JP2001285374A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2001285374A
JP2001285374A JP2000100709A JP2000100709A JP2001285374A JP 2001285374 A JP2001285374 A JP 2001285374A JP 2000100709 A JP2000100709 A JP 2000100709A JP 2000100709 A JP2000100709 A JP 2000100709A JP 2001285374 A JP2001285374 A JP 2001285374A
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JP2000100709A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送されるべきデータに基づくワード同期デー
タの挿入及び8B/10B変換が行われたワード列デー
タが、シリアルデータに変換されて送出される伝送方式
をもって、複数種のディジタル映像信号のいずれをも、
それを的確に判別したもとで、適切な伝送速度のもとで
適正に伝送することができるものとする。 【解決手段】入力ディジタル映像信号のクロック周波数
を判別して判別出力信号を発生させ、入力ディジタル映
像信号を形成するデータに対しての、予め設定されたコ
ードを有するワード同期データを含んだ付加ワードデー
タグループを挿入する処理を、判別出力信号に対応する
態様をもって行うことにより、伝送速度を判別出力信号
に応じたものとする複合8ビットワード列データを形成
するとともに、それに8B/10B変換処理を施して複
合10ビットワード列データを得、その複合10ビット
ワード列データをシリアルデータに変換して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、入力ディジタル映像信号に基づく所定ビ
ット数ワードが連なるワード列データを得、それに対す
るワード同期データの挿入を行うとともに、ワード同期
データが挿入されたワード列データに8ビット/10ビ
ット変換を施して、所定の伝送速度を有した伝送用ワー
ド列データを得、その伝送用ワード列データをシリアル
データに変換して伝送すべく送出するデータ伝送方法及
びその実施に供されるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
情報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分
野においては、ディジタルデータをシリアルデータと
し、そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それ
を同軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用
いられて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、
あるいは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そ
のシリアルデータを光信号に変換して、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送
するシステム等が提案されている。
【0003】斯かるディジタルデータ伝送システムの一
つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibre Ch
annel System) と称されるものが知られている。このフ
ァイバーチャンネル・システムの如くのディジタルデー
タ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータは、
送信側において、例えば、8ビット毎に10ビットへの
変換が行われ、その変換が予め用意された変換テーブル
に従うものとされる、8ビット/10ビット変換(8B
/10B変換)処理が施されるとともに、10ビットワ
ード列データ等のワード列データを形成するものとされ
る。そして、実際に伝送されるのは、8B/10B変換
処理が行われて形成される10ビットワード列データ等
のワード列データに、さらにパラレルデータをシリアル
データに変換するパラレル/シリアル変換(P/S変
換)処理が施されて得られるシリアルデータとされる。
【0004】これに対して、受信側においては、受信さ
れたシリアルデータに、シリアルデータをパラレルデー
タに変換するシリアル/パラレル変換(S/P変換)処
理が施されて、10ビットワード列データ等のワード列
データが形成され、そのワード列データに、10ビット
毎に8ビットへの変換が行われ、その変換が予め用意さ
れた変換テーブルに従うものとされる、10ビット/8
ビット変換(10B/8B変換)処理が施される。そし
て、10B/8B変換処理が行われて形成されるワード
列データから、元のディジタル映像信号が再生される。
【0005】このような伝送されるべきディジタルデー
タに8B/10B変換が施されて行われるデータ伝送
は、良好な伝送品質をもたらすものとして認識されてい
る。
【0006】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、例え
ば、10ビットワード列データとして伝送されるディジ
タルデータは、その一例を挙げると、図15に示される
如くの、“フレーム”と称される最小の独立したパケッ
トが形成されるデータフォーマットに従うものとされ
る。図15に示される“フレーム”にあっては、全体が
2148バイトで構成されており、その内容は、4バイ
ト構成のフレームスタート部分,24バイト構成のフレ
ームヘッダ部分,64バイト構成のオプショナルヘッダ
部分,2048バイト構成のペイロード部分,4バイト
構成のエラーチェック部分及び4バイト構成のフレーム
エンド部分が順次連なるものとなっている。
【0007】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
例えば、10ビットワード列データが伝送されるにあた
っては、送信側において、ペイロード部分に最大で20
48バイトの10ビットワード列データを格納した“フ
レーム”が多数形成され、それらが順次送出され、受信
側においては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々
におけるペイロード部分から、10ビットワード列デー
タを取り出す。
【0008】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードの夫々は、それを構成する
10ビットが、“1”の数が“0”の数より多いもの,
“0”の数が“1”の数より多いもの、もしくは、
“1”の数と“0”の数とが等しいものとなる。斯かる
“1”及び“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたっ
て、例えば、ランニング・ディスパリティ(Running Di
sparity : RD)という考え方が導入されており、
“1”の数が“0”の数より多いとき、ランニング・デ
ィスパリティ(RD)が正であると言い、また、“0”
の数が“1”の数より多いとき、RDが負であると言
い、さらに、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、
RDがニュートラルであると言う。そして、“1”の数
が“0”の数より多いワードデータはRDを正とするワ
ードデータ,“0”の数が“1”の数より多いワードデ
ータはRDを負とするワードデータ,“1”の数と
“0”の数とが等しいワードデータはRDをニュートラ
ルとするワードデータ(ニュートラル・ワードデータ)
と称される。
【0009】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において受信
されたシリアルデータに10ビットワード列データを得
べく施されるS/P変換処理、さらには、S/P変換処
理により得られる10ビットワード列データについて行
われる10B/8B変換等にあたり、10ビット構成の
各ワードデータを的確に把握することが要され、そのた
め、送信側において、シリアルデータとされて伝送され
る10ビットワード列データが、ワード同期データの挿
入が適宜なされたものとされる。このワード同期データ
は、10ビット構成のワードデータではあるが、情報伝
達を行う10ビット構成のワードデータとしては用いら
れない特定のコードを有するものとされる。そして、ワ
ード同期データは、挿入されるに際して、直前のワード
データがRDを負とするものであるとき、RDを正とす
るものとされ、また、直前のワードデータがRDを正と
するものであるとき、RDを負とするものとされる。
【0010】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビット構
成のワードデータDS10とされる。図16は、K2
8.5というコードネームで呼ばれる10ビット構成の
ワードデータDS10を示し、このワードデータDS1
0は、その直前に配されたワードデータによるRDであ
るCRDが負(−)であるとき、RDを正とする“00
1111 1010”とされ、また、直前に配されたワ
ードデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする“110000 0101”とされ
る(以後、“001111 1010”を+K28.5
と言い、また、“110000 0101”を−K2
8.5と言う)。
【0011】一方、映像信号の分野においては、その伝
送に関連して伝達情報の多様化及び再生画像の高品質化
を実現する観点等から、映像信号のディジタル伝送化が
図られている。そして、映像信号のディジタル伝送化の
ための規格化されたディジタル映像信号が提案されてお
り、例えば、4:2:2コンポーネントディジタル映像
信号(D1信号),4fscコンポジットディジタル映
像信号(D2信号),アスペクト比を16:9とする画
像画面についての再生を各実フレーム画面当たりのライ
ン数を483とするもとで行えるようにすべく規格化さ
れたディジタル映像信号(480P信号)等が知られて
いる。これらD1信号,D2信号,480P信号等は、
例えば、映像信号における輝度信号成分をあらわす10
ビットワード列データとされたYデータ系列と、映像信
号における色差信号成分をあらわす10ビットワード列
データとされたCB /CR データ系列とに、ワード多重
処理が施されるとともに、その結果得られるワード多重
データ系列のうちの所定の部分が、タイミング基準コー
ドデータ(SAV:Start of Active Video 及びEA
V:End of Active Video)により置換されて得られるも
のとされる。SAV及びEAVは、ワード同期データの
役割を果たす。
【0012】例えば、D1信号を構成するデータ系列
は、10ビットワード列データの形式をとり、例えば、
図17に示される如くのデータフォーマットに従うもの
とされる。図17には、D1信号における各ライン期間
中のラインブランキング期間及びその前後における映像
データ期間の一部に対応する部分が示されている。斯か
る部分においては、各映像データ期間に対応する部分の
直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3F
F,000,000,XYZ)から成るタイミング基準
コードデータであるSAVが配されるとともに、各映像
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF,000,000,XY
Z)から成るタイミング基準コードデータであるEAV
が配される。3FF及び000は16進表示された固定
値情報であり、XYZは16進表示された可変値情報で
あって、フィールドの識別,フィールドブランキング期
間の識別、及び、SAV及びEAVの識別を示す。
【0013】斯かる図17に示される如くの10ビット
ワード列データを形成するD1信号は、伝送されるに際
しては、P/S変換処理によりシリアルデータに変換さ
れて送出される。そして、受信側においては、受信され
たシリアルデータ中のSAVもしくはEAVに基づく部
分が検出され、それによるワード同期がとられるもとで
S/P変換処理が施されて、D1信号が再生される。
【0014】また、画像情報をあらわすディジタルデー
タ、即ち、ディジタル画像情報データは、通常、データ
量が膨大なものとなるので、例えば、その伝送,記録等
が行われるにあたっては、データの品質を実質的に低下
させることなくデータ量を低減させることができるデー
タ圧縮が施されたものとされることが望まれる。それゆ
え、ディジタル画像情報データについて、そのデータ量
を低減させるためのデータ圧縮技術の研究開発が種々行
われてきているが、それらの成果の一つとして、画像情
報、特に、動画情報をあらわすディジタルデータである
ディジタル画像情報データについてのデータ圧縮に関し
て、それを実施する手法として、国際標準化団体のもと
における技術委員会の傘下の作業部会であるMPEG
(Moving Picture Experts Group) によって検討され、
規格として承認された、MPEGと称される標準方式が
提案されている。
【0015】このMPEGと称される標準方式にあって
は、ディジタル画像情報データに高能率符号化によるデ
ータ圧縮が施されることになるが、ディジタル画像情報
データについてのMPEGに従った高能率符号化による
データ圧縮が行われる場合には、極めて高い圧縮率のデ
ータ圧縮を実現でき、しかも、データ圧縮が施されたデ
ィジタル画像情報データに基づいて再生される画像を高
品質なものとすることができる利点が得られる。従っ
て、ディジタル・ビデオカメラ,ディジタル・ビデオテ
ープレコーダ等の業務用あるいは家庭用電子機器の分野
において、MPEGに従った高能率符号化によるデータ
圧縮が施されたディジタル画像情報データ(MPEG画
像情報データ)を取り扱うものが増加していく傾向にあ
る。MPEG画像情報データは、一般に、8ビットワー
ド列データを形成するものとされる。
【0016】このようなMPEG画像情報データの如く
の圧縮されたディジタル映像信号データ、さらには、そ
れに音声データが加えられて成る圧縮されたディジタル
映像及び音声信号データを、シリアルデータとして伝送
路を通じて伝送するにあたって用いられるべく開発され
たインターフェースとして、SDTI(Serial DataTra
nsport Interface)と称されるものが提案されている。
このSDTIは、米国のSMPTE(Society of Motio
