JP2000337314A - 油圧シリンダのクッション装置 - Google Patents

油圧シリンダのクッション装置

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JP2000337314A
JP2000337314A JP11147625A JP14762599A JP2000337314A JP 2000337314 A JP2000337314 A JP 2000337314A JP 11147625 A JP11147625 A JP 11147625A JP 14762599 A JP14762599 A JP 14762599A JP 2000337314 A JP2000337314 A JP 2000337314A
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Japan
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cushion
ring
cushion ring
insertion hole
tapered
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JP11147625A
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English (en)
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Mitsuhiro Yoshimoto
光宏 吉本
Tomohiko Yasuoka
友彦 安岡
Akinori Ro
明徳 盧
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧シリンダのクッション装置において、挿入
孔への進入時に背圧を適切に制御し、急激な減速を抑制
しクッション性能を向上すると共に、異音の発生やクッ
ションリングの変形を少なくする。 【解決手段】ロッド側クッション装置のクッションリン
グ30は、両側の端面が径方向段差面3b及びピストン
4の端面4aに向き合うようリング挿入部3aに遊嵌さ
れ、クッションリング30の後端側端面には連通用の凹
溝30aが形成され、先端側端部に呼び込みテーパ部3
0bが形成され、クッションリング30の外周面には先
端部から軸方向に全周にわたって可変絞り用のテーパ部
30fが形成され、これによりクッションリング30が
挿入孔31に進入するとき、クッションリング30の外
周面と挿入孔31の内周面との間にクッションリング3
0の進入に従ってクッションリング30と挿入孔31間
の環状隙間を小さくする可変絞りが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の油圧ア
クチュエータ等に用いられる油圧シリンダのストローク
エンド近傍での衝撃を緩和するクッション装置に係わ
り、特にシリンダストロークの滑らかな減速を可能とす
る油圧シリンダのクッション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば油圧ショベルの油圧ア
クチュエータとして用いられる油圧シリンダは、ピスト
ンロッドに連結して設けたピストンをシリンダ本体内で
摺動させるように構成されており、シリンダ本体の内部
はピストンによりロッド側のシリンダ室(以下適宜ロッ
ド室という)とボトム側のシリンダ室(以下適宜ボトム
室という)の2つの室に区分されている。この油圧シリ
ンダは、ピストンロッドの先端部とシリンダ本体のボト
ム側端部とをそれぞれ所定の部材間に枢着して取り付け
られ、ボトム室側に圧油を供給し、ロッド室側をタンク
に連通させると、ピストンロッドは伸長し、逆にロッド
室側に圧油を供給して、ボトム室側をタンクに接続する
と、ピストンロッドが収縮する。油圧シリンダにおける
ピストンロッドとシリンダとの間に大きな荷重が作用し
ている状態で、伸長又は収縮方向に作動させると、その
ストロークエンドで大きな衝撃が加わる。このため、大
きな負荷が作用する油圧シリンダには、そのピストンロ
ッドのストロークエンド近傍での衝撃を緩和するための
クッション装置が設けられている。
【0003】クッション装置は、シリンダにおけるロッ
ド室なりボトム室なりからの作動油の排出流路を絞るこ
とによって、これらの室内に背圧を立たせてクッション
作用を得るのが一般的である。例えば、ピストンロッド
の伸長側で作動するクッション装置は、ピストンロッド
に所定の外径を有するクッションリングを設け、ロッド
室エンド付近にはクッションリングに対する挿入孔を形
成し、ストロークエンド近傍でクッションリングを挿入
