JPH10192502A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH10192502A
JPH10192502A JP9001451A JP145197A JPH10192502A JP H10192502 A JPH10192502 A JP H10192502A JP 9001451 A JP9001451 A JP 9001451A JP 145197 A JP145197 A JP 145197A JP H10192502 A JPH10192502 A JP H10192502A
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JP
Japan
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pieces
special
gaming machine
piece
special value
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JP9001451A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定入賞口への入賞を契機として実行される遊
技に図柄合わせ以外の新規な要素を取り入れることで、
遊技者の好奇心を刺激しスリルと興奮をより喚起するこ
とのできる遊技機を提供する。 【解決手段】可変表示手段20上に、互いに併走する複
数のコースが環状を成す周回経路21を表示し、球が特
定入賞口12に入賞したとき、該経路上で複数の駒を周
回移動させ、駒の停止位置が、たとえば周回方向に対し
て横一列に並ぶなど特定の状態になったとき、当たりを
発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に打ち
出された球が特定入賞口へ入賞したとき、所定の特別遊
技を実行し、その実行結果に応じて遊技者に有利な特別
価値を付与する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているパチンコ機など
の遊技機では、特定入賞口に球が入賞したとき液晶ディ
スプレイ上にスロットマシーンに見立てた図柄合わせゲ
ームを表示し、「777」など特定の図柄が揃ったとき
遊技者に特別価値を付与するものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遊技機では、特定入賞口に球が入賞した後に
液晶ディスプレイ上で実行される遊技内容が、当たりの
図柄を揃えるだけの単調なもので変化に乏しく、遊技者
のスリルと興奮を十分に喚起することが難しいという問
題があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、特定入賞口への入賞
を契機として実行される遊技に図柄合わせ以外の新規な
要素を取り入れることで、遊技者の好奇心を刺激し、ス
リルと興奮を喚起することのできる遊技機を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技盤面(11)上に打ち出された球が特定入賞
口(12)へ入賞したとき、所定の特別遊技を実行し、
その実行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を付与す
る遊技機(10)において、並設された複数の経路(2
1a〜21c)が環状を成す周回経路部(21)と、前
記周回経路部(21)の各経路上に1つずつ配された現
在位置を示すための駒(22)と、前記特定入賞口(1
2)に球が入賞したとき、各駒(22)をそれぞれの経
路上で周回させた後任意の箇所で停止させる周回制御手
段(54)と、前記各経路上の駒(22)が予め定めた
停止態様を形成する箇所で停止したとき、遊技者に有利
な特別価値を発生させる特別価値発生手段(30)と、
を具備することを特徴とする遊技機(10)。
【0006】[2]前記周回経路部(21)および駒
(22)を、任意の図柄を表示することのできる可変表
示手段(20)上に表示することを特徴とする[1]記
載の遊技機(10)。
【0007】[3]前記特別価値発生手段(30)は、
各経路(21)上の駒(22)がそれらの進行方向に対
し横一列に並ぶ状態で停止したとき前記特別価値を発生
させることを特徴とする[1]または[2]記載の遊技
機(10)。
【0008】[4]前記駒(22)は、一定方向に周回
