JP2002011188A - 遊技機、記録媒体及び演出制御方法 - Google Patents

遊技機、記録媒体及び演出制御方法

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JP2002011188A
JP2002011188A JP2000199328A JP2000199328A JP2002011188A JP 2002011188 A JP2002011188 A JP 2002011188A JP 2000199328 A JP2000199328 A JP 2000199328A JP 2000199328 A JP2000199328 A JP 2000199328A JP 2002011188 A JP2002011188 A JP 2002011188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示図柄を変動表示すると共に効果音を出力
することで、遊技興趣を高めた遊技機、記録媒体及び演
出制御方法を提供する。 【解決手段】 左、中、右の3つの表示図柄の変動で行
われる特図ゲームにおける普通列車リーチパターンにお
いて、列車75が停止位置の5m前になると、停止音を
1回報知するとともに、背景74上を示す吹き出し76
を1つ表示させる。この停止音及び画像表示により、遊
技者にこのリーチパターンが発展型のリーチパターンで
あることを予測させることができる。そして、列車75
を再び減速させ、最終表示態様が「7」、「7」、
「7」になる。これにより、特図ゲームが大当たりで確
定したことが遊技者に示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
スロットマシン等の遊技機に係り、特に、所定の識別情
報を変動表示させる可変表示機能を有する遊技機、記録
媒体及び演出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機においては、
液晶表示装置(以下、LCD:LiquidCrystal Displa
y)等の表示装置上に所定の識別情報(以下、表示図
柄)を更新表示させることで変動表示を行い、その表示
結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定す
る、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高めた
ものが数多く提供されている。
【0003】可変表示ゲームには、前述した表示装置を
特別図柄表示装置として用いることにより行うもの(以
下、特図ゲーム)と、特別図柄表示装置と兼用あるいは
他の表示装置を普通図柄表示装置として用いることによ
り行うもの(以下、普図ゲーム)とがある。特図ゲーム
及び普図ゲームは、共に所定領域を通過する遊技球の検
出に伴って表示図柄の更新表示を行い、表示図柄の更新
表示が完全に停止した際の停止図柄態様が特定表示態様
となっている場合を「当たり」とするゲームである。
【0004】特図ゲームにおいて「当たり」(以下、大
当たり)となると、大入賞口またはアタッカと呼ばれる
特別電動役物を開放状態とし、遊技者に対して遊技球の
入賞が極めて容易となる状態を一定時間継続的に提供す
る。ここで、特図ゲームにおいて大当たりとなり、特別
電動役物が開放状態となることにより、遊技者に対して
遊技球の入賞が極めて容易となる状態となることを特別
遊技状態という。
【0005】特別遊技状態となるためには、通常、特別
図柄表示装置に表示される表示図柄の停止図柄態様が予
め定められた特定表示態様となること(一般的には表示
図柄が同一図柄で揃うこと)が条件となる。一方、普図
ゲームにおいて「当たり」(以下、小当たり)となる
と、電動チューリップ型役物またはミニアタッカと呼ば
れる普通電動役物を開放状態とし、遊技者に対して遊技
球の入賞が容易となる状態を一定時間提供する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、遊技者に
とって特図ゲーム及び普図ゲームは、停止図柄態様が特
定表示態様となって「当たり」となるか否かに最大の関
心が払われることになる。特に、特図ゲームにおける獲
得賞球数は、普図ゲームの場合とは比較にならないほど
多いため、「大当たり」となるか否かを判別することが
できる停止図柄態様の確定までの間には、遊技興趣を高
めるために様々な演出制御を行うものがある。
【0007】また、パチンコ遊技機に限らず、LCDを
搭載したスロットマシン等の遊技機においても、パチン
コ遊技機における「大当たり」に相当する「ボーナスゲ
ーム」の獲得が可能となるフラグ成立の過程において、
LCDを用いてパチンコ遊技機と同様な演出制御を行う
ものがある。このような演出制御を行う遊技機にあって
は、演出制御の際、「大当たり」または「ボーナスゲー
ム」のフラグ成立となる期待感をできる限り継続させる
ため、より視覚効果の高い演出が要求されている。
【0008】本発明は、表示図柄を変動表示すると共に
効果音を出力することで、遊技興趣を高めた遊技機、記
録媒体及び演出制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる遊技機は、予め設定さ
れた変動表示開始条件を満足する場合、画像表示装置
(例えば、特別図柄表示装置6)上に表示される識別情
報を更新表示することにより変動表示を行わせるととも
に、所定時間経過後に更新表示を停止させることにより
変動表示を停止させる変動表示制御手段(例えば、遊技
制御部200、表示制御部400)と、変動表示制御手
段による変動表示の過程及び結果を決定するための抽選
を行う抽選手段(例えば、遊技制御部200)と、抽選
手段による抽選結果に対応した音声を出力するための制
御を行う音声制御手段(例えば、遊技制御部200、音
制御部500)とを備えるように構成している。そし
て、変動表示制御手段は、抽選手段による抽選結果に基
づいて選択される、所定の変動表示の結果に至るまでに
同一の過程を含んだ発展型の変動表示パターンを有し、
音声制御手段は、変動表示制御手段によって選択された
変動表示パターンが発展型の変動表示パターンであるか
否かを予測可能な効果音を出力する。すなわち、音声制
御手段により、変動表示パターンが発展型の変動表示パ
ターンであるか否かを予測可能な効果音が出力される。
【0010】また、上記目的を達成するため、本発明の
第2の観点にかかる遊技機は、予め設定された変動表示
開始条件を満足する場合、画像表示装置(例えば、特別
図柄表示装置6)上に表示される識別情報を更新表示す
ることにより変動表示を行わせるとともに、所定時間経
過後に更新表示を停止させることにより変動表示を停止
させる変動表示制御手段(例えば、遊技制御部200、
表示制御部400)と、変動表示制御手段による変動表
示の過程及び結果を決定するための抽選を行う抽選手段
(例えば、遊技制御部200)と、抽選手段による抽選
結果に対応した音声を出力するための制御を行う音声制
御手段(例えば、遊技制御部200、音制御部500)
とを備えるように構成している。そして、変動表示制御
手段は、抽選手段によりリーチ演出を行う場合に選択さ
れる、所定の変動表示の結果に至るまでに同一の過程を
含んだ発展型の変動表示パターンを有し、音声制御手段
は、前記変動表示制御手段によって選択された変動表示
パターンが発展型の変動表示パターンであるか否かを予
測可能な効果音を出力する。すなわち、抽選手段により
リーチ演出を行う場合に選択された変動表示パターンに
おいて、音声制御手段により、変動表示パターンが発展
型の変動表示パターンであるか否かを予測可能な効果音
が出力される。
【0011】音声制御手段は、変動表示制御手段による
識別情報の最終表示態様が決定する前に効果音を出力す
ることが好ましく、さらには、音声制御手段は、前記変
動表示制御手段によって選択された変動表示パターンに
基づいて効果音の出力回数を変化させることが好まし
い。
【0012】また、変動表示制御手段は、例えば前記画
像表示装置上を移動する所望の移動体を表示するととも
に、前記抽選手段による抽選結果に基づいて当該移動体
の停止位置を決定してもよい。さらに、前記変動表示制
御手段は、前記音声制御手段による効果音の出力に対応
して、当該効果音を前記画像表示装置上に画像表示させ
ることが好ましい。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
所定の変動表示の結果に至るまでに同一の過程を含んだ
発展型の変動表示パターンを有し、予め設定された変動
表示開始条件を満足する場合、画像表示装置(例えば、
特別図柄表示装置6)上に表示される識別情報を更新し
て変動表示を行わせるとともに、所定時間経過後に更新
表示を停止させて変動表示を停止させる変動表示処理
と、変動表示処理による変動表示の過程及び結果を決定
するための抽選を行う抽選処理と、抽選手段の抽選結果
に基づく変動表示処理による識別情報の最終表示態様が
