JP2001144822A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2001144822A
JP2001144822A JP32230499A JP32230499A JP2001144822A JP 2001144822 A JP2001144822 A JP 2001144822A JP 32230499 A JP32230499 A JP 32230499A JP 32230499 A JP32230499 A JP 32230499A JP 2001144822 A JP2001144822 A JP 2001144822A
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word
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signal
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JP32230499A
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English (en)
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタル映像信号に、8B/10B変換が施
され、さらに、ワード同期データが付加されて得られる
10ビットワード列データを、受信側で必要なデータ同
期状態が確実に得られように伝送できるものとする。 【解決手段】480P信号に対して8B/10B変換を
施すことにより、当該480P信号に基づく10ビット
ワード列データを形成し、それに所定のワード間隔を置
いて予め設定されたコードを有する10ビットワード同
期データを含んだ付加ワードデータグループを挿入する
ことにより、ランニング・ディスパリティを予め定めら
れた正もしくは負とする10ビットワード同期データを
含んだ複合10ビットワード列データを形成し、それを
シリアルデータに変換して送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、ディジタル映像信号に、8ビット毎に1
0ビットへの変換が行われる8ビット/10ビット変換
(8B/10B変換)を施すとともに、ワード同期デー
タを挿入して、ディジタル映像信号に基づくワード同期
データを含んだ10ビットワード列データを形成し、そ
の10ビットワード列データをシリアルデータに変換し
て伝送すべく送出するデータ伝送方法及びその実施に供
されるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
ディジタルデータの伝送の一態様として、ディジタルデ
ータを光信号に変換し、オプティカル・ファイバーが用
いられて形成された伝送路を通じて伝送する光伝送シス
テムが提案されている。このような光伝送システムのも
とで扱われるディジタルデータは、例えば、数百Mbps
から1Gbps を越えるビット伝送レートを有したシリア
ルデータとされる。
【0003】このようなディジタルデータ伝送システム
の一つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibr
e Channel System) と称されるものが知られている。こ
のファイバーチャンネル・システムの如くのディジタル
データ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータ
は、送信側において8B/10B変換が施されて、10
ビットワード列データとされる。そして、実際に伝送さ
れるのは、8B/10B変換が行われて形成される10
ビットワード列データに、さらにパラレルデータをシリ
アルデータに変換するパラレル/シリアル変換(P/S
変換)が施されて得られるシリアルデータとされる。
【0004】受信側においては、受信されたシリアルデ
ータに、シリアルデータをパラレルデータに変換するシ
リアル/パラレル変換(S/P変換)が施されて、10
ビットワード列データが形成され、その10ビットワー
ド列データに、10ビット毎に8ビットへの変換が行わ
れる10ビット/8ビット変換(10B/8B変換)が
施される。そして、10B/8B変換が行われて形成さ
れるワード列データから、元のディジタル映像信号が再
生される。
【0005】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、10ビ
ットワード列データとして伝送されるディジタルデータ
は、例えば、図17に示される如くの、“フレーム”と
称される最小の独立したパケットが形成されるデータフ
ォーマットに従うものとされる。図17に示される“フ
レーム”にあっては、全体が2148バイトで構成され
ており、その内容は、4バイト構成のフレームスタート
部分,24バイト構成のフレームヘッダ部分,64バイ
ト構成のオプショナルヘッダ部分,2048バイト構成
のペイロード部分,4バイト構成のエラーチェック部分
及び4バイト構成のフレームエンド部分が順次連なるも
のとなっている。
【0006】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
10ビットワード列データが伝送されるにあたっては、
送信側において、ペイロード部分に最大で2048バイ
トの10ビットワード列データを格納した“フレーム”
が多数形成され、それらが順次送出され、受信側におい
ては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々における
ペイロード部分から、10ビットワード列データを取り
出す。
【0007】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードの夫々は、それを構成する
10ビットが、“1”の数が“0”の数より多いもの,
“0”の数が“1”の数より多いもの、もしくは、
“1”の数と“0”の数とが等しいものとなる。斯かる
“1”及び“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたっ
て、例えば、ランニング・ディスパリティ(Running Di
sparity : RD)という考え方が導入されており、
“1”の数が“0”の数より多いとき、ランニング・デ
ィスパリティ(RD)が正であると言い、また、“0”
の数が“1”の数より多いとき、RDが負であると言
い、さらに、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、
RDがニュートラルであると言う。そして、“1”の数
が“0”の数より多いワードデータはRDを正とするワ
ードデータ,“0”の数が“1”の数より多いワードデ
ータはRDを負とするワードデータ,“1”の数と
“0”の数とが等しいワードデータはRDをニュートラ
ルとするワードデータ(ニュートラル・ワードデータ)
と称される。
【0008】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において10
ビットワード列データに施される10B/8B変換にあ
たり、10ビット構成の各ワードデータを的確に把握す
ることが要され、そのため、送信側において、シリアル
データとされて伝送される10ビットワード列データ
が、ワード同期データの挿入が適宜なされたものとされ
る。このワード同期データは、10ビット構成のワード
データではあるが、情報伝達を行う10ビット構成のワ
ードデータとしては用いられない特定のコードを有する
ものとされる。そして、ワード同期データは、挿入され
るに際して、直前のワードデータがRDを負とするもの
であるとき、RDを正とするものとされ、また、直前の
ワードデータがRDを正とするものであるとき、RDを
負とするものとされる。
【0009】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビット構
成のワードデータDS10とされる。図18は、K2
8.5というコードネームで呼ばれる10ビット構成の
ワードデータDS10を示し、このワードデータDS1
0は、その直前に配されたワードデータによるRDであ
るCRDが負(−)であるとき、RDを正とする" 00
1111 1010 "とされ、また、直前に配されたワ
ードデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする" 110000 0101 "とされ