した後前記予め定めた停止態様の形成される停止箇所の
前後を行き来してから停止することを特徴とする
[1]、[2]または[3]記載の遊技機(10)。
【0009】[5]前記各経路上を周回する駒(22)
の速度が互いに異なることを特徴とする[1]、
[2]、[3]または[4]記載の遊技機(10)。
【0010】前記本発明は次のように作用する。遊技盤
面(11)上に打ち出された球が特定入賞口(12)へ
入賞したとき、周回制御手段(54)は、内側の周回経
路から外側の周回経路までの各経路に配された駒(2
2)を、それぞれの経路上で一定方向に周回移動させた
後、各駒(22)を適宜の箇所で停止させる。特別価値
発生手段(30)は、各経路(21a〜21c)上の駒
(22)が予め定めた停止態様を形成する箇所で停止し
たとき、遊技者に有利な特別価値を発生させる。
【0011】たとえば、遊技盤面(11)の中央に可変
表示手段(20)としての液晶ディスプレイを設け、そ
の画面上に周回経路部(21)を表示するとともに、各
経路上に多数の表示ランプを設け、これを点灯させた箇
所を駒(22)の現在位置に設定する。
【0012】特定入賞口(12)に球が入賞した時点か
ら、駒(22)が一定方向に周回するように各経路上で
表示ランプの点灯する箇所を所定期間に渡って順次変更
した後、いずれかの経路から順に最終的な点灯位置を確
定させる。そして、すべての経路上の点灯箇所が進行方
向に対して横一列に並ぶ状態になって停止したとき、遊
技者に有利な特別価値を付与する。
【0013】このように、図柄合わせとは性質の異なる
遊技が展開されるので、遊技者の好奇心を刺激しスリル
と興奮を喚起することができる。また回転ドラムの一部
分だけを表示する従来の図柄合わせゲームと異なり、経
路全体を表示するので、各経路内での駒(22)の位置
やゲームの進行状況を的確かつ容易に把握することがで
き、遊技者の興奮をより一層喚起することができる。
【0014】また、駒(22)を一定方向に周回した
後、当たりとなる停止箇所の前後を行き来させてから停
止させる。たとえば、3つの経路のうちの2つの経路で
駒が所定箇所に停止し、既にリーチ状態が発生している
とき、残る1つの経路上の駒が当たりの発生する停止箇
所を一旦行き過ぎてから戻り、最終的に当たりの生じる
箇所、あるいは外れになる箇所のいずれかで停止するよ
うにする。これにより、遊技者を翻弄しスリルと興奮を
より一層喚起することができる。
【0015】さらに、各駒を互いに異なる速度で周回さ
せることにより、駒同士が追い越し追い越されるように
なり、周回中におけるゲームの進行状況が変化に富み、
遊技内容の面白味を増すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一の実施の形態を
示している。図2に示すように、本発明に係る遊技機1
0は、ハンドル14の回転操作によって球を打ち出し、
各種の入賞口への球の入賞を競うパチンコ機である。な
お、本発明に係る遊技機10は、アレンジボール機など
遊技媒体として球を用いる各種のゲーム機に適用するこ
とができる。
【0017】遊技機10は、打ち出された球の流下する
場としての遊技盤面11を備えている。遊技盤面11に
は入賞口や各種の役物、障害釘、アウト口などが配置さ
れている。遊技盤面11の略中央部分には、球が特定入
賞口12へ入賞した際に実行される特別遊技を表示する
中央役物としての可変表示手段20が設けられている。
ここでは、可変表示手段20として、カラー液晶ディス
プレイを用いている。このほか、可変表示手段20とし
てモノクロの液晶ディスプレイやCRTディスプレイな
どを用いることもできる。
【0018】可変表示手段20には、図1に示すよう
に、陸上競技場のトラックのような互いに併走する3つ
の経路21a〜21cが環状を成した周回経路部21が
表示される。各経路はそれぞれ複数(ここでは、18
個)の区間に区分けされており、区分けされた各区間の
中央にそれぞれ表示ランプ22に相当する表示が行われ
る。これら表示ランプ22は経路上での駒の現在位置を
示す働きを成す。
【0019】特定入賞口12に球が入賞したとき、各駒
が一定期間に渡って経路21a〜21c上を周回した
後、順次、適宜の位置で停止する特別遊技が可変表示手
段20上で展開され、すべての駒が周回方向に対して横
一列に並ぶ状態で最終的に停止したとき当たりが発生
し、遊技者に特別価値が付与されるようになっている。