決定する前に、選択された変動表示パターンが発展型の
変動表示パターンであるか否かを予測可能な効果音を出
力する効果音出力処理とをコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録している。
【0014】すなわち、記録媒体中に含まれるプログラ
ムをコンピュータ装置(以下、ビデオゲーム装置を含
む)等に読み込ませ、一連の処理を実行させることで、
本発明の遊技機を容易に実現することができる。すなわ
ち、プログラムを記録した記録媒体という形態を採るこ
とにより、ソフトウェア商品として、装置とは独立した
形で、生産、販売、配布等を容易に行うことができる。
また、コンピュータ装置等のハードウェアに、このソフ
トウェアを組み込むことによって本発明における演出制
御技術を容易に実施することができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる演出制御方法は、所定の変動表示の結果に
至るまでに同一の過程を含んだ発展型の変動表示パター
ンを有し、予め設定された変動表示開始条件を満足する
場合、画像表示装置(例えば、特別図柄表示装置6)上
に表示される識別情報を更新して変動表示を行わせると
ともに、所定時間経過後に更新表示を停止させて変動表
示を停止させる変動表示手順と、変動表示手順における
変動表示の過程及び結果を決定するための抽選を行う抽
選手順と、抽選手順における抽選結果に基づいて、変動
表示手順による識別情報の最終表示態様が決定する前
に、選択された変動表示パターンが発展型の変動表示パ
ターンであるか否かを予測可能な効果音を出力する効果
音出力手順とを含んでいる。
【0016】すなわち、上記方法による手順を、コンピ
ュータ装置等に実行させることにより、本発明の遊技機
と同様の効果を得ることができる。すなわち、前述の処
理手順を、コンピュータ装置等のハードウェアを用いて
実現することにより、当該ハードウェア上で、本発明に
おける変動表示技術を容易に実施することができる。
【0017】また、上記方法による手順を、コンピュー
タ装置等に実行させるためのプログラムまたはデータを
符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号と
して送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログ
ラムコード信号を受信し、元のプログラムまたはデータ
に復号化してコンピュータ装置等に実行させることによ
り、本発明における演出制御技術を容易に実施すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いてリーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄
以外の表示図柄が、例えば、大当たりとなる特定表示態
様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは
変形している状態、すなわち、所定領域内に一定期間継
続的に更新表示を停止している状態(以下、これらの状
態を仮停止という)、または、表示図柄の表示位置が入
れ替わっている状態、または、複数の表示図柄が同期し
て更新表示を行っている状態のように、最終結果が表示
される前段階において表示結果が特定表示態様となる可
能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。
【0019】本実施例における遊技機としては、LCD
等からなる特別図柄表示装置により特図ゲームを行う遊
技機として、プリペイドカードによって球貸しを行うカ
ードリーダ(CR:Card Reader )式の第1種パチンコ
遊技機を例にとって説明するが、適用対象となる遊技機
としては、これに限るものではない。例えば、LCDを
搭載したスロットマシン等の遊技機にも適用可能であ
る。
【0020】また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であ
っても、画像表示装置を有するものであれば、例えば、
第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、
一般電役機、またはパチコンと呼ばれる確率設定機能付
き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペ
イドカードによって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機
(CR機)だけではなく、現金によって球貸しを行うパ
チンコ遊技機(現金機)にも適用可能である。すなわ
ち、LCD等からなる特別図柄表示装置を有し、特図ゲ
ームに相当する演出表示を行うことが可能な遊技機であ
れば、どのような形態のものであっても構わない。
【0021】図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機
の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パ
チンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構
成する遊技盤(ゲージ盤)10と、遊技盤10を支持固
定する遊技機用枠(台枠)30とから構成されている。
遊技盤10には内レール11及び外レール12からなる
ガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域
13が形成されている。
【0022】遊技領域13のほぼ中央位置には、画像表
示装置としての特別図柄表示装置6が配置されており、
特別図柄表示装置6で行われる特図ゲームによってパチ
ンコ遊技機1における遊技興趣が高められている。特別
図柄表示装置6は、TFT(Thin Film Transistor)に
よるアクティブマトリクス型LCDによって構成され、
特図ゲームに伴って、背景画像、キャラクタ画像、特別
図柄等を表示する。
【0023】本実施例におけるパチンコ遊技機の特別図
柄としては、「0」〜「9」までの数字と普通列車を表
す「普」、特急列車を表す「特」の12個の表示図柄が
用意されている。また、特別図柄表示装置6の表示領域
中には、「特別図柄左図柄」、「特別図柄中図柄」、
「特別図柄右図柄」を表示するための3つの特別図柄表
示領域6a,6b,6cが設けられている。なお、特別
図柄表示装置6としては、本実施例におけるLCDに限
らず、CRT表示装置、FED(Field EmissionDispla
y)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro
Luminescence)、蛍光表示管、またはLEDを用いた
表示装置に置換することが可能である。
【0024】特別図柄表示装置6の下方位置には、電動
チューリップ型役物(普通電動役物)4を兼用する特別
図柄始動口(スタートチャッカ)5と、大当たり発生時
にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞
口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設され
ている。大入賞口7は、特別図柄始動口5への入賞タイ
ミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当たり
となった場合に開放動作を行う。この開放動作は、遊技
球が大入賞口7内の特定領域9を通過することを条件と
して最大15回継続して行う。特別図柄表示装置6の下
部には、特別図柄始動口5への入賞の記憶状態を表示す
る特図保留記憶表示部5a〜5dが配設されている。
【0025】遊技機用枠30は、大別して、プラスチッ
ク製の前板31及び前面枠32と、木製の外枠33とか
ら構成されている。前板31の下部位置には、上受皿ユ
ニット41が取り付けられており、上受皿ユニット41
の下方には、下受皿ユニット51が取り付けられてい
る。下受皿ユニット51の右側には、発射モータ55を
駆動するためのハンドル56が設けられている。さら
に、前板31の左右上部位置には、効果音を再生出力す
るステレオスピーカ61L,61Rが設けられている。
パチンコ遊技機1の左側には、プリペイドカードユニッ
ト900が配置されている。
【0026】図2は、遊技制御部を中心としたシステム
構成例を示すブロック図である。本実施例におけるパチ
ンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)100
と、遊技制御部(遊技制御基板)200と、入出力部3
00と、表示制御部(表示制御基板)400と、音制御
部(音制御基板)500と、ランプ制御部(ランプ制御
基板)600と、払出制御部(払出制御基板)700
と、情報出力部(情報端子基板)800とを備えてい
る。
【0027】遊技制御部200と、他の各機能ブロッ
ク、すなわち、入出力部300、表示制御部400、音
