JP2002009749A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2002009749A
JP2002009749A JP2000190675A JP2000190675A JP2002009749A JP 2002009749 A JP2002009749 A JP 2002009749A JP 2000190675 A JP2000190675 A JP 2000190675A JP 2000190675 A JP2000190675 A JP 2000190675A JP 2002009749 A JP2002009749 A JP 2002009749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送されるべきデータに基づいて形成されたワ
ード同期データを含むワード列データが、8B/10B
変換及びP/S変換が施されて伝送される伝送方式をも
って、ビット同期はとられているが、水平同期及び垂直
同期がとられていない複数のディジタル映像信号を多重
伝送できるものとする。 【解決手段】ビット同期はとられているが水平同期及び
垂直同期がとられていない複数のディジタル映像信号も
しくはそれらとビット付加信号との組合せに、多重化処
理を施して第1のワード列データを得、それにおける複
数のディジタル映像信号のうちの一つについての特定の
位置に対応する部分にワード同期データを挿入して第2
のワード列データを形成し、8B/10B変換部を内蔵
したP/S変換部を用いて、第2のワード列データに8
B/10B変換処理を施し、8B/10B変換後のワー
ド同期データを含んだ複合ワード列データを形成すると
ともにそれをシリアルデータに変換し、そのシリアルデ
ータを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、複数のディジタル映像信号もしくは複数
のディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに、
多重化処理を施してワード列データを得、そのワード列
データに、ワード同期データの挿入,8ビット/10ビ
ット変換等の処理を施し、さらに、シリアルデータに変
換して伝送すべく送出するデータ伝送方法及びその実施
に供されるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
情報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分
野においては、ディジタルデータをシリアルデータと
し、そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それ
を同軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用
いられて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、
あるいは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そ
のシリアルデータを光信号に変換して、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送
するシステム等が提案されている。
【0003】斯かるディジタルデータ伝送システムの一
つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibre Ch
annel System) と称されるものが知られている。このフ
ァイバーチャンネル・システムの如くのディジタルデー
タ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータは、
送信側において、例えば、8ビット毎に10ビットへの
変換が行われ、その変換が予め用意された変換テーブル
に従うものとされる、8ビット/10ビット変換(8B
/10B変換)処理が施されるとともに、10もしくは
20ビットワード列データを形成するものとされる。そ
して、実際に伝送されるのは、8B/10B変換が行わ
れて形成される10もしくは20ビットワード列データ
に、さらにパラレルデータをシリアルデータに変換する
パラレル/シリアル変換(P/S変換)処理が施されて
得られるシリアルデータとされる。
【0004】これに対して、受信側においては、受信さ
れたシリアルデータに、シリアルデータをパラレルデー
タに変換するシリアル/パラレル変換(S/P変換)処
理が施されて、10もしくは20ビットワード列データ
が形成され、その10もしくは20ビットワード列デー
タに、10ビット毎に8ビットへの変換が行われ、その
変換が予め用意された変換テーブルに従うものとされ
る、10ビット/8ビット変換(10B/8B変換)処
理が施される。そして、10B/8B変換が行われて形
成されるワード列データから、元のディジタル映像信号
が再生される。
【0005】このような伝送されるべきディジタルデー
タに8B/10B変換が施されて行われるデータ伝送
は、選択された内容を有する10ビットワードが用いら
れることにより、良好な伝送品質をもたらすものとして
認識されている。
【0006】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、例え
ば、10ビットワード列データとして伝送されるディジ
タルデータは、その一例を挙げると、図25に示される
如くの、“フレーム”と称される最小の独立したパケッ
トが形成されるデータフォーマットに従うものとされ
る。図25に示される“フレーム”にあっては、全体が
2148バイトで構成されており、その内容は、4バイ
ト構成のフレームスタート部分,24バイト構成のフレ
ームヘッダ部分,64バイト構成のオプショナルヘッダ
部分,2048バイト構成のペイロード部分,4バイト
構成のエラーチェック部分及び4バイト構成のフレーム
エンド部分が順次連なるものとなっている。
【0007】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
10ビットワード列データが伝送されるにあたっては、
送信側において、ペイロード部分に最大で2048バイ
トの10ビットワード列データを格納した“フレーム”
が多数形成され、それらが順次送出され、受信側におい
ては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々における
ペイロード部分から、10ビットワード列データを取り
出す。
【0008】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードの夫々は、それを構成する
10ビットが、“1”の数が“0”の数より多いもの,
“0”の数が“1”の数より多いもの、もしくは、
“1”の数と“0”の数とが等しいものとなる。斯かる
“1”及び“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたっ
て、例えば、ランニング・ディスパリティ(Running Di
sparity : RD)という考え方が導入されており、
“1”の数が“0”の数より多いとき、ランニング・デ
ィスパリティ(RD)が正であると言い、また、“0”
の数が“1”の数より多いとき、RDが負であると言
い、さらに、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、
RDがニュートラルであると言う。そして、“1”の数
が“0”の数より多いワードデータはRDを正とするワ
ードデータ,“0”の数が“1”の数より多いワードデ
ータはRDを負とするワードデータ,“1”の数と
“0”の数とが等しいワードデータはRDをニュートラ
ルとするワードデータ(ニュートラル・ワードデータ)
と称される。
【0009】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において10
ビットワード列データについて行われる10B/8B変
換にあたり、10ビット構成の各ワードデータを的確に
把握することが要され、そのため、送信側において、シ
リアルデータとされて伝送される10ビットワード列デ
ータが、ワード同期データの挿入が適宜なされたものと
される。このワード同期データは、10ビット構成のワ
ードデータではあるが、情報伝達を行う10ビット構成
のワードデータとしては用いられない特定のコードを有
するものとされる。そして、ワード同期データは、挿入
されるに際して、直前のワードデータがRDを負とする
ものであるとき、RDを正とするものとされ、また、直
前のワードデータがRDを正とするものであるとき、R
Dを負とするものとされる。
【0010】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビット構
成のワードデータDS10とされる。図26は、K2
8.5というコードネームで呼ばれる10ビット構成の
ワードデータDS10を示し、このワードデータDS1
0は、その直前に配されたワードデータによるRDであ
るCRDが負(−)であるとき、RDを正とする“00
11111010”とされ、また、直前に配されたワー
ドデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする“1100000101”とされる
(以後、“0011111010”を+K28.5と言
い、また、“1100000101”を−K28.5と
言う)。
【0011】一方、映像信号の分野においては、その伝
送に関連して伝達情報の多様化及び再生画像の高品質化
を実現する観点等から、映像信号のディジタル伝送化が
図られている。そして、映像信号のディジタル伝送化の
ための規格化されたディジタル映像信号が提案されてお
り、例えば、4:2:2コンポーネントディジタル映像
信号(D1信号),4fscコンポジットディジタル映
像信号(D2信号)等が知られている。これらD1信
号,D2信号等は、例えば、映像信号における輝度信号
成分をあらわす10ビットワード列データとされたYデ
ータ系列と、映像信号における色差信号成分をあらわす
10ビットワード列データとされたCB /CR データ系
列とに、ワード多重処理が施されるとともに、その結果
得られるワード多重データ系列のうちの所定の部分が、
タイミング基準コードデータ(SAV:Start of Activ
e Video 及びEAV:End of Active Video)により置換
されて得られるものとされる。SAV及びEAVは、ワ
ード同期データの役割を果たす。
【0012】例えば、D1信号を構成するデータ系列
は、10ビットワード列データの形式をとり、例えば、
図27に示される如くのデータフォーマットに従うもの
とされる。図27には、D1信号における各ライン期間
中のラインブランキング期間及びその前後における映像
データ期間の一部に対応する部分が示されている。斯か
る部分においては、各映像データ期間に対応する部分の
直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3F
F,000,000,XYZ)から成るタイミング基準
コードデータであるSAVが配されるとともに、各映像
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF,000,000,XY
Z)から成るタイミング基準コードデータであるEAV
が配される。3FF及び000は16進表示された固定
値情報であり、XYZは16進表示された可変値情報で
あって、フィールドの識別,フィールドブランキング期
間の識別、及び、SAV及びEAVの識別を示す。
【0013】斯かる図27に示される如くの10ビット
ワード列データを形成するD1信号は、伝送されるに際
しては、P/S変換処理によりシリアルデータに変換さ
れて送出される。そして、受信側においては、受信され
たシリアルデータ中のSAVもしくはEAVに基づく部
分が検出され、それによりワード同期がとられるもとで
S/P変換処理が施されて、D1信号が再生される。
【0014】また、画像情報をあらわすディジタルデー
タ、即ち、ディジタル画像情報データは、通常、データ
量が膨大なものとなるので、例えば、その伝送,記録等
が行われるにあたっては、データの品質を実質的に低下
させることなくデータ量を低減させることができるデー
タ圧縮が施されたものとされることが望まれる。それゆ
え、ディジタル画像情報データについて、そのデータ量
を低減させるためのデータ圧縮技術の研究開発が種々行
われてきているが、それらの成果の一つとして、画像情
報、特に、動画情報をあらわすディジタルデータである
ディジタル画像情報データについてのデータ圧縮に関し
て、それを実施する手法として、国際標準化団体のもと
における技術委員会の傘下の作業部会であるMPEG
(Moving Picture Experts Group) によって検討され、
規格として承認された、MPEGと称される標準方式が
提案されている。
【0015】このMPEGと称される標準方式にあって
は、ディジタル画像情報データに高能率符号化によるデ
ータ圧縮が施されることになるが、ディジタル画像情報
データについてのMPEGに従った高能率符号化による
データ圧縮が行われる場合には、極めて高い圧縮率のデ
ータ圧縮を実現でき、しかも、データ圧縮が施されたデ
ィジタル画像情報データに基づいて再生される画像を高
品質なものとすることができる利点が得られる。従っ
て、ディジタル・ビデオカメラ,ディジタル・ビデオテ
ープレコーダ等の業務用あるいは家庭用電子機器の分野
において、MPEGに従った高能率符号化によるデータ
圧縮が施されたディジタル画像情報データ(MPEG画
像情報データ)を取り扱うものが増加していく傾向にあ
る。MPEG画像情報データは、一般に、8ビットワー
ド列データを形成するものとされる。
【0016】このようなMPEG画像情報データの如く
の圧縮されたディジタル映像信号データ、さらには、そ
れに音声データが加えられて成る圧縮されたディジタル
映像及び音声信号データを、シリアルデータとして伝送
路を通じて伝送するにあたって用いられるべく開発され
たインターフェースとして、SDTI(Serial DataTra
nsport Interface)と称されるものが提案されている。
このSDTIは、米国のSMPTE(Society of Motio
n Picture and Television Engineers:映画テレビジョ
ン技術者協会) により“SMPTE 305M”をもっ
て規格化されている。
【0017】SDTIのもとにおける信号フォーマット
(SDTI信号フォーマット)にあっても、必要に応じ
て、各ライン期間中にタイミング基準コードデータが配
される。そして、圧縮されたディジタル映像信号データ
もしくは映像及び音声信号データの伝送に用いられるS
DTI信号フォーマットに従って形成されたディジタル
信号(SDTI信号)も、パラレルデータからシリアル
データに変換され、電気信号あるいは光信号とされる伝
送信号の形で伝送される。
【0018】上述の如くのD1信号,D2信号,SDT
I信号等のディジタル映像信号の伝送についても、送信
側において、伝送されるべきディジタル映像信号に対す
るワード同期データの付加及び8B/10B変換が行わ
れて、伝送されるべきディジタル映像信号に基づく、ワ
ード同期データを含むとともに8B/10B変換処理が
施されたものとされるワード列データが形成され、その
ワード列データがシリアルデータに変換されて送出され
る伝送方式、をもって行われるようにされることが、例
えば、送受信回路を構成するにあたって既存の集積回路
(IC)素子等を有効に利用できる観点から望まれると
ころとなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、送信側
において、伝送されるべきディジタル映像信号に基づい
て、ワード同期データを含むとともに8B/10B変換
処理が施されたものとされるワード列データが形成さ
れ、そのワード列データがシリアルデータに変換されて
送出される伝送方式をもっての、D1信号,D2信号,
SDTI信号等のディジタル映像信号の伝送が望まれる
もとにあって、一つのディジタル映像信号のみならず、
複数のディジタル映像信号を多重して伝送でき、特に、
複数のディジタル映像信号が、ビット同期はとられてい
るが、水平同期(ライン同期)及び垂直同期(フレーム
同期)はとられていない場合にも、それらを多重して伝
送できることになれば、D1信号,D2信号,SDTI
信号等のディジタル映像信号の効率的な利用が図られ、
さらには、その利用範囲の拡大が図られることになる。
そして、D1信号,D2信号,SDTI信号等のディジ
タル映像信号の効率的な利用あるいは利用範囲の拡大等
は、例えば、業務用あるいは家庭用電子機器の分野にお
ける技術の更なる発展をもたらすことになる。
【0020】しかしながら、従来にあっては、送信側に
おいて、伝送されるべきデータに基づいて、ワード同期
データを含むとともに8B/10B変換処理が施された
ものとされるワード列データが形成され、そのワード列
データがシリアルデータに変換されて送出される伝送方
式をもって、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号
等のディジタル映像信号を、それがビット同期はとられ
ているが水平同期及び垂直同期はとられていない場合に
あっても、比較的容易に整えることができる手段を用い
て、多重伝送することができる伝送システムを実現させ
た具体例は見当たらない。また、このようにして複数の
D1信号,D2信号,SDTI信号等のディジタル映像
信号を、それがビット同期はとられているが水平同期及
び垂直同期はとられていない場合にあっても、比較的容
易に整えることができる手段を用いて、多重伝送するこ
とができる伝送システムに関する技術について記載され
た文献等も見出せない。