孔に嵌入させ戻り油の流路を絞ることによりロッド室内
に背圧を発生させクッション作用を得る。
【0004】ところで、クッション装置としては、クッ
ションリングをピストンロッドに固定する固定タイプと
したものと、クッションリングをピストンロッドのリン
グ挿入部に遊嵌したフローティングタイプとしたものと
がある。後者のフローティングタイプでは調芯作用と一
方向流路機能が得られ、十分なクッション作用を得るよ
う流路断面積を極めて小さくしても、クッションリング
が挿入孔と金属接触せず、かつクッションリングが挿入
孔から抜け出すときは十分な流路断面積が確保される。
【0005】例えば、ピストンロッドの伸長側で作動す
るクッション装置において、フロティングタイプのクッ
ションリングのピストンに対面する側(後端側)の端面
には厚み方向に貫通する複数の連通凹溝が形成され、反
対側(先端側)の端面にはピストンロッドの径方向段差
面と密着可能な平坦面が形成されかつ当該端面の外周部
分に呼び込みテーパ部が形成されている。
【0006】ピストンロッドの伸長時、ストロークエン
ド近傍でクッションリングが挿入孔に入り込むと、ピス
トンロッド又はリング挿入部に多少軸心のズレがあって
も、クッションリングはリング挿入部に遊嵌されている
ため先端側の呼び込みテーパ部から挿入孔に倣うように
移動する(調芯作用)。このため、クッションリングの
外径寸法と挿入孔の穴径との寸法差を極僅かなものとし
大きなクッション作用を発揮するようにしても、クッシ
ョンリングが挿入孔と接触してカジリやフレッティング
等が発生するおそれはない。
【0007】また、ピストンロッドの伸長時、ストロー
クエンド近傍でクッションリングが挿入孔に進入する
と、戻り油の流路が絞られロッド室に背圧が発生するか
ら、ピストンが減速される。このとき、その背圧でクッ
ションリングの先端側の端面(平坦面)が径方向段差面
に圧接されてクッションリングの内周面とリング挿入部
の外周面と間の環状隙間を閉鎖し、戻り油はクッション
リングと挿入孔間の環状隙間からしか流れないので、ロ
ッド室が更に高圧になり、ストロークエンドでの衝撃が
効果的に緩和される。
【0008】一方、ピストンロッドの収縮時は、ロッド
室側の給排ポートから供給される圧油の圧力の作用でク
ッションリングがピストン側に押動されて先端側の端面
が段差面から離間し、連通凹溝を形成した後端側の端面
がピストンに当接する。この結果、クッションリングの
外周面側の環状隙間による流路に加えて、クッションリ
ングの内周面側の環状隙間による流路も形成され(一方
向流路機能)、流路断面積が増大してピストンロッドは
円滑かつ迅速に伸長し、クッションリングが挿入孔から
抜け出す際の騒音もなくなる。
【0009】ボトム室側にフローティングタイプのクッ
ションリングを設けた場合も同様である。
【0010】以上のようなフローティングタイプのクッ
ションリングを備えたクッション装置の公知例として
は、例えば実公平7−16888号公報がある。
【0011】また、固定タイプのクッションリングを備
えたクッション装置において、クッションリングと挿入
孔との間に可変絞りを形成したものとして実開平2−3
3906号公報に記載のものがある。このクッション装
置では、クッションリングの外周面に先端側から後端側
に向かって軸方向に徐々に深さを浅くした傾斜溝(可変
絞り)を形成し、クッションリングが挿入孔に進入する
に従って傾斜溝の流路面積が小さくなることによりロッ
ド室の圧力を高め、ストロークエンドでの衝撃を緩和し
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにクッショ
ン装置には、固定タイプのクッションリングを備えたも
の、フローティングタイプのクッションリングを備えた
もの(例えば実公平7−16888号公報)、固定タイ
プのクッションリングでその外周面に傾斜溝からなる可
変絞りを設けたもの(実開平2−33906号公報)が
あり、それぞれ、ピストンロッドの伸長時に戻り油の流
路を絞ることでクッション作用を発揮させている。しか
し、これら従来技術には以下の問題点がある。
【0013】上記のようにクッションリングはストロー
クエンド近傍の衝撃を緩和するものであり、この作用は
排出側のシリンダ室に背圧を発生させることで達成して
いる。しかし、シリンダ室に急激に高圧の背圧が発生す
るとピストンロッドの減速も急激となり、本来の目的で
あるクッション性能を悪化させるほか、クッションリン
グ、ヘッドカバー等の破損を招くおそれがある。確か
に、ストロークエンド付近での衝撃を緩和するためにシ
リンダ室に背圧を発生させることは必要不可欠である
が、必要以上の高圧は逆効果となる。このため、適切な
背圧の制御機能が要求される。