制御部500、ランプ制御部600、払出制御部70
0、情報出力部800とは、それぞれ信号線で接続され
ており、遊技制御部200との間で変動表示パターンコ
マンドを含む制御コマンド及びデータ等の授受を行うこ
とができるように構成されている。なお、本発明におい
て、変動表示制御手段及び抽選手段の有する機能は、主
に遊技制御部200及び表示制御部400によって実現
されている。
【0028】電源部100は、ヒューズ回路101と、
電源回路102とから構成されている。ヒューズ回路1
01は、定格電流を越える電流が電源回路102に流れ
るのを防止するための保護回路である。電源回路102
は、交流電流源99から供給される交流電流を、直流電
流に整流した後に所定電圧に変換し、パチンコ遊技機1
内の各回路に供給するものである。なお、交流電流源9
9は、一般商用電源から得られる高圧交流を24ボルト
の交流電流に変換し、供給するものである。
【0029】遊技制御部200は、遊技制御基板内に設
けられた各種回路から構成されており、初期リセット回
路201と、定期リセット回路202と、セキュリティ
ワンチップと呼ばれる遊技制御用MCU(Micro Contro
ller Unit )203と、アドレスデコード回路204
と、I/Oポート205と、スイッチ入力回路206
と、ソレノイド駆動回路207と、特別図柄表示装置回
路208と、LED駆動回路209と、音信号回路21
0と、ランプ信号回路211と、入賞データ信号入力回
路212と、賞球個数信号出力回路213と、情報出力
回路214とを備えている。
【0030】遊技制御部200は、特図ゲーム及び普図
ゲームで用いる一様乱数を生成する機能、表示制御部4
00に対して変動コマンドを出力する機能、ランプ及び
LEDの明滅表示を行う機能、パチンコホール(遊技
店)の管理装置に対し、特別図柄始動口5への入賞数、
特図ゲームの有効始動回数、特図ゲームにおける大当た
りの発生、大当たり時のラウンド継続回数、確率変動ま
たは時間短縮動作中の有無、入賞による不正、コネクタ
の抜けによる不正等の各種情報を出力する機能を有して
いる。
【0031】初期リセット回路201は、パチンコ遊技
機1の電源投入時に、遊技制御用MCU203をリセッ
トするための初期リセット信号を、信号線251を介し
て出力するものである。定期リセット回路202は、内
部クロックオシレータから出力される基準クロック信号
を分周することで約2ミリ秒毎に定期リセット信号を生
成し、タイマ割込信号として信号線252を介して遊技
制御用MCU203に出力するものである。CPU22
1は、定期リセット信号が入力されるたびにゲーム制御
用のプログラムを先頭から再度実行する。
【0032】遊技制御用MCU203は、8ビットCP
U(Central Processing Unit )221をコアとして、
ROM(Read Only Memory)222及びRAM(Random
Access Memory)223を1チップ化した、いわゆるシ
ングルチップマイクロコンピュータであり、パチンコ遊
技機1の遊技制御部200における制御中枢をなすもの
である。
【0033】遊技制御用MCU203は、ROM222
から読み込まれたプログラム処理手順に従い、RAM2
23に随時データの書き込みまたは読み込みを行いなが
ら、1シーケンス単位で各種プログラム処理を実行す
る。
【0034】アドレスデコード回路204は、遊技制御
用MCU203から信号線253を介して出力されるア
ドレス信号を入力しデコードする。デコードした結果、
遊技制御用MCU203の制御対象が、遊技制御用MC
U203内に含まれるROM222及びRAM223、
あるいは、I/Oポート205のいずれであるかを選択
するための信号を、信号線254を介して遊技制御用M
CU203に出力するものである。
【0035】I/Oポート205は、遊技制御用MCU
203によって扱われる各種入出力信号のインターフェ
ースであり、信号線255を介して入力される制御信号
を外部に出力したり、外部から入力された各種信号を、
信号線255を介して遊技制御用MCU203に出力す
るものである。
【0036】スイッチ入力回路206は、信号線256
を介して入力スイッチ群から出力されてくる入力信号
を、ローパスフィルタ等を通してパルス波として整形し
た後に、バッファゲート等によって増幅し、信号線25
7を介してI/Oポート205に出力するものである。
ソレノイド駆動回路207は、信号線258を介してI
/Oポート205から出力される制御信号に基づいて、
信号線259を介して出力ソレノイド群に駆動制御信号
(励磁信号)を出力する。
【0037】特別図柄表示装置回路208は、信号線2
60を介してI/Oポート205から出力される制御信
号に基づいて、信号線261を介して表示制御部400
に遊技制御用MCU203からのコマンド及び表示タイ
ミング信号等を出力する。LED駆動回路209は、信
号線262,264,266を介してI/Oポート20
5から入力される入力信号に基づいて、信号線263を
介して特図保留記憶表示部5a〜5dの明滅動作を制御
する制御信号を出力する。また、信号線265を介して
普通図柄表示装置3を駆動する制御信号を出力する。さ
らには、信号線267を介して普図保留記憶表示部2a
〜2dの明滅動作を制御する制御信号を出力する。
【0038】音信号回路210は、信号線268を介し
てI/Oポート205から出力される制御信号に基づい
て、信号線269を介して音制御部500に遊技制御用
MCU203からの音データ等を出力する。ランプ信号
回路211は、信号線270を介してI/Oポート20
5から出力される制御信号に基づいて、信号線271を
介してランプ制御部600にランプ制御コマンド等を出
力する。
【0039】入賞データ信号入力回路212は、信号線
272を介して払出制御部700から出力される入賞デ
ータ信号を、信号線273及びI/Oポート205を介
して遊技制御用MCU203に出力する。賞球個数信号
出力回路213は、信号線274を介してI/Oポート
205から出力される制御信号に基づいて、信号線27
5を介して払出制御部700に賞球個数信号を出力す
る。すなわち、払出制御部700からの入賞データ信号
に応じて、払出制御部700に賞球個数信号を与える。
【0040】情報出力回路214は、信号線276を介
してI/Oポート205から出力される制御信号に基づ
いて、大当たりの発生中を示す大当たり情報、確率変動
状態にあることを示す確率変動情報、特図ゲームにおけ
る特別図柄の確定を示す特別図柄確定情報、特図ゲーム
の開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動球
情報、普図ゲームにおける普通図柄の確定を示す普通図
柄確定情報等を、信号線277を介して情報出力部80
0に出力する。
【0041】図3は、表示制御部におけるシステム構成
例を示すブロック図である。表示制御部400は、表示
制御基板内に設けられた各種回路から構成され、遊技制
御部200とは独立して特図ゲームにおける画像処理の
ための表示制御を行うものである。表示制御部400
は、特別図柄表示装置回路208から信号線261を介
して出力される表示データ信号に基づいて特図ゲームに
用いられる画像を特別図柄表示装置6上に表示する。こ
のため、表示制御部400は、発振回路401と、リセ
ット回路402と、表示制御用MCU403と、制御R
OM404と、I/Oポート405と、ビデオディスプ
レイプロセッサ(以下、VDP:Video Display Proces
ser )406と、キャラクタROM407と、VRAM
(Video RAM )408と、LCD駆動回路409とを備
えている。
【0042】発振回路401は、信号線451を介して
表示制御用MCU403に基準クロック信号を出力する
ものであり、リセット回路402は、信号線452を介
して表示制御用MCU403をリセットするためのリセ
ット信号を出力するものである。表示制御用MCU40
3は、表示制御用MCU403は、64ビットCPU4
21をコアとして、ワークRAM422を備えたもので
ある。
【0043】CPU421は、特別図柄表示装置回路2
08から信号線261を介してコマンドデータが入力さ
れると、信号線481を介してワークRAM422を作
業領域として用いながら、信号線482を介して制御R
OM404から表示制御のための制御データを読み出
す。また、CPU421は、読み出した制御データに基
づき、信号線454を介してVDP406に制御信号を
出力する。
【0044】制御ROM404は、表示制御用MCU4
03によって利用される各種制御プログラム等を格納す
る半導体メモリである。I/Oポート405は、遊技制
御部200からの入力信号を表示制御用MCU403に
受け渡すためのインターフェースである。VDP406
は、画面表示を行うための機能及び高速描画機能を有
し、CPU421からの描画命令にしたがって動作す
る。また、CPU421とは独立した2次元のアドレス
