JP2001268035A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2001268035A
JP2001268035A JP2000079577A JP2000079577A JP2001268035A JP 2001268035 A JP2001268035 A JP 2001268035A JP 2000079577 A JP2000079577 A JP 2000079577A JP 2000079577 A JP2000079577 A JP 2000079577A JP 2001268035 A JP2001268035 A JP 2001268035A
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JP2000079577A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送されるべきデータに基づく8B/10B変
換及びワード同期データの挿入が行われたワード列デー
タが、シリアルデータに変換されて送出される伝送方式
をもって、複数種のディジタル映像信号のいずれをも、
それを的確に判別したもとで、適切な伝送速度のもとで
適正に伝送することができるものとする。 【解決手段】入力ディジタル映像信号のクロック周波数
を判別して判別出力信号を発生させ、入力ディジタル映
像信号に8B/10B変換処理を施して10ビットワー
ド列データを形成するとともに、それに所定のワード間
隔を置いて予め設定されたコードを有するワード同期デ
ータを含んだ付加ワードデータグループを挿入する処理
を、判別出力信号に対応する態様をもって行うことによ
り、伝送速度を判別出力信号に応じたものとする複合1
0ビットワード列データを得、それをシリアルデータに
変換して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、入力ディジタル映像信号に8ビット/1
0ビット変換を施してワード列データを形成するととも
に、それにワード同期データの挿入を行って、所定の伝
送速度を有した伝送用ワード列データを得、その伝送用
ワード列データをシリアルデータに変換して伝送すべく
送出するデータ伝送方法及びその実施に供されるデータ
伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
情報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分
野においては、ディジタルデータをシリアルデータと
し、そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それ
を同軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用
いられて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、
あるいは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そ
のシリアルデータを光信号に変換して、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送
するシステム等が提案されている。
【0003】斯かるディジタルデータ伝送システムの一
つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibre Ch
annel System) と称されるものが知られている。このフ
ァイバーチャンネル・システムの如くのディジタルデー
タ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータは、
送信側において、例えば、8ビット毎に10ビットへの
変換が行われ、その変換が予め用意された変換テーブル
に従うものとされる、8ビット/10ビット変換(8B
/10B変換)処理が施されるとともに、10ビットワ
ード列データ等のワード列データを形成するものとされ
る。そして、実際に伝送されるのは、8B/10B変換
処理が行われて形成される10ビットワード列データ等
のワード列データに、さらにパラレルデータをシリアル
データに変換するパラレル/シリアル変換(P/S変
換)処理が施されて得られるシリアルデータとされる。
【0004】これに対して、受信側においては、受信さ
れたシリアルデータに、シリアルデータをパラレルデー
タに変換するシリアル/パラレル変換(S/P変換)処
理が施されて、10ビットワード列データ等のワード列
データが形成され、そのワード列データに、10ビット
毎に8ビットへの変換が行われ、その変換が予め用意さ
れた変換テーブルに従うものとされる、10ビット/8
ビット変換(10B/8B変換)処理が施される。そし
て、10B/8B変換処理が行われて形成されるワード
列データから、元のディジタル映像信号が再生される。
【0005】このような伝送されるべきディジタルデー
タに8B/10B変換が施されて行われるデータ伝送
は、良好な伝送品質をもたらすものとして認識されてい
る。
【0006】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、例え
ば、10ビットワード列データとして伝送されるディジ
タルデータは、その一例を挙げると、図18に示される
如くの、“フレーム”と称される最小の独立したパケッ
トが形成されるデータフォーマットに従うものとされ
る。図18に示される“フレーム”にあっては、全体が
2148バイトで構成されており、その内容は、4バイ
ト構成のフレームスタート部分,24バイト構成のフレ
ームヘッダ部分,64バイト構成のオプショナルヘッダ
部分,2048バイト構成のペイロード部分,4バイト
構成のエラーチェック部分及び4バイト構成のフレーム
エンド部分が順次連なるものとなっている。
【0007】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
例えば、10ビットワード列データが伝送されるにあた
っては、送信側において、ペイロード部分に最大で20
48バイトの10ビットワード列データを格納した“フ
レーム”が多数形成され、それらが順次送出され、受信
側においては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々
におけるペイロード部分から、10ビットワード列デー
タを取り出す。
【0008】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードの夫々は、それを構成する
10ビットが、“1”の数が“0”の数より多いもの,
“0”の数が“1”の数より多いもの、もしくは、
“1”の数と“0”の数とが等しいものとなる。斯かる
“1”及び“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたっ
て、例えば、ランニング・ディスパリティ(Running Di
sparity : RD)という考え方が導入されており、
“1”の数が“0”の数より多いとき、ランニング・デ
ィスパリティ(RD)が正であると言い、また、“0”
の数が“1”の数より多いとき、RDが負であると言
い、さらに、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、
RDがニュートラルであると言う。そして、“1”の数
が“0”の数より多いワードデータはRDを正とするワ
ードデータ,“0”の数が“1”の数より多いワードデ
ータはRDを負とするワードデータ,“1”の数と
“0”の数とが等しいワードデータはRDをニュートラ
ルとするワードデータ(ニュートラル・ワードデータ)
と称される。
【0009】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において受信
されたシリアルデータに10ビットワード列データを得
べく施されるS/P変換処理、さらには、S/P変換処
理により得られる10ビットワード列データについて行
われる10B/8B変換等にあたり、10ビット構成の
各ワードデータを的確に把握することが要され、そのた
め、送信側において、シリアルデータとされて伝送され
る10ビットワード列データが、ワード同期データの挿
入が適宜なされたものとされる。このワード同期データ
は、10ビット構成のワードデータではあるが、情報伝
達を行う10ビット構成のワードデータとしては用いら
れない特定のコードを有するものとされる。そして、ワ
ード同期データは、挿入されるに際して、直前のワード
データがRDを負とするものであるとき、RDを正とす
るものとされ、また、直前のワードデータがRDを正と
するものであるとき、RDを負とするものとされる。
【0010】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビット構
成のワードデータDS10とされる。図19は、K2
8.5というコードネームで呼ばれる10ビット構成の
ワードデータDS10を示し、このワードデータDS1
0は、その直前に配されたワードデータによるRDであ
るCRDが負(−)であるとき、RDを正とする“00
1111 1010”とされ、また、直前に配されたワ
ードデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする“110000 0101”とされ
る(以後、“001111 1010”を+K28.5
と言い、また、“110000 0101”を−K2
8.5と言う)。
【0011】一方、映像信号の分野においては、その伝
送に関連して伝達情報の多様化及び再生画像の高品質化
を実現する観点等から、映像信号のディジタル伝送化が
図られている。そして、映像信号のディジタル伝送化の
ための規格化されたディジタル映像信号が提案されてお
り、例えば、4:2:2コンポーネントディジタル映像
信号(D1信号),4fscコンポジットディジタル映
像信号(D2信号),アスペクト比を16:9とする画
像画面についての再生を各実フレーム画面当たりのライ
ン数を483とするもとで行えるようにすべく規格化さ
れたディジタル映像信号(480P信号)等が知られて
いる。これらD1信号,D2信号,480P信号等は、
例えば、映像信号における輝度信号成分をあらわす10
ビットワード列データとされたYデータ系列と、映像信
号における色差信号成分をあらわす10ビットワード列
データとされたCB /CR データ系列とに、ワード多重
処理が施されるとともに、その結果得られるワード多重
データ系列のうちの所定の部分が、タイミング基準コー
ドデータ(SAV:Start of Active Video 及びEA
V:End of Active Video)により置換されて得られるも
のとされる。SAV及びEAVは、ワード同期データの
役割を果たす。
【0012】例えば、D1信号を構成するデータ系列
は、10ビットワード列データの形式をとり、例えば、
図20に示される如くのデータフォーマットに従うもの
とされる。図20には、D1信号における各ライン期間
中のラインブランキング期間及びその前後における映像
データ期間の一部に対応する部分が示されている。斯か
る部分においては、各映像データ期間に対応する部分の
直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3F
F,000,000,XYZ)から成るタイミング基準
コードデータであるSAVが配されるとともに、各映像
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF,000,000,XY
Z)から成るタイミング基準コードデータであるEAV
が配される。3FF及び000は16進表示された固定
値情報であり、XYZは16進表示された可変値情報で
あって、フィールドの識別,フィールドブランキング期
間の識別、及び、SAV及びEAVの識別を示す。
【0013】斯かる図20に示される如くの10ビット
ワード列データを形成するD1信号は、伝送されるに際
しては、P/S変換処理によりシリアルデータに変換さ
れて送出される。そして、受信側においては、受信され
たシリアルデータ中のSAVもしくはEAVに基づく部
分が検出され、それによるワード同期がとられるもとで
S/P変換処理が施されて、D1信号が再生される。
【0014】また、画像情報をあらわすディジタルデー
タ、即ち、ディジタル画像情報データは、通常、データ
量が膨大なものとなるので、例えば、その伝送,記録等
が行われるにあたっては、データの品質を実質的に低下
させることなくデータ量を低減させることができるデー
タ圧縮が施されたものとされることが望まれる。それゆ
え、ディジタル画像情報データについて、そのデータ量
を低減させるためのデータ圧縮技術の研究開発が種々行
われてきているが、それらの成果の一つとして、画像情
報、特に、動画情報をあらわすディジタルデータである
ディジタル画像情報データについてのデータ圧縮に関し
て、それを実施する手法として、国際標準化団体のもと
における技術委員会の傘下の作業部会であるMPEG
(Moving Picture Experts Group) によって検討され、
規格として承認された、MPEGと称される標準方式が
提案されている。
【0015】このMPEGと称される標準方式にあって
は、ディジタル画像情報データに高能率符号化によるデ
ータ圧縮が施されることになるが、ディジタル画像情報
データについてのMPEGに従った高能率符号化による
データ圧縮が行われる場合には、極めて高い圧縮率のデ
ータ圧縮を実現でき、しかも、データ圧縮が施されたデ
ィジタル画像情報データに基づいて再生される画像を高
品質なものとすることができる利点が得られる。従っ
て、ディジタル・ビデオカメラ,ディジタル・ビデオテ
ープレコーダ等の業務用あるいは家庭用電子機器の分野
において、MPEGに従った高能率符号化によるデータ
圧縮が施されたディジタル画像情報データ(MPEG画
像情報データ)を取り扱うものが増加していく傾向にあ
る。MPEG画像情報データは、一般に、8ビットワー
ド列データを形成するものとされる。
【0016】このようなMPEG画像情報データの如く
の圧縮されたディジタル映像信号データ、さらには、そ
れに音声データが加えられて成る圧縮されたディジタル
映像及び音声信号データを、シリアルデータとして伝送
路を通じて伝送するにあたって用いられるべく開発され
たインターフェースとして、SDTI(Serial DataTra
nsport Interface)と称されるものが提案されている。
このSDTIは、米国のSMPTE(Society of Motio
n Picture and Television Engineers:映画テレビジョ
ン技術者協会) により“SMPTE 305M”をもっ
て規格化されている。
【0017】SDTIのもとにおける信号フォーマット
(SDTI信号フォーマット)は、例えば、図21及び
図22に示される如くとされる。
【0018】図21は、シリアル化されたときのビット
伝送レートを270MbpsとするもとでのSDTI信
号フォーマットにおける1ライン期間分を示し、1ワー
ドが10ビットで構成される10ビットワード列データ
を形成している。そして、斯かる1ライン期間分が、例
えば、525個連なって成る525ライン期間分によっ
て1フレーム期間分が形成される。
【0019】図21に示される1ライン期間分にあって
は、タイミング基準コードデータ:EAV(End of Acti
ve Video) で始まり、それに補助データ (Ancillary Da
ta)部及びタイミング基準コードデータ:SAV(Start
of Active Video) が続き、さらに、それにペイロード
(Payload) 部が続く。EAV及びSAVの夫々は、同じ
ワード構成をとり、各々が10ビット構成とされる4ワ
ード(3FF,000,000,XYZ)が順次配列さ
れて成る。補助データ部には、ヘッダーデータが含まれ
る。そして、ペイロード部には、ユーザーデータと誤り
検出符号:CRCとが配される。
【0020】また、図22は、シリアル化されたときの
ビット伝送レートを143MbpsとするもとでのSD
TI信号フォーマットにおける1ライン期間分を示し、
1ワードが10ビットで構成される10ビットワード列
データを形成している。そして、斯かる1ライン期間分
が、例えば、525個連なって成る525ライン期間分
によって1フレーム期間分が形成される。
【0021】図22に示される1ライン期間分にあって
は、タイミング基準コードデータ:TRS−IDで始ま
り、それに補助データ (Ancillary Data) 部が続き、さ
らに、それにペイロード(Payload) 部が続く。TRS−
IDは、各々が10ビット構成とされる5ワード(3F
F,000,000,000,XYZ)が順次配列され
て成る。補助データ部には、ヘッダーデータが含まれ
る。そして、ペイロード部には、ユーザーデータと誤り
検出符号:CRCとが配される。
【0022】そして、圧縮されたディジタル映像信号デ
ータもしくは映像及び音声信号データの伝送に用いられ
るSDTI信号フォーマットに従って形成されたディジ
タル信号(SDTI信号)も、パラレルデータからシリ
アルデータに変換され、電気信号あるいは光信号とされ
る伝送信号の形で伝送される。
【0023】上述の如くのD1信号,D2信号,SDT
I信号,480P信号等のディジタル映像信号の伝送に
ついても、送信側において、伝送されるべきディジタル
映像信号を形成するデータに対する8B/10B変換及
びワード同期データの付加が行われて、伝送されるべき
データに基づく、8B/10B変換が施されるとともに
ワード同期データを含むものとされたワード列データが
形成され、そのワード列データがシリアルデータに変換
されて送出される伝送方式、をもって行われるようにさ
れることが、例えば、送受信回路を構成するにあたって
既存の集積回路素子(IC素子)等を有効に利用できる
観点から望まれるところとなる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、伝送さ
れるべきディジタル映像信号を形成するデータに対する
8B/10B変換及びワード同期データの付加が行われ
て、伝送されるべきデータに基づく、8B/10B変換
が施されるとともにワード同期データを含むものとされ
たワード列データが形成され、そのワード列データがシ
リアルデータに変換されて送出される伝送方式をもって
の、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のディジタル映像信号の伝送が望まれるもとにあっ
て、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のいずれが伝送されるべきものとされる場合において
も、その伝送されるべきディジタル映像信号を形成する
データを的確に判別して、適切な伝送速度をもって適正
に伝送できることになれば、同一の伝送システムによっ
てD1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号等
のディジタル映像信号のいずれをも伝送することがで
き、極めて便利であって、D1信号,D2信号,SDT
I信号,480P信号等のディジタル映像信号の利用範
囲の拡大を図れることになる。そして、D1信号,D2
信号,SDTI信号,480P信号等のディジタル映像
信号の利用範囲の拡大は、例えば、業務用あるいは家庭
用電子機器の分野における技術の更なる発展をもたらす
ことになる。
【0025】しかしながら、従来にあっては、伝送され
るべきディジタル映像信号を形成するデータに対する8
B/10B変換及びワード同期データの付加が行われ
て、伝送されるべきデータに基づく、8B/10B変換
が施されるとともにワード同期データを含むものとされ
たワード列データが形成され、そのワード列データがシ
リアルデータに変換されて送出される伝送方式をもっ
て、ディジタル映像信号を伝送するにあたり、D1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のディジ
タル映像信号のいずれが伝送されるべきものとされる場
合にあっても、その伝送されるディジタル映像信号を形
成するデータを的確に判別して、適切な伝送速度もって
適正に伝送できることになる伝送システムを実現させた
具体例は見当たらない。また、このようにしてD1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のディジ
タル映像信号のいずれを形成するデータをも、適切な伝
送速度もって適切に伝送することができる伝送システム
に関する技術について記載された文献等も見出せない。
【0026】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきディジタル映像信号
を形成するデータに対する8B/10B変換及びワード
同期データの付加が行われて、伝送されるべきデータに
基づく、8B/10B変換が施されるとともにワード同
期データを含むものとされたワード列データが形成さ
れ、そのワード列データがシリアルデータに変換されて
送出される伝送方式をもって、ディジタル映像信号を伝
送するにあたり、D1信号,D2信号,SDTI信号,
480P信号等のディジタル映像信号のいずれが伝送さ
れるべきものとされる場合にあっても、その伝送される
べきディジタル映像信号を形成するデータを的確に判別
して、適切な伝送速度をもって適正に伝送することがで
きるデータ伝送方法、及び、その実施に供されるデータ
伝送装置を提供する。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項11までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法は、入力されるディジタ
ル映像信号のクロック周波数を判別して、判別されたク
ロック周波数に応じた判別出力信号を得、入力されるデ
ィジタル映像信号に対して8ビット毎に10ビットへの
変換が行われる変換処理を施して、当該ディジタル映像
信号に基づく第1のワード列データを得るとともに、そ
の第1のワード列データに所定のワード間隔を置いて予
め設定されたコードを有するワード同期データを含んだ
付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別出力
信号に対応する態様をもって行うことにより、伝送速度
を判別出力信号に応じたものとする第2のワード列デー
タを形成し、伝送速度を判別出力信号に応じたものとす
る付加ワードデータグループが挿入された第2のワード
列データをシリアルデータに変換して、そのシリアルデ
ータを伝送すべく送出するものとされる。
【0028】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項2に記載された発明に係るデータ伝送方法は、ディジ
タル映像信号に対して8B/10B変換処理を施して第
1のワード列データを得るとともに、第1のワード列デ
ータに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判
別出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、付加
ワードデータグループを挿入する第1のワード列データ
における所定のワード間隔を、判別出力信号に応じて選
択するものとされる。
【0029】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項3に記載された発明に係るデータ伝送方法は、
ディジタル映像信号に対して8B/10B変換処理を施
して第1のワード列データを得るとともに、第1のワー
ド列データに付加ワードデータグループを挿入する処理
を、判別出力信号に対応する態様をもって行うにあた
り、付加ワードデータグループを、伝送速度を異にする
複数の付加ワードデータグループのうちから判別出力信
号に対応するものとして選択するものとされる。
【0030】一方、本願の特許請求の範囲における請求
項12から請求項14までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置は、入力されるディジタル映像信
号のクロック周波数を判別して、判別されたクロック周
波数に応じた判別出力信号を得るクロック周波数判別手
段と、入力されるディジタル映像信号に対して8ビット
毎に10ビットへの変換が行われる変換処理を施して、
当該ディジタル映像信号に基づく第1のワード列データ
を得るとともに、その第1のワード列データに所定のワ
ード間隔を置いて予め設定されたコードを有するワード
同期データを含んだ付加ワードデータグループを挿入す
る処理を、判別出力信号に対応する態様をもって行うこ
とにより、伝送速度を判別出力信号に応じたものとする
第2のワード列データを形成する複合ワード列データ形
成手段と、複合ワード列データ形成手段から得られる、
伝送速度を判別出力信号に応じたものとする付加ワード
データグループが挿入された第2のワード列データを、
シリアルデータに変換して、そのシリアルデータを伝送
すべく送出するデータ送出手段と、を備えて構成され
る。
【0031】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項13に記載された発明に係るデータ伝送装置は、複合
ワード列データ形成手段が、ディジタル映像信号に対し
て8B/10B変換処理を施して第1のワード列データ
を得るとともに、第1のワード列データに付加ワードデ
ータグループを挿入する処理を、判別出力信号に対応す
る態様をもって行うにあたり、付加ワードデータグルー
プを挿入する第1のワード列データにおける所定のワー
ド間隔を、判別出力信号に応じて選択するものとされ
て、構成される。
【0032】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項14に記載された発明に係るデータ伝送装置
は、複合ワード列データ形成手段が、ディジタル映像信
号に対して8B/10B変換処理を施して第1のワード
列データを得るとともに、第1のワード列データに付加
ワードデータグループを挿入する処理を、判別出力信号
に対応する態様をもって行うにあたり、付加ワードデー
タグループを、伝送速度を異にする複数の付加ワードデ
ータグループのうちから判別出力信号に対応するものと
して選択するものとされて、構成される。
【0033】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項11までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範
囲における請求項12から請求項14までのいずれかに
記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、入力
されるディジタル映像信号についての、例えば、D1信
号,D2信号,SDTI信号,480P信号等のいずれ
であるかの判別が、そのディジタル映像信号のクロック
周波数が判別されることによって的確に行われ、その判
別結果に応じた判別出力信号が得られる。そして、例え
ば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信号
等のいずれかであるディジタル映像信号を形成するデー
タに8B/10B変換処理を施して第1のワード列デー
タを得るとともに、第1のワード列データに付加ワード
データグループを挿入する処理が、判別出力信号に対応
する態様をもって適正に行われて、伝送速度を判別出力
信号に応じたものとする第2のワード列データが形成さ
れる。
【0034】こうして得られる第2のワード列データ
は、例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,48
0P信号等のいずれかである、入力されるディジタル映
像信号に基づくものであるが、その伝送速度が、判別出
力信号に応じたものとされることにより、入力されるデ
ィジタル映像信号、即ち、例えば、D1信号,D2信
号,SDTI信号,480P信号等のいずれかに適した
ものとされる。そして、伝送速度を入力されるディジタ
ル映像信号に適したものとする第2のワード列データ
は、シリアルデータに変換されて送出されるが、それに
は、予め設定されたコードを有するワード同期データが
含まれていることになる。斯かる予め設定されたコード
を有するワード同期データは、例えば、RDを正とする
ワードデータDS10である+K28.5、もしくは、
RDを負とするワードデータDS10である−K28.
