JPH0424162Y2 - - Google Patents

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JPH0424162Y2
JPH0424162Y2 JP1986008055U JP805586U JPH0424162Y2 JP H0424162 Y2 JPH0424162 Y2 JP H0424162Y2 JP 1986008055 U JP1986008055 U JP 1986008055U JP 805586 U JP805586 U JP 805586U JP H0424162 Y2 JPH0424162 Y2 JP H0424162Y2
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piston
supply
ring
discharge port
cushion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体圧シリンダにおけるクツシヨン装
置に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来における流体圧シリンダのクツシヨン装置
として、クツシヨン用リングをピストンと一体的
に設けたものがあるが、これによるとチエツクバ
ルブの作用がなく始動時に十分な立ち上がり性能
が得られない不都合があつた。また、クツシヨン
用リングにチエツクバルブを複数個み込んだもの
があるが、これは部品点数が多くなり故障の可能
性も多く高価になる欠点があつた。
上記難点を解消するため、例えば実公昭59−
6247号に示す考案が提案されているが、この従来
技術によれば、クツシヨン用リングが割りリング
状になつているため、耐圧性が低く低圧用の流体
圧シリンダに限定されると共に、速度の速い大径
の給排ポートを備えた流体圧シリンダには適用で
きず、しかもスタート時に圧力流体をスタート側
の流体室に供給する際の圧力損失が大きく立ち上
がりが極めて悪いという難点がある。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上記に鑑みてなされたものであつて、
構造が簡単で部品点数が少なく、高圧用の流体圧
シリンダや大径の流体圧シリンダに適用でき且つ
スタート時の立上り性能を向上できるクツシヨン
装置を提供することを目的としており、そのため
の技術的手段は、端部に給排ポート2を備えたシ
リンダチユーブ1内を摺動するピストン7の一端
面側又は両端面側に、該シリンダチユーブ1内を
摺動すると共に一端面がピストン7の端面に密接
した位置とそれから若干離間した位置との間で軸
方向に摺動可能なクツシヨン用リング9を、ピス
トンロツド8又はピストン7上に嵌着し、このク
ツシヨン用リング9にはその両端面側に開口する
連通孔13と該連通孔13から半径方向に延びる
通路14とを貫設すると共に、このクツシヨン用
リング9とピストン7との対向面間にはストロー
クの終端において給排ポート2と直接に連通可能
な圧力導入用溝部19を形成し、しかしてピスト
ン7がストロークの終端に近づくにつれ給排ポー
ト2がクツシヨン用リング9により漸次閉塞され
るようにしたことである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図は建設機械に使用される比較的大型の流
体圧シリンダのクツシヨン装置を示したもので、
この図において1はシリンダチユーブで、このシ
リンダチユーブ1の両端部にそれぞれ給排ポート
2が設けられており(一端部のポート2のみ示
す)、この給排ポート2はシリンダチユーブ1の
穿設された透孔3(その中心を30で示す)とこ
の透孔3に対し若干偏心させた位置に溶接で固着
されたボス4の穴部4a(その中心を40で示す)
とによつて形成されている。5はヘツド側カバ
ー、6はこのカバー5をシリンダチユーブ1に対
し締着させる締付カバー部材であり、また7はシ
リンダチユーブ1の内周面を摺動するピストン、
8はピストンロツドである。そして9及び10
は、ピストン7の両端面側に配設されていてピス
トン7と同じくシリンダチユーブ1内周面を摺動
するクツシヨン用リングであり、一方のクツシヨ
ン用リング9はピストンロツド8の径小段部11
に外嵌合されていて、ピストン7のヘツド側端面
7aと前記径小段部11の奥壁面12との間を軸
方向に摺動することができ、そしてこのクツシヨ
ン用リング9のピストン側端面9aはピストン7
のヘツド側端面7aと密接しうるようになつてい
る。またこのクツシヨン用リング9には、軸方向
に延びてその両端面側に開口する連通孔13が周
方向に間隔をおいて複数個設けられ、そのうちの
一か所の連通孔13には外向き半径方向に延びる
通路14が連設してある。他方のクツシヨン用リ
ング10も同様な構造であつて、このリング10
はピストン7の径小段部15に嵌着されてピスト
ン7のキヤツプ側端面7bとストツパリング16
との間を摺動可能であり、その両端面側に開口す
る連通孔17及び通路18を備えている。クツシ
ヨン用リング9,10とピストン7の対向面との
間には給排ポート2と直接に連通可能な圧力導入
用溝部19,20が形成されるようになつてい
る。21は給排ポート2を形成している透孔3の
近傍に設けられたオリフイスである。22はヘツ
ド側カバー5の内端面に突設された当り面部であ
る。
上述のような構成を有する流体圧シリンダのク
ツシヨン装置において、いま当該シリンダのキヤ
ツプ側室23に圧力流体が供給されると、ピスト
ン7は第1図に関して左方向に移動し、そしてこ
のピストン7が一方のストローク終端に近づいて
一方のクツシヨン用リング9が給排ポート2を臨
む位置へ突入していくと、このリング9により当
該ポート2の透孔3が漸次絞られて閉塞され、そ
れにより給排ポート2を通つて排出される流体の
流量が減少し、クツシヨン効果が現出される。こ
のとき、給排ポート2の開口はいわゆる段階的に
絞られるのではなく、クツシヨン用リング9の移
動に従つて漸次即ち無段に絞られていくので、ヘ
ツド側室24内のクツシヨン圧力はほぼ一様に持
