JP2001197491A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2001197491A
JP2001197491A JP2000000232A JP2000000232A JP2001197491A JP 2001197491 A JP2001197491 A JP 2001197491A JP 2000000232 A JP2000000232 A JP 2000000232A JP 2000000232 A JP2000000232 A JP 2000000232A JP 2001197491 A JP2001197491 A JP 2001197491A
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JP2000000232A
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English (en)
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ圧縮がなされたデータについて、比較的
容易に整えられる手段をもって、受信側で確実に再生さ
れ得るようにして8B/10B変換を行い、さらに、P
/S変換を行って伝送することができるものとする。 【解決手段】複数のDVフォーマット画像情報データに
多重化処理を施して8ビットワード列データを得、得ら
れた8ビットワード列データと特定ワード同期データを
含んだ付加ワードデータグループとを合成して、所定の
ワード間隔を置いて付加ワードデータグループが挿入さ
れた複合8ビットワード列データを形成し、それに8B
/10B変換部を内蔵したP/S変換部を用いて、8B
/10B変換を施し、特定ワード同期データに基づく1
0ビットワード同期データを含んだ複合10ビットワー
ド列データを形成するとともに、複合10ビットワード
列データをシリアルデータに変換して、送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、データ圧縮が施されたディジタル映像信
号データもしくは映像及び音声信号データとワード同期
データを含んだ付加ワードデータグループとを合成して
8ビットワード列データを得、得られた8ビットワード
列データをワード同期データを含んだ10ビットワード
列データに変換し、さらに、シリアルデータに変換し
て、そのシリアルデータを伝送すべく送出する、データ
伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
情報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分
野においては、ディジタルデータをシリアルデータと
し、そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それ
を同軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用
いられて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、
あるいは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そ
のシリアルデータを光信号に変換して、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送
するシステム等が実用化されている。
【0003】このようなディジタルデータ伝送システム
の一つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibr
e Channel System) と称されるものが知られている。こ
のファイバーチャンネル・システムの如くのディジタル
データ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータ
は、送信側において、例えば、8ビット毎に10ビット
への変換が行われ、その変換が予め用意された変換テー
ブルに従うものとされる、8ビット/10ビット変換
(8B/10B変換)が施されて、10ビットワード列
データとされる。そして、実際に伝送されるのは、8B
/10B変換が行われて形成された10ビットワード列
データに、さらにパラレル/シリアル変換(P/S変
換)処理が施されて得られるシリアルデータとされる。
【0004】そして、受信側においては、受信されたシ
リアルデータにシリアル/パラレル変換(S/P変換)
処理が施されて10ビットワード列データが形成され、
その10ビットワード列データに、10ビット毎に8ビ
ットへの変換が行われ、その変換が予め用意された変換
テーブルに従うものとされる、10ビット/8ビット変
換(10B/8B変換)が施される。こうして10B/
8B変換が行われて形成されるワード列データから、元
のディジタルデータが再生される。
【0005】このように、伝送されるべきディジタルデ
ータに8B/10B変換が施されて行われるデータ伝送
は、選択された内容を有する10ビットワードが用いら
れることにより、良好な伝送品質をもたらすものとして
認識されている。
【0006】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、10ビ
ットワード列データとして伝送されるディジタルデータ
は、例えば、図12に示される如くの、“フレーム”と
称される最小の独立したパケットが形成されるデータフ
ォーマットに従うものとされる。図12に示される“フ
レーム”にあっては、全体が2148バイトで構成され
ており、その内容は、4バイト構成のフレームスタート
部分,24バイト構成のフレームヘッダ部分,64バイ
ト構成のオプショナルヘッダ部分,2048バイト構成
のペイロード部分,4バイト構成のエラーチェック部分
及び4バイト構成のフレームエンド部分が順次連なるも
のとなっている。
【0007】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
10ビットワード列データが伝送されるにあたっては、
送信側において、ペイロード部分に最大で2048バイ
トの10ビットワード列データを格納した“フレーム”
が多数形成され、それらが順次送出され、受信側におい
ては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々における
ペイロード部分から、10ビットワード列データを取り
出す。
【0008】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードデータ(10ビットワード
データ)の夫々は、それを構成する10ビットが、
“1”の数が“0”の数より多いもの,“0”の数が
“1”の数より多いもの、もしくは、“1”の数と
“0”の数とが等しいものとなる。斯かる“1”及び
“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたって、例え
ば、ランニング・ディスパリティ(Running Disparity
: RD)という考え方が導入されており、“1”の数
が“0”の数より多いとき、ランニング・ディスパリテ
ィ(RD)が正であると言い、また、“0”の数が
“1”の数より多いとき、RDが負であると言い、さら
に、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、RDがニ
ュートラルであると言う。そして、“1”の数が“0”
の数より多いワードデータはRDを正とするワードデー
タ,“0”の数が“1”の数より多いワードデータはR
Dを負とするワードデータ,“1”の数と“0”の数と
が等しいワードデータはRDをニュートラルとするワー
ドデータ(ニュートラル・ワードデータ)と称される。
【0009】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において10
ビットワード列データについて行われる10B/8B変
換にあたり、10ビット構成の各ワードデータを的確に
把握することが要され、そのため、送信側において、シ
リアルデータとされて伝送される10ビットワード列デ
ータが、ワード同期データの挿入が適宜なされたものと
される。このワード同期データは、10ビットワードデ