5とされる。
【0035】このような、シリアルデータに変換されて
送出される第2のワード列データは、受信側において、
予め設定されたコードを有するワード同期データが、例
えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信
号等のうちのいずれかとされるディジタル映像信号を再
生するための処理に必要とされるワード同期データとし
て、適正に検出されることになるものとされる。また、
第2のワード列データに含まれる、ワード同期データ以
外のワード列データは、8B/10B変換処理を経て得
られるものとされることにより、良好な伝送品質をもた
らすことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な
伝送品質が得られるもとで受信される第2のワード列デ
ータに基づく、例えば、D1信号,D2信号,SDTI
信号,480P信号等のうちのいずれかとされるディジ
タル映像信号の再生のための処理に必要とされるデータ
同期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0036】上述よりして、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項1から請求項11までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請
求の範囲における請求項12から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送装置によれば、
伝送されるべきデータに対する8B/10B変換及びワ
ード同期データの付加が行われて、伝送されるべきデー
タに基づく、8B/10B変換が施されるとともにワー
ド同期データを含むものとされたワード列データが形成
され、そのワード列データがシリアルデータに変換され
て送出される伝送方式をもって、ディジタル映像信号を
伝送するにあたり、D1信号,D2信号,SDTI信
号,480P信号等のディジタル映像信号のいずれが伝
送されるべきものとされる場合にあっても、その伝送さ
れるべきディジタル映像信号を形成するデータを的確に
判別して、それを良好な伝送品質が得られるもとで、適
切な伝送速度もって適正に伝送することができることに
なる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項6まで及び請求項9から請求
項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝
送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項12から請求項14までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0038】図1に示される例にあっては、例えば、D
1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号DT
Iもしくは480P信号DVPとされるディジタル映像
信号が、複合ワード列データ形成部11に供給される。
【0039】D1信号DVD1は、それを形成するデー
タが、例えば、図20に示される如くのデータ系列の態
様をとる10ビットワード列データであって、ワード伝
送レートを、例えば、27MBpsとするものとされ、
従って、D1信号DVD1のワードクロック信号の周波
数(クロック周波数)は、例えば、27MHzである。
D2信号DVD2は、それを形成するデータが、D1信
号DVD1を形成するデータと同様のデータ系列の態様
をとる10ビットワード列データであって、ワード伝送
レートを、例えば、14.3MBpsとするものとさ
れ、従って、D2信号DVD2のクロック周波数は、例
えば、14.3MHzである。SDTI信号DTIは、
それを形成するデータが、例えば、図21もしくは図2
2に示される如くのデータ系列の態様をとる10ビット
ワード列データであって、ビット伝送レートを、例え
ば、270Mbpsもしくは143Mbpsとするもの
とされ、従って、SDTI信号DTIのクロック周波数
(ワードクロック信号の周波数)は、例えば、27MH
zsもしくは14.3MHzである。さらに、480P
信号DVPは、それを形成するデータが、D1信号DV
D1を形成するデータと同様のデータ系列の態様をとる
10ビットワード列データであって、ワード伝送レート
を、例えば、54MBpsとするものとされ、従って、
480P信号DVPのクロック周波数は、例えば、54
MHzである。
【0040】また、複合ワード列データ形成部11に供
給される、例えば、D1信号DVD1,D2信号DVD
2,SDTI信号DTI及び480P信号DVPのうち
のいずれかとされるディジタル映像信号のワードクロッ
ク信号CXが、複合ワード列データ形成部11及びクロ
ック周波数判別部12の夫々に供給される。クロック周
波数判別部12は、供給されるワードクロック信号CX
の周波数を検出し、検出された周波数に基づいて、ワー
ドクロック信号CXが、D1信号DVD1,D2信号D
VD2,SDTI信号DTI及び480P信号DVPの
うちのいずれのものであるかを判別する。
【0041】即ち、検出された周波数が27MHzであ
れば、ワードクロック信号CXは、D1信号DVD1も
しくはビット伝送レートを270MbpsとするSDT
I信号DTIのものであり、検出された周波数が14.
3MHzであれば、ワードクロック信号CXは、D2信
号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbps
とするSDTI信号DTIのものであり、検出された周
波数が54MHzであれば、ワードクロック信号CX
は、480P信号DVPのものである、というように判
別する。そして、クロック周波数判別部12は、その判
別結果に応じた判別出力信号SCDを発生して、それを
複合ワード列データ形成部11に供給する。
【0042】クロック周波数判別部12における判別の
結果、ワードクロック信号CXがD1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIのものである場合には、判別出力信号SCD
は、複合ワード列データ形成部11にD1信号DVD1
もしくはビット伝送レートを270MbpsとするSD
TI信号DTIが供給されていることを示し、ワードク
ロック信号CXがD2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIのも
のである場合には、判別出力信号SCDは、複合ワード
列データ形成部11にD2信号DVD2もしくはビット
伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示し、さらに、ワードクロック
信号CXが480P信号DVPのものである場合には、
判別出力信号SCDは、複合ワード列データ形成部11
に480P信号DVPが供給されていることを示す。
【0043】複合ワード列データ形成部11には、その
複合ワード列データ形成部11に供給される、D1信号
DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号DTI及び
480P信号DVPのいずれかのライン期間及びフィー
ルド期間に夫々同期した水平同期信号SH及び垂直同期
信号SVも供給される。
【0044】複合ワード列データ形成部11において
は、D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信
号DTIもしくは480P信号DVPが、8B/10B
変換部13に供給される。8B/10B変換部13に
は、水平同期信号SH,垂直同期信号SV、及び、クロ
ック周波数判別部12からの判別出力信号SCDも供給
される。
【0045】そして、8B/10B変換部13において
は、水平同期信号SH及び垂直同期信号SVを用いたも
とで、10ビットワード列データとされて各ワードを形
成する10ビットずつが順次到来するD1信号DVD
1,D2信号DVD2,SDTI信号DTIもしくは4
80P信号DVPに対して、判別出力信号SCDに応
じ、所定の期間分ずつ、例えば、それに含まれるEAV
の先頭を基準点として、8ビットずつ10ビットに順次
変換していく8B/10B変換処理を施し、それによ
り、10ビットワードデータを逐次形成していく。そし
て、斯かる10ビットワードデータが連なって形成され
る10ビットワード列データDX(10)を得る。
【0046】斯かる際、8B/10B変換部13は、ク
ロック周波数判別部12からの判別出力信号SCDが、
複合ワード列データ形成部11にD1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIが供給されていることを示すとき、供給され
るD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270
MbpsとするSDTI信号DTIに対して、例えば、
5ライン期間分ずつ、それに含まれるEAVの先頭を基
準点として8B/10B変換処理を施す。それにより、
例えば、図2のAにおいてD/0〜D/9,D/10〜
D/19,D/20〜D/29,D/30〜D/39,
・・・・・(D/0,・・・・・,D/39,・・・・
は各ビットデータをあらわす)の夫々としてあらわされ
る如くの、10ビットワードデータを逐次形成してい
き、それらが連なって形成され、ワード伝送レートを2
7MBps×10/8=33.75MBpsとする10
ビットワード列データDX(10)を得る。
【0047】また、8B/10B変換部13は、クロッ
ク周波数判別部12からの判別出力信号SCDが、複合
ワード列データ形成部11にD2信号DVD2もしくは
ビット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号
DTIが供給されていることを示すとき、供給されるD
2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mb
psとするSDTI信号DTIに対して、例えば、10
ライン期間分ずつ、それに含まれるEAVの先頭を基準
点として8B/10B変換処理を施す。それにより、例
えば、図2のAにおいてD/0〜D/9,D/10〜D
/19,D/20〜D/29,D/30〜D/39,・
・・・・の夫々としてあらわされる如くの、10ビット
ワードデータを逐次形成していき、それらが連なって形
成され、ワード伝送レートを14.3MBps×10/
8=17.875MBpsする10ビットワード列デー
タDX(10)を得る。
【0048】さらに、8B/10B変換部13は、クロ
ック周波数判別部12からの判別出力信号SCDが、複
合ワード列データ形成部11に480P信号DVPが供
給されていることを示すとき、供給される480P信号
DVPに対して、例えば、5ライン期間分ずつ、それに
含まれるEAVの先頭を基準点として8B/10B変換
処理を施す。それにより、例えば、図2のAにおいてD
/0〜D/9,D/10〜D/19,D/20〜D/2
9,D/30〜D/39,・・・・・の夫々としてあら
わされる如くの、10ビットワードデータを逐次形成し
ていき、それらが連なって形成され、ワード伝送レート
を54MBps×10/8=67.5MBpsする10
ビットワード列データDX(10)を得る。
【0049】そして、8B/10B変換部13は、この
ようにしてワード伝送レートを33.75MBps,1
7.875MBpsもしくは67.5MBpsとする1
0ビットワード列データDX(10)を得るにあたり、
D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号D
TIもしくは480P信号DVPに対しての8B/10
B変換処理により形成される各10ビットワードデータ
を、RDの初期値を正(+)(もしくは負(−))とす
るものとなし、得られたD1信号DVD1,D2信号D
VD2,SDTI信号DTIもしくは480P信号DV
Pに基づく10ビットワード列データDX(10)を、
速度変換・同期データ挿入部14に供給する。なお、図
2における矢印tは、経過時間をあらわす。
【0050】また、複合ワード列データ形成部11に
は、付加ワードデータグループDWAPを送出するワー
ドデータ送出部15,付加ワードデータグループDWB
Pを送出するワードデータ送出部16,付加ワードデー
タグループDWCPを送出するワードデータ送出部1
7,付加ワードデータグループDWANを送出するワー
ドデータ送出部19,付加ワードデータグループDWB
Nを送出するワードデータ送出部20、及び、付加ワー
ドデータグループDWCNを送出するワードデータ送出
部21が備えられている。これらのワードデータ送出部
15,16,17,19,20及び21の夫々には、ク
ロック周波数判別部12からの判別出力信号SCDが供
給される。
【0051】そして、判別出力信号SCDが、複合ワー
ド列データ形成部11にD1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
Iが供給されていることを示すとき、ワードデータ送出
部15が付加ワードデータグループDWAPを送出する
とともに、ワードデータ送出部19が付加ワードデータ
グループDWANを送出する状態がとられ、また、判別
出力信号SCDが、複合ワード列データ形成部11にD
2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mb
psとするSDTI信号DTIが供給されていることを
示すとき、ワードデータ送出部16が付加ワードデータ
グループDWBPを送出するとともに、ワードデータ送
出部20が付加ワードデータグループDWBNを送出す
る状態がとられ、さらに、判別出力信号SCDが、複合
ワード列データ形成部11に480P信号DVPが供給
されていることを示すとき、ワードデータ送出部17が
付加ワードデータグループDWCPを送出するともに、
ワードデータ送出部21が付加ワードデータグループD
WCNを送出する状態がとられる。付加ワードデータグ
ループDWAP,DWBP及びDWCPは、各々が10
ビットワード同期データを含んだ複数の10ビットワー
ドデータによって構成され、各々のワード伝送レート
を、夫々、例えば、54MBps,28.6MBps及
び108MBpsとする10ビットワード列データとさ
れる。また、付加ワードデータグループDWAN,DW
BN及びDWCNも、各々が10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
され、各々のワード伝送レートを、夫々、例えば、54
MBps,28.6MBps及び108MBpsとする
10ビットワード列データとされる。
【0052】ワードデータ送出部15から送出される付
加ワードデータグループDWAP,ワードデータ送出部
16から送出される付加ワードデータグループDWB
P、もしくは、ワードデータ送出部17から送出される
付加ワードデータグループDWCPは、データ加算部1
8を通じて、速度変換・同期データ挿入部14に供給さ
れる。また、ワードデータ送出部19から送出される付
加ワードデータグループDWAN,ワードデータ送出部
20から送出される付加ワードデータグループDWB
N、もしくは、ワードデータ送出部21から送出される
付加ワードデータグループDWCNは、データ加算部2
2を通じて、速度変換・同期データ挿入部14に供給さ
れる。
【0053】速度変換・同期データ挿入部14には、水
平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロック周波数判
別部12からの判別出力信号SCD、さらには、ワード
クロック信号CXも供給される。そして、速度変換・同
期データ挿入部14は、8B/10B変換部13からの
10ビットワード列データDX(10)に対して、その
ワード伝送レートを33.75MBps,17.875
MBpsもしくは67.5MBpsから、夫々、例え
ば、54MBps,28.6MBpsもしくは108M
Bpsに変換する伝送速度変換を施すとともに、クロッ
ク周波数判別部12からの判別出力信号SCDに応じて
選択される予め設定された所定のワード間隔を置いて、
データ加算部18を通じて供給される付加ワードデータ
グループDWAP,DWBPもしくはDWCP、あるい
は、データ加算部22を通じて供給される付加ワードデ
ータグループDWAN,DWBNもしくはDWCNを挿
入する処理を行う。それにより、例えば、図2のBに示
される如くに、付加ワードデータグループDWAP,D
WBPもしくはDWCP、あるいは、付加ワードデータ
グループDWAN,DWBNもしくはDWCNを含ん
だ、D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信
号DTIもしくは480P信号DVPに基づく、ワード
伝送レートを54MBps,28.6MBpsもしくは
108MBpsとする複合10ビットワード列データD
Z(10)が形成される。
【0054】斯かるもとで、8B/10B変換部13
は、D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信
号DTIもしくは480P信号DVPに8B/10B変
換処理を施して10ビットワード列データDX(10)
を得るにあたり、その10ビットワード列データDX
(10)における、速度変換・同期データ挿入部14に
おいて伝送速度変換が施された後に付加ワードデータグ
ループDWAP,DWBPもしくはDWCP、あるい
は、付加ワードデータグループDWAN,DWBNもし
くはDWCNが挿入される部分の直前に位置することに
なる直前10ビットワードデータが、そのRDを正
(+)とするものか負(−)とするものかをあらわすR
DデータDRDを送出して、そのRDデータDRDを速
度変換・同期データ挿入部14に供給する。
【0055】それにより、速度変換・同期データ挿入部
14は、ワード伝送レートが33.75MBps,1
7.875MBpsもしくは67.5MBpsから54
MBps,28.6MBpsもしくは108MBpsに
変換された10ビットワード列データDX(10)に、
付加ワードデータグループDWAP,DWBPもしくは
DWCP、あるいは、付加ワードデータグループDWA
N,DWBNもしくはDWCNを挿入するにあたり、R
DデータDRDが、直前10ビットワードデータがRD
を負(−)とするものであることをあらわすとき、デー
タ加算部18を通じて供給される付加ワードデータグル
ープDWAP,DWBPもしくはDWCPを挿入し、ま
た、RDデータDRDが、直前10ビットワードデータ
がRDを正(+)とするものであることをあらわすと
き、データ加算部22を通じて供給される付加ワードデ
ータグループDWAN,DWBNもしくはDWCNを挿
入する。
【0056】図3は、速度変換・同期データ挿入部14
についての具体構成例を示す。この図3に示される例に
おいては、8B/10B変換部13から得られるワード
伝送レートを33.75MBps,17.875MBp
sもしくは67.5MBpsとする10ビットワード列
データDX(10)が、スイッチ25に供給される。ス
イッチ25には、スイッチ制御信号形成部26からの制
御信号CSAも供給される。
【0057】スイッチ制御信号形成部26には、水平同
期信号SH,垂直同期信号SV,8B/10B変換部1
3からのRDデータDRD、ワードクロック信号CX、
及び、クロック周波数判別部12からの判別出力信号S
CDが供給され、スイッチ制御信号形成部26は、水平
同期信号SH,垂直同期信号SV,RDデータDRD,
ワードクロック信号CX及び判別出力信号SCDに応じ
て、以下のようにして、制御信号CSA,CSB及びC
SCを形成する。
【0058】先ず、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部11にD1信号DVD1もしくはビット
伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示す場合には、D1信号DVD
1もしくはビット伝送レートを270MbpsとするS
DTI信号DTIにおける、例えば、EAVから始まる
5ライン期間分の先頭の時点に同期した制御信号CS
A、及び、ワードクロック信号CXの周期の1/2の整
数倍に相当する期間に同期した制御信号CSBを形成す
