JP2002011692A - 食品スライサ - Google Patents

食品スライサ

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JP2002011692A
JP2002011692A JP2000191577A JP2000191577A JP2002011692A JP 2002011692 A JP2002011692 A JP 2002011692A JP 2000191577 A JP2000191577 A JP 2000191577A JP 2000191577 A JP2000191577 A JP 2000191577A JP 2002011692 A JP2002011692 A JP 2002011692A
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food
feeder
blade
slicer
plate
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JP2000191577A
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English (en)
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Eiji Watanabe
英二 渡辺
Kazuhiko Umemoto
和彦 梅本
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Watanabe Foodmach Co Ltd
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Watanabe Foodmach Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断した食品の切片は、コンベアや受皿の上
に展開状態で載せる。 【解決手段】 食品を切断する刃物3と、食品が当る当
て板21を設け、刃物3と当て板21を垂直に並列し、
食品を供給する供給器31を、刃物3に対面する往動端
と、当て板21に対面する復動端との間を往復動可能に
設け、供給器31が復動して復動端に戻る毎に、供給器
31に仕掛けられた食品が当て板21側に切断厚さ分ず
つ供給され、供給器31が往動して往動端に達する毎
に、供給器31の先端に突出した食品の先端が駆動中の
刃物3で切断される食品スライサにおいて、刃物3と当
て板21を上下に配置し、供給器31の往復動方向を上
下方向にし、供給器31に仕掛けられた食品の先端を上
側から下側に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食肉のような食品
を切断する食品スライサに関する。
【0002】
【従来の技術】食肉用の食品スライサは、機台上に、食
品を切断する丸刃物を設け、機台上の丸刃物前側位置
に、食品が当る当て板を設け、当て板と丸刃物を、それ
ぞれ、前後方向に沿った垂直面内に配置し、当て板を左
右方向に移動可能にしている。
【0003】機台上には、食品を供給する供給器を、丸
刃物に対面する往動端と、当て板に対面する復動端との
間を前後方向に往復動可能に設けている。
【0004】当て板は、当て面を丸刃物の切断面から切
断厚さ分丸刃物の背面側に配置する。
【0005】食品スライサを運転すると、丸刃物が回転
駆動される。また、供給器が往動端と復動端との間を往
復駆動される。供給器が復動して復動端に戻る毎に、供
給器に仕掛けられた食品が当て板側に切断厚さ分ずつ供
給される。供給器が往動して往動端に達する毎に、供給
器の先端に突出した食品の先端が回転駆動中の丸刃物で
切断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な食品スライサにおいては、供給器は、水平方向の前後
方向に往復動し、供給器に仕掛けられた食品の先端は、
丸刃物側の後側から前側に切断される。薄くて柔らかな
食品の切片は、最初に切断される丸刃物側の後端から落
下し始め、捩じれたような状態で落下する。
【0007】従って、このような食品の切片は、その落
下位置に配置したコンベアや受皿の上に、折り畳まれた