【0021】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきデータに基づいて、
ワード同期データを含むとともに8B/10B変換処理
が施されたものとされるワード列データが形成され、そ
のワード列データがシリアルデータに変換されて送出さ
れる伝送方式をもって、ビット同期はとられているが水
平同期及び垂直同期はとられていない、各々が、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号等とされる複数
のディジタル映像信号を、8B/10B変換部を内蔵し
たP/S変換IC素子等の比較的容易に整えることがで
きる手段を利用して伝送することができる、データ伝送
方法及びその実施に供されるデータ伝送装置を提供す
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項14までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法は、ビット同期はとられ
ているが水平同期及び垂直同期がとられていない複数の
ディジタル映像信号もしくはそれらとビット付加信号と
の組合せに、多重化処理を施して第1のワード列データ
を得、第1のワード列データにおける複数のディジタル
映像信号のうちの一つについての特定の位置に対応する
部分に、予め選定されたコードを有するワード同期デー
タもしくは予め選定されたコードを有するワード同期デ
ータを含む付加ワードデータグループを挿入することに
より、ワード同期データもしくは付加ワードデータグル
ープを含んだ第2のワード列データを形成し、その後、
8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段を用い
て、第2のワード列データに8B/10B変換処理を施
すとともに、8B/10B変換後のワード同期データも
しくは付加ワードデータグループを含んだ複合ワード列
データを形成し、さらに、複合ワード列データをシリア
ルデータに変換して、そのシリアルデータを伝送すべく
送出するものとされる。
【0023】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項3に記載された発明に係るデータ伝送方法は、第1の
ワード列データへのワード同期データもしくはワード同
期データを含む付加ワードデータグループの挿入を、第
1のワード列データにおける複数のディジタル映像信号
のうちの一つのラインブランキング期間内におけるタイ
ミング基準コードデータを形成するワードデータに対応
する部分を、ワード同期データをもって置き換えること
により行うものとされる。
【0024】さらに、特に、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項5に記載された発明に係るデータ伝送方法
は、第1のワード列データへのワード同期データもしく
はワード同期データを含む付加ワードデータグループの
挿入を、第1のワード列データにおける複数のディジタ
ル映像信号のうちの一つのラインブランキング期間内に
おけるタイミング基準コードデータに先立つ位置に対応
する部分に、ワード同期データを含む付加ワードデータ
グループを挿入することにより行うものとされる。
【0025】また、本願の特許請求の範囲における請求
項15から請求項17までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置は、ビット同期はとられているが
水平同期及び垂直同期がとられていない複数のディジタ
ル映像信号もしくはそれらとビット付加信号との組合せ
に、多重化処理を施して第1のワード列データを得るデ
ータ多重手段と、データ多重手段から得られる第1のワ
ード列データにおける複数のディジタル映像信号のうち
の一つについての特定の位置に対応する部分に、予め選
定されたコードを有するワード同期データもしくは予め
選定されたコードを有するワード同期データを含む付加
ワードデータグループを挿入することにより、ワード同
期データもしくは付加ワードデータグループを含んだ第
2のワード列データを形成するデータ挿入手段と、デー
タ挿入手段から得られるワード同期データもしくは付加
ワードデータグループが挿入された第2のワード列デー
タに、8B/10B変換処理を施すとともに、8B/1
0B変換後のワード同期データもしくは付加ワードデー
タグループを含んだ複合ワード列データを形成し、さら
に、その複合ワード列データをシリアルデータに変換す
る、8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段
と、8/10変換手段を内蔵したP/S変換手段から得
られるシリアルデータを伝送すべく送信する送信手段
と、を備えて構成される。
【0026】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項16に記載された発明に係るデータ伝送装置は、デー
タ挿入手段が、第1のワード列データへのワード同期デ
ータもしくはワード同期データを含む付加ワードデータ
グループの挿入を、第1のワード列データにおける複数
のディジタル映像信号のうちの一つのラインブランキン
グ期間内におけるタイミング基準コードデータを形成す
るワードデータに対応する部分を、ワード同期データを
もって置き換えることにより行うものとされる。
【0027】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置は、デ
ータ挿入手段が、第1のワード列データへのワード同期
データもしくはワード同期データを含む付加ワードデー
タグループの挿入を、第1のワード列データにおける複
数のディジタル映像信号のうちの一つのラインブランキ
ング期間内におけるタイミング基準コードデータに先立
つ位置に対応する部分に、ワード同期データを含む付加
ワードデータグループを挿入することにより行うものと
される。
【0028】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項14までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法によれば、ビット同期はとら
れているが水平同期及び垂直同期はとられていない、各
々が、例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号等と
される複数のディジタル映像信号、もしくは、斯かる複
数のディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに
基づき、ワード同期データもしくはワード同期データを
含む付加ワードデータグループの挿入処理、さらには、
8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段が用い
られて行われる8B/10B変換処理及びP/S変換処
理を経て形成されるシリアルデータ、とされて送出され
る複合ワード列データには、それにおける複数のディジ
タル映像信号のうちの一つについての特定の位置に対応
する部分に、8B/10B変換後のワード同期データが
挿入されていることになる。この8B/10B変換後の
ワード同期データは、例えば、RDを正とするワードデ
ータDS10である+K28.5、もしくは、RDを負
とするワードデータDS10である−K28.5とされ
る。
【0029】そして、複合ワード列データの形成過程に
おける第1のワード列データへのワード同期データもし
くはワード同期データを含む付加ワードデータグループ
の挿入は、例えば、本願の特許請求の範囲における請求
項3に記載された発明に係るデータ伝送方法の場合のよ
うに、第1のワード列データにおける複数のディジタル
映像信号のうちの一つのラインブランキング期間内にお
けるタイミング基準コードデータを形成するワードデー
タに対応する部分を、ワード同期データをもって置き換
えることにより、もしくは、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項5に記載された発明に係るデータ伝送方法の
場合のように、第1のワード列データにおける複数のデ
ィジタル映像信号のうちの一つのラインブランキング期
間内におけるタイミング基準コードデータに先立つ位置
に対応する部分に、ワード同期データを含む付加ワード
データグループを挿入することにより、行われる。
【0030】このような複合ワード列データが変換され
たシリアルデータを受ける受信側において、シリアルデ
ータに変換されて伝送された複合ワード列データ中の8
B/10B変換後のワード同期データが、複数のディジ
タル映像信号もしくは複数のディジタル映像信号とビッ
ト付加信号とを再生するための処理に必要とされるワー
ド同期データとして、適正に検出されることになるもの
とされる。また、複合ワード列データに含まれる各ワー
ド列データは、8B/10B変換処理を経て得られるも
のとされることにより、選択された内容を有する10ビ
ットワードが用いられて形成され、良好な伝送品質をも
たらすことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好
な伝送品質が得られるもとで受信される複合ワード列デ
ータに基づく複数のディジタル映像信号もしくは複数の
ディジタル映像信号とビット付加信号との再生、のため
の処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に得られ
る状態が確保される。
【0031】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項14までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法によれば、ワード同期データもしく
はワード同期データを含む付加ワードデータグループが
挿入された第2のワード列データに対する8B/10B
変換,それにより得られる複合ワード列データのシリア
ルデータへの変換、及び、変換されたシリアルデータの
送信、さらには、受信側における、シリアルデータの受
信,受信されたシリアルデータの複合ワード列データへ
の変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システム
のもとにおけるディジタルデータの送信及び受信に用い
られる伝送回路ディバイスを利用して行うことができ
る。従って、伝送されるべきデータに基づいて、ワード
同期データを含むとともに8B/10B変換処理が施さ
れたものとされるワード列データが形成され、そのワー
ド列データがシリアルデータに変換されて送出される伝
送方式をもって、ビット同期はとられているが水平同期
及び垂直同期はとられていない、各々が、例えば、D1
信号,D2信号,SDTI信号等とされる複数のディジ
タル映像信号を、8B/10B変換部を内蔵したP/S
変換IC素子等を含む比較的容易に整えることができる
手段を用いて伝送することができることになる。
【0032】また、本願の特許請求の範囲における請求
項15から請求項17までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置においては、ビット同期はとられ
ているが水平同期及び垂直同期はとられていない、各々
が、例えば、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号
等とされる複数のディジタル映像信号、もしくは、斯か
る複数のディジタル映像信号とビット付加信号との組合
せに基づき、ワード同期データ挿入処理、さらには、8
B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段が用いら
れて行われる8B/10B変換処理及びP/S変換処理
を経て形成されるシリアルデータ、とされて送信手段に
より送出される複合ワード列データには、それにおける
複数のディジタル映像信号のうちの一つについての特定
の位置に対応する部分に、8B/10B変換後のワード
同期データが挿入されていることになる。この8B/1
0B変換後のワード同期データは、例えば、RDを正と
するワードデータDS10である+K28.5、もしく
は、RDを負とするワードデータDS10である−K2
8.5とされる。
【0033】そして、第1のワード列データへのワード
同期データもしくはワード同期データを含む付加ワード
データグループの挿入処理を行うデータ挿入手段は、例
えば、本願の特許請求の範囲における請求項16に記載
された発明に係るデータ伝送装置の場合のように、第1
のワード列データにおける複数のディジタル映像信号の
うちの一つのラインブランキング期間内におけるタイミ
ング基準コードデータを形成するワードデータに対応す
る部分を、ワード同期データをもって置き換える動作、
もしくは、本願の特許請求の範囲における請求項17に
記載された発明に係るデータ伝送装置の場合のように、
第1のワード列データにおける複数のディジタル映像信
号のうちの一つのラインブランキング期間内におけるタ
イミング基準コードデータに先立つ位置に対応する部分
に、ワード同期データを含む付加ワードデータグループ
を挿入する動作を行う。
【0034】このようにして送信手段により送出され
る、複合ワード列データが変換されたシリアルデータを
受ける受信側において、シリアルデータに変換されて伝
送された複合ワード列データ中の8B/10B変換後の
ワード同期データが、複数のディジタル映像信号もしく
は複数のディジタル映像信号とビット付加信号とを再生
するための処理に必要とされるワード同期データとし
て、適正に検出されることになるものとされる。また、
複合ワード列データに含まれる各ワード列データは、8
B/10B変換処理を経て得られるものとされることに
より、選択された内容を有する10ビットワードが用い
られて形成され、良好な伝送品質をもたらすことにな
る。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝送品質が得
られるもとで受信される複合ワード列データに基づく複
数のディジタル映像信号もしくは複数のディジタル映像
信号とビット付加信号との再生、のための処理に必要と
されるデータ同期状態が、確実に得られる状態が確保さ
れる。
【0035】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項15から請求項17までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置によれば、ワード同期データもし
くはワード同期データを含む付加ワードデータグループ
が挿入された第2のワード列データに対する8B/10
B変換,それにより得られる複合ワード列データのシリ
アルデータへの変換、及び、変換されたシリアルデータ
の送信、さらには、受信側における、シリアルデータの
受信,受信されたシリアルデータの複合ワード列データ
への変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システ
ムのもとにおけるディジタルデータの送信及び受信に用
いられる伝送回路ディバイスを利用して行うことができ
る。従って、伝送されるべきデータに基づいて、ワード
同期データを含むとともに8B/10B変換処理が施さ
れたものとされるワード列データが形成され、そのワー
ド列データがシリアルデータに変換されて送出される伝
送方式をもって、ビット同期はとられているが水平同期
及び垂直同期はとられていない、各々が、例えば、D1
信号,D2信号,SDTI信号等とされる複数のディジ
タル映像信号を、8B/10B変換部を内蔵したP/S
変換IC素子等を含む比較的容易に整えることができる
手段を用いて伝送することができることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項3まで及び請求項10から請
求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲に
おける請求項15または請求項16のいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0037】図1に示される例にあっては、複数のディ
ジタル映像信号である3チャンネルのD1信号DVP
1,DVP2及びDVP3と、ビット付加信号である2
ビット付加データDAB(2)が、データ多重部(デー
タ多重手段)11に供給される。3チャンネルのD1信
号DVP1〜DVP3の夫々は、例えば、図27に示さ
れる如くのデータ系列の態様をとる10ビットワード列
データを形成するディジタル信号であって、そのワード
伝送レートを、例えば、27MBpsとするパラレルデ
ータとされる。また、2ビット付加データDAB(2)
は、2ビット構成のワードが連なる2ビットワード列デ
ータであって、そのワード伝送レートが、例えば、27
MBpsに選定される。
【0038】3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP
3は、互いの間でビット同期はとられているが、水平同
期及び垂直同期はとられていない状態でデータ多重部1
1に供給され、また、2ビット付加データDAB(2)
は、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3の夫々
とビット同期がとられた状態でデータ多重部11に供給
される。
【0039】データ多重部11においては、3チャンネ
ルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビット付加データ
DAB(2)との組合せに多重化処理を施し、それによ
り、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビ
ット付加データDAB(2)との組合せに基づく8ビッ
トワード列データを得る。斯かる際には、データ多重部
11に同時に供給される、3チャンネルのD1信号DV
