JP2001223592A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2001223592A
JP2001223592A JP2000033460A JP2000033460A JP2001223592A JP 2001223592 A JP2001223592 A JP 2001223592A JP 2000033460 A JP2000033460 A JP 2000033460A JP 2000033460 A JP2000033460 A JP 2000033460A JP 2001223592 A JP2001223592 A JP 2001223592A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送データに基づいて形成されたワード同期デ
ータを含むワード列データが、8B/10B変換及びS
/P変換が施されて伝送される方式をもって、ディジタ
ル映像信号データを複数伝送チャンネルを用いて伝送で
きるものとする。 【解決手段】ディジタル映像信号を形成する第1及び第
2のディジタル情報データに夫々基づく第1及び第2の
8ビットワード列データを得るとともに、第1及び第2
の8ビットワード列データの夫々に8ビットワード同期
データを挿入して第1及び第2の複合8ビットワード列
データを形成し、8B/10B変換手段を内蔵したP/
S変換手段を用いたもとで、第1及び第2の複合8ビッ
トワード列データの夫々に8B/10B変換を施して、
予め設定されたコードを有する10ビットワード同期デ
ータを含んだ第1及び第2の複合10ビットワード列デ
ータを得るとともに、それらを第1及び第2のシリアル
データに変換して送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、ディジタル映像信号を形成する複数のデ
ィジタル情報データに基づいて、各々がワード同期デー
タを含むものとされる複数の複合8ビットワード列デー
タを得、それらの夫々に8ビット/10ビット変換を施
すとともにシリアルデータへの変換を行い、その結果得
られる複数のシリアルデータを伝送すべく送出するデー
タ伝送方法、及び、斯かる方法が実施されるデータ伝送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
情報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分
野においては、ディジタルデータをシリアルデータと
し、そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それ
を同軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用
いられて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、
あるいは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そ
のシリアルデータを光信号に変換して、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送
するシステム等が実用化されている。
【0003】このようなディジタルデータ伝送システム
の一つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibr
e Channel System) と称されるものが知られている。こ
のファイバーチャンネル・システムの如くのディジタル
データ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータ
は、送信側において、例えば、8ビット毎に10ビット
への変換が行われ、その変換が予め用意された変換テー
ブルに従うものとされる、8ビット/10ビット変換
(8B/10B変換)が施されて、10ビットワード列
データとされる。そして、実際に伝送されるのは、8B
/10B変換が行われて形成された10ビットワード列
データに、さらにパラレル/シリアル変換(P/S変
換)が施されて得られるシリアルデータとされる。
【0004】そして、受信側においては、受信されたシ
リアルデータにシリアル/パラレル変換(S/P変換)
が施されて10ビットワード列データが形成され、その
10ビットワード列データに、10ビット毎に8ビット
への変換が行われ、その変換が予め用意された変換テー
ブルに従うものとされる、10ビット/8ビット変換
(10B/8B変換)が施される。こうして10B/8
B変換が行われて形成されるワード列データから、元の
ディジタルデータが再生される。
【0005】このように、伝送されるべきディジタルデ
ータに8B/10B変換が施されて行われるデータ伝送
は、選択された内容を有する10ビットワードが用いら
れることにより、良好な伝送品質をもたらすものとして
認識されている。
【0006】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、10ビ
ットワード列データとして伝送されるディジタルデータ
は、例えば、図29に示される如くの、“フレーム”と
称される最小の独立したパケットが形成されるデータフ
ォーマットに従うものとされる。図29に示される“フ
レーム”にあっては、全体が2148バイトで構成され
ており、その内容は、4バイト構成のフレームスタート
部分,24バイト構成のフレームヘッダ部分,64バイ
ト構成のオプショナルヘッダ部分,2048バイト構成
のペイロード部分,4バイト構成のエラーチェック部分
及び4バイト構成のフレームエンド部分が順次連なるも
のとなっている。
【0007】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
10ビットワード列データが伝送されるにあたっては、
送信側において、ペイロード部分に最大で2048バイ
トの10ビットワード列データを格納した“フレーム”
が多数形成され、それらが順次送出され、受信側におい
ては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々における
ペイロード部分から、10ビットワード列データを取り
出す。
【0008】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードデータ(10ビットワード
データ)の夫々は、それを構成する10ビットが、
“1”の数が“0”の数より多いもの,“0”の数が
“1”の数より多いもの、もしくは、“1”の数と
“0”の数とが等しいものとなる。斯かる“1”及び
“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたって、例え
ば、ランニング・ディスパリティ(Running Disparity
: RD)という考え方が導入されており、“1”の数
が“0”の数より多いとき、ランニング・ディスパリテ
ィ(RD)が正であると言い、また、“0”の数が
“1”の数より多いとき、RDが負であると言い、さら
に、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、RDがニ
ュートラルであると言う。そして、“1”の数が“0”
の数より多いワードデータはRDを正とするワードデー
タ,“0”の数が“1”の数より多いワードデータはR
Dを負とするワードデータ,“1”の数と“0”の数と
が等しいワードデータはRDをニュートラルとするワー
ドデータ(ニュートラル・ワードデータ)と称される。
【0009】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において、受
信されたシリアルデータについてそれに基づく10ビッ
トワード列データを得るべく行われるS/P変換、さら
には、そのS/P変換により得られる10ビットワード
列データについて行われる10B/8B変換にあたり、
10ビット構成の各ワードデータを適正に把握すること
が要され、そのため、送信側において、シリアルデータ
とされて伝送される10ビットワード列データが、ワー
ド同期データの挿入が適宜なされたものとされる。この
ワード同期データは、10ビットワードデータではある
が、情報伝達を行う10ビットワードデータとしては用
いられない特定のコードを有するものとされる。そし
て、ワード同期データは、挿入されるに際して、直前の
ワードデータがRDを負とするものであるとき、RDを
正とするものとされ、また、直前のワードデータがRD
を正とするものであるとき、RDを負とするものとされ
る。
【0010】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビットワ
ードデータDS10とされる。図30は、K28.5と
いうコードネームで呼ばれる10ビットワードデータD
S10を示し、この10ビットワードデータDS10
は、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるとき、RDを正とする“001
111 1010”とされ、また、直前に配されたワー
ドデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする“110000 0101”とされ
る(以後、“001111 1010”を+K28.5
と言い、また、“110000 0101”を−K2
8.5と言う)。
【0011】一方、映像信号の分野においては、伝達情
報の多様化及び再生画像の高品質化を実現する観点等か
ら、映像信号のディジタル化が図られている。例えば、
ディジタル化された映像信号に基づくテレビジョン画像
を得る高精細度テレビジョン(HDTV)システムが提
案されており、HDTVシステムのもとではHDディジ
タル映像信号(HDTV信号)が扱われる。また、映像
信号のディジタル化伝送のための規格化されたディジタ
ル映像信号が提案されていて、例えば、4:2:2コン
ポーネントディジタル映像信号(D1信号),4fsc
コンポジットディジタル映像信号(D2信号)等が知ら
れている。
【0012】さらに、画像情報をあらわすディジタルデ
ータ、即ち、ディジタル画像情報データは、通常、デー
タ量が膨大なものとなるので、例えば、その伝送,記録
等が行われるにあたっては、データの品質を実質的に低
下させることなくデータ量を低減させることができるデ
ータ圧縮が施されたものとされることが望まれる。それ
ゆえ、ディジタル画像情報データについて、そのデータ
量を低減させるためのデータ圧縮技術の研究開発が種々
行われてきているが、それらの成果の一つとして、画像
情報、特に、動画情報をあらわすディジタルデータであ
るディジタル画像情報データについてのデータ圧縮に関
して、それを実施する手法として、国際標準化団体のも
とにおける技術委員会の傘下の作業部会であるMPEG
(MovingPicture Experts Group) によって検討され、
規格として承認された、MPEGと称される標準方式が
提案されている。
【0013】このMPEGと称される標準方式にあって
は、ディジタル画像情報データに高能率符号化によるデ
ータ圧縮が施されることになるが、ディジタル画像情報
データについてのMPEGに従った高能率符号化による
データ圧縮が行われる場合には、極めて高い圧縮率のデ
ータ圧縮を実現でき、しかも、データ圧縮が施されたデ
ィジタル画像情報データに基づいて再生される画像を高
品質なものとすることができる利点が得られる。従っ
て、ディジタル・ビデオカメラ,ディジタル・ビデオテ
ープレコーダ等の業務用あるいは家庭用電子機器の分野
において、MPEGに従った高能率符号化によるデータ
圧縮が施されたディジタル画像情報データ(MPEG画
像情報データ)を取り扱うものが増加していく傾向にあ
る。
【0014】MPEG画像情報データの如くの圧縮され
たディジタル画像情報データ、さらには、それに音声情
報データが加えられて成る圧縮されたディジタル画像及
び音声情報データを、シリアルデータとして伝送路を通
じて伝送するにあたって用いられるべく開発されたイン
ターフェースとして、SDTI(Serial Data Transpor
t Interface)と称されるものが提案されている。このS
DTIは、米国のSMPTE(Society of Motion Pict
ure and Television Engineers :映画テレビジョン技術
者協会) により“SMPTE 305M”をもって規格
化されており、SDTIのもとにあっては、その信号フ
ォーマット(SDTI信号フォーマット)に従ったディ
ジタル映像信号(SDTI信号)が形成される。
【0015】上述の如くのHDTV信号,D1信号,D
2信号,SDTI信号等のディジタル映像信号のうちか
ら、一例として、HDTV信号を取り上げてみると、H
DTV信号は、例えば、図31に示される如くのデータ
フォーマットに従うものとされる。
【0016】図31に示されるデータフォーマットは、
図31のAに示される如くの、映像信号における輝度信
号成分をあらわす輝度信号データ系列(Yデータ系列)
と、図31のBに示される如くの、映像信号における色
差信号成分をあらわす色差信号データ系列(PB /PR
データ系列)とから成り、Yデータ系列及びPB /P R
データ系列の夫々を形成するワードデータの各々は、1
0ビット構成とされる。即ち、Yデータ系列及びPB
R データ系列の夫々は、10ビット量子化ディジタル
信号である。そして、図31のAには、Yデータ系列に
おける各ライン期間中のラインブランキング期間及びそ
の前後における映像データ期間の一部に対応する部分が
示されており、また、図31のBには、PB /PR デー
タ系列における各ライン期間中のラインブランキング期
間及びその前後における映像データ期間の一部に対応す
る部分が示されている。
【0017】Yデータ系列にあっては、各映像データ期
間に対応する部分の直前に、各々が10ビット構成とさ
れる4ワード(3FF(Y),000(Y),000
(Y),XYZ(Y))から成るタイミング基準コード
データ(SAV: Start ofActive Video )が配される
とともに、各映像データ期間に対応する部分の直後に、
各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF
(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y))
から成るタイミング基準コードデータ(EAV: Endof
Active Video )が配される。同様にして、PB /PR
データ系列にあっても、各映像データ期間に対応する部
分の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード
(3FF(C),000(C),000(C),XYZ
(C))から成るSAVが配されるとともに、各映像デ
ータ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット構
成とされる4ワード(3FF(C),000(C),0
00(C),XYZ(C))から成るEAVが配され
る。勿論、Yデータ系列中のEAV及びSAVの夫々
は、Yデータ系列における各ラインブランキング期間に
対応する部分に配され、また、PB /PR データ系列中
のEAV及びSAVの夫々は、P B /PR データ系列に
おける各ラインブランキング期間に対応する部分に配さ
れる。
【0018】斯かるYデータ系列及びPB /PR データ
系列が伝送されるに際しては、Yデータ系列及びPB
R データ系列に、各々のEAV及びSAVが配される
ラインブランキング期間に対応する部分が同期せしめら
れたもとでのワード多重化処理が施され、図32に示さ
れる如くのワード多重データ系列が、10ビット量子化
ディジタル信号として形成される。そして、ワード多重
データ系列に従う10ビット量子化ディジタル信号とさ
れたディジタル映像信号が、シリアルデータに変換され
て伝送されるべく送出される。
【0019】ワード多重データ系列にあっては、各映像
データ期間に対応する部分の直前に、各々が10ビット
構成とされる8ワード(3FF(C),3FF(Y),
000(C),000(Y),000(C),000
(Y),XYZ(C),XYZ(Y))から成る多重タ
イミング基準コードデータ(多重SAV)が配されると
ともに、各映像データ期間に対応する部分の直後に、各
々が10ビット構成とされる8ワード(3FF(C),
3FF(Y),000(C),000(Y),000
(C),000(Y),XYZ(C),XYZ(Y))
から成る多重タイミング基準コードデータ(多重EA
V)が配されることになる。
【0020】このようなYデータ系列及びPB /PR
ータ系列から成るデータフォーマットに従うものとされ
るHDTV信号の如くのディジタル映像信号の伝送につ
いても、送信側において、伝送されるべきディジタル映
像信号をあらわすデータに基づき、前述の8B/10B
変換が施されるとともに、例えば、前述のK28.5の
如くの、予め定められたコードの割当がなされたワード
同期データを含むものとされたワード列データが形成さ
れ、そのワード列データがシリアルデータに変換されて
伝送されるべく送信される伝送方式、をもって行われる
ようにされることが、例えば、送受信回路を構成するに
あたって既存の集積回路素子(IC素子)を有効に利用
できるという観点から、強く望まれるところとなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】送信側において、上述
の如のYデータ系列及びPB /PR データ系列に基づく
ワード多重データ系列に従うもの等とされる、伝送され
るべきディジタル映像信号をあらわすデータに基づき、
8B/10B変換が施されるとともに、予め定められた
コードの割当がなされたワード同期データを含むものと
されたワード列データが形成され、そのワード列データ
がシリアルデータに変換されて伝送されるべく送信され
る伝送方式、をもってのディジタル映像信号の伝送が望
まれるもとにあって、ディジタル映像信号がシリアルデ
ータに変換されて伝送されるに際してのシリアルデータ
伝送レートが、将来極めて高速なものとされることが予
想される。このことを考慮すると、ディジタル映像信号
をあらわすデータを単一チャンネルデータとして伝送で
きるのみならず、ディジタル映像信号をあらわすデータ
を複数チャンネルデータに分割して伝送できることにな
れば、シリアルデータ伝送レートが極めて高速なものと
されるディジタル映像信号についても、例えば、既存の
IC素子等が有効に利用されて構成された送受信回路を
もって、そのディジタル映像信号を伝送することが可能
とされ、ディジタル映像信号の効率的な利用、さらに
は、ディジタル映像信号の利用範囲の拡大が図られるこ
とになる。そして、ディジタル映像信号の効率的な利
用、あるいは、ディジタル映像信号の利用範囲の拡大等
は、例えば、業務用あるいは家庭用電子機器の分野にお
ける技術の更なる発展をもたらすことになる。
【0022】しかしながら、従来にあっては、送信側に
おいて、伝送されるべきディジタル映像信号をあらわす
データに基づき、8B/10B変換が施されるととも
に、予め定められたコードの割当がなされたワード同期
データを含むものとされたワード列データが形成され、
そのワード列データがシリアルデータに変換されて伝送
されるべく送信される伝送方式をもって、ディジタル映
像信号をあらわすデータを、複数チャンネルデータに分
割して伝送することができる伝送システムを実現させた
具体例は見当たらない。また、斯かるディジタル映像信
号をあらわすデータを複数チャンネルデータに分割して
伝送することができる伝送システムに関する技術につい
て記載された文献等も見出せない。
【0023】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきディジタル映像信号
をあらわすデータに基づいて、8B/10B変換が施さ
れるとともに、前述のK28.5の如くの、予め定めら
れたコードの割当がなされたワード同期データを含むも
のとされたワード列データが形成され、そのワード列デ
ータがシリアルデータに変換されて伝送されるべく送出
される伝送方式をもって、例えば、HDTV信号,D1
信号,D2信号,SDTI信号等とされるディジタル映
像信号をあらわすデータを、複数チャンネルデータに分
割して伝送することができることになるデータ伝送方
法、及び、それが実施されるデータ伝送装置を提供す
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法は、ディジタル映像信号を
形成する第1及び第2のディジタル情報データに夫々基
づく第1及び第2の8ビットワード列データを得るとと
もに、第1及び第2の8ビットワード列データの夫々
に、所定のワード間隔を置いて、予め設定されたコード
を有する8ビットワード同期データを含んだ付加ワード
データグループを挿入することにより、第1及び第2の
複合8ビットワード列データを形成し、8B/10B変
換手段を内蔵したP/S変換手段を用いて、第1及び第
2の複合8ビットワード列データの夫々に8B/10B
変換を施し、8ビットワード同期データに基づいて得ら
れる予め設定されたコードを有する10ビットワード同
期データを含んだ、付加ワードデータグループに基づく
部分を有する第1及び第2の複合10ビットワード列デ
ータを得るとともに、第1及び第2の複合10ビットワ
ード列データを夫々第1及び第2のシリアルデータに変
換し、それらの第1及び第2のシリアルデータの夫々を
伝送すべく送出するものとされる。
【0025】そして、第1及び第2のディジタル情報デ
ータは、例えば、請求項7に記載された発明に係るデー
タ伝送方法の如くに、ディジタル映像信号が分割されて
得られるもの、あるいは、例えば、請求項8に記載され
た発明に係るデータ伝送方法の如くに、ディジタル映像
信号を形成する輝度信号情報データ及び色差信号情報デ
ータとされる。
【0026】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項12までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法は、ディジタル映像信号についての
ビット分割処理を行って第1,第2及び第3の分割ビッ
トワード列データを得るとともに、第1の分割ビットワ
ード列データ,第2の分割ビットワード列データ、及
び、第3の分割ビットワード列データに所定のビットワ
ードデータが付加されて得られる合成ビットワード列デ
ータの夫々に、所定のワード間隔を置いて、予め設定さ
れたコードを有する8ビットワード同期データを含んだ
付加ワードデータグループを挿入することにより、第
1,第2及び第3の複合8ビットワード列データを形成
し、8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段を
用いて、第1,第2及び第3の複合8ビットワード列デ
ータの夫々に8B/10B変換を施し、8ビットワード