【0014】通常の固定タイプ又はフローティングタイ
プのクッションリングを備えたクッション装置では、単
純にクッションリングと挿入孔間の環状隙間を絞るだけ
であるため背圧の制御は不十分であり、急激な減速が起
きる可能性がある。実開平2−33906号公報に記載
のクッション装置では、クッションリングの挿入孔への
進入時に、傾斜溝の流路面積が小さくなり可変絞りとし
て機能することにより、ロッド室の背圧の上昇を制御し
ている。しかし、傾斜溝の場合、挿入孔への進入時に流
路となる環状隙間にノッチが形成される形となり、作動
油の流れが乱れ異音の原因となる。
【0015】また、フローティングタイプのクッション
リングに実開平2−33906号公報の考えを適用し傾
斜溝(可変絞り)を設けた場合は、クッションリングの
傾斜溝のある部分が局部的に薄肉となる。ここで、挿入
孔への進入時は、クッションリングの先端外周面側はタ
ンクにつながる流路に位置するため低圧であるのに対し
て、内周面側は、クッションリングの先端側でクッショ
ンリングの内周面とリング挿入部の外周面との間の環状
隙間が閉鎖されるための高圧となる。このため、クッシ
ョンリングの外周側と内周側との差圧でクッションリン
グが変形し、挿入孔と接触してカジリやフレッティング
等を発生するおそれがある。
【0016】本発明は以上の問題点に着目してなされた
ものであって、その目的は、挿入孔への進入時に背圧を
適切に制御し、急激な減速を抑制しクッション性能を向
上すると共に、異音の発生やクッションリングの変形の
少ない油圧シリンダのクッション装置を提供することで
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、ピストンロッドに締結したピスト
ンをシリンダ本体内に摺動自在に挿入し、シリンダ本体
内をロッド側のシリンダ室とボトム側のシリンダ室の2
室に区分する油圧シリンダに対し、前記ピストンロッド
のピストン締結部を挟んだ両位置の少なくとも一方にク
ッションリングを装着し、かつ前記シリンダ本体の端部
に前記ピストンロッドのストロークエンド付近で前記ク
ッションリングが進入する挿入孔を形成し、クッション
リングの挿入孔への進入時に排出側となるシリンダ室か
らの戻り油の流出流路を絞り、前記シリンダ室にクッシ
ョン圧を発生させ前記ピストンロッドを減速させる油圧
シリンダのクッション装置において、前記クッションリ
ングの外周面と前記挿入孔の内周面の少なくとも一方に
その全周にわたってテーパ部を形成し、このテーパ部に
より前記クッションリングが前記挿入孔に進入するに従
って前記クッションリングの外周面と前記挿入孔の内周
面との環状隙間を小さくする可変絞りを形成したもので
ある。
【0018】このようにテーパ部を形成し、クッション
リングと挿入孔との環状隙間を小さくする可変絞りを形
成することにより、クッションリングの挿入孔への進入
時、シリンダ室の背圧が適切に制御されることとなり、
挿入孔への突入時のショックが和らげられ、穏やかな減
速が可能となる。
【0019】また、クッションリングの外周面あるいは
挿入孔の内周面の全周にわたってテーパ部を形成し、環
状隙間の全周で可変絞りを形成するので、クッション作
用時の油の乱れは少なく、ノッチ状の傾斜溝を形成する
場合に比べ異音は大幅に低減する。更に、クッションリ
ングがフローティングタイプであり、クッション作用時
にクッションリング内周側に高圧が作用したとしても、
クッションリングには局部的な薄肉部は形成されないの
でクッションリングの変形は少なく、挿入孔との接触に
よるカジリやフレッティング等を低減できる。
【0020】(2)上記(1)において、前記テーパ部
は、例えば、軸方向断面でみた形状がテーパ状の曲線で
ある。
【0021】これにより可変絞りの流路面積の変化が最
適化され、ショックの最も少ない理想的な減速が可能と
なる。
【0022】(3)上記(1)において、前記テーパ部
は、軸方向断面でみた形状がテーパ状の直線であっても
よい。
【0023】これにより挿入孔への進入時のショックを
和らげ、かつ加工の容易な可変絞りを形成できる。
【0024】(4)また、上記(1)において、前記テ
ーパ部は、軸方向断面でみた形状が複数のテーパ状の直
線のを組み合わであってもよい。
【0025】これにより上記(3)の場合よりもショッ
クを和らげた減速が可能となり、かつ上記(2)の場合
よりも加工の容易な可変絞りを形成できる。
【0026】(5)更に、上記(1)において、前記テ
ーパ部は、軸方向断面でみた形状がテーパ状の直線と曲
線の組み合わせであってもよい。
【0027】これにより(4)の場合よりも更にショッ
クを和らげた減速が可能となり、かつ上記(2)の場合
よりも加工の容易な可変絞りを形成できる。
【0028】(6)また、上記(1)において、前記テ
