JP2002011666A - ブラスト装置 - Google Patents

ブラスト装置

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JP2002011666A
JP2002011666A JP2000190251A JP2000190251A JP2002011666A JP 2002011666 A JP2002011666 A JP 2002011666A JP 2000190251 A JP2000190251 A JP 2000190251A JP 2000190251 A JP2000190251 A JP 2000190251A JP 2002011666 A JP2002011666 A JP 2002011666A
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suction port
polished
injection nozzle
blasting
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JP2000190251A
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Toru Maruyama
徹 丸山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研掃材の飛散防止のための構造が極めて簡単
であり、修理・交換作業も不要となり、したがって、装
置の小型化、製造コストや運転経費の廉価化、および作
業性の向上を図ることができるブラスト装置の提供。 【解決手段】 被研掃面に対して研掃材を噴射するブラ
スト噴射ノズルと被研掃面に噴射された研掃材を吸引回
収する吸引口を備えたブラスト装置において、ブラスト
噴射ノズル2から噴射される研掃材4が被研掃面1で反
射する反射方向θ2上に前記研掃材4を吸引回収するブ
ラスト吸引口3を備え、その吸引方向を前記反射方向θ
2と一致させる構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砂、ガラスビ−
ズ、樹脂ビ−ズなど研掃材を被研掃面に噴射して、被研
掃面を研磨・清掃するブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被研掃面に対して研掃材を噴
射するブラスト噴射ノズルと被研掃面に噴射された研掃
材を吸引回収する吸引口を備えたブラスト装置が提供さ
れている。例えば、特開平8−25221号公報に示さ
れたブラスト処理装置では、図8に示すように、被研掃
面1に対して研掃材を噴射するブラストノズル34の周
囲に内外2重構造よりなる研掃材チャンバ22,23を
配置し、さらに、外側チャンバ22の被研掃面との接触
部は弾性シ−ル部材29を配置して飛散防止を図ってい
る。このようなチャンバ22,23に研掃材吸引回収用
ノズル25を設けるとともに外側チャンバ22の側面に
2次空気導入孔を設け、さらに内側チャンバ23の内側
に整流板27を取付け、前記外側チャンバ22の側面に
設けた2次空気導入孔からの2次空気の流れが被研掃面
近傍を通過するようにする。また、特開平10−249
731号公報に示されたブラスト装置では、閉鎖ケーシ
ングを減圧状態で被研掃面上に密着させ移動させながら
ブラストノズルから研掃材を噴射して研掃するブラスト
装置において、揺動自在に支持されたブラストノズル
と、このブラストノズルを気密に支持する気密シール機
構を備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術においては、研掃材の飛散防止を図るため、構
造が複雑となりコストアップとなり、装置の大型化を避
けることができないという問題があった。従って、本発
明の目的は、研掃材の飛散防止のための構造が極めて簡
単であり、弾性シ−ル部材も不要であり、修理・交換作
業も不要となり、したがって、装置の小型化、製造コス
トや運転経費の廉価化、および作業性の向上を図ること
ができるブラスト装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、請求項1記載の発明では、被研掃面に
対して研掃材を噴射するブラスト噴射ノズルと被研掃面
に噴射された研掃材を吸引回収する吸引口を備えたブラ
スト装置において、ブラスト噴射ノズルから噴射される
研掃材が被研掃面で反射する反射方向上に前記研掃材を