る。また、判別出力信号SCDが、複合ワード列データ
形成部11にD2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIが供給さ
れていることを示す場合には、D2信号DVD2もしく
はビット伝送レートを143MbpsとするSDTI信
号DTIにおける、例えば、EAVから始まる10ライ
ン期間分の先頭の時点に同期した制御信号CSA、及
び、ワードクロック信号CXの周期の1/2の整数倍に
相当する期間に同期した制御信号CSBを形成する。さ
らに、判別出力信号SCDが、複合ワード列データ形成
部11に480P信号DVPが供給されていることを示
す場合には、480P信号DVPにおける、例えば、E
AVから始まる5ライン期間分の先頭の時点に同期した
制御信号CSA、及び、ワードクロック信号CXの周期
の1/2の整数倍に相当する期間に同期した制御信号C
SBを形成する。
【0059】上述に加えて、スイッチ制御信号形成部2
6は、それに供給される判別出力信号SCDの内容の如
何にかかわらず、RDデータDRDの内容に応じた制御
信号CSCを形成する。制御信号CSCは、例えば、R
DデータDRDが直前10ビットワードデータがRDを
負(−)とするものであることをあらわすとき高レベル
をとり、RDデータDRDが直前10ビットワードデー
タがRDを正(+)とするものであることをあらわすと
き低レベルをとるものとされる。
【0060】スイッチ25にはメモリ部27とメモリ部
28とが接続されている。そして、スイッチ25は、制
御信号CSAに応じて、D1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
IにおけるEAVから始まる5ライン期間分の先頭の時
点毎の切換え,D2信号DVD2もしくはビット伝送レ
ートを143MbpsとするSDTI信号DTIにおけ
るEAVから始まる10ライン期間分の先頭の時点毎の
切換え、あるいは、480P信号DVPにおけるEAV
から始まる5ライン期間分の先頭の時点毎の切換えを行
う。
【0061】それにより、スイッチ25に供給されるワ
ード伝送レートを33.75MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)が、それにおけるD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン期
間分に対応する部分ずつ、メモリ部27とメモリ部28
とに交互に供給され、ワード伝送レートを33.75M
Bpsとする10ビットワード列データDX(10)に
ついての、メモリ部27とメモリ部28とに対する振分
供給が行われる状態,スイッチ25に供給されるワード
伝送レートを17.875MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)が、それにおけるD2信号D
VD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとす
るSDTI信号DTIのEAVから始まる10ライン期
間分に対応する部分ずつ、メモリ部27とメモリ部28
とに交互に供給され、ワード伝送レートを17.875
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
についての、メモリ部27とメモリ部28とに対する振
分供給が行われる状態、あるいは、ワード伝送レートを
67.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)が、それにおける480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分ずつ、メモリ
部27とメモリ部28とに交互に供給され、ワード伝送
レートを67.5MBpsとする10ビットワード列デ
ータDX(10)についてのメモリ部27とメモリ部2
8とに対する振分供給が行われる状態がとられる。
【0062】また、メモリ部27及び28に関連して、
メモリ制御信号形成部29が設けられており、メモリ制
御信号形成部29には、ワードクロック信号CXが供給
される。そして、メモリ制御信号形成部29は、ワード
クロック信号CXに基づいて、周波数を27MHz×1
0/8=33.75MHzとする書込制御信号QWを発
生する状態(複合ワード列データ形成部11にD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIが供給される場合),周波数を
14.3MHz×10/8=17.875MHzとする
書込制御信号QWを発生する状態(複合ワード列データ
形成部11にD2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIが供給さ
れる場合)、もしくは、周波数を54MHz×10/8
=67.5MHzとする書込制御信号QWを発生する状
態(複合ワード列データ形成部11に480P信号DV
Pが供給される場合)をとる。それとともに、メモリ制
御信号形成部29は、ワードクロック信号CXに基づい
て、周波数を27MHz×2=54MHzとする読出制
御信号QRを発生する状態(複合ワード列データ形成部
11にD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを2
70MbpsとするSDTI信号DTIが供給される場
合),周波数を14.3MHz×2=28.6MHzと
する読出制御信号QRを発生する状態(複合ワード列デ
ータ形成部11にD2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIが供
給される場合)、もしくは、周波数を54MHz×2=
108MHzとする読出制御信号QRを発生する状態
(複合ワード列データ形成部11に480P信号DVP
が供給される場合)をとる。
【0063】そして、メモリ制御信号形成部29は、書
込制御信号QWと読出制御信号QRとをメモリ部27及
び28の両者に供給する。
【0064】それにより、メモリ部27にあっては、複
合ワード列データ形成部11にD1信号DVD1もしく
はビット伝送レートを270MbpsとするSDTI信
号DTIが供給される場合、スイッチ25を通じてワー
ド伝送レートを33.75MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)が供給される期間において、
ワード伝送レートを33.75MBpsとする10ビッ
トワード列データDX(10)の、D1信号DVD1も
しくはビット伝送レートを270MbpsとするSDT
I信号DTIのEAVから始まる5ライン期間分に対応
する部分が、周波数を33.75MHzとする書込制御
信号QWに応じて書き込まれる。また、メモリ部28に
あっても、複合ワード列データ形成部11にD1信号D
VD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsとす
るSDTI信号DTIが供給される場合、スイッチ25
を通じてワード伝送レートを33.75MBpsとする
10ビットワード列データDX(10)が供給される期
間において、ワード伝送レートを33.75MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)の、D1信
号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbps
とするSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン
期間分に対応する部分が、周波数を33.75MHzと
する書込制御信号QWに応じて書き込まれる。
【0065】従って、複合ワード列データ形成部11に
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIが供給される場合に
は、メモリ部27及び28における、ワード伝送レート
を33.75MBpsとする10ビットワード列データ
DX(10)の、D1信号DVD1もしくはビット伝送
レートを270MbpsとするSDTI信号DTIのE
AVから始まる5ライン期間分に対応する部分について
の書込みが、D1信号DVD1もしくはビット伝送レー
トを270MbpsとするSDTI信号DTIのEAV
から始まる5ライン期間分の先頭の時点毎に行われるス
イッチ25の切換えに従って、交互に行われる。
【0066】斯かる際に、メモリ部27及び28の夫々
に書き込まれる、ワード伝送レートを33.75MBp
sとする10ビットワード列データDX(10)の、D
1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mb
psとするSDTI信号DTIのEAVから始まる5ラ
イン期間分に対応する部分のデータ量は、例えば、5
(ライン)×858(サンプル/ライン)×20(ビッ
ト/サンプル)×10/8=107,250ビットとな
る。
【0067】また、メモリ部27にあっては、複合ワー
ド列データ形成部11にD2信号DVD2もしくはビッ
ト伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DT
Iが供給される場合、スイッチ25を通じてワード伝送
レートを17.875MBpsとする10ビットワード
列データDX(10)が供給される期間において、ワー
ド伝送レートを17.875MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)の、D2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTIのEAVから始まる10ライン期間分に対応
する部分が、周波数を17.875MHzとする書込制
御信号QWに応じて書き込まれる。また、メモリ部28
にあっても、複合ワード列データ形成部11にD2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTIが供給される場合、スイッチ2
5を通じてワード伝送レートを17.875MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)が供給され
る期間において、ワード伝送レートを17.875MB
psとする10ビットワード列データDX(10)の、
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIのEAVから始まる1
0ライン期間分に対応する部分が、周波数を17.87
5MHzとする書込制御信号QWに応じて書き込まれ
る。
【0068】従って、複合ワード列データ形成部11に
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIが供給される場合に
は、メモリ部27及び28における、ワード伝送レート
を17.875MBpsとする10ビットワード列デー
タDX(10)の、D2信号DVD2もしくはビット伝
送レートを143MbpsとするSDTI信号DTIの
EAVから始まる10ライン期間分に対応する部分につ
いての書込みが、D2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIのE
AVから始まる10ライン期間分の先頭の時点毎に行わ
れるスイッチ25の切換えに従って、交互に行われる。
【0069】斯かる際に、メモリ部27及び28の夫々
に書き込まれる、ワード伝送レートを17.875MB
psとする10ビットワード列データDX(10)の、
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIのEAVから始まる1
0ライン期間分に対応する部分のデータ量は、例えば、
10(ライン)×910(サンプル/ライン)×10
(ビット/サンプル)×10/8=113,750ビッ
トとなる。
【0070】さらに、メモリ部27にあっては、複合ワ
ード列データ形成部11に480P信号DVPが供給さ
れる場合、スイッチ25を通じてワード伝送レートを6
7.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)が供給される期間において、ワード伝送レート
を67.5MBpsとする10ビットワード列データD
X(10)の、480P信号DVPのEAVから始まる
5ライン期間分に対応する部分が、周波数を67.5M
Hzとする書込制御信号QWに応じて書き込まれる。ま
た、メモリ部28にあっても、複合ワード列データ形成
部11に480P信号DVPが供給される場合、スイッ
チ25を通じてワード伝送レートを67.5MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)が供給され
る期間において、ワード伝送レートを67.5MBps
とする10ビットワード列データDX(10)の、48
0P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分に対
応する部分が、周波数を67.5MHzとする書込制御
信号QWに応じて書き込まれる。
【0071】従って、複合ワード列データ形成部11に
480P信号DVPが供給される場合には、メモリ部2
7及び28における、ワード伝送レートを67.5MB
psとする10ビットワード列データDX(10)の、
480P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分
に対応する部分についての書込みが、480P信号DV
PのEAVから始まる5ライン期間分の先頭の時点毎に
行われるスイッチ25の切換えに従って、交互に行われ
る。
【0072】斯かる際に、メモリ部27及び28の夫々
に書き込まれる、ワード伝送レートを67.5MBps
とする10ビットワード列データDX(10)の、48
0P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分に対
応する部分のデータ量は、例えば、5(ライン)×85
8(サンプル/ライン)×20(ビット/サンプル)×
10/8=107,250ビットとなる。
【0073】メモリ部27に書き込まれた、ワード伝送
レートを33.75MBpsとする10ビットワード列
データDX(10)の、D1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
IのEAVから始まる5ライン期間分に対応する部分,
ワード伝送レートを17.875MBpsとする10ビ
ットワード列データDX(10)の、D2信号DVD2
もしくはビット伝送レートを143MbpsとするSD
TI信号DTIのEAVから始まる10ライン期間分に
対応する部分、あるいは、ワード伝送レートを67.5
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
の、480P信号DVPのEAVから始まる5ライン期
間分に対応する部分は、その書込み期間に続くD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン期
間,D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを14
3MbpsとするSDTI信号DTIのEAVから始ま
る10ライン期間、もしくは、480P信号DVPのE
AVから始まる5ライン期間のうちに、周波数を54M
Hz,28.6MHzもしくは108MHzとする読出
制御信号QRに応じて、メモリ部27から10ビットず
つ読み出されて、10ビットワードを順次形成するもの
とされる。それにより、メモリ部27からワード伝送レ
ートを54MBps,28.6MBpsあるいは108
MBpsとする10ビットワード列データDZ'(10)
が得られて、それがスイッチ30に供給される。
【0074】また、メモリ部28に書き込まれた、ワー
ド伝送レートを33.75MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)の、D1信号DVD1もしく
はビット伝送レートを270MbpsとするSDTI信
号DTIのEAVから始まる5ライン期間分に対応する
部分,ワード伝送レートを17.875MBpsとする
10ビットワード列データDX(10)の、D2信号D
VD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとす
るSDTI信号DTIのEAVから始まる10ライン期
間分に対応する部分、あるいは、ワード伝送レートを6
7.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)の、480P信号DVPのEAVから始まる5
ライン期間分に対応する部分も、その書込み期間に続く
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIのEAVから始まる5
ライン期間,D2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIのEAV
から始まる10ライン期間、もしくは、480P信号D
VPのEAVから始まる5ライン期間のうちに、周波数
を54MHz,28.6MHzあるいは108MHzと
する読出制御信号QRに応じて、メモリ部28から10
ビットずつ読み出されて、10ビットワードを順次形成
するものとされる。それにより、メモリ部28からワー
ド伝送レートを54MBps,28.6MBpsもしく
は108MBpsとする10ビットワード列データD
Z'(10)が得られて、それがスイッチ30に供給され
る。
【0075】スイッチ30に関連して、スイッチ31が
設けられている。スイッチ31には、データ加算部18
からの、ワード伝送レートを54MBps,28.6M
Bpsもしくは108MBpsとし、10ビットワード
同期データを含んだ、付加ワードデータグループDWA
P,DWBPもしくはDWCPと、データ加算部22か
らの、ワード伝送レートを54MBps,28.6MB
psもしくは108MBpsとし、10ビットワード同
期データを含んだ付加ワードデータグループDWAN,
DWBNもしくはDWCNとが供給され、さらに、スイ
ッチ制御信号形成部26からの制御信号CSCも供給さ
れる。
【0076】スイッチ31は、制御信号CSCが高レベ
ルをとるとき、即ち、8B/10B変換部13から送出
されるRDデータDRDが、直前10ビットワードデー
タがRDを負(−)とするものであることをあらわすと
き、データ加算部18からの付加ワードデータグループ
DWAP,DWBPもしくはDWCPを取り出して、そ
れをスイッチ30に供給し、また、制御信号CSCが低
レベルをとるとき、即ち、8B/10B変換部13から
送出されるRDデータDRDが、直前10ビットワード
データがRDを正(+)とするものであることをあらわ
すとき、データ加算部22からの付加ワードデータグル
ープDWAN,DWBNもしくはDWCNを取り出し
て、それをスイッチ30に供給する。
【0077】それにより、スイッチ30にあっては、メ
モリ部27及び28の夫々から、D1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIに基づく、ワード伝送レートを33.75M
Bpsとする10ビットワード列データDX(10)
が、ワード伝送レートが54MBpsに変換されて読み
出されることにより、10ビットワード列データDZ'
(10)が得られるとき、制御信号CSCが高レベルを
とる場合には、ワードデータ送出部15からのワード伝
送レートを54MBpsとする付加ワードデータグルー
プDWAPが供給され、制御信号CSCが低レベルをと
る場合には、ワードデータ送出部19からのワード伝送
レートを54MBpsとする付加ワードデータグループ
DWANが供給される。また、メモリ部27及び28の
夫々から、D2信号DVD2もしくはビット伝送レート
を143MbpsとするSDTI信号DTIに基づく、
ワード伝送レートを17.875MBpsとする10ビ
ットワード列データDX(10)が、ワード伝送レート
が28.6MBpsに変換されて読み出されることによ
り、10ビットワード列データDZ'(10)が得られる
とき、制御信号CSCが高レベルをとる場合には、ワー
ドデータ送出部16からのワード伝送レートを28.6
MBpsとする付加ワードデータグループDWBPが供
給され、制御信号CSCが低レベルをとる場合には、ワ
ードデータ送出部20からのワード伝送レートを28.