ータではあるが、情報伝達を行う10ビットワードデー
タとしては用いられない特定のコードを有するものとさ
れる。そして、ワード同期データは、挿入されるに際し
て、直前のワードデータがRDを負とするものであると
き、RDを正とするものとされ、また、直前のワードデ
ータがRDを正とするものであるとき、RDを負とする
ものとされる。
【0010】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビットワ
ードデータDS10とされる。図13は、K28.5と
いうコードネームで呼ばれる10ビットワードデータD
S10を示し、この10ビットワードデータDS10
は、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるとき、RDを正とする" 001
111 1010 "とされ、また、直前に配されたワー
ドデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする" 110000 0101 "とされ
る(以後、" 001111 1010 "を+K28.5
と言い、また、" 110000 0101 "を−K2
8.5と言う)。
【0011】一方、画像情報をあらわすディジタルデー
タ、即ち、画像情報データは、通常データ量が膨大なも
のとなるので、例えば、その伝送,記録等が行われるに
あたっては、データの品質を実質的に低下させることな
くデータ量を低減させることができるデータ圧縮が施さ
れたものとされることが望まれる。それゆえ、画像情報
データについて、そのデータ量を低減させるためのデー
タ圧縮技術の研究開発が種々行われてきているが、それ
らの成果の一つとして、画像情報、特に、動画情報をあ
らわすディジタルデータである画像情報データについて
のデータ圧縮に関して、それを実施する手法として、国
際標準化団体のもとにおける技術委員会の傘下の作業部
会であるMPEG(Moving Picture Experts Group) に
よって検討され、規格として承認された、MPEG方式
と称される標準方式が提案されている。
【0012】また、MPEG方式において採用されてい
る変換符号化方式であるDCT(離散コサイン変換)を
用いて、テレビジョン信号等に基づく、もしくは、テレ
ビジョン信号等を形成することになる画像情報データに
データ圧縮を施すDVフォーマット方式も提案されてい
る。DVフォーマット方式には、1フレームのライン数
を525本としてフィールド周波数を60Hzとする、
もしくは、1フレームのライン数を625本としてフィ
ールド周波数を50Hzとする標準テレビジョン信号に
基づく、もしくは、標準テレビジョン信号を形成するこ
とになる画像情報データのデータ圧縮に適用されるSD
仕様DVフォーマット方式と、1フレームのライン数を
1,125本としてフィールド周波数を60Hzとす
る、もしくは、1フレームのライン数を1,250本と
してフィールド周波数を50Hzとする高精細度テレビ
ジョン(HDTV)信号に基づく、もしくは、HDTV
信号を形成することになる画像情報データのデータ圧縮
に適用されるHD仕様DVフォーマット方式とがある。
【0013】このようなMPEG方式, DVフォーマッ
ト方式等にあっては、画像情報データに高能率符号化に
よるデータ圧縮が施されることになるが、画像情報デー
タについてのMPEG方式, DVフォーマット方式等に
従った高能率符号化によるデータ圧縮が行われる場合に
は、極めて高い圧縮率のデータ圧縮を実現でき、しか
も、データ圧縮が施された画像情報データに基づいて再
生される画像を高品質なものとすることができる利点が
得られる。従って、ディジタル・ビデオカメラ,ディジ
タル・ビデオテープレコーダ等の業務用あるいは家庭用
電子機器の分野において、MPEG方式に従った高能率
符号化によるデータ圧縮が施された画像情報データ(M
PEG画像情報データ) 、あるいは、DVフォーマット
方式に従った高能率符号化によるデータ圧縮が施された
画像情報データ(DVフォーマット画像情報データ) を
取り扱かうものが増加していく傾向にある。
【0014】斯かるMPEG画像情報データ,DVフォ
ーマット画像情報データ等の伝送についても、前述の如
くの、送信側において、伝送されるべきデータに基づい
てワード同期データを含んだ8ビットワード列データが
形成され、その8ビットワード列データが8B/10B
変換により10ビットワード列データに変換され、さら
に、シリアルデータに変換されて送出される伝送方式を
もって行われるようにされることが、例えば、送受信回
路を構成するにあたって既存の集積回路素子(IC素
子)等を有効に利用できる観点から、望まれるところと
なる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、送信側
において、伝送されるべきデータに基づいてワード同期
データを含んだ8ビットワード列データ形成され、その
8ビットワード列データが8B/10B変換により10
ビットワード列データに変換され、さらに、シリアルデ
ータに変換されて送出される伝送方式をもってのMPE
G画像情報データ,DVフォーマット画像情報データ等
の伝送が望まれるもとにあって、一つのMPEG画像情
報データ,DVフォーマット画像情報データ等について
のみならず、複数のMPEG画像情報データ,DVフォ
ーマット画像情報データ等を多重して伝送できることに
なれば、MPEG画像情報データ,DVフォーマット画
像情報データ等の効率的な利用が図られ、さらには、M
PEG画像情報データ,DVフォーマット画像情報デー
タ等の利用範囲を拡大させることができる。そして、M
PEG画像情報データ,DVフォーマット画像情報デー
タ等の効率的な利用、あるいは、MPEG画像情報デー
タ,DVフォーマット画像情報データ等の利用範囲の拡
大等は、例えば、業務用あるいは家庭用電子機器の分野
における技術の更なる発展をもたらすことになる。
【0016】しかしながら、従来にあっては、送信側に
おいて、伝送されるべきデータに基づいてワード同期デ
ータを含んだ8ビットワード列データが形成され、その
8ビットワード列データが8B/10B変換により10
ビットワード列データに変換され、さらに、シリアルデ
ータに変換されて送出される伝送方式をもって、複数の
MPEG画像情報データ,DVフォーマット画像情報デ
ータ等を伝送することができる伝送システムを実現させ
た具体例は見当たらない。また、このようにして複数の
MPEG画像情報データ,DVフォーマット画像情報デ
ータ等を伝送することができる伝送システムに関する技
術について記載された文献等も見出せない。
【0017】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきデータに基づいてワ
ード同期データを含んだ8ビットワード列データが形成
され、その8ビットワード列データが8B/10B変換
により、伝送されるべきデータに基づく10ビットワー
ドデータと10ビットワード同期データとを含んだ10
ビットワード列データに変換され、さらに、シリアルデ
ータに変換されて伝送されるべく送出される伝送方式を
もって、例えば、複数のMPEG画像情報データ,DV
フォーマット画像情報データ等とされる、複数のデータ
圧縮が施されたディジタル映像信号データもしくは映像
及び音声信号データを伝送することができる伝送方法、
及び、その実施に供されるデータ伝送装置を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法は、複数の圧縮されたディ
ジタル映像信号データもしくは映像及び音声信号データ
に、多重化処理を施して8 ビットワード列データを得、
その8ビットワード列データと予め設定されたコードを
有する8ビットワードデータとされた特定ワード同期デ
ータを含んだ付加ワードデータグループとを合成して、
所定のワード間隔を置いて付加ワードデータグループが
挿入された複合8ビットワード列データを形成し、形成
された複合8 ビットワード列データに、8B/10B変
換処理手段を内蔵したP/S変換手段を用いて、8B/
10B変換を施し、特定ワード同期データに基づいて得
られるRDを正もしくは負とする10ビットワード同期
データを含んだ、付加ワードデータグループに基づく部
分を有した複合10ビットワード列データを得るととも