ような状態になって載り、展開状態にはならない。
【0008】そこで、このような食品の切片をコンベア
や受皿の上に展開状態に配置する場合は、食品が切断さ
れる毎に、作業者が食品の切片を摘み取ってコンベアや
受皿の上に展開状態に配置する。この作業には、多くの
手間が掛かる。
【0009】
【課題を解決するための手段】1)食品を切断する刃物
と、食品が当る当て板を設け、刃物と当て板を垂直に並
列し、食品を供給する供給器を、刃物に対面する往動端
と、当て板に対面する復動端との間を往復動可能に設
け、供給器が復動して復動端に戻る毎に、供給器に仕掛
けられた食品が当て板側に切断厚さ分ずつ供給され、供
給器が往動して往動端に達する毎に、供給器の先端に突
出した食品の先端が駆動中の刃物で切断される食品スラ
イサにおいて、刃物と当て板を上下に配置し、供給器の
往復動方向を上下方向にし、供給器に仕掛けられた食品
の先端を上側から下側に切断する構成にした。
【0010】2)上記の食品スライサにおいて、食品の
切片を載せて送り出すコンベアを設け、そのコンベア
を、刃物の下端から上方に繰り出される食品の切片が展
開状態で載る位置に配置した。
【0011】3)上記の食品スライサにおいて、刃物の
食品切片繰出側に、食品の切片を刃物から剥離する案内
部材を設けた。
【0012】4)上記の食品スライサにおいて、供給器
の往動端位置を固定したまま供給器の復動端位置を上下
に調整可能にした。
【0013】5)上記の食品スライサにおいて、供給器
は、供給する食品をその幅の大小に拘わらず幅方向中央
位置に配置する幅寄せ機構を設けた。
【0014】6)上記の食品スライサにおいて、供給器
が上昇すると下降して供給器が下降すると上昇する釣合
錘を設けた。
【0015】7)上記の食品スライサにおいて、供給器
の下面には、食品の供給方向に離れた複数箇所と、食品
の幅方向に離れた複数箇所に、それぞれ、供給器の昇降
案内機構を設けた。
【0016】
【発明の効果】1)供給器に仕掛けられた食品の先端
は、上側から下側に切断される。食品の切片は、刃物の
下端から上方に繰り出され、展開状態で刃物側と反対側
に倒れる。食品の切片は、展開状態で倒れるので、その
倒れる位置に配置したコンベアや受皿の上に展開状態で
載る。
【0017】2)食品の切片を載せて送り出すコンベア
を設けた場合、食品の切片は、コンベアの上に展開状態
で載って送り出される。
【0018】3)食品の切片を刃物から剥離する案内部
材を設けた場合、食品の切片は、駆動中の刃物に接触す
ることによる変形や移動が防止される。
【0019】4)供給器の復動端位置を上下に調整可能
にした場合、供給器に仕掛ける食品の高さが低いとき、
供給器の往復距離を短くして供給器の単位時間当りの往
復回数を増やし、切断能率を高めることができる。
【0020】5)供給器に食品の幅寄せ機構を設けた場
合、食品がその幅の大小に拘わらず供給器の幅方向中央
位置に配置され、供給器の荷重の幅方向不均等が減少す
る。供給器の昇降が円滑になる。
【0021】6)供給器の釣合錘を設けた場合、供給器
を上昇させる力と下降させる力の不均等が減少する。供
給器の昇降が円滑になる。
【0022】7)供給器の昇降案内機構を設けた場合、
食品の供給方向の傾きと幅方向の傾きが減少する。供給
器の昇降が円滑になる。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1例(図1〜図6参照)]本例の
食品スライサは、食肉用であり、図1〜図3に示すよう
に、機台1の左側部上に、逆L字型状の刃物台2を設立
し、刃物台2の先端に、丸刃物3の中心部に固定した回
転軸4を左右方向に軸受けし、皿形状の丸刃物3を刃物
台2先端の右側に取り付け、丸刃物3の周辺縁の切れ刃
を含む切断面を前後方向に沿った垂直面に配置してい
る。回転軸4は、ベルト伝動機構5を経て電動機6に連
結し、丸刃物3を回転駆動する機構を構成している。
【0024】刃物台2先端の下面には、板状の案内部材
7を上下位置調整可能に取り付け、丸刃物3の背面側即
ち食品切片繰出側に位置する案内部材7の下端縁を丸刃
物3の下端縁の切れ刃に沿ってその切れ刃直上位置に配
置し、丸刃物3の下端からその背面側に繰り出される食
品の切片を案内部材7が丸刃物3の背面から剥離して案
