JPH0835504A - 流体圧シリンダのクッション装置 - Google Patents

流体圧シリンダのクッション装置

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JPH0835504A
JPH0835504A JP19289294A JP19289294A JPH0835504A JP H0835504 A JPH0835504 A JP H0835504A JP 19289294 A JP19289294 A JP 19289294A JP 19289294 A JP19289294 A JP 19289294A JP H0835504 A JPH0835504 A JP H0835504A
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    • F15B15/22Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッション行程の初期でのショックの低減を
クッションリングの割溝に頼ることなく、かつ併せて、
油圧シリンダの伸縮速度に対応する衝撃吸収能力の確保
とクッション特性のバラつきの低減とを図る。 【構成】 ピストンロッド4の小径部20内に大きな内
径と略等しい長さをもつクッションリング21を配設し
てこれら小径部20とクッションリング21との間に環
状隙間からなる流路11を形成し、この流路11の両端
をクッションリング21に穿った放射溝21a,21b
で外側部分に開口させると共に、当該流路11の略中央
に位置してクッション行程からの戻り行程時においての
みチェックバルブ機能を発揮するシール部材15を配設
したフローティング型のクッション装置を備えた流体圧
シリンダにおいて、シール部材15よりも先端側部分の
クッションリング21の内周面を加工して薄肉部21c
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧等による流体圧
シリンダのクッション装置に関し、さらに詳しくは、フ
ローティング型のこの種のクッション装置におけるクッ
ション特性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体圧シリンダに用いられている
フローティング型のクッション装置としては、例えば、
実開昭63−24409号公報にみられるようなものが
知られている。
【0003】すなわち、このものは、図5に示すよう
に、外部からシリンダ1内に対してピストンナット2で
固定したピストン3を有するピストンロッド4を摺動自
在に挿入し、このピストン3をシリンダ1の内壁に摺接
させることで当該シリンダ1の内部を二つの油室A,B
に区画している。
【0004】これら油室A,Bは、ピストンロッド4と
シリンダヘッド5との間の環状隙間6およびシリンダボ
トム7に形成した通油孔8からそれぞれ給排ポート9,
10を通して外部に通じている。
【0005】ピストンナット2とピストン3を挟んでピ
ストンロッド4の外周面には、環状隙間からなる流路1
1,12を存して厚肉円筒からなるクッションリング1
3,14がそれぞれ配設してある。
【0006】これら流路11,12の両端は、クッショ
ンリング13,14の両端部分に設けた放射溝13a,
13bと同じく放射溝14a,14bを通してそれぞれ
外側部に開口している。
【0007】そして、当該流路11,12の略中央部分
には、クッション行程からの戻り行程時においてのみチ
ェックバルブ機能を発揮するシール部材15,16が配
設してある。
【0008】かくして、上記したクッション装置は、伸
縮動作する油圧シリンダが伸長端側の作動端近くに達し
てクッションリング13がシリンダヘッド5内に、或い
は圧縮端側近くに達してクッションリング14が通油孔
8に嵌入し始めると、これらクッションリング13,1
4で環状隙間6或いは通油孔8が絞られる。
【0009】これにより、油室A或いは油室Bから環状
隙間6または通油孔8を通して給排ポート9,10に排
出されていた作動油の流動抵抗が増大し、これら油室A
或いは油室B内の作動油圧力(クッション圧)が上昇し
てピストン3にブレーキ作用が働き、油圧シリンダはク
ッション行程に入る。
【0010】一方、逆方向の戻り行程にあっては、クッ
ションリング13,14が環状隙間6或いは通油孔8か
ら抜け出る間、シール部材15,16がチェックバルブ
機能を発揮して流路11,12から供給作動油を油室
A,Bに流し、ピストン3の速やかな動作を確保する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のクッション装置にあっては、クッションリング13,
14がシリンダヘッド5或いは通油孔8に嵌入し始める
クッション行程の初期において、クッションリング1
3,14によりこれら環状隙間6または通油孔8の開口
面積が急激に狭められ、油圧シリンダの伸縮速度によっ
ては、油室A或いは油室Bに発生するクッション圧が急
上昇してショックを発生することになる。
【0012】そこで、このショックの発生を極力低減す
るためと、その後、ピストン3を滑らかに減速させて停
止にもっていくために、実際の実施に際しては、クッシ