空間を持ち、そこにVRAM408をマッピングしてい
る。
【0045】VDP406は、入力された制御信号に基
づいて、信号線483を介してキャラクタROM407
からキャラクタ画像データを読み出す。そして、読み出
したキャラクタ画像データを用いて表示画像データを生
成し、その画像データを、信号線484を介してVRA
M408に格納する。VRAM408に格納された画像
データは、最終的にVDP406により読み出される。
そして、VDP406は、信号線484を介してVRA
M408から読み出した画像データを、信号線455を
介してLCD駆動回路409に出力する。
【0046】キャラクタROM407は、特別図柄表示
装置6に表示される画像の中でも使用頻度の高いキャラ
クタ画像データ、例えば、人物、動物、文字、図形また
は記号を予め格納しておくためのものである。VRAM
408は、VDP406により生成された画像データを
格納するためのフレームバッファメモリである。LCD
駆動回路409は、信号線455を介してVDP406
から入力された画像データを、色信号と同期信号とから
なるビデオ信号に変換し、信号線456を介して特別図
柄表示装置6を構成するLCDに出力する。
【0047】図4は、音制御部におけるシステム構成例
を示すブロック図である。音制御部500は、音制御基
板内に設けられた各種回路から構成され、主に、特図ゲ
ームにおける音声処理のための音声制御を行う。
【0048】音制御部500は、発振回路501と、リ
セット回路502と、音制御用MCU503と、I/O
ポート504及び505と、音声合成回路506と、音
声増幅回路507とを備えている。発振回路501は、
信号線551を介して音制御用MCU503に基準クロ
ック信号を出力するものであり、リセット回路502
は、信号線552を介して音制御用MCU503をリセ
ットするためのリセット信号を出力するものである。
【0049】音制御用MCU503は、CPU521を
コアとして、ROM522、RAM523を備えたもの
である。CPU521は、音信号回路210から信号線
269を介してコマンドデータが入力されると、信号線
581を介してROM522から音声制御のためのデー
タ等を読み込む。そして、信号線582を介してRAM
523を作業領域として用いながら、ROM522から
読み込んだデータに対応する制御信号を、信号線554
を介してI/Oポート505に出力する。
【0050】I/Oポート504は、遊技制御部200
からの入力信号を音声制御用MCU503に受け渡すた
めのインターフェースであり、I/Oポート505は、
音声制御用MCU503からの出力信号を音声合成回路
506に受け渡すためのインターフェースである。音声
合成回路506は、特図ゲームにおけるBGM(BackGr
ound Music)及び効果音を生成するものであり、音量増
幅回路507は、音声合成回路506によって生成され
た音声信号を増幅し、ステレオスピーカ61L,61R
に出力するためのものである。
【0051】すなわち、音制御部500は、音信号回路
210から信号線269を介して出力される音声データ
信号に基づいて特図ゲームに用いられる音声をステレオ
スピーカ61L,61Rから再生する。
【0052】次に、本実施例の動作(作用)を説明す
る。
【0053】まず、本実施例のパチンコ遊技機における
遊技の流れの概略について説明する。パチンコ遊技機1
の右下位置に設けられたハンドル56を操作することに
より発射モータ55により発射された遊技球は、ガイド
レールに案内されて遊技盤10中の遊技領域13中に発
射される。
【0054】遊技制御部200では、入出力部300内
の普通図柄始動スイッチ、特別図柄始動スイッチ、カウ
ントスイッチ、特定領域スイッチ等の入力の有無を監視
している。遊技球が特別図柄始動口5に入賞した場合、
特別図柄始動スイッチにおいて遊技球の入賞が検出され
るとともに、検出信号のチャタリングの除去及び論理変
換等が行われて入力処理が行われる。
【0055】また、特別図柄始動口5において、遊技球
の入賞が検出された場合、特別図柄判定用バンクに入賞
した遊技球の数が4つ分まで記憶されるとともに、入賞
時の乱数の抽選値も特別図柄判定用バンクに一時的に保
管される。そして、特別図柄始動口5への遊技球の入賞
記憶、すなわち、特別図柄判定用バンクに保管されたデ
ータに基づいて特別図柄表示装置6において特図ゲーム
を開始する。
【0056】以下、遊技制御部における処理内容を詳し
く説明する。
【0057】図5は、遊技制御部における処理動作例を
示すフローチャートである。本実施例における遊技制御
用MCU203は、前述したように、定期リセット回路
202から出力されるタイマ割込信号によって通常約2
ミリ秒毎に起動する。すなわち、遊技制御部200は、
タイマ割り込み方式を使用し、以下の各処理をタイマ割
り込み毎に行う。
【0058】タイマ割込信号によって遊技制御部200
が起動されると、遊技制御部200は、スタックポイン
タにスタックポインタ指定番地をセットする、いわゆる
スタックセット処理を行う(ステップS101:以下、
単にS101と記す)。次に、遊技制御部200は、シ
ステムチェック用のフラグ情報を確認する。ここで、プ
ログラムの暴走または電源投入直後のようにRAM22
3の内容が不定であり、システムチェック用のフラグ情
報が正常動作判定値とは異なる値であった場合にはRA
M223内の作業領域をクリアするシステムチェック処
理を行う(S102)。
【0059】次いで、遊技制御部200は、特図ゲーム
及び普図ゲームにおける各種フラグ情報等を取得する情
報出力処理と、特図ゲームや普図ゲームにおける効果音
の出力、及び球貸時CRユニット未接続時等のブザー音
の出力を行う音出力処理との時分割処理を行う(S10
3)。次に、カウントスイッチの状態を検出し、検出し
た状態に対応するカウントスイッチ処理を行う(S10
4)。
【0060】続いて、特定領域スイッチの状態を検出
し、検出した状態に対応する特定領域スイッチ処理を行
う(S105)。次に、特別図柄始動スイッチの状態を
検出し、検出した状態に対応する特図始動スイッチ処理
を行い(S106)、詳細を後述する、特別図柄プロセ
ス処理を実行する(S107)。同様にして、普通図柄
始動スイッチの状態を検出し、検出した状態に対応する
普図始動スイッチ処理を行い(S108)、詳細を後述
する、普通図柄プロセス処理を実行する(S109)。
【0061】次いで、特図ゲーム及び普図ゲームに用い
る判定用乱数である、特別図柄判定用乱数R1、普通図
柄判定用乱数R2、大当たり図柄判定用乱数RT、リー
チ判定用乱数RHの各判定用乱数を更新するための乱数
更新処理を行う(S110)。続いて、特図ゲーム及び
普図ゲームに用いる表示図柄用乱数である、特別図柄左
用乱数RL、特別図柄中用乱数RC、特別図柄右用乱数
RRの各乱数を更新するための表示図柄乱数更新処理を
行う(S111)。
【0062】そして、遊技制御部200は、カウントス
イッチにおいて、大入賞口7の開放時間中に遊技球が入
賞しなかった“未入賞エラー”、または大入賞口7中に
遊技球が詰まってしまった“球詰まりエラー”等の不正
の有無を検出し、エラー発生の有無を判定するととも
に、エラー発生時に必要に応じてブザー音を発するエラ
ー処理を行う(S112)。
【0063】また、遊技制御部200は、スイッチ入力
回路206を介して、入力スイッチ群からの検出信号を
入力し、各入賞口または入賞装置に対する入賞有無を判
定する。さらに、遊技制御部200は、各出力ポートに
対して音声データ、表示制御信号、飾りランプ・LE
D、情報信号、ソレノイド駆動信号、賞球個数信号等の
コマンドを送信するための出力処理を行う(S11
3)。
【0064】その後、遊技制御部200は、定期リセッ
ト回路202からタイマ割込信号が与えられるまで表示
図柄決定用乱数及び判定用乱数を更新する表示図柄乱数
更新処理を繰り返す(S114)。なお、ここで更新さ
れるのは、表示図柄決定用乱数以外に、リーチ判定用乱
数RHがあり、これらの乱数は、タイマ割込信号(例え
ば2ミリ秒毎)が入力されるまでの間にそれぞれ1つず
つ加算される。
【0065】本実施例で用いる乱数は、特別図柄判定用
乱数R1、普通図柄判定用乱数R2、大当たり図柄判定
用乱数RT、特別図柄左用乱数RL、特別図柄中用乱数
RC、特別図柄右用乱数RR、リーチ判定用乱数RHの
各乱数となっている。これらの乱数を、例えば、遊技球
の入賞タイミングに合わせて取得することで、本実施例
における抽選手段としての機能を実現している。すなわ
ち、これら乱数の抽選結果に基づいて遊技制御部200
から表示制御部500に送られる変動表示パターンコマ
ンドや停止図柄コマンドが決定される。
【0066】特別図柄判定用乱数R1は、特図ゲームに
おいて大当たりとするか否かを判定するためのランダム
変数であり、“0”〜“630”の範囲で、リセット割
り込み(2ミリ秒)毎に1ずつ加算していき、“63
0”の次に“0”に戻るような構成となっている。大当
たり図柄判定用乱数RTは、大当たり時における表示図