【0020】可変表示手段20の下方には、一般に、始
動チャッカーと呼ばれる特定入賞口12が設けられてい
る。遊技盤面11に打ち出された球が特定入賞口12に
入賞することを契機として、可変表示手段20上で特別
遊技が実行される。
【0021】特定入賞口12のさらに下方には、特別価
値発生手段30としての可変入賞口が設けられている。
特別価値発生手段30の可変入賞口は、普段は閉じられ
ているが、遊技者に特別価値を付与する際にその入賞口
の開閉動作を繰り返す大口の入賞口である。
【0022】遊技盤面11の下部には、遊技に供される
球を入れる前皿15が、さらにその下部には、前皿15
から溢れた球を受け止める下皿16が設けられている。
下皿16の右横には、球の発射を操作するためのハンド
ル14が設けられている。なお、遊技機10の各種の動
作を制御する制御回路は、遊技盤面11の裏面等の機体
内に取り付けられている。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態における遊
技機10の回路構成の概要を表したものである。特定入
賞口12は、入賞した球を検知するための入賞検知スイ
ッチ13を備えている。入賞検知スイッチ13は、機械
的なスイッチのほか、球により光の遮られたことで入賞
を検知する光センサや、球の通過による磁界の変化を検
出する磁気センサなど各種のセンサを用いることができ
る。
【0024】球の入賞を検知した際に入賞検知スイッチ
13から出力される入賞信号41は、可変表示手段20
上で展開される特別遊技の実行を制御する画面遊技制御
手段50に入力されている。画面遊技制御手段50は、
入賞信号41が入力された際に無作為抽選を実行する無
作為抽選部51を有している。無作為抽選部51の抽選
結果には、当たりと、外れと、あと1つ駒が特定の箇所
に停止すれば当たりになるリーチ状態を経由して最終的
に外れになるリーチ崩れの3種類が用意されている。
【0025】停止モード設定部52は、3つの駒のうち
最後に停止させる駒をどのような手順で停止させるかを
設定する回路部分である。停止モードには、当たりの発
生する箇所を行き過ぎて停止する行き過ぎモードと、当
たりの発生する箇所を一旦行き過ぎてから戻って停止す
る戻りモードと、行き過ぎることなく停止する直接停止
モードの3種類が用意されている。
【0026】抽選結果が当たりのときは、直接モードと
戻りモードのうちのいずれかが選択され、リーチ崩れに
なる準当たりのときは、3種のモードのうちのいずれか
が選択される。また抽選結果が外れのときは、リーチ状
態が形成されないので、すなわち、最後の駒がどの停止
箇所に停止しても当たりの発生することが無いので、停
止モードは無意味になる。そこで、抽選結果が外れのと
きは常に直接モードを選択するようにしている。これら
の停止モードは、無作為抽選部51によって無作為抽選
が行われるごとにその抽選結果に対応する複数の停止モ
ードの中からランダムに選択される。
【0027】停止位置選択部53は、無作為抽選部51
の行った抽選結果に応じて各駒の最終的な停止位置を選
択する回路部分である。抽選結果が当たりのときは、3
つの駒が周回方向に対して横一列に並ぶ状態を選択す
る。ここでは経路21a〜21cがそれぞれ18個の区
間に分割されているので、当たりの停止態様が18種類
有り、停止位置選択部53はその中の1つを選択するよ
うになっている。
【0028】抽選結果が準当たりの場合には、3つの経
路21a〜21cのうちリーチ状態を形成する2つの経
路と、リーチ状態を形成する駒の停止箇所と、リーチ状
態を形成した駒に対する最後の駒の相対位置をそれぞれ
選択する。なお、最後の駒の停止する相対位置は、停止
モードが行き過ぎモードの場合には正の値が、直接モー
ドの場合には負の値が、戻りモードの場合は正あるいは
負のいずれかの値が選択されるようになっている。
【0029】周回制御部54は、経路21a〜21c上
での駒の周回移動を制御し、より具体的には、表示ラン
プ22の点灯箇所を順次変更することを行う回路部分で
ある。周回制御部54は、特定入賞口12に球が入賞し
た後、各経路21a〜21c上の駒をそれぞれ異なる速
度で数秒間周回移動させた後、停止位置選択部53の選
択した停止箇所に停止モード設定部52の設定した停止
モードで各駒を停止させる機能を果たす。
【0030】周回コース表示部55は、可変表示手段2
0上に周回経路部21を表示する表示制御回路である。
周回コース表示部55は、内部に予め記憶してある周回