る(以後、" 001111 1010 "を+K28.5
と言い、また、" 110000 0101"を−K2
8.5と言う)。
【0010】一方、映像信号の分野においては、伝達情
報の多様化及び再生画像の高品質化を実現する観点等か
らのディジタル化が図られており、いくつかの規格化さ
れたディジタル映像信号が知られている。例えば、アス
ペクト比を16:9とする画像画面についての再生を、
アクティブライン数を実質的に483とするもとで行え
るようにすべく規格化されたディジタル映像信号(以
下、480P信号という)が提案されており、斯かる4
80P信号は、例えば、映像信号における輝度信号成分
をあらわすYデータ系列と映像信号における色差信号成
分をあらわすCB/CR データ系列とにワード多重処理
が施されるとともに、その結果得られるワード多重デー
タ系列のうちの所定の部分が、タイミング基準コードデ
ータ(SAV:Start of Active Video 及びEAV:En
d of Active Video)により置換されることにより、得ら
れるものとされる。
【0011】このような480P信号にあっては、フレ
ームレートを60/1.001,サンプリング周波数を
27MH,1サンプル当りビット数を10ビット,1ラ
イン当りサンプル数を858,1アクティブライン当り
のサンプル数を720,1フレーム当りライン数を52
5,1アクティブイメージ当りのライン数を483とす
るものとされる。そして、480P信号を構成するデー
タ系列は、10ビットワード列データの形式をとり、例
えば、図19に示される如くのデータフォーマットに従
うものとされる。
【0012】図19には、480P信号における各ライ
ン期間中のラインブランキング期間及びその前後におけ
る、映像データ期間の一部に対応する部分が示されてい
る。斯かる部分においては、各映像データ期間に対応す
る部分の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワー
ド(3FF,000,000,XYZ)から成るタイミ
ング基準コードデータであるSAVが配されるととも
に、各映像データ期間に対応する部分の直後に、各々が
10ビット構成とされる4ワード(3FF,000,0
00,XYZ)から成るタイミング基準コードデータで
あるEAVが配される。
【0013】そして、図19に示される如くの10ビッ
ト量子化ディジタル信号とされた480P信号は、伝送
されるに際しては、シリアルデータに変換されて送出さ
れる。
【0014】このようなディジタル映像信号である48
0P信号の伝送についても、送信側において、伝送され
るべき480P信号に対する8B/10B変換及びワー
ド同期データの付加が行われ、伝送されるべき480P
信号に基づく、8B/10B変換が施され、ワード同期
データが付加された10ビットワード列データが形成さ
れ、その10ビットワード列データがシリアルデータに
変換されて送出される伝送方式をもって行われるように
されることが、例えば、送受信回路を構成するにあたっ
て既存の集積回路素子(IC素子)等を有効に利用でき
る観点から、望まれるところとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、送信側
において、伝送されるべきデータに基づく、8B/10
B変換が施され、ワード同期データが付加された10ビ
ットワード列データが形成され、その10ビットワード
列データがシリアルデータに変換されて送出される伝送
方式をもって、480P信号の如くのディジタル映像信
号を伝送できることになれば、480P信号の如くのデ
ィジタル映像信号の効率的な利用が図られ、さらには、
480P信号の如くのディジタル映像信号の利用範囲の
拡大が図られることになる。
【0016】そして、480P信号の如くのディジタル
映像信号の効率的な利用、あるいは、480P信号の如
くのディジタル映像信号の利用範囲の拡大等は、例え
ば、業務用あるいは家庭用電子機器の分野における技術
の更なる発展をもたらす。従って、このような観点か
ら、比較的容易に整えることができる手段をもって、4
80P信号の如くのディジタル映像信号を、それに基づ
く、8B/10B変換が施され、ワード同期データが付
加された10ビットワード列データが形成され、その1
0ビットワード列データがシリアルデータに変換されて
送出される伝送方式のもとに、受信側で確実に再生され
得るように伝送できる方策が望まれるところとなる。
【0017】しかしながら、従来にあっては、送信側に
おいて、伝送されるべきデータに基く、8B/10B変
換が施され、ワード同期データが付加された10ビット
ワード列データが形成され、その10ビットワード列デ
ータがシリアルデータに変換されて送出される伝送方式
をもって、例えば、Yデータ系列及びCB /CR データ
系列に基づくワード多重データ系列に従う480P信号
を、比較的容易に整えることができる手段により、受信
側で確実に再生され得るように伝送することができる伝
送システムを実現させた具体例は見当たらない。また、
斯かる480P信号の如くのディジタル映像信号を、比
較的容易に整えることができる手段により、受信側で確
実に再生され得るように伝送することができる伝送シス
テムに関する技術について記載された文献等も見出せな
い。
【0018】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきデータに基づく、8
B/10B変換が施されて、ワード同期データが付加さ
れた10ビットワード列データが形成され、その10ビ
ットワード列データがシリアルデータに変換されて伝送
されるべく送出される伝送方式をもって、480P信号
の如くのディジタル映像信号を、比較的容易に整えるこ
とができる手段により、受信側で確実に再生され得るよ
うに伝送することができるデータ伝送方法、及び、その
実施に供されるデータ伝送装置を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項11までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法は、ディジタル映像信号
に8B/10B変換を施して、ディジタル映像信号に基
づく10ビットワード列データを形成し、その10ビッ
トワード列データに、所定のワード間隔を置いて、予め
設定されたコードを有する10ビットワード同期データ
を含んだ付加ワードデータグループを挿入することによ
り、RDを予め定められた正もしくは負とする10ビッ
トワード同期データを含んだ複合10ビットワード列デ
ータを形成し、複合10ビットワード列データをシリア
ルデータに変換して、そのシリアルデータを伝送すべく
送出するものとされる。
【0020】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4または5に記載された発明に係るデータ伝送方法
は、それに基づく複合10ビットワード列データを得べ
きディジタル映像信号、即ち、伝送すべきディジタル映
像信号を、480P信号とするものとされる。
【0021】また、本願の特許請求の範囲における請求
項12または13に記載された発明に係るデータ伝送装
置は、ディジタル映像信号に8B/10B変換を施して
ディジタル映像信号に基づく10ビットワード列データ
を形成する8B/10B変換手段と、8B/10B変換
手段から得られる10ビットワード列データに、所定の
ワード間隔を置いて、予め設定されたコードを有する1
0ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータグ
ループを挿入することにより、RDを予め定められた正
もしくは負とする10ビットワード同期データを含んだ
複合10ビットワード列データを形成する同期データ挿
入手段と、同期データ挿入手段から得られる複合10ビ
ットワード列データをシリアルデータに変換して、その
シリアルデータを伝送すべく送出するデータ送出手段
と、を備えて構成される。
【0022】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項11までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法によれば、シリアルデータに
変換されて送出される、例えば、請求項4または5に記
載された発明に係るデータ伝送方法の如くに480P信
号とされるディジタル映像信号に基づく複合10ビット
ワード列データには、RDを予め定められた正もしくは
負とする10ビットワード同期データが含まれているこ