に、得られた複合10ビットワード列データをシリアル
データに変換し、そのシリアルデータを伝送すべく送信
するものとされる。
【0019】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項2に記載された発明に係るデータ伝送方法は、8ビッ
トワード列データと付加ワードデータグループとを合成
して複合8ビットワード列データを形成するにあたり、
8ビットワード列データに速度変換を施すものとされ
る。
【0020】また、本願の特許請求の範囲における請求
項8または9に記載された発明に係るデータ伝送装置
は、複数の圧縮されたディジタル映像信号データもしく
は映像及び音声信号データに多重化処理を施して8 ビッ
トワード列データを得るデータ多重手段と、データ多重
手段から得られる8ビットワード列データと予め設定さ
れたコードを有する8ビットワードデータとされた特定
ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループと
を合成して、所定のワード間隔を置いて付加ワードデー
タグループが挿入された複合8ビットワード列データを
形成する複合8ビットワード列データ形成手段と、複合
8ビットワード列データ形成手段から得られる複合8 ビ
ットワード列データが供給され、複合8 ビットワード列
データに8B/10B変換を施して、特定ワード同期デ
ータに基づいて得られるRDを正もしくは負とする10
ビットワード同期データを含んだ、付加ワードデータグ
ループに基づく部分を有した複合10ビットワード列デ
ータを形成するとともに、複合10ビットワード列デー
タをシリアルデータに変換する、8B/10B変換処理
手段を内蔵したP/S変換手段と、8B/10B変換処
理手段を内蔵したP/S変換手段から得られるシリアル
データを伝送すべく送信する送信手段と、を備えて構成
される。
【0021】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項9に記載された発明に係るデータ伝送装置は、複合8
ビットワード列データ形成手段が、8ビットワード列デ
ータと付加ワードデータグループとを合成して複合8ビ
ットワード列データを形成するにあたり、8ビットワー
ド列データに速度変換を施すものとされて、構成され
る。
【0022】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法にあっては、複数のMPEG画
像情報データ,DVフォーマット画像情報データ等とさ
れる、各々がデータ圧縮が施されたものとされる複数の
ディジタル映像信号データもしくは映像及び音声信号デ
ータに多重化処理が施されて得られる8ビットワード列
データと、特定ワード同期データを含んだ付加ワードデ
ータグループとが、合成されて得られる複合8ビットワ
ード列データが、8B/10B変換処理手段を内蔵した
P/S変換手段による8B/10B変換及びシリアルデ
ータへの変換がなされて送信されるにあたり、8B/1
0B変換処理手段を内蔵したP/S変換手段において複
合8ビットワード列データが8B/10B変換されて得
られる複合10ビットワード列データには、RDを予め
定められた正もしくは負とする10ビットワード同期デ
ータが含まれていることになる。斯かる10ビットワー
ド同期データは、例えば、RDを正とするワードデータ
DS10である+K28.5、もしくは、RDを負とす
るワードデータDS10である−K28.5とされる。
【0023】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係
るデータ伝送方法に従ってシリアルデータとされて送信
される複合10ビットワード列データは、受信側がワー
ド同期データ検出を、RDを正とするワード同期データ
のみを検出することにより行う場合、もしくは、RDを
負とするワード同期データのみを検出することにより行
う場合のいずれのもとにおいても、受信側において、1
0ビットワード同期データが、MPEG画像情報デー
タ,DVフォーマット画像情報データ等の如くの、デー
タ圧縮が施されたデータを再生するための処理に必要と
されるワード同期データとして、適正に検出されること
になるものとされる。また、複合10ビットワード列デ
ータに含まれる10ビットワード列データは、8B/1
0B変換処理を経て得られるものとされることにより、
良好な伝送品質をもたらすことになる。それゆえ、受信
側にあっては、良好な伝送品質が得られるもとで、受信
される複合10ビットワード列データに基づく、MPE
G画像情報データ,DVフォーマット画像情報データ等
の如くの、データ圧縮が施されたデータの再生のための
処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に得られる
状態が確保される。
【0024】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法によれば、複合8ビットワード列デ
ータに対する8B/10B変換及びシリアルデータへの
変換、及び、変換されたシリアルデータの送信、さらに
は、受信側における、シリアルデータの受信,受信され
たシリアルデータの複合8ビットワード列データへの変
換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システムのも
とにおけるディジタル映像信号の送信及び受信に用いら
れる集積回路ディバイスを利用して行うことができる。
従って、伝送されるべきデータに基づいてワード同期デ
ータを含んだ8ビットワード列データが形成され、その
8ビットワード列データが8B/10B変換により、伝
送されるべきデータに基づく10ビットワードデータと
10ビットワード同期データとを含んだ10ビットワー
ド列データに変換され、さらに、シリアルデータに変換
されて伝送されるべく送出される伝送方式をもって、例
えば、複数のMPEG画像情報データ,DVフォーマッ
ト画像情報データ等とされる、複数のデータ圧縮が施さ
れたディジタル映像信号データもしくは映像及び音声信
号データを伝送することができることになる。
【0025】また、本願の特許請求の範囲における請求
項8または請求項9に記載された発明に係るデータ伝送
装置にあっては、各々がデータ圧縮が施されたものとさ
れる複数のディジタル映像信号データもしくは映像及び
音声信号データに、データ多重手段による多重化処理が
施されて得られる8ビットワード列データと、特定ワー
ド同期データを含んだ付加ワードデータグループとが、
合成されて得られた複合8ビットワード列データに、8
B/10B変換処理手段を内蔵したP/S変換手段によ
る8B/10B変換が施されて形成され、8B/10B
変換処理手段を内蔵したP/S変換手段によりシリアル
データに変換されて送出される複合10ビットワード列
データには、RDを予め定められた正もしくは負とする
10ビットワード同期データが含まれていることにな
る。このような10ビットワード同期データは、例え
ば、RDを正とするワードデータDS10である+K2
8.5、もしくは、RDを負とするワードデータDS1
0である−K28.5とされる。
【0026】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項8または請求項9に記載された発明に係るデータ伝送
装置によってシリアルデータとされて送信される複合1
0ビットワード列データは、受信側がワード同期データ
検出を、RDを正とするワード同期データのみを検出す
ることにより行う場合、もしくは、RDを負とするワー
ド同期データのみを検出することにより行う場合のいず
れのもとにおいても、受信側において、10ビットワー
ド同期データが、MPEG画像情報データ,DVフォー
マット画像情報データ等の、データ圧縮が施されたデー
タを再生するための処理に必要とされるワード同期デー
タとして、適正に検出されることになるものとされる。
また、複合10ビットワード列データに含まれる10ビ
ットワード列データは、8B/10B変換処理を経て得
られるものとされることにより、良好な伝送品質をもた
らすことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な
伝送品質が得られるもとで、受信される複合10ビット
ワード列データに基づく、MPEG画像情報データ,D