n Picture and Television Engineers:映画テレビジョ
ン技術者協会) により“SMPTE 305M”をもっ
て規格化されている。
【0017】SDTIのもとにおけるデータフォーマッ
ト(SDTIデータフォーマット)は、例えば、図18
及び図19に示される如くとされる。
【0018】図18は、シリアル化されたときのビット
伝送レートを270MbpsとするもとでのSDTIデ
ータフォーマットにおける1ライン期間分を示し、1ワ
ードが10ビットで構成される10ビットワード列デー
タを形成している。そして、斯かる1ライン期間分が、
例えば、525個連なって成る525ライン期間分によ
って1フレーム期間分が形成される。
【0019】図18に示される1ライン期間分にあって
は、タイミング基準コードデータ:EAV(End of Acti
ve Video) で始まり、それに補助データ (Ancillary Da
ta)部及びタイミング基準コードデータ:SAV(Start
of Active Video) が続き、さらに、それにペイロード
(Payload) 部が続く。EAV及びSAVの夫々は、同じ
ワード構成をとり、各々が10ビット構成とされる4ワ
ード(3FF,000,000,XYZ)が順次配列さ
れて成る。補助データ部には、ヘッダーデータが含まれ
る。そして、ペイロード部には、ユーザーデータと誤り
検出符号:CRCとが配される。
【0020】また、図19は、シリアル化されたときの
ビット伝送レートを143MbpsとするもとでのSD
TIデータフォーマットにおける1ライン期間分を示
し、1ワードが10ビットで構成される10ビットワー
ド列データを形成している。そして、斯かる1ライン期
間分が、例えば、525個連なって成る525ライン期
間分によって1フレーム期間分が形成される。
【0021】図19に示される1ライン期間分にあって
は、タイミング基準コードデータ:TRS−IDで始ま
り、それに補助データ (Ancillary Data) 部が続き、さ
らに、それにペイロード(Payload) 部が続く。TRS−
IDは、各々が10ビット構成とされる5ワード(3F
F,000,000,000,XYZ)が順次配列され
て成る。補助データ部には、ヘッダーデータが含まれ
る。そして、ペイロード部には、ユーザーデータと誤り
検出符号:CRCとが配される。
【0022】そして、圧縮されたディジタル映像信号デ
ータもしくは映像及び音声信号データの伝送に用いられ
るSDTIデータフォーマットに従って形成されたディ
ジタル信号(SDTI信号)も、パラレルデータからシ
リアルデータに変換され、電気信号あるいは光信号とさ
れる伝送信号の形で伝送される。
【0023】上述の如くのD1信号,D2信号,SDT
I信号,480P信号等のディジタル映像信号の伝送に
ついても、送信側において、伝送されるべきディジタル
映像信号を形成するデータに対するワード同期データの
付加及び8B/10B変換が行われて、伝送されるべき
データに基づく、ワード同期データを含むとともに8B
/10B変換が施されたワード列データが形成され、そ
のワード列データがシリアルデータに変換されて送出さ
れる伝送方式、をもって行われるようにされることが、
例えば、送受信回路を構成するにあたって既存の集積回
路素子(IC素子)等を有効に利用できる観点から望ま
れるところとなる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、伝送さ
れるべきディジタル映像信号を形成するデータに対する
ワード同期データの付加及び8B/10B変換が行われ
て、伝送されるべきデータに基づく、ワード同期データ
を含むとともに8B/10B変換が施されたワード列デ
ータが形成され、そのワード列データがシリアルデータ
に変換されて送出される伝送方式をもっての、D1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のディジ
タル映像信号の伝送が望まれるもとにあって、D1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のいずれ
が伝送されるべきものとされる場合においても、その伝
送されるべきディジタル映像信号を形成するデータを的
確に判別して、適切な伝送速度をもって適正に伝送でき
ることになれば、同一の伝送システムによってD1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のディジ
タル映像信号のいずれをも伝送することができ、極めて
便利であって、D1信号,D2信号,SDTI信号,4
80P信号等のディジタル映像信号の利用範囲の拡大を
図れることになる。そして、D1信号,D2信号,SD
TI信号,480P信号等のディジタル映像信号の利用
範囲の拡大は、例えば、業務用あるいは家庭用電子機器
の分野における技術の更なる発展をもたらすことにな
る。
【0025】しかしながら、従来にあっては、伝送され
るべきディジタル映像信号を形成するデータに対するワ
ード同期データの付加及び8B/10B変換が行われ
て、伝送されるべきデータに基づく、ワード同期データ
を含むとともに8B/10B変換が施されたワード列デ
ータが形成され、そのワード列データがシリアルデータ
に変換されて送出される伝送方式をもって、ディジタル
映像信号を伝送するにあたり、D1信号,D2信号,S
DTI信号,480P信号等のディジタル映像信号のい
ずれが伝送されるべきものとされる場合にあっても、そ
の伝送されるディジタル映像信号を形成するデータを的
確に判別して、適切な伝送速度もって適正に伝送できる
ことになる伝送システムを実現させた具体例は見当たら
ない。また、このようにしてD1信号,D2信号,SD
TI信号,480P信号等のディジタル映像信号のいず
れを形成するデータをも、適切な伝送速度もって適切に
伝送することができる伝送システムに関する技術につい
て記載された文献等も見出せない。
【0026】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきディジタル映像信号
を形成するデータに対するワード同期データの付加及び
8B/10B変換が行われて、伝送されるべきデータに
基づく、ワード同期データを含むとともに8B/10B
変換が施されたワード列データが形成され、そのワード
列データがシリアルデータに変換されて送出される伝送
方式をもって、ディジタル映像信号を伝送するにあた
り、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のディジタル映像信号のいずれが伝送されるべきもの
とされる場合にあっても、その伝送されるべきディジタ
ル映像信号を形成するデータを的確に判別して、適切な
伝送速度をもって適正に伝送することができるデータ伝
送方法、及び、その実施に供されるデータ伝送装置を提
供する。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項11までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法は、入力されるディジタ
ル映像信号のクロック周波数を判別して、判別されたク
ロック周波数に応じた判別出力信号を得、ディジタル映
像信号に所定数ビットずつを取り出す処理を施してディ
ジタル映像信号に基づく第1のワード列データを得ると
ともに、第1のワード列データに所定のワード間隔を置
いて予め設定されたコードを有するワード同期データを
含んだ付加ワードデータグループを挿入する処理を、判
別出力信号に対応する態様をもって行うことにより、伝
送速度を判別出力信号に応じたものとする第2のワード
列データを形成し、伝送速度を判別出力信号に応じたも
のとする付加ワードデータグループが挿入された第2の
ワード列データに8B/10B変換を施して、ワード同
期データに基づいて得られる予め設定されたコードを有
する8B/10B変換後のワード同期データを含んだ、
付加ワードデータグループに基づく部分を有する第3の
ワード列データを形成し、第3のワード列データをシリ
アルデータに変換して、そのシリアルデータを伝送すべ
く送出するものとされる。
【0028】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項2に記載された発明に係るデータ伝送方法は、第1の
ワード列データに付加ワードデータグループを挿入する
処理を判別出力信号に対応する態様をもって行うにあた
り、付加ワードデータグループを挿入する第1のワード
列データにおける所定のワード間隔を、判別出力信号に
応じて選択するものとされる。
【0029】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項3に記載された発明に係るデータ伝送方法は、
第1のワード列データに付加ワードデータグループを挿
入する処理を判別出力信号に対応する態様をもって行う
にあたり、付加ワードデータグループを、伝送速度を異
にする複数の付加ワードデータグループのうちから判別
出力信号に対応するものとして選択するものとされる。
【0030】一方、本願の特許請求の範囲における請求
項12から請求項14までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置は、入力されるディジタル映像信
号のクロック周波数を判別して、判別されたクロック周
波数に応じた判別出力信号を得るクロック周波数判別手
段と、ディジタル映像信号に所定数ビットずつを取り出
す処理を施してディジタル映像信号に基づく第1のワー
ド列データを得るとともに、第1のワード列データに所
定のワード間隔を置いて予め設定されたコードを有する
ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループを
挿入する処理を、クロック周波数判別手段からの判別出
力信号に対応する態様をもって行うことにより、伝送速
度を判別出力信号に応じたものとする第2のワード列デ
ータを形成し、第2のワード列データに8B/10B変
換を施して、ワード同期データに基づいて得られる予め
設定されたコードを有する8B/10B変換後のワード
同期データを含んだ、付加ワードデータグループに基づ
く部分を有する第3のワード列データを形成する複合ワ
ード列データ形成手段と、複合ワード列データ形成手段
から得られる第3のワード列データをシリアルデータに
変換して、そのシリアルデータを伝送すべく送出するデ
ータ送出手段と、を備えて構成される。
【0031】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項13に記載された発明に係るデータ伝送装置は、複合
ワード列データ形成手段が、第1のワード列データに付
加ワードデータグループを挿入する処理を、判別出力信
号に対応する態様をもって行うにあたり、付加ワードデ
ータグループを挿入する第1のワード列データにおける
所定のワード間隔を、判別出力信号に応じて選択するも
のとされて、構成される。
【0032】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項14に記載された発明に係るデータ伝送装置
は、複合ワード列データ形成手段が、第1のワード列デ
ータに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判
別出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、付加
ワードデータグループを、伝送速度を異にする複数の付
加ワードデータグループのうちから判別出力信号に対応
するものとして選択するものとされて、構成される。
【0033】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項11までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範
囲における請求項12から請求項14までのいずれかに
記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、入力
されるディジタル映像信号についての、例えば、D1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のいずれ
であるかの判別が、そのディジタル映像信号のクロック
周波数が判別されることによって的確に行われ、その判
別結果に応じた判別出力信号が得られる。そして、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のいずれかであるディジタル映像信号を形成するデー
タに対しての、ワード同期データを含んだ付加ワードデ
ータグループを挿入する処理が、判別出力信号に対応す
る態様をもって適正に行われ、さらに、8B/10B変
換が施されて、伝送速度を判別出力信号に応じたものと
する複合ワード列データ(第3のワード列データ)が形
成される。
【0034】こうして得られる複合ワード列データは、
例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P
信号等のいずれかである、入力されるディジタル映像信
号に基づくものであるが、その伝送速度が、判別出力信
号に応じたものとされることにより、入力されるディジ
タル映像信号、即ち、例えば、D1信号,D2信号,S
DTI信号,480P信号等のいずれかに適したものと
される。そして、伝送速度を入力されるディジタル映像
信号に適したものとする複合ワード列データは、シリア
ルデータに変換されて送出されるが、それには、予め設
定されたコードを有するワード同期データが含まれてい
ることになる。斯かる予め設定されたコードを有するワ
ード同期データは、例えば、RDを正とするワードデー
タDS10である+K28.5、もしくは、RDを負と
するワードデータDS10である−K28.5とされ
る。
【0035】このような、シリアルデータに変換されて
送出される複合ワード列データは、受信側において、予
め設定されたコードを有するワード同期データが、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のうちのいずれかとされるディジタル映像信号を再生
するための処理に必要とされるワード同期データとし
て、適正に検出されることになるものとされる。また、
シリアルデータに変換されて送出される複合ワード列デ
ータに含まれる、ワード同期データ以外のワード列デー
タは、8B/10B変換処理を経て得られるものとされ
ることにより、良好な伝送品質をもたらすことになる。
それゆえ、受信側にあっては、良好な伝送品質が得られ
るもとで受信される複合ワード列データに基づく、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のうちのいずれかとされるディジタル映像信号の再生
