部を抱持して両者を一体化し、組み付け性の
向上を図っても良い。
外周部を金属プレート50の外周部を屈曲してスペーサ
90の外周部を抱持して両者を一体化し、組み付け性の
向上を図っても良い。
【0025】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の趣旨に沿った形態のマスタシリンダであ
れば、どのようなものでもよい。
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の趣旨に沿った形態のマスタシリンダであ
れば、どのようなものでもよい。
【図1】本発明のマスタシリンダの断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】金属プレートとピストンとの配置関係を示す図
である。
である。
【図4】図2に示す構成の代替例の図である。
【図5】図4に示す構成の変形例の図である。
10: マスタシリンダ 15: 第1ガイド部材(ガイド部材) 20: 第1ピストン(ピストン) 20a: 通路 50: 金属プレート(プレート) 55: 楔型空間
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)内部にシリンダ部が形成されたボ
デイ、(b)前記シリンダ部内に嵌装されたガイド部
材、(c)前記ガイド部材内に挿架されることにより前
記シリンダ部内に圧力室を画成するとピストン、(d)
前記シリンダ部内周と前記ピストン外周との間に配置さ
れたシール部材、(e)前記シール部材の後方に位置し
て前記シール部材の位置決めをなすプレート並びに
(f)前記ピストンに向かう程拡開すべく軸方向断面が
略楔型をなし、前記プレートと前記ガイド部材の前端面
との間に画成されて前記ガイド部材に形成された連通路
を介して大気室側と連通し、前記ピストンが初期位置に
あるとき前記ピストンに形成された通路を介して前記圧
力室と連通し、前記ピストンの前方への移動に伴い前記
シール部材が前記通路を閉塞したときに前記圧力室から
遮断される楔型空間を備えた、マスタシリンダ。 - 【請求項2】 (a)内部にシリンダ部が形成されたボ
デイ、(b)前記シリンダ部内に嵌装されたガイド部
材、(c)前記ガイド部材内に挿架されることにより前
記シリンダ部内に圧力室を画成するとピストン、(d)
前記シリンダ部内周と前記ピストン外周との間に配置さ
れたシール部材、(e)前記シール部材の後方に位置し
て前記シール部材の位置決めをなすプレート、(f)前
記ガイド部材の前端に位置するスペーサ並びに(g)前
記ピストンに向かう程拡開すべく軸方向断面が略楔型を
なし、前記プレートと前記スペーサの前端面との間に画
成されて前記ガイド部材に形成された溝及び前記スペー
サに形成された軸方向穴を介して常時作動流体が導入さ
れ、前記ピストンが初期位置にあるとき前記ピストンに
形成された通路を介して前記圧力室と連通し、前記ピス
トンの前方への移動に伴い前記シール部材が前記通路を
閉塞したときに前記圧力室から遮断される楔型空間を備
えた、マスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000197714A JP2002012144A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000197714A JP2002012144A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | マスタシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002012144A true JP2002012144A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18696001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000197714A Pending JP2002012144A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002012144A (ja) |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000197714A patent/JP2002012144A/ja active Pending
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