Vフォーマット画像情報データ等の、データ圧縮が施さ
れたデータの再生のための処理に必要とされるデータ同
期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0027】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項8または請求項9に記載された発明に係るデータ伝
送装置によれば、複合8ビットワード列データに対する
8B/10B変換及びシリアルデータへの変換、及び、
変換されたシリアルデータの送信、さらには、受信側に
おける、シリアルデータの受信,受信されたシリアルデ
ータの複合8ビットワード列データへの変換等を、例え
ば、ファイバーチャンネル・システムのもとにおけるデ
ィジタル映像信号の送信及び受信に用いられる集積回路
ディバイスを利用して行うことができる。従って、伝送
されるべきデータに基づいてワード同期データを含んだ
8ビットワード列データが形成され、その8ビットワー
ド列データが8B/10B変換により、伝送されるべき
データに基づく10ビットワードデータと10ビットワ
ード同期データとを含んだ10ビットワード列データに
変換され、さらに、シリアルデータに変換されて伝送さ
れるべく送出される伝送方式をもって、例えば、複数の
MPEG画像情報データ,DVフォーマット画像情報デ
ータ等とされる、複数のデータ圧縮が施されたディジタ
ル映像信号データもしくは映像及び音声信号データを伝
送することができることになる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法の一例が実施される、本願
の特許請求の範囲における請求項8または請求項9に記
載された発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0029】図1に示される例にあっては、各々がデー
タ圧縮が施されたものとされる複数のディジタル映像信
号データもしくは映像及び音声信号データである、7チ
ャンネルのHD仕様DVフォーマット画像情報データ
(以下、単にDVフォーマットデータという)DCS
1,DCS2,DCS3,DCS4,DCS5,DCS
6及びDCS7が、データ多重部10に供給される。7
チャンネルのDVフォーマットデータDCS1〜DCS
7の夫々は、ワード伝送レートを、例えば、6.25M
Bpsとする8ビットワード列データとされたパラレル
ディジタル画像情報データがシリアル化されて得られ
る、ビット伝送レートを50Mbpsとするシリアルデ
ィジタル画像情報データを成すものとされる。
【0030】データ多重部10においては、例えば、図
2のAに示される如くに、ビット伝送レートを50Mb
psとして伝送されるビット列D1/0,D1/1,D
1/2,D1/3,D1/4,D1/5,・・・・・と
して到来するDVフォーマットデータDCS1,ビット
伝送レートを50Mbpsとして伝送されるビット列D
2/0,D2/1,D2/2,D2/3,D2/4,D
2/5,・・・・・として到来するDVフォーマットデ
ータDCS2,ビット伝送レートを50Mbpsとして
伝送されるビット列D3/0,D3/1,D3/2,D
3/3,D3/4,D3/5,・・・・・として到来す
るDVフォーマットデータDCS3,ビット伝送レート
を50Mbpsとして伝送されるビット列D4/0,D
4/1,D4/2,D4/3,D4/4,D4/5,・
・・・・として到来するDVフォーマットデータDCS
4,ビット伝送レートを50Mbpsとして伝送される
ビット列D5/0,D5/1,D5/2,D5/3,D
5/4,D5/5,・・・・・として到来するDVフォ
ーマットデータDCS5,ビット伝送レートを50Mb
psとして伝送されるビット列D6/0,D6/1,D
6/2,D6/3,D6/4,D6/5,・・・・・と
して到来するDVフォーマットデータDCS6、及び、
ビット伝送レートを50Mbpsとして伝送されるビッ
ト列D7/0,D7/1,D7/2,D7/3,D7/
4,D7/5,・・・・・として到来するDVフォーマ
ットデータDCS7から、例えば、夫々における1ビッ
トずつを順次取り込んで8ビットずつ順次連ならせるこ
とにより、8ビットワードデータD1/0〜D7/0及
びD1/1,D2/1〜D7/1〜D2/2,D3/2
〜D7/2〜D3/3,D4/3〜D7/3〜D4/
4,・・・・・が順次連なって形成される、ワード伝送
レートを50Mbps×7/8=43.75MBpsと
する8ビットワード列データDX(8)を得る。なお、
図2のAにおける矢印tは、時間経過をあらわす。
【0031】データ多重部10 において形成されるワー
ド伝送レートを43.75MBpsとする8ビットワー
ド列データDX(8)は、複合8ビットワード列データ
形成部11に供給される。複合8ビットワード列データ
形成部11にあっては、8ビットワード列データDX
(8)が、速度変換・データ挿入部12に供給される。
【0032】速度変換・データ挿入部12には、8ビッ
トワード列データDX(8)に加えて、7チャンネルの
DVフォーマットデータDCS1〜DCS7の夫々にお
けるクロック信号に同期した、周波数を50MHzとす
るクロックパルス信号CA、及び、周波数を44MHz
とするクロックパルス信号CBも供給され、さらに、ワ
ードデータ送出部13から、予め定められたコードの割
当がなされた8ビットワード同期データを含んだ複数の
8ビットワードデータによって構成され、ワード伝送レ
ートを44MBpsとする付加ワードデータグループD
WSが供給される。そして、速度変換・データ挿入部1
2においては、ワード伝送レートを43.75MBps
とする8ビットワード列データDX(8)に対して、そ
のワード伝送レートを、例えば、43.75MBpsか
ら44MBpsに変換する速度変換を施すとともに、所
定のワード間隔を置いて、ワードデータ送出部13から
の8ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータ
グループDWSを挿入し、それにより、7チャンネルの
DVフォーマットデータDCS1〜DCS7に基づく、
ワード伝送レートを、例えば、44MBpsとする複合
8ビットワード列データDZ(8)を形成する。
【0033】図3は、速度変換・データ挿入部12につ
いての具体構成例を示す。この図3に示される例におい
ては、データ多重部10から得られるワード伝送レート
を43.75MBpsとする8ビットワード列データD
X(8)がスイッチ17に供給される。スイッチ17
は、スイッチ制御信号形成部18からの制御信号CSA
に応じて、所定の期間毎、例えば、1ms間毎の切換え
を行い、それにより、8ビットワード列データDX
(8)を、1ms間毎にメモリ部19とメモリ部20と
に交互に供給して、8ビットワード列データDX(8)
についてのメモリ部19とメモリ部20とに対する振分
供給を行う。
【0034】また、メモリ部19とメモリ部20とに関
連して、メモリ制御信号形成部21が設けられており、
メモリ制御信号形成部21には、周波数を50MHzと
するクロックパルス信号CAと周波数を44MHzとす
るクロックパルス信号CBとが供給される。そして、メ
モリ制御信号形成部21は、クロックパルス信号CAに
基づいて、周波数を50MHz×7/8=43.75M
Hzとする書込制御信号QWを発生するとともに、クロ
ックパルス信号CBに基づいて、周波数を44MHzと
する読出制御信号QRを発生し、書込制御信号QWと読
出制御信号QRとをメモリ部19及びメモリ部20の両
者に供給する。
【0035】それにより、メモリ部19においては、ス
イッチ17を通じて8ビットワード列データDX(8)
が供給される期間において、8ビットワード列データD
X(8)が、周波数を43.75MHzとする書込制御
信号QWに応じて、ワード伝送レートを43.75MB
psとする状態で書き込まれる。また、メモリ部20に
おいても、スイッチ17を通じて8ビットワード列デー
タDX(8)が供給される期間において、8ビットワー
ド列データDX(8)が、周波数を43.75MHzと
する書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レートを4
3.75MBpsとする状態で書き込まれる。従って、
メモリ部19及びメモリ部20の夫々における8ビット
ワード列データDX(8)のワード伝送レートを43.