同期データに基づいて得られる予め設定されたコードを
有する10ビットワード同期データを含んだ、付加ワー
ドデータグループに基づく部分を有する第1,第2及び
第3の複合10ビットワード列データを得るとともに、
第1,第2及び第3の複合10ビットワード列データを
夫々第1,第2及び第3のシリアルデータに変換し、そ
れらの第1,第2及び第3のシリアルデータの夫々を伝
送すべく送出するものとされる。
【0027】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項13または14に記載された発明に係るデータ伝送
装置は、ディジタル映像信号を形成する第1及び第2の
ディジタル情報データに夫々基づく第1及び第2の8ビ
ットワード列データを得るとともに、第1及び第2の8
ビットワード列データの夫々に、所定のワード間隔を置
いて、予め設定されたコードを有する8ビットワード同
期データを含んだ付加ワードデータグループを挿入する
ことにより、第1及び第2の複合8ビットワード列デー
タを形成する第1及び第2の複合8ビットワード列デー
タ形成手段と、第1及び第2の複合8ビットワード列デ
ータの夫々に8B/10B変換を施し、8ビットワード
同期データに基づいて得られる予め設定されたコードを
有する10ビットワード同期データを含んだ、付加ワー
ドデータグループに基づく部分を有する第1及び第2の
複合10ビットワード列データを得るとともに、第1及
び第2の複合10ビットワード列データを夫々第1及び
第2のシリアルデータに変換する、第1及び第2の8B
/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段と、第1及
び第2の8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換手
段から得られる第1及び第2のシリアルデータの夫々を
伝送すべく送出する送信手段と、を備えて構成される。
【0028】また、本願の特許請求の範囲における請求
項15または16に記載された発明に係るデータ伝送装
置は、ディジタル映像信号についてのビット分割処理を
行って第1,第2及び第3の分割ビットワード列データ
を得るビット分割手段と、第1の分割ビットワード列デ
ータ,第2の分割ビットワード列データ、及び、第3の
分割ビットワード列データに所定のビットワードデータ
が付加されて得られる合成ビットワード列データの夫々
に、所定のワード間隔を置いて、予め設定されたコード
を有する8ビットワード同期データを含んだ付加ワード
データグループを挿入することにより、第1,第2及び
第3の複合8ビットワード列データを形成する第1,第
2及び第3の複合8ビットワード列データ形成手段と、
第1,第2及び第3の複合8ビットワード列データの夫
々に8B/10B変換を施し、8ビットワード同期デー
タに基づいて得られる予め設定されたコードを有する1
0ビットワード同期データを含んだ、付加ワードデータ
グループに基づく部分を有する第1,第2及び第3の複
合10ビットワード列データを得るとともに、第1,第
2及び第3の複合10ビットワード列データを夫々第
1,第2及び第3のシリアルデータに変換する、第1,
第2及び第3の8B/10B変換手段を内蔵したP/S
変換手段と、第1,第2及び第3の8B/10B変換手
段を内蔵したP/S変換手段から夫々得られる第1,第
2及び第3のシリアルデータの夫々を伝送すべく送出す
る送信手段と、を備えて構成される。
【0029】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の
範囲における請求項13または14に記載された発明に
係るデータ伝送装置にあっては、例えば、HDTV信
号,D1信号,D2信号,SDTI信号等とされるディ
ジタル映像信号を形成する第1及び第2のディジタル情
報データに基づく、各々に付加ワードデータグループが
挿入された第1及び第2の複合8ビットワード列データ
の夫々が、8B/10B変換手段を内蔵したP/S変換
手段による8B/10B変換及びP/S変換が施されて
送信されるにあたり、各々が8B/10B変換手段を内
蔵したP/S変換手段における8B/10B変換を経て
得られ、シリアルデータに変換される第1及び第2の複
合10ビットワード列データの夫々には、予め設定され
たコードを有する10ビットワード同期データが含まれ
ていることになる。このような10ビットワード同期デ
ータは、例えば、RDを正とするワードデータDS10
である+K28.5、もしくは、RDを負とするワード
データDS10である−K28.5とされる。
【0030】斯かる各々がシリアルデータとされて送信
される第1及び第2の複合10ビットワード列データの
夫々は、受信側において、10ビットワード同期データ
が、第1及び第2のディジタル情報データを再生するた
めの処理に必要とされるワード同期データとして、適正
に検出されることになるものとされる。また、第1及び
第2の複合10ビットワード列データの夫々に含まれる
ワード列データは、8B/10B変換を経て得られるも
のとされることにより、良好な伝送品質をもたらすこと
になる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝送品質
が得られるもとで、受信される第1及び第2の複合10
ビットワード列データに基づく第1及び第2のディジタ
ル情報データの再生のための処理に必要とされるデータ
同期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0031】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範囲
における請求項13または14に記載された発明に係る
データ伝送装置によれば、各々に付加ワードデータグル
ープが挿入された第1及び第2の複合8ビットワード列
データに対する8B/10B変換,それにより得られる
第1及び第2の複合10ビットワード列データの第1及
び第2のシリアルデータへの変換、及び、第1及び第2
のシリアルデータの送信、さらには、受信側における、
第1及び第2のシリアルデータの受信,受信された第1
及び第2のシリアルデータの第1及び第2の複合10ビ
ットワード列データへの変換等を、例えば、ファイバー
チャンネル・システムのもとにおけるディジタルデータ
の送信及び受信に用いられる集積回路ディバイスを利用
して行うことができる。従って、伝送されるべきディジ
タル映像信号をあらわすデータに基づいてワード同期デ
ータを含んだワード列データが形成され、そのワード列
データが、それに8B/10B変換が施されるとともに
シリアルデータに変換されて伝送されるべく送出される
伝送方式をもって、HDTV信号,D1信号,D2信
号,SDTI信号等とされるディジタル映像信号をあら
わすデータについての、複数チャンネルデータに分割し
ての伝送を、比較的容易に整えることができる手段によ
り行えることになる。
【0032】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項12までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範囲
における請求項15または16に記載された発明に係る
データ伝送装置にあっては、例えば、HDTV信号,D
1信号,D2信号,SDTI信号等とされるディジタル
映像信号についてのビット分割処理が行われて、第1,
第2及び第3の分割ビットワード列データが得られるも
とで、第1の分割ビットワード列データ,第2の分割ビ
ットワード列データ、及び、第3の分割ビットワード列
データに所定のビットワードデータが付加されて得られ
る合成ビットワード列データに基づいて形成される、各
々に付加ワードデータグループが挿入された第1,第2
及び第3の複合8ビットワード列データの夫々が、8B
/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段による8B
/10B変換及びP/S変換が施されて送信されるにあ
たり、各々が8B/10B変換手段を内蔵したP/S変
換手段における8B/10B変換を経て得られ、シリア
ルデータに変換される第1,第2及び第3の複合10ビ
ットワード列データの夫々には、予め設定されたコード
を有する10ビットワード同期データが含まれているこ
とになる。このような10ビットワード同期データは、
例えば、RDを正とするワードデータDS10である+
K28.5、もしくは、RDを負とするワードデータD
S10である−K28.5とされる。
【0033】斯かる各々がシリアルデータとされて送信
される第1,第2及び第3の複合10ビットワード列デ
ータの夫々は、受信側において、10ビットワード同期
データが、第1,第2及び第3の分割ビットワード列デ
ータを再生するための処理に必要とされるワード同期デ
ータとして、適正に検出されることになるものとされ
る。また、第1,第2及び第3の複合10ビットワード
列データの夫々に含まれるワード列データは、8B/1
0B変換を経て得られるものとされることにより、良好
な伝送品質をもたらすことになる。それゆえ、受信側に
あっては、良好な伝送品質が得られるもとで、受信され
る第1,第2及び第3の複合10ビットワード列データ
に基づく第1,第2及び第3の分割ビットワード列デー
タの再生のための処理に必要とされるデータ同期状態
が、確実に得られる状態が確保される。
【0034】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項9から請求項12までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範
囲における請求項15または16に記載された発明に係
るデータ伝送装置によれば、各々に付加ワードデータグ
ループが挿入された第1,第2及び第3の複合8ビット
ワード列データに対する8B/10B変換,それにより
得られる第1,第2及び第3の複合10ビットワード列
データの第1,第2及び第3のシリアルデータへの変
換、及び、第1,第2及び第3のシリアルデータの送
信、さらには、受信側における、第1,第2及び第3の
シリアルデータの受信,受信された第1,第2及び第3
のシリアルデータの第1,第2及び第3の複合10ビッ
トワード列データへの変換等を、例えば、ファイバーチ
ャンネル・システムのもとにおけるディジタルデータの
送信及び受信に用いられる集積回路ディバイスを利用し
て行うことができる。従って、伝送されるべきディジタ
ル映像信号をあらわすデータに基づいてワード同期デー
タを含んだワード列データが形成され、そのワード列デ
ータが、それに8B/10B変換が施されるとともにシ
リアルデータに変換されて伝送されるべく送出される伝
送方式をもって、HDTV信号,D1信号,D2信号,
SDTI信号等とされるディジタル映像信号をあらわす
データについての、複数チャンネルデータに分割しての
伝送を、比較的容易に整えることができる手段により行
えることになる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1及び請求項4から請求項8までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の実施
に供される、本願の特許請求の範囲における請求項13
に記載された発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0036】図1に示される例においては、ディジタル
映像信号であるHDTV信号を形成する輝度信号情報デ
ータ及び色差信号情報データを夫々あらわす、図31の
A及びBに示されるYデータ系列及びPB /PR データ
系列の如くの、Yデータ系列DYV及びPB /PR デー
タ系列DCVが、夫々、第1のディジタル情報データ及
び第2のディジタル情報データとして、複合8ビットワ
ード列データ形成部11及び複合8ビットワード列デー
タ形成部12に供給される。Yデータ系列DYV及びP
B /PR データ系列DCVの夫々は、ワード伝送レート
を、例えば、74.25MBpsとする10ビット量子
化ディジタルデータである。
【0037】Yデータ系列DYVが供給される複合8ビ
ットワード列データ形成部11には、Yデータ系列DY
Vに関わる水平同期信号SHも供給される。複合8ビッ
トワード列データ形成部11においては、Yデータ系列
DYVが、8ビットワード列データ形成部13に供給さ
れ、水平同期信号SHが、8ビットワード列データ形成
部13及び制御信号形成部14に供給される。
【0038】8ビットワード列データ形成部13にあっ
ては、水平同期信号SHを基準タイミングとしたもと
で、Yデータ系列DYVに1ワードが8ビットで構成さ
れるワード列データへの変換処理を施して、ワード伝送
レートを、例えば、74.25×10/8=92.81
25MBpsとする8ビットワード列データDXY
(8)を形成する。そして、8ビットワード列データ形
成部13から得られる8ビットワード列データDXY
(8)は、データ選択取出部15に供給される。
【0039】データ選択取出部15には、ワードデータ
送出部16からの、ワード伝送レートを92.8125
MBpsとする付加ワードデータグループDWSも供給
される。付加ワードデータグループDWSは、予め設定
されたコードを有するワード同期データを含んだ複数の
8ビットワードデータによって構成される。
【0040】また、制御信号形成部14にあっては、水
平同期信号SHに同期した制御信号CWDと制御信号C
DSとを形成し、制御信号CWDをワードデータ送出部
16に供給するとともに、制御信号CDSをデータ選択
取出部15に供給する。
【0041】それにより、ワードデータ送出部16は、
制御信号CWDに応じて付加ワードデータグループDW
Sを送出して、それをデータ選択取出部15に供給す
る。そして、データ選択取出部15にあっては、制御信
号CDSが供給されるとき、それに応じてワードデータ
送出部16からの付加ワードデータグループDWSを取
り出し、それ以外のとき、8ビットワード列データ形成
部13からの8ビットワード列データDXY(8)を取
り出す、データの選択取出しを行って、8ビットワード
列データ形成部13からの8ビットワード列データDX
Y(8)に対して、その各ライン期間中のラインブラン
キング期間に、制御信号CDSに応じて、ワードデータ
送出部16からの付加ワードデータグループDWSを挿
入する処理を施す。
【0042】斯かるデータ選択取出部15における8ビ
ットワード列データDXY(8)に付加ワードデータグ
ループDWSを挿入する処理は、具体的一例にあって
は、例えば、図2に示される如くに、8ビットワード列
データDXY(8)の各ライン期間中のラインブランキ
ング期間に配された水平同期データ群DHSを構成する
複数の水平同期ワードデータのうちの、タイミング基準
コードであるSAVの直前に配された複数個が、付加ワ
ードデータグループDWSによって置き換えられること
によって行われる。そして、斯かる複数個の水平同期ワ
ードデータを付加ワードデータグループDWSによって
置き換えるタイミングが、制御信号CWD及び制御信号
CDSによって設定される。それにより、データ選択取
出部15からは、各ライン期間中のラインブランキング
期間に付加ワードデータグループDWSが挿入された複
合8ビットワード列データDZY(8)が、ワード伝送
レートを92.8125MBpsとするものとして導出
される。
【0043】ワードデータ送出部16からのワード伝送
レートを92.8125MBpsとする付加ワードデー
タグループDWSは、予め定められたコードが与えられ
た8ビットワード同期データDEK8と任意の8ビット
ワードデータDEX8等とを含んで形成されるが、一つ
の具体例にあっては、8ビットワード同期データDEK
8に3個の任意の8ビットワードデータDEX8が連な
って形成される4ワード構成のものとされる。
【0044】8ビットワード同期データDEK8は、1
0ビットワードデータに変換されると前述のワードデー
タDS10となる8ビットワードデータである。従っ
て、8ビットワード同期データDEK8は、10ビット
ワードデータに変換されるとK28.5というコードネ
ームで呼ばれるものとなり、その直前に配されたワード
データのRDであるCRDが負(−)であるとき、+K
28.5とされ、また、その直前に配されたワードデー
タのRDであるCRDが正(+)であるとき、−K2
8.5とされる。さらに、任意の8ビットワードデータ
DEX8は、10ビットワードデータに変換されると1
0ビットワードデータDXX.Xとなる。
【0045】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合8ビットワード列データ
DZY(8)は、その付加ワードデータグループDWS
が挿入された部分が、図6に示される如くとされる。図
6において、DDY8は、8ビットワード列データ形成
部13からの8ビットワード列データDXY(8)を形
成する各8ビットワードデータをあらわし、矢印tは経
過時間をあらわす。
【0046】また、データ選択取出部15における8ビ
ットワード列データDXY(8)に付加ワードデータグ
ループDWSを挿入する処理の他の具体例にあっては、
例えば、図4に示される如くに、8ビットワード列デー
タDXY(8)の各ライン期間中のラインブランキング
期間において、そこに配された複数の水平同期ワードデ
ータにより構成される水平同期データ群DHSに続くタ
イミング基準コードであるSAVが、付加ワードデータ
グループDWSによって置き換えられる。そして、この
ようにして複数個の水平同期ワードデータを付加ワード
データグループDWSによって置き換えるタイミング
が、制御信号CWD及び制御信号CDSによって設定さ
れる。それにより、データ選択取出部15からは、各ラ
イン期間中のラインブランキング期間に付加ワードデー
タグループDWSが挿入された複合8ビットワード列デ
ータDZY(8)が、ワード伝送レートを92.812
5MBpsとするものとして導出される。
【0047】斯かる際にあっても、付加ワードデータグ
ループDWSは、例えば、8ビットワード同期データD
EK8に3個の任意の8ビットワードデータDEX8が
連なって形成される4ワード構成のものとされ、それゆ
え、付加ワードデータグループDWSが挿入されて形成
される複合8ビットワード列データDZY(8)は、そ
の付加ワードデータグループDWSが挿入された部分
が、図6に示される如くとされる。
【0048】データ選択取出部15において形成され
る、ワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る、付加ワードデータグループDWSが挿入された複合
8ビットワード列データDZY(8)は、複合8ビット
ワード列データ形成部11から送出されて、8B/10
B変換部内蔵P/S変換部17に供給される。
【0049】8B/10B変換部内蔵P/S変換部17
においては、複合8ビットワード列データDZY(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZY(8)に基づく、ワード伝送レートを9
2.8125MBpsとする複合10ビットワード列デ
ータDZY(10)を形成する。その際、8ビットワー
ド同期データDEK8は、10ビットワード同期データ
であるK28.5に変換され、任意の8ビットワードデ
ータDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに変
換され、さらに、8ビットワードデータDDY8は10
ビットワードデータDDY10に変換される。
【0050】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZY(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図6に示される如くのものであるとき、
複合10ビットワード列データDZY(10)は、それ
における付加ワードデータグループDWSに基づく部分
が、図8に示される如くのものとされる。従って、複合
10ビットワード列データDZY(10)における付加
ワードデータグループDWSに基づく部分には、10ビ
ットワード同期データであるK28.5が含まれること
になる。
【0051】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部17においては、複合8ビットワード列デー
タDZY(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを92.8125MBpsとする
複合10ビットワード列データDZY(10)に、パラ
レルデータをシリアルデータに変換するP/S変換を施
して、複合10ビットワード列データDZY(10)に
基づく、ビット伝送レートを92.8125×10=9
28.125MbpsとするシリアルデータDSYを
得、そのシリアルデータDSYを送信部18に供給す
る。
【0052】送信部18は、シリアルデータDSYを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLYに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSYの伝送が行われる。
【0053】一方、PB /PR データ系列DCVが供給
される複合8ビットワード列データ形成部12には、P
B /PR データ系列DCVに関わる水平同期信号SHも
供給される。複合8ビットワード列データ形成部12に
おいては、PB /PR データ系列DCVが、8ビットワ
ード列データ形成部20に供給され、水平同期信号SH
が、8ビットワード列データ形成部20及び制御信号形
成部21に供給される。
【0054】8ビットワード列データ形成部20にあっ
ては、水平同期信号SHを基準タイミングとしたもと
で、PB /PR データ系列DCVに1ワードが8ビット
で構成されるワード列データへの変換処理を施して、ワ
ード伝送レートを、例えば、74.25×10/8=9
2.8125MBpsとする8ビットワード列データD
XC(8)を形成する。そして、8ビットワード列デー
タ形成部20から得られる8ビットワード列データDX
C(8)は、データ選択取出部22に供給される。
【0055】データ選択取出部22には、ワードデータ
送出部23からの、ワード伝送レートを92.8125
MBpsとする付加ワードデータグループDWSも供給
される。付加ワードデータグループDWSは、予め設定
されたコードを有するワード同期データを含んだ複数の
8ビットワードデータによって構成される。
【0056】また、制御信号形成部21にあっては、水
平同期信号SHに同期した制御信号CWDと制御信号C
DSとを形成し、制御信号CWDをワードデータ送出部
23に供給するとともに、制御信号CDSをデータ選択
取出部22に供給する。
【0057】それにより、ワードデータ送出部23は、
制御信号CWDに応じて付加ワードデータグループDW
Sを送出して、それをデータ選択取出部22に供給す
る。そして、データ選択取出部22にあっては、制御信