のための処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に
得られる状態が確保される。
【0036】上述よりして、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項1から請求項11までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請
求の範囲における請求項12から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送装置によれば、
伝送されるべきデータに対するワード同期データの付加
及び8B/10B変換が行われて、伝送されるべきデー
タに基づく、ワード同期データを含むとともに8B/1
0B変換が施されたワード列データが形成され、そのワ
ード列データがシリアルデータに変換されて送出される
伝送方式をもって、ディジタル映像信号を伝送するにあ
たり、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信
号等のディジタル映像信号のいずれが伝送されるべきも
のとされる場合にあっても、その伝送されるべきディジ
タル映像信号を形成するデータを的確に判別して、それ
を良好な伝送品質が得られるもとで、適切な伝送速度も
って適正に伝送することができることになる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項11までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例が実施される、本
願の特許請求の範囲における請求項12から請求項14
までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置
の一例を示す。
【0038】図1に示される例にあっては、例えば、D
1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号DT
Iもしくは480P信号DVPとされるディジタル映像
信号が、複合ワード列データ形成部11に供給される。
【0039】D1信号DVD1は、それを形成するデー
タが、例えば、図17に示される如くのデータ系列の態
様をとる10ビットワード列データであって、ワード伝
送レートを、例えば、27MBpsとするものとされ、
従って、D1信号DVD1のワードクロック信号の周波
数(クロック周波数)は、例えば、27MHzである。
D2信号DVD2は、それを形成するデータが、D1信
号DVD1を形成するデータと同様のデータ系列の態様
をとる10ビットワード列データであって、ワード伝送
レートを、例えば、14.3MBpsとするものとさ
れ、従って、D2信号DVD2のクロック周波数は、例
えば、14.3MHzである。SDTI信号DTIは、
それを形成するデータが、例えば、図17もしくは図1
8に示される如くのデータ系列の態様をとる10ビット
ワード列データであって、ビット伝送レートを、例え
ば、270Mbpsもしくは143Mbpsとするもの
とされ、従って、SDTI信号DTIのクロック周波数
(ワードクロック信号の周波数)は、例えば、27MH
zもしくは14.3MHzである。さらに、480P信
号DVPは、それを形成するデータが、D1信号DVD
1を形成するデータと同様のデータ系列の態様をとる1
0ビットワード列データであって、ワード伝送レート
を、例えば、54MBpsとするものとされ、従って、
480P信号DVPのクロック周波数は、例えば、54
MHzである。
【0040】また、複合ワード列データ形成部11に供
給される、例えば、D1信号DVD1,D2信号DVD
2,SDTI信号DTI及び480P信号DVPのうち
のいずれかとされるディジタル映像信号のワードクロッ
ク信号CXが、複合ワード列データ形成部11及びクロ
ック周波数判別部12の夫々に供給される。クロック周
波数判別部12は、供給されるワードクロック信号CX
の周波数を検出し、検出された周波数に基づいて、ワー
ドクロック信号CXが、D1信号DVD1,D2信号D
VD2,SDTI信号DTI及び480P信号DVPの
うちのいずれのものであるかを判別する。
【0041】即ち、検出された周波数が27MHzであ
れば、ワードクロック信号CXは、D1信号DVD1も
しくはビット伝送レートを270MbpsとするSDT
I信号DTIのものであり、検出された周波数が14.
3MHzであれば、ワードクロック信号CXは、D2信
号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbps
とするSDTI信号DTIのものであり、検出された周
波数が54MHzであれば、ワードクロック信号CX
は、480P信号DVPのものである、というように判
別する。そして、クロック周波数判別部12は、その判
別結果に応じた判別出力信号SCDを発生して、それを
複合ワード列データ形成部11に供給する。
【0042】クロック周波数判別部12における判別の
結果、ワードクロック信号CXがD1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIのものである場合には、判別出力信号SCD
は、複合ワード列データ形成部11にD1信号DVD1
もしくはビット伝送レートを270MbpsとするSD
TI信号DTIが供給されていることを示し、ワードク
ロック信号CXがD2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIのも
のである場合には、判別出力信号SCDは、複合ワード
列データ形成部11にD2信号DVD2もしくはビット
伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示し、さらに、ワードクロック
信号CXが480P信号DVPのものである場合には、
判別出力信号SCDは、複合ワード列データ形成部11
に480P信号DVPが供給されていることを示す。
【0043】複合ワード列データ形成部11には、その
複合ワード列データ形成部11に供給される、D1信号
DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号DTI及び
480P信号DVPのいずれかのライン期間及びフィー
ルド期間に夫々同期した水平同期信号SH及び垂直同期
信号SVも供給される。
【0044】複合ワード列データ形成部11において
は、D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信
号DTIもしくは480P信号DVPが、8ビットワー
ド列データ形成・同期データ挿入部13に供給される。
8ビットワード列データ形成・同期データ挿入部13に
は、水平同期信号SH,垂直同期信号SV,ワードクロ
ック信号CX、及び、クロック周波数判別部12からの
判別出力信号SCDも供給される。
【0045】また、複合ワード列データ形成部11に
は、付加ワードデータグループDWAを送出するワード
データ送出部14,付加ワードデータグループDWBを
送出するワードデータ送出部15、及び、付加ワードデ
ータグループDWCを送出するワードデータ送出部16
が備えられている。これらのワードデータ送出部14,
15及び16の夫々には、クロック周波数判別部12か
らの判別出力信号SCDが供給される。
【0046】そして、判別出力信号SCDが、複合ワー
ド列データ形成部11にD1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
Iが供給されていることを示すとき、ワードデータ送出
部14が付加ワードデータグループDWAを送出する状
態がとられ、また、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部11にD2信号DVD2もしくはビット
伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示すとき、ワードデータ送出部
15が付加ワードデータグループDWBを送出する状態
がとられ、さらに、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部11に480P信号DVPが供給されて
いることを示すとき、ワードデータ送出部16が付加ワ
ードデータグループDWCを送出する状態がとられる。
付加ワードデータグループDWA,DWB及びDWC
は、各々が8ビットワード同期データを含んだ複数の8
ビットワードデータによって構成され、各々のワード伝
送レートを、夫々、例えば、54MBps,28.6M
Bps及び108MBpsとする8ビットワード列デー
タとされる。
【0047】ワードデータ送出部14から送出される付
加ワードデータグループDWA,ワードデータ送出部1
5から送出される付加ワードデータグループDWB、も
しくは、ワードデータ送出部16から送出される付加ワ
ードデータグループDWCは、データ加算部17を通じ
て、8ビットワード列データ形成・同期データ挿入部1
3に供給される。
【0048】そして、8ビットワード列データ形成・同
期データ挿入部13においては、水平同期信号SH,垂
直同期信号SV,クロック周波数判別部12からの判別
出力信号SCD、さらには、ワードクロック信号CXを
用いて、10ビットワード列データとされて各ワードを
形成する10ビットずつが順次到来するD1信号DVD
1,D2信号DVD2,SDTI信号DTIもしくは4
80P信号DVPに対して、例えば、EAVを基準とし
たもとでの判別出力信号SCDに応じた所定の期間分ず
つ、それを構成する各ビットデータを8ビットずつ順次
取り出して、8ビットワードデータを逐次形成してい
く。そして、斯かる8ビットワードデータが連なって形
成される8ビットワード列データDZ’(8)を得る。
【0049】斯かる際、8ビットワード列データ形成・
同期データ挿入部13は、クロック周波数判別部12か
らの判別出力信号SCDが、複合ワード列データ形成部
11にD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを2
70MbpsとするSDTI信号DTIが供給されてい
ることを示すとき、供給されるD1信号DVD1もしく
はビット伝送レートを270MbpsとするSDTI信
号DTIに対して、例えば、EAVの先頭を基準点とし
た5ライン期間分ずつ、それを構成する各ビットデータ
を8ビットずつ順次取り出す処理を施す。それにより、
例えば、図2のAにおいてD/0〜D/7,D/8〜D
/15,D/16〜D/23,D/24〜D/31,・
・・・・(D/0,・・・・・,D/31,・・・・は
各ビットデータをあらわす)の夫々としてあらわされる
如くの、8ビットワードデータを逐次形成していくとと
もに、形成された8ビットワードデータが連なるように
する処理を施して、ワード伝送レートを54MBpsと
する8ビットワード列データDZ’(8)を得る。
【0050】また、8ビットワード列データ形成・同期
データ挿入部13は、クロック周波数判別部12からの
判別出力信号SCDが、複合ワード列データ形成部11
にD2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143
MbpsとするSDTI信号DTIが供給されているこ
とを示すとき、供給されるD2信号DVD2もしくはビ
ット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号D
TIに対して、例えば、EAVの先頭を基準点とした1
0ライン期間分ずつ、それを構成する各ビットデータを
8ビットずつ順次取り出す。それにより、例えば、図2
のAにおいてD/0〜D/7,D/8〜D/15,D/
16〜D/23,D/24〜D/31,・・・・・の夫
々としてあらわされる如くの、8ビットワードデータを
逐次形成していくとともに、形成された8ビットワード
データが連なるようにする処理を施して、ワード伝送レ
ートを28.6MBpsとする8ビットワード列データ
DZ’(8)を得る。
【0051】さらに、8ビットワード列データ形成・同
期データ挿入部13は、クロック周波数判別部12から
の判別出力信号SCDが、複合ワード列データ形成部1
1に480P号DVPが供給されていることを示すと
き、供給される480P信号DVPに対して、例えば、
EAVの先頭を基準点とした5ライン期間分ずつ、それ
を構成する各ビットデータを8ビットずつ順次取り出
す。それにより、例えば、図2のAにおいてD/0〜D
/7,D/8〜D/15,D/16〜D/23,D/2
4〜D/31,・・・・・の夫々としてあらわされる如
くの、8ビットワードデータを逐次形成していくととも
に、形成された8ビットワードデータが連なるようにす
る処理を施して、ワード伝送レートを108MBpsと
する8ビットワード列データDZ’(8)を得る。
【0052】上述に加えて、8ビットワード列データ形
成・同期データ挿入部13にあっては、D1信号DVD
1もしくはビット伝送レートを270MbpsとするS
DTI信号DTIに基づいて得られた8ビットワード列
データDZ’(8),D2信号DVD2もしくはビット
伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DTI
に基づいて得られた8ビットワード列データDZ’
(8)、もしくは、480P信号DVPに基づいて得ら
れた8ビットワード列データDZ’(8)に対して、所
定のワード間隔を置いて、ワードデータ送出部14,1
5あるいは16からの8ビットワード同期データを含ん
だ付加ワードデータグループDWA,DWBもしくはD
WCを挿入し、それにより、図2のBに示される如くに
付加ワードデータグループDWA,DWBもしくはDW
Cを含んだ、D1信号DVD1もしくはビット伝送レー
トを270MbpsとするSDTI信号DTIに基づく
ワード伝送レートを54MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZ(8),D2信号DVD2もしくはビ
ット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号D
TIに基づくワード伝送レートを28.6MBpsとす
る複合8ビットワード列データDZ(8)、もしくは、
480P信号DVPに基づくワード伝送レートを108
MBpsとする複合8ビットワード列データDZ(8)
を形成する。なお、図2における矢印tは、時間経過を
あらわす。
【0053】図3は、8ビットワード列データ形成・同
期データ挿入部13についての具体構成例を示す。この
図3に示される例においては、複合ワード列データ形成
部11に供給されるD1信号DVD1,D2信号DVD