ーパ部は、軸方向断面でみた形状が多段階の複数の直線
の組み合わせであってもよい。
【0029】これにより最も加工の容易な可変絞りを形
成できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。以下の実施形態はフローティングタイ
プのクッションリングを備えたクッション装置に本発明
を適用したものである。
【0031】まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図
4により説明する。
【0032】図1において、本実施形態に係わる油圧シ
リンダはシリンダ本体2、ピストンロッド3、ピストン
4を有し、シリンダ本体2は、一端5a側が閉塞し他端
5b側が開口した円筒形のチューブ5と、このチューブ
5の開口端部5bに固着して設けられたヘッドカバー6
とで構成されている。ピストンロッド3はヘッドカバー
6を貫通してチューブ5の内外に伸びており、シリンダ
本体2内に位置するピストンロッド3の先端にはピスト
ン4が締結されている。ピストン4はチューブ5内を摺
動可能でありかつシリンダ本体2の内部をロッド側のシ
リンダ室(以下適宜ロッド室という)7aとボトム側の
シリンダ室(以下適宜ボトム室という)7bとに区分し
ている。ピストン4の外周にはシールリング13、ウエ
アリング14a,14b、コンタミシール15a,15
bが設けられている。ヘッドカバー6にはロッド室7a
に対する作動油の給排ポート8が設けられ、チューブ5
の閉塞端部5aにはボトム室7bに対する作動油の給排
ポート9が設けられている。
【0033】給排ポート9を油圧ポンプに接続し給排ポ
ート8をタンクに接続し、ボトム室7bに圧油を供給す
ると、ピストン4は図示左方のヘッドカバー6側に摺動
変位してピストンロッド3をシリンダ本体3から突出す
るよう移動し、油圧シリンダ1を伸長する。また、給排
ポート8を油圧ポンプに接続し給排ポート9をタンクに
接続し、ロッド室7aに圧油を供給すると、ピストン4
は図示右方のチューブ5の閉塞端部5a側に摺動変位し
てピストンロッド3をシリンダ本体2内に引き込むよう
移動し、油圧シリンダ1を収縮する。従って、シリンダ
本体2のチューブ閉塞端部5a側とピストンロッド3の
外端側の一方を固定部材に枢着し、他方を可動部材に枢
着することにより当該可動部材を駆動することができ
る。
【0034】次に、本発明の特徴であるクッション装置
をピストン締結構造と共に説明する。
【0035】ピストンロッド3の先端部には径方向段差
面3bを介してピストンロッド3の本体部分より小径の
リング挿入部3aが設けられ、ピストンロッド3のリン
グ挿入部3aの更に先端側には径方向段差面3eを介し
てリング挿入部3aより更に小径のピストン挿入部3f
が設けられ、ピストンロッド3のピストン挿入部3fの
更に先端側には径方向段差面3kを介してピストン挿入
部3fより更に小径のリング挿入部3hが設けられてい
る。
【0036】ピストン挿入部3fの先端部分には雄ネジ
部3gが形成され、ピストン4をピストン挿入部3fに
挿入し、ピストン4が段差面3eに当接するようナット
12を雄ネジ部3gに締め込むことでピストン4は固定
され、ピストンロッド3に締結されている。
【0037】また、ピストンロッド3の伸長方向のスト
ロークエンドでの衝撃を緩和するロッド側のクッション
装置として、ピストンロッド3とピストン挿入部3fと
の間のリング挿入部3aには軸方向及び径方向に移動可
能にロッド側のクッションリング30が遊嵌されてい
る。シリンダ本体2のヘッドカバー6の内端部分6aに
はクッションリング30の挿入孔31が形成され、挿入
孔31の内周面により給排ポート8に通じる流路32を
形成している。ピストンロッド3が伸長して、クッショ
ンリング30が挿入孔31に入り込むとロッド室7a側
の戻り油の流路32が絞られ、その結果ロッド室7a内
に背圧が生じ、この背圧によってピストンロッド3を減
速しクッション作用を発揮する。
【0038】更に、ピストンロッド3の収縮方向のスト
ロークエンドでの衝撃を緩和するボトム側のクッション
装置として、ピストン挿入部3fの雄ネジ部3gの更に
先端に設けられたリング挿入部3hにボトム側のクッシ
ョンリング40が軸方向及び径方向に移動可能に遊嵌さ
れ、リング挿入部3hの端面に加工されたネジ穴3iに
プラグ等のクッション止め部材50が固着され、クッシ
ョン止め部材50のフランジ50aでクッションリング
40を係止している。シリンダ本体2の閉鎖端部5aの
内端部分にはクッションリング40の挿入孔41が形成
され、この挿入孔41の内周面により給排ポート9に通
じる流路42を形成している。ピストンロッド3が収縮
して、クッションリング40が挿入孔41に入り込むと