吸引回収するブラスト吸引口を備え、その吸引方向を前
記反射方向と一致させる構成にした。また、請求項2記
載の発明では、請求項1記載の発明において、被研掃面
に研掃材を噴射するブラスト噴射ノズル噴射口と、噴射
された前記研掃材を吸引回収するブラスト吸引口とを被
研掃面に対して同じ間隙を以って設けるとともに、噴射
される研掃材の被研掃面に対する入射角度とブラスト吸
引口の吸引方向の前記被研掃面に対する角度とが等しく
なるように、ブラスト噴射ノズルおよびブラスト吸引口
の位置および設置角度を固定するかまたはブラスト噴射
ノズルとブラスト吸引口とを一体構造にする構成にし
た。また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発
明において、ブラスト噴射ノズル噴射口およびブラスト
吸引口の被研掃面に対する高さを一定に保持する高さ保
持部材を備えた。また、請求項4記載の発明では、請求
項1、請求項2、または請求項3記載の発明において、
一つのブラスト吸引口に対して複数のブラスト噴射ノズ
ルを備えた。また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載の発明において、ブラスト吸引口に対して複数のブ
ラスト噴射ノズルを位置対称に備えた。また、請求項6
記載の発明では、請求項1乃至請求項5記載の発明にお
いて、ブラスト噴射ノズル噴射口およびブラスト吸引口
を幅方向に長いスリット形状にした。また、請求項7記
載の発明では、請求項1記載の発明において、先端部に
て開口するブラスト吸引口と、先端側から見て該ブラス
ト吸引口の外周部に位置するように配設されるブラスト
噴射ノズルと、被研掃面に対する前記先端部の高さを一
定に保持する高さ保持部材とを備えた。また、請求項8
記載の発明では、請求項7記載の発明において、ブラス
ト装置をペンシル型構造にした。
【0005】
【作用】前記のような手段にしたので、請求項1記載の
発明では、ブラスト噴射ノズルから噴射される研掃材
が、被研掃面で、前記研掃材を吸引回収するブラスト吸
引口の吸引方向に反射する。請求項2記載の発明では、
請求項1記載の発明において、被研掃面に研掃材を噴射
するブラスト噴射ノズル噴射口と、噴射された前記研掃
材を吸引回収するブラスト吸引口とは、被研掃面に対し
て同じ間隙を有し、噴射される研掃材の被研掃面に対す
る入射角度とブラスト吸引口の吸引方向の前記被研掃面
に対する角度とが等しくなり、且つ、ブラスト噴射ノズ
ルおよびブラスト吸引口の位置および設置角度が固定さ
れているか、またはブラスト噴射ノズルとブラスト吸引
口とが一体構造にされている。請求項3記載の発明で
は、請求項2記載の発明において、ブラスト噴射ノズル
噴射口およびブラスト吸引口の被研掃面に対する高さが
一定に保持される。請求項4記載の発明では、請求項
1、請求項2、または請求項3記載の発明において、複
数のブラスト噴射ノズルから噴射される研掃材が、被研
掃面で、一つのブラスト吸引口の吸引方向に反射する。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明におい
て、複数のブラスト噴射ノズルはブラスト吸引口に対し
て位置対称となる。請求項6記載の発明では、請求項1
乃至請求項5記載の発明において、ブラスト噴射ノズル
噴射口から、研掃材が幅方向に長い幅で噴射され、被研
掃面で幅方向に長い幅で反射し、反射した研掃材はすべ
てブラスト吸引口に入る。請求項7記載の発明では、請
求項1記載の発明において、ブラスト吸引口は先端部に
て開口し、先端側から見て該ブラスト吸引口の外周部に
位置するブラスト噴射ノズルから研掃材が噴射され、噴
射された研掃材はすべてブラスト吸引口に入る。請求項
8記載の発明では、請求項7記載の発明において、ブラ
スト吸引口はペンシル型構造の先端部にて開口し、先端
側から見て該ブラスト吸引口の外周部に位置するブラス
ト噴射ノズルから研掃材が噴射され、噴射された研掃材
はすべてブラスト吸引口に入る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。 <第1の実施例>図1は、本発明の第1の実施例を示す
ブラスト装置の説明図である。図示したように、この実
施例のブラスト装置は、被研掃面1に対して一定の間隙
を設けて、研掃材4を噴射するブラスト噴射ノズル2と
噴射された研掃材4を吸引回収するブラスト吸引口3と
を備え、ブラスト噴射ノズル2から噴射される研掃材4
が被研掃面1に入射する入射角度と、ブラスト吸引口3