75MBpsとする状態での書込みが、スイッチ17の
1ms間毎の切換えに従って交互に1ms間ずつ行われ
る。
【0036】メモリ部19に1ms間に亙って書き込ま
れた8ビットワード列データDX(8)は、その次の1
ms間のうちに、周波数を44MHzとする読出制御信
号QRに応じて、ワード伝送レートを44MBpsとす
る8ビットワード列データDZ'(8)としてメモリ部1
9から読み出され、スイッチ22に供給される。また、
メモリ部20に1ms間に亙って書き込まれた8ビット
ワード列データDX(8)も、その次の1ms間のうち
に、周波数を44MHzとする読出制御信号QRに応じ
て、ワード伝送レートを44MBpsとする8ビットワ
ード列データDZ'(8) としてメモリ部20から読み出
され、スイッチ22に供給される。スイッチ22には、
ワードデータ送出部13からの、ワード伝送レートを4
4MBpsとする付加ワードデータグループDWSも供
給される。
【0037】スイッチ22は、スイッチ制御信号形成部
18からの制御信号CSBに応じて、ワードデータ送出
部13からのワード伝送レートを44MBpsとする付
加ワードデータグループDWS,メモリ部20から読み
出されたワード伝送レートを44MBpsとする8ビッ
トワード列データDZ'(8)、及び、メモリ部19から
読み出されたワード伝送レートを44MBpsとする8
ビットワード列データDZ'(8)の夫々を、所定のワー
ド期間分ずつ順次取り出す。それにより、スイッチ22
から、ワード伝送レートを44MBpsとする8ビット
ワード列データDZ'(8)に、所定のワード間隔を置い
て、ワード伝送速度を44MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWSが挿入されて形成される、図2のB
に示される如くの複合8ビットワード列データDZ
(8)が導出される。なお、図2のBにおける矢印t
も、時間経過をあらわす。
【0038】ワードデータ送出部13からのワード伝送
レートを44MBpsとする付加ワードデータグループ
DWSは、予め定められたコードが与えられた8ビット
ワード同期データDEK8と8ビットワード補助データ
DEA8等とを含んで形成されるが、その第1の具体例
にあっては、少なくとも1個の任意の8ビットワード補
助データDEX8に、8ビットワード同期データDEK
8と8ビットワード補助データDEA8とが2個づつ交
互に配されて連なり、さらに、それに2個の任意の8ビ
ットワード補助データDEX8が連なって構成されるも
のとされる。
【0039】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合8ビットワード列データ
DZ(8)は、その付加ワードデータグループDWSが
挿入された部分が、図4のAに示される如くとされる。
図4のAにおいて、DVV8は、メモリ部19及び20
の夫々から得られる8ビットワード列データDZ'(8)
を形成する各8ビットワードデータをあらわしている。
【0040】付加ワードデータグループDWSの第2の
具体例は、その始端側部分と終端側部分との夫々におい
て、8ビットワード同期データDEK8と8ビットワー
ド補助データDEA8とが2個づつ交互に配され、斯か
る始端側部分と終端側部分との間の部分に、RDを反転
させる8ビットワードデータが配されたものとされる。
【0041】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合8ビットワード列データ
DZ(8)は、その付加ワードデータグループDWSが
挿入された部分が、図5のAに示される如くとされる。
図5のAにおいても、DVV8は、メモリ部19及び2
0の夫々から得られる8ビットワード列データDZ'
(8)を形成する各8ビットワードデータをあらわして
いる。
【0042】速度変換・データ挿入部12において形成
される、ワード伝送レートを44MBpsとする複合8
ビットワード列データDZ(8)は、複合8ビットワー
ド列データ形成部11から送出されて、8B/10B変
換部内蔵P/S変換部14に供給される。
【0043】8B/10B変換部内蔵P/S変換部14
においては、複合8ビットワード列データDZ(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZ(8)に基づく、ワード伝送レートを44
MBpsとする複合10ビットワード列データDZ(1
0)を形成する。その際、8ビットワード同期データD
EK(8)は、10ビットワード同期データであるK2
8.5に変換され、8ビットワード補助データDEA
(8)はD21.3に変換され、任意の8ビットワード
補助データDEX8は10ビットワードデータDXX.
Xに変換され、さらに、8ビットワードデータDVV8
は10ビットワードデータDVV10に変換される。
【0044】それゆえ、複合8ビットワード列データD
Z(8)に挿入された付加ワードデータグループDWS
が、図4のAに示される如くのものであるとき、複合1
0ビットワード列データDZ(10)は、それにおける
付加ワードデータグループDWSに基づく部分が、最初
のK28.5の直前のRDが負(−)とされるときに
は、図4のBに示される如くのものとされ、一方、最初
のK28.5の直前のRDが正(+)とされるときに
は、図4のCに示される如くのものとされる。
【0045】また、複合8ビットワード列データDZ
(8)に挿入された付加ワードデータグループDWS
が、図5のAに示される如くのものであるとき、複合1
0ビットワード列データDZ(10)は、それにおける
付加ワードデータグループDWSに基づく部分が、最初
のK28.5の直前のRDが負(−)とされるときに
は、図5のBに示される如くのものとされ、一方、最初
のK28.5の直前のRDが正(+)とされるときに
は、図5のCに示される如くのものとされる。
【0046】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部14においては、複合8ビットワード列デー
タDZ(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを44MBpsとする複合10ビ
ットワード列データDZ(10)に、パラレルデータを
シリアルデータに変換するP/S変換を施して、複合1
0ビットワード列データDZ(10)に基づく、ビット
伝送レートを44×10=440Mbpsとするシリア
ルデータDZSを得、そのシリアルデータDZSを送信
部15に供給する。
【0047】送信部15は、シリアルデータDZSを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SZに変換して送信する。それによ
って、シリアルデータDZSの伝送が行われる。
【0048】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、8B/10B変換部内蔵P/S変換部1
4及び送信部15が、ワード伝送レートを44MBps
とする複合8ビットワード列データDZ(8)に8B/
10B変換を施して、ワード伝送レートを44MBps
とする複合10ビットワード列データDZ(10)を得
るとともに、その複合10ビットワード列データDZ
(10)に、パラレルデータをシリアルデータに変換す
るP/S変換を施し、複合10ビットワード列データD
Z(10)をビット伝送レートを440Mbpsとする
シリアルデータDZSに変換して伝送することになる。
それゆえ、このような8B/10B変換部内蔵P/S変
換部14及び送信部15を、例えば、ファイバーチャン
ネル・システム等のもとにおけるディジタルデータの送
信用に提供されている集積回路(IC)素子を有効に利
用して構成することができる。従って、伝送されるべき
データに基づいてワード同期データを含んだ8ビットワ
ード列データが形成され、その8ビットワード列データ
が8B/10B変換により、伝送されるべきデータに基
づく10ビットワードデータと10ビットワード同期デ
ータとを含んだ10ビットワード列データに変換され、
さらに、シリアルデータに変換されて伝送されるべく送
出される伝送方式をもって、例えば、複数のDVフォー
マットデータとされる、複数のデータ圧縮が施されたデ
ィジタル映像信号データもしくは映像及び音声信号デー
タを伝送することができることになる。
【0049】図6は、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法の他の例が実施される、本願の特許
請求の範囲における請求項8または請求項9に記載され
た発明に係るデータ伝送装置の他の例を示す。
【0050】図6に示される例にあっては、各々がデー
タ圧縮が施されたものとされる複数のディジタル映像信
号データもしくは映像及び音声信号データである、7チ
ャンネルのDVフォーマットデータ(HD仕様DVフォ
ーマット画像情報データ)DCP1,DCP2,DCP
3,DCP4,DCP5,DCP6及びDCP7が、デ
ータ多重部30に供給される。7チャンネルのDVフォ
ーマットデータDCP1〜DCP7の夫々は、ワード伝
送レートを、例えば、6.25MBpsとする8ビット
ワード列データとされたパラレルディジタル画像情報デ
ータを成すものとされる。
【0051】データ多重部30においては、例えば、図
7のAに示される如くに、ワード伝送レートを6.25
MBpsとして伝送される8ビットワード列D1/P
0,D1/P1,D1/P2,D1/P3,D1/P
4,D1/P5,・・・・・として到来するDVフォー
マットデータDCP1,ワード伝送レートを6.25M
Bpsとして伝送される8ビットワード列D2/P0,
D2/P1,D2/P2,D2/P3,D2/P4,D