ボトム室7b側の戻り油の流路42が絞られ、その結果
ボトム室7b内に背圧が生じ、この背圧によってピスト
ンロッド3を減速しクッション作用を発揮する。
【0039】ロッド側クッション装置のクッションリン
グ30は、両側の端面が径方向段差面3b及びピストン
4の端面(以下、ピストン端面という)4aに向き合う
ようリング挿入部3aに遊嵌されており、クッションリ
ング30とリング挿入部3aとの間には環状隙間30c
が形成されている。また、クッションリング30のピス
トン端面4a側(後端側)の端面にはクッションリング
30の厚さ方向に貫通する複数、例えば相対する2つの
連通用の凹溝30aが形成され、この凹溝30aにより
クッションリング30の当該端面とピストン端面4aと
の間に常時開の流路が形成されている。更に、クッショ
ンリング30が挿入孔31内に進入する際に、円滑かつ
確実に挿入孔31内に入り込むように、クッションリン
グ30の径方向段差面3b側(先端側)の端部に呼び込
みテーパ部30bが形成されている。
【0040】また、図2に拡大して示すように、クッシ
ョンリング30の外周面には先端部から軸方向に全周に
わたって可変絞り用のテーパ部30fが形成され、この
テーパ部30fによりクッションリング30は先端部側
に向けて先細となっている。本実施形態において、テー
パ部30fは、軸方向断面で見た形状がテーパ状の曲線
となるようにテーパ状の曲面で形成されている。また、
クッションリング30の外周面の他の部分30gは円筒
面であり、挿入孔31の内周面も円筒面である。これに
よりクッションリング30が挿入孔31に進入すると
き、クッションリング30の外周面(テーパ部30f)
と挿入孔31の内周面との間にクッションリング30の
進入に従ってクッションリング30と挿入孔31間の環
状隙間を小さくする可変絞りが形成される。
【0041】ここで、クッションリング30の外周面と
挿入孔31の内周面との間でテーパ部30fが可変絞り
として有効に作用するためには、クッションリング30
の全長に対するテーパ部30fの割合は50%以上であ
ることが望ましい。
【0042】ボトム側クッション装置のクッションリン
グ40に関しても同様に、凹溝40a、呼び込みテーパ
部40b、環状隙間40cが形成されると共に、クッシ
ョンリング40の外周面に曲面状のテーパ部40fと円
筒部40gが形成され、クッションリング40が挿入孔
41に進入するとき、クッションリング40の外周面
(テーパ部40f)と挿入孔41の内周面との間にクッ
ションリング40の進入に従ってクッションリング40
と挿入孔41間の環状隙間を小さくする可変絞りが形成
される構成となっている。
【0043】次に、以上のように構成した本実施形態の
クッション装置の動作を説明する。
【0044】ピストンロッド3の伸長時、ピストンロッ
ド3がストロークエンド近傍に至ると、クッションリン
グ30が挿入孔31内に進入してクッション行程に入
り、戻り油の流路32が絞られる。この結果、ロッド室
7a側に背圧が発生するから、この背圧でピストン4が
減速される。このとき、その背圧でクッションリング3
0の先端側の端面(平坦面)が径方向段差面3bに圧接
されてクッションリング30の内周面とリング挿入部3
aの外周面と間の環状隙間30cを閉鎖し、戻り油はク
ッションリング30と挿入孔31間の環状隙間30eか
らしか流れなくなる(一方向流路機能)。このためロッ
ド室7aの背圧が更に高圧になり、しかもクッションリ
ング30の挿入孔31内への進入度合いに応じて環状隙
間30eの長さが長くなるから、ストロークエンドに近
づくと、ロッド室7a内の背圧が更に増大して、ストロ
ークエンドでの衝撃を効果的に緩和する。
【0045】また、クッションリング30はピストンロ
ッド3のリング挿入部3aに遊嵌されていることから、
クッションリング30が挿入孔31内に入り込むとき、
ピストンロッド3又はそのリング挿入部3aと挿入孔3
1とに多少軸心のズレがあっても、先端側の呼び込みテ
ーパ部3bから挿入孔31に倣うように移動する(調芯
機能)。従って、クッションリング30の外径寸法と挿
入孔31の穴径との寸法差を極僅かなものとし、環状隙
間30eの流路断面積を極めて小さくしより大きなクッ
ション作用を発揮するようにしても、クッションリング
30は挿入孔31と金属接触してカジリやフレッティン
グ等が発生するおそれはなく、その間が損傷したり、ま
た摩耗粉が発生したりするおそれはない。
【0046】一方、ピストンロッド3の収縮時は、ロッ
ド室側の給排ポート8から供給される圧油の圧力の作用
でクッションリング30がピストン4側に押動されて先
端側の端面が段差面3bから離間し、連通用の凹溝30
aを形成した後端側の端面がピストン端面4aに当接す