ョンリング13,14の外周面に先端側に向かって深
く、かつ、末広状に拡がる軸方向の割溝(或いはテーパ
面や切欠き)17,18を形成している。
【0013】これにより、クッション行程の初期におけ
る環状隙間6と通油孔8の絞り開口面積をこれら割溝1
7,18で大きく保ってショックの低減を図ると共に、
その後は当該絞り開口面積を割溝17,18により漸減
させてピストン3を滑らかに停止にもっていくようにし
ているのが普通である。
【0014】しかし、このものにあっては、割溝17,
18等でつくられる環状隙間6と通油孔8の絞り開口面
積が、ピストン3の作動速度(油圧シリンダの伸縮速
度)に関係なくストローク位置で一義的に決まることか
ら、油圧シリンダの伸縮速度の高低によって衝撃吸収能
力にバラつきが生じる。
【0015】その結果、例えば、当該油圧シリンダをパ
ワーショベル等の作業用シリンダとして使用した場合
に、高速での作業時にピストン3がシリンダ1側に激し
く衝突してバケットから土砂が落下してしまうなどの不
都合を生じる。
【0016】また、そればかりでなく、実際の使用に当
ってクッションリング13,14の外周面に割溝17,
18等の加工を施す必要があるので、当該割溝17,1
8等の加工後におけるクッションリング13,14の内
部残留応力にアンバランスが生じ、これらクッションリ
ング13,14の真円度に狂いが生じてクッション特性
(衝撃緩和特性)が大きくバラつくという問題点をも有
する。
【0017】したがって、この発明の目的は、クッショ
ン行程の初期におけるショックの低減をクッションリン
グの割溝に頼ることなく、かつ併せて、油圧シリンダの
伸縮速度に対応する衝撃吸収能力の確保と、クッション
特性のバラつきの低減をも図ることのできる流体圧シリ
ンダのクッション装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明において、上記
した目的は、ピストンロッドに形成した小径部内に当該
小径部の直径よりも大きい内径を有し、かつ、軸方向長
さの略等しいクッションリングを配設してこれらクッシ
ョンリングと小径部との間に環状隙間からなる流路を形
成し、この流路の両端をクッションリングの両端外側部
に開口させると共に、当該流路の略中央に位置してクッ
ション行程からの戻り行程時においてのみチェックバル
ブ機能を発揮するシール部材を配設したフローティング
型のクッション装置を備えた流体圧シリンダにおいて、
上記シール部材よりも先端側部分のクッションリングの
内周面を加工して薄肉部とすることにより達成される。
【0019】さらに、好ましくは、クッションリングの
内周面における薄肉部を先端側に向かって拡がるテーパ
面として形成するなり、或いは、環状の拡径溝で形成し
てやる。
【0020】
【作用】すなわち、この種のフローティング型のクッシ
ョン装置にあっては、油圧シリンダがクッション行程に
入って油室内にクッション圧が発生したときに、シール
部材よりも先端側の部分のクッションリングの内周面に
は当該クッション圧が作用しなくなる。
【0021】そのために、クッション行程に入ると同時
にクッションリングは、その内外周面に作用するクッシ
ョン圧の圧力分布差によって薄肉部とした先端側の部分
が内方に撓んで縮径する。
【0022】しかも、この縮径の度合いは、そのときの
クッション行程における負荷の大小によって決まるクッ
ション圧に対応して変化する。
【0023】その結果、シリンダヘッドとクッションリ
ングとでつくられる環状隙間の絞り開口面積は、油圧シ
リンダの伸縮速度やストローク位置に関係なく負荷の大
小に対応して変化し、かくして、常に衝撃吸収能力を適
切に保つと共に、クッション行程の初期から全般に亙っ
てのショックの発生を低減しながら滑らかに油圧シリン
ダの伸縮動作を停止させる。
【0024】また、上記の場合において、薄肉部をクッ
ションリングの先端側内周面に周方向全体に亙って外周
面と同芯に形成すればよいので、当該薄肉部の加工後に
おけるクッションリングの内部残留応力にアンバランス
が生じて真円度に狂いの生じる恐れがなく、これによっ
て、クッション特性のバラつきをも防止することにな
る。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明するが、その説明に際しては、先に述べた従来例
とクッションリングの構成のみが異なり、かつ、クッシ
ョンリングは伸側と圧側とで同様の構成をとり得ること
から、ここでは伸側におけるクッション装置の部分につ
いてのみ図示して説明する。
【0026】図1に示す実施例において、シリンダ1内
に摺動自在に挿入したピストン3からは、当該ピストン
3を担うピストンロッド4がシリンダ1の端部に嵌着し
たシリンダヘッド5を貫通して外方に延びており、この
ピストン3によってシリンダ1内に油室Aを区画してい
る。
【0027】上記油室Aは、ピストンロッド4とシリン
ダヘッド5との間につくられた環状隙間6からシリンダ
ヘッド5の内周面の環状溝19および給排ポート9を通
して外部に通じている。
【0028】ピストン3に隣接して、ピストンロッド4
の外周面には小径部20が形成してあり、この小径部2
0内に対して厚肉円筒状のクッションリング21を嵌挿
してある。