柄を判定するためのランダム変数であり、“0”〜“1
1”の範囲で、タイマ割り込み(2ミリ秒)毎に1ずつ
加算していき、“11”の次に“0”に戻るような構成
となっている。
【0067】特別図柄左用乱数RL、特別図柄中用乱数
RC、特別図柄右用乱数RRは、特図ゲームにおいてハ
ズレとなる場合、あるいは、再変動表示を行う際の仮停
止図柄を判定するためのランダム変数である。特別図柄
左用乱数RL、特別図柄中用乱数RC、特別図柄右用乱
数RRは、共に“0”〜“11”の範囲で、1つずつ加
算していき、“11”の次に“0”に戻るような構成と
なっている。ただし、特別図柄左用乱数RLは、タイマ
割り込み(2ミリ秒)毎、及び、図5のS114に示す
表示図柄乱数更新処理中に1ずつ加算し、特別図柄中用
乱数RCは、特別図柄左用乱数RLが“11”から
“0”にケタ上がりする毎に、また、特別図柄右用乱数
RRは、特別図柄中用乱数RCが“11”から“0”に
ケタ上がりする毎に1つずつ加算する。
【0068】リーチ判定用乱数RHは、リーチ状態とな
ったときの演出パターン(以下、リーチ演出パターン)
を判定するためのランダム変数であり、“0”〜“29
9”の範囲で、タイマ割り込み(2ミリ秒)毎、及び、
図5のS114に示す表示図柄乱数更新処理中に1ずつ
加算していき、“299”の次に“0”に戻るような構
成となっている。リーチ判定用乱数RHは、リーチフラ
グの設定処理を行う際に抽出し、[表1]に示すような
“リーチ振り分けテーブルデータ”からリーチパターン
を選択するために使用する。
【0069】
【表1】
【0070】表1に示すように、ここでは、パターンA
〜パターンPのリーチパターンが設定されており、いず
れのリーチパターンとするかがリーチ判定用乱数RHの
値によって選択される。例えば、低確率時において、リ
ーチ判定用乱数RHの値が“38”であれば、特別図柄
判定用乱数R1がハズレである場合にはパターンAが選
択され、特別図柄判定用乱数R1が当たりである場合に
はパターンCが選択される。一方、高確率時において、
リーチ判定用乱数RHの値が“168”であれば、特別
図柄判定用乱数R1がハズレである場合にはパターンA
が選択されるが、特別図柄判定用乱数R1が当たりであ
る場合、リーチ判定用乱数RHの値に関わらず、パター
ンA、B、D、Fが選択されることはなく、大当たり確
定となるプレミアリーチのパターンLが選択される。
【0071】特別図柄には、複数の変動表示パターンが
あり、遊技制御部200は、パチンコ遊技機1の動作状
態により使用する変動表示パターンを選択し、表示制御
部400に所定の変動表示パターンを指示する変動表示
パターンコマンドを出力する。これによって、表示制御
部400は、予め設定された変動表示パターンに基づく
表示を行うことで、前述した各リーチ演出パターンを含
む各種演出制御を行う。
【0072】図6は、図5の特別図柄プロセス処理にお
ける処理例を示すフローチャートである。特別図柄プロ
セス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所
定の順序で制御するための特図フラグ情報にしたがっ
て、該当する処理を選択的に実行する。そして、特図フ
ラグ情報の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新され
る。特別図柄プロセス処理では、特図フラグ情報に対応
して以下に示す各処理を実行する。
【0073】特図フラグ情報の値が“0”のとき、特図
ゲームにおいて抽選した乱数値が大当たり値と一致する
か否かを判定したり、特別図柄入賞記憶カウンタに対応
する特図保留記憶表示部5a〜5dの点灯により外部に
報知する処理等の通常の遊技状態における「特別図柄通
常処理」を実行する(S201)。特図フラグ情報の値
が“1”のとき、特別図柄表示装置6上で停止する図柄
を大当たり態様となったかどうかを判定する「特別図柄
大当たり判定処理」を実行する(S202)。
【0074】特図フラグ情報の値が“2”のとき、特別
図柄表示装置6上で行われる特図ゲームにおける停止図
柄を設定する「特別図柄停止図柄設定処理」を実行する
(S203)。特図フラグ情報の値が“3”のとき、特
別図柄表示装置6上で行われる特図ゲームの図柄の変動
表示パターンを設定する「変動表示パターン設定処理」
を実行する(S204)。
【0075】特図フラグ情報の値が“4”のとき、特別
図柄表示装置6において特図ゲームにおける変動処理を
行う「特別図柄変動処理」を実行する(S205)。特
図フラグ情報の値が“5”のとき、特別図柄の原則停止
処理を行う「特別図柄停止処理」を実行する(S20
6)。
【0076】特図フラグ情報の値が“6”のとき、大当
たり動作のための初期化処理を行う「大入賞口開放前処
理」を実行する(S207)。特図フラグ情報の値が
“7”のとき、大当たり動作に関する様々な処理、及び
1回当たりの大入賞口7の開放時間をチェックする「大
入賞口開放中処理」を実行する(S208)。
【0077】特図フラグ情報の値が“8”のとき、特定
領域スイッチへの遊技球の通過を監視し、特別図柄プロ
セスが終了したかどうかを判定する「特定領域有効時間
処理」を実行する(S209)。特図フラグ情報の値が
“9”のとき、特別図柄プロセスの終了かどうか判定
し、終了ならば、デモ表示(大当たり中の画面)フラグ
のクリア、大当たり時表示図柄のクリア、大当たり終了
表示のクリア、及び大当たり中情報のクリアを行う「大
当たり終了処理」を実行する(S210)。
【0078】なお、特別図柄プロセス処理において実行
される各処理としては、前述した処理だけに限るもので
はなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加
しても構わない。また、特図フラグ情報の値によって分
岐される各処理の処理内容が複雑化して、リセット割り
込み時間内で処理を完了させることができない場合に
は、同一処理を複数追加するようにしてもよい。
【0079】特図ゲームでは、遊技球が特別図柄始動口
5を通過したとき、特別図柄判定用乱数R1の値によっ
て特別図柄の大当たり、ハズレを判定する。判定の結
果、大当たりとなった場合には、特別図柄表示装置6に
大当たり図柄判定用乱数RTの値に対応する特別図柄の
組み合わせを特別図柄表示装置6に表示する。一方、ハ
ズレとなった場合には、特別図柄左用乱数RL、特別図
柄中用乱数RC、特別図柄右用乱数RRの値に対応する
特別図柄を表示する。
【0080】以下、前述したように遊技制御部200か
ら送られてくる変動表示パターンコマンドに基づいて、
表示制御部400のCPU421がプログラムを実行
し、特別図柄表示装置6上で変動する図柄によるリーチ
演出を行う場合の処理について説明する。ここでは、パ
ターンA〜パターンCの3つを説明する。なお、表示制
御部400のCPU421は、特別図柄表示装置6上に
見かけ上同様の画像表示がなされるのであれば、必ずし
も以下のフローチャートに従ったプログラムを実行する
必要はないが、ここでは、CPU421がそれぞれのフ
ローチャートに示す処理を行うものとして、各パターン
を説明する。
【0081】(1)通常変動パターン 図7は、通常変動パターンのときにおける特別図柄表示
装置6上の表示例を示す図である。この例では、変動表
示開始時点(前回の変動表示終了時点)における特別図
柄表示領域6a、6b、6cのそれぞれの表示態様が
「1」、「2」、「3」であり、変動表示後の最終表示
態様が「3」、「6」、「8」のハズレ態様となるもの
とする。
【0082】まず、図7(a)に示すような「1」、
「2」、「3」の表示態様の停止状態から表示図柄の変
動を開始する場合、図7(b)に示すように、特別図柄
左図柄(以下、左図柄)、特別図柄中図柄(以下、中図
柄)、及び特別図柄右図柄(以下、右図柄)を上から下
方向にスクロール表示させる。左図柄、中図柄及び右図
柄のスクロール表示を開始してから一定期間経過した
後、左図柄のスクロール表示速度を低減させ、図7
(c)に示すように、図柄「3」で仮停止する。
【0083】次に、同様にして右図柄のスクロール表示
速度を低減させ、図7(d)に示すように、図柄「8」
で仮停止させる。そして、中図柄のスクロール表示速度
を低減させ、図7(e)に示すように、図柄「6」で停
止させ、左図柄及び右図柄を完全に停止させる。これに
より、特図ゲームがハズレで確定したことが、遊技者に
示される。
【0084】(2)パターンA(ノーマルリーチパター
ン) 図8は、ノーマルリーチパターンの表示処理を示すフロ
ーチャートである。図9は、ノーマルリーチパターンの
ときにおける特別図柄表示装置6上の表示例を示す図で
ある。この例では、変動表示開始時点における特別図柄
表示領域6a、6b、6cのそれぞれの表示態様が
「1」、「2」、「3」であり、変動表示後の最終表示
態様が「3」、「9」、「3」のハズレ態様となるもの
とする。この場合も、図9(a)に示すような「1」、
「2」、「3」の表示態様の停止状態から変動表示を開