6MBpsとする付加ワードデータグループDWBNが
供給される。さらに、メモリ部27及び28の夫々か
ら、480P信号DVPに基づく、ワード伝送レートを
67.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)が、ワード伝送レートが108MBpsに変換
されて読み出されることにより、10ビットワード列デ
ータDZ'(10)が得られるとき、制御信号CSCが高
レベルをとる場合には、ワードデータ送出部17からの
ワード伝送レートを108MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWCPが供給され、制御信号CSCが低
レベルをとる場合には、ワードデータ送出部21からの
ワード伝送レートを108MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWCNが供給される。
【0078】スイッチ30には、スイッチ制御信号形成
部26からの制御信号CSBも供給される。そして、ス
イッチ30は、制御信号CSBに応じて、メモリ部27
からの10ビットワード列データDZ'(10)、及び、
ワードデータ送出部15からの付加ワードデータグルー
プDWAP,ワードデータ送出部16からの付加ワード
データグループDWBPもしくはワードデータ送出部1
7からの付加ワードデータグループDWCP、あるい
は、ワードデータ送出部19からの付加ワードデータグ
ループDWAN,ワードデータ送出部20からの付加ワ
ードデータグループDWBNもしくはワードデータ送出
部21からの付加ワードデータグループDWCNを順次
取り出す動作と、メモリ部28からの10ビットワード
列データDZ'(10)、及び、ワードデータ送出部15
からの付加ワードデータグループDWAP,ワードデー
タ送出部16からの付加ワードデータグループDWBP
もしくはワードデータ送出部17からの付加ワードデー
タグループDWCP、あるいは、ワードデータ送出部1
9からの付加ワードデータグループDWAN,ワードデ
ータ送出部20からの付加ワードデータグループDWB
Nもしくはワードデータ送出部21からの付加ワードデ
ータグループDWCNを順次取り出す動作とを、繰り返
す。それにより、スイッチ30から、ワード伝送レート
を54MBps,28.6MBpsもしくは108MB
psとする10ビットワード列データDZ'(10)に、
所定のワード間隔を置いてワード伝送レートを54MB
ps,28.6MBpsもしくは108MBpsとする
付加ワードデータグループDWAP,DWBPもしくは
DWCP、あるいは、DWAN,DWBNもしくはDW
CNが挿入されて形成される、複合10ビットワード列
データDZ(10)が導出される。
【0079】そして、スイッチ30から導出されるワー
ド伝送レートを54MBps,28.6MBpsもしく
は108MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZ(10)は、速度変換・同期データ挿入部14か
ら、P/S変換部32に供給される。
【0080】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部14から、D1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTIに基づ
く複合10ビットワード列データDZ(10)が、ワー
ド伝送レートを54MBpsとするものとして、また、
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIに基づく複合10ビッ
トワード列データDZ(10)が、ワード伝送レートを
28.6MBpsとするものとして、さらに、480P
信号DVPに基づく複合10ビットワード列データDZ
(10)が、ワード伝送レートを108MBpsとする
ものとして得られるが、斯かるワード伝送レート54M
Bps,28.6MBps及び108MBpsは、夫
々、D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを27
0MbpsとするSDTI信号DTIの伝送,D2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTIの伝送、及び、480P信号D
VPの伝送に、適したものとして選定された伝送速度で
ある。
【0081】ワードデータ送出部15からのワード伝送
レートを54MBpsとする付加ワードデータグループ
DWAP,ワードデータ送出部16からのワード伝送レ
ートを28.6MBpsとする付加ワードデータグルー
プDWBP、及び、ワードデータ送出部17からのワー
ド伝送レートを108MBpsとする付加ワードデータ
グループDWCPの夫々は、10ビットワード同期デー
タを含んだ10ビットワード列データとして構成され
る。その一例にあっては、その始端から終端に向かっ
て、D21.5というコードネームで呼ばれる10ビッ
トワードデータ,D21.3というコードネームで呼ば
れる10ビットワードデータ,10ビットワード同期デ
ータである+K28.5が順次連なり、さらに、+K2
8.5に任意の10ビットワードデータDXX・X,・
・・・・,DYY・Y及びDZZ・Zが順次連なるもの
とされる。
【0082】また、ワードデータ送出部19からのワー
ド伝送レートを54MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWAN,ワードデータ送出部20からのワード
伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータ
グループDWBN、及び、ワードデータ送出部21から
のワード伝送レートを108MBpsとする付加ワード
データグループDWCNの夫々も、10ビットワード同
期データを含んだ10ビットワード列データとして構成
される。その一例にあっては、その始端から終端に向か
って、D21.4というコードネームで呼ばれる10ビ
ットワードデータ,D21.3というコードネームで呼
ばれる10ビットワードデータ,10ビットワード同期
データである+K28.5が順次連なり、さらに、+K
28.5に任意の10ビットワードデータDXX・X,
・・・・・,DYY・Y及びDZZ・Zが順次連なるも
のとされる。
【0083】図4に示される如く、D21.3は、その
直前に配されたワードデータによるRDであるCRDが
負(−)であるときRDをニュートラルとする“101
010 1100”とされ、その直前に配されたワード
データによるRDであるCRDが正(+)であるときR
Dをニュートラルとする“101010 0011”と
される。また、D21.4は、その直前に配されたワー
ドデータによるRDであるCRDが負(−)であるとき
RDを正(+)とする“101010 1101”とさ
れ、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが正(+)であるときRDを負(−)とする“1
01010 0010”とされる。さらに、D21.5
は、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるときRDをニュートラルとする
“101010 1010”とされ、その直前に配され
たワードデータによるRDであるCRDが正(+)であ
るときにもRDをニュートラルとする“101010
1010”とされる。
【0084】そして、ワードデータ送出部15からの付
加ワードデータグループDWAP及びワードデータ送出
部19からの付加ワードデータグループDWANの夫々
は、メモリ部27及び28から、D1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIに基づく、ワード伝送レートを33.75M
Bpsとする10ビットワード列データDX(10)
が、ワード伝送レートが54MBpsに変換されて読み
出されることにより得られる10ビットワード列データ
DZ'(10)に挿入されることになるが、D1信号DV
D1もしくはビット伝送レートを270Mbpsとする
SDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン期間分
の時間T(s)は、T=85,800(ビット)/27
0(Mbps)であり、ワード伝送レートを33.75
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
の、D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを27
0MbpsとするSDTI信号DTIのEAVから始ま
る5ライン期間分に対応する部分のデータ量は、前述の
如く、107,250ビットであるので、全体のビット
数をBXとすると、BXは下記の式:数1を満たすもの
となる。
【0085】
【数1】(107,250(ビット)+BX(ビッ
ト))/T(s)=54(MBps)×10(ビット)
【0086】従って、BX=64,350ビットとな
る。即ち、ワードデータ送出部15からの付加ワードデ
ータグループDWAP及びワードデータ送出部19から
の付加ワードデータグループDWANの夫々は、全体が
64,350ビット(6,435ワード)をもって形成
されることになる。
【0087】また、ワードデータ送出部16からの付加
ワードデータグループDWBP及びワードデータ送出部
20からの付加ワードデータグループDWBNの夫々
は、メモリ部27及び28から、D2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTIに基づく、ワード伝送レートを17.875
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
が、ワード伝送レートが28.6MBpsに変換されて
読み出されることにより得られる10ビットワード列デ
ータDZ'(10)に挿入されることになるが、D2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTIのEAVから始まる10ライン
期間分の時間T(s)は、T=91,000(ビット)
/143(Mbps)であり、ワード伝送レートを1
7.875MBpsとする10ビットワード列データD
X(10)の、D2信号DVD2もしくはビット伝送レ
ートを143MbpsとするSDTI信号DTIのEA
Vから始まる10ライン期間分に対応する部分のデータ
量は、前述の如く、113,750ビットであるので、
全体のビット数をBXとすると、BXは下記の式:数2
を満たすものとなる。
【0088】
【数2】(113,750(ビット)+BX(ビッ
ト))/T(s)=28.6(MBps)×10(ビッ
ト)
【0089】従って、BX≒68,250ビットとな
る。即ち、ワードデータ送出部16からの付加ワードデ
ータグループDWBP及びワードデータ送出部20から
の付加ワードデータグループDWBNの夫々は、全体が
約68,250ビット(6,825ワード)をもって形
成されることになる。
【0090】さらに、ワードデータ送出部17からの付
加ワードデータグループDWCP及びワードデータ送出
部21からの付加ワードデータグループDWCNの夫々
は、メモリ部27及び28から、480P信号DVPに
基づく、ワード伝送レートを67.5MBpsとする1
0ビットワード列データDX(10)が、ワード伝送レ
ートが108MBpsに変換されて読み出されることに
より得られる10ビットワード列データDZ'(10)に
挿入されることになるが、480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分の時間T(s)は、T=85
8,000(ビット)/540(Mbps)であり、ワ
ード伝送レートを67.5MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)の、480P信号DVPのE
AVから始まる5ライン期間分に対応する部分のデータ
量は、前述の如く、107,250ビットであるので、
全体のビット数をBXとすると、BXは下記の式:数3
を満たすものとなる。
【0091】
【数3】(107,250(ビット)+BX(ビッ
ト))/T(s)=108(MBps)×10(ビッ
ト)
【0092】従って、BX=64,350ビットとな
る。即ち、ワードデータ送出部17からの付加ワードデ
ータグループDWCP及びワードデータ送出部21から
の付加ワードデータグループDWCNの夫々は、全体が
64,350ビット(6,435ワード)をもって形成
されることになる。
【0093】このような付加ワードデータグループDW
AP,DWBPもしくはDWCP、あるいは、付加ワー
ドデータグループDWAN,DWBNもしくはDWC
N、が挿入されて形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、その付加ワードデータグループD
WAP,DWBPもしくはDWCP、あるいは、付加ワ
ードデータグループDWAN,DWBNもしくはDWC
Nが挿入された部分が、図5のA及びBに示される如く
とされる。図5のAは、複合10ビットワード列データ
DZ(10)における付加ワードデータグループDWA
P,DWBPもしくはDWCPが挿入された部分を示
し、斯かる部分には、+28.5が含まれることにな
る。また、図5のBは、複合10ビットワード列データ
DZ(10)における付加ワードデータグループDWA
N,DWBNもしくはDWCNが挿入された部分を示
し、斯かる部分にも、+28.5が含まれることにな
る。これらの図5のA及びBにおいて、DV10は、図
3に示されるメモリ部27及び28の夫々から得られる
10ビットワード列データDZ'(10)を形成する各1
0ビットワードデータをあらわしていて、−DV10は
RDを負(−)とするものであり、+DV10はRDを
正(+)とするものである。
【0094】さらに、ワードデータ送出部15からのワ
ード伝送レートを54MBpsとする付加ワードデータ
グループDWAP,ワードデータ送出部16からのワー
ド伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデー
タグループDWBP、及び、ワードデータ送出部17か
らのワード伝送レートを108MBpsとする付加ワー
ドデータグループDWCPの夫々の他の例にあっては、
その始端から終端に向かって、D21.5というコード
ネームで呼ばれる10ビットワードデータ,D21.3
というコードネームで呼ばれる10ビットワードデー
タ,10ビットワード同期データである一番目の+K2
8.5が順次連なり、さらに、その+K28.5に任意
の10ビットワードデータDXX・X,・・・・・,1
0ビットワード同期データである二番目の+K28.5
及びD21.4が順次連なるものとされる。一番目の+
K28.5と二番目の+K28.5との間に配される任
意の10ビットワードデータDXX・X,・・・・・
は、二番目の+K28.5の直前のRDが負(−)にな
るように設定される。
【0095】また、ワードデータ送出部19からのワー
ド伝送レートを54MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWAN,ワードデータ送出部20からのワード
伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータ
グループDWBN、及び、ワードデータ送出部21から
のワード伝送レートを108MBpsとする付加ワード
データグループDWCNの他の例にあっても、その始端
から終端に向かって、D21.4というコードネームで
呼ばれる10ビットワードデータ,D21.3というコ
ードネームで呼ばれる10ビットワードデータ,10ビ
ットワード同期データである一番目の+K28.5が順
次連なり、さらに、その+K28.5に任意の10ビッ
トワードデータDXX・X,・・・・・,10ビットワ
ード同期データである二番目の+K28.5及びD2
1.3が順次連なるものとされる。一番目の+K28.