号CDSが供給されるとき、それに応じてワードデータ
送出部23からの付加ワードデータグループDWSを取
り出し、それ以外のとき、8ビットワード列データ形成
部20からの8ビットワード列データDXC(8)を取
り出す、データの選択取出しを行って、8ビットワード
列データ形成部20からの8ビットワード列データDX
C(8)に対して、その各ライン期間中のラインブラン
キング期間に、制御信号CDSに応じて、ワードデータ
送出部23からの付加ワードデータグループDWSを挿
入する処理を施す。
【0058】斯かるデータ選択取出部22における8ビ
ットワード列データDXC(8)への付加ワードデータ
グループDWSの挿入処理も、上述の複合8ビットワー
ド列データ形成部11におけるデータ選択取出部15に
おける8ビットワード列データDXY(8)への付加ワ
ードデータグループDWSの挿入処理と同様に行われ、
例えば、図3に示される如くに、8ビットワード列デー
タDXC(8)の各ライン期間中のラインブランキング
期間に配された水平同期データ群DHSを構成する複数
の水平同期ワードデータのうちの、タイミング基準コー
ドであるSAVの直前に配された複数個が、付加ワード
データグループDWSによって置き換えられることによ
って、あるいは、図5に示される如くに、8ビットワー
ド列データDXC(8)の各ライン期間中のラインブラ
ンキング期間において、そこに配された水平同期データ
群DHSに続くタイミング基準コードであるSAVが、
付加ワードデータグループDWSによって置き換えられ
ることによって、行われる。
【0059】ワードデータ送出部23からのワード伝送
レートを92.8125MBpsとする付加ワードデー
タグループDWSは、予め定められたコードが与えられ
た8ビットワード同期データDEK8と任意の8ビット
ワードデータDEX8等とを含んで形成されるが、一つ
の具体例にあっては、8ビットワード同期データDEK
8に3個の任意の8ビットワードデータDEX8が連な
って形成される4ワード構成のものとされる。
【0060】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合8ビットワード列データ
DZC(8)は、その付加ワードデータグループDWS
が挿入された部分が、図7に示される如くとされる。図
7において、DDC8は、8ビットワード列データ形成
部20からの8ビットワード列データDXC(8)を形
成する各8ビットワードデータをあらわし、矢印tは経
過時間をあらわす。
【0061】そして、データ選択取出部22からは、各
ライン期間中のラインブランキング期間に付加ワードデ
ータグループDWSが挿入された複合8ビットワード列
データDZC(8)が、ワード伝送レートを92.81
25MBpsとするものとして導出される。
【0062】データ選択取出部22において形成され
る、ワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る、付加ワードデータグループDWSが挿入された複合
8ビットワード列データDZC(8)は、複合8ビット
ワード列データ形成部12から送出されて、8B/10
B変換部内蔵P/S変換部24に供給される。
【0063】8B/10B変換部内蔵P/S変換部24
においては、複合8ビットワード列データDZC(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZC(8)に基づく、ワード伝送レートを9
2.8125MBpsとする複合10ビットワード列デ
ータDZC(10)を形成する。その際、8ビットワー
ド同期データDEK8は、10ビットワード同期データ
であるK28.5に変換され、任意の8ビットワードデ
ータDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに変
換され、さらに、8ビットワードデータDDC8は10
ビットワードデータDDC10に変換される。
【0064】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZC(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図7に示される如くのものであるとき、
複合10ビットワード列データDZC(10)は、それ
における付加ワードデータグループDWSに基づく部分
が、図9に示される如くのものとされる。従って、複合
10ビットワード列データDZC(10)における付加
ワードデータグループDWSに基づく部分には、10ビ
ットワード同期データであるK28.5が含まれること
になる。
【0065】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部24においては、複合8ビットワード列デー
タDZC(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを92.8125MBpsとする
複合10ビットワード列データDZC(10)に、パラ
レルデータをシリアルデータに変換するP/S変換を施
して、複合10ビットワード列データDZC(10)に
基づく、ビット伝送レートを92.8125×10=9
28.125MbpsとするシリアルデータDSCを
得、そのシリアルデータDSCを送信部25に供給す
る。
【0066】送信部25は、シリアルデータDSCを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLCに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSCの伝送が行われる。
【0067】なお、例えば、送信部18から送出される
伝送信号SLY及び送信部25から送出される伝送信号
SLCの夫々が、オプティカル・ファイバーが用いられ
て形成されたデータ伝送路に適した光信号とされる場
合、両者が互いに異なる波長を有するものとされたうえ
で多重化されて伝送されるようにすることもできる。図
1において一点鎖線により示される多重部27は、斯か
る際に用いられ、互いに異なる波長を有するものとされ
る伝送信号SLY及びSLCに多重化処理を施し、それ
により得られる多重伝送信号SLZを、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じ
て伝送すべく送出する。
【0068】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、8B/10B変換部内蔵P/S変換部1
7及び送信部18が、ワード伝送レートを92.812
5MBpsとする複合8ビットワード列データDZY
(8)に8B/10B変換を施して、ワード伝送レート
を92.8125MBpsとする複合10ビットワード
列データDZY(10)を得るとともに、その複合10
ビットワード列データDZY(10)にP/S変換を施
し、複合10ビットワード列データDZY(10)をビ
ット伝送レートを928.125Mbpsとするシリア
ルデータDSYに変換して伝送することになる。また、
8B/10B変換部内蔵P/S変換部24及び送信部2
5が、ワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る複合8ビットワード列データDZC(8)に8B/1
0B変換を施して、ワード伝送レートを92.8125
MBpsとする複合10ビットワード列データDZC
(10)を得るとともに、その複合10ビットワード列
データDZC(10)にP/S変換を施し、複合10ビ
ットワード列データDZC(10)をビット伝送レート
を928.125MbpsとするシリアルデータDSC
に変換して伝送することになる。
【0069】それゆえ、このような8B/10B変換部
内蔵P/S変換部17及び24、及び、送信部18及び
25を、例えば、ファイバーチャンネル・システム等の
もとにおけるディジタルデータの送信用に提供されてい
る集積回路(IC)素子を有効に利用して構成すること
ができる。従って、伝送されるべきディジタル映像信号
をあらわすデータに基づいてワード同期データを含んだ
ワード列データが形成され、そのワード列データが、そ
れに8B/10B変換が施されるとともにシリアルデー
タに変換されて伝送されるべく送出される伝送方式をも
って、HDTV信号とされるディジタル映像信号をあら
わすデータについての、複数チャンネルデータをもって
の伝送を、比較的容易に整えることができる手段により
行えることになる。
【0070】図10は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の実施に供される、本願の
特許請求の範囲における請求項13または14に記載さ
れた発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0071】図10に示される例においては、ディジタ
ル映像信号であるHDTV信号を形成する輝度信号情報
データ及び色差信号情報データを夫々あらわす、図31
のA及びBに示されるYデータ系列及びPB /PR デー
タ系列の如くの、Yデータ系列DYV及びPB /PR
ータ系列DCVが、夫々、第1のディジタル情報データ
及び第2のディジタル情報データとして、複合8ビット
ワード列データ形成部31及び複合8ビットワード列デ
ータ形成部32に供給される。Yデータ系列DYV及び
B /PR データ系列DCVの夫々は、ワード伝送レー
トを、例えば、74.25MBpsとする10ビット量
子化ディジタルデータである。
【0072】Yデータ系列DYVが供給される複合8ビ
ットワード列データ形成部31には、Yデータ系列DY
Vに関わる水平同期信号SH及び垂直同期信号SV、さ
らには、Yデータ系列DYVにおけるワードクロック信
号に同期した、周波数を74.25MHzとするクロッ
クパルス信号CA、及び、周波数を100.2375M
Hzとするクロックパルス信号CBも供給される。
【0073】そして、複合8ビットワード列データ形成
部31においては、Yデータ系列DYV及び水平同期信
号SHが、8ビットワード列データ形成部33に供給さ
れるとともに、水平同期信号SH,垂直同期信号SV,
クロックパルス信号CA及びクロックパルス信号CB
が、速度変換・データ挿入部34に供給される。
【0074】8ビットワード列データ形成部33にあっ
ては、水平同期信号SHを基準タイミングとしたもと
で、Yデータ系列DYVに1ワードが8ビットで構成さ
れるワード列データへの変換処理を施して、ワード伝送
レートを、例えば、74.25×10/8=92.81
25MBpsとする8ビットワード列データDXY
(8)を形成する。そして、8ビットワード列データ形
成部33から得られる8ビットワード列データDXY
(8)は、速度変換・データ挿入部34に供給される。
速度変換・データ挿入部34には、さらに、ワードデー
タ送出部35からの、ワード伝送レートを100.23
75MBpsとする付加ワードデータグループDWSも
供給される。付加ワードデータグループDWSは、予め
設定されたコードを有する8ビットワード同期データを
含んだ複数の8ビットワードデータによって構成され
る。
【0075】そして、速度変換・データ挿入部34にあ
っては、ワード伝送レートを92.8125MBpsと
する8ビットワード列データDXY(8)に対して、そ
のワード伝送レートを、例えば、92.8125MBp
sから100.2375MBpsに変換する伝送速度変
換を施すとともに、所定のワード間隔をおいて、ワード
データ送出部35からの8ビットワード同期データを含
んだ付加ワードデータグループDWSを挿入し、それに
より、Yデータ系列DYVに基づく、ワード伝送レート
を、例えば、100.2375MBpsとする複合8ビ
ットワード列データDZY(8)を形成する。
【0076】図11は、速度変換・データ挿入部34に
ついての具体構成例を示す。この図11に示される例に
おいては、8ビットワード列データ形成部33から得ら
れるワード伝送レートを92.8125MBpsとする
8ビットワード列データDXY(8)がスイッチ37に
供給される。スイッチ37は、スイッチ制御信号形成部
38からの制御信号CSAに応じて、所定の期間毎、例
えば、8ビットワード列データDXY(8)における1
ライン期間毎の切換えを行う。
【0077】スイッチ制御信号形成部38には、水平同
期信号SH,垂直同期信号SV、及び、周波数を10
0.2375MHzとするクロックパルス信号CBが供
給される。そして、スイッチ制御信号形成部38は、水
平同期信号SH及び垂直同期信号SVに応じて、制御信
号CSAを、8ビットワード列データDXY(8)にお
けるライン期間に同期したものとして形成し、また、水
平同期信号SH及びクロックパルス信号CBに応じて、
制御信号CSBを、8ビットワード列データDXY
(8)におけるライン期間及びクロックパルス信号CB
の周期の整数倍の期間に同期したものとして形成する。
【0078】スイッチ37にはメモリ部39とメモリ部
40とが接続されている。斯かるもとで、スイッチ37
は、その8ビットワード列データDXY(8)における
1ライン期間毎の切換えにより、8ビットワード列デー
タDXY(8)を、その1ライン期間分ずつメモリ部3
9とメモリ部40とに交互に供給して、8ビットワード
列データDXY(8)についてのメモリ部39とメモリ
部40とに対する振分供給を行う。
【0079】また、メモリ部39とメモリ部40とに関
連して、メモリ制御信号形成部41が設けられており、
メモリ制御信号形成部41には、周波数を74.25M
Hzとするクロックパルス信号CAと周波数を100.
2375MHzとするクロックパルス信号CBとが供給
される。そして、メモリ制御信号形成部41は、クロッ
クパルス信号CAに基づいて、周波数を74.25×5
/4=92.8125MHzとする書込制御信号QWを
発生するとともに、クロックパルス信号CBに基づい
て、周波数を100.2375MHzとする読出制御信
号QRを発生し、書込制御信号QWと読出制御信号QR
とをメモリ部39及びメモリ部40の両者に供給する。
【0080】それにより、メモリ部39においては、ス
イッチ37を通じて8ビットワード列データDXY
(8)が供給される期間において、8ビットワード列デ
ータDXY(8)が、周波数を92.8125MHzと
する書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レートを9
2.8125MBpsとする状態で書き込まれる。ま
た、メモリ部40においても、スイッチ37を通じて8
ビットワード列データDXY(8)が供給される期間に
おいて、8ビットワード列データDXY(8)が、周波
数を92.8125MHzとする書込制御信号QWに応
じて、ワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る状態で書き込まれる。従って、メモリ部39及びメモ
リ部40の夫々における8ビットワード列データDXY
(8)のワード伝送レートを92.8125MBpsと
する状態での書込みが、スイッチ37の8ビットワード
列データDXY(8)における1ライン期間毎の切換え
に従って、交互に1ライン期間分ずつ行われる。
【0081】メモリ部39に、8ビットワード列データ
DXY(8)における1ライン期間において書き込まれ
た8ビットワード列データDXY(8)は、その次の8
ビットワード列データDXY(8)における1ライン期
間のうちに、周波数を100.2375MHzとする読
出制御信号QRに応じて、ワード伝送レートを100.
2375MBpsとする8ビットワード列データDZ
Y'(8)としてメモリ部39から読み出され、スイッチ
42に供給される。また、メモリ部40に、8ビットワ
ード列データDXY(8)における1ライン期間におい
て書き込まれた8ビットワード列データDXY(8)
も、その次の8ビットワード列データDXY(8)にお
ける1ライン期間のうちに、周波数を100.2375
MHzとする読出制御信号QRに応じて、ワード伝送レ
ートを100.2375MBpsとする8ビットワード
列データDZY'(8)としてメモリ部40から読み出さ
れ、スイッチ42に供給される。スイッチ42には、ワ
ードデータ送出部35からの、ワード伝送レートを10
0.2375MBpsとする付加ワードデータグループ
DWSも供給される。
【0082】スイッチ42は、スイッチ制御信号形成部
38からの制御信号CSBに応じて、ワードデータ送出
部35からのワード伝送レートを100.2375MB
psとする付加ワードデータグループDWS,メモリ部
40から読み出されたワード伝送レートを100.23
75MBpsとする8ビットワード列データDZY'
(8)、及び、メモリ部39から読み出されたワード伝
送レートを100.2375MBpsとする8ビットワ
ード列データDZY'(8)の夫々を、所定のワード期間
分ずつ順次取り出す。それにより、スイッチ42から、
ワード伝送レートを100.2375MBpsとする8
ビットワード列データDZY'(8)に、所定のワード間
隔を置いて、ワード伝送レートを100.2375MB
psとする付加ワードデータグループDWSが挿入され
て形成される、複合8ビットワード列データDZY
(8)が導出される。
【0083】ワードデータ送出部35からのワード伝送
レートを100.2375MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWSは、予め定められたコードが与えら
れた8ビットワード同期データDEK8と任意の8ビッ
トワードデータDEX8とを含んで形成されるが、一つ
の具体例にあっては、例えば、全体が220ワード(2
20バイト)をもって形成され、その最初の部分と最後
の部分との夫々に、8ビットワード同期データDEK8
に3個の任意の8ビットワードデータDEX8が続いて
形成される4ワード(4バイト)構成が配されるものと
される。
【0084】8ビットワード同期データDEK8及び任
意の8ビットワードデータDEX8は、図1に示される
例におけるワードデータ送出部16から送出される付加
ワードデータグループDWSを構成するものと同様のも
のである。即ち、8ビットワード同期データDEK8
は、10ビットワードデータに変換されると10ビット
ワード同期データK28.5となり、任意の8ビットワ
ードデータDEX8は、10ビットワードデータに変換
されると10ビットワードデータDXX.Xとなる。
【0085】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合8ビットワード列データ
DZY(8)は、その付加ワードデータグループDWS
が挿入された部分が、図13に示される如くとされる。
図13において、DDY8は、メモリ部39及び40の
夫々から得られる8ビットワード列データDZY'(8)
を形成する各8ビットワードデータをあらわし、また、
矢印tは経過時間をあらわす。
【0086】速度変換・データ挿入部34において形成
される、ワード伝送レートを100.2375MBps
とする複合8ビットワード列データDZY(8)は、複
合8ビットワード列データ形成部31から送出されて、
8B/10B変換部内蔵P/S変換部43に供給され
る。
【0087】8B/10B変換部内蔵P/S変換部43
においては、複合8ビットワード列データDZY(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZY(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00.2375MBpsとする複合10ビットワード列
データDZY(10)を形成する。その際、8ビットワ
ード同期データDEK8は、10ビットワード同期デー
タであるK28.5に変換され、任意の8ビットワード
データDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに
変換され、さらに、8ビットワードデータDDY8は1
0ビットワードデータDDY10に変換される。
【0088】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZY(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される如くのものであると
き、複合10ビットワード列データDZY(10)は、
それにおける付加ワードデータグループDWSに基づく
部分が、図15に示される如くのものとされる。従っ
て、複合10ビットワード列データDZY(10)にお
ける付加ワードデータグループDWSに基づく部分に
は、2個のK28.5が含まれることになる。
【0089】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部43においては、複合8ビットワード列デー
タDZY(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100.2375MBpsとす
る複合10ビットワード列データDZY(10)に、パ
ラレルデータをシリアルデータに変換するP/S変換を
施して、複合10ビットワード列データDZY(10)
に基づく、ビット伝送レートを100.2375×10
≒1.002GbpsとするシリアルデータDSYを
得、そのシリアルデータDSYを送信部44に供給す
る。
【0090】送信部44は、シリアルデータDSYを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLYに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSYの伝送が行われる。
【0091】また、PB /PR データ系列DCVが供給
される複合8ビットワード列データ形成部32には、P
B /PR データ系列DCVに関わる水平同期信号SH及
び垂直同期信号SV、さらには、PB /PR データ系列
DCVにおけるワードクロック信号に同期した、周波数
を74.25MHzとするクロックパルス信号CA、及
び、周波数を100.2375MHzとするクロックパ
ルス信号CBも供給される。
【0092】そして、複合8ビットワード列データ形成
部32においては、PB /PR データ系列DCV及び水
平同期信号SHが、8ビットワード列データ形成部53
に供給されるとともに、水平同期信号SH,垂直同期信
号SV,クロックパルス信号CA及びクロックパルス信
号CBが、速度変換・データ挿入部54に供給される。
【0093】8ビットワード列データ形成部53にあっ
ては、水平同期信号SHを基準タイミングとしたもと
で、PB /PR データ系列DCVに1ワードが8ビット
で構成されるワード列データへの変換処理を施して、ワ
ード伝送レートを、例えば、74.25×10/8=9
2.8125MBpsとする8ビットワード列データD
XC(8)を形成する。そして、8ビットワード列デー
タ形成部53から得られる8ビットワード列データDX
C(8)は、速度変換・データ挿入部54に供給され
る。速度変換・データ挿入部54には、さらに、ワード
データ送出部55からの、ワード伝送レートを100.