とになる。このような10ビットワード同期データは、
例えば、RDを正とするワードデータDS10である+
K28.5、もしくは、RDを負とするワードデータD
S10である−K28.5とされる。そして、斯かる複
合10ビットワード列データに含まれる10ビットワー
ド同期データのRDは、受信側におけるワード同期デー
タ検出が、RDを正とするワード同期データのみを検出
するものされているか、RDを負とするワード同期デー
タのみを検出するものとされているかに応じて、予め正
もしくは負に設定される。
【0023】従って、受信側がワード同期データ検出
を、RDを正とするワード同期データのみを検出するこ
とにより行う場合、もしくは、RDを負とするワード同
期データのみを検出することにより行う場合のいずれの
もとにおいても、受信側において、10ビットワード同
期データが、480P信号の如くのディジタル映像信号
を再生するための処理に必要とされるワード同期データ
として、適正に検出されることになるものとされる。ま
た、複合10ビットワード列データに含まれる10ビッ
トワード列データは、8B/10B変換処理を経て得ら
れるものとされることにより、良好な伝送品質をもたら
すことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝
送品質が得られるもとで受信される複合10ビットワー
ド列データに基づく480P信号の如くのディジタル映
像信号の再生のための処理に必要とされるデータ同期状
態が、確実に得られる状態が確保される。
【0024】そして、斯かる本願の特許請求の範囲にお
ける請求項1から請求項11までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法によれば、RDを予め定め
られた正もしくは負とする10ビットワード同期データ
を含んだ付加ワードデータグループを伴う複合10ビッ
トワード列データのシリアルデータへの変換,変換され
たシリアルデータの送信、さらには、受信側における、
シリアルデータの受信,受信されたシリアルデータの複
合10ビットワード列データへの変換等を、例えば、フ
ァイバーチャンネル・システムのもとにおけるディジタ
ル映像信号の送信及び受信に用いられる伝送回路ディバ
イスを利用して行うことができる。従って、伝送される
べきデータに基づく、8B/10B変換が施され、ワー
ド同期データが付加された10ビットワード列データが
形成され、その10ビットワード列データがシリアルデ
ータに変換されて伝送されるべく送出される伝送方式を
もって、480P信号の如くのディジタル映像信号を、
比較的容易に整えることができる手段を用いて受信側で
確実に再生され得るように伝送できることになる。
【0025】また、本願の特許請求の範囲における請求
項12または13に記載された発明に係るデータ伝送装
置においては、データ送出手段によりシリアルデータに
変換されて送出される、例えば、480P信号とされる
ディジタル映像信号に基づく複合10ビットワード列デ
ータには、RDを予め定められた正もしくは負とする1
0ビットワード同期データが含まれていることになる。
このような10ビットワード同期データは、例えば、R
Dを正とするワードデータDS10である+K28.
5、もしくは、RDを負とするワードデータDS10で
ある−K28.5とされる。そして、斯かる複合10ビ
ットワード列データに含まれる10ビットワード同期デ
ータのRDは、受信側におけるワード同期データ検出
が、RDを正とするワード同期データのみを検出するも
のされているか、RDを負とするワード同期データのみ
を検出するものとされているかに応じて、予め正もしく
は負に設定される。
【0026】従って、受信側がワード同期データ検出
を、RDを正とするワード同期データのみを検出するこ
とにより行う場合、もしくは、RDを負とするワード同
期データのみを検出することにより行う場合のいずれの
もとにおいても、受信側において、10ビットワード同
期データが、480P信号の如くのディジタル映像信号
を再生するための処理に必要とされるワード同期データ
として、適正に検出されることになるものとされる。ま
た、複合10ビットワード列データに含まれる10ビッ
トワード列データは、8B/10B変換処理を経て得ら
れるものとされることにより、良好な伝送品質をもたら
すことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝
送品質が得られるもとで受信される複合10ビットワー
ド列データに基づく480P信号の如くのディジタル映
像信号の再生のための処理に必要とされるデータ同期状
態が、確実に得られる状態が確保される。
【0027】そして、斯かる本願の特許請求の範囲にお
ける請求項12または13に記載された発明に係るデー
タ伝送装置によれば、RDを予め定められた正もしくは
負とする10ビットワード同期データを含んだ付加ワー
ドデータグループを伴う複合10ビットワード列データ
のシリアルデータへの変換,変換されたシリアルデータ
の送信、さらには、受信側における、シリアルデータの
受信,受信されたシリアルデータの複合10ビットワー
ド列データへの変換等を、例えば、ファイバーチャンネ
ル・システムのもとにおけるディジタル映像信号の送信
及び受信に用いられる伝送回路ディバイスを利用して行
うことができる。従って、伝送されるべきデータに8B
/10B変換処理が施され、ワード同期データが付加さ
れた10ビットワード列データが形成され、その10ビ
ットワード列データがシリアルデータに変換されて伝送
されるべく送出される伝送方式をもって、480P信号
の如くのディジタル映像信号を、比較的容易に整えるこ
とができる手段を用いて受信側で確実に再生され得るよ
うに伝送できることになる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8まで及び請求項11のいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施
される、本願の特許請求の範囲における請求項12また
は13に記載された発明に係るデータ伝送装置の一例を
示す。
【0029】図1に示される例にあっては、ディジタル
映像信号である480P信号DVPが、複合10ビット
ワード列データ形成部11に供給される。480P信号
DVPは、例えば、図19に示される如くのデータ系列
の態様をとる10ビット量子化ディジタル信号であっ
て、そのワード伝送レートを、例えば、54MBpsと
するパラレルデータとされる。
【0030】複合10ビットワード列データ形成部11
においては、480P信号DVPが8B/10B変換部
12に供給される。8B/10B変換部12には、48
0P信号DVPについてのライン期間及びフィールド期
間に夫々同期したライン同期信号SH及びフィールド同
期信号SVも供給される。
【0031】そして、8B/10B変換部12において
は、ライン同期信号SH及びフィールド同期信号SVを
用いたもとで、10ビットワード列データとされて各ワ
ードを形成する10ビットずつが順次到来する480P
信号DVPに対して、例えば、その5ライン期間分ず
つ、それに含まれるEAVの先頭を基準点として、順
次、8ビット毎に10ビットへの変換が行われる8B/
10B変換を施し、それにより、例えば、図2のAにお
いてD/0〜D/9,D/10〜D/19,D/20〜
D/29,・・・・・(D/0,・・・・・,D/2
9,・・・・・は各ビットデータをあらわす)の夫々と
してあらわされる如くの、10ビットワードデータを逐
次形成していき、斯かる10ビットワードデータが連な
って形成され、ワード伝送レートを、例えば、67.5
MBpsとする10ビットワード列データDX(10)
を得る。その際、480P信号DVPに対しての8B/
10B変換により得る各10ビットワードデータを、R
Dの初期値を正(+)(もしくは負(−))とするもの
となす。そして、得られた480P信号DVPに基づく
10ビットワード列データDX(10)を、速度変換・
同期データ挿入部13に供給する。図2における矢印t
は、時間経過をあらわす。
【0032】速度変換・同期データ挿入部13には、ワ
ードデータ送出部14から、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
され、ワード伝送レートを、例えば、106.2MBp
sとする付加ワードデータグループDWPが供給され、
また、ワードデータ送出部15から、10ビットワード
同期データを含んだ複数の10ビットワードデータによ
って構成され、ワード伝送レートを、例えば、106.