5と二番目の+K28.5との間に配される任意の10
ビットワードデータDXX・X,・・・・・は、二番目
の+K28.5の直前のRDが負(−)になるように設
定される。
【0096】斯かる場合においても、ワードデータ送出
部15からの付加ワードデータグループDWAP及びワ
ードデータ送出部19からの付加ワードデータグループ
DWANの夫々は、全体が64,350ビット(6,4
35ワード)をもって形成されることになり、ワードデ
ータ送出部16からの付加ワードデータグループDWB
P及びワードデータ送出部20からの付加ワードデータ
グループDWBNの夫々は、全体が約68,250ビッ
ト(6,825ワード)をもって形成されることにな
り、ワードデータ送出部17からの付加ワードデータグ
ループDWCP及びワードデータ送出部21からの付加
ワードデータグループDWCNの夫々は、全体が64,
350ビット(6,435ワード)をもって形成される
ことになる。
【0097】そして、このような付加ワードデータグル
ープDWAP,DWBPもしくはDWCP、あるいは、
付加ワードデータグループDWAN,DWBNもしくは
DWCN、が挿入されて形成される複合10ビットワー
ド列データDZ(10)は、その付加ワードデータグル
ープDWAP,DWBPもしくはDWCP、あるいは、
付加ワードデータグループDWAN,DWBNもしくは
DWCNが挿入された部分が、図6のA及びBに示され
る如くとされる。図6のAは、複合10ビットワード列
データDZ(10)における付加ワードデータグループ
DWAP,DWBPもしくはDWCPが挿入された部分
を示し、斯かる部分には、一番目の+28.5と二番目
の+28.5とが含まれることになる。また、図6のB
は、複合10ビットワード列データDZ(10)におけ
る付加ワードデータグループDWAN,DWBNもしく
はDWCNが挿入された部分を示し、斯かる部分にも、
一番目の+28.5と二番目の+28.5とが含まれる
ことになる。これらの図6のA及びBにおいても、DV
10は、図3に示されるメモリ部27及び28の夫々か
ら得られる10ビットワード列データDZ'(10)を形
成する各10ビットワードデータをあらわしていて、−
DV10はRDを負(−)とするものであり、+DV1
0はRDを正(+)とするものである。
【0098】なお、複合10ビットワード列データDZ
(10)が、その付加ワードデータグループDWAP,
DWBPもしくはDWCPが挿入された部分を図5のA
もしくは図6のAに示される如くのものとし、また、そ
の付加ワードデータグループDWAN,DWBNもしく
はDWCNが挿入された部分を図5のBもしくは図6の
Aに示される如くのものとする場合には、付加ワードデ
ータグループDWAP,DWBPもしくはDWCP、あ
るいは、付加ワードデータグループDWAN,DWBN
もしくはDWCNが、複合10ビットワード列データD
Z(10)における付加ワードデータグループDWA
P,DWBPもしくはDWCPが挿入された部分、ある
いは、付加ワードデータグループDWAN,DWBNも
しくはDWCNが挿入された部分において、RDを正
(+)とするK28.5、即ち、10ビットワード同期
データである+K28.5が含まれることになるものに
選定されることになる。しかしながら、場合によって
は、複合10ビットワード列データDZ(10)が、そ
の付加ワードデータグループDWAP,DWBPもしく
はDWCPが挿入された部分を図5のAもしくは図6の
Aに示される如くのものと同様なものとし、また、その
付加ワードデータグループDWAN,DWBNもしくは
DWCNが挿入された部分を図5のBもしくは図6のB
に示される如くのものと同様なものとするもとにあっ
て、付加ワードデータグループDWAP,DWBPもし
くはDWCP、あるいは、付加ワードデータグループD
WAN,DWBNもしくはDWCNが、複合10ビット
ワード列データDZ(10)における付加ワードデータ
グループDWAP,DWBPもしくはDWCPが挿入さ
れた部分、あるいは、付加ワードデータグループDWA
N,DWBNもしくはDWCNが挿入された部分におい
て、RDを負(−)とするK28.5、即ち、−K2
8.5が10ビットワード同期データとして含まれるこ
とになるものに選定されることもあり得る。
【0099】速度変換・同期データ挿入部14からの複
合10ビットワード列データDZ(10)が供給される
P/S変換部32にあっては、複合10ビットワード列
データDZ(10)にP/S変換を施して、複合10ビ
ットワード列データDZ(10)に基づく、ビット伝送
レートを54MBps×10=0.54Gbps,2
8.6MBps×10=0.286Gbpsもしくは1
08MBps×10=1.08Gbpsとするシリアル
データDZSを形成し、そのシリアルデータDZSを送
信部33に供給する。送信部33は、シリアルデータD
ZSを、例えば、オプティカル・ファイバーが用いられ
て形成されたデータ伝送路を通じて伝送すべく、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号等とされる送信信号SZとして送出す
る。それによって、シリアルデータDZSの伝送が行わ
れる。
【0100】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、P/S変換部32及び送信部33が、ワ
ード伝送レートを54MBps,28.6MBpsもし
くは108MBpsとする複合10ビットワード列デー
タDZ(10)を、ビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSに変換して伝送することになる
ので、このようなP/S変換部32及び送信部33を、
例えば、ファイバーチャンネル・システムのもとにおけ
るディジタル映像信号の送信用に提供されている集積回
路(IC)素子を有効に利用して構成することができ
る。従って、伝送されるべきデータに対する8B/10
B変換及びワード同期データの付加が行われて、伝送さ
れるべきデータに基づく、8B/10B変換が施される
とともにワード同期データを含むものとされたワード列
データが形成され、そのワード列データがシリアルデー
タに変換されて送出される伝送方式をもって、ディジタ
ル映像信号を伝送するにあたり、例えば、D1信号,D
2信号,SDTI信号,480P信号等のディジタル映
像信号のいずれが伝送されるべきものとされる場合にあ
っても、その伝送されるべきディジタル映像信号を形成
するデータを的確に判別し、それを良好な伝送品質が得
られるもとで、適切な伝送速度もって適正に、しかも、
比較的容易に整えることができる手段を用いて伝送する
ことができることになる。
【0101】図7は、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項3まで及び請求項5から請求項11ま
でのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の
一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求
項12から請求項14までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送装置の他の例を示す。
【0102】図7に示される例にあっては、例えば、D
1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号DT
Iもしくは480P信号DVPとされるディジタル映像
信号が、複合ワード列データ形成部41に供給される。
【0103】D1信号DVD1は、それを形成するデー
タが、例えば、図20に示される如くのデータ系列の態
様をとる10ビットワード列データであって、ワード伝
送レートを、例えば、27MBpsとするものとされ、
従って、D1信号DVD1のワードクロック信号の周波
数(クロック周波数)は、例えば、27MHzである。
D2信号DVD2は、それを形成するデータが、D1信
号DVD1を形成するデータと同様のデータ系列の態様
をとる10ビットワード列データであって、ワード伝送
レートを、例えば、14.3MBpsとするものとさ
れ、従って、D2信号DVD2のクロック周波数は、例
えば、14.3MHzである。SDTI信号DTIは、
それを形成するデータが、例えば、図21もしくは図2
2に示される如くのデータ系列の態様をとる10ビット
ワード列データであって、ビット伝送レートを、例え
ば、270Mbpsもしくは143Mbpsとするもの
とされ、従って、SDTI信号DTIのクロック周波数
(ワードクロック信号の周波数)は、例えば、27MH
zsもしくは14.3MHzである。さらに、480P
信号DVPは、それを形成するデータが、D1信号DV
D1を形成するデータと同様のデータ系列の態様をとる
10ビットワード列データであって、ワード伝送レート
を、例えば、54MBpsとするものとされ、従って、
480P信号DVPのクロック周波数は、例えば、54
MHzである。
【0104】また、複合ワード列データ形成部41に供
給される、例えば、D1信号DVD1,D2信号DVD
2,SDTI信号DTI及び480P信号DVPのうち
のいずれかとされるディジタル映像信号のワードクロッ
ク信号CXが、複合ワード列データ形成部41及びクロ
ック周波数判別部42の夫々に供給される。クロック周
波数判別部42は、供給されるワードクロック信号CX
の周波数を検出し、検出された周波数に基づいて、ワー
ドクロック信号CXが、D1信号DVD1,D2信号D
VD2,SDTI信号DTI及び480P信号DVPの
うちのいずれのものであるかを判別する。
【0105】即ち、検出された周波数が27MHzであ
れば、ワードクロック信号CXは、D1信号DVD1も
しくはビット伝送レートを270MbpsとするSDT
I信号DTIのものであり、検出された周波数が14.
3MHzであれば、ワードクロック信号CXは、D2信
号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbps
とするSDTI信号DTIのものであり、検出された周
波数が54MHzであれば、ワードクロック信号CX
は、480P信号DVPのものである、というように判
別する。そして、クロック周波数判別部42は、その判
別結果に応じた判別出力信号SCDを発生して、それを
複合ワード列データ形成部41に供給する。
【0106】クロック周波数判別部42における判別の
結果、ワードクロック信号CXがD1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIのものである場合には、判別出力信号SCD
は、複合ワード列データ形成部41にD1信号DVD1
もしくはビット伝送レートを270MbpsとするSD
TI信号DTIが供給されていることを示し、ワードク
ロック信号CXがD2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIのも
のである場合には、判別出力信号SCDは、複合ワード
列データ形成部41にD2信号DVD2もしくはビット
伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示し、さらに、ワードクロック
信号CXが480P信号DVPのものである場合には、
判別出力信号SCDは、複合ワード列データ形成部41
に480P信号DVPが供給されていることを示す。
【0107】複合ワード列データ形成部41には、その
複合ワード列データ形成部41に供給される、D1信号
DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号DTI及び
480P信号DVPのうちのいずれかのライン期間及び
フィールド期間に夫々同期した水平同期信号SH及び垂
直同期信号SVも供給される。
【0108】複合ワード列データ形成部41において
は、D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信
号DTIもしくは480P信号DVPが、8B/10B
変換部43に供給される。8B/10B変換部43に
は、水平同期信号SH,垂直同期信号SV、及び、クロ
ック周波数判別部42からの判別出力信号SCDも供給
される。
【0109】そして、8B/10B変換部43において
は、水平同期信号SH及び垂直同期信号SVを用いたも
とで、10ビットワード列データとされて各ワードを形
成する10ビットずつが順次到来するD1信号DVD
1,D2信号DVD2,SDTI信号DTIもしくは4
80P信号DVPに対して、判別出力信号SCDに応じ
て、所定の期間分ずつ、例えば、それに含まれるEAV
の先頭を基準点として、8ビットずつ10ビットに順次
変換していく8B/10B変換処理を施し、それによ
り、10ビットワードデータを逐次形成していき、斯か
る10ビットワードデータが連なって形成される10ビ
ットワード列データDX(10)を得る。
【0110】斯かる際、8B/10B変換部43は、ク
ロック周波数判別部42からの判別出力信号SCDが、
複合ワード列データ形成部41にD1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIが供給されていることを示すとき、供給され
るD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270
MbpsとするSDTI信号DTIに対して、例えば、
5ライン期間分ずつ、それに含まれるEAVの先頭を基
準点として8B/10B変換処理を施す。それにより、
10ビットワードデータを逐次形成していき、それらが
連なって形成され、ワード伝送レートを27MBps×
10/8=33.75MBpsとする10ビットワード
列データDX(10)を得る。
【0111】また、8B/10B変換部43は、クロッ
ク周波数判別部42からの判別出力信号SCDが、複合
ワード列データ形成部41にD2信号DVD2もしくは
ビット伝送レートを143MbpsとするSDTI信号
DTIが供給されていることを示すとき、供給されるD
2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mb
psとするSDTI信号DTIに対して、例えば、10
ライン期間分ずつ、それに含まれるEAVの先頭を基準
点として8B/10B変換処理を施す。それにより、1
0ビットワードデータを逐次形成していき、それらが連
なって形成され、ワード伝送レートを14.3MBps
×10/8=17.875MBpsする10ビットワー
ド列データDX(10)を得る。
【0112】さらに、8B/10B変換部43は、クロ
ック周波数判別部42からの判別出力信号SCDが、複
合ワード列データ形成部41に480P信号DVPが供
給されていることを示すとき、供給される480P信号
DVPに対して、例えば、5ライン期間分ずつ、それに
含まれるEAVの先頭を基準点として8B/10B変換
処理を施す。それにより、10ビットワードデータを逐
次形成していき、それらが連なって形成され、ワード伝
送レートを54MBps×10/8=67.5MBps
する10ビットワード列データDX(10)を得る。
【0113】そして、8B/10B変換部43は、この
ようにしてワード伝送レートを33.75MBps,1
7.875MBpsもしくは67.5MBpsとする1
0ビットワード列データDX(10)を得るにあたり、
D1信号DVD1,D2信号DVD2,SDTI信号D
TIもしくは480P信号DVPに対しての8B/10
B変換処理により形成される各10ビットワードデータ
を、RDの初期値を正(+)(もしくは負(−))とす
るものとなし、得られたD1信号DVD1,D2信号D
VD2,SDTI信号DTIもしくは480P信号DV
Pに基づく10ビットワード列データDX(10)を、
速度変換・同期データ挿入部44に供給する。
【0114】また、複合ワード列データ形成部41に
は、付加ワードデータグループDWAを送出するワード
データ送出部45,付加ワードデータグループDWBを
送出するワードデータ送出部46及び付加ワードデータ
グループDWCを送出するワードデータ送出部47が備
えられている。これらのワードデータ送出部45,46
及び47の夫々には、クロック周波数判別部42からの
判別出力信号SCDが供給される。
【0115】そして、判別出力信号SCDが、複合ワー
ド列データ形成部41にD1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
Iが供給されていることを示すとき、ワードデータ送出
部45が付加ワードデータグループDWAを送出する状
態がとられ、また、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部41にD2信号DVD2もしくはビット
伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示すとき、ワードデータ送出部
46が付加ワードデータグループDWBを送出する状態
がとられ、さらに、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部41に480P信号DVPが供給されて
いることを示すとき、ワードデータ送出部47が付加ワ
ードデータグループDWCを送出する状態がとられる。
付加ワードデータグループDWA,DWB及びDWC
は、各々が10ビットワード同期データを含んだ複数の
10ビットワードデータによって構成され、各々のワー
ド伝送レートを、夫々、例えば、54MBps,28.
6MBps及び108MBpsとする10ビットワード
列データとされる。
【0116】ワードデータ送出部45から送出される付
加ワードデータグループDWA,ワードデータ送出部4
6から送出される付加ワードデータグループDWB、も
しくは、ワードデータ送出部47から送出される付加ワ
ードデータグループDWCは、データ加算部48を通じ
て、速度変換・同期データ挿入部44に供給される。
【0117】速度変換・同期データ挿入部44には、水
平同期信号SH,垂直同期信号SV,クロック周波数判
別部12からの判別出力信号SCD、さらには、ワード
クロック信号CXも供給される。そして、速度変換・同
期データ挿入部44は、8B/10B変換部43からの
10ビットワード列データDX(10)に対して、その
ワード伝送レートを33.75MBps,17.875
MBpsもしくは67.5MBpsから、例えば、54
MBps,28.6MBpsもしくは108MBpsに
変換する伝送速度変換を施すとともに、クロック周波数
判別部42からの判別出力信号SCDに応じて選択され
る、予め設定された所定のワード間隔を置いて、データ
加算部48を通じて供給される付加ワードデータグルー
プDWA,DWBもしくはDWCを挿入する処理を行
う。それにより、付加ワードデータグループDWA,D
WBもしくはDWCを含んだ、D1信号DVD1,D2
信号DVD2,SDTI信号DTIもしくは480P信
号DVPに基づく、ワード伝送レートを54MBps,
28.6MBpsもしくは108MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZ(10)が形成される。
【0118】図8は、速度変換・同期データ挿入部44
についての具体構成例を示す。この図8に示される例に
おいては、8B/10B変換部43から得られるワード
伝送レートを33.75MBps,17.875MBp
sもしくは67.5MBpsとする10ビットワード列
データDX(10)が、スイッチ55に供給される。ス
イッチ55には、スイッチ制御信号形成部56からの制
御信号CSAも供給される。
【0119】スイッチ制御信号形成部56には、水平同
期信号SH,垂直同期信号SV,ワードクロック信号C
X、及び、クロック周波数判別部42からの判別出力信
号SCDが供給され、スイッチ制御信号形成部56は、
水平同期信号SH,垂直同期信号SV,ワードクロック
信号CX及び判別出力信号SCDに応じて、以下のよう
にして、制御信号CSA及びCSBを形成する。
【0120】先ず、判別出力信号SCDが、複合ワード
列データ形成部41にD1信号DVD1もしくはビット
伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DTI
が供給されていることを示す場合には、D1信号DVD
1もしくはビット伝送レートを270MbpsとするS
DTI信号DTIにおける、例えば、EAVから始まる
5ライン期間分の先頭の時点に同期した制御信号CS
A、及び、ワードクロック信号CXの周期の1/2の整
数倍に相当する期間に同期した制御信号CSBを形成す
る。また、判別出力信号SCDが、複合ワード列データ
形成部41にD2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIが供給さ
れていることを示す場合には、D2信号DVD2もしく
はビット伝送レートを143MbpsとするSDTI信
号DTIにおける、例えば、EAVから始まる10ライ
ン期間分の先頭の時点に同期した制御信号CSA、及
び、ワードクロック信号CXの周期の1/2の整数倍に
相当する期間に同期した制御信号CSBを形成する。さ
らに、判別出力信号SCDが、複合ワード列データ形成
部41に480P信号DVPが供給されていることを示
す場合には、480P信号DVPにおける、例えば、E
AVから始まる5ライン期間分の先頭の時点に同期した
制御信号CSA、及び、ワードクロック信号CXの周期
の1/2の整数倍に相当する期間に同期した制御信号C
SBを形成する。
【0121】スイッチ55にはメモリ部57とメモリ部
58とが接続されている。そして、スイッチ55は、制
御信号CSAに応じて、D1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
IにおけるEAVから始まる5ライン期間分の先頭の時
点毎の切換え,D2信号DVD2もしくはビット伝送レ
ートを143MbpsとするSDTI信号DTIにおけ
るEAVから始まる10ライン期間分の先頭の時点毎の
切換え、あるいは、480P信号DVPにおけるEAV
から始まる5ライン期間分の先頭の時点毎の切換えを行
う。
【0122】それにより、スイッチ55に供給されるワ
ード伝送レートを33.75MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)が、それにおけるD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン期
間分に対応する部分ずつ、メモリ部57とメモリ部58
とに交互に供給され、ワード伝送レートを33.75M
Bpsとする10ビットワード列データDX(10)に
ついての、メモリ部57とメモリ部58とに対する振分
供給が行われる状態,スイッチ55に供給されるワード
伝送レートを17.875MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)が、それにおけるD2信号D
VD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとす
るSDTI信号DTIのEAVから始まる10ライン期
間分に対応する部分ずつ、メモリ部57とメモリ部58
とに交互に供給され、ワード伝送レートを17.875
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
についての、メモリ部57とメモリ部58とに対する振
分供給が行われる状態、あるいは、ワード伝送レートを
67.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)が、それにおける480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分ずつ、メモリ
部57とメモリ部58とに交互に供給され、ワード伝送
レートを67.5MBpsとする10ビットワード列デ
ータDX(10)についてのメモリ部57とメモリ部5
8とに対する振分供給が行われる状態がとられる。
【0123】また、メモリ部57及び58に関連して、
メモリ制御信号形成部59が設けられており、メモリ制
御信号形成部59には、ワードクロック信号CXが供給
される。そして、メモリ制御信号形成部59は、ワード
クロック信号CXに基づいて、周波数を27MHz×1
0/8=33.75MHzとする書込制御信号QWを発