【0029】クッションリング21の内径は小径部20
の直径よりも大きく、かつ、軸方向長さは小径部20の
全長に略等しく、これによって、小径部20とクッショ
ンリング21との間に環状隙間からなる流路11を形成
している。
【0030】流路11の両端は、クッションリング21
の先端側部分に設けた放射溝21aと基端側部分に穿っ
た放射溝21bを通してそれぞれ外側部に開口してい
る。
【0031】ピスロンロッド4の小径部20の外周面に
は、流路11の略中央部分に位置して凹部を形作る環状
溝22を形成し、この環状溝22内に軸方向の長さが当
該環状溝22の軸方向の長さよりも短いシール部材15
を軸方向に移動可能に配置してある。
【0032】シール部材15は、内周面からピストン3
側の側面に亙って延びる溝23を有し、かつ、内外周面
が環状溝22の底面とクッションリング21の内周面と
に摺接し、当該シール部材15でクッションリング21
の半径方向への動きを規制することで上記流路11を確
保している。
【0033】なお、特に図示はしないが、上記環状溝2
2をピストンロッド4の小径部20側に設ける代わりに
クッションリング21の内周面側に設け、かつ、シール
部材15の外周面からピストン3側の側面に亙って溝2
3を形成するようにしてもよい。
【0034】そして、この図1における実施例の場合に
あっては、シール部材15よりも先端側部分のクッショ
ンリング21の内周面を、先端方向に向かって拡がるテ
ーパ面24とすることで当該部分を薄肉部21cとして
形成したのである。
【0035】なお、上記図1の実施例にあっては、クッ
ションリング21の先端側内周面をテーパ面24とする
ことで薄肉部21cを形成したが、このようにする代わ
りに図4に示すごとく、クッションリング21の先端側
内周面に環状の拡径溝25を形成して薄肉部21cとし
てもよい。
【0036】次に、上記図1の実施例の作用について説
明する。
【0037】ピストン3がシリンダヘッド5側に向って
押されると、当該ピストン3で油室A内の作動油を環状
隙間6から環状溝19および給排ポート9を通して外部
に押し出しつつ油圧シリンダは伸長動作する。
【0038】油圧シリンダが伸長動作して作動端近くに
達し、図2に示すようにクッションリング21の先端部
分がシリンダヘッド5内に嵌入し始めるようになると、
このクッションリング21で環状隙間6が絞られる。
【0039】そのために、油室Aから環状隙間6を通し
て給排ポート9に排出されていた作動油の流動抵抗が増
大し、油室A内の作動油圧力(クッション圧)が上昇し
てピストン3にブレーキ作用が働き、油圧シリンダはク
ッション行程に入る。
【0040】このように、油圧シリンダがクッション行
程に入り始めると、それまで放射溝21aを通して油室
Aに通じていたシール部材15よりも先端側の流路11
の部分が環状隙間6側に通じるようになる。
【0041】これにより、シール部材15よりも先端側
の流路11の部分には、油室A内に生じたクッション圧
が作用しなくなる。
【0042】そのために、当該流路11の部分の作動油
圧力が低下し、この作動油圧力の低下によってシール部
材15が小径部22のシリンダヘッド5側の側面に押し
付けられ、流路11を遮断する。
【0043】また、同時に、当該クッション圧がシール
部材15よりも先端側の部分のクッションリング21の
内周面に作用しなくなること、および、このクッション
リング21の先端側の部分が薄肉部21cとなっている
ことにより、クッションリング21の内外周面に作用す
るクッション圧の圧力分布の力関係で当該クッションリ
ング21の先端側の部分が図2のように縮径する。
【0044】次いで、クッション行程の進行によりシリ
ンダヘッド5へとクッションリング21が嵌合していく
と、それに伴い、当該クッションリング21の外周面に
作用するクッション圧の圧力勾配部分の長さが増大する
ことから、クッションリング21の先端側部分の縮径の
度合いが次第に減少してクッション行程の途中で零とな
る。
【0045】そして、以後は、クッションリング21の
内外周面に作用するクッション圧の圧力分布による力が
逆転してクッションリング21の基端側部分が拡径ぎみ
となり、図3に示す状態に達する。
【0046】以上のように、クッション行程時におい
て、クッションリング21によりつくられる環状隙間6
の絞り開口面積の大きさは、クッション行程の初期で最
大となり、以後クッション行程の進行に伴って滑らかに
減少していくことになる。
【0047】しかも、この場合において、クッションリ
ング21の先端側部分の縮径の度合いは、基端側部分の
拡径と同様にそのときのクッション行程における負荷の
大小によって決まるクッション圧に対応して変化する。
【0048】したがって、クッションリング21でつく
られる環状隙間6の絞り開口面積の大きさは、油圧シリ
ンダの伸縮速度やストローク位置に関係なく負荷の大小
に対応してのみ変化することになる。
【0049】かくして、クッションリング21の先端側
部分の縮径によってクッション行程の初期に発生するシ
ョックを低減しつつ、油圧シリンダの伸縮速度に対応す
る衝撃吸収能力の確保とクッション特性のバラつきの低
減とを図ることになる。
【0050】一方、上記の状態から油圧シリンダが圧縮