内する構成にしている。
【0025】機台1の左側面上部には、図1と図4に示
すように、取付枠11を左方に突出して固定し、取付枠
11内に2本の案内軸12を左右方向に沿って固定し、
前後に並列した両案内軸12に、それぞれ、板状可動台
13の下面の左端と右端に固定した案内片14と案内固
定片15を貫通し、可動台13を左右方向に移動可能に
設けている。
【0026】可動台13の下面には、2本のラック16
を左右方向に沿って固定し、取付枠11に回転軸17を
前後方向に沿って軸受けし、回転軸17に固定した2個
のピニオン18をそれぞれラック16に噛み合わせ、回
転軸17のハンドル付き前端を取付枠11の前側に突出
し、回転軸17の回転により可動台13を左右方向に移
動する機構を構成している。
【0027】可動台13の前後の両案内固定片15は、
それぞれ、案内軸12が貫通した孔に達する割り溝を設
け、その割り溝を貫通する締付軸19を取り付け、締付
軸19のハンドル付き前端又は後端を取付枠11の前側
又は後側に突出し、締付軸19の回転により可動台13
を固定する機構を構成している。
【0028】可動台13の右端上には、図1に示すよう
に、当て板21を丸刃物3の下側位置に垂直に取り付
け、当て板21の当て面を丸刃物3の切断面と平行に配
置している。当て板21は、可動台13の移動により左
右方向に移動し、当て面を丸刃物3の切断面から切断厚
さ分丸刃物3の背面側に配置する。
【0029】可動台13の上には、食品の切片を載せて
送り出すベルトコンベア22を左右方向に設け、ベルト
コンベア22の右端を当て板21の上端に近接し、ベル
トコンベア22を、丸刃物3の下端から上方に繰り出さ
れる食品の切片が展開状態で載る位置に配置している。
ベルトコンベア22は、可動台13の移動により当て板
21と一緒に左右方向に移動する。
【0030】機台1上の当て板21右側には、図1〜図
3に示すように、食品の供給器31を設け、供給器31
の下側供給装置32と上側供給装置33による供給方向
を左右方向にしている。
【0031】供給器31の下面は、当て板21側の食品
供給端の食品幅方向両端位置と、食品供給端と反対側の
食品投入端の食品幅方向中央位置に、それぞれ、案内軸
34の上端を固定し、3本の案内軸34を、それぞれ、
機台1の天板に上下方向に貫通して固定した案内筒35
に貫通し、機台1内に突出した3本の案内軸34の下端
に昇降板36を水平に固定して、供給器31の昇降案内
機構を構成している。
【0032】即ち、供給器31の下面には、食品の供給
方向に離れた複数箇所と、食品の幅方向に離れた複数箇
所に、それぞれ、供給器31の昇降案内機構34、35
を設けている。
【0033】供給器31は、丸刃物3の切断面に対面す
る往動端と、当て板21の当て面に対面する復動端との
間を上下方向に往復動可能にしている。
【0034】機台1内には、昇降板36下方位置にクラ
ンク軸37を左右方向に沿って軸受けし、クランク軸3
7の左右の両端に、それぞれ、クランク腕38を固定
し、両クランク腕38にそれぞれクランクピン39を片
持状に取り付け、両クランクピン39を、それぞれ、ク
ランク腕38に内蔵した螺軸の回転によってクランク腕
38に沿って取付位置調整可能にしている。
【0035】昇降板36下面の左右の両端には、それぞ
れ、連接棒40の上端を回転可能に取り付け、両連接棒
40の下部の螺軸部にそれぞれクランクピン41を貫通
して2個のナットを螺合し、両クランクピン41を、そ
れぞれ、両ナットで挟んで連接棒40に沿って取付位置
調整可能に片持状に取り付けている。両クランクピン3
9と両クランクピン41は、それぞれ、同心に配置して
回転可能に連結している。
【0036】クランク軸37は、ベルト伝動機構42を
経て電動機43に連結し、供給器31を上側の往動端と
下側の復動端との間を往復駆動する供給器往復駆動機構
を構成している。電動機43を回転駆動する制御装置を
設けている。
【0037】電動機43を回転駆動すると、供給器31
が復動端と往動端の間を往復駆動する。供給器31が復
動して復動端に戻る毎に、供給器31の下側供給装置3
2と上側供給装置33が駆動されてそれらに挟まれた食
品が当て板21側に切断厚さ分ずつ供給される。供給器
31が往動して往動端に達する毎に、供給器31の食品