生する状態(複合ワード列データ形成部41にD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIが供給される場合),周波数を
14.3MHz×10/8=17.875MHzとする
書込制御信号QWを発生する状態(複合ワード列データ
形成部41にD2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIが供給さ
れる場合)、もしくは、周波数を54MHz×10/8
=67.5MHzとする書込制御信号QWを発生する状
態(複合ワード列データ形成部41に480P信号DV
Pが供給される場合)をとる。それとともに、メモリ制
御信号形成部59は、ワードクロック信号CXに基づい
て、周波数を27MHz×2=54MHzとする読出制
御信号QRを発生する状態(複合ワード列データ形成部
41にD1信号DVD1もしくはビット伝送レートを2
70MbpsとするSDTI信号DTIが供給される場
合),周波数を14.3MHz×2=28.6MHzと
する読出制御信号QRを発生する状態(複合ワード列デ
ータ形成部41にD2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIが供
給される場合)、もしくは、周波数を54MHz×2=
108MHzとする読出制御信号QRを発生する状態
(複合ワード列データ形成部41に480P信号DVP
が供給される場合)をとる。
【0124】そして、メモリ制御信号形成部59は、書
込制御信号QWと読出制御信号QRとをメモリ部57及
び58の両者に供給する。
【0125】それにより、メモリ部57にあっては、複
合ワード列データ形成部41にD1信号DVD1もしく
はビット伝送レートを270MbpsとするSDTI信
号DTIが供給される場合、スイッチ55を通じてワー
ド伝送レートを33.75MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)が供給される期間において、
ワード伝送レートを33.75MBpsとする10ビッ
トワード列データDX(10)の、D1信号DVD1も
しくはビット伝送レートを270MbpsとするSDT
I信号DTIのEAVから始まる5ライン期間分に対応
する部分が、周波数を33.75MHzとする書込制御
信号QWに応じて書き込まれる。また、メモリ部58に
あっても、複合ワード列データ形成部41にD1信号D
VD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsとす
るSDTI信号DTIが供給される場合、スイッチ55
を通じてワード伝送レートを33.75MBpsとする
10ビットワード列データDX(10)が供給される期
間において、ワード伝送レートを33.75MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)の、D1信
号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbps
とするSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン
期間分に対応する部分が、周波数を33.75MHzと
する書込制御信号QWに応じて書き込まれる。
【0126】従って、複合ワード列データ形成部41に
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIが供給される場合に
は、メモリ部57及び58における、ワード伝送レート
を33.75MBpsとする10ビットワード列データ
DX(10)の、D1信号DVD1もしくはビット伝送
レートを270MbpsとするSDTI信号DTIのE
AVから始まる5ライン期間分に対応する部分について
の書込みが、D1信号DVD1もしくはビット伝送レー
トを270MbpsとするSDTI信号DTIのEAV
から始まる5ライン期間分の先頭の時点毎に行われるス
イッチ55の切換えに従って、交互に行われる。
【0127】斯かる際に、メモリ部57及び58の夫々
に書き込まれる、ワード伝送レートを33.75MBp
sとする10ビットワード列データDX(10)の、D
1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mb
psとするSDTI信号DTIのEAVから始まる5ラ
イン期間分に対応する部分のデータ量は、例えば、5
(ライン)×858(サンプル/ライン)×20(ビッ
ト/サンプル)×10/8=107,250ビットとな
る。
【0128】また、メモリ部57にあっては、複合ワー
ド列データ形成部41にD2信号DVD2もしくはビッ
ト伝送レートを143MbpsとするSDTI信号DT
Iが供給される場合、スイッチ55を通じてワード伝送
レートを17.875MBpsとする10ビットワード
列データDX(10)が供給される期間において、ワー
ド伝送レートを17.875MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)の、D2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTIのEAVから始まる10ライン期間分に対応
する部分が、周波数を17.875MHzとする書込制
御信号QWに応じて書き込まれる。また、メモリ部58
にあっても、複合ワード列データ形成部41にD2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTIが供給される場合、スイッチ5
5を通じてワード伝送レートを17.875MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)が供給され
る期間において、ワード伝送レートを17.875MB
psとする10ビットワード列データDX(10)の、
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIのEAVから始まる1
0ライン期間分に対応する部分が、周波数を17.87
5MHzとする書込制御信号QWに応じて書き込まれ
る。
【0129】従って、複合ワード列データ形成部41に
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIが供給される場合に
は、メモリ部57及び58における、ワード伝送レート
を17.875MBpsとする10ビットワード列デー
タDX(10)の、D2信号DVD2もしくはビット伝
送レートを143MbpsとするSDTI信号DTIの
EAVから始まる10ライン期間分に対応する部分につ
いての書込みが、D2信号DVD2もしくはビット伝送
レートを143MbpsとするSDTI信号DTIのE
AVから始まる10ライン期間分の先頭の時点毎に行わ
れるスイッチ55の切換えに従って、交互に行われる。
【0130】斯かる際に、メモリ部57及び58の夫々
に書き込まれる、ワード伝送レートを17.875MB
psとする10ビットワード列データDX(10)の、
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIのEAVから始まる1
0ライン期間分に対応する部分のデータ量は、例えば、
10(ライン)×910(サンプル/ライン)×10
(ビット/サンプル)×10/8=113,750ビッ
トとなる。
【0131】さらに、メモリ部57にあっては、複合ワ
ード列データ形成部41に480P信号DVPが供給さ
れる場合、スイッチ55を通じてワード伝送レートを6
7.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)が供給される期間において、ワード伝送レート
を67.5MBpsとする10ビットワード列データD
X(10)の、480P信号DVPのEAVから始まる
5ライン期間分に対応する部分が、周波数を67.5M
Hzとする書込制御信号QWに応じて書き込まれる。ま
た、メモリ部58にあっても、複合ワード列データ形成
部41に480P信号DVPが供給される場合、スイッ
チ55を通じてワード伝送レートを67.5MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)が供給され
る期間において、ワード伝送レートを67.5MBps
とする10ビットワード列データDX(10)の、48
0P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分に対
応する部分が、周波数を67.5MHzとする書込制御
信号QWに応じて書き込まれる。
【0132】従って、複合ワード列データ形成部41に
480P信号DVPが供給される場合には、メモリ部5
7及び58における、ワード伝送レートを67.5MB
psとする10ビットワード列データDX(10)の、
480P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分
に対応する部分についての書込みが、480P信号DV
PのEAVから始まる5ライン期間分の先頭の時点毎に
行われるスイッチ55の切換えに従って、交互に行われ
る。
【0133】斯かる際に、メモリ部57及び58の夫々
に書き込まれる、ワード伝送レートを67.5MBps
とする10ビットワード列データDX(10)の、48
0P信号DVPのEAVから始まる5ライン期間分に対
応する部分のデータ量は、例えば、5(ライン)×85
8(サンプル/ライン)×20(ビット/サンプル)×
10/8=107,250ビットとなる。
【0134】メモリ部57に書き込まれた、ワード伝送
レートを33.75MBpsとする10ビットワード列
データDX(10)の、D1信号DVD1もしくはビッ
ト伝送レートを270MbpsとするSDTI信号DT
IのEAVから始まる5ライン期間分に対応する部分,
ワード伝送レートを17.875MBpsとする10ビ
ットワード列データDX(10)の、D2信号DVD2
もしくはビット伝送レートを143MbpsとするSD
TI信号DTIのEAVから始まる10ライン期間分に
対応する部分、あるいは、ワード伝送レートを67.5
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
の、480P信号DVPのEAVから始まる5ライン期
間分に対応する部分は、その書込み期間に続くD1信号
DVD1もしくはビット伝送レートを270Mbpsと
するSDTI信号DTIのEAVから始まる5ライン期
間,D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを14
3MbpsとするSDTI信号DTIのEAVから始ま
る10ライン期間、もしくは、480P信号DVPのE
AVから始まる5ライン期間のうちに、周波数を54M
Hz,28.6MHzあるいは108MHzとする読出
制御信号QRに応じて、メモリ部57から10ビットず
つ読み出されて、10ビットワードを順次形成するもの
とされる。それにより、メモリ部57からワード伝送レ
ートを54MBps,28.6MBpsもしくは108
MBpsとする10ビットワード列データDZ'(10)
が得られて、それがスイッチ60に供給される。
【0135】また、メモリ部58に書き込まれた、ワー
ド伝送レートを33.75MBpsとする10ビットワ
ード列データDX(10)の、D1信号DVD1もしく
はビット伝送レートを270MbpsとするSDTI信
号DTIのEAVから始まる5ライン期間分に対応する
部分,ワード伝送レートを17.875MBpsとする
10ビットワード列データDX(10)の、D2信号D
VD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとす
るSDTI信号DTIのEAVから始まる10ライン期
間分に対応する部分、あるいは、ワード伝送レートを6
7.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)の、480P信号DVPのEAVから始まる5
ライン期間分に対応する部分も、その書込み期間に続く
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIのEAVから始まる5
ライン期間,D2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIのEAV
から始まる10ライン期間、あるいは、480P信号D
VPのEAVから始まる5ライン期間のうちに、周波数
を54MHz,28.6MHzあるいは108MHzと
する読出制御信号QRに応じて、メモリ部58から10
ビットずつ読み出されて、10ビットワードを順次形成
するものとされる。それにより、メモリ部58からワー
ド伝送レートを54MBps,28.6MBpsあるい
は108MBpsとする10ビットワード列データD
Z'(10)が得られて、それがスイッチ60に供給され
る。
【0136】スイッチ60には、10ビットワード列デ
ータDZ'(10)に加えて、ワードデータ送出部45,
46もしくは47からのワード伝送レートを54MBp
s,28.6MBpsもしくは108MBpsとする付
加ワードデータグループDWA,DWBもしくはDWC
が、以下の如くに供給される。
【0137】先ず、メモリ部57及び58の夫々から、
D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270M
bpsとするSDTI信号DTIに基づく、ワード伝送
レートを33.75MBpsとする10ビットワード列
データDX(10)が、ワード伝送レートが54MBp
sに変換されて読み出されることにより、10ビットワ
ード列データDZ'(10)が得られるとき、ワードデー
タ送出部45からのワード伝送レートを54MBpsと
する付加ワードデータグループDWAが、データ加算部
48を通じて供給される。また、メモリ部57及び58
の夫々から、D2信号DVD2もしくはビット伝送レー
トを143MbpsとするSDTI信号DTIに基づ
く、ワード伝送レートを17.875MBpsとする1
0ビットワード列データDX(10)が、ワード伝送レ
ートが28.6MBpsに変換されて読み出されること
により、10ビットワード列データDZ'(10)が得ら
れるとき、ワードデータ送出部46からのワード伝送レ
ートを28.6MBpsとする付加ワードデータグルー
プDWBが、データ加算部48を通じて供給される。さ
らに、メモリ部57及び58の夫々から、480P信号
DVPに基づく、ワード伝送レートを67.5MBps
とする10ビットワード列データDX(10)が、ワー
ド伝送レートが108MBpsに変換されて読み出され
ることにより、10ビットワード列データDZ'(10)
が得られるとき、ワードデータ送出部47からのワード
伝送レートを108MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWCが、データ加算部48を通じて供給され
る。
【0138】さらに、スイッチ60には、スイッチ制御
信号形成部56からの制御信号CSBも供給される。そ
して、スイッチ60は、制御信号CSBに応じて、メモ
リ部57からの10ビットワード列データDZ'(1
0)、及び、ワードデータ送出部45からの付加ワード
データグループDWA,ワードデータ送出部46からの
付加ワードデータグループDWBもしくはワードデータ
送出部47からの付加ワードデータグループDWCを順
次取り出す動作と、メモリ部58からの10ビットワー
ド列データDZ'(10)、及び、ワードデータ送出部4
5からの付加ワードデータグループDWA,ワードデー
タ送出部46からの付加ワードデータグループDWBも
しくはワードデータ送出部47からの付加ワードデータ
グループDWCを順次取り出す動作とを、繰り返す。そ
れにより、スイッチ60から、ワード伝送レートを54
MBps,28.6MBpsもしくは108MBpsと
する10ビットワード列データDZ'(10)に、所定の
ワード間隔を置いて、ワード伝送レートを54MBp
s,28.6MBpsもしくは108MBpsとする付
加ワードデータグループDWA,DWBもしくはDWC
が挿入されて形成される、複合10ビットワード列デー
タDZ(10)が導出される。
【0139】そして、スイッチ60から導出されるワー
ド伝送レートを54MBps,28.6MBpsもしく
は108MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZ(10)は、速度変換・同期データ挿入部44か
ら、P/S変換部62に供給される。
【0140】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部44から、D1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTIに基づ
く複合10ビットワード列データDZ(10)が、ワー
ド伝送レートを54MBpsとするものとして、また、
D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを143M
bpsとするSDTI信号DTIに基づく複合10ビッ
トワード列データDZ(10)が、ワード伝送レートを
28.6MBpsとするものとして、さらに、480P
信号DVPに基づく複合10ビットワード列データDZ
(10)が、ワード伝送レートを108MBpsとする
ものとして得られるが、斯かるワード伝送レート54M
Bps,28.6MBps及び108MBpsは、夫
々、D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを27
0MbpsとするSDTI信号DTIの伝送,D2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTIの伝送、及び、480P信号D
VPの伝送に、適したものとして選定された伝送速度で
ある。
【0141】ワードデータ送出部45からのワード伝送
レートを54MBpsとする付加ワードデータグループ
DWA,ワードデータ送出部46からのワード伝送レー
トを28.6MBpsとする付加ワードデータグループ
DWB、及び、ワードデータ送出部47からのワード伝
送レートを108MBpsとする付加ワードデータグル
ープDWCの夫々は、10ビットワード同期データを含
んだ10ビットワード列データとして構成される。その
一例にあっては、その始端から終端に向かって、10ビ
ットワード同期データである+K28.5,任意の10
ビットワードデータDXX・X,・・・・・,DYY・
Y及びDZZ・Zが順次連なるものとされる。そして、
斯かる付加ワードデータグループDWA,DWBもしく
はDWCにあっては、+K28.5は、その直前のワー
ドデータのRDであるDRDの正(+)負(−)にかか
わりなく配される。
【0142】そして、ワードデータ送出部45からの付
加ワードデータグループDWAは、メモリ部57及び5
8から、D1信号DVD1もしくはビット伝送レートを
270MbpsとするSDTI信号DTIに基づく、ワ
ード伝送レートを33.75MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)が、ワード伝送レートが5
4MBpsに変換されて読み出されることにより得られ
る10ビットワード列データDZ'(10)に挿入される
ことになるが、D1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTIのEA
Vから始まる5ライン期間分の時間T(s)は、T=8
5,800(ビット)/270(Mbps)であり、ワ
ード伝送レートを33.75MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)の、D1信号DVD1もし
くはビット伝送レートを270MbpsとするSDTI
信号DTIのEAVから始まる5ライン期間分に対応す
る部分のデータ量は、前述の如く、107,250ビッ
トであるので、全体のビット数をBXとすると、BXは
前記の式:数1を満たすものとなる。
【0143】従って、BX=64,350ビットとな
り、ワードデータ送出部45からの付加ワードデータグ
ループDWAは、全体が64,350ビット(6,43
5ワード)をもって形成されることになる。
【0144】また、ワードデータ送出部46からの付加
ワードデータグループDWBは、メモリ部57及び58
から、D2信号DVD2もしくはビット伝送レートを1
43MbpsとするSDTI信号DTIに基づく、ワー
ド伝送レートを17.875MBpsとする10ビット
ワード列データDX(10)が、ワード伝送レートが2
8.6MBpsに変換されて読み出されることにより得
られる10ビットワード列データDZ'(10)に挿入さ
れることになるが、D2信号DVD2もしくはビット伝
送レートを143MbpsとするSDTI信号DTIの
EAVから始まる10ライン期間分の時間T(s)は、
T=91,000(ビット)/143(Mbps)であ
り、ワード伝送レートを17.875MBpsとする1
0ビットワード列データDX(10)の、D2信号DV
D2もしくはビット伝送レートを143Mbpsとする
SDTI信号DTIのEAVから始まる10ライン期間
分に対応する部分のデータ量は、前述の如く、113,
750ビットであるので、全体のビット数をBXとする
と、BXは前記の式:数2を満たすものとなる。
【0145】従って、BX≒68,250ビットとな
り、ワードデータ送出部46からの付加ワードデータグ
ループDWBは、全体が約68,250ビット(6,8
25ワード)をもって形成されることになる。
【0146】さらに、ワードデータ送出部47からの付
加ワードデータグループDWCは、メモリ部57及び5
8から、480P信号DVPに基づく、ワード伝送レー
トを67.5MBpsとする10ビットワード列データ
DX(10)が、ワード伝送レートが108MBpsに
変換されて読み出されることにより得られる10ビット
ワード列データDZ'(10)に挿入されることになる
が、480P信号DVPのEAVから始まる5ライン期
間分の時間T(s)は、T=858,000(ビット)
/540(Mbps)であり、ワード伝送レートを6
7.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)の、480P信号DVPのEAVから始まる5
ライン期間分に対応する部分のデータ量は、前述の如
く、107,250ビットであるので、全体のビット数
をBXとすると、BXは前記の式:数3を満たすものと
なる。
【0147】従って、BX=64,350ビットとな
り、ワードデータ送出部47からの付加ワードデータグ
ループDWCは、全体が64,350ビット(6,43
5ワード)をもって形成されることになる。
【0148】このような付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCが挿入されて形成される複合
10ビットワード列データDZ(10)は、その付加ワ
ードデータグループDWA,DWBもしくはDWCが挿
入された部分が、図9に示される如くとされる。図9に
示される、複合10ビットワード列データDZ(10)
における付加ワードデータグループDWA,DWBもし
くはDWCが挿入された部分には、常に+28.5が含
まれることになる。図9において、DV10は、図8に
示されるメモリ部57及び58の夫々から得られる10
ビットワード列データDZ'(10)を形成する各10ビ
ットワードデータをあらわしている。
【0149】さらに、ワードデータ送出部45からのワ
ード伝送レートを54MBpsとする付加ワードデータ
グループDWA,ワードデータ送出部46からのワード
伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデータ
グループDWB、及び、ワードデータ送出部47からの
ワード伝送レートを108MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWCの夫々の他の例にあっては、その始
端から終端に向かって、10ビットワード同期データで
ある一番目の+K28.5,任意の10ビットワードデ
ータDXX・X,・・・・・,10ビットワード同期デ
ータである二番目の+K28.5、及び、任意の10ビ
ットワードデータDZZ・Zが順次連なるものとされ
る。そして、斯かる付加ワードデータグループDWA,
DWBもしくはDWCにあっては、一番目の+K28.