2MBpsとする付加ワードデータグループDWNが供
給される。さらに、速度変換・同期データ挿入部13に
は、ライン同期信号SH,フィールド同期信号SV,周
波数を54MHzとするクロックパルス信号CA、及
び、周波数を106.25MHzとするクロックパルス
信号CBも供給される。
【0033】そして、速度変換・同期データ挿入部13
は、8B/10B変換部12からの10ビットワード列
データDX(10)に対して、そのワード伝送レートを
67.5MBpsから、例えば、106.25MBps
に変換する速度変換を施すとともに、予め設定された所
定のワード間隔を置いて、ワードデータ送出部14から
の10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデー
タグループDWP、もしくは、ワードデータ送出部15
からの10ビットワード同期データを含んだ付加ワード
データグループDWNを挿入し、それにより、480P
信号DVPに基づく、ワード伝送レートを106.25
MBpsとする複合10ビットワード列データDZ(1
0)を形成する。
【0034】斯かるもとで、8B/10B変換部12
は、480P信号DVPに8B/10B変換を施して1
0ビットワード列データDX(10)を得るにあたり、
その10ビットワード列データDX(10)における、
速度変換・同期データ挿入部13において速度変換が施
された後付加ワードデータグループDWPもしくはDW
Nが挿入される部分の直前に位置することになる直前1
0ビットワードデータが、そのRDを正(+)とするも
のか負(−)とするものかをあらわすRDデータDRD
を送出して、そのRDデータDRDを速度変換・同期デ
ータ挿入部13に供給する。
【0035】それにより、速度変換・同期データ挿入部
13は、ワード伝送速度が67.5MBpsから10
6.25MBpsに変換された10ビットワード列デー
タDX(10)に、付加ワードデータグループDWPも
しくはDWNを挿入するにあたり、RDデータDRD
が、直前10ビットワードデータがRDを負(−)とす
るものであることをあらわすとき、ワードデータ送出部
14からの付加ワードデータグループDWPを挿入し、
また、RDデータDRDが、直前10ビットワードデー
タがRDを正(+)とするものであることをあらわすと
き、ワードデータ送出部15からの付加ワードデータグ
ループDWNを挿入する。
【0036】図3は、速度変換・同期データ挿入部13
についての具体構成例を示す。この図3に示される例に
おいては、480P信号DVPに基づく10ビットワー
ド列データDX(10)がスイッチ16に供給される。
スイッチ16には、スイッチ制御信号形成部17からの
制御信号CSAも供給される。
【0037】スイッチ制御信号形成部17には、ライン
同期信号SH,フィールド同期信号SV,周波数を10
6.25MHzとするクロックパルス信号CB、及び、
8B/10B変換部12からのRDデータDRDが供給
され、スイッチ制御信号形成部17は、ライン同期信号
SH及びフィールド同期信号SVに応じて、480P信
号DVPにおける、例えば、EAVから始まる5ライン
期間分の先頭の時点に同期した制御信号CSAを形成
し、さらに、クロックパルス信号CBの周期の整数倍の
期間に同期した制御信号CSB、及び、RDデータDR
Dの内容に応じた制御信号CSCを形成する。制御信号
CSCは、例えば、RDデータDRDが直前10ビット
ワードデータがRDを負(−)とするものであることを
あらわすとき高レベルをとり、RDデータDRDが直前
10ビットワードデータがRDを正(+)とするもので
あることをあらわすとき低レベルをとるものとされる。
【0038】スイッチ16にはメモリ部18とメモリ部
19とが接続されている。そして、スイッチ16は、制
御信号CSAに応じて、480P信号DVPにおけるE
AVから始まる5ライン期間分の先頭の時点毎の切換え
を行い、それにより、10ビットワード列データDX
(10)を、それにおける480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分ずつ、メモリ
部18とメモリ部19とに交互に供給して、10ビット
ワード列データDX(10)についてのメモリ部18と
メモリ部19とに対する振分供給を行う。
【0039】また、メモリ部18とメモリ部19とに関
連して、メモリ制御信号形成部20が設けられており、
メモリ制御信号形成部20には、周波数を54MHzと
するクロックパルス信号CAと周波数を106.25M
Hzとするクロックパルス信号CBとが供給される。そ
して、メモリ制御信号形成部20は、クロックパルス信
号CAに基づいて、周波数を54×10/8=67.5
MHzとする書込制御信号QWを発生するとともに、ク
ロックパルス信号CBに基づいて、周波数を106.2
5MHzとする読出制御信号QRを発生し、書込制御信
号QWと読出制御信号QRとをメモリ部18及びメモリ
部19の両者に供給する。
【0040】それにより、メモリ部18においては、ス
イッチ16を通じて10ビットワード列データDX(1
0)が供給される期間において、10ビットワード列デ
ータDX(10)における480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分が、周波数を
67.5MHzとする書込制御信号QWに応じて、ワー
ド伝送速度を67.5MBpsとする状態で書き込まれ
る。また、メモリ部19においても、スイッチ16を通
じて10ビットワード列データDX(10)が供給され
る期間において、10ビットワード列データDX(1
0)における480P信号DVPのEAVから始まる5
ライン期間分に対応する部分が、周波数を67.5MH
zとする書込制御信号QWに応じて、ワード伝送速度を
67.5MBpsとする状態で書き込まれる。従って、
メモリ部18及び19における、10ビットワード列デ
ータDX(10)における480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分についてのワ
ード伝送速度を67.5MBpsとする状態での書込み
が、480P信号DVPにおけるEAVから始まる5ラ
イン期間分の先頭の時点毎に行われるスイッチ16の切
換えに従って、交互に行われる。
【0041】メモリ部18に書き込まれた10ビットワ
ード列データDX(10)における480P信号DVP
のEAVから始まる5ライン期間分に対応する部分は、
その書込み期間に続く480P信号DVPにおけるEA
Vから始まる5ライン期間のうちに、周波数を106.