P1〜DVP3の夫々における各ワード(10ビット)
と2ビット付加データDAB(2)における各ワード
(2ビット)との、合計10×3+2=32ビットが、
順次8ビットずつの4ワードに分割されることにより、
ワード伝送レートを27MBps×32/8=108M
Bpsとする8ビットワード列データDU(8)が形成
される。
【0040】この8ビットワード列データDU(8)
は、図2に示される如くに、例えば、D1信号DVP1
を基準にして、D1信号DVP1の或るラインブランキ
ング期間におけるタイミング基準コードデータSAVの
第1ワードを形成する10ビットのうちの8ビットから
成る8ビットワード; D1信号DVP1のタイミング
基準コードデータSAVの第1ワードを形成する10ビ
ットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の10ビ
ットワードのうちの6ビットとから成る8ビットワー
ド; D1信号DVP2の10ビットワードのうちの残
り4ビットとD1信号DVP3の10ビットワードのう
ちの4ビットとから成る8ビットワード;D1信号DV
P3の10ビットワードのうちの残り6ビットと2ビッ
ト付加データDAB(2)の2ビットワードを形成する
2ビットとから成る8ビットワード; D1信号DVP
1におけるタイミング基準コードデータSAVの第2ワ
ードを形成する10ビットのうちの8ビットから成る8
ビットワード; D1信号DVP1のタイミング基準コ
ードデータSAVの第2ワードを形成する10ビットの
うちの残り2ビットとD1信号DVP2の10ビットワ
ードのうちの6ビットとから成る8ビットワード; D
1信号DVP2の10ビットワードのうちの残り4ビッ
トとD1信号DVP3の10ビットワードのうちの4ビ
ットとから成る8ビットワード; D1信号DVP3の
10ビットワードのうちの残り6ビットと2ビット付加
データDAB(2)の2ビットワードを形成する2ビッ
トとから成る8ビットワード; D1信号DVP1にお
けるタイミング基準コードデータSAVの第3ワードを
形成する10ビットのうちの8ビットから成る8ビット
ワード; D1信号DVP1のタイミング基準コードデ
ータSAVの第3ワードを形成する10ビットのうちの
残り2ビットとD1信号DVP2の10ビットワードの
うちの6ビットとから成る8ビットワード; ・・・・
・ が、順次連なるものとされる。図2において、DD
8は、8ビットワード列データDU(8)を形成する8
ビットワードであり、また、tは経過時間をあらわす
(以下において同様)。
【0041】データ多重部11から得られる、ワード伝
送レートを108MBpsとする8ビットワード列デー
タDU(8)は、同期データ挿入部(データ挿入手段)
12に供給される。同期データ挿入部12には、8ビッ
トワード列データDU(8)に加えて、D1信号DVP
1についての水平同期信号SH及び垂直同期信号SV、
及び、D1信号DVP1のワードクロック信号に同期し
た、周波数を27MHzとするクロックパルス信号CA
も供給される。
【0042】同期データ挿入部12においては、8ビッ
トワード列データDU(8)がデータ置換部13に供給
されるとともに、水平同期信号SH,垂直同期信号SV
及びクロックパルス信号CAが制御信号形成部14に供
給される。制御信号形成部14は、水平同期信号SH,
垂直同期信号SV及びクロックパルス信号CAに応じ
て、D1信号DVP1におけるラインブランキング期間
中のタイミング基準コードデータSAVの第1ワードに
同期した制御信号CSKを形成する。
【0043】データ置換部13には、8ビットワード列
データDU(8)に加えて、ワード同期データ挿入部1
2に含まれたワードデータ送出部15からの、予め選定
されたコードを有した8ビットワードデータを形成する
ワード同期データDEK8も供給され、さらに、制御信
号形成部14からの制御信号CSKも供給される。制御
信号形成部14からの制御信号CSKは、ワードデータ
送出部15にも供給され、ワードデータ送出部15は、
制御信号CSKに応じてワード同期データDEK8を送
出する。
【0044】そして、データ置換部13は、データ多重
部11からの、ワード伝送レートを108MBpsとす
る8ビットワード列データDU(8)に対して、それに
おける3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3のう
ちの一つ、例えば、D1信号DVP1についての特定の
位置に対応する部分に、ワードデータ送出部15からの
ワード同期データDEK8を挿入することになる動作を
行う。斯かる際、データ置換部13は、このような8ビ
ットワード列データDU(8)へのワード同期データD
EK8の挿入を、制御信号形成部14からの制御信号C
SKに応じて、8ビットワード列データDU(8)にお
けるD1信号DVP1の各ラインブランキング期間内に
おけるタイミング基準コードデータSAVの第1ワード
を形成する10ビットのうちの8ビットに対応する部分
(SAV第1ワード対応部分)を、ワードデータ送出部
15から制御信号CSKに応じて送出されるワード同期
データDEK8をもって置き換えることにより行う。
【0045】それにより、データ置換部13は、3チャ
ンネルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビット付加デ
ータDAB(2)との組合せに基づく、ワード伝送レー
トを108MBpsとし、ワード同期データDEK8が
置換挿入された8ビットワード列データDZ(8)を形
成する。
【0046】ワードデータ送出部15からのワード同期
データDEK8は、予め選定されたコードを有する8ビ
ットワードデータとされるが、その一例にあっては、8
B/10B変換により10ビットワードデータに変換さ
れると前述のワードデータDS10となるものとされ
る。従って、斯かるワード同期データDEK8は、8B
/10B変換により10ビットワードデータに変換され
るとK28.5というコードネームで呼ばれるものとな
り、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるとき、RDを正(+)とする+
28.5となり、また、その直前に配されたワードデー
タによるRDであるCRDが正(+)であるとき、RD
を負(−)とする−K28.5となる。
【0047】8ビットワード列データDU(8)に上述
のワード同期データDEK8が置換挿入されて形成され
る8ビットワード列データDZ(8)は、ワード同期デ
ータDEK8が置換挿入された部分が、図3に示される
如くに、例えば、D1信号DVP1を基準にしたもと
で、SAV第1ワード対応部分に置き換わったワード同
期データDEK8である8ビットワード; D1信号D
VP1のタイミング基準コードデータSAVの第1ワー
ドを形成する10ビットのうちの残り2ビットとD1信
号DVP2の10ビットワードのうちの6ビットとから
成る8ビットワード; D1信号DVP2の10ビット
ワードのうちの残り4ビットとD1信号DVP3の10
ビットワードのうちの4ビットとから成る8ビットワー
ド; D1信号DVP3の10ビットワードのうちの残
り6ビットと2ビット付加データDAB(2)の2ビッ
トワードを形成する2ビットとから成る8ビットワー
ド;D1信号DVP1におけるタイミング基準コードデ
ータSAVの第2ワードを形成する10ビットのうちの
8ビットから成る8ビットワード; D1信号DVP1
のタイミング基準コードデータSAVの第2ワードを形
成する10ビットのうちの残り2ビットとD1信号DV
P2の10ビットワードのうちの6ビットとから成る8
ビットワード; D1信号DVP2の10ビットワード
のうちの残り4ビットとD1信号DVP3の10ビット
ワードのうちの4ビットとから成る8ビットワード;
D1信号DVP3の10ビットワードのうちの残り6ビ
ットと2ビット付加データDAB(2)の2ビットワー
ドを形成する2ビットとから成る8ビットワード; D
1信号DVP1におけるタイミング基準コードデータS
AVの第3ワードを形成する10ビットのうちの8ビッ
トから成る8ビットワード; D1信号DVP1のタイ
ミング基準コードデータSAVの第3ワードを形成する
10ビットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の
10ビットワードのうちの6ビットとから成る8ビット
ワード; ・・・・・ が、順次連なるものとされる。
【0048】上述の如くにしてデータ置換部13におい
て得られる、ワード伝送レートを108MBpsとする
8ビットワード列データDZ(8)は、同期データ挿入
部12から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S
変換部(8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手
段)16に供給される。8B/10B変換部内蔵P/S
変換部16にあっては、先ず、ワード同期データDEK
8が置換挿入された8ビットワード列データDZ(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットを区分
し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変換
テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換して
いく8B/10B変換処理を施して、8ビットワード列
データDZ(8)に基づく、8B/10B変換後のワー
ド同期データを含んだ、ワード伝送レートを108MB
psとする複合10ビットワード列データDZ(10)
を形成する。その際、8ビットワード列データDZ
(8)における8ビットワードDD8は、10ビットワ
ードDD10とされ、また、ワード同期データDEK8
は、その直前の8ビットワードDD8に基づく10ビッ
トワードDD10のRDに応じて、+K28.5もしく
は−K28.5に変換され、それにより8B/10B変
換後のワード同期データとされる。
【0049】この複合10ビットワード列データDZ
(10)は、図4に示される如くに、例えば、D1信号
DVP1を基準にしたもとで、SAV第1ワード対応部
分に置き換わったワード同期データDEK8が8B/1
0B変換されて得られる、8B/10B変換後のワード
同期データであるK28.5; D1信号DVP1のタ
イミング基準コードデータSAVの第1ワードを形成す
る10ビットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2
の10ビットワードのうちの6ビットとが、8B/10
B変換されて得られる10ビットデータである“DVP
1の2ビット+DVP2の6ビットの10X”; D1
信号DVP2の10ビットワードのうちの残り4ビット
とD1信号DVP3の10ビットワードのうちの4ビッ
トとが、8B/10B変換されて得られる10ビットデ
ータである“DVP2の4ビット+DVP3の4ビット
の10X”; D1信号DVP3の10ビットワードの
うちの残り6ビットと2ビット付加データDAB(2)
の2ビットワードを形成する2ビットとが、8B/10
B変換されて得られる10ビットデータである“DVP
3の6ビット+DAB(2)の10X”; D1信号D
VP1のタイミング基準コードデータSAVの第2ワー
ドを形成する10ビットのうちの8ビットが、8B/1
0B変換されて得られる10ビットデータである“DV
P1の8ビットの10X”; D1信号DVP1のタイ
ミング基準コードデータSAVの第2ワードを形成する
10ビットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の
10ビットワードのうちの6ビットとが、8B/10B
変換されて得られる10ビットデータである“DVP1
の2ビット+DVP2の6ビットの10X”; D1信
号DVP2の10ビットワードのうちの残り4ビットと
D1信号DVP3の10ビットワードのうちの4ビット
とが、8B/10B変換されて得られる10ビットデー
タである“DVP2の4ビット+DVP3の4ビットの
10X”; D1信号DVP3の10ビットワードのう
ちの残り6ビットと2ビット付加データDAB(2)の
2ビットワードを形成する2ビットとが、8B/10B
変換されて得られる10ビットデータである“DVP3
の6ビット+DAB(2)の10X”; D1信号DV
P1のタイミング基準コードデータSAVの第3ワード
を形成する10ビットのうちの8ビットが、8B/10
B変換されて得られる10ビットデータである“DVP
1の8ビットの10X”; D1信号DVP1のタイミ
ング基準コードデータSAVの第3ワードを形成する1
0ビットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の1
0ビットワードのうちの6ビットとが、8B/10B変
換されて得られる10ビットデータである“DVP1の
2ビット+DVP2の6ビットの10X”; ・・・・
・ が、順次連なるものとされる。
【0050】続いて、8B/10B変換部内蔵P/S変
換部16にあっては、8B/10B変換後のワード同期
データであるK28.5を含み、ワード伝送レートを1
08MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
(10)に、P/S変換を施して、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)に基づく、ビット伝送レートを
108MBps×10=1.08Gbpsとするシリア
ルデータDZSを形成する。
【0051】このようにして、8B/10B変換部内蔵
P/S変換部16において形成されるビット伝送レート
を1.08GbpsとするシリアルデータDZSは、送
信部(送信手段)17に供給される。送信部17は、シ
リアルデータDZSを、例えば、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送
すべく、オプティカル・ファイバーが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した光信号SZとして送出する。
それによって、シリアルデータDZSの伝送が行われ
る。
【0052】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、ワード同期データDEK8が置換挿入さ
れた8ビットワード列データDZ(8)に対する8B/
10B変換及びそれにより得られる複合10ビットワー
ド列データDZ(10)のシリアルデータDZSへの変
換を行う8B/10B変換部内蔵P/S変換部16、及
び、8B/10B変換部内蔵P/S変換部16から得ら
れるシリアルデータDZSの送信、さらには、受信側に
おける、シリアルデータDZSの受信,受信されたシリ
アルデータDZSの8ビットワード列データDZ(8)
への変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システ
ムのもとにおけるディジタルデータの送信及び受信に用
いられる、8B/10B変換部を内蔵したP/S変換I
C素子等の伝送回路ディバイスを利用して行うことがで
きる。従って、伝送されるべきデータに基づいて、ワー
ド同期データを含むとともに8B/10B変換処理が施
されたものとされるワード列データが形成され、そのワ
ード列データがシリアルデータに変換されて送出される
伝送方式をもって、ビット同期はとられているが水平同
期及び垂直同期はとられていない、3チャンネルのD1
信号DVP1〜DVP3の夫々と2ビット付加データD
AB(2)とを、8B/10B変換部を内蔵したP/S
変換IC素子等を含む比較的容易に整えることができる
手段を用いて伝送することができることになる。
【0053】図5は、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項3まで及び請求項7から請求項14ま
でのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の
一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求
項15または請求項16に記載された発明に係るデータ
伝送装置の一例を示す。
【0054】図5に示される例にあっては、複数のディ
ジタル映像信号である3チャンネルのD1信号DVP
1,DVP2及びDVP3と、ビット付加信号である2
ビット付加データDAB(2)が、データ多重部(デー
タ多重手段)21に供給される。3チャンネルのD1信
号DVP1〜DVP3の夫々は、例えば、図27に示さ
れる如くのデータ系列の態様をとる10ビットワード列
データを形成するディジタル信号であって、そのワード
伝送レートを、例えば、27MBpsとするパラレルデ
ータとされる。また、2ビット付加データDAB(2)
は、2ビット構成のワードが連なる2ビットワード列デ
ータであって、そのワード伝送レートが、例えば、27
MBpsに選定される。
【0055】3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP
3は、互いの間でビット同期はとられているが、水平同
期及び垂直同期はとられていない状態でデータ多重部2
1に供給され、また、2ビット付加データDAB(2)
は、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3の夫々
とビット同期がとられた状態でデータ多重部21に供給
される。
【0056】データ多重部21においては、3チャンネ
ルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビット付加データ
DAB(2)との組合せに多重化処理を施し、それによ
り、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビ
ット付加データDAB(2)との組合せに基づく8ビッ
トワード列データを得る。斯かる際には、データ多重部
21に同時に供給される、3チャンネルのD1信号DV
P1〜DVP3の夫々における各ワード(10ビット)
と2ビット付加データDAB(2)における各ワード
(2ビット)との、合計10×3+2=32ビットが、
順次8ビットずつの4ワードに分割されることにより、
ワード伝送レートを27MBps×32/8=108M
Bpsとする8ビットワード列データDU(8)が形成
される。この8ビットワード列データDU(8)も、図
2に示される如くのものとされる。
【0057】データ多重部21から得られる、ワード伝
送レートを108MBpsとする8ビットワード列デー
タDU(8)は、同期データ挿入部(データ挿入手段)
22に供給される。同期データ挿入部22には、8ビッ
トワード列データDU(8)に加えて、3チャンネルの
D1信号DVP1〜DVP3のうちの一つ、例えば、D
1信号DVP1についての水平同期信号SH及び垂直同
期信号SV、及び、D1信号DVP1のワードクロック
信号に同期した、周波数を27MHzとするクロックパ
ルス信号CAも供給される。
【0058】同期データ挿入部22においては、8ビッ
トワード列データDU(8)がデータ置換部23に供給
されるとともに、水平同期信号SH,垂直同期信号SV
及びクロックパルス信号CAが制御信号形成部24に供
給される。制御信号形成部24は、水平同期信号SH,
垂直同期信号SV及びクロックパルス信号CAに応じ
て、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3のうち
の一つであるD1信号DVP1における、ラインブラン
キング期間中のタイミング基準コードデータSAVの第
1ワード及び第2ワードに夫々同期した制御信号CSA
及びCSBを形成する。
【0059】また、同期データ挿入部22においては、
データ置換部23に関連して、スイッチ25が設けられ
ている。スイッチ25には、ワードデータ送出部26か
らの8ビットワードを形成する補助ワードデータDEA
8とワードデータ送出部27からの8ビットワードを形
成する補助ワードデータDEB8とが供給される。ワー
ドデータ送出部26及び27の夫々には、制御信号形成
部24からの制御信号CSAが供給され、ワードデータ
送出部26及び27は、制御信号CSAに応じて、夫
々、補助ワードデータDEA8及びDEB8を送出す
る。
【0060】スイッチ25は、ワードデータ送出部26
からの補助ワードデータDEA8とワードデータ送出部
27からの補助ワードデータDEB8とのうちのいずれ
かを取り出して、取り出された補助ワードデータDEA
8もしくは補助ワードデータDEB8をデータ置換部2
3に供給する。
【0061】さらに、同期データ挿入部22において
は、8ビットワードを形成するワード同期データDEK
8が得られるワードデータ送出部28が設けられてい
る。ワードデータ送出部28には、制御信号形成部24
からの制御信号CSBが供給され、ワードデータ送出部
28は、制御信号CSBに応じて、ワード同期データD
EK8を送出し、それをデータ置換部23に供給する。
【0062】データ置換部23には、制御信号形成部2
4からの制御信号CSA及びCSBも供給される。そし
て、データ置換部23は、データ多重部21からの、ワ
ード伝送レートを108MBpsとする8ビットワード
列データDU(8)に対して、それにおける3チャンネ
ルのD1信号DVP1〜DVP3のうちの一つであるD
1信号DVP1についての特定の位置に対応する部分
に、スイッチ25により取り出されたワードデータ送出
部26からの補助ワードデータDEA8もしくはワード
データ送出部27からの補助ワードデータDEB8と、
ワードデータ送出部28からのワード同期データDEK
8とを挿入することになる動作を行う。
【0063】斯かる際、データ置換部23は、このよう
な8ビットワード列データDU(8)への補助ワードデ
ータDEA8もしくはDEB8とワード同期データDE
K8との挿入を、制御信号形成部24からの制御信号C
SAに応じて、8ビットワード列データDU(8)にお
けるD1信号DVP1の各ラインブランキング期間内に
おけるタイミング基準コードデータSAVの第1ワード
を形成する10ビットのうちの8ビットに対応する部分
(SAV第1ワード対応部分)を、ワードデータ送出部
26から制御信号CSAに応じて送出される補助ワード
データDEA8、もしくは、ワードデータ送出部27か
ら制御信号CSAに応じて送出される補助ワードデータ
DEB8をもって置き換えるとともに、制御信号形成部
24からの制御信号CSBに応じて、8ビットワード列
データDU(8)におけるD1信号DVP1の各ライン
ブランキング期間内におけるタイミング基準コードデー
タSAVの第2ワードを形成する10ビットのうちの8
ビットに対応する部分(SAV第2ワード対応部分)
を、ワードデータ送出部28から制御信号CSBに応じ
て送出されるワード同期データDEK8をもって置き換
えることにより行う。
【0064】従って、データ置換部23において、8ビ
ットワード列データDU(8)におけるSAV第1ワー
ド対応部分に対して、補助ワードデータDEA8もしく
はDEB8が置換挿入されるとともに、8ビットワード
列データDU(8)におけるSAV第2ワード対応部分
に対して、ワード同期データDEK8が置換挿入される
ことになる。
【0065】斯かるもとで、制御信号形成部24には、
8ビットワード列データDU(8)も供給されており、
制御信号形成部24は、その8ビットワード列データD
U(8)における、同期データ挿入部22のデータ置換
部23において補助ワードデータDEA8もしくはDE
B8が置換挿入されることになるSAV第1ワード対応
部分に先立つ直前の8ビットワードDD8、及び、SA
V第1ワード対応部分とデータ置換部23においてワー
ド同期データDEK8が置換挿入されることになるSA
V第2ワード対応部分との間の3個の8ビットワードか
ら、SAV第2ワード対応部分の直前の8ビットワード
が、8B/10B変換後におけるRDを負(−)とする
ものとされることになる、補助ワードデータDEA8及
びDEB8のうちのいずれかを選定する。そして、制御
信号形成部24は、補助ワードデータDEA8が選定さ
れるとき、即ち、8ビットワード列データDU(8)に
おけるSAV第1ワード対応部分に対して補助ワードデ
ータDEA8が置換挿入されることにより、8ビットワ
ード列データDU(8)におけるSAV第2ワード対応
部分の直前の8ビットワードが、8B/10B変換後に
おけるRDを負(−)とするものとされることになると
き、例えば、高レベルをとり、補助ワードデータDEB
8が選定されるとき、即ち、8ビットワード列データD
U(8)におけるSAV第1ワード対応部分に対して補
助ワードデータDEB8が置換挿入されることにより、
8ビットワード列データDU(8)におけるSAV第2
ワード対応部分の直前の8ビットワードが、8B/10
B変換後におけるRDを負(−)とするものとされるこ
とになるとき、例えば、低レベルをとる制御信号CSC
を形成して、それをスイッチ25に供給する。
【0066】スイッチ25は、制御信号形成部24から
の制御信号CSCが高レベルをとるとき、ワードデータ
送出部26から制御信号CSAに応じて送出される補助
ワードデータDEA8を取り出してデータ置換部23に
供給する状態をとるとともに、制御信号形成部24から
の制御信号CSCが低レベルをとるとき、ワードデータ
送出部27から制御信号CSAに応じて送出される補助
ワードデータDEB8を取り出してデータ置換部23に
供給する状態をとる。
【0067】従って、同期データ挿入部22におけるデ
ータ置換部23は、8ビットワード列データDU(8)
におけるSAV第1ワード対応部分に対する、ワードデ
ータ送出部26からの補助ワードデータDEA8もしく
はワードデータ送出部27からの補助ワードデータDE
B8の置換挿入を行うにあたり、制御信号形成部24か
らの制御信号CSCが高レベルをとるとき、従って、8
ビットワード列データDU(8)におけるSAV第1ワ
ード対応部分に対して補助ワードデータDEA8が置換
挿入されることにより、8ビットワード列データDU
(8)におけるSAV第2ワード対応部分の直前の8ビ
ットワードが、8B/10B変換後におけるRDを負
(−)とするものとされることになるとき、8ビットワ
ード列データDU(8)におけるSAV第1ワード対応
部分をワードデータ送出部26からの補助ワードデータ
DEA8によって置き換え、また、制御信号形成部24
からの制御信号CSCが低レベルをとるとき、従って、
8ビットワード列データDU(8)におけるSAV第1
ワード対応部分に対して補助ワードデータDEB8が置
換挿入されることにより、8ビットワード列データDU
(8)におけるSAV第2ワード対応部分の直前の8ビ
ットワードが、8B/10B変換後におけるRDを負
(−)とするものとされることになるとき、8ビットワ
ード列データDU(8)におけるSAV第1ワード対応
部分をワードデータ送出部27からの補助ワードデータ
DEB8をもって置き換える。
【0068】その結果、データ置換部23においては、
制御信号形成部24からの制御信号CSCが高レベルを
とるとき、データ多重部21からの8ビットワード列デ
ータDU(8)が、それにおけるSAV第1ワード対応
部分が補助ワードデータDEA8によって置き換えられ
るとともに、それにおけるSAV第2ワード対応部分が
ワード同期データDEK8によって置き換えられて、8
ビットワード列データDZ(8)を形成するものとさ
れ、また、制御信号形成部24からの制御信号CSCが
低レベルをとるとき、データ多重部21からの8ビット
ワード列データDU(8)が、それにおけるSAV第1
ワード対応部分が補助ワードデータDEB8によって置
き換えられるとともに、それにおけるSAV第2ワード
対応部分がワード同期データDEK8によって置き換え
られて、8ビットワード列データDZ(8)を形成する
ものとされる。
【0069】ワードデータ送出部26からの補助ワード
データDEA8は、予め選定されたコードを有する8ビ
ットワードデータとされるが、その一例にあっては、
“01110101”とあらわせるものとされる。斯か
る補助ワードデータDEA8は、図6に示される如く、
8B/10B変換により10ビットワードデータに変換
されるとD21.3というコードネームで呼ばれるもの
となる。D21.3は、その直前に配されたワードデー
タによるRDであるCRDが負(−)であるとき、RD
をニュートラルとする“1010101100”とさ
れ、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが正(+)であるとき、RDをニュートラルとす
る“1010100011”とされる。
【0070】ワードデータ送出部27からの補助ワード
データDEB8も、予め選定されたコードを有する8ビ
ットワードデータとされるが、その一例にあっては、
“10010101”とあらわせるものとされる。斯か
る補助ワードデータDEB8は、図6に示される如く、
8B/10B変換により10ビットワードデータに変換
されるとD21.4というコードネームで呼ばれるもの
となる。D21.4は、その直前に配されたワードデー
タによるRDであるCRDが負(−)であるとき、RD
を正(+)とする“1010101101”とされ、そ
の直前に配されたワードデータによるRDであるCRD
が正(+)であるとき、RDを負(−)とする“101
0100010”とされる。
【0071】ワードデータ送出部28からのワード同期
データDEK8も、予め選定されたコードを有する8ビ
ットワードデータとされるが、その一例にあっては、8
B/10B変換により10ビットワードデータに変換さ
れると前述のワードデータDS10となるものとされ
る。従って、斯かるワード同期データDEK8は、8B
/10B変換により10ビットワードデータに変換され
るとK28.5というコードネームで呼ばれるものとな
り、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるとき、RDを正(+)とする+
28.5となり、また、その直前に配されたワードデー
タによるRDであるCRDが正(+)であるとき、RD
を負(−)とする−K28.5となる。
【0072】8ビットワード列データDU(8)に上述
の補助ワードデータDEA8もしくはDEB8とワード
同期データDEK8とが挿入されて形成される8ビット
ワード列データDZ(8)は、補助ワードデータDEA
8もしくはDEB8とワード同期データDEK8とが挿
入された部分が、図7に示される如くに、例えば、D1
信号DVP1を基準にしたもとで、SAV第1ワード対
応部分に置き換わった補助ワードデータDEA8もしく
はDEB8である8ビットワード; D1信号DVP1
のタイミング基準コードデータSAVの第1ワードを形
成する10ビットのうちの残り2ビットとD1信号DV
P2の10ビットワードのうちの6ビットとから成る8
ビットワード; D1信号DVP2の10ビットワード
のうちの残り4ビットとD1信号DVP3の10ビット
ワードのうちの4ビットとから成る8ビットワード;
D1信号DVP3の10ビットワードのうちの残り6ビ
ット及び2ビット付加データDAB(2)の2ビットワ
ードを形成する2ビットとから成る8ビットワード;
SAV第2ワード対応部分に置き換わったワード同期デ
ータDEK8である8ビットワード; D1信号DVP
1のタイミング基準コードデータSAVの第2ワードを
形成する10ビットのうちの残り2ビットとD1信号D
VP2の10ビットワードのうちの6ビットとから成る
8ビットワード; D1信号DVP2の10ビットワー
ドのうちの残り4ビットとD1信号DVP3の10ビッ
トワードのうちの4ビットとから成る8ビットワード;
D1信号DVP3の10ビットワードのうちの残り6
ビット及び2ビット付加データDAB(2)の2ビット
ワードを形成する2ビットとから成る8ビットワード;
D1信号DVP1の各ラインブランキング期間内におけ
るタイミング基準コードデータSAVの第3ワードを形
成する10ビットのうちの8ビットから成る8ビットワ
ード; D1信号DVP1のタイミング基準コードデー
タSAVの第3ワードを形成する10ビットのうちの残
り2ビットとD1信号DVP2の10ビットワードのう
ちの6ビットとから成る8ビットワード; ・・・・・
が、順次連なるものとされる。
【0073】上述の如くにしてデータ置換部23におい
て得られる、ワード伝送レートを108MBpsとする
8ビットワード列データDZ(8)は、同期データ挿入
部22から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S
変換部(8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手
段)30に供給される。8B/10B変換部内蔵P/S
変換部30にあっては、先ず、補助ワードデータDEA
8もしくはDEB8とワード同期データDEK8とが置
換挿入された8ビットワード列データDZ(8)に、そ
れにおける各ワードを形成する8ビットを区分し、区分
された8ビットの夫々を、予め用意された変換テーブル
に従って、10ビットのデータに順次変換していく8B
/10B変換処理を施して、8ビットワード列データD
Z(8)に基づく、8B/10B変換後のワード同期デ
ータを含んだ、ワード伝送レートを108MBpsとす
る複合10ビットワード列データDZ(10)を形成す
る。その際、8ビットワード列データDZ(8)におけ
る8ビットワードDD8は、10ビットワードDD10
に変換され、また、補助ワードデータDEA8がD2
1.3に変換されるとともに、補助ワードデータDEB
8がD21.4に変換され、さらに、ワード同期データ
DEK8は、その直前の10ビットワードデータがRD
を負(−)とするものとされることになるので、+K2
8.5に変換されて、8B/10B変換後のワード同期
データとされる。
【0074】この複合10ビットワード列データDZ
(10)は、図8に示される如くに、例えば、D1信号
DVP1を基準にしたもとで、SAV第1ワード対応部
分に置き換わった補助ワードデータDEA8もしくはD
EB8が8B/10B変換されて得られる10ビットデ
ータである、8B/10B変換後の補助ワードデータを
成すD21.3もしくはD21.4(DEA8/DEB
8の10X); D1信号DVP1のタイミング基準コ
ードデータSAVの第1ワードを形成する10ビットの
うちの残り2ビットとD1信号DVP2の10ビットワ
ードのうちの6ビットとが、8B/10B変換されて得
られる10ビットデータである“DVP1の2ビット+
DVP2の6ビットの10X”; D1信号DVP2の
10ビットワードのうちの残り4ビットとD1信号DV
P3の10ビットワードのうちの4ビットとが、8B/
10B変換されて得られる10ビットデータである“D
VP2の4ビット+DVP3の4ビットの10X”;
D1信号DVP3の10ビットワードのうちの残り6ビ
ットと2ビット付加データDAB(2)の2ビットワー
ドを形成する2ビットとが、8B/10B変換されて得
られる10ビットデータである“DVP3の6ビット+
DAB(2)の10X”; SAV第2ワード対応部分
に置き換わったワード同期データDEK8が8B/10
B変換されて得られる10ビットデータである、8B/
10B変換後のワード同期データを成す+K28.5
(DEK8の10X); D1信号DVP1のタイミン
グ基準コードデータSAVの第2ワードを形成する10
ビットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の10
ビットワードのうちの6ビットとが、8B/10B変換
されて得られる10ビットデータである“DVP1の2
ビット+DVP2の6ビットの10X”; D1信号D
VP2の10ビットワードのうちの残り4ビットとD1
信号DVP3の10ビットワードのうちの4ビットと