供給端に突出した食品の先端が回転駆動中の丸刃物3で
切断される。
【0038】供給器31が往動すると、図1に鎖線で示
すように、食品の切片fが丸刃物3の下端から斜め上方
に繰り出され、その食品の切片fは、展開状態でベルト
コンベア22に載って送り出される。
【0039】供給器31を往復動するクランク機構37
〜41は、腕の長さが調整可能であり、供給器31に仕
掛ける食品の高さに応じて、供給器31の往復距離を調
整する。
【0040】供給器31の往復距離を調整する場合、先
ず、図5と図6に示すように、供給器31を上昇させて
上側の往動端に停止させる。機台1内には、往動端に上
昇した昇降板36の前側位置と後側位置にそれぞれ係止
片44を固定し、図6に鎖線で示すように、前後の係止
片44に係止棒45を貫通して、係止棒45に往動端に
上昇した昇降板36を載せる構成にし、供給器31を上
側の往動端に維持する機構を設けている。
【0041】この機構によって供給器31を上側の往動
端に維持した状態で、左右のクランク機構37〜41に
おいて、それぞれ、垂直になった連接棒40の螺軸部に
螺合したナットを緩めてクランクピン41を連接棒40
に沿って移動可能にし、垂直になったクランク腕38に
内蔵の螺軸を回転してクランクピン39をクランク腕3
8に沿って移動させる。すると、クランクピン39と同
心に連結したクランクピン41も同じ距離移動する。両
クランクピン39、41の位置が変更された後、連接棒
40の螺軸部のナットを締めて両クランクピン39、4
1の位置を固定する。クランク機構37〜41は、腕の
長さが変更される。更に正確には、供給器31の往動端
位置を固定したまま、供給器31の復動端位置が上下に
調整される。
【0042】供給器31が上昇又は下降すると逆に下降
又は上昇する釣合錘55を設けている。
【0043】機台1内には、図1と図2又は図5と図6
に示すように、昇降板36の左側の前後位置と右側の前
後位置の4箇所にそれぞれ逆U字型状の案内柱51を設
立し、前側の左右位置の両案内柱51間に昇降竿52を
掛け渡して貫通すると共に、後側の左右位置の両案内柱
51間に昇降竿52を掛け渡して貫通している。
【0044】また、機台1内には、前後の両昇降竿52
の両端上方位置にそれぞれチェンホイル53を回転可能
に取り付け、各チェンホイル53にチェン54を巻き掛
け、各チェン54の一端を、それぞれ、その下方に位置
する昇降竿52の端に連結し、各チェン54の他端を、
それぞれ、それに近接して位置する四角形昇降板36の
隅角部に連結している。
【0045】前後の両昇降竿52には、それぞれ、同数
のブロック形状の釣合錘55を取外可能に取り付けてい
る。釣合錘55の数は、供給器31に仕掛ける食品の重
さに応じて調整する。
【0046】供給器31は、下側供給装置32と上側供
給装置33の間に仕掛けて左右方向に供給する食品を、
その幅の大小に拘わらず、幅方向中央位置に配置する幅
寄せ機構を設けている。供給器31の幅方向中央位置
は、丸刃物3の回転中心軸の真下に位置する。
【0047】供給器31の前側と後側の側板61内側に
は、図1〜図3に示すように、それぞれ、幅寄せ板62
を側板61と平行に設け、両幅寄せ板62の外面にそれ
ぞれ案内軸63の内端を固定し、両案内軸63を、それ
ぞれ、側板61に貫通して固定した案内筒64に貫通
し、両幅寄せ板62を、それぞれ、供給器31の幅方向
に移動可能に設けている。
【0048】供給器31の右端、食品投入端の下部に
は、螺軸65を前後方向、供給器31の幅方向に沿って
貫通して軸受けし、螺軸65のハンドル付の前端を供給
器31の前側に突出し、螺軸65の前側部と後側部に同
一リードの逆ねじの螺軸部を形成し、螺軸65の前側螺
軸部を前側の幅寄せ板62の螺孔に螺合して貫通すると
共に、螺軸65の後側螺軸部を後側の幅寄せ板62の螺
孔に螺合して貫通している。
【0049】螺軸65を一方向に回転すると、前側と後
側の幅寄せ板62が等速度で幅方向中央位置に寄り、螺
軸65を逆方向に回転すると、両幅寄せ板62が等速度
で離れる。
【0050】[第2例(図7〜図9参照)]本例の食品スラ
イサは、第1例のそれにおいて、丸刃物3に代えてバン
ドソーと同様な無端の帯状刃物を用いている。
【0051】機台1の左側部上に、図7と図8に示すよ