経路部21の図柄パターンを可変表示手段20上に常に
表示し、周回制御部54は、周回コース表示部55の表
示した周回経路部21上で各駒の移動、すなわち表示ラ
ンプ22の点灯箇所を制御するようになっている。
【0031】特別価値発生手段30は、無作為抽選部5
1の行った無作為抽選の抽選結果が当たりのときに開閉
される大口の入賞口としてのアタッカー31と、これの
開閉駆動を行うソレノイド32とから構成されている。
特別価値発生手段30は、可変表示手段20上に当たり
を示す実行結果が表示されたとき、アタッカー31を、
一定期間(たとえば29秒)開いた後、短時間(2秒ほ
ど)閉じる動作を、16回に繰り返すように設定されて
いる。
【0032】画面遊技制御手段50、無作為抽選部5
1、停止モード設定部52、停止位置選択部53、周回
制御部54、周回コース表示部55等は、遊技機10に
おける各種制御の中枢的機能を果たすCPU(中央処理
装置)と、ROM(リード・オンリ・メモリ)と、RA
M(ランダム・アクセス・メモリ)を主要部とする回路
によって構成されている。
【0033】ROMには、CPUの実行するプログラム
や表示される周回経路部21の図柄パターンなど各種の
固定的データが記憶されている。またRAMは、プログ
ラムを実行する上で一時的に必要になるデータを記憶す
る作業用のメモリである。
【0034】次に、遊技機10における動作の流れを説
明する。図3は、遊技機10の行う動作の流れを、また
図4は、可変表示手段20の表示内容を模式的に表した
ものである。遊技者によって遊技盤面11上に打ち出さ
れた球が特定入賞口12へ入賞すると(ステップS10
1;Y)、入賞検知スイッチ13から画面遊技制御手段
50に入賞信号41が入力され、無作為抽選部51はこ
れに応じて無作為抽選を実行する(ステップS10
2)。
【0035】無作為抽選部51は、当たりと、外れと、
あと1つ駒が特定の箇所に停止すれば当たりになるリー
チ状態を経由して最終的に外れになるリーチ崩れの3種
の中のいずれか1つを抽選結果として選定する。無作為
抽選部51は、図示しない乱数発生器を備えており、予
め定めた当選確率に従って無作為抽選を実行する。
【0036】抽選結果が確定した段階で、該抽選結果を
基にして停止モード設定部52は、今回行われる特別遊
技で最後に停止する駒をどのような手順で停止させるか
を表した停止モードを選択する(ステップS103)。
抽選結果が当たりのときは、停止モード設定部52は、
当たりの発生する箇所を一旦行き過ぎてから戻って停止
する戻りモード、あるいは当たりの発生する箇所を行き
過ぎることなく停止する直接停止モードのうちのいずれ
かを選択する。
【0037】抽選結果が準当たりのときは、当たりの発
生する箇所を行き過ぎて停止する行き過ぎモード、戻り
モードおよび直接モードの3種の中のいずれか1つを選
択する。また停止モード設定部52は、無作為抽選部5
1の行った無作為抽選の抽選結果が外れの場合には常に
直接モードを選択する。
【0038】停止モード設定部52により停止モードが
選択された後、停止位置選択部53は、無作為抽選部5
1の行った無作為抽選の抽選結果と、停止モード設定部
52の設定した停止モードの双方を基にして、今回行う
特別遊技の実行結果として各駒をどの箇所に停止させる
かを示す停止パターンを選択する(ステップS10
4)。
【0039】すなわち、抽選結果が当たりのときは、周
回方向に対して3つの駒が横一列に並ぶ状態を選択す
る。図4に示すように、各経路21a〜21cは「1」
から「18」まで番号が割り付けられた18個の区間に
分割されており、周回制御部54は、3つの駒が同一の
区間に揃う停止態様を、その区間の区間番号を指定する
ことによって選定する。
【0040】抽選結果が準当たりの場合には、3つの経
路21a〜21cのうちリーチ状態を形成する2つの経
路と、リーチ状態を形成する駒の停止する区間の区間番
号と、リーチ状態を形成した駒に対する最後の駒の相対
位置をそれぞれ選択する。相対位置は正負の符号を付し
た区間の数で示される。
【0041】停止位置選択部53は、無作為抽選部51
で行われた無作為抽選の抽選結果が準当たりのとき、最
後の駒の停止する相対位置として、停止モードが行き過
ぎモードの場合には正の値を、直接モードの場合は負の
値を、戻りモードの場合は正あるいは負のいずれかの値
をする。
【0042】停止モードおよび停止パターンが選択され
た後、周回制御部54は、周回コース表示部55の表示