が、8B/10B変換されて得られる10ビットデータ
である“DVP2の4ビット+DVP3の4ビットの1
0X”; D1信号DVP3の10ビットワードのうち
の残り6ビットと2ビット付加データDAB(2)の2
ビットワードを形成する2ビットとが、8B/10B変
換されて得られる10ビットデータである“DVP3の
6ビット+DAB(2)の10X”; D1信号DVP
1のタイミング基準コードデータSAVの第3ワードを
形成する10ビットのうちの8ビットが、8B/10B
変換されて得られる10ビットデータである“DVP1
の8ビットの10X”; D1信号DVP1のタイミン
グ基準コードデータSAVの第3ワードを形成する10
ビットのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の10
ビットワードのうちの6ビットとが、8B/10B変換
されて得られる10ビットデータである“DVP1の2
ビット+DVP2の6ビットの10X”; ・・・・・
が、順次連なるものとされる。
【0075】このような複合10ビットワード列データ
DZ(10)における図8に示されるD21.3もしく
はD21.4をもって始まる4ワードを、仮に、順次、
第1ワード,第2ワード,第3ワード及び第4ワードと
する。
【0076】斯かるもとで、図2に示される8ビットワ
ード列データDU(8)及び図7に示される8ビットワ
ード列データDZ(8)において、各々が8ビットワー
ドとされる連続する2ワードに6ビットと4ビットとに
分けられて跨がることになる、D1信号DVP2の10
ビットワードを“0101010101”と仮定し、各
々が8ビットワードとされる連続する2ワードに4ビッ
トと6ビットとに分けられて跨がることになる、D1信
号DVP3の10ビットワードを“010101010
1”と仮定し、さらに、2ビット付加データDAB
(2)の2ビットワードを“11”と仮定すると、図8
に示される複合10ビットワード列データDZ(10)
においては、第1ワードが、D21.3もしくはD2
1.4から成る10ビットワードとされ、第2ワード
が、D21.6というコードネームで呼ばれる10ビッ
トワードとされ、第3ワードが、D21.2というコー
ドネームで呼ばれる10ビットワードとされ、第4ワー
ドが、D23.2というコードネームで呼ばれる10ビ
ットワードとされる。
【0077】D21.6及びD21.2は、直前のワー
ドデータによるRDであるCRDを変化させずに伝える
ワードデータであり、また、D23.2は、直前のワー
ドデータによるRDであるCRDを反転させて伝えるワ
ードデータである。斯かるもとで、D21.3もしくは
D21.4が、第4ワードを成すD23.2によるRD
が負(−)となるように選定されていることにより、常
時、第4ワードに+K28.5(“001111101
0”)が続くことになる。
【0078】このようにして、8B/10B変換部内蔵
P/S変換部30において形成される複合10ビットワ
ード列データDZ(10)は、8B/10B変換後の補
助ワードデータとしてD21.3もしくはD21.4を
含むとともに、8B/10B変換後のワード同期データ
として+K28.5を含むものとされる。
【0079】続いて、8B/10B変換部内蔵P/S変
換部30にあっては、8B/10B変換後の補助ワード
データであるD21.3もしくはD21.4と、8B/
10B変換後のワード同期データであるK28.5とを
含み、ワード伝送レートを108MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZ(10)に、P/S変換を
施して、複合10ビットワード列データDZ(10)に
基づく、ビット伝送レートを108MBps×10=
1.08GbpsとするシリアルデータDZSを形成す
る。
【0080】このようにして、8B/10B変換部内蔵
P/S変換部30において形成されるビット伝送レート
を1.08GbpsとするシリアルデータDZSは、送
信部(送信手段)31に供給される。送信部31は、シ
リアルデータDZSを、例えば、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送
すべく、オプティカル・ファイバーが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した光信号SZとして送出する。
それによって、シリアルデータDZSの伝送が行われ
る。
【0081】なお、上記の例にあっては、8B/10B
変換部内蔵P/S変換部30において形成される複合1
0ビットワード列データDZ(10)が、8B/10B
変換後のワード同期データとして+K28.5を含むも
のとなるようにされているが、場合によっては、複合1
0ビットワード列データDZ(10)が、8B/10B
変換後のワード同期データとして−K28.5を含むも
のとなるようにされることもあり得る。
【0082】上述の如くの図5に示されるデータ伝送装
置にあっても、補助ワードデータであるDEA8もしく
はDEB8とワード同期データDEK8とが置換挿入さ
れた8ビットワード列データDZ(8)に対する8B/
10B変換及びそれにより得られる複合10ビットワー
ド列データDZ(10)のシリアルデータDZSへの変
換を行う8B/10B変換部内蔵P/S変換部30、及
び、8B/10B変換部内蔵P/S変換部30から得ら
れるシリアルデータDZSの送信、さらには、受信側に
おける、シリアルデータDZSの受信,受信されたシリ
アルデータDZSの8ビットワード列データDZ(8)
への変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システ
ムのもとにおけるディジタルデータの送信及び受信に用
いられる、8B/10B変換部を内蔵したP/S変換I
C素子等の伝送回路ディバイスを利用して行うことがで
きる。従って、伝送されるべきデータに基づいて、ワー
ド同期データを含むとともに8B/10B変換処理が施
されたものとされるワード列データが形成され、そのワ
ード列データがシリアルデータに変換されて送出される
伝送方式をもって、ビット同期はとられているが水平同
期及び垂直同期はとられていない、3チャンネルのD1
信号DVP1〜DVP3の夫々と2ビット付加データD
AB(2)とを、8B/10B変換部を内蔵したP/S
変換IC素子等を含む比較的容易に整えることができる
手段を用いて伝送することができることになる。
【0083】図9は、本願の特許請求の範囲における請
求項1,請求項4から請求項6まで及び請求項10から
請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲
における請求項15または請求項17に記載された発明
に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0084】図9に示される例にあっては、複数のディ
ジタル映像信号である3チャンネルのD1信号DVP
1,DVP2及びDVP3と、ビット付加信号である2
ビット付加データDAB(2)が、データ多重部(デー
タ多重手段)41に供給される。3チャンネルのD1信
号DVP1〜DVP3の夫々は、例えば、図27に示さ
れる如くのデータ系列の態様をとる10ビットワード列
データを形成するディジタル信号であって、そのワード
伝送レートを、例えば、27MBpsとするパラレルデ
ータとされる。また、2ビット付加データDAB(2)
は、2ビット構成のワードが連なる2ビットワード列デ
ータであって、そのワード伝送レートが、例えば、27
MBpsに選定される。
【0085】3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP
3は、互いの間でビット同期はとられているが、水平同
期及び垂直同期はとられていない状態でデータ多重部4
1に供給され、また、2ビット付加データDAB(2)
は、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3の夫々
とビット同期がとられた状態でデータ多重部41に供給
される。
【0086】データ多重部41においては、3チャンネ
ルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビット付加データ
DAB(2)との組合せに多重化処理を施し、それによ
り、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビ
ット付加データDAB(2)との組合せに基づく8ビッ
トワード列データを得る。斯かる際には、データ多重部
41に同時に供給される、3チャンネルのD1信号DV
P1〜DVP3の夫々における各ワード(10ビット)
と2ビット付加データDAB(2)における各ワード
(2ビット)との、合計10×3+2=32ビットが、
順次8ビットずつの4ワードに分割されることにより、
ワード伝送レートを27MBps×32/8=108M
Bpsとする8ビットワード列データDU(8)が形成
される。この8ビットワード列データDU(8)も、図
2に示される如くのものとされる。
【0087】データ多重部41から得られる8ビットワ
ード列データDU(8)は、同期データ挿入部(データ
挿入手段)42に供給される。同期データ挿入部42に
は、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3のうち
のいずれか、例えば、D1信号DVP1における水平同
期(ライン同期)信号SH及び垂直同期(フィールド同
期)信号SV、さらには、D1信号DVP1におけるワ
ードクロック信号に同期した、周波数を27MHzとす
るクロックパルス信号CA及び周波数を108.063
MHzとするクロックパルス信号CBも供給される。
【0088】同期データ挿入部42にあっては、データ
多重部41からの8ビットワード列データDU(8)が
速度変換・データ挿入部43に供給される。速度変換・
データ挿入部43には、水平同期信号SH,垂直同期信
号SV,周波数を27MHzとするクロックパルス信号
CA、及び、周波数を108.063MHzとするクロ
ックパルス信号CBも供給され、さらに、ワードデータ
送出部44からの、ワード伝送レートを108.063
MBpsとする付加ワードデータグループDWSも供給
される。付加ワードデータグループDWSは、予め設定
されたコードを有した8ビットワードデータを形成する
ワード同期データを含んだ、例えば、4個の8ビットワ
ードデータによって構成される、4ワード構成をとるも
のとされる。
【0089】そして、速度変換・データ挿入部43は、
データ多重部41からのワード伝送レートを108MB
psとする8ビットワード列データDU(8)に対し
て、そのワード伝送レートを、例えば、108MBps
から108.063MBpsに変換する伝送速度変換を
施すとともに、8ビットワード列データDU(8)にお
けるD1信号DVP1の各ラインブランキング期間内に
おけるタイミング基準コードデータSAVの直前に対応
する部分に、ワードデータ送出部44からの、8ビット
ワードデータを形成するワード同期データを含んだ、4
ワード構成の付加ワードデータグループDWSを挿入
し、それにより、3チャンネルのD1信号DVP1〜D
VP3と2ビット付加データDAB(2)との組合せに
基づく、ワード伝送レートを108.063MBpsと
する8ビットワード列データDZ(8)を形成する。
【0090】ここで、8ビットワード列データDZ
(8)のワード伝送レートが、108.063MBps
とされるのは、以下の理由による。
【0091】D1信号は、その規格からして、1ライン
期間分が1716サンプルのデータで構成される。ま
た、1フレーム(2フィールド)期間は1/29.97
秒であり、1フレーム期間は525ライン期間に相当す
るので、1ライン期間は、1/29.97×1/525
=63.555...μ秒である。このようなもとで、
3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビット
付加データDAB(2)との組合せに多重化処理が施さ
れて得られる8ビットワード列データDU(8)におけ
るD1信号DVP1の1ライン期間相当分に含まれる8
ビットワード数は、1716×4=6864ワードであ
る。8ビットワード列データDZ(8)は、8ビットワ
ード列データDU(8)におけるD1信号DVP1の各
ラインブランキング期間内におけるタイミング基準コー
ドデータSAVの直前に対応する部分に、4ワード構成
の付加ワードデータグループDWSが加えられて形成さ
れるので、8ビットワード列データDZ(8)における
D1信号DVP1の1ライン期間相当分に含まれる8ビ
ットワード数は:6864+4=6868となる。従っ
て、8ビットワード列データDZ(8)のワード伝送レ
ートは、6868/63.555...≒108.06
3MBpsとなる。
【0092】図10は、速度変換・データ挿入部43に
ついての具体構成例を示す。この図10に示される例に
おいては、データ多重部41から得られるワード伝送レ
ートを108MBpsとする8ビットワード列データD
U(8)がスイッチ45に供給される。スイッチ45に
は、スイッチ制御信号形成部46からの制御信号CSA
も供給される。
【0093】スイッチ制御信号形成部46には、D1信
号DVP1についての水平同期信号SH及び垂直同期信
号SV、及び、周波数を108.063MHzとするク
ロックパルス信号CBが供給される。そして、スイッチ
制御信号形成部46は、所定の期間毎、例えば、1m秒
間毎に状態変化を生じる制御信号CSAを形成し、さら
に、水平同期信号SH及び垂直同期信号SVに応じて、
D1信号DVP1のラインブランキング期間中のタイミ
ング基準コードデータSAVの直前の位置(SAVに先
立つ位置)に同期した制御信号CSBを形成する。制御
信号CSAは、例えば、1m秒毎に、高レベルと低レベ
ルとを交互にとるものとされる。
【0094】スイッチ45にはメモリ部47とメモリ部
48とが接続されている。そして、スイッチ45は、制
御信号CSAに応じて、所定の期間、例えば、1m秒間
毎の切換えを行い、それにより、8ビットワード列デー
タDU(8)を、1m秒間毎にメモリ部47とメモリ部
48とに交互に供給して、8ビットワード列データDU
(8)についてのメモリ部47とメモリ部48とに対す
る振分供給を行う。
【0095】また、メモリ部47とメモリ部48とに関
連して、メモリ制御信号形成部49が設けられており、
メモリ制御信号形成部49には、周波数を27MHzと
するクロックパルス信号CAと周波数を108.063
MHzとするクロックパルス信号CBとが供給される。
そして、メモリ制御信号形成部49は、クロックパルス
信号CAに基づいて、周波数を27MHz×4=108
MHzとする書込制御信号QWを発生するとともに、ク
ロックパルス信号CBに基づいて、周波数を108.0
63MHzとする読出制御信号QRを発生し、書込制御
信号QWと読出制御信号QRとをメモリ部47及びメモ
リ部48の両者に供給する。
【0096】それにより、メモリ部47においては、ス
イッチ45を通じて8ビットワード列データDU(8)
が供給される期間において、8ビットワード列データD
U(8)が、周波数を108MHzとする書込制御信号
QWに応じて、ワード伝送レートを108MBpsとす
る状態で書き込まれる。また、メモリ部48において
も、スイッチ45を通じて8ビットワード列データDU
(8)が供給される期間において、8ビットワード列デ
ータDU(8)が、周波数を108MHzとする書込制
御信号QWに応じて、ワード伝送レートを108MBp
sとする状態で書き込まれる。従って、メモリ部47及
びメモリ部48の夫々における、8ビットワード列デー
タDU(8)のワード伝送レートを108MBpsとす
る状態での書込みが、スイッチ45の1m秒間毎の切換
えに従って交互に行われる。
【0097】メモリ部47に1m秒間に亙って書き込ま
れた8ビットワード列データDU(8)は、その次の1
m秒間のうちに、周波数を108.063MHzとする
読出制御信号QRに応じて、ワード伝送レートを10
8.063MBpsとする8ビットワード列データD
Z'(8)としてメモリ部47から読み出され、スイッチ
50に供給される。また、メモリ部48に1m秒間に亙
って書き込まれた8ビットワード列データDU(8)
も、その次の1m秒間のうちに、周波数を108.06
3MHzとする読出制御信号QRに応じて、ワード伝送
レートを108.063MBpsとする8ビットワード
列データDZ'(8)としてメモリ部48から読み出さ
れ、スイッチ50に供給される。スイッチ50には、ワ
ードデータ送出部44からの、ワード伝送レートを10
8.063MBpsとする付加ワードデータグループD
WSも供給される。
【0098】スイッチ50には、スイッチ制御信号形成
部46からの制御信号CSA及びCSBも供給される。
そして、スイッチ50は、制御信号CSA及びCSBに
応じて、メモリ部47から8ビットワード列データD
Z'(8)が読み出される期間において、先ず、D1信号
DVP1のラインブランキング期間中のタイミング基準
コードデータSAVの直前に対応するタイミングをもっ
て、ワードデータ送出部44からのワード伝送レートを
108.063MBpsとする8ビットワード列データ
である付加ワードデータグループDWSを取り出し、続
いて、メモリ部47から読み出されるワード伝送レート
を108.063MBpsとする8ビットワード列デー
タDZ'(8)を取り出す動作を繰り返し、また、メモリ
部48から8ビットワード列データDZ'(8)が読み出
される期間において、先ず、D1信号DVP1のライン
ブランキング期間中のタイミング基準コードデータSA
Vの直前の位置に対応するタイミングをもって、ワード
データ送出部44からのワード伝送レートを108.0
63MBpsとする8ビットワード列データである付加
ワードデータグループDWSを取り出し、続いて、メモ
リ部48から読み出されるワード伝送レートを108.