25MHzとする読出制御信号QRに応じて、メモリ部
18から読み出される。それにより、メモリ部18から
ワード伝送速度を106.25MBpsとする10ビッ
トワード列データDZ'(10) が得られて、それがスイッ
チ21に供給される。
【0042】また、メモリ部19に書き込まれた10ビ
ットワード列データDX(10)における480P信号
DVPのEAVから始まる5ライン期間分に対応する部
分も、その書込み期間に続く480P信号DVPにおけ
るEAVから始まる5ライン期間のうちに、周波数を1
06.25MHzとする読出制御信号QRに応じて、メ
モリ部19から読み出される。それにより、メモリ部1
9からも、ワード伝送速度を106.25MBpsとす
る10ビットワード列データDZ'(10) が得られて、そ
れがスイッチ21に供給される。
【0043】スイッチ21に関連して、スイッチ22が
設けられている。スイッチ22には、ワードデータ送出
部14からの10ビットワード同期データを含んだ付加
ワードデータグループDWPと、ワードデータ送出部1
5からの10ビットワード同期データを含んだ付加ワー
ドデータグループDWNとが供給され、さらに、スイッ
チ制御信号形成部17からの制御信号CSCも供給され
る。
【0044】そして、スイッチ22は、制御信号CSC
が高レベルをとるとき、即ち、8B/10B変換部12
から送出されるRDデータDRDが、直前10ビットワ
ードデータがRDを負(−)とするものであることをあ
らわすとき、ワードデータ送出部14からの付加ワード
データグループDWPを取り出して、それをスイッチ2
1に供給し、また、制御信号CSCが低レベルをとると
き、即ち、8B/10B変換部12から送出されるRD
データDRDが、直前10ビットワードデータがRDを
正(+)とするものであることをあらわすとき、ワード
データ送出部15からの付加ワードデータグループDW
Nを導出して、それをスイッチ21に供給する。
【0045】スイッチ21には、スイッチ制御信号形成
部17からの制御信号CSBも供給される。それによ
り、スイッチ21は、制御信号CSBに応じて、スイッ
チ22から導出される、ワード伝送速度を106.25
MBpsとする10ビットワード列データであるワード
データ送出部14からの付加ワードデータグループDW
Pもしくはワードデータ送出部15からの付加ワードデ
ータグループDWN,メモリ部19から読み出されたワ
ード伝送速度を106.25MBpsとする10ビット
ワード列データDZ'(10) 、及び、メモリ部18から読
み出されたワード伝送速度を106.25MBpsとす
る10ビットワード列データDZ'(10) の夫々を順次取
り出す。それにより、スイッチ21から、図2のBに示
される如くに、D/0〜D/9,D/10〜D/19,
D/20〜D/29,・・・・・の夫々としてあらわさ
れる10ビットワードデータが連なってなる、ワード伝
送レートを106.25MBpsとする10ビットワー
ド列データDZ'(10) に、所定のワード間隔を置いてワ
ード伝送レートを106.25MBpsとする付加ワー
ドデータグループDWPもしくは付加ワードデータグル
ープDWNが挿入されて形成される、複合10ビットワ
ード列データDZ(10)が導出される。
【0046】ワードデータ送出部14からのワード伝送
速度を106.25MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWPは、10ビットワード同期データを含んだ
複数の10ビットワードデータによって構成されるが、
その一例にあっては、その始端から終端へと、D21.
5というコードネームで呼ばれる10ビットワードデー
タ,D21.3というコードネームで呼ばれる10ビッ
トワードデータ,10ビットワード同期データである+
K28.5が順次連なり、さらに、+K28.5に任意
の10ビットワードデータDXX・X,・・・・・,D
YY・Y,DZZ・Zが順次連なるものとされる。ま
た、ワードデータ送出部15からのワード伝送速度を1
06.25MBpsとする付加ワードデータグループD
WNも、10ビットワード同期データを含んだ複数の1
0ビットワードデータによって構成されるが、その一例
にあっては、始端から終端へと、D21.4というコー
ドネームで呼ばれる10ビットワードデータ,D21.