2,SDTI信号DTIもしくは480P信号DVP
が、スイッチ18に供給される。スイッチ18には、ス
イッチ制御信号形成部19からの制御信号CSAも供給
される。
【0054】スイッチ制御信号形成部19には、水平同
期信号SH,垂直同期信号SV,ワードクロック信号C
X及び判別出力信号SCDが供給され、スイッチ制御信
号形成部19は、水平同期信号SH,垂直同期信号S
V,ワードクロック信号CX及び判別出力信号SCDに
応じて、以下のようにして、制御信号CSAと制御信号
CSBとを形成する。
【0055】先ず、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部11にD1信号DVD1もしくはビット
伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示す場合には、スイッチ18に
供給されるD1信号DVD1もしくはビット伝送レート
を270MbpsとするSDTI信号DTIにおける、
例えば、EAVから始まる5ライン期間分の先頭の時点
に同期した制御信号CSA、及び、ワードクロック信号
CXの周期の整数倍の期間に同期した制御信号CSBを
形成する。また、判別出力信号SCDが、複合ワード列
データ形成部11にD2信号DVD2もしくはビット伝
送レートを143MbpsとするSDTI信号DTIが
供給されていることを示す場合には、スイッチ18に供
給されるD2信号DVD2もしくはビット伝送レートを
143MbpsとするSDTI信号DTIにおける、例
えば、EAVから始まる10ライン期間分の先頭の時点
に同期した制御信号CSA、及び、ワードクロック信号
CXの周期の整数倍の期間に同期した制御信号CSBを
形成する。さらに、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部11に480P信号DVPが供給されて
いることを示す場合には、スイッチ18に供給される4
80P信号DVPにおける、例えば、EAVから始まる
5ライン期間分の先頭の時点に同期した制御信号CS
A、及び、ワードクロック信号CXの周期の整数倍の期
間に同期した制御信号CSBを形成する。
【0056】スイッチ18にはメモリ部20とメモリ部
21とが接続されている。そして、スイッチ18は、制
御信号CSAに応じて、D1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
Iにおける、例えば、EAVから始まる5ライン期間分
の先頭の時点毎の切換え,D2信号DVD2もしくはビ
ット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号D
TIにおける、例えば、EAVから始まる10ライン期
間分の先頭の時点毎の切換え、もしくは、480P信号
DVPにおける、例えば、EAVから始まる5ライン期
間分の先頭の時点毎の切換えを行う。
【0057】それにより、D1信号DVD1もしくはビ
ット伝送レートを270MbpsとするSDTI信号D
TIが、そのEAVから始まる5ライン期間分ずつメモ
リ部20とメモリ部21とに交互に供給され、D1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIについての、メモリ部20とメ
モリ部21とに対する振分供給が行われる状態,D2信
号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbps
とするSDTI信号DTIが、そのEAVから始まる1
0ライン期間分ずつメモリ部20とメモリ部21とに交
互に供給され、D2信号DVD2もしくはビット伝送レ
ートを143MbpsとするSDTI信号DTIについ
ての、メモリ部20とメモリ部21とに対する振分供給
が行われる状態、もしくは、480P信号DVPが、そ
のEAVから始まる5ライン期間分ずつメモリ部20と
メモリ部21とに交互に供給され、480P信号DVP
についてのメモリ部20とメモリ部21とに対する振分
供給が行われる状態がとられる。
【0058】また、メモリ部20及び21に関連して、
メモリ制御信号形成部22が設けられており、メモリ制
御信号形成部22には、ワードクロック信号CXが供給
される。そして、メモリ制御信号形成部22は、ワード
クロック信号CXに基づいて、周波数を27MHzとす
る書込制御信号QWと周波数を27MHz×2=54M
Hzとする読出制御信号QRとを発生する状態(複合ワ
ード列データ形成部11にD1信号DVD1もしくはビ
ット伝送レートを270MbpsとするSDTI信号D
TIが供給される場合),周波数を14.3MHzとす
る書込制御信号QWと周波数を14.3MHz×2=2
8.6MHzとする読出制御信号QRとを発生する状態
(複合ワード列データ形成部11にD2信号DVD2も
しくはビット伝送レートを143MbpsとするSDT
I信号DTIが供給される場合)、もしくは、周波数を
54MHzとする書込制御信号QWと周波数を54MH
z×2=108MHzとする読出制御信号QRとを発生
する状態(複合ワード列データ形成部11に480P信
号DVPが供給される場合)をとり、書込制御信号QW
と読出制御信号QRとをメモリ部20及び21の両者に
供給する。
【0059】それにより、メモリ部20にあっては、複
合ワード列データ形成部11にD1信号DVD1もしく
はビット伝送レートを270MbpsとするSDTI信
号DTIが供給される場合、スイッチ18を通じてD1
信号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbp
sとするSDTI信号DTIが供給される期間におい
て、D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを27
0MbpsとするSDTI信号DTIのEAVから始ま
る5ライン期間分が、周波数を27MHzとする書込制
御信号QWに応じて、ワード伝送レートを27MBps
とする状態で書き込まれる。また、メモリ部21にあっ
ても、複合ワード列データ形成部11にD1信号DVD
1もしくはビット伝送レートを270MbpsとするS
DTI信号DTIが供給される場合、スイッチ18を通
じてD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを27
0MbpsとするSDTI信号DTIが供給される期間
において、D1信号DVD1もしくはビット伝送レート
を270MbpsとするSDTI信号DTIのEAVか
ら始まる5ライン期間分が、周波数を27MHzとする
書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レートを27M
Bpsとする状態で書き込まれる。
【0060】従って、複合ワード列データ形成部11に
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIが供給される場合に
は、メモリ部20及び21におけるD1信号DVD1も
しくはビット伝送レートを270MbpsとするSDT
I信号DTIのEAVから始まる5ライン期間分につい
てのワード伝送レートを27MBpsとする状態での書
込みが、D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを
270MbpsとするSDTI信号DTIのEAVから
始まる5ライン期間分の先頭の時点毎に行われるスイッ
チ18の切換えに従って、交互に行われる。
【0061】斯かる際に、メモリ部20及び21の夫々
に書き込まれるD1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTIのEA
Vから始まる5ライン期間分のデータ量は、例えば、5
(ライン)×858(サンプル/ライン)×20(ビッ
ト/サンプル)=85,800ビットとなる。
【0062】また、メモリ部20にあっては、複合ワー
ド列データ形成部11にD2信号DVD2もしくはビッ
ト伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DT
Iが供給される場合、スイッチ18を通じてD2信号D
VD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとす
るSDTI信号DTIが供給される期間において、D2
信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbp
sとするSDTI信号DTIのEAVから始まる10ラ
イン期間分が、周波数を14.3MHzとする書込制御
信号QWに応じて、ワード伝送レートを14.3MBp
sとする状態で書き込まれる。また、メモリ部21にあ
っても、複合ワード列データ形成部11にD2信号DV
D2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとする
SDTI信号DTIが供給される場合、スイッチ18を
通じてD2信号DVD2もしくはビット伝送レートを1
43MbpsとするSDTI信号DTIが供給される期
間において、D2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MBpsとするSDTI信号DTIのEAV
から始まる10ライン期間分が、周波数を14.3MH
zとする書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レート
を14.3MBpsとする状態で書き込まれる。
【0063】従って、複合ワード列データ形成部11に
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIが供給される場合に
は、メモリ部20及び21におけるD2信号DVD2も
しくはビット伝送レートを143MbpsとするSDT
I信号DTIのEAVから始まる10ライン期間分につ
いてのワード伝送レートを14.3MBpsとする状態
での書込みが、D2信号DVD2もしくはビット伝送レ
ートを143MBpsとするSDTI信号DTIのEA
Vから始まる10ライン期間分の先頭の時点毎に行われ
るスイッチ18の切換えに従って、交互に行われる。
【0064】斯かる際に、メモリ部20及び21の夫々
に書き込まれるD2信号DVD2もしくはビット伝送レ
ートを143MbpsとするSDTI信号DTIのEA
Vから始まる10ライン期間分のデータ量は、例えば、
10(ライン)×910(サンプル/ライン)×10
(ビット/サンプル)=91,000ビットとなる。
【0065】さらに、メモリ部20にあっては、複合ワ
ード列データ形成部11に480P信号DVPが供給さ
れる場合、スイッチ18を通じて480P信号DVPが
供給される期間において、480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分が、周波数を54MHzとす
る書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レートを54
MBpsとする状態で書き込まれる。また、メモリ部2
1にあっても、複合ワード列データ形成部11に480
P信号DVPが供給される場合、スイッチ18を通じて
480P信号DVPが供給される期間において、480
P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分が、周
波数を54MHzとする書込制御信号QWに応じて、ワ
ード伝送レートを54MBpsとする状態で書き込まれ
る。
【0066】従って、複合ワード列データ形成部11に
480P信号DVPが供給される場合には、メモリ部2
0及び21における480P信号DVPのEAVから始
まる5ライン期間分についてのワード伝送レートを54
MBpsとする状態での書込みが、480P信号DVP
のEAVから始まる5ライン期間分の先頭の時点毎に行
われるスイッチ18の切換えに従って、交互に行われ
る。
【0067】斯かる際に、メモリ部20及び21の夫々
に書き込まれる480P信号DVPのEAVから始まる
5ライン期間分のデータ量は、例えば、5(ライン)×
858(サンプル/ライン)×20(ビット/サンプ
ル)=85,800ビットとなる。
【0068】メモリ部20に書き込まれたD1信号DV
D1もしくはビット伝送レートを270Mbpsとする
SDTI信号DTIは、その書込み期間に続くD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン期
間のうちに、周波数を54MHzとする読出制御信号Q
Rに応じて、メモリ部20から8ビットずつ読み出され
て、8ビットワードを順次形成するものとされる。ま
た、メモリ部20に書き込まれたD2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTIは、その書込み期間に続くD2信号DVD2
もしくはビット伝送レートを143MbpsとするSD
TI信号DTIのEAVから始まる10ライン期間のう
ちに、周波数を28.6MHzとする読出制御信号QR
に応じて、メモリ部20から8ビットずつ読み出され
て、8ビットワードを順次形成するものとされる。さら
に、メモリ部20に書き込まれた480P信号DVP
は、その書込み期間に続く480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間のうちに、周波数を108MH
zとする読出制御信号QRに応じて、メモリ部20から
8ビットずつ読み出されて、8ビットワードを順次形成
するものとされる。
【0069】それにより、メモリ部20からワード伝送
レートを54MBps,28.6MBpsもしくは10
8MBpsとする8ビットワード列データDZ'(8)が得
られて、それがスイッチ23に供給される。
【0070】同様にして、メモリ部21に書き込まれた
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIは、その書込み期間に
続くD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを27
0MbpsとするSDTI信号DTIのEAVから始ま
る5ライン期間のうちに、周波数を54MHzとする読
出制御信号QRに応じて、メモリ部21から8ビットず
つ読み出されて、8ビットワードを順次形成するものと
される。また、メモリ部21に書き込まれたD2信号D
VD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとす
るSDTI信号DTIは、その書込み期間に続くD2信
号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbps
とするSDTI信号DTIのEAVから始まる10ライ
ン期間のうちに、周波数を28.6MHzとする読出制