の吸引方向の被研掃面1に対する角度とが等しくなるよ
うにブラスト噴射ノズル2およびブラスト吸引口3を配
置している。また、前記ブラスト噴射ノズル2は図示し
ない空気供給管と研掃材供給管に接続されている。この
ような構成で、このブラスト装置では、空気供給管から
送られる高速空気Pが研掃材4を吸引し混合して、ブラ
スト噴射ノズル2の先端から噴射される。高速空気Pに
より噴射された研掃材4が被研掃面1に衝突して被研掃
面1のブラスト処理を行うのである。そして、被研掃面
1においてブラスト噴射ノズル2から噴射された研掃材
4の被研掃面1に対する入射角度θ1とほぼ同じ反射角
度で反射した研掃材4は、被研掃面1から削り取られた
バリなど粉塵とともにブラスト吸引口3から負圧により
吸引回収される。続いて、吸引回収された粉塵混じりの
研掃材4は図示しないサイクロンセパレ−タなどにより
研掃材4と粉塵とに分離され、研掃材4は図示しない研
掃材タンクに戻され、繰り返し循環使用される。ここ
で、ブラスト噴射ノズル2から噴射される研掃材4の被
研掃面1に対する入射角度θ1と、噴射された研掃材4
を吸引回収するブラスト吸引口3の吸引方向の被研掃面
1に対する角度θ2とを等しくなるように配置すること
により、高速空気Pにより噴射された研掃材4は被研掃
面1に入射角度θ1で衝突して被研掃面1のブラスト処
理を行うとともに、前記角度θ2にほぼ等しい反射角度
で反射する。したがって、研掃材4を吸引回収するブラ
スト吸引口3の開口をブラスト噴射ノズル2の開口より
大幅に大きく設定することにより、ブラスト噴射ノズル
2から被研掃面1に噴射された研掃材4はその全てが吸
引回収可能となる。なお、この実施例においては、ブラ
スト噴射ノズル2から噴射される研掃材4が被研掃面1
で反射する反射方向上に研掃材1を吸引回収するブラス
ト吸引口3を備え、その吸引方向を前記反射方向と一致
させる構成であるが、吸引方向を反射方向と一致させる
構成であれば、ブラスト噴射ノズル開口部の被研掃面1
からの高さとブラスト吸引口(開口部)の被研掃面1か
らの高さとが一致しない構成であってもよい。このよう
な構成でも同様の効果を得ることができることは自明で
あるからである。
【0007】<第2の実施例>図2は、本発明の第2の
実施例を示すブラスト装置の説明図である。図示したよ
うに、この実施例のブラスト装置は、第1の実施例にお
いて、ブラスト噴射ノズル2から噴射される研掃材4の
被研掃面1に対する入射角度と、ブラスト吸引口3の吸
引方向の被研掃面1に対する角度とが等しくなるように
ブラスト噴射ノズル2およびブラスト吸引口3の位置お
よび設置角度を固定するか、あるいは、前記2つの角度
が等しくなるようにブラスト噴射ノズル2とブラスト吸
引口3とを一体構造としたものである。また、ブラスト
噴射ノズル2およびブラスト吸引口3の被研掃面1に対
する高さを一定に保持する高さ保持部材5を設けてい
る。この高さ保持部材5は、図2に示したように、例え
ば、ブラスト噴射ノズル2とブラスト吸引口3とを一体
構造とする一体構造部材6の底面を一定の高さに持ち上
げるとともにブラスト装置を移動可能にさせる複数の車
輪7とその車輪7を一体構造体6に取り付ける取り付け
部材8から成る。なお、このような高さ保持部材を特別
に設けず、例えば、一体構造部材6がその底面4隅に一
体構造部材6と一体化された脚を有するような構造であ
ってもよい。これにより、ブラスト噴射ノズル2、ブラ
スト吸引口3、被研掃面1の相対位置を常に一定に保持
することが容易になり、運搬、操作、保守、点検などに
おける相対位置ズレが防止でき、ブラスト噴射ノズル2
から被研掃面1に噴射された研掃材4は安定的にその全
てが吸引回収できることになる。
【0008】<第3の実施例>図3は、本発明の第3の
実施例を示すブラスト装置の説明図である。図示したよ
うに、この実施例のブラスト装置では、前記各実施例に
おいて、ブラスト噴射ノズル2をブラスト吸引口3に対
して前後または左右の位置対称に一対で配置する。この
ような構成で、図示しない空気供給管から送られる高速
空気Pが研掃材4を吸引し、混合した後、ブラスト噴射
ノズル2a,2bに分岐され、その先端から噴射され
る。そして、高速空気Pにより噴射された研掃材4が被
研掃面1に衝突して、被研掃面1のブラスト処理を行
う。被研掃面1で前記のように反射した研掃材4は、被
研掃面1から削り取られたバリなど粉塵とともに、研掃
材4を吸引回収するブラスト吸引口3より吸引回収され