始させ、図9(b)に示すように、左図柄、中図柄及び
右図柄を順次スクロール表示させる。
【0085】左図柄、中図柄及び右図柄のスクロール表
示を開始してから一定期間経過した後、通常ハズレ変動
パターンの場合と同様の手順により、左図柄のスクロー
ル表示速度を低減させ、図9(c)に示すように、図柄
「3」で仮停止させる。次に、右図柄のスクロール表示
速度を低減させ、図9(d)に示すように、図柄「3」
で仮停止させる。こうして左図柄及び右図柄が同一種別
の表示図柄で仮停止し、リーチ状態となる。
【0086】次に、中図柄のスクロール表示速度を低減
させ(S601)、所定の演出時間が経過したか否かを
判断する(S602)。所定の演出時間が経過していな
いときは(S602;No)、S602に戻り、再び所
定の演出時間が経過したか否かを判断する。
【0087】所定の演出時間が経過したときは(S60
2;Yes)、中図柄を、現在変動表示を行っている表
示図柄から最終的に停止する表示図柄の3図柄前の表示
図柄に差し替える(S603)。続いて、再び中図柄の
スクロール表示速度を低減させ(S604)、図9
(e)に示すように、図柄「9」で仮停止させる(S6
05)。そして、一定期間経過した後、図9(f)に示
すように、表示図柄を完全に停止させる(S606)。
これにより、リーチ状態とはなったものの、特図ゲーム
がハズレで確定したことが遊技者に示される。
【0088】(3)パターンB(列車リーチパターン) 列車リーチパターンは、リーチ状態となった後、特別図
柄表示装置6上に列車が走行している画面に切り替えら
れ、この列車が所定の位置に停止すると「大当たり」と
なるリーチパターンである。本例では、以下に示すよう
な3つの列車リーチパターンについて説明する。なお、
本例においては、左図柄及び右図柄の表示態様が図柄
「7」でリーチ状態となり、特別図柄表示装置6の画面
が切り替えられるところから説明する。なお、リーチ状
態となるまでについては、パターンAと同様である。
【0089】(3−)普通列車リーチパターン 図10は、普通列車リーチパターンの表示処理を示すフ
ローチャートである。図11は、普通列車リーチパター
ンのときにおける特別図柄表示装置6上の表示例を示す
図である。
【0090】リーチ状態となると、特別図柄表示装置6
の画面全体に白味をかけてホワイトフェードする(S7
01)。次に、図11(a)に示すように、特別図柄表
示装置6の中央上部に案内板71を表示する。この案内
板71には、遊技制御部200から送られてくる変動表
示パターンコマンドに基づいて定められた列車リーチパ
ターンの種類(列車リーチパターンにおける列車の種
類)が表示される。そして、表示された種類の列車によ
るリーチパターンを実行する。
【0091】また、案内板71の左右上部位置に、左図
柄(「7」)72及び右図柄(「7」)73を縮小表示
させる。さらに、特別図柄表示装置6の下部に中図柄を
表示させる。中図柄は列車の走行に対応して移動し、特
別図柄表示装置6の下部中央に表示された四角に囲まれ
た範囲内に停止した表示図柄が確定した中図柄となる。
【0092】次に、図11(b)に示すように、案内板
71が「普通」に切り替えられる(S702)。これに
より、遊技者に普通列車リーチであることが示される。
続いて、図11(c)に示すように、背景74に普通列
車75を表示させ、図11の画面右方向に向かって走行
させる。これに対応して、中図柄及び背景74を図11
の画面左方向に移動させる。そして、所定時間経過後、
中図柄(列車75)を減速させる(S703)。また、
案内板71には、停止位置(「大当たり」となる位置ま
での距離、図11(c)に示す例では「あと50m」)
を表示させる。
【0093】次に、列車75を進行させ、列車75が設
定位置か否かを判断する(S704)。この普通列車リ
ーチでは、停止位置の20m前(「あと20m」)と5
m(「あと5m」)との2つの設定位置が定められてい
る。列車75が設定位置(停止位置の20m前)でない
ときは(S704;No)、S703に戻り、列車75
が設定位置になるまで繰り返す。列車75が設定位置
(停止位置の20m前)のときは(S704;Ye
s)、停止音を1回報知するとともに、図11(d)に
示すように、背景74上に停止音を示す吹き出し76
(図中、“キキーィ”)を1つ画像表示させる(S70
5)。そして、図11(e)に示すように、さらに列車
75を進行させる。
【0094】続いて、停止音を遊技制御部200から送
られてくる変動表示パターンコマンドに基づいて定めら
れた設定回数報知したか否かを判断する(S706)。
停止音を設定回数報知していないときは(S706;N
o)、はずれ振り分け当選か否かを判断する(S70
7)。はずれ振り分け当選とは、発展型のリーチパター
ンにおいて、リーチパターンが次の段階に発展しない、
いわゆる大はずれに決定した場合をいう。はずれ振り分
け当選のときは(S707;Yes)、図11(f)に
示すように、列車75を所定位置から通過させ(S70
8)、最終表示態様が「7」、「4」、「7」になる。
これにより、リーチ状態とはなったものの、特図ゲーム
がハズレで確定したことが遊技者に示される。
【0095】はずれ振り分け当選でないときは(S70
7;No)、S703に戻り、中図柄(列車75)を減
速させる。次に、列車75を進行させ、列車75が設定
位置か否かを判断する(S704)。列車75が設定位
置(停止位置の5m前)でないときは(S704;N
o)、S703に戻り、列車75が設定位置になるまで
繰り返す。列車75が設定位置(停止位置の5m前)の
ときは(S704;Yes)、停止音を1回報知すると
ともに、図11(g)に示すように、背景74上に停止
音を示す吹き出し76を1つ表示させる(S705)。
この停止音及び画像表示により、遊技者にこのリーチパ
ターンが発展型のリーチパターンであることを予測させ
ることができる。そして、再び、停止音を設定回数報知
したか否かを判断する(S706)。
【0096】停止音を設定回数報知したときは(S70
6;Yes)、中図柄(列車75)を再び減速させる
(S709)。そして、中図柄を停止させ(S71
0)、図11(h)に示すように、最終表示態様が
「7」、「7」、「7」になる。これにより、特図ゲー
ムが大当たりで確定したことが遊技者に示される。
【0097】以上説明したように、普通列車リーチパタ
ーンでは、停止位置の5m前での停止音及びこの画像の
有無により、遊技者にリーチパターンが発展型のリーチ
パターンであることを予測させることができ、これによ
り遊技の興趣を高めることができる。
【0098】(3−)特急列車リーチパターン 図12は、特急列車リーチパターンの表示処理を示すフ
ローチャートである。図13は、特急列車リーチパター
ンのときにおける特別図柄表示装置6上の表示例を示す
図である。このリーチパターンは、普通列車リーチパタ
ーンにおける普通列車を特急列車(新幹線)に変え、大
当たりとなる期待感を高めたリーチパターンである。
【0099】普通列車リーチパターンと同様に、リーチ
状態となると、特別図柄表示装置6の画面を切り替え
(S801)、特別図柄表示装置6の中央上部に案内板
71を表示させる。次に、図13(a)に示すように、
案内板71が「特急」に切り替えられる(S802)。
これにより、遊技者に特急列車リーチであることが示さ
れる。
【0100】続いて、図13(b)に示すように、背景
74が、田園風景から都市をイメージさせるビル群の風
景に切り替えられて表示される(S803)。さらに、
背景74に新幹線77を表示させ、図13の画面右方向
に向かって走行させる。これに対応して、中図柄及び背
景74を図13の画面左方向に移動させる。そして、所
定時間経過後、中図柄(新幹線77)を減速させる(S
804)。また、案内板71には、停止位置(「大当た
り」となる位置までの距離、図13(b)では「あと7
7m」)を表示させる。
【0101】次に、新幹線77を進行させ、新幹線77
が設定位置か否かを判断する(S805)。この特急列
車リーチでは、停止位置の20m前と5m前と1m前と
の3つの設定位置が定められている。新幹線77が設定
位置でないときは(S805;No)、S804に戻
り、新幹線77が設定位置になるまで繰り返す。新幹線
77が設定位置のときは(S805;Yes)、図13
(c)に示すように、停止音を1回報知するとともに、
背景74上に停止音を示す吹き出し78を1つ表示させ
る(S806)。
【0102】続いて、停止音を設定回数報知したか否か
を判断する(S807)。停止音を設定回数報知してい
ないときは(S807;NO)、S804に戻る。停止
音を設定回数報知したときは(S807;Yes)、中
図柄(新幹線77)を再び減速させる(S808)。そ
して、中図柄を停止させ(S809)、図13(d)に
示すように、最終表示態様が「7」、「7」、「7」に
なる。これにより、特図ゲームが大当たりで確定したこ
とが遊技者に示される。
【0103】以上説明したように、特急列車リーチパタ
ーンでは、普通列車から新幹線に変化したことにより、