5は、その直前のワードデータのRDであるDRDの正
(+)負(−)にかかわりなく配され、また、一番目の
+K28.5と二番目の+K28.5との間に配される
任意の10ビットワードデータDXX・X,・・・・・
は、二番目の+K28.5の直前のRDが負(−)にな
るように設定される。
【0150】斯かる場合においても、ワードデータ送出
部45からの付加ワードデータグループDWAは、全体
が64,350ビット(6,435ワード)をもって形
成されることになり、ワードデータ送出部46からの付
加ワードデータグループDWBは、全体が約68,25
0ビット(6,825ワード)をもって形成されること
になり、ワードデータ送出部47からの付加ワードデー
タグループDWCは、全体が64,350ビット(6,
435ワード)をもって形成されることになる。
【0151】そして、このような付加ワードデータグル
ープDWA,DWBもしくはDWCが挿入されて形成さ
れる複合10ビットワード列データDZ(10)は、そ
の付加ワードデータグループDWA,DWBもしくはD
WCが挿入された部分が、図10に示される如くとされ
る。斯かる部分には、一番目の+28.5と二番目の+
28.5とが含まれることになる。図10においても、
DV10は、図8に示されるメモリ部57及び58の夫
々から得られる10ビットワード列データDZ'(10)
を形成する各10ビットワードデータをあらわしてい
る。
【0152】なお、複合10ビットワード列データDZ
(10)が、その付加ワードデータグループDWA,D
WBもしくはDWCが挿入された部分を図9もしくは図
10に示される如くのものとする場合には、付加ワード
データグループDWA,DWBもしくはDWCが、複合
10ビットワード列データDZ(10)における付加ワ
ードデータグループDWA,DWBもしくはDWCが挿
入された部分において、RDを正(+)とするK28.
5、即ち、10ビットワード同期データである+K2
8.5が含まれることになるものに選定されることにな
る。しかしながら、場合によっては、複合10ビットワ
ード列データDZ(10)が、その付加ワードデータグ
ループDWA,DWBもしくはDWCが挿入された部分
を図9もしくは図10に示される如くのものと同様なも
のとするもとにあって、付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCが、複合10ビットワード列
データDZ(10)における付加ワードデータグループ
DWA,DWBもしくはDWCが挿入された部分におい
て、RDを負(−)とするK28.5、即ち、−K2
8.5が10ビットワード同期データとして含まれるこ
とになるものに選定されることもあり得る。
【0153】速度変換・同期データ挿入部44からの複
合10ビットワード列データDZ(10)が供給される
P/S変換部62にあっては、複合10ビットワード列
データDZ(10)にP/S変換を施して、複合10ビ
ットワード列データDZ(10)に基づく、ビット伝送
レートを54MBps×10=0.54Gbps,2
8.6MBps×10=0.286Gbpsもしくは1
08MBps×10=1.08Gbpsとするシリアル
データDZSを形成し、そのシリアルデータDZSを送
信部63に供給する。送信部63は、シリアルデータD
ZSを、例えば、オプティカル・ファイバーが用いられ
て形成されたデータ伝送路を通じて伝送すべく、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号等とされる送信信号SZとして送出す
る。それによって、シリアルデータDZSの伝送が行わ
れる。
【0154】上述の如くの図7に示されるデータ伝送装
置にあっても、P/S変換部62及び送信部63が、ワ
ード伝送レートを54MBps,28.6MBpsもし
くは108MBpsとする複合10ビットワード列デー
タDZ(10)を、ビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSに変換して伝送することになる
ので、このようなP/S変換部62及び送信部63を、
例えば、ファイバーチャンネル・システムのもとにおけ
るディジタル映像信号の送信用に提供されている集積回
路(IC)素子を有効に利用して構成することができ
る。従って、伝送されるべきデータに対する8B/10
B変換及びワード同期データの付加が行われて、伝送さ
れるべきデータに基づく、8B/10B変換が施される
とともにワード同期データを含むものとされたワード列
データが形成され、そのワード列データがシリアルデー
タに変換されて送出される伝送方式をもって、ディジタ
ル映像信号を伝送するにあたり、例えば、D1信号,D
2信号,SDTI信号,480P信号等のディジタル映
像信号のいずれが伝送されるべきものとされる場合にあ
っても、その伝送されるべきディジタル映像信号を形成
するデータを的確に判別し、それを良好な伝送品質が得
られるもとで、適切な伝送速度もって適正に、しかも、
比較的容易に整えることができる手段を用いて伝送する
ことができることになる。
【0155】図11は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の例に従って図1に示さ
れるデータ伝送装置における送信部33から送出され
る、複合10ビットワード列データDZ(10)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく送信信号
SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0156】この図11に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された送信
信号SZを受信する受信部71が備えられている。受信
部71は、送信信号SZを受信するとき、受信された送
信信号SZに基づくビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSを再生し、再生されたシリアル
データDZSを同期データ検出・S/P変換部72に供
給する。
【0157】同期データ検出・S/P変換部72にあっ
ては、供給されたビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSにおける、10ビットワード同
期データである+K28.5(もしくは−K28.5)
がシリアルデータに変換された部分を、同期データとし
て検出し、検出された同期データに基づくワード同期を
とってシリアルデータDZSにS/P変換を施し、シリ
アルデータDZSに基づくパラレルデータを得る。
【0158】その際、同期データ検出・S/P変換部7
2においては、受信部71からのシリアルデータDZS
が供給されるにあたり、内蔵する動作制御部によって、
例えば、図12に示されるフローチャートによって示さ
れる制御が行われて、ビット伝送レートを0.54Gb
ps,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsと
するシリアルデータDZSに対する受信状態が設定され
る。
【0159】図12に示されるフローチャートによって
示される制御にあっては、スタート後、先ず、ステップ
75において、ビット伝送レートを1.08Gbpsと
するシリアルデータDZSを適正に受信することができ
る動作状態である1.08Gbps受信モードを設定
し、続くステップ76において、モードフラッグFAを
“1”に設定するとともに、モードフラッグFB及びモ
ードフラッグFCの両者を“0”に設定する。
【0160】次に、ステップ77において、シリアルデ
ータDZSに基づくパラレルデータが出力信号として得
られているか否か、即ち、パラレルデータ出力が有るか
否かを判断する。その結果、パラレルデータ出力が無い
場合には、ステップ77における判断を繰り返す。
【0161】そして、ステップ77における判断の結
果、パラレルデータ出力が有る場合には、ステップ78
において、内蔵するフェイズ・ロックド・ループ(PL
L)がロック状態とされているか否かを判断する。その
結果、PLLがロック状態とされている場合には、ステ
ップ77に戻ってパラレルデータ出力が有るか否かの判
断を繰り返す。
【0162】また、ステップ78での判断の結果、PL
Lがロック状態とされていない場合には、ステップ79
において、モードフラッグFAが“1”であるか否かを
判断する。その結果、モードフラッグFAが“1”であ
る場合には、ステップ80において、ビット伝送レート
を0.286GbpsとするシリアルデータDZSを適
正に受信することができる動作状態である0.286G
bps受信モードを設定し、続くステップ81におい
て、モードフラッグFBを“1”に設定するとともに、
モードフラッグFA及びモードフラッグFCの両者を
“0”に設定して、ステップ78に戻り、ステップ78
以降の各ステップを繰り返す。
【0163】一方、ステップ79での判断の結果、モー
ドフラッグFAが“1”でない場合には、ステップ82
において、モードフラッグFBが“1”であるか否かを
判断する。その結果、モードフラッグFBが“1”であ
る場合には、ステップ83において、ビット伝送レート
を0.54GbpsとするシリアルデータDZSを適正
に受信することができる動作状態である0.54Gbp
s受信モードを設定し、続くステップ84において、モ
ードフラッグFCを“1”に設定するとともに、モード
フラッグFA及びモードフラッグFBの両者を“0”に
設定して、ステップ78に戻り、ステップ78以降の各
ステップを繰り返す。
【0164】さらに、ステップ82での判断の結果、モ
ードフラッグFBが“1”でない場合には、ステップ7
5に戻って、ステップ75以降の各ステップを繰り返
す。
【0165】このようにして、ビット伝送レートを0.
54Gbps,0.286Gbpsもしくは1.08G
bpsとするシリアルデータDZSに対する受信状態が
とられる同期データ検出・S/P変換部72において
は、ビット伝送レートを0.54Gbpsとするシリア
ルデータDZSに対する受信状態がとられて、受信部7
1からのビット伝送レートを0.54Gbpsとするシ
リアルデータDZSが適正に受信されるとき、そのシリ
アルデータDZSに基づく、ワード伝送レートを54M
Bpsとするパラレルデータである複合10ビットワー
ド列データDZ(10)を形成する。また、ビット伝送
レートを0.286GbpsとするシリアルデータDZ
Sに対する受信状態がとられて、受信部71からのビッ
ト伝送レートを0.286Gbpsとするシリアルデー
タDZSが適正に受信されるとき、そのシリアルデータ
DZSに基づく、ワード伝送レートを28.6MBps
とするパラレルデータである複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)を形成する。さらに、ビット伝送レー
トを1.08GbpsとするシリアルデータDZSに対
する受信状態がとられて、受信部71からのビット伝送
レートを1.08GbpsとするシリアルデータDZS
が適正に受信されるとき、そのシリアルデータDZSに
基づく、ワード伝送レートを108MBpsとするパラ
レルデータである複合10ビットワード列データDZ
(10)を形成する。
【0166】同期データ検出・S/P変換部72におい
て得られる、ワード伝送レートを54MBps,28.
6MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビッ
トワード列データDZ(10)は、付加ワードデータグ
ループDWAP,DWBPもしくはDWCP、あるい
は、付加ワードデータグループDWAN,DWBNもし
くはDWCNを含んでおり、複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)における付加ワードデータグループD
WAP,DWBPもしくはDWCP、あるいは、付加ワ
ードデータグループDWAN,DWBNもしくはDWC
Nを含んだ部分は、付加ワードデータグループDWA
P,DWBPもしくはDWCP、あるいは、付加ワード
データグループDWAN,DWBNもしくはDWCNの
内容、及び、付加ワードデータグループDWAP,DW
BPもしくはDWCP、あるいは、付加ワードデータグ
ループDWAN,DWBNもしくはDWCNの直前のデ
ータのRDに応じて、例えば、図13のAもしくはC、
あるいは、図14のAもしくはCに示される如くとされ
る。そして、同期データ検出・S/P変換部72から得
られる複合10ビットワード列データDZ(10)は、
10ビットワード列データ復元部85に供給される。
【0167】また、同期データ検出・S/P変換部72
においては、ワード伝送レートを54MBps,28.
6MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビッ
トワード列データDZ(10)における付加ワードデー
タグループDWAP,DWBPもしくはDWCP、また
は、付加ワードデータグループDWAN,DWBNもし
くはDWCN中の+K28.5(もしくは、−K28.
5)を検出して、K28.5検出出力信号SWSを送出
する。このK28.5検出出力信号SWSは、複合10
ビットワード列データDZ(10)における付加ワード
データグループDWAP,DWBPもしくはDWCP、
あるいは、付加ワードデータグループDWAN,DWB
NもしくはDWCNの内容に応じて、例えば、図13の
BもしくはD、あるいは、図14のBもしくはDに示さ
れる如くに得られる。
【0168】上述の如くにして、同期データ検出・S/
P変換部72から得られるK28.5検出出力信号SW
Sは、制御信号形成部86に供給される。制御信号形成
部86においては、K28.5検出出力信号SWSに基
づく同期制御信号CWが形成される。
【0169】同期データ検出・S/P変換部72からの
ワード伝送レートを54MBps,28.6MBpsも
しくは108MBpsとする複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)が供給される10ビットワード列デー
タ復元部85には、制御信号形成部86からの同期制御
信号CWも供給される。そして、10ビットワード列デ
ータ復元部85においては、複合10ビットワード列デ
ータDZ(10) と同期制御信号CWとがデータ分離・
速度変換部87に供給される。データ分離・速度変換部
87においては、同期制御信号CWによる同期制御が行
われるもとで、複合10ビットワード列データDZ(1
0) から、ワード伝送レートを54MBpsとする付加
ワードデータグループDWAPもしくはDWAN,ワー
ドー伝送レートを28.6MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWBPもしくはDWBN、あるいは、ワ
ードー伝送レートを108MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWCPもしくはDWCNと、ワードー伝
送レートを54MBps,28.6MBpsあるいは1
08MBpsとする10ビットワード列データDZ'(1
0)とが互いに分離されて取り出される。
【0170】さらに、データ分離・速度変換部87にあ
っては、複合10ビットワード列データDZ(10) か
ら取り出されたワードー伝送レートを54MBps,2
8.6MBpsあるいは108MBpsとする10ビッ
トワード列データDZ'(10)に対し、そのワード伝送
レートを54MBpsから33.75MBpsに,2
8.6MBpsから17.875MBpsに、あるい
は、108MBpsから67.5MBpsに変換する伝
送速度変換を施して、ワード伝送レートを33.75M
Bps,17.875MBpsあるいは67.5MBp
sとする10ビットワード列データDX(10)を得
る。
【0171】このようにして、データ分離・速度変換部
87から得られるワード伝送レートを33.75MBp
s,17.875MBpsあるいは67.5MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)は、10B
/8B変換・10ビットワード列データ形成部88に供
給される。10B/8B変換・10ビットワード列デー
タ形成部88には、制御信号形成部86からの同期制御
信号CWも供給される。
【0172】10B/8B変換・10ビットワード列デ
ータ形成部88にあっては、ワード伝送レートを33.