2375MBpsとする付加ワードデータグループDW
Sも供給される。付加ワードデータグループDWSは、
予め設定されたコードを有する8ビットワード同期デー
タを含んだ複数の8ビットワードデータによって構成さ
れる。
【0094】そして、速度変換・データ挿入部54にあ
っては、ワード伝送レートを92.8125MBpsと
する8ビットワード列データDXC(8)に対して、そ
のワード伝送レートを、例えば、92.8125MBp
sから100.2375MBpsに変換する伝送速度変
換を施すとともに、所定のワード間隔をおいて、ワード
データ送出部55からの8ビットワード同期データを含
んだ付加ワードデータグループDWSを挿入し、それに
より、PB /PR データ系列DCVに基づく、ワード伝
送レートを、例えば、100.2375MBpsとする
複合8ビットワード列データDZC(8)を形成する。
【0095】図12は、速度変換・データ挿入部54に
ついての具体構成例を示す。この図12に示される例に
おいては、8ビットワード列データ形成部53から得ら
れるワード伝送レートを92.8125MBpsとする
8ビットワード列データDXC(8)がスイッチ57に
供給される。スイッチ57は、スイッチ制御信号形成部
58からの制御信号CSAに応じて、所定の期間毎、例
えば、8ビットワード列データDXC(8)における1
ライン期間毎の切換えを行う。
【0096】スイッチ制御信号形成部58には、水平同
期信号SH,垂直同期信号SV、及び、周波数を10
0.2375MHzとするクロックパルス信号CBが供
給される。そして、スイッチ制御信号形成部58は、水
平同期信号SH及び垂直同期信号SVに応じて、制御信
号CSAを、8ビットワード列データDXC(8)にお
けるライン期間に同期したものとして形成し、また、水
平同期信号SH及びクロックパルス信号CBに応じて、
制御信号CSBを、8ビットワード列データDXC
(8)におけるライン期間及びクロックパルス信号CB
の周期の整数倍の期間に同期したものとして形成する。
【0097】スイッチ57にはメモリ部59とメモリ部
60とが接続されている。斯かるもとで、スイッチ57
は、その8ビットワード列データDXC(8)における
1ライン期間毎の切換えにより、8ビットワード列デー
タDXC(8)を、その1ライン期間分ずつメモリ部5
9とメモリ部60とに交互に供給して、8ビットワード
列データDXC(8)についてのメモリ部59とメモリ
部60とに対する振分供給を行う。
【0098】また、メモリ部59とメモリ部60とに関
連して、メモリ制御信号形成部61が設けられており、
メモリ制御信号形成部61には、周波数を74.25M
Hzとするクロックパルス信号CAと周波数を100.
2375MHzとするクロックパルス信号CBとが供給
される。そして、メモリ制御信号形成部61は、クロッ
クパルス信号CAに基づいて、周波数を74.25×5
/4=92.8125MHzとする書込制御信号QWを
発生するとともに、クロックパルス信号CBに基づい
て、周波数を100.2375MHzとする読出制御信
号QRを発生し、書込制御信号QWと読出制御信号QR
とをメモリ部59及びメモリ部60の両者に供給する。
【0099】それにより、メモリ部59においては、ス
イッチ57を通じて8ビットワード列データDXC
(8)が供給される期間において、8ビットワード列デ
ータDXC(8)が、周波数を92.8125MHzと
する書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レートを9
2.8125MBpsとする状態で書き込まれる。ま
た、メモリ部60においても、スイッチ57を通じて8
ビットワード列データDXC(8)が供給される期間に
おいて、8ビットワード列データDXC(8)が、周波
数を92.8125MHzとする書込制御信号QWに応
じて、ワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る状態で書き込まれる。従って、メモリ部59及びメモ
リ部60の夫々における8ビットワード列データDXC
(8)のワード伝送レートを92.8125MBpsと
する状態での書込みが、スイッチ57の8ビットワード
列データDXC(8)における1ライン期間毎の切換え
に従って、交互に1ライン期間分ずつ行われる。
【0100】メモリ部59に、8ビットワード列データ
DXC(8)における1ライン期間において書き込まれ
た8ビットワード列データDXC(8)は、その次の8
ビットワード列データDXC(8)における1ライン期
間のうちに、周波数を100.2375MHzとする読
出制御信号QRに応じて、ワード伝送レートを100.
2375MBpsとする8ビットワード列データDZ
C'(8)としてメモリ部59から読み出され、スイッチ
62に供給される。また、メモリ部60に、8ビットワ
ード列データDXC(8)における1ライン期間におい
て書き込まれた8ビットワード列データDXC(8)
も、その次の8ビットワード列データDXC(8)にお
ける1ライン期間のうちに、周波数を100.2375
MHzとする読出制御信号QRに応じて、ワード伝送レ
ートを100.2375MBpsとする8ビットワード
列データDZC'(8)としてメモリ部60から読み出さ
れ、スイッチ62に供給される。スイッチ62には、ワ
ードデータ送出部55からの、ワード伝送レートを10
0.2375MBpsとする付加ワードデータグループ
DWSも供給される。
【0101】スイッチ62は、スイッチ制御信号形成部
58からの制御信号CSBに応じて、ワードデータ送出
部55からのワード伝送レートを100.2375MB
psとする付加ワードデータグループDWS,メモリ部
60から読み出されたワード伝送レートを100.23
75MBpsとする8ビットワード列データDZC'
(8)、及び、メモリ部59から読み出されたワード伝
送レートを100.2375MBpsとする8ビットワ
ード列データDZC'(8)の夫々を、所定のワード期間
分ずつ順次取り出す。それにより、スイッチ62から、
ワード伝送レートを100.2375MBpsとする8
ビットワード列データDZC'(8)に、所定のワード間
隔を置いて、ワード伝送レートを100.2375MB
psとする付加ワードデータグループDWSが挿入され
て形成される、複合8ビットワード列データDZC
(8)が導出される。
【0102】ワードデータ送出部55からのワード伝送
レートを100.2375MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWSは、予め定められたコードが与えら
れた8ビットワード同期データDEK8と任意の8ビッ
トワードデータDEX8とを含んで形成されるが、一つ
の具体例にあっては、例えば、全体が220ワード(2
20バイト)をもって形成され、その最初の部分と最後
の部分との夫々に、8ビットワード同期データDEK8
に3個の任意の8ビットワードデータDEX8が続いて
形成される4ワード(4バイト)構成が配されるものと
される。
【0103】8ビットワード同期データDEK8及び任
意の8ビットワードデータDEX8は、複合8ビットワ
ード列データ形成部31におけるワードデータ送出部3
5から送出される付加ワードデータグループDWSを構
成するものと同様のものである。
【0104】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合8ビットワード列データ
DZC(8)は、その付加ワードデータグループDWS
が挿入された部分が、図14に示される如くとされる。
図14において、DDC8は、メモリ部59及び60の
夫々から得られる8ビットワード列データDZC'(8)
を形成する各8ビットワードデータをあらわし、また、
矢印tは経過時間をあらわす。
【0105】速度変換・データ挿入部54において形成
される、ワード伝送レートを100.2375MBps
とする複合8ビットワード列データDZC(8)は、複
合8ビットワード列データ形成部32から送出されて、
8B/10B変換部内蔵P/S変換部63に供給され
る。
【0106】8B/10B変換部内蔵P/S変換部63
においては、複合8ビットワード列データDZC(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZC(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00.2375MBpsとする複合10ビットワード列
データDZC(10)を形成する。その際、8ビットワ
ード同期データDEK8は、10ビットワード同期デー
タであるK28.5に変換され、任意の8ビットワード
データDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに
変換され、さらに、8ビットワードデータDDC8は1
0ビットワードデータDDC10に変換される。
【0107】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZC(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図14に示される如くのものであると
き、複合10ビットワード列データDZC(10)は、
それにおける付加ワードデータグループDWSに基づく
部分が、図16に示される如くのものとされる。従っ
て、複合10ビットワード列データDZY(10)にお
ける付加ワードデータグループDWSに基づく部分に
は、2個のK28.5が含まれることになる。
【0108】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部63においては、複合8ビットワード列デー
タDZC(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100.2375MBpsとす
る複合10ビットワード列データDZC(10)に、パ
ラレルデータをシリアルデータに変換するP/S変換を
施して、複合10ビットワード列データDZC(10)
に基づく、ビット伝送レートを100.2375×10
≒1.002GbpsとするシリアルデータDSCを
得、そのシリアルデータDSCを送信部64に供給す
る。
【0109】送信部64は、シリアルデータDSCを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLCに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSCの伝送が行われる。
【0110】なお、例えば、送信部44から送出される
伝送信号SLY及び送信部64から送出される伝送信号
SLCの夫々が、オプティカル・ファイバーが用いられ
て形成されたデータ伝送路に適した光信号とされる場
合、両者が互いに異なる波長を有するものとされたうえ
で多重化されて伝送されるようにすることもできる。図
10において一点鎖線により示される多重部65は、斯
かる際に用いられ、互いに異なる波長を有するものとさ
れる伝送信号SLY及びSLCに多重化処理を施し、そ
れにより得られる多重伝送信号SLZを、オプティカル
・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通
じて伝送すべく送出する。
【0111】上述の如くの図10に示されるデータ伝送
装置にあっては、8B/10B変換部内蔵P/S変換部
43及び送信部44が、ワード伝送レートを100.2
375MBpsとする複合8ビットワード列データDZ
Y(8)に8B/10B変換を施して、ワード伝送レー
トを100.2375MBpsとする複合10ビットワ
ード列データDZY(10)を得るとともに、その複合
10ビットワード列データDZY(10)にP/S変換
を施し、複合10ビットワード列データDZY(10)
をビット伝送レートを約1.002Gbpsとするシリ
アルデータDSYに変換して伝送することになる。ま
た、8B/10B変換部内蔵P/S変換部63及び送信
部64が、ワード伝送レートを100.2375MBp
sとする複合8ビットワード列データDZC(8)に8
B/10B変換を施して、ワード伝送レートを100.
2375MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZC(10)を得るとともに、その複合10ビットワ
ード列データDZC(10)にP/S変換を施し、複合
10ビットワード列データDZC(10)をビット伝送
レートを約1.002GbpsとするシリアルデータD
SCに変換して伝送することになる。
【0112】それゆえ、このような8B/10B変換部
内蔵P/S変換部43及び63、及び、送信部44及び
64を、例えば、ファイバーチャンネル・システム等の
もとにおけるディジタルデータの送信用に提供されてい
る集積回路(IC)素子を有効に利用して構成すること
ができる。従って、伝送されるべきディジタル映像信号
をあらわすデータに基づいてワード同期データを含んだ
ワード列データが形成され、そのワード列データが、そ
れに8B/10B変換が施されるとともにシリアルデー
タに変換されて伝送されるべく送出される伝送方式をも
って、HDTV信号とされるディジタル映像信号をあら
わすデータについての、複数チャンネルデータをもって
の伝送を、比較的容易に整えることができる手段により
行えることになる。
【0113】図17は、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項12までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例の実施に供される、本願
の特許請求の範囲における請求項15または16に記載
された発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0114】図17に示される例においては、ディジタ
ル映像信号であるHDTV信号を形成する輝度信号情報
データ及び色差信号情報データを夫々あらわす、図31
のA及びBに示されるYデータ系列及びPB /PR デー
タ系列の如くの、Yデータ系列DYV及びPB /PR
ータ系列DCVが、ビット分割部70に供給される。Y
データ系列DYV及びPB /PR データ系列DCVの夫
々は、ワード伝送レートを、例えば、74.25MBp
sとする10ビット量子化ディジタルデータである。
【0115】ビット分割部70においては、Yデータ系
列DYVの各ワード及びPB /PRデータ系列DCVの
各ワードのうちの相互に対応するものの組に、それを8
ビット,8ビット及び4ビットの3つに分けるビット分
割処理を施し、それにより、8ビットワード列データD
A(8),8ビットワード列データDB(8)及び4ビ
ットワード列データDE(4)を形成する。これらの8
ビットワード列データDA(8),8ビットワード列デ
ータDB(8)及び4ビットワード列データDE(4)
の夫々は、ワード伝送レートを74.25MBpsとす
るものとされる。
【0116】ビット分割部70から得られる8ビットワ
ード列データDA(8),8ビットワード列データDB
(8)及び4ビットワード列データDE(4)は、夫
々、複合8ビットワード列データ形成部71,複合8ビ
ットワード列データ形成部72及びビット付加部73に
供給される。ビット付加部73には、ワード伝送レート
を74.25MBpsとする所定の4ビットワード列付
加データDAD(4)も供給される。そして、ビット付
加部73においては、ビット分割部70からの4ビット
ワード列データDE(4)に4ビットワード列付加デー
タDAD(4)が付加されて、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする8ビットワード列データDE
(8)が形成される。そして、ビット付加部73から得
られる8ビットワード列データDE(8)は、複合8ビ
ットワード列データ形成部74に供給される。
【0117】ビット分割部70からの8ビットワード列
データDA(8)が供給される複合8ビットワード列デ
ータ形成部71には、Yデータ系列DYV及びPB /P
R データ系列DCVに関わる水平同期信号SH及び垂直
同期信号SV、さらには、Yデータ系列DYV及びPB
/PR データ系列DCVにおけるワードクロック信号に
同期した、周波数を74.25MHzとするクロックパ
ルス信号CA、及び、周波数を100MHzとするクロ
ックパルス信号CCも供給される。
【0118】そして、複合8ビットワード列データ形成
部71においては、8ビットワード列データDA
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部75に供給される。さらに、速度変
換・データ挿入部75には、ワードデータ送出部76か
らの、ワード伝送レートを100MBpsとする付加ワ
ードデータグループDWSも供給される。付加ワードデ
ータグループDWSは、予め設定されたコードを有する
8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビットワー
ドデータによって構成される。
【0119】速度変換・データ挿入部75にあっては、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビット
ワード列データDA(8)に対して、そのワード伝送レ
ートを、74.25MBpsから100MBpsに変換
する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間隔を
おいて、ワードデータ送出部76からの8ビットワード
同期データを含んだ付加ワードデータグループDWSを
挿入し、それにより、8ビットワード列データDA
(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBpsと
する複合8ビットワード列データDZA(8)を形成す
る。
【0120】速度変換・データ挿入部75は、その具体
構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デー
タ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図11
の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における8
ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビット
ワード列データDA(8)が供給されるとともに、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
クロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信号
CCが供給される。
【0121】また、ワードデータ送出部76からの付加
ワードデータグループDWSは、予め定められたコード
が与えられた8ビットワード同期データDEK8と任意
の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成され、
例えば、図13に示される付加ワードデータグループD
WSと同様なものとされる。
【0122】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部75において形成される複合8ビットワード列データ
DZA(8)は、複合8ビットワード列データ形成部7
1から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S変換
部77に供給される。
【0123】8B/10B変換部内蔵P/S変換部77
においては、複合8ビットワード列データDZA(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZA(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
A(10)を形成する。その際、8ビットワード同期デ
ータDEK8は、10ビットワード同期データであるK
28.5に変換され、任意の8ビットワードデータDE
X8は10ビットワードデータDXX.Xに変換され
る。
【0124】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZA(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZA(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0125】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部77においては、複合8ビットワード列デー
タDZA(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100MBpsとする複合10
ビットワード列データDZA(10)に、パラレルデー
タをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、複
合10ビットワード列データDZA(10)に基づく、
ビット伝送レートを1GbpsとするシリアルデータD
SAを得、そのシリアルデータDSAを送信部78に供
給する。
【0126】送信部78は、シリアルデータDSAを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLAに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSAの伝送が行われる。
【0127】また、ビット分割部70からの8ビットワ
ード列データDB(8)が供給される複合8ビットワー
ド列データ形成部72にも、Yデータ系列DYV及びP
B /PR データ系列DCVに関わる水平同期信号SH及
び垂直同期信号SV、さらには、周波数を74.25M
Hzとするクロックパルス信号CA及び周波数を100
MHzとするクロックパルス信号CCが供給される。
【0128】そして、複合8ビットワード列データ形成
部72においては、8ビットワード列データDB
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部80に供給される。さらに、速度変
換・データ挿入部80には、ワードデータ送出部81か
らの、ワード伝送レートを100MBpsとする付加ワ
ードデータグループDWSも供給される。付加ワードデ
ータグループDWSは、予め設定されたコードを有する
8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビットワー
ドデータによって構成される。
【0129】速度変換・データ挿入部80にあっては、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビット
ワード列データDB(8)に対して、そのワード伝送レ
ートを、74.25MBpsから100MBpsに変換
する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間隔を
おいて、ワードデータ送出部81からの8ビットワード
同期データを含んだ付加ワードデータグループDWSを
挿入し、それにより、8ビットワード列データDB
(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBpsと
する複合8ビットワード列データDZB(8)を形成す
る。
【0130】速度変換・データ挿入部80も、その具体
構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デー
タ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図11
の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における8
ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビット
ワード列データDB(8)が供給されるとともに、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
クロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信号
CCが供給される。
【0131】また、ワードデータ送出部81からの付加
ワードデータグループDWSは、予め定められたコード
が与えられた8ビットワード同期データDEK8と任意
の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成され、
例えば、図13に示される付加ワードデータグループD
WSと同様なものとされる。
【0132】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部80において形成される複合8ビットワード列データ
DZB(8)は、複合8ビットワード列データ形成部7
2から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S変換
部82に供給される。
【0133】8B/10B変換部内蔵P/S変換部82
においては、複合8ビットワード列データDZB(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZB(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
B(10)を形成する。その際、8ビットワード同期デ
ータDEK8は、10ビットワード同期データであるK
28.5に変換され、任意の8ビットワードデータDE
X8は10ビットワードデータDXX.Xに変換され
る。
【0134】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZB(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZB(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0135】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部82においては、複合8ビットワード列デー
タDZB(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100MBpsとする複合10
ビットワード列データDZB(10)に、パラレルデー
タをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、複
合10ビットワード列データDZB(10)に基づく、
ビット伝送レートを1GbpsとするシリアルデータD
SBを得、そのシリアルデータDSBを送信部83に供
給する。
【0136】送信部83は、シリアルデータDSBを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLBに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSBの伝送が行われる。
【0137】さらに、ビット付加部73から得られる8
ビットワード列データDE(8)が供給される複合8ビ
ットワード列データ形成部74にも、Yデータ系列DY
V及びPB /PR データ系列DCVに関わる水平同期信
号SH及び垂直同期信号SV、さらには、周波数を7
4.25MHzとするクロックパルス信号CA及び周波
数を100MHzとするクロックパルス信号CCが供給
される。
【0138】そして、複合8ビットワード列データ形成
部74においては、8ビットワード列データDE
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部85に供給される。さらに、速度変
換・データ挿入部85には、ワードデータ送出部86か
らの、ワード伝送レートを100MBpsとする付加ワ
ードデータグループDWSも供給される。付加ワードデ
ータグループDWSは、予め設定されたコードを有する
8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビットワー
ドデータによって構成される。
【0139】速度変換・データ挿入部85にあっては、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビット
ワード列データDE(8)に対して、そのワード伝送レ
ートを、74.25MBpsから100MBpsに変換
する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間隔を
おいて、ワードデータ送出部86からの8ビットワード
同期データを含んだ付加ワードデータグループDWSを
挿入し、それにより、8ビットワード列データDE
(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBpsと
する複合8ビットワード列データDZE(8)を形成す
る。
【0140】速度変換・データ挿入部85も、その具体
構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デー
タ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図11
の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における8
ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビット
ワード列データDE(8)が供給されるとともに、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
クロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信号
CCが供給される。
【0141】また、ワードデータ送出部86からの付加
ワードデータグループDWSは、予め定められたコード
が与えられた8ビットワード同期データDEK8と任意
の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成され、
例えば、図13に示される付加ワードデータグループD
WSと同様なものとされる。
【0142】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部85において形成される複合8ビットワード列データ
DZE(8)は、複合8ビットワード列データ形成部7