3というコードネームで呼ばれる10ビットワードデー
タ,10ビットワード同期データである+K28.5が
順次連なり、さらに、+K28.5に任意の10ビット
ワードデータDXX・X,・・・・・,DYY・Y,D
ZZ・Zが順次連なるものとされる。
【0047】図4に示される如く、D21.3は、その
直前に配されたワードデータによるRDであるCRDが
負(−)であるときRDをニュートラルとする“101
010 1100”とされ、その直前に配されたワード
データによるRDであるCRDが正(+)であるときR
Dをニュートラルとする“101010 0011”と
される。また、D21.4は、その直前に配されたワー
ドデータによるRDであるCRDが負(−)であるとき
RDを正(+)とする“101010 1101”とさ
れ、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが正(+)であるときRDを負(−)とする“1
01010 0010”とされる。さらに、D21.5
は、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるときRDをニュートラルとする
“101010 1010”とされ、その直前に配され
たワードデータによるRDであるCRDが正(+)であ
るときにもRDをニュートラルとする“101010
1010”とされる。
【0048】上述の付加ワードデータグループDWPの
一例が挿入されて形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、その付加ワードデータグループD
WPが挿入された部分が、図5のAに示される如くに1
0ビットワード同期データである+K28.5を含むも
のとされる。図5のAにおいて、DV10は、図2に示
されるメモリ部18及び19の夫々から読み出された1
0ビットワード列データDZ'(10) を形成する各10ビ
ットワードデータをあらわしており、特に、−DV10
は、RDを負(−)とするDV10をあらわしている。
【0049】また、上述の付加ワードデータグループD
WNの一例が挿入されて形成される複合10ビットワー
ド列データDZ(10)は、その付加ワードデータグル
ープDWNが挿入された部分が、図5のBに示される如
くに10ビットワード同期データである+K28.5を
含むものとされる。図5のBにおいても、DV10は、
図2に示されるメモリ部18及び19の夫々から読み出
された10ビットワード列データDZ'(10) を形成する
各10ビットワードデータをあらわしており、特に、+
DV10は、RDを正(+)とするDV10をあらわし
ている。
【0050】ワードデータ送出部14からのワード伝送
速度を106.25MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWPの他の例にあっては、始端から終端へと、
複数の任意の10ビットワードデータDXX・1,DX
X・2,DXX・3,・・・・・,DXX・nが、DX
X・nのRDが負(−)とされるようにして順次連な
り、さらに、DXX・nに10ビットワード同期データ
である+K28.5及びD21・5が順次連なるものと
される。また、ワードデータ送出部15からのワード伝
送速度を106.25MBpsとする付加ワードデータ
グループDWNの他の例にあっては、始端から終端へ
と、複数の任意の10ビットワードデータDYY・1,
DYY・2,DYY・3,・・・・・,DYY・nが、
DYY・nのRDが負(−)とされるようにして順次連
なり、さらに、DYY・nに10ビットワード同期デー
タである+K28.5及びD21・5が順次連なるもの
とされる。
【0051】上述の付加ワードデータグループDWPの
他の例が挿入されて形成される複合10ビットワード列
データDZ(10)は、その付加ワードデータグループ
DWPが挿入された部分が、図6のAに示される如くに
10ビットワード同期データである+K28.5を含む
ものとされる。図6のAにおいて、DV10は、図2に
示されるメモリ部18及び19の夫々から読み出された
10ビットワード列データDZ'(10) を形成する各10
ビットワードデータをあらわしており、特に、−DV1
0は、RDを負(−)とするDV10をあらわしてい
る。
【0052】また、上述の付加ワードデータグループD
WNの他の例が挿入されて形成される複合10ビットワ
ード列データDZ(10)は、その付加ワードデータグ
ループDWNが挿入された部分が、図6のBに示される
如くに10ビットワード同期データである+K28.5
を含むものとされる。図6のBにおいても、DV10
は、図2に示されるメモリ部18及び19の夫々から読
み出された10ビットワード列データDZ'(10) を形成
する各10ビットワードデータをあらわしており、特
に、+DV10は、RDを正(+)とするDV10をあ
らわしている。
【0053】なお、複合10ビットワード列データDZ
(10)が、その付加ワードデータグループDWPもし
くはDWNが挿入された部分を、図5のAもしくはBに
示される如くのもの、あるいは、図6のAもしくはBに
示される如くのものとする場合にあっては、付加ワード
データグループDWPもしくはDWNが、複合10ビッ
トワード列データDZ(10)における付加ワードデー
タグループDWPもしくはDWNが挿入された部分にお
いて、RDを正(+)とする10ビットワード同期デー
タ、即ち、+K28.5が含まれることになるものに選
定されている。しかしながら、場合によっては、複合1
0ビットワード列データDZ(10)が、その付加ワー
ドデータグループDWPもしくはDWNが挿入された部
分を、図5のAもしくはBに示される如くのもの、ある
いは、図6のAもしくはBに示される如くのものと同様
なものとするもとにあって、付加ワードデータグループ
DWPもしくはDWNが、複合10ビットワード列デー
タDZ(10)における付加ワードデータグループDW
PもしくはDWNが挿入された部分において、RDを負
(−)とする10ビットワード同期データ、即ち、−K
28.5が含まれることになるものに選定されることも
あり得る。
【0054】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部13において形成される、ワード伝送レートを10
6.25MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZ(10)は、複合10ビットワード列データ形成部
11から送出されて、P/S変換部23に供給される。
P/S変換部23にあっては、複合10ビットワード列
データDZ(10)にP/S変換を施して、複合10ビ
ットワード列データDZ(10)に基づく、ビット伝送
レートを106.25MBps×10=1.0625G
bpsとするシリアルデータDZSを形成し、そのシリ
アルデータDZSを送信信号形成部24に供給する。送
信信号形成部24は、シリアルデータDZSを、例え
ば、オプティカル・ファイバーが用いられて形成された
データ伝送路を通じて伝送すべく、オプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光
信号SZとして送出する。それによって、シリアルデー
タDZSの伝送が行われる。
【0055】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、P/S変換部23及び送信信号形成部2
4が、ワード伝送レートを106.25MBpsとする
複合10ビットワード列データDZ(10)をビット伝
送レートを1.0625Gbpsとするシリアルデータ
DZSに変換して伝送することになるので、このような
P/S変換部23及び送信信号形成部24を、例えば、