る。さらに、吸引回収された粉塵混じりの研掃材4は図
示しないサイクロンセパレ−タなどにより研掃材4と粉
塵とに分離され、研掃材4は図示しない研掃材タンクに
戻され、繰り返し循環使用される。なお、前記におい
て、ブラスト吸引口3は、図示したように、被研掃面1
に真っ直ぐに対向して大きく開口させるとともに、開口
側の左右または前後の内面の被研掃面1に対する角度
を、研掃材4の被研掃面1に対する入射角度に等しくな
るようにしている。また、前記において、対となる2つ
はブラスト吸引口3を中心に必ずしも対象でなくてもよ
い。つまり、前記のような2つの角度の関係を保ったま
ま一方のブラスト噴射ノズルを噴射方向前後にずらすこ
とも可能である。このように、この実施例によれば、前
記実施例と同様の効果が得られるとともに、研掃材4が
ブラスト噴射ノズル2a,2bに分岐されることによ
り、被研掃面1の2箇所を同時にブラスト処理すること
が可能となるので、単位時間当たりのブラスト処理面積
の拡大が図れる。なお、ブラスト噴射ノズルをブラスト
吸引口を中心として前後と左右に2対設けることも可能
である。
【0009】<第4の実施例>図4は、本発明の第4の
実施例を示すブラスト装置の説明図である。図示したよ
うに、この実施例のブラスト装置は、被研掃面1に対し
て一定の間隙を設けて、研掃材4を噴射するスリット形
状のブラスト噴射ノズル9と研掃材4を吸引回収するス
リット形状のブラスト吸引口10を設け、スリット形状
のブラスト噴射ノズル9から噴射される研掃材4の被研
掃面1に対する入射角度と、スリット形状のブラスト吸
引口10の吸引方向の被研掃面1に対する角度とを等し
くなるように配置する。ブラスト噴射ノズル9の噴射口
およびブラスト吸引口10は幅方向に長いスリット形状
である。なお、幅方向とは、例えば、ブラスト噴射ノズ
ル9とブラスト吸引口10とを一体構造とする一体構造
部材11の底面を示す図5の例で言えばW方向、つま
り、ブラスト噴射ノズル9の開口12とブラスト吸引口
10の開口13の対向幅方向である。このような構成
で、図示しない空気供給管から送られる高速空気Pによ
り、研掃材4が吸引、混合され、スリット状のブラスト
噴射ノズル9の先端から噴射される。これにより、噴射
された研掃材4は被研掃面1に対し所定の幅をもって帯
状に衝突して被研掃面1のブラスト処理を行う。そし
て、反射した研掃材4は、被研掃面1から削り取られた
バリなど粉塵とともに研掃材4を吸引回収するスリット
形状のブラスト吸引口10より吸引回収される。このよ
うに、この実施例によれば、単位時間内により広い被研
掃面の研掃を行うことができる。なお、前記において、
第3の実施例と同様に、一つのスリット形状のブラスト
吸引口10を中心として、スリット形状のブラスト噴射
ノズル9を前後または左右に位置対称に一対で配置する
構成も可能である。但し、ブラスト吸引口10を、被研
掃面1に対向させ、開口部のスリットの隙間を広くする
とともに、開口側の左右または前後の内面の被研掃面1
に対する角度と、研掃材4の被研掃面1に対する入射角
度とを等しくなるようにする(図3参照)。このような
構成で、図示しない空気供給管から送られる高速空気P
が研掃材4を吸引し、混合した後、一対のスリット形状
のブラスト噴射ノズル9に分岐され、各々のスリット状
のブラスト噴射ノズル9の先端から噴射される。これに
より、研掃材4は被研掃面1に対しスリット形状のブラ
スト吸引口10の前後または左右において、所定の幅を
もって2本の帯状で衝突して被研掃面1のブラスト処理
を行う。
【0010】<第5の実施例>図6および図7は、本発
明の第5の実施例を示す携帯型ブラスト装置の説明図で
ある。図示したように、この実施例の携帯型ブラスト装
置は、ペンシル状の先端部にて開口するブラスト吸引口
16と、先端側から見てそのブラスト吸引口16の外周
部に位置するように配設されるブラスト噴射ノズル15
と、そのブラスト噴射ノズル15に連通する図示しない
可撓性エア供給管と、前記ブラスト吸引口16に連通す
る図示しない可撓性エア吸引管と、被研掃面1に先端部
が対する高さを一定に保持する高さ保持部材17と、を
備え、全体が、例えば、ペンシル型の携帯可能な大きさ
に構成される。このような構成で、図示しない空気供給
管から送られる高速空気Pが研掃材4を吸引、混合し
て、ブラスト吸引口16の外周部に配設されたリング形
状のブラスト噴射ノズル15から噴射される。これによ
り、噴射された研掃材4は被研掃面1に対して予め設定
された前記各実施例に示したような所定の角度をもって