2/P5,・・・・・として到来するDVフォーマット
データDCP2,ワード伝送レートを6.25MBps
として伝送される8ビットワード列D3/P0,D3/
P1,D3/P2,D3/P3,D3/P4,D3/P
5,・・・・・として到来するDVフォーマットデータ
DCP3,ワード伝送レートを6.25MBpsとして
伝送される8ビットワード列D4/P0,D4/P1,
D4/P2,D4/P3,D4/P4,D4/P5,・
・・・・として到来するDVフォーマットデータDCP
4,ワード伝送レートを6.25MBpsとして伝送さ
れる8ビットワード列D5/P0,D5/P1,D5/
P2,D5/P3,D5/P4,D5/P5,・・・・
・として到来するDVフォーマットデータDCP5,ワ
ード伝送レートを6.25MBpsとして伝送される8
ビットワード列D6/P0,D6/P1,D6/P2,
D6/P3,D6/P4,D6/P5,・・・・・とし
て到来するDVフォーマットデータDCP6、及び、ワ
ード伝送レートを6.25MBpsとして伝送される8
ビットワード列D7/P0,D7/P1,D7/P2,
D7/P3,D7/P4,D7/P5,・・・・・とし
て到来するDVフォーマットデータDCP7から、例え
ば、夫々における1ワード(8ビット)ずつを7倍のワ
ード伝送レートをもって順次取り込んで連ならせること
により、8ビットワードデータD1/P0〜D7/P
0,D1/P1〜D7/P1,D1/P2〜D7/P
2,・・・・・が順次連なって形成される、ワード伝送
レートを6.25MBps×7=43.75MBpsと
する8ビットワード列データDX(8)を得る。なお、
図7のAにおける矢印tは、時間経過をあらわす。
【0052】データ多重部30において形成されるワー
ド伝送レートを43.75MBpsとする8ビットワー
ド列データDX(8)は、複合8ビットワード列データ
形成部11に供給される。
【0053】データ多重部30からの8ビットワード列
データDX(8)が供給される複合8ビットワード列デ
ータ形成部11は、図1に示される複合8ビットワード
列データ形成部11と同様に構成されて、速度変換・デ
ータ挿入部12と、ワード伝送レートを44MBpsと
する付加ワードデータグループDWSを送出するワード
データ送出部13と、を含むものとされている。斯かる
複合8ビットワード列データ形成部11は、データ多重
部30からの8ビットワード列データDX(8)に対し
て、図1に示される複合8ビットワード列データ形成部
11がデータ多重部10からの8ビットワード列データ
DX(8)に対して施す処理と同様な処理を施す。(ワ
ードデータ送出部13から送出される付加ワードデータ
グループDWSの内容、及び、速度変換・データ挿入部
12の動作等は、図1に示される例の場合と同様である
ので、重複説明は省略する。)その結果、複合8ビット
ワード列データ形成部11から、図7のBに示される如
くに、ワード伝送レートを44MBpsとする8ビット
ワード列データに、所定のワード間隔を置いて、ワード
伝送速度を44MBpsとする付加ワードデータグルー
プDWSが挿入されて形成される、複合8ビットワード
列データDZ(8)が導出される。なお、図7のBにお
ける矢印tも、時間経過をあらわす。
【0054】複合8ビットワード列データ形成部11か
らの複合8ビットワード列データDZ(8)は、8B/
10B変換部内蔵P/S変換部14に供給される。この
8B/10B変換部内蔵P/S変換部14は、図1に示
される8B/10B変換部内蔵P/S変換部14と同様
に構成されるとともに同様に動作し、その結果、8B/
10B変換部内蔵P/S変換部14から、ビット伝送レ
ートを440MbpsとするシリアルデータDZSが得
られて、そのシリアルデータDZSが送信部15に供給
される。
【0055】送信部15も、図1に示される送信部15
と同様に構成されるとともに同様に動作する。その結
果、送信部15により、シリアルデータDZSが、例え
ば、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送路
に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信号
とされる伝送信号SZに変換されて送信され、それによ
り、シリアルデータDZSの伝送が行われる。
【0056】上述の如くの図6に示されるデータ伝送装
置にあっても、8B/10B変換部内蔵P/S変換部1
4及び送信部15が、ワード伝送レートを44MBps
とする複合8ビットワード列データDZ(8)に8B/
10B変換を施して、ワード伝送レートを44MBps
とする複合10ビットワード列データDZ(10)を得
るとともに、その複合10ビットワード列データDZ
(10)に、パラレルデータをシリアルデータに変換す
るP/S変換を施し、複合10ビットワード列データD
Z(10)をビット伝送レートを440Mbpsとする
シリアルデータDZSに変換して伝送することになる。
それゆえ、このような8B/10B変換部内蔵P/S変
換部14及び送信部15を、例えば、ファイバーチャン
ネル・システム等のもとにおけるディジタルデータの送
信用に提供されている集積回路(IC)素子を有効に利
用して構成することができる。従って、伝送されるべき
データに基づいてワード同期データを含んだ8ビットワ
ード列データが形成され、その8ビットワード列データ
が8B/10B変換により、伝送されるべきデータに基
づく10ビットワードデータと10ビットワード同期デ
ータとを含んだ10ビットワード列データに変換され、
さらに、シリアルデータに変換されて伝送されるべく送
出される伝送方式をもって、例えば、複数のDVフォー
マットデータとされる、複数のデータ圧縮が施されたデ
ィジタル映像信号データもしくは映像及び音声信号デー
タを伝送することができることになる。
【0057】図8は、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法の一例に従って図1に示されるデー
タ伝送装置における送信部15から送出される、複合8
ビットワード列データDZ(8)が8B/10B変換さ
れるとともにP/S変換されて得られた、シリアルデー
タDZSに基づく伝送信号SZを受信するデータ受信装
置の一例を示す。
【0058】この図8に示されるデータ受信装置の例に
あっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成され
たデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティ
カル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送路
に適した光信号とされる伝送信号SZを受信する受信部
40が備えられている。受信部40は、伝送信号SZを
受信するとき、受信された伝送信号SZに基づく、シリ
アルデータDZSを再生し、それを同期データ検出・S
/P変換・10B/8B変換部41に供給する。
【0059】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部41にあっては、シリアルデータDZSにおけ
る、10ビットワード同期データである+K28.5も
しくは−K28.5がシリアルデータに変換された部分
を、同期データとして検出し、検出された同期データに
基づくワード同期をとって、シリアルデータDZSにS
/P変換処理を施し、図9のAもしくはC、あるいは、
図10のAもしくはCに示される如くの、例えば、ワー
ド伝送レートを44MBpsとするパラレルデータであ
る複合10ビットワード列データDZ(10)を形成す
る。図9のAもしくはC、あるいは、図10のAもしく
はCに示される複合10ビットワード列データDZ(1
0)は、付加ワードデータグループDWSの内容及び付
加ワードデータグループDWSにおける最初のK28.
5の直前のデータのRDに応じて選択的に形成される。
【0060】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部41においては、複合10ビットワード
列データDZ(10)に、それにおける10ビットずつ
を区分して、区分された10ビットの夫々を、予め用意
された変換テーブルに従って8ビットのデータに順次変
換していく10B/8B変換を施し、それにより順次得
られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レート
を44MBpsとする複合8ビットワード列データDZ
(8)を再生する。そして、同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部41から得られるワード伝送レ
ートを44MBpsとする複合8ビットワード列データ
DZ(8)は、ワードデータ分離・速度変換部42に供
給される。
【0061】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部41においては、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)における付加ワードデータグル
ープDWS中の+K28.5及び−K28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWSを制御信号形成部4
3に送出する。このK28.5検出出力信号SWSは、
複合10ビットワード列データDZ(10)における付
加ワードデータグループDWSの内容に応じて、例え
ば、図9のBもしくはD、あるいは、図10のBもしく
はDに示される如くに得られる。
【0062】制御信号形成部43においては、K28.