4から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S変換
部87に供給される。
【0143】8B/10B変換部内蔵P/S変換部87
においては、複合8ビットワード列データDZE(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZE(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
E(10)を形成する。その際、8ビットワード同期デ
ータDEK8は、10ビットワード同期データであるK
28.5に変換され、任意の8ビットワードデータDE
X8は10ビットワードデータDXX.Xに変換され
る。
【0144】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZE(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZE(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0145】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部87においては、複合8ビットワード列デー
タDZE(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100MBpsとする複合10
ビットワード列データDZE(10)に、パラレルデー
タをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、複
合10ビットワード列データDZE(10)に基づく、
ビット伝送レートを1GbpsとするシリアルデータD
SEを得、そのシリアルデータDSEを送信部88に供
給する。
【0146】送信部88は、シリアルデータDSEを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLEに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSEの伝送が行われる。
【0147】上述の図17に示される例においては、8
B/10B変換部内蔵P/S変換部77及び送信部78
が、ワード伝送レートを100MBpsとする複合8ビ
ットワード列データDZA(8)に8B/10B変換を
施して、ワード伝送レートを100MBpsとする複合
10ビットワード列データDZA(10)を得るととも
に、その複合10ビットワード列データDZA(10)
にP/S変換を施し、複合10ビットワード列データD
ZA(10)をビット伝送レートを1Gbpsとするシ
リアルデータDSAに変換して伝送することになる。ま
た、8B/10B変換部内蔵P/S変換部82及び送信
部83が、ワード伝送レートを100MBpsとする複
合8ビットワード列データDZB(8)に8B/10B
変換を施して、ワード伝送レートを100MBpsとす
る複合10ビットワード列データDZB(10)を得る
とともに、その複合10ビットワード列データDZB
(10)にP/S変換を施し、複合10ビットワード列
データDZB(10)をビット伝送レートを1Gbps
とするシリアルデータDSBに変換して伝送することに
なる。さらに、8B/10B変換部内蔵P/S変換部8
7及び送信部88が、ワード伝送レートを100MBp
sとする複合8ビットワード列データDZE(8)に8
B/10B変換を施して、ワード伝送レートを100M
Bpsとする複合10ビットワード列データDZE(1
0)を得るとともに、その複合10ビットワード列デー
タDZE(10)にP/S変換を施し、複合10ビット
ワード列データDZE(10)をビット伝送レートを1
GbpsとするシリアルデータDSEに変換して伝送す
ることになる。
【0148】それゆえ、このような8B/10B変換部
内蔵P/S変換部77,82及び87、及び、送信部7
8,83及び88を、例えば、ファイバーチャンネル・
システム等のもとにおけるディジタルデータの送信用に
提供されている集積回路(IC)素子を有効に利用して
構成することができる。従って、伝送されるべきディジ
タル映像信号をあらわすデータに基づいてワード同期デ
ータを含んだワード列データが形成され、そのワード列
データが、それに8B/10B変換が施されるとともに
シリアルデータに変換されて伝送されるべく送出される
伝送方式をもって、HDTV信号とされるディジタル映
像信号をあらわすデータについての、複数チャンネルデ
ータをもっての伝送を、比較的容易に整えることができ
る手段により行えることになる。
【0149】図18及び図19は、本願の特許請求の範
囲における請求項9から請求項12までのいずれかに記
載された発明に係るデータ伝送方法の他の例の実施に供
される、本願の特許請求の範囲における請求項15また
は16に記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例
を示す。
【0150】図18及び図19に示される例において
は、第1のディジタル映像信号であるHDTV信号を形
成する輝度信号情報データ及び色差信号情報データを夫
々あらわす、図31のA及びBに示されるYデータ系列
及びPB /PR データ系列の如くの、Yデータ系列DY
A及びPB /PR データ系列DCAが、ビット分割部9
0に供給される。Yデータ系列DYA及びPB /PR
ータ系列DCAの夫々は、ワード伝送レートを、例え
ば、74.25MBpsとする10ビット量子化ディジ
タルデータである。
【0151】ビット分割部90においては、Yデータ系
列DYAの各ワード及びPB /PRデータ系列DCAの
各ワードのうちの相互に対応するものの組に、それを8
ビット,8ビット及び4ビットの3つに分けるビット分
割処理を施し、それにより、8ビットワード列データD
A(8),8ビットワード列データDB(8)及び4ビ
ットワード列データDE(4)を形成する。これらの8
ビットワード列データDA(8),8ビットワード列デ
ータDB(8)及び4ビットワード列データDE(4)
の夫々は、ワード伝送レートを74.25MBpsとす
るものとされる。
【0152】ビット分割部90から得られる8ビットワ
ード列データDA(8)は、複合8ビットワード列デー
タ形成部91に供給される。複合8ビットワード列デー
タ形成部91には、Yデータ系列DYA及びPB /PR
データ系列DCAに関わる水平同期信号SH及び垂直同
期信号SV、さらには、Yデータ系列DYA及びPB
R データ系列DCAにおけるワードクロック信号に同
期した、周波数を74.25MHzとするクロックパル
ス信号CA、及び、周波数を100MHzとするクロッ
クパルス信号CCも供給される。
【0153】そして、複合8ビットワード列データ形成
部91においては、8ビットワード列データDA
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部92に供給される。さらに、速度変
換・データ挿入部92には、ワードデータ送出部93か
らの、ワード伝送レートを100MBpsとする付加ワ
ードデータグループDWSも供給される。付加ワードデ
ータグループDWSは、予め設定されたコードを有する
8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビットワー
ドデータによって構成される。
【0154】速度変換・データ挿入部92にあっては、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビット
ワード列データDA(8)に対して、そのワード伝送レ
ートを、74.25MBpsから100MBpsに変換
する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間隔を
おいて、ワードデータ送出部93からの8ビットワード
同期データを含んだ付加ワードデータグループDWSを
挿入し、それにより、8ビットワード列データDA
(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBpsと
する複合8ビットワード列データDZA(8)を形成す
る。
【0155】速度変換・データ挿入部92は、その具体
構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デー
タ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図11
の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における8
ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビット
ワード列データDA(8)が供給されるとともに、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
クロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信号
CCが供給される。
【0156】また、ワードデータ送出部93からの付加
ワードデータグループDWSは、予め定められたコード
が与えられた8ビットワード同期データDEK8と任意
の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成され、
例えば、図13に示される付加ワードデータグループD
WSと同様なものとされる。
【0157】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部92において形成される複合8ビットワード列データ
DZA(8)は、複合8ビットワード列データ形成部9
1から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S変換
部94に供給される。
【0158】8B/10B変換部内蔵P/S変換部94
においては、複合8ビットワード列データDZA(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZA(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
A(10)を形成する。その際、8ビットワード同期デ
ータDEK8は、10ビットワード同期データであるK
28.5に変換され、任意の8ビットワードデータDE
X8は10ビットワードデータDXX.Xに変換され
る。
【0159】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZA(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZA(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0160】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部94においては、複合8ビットワード列デー
タDZA(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100MBpsとする複合10
ビットワード列データDZA(10)に、パラレルデー
タをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、複
合10ビットワード列データDZA(10)に基づく、
ビット伝送レートを1GbpsとするシリアルデータD
SAを得、そのシリアルデータDSAを送信部95に供
給する。
【0161】送信部95は、シリアルデータDSAを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号SLAに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDSAの伝送が行われる。
【0162】また、ビット分割部90から得られる8ビ
ットワード列データDB(8)は、複合8ビットワード
列データ形成部96に供給される。複合8ビットワード
列データ形成部96にも、Yデータ系列DYA及びPB
/PR データ系列DCAに関わる水平同期信号SH及び
垂直同期信号SV、さらには、周波数を74.25MH
zとするクロックパルス信号CA及び周波数を100M
Hzとするクロックパルス信号CCが供給される。
【0163】そして、複合8ビットワード列データ形成
部96においては、8ビットワード列データDB
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部97に供給される。さらに、速度変
換・データ挿入部97には、ワードデータ送出部98か
らの、ワード伝送レートを100MBpsとする付加ワ
ードデータグループDWSも供給される。付加ワードデ
ータグループDWSは、予め設定されたコードを有する
8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビットワー
ドデータによって構成される。
【0164】速度変換・データ挿入部97にあっては、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビット
ワード列データDB(8)に対して、そのワード伝送レ
ートを、74.25MBpsから100MBpsに変換
する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間隔を
おいて、ワードデータ送出部98からの8ビットワード
同期データを含んだ付加ワードデータグループDWSを
挿入し、それにより、8ビットワード列データDB
(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBpsと
する複合8ビットワード列データDZB(8)を形成す
る。
【0165】速度変換・データ挿入部97も、その具体
構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デー
タ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図11
の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における8
ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビット
ワード列データDB(8)が供給されるとともに、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
クロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信号
CCが供給される。
【0166】また、ワードデータ送出部98からの付加
ワードデータグループDWSは、予め定められたコード
が与えられた8ビットワード同期データDEK8と任意
の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成され、
例えば、図13に示される付加ワードデータグループD
WSと同様なものとされる。
【0167】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部97において形成される複合8ビットワード列データ
DZB(8)は、複合8ビットワード列データ形成部9
6から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S変換
部99に供給される。
【0168】8B/10B変換部内蔵P/S変換部99
においては、複合8ビットワード列データDZB(8)
に、それにおける各ワードを形成する8ビットずつを区
分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意された変
換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換し
ていく8B/10B変換を施して、複合8ビットワード
列データDZB(8)に基づく、ワード伝送レートを1
00MBpsとする複合10ビットワード列データDZ
B(10)を形成する。その際、8ビットワード同期デ
ータDEK8は、10ビットワード同期データであるK
28.5に変換され、任意の8ビットワードデータDE
X8は10ビットワードデータDXX.Xに変換され
る。
【0169】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZB(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZB(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0170】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部99においては、複合8ビットワード列デー
タDZB(8)に対する8B/10B変換により得られ
る、ワード伝送レートを100MBpsとする複合10
ビットワード列データDZB(10)に、パラレルデー
タをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、複
合10ビットワード列データDZB(10)に基づく、
ビット伝送レートを1GbpsとするシリアルデータD
SBを得、そのシリアルデータDSBを送信部100に
供給する。
【0171】送信部100は、シリアルデータDSB
を、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝
送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ
伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した
光信号とされる伝送信号SLBに変換して送信する。そ
れによって、シリアルデータDSBの伝送が行われる。
【0172】さらに、ビット分割部90から得られる4
ビットワード列データDE(4)は、ビット付加部10
1に供給される。
【0173】また、第2のディジタル映像信号であるH
DTV信号を形成する輝度信号情報データ及び色差信号
情報データを夫々あらわす、図31のA及びBに示され
るYデータ系列及びPB /PR データ系列の如くの、Y
データ系列DYB及びPB /PR データ系列DCBが、
ビット分割部102に供給される。Yデータ系列DYB
及びPB /PR データ系列DCBの夫々も、ワード伝送
レートを、例えば、74.25MBpsとする10ビッ
ト量子化ディジタルデータである。そして、ビット分割
部102には、ビット分割部90と共通の同期信号SY
Cが供給されており、ビット分割部90とビット分割部
102とは、同期関係におかれる。
【0174】ビット分割部102においては、Yデータ
系列DYBの各ワード及びPB /P R データ系列DCB
の各ワードのうちの相互に対応するものの組に、それを
8ビット,8ビット及び4ビットの3つに分けるビット
分割処理を施し、それにより、8ビットワード列データ
DF(8),8ビットワード列データDG(8)及び4
ビットワード列データDH(4)を形成する。これらの
8ビットワード列データDF(8),8ビットワード列
データDG(8)及び4ビットワード列データDH
(4)の夫々は、ワード伝送レートを74.25MBp
sとするものとされる。
【0175】ビット分割部102から得られる8ビット
ワード列データDF(8)は、複合8ビットワード列デ
ータ形成部103に供給される。複合8ビットワード列
データ形成部103には、Yデータ系列DYB及びPB
/PR データ系列DCBに関わる水平同期信号SH及び
垂直同期信号SV、さらには、Yデータ系列DYB及び
B /PR データ系列DCBにおけるワードクロック信
号に同期した、周波数を74.25MHzとするクロッ
クパルス信号CA、及び、周波数を100MHzとする
クロックパルス信号CCも供給される。
【0176】そして、複合8ビットワード列データ形成
部103においては、8ビットワード列データDF
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部104に供給される。さらに、速度
変換・データ挿入部104には、ワードデータ送出部1
05からの、ワード伝送レートを100MBpsとする
付加ワードデータグループDWSも供給される。付加ワ
ードデータグループDWSは、予め設定されたコードを
有する8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビッ
トワードデータによって構成される。
【0177】速度変換・データ挿入部104にあって
は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビ
ットワード列データDF(8)に対して、そのワード伝
送レートを、74.25MBpsから100MBpsに
変換する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間
隔をおいて、ワードデータ送出部105からの8ビット
ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループD
WSを挿入し、それにより、8ビットワード列データD
F(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBps
とする複合8ビットワード列データDZF(8)を形成
する。
【0178】速度変換・データ挿入部104は、その具
体構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デ
ータ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
8ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビッ
トワード列データDF(8)が供給されるとともに、図
11の速度変換・データ挿入部34の具体構成例におけ
るクロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信
号CCが供給される。
【0179】また、ワードデータ送出部105からの付
加ワードデータグループDWSは、予め定められたコー
ドが与えられた8ビットワード同期データDEK8と任
意の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成さ
れ、例えば、図13に示される付加ワードデータグルー
プDWSと同様なものとされる。
【0180】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部104において形成される複合8ビットワード列デー
タDZF(8)は、複合8ビットワード列データ形成部
103から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S
変換部106に供給される。
【0181】8B/10B変換部内蔵P/S変換部10
6においては、複合8ビットワード列データDZF
(8)に、それにおける各ワードを形成する8ビットず
つを区分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意さ
れた変換テーブルに従って、10ビットのデータに順次
変換していく8B/10B変換を施して、複合8ビット
ワード列データDZF(8)に基づく、ワード伝送レー
トを100MBpsとする複合10ビットワード列デー
タDZF(10)を形成する。その際、8ビットワード
同期データDEK8は、10ビットワード同期データで
あるK28.5に変換され、任意の8ビットワードデー
タDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに変換
される。
【0182】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZF(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZF(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0183】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部106においては、複合8ビットワード列デ
ータDZF(8)に対する8B/10B変換により得ら
れる、ワード伝送レートを100MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZF(10)に、パラレルデ
ータをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、
複合10ビットワード列データDZF(10)に基づ
く、ビット伝送レートを1Gbpsとするシリアルデー
タDSFを得、そのシリアルデータDSFを送信部10
7に供給する。
【0184】送信部107は、シリアルデータDSF
を、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝
送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ
伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した
光信号とされる伝送信号SLFに変換して送信する。そ
れによって、シリアルデータDSFの伝送が行われる。
【0185】また、ビット分割部102から得られる8
ビットワード列データDG(8)は、複合8ビットワー
ド列データ形成部108に供給される。複合8ビットワ
ード列データ形成部108にも、Yデータ系列DYB及
びPB /PR データ系列DCBに関わる水平同期信号S
H及び垂直同期信号SV、さらには、周波数を74.2
5MHzとするクロックパルス信号CA及び周波数を1
00MHzとするクロックパルス信号CCが供給され
る。
【0186】そして、複合8ビットワード列データ形成
部108においては、8ビットワード列データDG
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部109に供給される。さらに、速度
変換・データ挿入部109には、ワードデータ送出部1
10からの、ワード伝送レートを100MBpsとする
付加ワードデータグループDWSも供給される。付加ワ
ードデータグループDWSは、予め設定されたコードを
有する8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビッ
トワードデータによって構成される。
【0187】速度変換・データ挿入部109にあって
は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビ
ットワード列データDG(8)に対して、そのワード伝
送レートを、74.25MBpsから100MBpsに
変換する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間
隔をおいて、ワードデータ送出部110からの8ビット
ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループD
WSを挿入し、それにより、8ビットワード列データD
G(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBps
とする複合8ビットワード列データDZG(8)を形成
する。
【0188】速度変換・データ挿入部109も、その具
体構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デ
ータ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
8ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビッ
トワード列データDG(8)が供給されるとともに、図
11の速度変換・データ挿入部34の具体構成例におけ
るクロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信
号CCが供給される。
【0189】また、ワードデータ送出部110からの付
加ワードデータグループDWSは、予め定められたコー
ドが与えられた8ビットワード同期データDEK8と任
意の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成さ
れ、例えば、図13に示される付加ワードデータグルー
プDWSと同様なものとされる。
【0190】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部109において形成される複合8ビットワード列デー
タDZG(8)は、複合8ビットワード列データ形成部
108から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S
変換部111に供給される。
【0191】8B/10B変換部内蔵P/S変換部11
1においては、複合8ビットワード列データDZG
(8)に、それにおける各ワードを形成する8ビットず
つを区分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意さ
れた変換テーブルに従って、10ビットのデータに順次
変換していく8B/10B変換を施して、複合8ビット
ワード列データDZG(8)に基づく、ワード伝送レー
トを100MBpsとする複合10ビットワード列デー
タDZG(10)を形成する。その際、8ビットワード
同期データDEK8は、10ビットワード同期データで
あるK28.5に変換され、任意の8ビットワードデー
タDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに変換
される。
【0192】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZG(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZG(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0193】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部111においては、複合8ビットワード列デ