御信号QRに応じて、メモリ部21から8ビットずつ読
み出されて、8ビットワードを順次形成するものとされ
る。さらに、メモリ部21に書き込まれた480P信号
DVPは、その書込み期間に続く480P信号DVPの
EAVから始まる5ライン期間のうちに、周波数を10
8MHzとする読出制御信号QRに応じて、メモリ部2
1から8ビットずつ読み出されて、8ビットワードを順
次形成するものとされる。
【0071】それにより、メモリ部21からワード伝送
レートを54MBps,28.6MBpsもしくは10
8MBpsとする8ビットワード列データDZ'(8)が得
られて、それがスイッチ23に供給される。
【0072】スイッチ23には、8ビットワード列デー
タDZ'(8)に加えて、メモリ部20及び21の夫々から
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIが読み出されて8ビッ
トワード列データDZ'(8)が得られるとき、ワードデー
タ送出部14からのワード伝送レートを54MBpsと
する付加ワードデータグループDWAが、また、メモリ
部20及び21の夫々からD2信号DVD2もしくはビ
ット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号D
TIが読み出されて8ビットワード列データDZ'(8)が
得られるとき、ワードデータ送出部15からのワード伝
送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWBが、さらに、メモリ部20及び21の夫々
から480P信号DVPが読み出されて8ビットワード
列データDZ'(8)が得られるとき、ワードデータ送出部
16からのワード伝送レートを108MBpsとする付
加ワードデータグループDWCが供給される。
【0073】スイッチ23は、スイッチ制御信号形成部
19からの制御信号CSBに応じて、メモリ部20から
の8ビットワード列データDZ'(8)、及び、ワードデー
タ送出部14からの付加ワードデータグループDWA,
ワードデータ送出部15からの付加ワードデータグルー
プDWBもしくはワードデータ送出部16からの付加ワ
ードデータグループDWC、メモリ部21からの8ビッ
トワード列データDZ'(8)、及び、ワードデータ送出部
14からの付加ワードデータグループDWA,ワードデ
ータ送出部15からの付加ワードデータグループDWB
もしくはワードデータ送出部16からの付加ワードデー
タグループDWCを順次取り出す動作を繰り返す。それ
により、スイッチ23から、ワード伝送レートを54M
Bpsとする8ビットワード列データDZ'(8)に、所定
のワード間隔を置いてワード伝送レートを54MBps
とする付加ワードデータグループDWAが挿入されて形
成される複合8ビットワード列データDZ(8),ワー
ド伝送レートを28.6MBpsとする8ビットワード
列データDZ'(8)に、所定のワード間隔を置いてワード
伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータ
グループDWBが挿入されて形成される複合8ビットワ
ード列データDZ(8)、もしくは、ワード伝送レート
を108MBpsとする8ビットワード列データDZ'
(8)に、所定のワード間隔を置いてワード伝送レートを
108MBpsとする付加ワードデータグループDWC
が挿入されて形成される複合8ビットワード列データD
Z(8)が得られる。
【0074】このようにして、スイッチ23から得られ
る複合8ビットワード列データDZ(8)は、ワード伝
送レートを54MBps,28.6MBps及び108
MBpsのいずれかとするもとで、8ビットワード列デ
ータ形成・同期データ挿入部13から導出され、8B/
10B変換部24に供給される。斯かるワード伝送レー
ト54MBps,28.6MBps及び108MBps
は、夫々、D1信号DVD1もしくはビット伝送レート
を270MbpsとするSDTI信号DTIの伝送,D
2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mb
psとするSDTI信号DTIの伝送、及び、480P
信号DVPの伝送に、適したものとして選定された伝送
速度である。
【0075】8B/10B変換部24においては、複合
8ビットワード列データDZ(8)に対して、8ビット
毎に10ビットへの変換が行われ、その変換が予め用意
された変換テーブルに従うものとされる、8B/10B
変換が施されて、複合10ビットワード列データDZ
(10)が形成される。そして、8B/10B変換部2
4からは、ワード伝送レートを54MBpsとする複合
10ビットワード列データDZ(10)が、D1信号D
VD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsとす
るSDTI信号DTIに基づくものとして,ワード伝送
レートを28.6MBpsとする複合10ビットワード
列データDZ(10)が、D2信号DVD2もしくはビ
ット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号D
TIに基づくものとして、あるいは、ワード伝送レート
を108MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZ(10)が、480P信号DVPに基づくものとし
て得られる。
【0076】ワードデータ送出部14からのワード伝送
レートを54MBpsとする付加ワードデータグループ
DWA,ワードデータ送出部15からのワード伝送レー
トを28.6MBpsとする付加ワードデータグループ
DWB、及び、ワードデータ送出部16からのワード伝
送レートを108MBpsとする付加ワードデータグル
ープDWCの夫々は、8ビットワード列データとして構
成されるが、一例として、複数の任意の8ビットワード
データDEX8に、8ビットワード同期データDEK8
に8ビットワード補助データDEA8が連なって成る2
ワードの組が3回繰り返して連なり、さらに、それに2
個の任意の8ビットワードデータDEX8が連なって構
成されるものとされる。
【0077】任意の8ビットワードデータDEX8は、
8B/10B変換がなされると10ビットワードデータ
DXX・Xとされる。また、8ビットワード同期データ
DEK8は、10ビットワードデータに変換されると前
述のワードデータDS10とされる8ビットワードデー
タである。従って、8ビットワード同期データDEK8
は、10ビットワードデータに変換されるとK28.5
というコードネームで呼ばれるものとなり、その直前に
配されたワードデータによるRDであるCRDが負
(−)であるとき、+K28.5となり、また、その直
前に配されたワードデータによるRDであるCRDが正
(+)であるとき、−K28.5となる。
【0078】さらに、8ビットワード補助データDEA
8は、図4に示される如く、“011 10101”と
あらわせる8ビットワードデータであり、10ビットワ
ードデータに変換されるとD21.3というコードネー
ムで呼ばれるものとなる。D21.3は、その直前に配
されたワードデータによるRDであるCRDが負(−)
であるときRDをニュートラルとする“101010
1100”とされ、その直前に配されたワードデータに
よるRDであるCRDが正(+)であるときRDをニュ
ートラルとする“101010 0011”とされる。
【0079】そして、ワードデータ送出部14からの付
加ワードデータグループDWAは、メモリ部20及び2
1からD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを2
70MbpsとするSDTI信号DTIが読み出されて
得られる8ビットワード列データDZ'(8)に挿入される
ことになるが、D1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTIのEA
Vから始まる5ライン期間分の時間T(s)は、T=8
5,800(ビット)/270(Mbps)であるの
で、全体のビット数をBXとすると、BXは下記の式:
数1を満たすものとなる。
【0080】
【数1】(85,800(ビット)+BX(ビット))
/T(s)=54(MBps)×10(ビット)×8/
10
【0081】従って、BX=51,480ビットとな
る。即ち、ワードデータ送出部14は、全体が51,4
80ビット(6,435ワード)をもって形成される付
加ワードデータグループDWAを送出するのである。
【0082】また、ワードデータ送出部15からの付加
ワードデータグループDWBは、メモリ部20及び21
からD2信号DVD2もしくはビット伝送レートを14
3MbpsとするSDTI信号DTIが読み出されて得
られる8ビットワード列データDZ'(8)に挿入されるこ
とになるが、D2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIのEAV
から始まる10ライン期間分の時間T(s)は、T=9
1,000(ビット)/143(Mbps)であるの
で、全体のビット数をBXとすると、BXは下記の式:
数2を満たすものとなる。
【0083】
【数2】(91,000(ビット)+BX(ビット))
/T(s)=28.6(MBps)×10(ビット)×
8/10
【0084】従って、BX=54,600ビットとな
る。即ち、ワードデータ送出部15は、全体が54,6
00ビット(6,825ワード)をもって形成される付
加ワードデータグループDWBを送出するのである。
【0085】さらに、ワードデータ送出部16からの付
加ワードデータグループDWCは、メモリ部20及び2
1から480P信号DVPが読み出されて得られる8ビ
ットワード列データDZ'(8)に挿入されることになる
が、480P信号DVPのEAVから始まる5ライン期
間分の時間T(s)は、T=85,800(ビット)/
540(Mbps)であるので、全体のビット数をBX
とすると、BXは下記の式:数3を満たすものとなる。
【0086】
【数3】(85,800(ビット)+BX(ビット))
/T(s)=108(MBps)×10(ビット)×8
/10
【0087】従って、BX=51,480ビットとな
る。即ち、ワードデータ送出部16は、全体が51,4
80ビット(6,435ワード)をもって形成される付
加ワードデータグループDWCを送出するのである。
【0088】このような付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCが挿入されて形成される複合
8ビットワード列データDZ(8)は、その付加ワード
データグループDWA,DWBもしくはDWCが挿入さ
れた部分が、図5のAに示される如くとされる。図5の
Aにおいて、DV8は、図3に示されるメモリ部20及
び21の夫々から得られる8ビットワード列データD
Z'(8) を形成する各8ビットワードデータをあらわし
ており、8B/10B変換によって10ビットワードデ
ータDV10とされる。
【0089】また、ワードデータ送出部14からのワー
ド伝送レートを54MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWA,ワードデータ送出部15からのワード伝
送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWB、及び、ワードデータ送出部16からのワ
ード伝送レートを108MBpsとする付加ワードデー
タグループDWCの夫々は、他の例として、その最初の
部分と最後の部分との夫々に、8ビットワード同期デー
タDEK8に8ビットワード補助データDEA8が連な
って成る2ワードの組が3回繰り返されて配されるもの
とされる。
【0090】このような場合にも、ワードデータ送出部
14は、全体が51,480ビット(6,435ワー
ド)をもって形成される付加ワードデータグループDW
Aを送出し、ワードデータ送出部15は、全体が54,
600ビット(6,825ワード)をもって形成される
付加ワードデータグループDWBを送出し、ワードデー
タ送出部16は、全体が51,480ビット(6,43
5ワード)をもって形成される付加ワードデータグルー
プDWCを送出する。
【0091】斯かる付加ワードデータグループDWA,
DWBもしくはDWCが挿入されて形成される複合8ビ
ットワード列データDZ(8)は、その付加ワードデー
タグループDWA,DWBもしくはDWCが挿入された
部分が、図6のAに示される如くとされる。図6のAに
示されるDEK8,DEA8及びDV8は、図5のAに
示されるDEK8,DEA8及びDV8と同様のもので
ある。
【0092】ワードデータ送出部14からのワード伝送
レートを54MBpsとする付加ワードデータグループ
DWA,ワードデータ送出部15からのワード伝送レー
トを28.6MBpsとする付加ワードデータグループ
DWB、及び、ワードデータ送出部16からのワード伝
送レートを108MBpsとする付加ワードデータグル
ープDWCの夫々は、さらに他の例として、複数の任意
の8ビットワードデータDEX8に8ビットワード同期
データDEK8が続き、さらに、それに任意の8ビット
ワードデータDEX8が続いて構成されるものとされ
る。そして、斯かる場合には、8ビットワード同期デー
タDEK8の直前の8ビットワードデータDEX8が、
8B/10B変換された直後にRDを負(−)にセット
するものとされる。
【0093】このような場合にも、ワードデータ送出部
14は、全体が51,480ビット(6,435ワー
ド)をもって形成される付加ワードデータグループDW
Aを送出し、ワードデータ送出部15は、全体が54,
600ビット(6,825ワード)をもって形成される
付加ワードデータグループDWBを送出し、ワードデー
タ送出部16は、全体が51,480ビット(6,43
5ワード)をもって形成される付加ワードデータグルー
プDWCを送出する。
【0094】斯かる付加ワードデータグループDWA,
DWBもしくはDWCが挿入されて形成される複合8ビ
ットワード列データDZ(8)は、その付加ワードデー
タグループDWA,DWBもしくはDWCが挿入された
部分が、図7のAに示される如くとされる。図7のAに
示されるDEX8,DEK8及びDV8は、図5のAに
示されるDEX8,DEK8及びDV8と同様のもので
ある。
【0095】さらに、ワードデータ送出部14からのワ
ード伝送レートを54MBpsとする付加ワードデータ
グループDWA,ワードデータ送出部15からのワード
伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータ
グループDWB、及び、ワードデータ送出部16からの
ワード伝送レートを108MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWCの夫々は、上述とは別の例として、