5検出出力信号SWSに基づく同期制御信号CWが形成
される。そして、制御信号形成部43から得られる同期
制御信号CWが、ワードデータ分離・速度変換部42に
供給される。
【0063】ワードデータ分離・速度変換部42におい
ては、制御信号形成部43から得られる同期制御信号C
Wが用いられて、複合8ビットワード列データDZ
(8) からの付加ワードデータグループDWSの分離が
行われ、複合8ビットワード列データDZ(8) に基づ
くワード伝送レートを44MBpsとする8ビットワー
ド列データDZ’(8) と付加ワードデータグループD
WSとが、相互に分離されて得られる。さらに、ワード
データ分離・速度変換部42においては、分離されたワ
ード伝送レートを44MBpsとする8ビットワード列
データDZ’(8)に、そのワード伝送レートを44M
Bpsから43.75MBpsに変換する速度変換が施
され、ワード伝送レートを43.75MBpsとする8
ビットワード列データDX(8) が形成される。その結
果、ワードデータ分離・速度変換部42からは、付加ワ
ードデータグループDWSとワード伝送レートを43.
75MBpsとする8ビットワード列データDX(8)
とが送出される。
【0064】ワードデータ分離・速度変換部42から得
られる8ビットワード列データDX(8) は、データ分
離部44に供給される。データ分離部44においては、
8ビットワード列データDX(8) から、1ビットずつ
が順次取り出されて、7個のグループに区分けされると
ともに、区分けされた各グループのビットデータの夫々
が個別に導出される状態が継続されて、8ビットワード
列データDX(8) に基づく、各々がビット伝送レート
を50Mbpsとするシリアルデータとされる7チャン
ネルのDVフォーマットデータDCS1,DCS2,D
CS3,DCS4,DCS5,DCS6及びDCS7
が、互いに分離されて形成される。それにより、データ
分離部44から、再生された7チャンネルのDVフォー
マットデータDCS1〜DSC7が導出される。
【0065】このようにして、各々がビット伝送レート
を50Mbpsとするシリアルディジタル画像情報デー
タとされた7チャンネルのDVフォーマットデータDC
S1〜DSC7の夫々が再生される。
【0066】図11は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の他の例に従って図6に示される
データ伝送装置における送信部15から送出される、複
合8ビットワード列データDZ(8)が8B/10B変
換されるとともにP/S変換されて得られた、シリアル
データDZSに基づく伝送信号SZを受信するデータ受
信装置の一例を示す。
【0067】この図11に示されるデータ受信装置は、
その大部分が、図8に示されるデータ受信装置と同様に
構成されており、図11においては、図8に示される各
回路ブロック及び信号,データ等に対応する回路ブロッ
ク及び信号,データ等が、図8と共通の符号が付されて
示されており、それらについての重複説明は省略され
る。
【0068】図11に示されるデータ受信装置にあって
は、図8に示されるデータ受信装置におけるデータ分離
部44に代えて、ワードデータ分離・速度変換部42か
らの、ワード伝送レートを43.75MBpsとする8
ビットワード列データDX(8)が供給されるデータ分
離部45が設けられている。データ分離部45において
は、8ビットワード列データDX(8) から、8ビット
(1ワード)ずつが順次取り出されて、7個のグループ
に区分けされるとともに、区分けされた各グループのワ
ードデータの夫々が個別に導出される状態が継続され
て、8ビットワード列データDX(8) に基づく、各々
がビット伝送レートを6.25MBpsとするパラレル
データとされる7チャンネルのDVフォーマットデータ
DCP1,DCP2,DCP3,DCP4,DCP5,
DCP6及びDCP7が、互いに分離されて形成され
る。それにより、データ分離部45から、再生された7
チャンネルのDVフォーマットデータDCP1〜DSP
7が導出される。
【0069】このようにして、各々がワード伝送レート
を6.25MBpsとするパラレルディジタル画像情報
データとされた7チャンネルのDVフォーマットデータ
DCP1〜DSP7の夫々が再生される。
【0070】上述の図1あるいは図6に示されるデータ
伝送装置の例が用いられて実施されるデータ伝送方法の
例にあっては、7チャンネルのDVフォーマットデータ
が多重伝送されるようになされているが、伝送されるデ
ータは、DVフォーマットデータに限られるものでな
く、他のデータ圧縮が施されたディジタル映像信号デー
タもしくは映像及び音声信号データであってもよく、ま
た、多重伝送されるデータのチャンネル数も、7チャン
ネルに限られるものではなく、任意のチャンネル数とな
すことができる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、上述の如
くの本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項
7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法によれば、それに従ってシリアルデータとされて送信
される複合10ビットワード列データは、受信側がワー
ド同期データ検出を、RDを正とするワード同期データ
のみを検出することにより行う場合、もしくは、RDを
負とするワード同期データのみを検出することにより行
う場合のいずれのもとにおいても、受信側において、1
0ビットワード同期データが、MPEG画像情報デー
タ,DVフォーマット画像情報データ等の如くの、デー
タ圧縮が施されたデータを再生するための処理に必要と
されるワード同期データとして、適正に検出されること
になるものとされる。また、複合10ビットワード列デ
ータに含まれる10ビットワード列データは、8B/1
0B変換処理を経て得られるものとされることにより、
良好な伝送品質をもたらすことになる。それゆえ、受信
側にあっては、良好な伝送品質が得られるもとで、受信
される複合10ビットワード列データに基づく,MPE
G画像情報データ,DVフォーマット画像情報データ等
の如くの、データ圧縮が施されたデータの再生のための
処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に得られる
状態が確保される。
【0072】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法によれば、複合8ビットワード列デ
ータに対する8B/10B変換及びシリアルデータへの
変換、及び、変換されたシリアルデータの送信、さらに
は、受信側における、シリアルデータの受信,受信され
たシリアルデータの複合8ビットワード列データへの変
換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システムのも
とにおけるディジタル映像信号の送信及び受信に用いら
れる集積回路ディバイスを利用して行うことができる。
従って、伝送されるべきデータに基づいてワード同期デ
ータを含んだ8ビットワード列データが形成され、その
8ビットワード列データが8B/10B変換により、伝
送されるべきデータに基づく10ビットワードデータと
10ビットワード同期データとを含んだ10ビットワー
ド列データに変換され、さらに、シリアルデータに変換
されて伝送されるべく送出される伝送方式をもって、例
えば、複数のMPEG画像情報データ,DVフォーマッ
ト画像情報データ等とされる、複数のデータ圧縮が施さ
れたディジタル映像信号データもしくは映像及び音声信
号データを伝送することができることになる。
【0073】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項8または請求項9に記載された発明に係るデータ伝
送装置によれば、それによってシリアルデータとされて
送信される複合10ビットワード列データは、受信側が
ワード同期データ検出を、RDを正とするワード同期デ
ータのみを検出することにより行う場合、もしくは、R
Dを負とするワード同期データのみを検出することによ
り行う場合のいずれのもとにおいても、受信側におい
て、10ビットワード同期データが、複数のMPEG画
像情報データの如くのデータ圧縮が施されたデータを再
生するための処理に必要とされるワード同期データとし
て、適正に検出されることになるものとされる。また、
複合10ビットワード列データに含まれる10ビットワ
ード列データは、8B/10B変換処理を経て得られる
ものとされることにより、良好な伝送品質をもたらすこ
とになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝送品
質が得られるもとで、受信される複合10ビットワード
列データに基づく複数のMPEG画像情報データの如く
のデータ圧縮が施されたデータの再生のための処理に必
要とされるデータ同期状態が、確実に得られる状態が確
保される。
【0074】そして、斯かる本願の特許請求の範囲にお
ける請求項8または請求項9に記載された発明に係るデ
ータ伝送装置によれば、複合8ビットワード列データに
対する8B/10B変換及びシリアルデータへの変換、