続され、したがつてクツシヨンストロークが短く
ても良好なクツシヨン効果が得られる。また、ク
ツシヨン工程後半の低速工程ではヘツド側室24
内の流体がクツシヨン用リング9の連通孔13か
ら通孔14を通つて逃げるため、クツシヨン工程
の途中で停止することがなく確実に終端まで移動
する。
次に、第2図のようにピストン7が一方のスト
ローク終端に到達している状態において給排ポー
ト2から圧力流体が供給されると、その圧力流体
は給排ポート2に直接に連通する圧力導入用溝部
19に導入され、ピストン7が第1図に関し右方
向に移動を開始すると共に、これによつて圧力流
体はクツシヨン用リング9の端面9aとこれに対
向するピストン7の端面7aとの間隙部から連通
孔13を通つてヘツド側油室24に流入し、ピス
トン7を円滑に右行させるようになつており、こ
のようにスタート時に圧力流体はヘツド側油室2
4に大きな圧力損失を受けることなく供給される
ため、スタート時の立ち上がりが非常に良好であ
る。
そしてクツシヨン用リング9がこの給排ポート
2から遠ざかつて溝部19への圧力流体の供給が
断たれた後はこの給排ポート2からの圧力流体は
ヘツド側室24に直接に供給されてゆき、この状
態でピストン7は図外他方のストローク終端へと
移動し、そのストローク終端においてはクツシヨ
ン用リング10により上述したクツシヨン用リン
グ9による場合と同様にしてクツシヨン作用がな
されるわけである。
実施例ではシリンダチユーブ端部の給排ポート
をいわゆるボス溶接ポート形としているが、この
給排ポートはシリンダチユーブのフランジに予め
穿設される、いわゆるチユーブフランジポート形
のものでもよい。
(考案の効果) 本考案のクツシヨン装置は、フランジチユーブ
の端部に給排ポートを設けておけばあとはクツシ
ヨン用リングを備えるだけでよいから、従来装置
に比べて構造が簡単で部品点数が少なく、故障の
可能性も少ない。また本考案は、給排ポートをク
ツシヨン用リングの移動に従つて漸次即ち無段に
絞るようにしているので、クツシヨン部の圧力を
ほぼ一様に接続することが可能で、したがつてク
ツシヨンストロークが短くても少ないシヨツクで
ピストンの停止を行わせることができ、また、ク
ツシヨンストロークを短くできるから、スタート
時の立上り時間を短くできる。
また本考案によれば、クツシヨン工程後半の低
速工程ではストローク終端側流体室内の流体がク
ツシヨン用リングの連通孔からこれらに半径方向
に延びる通路を通つて給排ポート側に逃げるた
め、クツシヨン工程の途中で停止することがなく
確実にストローク終端まで移動することができ
る。
更に本考案によれば、クツシヨン用リングとピ
ストンとの対向面間にはストロークの終端におい
て給排ポートと直接に連通可能な圧力導入用溝部
を形成してなるため、スタート時の圧力流体は給
排ポートから圧力導入用溝部を通つてスタート端
側流体室に大きな圧力損失を受けることなく供給
され、これがために、スタート時の立ち上がりが
極めて良好であり、迅速な作動を発揮することが
できる。
更にまた本願考案によれば、クツシヨン用リン
グは、ピストンロツド又はピストン上に嵌着さ
れ、肉厚な切れ目の無いリング状に形成されてい
るため剛性が高く、高圧シリンダは勿論、速度の
速い大径のポートを備えた流体圧シリンダにも採
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る流体圧シリンダのクツシ
ヨン装置を示す断面図であつて、ピストンが一方
のストローク終端に近づいた状態を示しており、
第2図はピストンが一方のストローク終端から他
方のストローク終端に向かつてスタートを開始し
ている状態を示す第1図と同様な断面図、第3図
は第1図の−線断面図である。 1……シリンダチユーブ、2……給排ポート、
7……ピストン、8……ピストンロツド、9……
クツシヨン用リング、13……連通孔、14……
通路、19……圧力導入用溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部に給排ポートを備えたシリンダチユーブ内
    を摺動するピストンの一端面側又は両端面側に、
    該シリンダチユーブ内を摺動すると共に一端面が
    ピストンの端面に密接した位置とそれから若干離
    間した位置との間で軸方向に摺動可能なクツシヨ
    ン用リングを、ピストンロツド又はピストン上に
    嵌着し、このクツシヨン用リングにはその両端面
    側に開口する連通孔と該連通孔から外向き半径方
    向に延びる通路とを貫設すると共に、このクツシ
    ヨン用リングとピストンとの対向面間にはストロ
    ークの終端において給排ポートと直接に連通可能
    な圧力導入用溝部を形成し、しかしてピストンが
    ストロークの終端に近づくにつれ給排ポートがク
    ツシヨン用リングにより漸次閉塞されるようにし
    た流体圧シリンダにおけるクツシヨン装置。
JP1986008055U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0424162Y2 (ja)

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JP1986008055U JPH0424162Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JPS62119510U JPS62119510U (ja) 1987-07-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6403639B2 (ja) * 2015-06-29 2018-10-10 株式会社Taiyo 流体圧シリンダのクッション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596247U (ja) * 1982-06-30 1984-01-14 三菱電機株式会社 入力デ−タ表示装置

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