063MBpsとする8ビットワード列データDZ'
(8)を取り出す動作を繰り返す。
【0099】それにより、スイッチ50から、8ビット
ワード列データDU(8)にワード伝送レートを108
MBpsから108.063MBpsに変換する速度変
換が施されて得られる8ビットワード列データDZ'
(8)に、それにおけるD1信号DVP1のラインブラ
ンキング期間中のタイミング基準コードデータSAVの
直前の位置に対応する部分、従って、8ビットワード列
データDZ'(8)における、D1信号DVP1のライン
ブランキング期間中のタイミング基準コードデータSA
Vの第1ワードを形成する10ビットのうちの8ビット
により形成される8ビットワードの直前の位置に、ワー
ド伝送レートを108.063MBpsとする付加ワー
ドデータグループDWSが挿入されて形成される、8ビ
ットワード列データDZ(8)が導出される。
【0100】ワードデータ送出部44からのワード伝送
レートを108.063MBpsとする付加ワードデー
タグループDWSは、予め定められたコードが与えられ
た8ビットワードデータであるワード同期データを含ん
だ4個の8ビットワードデータにより形成されるが、一
つの具体例にあっては、ワード同期データDEK8とそ
れに連なる3個の任意の8ビットワードデータDEX8
とによって形成される。
【0101】ワード同期データDEK8は、図1に示さ
れる例におけるワードデータ送出部15から送出される
もの、あるいは、図5に示される例におけるワードデー
タ送出部28から送出されるものと同様のものである。
即ち、ワード同期データDEK8は、10ビットワード
データに変換されると前述のワードデータDS10、即
ち、K28.5となる。また、任意の8ビットワードデ
ータDEX8は、10ビットワードデータに変換される
と10ビットワードデータDXX.Xとなる。
【0102】このような付加ワードデータグループDW
Sの一例が挿入されて形成される8ビットワード列デー
タDZ(8)は、その付加ワードデータグループDWS
が挿入された部分が、図11に示される如くに、ワード
同期データDEK8に3個の任意の8ビットワードデー
タDEX8が連なって成る付加ワードデータグループD
WSが、D1信号DVP1のタイミング基準コードデー
タSAVの第1ワードを形成する10ビットのうちの8
ビットで成る8ビットワードの直前の部分に配され、D
1信号DVP1のタイミング基準コードデータSAVの
第1ワードを形成する10ビットのうちの8ビットで成
る8ビットワードに、D1信号DVP1のタイミング基
準コードデータSAVの第1ワードを形成する10ビッ
トのうちの残り2ビットとD1信号DVP2の10ビッ
トワードのうちの6ビットとから成る8ビットワード;
D1信号DVP2の10ビットワードのうちの残り4
ビットとD1信号DVP3の10ビットワードのうちの
4ビットとから成る8ビットワード; D1信号DVP
3の10ビットワードのうちの残り6ビットと2ビット
付加データDAB(2)の2ビットワードを形成する2
ビットとから成る8ビットワード; D1信号DVP1
におけるタイミング基準コードデータSAVの第2ワー
ドを形成する10ビットのうちの8ビットから成る8ビ
ットワード;D1信号DVP1のタイミング基準コード
データSAVの第2ワードを形成する10ビットのうち
の残り2ビットとD1信号DVP2の10ビットワード
のうちの6ビットとから成る8ビットワード; D1信
号DVP2の10ビットワードのうちの残り4ビットと
D1信号DVP3の10ビットワードのうちの4ビット
とから成る8ビットワード; D1信号DVP3の10
ビットワードのうちの残り6ビットと2ビット付加デー
タDAB(2)の2ビットワードを形成する2ビットと
から成る8ビットワード; D1信号DVP1における
タイミング基準コードデータSAVの第3ワードを形成
する10ビットのうちの8ビットから成る8ビットワー
ド; D1信号DVP1のタイミング基準コードデータ
SAVの第3ワードを形成する10ビットのうちの残り
2ビットとD1信号DVP2の10ビットワードのうち
の6ビットとから成る8ビットワード; ・・・・・
が、順次連なるものとされる。
【0103】また、ワードデータ送出部44からのワー
ド伝送レートを108.063MBpsとする付加ワー
ドデータグループDWSの他の具体例にあっては、ワー
ド同期データDEK8とそれに連なる補助ワードデータ
DEA8との組が2組連続することによって形成され
る。
【0104】補助ワードデータDEA8は、図5に示さ
れる例におけるワードデータ送出部26から送出される
ものと同様のものである。即ち、補助ワードデータDE
A8は、10ビットワードデータに変換されるとD2
1.3となる。
【0105】このような付加ワードデータグループDW
Sの他の例が挿入されて形成される8ビットワード列デ
ータDZ(8)は、その付加ワードデータグループDW
Sが挿入された部分が、図13に示される如くに、ワー
ド同期データDEK8に補助ワードデータDEA8が連
なって成る組が2組連続して成る付加ワードデータグル
ープDWSが、D1信号DVP1のタイミング基準コー
ドデータSAVの第1ワードを形成する10ビットのう
ちの8ビットで成る8ビットワードの直前の部分に配さ
れ、その他の部分は、図11に示される8ビットワード
列データDZ(8)の付加ワードデータグループDWS
が挿入された部分と同様とされて構成される。
【0106】速度変換・データ挿入部43において形成
される、ワード伝送レートを108.063MBpsと
する8ビットワード列データDZ(8)は、同期データ
挿入部42から送出されて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部51に供給される。
【0107】8B/10B変換部内蔵P/S変換部51
においては、先ず、8ビットワード列データDZ(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、8ビットワード列デ
ータDZ(8)に基づく、ワード伝送レートを108.
063MBpsとする複合10ビットワード列データD
Z(10)を形成する。その際、ワード同期データDE
K8は、10ビットワードであるK28.5に変換され
て、8B/10B変換後のワード同期データとされる。
また、任意の8ビットワードデータDEX8は10ビッ
トワードデータDXX.Xに変換される。
【0108】それゆえ、8ビットワード列データDZ
(8)に挿入された付加ワードデータグループDWS
が、例えば、図11に示される如くのものであるとき、
複合10ビットワード列データDZ(10)は、それに
おける付加ワードデータグループDWSに基づく部分を
含む部分が、図12に示される如くに、8B/10B変
換後のワード同期データを成すK28.5に3個の10
ビットワードデータDXX.Xが連なって成る付加ワー
ドデータグループDWSに基づく部分が、D1信号DV
P1のタイミング基準コードデータSAVの第1ワード
を形成する10ビットのうちの8ビットで成る8ビット
ワードが、8B/10B変換されて得られる10ビット
データである“DVP1の8ビットの10X”の直前に
配され、斯かる“DVP1の8ビットの10X”に、D
1信号DVP1のタイミング基準コードデータSAVの
第1ワードを形成する10ビットのうちの残り2ビット
とD1信号DVP2の10ビットワードのうちの6ビッ
トとが、8B/10B変換されて得られる10ビットデ
ータである“DVP1の2ビット+DVP2の6ビット
の10X”; D1信号DVP2の10ビットワードの
うちの残り4ビットとD1信号DVP3の10ビットワ
ードのうちの4ビットとが、8B/10B変換されて得
られる10ビットデータである“DVP2の4ビット+
DVP3の4ビットの10X”; D1信号DVP3の
10ビットワードのうちの残り6ビットと2ビット付加
データDAB(2)の2ビットワードを形成する2ビッ
トとが、8B/10B変換されて得られる10ビットデ
ータである“DVP3の6ビット+DAB(2)の10
X”; D1信号DVP1のタイミング基準コードデー
タSAVの第2ワードを形成する10ビットのうちの8
ビットが、8B/10B変換されて得られる10ビット
データである“DVP1の8ビットの10X”; D1
信号DVP1のタイミング基準コードデータSAVの第
1ワードを形成する10ビットのうちの残り2ビットと
D1信号DVP2の10ビットワードのうちの6ビット
とが、8B/10B変換されて得られる10ビットデー
タである“DVP1の2ビット+DVP2の6ビットの
10X”; D1信号DVP2の10ビットワードのう
ちの残り4ビットとD1信号DVP3の10ビットワー
ドのうちの4ビットとが、8B/10B変換されて得ら
れる10ビットデータである“DVP2の4ビット+D
VP3の4ビットの10X”; D1信号DVP3の1
0ビットワードのうちの残り6ビットと2ビット付加デ
ータDAB(2)の2ビットワードを形成する2ビット
とが、8B/10B変換されて得られる10ビットデー
タである“DVP3の6ビット+DAB(2)の10
X”; D1信号DVP1のタイミング基準コードデー
タSAVの第3ワードを形成する10ビットのうちの8
ビットが、8B/10B変換されて得られる10ビット
データである“DVP1の8ビットの10X”; D1
信号DVP1のタイミング基準コードデータSAVの第
3ワードを形成する10ビットのうちの残り2ビットと
D1信号DVP2の10ビットワードのうちの6ビット
とが、8B/10B変換されて得られる10ビットデー
タである“DVP1の2ビット+DVP2の6ビットの
10X”; ・・・・・ が、順次連なるものとされ
る。
【0109】また、8ビットワード列データDZ(8)
に挿入された付加ワードデータグループDWSが、例え
ば、図13に示される如くのものであるとき、複合10
ビットワード列データDZ(10)は、それにおける付
加ワードデータグループDWSに基づく部分を含む部分
が、図14に示される如くに、8B/10B変換後のワ
ード同期データを成すK28.5にD21.3が連なっ
て成る組が2組連続して成る付加ワードデータグループ
DWSに基づく部分が、D1信号DVP1のタイミング
基準コードデータSAVの第1ワードを形成する10ビ
ットのうちの8ビットで成る8ビットワードが、8B/
10B変換されて得られる10ビットデータである“D
VP1の8ビットの10X”の直前に配され、その他の
部分が図12に示される複合10ビットワード列データ
DZ(10)における付加ワードデータグループDWS
に基づく部分を含む部分と同様とされて構成される。
【0110】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部51においては、8ビットワード列データD
Z(8)に対する8B/10B変換により得られる、ワ
ード伝送レートを108.063MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZ(10)に、パラレルデー
タをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、複
合10ビットワード列データDZ(10)に基づく、ビ
ット伝送レートを108.063×10≒1.08Gb
psとするシリアルデータDZSを得、そのシリアルデ
ータDZSを送信部(送信手段)52に供給する。
【0111】送信部52は、シリアルデータDZSを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SZに変換して送信する。それによ
って、シリアルデータDZSの伝送が行われる。
【0112】なお、同期データ挿入部42におけるワー
ドデータ送出部44から送出される付加ワードデータグ
ループDWSは、8ビットワードが8個連なって形成さ
れる8ビット構成のものとされてもよい。但し、その際
には、8ビットワード列データDZ(8)のワード伝送
レートは、(6864+8)/63.555...≒1
08.126MBpsとされる。
【0113】斯かる8ビット構成の付加ワードデータグ
ループDWSの一例は、ワード同期データDEK8に3
個の補助ワードデータDEA8が連なって成る組が2組
連続して成るものとされる。
【0114】このような8ビット構成の付加ワードデー
タグループDWSの一例が挿入されて形成される8ビッ
トワード列データDZ(8)は、その付加ワードデータ
グループDWSが挿入された部分が、図15に示される
如くに、ワード同期データDEK8に3個の補助ワード
データDEA8が連なって成る組が2組連続して成る付
加ワードデータグループDWSが、D1信号DVP1の
タイミング基準コードデータSAVの第1ワードを形成
する10ビットのうちの8ビットで成る8ビットワード
の直前の部分に配され、その他の部分は、図11に示さ
れる8ビットワード列データDZ(8)の付加ワードデ
ータグループDWSが挿入された部分と同様とされて構
成される。
【0115】そして、速度変換・データ挿入部43にお
いて形成される、上述の8ビット構成の付加ワードデー
タグループDWSが挿入されたワード伝送レートを10
8.126MBpsとする8ビットワード列データDZ
(8)が、同期データ挿入部42から送出されて、8B
/10B変換部内蔵P/S変換部51に供給される場合
には、8B/10B変換部内蔵P/S変換部51におい
て、8ビット構成の付加ワードデータグループDWSに
基づく部分を含んだ、ワード伝送レートを108.12
6MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
(10)が形成される。
【0116】斯かる8ビット構成の付加ワードデータグ
ループDWSに基づく部分を含んだ複合10ビットワー
ド列データDZ(10)は、それにおける付加ワードデ
ータグループDWSに基づく部分を含む部分が、図16
に示される如くに、8B/10B変換後のワード同期デ
ータを成すK28.5に3個のD21.3が連なって成
る組が2組連続して成る付加ワードデータグループDW
Sに基づく部分が、D1信号DVP1のタイミング基準
コードデータSAVの第1ワードを形成する10ビット
のうちの8ビットで成る8ビットワードが、8B/10
B変換されて得られる10ビットデータである“DVP
1の8ビットの10X”の直前に配され、その他の部分
が図12に示される複合10ビットワード列データDZ
(10)における付加ワードデータグループDWSに基
づく部分を含む部分と同様とされて構成される。
【0117】斯かる際においても、上述に加えて、8B
/10B変換部内蔵P/S変換部51においては、8ビ
ットワード列データDZ(8)に対する8B/10B変
換により得られる、ワード伝送レートを108.126
MBpsとする複合10ビットワード列データDZ(1
0)に、パラレルデータをシリアルデータに変換するP
/S変換を施して、複合10ビットワード列データDZ
(10)に基づく、ビット伝送レートを108.126
×10≒1.08GbpsとするシリアルデータDZS
を得、そのシリアルデータDZSを送信部52に供給す
る。
【0118】送信部52は、シリアルデータDZSを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SZに変換して送信する。それによ
って、シリアルデータDZSの伝送が行われる。
【0119】上述の如くの図9に示されるデータ伝送装
置にあっては、8B/10B変換部内蔵P/S変換部5
1及び送信部52が、ワード伝送レートを108.06
3MBpsもしくは108.126MBpsとする8ビ
ットワード列データDZ(8)に8B/10B変換を施
して、ワード伝送レートを108.063MBpsもし
くは108.126MBpsとする複合10ビットワー
ド列データDZ(10)を得るとともに、その複合10
ビットワード列データDZ(10)にP/S変換を施
し、複合10ビットワード列データDZ(10)をビッ
ト伝送レートを1.08Gbpsとするシリアルデータ
DZSに変換して伝送することになる。それゆえ、この
ような8B/10B変換部内蔵P/S変換部51及び送
信部52を、例えば、ファイバーチャンネル・システム
等のもとにおけるディジタルデータの送信用に提供され
ている集積回路(IC)素子を有効に利用して構成する
ことができる。従って、図9に示されるデータ伝送装置
にあっても、伝送されるべきデータに基づいて、ワード
同期データを含むとともに8B/10B変換処理が施さ
れたものとされるワード列データが形成され、そのワー
ド列データがシリアルデータに変換されて送出される伝
送方式をもって、ビット同期はとられているが水平同期
及び垂直同期はとられていない、3チャンネルのD1信
号DVP1〜DVP3の夫々と2ビット付加データDA
B(2)とを、8B/10B変換部を内蔵したP/S変
換IC素子等を含む比較的容易に整えることができる手
段を用いて伝送することができることになる。
【0120】図17は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例に従って図1に示
されるデータ伝送装置における送信部17から送出され
る、複合10ビットワード列データDZ(10)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく光信号S
Zを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0121】この図17に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路に適した光信号SZを受
信する受信部55が備えられている。受信部55は、光
信号SZを受信するとき、受信された光信号SZに基づ
く、シリアルデータDZSを再生し、それを同期データ
検出・S/P変換・10B/8B変換部56に供給す
る。
【0122】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部56にあっては、シリアルデータDZSにおけ
る、8B/10B変換後のワード同期データであるK2
8.5がシリアルデータに変換された部分を、同期デー
タとして検出し、検出された同期データに基づくワード
同期をとって、シリアルデータDZSにS/P変換処理
を施し、例えば、図18のAに示される如くの、ワード
伝送レートを、例えば、108MBpsとするパラレル
データである複合10ビットワード列データDZ(1
0)を形成する。
【0123】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部56においては、複合10ビットワード
列データDZ(10)に、それにおける10ビットずつ
を区分して、区分された10ビットの夫々を、予め用意
された変換テーブルに従って8ビットのデータに順次変
換していく10B/8B変換を施し、それにより順次得
られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レート
を108MBpsとし、ワード同期データDEK8を含
んだ8ビットワード列データDZ(8)を再生する。そ
して、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部56から得られるワード伝送レートを108MBps
とする8ビットワード列データDZ(8)は、ワードデ
ータ処理部58に供給される。
【0124】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部56においては、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)における8B/10B変換後の
ワード同期データであるK28.5を検出して、K2
8.5検出出力信号SWSを制御信号形成部57に送出
する。このK28.5検出出力信号SWSは、複合10
ビットワード列データDZ(10)におけるK28.5
に応じて、例えば、図18のBに示される如くに得られ
る。
【0125】制御信号形成部57においては、K28.