及び、変換されたシリアルデータの送信、さらには、受
信側における、シリアルデータの受信,受信されたシリ
アルデータの複合8ビットワード列データへの変換等
を、例えば、ファイバーチャンネル・システムのもとに
おけるディジタル映像信号の送信及び受信に用いられる
集積回路ディバイスを利用して行うことができる。従っ
て、伝送されるべきデータに基づいてワード同期データ
を含んだ8ビットワード列データが形成され、その8ビ
ットワード列データが8B/10B変換により、伝送さ
れるべきデータに基づく10ビットワードデータと10
ビットワード同期データとを含んだ10ビットワード列
データに変換され、さらに、シリアルデータに変換され
て伝送されるべく送出される伝送方式をもって、例え
ば、複数のMPEG画像情報データ,DVフォーマット
画像情報データ等とされる、複数のデータ圧縮が施され
たディジタル映像信号データもしくは映像及び音声信号
データを伝送することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲に
おける請求項8または請求項9に記載された発明に係る
データ伝送装置の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図3】 図1に示されるデータ伝送装置の例における
速度変換・データ挿入部の具体構成例を示すブロック構
成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の他の例が実施される、本願の特許請求の範囲
における請求項8または請求項9に記載された発明に係
るデータ伝送装置の他の例を示すブロック構成図であ
る。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の他の例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図8】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の一例に従って送出される伝送信号を受信する
データ受信装置の一例を示すブロック構成図である。
【図9】 図8に示されるデータ受信装置の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図10】 図8に示されるデータ受信装置の一例の説
明に供されるタイムチャートである。
【図11】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の他の例に従って送出される伝送信号を受信
するデータ受信装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図12】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図13】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【符号の説明】
10,30・・・データ多重部, 11・・・複合8ビ
ットワード列データ形成部, 12・・・速度変換・デ
ータ挿入部, 13・・・ワードデータ送出部, 14
・・・8B/10B変換部内蔵P/S変換部, 15・
・・送信部,17,22・・・スイッチ, 18・・・
スイッチ制御信号形成部, 19,20・・・メモリ
部, 21・・・メモリ制御信号形成部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧縮されたディジタル映像信号デー
    タもしくは映像及び音声信号データに、多重化処理を施
    して8 ビットワード列データを得、該8ビットワード列
    データと予め設定されたコードを有する8ビットワード
    データとされた特定ワード同期データを含んだ付加ワー
    ドデータグループとを合成して、所定のワード間隔を置
    いて上記付加ワードデータグループが挿入された複合8
    ビットワード列データを形成し、該複合8 ビットワード
    列データに、8ビット/10ビット変換処理手段を内蔵
    したパラレル/シリアル変換手段を用いて、8ビット/
    10ビット変換を施し、上記特定ワード同期データに基
    づいて得られる、ランニング・ディスパリティを正もし
    くは負とする10ビットワード同期データを含んだ、上
    記付加ワードデータグループに基づく部分を有した複合
    10ビットワード列データを形成し、該複合10ビット
    ワード列データをシリアルデータに変換して、該シリア
    ルデータを伝送すべく送信するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】8ビットワード列データと付加ワードデー
    タグループとを合成して複合8ビットワード列データを
    形成するにあたり、上記8ビットワード列データに速度
    変換を施すことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送
    方法。
  3. 【請求項3】複数の圧縮されたディジタル映像信号デー
    タもしくは映像及び音声信号データの夫々を、高能率符
    号化によるデータ圧縮が施されたディジタル画像情報デ
    ータとすることを特徴とする請求項1または2記載のデ
    ータ伝送方法。
  4. 【請求項4】複数の圧縮されたディジタル映像信号デー
    タもしくは映像及び音声信号データの夫々を、高能率符
    号化によるデータ圧縮が施されて得られる8ビットワー
    ド列データを形成するパラレルディジタル画像情報デー
    タ、もしくは、該パラレルディジタル画像情報データが
    シリアル化されて得られるシリアルディジタル画像情報
    データとすることを特徴とする請求項3記載のデータ伝
    送方法。
  5. 【請求項5】付加ワードデータグループを、複合10ビ
    ットワード列データにおける上記付加ワードデータグル
    ープに基づく部分において、ランニング・ディスパリテ
    ィを正とする10ビットワード同期データが含まれるこ
    とになるものに選定することを特徴とする請求項1から
    請求項4までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】付加ワードデータグループを、複合10ビ
    ットワード列データにおける上記付加ワードデータグル
    ープに基づく部分において、ランニング・ディスパリテ
    ィを負とする10ビットワード同期データが含まれるこ
    とになるものに選定することを特徴とする請求項1から
    請求項4までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】付加ワードデータグループを補助ワードデ
    ータを含むものとし、該補助ワードデータを、10ビッ
    トワードへの変換が施されるとき、ランニング・ディス
    パリティをニュートラルとする10ビットワードデータ
    に変換されるものに選定することを特徴とする請求項1
    から請求項6までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】複数の圧縮されたディジタル映像信号デー
    タもしくは映像及び音声信号データに多重化処理を施し
    て8 ビットワード列データを得るデータ多重手段と、 該データ多重手段から得られる8ビットワード列データ
    と予め設定されたコードを有する8ビットワードデータ
    とされた特定ワード同期データを含んだ付加ワードデー
    タグループとを合成して、所定のワード間隔を置いて上
    記付加ワードデータグループが挿入された複合8ビット
    ワード列データを形成する複合8ビットワード列データ
    形成手段と、 該複合8ビットワード列データ形成手段から得られる複
    合8 ビットワード列データが供給され、該複合8 ビット
    ワード列データに8ビット/10ビット変換を施して、
    上記特定ワード同期データに基づいて得られる、ランニ
    ング・ディスパリティを正もしくは負とする10ビット
    ワード同期データを含んだ、上記付加ワードデータグル
    ープに基づく部分を有した複合10ビットワード列デー
    タを形成するとともに、該複合10ビットワード列デー
    タをシリアルデータに変換する、8ビット/10ビット
    変換処理手段を内蔵したパラレル/シリアル変換手段
    と、該8ビット/10ビット変換処理手段を内蔵したパ
    ラレル/シリアル変換手段から得られるシリアルデータ
    を伝送すべく送信する送信手段と、を備えて構成される
    データ伝送装置。
  9. 【請求項9】複合8ビットワード列データ形成手段が、
    8ビットワード列データと付加ワードデータグループと
    を合成して複合8ビットワード列データを形成するにあ
    たり、上記8ビットワード列データに速度変換を施すこ
    とを特徴とする請求項8記載のデータ伝送装置。
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