ファイバーチャンネル・システムのもとにおけるディジ
タル映像信号の送信用に提供されている集積回路(I
C)素子を有効に利用して構成することができる。従っ
て、伝送されるべきデータに基づく、8B/10B変換
が施され、ワード同期データが付加された10ビットワ
ード列データが形成され、その10ビットワード列デー
タがシリアルデータに変換されて伝送されるべく送出さ
れる伝送方式をもって、480P信号の如くのディジタ
ル映像信号を、比較的容易に整えることができる手段に
より、受信側で確実に再生され得るように伝送できるこ
とになる。
【0056】図7は、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項5まで及び請求項7から請求項11ま
でのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の
例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項
12または13に記載された発明に係るデータ伝送装置
の他の例を示す。
【0057】図7に示される例にあっては、ディジタル
映像信号である480P信号DVPが、複合10ビット
ワード列データ形成部31に供給される。480P信号
DVPは、例えば、図19に示される如くのデータ系列
の態様をとる10ビット量子化ディジタル信号であっ
て、そのワード伝送レートを、例えば、54MBpsと
するパラレルデータとされる。
【0058】複合10ビットワード列データ形成部31
においては、480P信号DVPが8B/10B変換部
32に供給される。8B/10B変換部32には、48
0P信号DVPについてのライン期間及びフィールド期
間に夫々同期したライン同期信号SH及びフィールド同
期信号SVも供給される。
【0059】そして、8B/10B変換部32において
は、ライン同期信号SH及びフィールド同期信号SVを
用いたもとで、10ビットワード列データとされて各ワ
ードを形成する10ビットずつが順次到来する480P
信号DVPに対して、例えば、その5ライン期間分ず
つ、それに含まれるEAVの先頭を基準点として、順
次、8ビット毎に10ビットへの変換が行われる8B/
10B変換を施し、それにより、10ビットワードデー
タを逐次形成していき、斯かる10ビットワードデータ
が連なって形成され、ワード伝送レートを、例えば、6
7.5MBpsとする10ビットワード列データDX
(10)を得る。その際、480P信号DVPに対して
の8B/10B変換により得る各10ビットワードデー
タを、RDの初期値を正(+)(もしくは負(−))と
するものとなす。そして、得られた480P信号DVP
に基づく10ビットワード列データDX(10)を、速
度変換・同期データ挿入部33に供給する。
【0060】速度変換・同期データ挿入部33には、ワ
ードデータ送出部34から、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
され、ワード伝送レートを、例えば、106.2MBp
sとする付加ワードデータグループDWSが供給され
る。さらに、速度変換・同期データ挿入部33には、ラ
イン同期信号SH,フィールド同期信号SV,周波数を
54MHzとするクロックパルス信号CA、及び、周波
数を106.25MHzとするクロックパルス信号CB
も供給される。
【0061】そして、速度変換・同期データ挿入部33
は、8B/10B変換部32からの10ビットワード列
データDX(10)に対して、そのワード伝送レートを
67.5MBpsから、例えば、106.25MBps
に変換する速度変換を施すとともに、予め設定された所
定のワード間隔を置いて、ワードデータ送出部34から
の10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデー
タグループDWSを挿入し、それにより、480P信号
DVPに基づく、ワード伝送レートを106.25MB
psとする複合10ビットワード列データDZ(10)
を形成する。
【0062】図8は、速度変換・同期データ挿入部33
についての具体構成例を示す。この図8に示される例に
おいては、480P信号DVPに基づく、ワード伝送レ
ートを67.5MHzとする10ビットワード列データ
DX(10)がスイッチ35に供給される。スイッチ3
5には、スイッチ制御信号形成部36からの制御信号C
SAも供給される。
【0063】スイッチ制御信号形成部36には、ライン
同期信号SH,フィールド同期信号SV及び周波数を1
06.25MHzとするクロックパルス信号CBが供給
され、スイッチ制御信号形成部36は、ライン同期信号
SH及びフィールド同期信号SVに応じて、480P信
号DVPにおける、例えば、EAVから始まる5ライン
期間分の先頭の時点に同期した制御信号CSAを形成
し、さらに、クロックパルス信号CBの周期の整数倍の
期間に同期した制御信号CSBを形成する。
【0064】スイッチ35にはメモリ部37とメモリ部
38とが接続されている。そして、スイッチ35は、制
御信号CSAに応じて、480P信号DVPにおけるE
AVから始まる5ライン期間分の先頭の時点毎の切換え
を行い、それにより、10ビットワード列データDX
(10)を、それにおける480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分ずつ、メモリ
部37とメモリ部38とに交互に供給して、10ビット
ワード列データDX(10)についてのメモリ部37と
メモリ部38とに対する振分供給を行う。
【0065】また、メモリ部37とメモリ部38とに関
連して、メモリ制御信号形成部39が設けられており、
メモリ制御信号形成部39には、周波数を54MHzと
するクロックパルス信号CAと周波数を106.25M
Hzとするクロックパルス信号CBとが供給される。そ
して、メモリ制御信号形成部39は、クロックパルス信
号CAに基づいて、周波数を54×10/8=67.5
MHzとする書込制御信号QWを発生するとともに、ク
ロックパルス信号CBに基づいて、周波数を106.2
5MHzとする読出制御信号QRを発生し、書込制御信
号QWと読出制御信号QRとをメモリ部37及びメモリ
部38の両者に供給する。
【0066】それにより、メモリ部37においては、ス
イッチ35を通じて10ビットワード列データDX(1
0)が供給される期間において、10ビットワード列デ
ータDX(10)における480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分が、周波数を
67.5MHzとする書込制御信号QWに応じて、ワー
ド伝送速度を67.5MBpsとする状態で書き込まれ
る。また、メモリ部38においても、スイッチ35を通
じて10ビットワード列データDX(10)が供給され
る期間において、10ビットワード列データDX(1
0)における480P信号DVPのEAVから始まる5
ライン期間分に対応する部分が、周波数を67.5MH
zとする書込制御信号QWに応じて、ワード伝送速度を
67.5MBpsとする状態で書き込まれる。従って、
メモリ部37及び38における、10ビットワード列デ
ータDX(10)における480P信号DVPのEAV
から始まる5ライン期間分に対応する部分についてのワ
ード伝送速度を67.5MBpsとする状態での書込み
が、480P信号DVPにおけるEAVから始まる5ラ
イン期間分の先頭の時点毎に行われるスイッチ35の切
換えに従って、交互に行われる。
【0067】メモリ部37に書き込まれた10ビットワ
ード列データDX(10)における480P信号DVP
のEAVから始まる5ライン期間分に対応する部分は、
その書込み期間に続く480P信号DVPにおけるEA
Vから始まる5ライン期間のうちに、周波数を106.