ータDZG(8)に対する8B/10B変換により得ら
れる、ワード伝送レートを100MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZG(10)に、パラレルデ
ータをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、
複合10ビットワード列データDZG(10)に基づ
く、ビット伝送レートを1Gbpsとするシリアルデー
タDSGを得、そのシリアルデータDSGを送信部11
2に供給する。
【0194】送信部112は、シリアルデータDSG
を、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝
送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ
伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した
光信号とされる伝送信号SLGに変換して送信する。そ
れによって、シリアルデータDSGの伝送が行われる。
【0195】さらに、ビット分割部102から得られる
4ビットワード列データDH(4)は、ビット付加部1
01に供給される。
【0196】ビット付加部101においては、ビット分
割部90からの4ビットワード列データDE(4)にビ
ット分割部102からの4ビットワード列データDH
(4)が付加されて、ワード伝送レートを74.25M
Bpsとする8ビットワード列データDI(8)が形成
される。
【0197】ビット付加部101から得られる8ビット
ワード列データDI(8)は、複合8ビットワード列デ
ータ形成部113に供給される。複合8ビットワード列
データ形成部113には、Yデータ系列DYA及びPB
/PR データ系列DCAに関わる水平同期信号SH及び
垂直同期信号SV、もしくは、Yデータ系列DYB及び
B /PR データ系列DCBに関わる水平同期信号SH
及び垂直同期信号SV、さらには、周波数を74.25
MHzとするクロックパルス信号CA、及び、周波数を
100MHzとするクロックパルス信号CCも供給され
る。
【0198】そして、複合8ビットワード列データ形成
部113においては、8ビットワード列データDI
(8),水平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロッ
クパルス信号CA及びクロックパルス信号CCが、速度
変換・データ挿入部114に供給される。さらに、速度
変換・データ挿入部114には、ワードデータ送出部1
15からの、ワード伝送レートを100MBpsとする
付加ワードデータグループDWSも供給される。付加ワ
ードデータグループDWSは、予め設定されたコードを
有する8ビットワード同期データを含んだ複数の8ビッ
トワードデータによって構成される。
【0199】速度変換・データ挿入部114にあって
は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする8ビ
ットワード列データDI(8)に対して、そのワード伝
送レートを、74.25MBpsから100MBpsに
変換する伝送速度変換を施すとともに、所定のワード間
隔をおいて、ワードデータ送出部115からの8ビット
ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループD
WSを挿入し、それにより、8ビットワード列データD
I(8)に基づく、ワード伝送レートを100MBps
とする複合8ビットワード列データDZI(8)を形成
する。
【0200】速度変換・データ挿入部114は、その具
体構成例が、例えば、図11に示される、速度変換・デ
ータ挿入部34の具体構成例と同様なものとされ、図1
1の速度変換・データ挿入部34の具体構成例における
8ビットワード列データDXY(8)に代えて、8ビッ
トワード列データDI(8)が供給されるとともに、図
11の速度変換・データ挿入部34の具体構成例におけ
るクロックパルス信号CBに代えて、クロックパルス信
号CCが供給される。
【0201】また、ワードデータ送出部115からの付
加ワードデータグループDWSは、予め定められたコー
ドが与えられた8ビットワード同期データDEK8と任
意の8ビットワードデータDEX8とを含んで形成さ
れ、例えば、図13に示される付加ワードデータグルー
プDWSと同様なものとされる。
【0202】上述のようにして、速度変換・データ挿入
部114において形成される複合8ビットワード列デー
タDZI(8)は、複合8ビットワード列データ形成部
113から送出されて、8B/10B変換部内蔵P/S
変換部116に供給される。
【0203】8B/10B変換部内蔵P/S変換部11
6においては、複合8ビットワード列データDZI
(8)に、それにおける各ワードを形成する8ビットず
つを区分し、区分された8ビットの夫々を、予め用意さ
れた変換テーブルに従って、10ビットのデータに順次
変換していく8B/10B変換を施して、複合8ビット
ワード列データDZI(8)に基づく、ワード伝送レー
トを100MBpsとする複合10ビットワード列デー
タDZI(10)を形成する。その際、8ビットワード
同期データDEK8は、10ビットワード同期データで
あるK28.5に変換され、任意の8ビットワードデー
タDEX8は10ビットワードデータDXX.Xに変換
される。
【0204】それゆえ、複合8ビットワード列データD
ZI(8)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、例えば、図13に示される付加ワードデータグル
ープDWSと同様なものであるとき、複合10ビットワ
ード列データDZI(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分には、2個のK28.5が
含まれることになる。
【0205】上述に加えて、8B/10B変換部内蔵P
/S変換部116においては、複合8ビットワード列デ
ータDZI(8)に対する8B/10B変換により得ら
れる、ワード伝送レートを100MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZI(10)に、パラレルデ
ータをシリアルデータに変換するP/S変換を施して、
複合10ビットワード列データDZI(10)に基づ
く、ビット伝送レートを1Gbpsとするシリアルデー
タDSIを得、そのシリアルデータDSIを送信部11
7に供給する。
【0206】送信部117は、シリアルデータDSI
を、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝
送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ
伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した
光信号とされる伝送信号SLIに変換して送信する。そ
れによって、シリアルデータDSIの伝送が行われる。
【0207】上述の図18及び図19に示される例にあ
っては、8B/10B変換部内蔵P/S変換部94及び
送信部95が、ワード伝送レートを100MBpsとす
る複合8ビットワード列データDZA(8)に8B/1
0B変換を施して、ワード伝送レートを100MBps
とする複合10ビットワード列データDZA(10)を
得るとともに、その複合10ビットワード列データDZ
A(10)にP/S変換を施し、複合10ビットワード
列データDZA(10)をビット伝送レートを1Gbp
sとするシリアルデータDSAに変換して伝送すること
になり、8B/10B変換部内蔵P/S変換部99及び
送信部100が、ワード伝送レートを100MBpsと
する複合8ビットワード列データDZB(8)に8B/
10B変換を施して、ワード伝送レートを100MBp
sとする複合10ビットワード列データDZB(10)
を得るとともに、その複合10ビットワード列データD
ZB(10)にP/S変換を施し、複合10ビットワー
ド列データDZB(10)をビット伝送レートを1Gb
psとするシリアルデータDSBに変換して伝送するこ
とになる。
【0208】また、8B/10B変換部内蔵P/S変換
部106及び送信部107が、ワード伝送レートを10
0MBpsとする複合8ビットワード列データDZF
(8)に8B/10B変換を施して、ワード伝送レート
を100MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZF(10)を得るとともに、その複合10ビットワ
ード列データDZF(10)にP/S変換を施し、複合
10ビットワード列データDZF(10)をビット伝送
レートを1GbpsとするシリアルデータDSFに変換
して伝送することになり、8B/10B変換部内蔵P/
S変換部111及び送信部112が、ワード伝送レート
を100MBpsとする複合8ビットワード列データD
ZG(8)に8B/10B変換を施して、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合10ビットワード列デ
ータDZG(10)を得るとともに、その複合10ビッ
トワード列データDZG(10)にP/S変換を施し、
複合10ビットワード列データDZG(10)をビット
伝送レートを1GbpsとするシリアルデータDSGに
変換して伝送することになる。
【0209】さらに、8B/10B変換部内蔵P/S変
換部116及び送信部117が、ワード伝送レートを1
00MBpsとする複合8ビットワード列データDZI
(8)に8B/10B変換を施して、ワード伝送レート
を100MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZI(10)を得るとともに、その複合10ビットワ
ード列データDZI(10)にP/S変換を施し、複合
10ビットワード列データDZI(10)をビット伝送
レートを1GbpsとするシリアルデータDSIに変換
して伝送することになる。
【0210】それゆえ、このような8B/10B変換部
内蔵P/S変換部94,99,106,111及び11
6、及び、送信部95,100,107,112及び1
17を、例えば、ファイバーチャンネル・システム等の
もとにおけるディジタルデータの送信用に提供されてい
る集積回路(IC)素子を有効に利用して構成すること
ができる。従って、伝送されるべきディジタル映像信号
をあらわすデータに基づいてワード同期データを含んだ
ワード列データが形成され、そのワード列データが、そ
れに8B/10B変換が施されるとともにシリアルデー
タに変換されて伝送されるべく送出される伝送方式をも
って、HDTV信号とされる第1のディジタル映像信号
をあらわすデータ及びHDTV信号とされる第2のディ
ジタル映像信号をあらわすデータの夫々についての、複
数チャンネルデータをもっての伝送を、比較的容易に整
えることができる手段により行えることになる。
【0211】図20は、本願の特許請求の範囲における
請求項1及び請求項4から請求項8までのいずれかに記
載された発明に係るデータ伝送方法の一例に従って、図
1に示されるデータ伝送装置における送信部18及び2
5から夫々送出される伝送信号SLY及びSLC(もし
くは、多重部27から送出される多重伝送信号SLZ)
を受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0212】この図20に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号とされる伝送信号SLY及びSLC
を、夫々受信する受信部120及び121が備えられて
いる。但し、図1に示されるデータ伝送装置が、一点鎖
線により示される如くの、互いに異なる波長を有する光
信号とされた伝送信号SLY及びSLCに多重化処理が
施されて得られる多重伝送信号SLZを送出する多重部
27を備えたものである場合には、図20において一点
鎖線により示される如く、多重部27から送出される多
重伝送信号SLZを受信する受信・分離部122を備え
る。受信・分離部122は、受信された多重伝送信号S
LZに基づき、シリアルデータDSY及びDSCを分離
して再生し、それらを同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部123及び127に夫々供給する。
【0213】受信部120は、伝送信号SLYを受信す
るとき、受信された伝送信号SLYに基づくシリアルデ
ータDSYを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部123に供給する。
【0214】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部123にあっては、シリアルデータDSYにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSYにS/P変換処理を施し、
例えば、図21のAに示される如くの、ワード伝送レー
トを、例えば、92.8125MBpsとするパラレル
データである複合10ビットワード列データDZY(1
0)を形成する。
【0215】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部123においては、複合10ビットワー
ド列データDZY(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを92.8125MBpsとする複合8ビットワー
ド列データDZY(8)を再生する。そして、同期デー
タ検出・S/P変換・10B/8B変換部123から得
られるワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る複合8ビットワード列データDZY(8)は、データ
分離部124に供給される。
【0216】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部123においては、複合10ビットワ
ード列データDZY(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWYをデータ分離部12
4及びスキュー吸収制御信号形成部125に送出する。
このK28.5検出出力信号SWYは、複合10ビット
ワード列データDZY(10)における付加ワードデー
タグループDWSに基づく部分に応じて、例えば、図2
1のBに示される如くに得られる。
【0217】データ分離部124においては、同期デー
タ検出・S/P変換・10B/8B変換部123からの
K28.5検出出力信号SWYが用いられて、複合8ビ
ットワード列データDZY(8) からの付加ワードデー
タグループDWSの分離が行われ、複合8ビットワード
列データDZY(8) に基づくワード伝送レートを9
2.8125MBpsとする8ビットワード列データD
XY(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。そして、データ分離部124
から、付加ワードデータグループDWSとワード伝送レ
ートを92.8125MBpsとする8ビットワード列
データDXY(8) とが送出され、8ビットワード列デ
ータDXY(8) は、10ビットワード列データ形成部
126に供給される。
【0218】一方、受信部121は、伝送信号SLCを
受信するとき、受信された伝送信号SLCに基づくシリ
アルデータDSCを再生し、それを同期データ検出・S
/P変換・10B/8B変換部127に供給する。
【0219】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部127にあっては、シリアルデータDSCにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSCにS/P変換処理を施し、
例えば、図22のAに示される如くの、ワード伝送レー
トを、例えば、92.8125MBpsとするパラレル
データである複合10ビットワード列データDZC(1
0)を形成する。
【0220】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部127においては、複合10ビットワー
ド列データDZC(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを92.8125MBpsとする複合8ビットワー
ド列データDZC(8)を再生する。そして、同期デー
タ検出・S/P変換・10B/8B変換部127から得
られるワード伝送レートを92.8125MBpsとす
る複合8ビットワード列データDZC(8)は、データ
分離部128に供給される。
【0221】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部127においては、複合10ビットワ
ード列データDZC(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWCをデータ分離部12
8及びスキュー吸収制御信号形成部125に送出する。
このK28.5検出出力信号SWCは、複合10ビット
ワード列データDZC(10)における付加ワードデー
タグループDWSに基づく部分に応じて、例えば、図2
2のBに示される如くに得られる。
【0222】データ分離部128においては、同期デー
タ検出・S/P変換・10B/8B変換部127からの
K28.5検出出力信号SWCが用いられて、複合8ビ
ットワード列データDZC(8) からの付加ワードデー
タグループDWSの分離が行われ、複合8ビットワード
列データDZC(8) に基づくワード伝送レートを9
2.8125MBpsとする8ビットワード列データD
XC(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。そして、データ分離部128
から、付加ワードデータグループDWSとワード伝送レ
ートを92.8125MBpsとする8ビットワード列
データDXC(8) とが送出され、8ビットワード列デ
ータDXC(8) は、10ビットワード列データ形成部
129に供給される。
【0223】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部123から得られるK28.5検出出力信号S
WYと同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部127から得られるK28.5検出出力信号SWCと
が供給されるスキュー吸収制御信号形成部125にあっ
ては、K28.5検出出力信号SWYとK28.5検出
出力信号SWCとの間の時間差に基づいて、伝送信号S
LYと伝送信号SLCとの間の時間差を検出し、検出さ
れた時間差に応じたスキュー吸収制御信号SKY及びS
KCを形成して、それらを10ビットワード列データ形
成部126及び129に夫々供給する。
【0224】10ビットワード列データ形成部126に
あっては、スキュー吸収制御信号SKYによるタイミン
グ制御のもとに、8ビットワード列データDXY(8)
に1ワードが10ビットで構成されるワード列データへ
の変換処理を施して、ワード伝送レートを92.812
5×8/10=74.25MBpsとする10ビットワ
ード列データを形成する。それにより、10ビットワー
ド列データ形成部126において、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする10ビット量子化ディジタル
データであるYデータ系列DYVが再生され、それが1
0ビットワード列データ形成部126から導出される。
【0225】また、10ビットワード列データ形成部1
29にあっては、スキュー吸収制御信号SKCによるタ
イミング制御のもとに、8ビットワード列データDXC
(8) に1ワードが10ビットで構成されるワード列デ
ータへの変換処理を施して、ワード伝送レートを92.
8125×8/10=74.25MBpsとする10ビ
ットワード列データを形成する。それにより、10ビッ
トワード列データ形成部129において、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする10ビット量子化ディ
ジタルデータであるPB /PR データ系列DCVが再生
され、それが10ビットワード列データ形成部129か
ら導出される。
【0226】その結果、10ビットワード列データ形成
部126及び129から、伝送信号SLYと伝送信号S
LCとの間の時間差に起因するスキューを伴うことなく
再生されたYデータ系列DYV及びPB /PR データ系
列DCVが夫々得られることになる。
【0227】図23は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例に従って、図10に示され
るデータ伝送装置における送信部44及び64から夫々
送出される伝送信号SLY及びSLC(もしくは、多重
部65から送出される多重伝送信号SLZ)を受信する
データ受信装置の一例を示す。
【0228】この図23に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号とされる伝送信号SLY及びSLC
を、夫々受信する受信部130及び131が備えられて
いる。但し、図10に示されるデータ伝送装置が、一点
鎖線により示される如くの、互いに異なる波長を有する
光信号とされた伝送信号SLY及びSLCに多重化処理
が施されて得られる多重伝送信号SLZを送出する多重
部65を備えたものである場合には、図23において一
点鎖線により示される如く、多重部65から送出される
多重伝送信号SLZを受信する受信・分離部132を備
える。受信・分離部132は、受信された多重伝送信号
SLZに基づき、シリアルデータDSY及びDSCを分
離して再生し、それらを同期データ検出・S/P変換・
10B/8B変換部133及び137に夫々供給する。
【0229】受信部130は、伝送信号SLYを受信す
るとき、受信された伝送信号SLYに基づくシリアルデ
ータDSYを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部133に供給する。
【0230】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部133にあっては、シリアルデータDSYにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSYにS/P変換処理を施し、
例えば、図24のAに示される如くの、ワード伝送レー
トを、例えば、100.2375MBpsとするパラレ
ルデータである複合10ビットワード列データDZY
(10)を形成する。
【0231】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部133においては、複合10ビットワー
ド列データDZY(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100.2375MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZY(8)を再生する。そして、同期デ
ータ検出・S/P変換・10B/8B変換部133から
得られるワード伝送レートを100.2375MBps
とする複合8ビットワード列データDZY(8)は、デ
ータ分離・速度変換部134に供給される。
【0232】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部133においては、複合10ビットワ
ード列データDZY(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWYをデータ分離・速度
変換部134及びスキュー吸収制御信号形成部135に
送出する。このK28.5検出出力信号SWYは、複合
10ビットワード列データDZY(10)における付加
ワードデータグループDWSに基づく部分に応じて、例
えば、図24のBに示される如くに得られる。
【0233】データ分離・速度変換部134において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
133からのK28.5検出出力信号SWYが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZY(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZY(8) に基づくワード伝送
レートを100.2375MBpsとする8ビットワー
ド列データDXY(8)と付加ワードデータグループD
WSとが、相互に分離されて得られる。さらに、データ
分離・速度変換部134においては、得られたワード伝
送レートを100.2375MBpsとする8ビットワ
ード列データDXY(8) に、そのワード伝送レートを
100.2375MBpsから92.8125MBps
に変更する伝送速度変換処理が施され、ワード伝送レー
トを92.8125MBpsとする8ビットワード列デ
ータDXY(8) が形成される。そして、データ分離・
速度変換部134から、付加ワードデータグループDW
Sとワード伝送レートを92.8125MBpsとする
8ビットワード列データDXY(8) とが送出され、8
ビットワード列データDXY(8) は、10ビットワー
ド列データ形成部136に供給される。
【0234】一方、受信部131は、伝送信号SLCを
受信するとき、受信された伝送信号SLCに基づくシリ
アルデータDSCを再生し、それを同期データ検出・S
/P変換・10B/8B変換部137に供給する。
【0235】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部137にあっては、シリアルデータDSCにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSCにS/P変換処理を施し、
例えば、図25のAに示される如くの、ワード伝送レー
トを、例えば、100.2375MBpsとするパラレ
ルデータである複合10ビットワード列データDZC
(10)を形成する。
【0236】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部137においては、複合10ビットワー
ド列データDZC(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100.2375MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZC(8)を再生する。そして、同期デ
ータ検出・S/P変換・10B/8B変換部137から
得られるワード伝送レートを100.2375MBps
とする複合8ビットワード列データDZC(8)は、デ
ータ分離・速度変換部138に供給される。
【0237】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部137においては、複合10ビットワ
ード列データDZC(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWCをデータ分離・速度
変換部138及びスキュー吸収制御信号形成部135に
送出する。このK28.5検出出力信号SWCは、複合
10ビットワード列データDZC(10)における付加
ワードデータグループDWSに基づく部分に応じて、例
えば、図25のBに示される如くに得られる。
【0238】データ分離・速度変換部138において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
137からのK28.5検出出力信号SWCが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZC(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZC(8) に基づくワード伝送
レートを100.2375MBpsとする8ビットワー
ド列データDXC(8)と付加ワードデータグループD
WSとが、相互に分離されて得られる。さらに、データ
分離・速度変換部138においては、得られたワード伝
送レートを100.2375MBpsとする8ビットワ
ード列データDXC(8) に、そのワード伝送レートを
100.2375MBpsから92.8125MBps
に変更する伝送速度変換処理が施され、ワード伝送レー
トを92.8125MBpsとする8ビットワード列デ
ータDXC(8) が形成される。そして、データ分離・
速度変換部138から、付加ワードデータグループDW
Sとワード伝送レートを92.8125MBpsとする
8ビットワード列データDXC(8) とが送出され、8
ビットワード列データDXC(8) は、10ビットワー
ド列データ形成部139に供給される。
【0239】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部133から得られるK28.5検出出力信号S
WYと同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部137から得られるK28.5検出出力信号SWCと
が供給されるスキュー吸収制御信号形成部135にあっ
ては、K28.5検出出力信号SWYとK28.5検出
出力信号SWCとの間の時間差に基づいて、伝送信号S
LYと伝送信号SLCとの間の時間差を検出し、検出さ
れた時間差に応じたスキュー吸収制御信号SKY及びS
KCを形成して、それらを10ビットワード列データ形
成部136及び139に夫々供給する。
【0240】10ビットワード列データ形成部136に
あっては、スキュー吸収制御信号SKYによるタイミン
グ制御のもとに、8ビットワード列データDXY(8)
に1ワードが10ビットで構成されるワード列データへ
の変換処理を施して、ワード伝送レートを92.812
5×8/10=74.25MBpsとする10ビットワ
ード列データを形成する。それにより、10ビットワー
ド列データ形成部136において、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする10ビット量子化ディジタル
データであるYデータ系列DYVが再生され、それが1
0ビットワード列データ形成部136から導出される。
【0241】また、10ビットワード列データ形成部1
39にあっては、スキュー吸収制御信号SKCによるタ
イミング制御のもとに、8ビットワード列データDXC
(8) に1ワードが10ビットで構成されるワード列デ
ータへの変換処理を施して、ワード伝送レートを92.