うに、門型状の刃物台71を設立し、刃物台71の前側
柱部と後側柱部に、それぞれ、プーリ72の軸を軸受け
してプーリ72を同じ高さに取り付け、前後のプーリ7
2を水平面から左側が少し下がった斜面内に配置し、両
プーリ72に無端の帯状刃物73を巻き付けて前後方向
に沿って掛け渡し、帯状刃物73の供給器31側の右側
部を当て板74の上側位置に配置している。
【0052】一方のプーリ72の軸は、図示しないが、
刃物駆動用の電動機に連結し、帯状刃物73を一方向に
走行駆動する機構を構成している。
【0053】刃物台71の横梁部下面には、板状の案内
部材75を上下位置調整可能に取り付け、図9に示すよ
うに、案内部材75の下面に開放した貫通溝76に帯状
刃物73の右側部を走行可能に挿入し、帯状刃物73の
下側縁の切れ刃を案内部材75の下側に突出し、帯状刃
物73の下側縁からその内面ないし背面側に繰り出され
る食品の切片fを案内部材75が帯状刃物73の内面な
いし背面から剥離して案内する構成にしている。
【0054】食品の切片fを載せて送り出すベルトコン
ベア22は、図7に示すように、右端を帯状刃物73の
右側部と左側部の間に挿入して当て板74の上端に近接
し、帯状刃物73の下側縁から上方に繰り出される食品
の切片fが展開状態で載る位置に配置している。
【0055】その他の点は、第1例におけるのと同様で
ある。
【0056】[第3例(図10〜図12参照)]本例の食品
スライサは、第1例のそれにおいて、丸刃物3に代えて
細長板状刃物を用いている。
【0057】機台1の左側部上に、図10と図11に示
すように、門型状の刃物台81を設立し、刃物台81の
前側柱部と後側柱部に、それぞれ、リンク機構の往復動
機構82〜85を同じ高さに取り付け、前後の往復動機
構82〜85の往復動端に細長板状刃物86を掛け渡し
て前後方向に沿って取り付け、細長板状刃物86を当て
板87の上側位置に配置している。
【0058】刃物台81の横梁部下面には、板状の案内
部材88を上下位置調整可能に取り付け、細長板状刃物
86の背面側即ち食品切片繰出側に位置する案内部材8
8の下端縁を細長板状刃物86の下端縁の切れ刃に沿っ
てその切れ刃直上位置に配置し、細長板状刃物86の下
端からその背面側に繰り出される食品の切片fを案内部
材88が細長板状刃物86の背面から剥離して案内する
構成にしている。
【0059】両往復動機構82〜85は、それぞれ、図
11に示すように、刃物台81にクランク軸82を軸受
けし、クランク軸82にクランク腕83を固定し、クラ
ンク腕83の先端に連接棒84の基端を回転可能に連結
し、連接棒84の先端、往復動端を細長板状刃物86の
端に回転可能に連結し、連接棒84の中間点に連結棒8
5の先端を回転可能に連結し、連結棒85を連接棒84
の半分の長さにし、連結棒85の基端を刃物台81に回
転可能に取り付けている。
【0060】往復動機構82〜85においては、図12
(a)に示す静止状態から、同図(b)に示すように、
一方のクランク軸82を一方向に回転すると、細長板状
刃物86がその長手方向に沿って一方向に移動し、同図
(c)に示すように、そのクランク軸82を逆方向に回
転すると、細長板状刃物86がその長手方向に沿って逆
方向に移動する。一方のクランク軸82を一定角度範囲
内で正回転と逆回転を繰り返して揺動回転すると、細長
板状刃物86がその長手方向に往復動する。
【0061】一方の往復動機構のクランク軸82は、図
示しないが、一方向連続回転を揺動回転に変換する機構
を経て刃物駆動用の電動機に連結し、細長板状刃物86
をその長手方向に往復動駆動する機構を構成している。
【0062】その他の点は、第1例におけるのと同様で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例における食品スライ
サの一部縦断正面図。
【図2】同食品スライサにおいて当て板、ベルトコンベ
アと可動台装置を除去した状態の一部縦断左側面図。
【図3】同食品スライサにおいて上側供給装置を除去し
た状態の平面図。
【図4】同食品スライサの上部の一部縦断左側面図。
【図5】同食品スライサにおいて供給器が上側の往動端
に上昇した状態を示す図で、図1と同様な正面図。
【図6】同食品スライサにおいて供給器が上側の往動端