円盤状に衝突して被研掃面1のブラスト処理を行う。そ
して、反射した研掃材4は、被研掃面1から削り取られ
たバリなど粉塵とともに、中央部に配設したブラスト吸
引口16から吸引回収される。このように、この実施例
によれば、例えば、ペンシル型構造のブラスト装置にお
いて、第1の実施例と同様の効果を実現することができ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の発明では、ブラスト噴射ノズルから噴射
される研掃材が、被研掃面で、前記研掃材を吸引回収す
るブラスト吸引口の吸引方向に反射するので、研掃材が
飛散せず、且つ構造が簡単、弾性シ−ル部材も不要であ
り、修理・交換作業も不要となり、したがって、装置の
小型化、製造コストや運転経費の廉価化、および作業性
の向上を図ることができる。また、請求項2記載の発明
では、請求項1記載の発明において、被研掃面に研掃材
を噴射するブラスト噴射ノズル噴射口と、噴射された前
記研掃材を吸引回収するブラスト吸引口とは、被研掃面
に対して同じ間隙を有し、噴射される研掃材の被研掃面
に対する入射角度とブラスト吸引口の吸引方向の前記被
研掃面に対する角度とが等しくなり、且つ、ブラスト噴
射ノズルおよびブラスト吸引口の位置および設置角度が
固定されているか、またはブラスト噴射ノズルとブラス
ト吸引口とが一体構造にされているので、研掃材が飛散
せず、且つ構造が極めて簡単であるので、請求項1記載
の発明の効果をさらに効果的に実現することができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明に
おいて、ブラスト噴射ノズル噴射口およびブラスト吸引
口の被研掃面に対する高さが一定に保持されるので、ブ
ラスト噴射ノズル、ブラスト吸引口、被研掃面の相対位
置を常に一定に保持することが容易になり、運搬、操
作、保守、点検などにおける相対位置ズレが防止でき、
したがって、ブラスト噴射ノズルから被研掃面に噴射さ
れた研掃材は安定的にその全てが回収できる。また、請
求項4記載の発明では、請求項1、請求項2、または請
求項3記載の発明において、複数のブラスト噴射ノズル
から噴射される研掃材が、被研掃面で、一つのブラスト
吸引口の吸引方向に反射するので、前記発明と同様の効
果が得られるとともに、研掃材が複数のブラスト噴射ノ
ズルに分岐されることにより、被研掃面の複数箇所を同
時にブラスト処理することが可能となり、したがって、
単位時間当たりのブラスト処理面積の拡大が図れる。
【0012】また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載の発明において、複数のブラスト噴射ノズルはブラ
スト吸引口に対して位置対称となるので、構造が簡単に
なる。また、請求項6記載の発明では、請求項1乃至請
求項5記載の発明において、ブラスト噴射ノズル噴射口
から、研掃材が幅方向に長い幅で噴射され、被研掃面で
幅方向に長い幅で反射し、反射した研掃材はすべてブラ
スト吸引口に入るので、さらに効率的な研掃が可能にな
る。また、請求項7記載の発明では、請求項1記載の発
明において、ブラスト吸引口は先端部にて開口し、先端
側から見て該ブラスト吸引口の外周部に位置するブラス
ト噴射ノズルから研掃材が噴射され、噴射された研掃材
はすべてブラスト吸引口に入るので、例えば、筒状のブ
ラスト装置において、請求項1記載の発明と同様の効果
を実現することができる。また、請求項8記載の発明で
は、請求項7記載の発明において、ブラスト吸引口はペ
ンシル型構造の先端部にて開口し、先端側から見て該ブ
ラスト吸引口の外周部に位置するブラスト噴射ノズルか
ら研掃材が噴射され、噴射された研掃材はすべてブラス
ト吸引口に入るので、ペンシル型構造のブラスト装置に
おいて、請求項1記載の発明と同様の効果を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブラスト装置の説
明図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブラスト装置の説
明図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブラスト装置の説
明図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブラスト装置の説
明図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示すブラスト装置の底