最初の8ビットワード同期データDEK8に所定数の任
意の8ビットワードデータDEX8が続き、その所定数
の任意の8ビットワードデータDEX8に二番目の8ビ
ットワード同期データDEK8が続き、さらに、その二
番目の8ビットワード同期データDEK8に任意の8ビ
ットワードデータDEX8が続いて構成されるものとさ
れる。そして、斯かる付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCが用いられる場合には、それ
が挿入された複合8ビットワード列データDZ(8)が
8B/10B変換されるとき、付加ワードデータグルー
プDWA,DWBもしくはDWCの直前の8ビットワー
ドデータDV8が8B/10B変換されて得られる10
ビットワードデータDV10についてのRDが、負
(−)に設定される。
【0096】このような場合にも、ワードデータ送出部
14は、全体が51,480ビット(6,435ワー
ド)をもって形成される付加ワードデータグループDW
Aを送出し、ワードデータ送出部15は、全体が54,
600ビット(6,825ワード)をもって形成される
付加ワードデータグループDWBを送出し、ワードデー
タ送出部16は、全体が51,480ビット(6,43
5ワード)をもって形成される付加ワードデータグルー
プDWCを送出する。
【0097】斯かる付加ワードデータグループDWA,
DWBもしくはDWCが挿入されて形成される複合8ビ
ットワード列データDZ(8)は、その付加ワードデー
タグループDWA,DWBもしくはDWCが挿入された
部分が、図8のAに示される如くとされる。図8のAに
示されるDEK8,DEX8及びDV8も、図5のAに
示されるDEK8,DEX8及びDV8と同様のもので
ある。
【0098】8B/10B変換部24にあっては、8ビ
ットワード列データ形成・同期データ挿入部13からの
複合8ビットワード列データDZ(8)に8B/10B
変換を施して、複合8ビットワード列データDZ(8)
に基づく、ワード伝送レートを54MBps,28.6
MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビット
ワード列データDZ(10)を形成する。その際、8ビ
ットワード同期データDEK8は、K28.5に変換さ
れ、また、8ビットワード補助データDEA8はD2
1.3に変換され、さらに、任意の8ビットワードデー
タDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに変換
される。
【0099】それゆえ、複合8ビットワード列データD
Z(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCが、図5のAに示される如く
のものであるとき、複合10ビットワード列データDZ
(10)は、それにおける付加ワードデータグループD
WA,DWBもしくはDWCに基づく部分が、その直前
の10ビットワードデータDV10がRDを正(+)と
するときには、図5のBに示される如くのものとされ、
一方、その直前の10ビットワードデータDV10がR
Dを負(−)とするときには、図5のCに示される如く
のものとされる。従って、いずれの場合にも、付加ワー
ドデータグループDWA,DWBもしくはDWCに基づ
く部分には、RDを正(+)とする+K28.5が含ま
れることになる。
【0100】また、複合8ビットワード列データDZ
(8)に挿入された付加ワードデータグループDWA,
DWBもしくはDWCが、図6のAに示される如くのも
のであるとき、複合10ビットワード列データDZ(1
0)は、それにおける付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCに基づく部分が、その直前の
10ビットワードデータDV10がRDを正(+)とす
るときには、図6のBに示される如くのものとされ、一
方、その直前の10ビットワードデータDV10がRD
を負(−)とするときには、図6のCに示される如くの
ものとされる。従って、いずれの場合にも、付加ワード
データグループDWA,DWBもしくはDWCに基づく
部分には、RDを正(+)とする+K28.5が複数個
含まれることになる。
【0101】複合8ビットワード列データDZ(8)に
挿入された付加ワードデータグループDWA,DWBも
しくはDWCが、図7のAに示される如くのものである
とき、複合10ビットワード列データDZ(10)は、
それにおける付加ワードデータグループDWA,DWB
もしくはDWCに基づく部分が、その直前の10ビット
ワードデータDV10のRDの正負にかかわらず、図7
のBに示される如くのものとされる。斯かる際には、+
K28.5が、その直前のDEX8が8B/10B変換
された直後にRDを負(−)にセットされることによっ
て含まれることになる。
【0102】さらに、複合8ビットワード列データDZ
(8)に挿入された付加ワードデータグループDWA,
DWBもしくはDWCが、図8のAに示される如くのも
のであるとき、複合10ビットワード列データDZ(1
0)は、それにおける付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCに基づく部分が、図8のBに
示される如くのものとされる。斯かる際には、付加ワー
ドデータグループDWA,DWBもしくはDWCに基づ
く部分は、その直前の10ビットワードデータDV10
のRDが負(−)に設定されることにより、最初に+K
28.5が配されることになる。
【0103】なお、複合8ビットワード列データDZ
(8)が、その付加ワードデータグループDWA,DW
BもしくはDWCが挿入された部分を、図5のA,図6
のA,図7のAもしくは図8のAに示される如くのもの
とする場合には、付加ワードデータグループDWA,D
WBもしくはDWCが、複合8ビットワード列データD
Z(8)に8B/10B変換が施されて得られる複合1
0ビットワード列データDZ(10)における付加ワー
ドデータグループDWA,DWBもしくはDWCに基づ
く部分において、RDを正(+)とする10ビットワー
ド同期データ、即ち、+K28.5が含まれることにな
るものに選定されることになる。しかしながら、場合に
よっては、複合8ビットワード列データDZ(8)が、
その付加ワードデータグループDWA,DWBもしくは
DWCが挿入された部分を、図5のA,図6のA,図7
のAもしくは図8のAに示される如くのものと同様なも
のとするもとにあって、付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCが、複合8ビットワード列デ
ータDZ(8)に8B/10B変換が施されて得られる
複合10ビットワード列データDZ(10)における付
加ワードデータグループDWA,DWBもしくはDWC
に基づく部分において、RDを負(−)とする10ビッ
トワード同期データ、即ち、−K28.5が含まれるこ
とになるものに選定されることもあり得る。
【0104】上述の如くのもとで、8B/10B変換部
24から得られるワード伝送レートを54MBps,2
8.6MBpsもしくは108MBpsとする複合10
ビットワード列データDZ(10)は、複合ワード列デ
ータ形成部11から送出されて、P/S変換部25に供
給される。P/S変換部25にあっては、複合10ビッ
トワード列データDZ(10)にP/S変換を施して、
複合10ビットワード列データDZ(10)に基づく、
ビット伝送レートを54MBps×10=0.54Gb
ps,28.6MBps×10=0.286Gbpsも
しくは108MBps×10=1.08Gbpsとする
シリアルデータDZSを形成し、そのシリアルデータD
ZSを送信部26に供給する。送信部26は、シリアル
データDZSを、例えば、同軸ケーブルあるいはオプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路を通じて伝送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成
されたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプ
ティカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝
送路に適した光信号等とされる送信信号SZとして送信
する。それによって、シリアルデータDZSの伝送が行
われる。
【0105】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、P/S変換部25及び送信部26が、ワ
ード伝送レートを54MBps,28.6MBpsもし
くは108MBpsとする複合10ビットワード列デー
タDZ(10)を、ビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSに変換して伝送することになる
ので、このようなP/S変換部25及び送信部26を、
例えば、ファイバーチャンネル・システムのもとにおけ
るディジタル映像信号の送信用に提供されている集積回
路素子(IC素子)等を有効に利用して構成することが
できる。従って、伝送されるべきデータに対するワード
同期データの付加及び8B/10B変換が行われて、伝
送されるべきデータに基づく、ワード同期データを含む
とともに8B/10B変換が施されたワード列データが
形成され、そのワード列データがシリアルデータに変換
されて送出される伝送方式をもって、ディジタル映像信
号を伝送するにあたり、例えば、D1信号,D2信号,
SDTI信号,480P信号等のディジタル映像信号の
いずれが伝送されるべきものとされる場合にあっても、
その伝送されるべきディジタル映像信号を形成するデー
タを的確に判別し、それを良好な伝送品質が得られるも
とで、適切な伝送速度をもって、適正に、しかも、比較
的容易に整えることができる手段を用いて伝送すること
ができることになる。
【0106】図9は、本願の特許請求の範囲に記載され
た発明に係るデータ伝送方法の例に従って図1に示され
るデータ伝送装置における送信部26から送出される、
複合10ビットワード列データDZ(10)が変換され
て得られたシリアルデータDZSに基づく送信信号SZ
を受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0107】この図9に示されるデータ受信装置の例に
あっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成され
たデータ伝送路、あるいは、オプティカル・ファイバー
が用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送され
た送信信号SZを受信する受信部31が備えられてい
る。受信部31は、送信信号SZを受信するとき、受信
された送信信号SZに基づくビット伝送レートを0.5
4Gbps,0.286Gbpsもしくは1.08Gb
psとするシリアルデータDZSを再生し、再生された
シリアルデータDZSを同期データ検出・S/P変換部
32に供給する。
【0108】同期データ検出・S/P変換部32にあっ
ては、供給されたビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSにおける、10ビットワード同
期データである+K28.5(もしくは−K28.5)
がシリアルデータに変換された部分を、同期データとし
て検出し、検出された同期データに基づくワード同期を
とってシリアルデータDZSにS/P変換を施し、シリ
アルデータDZSに基づくパラレルデータを得る。
【0109】その際、同期データ検出・S/P変換部3
2においては、受信部31からのシリアルデータDZS
が供給されるにあたり、内蔵する動作制御部によって、
例えば、図10に示されるフローチャートによって示さ
れる制御が行われて、ビット伝送レートを0.54Gb
ps,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsと
するシリアルデータDZSに対する受信状態が設定され
る。
【0110】図10に示されるフローチャートによって
示される制御にあっては、スタート後、先ず、ステップ
35において、ビット伝送レートを1.08Gbpsと
するシリアルデータDZSを適正に受信することができ
る動作状態である1.08Gbps受信モードを設定
し、続くステップ36において、モードフラッグFAを
“1”に設定するとともに、モードフラッグFB及びモ
ードフラッグFCの両者を“0”に設定する。
【0111】次に、ステップ37において、シリアルデ
ータDZSに基づくパラレルデータが出力信号として得
られているか否か、即ち、パラレルデータ出力が有るか
否かを判断する。その結果、パラレルデータ出力が無い
場合には、ステップ37における判断を繰り返す。
【0112】そして、ステップ37における判断の結
果、パラレルデータ出力が有る場合には、ステップ38
において、内蔵するフェイズ・ロックド・ループ(PL
L)がロック状態とされているか否かを判断する。その
結果、PLLがロック状態とされている場合には、ステ
ップ37に戻ってパラレルデータ出力が有るか否かの判
断を繰り返す。
【0113】また、ステップ38での判断の結果、PL
Lがロック状態とされていない場合には、ステップ39
において、モードフラッグFAが“1”であるか否かを
判断する。その結果、モードフラッグFAが“1”であ
る場合には、ステップ40において、ビット伝送レート
を0.286GbpsとするシリアルデータDZSを適
正に受信することができる動作状態である0.286G
bps受信モードを設定し、続くステップ41におい
て、モードフラッグFBを“1”に設定するとともに、
モードフラッグFA及びモードフラッグFCの両者を
“0”に設定して、ステップ38に戻り、ステップ38
以降の各ステップを繰り返す。
【0114】一方、ステップ39での判断の結果、モー
ドフラッグFAが“1”でない場合には、ステップ42
において、モードフラッグFBが“1”であるか否かを
判断する。その結果、モードフラッグFBが“1”であ
る場合には、ステップ43において、ビット伝送レート
を0.54GbpsとするシリアルデータDZSを適正
に受信することができる動作状態である0.54Gbp
s受信モードを設定し、続くステップ44において、モ
ードフラッグFCを“1”に設定するとともに、モード
フラッグFA及びモードフラッグFBの両者を“0”に
設定して、ステップ38に戻り、ステップ38以降の各
ステップを繰り返す。
【0115】さらに、ステップ42での判断の結果、モ
ードフラッグFBが“1”でない場合には、ステップ3
5に戻って、ステップ35以降の各ステップを繰り返
す。
【0116】このようにして、ビット伝送レートを0.