大当たりとなる期待感を高めることができる。これによ
り、遊技の興趣を高めることができる。
【0104】(3−)SLリーチパターン 図14は、SLリーチパターンの表示処理を示すフロー
チャートである。図15は、SLリーチパターンのとき
における特別図柄表示装置6上の表示例を示す図であ
る。このリーチパターンは、列車リーチパターンにおけ
る中図柄が全て大当たりとなる図柄に変化し、大当たり
となることが確定するものである。
【0105】普通列車リーチパターンと同様に、リーチ
状態となると、特別図柄表示装置6の画面を切り替え
(S901)、特別図柄表示装置6の中央上部に案内板
71を表示させる。次に、図15(a)に示すように、
案内板71が「SL」に切り替えられる(S902)。
これにより、遊技者にSLリーチであることが示され
る。続いて、図15(b)に示すように、背景74にS
L79を表示させ(S903)、図15の画面右方向に
向かって走行させる。これに対応して、中図柄及び背景
74を図15の画面左方向に移動させる。
【0106】次に、SL79を上空に飛行させるととも
に、背景74に大空の画面を表示させる(S904)。
さらに、図15(c)に示すように、SL79を宇宙に
飛行させるとともに、背景74に宇宙の画面を表示させ
る(S905)。続いて、図15(d)に示すように、
中図柄を全て大当たりとなる図柄「7」に差し替える
(S906)。この時点で大当たりとなることが確定す
る。このように、中図柄が全て大当たりとなる図柄
「7」であることから、遊技者は、大当たりが確定した
ことがわかる。そして、中図柄を停止させ(S90
8)、最終表示態様が「7」、「7」、「7」になる。
これにより、特図ゲームが大当たりで確定したことが遊
技者に示される。
【0107】以上説明したように、SLリーチパターン
によれば、遊技者は、大当たりが確定したことがわか
る。これにより、遊技の興趣を高めることができる。
【0108】(4)パターンD(カーリングリーチパタ
ーン) カーリングリーチパターンは、リーチ状態となった後、
特別図柄表示装置6上にカーリングのストーンをシュー
トしている画面に切り替えられ、このストーンが所定の
位置に停止すると「大当たり」となるリーチパターンで
ある。なお、本例においては、左図柄及び右図柄の表示
態様が「8」でリーチ状態となり、特別図柄表示装置6
の画面が切り替えられるところから説明する。なお、リ
ーチ状態となるまでについては、パターンAと同様であ
る。
【0109】図16は、カーリングリーチパターンの表
示処理を示すフローチャートである。図17は、カーリ
ングリーチパターンのときにおける特別図柄表示装置6
上の表示例を示す図である。
【0110】リーチ状態となると、特別図柄表示装置6
の画面全体に黒味をかけてブラックフェードする(S1
101)。次に、図17(a)に示すように、特別図柄
表示装置6上にカーリング場を表示させる。次に、図1
7(b)に示すように、ストーン81及びシュータ82
を表示させる(S1102)。また、特別図柄表示装置
6の左上部に、左図柄(「8」)及び右図柄(「8」)
を縮小表示させる。さらに、ストーン81中に中図柄を
表示させる。中図柄はストーン81の進行に対応して移
動し、ストーン81の中央に表示された四角に囲まれた
範囲内で停止した図柄が中図柄の表示態様になる。
【0111】次に、シュータ82がストーン81をシュ
ートすることにより、図17(c)に示すように、スト
ーン81を進行させる。そして、所定時間経過後、中図
柄(ストーン81)を減速させる(S1103)。続い
て、ストーン81を進行させ、ストーン81が設定位置
か否かを判断する(S1104)。このカーリングリー
チでは第1の設定位置と第2の設定位置との2つの設定
位置が定められている。ストーン81が第1の設定位置
でないときは(S1104;No)、S1103に戻
り、ストーン81が第1の設定位置になるまで繰り返
す。ストーン81が第1の設定位置のときは(S110
4;Yes)、図17(d)に示すように、ブルーマ8
3を登場させ、図17(e)に示すように、ブルーム音
を1回報知するとともに、背景上にブルーム音を示す吹
き出し84を1つ画像表示させる(S1105)。そし
て、図17(f)に示すように、さらにストーン81を
進行させる。
【0112】続いて、ブルーム音を設定回数報知したか
否かを判断する(S1106)。ブルーム音を設定回数
報知していないときは(S1106;No)、はずれ振
り分け当選か否かを判断する(S1107)。はずれ振
り分け当選のときは(S1107;Yes)、ストーン
81を置き去り(S1108)、最終表示態様がはずれ
態様になる。これにより、リーチ状態とはなったもの
の、特図ゲームがはずれで確定したことが、遊技者に示
される。
【0113】はずれ振り分け当選でないときは(S11
07;No)、S1103に戻り、中図柄(ストーン8
1)を減速させる。次に、ストーン81を進行させ、ス
トーン81が第2の設定位置か否かを判断する(S11
04)。ストーン81が第2の設定位置でないときは
(S1104;No)、S1103に戻り、ストーン8
1が設定位置になるまで繰り返す。ストーン81が第2
の設定位置のときは(S1104;Yes)、ブルーム
音を2回報知するとともに、図17(g)に示すよう
に、背景上にブルーム音を示す吹き出し85を2つ画像
表示させる(S1105)。このブルーム音及び画像表
示により、遊技者にリーチパターンが発展型のリーチパ
ターンであることを予測させることができる。そして、
再び、ブルーム音を設定回数報知したか否かを判断する
(S1106)。
【0114】ブルーム音を設定回数報知したときは(S
1106;Yes)、中図柄(ストーン81)を再び減
速させる(S1109)。そして、中図柄を停止させ
(S1110)、図17(h)に示すように、最終表示
態様が「8」、「8」、「8」になる。これにより、特
図ゲームが大当たりで確定したことが、遊技者に示され
る。
【0115】以上説明したように、カーリングリーチパ
ターンでは、第2の設定位置でのブルーム音及びこの画
像の有無により、遊技者にリーチパターンが発展型のリ
ーチパターンであることを予測させることができ、これ
により遊技の興趣を高めることができる。
【0116】[他の実施の形態]本発明は、上記の実施
の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以
下、本発明の他の実施の形態について、説明する。
【0117】上記の実施の形態では、普通列車リーチパ
ターン及びカーリングリーチパターンにおいて、停止音
(ブルーム音)及び停止音(ブルーム音)を示す吹き出
し76等の画像表示により、リーチパターンが発展型の
リーチパターンであるか否かを遊技者に予測可能にして
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば特別図柄表示装置6上に停止音(ブルーム音)を示す
吹き出し76等を画像表示せず、停止音(ブルーム音)
を音声のみによって報知するものであってもよい。この
場合にも、遊技者は、停止音(ブルーム音)によりリー
チパターンが発展型のリーチパターンであるか否かを予
測することができ、これにより、遊技の興趣を高めるこ
とができる。
【0118】上記の実施の形態では、普通列車リーチパ
ターン及びカーリングリーチパターンにおいて、設定位
置での停止音(ブルーム音)の報知の有無により、リー
チパターンが発展型のリーチパターンであるか否かを遊
技者に予測可能にしているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば設定位置での停止音(ブルーム
音)の報知数、報知時間の長さ、音量を異ならせること
により、リーチパターンが発展型のリーチパターンであ
るか否かを予測可能にしてもよい。また、画像表示され
る停止音(ブルーム音)を示す吹き出し76等の大き
さ、色により、リーチパターンが発展型のリーチパター
ンであるか否かを予測可能にしてもよい。
【0119】上記の実施の形態では、2度目の設定位置
(普通列車リーチパターンでは5m前)での停止音(ブ
ルーム音)の報知の有無により、リーチパターンが発展
型のリーチパターンであるか否かを遊技者に予測可能に
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば最初の設定位置(普通列車リーチパターンでは2
0m前)での停止音(ブルーム音)の報知の有無によ
り、リーチパターンが発展型のリーチパターンであるか
否かを遊技者に予測可能にしてもよい。
【0120】上記の実施の形態では、列車リーチパター
ンにおいて、普通列車リーチパターンが発展型のリーチ
パターンであるか否かを遊技者に予測可能にしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば特
急列車リーチパターンにおける設定位置での停止音の報
知の有無等の違いにより、特急列車リーチパターンが発
展型のリーチパターンであるか否かを遊技者に予測可能