る。この結果、クッションリング30の外周面側の環状
隙間30eによる流路に加えて、クッションリング30
の内周面側の環状隙間30cによる流路も形成され(一
方向流路機能)、流路断面積が増大してピストンロッド
3は円滑かつ迅速に伸長し、クッションリング30が挿
入孔31から抜け出す際の騒音もなくなる。
【0047】また、ピストンロッド3の伸長時は、上記
のようにクッションリング30を挿入孔31に進入さ
せ、環状隙間30eにより戻り油の流路32を絞ること
でロッド室7aの背圧を高圧にし、クッション作用を発
揮させている。しかし、この場合、単純にクッションリ
ングと挿入孔間の環状隙間を絞っただけでは、背圧の上
昇が急になり過ぎ、急激な減速が起きる可能性がある。
本実施形態のクッション装置では、クッションリング3
0の外周面に全周にわたってテーパ部30fを形成し、
クッションリング30の挿入孔31への進入時に環状隙
間30eを徐々に狭くし可変絞りを構成するようにした
ので、ロッド室7aの背圧が適切に制御されることとな
り、挿入孔31への突入時のショックが和らげられ、穏
やかな減速が可能となる。
【0048】図3にクッション作用時の理想的な減速と
なるシリンダストロークとリンダ速度との関係を示す。
理想的な減速とは急激な速度変化が無く、油圧シリンダ
が使用される油圧ショベルにおいて、オペレータにスト
ロークエンドにて違和感無く、心地良い乗り心地を提供
するものである。
【0049】図4に、図3に示すような理想的な減速を
得るためのクッションリング30の長さ方向の位置とク
ッション流路の面積との関係を示す。クッション流路の
面積にはクッションリング30のテーパ部30f部分の
環状隙間30eの流路面積と円筒部30g部分の環状隙
間30eの流路面積とがある。
【0050】本実施形態におけるクッションリング30
のテーパ部30fは、図4の「テーパ部」で示すような
流路面積の変化が得られる曲面形状としたものであり、
これによりシリンダストロークの理想的な減速が可能と
なる。
【0051】ボトム側クッション装置のクッションリン
グ40についても同様である。
【0052】以上のように本実施形態によれば、クッシ
ョンリング30又は40の挿入孔31又は41への進入
時に背圧を適切に制御し、急激な減速を抑制しクッショ
ン性能を向上できる。
【0053】また、本実施形態では、クッションリング
30又は40の外周面全体をテーパ状とし環状隙間30
eの全周に可変絞りを形成するので、クッション作用時
の油の乱れは少なく、ノッチ状の傾斜溝を形成する従来
技術(実開平2−33906号公報)に比べ異音は大幅
に低減する。また、クッション作用時にクッションリン
グ30又は40の先端側が閉鎖され、クッションリング
30又は40の内周側の高圧がクッションリング30又
は40を径方向に膨張させるように作用したとしても、
クッションリング30又は40は従来技術の場合のよう
に局部的な薄肉にならないので、クッションリング30
又は40の変形は少なく、クッションリング30又は4
0が挿入孔31又は41と接触してカジリやフレッティ
ング等を発生する可能性も低減する。
【0054】更に、本実施形態では、クッションリング
30又は40の全周にわたってテーパ状にするので、従
来のノッチ状の傾斜溝に比べ加工が容易であり、かつ従
来のノッチ状の傾斜溝の場合は傾斜溝が複数個必要で加
工工数も多くなるが、テーパ部の場合は1回の加工で良
く、加工時間も短縮できる。
【0055】図5〜図8は、クッションリングのテーパ
部の形状の他の例を示すものである。
【0056】図5において、クッションリング30Aの
テーパ部30Afは、軸方向断面で見た形状がテーパ状
の直線となるように円錐面で形成されている。
【0057】図6において、クッションリング30Bの
テーパ部30Bfは、軸方向断面で見た形状がテーパ状
の2つの直線を組み合わせた形状となるように角度の異
なる2つの円錐面30Bf1,30Bf2で形成されて
いる。
【0058】図7において、クッションリング30Cの
テーパ部30Cfは、軸方向断面で見た形状が1つのテ
ーパ状の直線と1つのテーパ状の曲線を組み合わせた形
状となるように円錐面30Cf1と曲面30Cf2とで
形成されている。
【0059】図8において、クッションリング30Dの
テーパ部30Dfは、軸方向断面で見た形状が複数の直
線を段差のあるテーパ状に組み合わせた形状となるよう
に径の異なる3つの円筒面30Df1,30Df2,3
0Df3で形成されている。
【0060】図5〜図8の例は、図2の形状に比べ減速
性能は劣るが、複雑な曲面加工が不要又は少ないので、
加工が容易である。また、図5の例よりも図6及び図7
の例の方が加工は複雑となるが、減速性能は良くなる。