8125×8/10=74.25MBpsとする10ビ
ットワード列データを形成する。それにより、10ビッ
トワード列データ形成部139において、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする10ビット量子化ディ
ジタルデータであるPB /PR データ系列DCVが再生
され、それが10ビットワード列データ形成部139か
ら導出される。
【0242】その結果、10ビットワード列データ形成
部136及び139から、伝送信号SLYと伝送信号S
LCとの間の時間差に起因するスキューを伴うことなく
再生されたYデータ系列DYV及びPB /PR データ系
列DCVが夫々得られることになる。
【0243】図26は、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項12までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例に従って、図17に示さ
れるデータ伝送装置における送信部78,83及び88
から夫々送出される伝送信号SLA,SLB及びSLE
を受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0244】この図26に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号とされる伝送信号SLA,SLB及び
SLEを、夫々受信する受信部140,141及び14
2が備えられている。
【0245】受信部140は、伝送信号SLAを受信す
るとき、受信された伝送信号SLAに基づくシリアルデ
ータDSAを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部143に供給する。
【0246】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部143にあっては、シリアルデータDSAにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSAにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
A(10)を形成する。
【0247】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部143においては、複合10ビットワー
ド列データDZA(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZA(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部143から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZA(8)は、データ分離・速度変換部
144に供給される。
【0248】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部143においては、複合10ビットワ
ード列データDZA(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWAをデータ分離・速度
変換部144及びスキュー吸収制御信号形成部145に
送出する。
【0249】データ分離・速度変換部144において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
143からのK28.5検出出力信号SWAが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZA(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZA(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DA(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部144においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDA(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDA(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部144から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDA(8) とが送出され、8
ビットワード列データDA(8) は、ビット合成部14
6に供給される。
【0250】また、受信部141は、伝送信号SLBを
受信するとき、受信された伝送信号SLBに基づくシリ
アルデータDSBを再生し、それを同期データ検出・S
/P変換・10B/8B変換部147に供給する。
【0251】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部147にあっては、シリアルデータDSBにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSBにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
B(10)を形成する。
【0252】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部147においては、複合10ビットワー
ド列データDZB(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZB(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部147から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZB(8)は、データ分離・速度変換部
148に供給される。
【0253】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部147においては、複合10ビットワ
ード列データDZB(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWBをデータ分離・速度
変換部148及びスキュー吸収制御信号形成部145に
送出する。
【0254】データ分離・速度変換部148において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
147からのK28.5検出出力信号SWBが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZB(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZB(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DB(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部148においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDB(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDB(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部148から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDB(8) とが送出され、8
ビットワード列データDB(8) は、ビット合成部14
6に供給される。
【0255】さらに、受信部142は、伝送信号SLE
を受信するとき、受信された伝送信号SLEに基づくシ
リアルデータDSEを再生し、それを同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部149に供給する。
【0256】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部149にあっては、シリアルデータDSEにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSEにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
E(10)を形成する。
【0257】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部149においては、複合10ビットワー
ド列データDZE(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZE(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部149から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZE(8)は、データ分離・速度変換部
150に供給される。
【0258】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部149においては、複合10ビットワ
ード列データDZE(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWEをデータ分離・速度
変換部150及びスキュー吸収制御信号形成部145に
送出する。
【0259】データ分離・速度変換部150において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
149からのK28.5検出出力信号SWEが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZE(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZE(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DE(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部150においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDE(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDE(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部150から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDE(8) とが送出され、8
ビットワード列データDE(8) は、ビット分割部15
1に供給される。
【0260】ビット分割部151にあっては、ワード伝
送レートを74.25MBpsとする8ビットワード列
データDE(8)に、その各ワードデータを4ビットと
4ビットとに分割するビット分割処理を施し、各々がワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする4ビットワ
ード列データDE(4)と4ビットワード列付加データ
DAD(4)とを導出する。そして、4ビットワード列
データDE(4)がビット合成部146に供給され、一
方、4ビットワード列付加データDAD(4)は、再生
データとしてビット分割部151から送出される。
【0261】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部143から得られるK28.5検出出力信号S
WA,同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部147から得られるK28.5検出出力信号SWB、
及び、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部149から得られるK28.5検出出力信号SWEが
供給されるスキュー吸収制御信号形成部145にあって
は、K28.5検出出力信号SWA,K28.5検出出
力信号SWB及びK28.5検出出力信号SWEの相互
間における時間差に基づいて、伝送信号SLA,伝送信
号SLB及び伝送信号SLEの相互間における時間差を
検出し、検出された時間差に応じたスキュー吸収制御信
号SKA,SKB及びSKEを形成して、それらをビッ
ト合成部146に供給する。
【0262】データ分離・速度変換部144からの8ビ
ットワード列データDA(8)と、データ分離・速度変
換部148からの8ビットワード列データDB(8)
と、ビット分割部151からの4ビットワード列データ
DE(4)とが供給されるビット合成部146にあって
は、スキュー吸収制御信号形成部145からのスキュー
吸収制御信号SKA,SKB及びSKEによるタイミン
グ制御が行われるもとで、8ビットワード列データDA
(8)と8ビットワード列データDB(8)と4ビット
ワード列データDE(4)とが加算されて、20ビット
ワード列データを形成するとともに、その20ビットワ
ード列データに、それにおける各ワードデータを10ビ
ットと10ビットとに分割するビット分割処理を施し
て、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとす
る、10ビットワード列データとされるYデータ系列D
YVと10ビットワード列データとされるPB /PR
ータ系列DCVとを形成し、それらYデータ系列DYV
及びPB /PR データ系列DCVを送出する。
【0263】その結果、ビット分割部151から4ビッ
トワード列付加データDAD(4)が得られるととも
に、ビット合成部146から、伝送信号SLAと伝送信
号SLBと伝送信号SLEとの相互間における時間差に
起因するスキューを伴うことなく再生されたYデータ系
列DYV及びPB /PR データ系列DCVが得られるこ
とになる。
【0264】図27及び図28は、本願の特許請求の範
囲における請求項9から請求項12までのいずれかに記
載された発明に係るデータ伝送方法に従って、図18及
び図19に示されるデータ伝送装置における送信部9
5,100,107,112及び117から夫々送出さ
れる伝送信号SLA,SLB,SLF,SLG及びSL
Iを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0265】この図27及び図28に示されるデータ受
信装置の例にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いら
れて形成されたデータ伝送路に適した電気信号、あるい
は、オプティカル・ファイバーが用いられて形成された
データ伝送路に適した光信号とされる伝送信号SLA,
SLB,SLF,SLG及びSLIを、夫々受信する受
信部160,161,162,163及び164が備え
られている。
【0266】受信部160は、伝送信号SLAを受信す
るとき、受信された伝送信号SLAに基づくシリアルデ
ータDSAを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部165に供給する。
【0267】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部165にあっては、シリアルデータDSAにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSAにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
A(10)を形成する。
【0268】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部165においては、複合10ビットワー
ド列データDZA(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZA(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部165から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZA(8)は、データ分離・速度変換部
166に供給される。
【0269】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部165においては、複合10ビットワ
ード列データDZA(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWAをデータ分離・速度
変換部166及びスキュー吸収制御信号形成部167に
送出する。
【0270】データ分離・速度変換部166において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
165からのK28.5検出出力信号SWAが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZA(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZA(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DA(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部166においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDA(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDA(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部166から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDA(8) とが送出され、8
ビットワード列データDA(8) は、ビット合成部16
8に供給される。
【0271】受信部161は、伝送信号SLBを受信す
るとき、受信された伝送信号SLBに基づくシリアルデ
ータDSBを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部169に供給する。
【0272】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部169にあっては、シリアルデータDSBにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSBにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
B(10)を形成する。
【0273】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部169においては、複合10ビットワー
ド列データDZB(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZB(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部169から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZB(8)は、データ分離・速度変換部
170に供給される。
【0274】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部169においては、複合10ビットワ
ード列データDZB(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWBをデータ分離・速度
変換部170及びスキュー吸収制御信号形成部167に
送出する。
【0275】データ分離・速度変換部170において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
169からのK28.5検出出力信号SWBが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZB(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZB(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DB(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部170においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDB(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDB(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部170から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDB(8) とが送出され、8
ビットワード列データDB(8) は、ビット合成部16
8に供給される。
【0276】受信部162は、伝送信号SLFを受信す
るとき、受信された伝送信号SLFに基づくシリアルデ
ータDSFを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部171に供給する。
【0277】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部171にあっては、シリアルデータDSFにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSFにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
F(10)を形成する。
【0278】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部171においては、複合10ビットワー
ド列データDZF(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZF(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部171から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZF(8)は、データ分離・速度変換部
172に供給される。
【0279】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部171においては、複合10ビットワ
ード列データDZF(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWFをデータ分離・速度
変換部172及びスキュー吸収制御信号形成部173に
送出する。
【0280】データ分離・速度変換部172において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
171からのK28.5検出出力信号SWFが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZF(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZF(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DF(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部172においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDF(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDF(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部172から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDF(8) とが送出され、8
ビットワード列データDF(8) は、ビット合成部17
4に供給される。
【0281】受信部163は、伝送信号SLGを受信す
るとき、受信された伝送信号SLGに基づくシリアルデ
ータDSGを再生し、それを同期データ検出・S/P変
換・10B/8B変換部175に供給する。
【0282】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部175にあっては、シリアルデータDSGにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSGにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
G(10)を形成する。
【0283】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部175においては、複合10ビットワー
ド列データDZG(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZG(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部175から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZG(8)は、データ分離・速度変換部
176に供給される。
【0284】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部175においては、複合10ビットワ
ード列データDZG(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWGをデータ分離・速度
変換部176及びスキュー吸収制御信号形成部173に
送出する。
【0285】データ分離・速度変換部176において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
175からのK28.5検出出力信号SWGが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZG(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZG(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DG(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部176においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDG(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDG(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部176から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDG(8) とが送出され、8
ビットワード列データDG(8) は、ビット合成部17
4に供給される。
【0286】さらに、受信部164は、伝送信号SLI
を受信するとき、受信された伝送信号SLIに基づくシ
リアルデータDSIを再生し、それを同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部177に供給する。
【0287】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部177にあっては、シリアルデータDSIにお
ける、10ビットワード同期データであるK28.5が
シリアルデータに変換された部分を、同期データとして
検出し、検出された同期データに基づくワード同期をと
って、シリアルデータDSIにS/P変換処理を施し、
ワード伝送レートを、例えば、100MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
I(10)を形成する。
【0288】また、同期データ検出・S/P変換・10
B/8B変換部177においては、複合10ビットワー
ド列データDZI(10)に、それにおける10ビット
ずつを区分して、区分された10ビットの夫々を、予め
用意された変換テーブルに従って8ビットのデータに順
次変換していく10B/8B変換を施し、それにより順
次得られる8ビットのデータに基づいて、ワード伝送レ
ートを100MBpsとする複合8ビットワード列デー
タDZI(8)を再生する。そして、同期データ検出・
S/P変換・10B/8B変換部177から得られるワ
ード伝送レートを100MBpsとする複合8ビットワ
ード列データDZI(8)は、データ分離・速度変換部
178に供給される。
【0289】さらに、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部177においては、複合10ビットワ
ード列データDZI(10)における付加ワードデータ
グループDWSに基づく部分中のK28.5を検出し
て、K28.5検出出力信号SWIをデータ分離・速度
変換部178,スキュー吸収制御信号形成部167及び
スキュー吸収制御信号形成部173に送出する。
【0290】データ分離・速度変換部178において
は、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換部
177からのK28.5検出出力信号SWIが用いられ
て、複合8ビットワード列データDZI(8) からの付
加ワードデータグループDWSの分離が行われ、複合8
ビットワード列データDZI(8) に基づくワード伝送
レートを100MBpsとする8ビットワード列データ
DI(8) と付加ワードデータグループDWSとが、相
互に分離されて得られる。さらに、データ分離・速度変
換部178においては、得られたワード伝送レートを1
00MBpsとする8ビットワード列データDI(8)
に、そのワード伝送レートを100MBpsから74.
25MBpsに変更する伝送速度変換処理が施され、ワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする8ビットワ
ード列データDI(8) が形成される。そして、データ
分離・速度変換部178から、付加ワードデータグルー
プDWSとワード伝送レートを74.25MBpsとす
る8ビットワード列データDI(8) とが送出され、8
ビットワード列データDI(8) は、ビット分割部17
9に供給される。
【0291】ビット分割部179にあっては、ワード伝
送レートを74.25MBpsとする8ビットワード列
データDI(8)に、その各ワードデータを4ビットと
4ビットとに分割するビット分割処理を施し、各々がワ
ード伝送レートを74.25MBpsとする4ビットワ
ード列データDE(4)と4ビットワード列データDH
(4)とを導出する。そして、4ビットワード列データ
DE(4)がビット合成部168に供給され、一方、4
ビットワード列データDH(4)がビット合成部174
に供給される。
【0292】同期データ検出・S/P変換・10B/8
B変換部165から得られるK28.5検出出力信号S
WA,同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部169から得られるK28.5検出出力信号SWB、
及び、同期データ検出・S/P変換・10B/8B変換
部177から得られるK28.5検出出力信号SWIが
供給されるスキュー吸収制御信号形成部167にあって
は、K28.5検出出力信号SWA,K28.5検出出
力信号SWB及びK28.5検出出力信号SWIの相互
間における時間差に基づいて、伝送信号SLA,伝送信
号SLB及び伝送信号SLIの相互間における時間差を
検出し、検出された時間差に応じたスキュー吸収制御信
号SKA,SKB及びSKIを形成して、それらをビッ
ト合成部168に供給する。
【0293】同様に、同期データ検出・S/P変換・1
0B/8B変換部171から得られるK28.5検出出
力信号SWF,同期データ検出・S/P変換・10B/
8B変換部175から得られるK28.5検出出力信号
SWG、及び、同期データ検出・S/P変換・10B/
8B変換部177から得られるK28.5検出出力信号
SWIが供給されるスキュー吸収制御信号形成部173
にあっては、K28.5検出出力信号SWF,K28.