にしてもよい。
【0121】上記の実施の形態では、リーチパターンが
発展型のリーチパターンであるか否かを遊技者に予測可
能にしているが、本発明はリーチパターンのみに限定さ
れるものではなく、例えばリーチ状態または大当たり状
態になることを予告する予告パターンが発展型の予告パ
ターンであるか否かを遊技者に予測可能にするものであ
ってもよい。
【0122】なお、上記の実施の形態では、本発明をパ
チンコ遊技機1に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ
遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機等にも
本発明を適用してもよい。この場合、ゲーム機のCPU
が所定のプログラムを実行することにより、上記した遊
技機の動きをシミュレーションし、その結果として上記
した特別図柄始動口5を遊技球が通過したと判別したと
き、上記と同様の抽選を行い、図柄を変動表示させるこ
とができる。このゲーム機のプログラムは、CD−RO
M等に格納して、ゲーム機とは別に流通させることがで
きる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、音声制御手段により、変動表示パタ
ーンが発展型の変動表示パターンであるか否かを予測可
能な効果音が出力されるので、遊技者は、出力された効
果音によって、画像表示装置に表示された変動表示パタ
ーンが発展型の変動表示パターンであるか否かを予測す
ることでき、これにより遊技の興趣を高めることができ
る。
【0124】請求項6に記載の発明によれば、プログラ
ムをハードウェアとは独立した商品として流通させるこ
とができる。
【0125】請求項7に記載の発明によれば、各手順を
ハードウェア上で実現することにより、演出表示技術を
容易に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。
【図2】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示す
ブロック図である。
【図3】表示制御部におけるシステム構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】音制御部におけるシステム構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】遊技制御部における処理動作例を示すフローチ
ャートである。
【図6】図5の特別図柄プロセス処理における処理例を
示すフローチャートである。
【図7】通常変動パターンのときにおける特別図柄表示
装置上の表示例を示す図である。
【図8】ノーマルリーチパターンの表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】ノーマルリーチパターンのときにおける特別図
柄表示装置上の表示例を示す図である。
【図10】普通列車リーチパターンの表示処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】普通列車リーチパターンのときにおける特別
図柄表示装置上の表示例を示す図である。
【図12】特急列車リーチパターンの表示処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】特急列車リーチパターンのときにおける特別
図柄表示装置上の表示例を示す図である。
【図14】SLリーチパターンの表示処理を示すフロー
チャートである。
【図15】SLリーチパターンのときにおける特別図柄
表示装置上の表示例を示す図である。
【図16】カーリングリーチパターンの表示処理を示す
フローチャートである。
【図17】カーリングリーチパターンのときにおける特
別図柄表示装置上の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 6 特別図柄表示装置 200 遊技制御部 400 表示制御部 500 音制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された変動表示開始条件を満足
    する場合、画像表示装置上に表示される識別情報を更新
    表示することにより変動表示を行わせるとともに、所定
    時間経過後に更新表示を停止させることにより変動表示
    を停止させる変動表示制御手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示の過程及び結果を
    決定するための抽選を行う抽選手段と、 前記抽選手段による抽選結果に対応した音声を出力する
    ための制御を行う音声制御手段とを備え、 前記変動表示制御手段は、前記抽選手段による抽選結果
    に基づいて選択される、所定の変動表示の結果に至るま
    でに同一の過程を含んだ発展型の変動表示パターンを有
    し、 前記音声制御手段は、前記変動表示制御手段によって選
    択された変動表示パターンが発展型の変動表示パターン
    であるか否かを予測可能な効果音を出力することを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 予め設定された変動表示開始条件を満足
    する場合、画像表示装置上に表示される識別情報を更新
    表示することにより変動表示を行わせるとともに、所定
    時間経過後に更新表示を停止させることにより変動表示
    を停止させる変動表示制御手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示の過程及び結果を
    決定するための抽選を行う抽選手段と、 前記抽選手段による抽選結果に対応した音声を出力する
    ための制御を行う音声制御手段とを備え、 前記変動表示制御手段は、前記抽選手段によりリーチ演
    出を行う場合に選択される、所定の変動表示の結果に至
    るまでに同一の過程を含んだ発展型の変動表示パターン
    を有し、 前記音声制御手段は、前記変動表示制御手段によって選
    択された変動表示パターンが発展型の変動表示パターン
    であるか否かを予測可能な効果音を出力することを特徴
    とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記音声制御手段は、前記変動表示制御
    手段による識別情報の最終表示態様が決定する前に効果
    音を出力することを特徴とする請求項1または2に記載
    の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記音声制御手段は、前記変動表示制御
    手段によって選択された変動表示パターンに基づいて効
    果音の出力回数を変化させることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記変動表示制御手段は、前記画像表示
    装置上を移動する所望の移動体を表示するとともに、前
    記抽選手段による抽選結果に基づいて当該移動体の停止
    位置を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 所定の変動表示の結果に至るまでに同一
    の過程を含んだ発展型の変動表示パターンを有し、予め
    設定された変動表示開始条件を満足する場合、画像表示
    装置上に表示される識別情報を更新して変動表示を行わ
    せるとともに、所定時間経過後に更新表示を完全に停止
    させて変動表示を停止させる変動表示処理と、 変動表示処理による変動表示の過程及び結果を決定する
    ための抽選を行う抽選処理と、 抽選手段の抽選結果に基づく変動表示処理による識別情
    報の最終表示態様が決定する前に、選択された変動表示
    パターンが発展型の変動表示パターンであるか否かを予
    測可能な効果音を出力する効果音出力処理とをコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 所定の変動表示の結果に至るまでに同一
    の過程を含んだ発展型の変動表示パターンを有し、予め
    設定された変動表示開始条件を満足する場合、画像表示
    装置上に表示される識別情報を更新して変動表示を行わ
    せるとともに、所定時間経過後に更新表示を完全に停止
    させて変動表示を停止させる変動表示手順と、 変動表示手順における変動表示の過程及び結果を決定す
    るための抽選を行う抽選手順と、 抽選手順における抽選結果に基づいて、変動表示手順に
    よる識別情報の最終表示態様が決定する前に、選択され
    た変動表示パターンが発展型の変動表示パターンである
    か否かを予測可能な効果音を出力する効果音出力手順と
    を含む演出制御方法。
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