【0061】このようにテーパ部の形状は種々の形状を
採用でき、減衰性能を優先する場合は図2のようなテー
パ形状を採用し、加工性を優先する場合は図5のテーパ
形状を採用するなど、そのときの状況に応じた最適の形
状を採用すればよい。
【0062】ボトム側クッション装置のクッションリン
グ40についても同様に種々の形状を作用できる。
【0063】本発明の更に他の実施形態を図9及び図1
0により説明する。図中、図1に示すものと同等の部材
には同じ符号を付している。本実施形態は、クッション
リングの挿入孔側にテーパ部を設け可変絞りを形成する
ものである。
【0064】図9において、クッションリング30E,
40Eは従来のものと同じであり、外周面は円筒面形状
である。クッションリング30E,40Eが進入する挿
入孔31E,41Eには、クッションリング30E,4
0Eの進入方向に先細となったテーパ部31a,41a
が形成され、クッションリング30E,40Eの外周面
と挿入孔31E,41Eの内周面との間にクッションリ
ング30E,40Eの進入に従ってクッションリング3
0E,40Eと挿入孔31E,41E間の環状隙間を小
さくする可変絞りが形成されている。本実施形態におい
て、挿入孔31E,41Eのテーパ部31a,41a
は、軸方向断面で見た形状がテーパ状の直線となるよう
に円錐面で形成されている。
【0065】図10は、テーパ形状の他の例として、ク
ッションリング30Eの挿入孔31F,41Fのテーパ
部を、軸方向断面で見た形状がテーパ状の2つの直線を
組み合わせた形状となるように角度の異なる2つの円錐
面31Fa1,31Fa2及び41Fa1,41Fa2
で形成した例である。
【0066】また、クッションリングにテーパ部を形成
した場合と同様に、挿入孔側のテーパ部についても、上
記以外に局面、局面と円錐面の組み合わせなど種々の形
状を採用できる。
【0067】本実施形態によっても、クッションリング
にテーパ部を形成した場合と同様の効果が得られる。
【0068】なお、上記実施形態はフローティングタイ
プのクッションリングを備えたクッション装置に本発明
を適用したものであるが、固定タイプのクッションリン
グを備えたクッション装置に本発明を適用したもよく、
この場合も、背圧の適切な制御及び異音の低減、加工の
容易化の効果が得られる。
【0069】また、上記実施形態はクッションリングの
外周面と挿入孔の内周面のいずれか一方にテーパ部を形
成することで可変絞りを形成したが、クッションリング
の外周面と挿入孔の内周面の両方にテーパ部を形成して
もよいことは勿論である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、テーパ部によりクッシ
ョンリングと挿入孔との環状隙間を小さくする可変絞り
を形成したので、クッションリングの挿入孔への進入時
に背圧を適切に制御し、急激な減速を抑制しクッション
性能を向上できる。
【0071】また、クッションリングの外周面あるいは
挿入孔の内周面の全周にわたってテーパ部を形成し、環
状隙間の全周で可変絞りを形成したので、クッション作
用時の油の乱れは少なく、異音を大幅に低減できる。
【0072】更に、クッションリングがフロティングタ
イプであっても、クッションリングに局部的な薄肉部が
形成されないので、クッションリングの変形は少なく、
挿入孔との接触によるカジリやフレッティング等を低減
できる。
【0073】また、クッションリングの全周にわたって
テーパ部を形成するので、従来のノッチ状の傾斜溝に比
べ加工が容易であり、かつ従来のノッチ状の傾斜溝の場
合は傾斜溝が複数個必要で加工工数も多くなるが、テー
パ部の場合は1回の加工で済み、加工時間も短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるクッション装置を備
えた油圧シリンダの断面図である。
【図2】図1に示したクッションリングの外観図であ
る。
【図3】クッション作用時の理想的な減速となるシリン
ダストロークとリンダ速度との関係を示す図である。
【図4】理想的な減速を得るためのクッションリングの
長さ方向の位置とクッション流路の面積との関係を示す
図である。
【図5】本発明の他の実施形態によるクッションリング
の外観図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態によるクッションリ
ングの外観図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態によるクッションリ
ングの外観図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態によるクッションリ
ングの外観図である。