面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示すブラスト装置の説
明図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示すブラスト装置要部
の拡大図である。
【図8】従来技術の一例を示すブラスト処理装置の説明
図である。
【符号の説明】
1 被研掃面 2 ブラスト噴射ノズル 3 ブラスト吸引口 5 高さ保持部材 6 一体構造部材 7 車輪 8 取り付け部材 9 ブラスト噴射ノズル 10 ブラスト吸引口 11 一体構造部材 12 開口 13 開口 15 ブラスト噴射ノズル 16 ブラスト吸引口 17 高さ保持部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研掃面に対して研掃材を噴射するブラ
    スト噴射ノズルと被研掃面に噴射された研掃材を吸引回
    収する吸引口を備えたブラスト装置において、ブラスト
    噴射ノズルから噴射される研掃材が被研掃面で反射する
    反射方向上に前記研掃材を吸引回収するブラスト吸引口
    を備え、その吸引方向を前記反射方向と一致させる構成
    にしたことを特徴とするブラスト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラスト装置において、
    被研掃面に研掃材を噴射するブラスト噴射ノズル噴射口
    と、噴射された前記研掃材を吸引回収するブラスト吸引
    口とを被研掃面に対して同じ間隙を以って設けるととも
    に、噴射される研掃材の被研掃面に対する入射角度とブ
    ラスト吸引口の吸引方向の前記被研掃面に対する角度と
    が等しくなるように、ブラスト噴射ノズルおよびブラス
    ト吸引口の位置および設置角度を固定するかまたはブラ
    スト噴射ノズルとブラスト吸引口とを一体構造にするこ
    とを特徴とするブラスト装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のブラスト装置において、
    ブラスト噴射ノズル噴射口およびブラスト吸引口の被研
    掃面に対する高さを一定に保持する高さ保持部材を備え
    たことを特徴とするブラスト装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3記
    載のブラスト装置において、一つのブラスト吸引口に対
    して複数のブラスト噴射ノズルを備えたことを特徴とす
    るブラスト装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のブラスト装置において、
    ブラスト吸引口に対して複数のブラスト噴射ノズルを位
    置対称に備えたことを特徴とするブラスト装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5記載のブラスト装
    置において、ブラスト噴射ノズル噴射口およびブラスト
    吸引口が幅方向に長いスリット形状であることを特徴と
    するブラスト装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のブラスト装置において、
    先端部にて開口するブラスト吸引口と、先端側から見て
    該ブラスト吸引口の外周部に位置するように配設される
    ブラスト噴射ノズルと、被研掃面に対する前記先端部の
    高さを一定に保持する高さ保持部材とを備えたことを特
    徴とするブラスト装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のブラスト装置において、
    ブラスト装置をペンシル型構造にしたことを特徴とする
    ブラスト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143769A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd カレット除去装置
JP2011240433A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Nagase Integrex Co Ltd 研磨装置

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