54Gbps,0.286Gbpsもしくは1.08G
bpsとするシリアルデータDZSに対する受信状態が
とられる同期データ検出・S/P変換部32において
は、ビット伝送レートを0.54Gbpsとするシリア
ルデータDZSに対する受信状態がとられて、受信部3
1からのビット伝送レートを0.54Gbpsとするシ
リアルデータDZSが適正に受信されるとき、そのシリ
アルデータDZSに基づく、ワード伝送レートを54M
Bpsとするパラレルデータである複合10ビットワー
ド列データDZ(10)を形成する。また、ビット伝送
レートを0.286GbpsとするシリアルデータDZ
Sに対する受信状態がとられて、受信部31からのビッ
ト伝送レートを0.286Gbpsとするシリアルデー
タDZSが適正に受信されるとき、そのシリアルデータ
DZSに基づく、ワード伝送レートを28.6MBps
とするパラレルデータである複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)を形成する。さらに、ビット伝送レー
トを1.08GbpsとするシリアルデータDZSに対
する受信状態がとられて、受信部31からのビット伝送
レートを1.08GbpsとするシリアルデータDZS
が適正に受信されるとき、そのシリアルデータDZSに
基づく、ワード伝送レートを108MBpsとするパラ
レルデータである複合10ビットワード列データDZ
(10)を形成する。
【0117】同期データ検出・S/P変換部32におい
て得られる、ワード伝送レートを54MBps,28.
6MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビッ
トワード列データDZ(10)は、付加ワードデータグ
ループDWA,DWBもしくはDWCを含んでおり、複
合10ビットワード列データDZ(10)における付加
ワードデータグループDWA,DWBもしくはDWCを
含んだ部分は、付加ワードデータグループDWA,DW
BもしくはDWCの内容に応じて、例えば、図11のA
もしくはC,図12のAもしくはC,図13のA、ある
いは、図14のAに示される如くとされる。そして、同
期データ検出・S/P変換部32から得られる複合10
ビットワード列データDZ(10)は、10ビットワー
ド列データ復元部45に供給される。
【0118】また、同期データ検出・S/P変換部32
においては、ワード伝送レートを54MBps,28.
6MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビッ
トワード列データDZ(10)における付加ワードデー
タグループDWA,DWBもしくはDWC中の+K2
8.5(もしくは、−K28.5)を検出して、K2
8.5検出出力信号SWSを送出する。このK28.5
検出出力信号SWSは、複合10ビットワード列データ
DZ(10)における付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCの内容に応じて、例えば、図
11のBもしくはD,図12のBもしくはD,図13の
B、あるいは、図14のBに示される如くに得られる。
【0119】上述の如くにして、同期データ検出・S/
P変換部32から得られるK28.5検出出力信号SW
Sは、制御信号形成部46に供給される。制御信号形成
部46においては、K28.5検出出力信号SWSに基
づく同期制御信号CWが形成される。
【0120】同期データ検出・S/P変換部32からの
ワード伝送レートを54MBps,28.6MBpsも
しくは108MBpsとする複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)が供給される10ビットワード列デー
タ復元部45には、制御信号形成部46からの同期制御
信号CWも供給される。そして、10ビットワード列デ
ータ復元部45においては、複合10ビットワード列デ
ータDZ(10) が10B/8B変換部47に供給さ
れ、10B/8B変換部47において、複合10ビット
ワード列データDZ(10) に対する10B/8B変換
が施され、それによりワード伝送レートを54MBp
s,28.6MBpsもしくは108MBpsとする複
合8ビットワード列データDZ(8)が形成される。
【0121】斯かる際、複合10ビットワード列データ
DZ(10) に含まれる10ビットワードデータDV1
0は、8ビットワードデータDV8に変換される。ま
た、複合10ビットワード列データDZ(10) におけ
る付加ワードデータグループDWA,DWBもしくはD
WCに基づく部分に含まれる10ビットワードデータで
ある±DXX・X,±K28・5及びD21・3は、夫
々、8ビットデータDEX8,8ビットワード同期デー
タDEK8及び8ビットワード補助データDEA8に変
換される。その結果、10B/8B変換部47において
得られる複合8ビットワード列データDZ(8) は、前
述の図5のA,図6のA,図7のAもしくは図8のAに
示される複合8ビットワード列データDZ(8)に相当
するものとされる。
【0122】10B/8B変換部47からの複合8ビッ
トワード列データDZ(8) は、ワードデータ分離・1
0ビットワード列データ形成部48に供給される。ワー
ドデータ分離・10ビットワード列データ形成部48に
は、制御信号形成部46からの同期制御信号CWも供給
される。そして、ワードデータ分離・10ビットワード
列データ形成部48においては、同期制御信号CWによ
る同期制御が行われるもとで、複合8ビットワード列デ
ータDZ(8) から、ワード伝送レートを54MBp
s,28.6MBpsもしくは108MBpsとする8
ビットワード列データDZ’(8)と付加ワードデータ
グループDWA,DWBもしくはDWCを形成する8ビ
ットワード列データとが分離されて取り出される。
【0123】さらに、ワードデータ分離・10ビットワ
ード列データ形成部48にあっては、複合8ビットワー
ド列データDZ(8) から取り出された8ビットワード
列データDZ’(8) に対し、その各ビットデータをE
AVを基準として10ビットずつ順次取り出す処理を施
して10ビットワードデータを順次形成していき、それ
により、斯かる10ビットワードデータが連なって形成
され、ワード伝送レートを27MBpsとする10ビッ
トワード列データであるD1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
I,ワード伝送レートを14.3MBpsとするD2信
号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbps
とする10ビットワード列データであるSDTI信号D
TI、もしくは、ワード伝送レートを54MBpsとす
る10ビットワード列データである480P信号DVP
を得る。
【0124】斯かる際、8ビットワード列データDZ’
(8) に、その各ビットデータをEAVを基準として1
0ビットずつ順次取り出す処理を施して、10ビットワ
ードデータを順次形成するにあたっては、制御信号形成
部46からの同期制御信号CWに応じて、ワード伝送レ
ートを54MBps,28.6MBpsもしくは108
MBpsとする8ビットワード列データDZ’(8)
を、所定の期間分ずつ、メモリ手段に、周波数を54M
Hz,28.6MHzもしくは108MHzとする書込
制御信号に従って書込むとともに、メモリ手段に書き込
まれた8ビットワード列データDZ’(8) の所定の期
間分を、メモリ手段から、周波数を27MHz,14.