【図9】本発明の更に実施形態によるクッション装置を
備えた油圧シリンダの断面図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態によるクッション
リングの挿入孔部分の断面図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 シリンダ本体 3 ピストンロッド 3a リング挿入部 3b 経方向段差面 3e 径方向段差面 3f ピストン挿入部 3k 径方向段差面 3h リング挿入部 4 ピストン 4a ピストン端面(径方向段差面) 5 チューブ 6 ヘツドカバー 6a 内端部分 7a ロッド室 7b ボトム室 8,9 給排ポート 12 ナット 30 クッションリング 30a 凹溝 30b 呼び込みテーパ部 30c 環状隙間 30e 環状隙間 30f テーパ部 30g 円筒部 31 挿入孔 32 流路 40 クッションリング 40a 凹溝 40b 呼び込みテーパ部 40c 環状隙間 40f テーパ部 40g 円筒部 41 挿入孔 42 流路 50 クッション止め部材 50a フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 盧 明徳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H081 AA03 BB02 CC15 EE29 EE30 FF19 HH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンロッドに締結したピストンをシリ
    ンダ本体内に摺動自在に挿入し、シリンダ本体内をロッ
    ド側のシリンダ室とボトム側のシリンダ室の2室に区分
    する油圧シリンダに対し、前記ピストンロッドのピスト
    ン締結部を挟んだ両位置の少なくとも一方にクッション
    リングを装着し、かつ前記シリンダ本体の端部に前記ピ
    ストンロッドのストロークエンド付近で前記クッション
    リングが進入する挿入孔を形成し、クッションリングの
    挿入孔への進入時に排出側となるシリンダ室からの戻り
    油の流出流路を絞り、前記シリンダ室にクッション圧を
    発生させ前記ピストンロッドを減速させる油圧シリンダ
    のクッション装置において、 前記クッションリングの外周面と前記挿入孔の内周面の
    少なくとも一方にその全周にわたってテーパ部を形成
    し、このテーパ部により前記クッションリングが前記挿
    入孔に進入するに従って前記クッションリングの外周面
    と前記挿入孔の内周面との環状隙間を小さくする可変絞
    りを形成したことを特徴とする油圧シリンダのクッショ
    ン装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧シリンダのクッション
    装置において、前記テーパ部は、軸方向断面でみた形状
    がテーパ状の曲線であることを特徴とする油圧シリンダ
    のクッション装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の油圧シリンダのクッション
    装置において、前記テーパ部は、軸方向断面でみた形状
    がテーパ状の直線であることを特徴とする油圧シリンダ
    のクッション装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の油圧シリンダのクッション
    装置において、前記テーパ部は、軸方向断面でみた形状
    が複数のテーパ状の直線のを組み合わであることを特徴
    とする油圧シリンダのクッション装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の油圧シリンダのクッション
    装置において、前記テーパ部は、軸方向断面でみた形状
    がテーパ状の直線と曲線の組み合わせであることを特徴
    とする油圧シリンダのクッション装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の油圧シリンダのクッション
    装置において、前記テーパ部は、軸方向断面でみた形状
    が多段階の複数の直線の組み合わせであることを特徴と
    する油圧シリンダのクッション装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN108412836A (zh) * 2018-05-14 2018-08-17 阀安格水处理系统(太仓)有限公司 一种缓冲长度可调节的液压缸

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