する周回経路部21上の各駒を、図4の矢印61の示す
右回り方向に周回移動させる(ステップS105)。具
体的には、各経路21a〜21c上の表示ランプ22の
点灯している箇所を、矢印61の示す方向に順次移動さ
せ、点灯箇所の周回する様子を表示する。駒が経路を1
周するのに要する時間は各経路ごとに相違しており、周
回移動している間に、駒同士が追い越し追い越されるよ
うになっている。
【0043】数秒間の周回動作を行った後、無作為抽選
の抽選結果が当たり、あるいは準当たりの場合には(ス
テップS106;N)、リーチ状態を構成する2つの経
路上の駒をいずれか一方から順に、停止位置選択部53
の設定した停止箇所で停止させる(ステップS10
7)。図4には、内側の経路21aと外側の経路21c
上の駒を第10区間(62)に停止させたリーチ状態を
示してある。
【0044】このようにしてリーチ状態を形成した後、
再度抽選結果が当たりであるか否かを調べ(ステップS
108)、当たりの場合には(ステップS108;
Y)、停止モードが戻りモードか否かを判別する(ステ
ップS109)。戻りモードの場合には(ステップS1
09;Y)、当たり状態の形成される箇所を行き過ぎて
から戻り、当たりの生じる箇所で停止させる(ステップ
S110)。
【0045】図4の場合には、中央の経路21b上の駒
の周回速度を次第に低下させ、第10区間(62)の停
止箇所を一旦通り過ぎて第12区間(63)まで至った
後、周回方向を逆転させ、第10区間に戻って停止させ
る。
【0046】抽選結果が当たりであって停止モードが戻
りモードでないとき、すなわち停止モードが直接モード
のときは(ステップS109;N)、中央の経路21b
上の駒の周回速度を次第に低下させ、第10区間(6
2)に至った時点で該箇所を通り過ぎることなく駒を停
止させる(ステップS111)。
【0047】戻りモードあるいは直接モードのいずれか
によって最後の駒を停止させ、表示ランプ22の点灯箇
所が同一の区間に揃う当たり状態が形成されると、アタ
ッカー31を開閉させて遊技者に特別価値を付与する
(ステップS112)。
【0048】リーチ状態を形成した後に調べた無作為抽
選の抽選結果が準当たりであった場合にも、設定されて
いる停止モードが戻りモードか否かを判別する(ステッ
プS113)。戻りモードの場合には(ステップS11
3;Y)、当たり状態の形成される箇所を行き過ぎてか
ら戻り、当たりの生じない箇所で駒を停止させる(ステ
ップS114)。
【0049】たとえば、図4の場合には、中央の経路2
1b上の駒の周回速度を次第に低下させ、第10区間
(62)の停止箇所を一旦通り過ぎて第12区間(6
3)まで至った後、周回方向を逆転させ、第10区間を
越えて戻り過ぎ、第8区間(64)等で停止させる。あ
るいは、第12区間で折り返した後、第10区間に至る
前に第11区間(65)で駒を停止させる等を行う。
【0050】抽選結果が準当たりであって停止モードが
行き過ぎモードのときは(ステップS115;Y)、当
たり状態の形成される箇所を行き過ぎた箇所で最後の駒
を停止させる(ステップS116)。
【0051】たとえば、図4に示す場合には、中央の経
路21b上の駒の周回速度を次第に低下させ、第10区
間(62)を通り過ぎ、第12区間(63)で駒を停止
させる。
【0052】抽選結果が準当たりであって停止モードが
直接モードの場合には(ステップS115;N)、当た
り状態の形成される箇所に至る手前で最後の駒を停止さ
せる。図4の例では、中央の経路21b上の駒の周回速
度を次第に低下させ、第10区間(62)に至る手前の
第9区間(66)等で駒を停止させる。
【0053】抽選結果が外れの場合には、3つの経路2
1a〜21c上の駒を停止位置選択部53によって設定
された停止箇所に任意の順序で直接停止させる(ステッ
プS118)。
【0054】このように、図柄合わせとは全く異なる遊
技が周回経路部21上で展開されるので、遊技者の好奇
心を刺激することができる。また、最後の駒を、当たり
となる停止箇所の前後を行き来させてから停止させるよ
うにしたので、遊技者を翻弄しスリルと興奮を一層喚起
することができる。さらに、各駒を互いに異なる速度で
周回させ、駒同士が追い越し追い越されるようにしたの
で、ゲームの進行状況が変化に富み遊技内容の面白味が
増す。
【0055】以上説明した実施の形態では、3つの経路
21a〜21cを設けたが経路の数はこれに限るもので
はない。また、駒を表示ランプの点灯箇所によって表示