5検出出力信号SWG及びK28.5検出出力信号SW
Iの相互間における時間差に基づいて、伝送信号SL
F,伝送信号SLG及び伝送信号SLIの相互間におけ
る時間差を検出し、検出された時間差に応じたスキュー
吸収制御信号SKF,SKG及びSKHを形成して、そ
れらをビット合成部174に供給する。
【0294】さらに、ビット合成部168とビット合成
部174とには、共通の同期信号SYCが供給され、ビ
ット合成部168とビット合成部174とは、同期関係
におかれる。
【0295】データ分離・速度変換部166からの8ビ
ットワード列データDA(8)と、データ分離・速度変
換部170からの8ビットワード列データDB(8)
と、ビット分割部179からの4ビットワード列データ
DE(4)とが供給されるビット合成部168にあって
は、スキュー吸収制御信号形成部167からのスキュー
吸収制御信号SKA,SKB及びSKIによるタイミン
グ制御が行われるもとで、8ビットワード列データDA
(8)と8ビットワード列データDB(8)と4ビット
ワード列データDE(4)とが加算されて、20ビット
ワード列データを形成するとともに、その20ビットワ
ード列データに、それにおける各ワードデータを10ビ
ットと10ビットとに分割するビット分割処理を施し
て、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとす
る、10ビットワード列データとされるYデータ系列D
YAと10ビットワード列データとされるPB /PR
ータ系列DCAとを形成し、それらYデータ系列DYA
及びPB /PR データ系列DCAを送出する。
【0296】その結果、ビット合成部168から、伝送
信号SLAと伝送信号SLBと伝送信号SLIとの相互
間における時間差に起因するスキューを伴うことなく再
生された、第1のディジタル映像信号であるHDTV信
号を形成する輝度信号情報データ及び色差信号情報デー
タを夫々あらわすYデータ系列DYA及びPB /PR
ータ系列DCAが得られることになる。
【0297】同様に、データ分離・速度変換部172か
らの8ビットワード列データDF(8)と、データ分離
・速度変換部176からの8ビットワード列データDG
(8)と、ビット分割部179からの4ビットワード列
データDH(4)とが供給されるビット合成部174に
あっては、スキュー吸収制御信号形成部173からのス
キュー吸収制御信号SKF,SKG及びSKHによるタ
イミング制御が行われるもとで、8ビットワード列デー
タDF(8)と8ビットワード列データDG(8)と4
ビットワード列データDH(4)とが加算されて、20
ビットワード列データを形成するとともに、その20ビ
ットワード列データに、それにおける各ワードデータを
10ビットと10ビットとに分割するビット分割処理を
施して、各々がワード伝送レートを74.25MBps
とする、10ビットワード列データとされるYデータ系
列DYBと10ビットワード列データとされるPB /P
Rデータ系列DCBとを形成し、それらYデータ系列D
YB及びPB /PR データ系列DCBを送出する。
【0298】その結果、ビット合成部174から、伝送
信号SLFと伝送信号SLGと伝送信号SLIとの相互
間における時間差に起因するスキューを伴うことなく再
生された、第2のディジタル映像信号であるHDTV信
号を形成する輝度信号情報データ及び色差信号情報デー
タを夫々あらわすYデータ系列DYB及びPB /PR
ータ系列DCBが得られることになる。
【0299】上述の図1,図10,図17あるい図18
及び図19に示されるデータ伝送装置が用いられて実施
されるデータ伝送方法の例にあっては、伝送されるべき
ディジタル映像信号がHDTV信号とされているが、本
願の特許請求の範囲における請求項1から請求項12ま
でのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法及
び本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項
16までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送
装置にあっては、伝送されるべきディジタル映像信号
は、HDTV信号に限られる必要はなく、例えば、D1
信号,D2信号あるいはSDTI信号等のHDTV信号
以外のディジタル映像信号であってよい。
【0300】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法、もしく
は、本願の特許請求の範囲における請求項13または1
4に記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、
例えば、HDTV信号,D1信号,D2信号,SDTI
信号等とされるディジタル映像信号を形成する第1及び
第2のディジタル情報データに基づく、各々に付加ワー
ドデータグループが挿入された第1及び第2の複合8ビ
ットワード列データの夫々が、8B/10B変換手段を
内蔵したP/S変換手段による8B/10B変換及びP
/S変換が施されて送信されるにあたり、各々が8B/
10B変換手段を内蔵したP/S変換手段における8B
/10B変換を経て得られ、シリアルデータに変換され
る第1及び第2の複合10ビットワード列データの夫々
には、予め設定されたコードを有する10ビットワード
同期データが含まれていることになる。
【0301】斯かる各々がシリアルデータとされて送信
される第1及び第2の複合10ビットワード列データの
夫々は、受信側において、10ビットワード同期データ
が、第1及び第2のディジタル情報データを再生するた
めの処理に必要とされるワード同期データとして、適正
に検出されることになるものとされる。また、第1及び
第2の複合10ビットワード列データの夫々に含まれる
ワード列データは、8B/10B変換を経て得られるも
のとされることにより、良好な伝送品質をもたらすこと
になる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝送品質
が得られるもとで、受信される第1及び第2の複合10
ビットワード列データに基づく第1及び第2のディジタ
ル情報データの再生のための処理に必要とされるデータ
同期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0302】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範囲
における請求項13または14に記載された発明に係る
データ伝送装置によれば、各々に付加ワードデータグル
ープが挿入された第1及び第2の複合8ビットワード列
データに対する8B/10B変換,それにより得られる
第1及び第2の複合10ビットワード列データの第1及
び第2のシリアルデータへの変換、及び、第1及び第2
のシリアルデータの送信、さらには、受信側における、
第1及び第2のシリアルデータの受信,受信された第1
及び第2のシリアルデータの第1及び第2の複合10ビ
ットワード列データへの変換等を、例えば、ファイバー
チャンネル・システムのもとにおけるディジタルデータ
の送信及び受信に用いられる集積回路ディバイスを利用
して行うことができる。従って、伝送されるべきディジ
タル映像信号をあらわすデータに基づいてワード同期デ
ータを含んだワード列データが形成され、そのワード列
データが、それに8B/10B変換が施されるとともに
シリアルデータに変換されて伝送されるべく送出される
伝送方式をもって、HDTV信号,D1信号,D2信
号,SDTI信号等とされるディジタル映像信号をあら
わすデータについての、複数チャンネルデータに分割し
ての伝送を、比較的容易に整えることができる手段によ
り行えることになる。
【0303】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項12までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範囲
における請求項15または16に記載された発明に係る
データ伝送装置にあっては、例えば、HDTV信号,D
1信号,D2信号,SDTI信号等とされるディジタル
映像信号についてのビット分割処理が行われて、第1,
第2及び第3の分割ビットワード列データが得られるも
とで、第1の分割ビットワード列データ,第2の分割ビ
ットワード列データ、及び、第3の分割ビットワード列
データに所定のビットワードデータが付加されて得られ
る合成ビットワード列データに基づいて形成される、各
々に付加ワードデータグループが挿入された第1,第2
及び第3の複合8ビットワード列データの夫々が、8B
/10B変換手段を内蔵したP/S変換手段による8B
/10B変換及びP/S変換が施されて送信されるにあ
たり、各々が8B/10B変換手段を内蔵したP/S変
換手段における8B/10B変換を経て得られ、シリア
ルデータに変換される第1,第2及び第3の複合10ビ
ットワード列データの夫々には、予め設定されたコード
を有する10ビットワード同期データが含まれているこ
とになる。
【0304】斯かる各々がシリアルデータとされて送信
される第1,第2及び第3の複合10ビットワード列デ
ータの夫々は、受信側において、10ビットワード同期
データが、第1,第2及び第3の分割ビットワード列デ
ータを再生するための処理に必要とされるワード同期デ
ータとして、適正に検出されることになるものとされ
る。また、第1,第2及び第3の複合10ビットワード
列データの夫々に含まれるワード列データは、8B/1
0B変換を経て得られるものとされることにより、良好
な伝送品質をもたらすことになる。それゆえ、受信側に
あっては、良好な伝送品質が得られるもとで、受信され
る第1,第2及び第3の複合10ビットワード列データ
に基づく第1,第2及び第3の分割ビットワード列デー
タの再生のための処理に必要とされるデータ同期状態
が、確実に得られる状態が確保される。
【0305】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項9から請求項12までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範
囲における請求項15または16に記載された発明に係
るデータ伝送装置によれば、各々に付加ワードデータグ
ループが挿入された第1,第2及び第3の複合8ビット
ワード列データに対する8B/10B変換,それにより
得られる第1,第2及び第3の複合10ビットワード列
データの第1,第2及び第3のシリアルデータへの変
換、及び、第1,第2及び第3のシリアルデータの送
信、さらには、受信側における、第1,第2及び第3の
シリアルデータの受信,受信された第1,第2及び第3
のシリアルデータの第1,第2及び第3の複合10ビッ
トワード列データへの変換等を、例えば、ファイバーチ
ャンネル・システムのもとにおけるディジタルデータの
送信及び受信に用いられる集積回路ディバイスを利用し
て行うことができる。従って、伝送されるべきディジタ
ル映像信号をあらわすデータに基づいてワード同期デー
タを含んだワード列データが形成され、そのワード列デ
ータが、それに8B/10B変換が施されるとともにシ
リアルデータに変換されて伝送されるべく送出される伝
送方式をもって、HDTV信号,D1信号,D2信号,
SDTI信号等とされるディジタル映像信号をあらわす
データについての、複数チャンネルデータに分割しての
伝送を、比較的容易に整えることができる手段により行
えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の実施に供される、本願の
特許請求の範囲における請求項13に記載された発明に
係るデータ伝送装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図8】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図9】 本願の特許請求の範囲における請求項1及び
請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図10】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の実施に供される、本願の特許請求の
範囲における請求項13または14に記載された発明に
係るデータ伝送装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図11】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
ける速度変換・データ挿入部の具体構成例を示すブロッ
ク構成図である。
【図12】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
ける速度変換・データ挿入部の具体構成例を示すブロッ
ク構成図である。
【図13】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図14】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図15】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図16】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図17】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の一例の実施に供される、本願の特許請求
の範囲における請求項15または16に記載された発明
に係るデータ伝送装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図18】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の他の例の実施に供される、本願の特許請
求の範囲における請求項15または16に記載された発
明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック
構成図である。
【図19】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の他の例の実施に供される、本願の特許請
求の範囲における請求項15または16に記載された発
明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック
構成図である。
【図20】 本願の特許請求の範囲における請求項1及
び請求項4から請求項8までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例に従って送出される伝送
信号を受信するデータ受信装置の一例を示すブロック構
成図である。
【図21】 図20に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図22】 図20に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図23】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例に従って送出される伝送信号を受信す
るデータ受信装置の一例を示すブロック構成図である。
【図24】 図23に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図25】 図23に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図26】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の一例に従って送出される伝送信号を受信
するデータ受信装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図27】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の他の例に従って送出される伝送信号を受
信するデータ受信装置の一例の部分を示すブロック構成
図である。
【図28】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の他の例に従って送出される伝送信号を受
信するデータ受信装置の一例の部分を示すブロック構成
図である。
【図29】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図30】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【図31】 ディジタル映像信号を形成するYデータ系
列及びPB /PR データ系列のデータフォーマットをあ
らわすタイムチャートである。
【図32】 ディジタル映像信号を形成するワード多重
データ系列のデータフォーマットをあらわすタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
11,12,31,32,71,72,74,91,9
6,103,108,113・・・複合8ビットワード
列データ形成部, 13,20,33,53・・・8ビ
ットワード列データ形成部, 14,21・・・制御信
号形成部, 15,22・・・データ選択取出部, 1
6,23,35,55,76,81,86,93,9
8,105,110,115・・・ワードデータ送出
部, 17,24,43,63,77,82,87,9
4,99,106,111,116・・・8B/10B
変換部内蔵P/S変換部, 18,25,44,64,
78,83,88,95,100,107,112,1
17・・・送信部, 27,65・・・多重部, 3
4,54,75,80,85,92,97,104,1
09,114・・・速度変換・データ挿入部, 70,
90,102・・・ビット分割部, 73,101・・
・ビット付加部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル映像信号を形成する第1及び第
    2のディジタル情報データに夫々基づく第1及び第2の
    8ビットワード列データを得るとともに、該第1及び第
    2の8ビットワード列データの夫々に、所定のワード間
    隔を置いて、予め設定されたコードを有する8ビットワ
    ード同期データを含んだ付加ワードデータグループを挿
    入することにより、第1及び第2の複合8ビットワード
    列データを形成し、8ビット/10ビット変換手段を内
    蔵したパラレル/シリアル変換手段を用いて、上記第1
    及び第2の複合8ビットワード列データの夫々に8ビッ
    ト/10ビット変換を施し、上記8ビットワード同期デ
    ータに基づいて得られる予め設定されたコードを有する
    10ビットワード同期データを含んだ、上記付加ワード
    データグループに基づく部分を有する第1及び第2の複
    合10ビットワード列データを得るとともに、該第1及
    び第2の複合10ビットワード列データを夫々第1及び
    第2のシリアルデータに変換し、該第1及び第2のシリ
    アルデータの夫々を伝送すべく送出するデータ伝送方
    法。
  2. 【請求項2】第1及び第2の8ビットワード列データの
    夫々に、付加ワードデータグループの挿入に先立っての
    伝送速度変換を施すことを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ伝送方法。
  3. 【請求項3】付加ワードデータグループを、8ビットワ
    ード同期データを含む部分が2回以上繰り返されるもの
    に選定することを特徴とする請求項1または2記載のデ
    ータ伝送方法。
  4. 【請求項4】付加ワードデータグループを、第1及び第
    2の複合10ビットワード列データの夫々における上記
    付加ワードデータグループに基づく部分において、ラン
    ニング・ディスパリティを正とする10ビットワード同
    期データが含まれることになるものに選定することを特
    徴とする請求項1,2または3記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】付加ワードデータグループを、第1及び第
    2の複合10ビットワード列データの夫々における上記
    付加ワードデータグループに基づく部分において、ラン
    ニング・ディスパリティを負とする10ビットワード同
    期データが含まれることになるものに選定することを特
    徴とする請求項1,2または3記載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】第1及び第2のシリアルデータに夫々基づ
    く第1及び第2の送信信号を得て、該第1及び第2の送
    信信号を伝送路を通じて送出することにより、上記第1
    及び第2のシリアルデータの夫々の送出を行うことを特
    徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の
    データ伝送方法。
  7. 【請求項7】第1及び第2のディジタル情報データを、
    ディジタル映像信号が分割されて得られるものとするこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】第1及び第2のディジタル情報データを、
    夫々ディジタル映像信号を形成する輝度信号情報データ
    及び上記ディジタル映像信号を形成する色差信号情報デ
    ータとすることを特徴とする請求項1から請求項7まで
    のいずれかに記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】ディジタル映像信号についてのビット分割
    処理を行って第1,第2及び第3の分割ビットワード列
    データを得るとともに、該第1の分割ビットワード列デ
    ータ,第2の分割ビットワード列データ、及び、第3の
    分割ビットワード列データに所定のビットワードデータ
    が付加されて得られる合成ビットワード列データの夫々
    に、所定のワード間隔を置いて、予め設定されたコード
    を有する8ビットワード同期データを含んだ付加ワード
    データグループを挿入することにより、第1,第2及び
    第3の複合8ビットワード列データを形成し、8ビット
    /10ビット変換手段を内蔵したパラレル/シリアル変
    換手段を用いて、上記第1,第2及び第3の複合8ビッ
    トワード列データの夫々に8ビット/10ビット変換を
    施し、上記8ビットワード同期データに基づいて得られ
    る予め設定されたコードを有する10ビットワード同期
    データを含んだ、上記付加ワードデータグループに基づ
    く部分を有する第1,第2及び第3の複合10ビットワ
    ード列データを得るとともに、該第1,第2及び第3の
    複合10ビットワード列データを夫々第1,第2及び第
    3のシリアルデータに変換し、該第1,第2及び第3の
    シリアルデータの夫々を伝送すべく送出するデータ伝送
    方法。
  10. 【請求項10】第1の分割ビットワード列データ,第2
    の分割ビットワード列データ及び合成ビットワード列デ
    ータの夫々に、付加ワードデータグループの挿入に先立
    っての伝送速度変換を施すことを特徴とする請求項9記
    載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】付加ワードデータグループを、8ビット
    ワード同期データを含む部分が2回以上繰り返されるも
    のに選定することを特徴とする請求項9または10記載
    のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】第1,第2及び第3の分割ビットワード
    列データを、夫々8ビットワード列データ,8ビットワ
    ード列データ及び4ビットワード列データとなすことを
    特徴とする請求項9,10または11記載のデータ伝送
    方法。
  13. 【請求項13】ディジタル映像信号を形成する第1及び
    第2のディジタル情報データに夫々基づく第1及び第2
    の8ビットワード列データを得るとともに、該第1及び
    第2の8ビットワード列データの夫々に、所定のワード
    間隔を置いて、予め設定されたコードを有する8ビット
    ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループを
    挿入することにより、第1及び第2の複合8ビットワー
    ド列データを形成する第1及び第2の複合8ビットワー
    ド列データ形成手段と、 上記第1及び第2の複合8ビットワード列データの夫々
    に8ビット/10ビット変換を施し、上記8ビットワー
    ド同期データに基づいて得られる予め設定されたコード
    を有する10ビットワード同期データを含んだ、上記付
    加ワードデータグループに基づく部分を有する第1及び
    第2の複合10ビットワード列データを得るとともに、
    該第1及び第2の複合10ビットワード列データを夫々
    第1及び第2のシリアルデータに変換する、第1及び第
    2の8ビット/10ビット変換手段を内蔵したパラレル
    /シリアル変換手段と、 該第1及び第2の8ビット/10ビット変換手段を内蔵
    したパラレル/シリアル変換手段から得られる第1及び
    第2のシリアルデータの夫々を伝送すべく送出する送信
    手段と、を備えて構成されるデータ伝送装置。
  14. 【請求項14】第1及び第2の複合8ビットワード列デ
    ータ形成手段が、夫々、第1及び第2の8ビットワード
    列データに、付加ワードデータグループの挿入に先立っ
    ての伝送速度変換を施すことを特徴とする請求項13記
    載のデータ伝送装置。
  15. 【請求項15】ディジタル映像信号についてのビット分
    割処理を行って第1,第2及び第3の分割ビットワード
    列データを得るビット分割手段と、 上記第1の分割ビットワード列データ,第2の分割ビッ
    トワード列データ、及び、第3の分割ビットワード列デ
    ータに所定のビットワードデータが付加されて得られる
    合成ビットワード列データの夫々に、所定のワード間隔
    を置いて、予め設定されたコードを有する8ビットワー
    ド同期データを含んだ付加ワードデータグループを挿入
    することにより、第1,第2及び第3の複合8ビットワ
    ード列データを形成する第1,第2及び第3の複合8ビ
    ットワード列データ形成手段と、 上記第1,第2及び第3の複合8ビットワード列データ
    の夫々に8ビット/10ビット変換を施し、上記8ビッ
    トワード同期データに基づいて得られる予め設定された
    コードを有する10ビットワード同期データを含んだ、
    上記付加ワードデータグループに基づく部分を有する第
    1,第2及び第3の複合10ビットワード列データを得
    るとともに、該第1,第2及び第3の複合10ビットワ
    ード列データを夫々第1,第2及び第3のシリアルデー
    タに変換する、第1,第2及び第3の8ビット/10ビ
    ット変換手段を内蔵したパラレル/シリアル変換手段
    と、 該第1,第2及び第3の8ビット/10ビット変換手段
    を内蔵したパラレル/シリアル変換手段から夫々得られ
    る第1,第2及び第3のシリアルデータの夫々を伝送す
    べく送出する送信手段と、を備えて構成されるデータ伝
    送装置。
  16. 【請求項16】第1,第2及び第3の複合8ビットワー
    ド列データ形成手段が、夫々、第1の分割ビットワード
    列データ,第2の分割ビットワード列データ、及び、第
    3の分割ビットワード列データに所定のビットワードデ
    ータが付加されて得られる合成ビットワード列データの
    夫々に、付加ワードデータグループの挿入に先立っての
    伝送速度変換を施すことを特徴とする請求項15記載の
    データ伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010519836A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシー シリアル・ストリームにおける堅牢な制御及び描写方法

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JP2010519836A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシー シリアル・ストリームにおける堅牢な制御及び描写方法

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