動作する戻り行程では、給排ポート9から送り込まれる
圧力作動油でシール部材15が環状溝22のピストン3
側の側面に押し付けられ、溝23を通して流路11を開
通状態に保つ。
【0051】これにより、給排ポート9から送り込まれ
た圧力作動油は、クッションリング21の先端側の放射
溝21aから上記流路11および基端側の放射溝21b
を通して油室Aに流入し、戻り行程でのピストン3の推
進力を円滑にする。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、シール部材よりも先端側のクッションリングの部
分を薄肉部とし、この薄肉部をクッション圧で縮径可能
としてクッションリングによる絞り開口面積の制御を行
うことにより、クッション行程の初期における絞り開口
面積を大きく保ってショックの低減を図ることが可能に
なる。
【0053】しかも、その後のクッション行程の進行に
当っても、油圧シリンダの伸縮速度に伴って変化するク
ッション圧に対応して上記クッションリングの縮径の度
合いを漸減させることにより、油圧シリンダの伸縮速度
に対応する衝撃吸収能力の確保とクッション特性のバラ
つきの低減とを図ってピストンを滑らかに停止させるこ
とができる。
【0054】したがって、例えば、当該油圧シリンダを
パワーショベル等の作業用シリンダとして使用した場合
にも、バケットからの土砂の落下や機体への衝撃の伝達
が防止される。
【0055】請求項2の発明によれば、クッションリン
グの内周面を加工して薄肉部を形成するに当り、当該ク
ッションリングの内周面を先端側に向かって拡がるテー
パ面で形成したことにより、当該薄肉部が円周方向全体
に亙って外周面と同芯状態となり、薄肉部加工時の残留
応力の影響がなくなるのでクッションリングの真円度に
狂いの生じることがなくなる。
【0056】したがって、上記請求項1の効果に加え
て、製品毎によるクッション特性のバラつきをも抑制す
ることができるばかりか、従来の割溝加工に比べてその
加工も容易となってコストの低減をも図り得る。
【0057】また、請求項3の発明によれば、薄肉部の
加工に当ってテーパ面の代わりに環状の拡径溝としたこ
とにより、上記請求項2の発明に比べてその効果を保持
しつつさらに薄肉部の加工がより容易となってコストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による流体圧シリンダのクッション装
置の一実施例を示す要部縦断正面図である。
【図2】同上、クッション行程の初期における状態を示
す要部縦断正面図である。
【図3】同じく、クッション行程の終期近くの状態を示
す要部縦断正面図である。
【図4】この発明による流体圧シリンダのクッション装
置の他の実施例を示す要部縦断正面図である。
【図5】従来のクッション装置を備えた流体圧シリンダ
の部分縦断正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 3 ピストン 4 ピストンロッド 6 環状隙間 9 給排ポート 11 流路 15 シール部材 20 小径部 21 クッションリング 21a,21b 放射溝 21c 薄肉部 22 環状溝 23 溝 24 テーパ面 25 拡径溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドに形成した小径部内に当
    該小径部の直径よりも大きい内径を有し、かつ、軸方向
    長さの略等しいクッションリングを配設してこれらクッ
    ションリングと小径部との間に環状隙間からなる流路を
    形成し、この流路の両端をクッションリングの両端外側
    部に開口させると共に、当該流路の略中央に位置してク
    ッション行程からの戻り行程時においてのみチェックバ
    ルブ機能を発揮するシール部材を配設したフローティン
    グ型のクッション装置を備えた流体圧シリンダにおい
    て、上記シール部材よりも先端側部分のクッションリン
    グの内周面を加工して薄肉部としたことを特徴とする流
    体圧シリンダのクッション装置。
  2. 【請求項2】 クッションリングの内周面を加工して薄
    肉部を形成するに当り、当該クッションリングの内周面
    を先端側に向かって拡がるテーパ面で形成した請求項1
    の流体圧シリンダのクッション装置。
  3. 【請求項3】 クッションリングの内周面を加工して薄
    肉部を形成するに当り、当該クッションリングの内周面
    に穿った環状の拡径溝で形成した請求項1の流体圧シリ
    ンダのクッション装置。
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KR20020053164A (ko) * 2000-12-27 2002-07-05 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 릴리프홈이 형성된 유압실린더
CN110131236A (zh) * 2019-05-30 2019-08-16 海盐新星机电有限公司 一种缓冲效果好的多层密封油缸

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