するようにしたが、動物や車など何らかの図柄を駒とし
て表示し、該図柄を周回移動させるようにしてもよい。
【0056】このほか、駒が同一の区間に整列したとき
当たりを発生させるようにしたが、たとえば、すべての
駒が3の倍数の区間番号の箇所で停止すれば当たりを発
生させるなど、他の停止態様を当たり状態に設定しても
よい。
【0057】さらに、停止の態様によって遊技者に付与
する特別価値の大きさに差を設けるようにしてもよい。
たとえば、第7区間に整列した場合を大当たりに、第7
区間以外の区間に駒が整列した場合を小当たりに設定す
る。これにより、適度な頻度で当たりを発生させること
ができ、どの遊技者にもある程度の満足感を与えること
ができる。
【0058】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、周回経
路上で複数の駒を周回移動させ、駒の停止位置が所定状
態になったとき当たりを発生するようにしたので、従来
の図柄合わせゲームとその遊技内容が全く異なり、遊技
者の好奇心を刺激してスリルと興奮を喚起し、遊技場の
集客性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
の概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機の行う動作
の流れを示す流れ図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する可
変表示手段の表示内容を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技盤面 12…特定入賞口 13…入賞検知スイッチ 14…ハンドル 15…前皿 16…下皿 20…可変表示手段 21…周回経路部 21a〜21c…経路 22…表示ランプ 30…特別価値発生手段 31…アタッカー 32…ソレノイド 51…無作為抽選部 52…停止モード設定部 53…停止位置選択部 54…周回制御部 55…周回コース表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に打ち出された球が特定入賞口
    へ入賞したとき、所定の特別遊技を実行し、その実行結
    果に応じて遊技者に有利な特別価値を付与する遊技機に
    おいて、 並設された複数の経路が環状を成す周回経路部と、 前記周回経路部の各経路上に1つずつ配された現在位置
    を示すための駒と、 前記特定入賞口に球が入賞したとき、各駒をそれぞれの
    経路上で周回させた後任意の箇所で停止させる周回制御
    手段と、 前記各経路上の駒が予め定めた停止態様を形成する箇所
    で停止したとき、遊技者に有利な特別価値を発生させる
    特別価値発生手段と、 を具備することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記周回経路部および駒を、任意の図柄を
    表示することのできる可変表示手段上に表示することを
    特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記特別価値発生手段は、各経路上の駒が
    それらの進行方向に対し横一列に並ぶ状態で停止したと
    き前記特別価値を発生させることを特徴とする請求項1
    または2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記駒は、一定方向に周回した後前記予め
    定めた停止態様の形成される停止箇所の前後を行き来し
    てから停止することを特徴とする請求項1、2または3
    記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記各経路上を周回する駒の速度が互いに
    異なることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062088A (ja) * 1999-08-31 2001-03-13 Daidoo:Kk パチンコ機
JP2002011188A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Sankyo Kk 遊技機、記録媒体及び演出制御方法

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