3MHzもしくは54MHzとする読出制御信号に従っ
て、10ビットずつ読み出す処理が行われる。
【0125】例えば、8ビットワード列データDZ’
(8) が、ビット伝送レートを54MBpsとする、D
1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mb
psとするSDTI信号DTIに基づくものである場合
には、同期制御信号CWに応じて、8ビットワード列デ
ータDZ’(8) を、例えば、その5ライン期間分ず
つ、メモリ手段に周波数を54MHzとする書込制御信
号に従って書込むとともに、メモリ手段に書き込まれた
8ビットワード列データDZ’(8) の5ライン期間分
を、メモリ手段から、周波数を27MHzとする読出制
御信号に従って、10ビットずつ読み出す処理が行わ
れ、それにより、D1信号DVD1もしくはビット伝送
レートを270MbpsとするSDTI信号DTIが再
生される。
【0126】また、8ビットワード列データDZ’
(8) が、ビット伝送レートを28.6MBpsとす
る、D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを14
3MbpsとするSDTI信号DTIに基づくものであ
る場合には、同期制御信号CWに応じて、8ビットワー
ド列データDZ’(8) を、例えば、その10ライン期
間分ずつ、メモリ手段に周波数を28.6MHzとする
書込制御信号に従って書込むとともに、メモリ手段に書
き込まれた8ビットワード列データDZ’(8) の10
ライン期間分を、メモリ手段から、周波数を14.3M
Hzとする読出制御信号に従って、10ビットずつ読み
出す処理が行われ、それにより、D2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTIが再生される。
【0127】さらに、8ビットワード列データDZ’
(8) が、ビット伝送レートを108MBpsとする、
480P信号DVPに基づくものである場合には、同期
制御信号CWに応じて、8ビットワード列データDZ’
(8) を、例えば、その5ライン期間分ずつ、メモリ手
段に周波数を108MHzとする書込制御信号に従って
書込むとともに、メモリ手段に書き込まれた8ビットワ
ード列データDZ’(8) の5ライン期間分を、メモリ
手段から、周波数を54MHzとする読出制御信号に従
って、10ビットずつ読み出す処理が行われ、それによ
り、480P信号DVPが再生される。
【0128】このようにして、ワードデータ分離・10
ビットワード列データ形成部48において得られるD1
信号DVD1,ビット伝送レートを270Mbpsとす
るSDTI信号DTI,D2信号DVD2,ビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTI、も
しくは、480P信号DVPは、10ビットワード列デ
ータ復元部45から復元出力信号として送出される。
【0129】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項11までのい
ずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、及び、
本願の特許請求の範囲における請求項12から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装
置にあっては、入力されるディジタル映像信号について
の、例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,48
0P信号等のいずれであるかの判別が、そのディジタル
映像信号のクロック周波数が判別されることによって的
確に行われ、その判別結果に応じた判別出力信号が得ら
れる。そして、例えば、D1信号,D2信号,SDTI
信号,480P信号等のいずれかであるディジタル映像
信号を形成するデータに対しての、ワード同期データを
含んだ付加ワードデータグループを挿入する処理が、判
別出力信号に対応する態様をもって適正に行われ、さら
に、8B/10B変換が施されて、伝送速度を判別出力
信号に応じたものとする複合ワード列データが形成され
る。
【0130】こうして得られる複合ワード列データは、
例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P
信号等のいずれかである、入力されるディジタル映像信
号に基づくものであるが、その伝送速度が、判別出力信
号に応じたものとされることにより、入力されるディジ
タル映像信号、即ち、例えば、D1信号,D2信号,S
DTI信号,480P信号等のいずれかに適したものと
される。そして、伝送速度を入力されるディジタル映像
信号に適したものとするワード列データは、シリアルデ
ータに変換されて送出されるが、それには、予め設定さ
れたコードを有するワード同期データが含まれているこ
とになる。
【0131】このような、シリアルデータに変換されて
送出される複合ワード列データは、受信側において、予
め設定されたコードを有するワード同期データが、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のうちのいずれかとされるディジタル映像信号を再生
するための処理に必要とされるワード同期データとし
て、適正に検出されることになるものとされる。また、
シリアルデータに変換されて送出される複合ワード列デ
ータに含まれる、ワード同期データ以外のワード列デー
タは、8B/10B変換処理を経て得られるものとされ
ることにより、良好な伝送品質をもたらすことになる。
それゆえ、受信側にあっては、良好な伝送品質が得られ
るもとで受信される複合ワード列データに基づく、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のうちのいずれかとされるディジタル映像信号の再生
のための処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に
得られる状態が確保される。
【0132】上述よりして、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項1から請求項11までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請
求の範囲における請求項12から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送装置によれば、
伝送されるべきデータに対するワード同期データの付加
及び8B/10B変換が行われて、伝送されるべきデー
タに基づく、ワード同期データを含むとともに8B/1
0B変換が施されたワード列データが形成され、そのワ
ード列データがシリアルデータに変換されて送出される
伝送方式をもって、ディジタル映像信号を伝送するにあ
たり、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信
号等のディジタル映像信号のいずれが伝送されるべきも
のとされる場合にあっても、その伝送されるべきディジ
タル映像信号を形成するデータを的確に判別して、それ
を良好な伝送品質が得られるもとで、適切な伝送速度も
って適正に伝送することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲
における請求項12から請求項14までのいずれかに記
載された発明に係るデータ伝送装置の一例を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図3】 図1に示されるデータ伝送装置における8ビ
ットワード列データ形成・同期データ挿入部の具体構成
例を示すブロック構成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例において用いられる10ビットワード
データの説明に供される概念図である。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図8】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図9】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例に従って送出される送信信号を受信す
るデータ受信装置の一例を示すブロック構成図である。
【図10】 図9に示されるデータ受信装置における同
期データ検出・S/P変換部の動作説明に供されるフロ
ーチャートである。
【図11】 図9に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図12】 図9に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図13】 図9に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図14】 図9に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図15】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図16】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【図17】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【図18】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【図19】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11・・・複合ワード列データ形成部, 12・・・ク
ロック周波数判別部,13・・・8ビットワード列デー
タ形成・同期データ挿入部, 14,15,16・・・
ワードデータ送出部, 17・・・データ加算部, 1
8,23・・・スイッチ, 19・・・スイッチ制御信
号形成部, 20,21・・・メモリ部, 22・・・
メモリ制御信号形成部, 24・・・8B/10B変換
部,25・・・P/S変換部, 26・・・送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 H04N 7/13 Z 7/24 Fターム(参考) 5C059 KK00 LA02 RC02 RE01 RE04 TA71 TB00 TC00 TD14 UA10 UA24 UA34 5C063 AB03 AB05 AC01 BA20 CA14 CA23 DA07 DA13 5K028 AA14 EE03 KK13 MM05 MM17 NN47 5K029 EE06 GG03 5K047 AA11 DD02 HH43 LL01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるディジタル映像信号のクロック
    周波数を判別して、判別されたクロック周波数に応じた
    判別出力信号を得、 上記ディジタル映像信号に所定数ビットずつを取り出す
    処理を施して上記ディジタル映像信号に基づく第1のワ
    ード列データを得るとともに、該第1のワード列データ
    に所定のワード間隔を置いて予め設定されたコードを有
    するワード同期データを含んだ付加ワードデータグルー
    プを挿入する処理を、上記判別出力信号に対応する態様
    をもって行うことにより、伝送速度を上記判別出力信号
    に応じたものとする第2のワード列データを形成し、 伝送速度を上記判別出力信号に応じたものとする上記付
    加ワードデータグループが挿入された上記第2のワード
    列データに8ビット/10ビット変換を施して、上記ワ
    ード同期データに基づいて得られる予め設定されたコー
    ドを有する8ビット/10ビット変換後のワード同期デ
    ータを含んだ、上記付加ワードデータグループに基づく
    部分を有する第3のワード列データを形成し、 該第3のワード列データをシリアルデータに変換して、
    該シリアルデータを伝送すべく送出するデータ伝送方
    法。
  2. 【請求項2】第1のワード列データに付加ワードデータ
    グループを挿入する処理を判別出力信号に対応する態様
    をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグループ
    を挿入する上記第1のワード列データにおける所定のワ
    ード間隔を、上記判別出力信号に応じて選択することを
    特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】第1のワード列データに付加ワードデータ
    グループを挿入する処理を判別出力信号に対応する態様
    をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグループ
    を、伝送速度を異にする複数の付加ワードデータグルー
    プのうちから上記判別出力信号に対応するものとして選
    択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    データ伝送方法。
  4. 【請求項4】第1のワード列データに付加ワードデータ
    グループを挿入する処理を判別出力信号に対応する態様
    をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグループ
    を、第3のワード列データにおける上記付加ワードデー
    タグループに基づく部分において、ランニング・ディス
    パリティを正とする8ビット/10ビット変換後のワー
    ド同期データが含まれることになるものに選定すること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】第1のワード列データに付加ワードデータ
    グループを挿入する処理を判別出力信号に対応する態様
    をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグループ
    を、第3のワード列データにおける上記付加ワードデー
    タグループに基づく部分において、ランニング・ディス
    パリティを負とする8ビット/10ビット変換後のワー
    ド同期データが含まれることになるものに選定すること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】第1のワード列データに付加ワードデータ
    グループを挿入する処理を判別出力信号に対応する態様
    をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグループ
    を補助ワードデータを含むものとし、該補助ワードデー
    タを、8 ビット/10ビット変換後にランニング・ディ
    スパリティをニュートラルとするものに選定することを
    特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載
    のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】第1のワード列データに付加ワードデータ
    グループを挿入する処理を判別出力信号に対応する態様
    をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグループ
    を、ワード同期データと補助ワードデータとの組合せが
    複数回繰り返されるものに選定することを特徴とする請
    求項6記載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】付加ワードデータグループが挿入された第
    2のワード列データに8ビット/10ビット変換処理を
    施す際に、8ビット/10ビット変換後のワード同期デ
    ータの直前においてランニング・ディスパリティを負に
    設定することを特徴とする請求項1から請求項5までの
    いずれかに記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】付加ワードデータグループが挿入された第
    2のワード列データに8ビット/10ビット変換処理を
    施す際に、8ビット/10ビット変換後のワード同期デ
    ータの直前においてランニング・ディスパリティを正に
    設定することを特徴とする請求項1から請求項5までの
    いずれかに記載のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】第1のワード列データを8ビットワード
    列データとし、第2のワード列データを8ビットワード
    同期データを含む8ビットワード列データとし、第3の
    ワード列データを10ビットワード同期データを含む1
    0ビットワード列データとすることを特徴とする請求項
    1から請求項9までのいずれかに記載のデータ伝送方
    法。
  11. 【請求項11】入力されるディジタル映像信号を、10
    ビットワード列データのデータ形式をとる信号となすこ
    とを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか
    に記載のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】入力されるディジタル映像信号のクロッ
    ク周波数を判別して、判別されたクロック周波数に応じ
    た判別出力信号を得るクロック周波数判別手段と、 上記ディジタル映像信号に所定数ビットずつを取り出す
    処理を施して上記ディジタル映像信号に基づく第1のワ
    ード列データを得るとともに、該第1のワード列データ
    に所定のワード間隔を置いて予め設定されたコードを有
    するワード同期データを含んだ付加ワードデータグルー
    プを挿入する処理を、上記判別出力信号に対応する態様
    をもって行うことにより、伝送速度を上記判別出力信号
    に応じたものとする第2のワード列データを形成し、該
    第2のワード列データに8ビット/10ビット変換を施
    して、上記ワード同期データに基づいて得られる予め設
    定されたコードを有する8ビット/10ビット変換後の
    ワード同期データを含んだ、上記付加ワードデータグル
    ープに基づく部分を有する第3のワード列データを形成
    する複合ワード列データ形成手段と、 該複合ワード列データ形成手段から得られる第3のワー
    ド列データをシリアルデータに変換して、該シリアルデ
    ータを伝送すべく送出するデータ送出手段と、を備えて
    構成されるデータ伝送装置。
  13. 【請求項13】複合ワード列データ形成手段が、第1の
    ワード列データに付加ワードデータグループを挿入する
    処理を判別出力信号に対応する態様をもって行うにあた
    り、上記付加ワードデータグループを挿入する上記第1
    のワード列データにおける所定のワード間隔を、上記判
    別出力信号に応じて選択することを特徴とする請求項1
    3記載のデータ伝送装置。
  14. 【請求項14】複合ワード列データ形成手段が、第1の
    ワード列データに付加ワードデータグループを挿入する
    処理を判別出力信号に対応する態様をもって行うにあた
    り、上記付加ワードデータグループを、伝送速度を異に
    する複数の付加ワードデータグループのうちから上記判
    別出力信号に対応するものとして選択することを特徴と
    する請求項12または請求項13記載のデータ伝送装
    置。
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