5検出出力信号SWSに基づく同期制御信号CWが形成
される。そして、制御信号形成部57から得られる同期
制御信号CWが、ワードデータ処理部58に供給され
る。
【0126】ワードデータ処理部58においては、制御
信号形成部57からの同期制御信号CWによる同期制御
が行われるもとで、8ビットワード列データDZ(8)
中のワード同期データDEK8を8ビットワード“11
111111”をもって置き換える処理が行われて、ワ
ード伝送レートを108MBpsとする8ビットワード
列データDU(8) が得られる。そして、ワードデータ
処理部58から得られる8ビットワード列データDU
(8) が、データ分離部59に供給される。
【0127】データ分離部59においては、ワード伝送
レートを108MBpsとする8ビットワード列データ
DU(8) の連続する4ワードを形成する32ビット
が、3グループの10ビットと2ビットとに区分けさ
れ、区分けされた3グループの10ビットと2ビットと
の夫々が個別に導出される状態が継続される。その結
果、8ビットワード列データDU(8) に基づく、各々
がワード伝送レートを108/4=27MBpsとする
10ビットワード列データを形成する3チャンネルのパ
ラレルデータ、及び、ワード伝送レートを108/4=
27MBpsとする2ビットワード列データとされる、
3チャンネルのD1信号DVP1,DVP2及びDVP
3と2ビット付加データDAB(2)とが、互いに分離
されて形成される。それにより、データ分離部59か
ら、再生された3チャンネルのD1信号DVP1〜DV
P3と2ビット付加データDAB(2)とが導出され
る。
【0128】このようにして、各々がワード伝送レート
を27MBpsとする3チャンネルのD1信号DVP1
〜DVP3と2ビット付加データDAB(2)との夫々
が再生されることになる。
【0129】図19は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例に従って図5に示
されるデータ伝送装置における送信部31から送出され
る、複合10ビットワード列データDZ(10)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく光信号S
Zを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0130】この図19に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路に適した光信号SZを受
信する受信部61が備えられている。受信部61は、光
信号SZを受信するとき、受信された光信号SZに基づ
く、シリアルデータDZSを再生し、それを同期データ
検出・S/P変換・10B/8B変換部62に供給す
る。
【0131】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部62にあっては、シリアルデータDZSにおけ
る、8B/10B変換後のワード同期データである+K
28.5がシリアルデータに変換された部分を、同期デ
ータとして検出し、検出された同期データに基づくワー
ド同期をとって、シリアルデータDZSにS/P変換処
理を施し、例えば、図20のAに示される如くの、ワー
ド伝送レートを、例えば、108MBpsとするパラレ
ルデータである複合10ビットワード列データDZ(1
0)を形成する。
【0132】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部62においては、複合10ビットワード
列データDZ(10)に、それにおける10ビットずつ
を区分して、区分された10ビットの夫々を、予め用意
された変換テーブルに従って8ビットのデータに順次変
換していく10B/8B変換を施し、それにより順次得
られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レート
を108MBpsとし、補助ワードデータDEA8もし
くはDEB8とワード同期データDEK8とを含んだ8
ビットワード列データDZ(8)を再生する。そして、
同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部62
から得られるワード伝送レートを108MBpsとする
8ビットワード列データDZ(8)は、ワードデータ処
理部64に供給される。
【0133】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部62においては、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)における8B/10B変換後の
ワード同期データである+K28.5を検出して、K2
8.5検出出力信号SWSを制御信号形成部63に送出
する。このK28.5検出出力信号SWSは、複合10
ビットワード列データDZ(10)における+K28.
5に応じて、例えば、図20のBに示される如くに得ら
れる。
【0134】制御信号形成部63においては、K28.
5検出出力信号SWSに基づく同期制御信号CWが形成
される。そして、制御信号形成部63から得られる同期
制御信号CWが、ワードデータ処理部64に供給され
る。
【0135】ワードデータ処理部64においては、制御
信号形成部63からの同期制御信号CWによる同期制御
が行われるもとで、8ビットワード列データDZ(8)
中の補助ワードデータDEA8もしくはDEB8を8ビ
ットワード“11111111”をもって置き換えると
ともに、8ビットワード列データDZ(8) 中のワード
同期データDEK8を8ビットワード“0000000
0”をもって置き換える処理が行われて、ワード伝送レ
ートを108MBpsとする8ビットワード列データD
U(8) が得られる。そして、ワードデータ処理部64
から得られる8ビットワード列データDU(8) が、デ
ータ分離部65に供給される。
【0136】データ分離部65においては、ワード伝送
レートを108MBpsとする8ビットワード列データ
DU(8) の連続する4ワードを形成する32ビット
が、3グループの10ビットと2ビットとに区分けさ
れ、区分けされた3グループの10ビットと2ビットと
の夫々が個別に導出される状態が継続される。その結
果、8ビットワード列データDU(8) に基づく、各々
がワード伝送レートを108/4=27MBpsとする
10ビットワード列データを形成する3チャンネルのパ
ラレルデータ、及び、ワード伝送レートを108/4=
27MBpsとする2ビットワード列データとされる、
3チャンネルのD1信号DVP1,DVP2及びDVP
3と2ビット付加データDAB(2)とが、互いに分離
されて形成される。それにより、データ分離部65か
ら、再生された3チャンネルのD1信号DVP1〜DV
P3と2ビット付加データDAB(2)とが導出され
る。
【0137】このようにして、各々がワード伝送レート
を27MBpsとする3チャンネルのD1信号DVP1
〜DVP3と2ビット付加データDAB(2)との夫々
が再生されることになる。
【0138】図21は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例に従って図9に示
されるデータ伝送装置における送信部52から送出され
る、複合10ビットワード列データDZ(10)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく伝送信号
SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0139】この図21に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号とされる伝送信号SZを受信する受信
部66が備えられている。受信部66は、伝送信号SZ
を受信するとき、受信された伝送信号SZに基づく、シ
リアルデータDZSを再生し、それを同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部67に供給する。
【0140】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部67にあっては、シリアルデータDZSにおけ
る、8B/10B変換後のワード同期データであるK2
8.5がシリアルデータに変換された部分を、同期デー
タとして検出し、検出された同期データに基づくワード
同期をとって、シリアルデータDZSにS/P変換処理
を施し、例えば、図22のAに示される如くの、ワード
伝送レートを、例えば、108.063MBpsとする
パラレルデータである複合10ビットワード列データD
Z(10),図23のAに示される如くの、ワード伝送
レートを、例えば、108.063MBpsとするパラ
レルデータである複合10ビットワード列データDZ
(10)、もしくは、図24のAに示される如くの、ワ
ード伝送レートを、例えば、108.126MBpsと
するパラレルデータである複合10ビットワード列デー
タDZ(10)を形成する。図22のA,図23のAも
しくは図24のAに示される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、付加ワードデータグループDWS
に対応する部分の内容に応じて選択的に形成される。
【0141】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部67においては、複合10ビットワード
列データDZ(10)に、それにおける10ビットずつ
を区分して、区分された10ビットの夫々を、予め用意
された変換テーブルに従って8ビットのデータに順次変
換していく10B/8B変換を施し、それにより順次得
られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レート
を108.063MBpsもしくは108.126MB
psとし、付加ワードデータグループDWSを含んだ8
ビットワード列データDZ(8)を再生する。そして、
同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部67
から得られるワード伝送レートを108.063MBp
sもしくは108.126MBpsとする8ビットワー
ド列データDZ(8)は、ワードデータ分離・速度変換
部69に供給される。
【0142】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部67においては、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)における付加ワードデータグル
ープDWSに対応する部分に含まれた8B/10B変換
後のワード同期データであるK28.5を検出して、K
28.5検出出力信号SWSを制御信号形成部68に送
出する。このK28.5検出出力信号SWSは、複合1
0ビットワード列データDZ(10)におけるK28.
5に応じて、例えば、図22のB,図23のBもしくは
図24のBに示される如くに得られる。
【0143】制御信号形成部68においては、K28.