75MBps,17.875MBpsあるいは67.5
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
に、同期制御信号CWに応じて、例えば、EAVを基準
点に設定し、その基準点から10ビット毎に8ビットへ
の変換が行われる10B/8B変換処理を施し、さら
に、斯かる10B/8B変換処理の結果得られるデータ
から、繰返周波数を27MHz,14.3MHzもしく
は54MHzとしたもとで、10ビットずつ取り出して
10ビットワードデータを順次形成していき、ワード伝
送レートを27MBps,14.3MBpsあるいは5
4MBpsとする10ビットワード列データを復元す
る。
【0173】上述の如くに10B/8B変換・10ビッ
トワード列データ形成部88において得られる、ワード
伝送レートを27MBps,14.3MBpsあるいは
54MBpsとする10ビットワード列データの実体
は、再生されたD1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTI,D2
信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbp
sとするSDTI信号DTI、あるいは、480P信号
DVPである。このようにして、10B/8B変換・1
0ビットワード列データ形成部88において得られるD
1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mb
psとするSDTI信号DTI,D2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTI、あるいは、480P信号DVPは、10ビ
ットワード列データ復元部85から復元出力信号として
送出され、D1信号DVD1もしくはビット伝送レート
を270MbpsとするSDTI信号DTI,D2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTI、あるいは、480P信号DV
Pが再生されることになる。
【0174】図15は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例に従って図7に示
されるデータ伝送装置における送信部63から送出され
る、複合10ビットワード列データDZ(10)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく送信信号
SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0175】この図15に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された送信
信号SZを受信する受信部91が備えられている。受信
部91は、送信信号SZを受信するとき、受信された送
信信号SZに基づくビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSを再生し、再生されたシリアル
データDZSを同期データ検出・S/P変換部92に供
給する。
【0176】同期データ検出・S/P変換部92にあっ
ては、供給されたビット伝送レートを0.54Gbp
s,0.286Gbpsもしくは1.08Gbpsとす
るシリアルデータDZSにおける、10ビットワード同
期データである+K28.5(もしくは−K28.5)
がシリアルデータに変換された部分を、同期データとし
て検出し、検出された同期データに基づくワード同期を
とってシリアルデータDZSにS/P変換を施し、シリ
アルデータDZSに基づくパラレルデータを得る。
【0177】その際、同期データ検出・S/P変換部9
2においては、受信部91からのシリアルデータDZS
が供給されるにあたり、内蔵する動作制御部による制御
が行われ、前述された図11に示される例における同期
データ検出・S/P変換部72の場合と同様にして、ビ
ット伝送レートを0.54Gbps,0.286Gbp
sもしくは1.08GbpsとするシリアルデータDZ
Sに対する受信状態が設定され、ビット伝送レートを
0.54Gbps,0.286Gbpsもしくは1.0
8GbpsとするシリアルデータDZSが適正に受信さ
れる状態がとられる。
【0178】そして、同期データ検出・S/P変換部9
2においては、ビット伝送レートを0.54Gbpsと
するシリアルデータDZSに対する受信状態が設定され
て、受信部91からのビット伝送レートを0.54Gb
psとするシリアルデータDZSが適正に受信されると
き、そのシリアルデータDZSに基づく、ワード伝送レ
ートを54MBpsとするパラレルデータである複合1
0ビットワード列データDZ(10)を形成する。ま
た、ビット伝送レートを0.286Gbpsとするシリ
アルデータDZSに対する受信状態が設定されて、受信
部91からのビット伝送レートを0.286Gbpsと
するシリアルデータDZSが適正に受信されるとき、そ
のシリアルデータDZSに基づく、ワード伝送レートを
28.6MBpsとするパラレルデータである複合10
ビットワード列データDZ(10)を形成する。さら
に、ビット伝送レートを1.08Gbpsとするシリア
ルデータDZSに対する受信状態が設定されて、受信部
91からのビット伝送レートを1.08Gbpsとする
シリアルデータDZSが適正に受信されるとき、そのシ
リアルデータDZSに基づく、ワード伝送レートを10
8MBpsとするパラレルデータである複合10ビット
ワード列データDZ(10)を形成する。
【0179】同期データ検出・S/P変換部92におい
て得られる、ワード伝送レートを54MBps,28.
6MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビッ
トワード列データDZ(10)は、付加ワードデータグ
ループDWA,DWBもしくはDWCを含んでおり、複
合10ビットワード列データDZ(10)における付加
ワードデータグループDWA,DWBもしくはDWCを
含んだ部分は、付加ワードデータグループDWA,DW
BもしくはDWCの内容に応じて、例えば、図16のA
あるいは図17のAに示される如くとされる。そして、
同期データ検出・S/P変換部92から得られる複合1
0ビットワード列データDZ(10)は、10ビットワ
ード列データ復元部93に供給される。
【0180】また、同期データ検出・S/P変換部92
においては、ワード伝送レートを54MBps,28.
6MBpsもしくは108MBpsとする複合10ビッ
トワード列データDZ(10)における付加ワードデー
タグループDWA,DWBもしくはDWC中の+K2
8.5(もしくは、−K28.5)を検出して、K2
8.5検出出力信号SWSを送出する。このK28.5
検出出力信号SWSは、複合10ビットワード列データ
DZ(10)における付加ワードデータグループDW
A,DWBもしくはDWCの内容に応じて、例えば、図
16のBあるいは図17のBに示される如くに得られ
る。
【0181】上述の如くにして、同期データ検出・S/
P変換部92から得られるK28.5検出出力信号SW
Sは、制御信号形成部94に供給される。制御信号形成
部94においては、K28.5検出出力信号SWSに基
づく同期制御信号CWが形成される。
【0182】同期データ検出・S/P変換部92からの
ワード伝送レートを54MBps,28.6MBpsも
しくは108MBpsとする複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)が供給される10ビットワード列デー
タ復元部93には、制御信号形成部94からの同期制御
信号CWも供給される。そして、10ビットワード列デ
ータ復元部93においては、複合10ビットワード列デ
ータDZ(10) と同期制御信号CWとがデータ分離・
速度変換部95に供給される。データ分離・速度変換部
95においては、同期制御信号CWによる同期制御が行
われるもとで、複合10ビットワード列データDZ(1
0) から、ワード伝送レートを54MBpsとする付加
ワードデータグループDWA,ワードー伝送レートを2
8.6MBpsとする付加ワードデータグループDW
B、あるいは、ワードー伝送レートを108MBpsと
する付加ワードデータグループDWCと、ワードー伝送
レートを54MBps,28.6MBpsあるいは10
8MBpsとする10ビットワード列データDZ'(1
0)とが互いに分離されて取り出される。
【0183】さらに、データ分離・速度変換部95にあ
っては、複合10ビットワード列データDZ(10) か
ら取り出されたワードー伝送レートを54MBps,2
8.6MBpsあるいは108MBpsとする10ビッ
トワード列データDZ'(10)に対し、そのワード伝送
レートを54MBpsから33.75MBpsに,2
8.6MBpsから17.875MBpsに、あるい
は、108MBpsから67.5MBpsに変換する伝
送速度変換を施して、ワード伝送レートを33.75M
Bps,17.875MBpsあるいは67.5MBp
sとする10ビットワード列データDX(10)を得
る。
【0184】このようにして、データ分離・速度変換部
95から得られるワード伝送レートを33.75MBp
s,17.875MBpsあるいは67.5MBpsと
する10ビットワード列データDX(10)は、10B
/8B変換・10ビットワード列データ形成部96に供
給される。10B/8B変換・10ビットワード列デー
タ形成部96には、制御信号形成部94からの同期制御
信号CWも供給される。
【0185】10B/8B変換・10ビットワード列デ
ータ形成部96にあっては、ワード伝送レートを33.
75MBps,17.875MBpsあるいは67.5
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
に、同期制御信号CWに応じて、例えば、EAVを基準
点に設定し、その基準点から10ビット毎に8ビットへ
の変換が行われる10B/8B変換処理を施し、さら
に、斯かる10B/8B変換処理の結果得られるデータ
から、繰返周波数を27MHz,14.3MHzもしく
は54MHzとしたもとで、10ビットずつ取り出して
10ビットワードデータを順次形成していき、ワード伝
送レートを27MBps,14.3MBpsあるいは5
4MBpsとする10ビットワード列データを復元す
る。
【0186】上述の如くに10B/8B変換・10ビッ
トワード列データ形成部96において得られる、ワード
伝送レートを27MBps,14.3MBpsあるいは
54MBpsとする10ビットワード列データの実体
は、再生されたD1信号DVD1もしくはビット伝送レ
ートを270MbpsとするSDTI信号DTI,D2
信号DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbp
sとするSDTI信号DTI、あるいは、480P信号
DVPである。このようにして、10B/8B変換・1
0ビットワード列データ形成部96において得られるD
1信号DVD1もしくはビット伝送レートを270Mb
psとするSDTI信号DTI,D2信号DVD2もし
くはビット伝送レートを143MbpsとするSDTI
信号DTI、あるいは、480P信号DVPは、10ビ
ットワード列データ復元部93から復元出力信号として
送出され、D1信号DVD1もしくはビット伝送レート
を270MbpsとするSDTI信号DTI,D2信号
DVD2もしくはビット伝送レートを143Mbpsと
するSDTI信号DTI、あるいは、480P信号DV
Pが再生されることになる。
【0187】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項11までのい
ずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、及び、
本願の特許請求の範囲における請求項12から請求項1
4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装
置にあっては、入力されるディジタル映像信号について
の、例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,48
0P信号等のいずれであるかの判別が、そのディジタル
映像信号のクロック周波数が判別されることによって的
確に行われ、その判別結果に応じた判別出力信号が得ら
れる。そして、例えば、D1信号,D2信号,SDTI
信号,480P信号等のいずれかであるディジタル映像
信号を形成するデータに8B/10B変換処理を施して
第1のワード列データを得るとともに、第1のワード列
データに付加ワードデータグループを挿入する処理が、
判別出力信号に対応する態様をもって適正に行われて、
伝送速度を判別出力信号に応じたものとする第2のワー
ド列データが形成される。
【0188】こうして得られる第2のワード列データ
は、例えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,48
0P信号等のいずれかである、入力されるディジタル映
像信号に基づくものであるが、その伝送速度が、判別出
力信号に応じたものとされることにより、入力されるデ
ィジタル映像信号、即ち、例えば、D1信号,D2信
号,SDTI信号,480P信号等のいずれかに適した
ものとされる。そして、伝送速度を入力されるディジタ
ル映像信号に適したものとする第2のワード列データ
は、シリアルデータに変換されて送出されるが、それに
は、予め設定されたコードを有するワード同期データが
含まれていることになる。
【0189】このような、シリアルデータに変換されて
送出される第2のワード列データは、受信側において、
予め設定されたコードを有するワード同期データが、例
えば、D1信号,D2信号,SDTI信号,480P信
号等のうちのいずれかとされるディジタル映像信号を再
生するための処理に必要とされるワード同期データとし
て、適正に検出されることになるものとされる。また、
第2のワード列データに含まれる、ワード同期データ以
外のワード列データは、8B/10B変換処理を経て得
られるものとされることにより、良好な伝送品質をもた
らすことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な
伝送品質が得られるもとで受信される第2のワード列デ
ータに基づく、例えば、D1信号,D2信号,SDTI
信号,480P信号等のうちのいずれかとされるディジ
タル映像信号の再生のための処理に必要とされるデータ
同期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0190】従って、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項11までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範
囲における請求項12から請求項14までのいずれかに
記載された発明に係るデータ伝送装置によれば、伝送さ
れるべきデータに対する8B/10B変換及びワード同
期データの付加が行われて、伝送されるべきデータに基
づく、8B/10B変換が施されるとともにワード同期
データを含むものとされたワード列データが形成され、
そのワード列データがシリアルデータに変換されて送出
される伝送方式をもって、ディジタル映像信号を伝送す
るにあたり、D1信号,D2信号,SDTI信号,48
0P信号等のディジタル映像信号のいずれが伝送される
べきものとされる場合にあっても、その伝送されるべき
ディジタル映像信号を形成するデータを的確に判別し
て、それを良好な伝送品質が得られるもとで、適切な伝
送速度もって適正に伝送することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項9から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施
される、本願の特許請求の範囲における請求項12から
請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送装置の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項9から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図3】 図1に示されるデータ伝送装置における速度
変換・同期データ挿入部の具体構成例を示すブロック構
成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項9から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例におい
て用いられる10ビットワードデータの説明に供される
概念図である。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項9から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項9から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項5から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施
される、本願の特許請求の範囲における請求項12から
請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送装置の他の例を示すブロック構成図である。
【図8】 図7に示されるデータ伝送装置における速度
変換・同期データ挿入部の具体構成例を示すブロック構
成図である。
【図9】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項3まで及び請求項5から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図10】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項3まで及び請求項5から請求項11までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説
明に供されるタイムチャートである。
【図11】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項6まで及び請求項9から請求項11までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例に従
って送出される送信信号を受信するデータ受信装置の一
例を示すブロック構成図である。
【図12】 図11に示されるデータ受信装置における
同期データ検出・S/P変換部の動作説明に供されるフ
ローチャートである。
【図13】 図11に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図14】 図11に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図15】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項3まで及び請求項5から請求項11までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例に従
って送出される送信信号を受信するデータ受信装置の一
例を示すブロック構成図である。
【図16】 図15に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図17】 図15に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図18】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図19】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【図20】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【図21】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【図22】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11,41・・・複合ワード列データ形成部, 12,
42・・・クロック周波数判別部, 13,43・・・
8B/10B変換部, 14,44・・・速度変換・同
期データ挿入部, 15,16,17,19,20,2
1,45,46,47・・・ワードデータ送出部, 1
8,22,48・・・データ加算部,25,30,3
1,55,60・・・スイッチ, 26,56・・・ス
イッチ制御信号形成部, 27,28,57,58・・
・メモリ部, 29,59・・・メモリ制御信号形成
部, 32,62・・・P/S変換部, 33,63・
・・送信部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるディジタル映像信号のクロック
    周波数を判別して、判別されたクロック周波数に応じた
    判別出力信号を得、 上記ディジタル映像信号に対して8ビット毎に10ビッ
    トへの変換が行われる変換処理を施して、上記ディジタ
    ル映像信号に基づく第1のワード列データを得るととも
    に、該第1のワード列データに所定のワード間隔を置い
    て予め設定されたコードを有するワード同期データを含
    んだ付加ワードデータグループを挿入する処理を、上記
    判別出力信号に対応する態様をもって行うことにより、
    伝送速度を上記判別出力信号に応じたものとする第2の
    ワード列データを形成し、 伝送速度を上記判別出力信号に応じたものとする上記付
    加ワードデータグループが挿入された上記第2のワード
    列データをシリアルデータに変換して、該シリアルデー
    タを伝送すべく送出するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを挿入する上記第1のワード列
    データにおける所定のワード間隔を、上記判別出力信号
    に応じて選択することを特徴とする請求項1記載のデー
    タ伝送方法。
  3. 【請求項3】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを、伝送速度を異にする複数の
    付加ワードデータグループのうちから上記判別出力信号
    に対応するものとして選択することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを、第1のワード列データにお
    ける該付加ワードデータグループの直前となるワードデ
    ータのランニング・ディスパリティが正である場合と負
    である場合とで異なるコードを有するものとなすことを
    特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載のデ
    ータ伝送方法。
  5. 【請求項5】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを、第2のワード列データに、
    ランニング・ディスパリティを正とするワード同期デー
    タが含まれることになるものに選定することを特徴とす
    る請求項1から請求項4までのいずれかに記載のデータ
    伝送方法。
  6. 【請求項6】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを、第2のワード列データに、
    ランニング・ディスパリティを負とするワード同期デー
    タが含まれることになるものに選定することを特徴とす
    る請求項1から請求項4までのいずれかに記載のデータ
    伝送方法。
  7. 【請求項7】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを、ワード同期データの直前の
    ワードデータがランニング・ディスパリティを負とする
    ものとなるように設定することを特徴とする請求項5記
    載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記付
    加ワードデータグループを、ワード同期データの直前の
    ワードデータがランニング・ディスパリティを正とする
    ものとなるように設定することを特徴とする請求項6記
    載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施して第1の
    ワード列データを得るとともに、該第1のワード列デー
    タに付加ワードデータグループを挿入する処理を、判別
    出力信号に対応する態様をもって行うにあたり、上記第
    1のワード列データに上記判別出力信号に応じた伝送速
    度変換を施すことを特徴とする請求項1から請求項8ま
    でのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】第1のワード列データを10ビットワー
    ド列データとし、第2のワード列データを10ビットワ
    ード同期データを含む複合10ビットワード列データと
    することを特徴とする請求項1から請求項9までのいず
    れかに記載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】入力されるディジタル映像信号を、10
    ビットワード列データのデータ形式をとる信号となすこ
    とを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか
    に記載のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】入力されるディジタル映像信号のクロッ
    ク周波数を判別して、判別されたクロック周波数に応じ
    た判別出力信号を得るクロック周波数判別手段と、 上記ディジタル映像信号に対して8ビット毎に10ビッ
    トへの変換が行われる変換処理を施して、上記ディジタ
    ル映像信号に基づく第1のワード列データを得るととも
    に、該第1のワード列データに所定のワード間隔を置い
    て予め設定されたコードを有するワード同期データを含
    んだ付加ワードデータグループを挿入する処理を、上記
    判別出力信号に対応する態様をもって行うことにより、
    伝送速度を上記判別出力信号に応じたものとする第2の
    ワード列データを形成する複合ワード列データ形成手段
    と、 該複合ワード列データ形成手段から得られる、伝送速度
    を上記判別出力信号に応じたものとする上記付加ワード
    データグループが挿入された上記第2のワード列データ
    を、シリアルデータに変換して、該シリアルデータを伝
    送すべく送出するデータ送出手段と、を備えて構成され
    るデータ伝送装置。
  13. 【請求項13】複合ワード列データ形成手段が、ディジ
    タル映像信号に対して8ビット毎に10ビットへの変換
    が行われる変換処理を施して第1のワード列データを得
    るとともに、該第1のワード列データに付加ワードデー
    タグループを挿入する処理を、判別出力信号に対応する
    態様をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグル
    ープを挿入する上記第1のワード列データにおける所定
    のワード間隔を、上記判別出力信号に応じて選択するこ
    とを特徴とする請求項12記載のデータ伝送装置。
  14. 【請求項14】複合ワード列データ形成手段が、ディジ
    タル映像信号に対して8ビット毎に10ビットへの変換
    が行われる変換処理を施して第1のワード列データを得
    るとともに、該第1のワード列データに付加ワードデー
    タグループを挿入する処理を、判別出力信号に対応する
    態様をもって行うにあたり、上記付加ワードデータグル
    ープを、伝送速度を異にする複数の付加ワードデータグ
    ループのうちから上記判別出力信号に対応するものとし
    て選択することを特徴とする請求項12または請求項1
    3記載のデータ伝送装置。
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