に上昇した状態を示す図で、図2と同様な左側面図。
【図7】実施形態の第2例における食品スライサの一部
縦断正面図。
【図8】同食品スライサにおいてベルトコンベアを除去
した状態の上部の一部縦断左側面図。
【図9】同食品スライサの案内部材、帯状刃物と当て板
の部分の拡大縦断正面図。
【図10】実施形態の第3例における食品スライサの一
部縦断正面図。
【図11】同食品スライサにおいてベルトコンベアを除
去した状態の上部の一部縦断左側面図。
【図12】同食品スライサの往復動機構の動作を示す図
で、図11と同様な左側面図。
【符号の説明】
3 丸刃物、刃物 7 案内部材 21 当て板 22 ベルトコンベア、コンベア 31 供給器 34、35 供給器の昇降案内機構 37〜41 供給器昇降用のクランク機構 55 釣合錘 62〜65 幅寄せ機構 73 無端の帯状刃物、刃物 74 当て板 75 案内部材 86 細長板状刃物、刃物 87 当て板 88 案内部材 f 食品の切片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を切断する刃物と、食品が当る当て
    板を設け、刃物と当て板を垂直に並列し、食品を供給す
    る供給器を、刃物に対面する往動端と、当て板に対面す
    る復動端との間を往復動可能に設け、供給器が復動して
    復動端に戻る毎に、供給器に仕掛けられた食品が当て板
    側に切断厚さ分ずつ供給され、供給器が往動して往動端
    に達する毎に、供給器の先端に突出した食品の先端が駆
    動中の刃物で切断される食品スライサにおいて、 刃物と当て板を上下に配置し、供給器の往復動方向を上
    下方向にし、供給器に仕掛けられた食品の先端を上側か
    ら下側に切断する構成にしたことを特徴とする食品スラ
    イサ。
  2. 【請求項2】 食品の切片を載せて送り出すコンベアを
    設け、そのコンベアを、刃物の下端から上方に繰り出さ
    れる食品の切片が展開状態で載る位置に配置したことを
    特徴とする請求項1に記載の食品スライサ。
  3. 【請求項3】 刃物の食品切片繰出側に、食品の切片を
    刃物から剥離する案内部材を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の食品スライサ。
  4. 【請求項4】 供給器の往動端位置を固定したまま供給
    器の復動端位置を上下に調整可能にしたことを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載の食品スライサ。
  5. 【請求項5】 供給器は、供給する食品をその幅の大小
    に拘わらず幅方向中央位置に配置する幅寄せ機構を設け
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食
    品スライサ。
  6. 【請求項6】 供給器が上昇すると下降して供給器が下
    降すると上昇する釣合錘を設けたことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の食品スライサ。
  7. 【請求項7】 供給器の下面には、食品の供給方向に離
    れた複数箇所と、食品の幅方向に離れた複数箇所に、そ
    れぞれ、供給器の昇降案内機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の食品スライサ。
  8. 【請求項8】 コンベアと当て板を一緒に供給器の供給
    方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項2に記載
    の食品スライサ。
  9. 【請求項9】 刃物は、回転する丸刃物であり、丸刃物
    の回転中心軸の真下に供給器の幅方向中央位置を配置し
    たことを特徴とする請求項5に記載の食品スライサ。
  10. 【請求項10】 刃物は、長手方向に往復動する細長板
    状刃物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載の食品スライサ。
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