5検出出力信号SWSに基づく同期制御信号CWが形成
される。そして、制御信号形成部68から得られる同期
制御信号CWが、ワードデータ分離・速度変換部69に
供給される。
【0144】ワードデータ分離・速度変換部69におい
ては、制御信号形成部68からの同期制御信号CWによ
る同期制御が行われるもとで、8ビットワード列データ
DZ(8) からの付加ワードデータグループDWSの分
離が行われ、8ビットワード列データDZ(8) に基づ
くワード伝送レートを108.063MBpsもしくは
108.126MBpsとする8ビットワード列データ
DU(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、ワードデータ分離・
速度変換部69においては、分離されたワード伝送レー
トを108.063MBpsもしくは108.126M
Bpsとする8ビットワード列データDU(8) に、そ
のワード伝送レートを108.063MBpsもしくは
108.126MBpsから108MBpsに変換する
伝送速度変換が施され、ワード伝送レートを108MB
psとする8ビットワード列データDU(8) が形成さ
れる。その結果、ワードデータ分離・速度変換部69か
ら、付加ワードデータグループDWSとワード伝送レー
トを108MBpsとする8ビットワード列データDU
(8) とが送出される。
【0145】ワードデータ分離・速度変換部69から得
られる8ビットワード列データDU(8) は、データ分
離部70に供給される。データ分離部70においては、
ワード伝送レートを108MBpsとする8ビットワー
ド列データDU(8) の連続する4ワードを形成する3
2ビットが、3グループの10ビットと2ビットとに区
分けされ、区分けされた3グループの10ビットと2ビ
ットとの夫々が個別に導出される状態が継続される。そ
の結果、8ビットワード列データDU(8) に基づく、
各々がワード伝送レートを108/4=27MBpsと
する10ビットワード列データを形成する3チャンネル
のパラレルデータ、及び、ワード伝送レートを108/
4=27MBpsとする2ビットワード列データとされ
る、3チャンネルのD1信号DVP1,DVP2及びD
VP3と2ビット付加データDAB(2)とが、互いに
分離されて形成される。それにより、データ分離部70
から、再生された3チャンネルのD1信号DVP1〜D
VP3と2ビット付加データDAB(2)とが導出され
る。
【0146】このようにして、各々がワード伝送レート
を27MBpsとする3チャンネルのD1信号DVP1
〜DVP3とビット付加信号DAB(2)との夫々が再
生されることになる。
【0147】上述の図1,図5あるいは図9に示される
データ伝送装置が用いられて実施されるデータ伝送方法
の例にあっては、データ多重部11,21あるいは41
に供給されるディジタル映像信号、即ち、伝送されるべ
きディジタル映像信号が、3チャンネルのD1信号とさ
れ、しかも、2ビット付加データDAB(2)と組み合
わされるものとされている。しかしながら、本願の特許
請求の範囲における請求項1から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法及び本願の
特許請求の範囲における請求項15から請求項17まで
のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあ
っては、伝送されるべきディジタル映像信号は、D1信
号に限られる必要はなく、例えば、D2信号あるいはS
DTI信号等のD1信号以外のディジタル映像信号であ
ってよく、また、2ビット付加データDAB(2)等の
ビット付加信号との組合せは、必ずしも必要とはされな
い。さらに、伝送されるべきディジタル映像信号のチャ
ンネル数も、3チャンネルに限られる必要はなく、任意
のチャンネル数となすことができる。
【0148】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項14までのい
ずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法によれ
ば、ビット同期はとられているが水平同期及び垂直同期
はとられていない、各々が、例えば、D1信号,D2信
号,SDTI信号等とされる複数のディジタル映像信
号、もしくは、斯かる複数のディジタル映像信号とビッ
ト付加信号との組合せに基づき、ワード同期データもし
くはワード同期データを含む付加ワードデータグループ
の挿入処理、さらには、8B/10B変換手段を内蔵し
たP/S変換手段が用いられて行われる8B/10B変
換処理及びP/S変換処理を経て形成されるシリアルデ
ータ、とされて送出される複合ワード列データには、そ
れにおける複数のディジタル映像信号のうちの一つにつ
いての特定の位置に対応する部分に、8B/10B変換
後のワード同期データが挿入されていることになる。
【0149】そして、複合ワード列データが変換された
シリアルデータを受ける受信側において、シリアルデー
タに変換されて伝送された複合ワード列データ中の8B
/10B変換後のワード同期データが、複数のディジタ
ル映像信号もしくは複数のディジタル映像信号とビット
付加信号とを再生するための処理に必要とされるワード
同期データとして、適正に検出されることになるものと
される。また、複合ワード列データに含まれる各ワード
列データは、8B/10B変換処理を経て得られるもの
とされることにより、選択された内容を有する10ビッ
トワードが用いられて形成され、良好な伝送品質をもた
らすことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な
伝送品質が得られるもとで受信される複合ワード列デー
タに基づく複数のディジタル映像信号もしくは複数のデ
ィジタル映像信号とビット付加信号との再生、のための
処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に得られる
状態が確保される。
【0150】このような、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項14までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法によれば、ワード同期データ
もしくはワード同期データを含む付加ワードデータグル
ープが挿入された第2のワード列データに対する8B/
10B変換,それにより得られる複合ワード列データの
シリアルデータへの変換、及び、変換されたシリアルデ
ータの送信、さらには、受信側における、シリアルデー
タの受信,受信されたシリアルデータの複合ワード列デ
ータへの変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・シ
ステムのもとにおけるディジタルデータの送信及び受信
に用いられる伝送回路ディバイスを利用して行うことが
できる。従って、伝送されるべきデータに基づいて、ワ
ード同期データを含むとともに8B/10B変換処理が
施されたものとされるワード列データが形成され、その
ワード列データがシリアルデータに変換されて送出され
る伝送方式をもって、ビット同期はとられているが水平
同期及び垂直同期はとられていない、各々が、例えば、
D1信号,D2信号,SDTI信号等とされる複数のデ
ィジタル映像信号を、8B/10B変換部を内蔵したP
/S変換IC素子等を含む比較的容易に整えることがで
きる手段を用いて伝送することができることになる。
【0151】また、本願の特許請求の範囲における請求
項15から請求項17までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置においては、ビット同期はとられ
ているが水平同期及び垂直同期はとられていない、各々
が、例えば、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号
等とされる複数のディジタル映像信号、もしくは、斯か
る複数のディジタル映像信号とビット付加信号との組合
せに基づき、ワード同期データ挿入処理、さらには、8
B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段が用いら
れて行われる8B/10B変換処理及びP/S変換処理
を経て形成されるシリアルデータ、とされて送信手段に
より送出される複合ワード列データには、それにおける
複数のディジタル映像信号のうちの一つについての特定
の位置に対応する部分に、8B/10B変換後のワード
同期データが挿入されていることになる。
【0152】そして、送信手段により送出される、複合
ワード列データが変換されたシリアルデータを受ける受
信側において、シリアルデータに変換されて伝送された
複合ワード列データ中の8B/10B変換後のワード同
期データが、複数のディジタル映像信号もしくは複数の
ディジタル映像信号とビット付加信号とを再生するため
の処理に必要とされるワード同期データとして、適正に
検出されることになるものとされる。また、複合ワード
列データに含まれる各ワード列データは、8B/10B
変換処理を経て得られるものとされることにより、選択
された内容を有する10ビットワードが用いられて形成
され、良好な伝送品質をもたらすことになる。それゆ
え、受信側にあっては、良好な伝送品質が得られるもと
で受信される複合ワード列データに基づく複数のディジ
タル映像信号もしくは複数のディジタル映像信号とビッ
ト付加信号との再生、のための処理に必要とされるデー
タ同期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0153】このような、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項15から請求項17までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送装置によれば、ワード同期デー
タもしくはワード同期データを含む付加ワードデータグ
ループが挿入された第2のワード列データに対する8B
/10B変換,それにより得られる複合ワード列データ
のシリアルデータへの変換、及び、変換されたシリアル
データの送信、さらには、受信側における、シリアルデ
ータの受信,受信されたシリアルデータの複合ワード列
データへの変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・
システムのもとにおけるディジタルデータの送信及び受
信に用いられる伝送回路ディバイスを利用して行うこと
ができる。従って、伝送されるべきデータに基づいて、
ワード同期データを含むとともに8B/10B変換処理
が施されたものとされるワード列データが形成され、そ
のワード列データがシリアルデータに変換されて送出さ
れる伝送方式をもって、ビット同期はとられているが水
平同期及び垂直同期はとられていない、各々が、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号等とされる複数
のディジタル映像信号を、8B/10B変換部を内蔵し
たP/S変換IC素子等を含む比較的容易に整えること
ができる手段を用いて伝送することができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項10から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実
施される、本願の特許請求の範囲における請求項15ま
たは請求項16のいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送装置の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項10から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説
明に供されるタイムチャートである。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項10から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説
明に供されるタイムチャートである。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項10から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説
明に供されるタイムチャートである。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項7から請求項14までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施
される、本願の特許請求の範囲における請求項15また
は請求項16に記載された発明に係るデータ伝送装置の
一例を示すブロック構成図である。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項7から請求項14までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例におい
て用いられる補助ワードデータの説明に供される概念図
である。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項7から請求項14までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図8】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項7から請求項14までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図9】 本願の特許請求の範囲における請求項1,請
求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項14
までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法
の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請
求項15または請求項17に記載された発明に係るデー
タ伝送装置の一例を示すブロック構成図である。
【図10】 図9に示されるデータ伝送装置における速
度変換・データ挿入部の具体構成例を示すブロック構成
図である。
【図11】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例の説明に供されるタイムチャートである。
【図12】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例の説明に供されるタイムチャートである。
【図13】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例の説明に供されるタイムチャートである。
【図14】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例の説明に供されるタイムチャートである。
【図15】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例の説明に供されるタイムチャートである。
【図16】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例の説明に供されるタイムチャートである。
【図17】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項3まで及び請求項10から請求項14までのい
ずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例に
従って送出される光信号を受信するデータ受信装置の一
例を示すブロック構成図である。
【図18】 図17に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図19】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項3まで及び請求項7から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例に従
って送出される光信号を受信するデータ受信装置の一例
を示すブロック構成図である。
【図20】 図19に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図21】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項4から請求項6まで及び請求項10から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の一例に従って送出される伝送信号を受信するデータ
受信装置の一例を示すブロック構成図である。
【図22】 図21に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図23】 図21に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図24】 図21に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図25】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図26】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【図27】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11,21,41・・・データ多重部, 12,22,
42・・・同期データ挿入部, 13,23・・・デー
タ置換部, 14,24・・・制御信号形成部, 1
5,26,27,28,44・・・ワードデータ送出
部, 16,30,51・・・8B/10B変換部内蔵
P/S変換部, 17,31,52・・・送信部, 2
5,45,50・・・スイッチ, 43・・・速度変換
・データ挿入部, 46・・・スイッチ制御信号形成
部, 47,48・・・メモリ部, 49・・・メモリ
制御信号形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット同期はとられているが水平同期及び
    垂直同期がとられていない複数のディジタル映像信号も
    しくは該複数のディジタル映像信号とビット付加信号と
    の組合せに、多重化処理を施して第1のワード列データ
    を得、該第1のワード列データにおける上記複数のディ
    ジタル映像信号のうちの一つについての特定の位置に対
    応する部分に、予め選定されたコードを有するワード同
    期データもしくは予め選定されたコードを有するワード
    同期データを含む付加ワードデータグループを挿入する
    ことにより、上記ワード同期データもしくは付加ワード
    データグループを含んだ第2のワード列データを形成
    し、その後、8ビット/10ビット変換手段を内蔵した
    パラレル/シリアル変換手段を用いて、上記第2のワー
    ド列データに8ビット/10ビット変換処理を施すとと
    もに、8ビット/10ビット変換後のワード同期データ
    もしくは付加ワードデータグループを含んだ複合ワード
    列データを形成し、さらに、該複合ワード列データをシ
    リアルデータに変換して、該シリアルデータを伝送すべ
    く送出するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】第1のワード列データへのワード同期デー
    タもしくは付加ワードデータグループの挿入を、上記第
    1のワード列データにおける複数のディジタル映像信号
    のうちの一つのラインブランキング期間内における所定
    の位置に対応する部分を、上記ワード同期データをもっ
    て置き換えることにより行うことを特徴とする請求項1
    記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】第1のワード列データへのワード同期デー
    タもしくは付加ワードデータグループの挿入を、上記第
    1のワード列データにおける複数のディジタル映像信号
    のうちの一つのラインブランキング期間内におけるタイ
    ミング基準コードデータを形成するワードデータに対応
    する部分を、上記ワード同期データをもって置き換える
    ことにより行うことを特徴とする請求項2記載のデータ
    伝送方法。
  4. 【請求項4】第1のワード列データへのワード同期デー
    タもしくは付加ワードデータグループの挿入を、上記第
    1のワード列データにおける複数のディジタル映像信号
    のうちの一つのラインブランキング期間内における所定
    の位置に対応する部分に、上記付加ワードデータグルー
    プを挿入することにより行うことを特徴とする請求項1
    記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】第1のワード列データへのワード同期デー
    タもしくは付加ワードデータグループの挿入を、上記第
    1のワード列データにおける複数のディジタル映像信号
    のうちの一つのラインブランキング期間内におけるタイ
    ミング基準コードデータに先立つ位置に対応する部分
    に、上記付加ワードデータグループを挿入することによ
    り行うことを特徴とする請求項4記載のデータ伝送方
    法。
  6. 【請求項6】付加ワードデータグループを、8ビット/
    10ビット変換後における複合ワード列データ中におい
    てランニング・ディスパリティをニュートラルとする補
    助ワードデータを含むものとなすことを特徴とする請求
    項4または請求項5記載のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】第1のワード列データにおける複数のディ
    ジタル映像信号のうちの一つについての特定の位置に対
    応する部分へのワード同期データの挿入に加えて、上記
    第1のワード列データにおける特定の位置に対応する部
    分に先立つ部分に、予め選定されたコードを有する補助
    ワードデータを挿入することを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】第1のワード列データへの補助ワードデー
    タの挿入を、上記第1のワード列データにおける複数の
    ディジタル映像信号のうちの一つのラインブランキング
    期間内におけるタイミング基準コードデータを形成する
    ワードデータに対応する部分を、上記補助ワードデータ
    をもって置き換えることにより行うことを特徴とする請
    求項7記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】補助ワードデータを、該補助ワードデータ
    の直前となるワードデータの8ビット/10ビット変換
    後におけるランニング・ディスパリティが正である場合
    と負である場合とで異なるコードを有するものとなすこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載のデータ伝
    送方法。
  10. 【請求項10】ワード同期データを、8ビット/10ビ
    ット変換後に複合ワード列データ中においてランニング
    ・ディスパリティを正とするものとなすことを特徴とす
    る請求項1から請求項9までのいずれかに記載のデータ
    伝送方法。
  11. 【請求項11】ワード同期データを、8ビット/10ビ
    ット変換後に複合ワード列データ中においてランニング
    ・ディスパリティを負とするものとなすことを特徴とす
    る請求項1から請求項9までのいずれかに記載のデータ
    伝送方法。
  12. 【請求項12】複数のディジタル映像信号の夫々を、1
    0ビットワード列データのデータ形式をとる信号となす
    ことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれ
    かに記載のデータ伝送方法。
  13. 【請求項13】複数のディジタル映像信号とビット付加
    信号との組合せを、3チャンネルの10ビットワード列
    データのデータ形式をとるディジタル映像信号と2ビッ
    ト付加データとで形成することを特徴とする請求項12
    記載のデータ伝送方法。
  14. 【請求項14】第1のワード列データ及び第2のワード
    列データの夫々を8ビットワード列データとするととも
    に、ワード同期データを8ビットワードとし、複合ワー
    ド列データを10ビットワード列データとすることを特
    徴とする請求項13記載のデータ伝送方法。
  15. 【請求項15】ビット同期はとられているが水平同期及
    び垂直同期がとられていない複数のディジタル映像信号
    もしくは該複数のディジタル映像信号とビット付加信号
    との組合せに、多重化処理を施して第1のワード列デー
    タを得るデータ多重手段と、 該データ多重手段から得られる第1のワード列データに
    おける上記複数のディジタル映像信号のうちの一つにつ
    いての特定の位置に対応する部分に、予め選定されたコ
    ードを有するワード同期データもしくは予め選定された
    コードを有するワード同期データを含む付加ワードデー
    タグループを挿入することにより、上記ワード同期デー
    タもしくは付加ワードデータグループを含んだ第2のワ
    ード列データを形成するデータ挿入手段と、 該データ挿入手段から得られる上記ワード同期データも
    しくは付加ワードデータグループが挿入された第2のワ
    ード列データに、8ビット/10ビット変換処理を施す
    とともに、8ビット/10ビット変換後のワード同期デ
    ータもしくは付加ワードデータグループを含んだ複合ワ
    ード列データを形成し、さらに、該複合ワード列データ
    をシリアルデータに変換する、8ビット/10ビット変
    換手段を内蔵したパラレル/シリアル変換手段と、 該8ビット/10ビット変換手段を内蔵したパラレル/
    シリアル変換手段から得られるシリアルデータを伝送す
    べく送信する送信手段と、を備えて構成されるデータ伝
    送装置。
  16. 【請求項16】データ挿入手段が、第1のワード列デー
    タへのワード同期データもしくは付加ワードデータグル
    ープの挿入を、上記第1のワード列データにおける複数
    のディジタル映像信号のうちの一つのラインブランキン
    グ期間内におけるタイミング基準コードデータを形成す
    るワードデータに対応する部分を、上記ワード同期デー
    タをもって置き換えることにより行うことを特徴とする
    請求項15記載のデータ伝送装置。
  17. 【請求項17】データ挿入手段が、第1のワード列デー
    タへのワード同期データもしくは付加ワードデータグル
    ープの挿入を、上記第1のワード列データにおける複数
    のディジタル映像信号のうちの一つのラインブランキン
    グ期間内におけるタイミング基準コードデータに先立つ
    位置に対応する部分に、上記付加ワードデータグループ
    を挿入することにより行うことを特徴とする請求項15
    記載のデータ伝送装置。
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