25MHzとする読出制御信号QRに応じて、メモリ部
37から読み出される。それにより、メモリ部37から
ワード伝送速度を106.25MBpsとする10ビッ
トワード列データDZ'(10) が得られて、それがスイッ
チ40に供給される。
【0068】また、メモリ部38に書き込まれた10ビ
ットワード列データDX(10)における480P信号
DVPのEAVから始まる5ライン期間分に対応する部
分も、その書込み期間に続く480P信号DVPにおけ
るEAVから始まる5ライン期間のうちに、周波数を1
06.25MHzとする読出制御信号QRに応じて、メ
モリ部38から読み出される。それにより、メモリ部3
8からも、ワード伝送速度を106.25MBpsとす
る10ビットワード列データDZ'(10) が得られて、そ
れがスイッチ40に供給される。
【0069】スイッチ40には、ワードデータ送出部3
4からの10ビットワード同期データを含んだ付加ワー
ドデータグループDWSが供給され、さらに、スイッチ
制御信号形成部36からの制御信号CSBも供給され
る。
【0070】そして、スイッチ40は、制御信号CSB
に応じて、ワードデータ送出部34からのワード伝送速
度を106.25MBpsとする10ビットワード列デ
ータである付加ワードデータグループDWS,メモリ部
38から読み出されたワード伝送速度を106.25M
Bpsとする10ビットワード列データDZ'(10) 、及
び、メモリ部37から読み出されたワード伝送速度を1
06.25MBpsとする10ビットワード列データD
Z'(10) の夫々を順次取り出す。それにより、スイッチ
40から、ワード伝送レートを106.25MBpsと
する10ビットワード列データDZ'(10) に、所定のワ
ード間隔を置いてワード伝送レートを106.25MB
psとする付加ワードデータグループDWSが挿入され
て形成される、複合10ビットワード列データDZ(1
0)が導出される。
【0071】ワードデータ送出部34からのワード伝送
レートを106.25MBpsとする付加ワードデータ
グループDWSは、10ビットワード同期データを含ん
だ複数の10ビットワードデータによって構成される
が、その一例にあっては、始端から終端へと、10ビッ
トワード同期データであるK28.5、及び、任意の1
0ビットワードデータDXX・X,・・・・・,DYY
・Y,DZZ・Zが順次連なるものとされる。そして、
斯かる際には、10ビットワード列データDZ'(10) に
おける付加ワードデータグループDWSの直前の10ビ
ットワードデータが、RDを負(−)とするものに設定
される。
【0072】また、ワードデータ送出部34からのワー
ド伝送レートを106.25MBpsとする付加ワード
データグループDWSの他の例にあっては、始端から終
端へと、任意の10ビットワードデータDXX・X,D
YY・Y,・・・・・,10ビットワード同期データで
あるK28.5,D21.5が順次連なるものとされ
る。斯かる際には、任意の10ビットワードデータDX
X・X,DYY・Y,・・・・・が、K28.5の直前
においてRDを負(−)とするものに設定される。
【0073】上述の付加ワードデータグループDWSの
一例が挿入されて形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、その付加ワードデータグループD
WSが挿入された部分が、図9に示される如くに10ビ
ットワード同期データである+K28.5を含むものと
される。図9において、DV10は、図8に示されるメ
モリ部37及び38の夫々から読み出された10ビット
ワード列データDZ'(10) を形成する各10ビットワー
ドデータをあらわしている。
【0074】また、上述の付加ワードデータグループD
WSの他の例が挿入されて形成される複合10ビットワ
ード列データDZ(10)は、その付加ワードデータグ
ループDWSが挿入された部分が、図10に示される如
くに10ビットワード同期データである+K28.5を
含むものとされる。図10においても、DV10は、図
8に示されるメモリ部37及び38の夫々から読み出さ
れた10ビットワード列データDX'(10) を形成する各
10ビットワードデータをあらわしている。
【0075】なお、複合10ビットワード列データDZ
(10)が、その付加ワードデータグループDWSが挿
入された部分を、図9もしくは図10に示される如くの
ものとする場合にあっては、付加ワードデータグループ
DWSが、複合10ビットワード列データDZ(10)
における付加ワードデータグループDWSが挿入された
部分において、RDを正(+)とする10ビットワード
同期データ、即ち、+K28.5が含まれることになる
ものに選定されている。しかしながら、場合によって
は、複合10ビットワード列データDZ(10)が、そ
の付加ワードデータグループDWSが挿入された部分
を、図9もしくは図10に示される如くのものと同様な
ものとするもとにあって、付加ワードデータグループD
WSが、複合10ビットワード列データDZ(10)に
おける付加ワードデータグループDWSが挿入された部
分において、RDを負(−)とする10ビットワード同
期データ、即ち、−K28.5が含まれることになるも
のに選定されることもあり得る。
【0076】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部33において形成される、ワード伝送レートを10
6.25MBpsとする複合10ビットワード列データ
DZ(10)は、複合10ビットワード列データ形成部
31から送出されて、P/S変換部41に供給される。
P/S変換部41にあっては、複合10ビットワード列
データDZ(10)に、P/S変換を施して、複合10
ビットワード列データDZ(10)に基づく、ビット伝
送レートを106.25MBps×10=1.0625
GbpsとするシリアルデータDZSを形成し、そのシ
リアルデータDZSを送信信号形成部42に供給する。
送信信号形成部42は、シリアルデータDZSを、例え
ば、オプティカル・ファイバーが用いられて形成された
データ伝送路を通じて伝送すべく、オプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光
信号SZとして送出する。それによって、シリアルデー
タDZSの伝送が行われる。
【0077】上述の如くの図7に示されるデータ伝送装
置にあっても、P/S変換部41及び送信信号形成部4
2が、ワード伝送レートを106.25MBpsとする
複合10ビットワード列データDZ(10)をビット伝
送レートを1.0625Gbpsとするシリアルデータ
DZSに変換して伝送することになるので、このような
P/S変換部41及び送信信号形成部42を、例えば、
ファイバーチャンネル・システムのもとにおけるディジ
タル映像信号の送信用に提供されている集積回路(I
C)素子を有効に利用して構成することができる。従っ
て、伝送されるべきデータに基づく、8B/10B変換
が施され、ワード同期データが付加された10ビットワ
ード列データが形成され、その10ビットワード列デー
タがシリアルデータに変換されて伝送されるべく送出さ
れる伝送方式をもって、480P信号の如くのディジタ
ル映像信号を、比較的容易に整えることができる手段に
より、受信側で確実に再生され得るように伝送できるこ
とになる。
【0078】図11は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の例に従って図1に示さ
れるデータ伝送装置における送信信号形成部24から送
出される、複合10ビットワード列データDZ(10)
が変換されて得られたシリアルデータDZSに基づく光
信号SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0079】この図11に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された光信
号SZを受信する受信部45が備えられている。受信部
45は、光信号SZを受信するとき、受信された光信号
SZに基づくシリアルデータDZSを再生し、再生され
たシリアルデータDZSを同期データ検出・S/P変換
部46に供給する。
【0080】同期データ検出・S/P変換部46にあっ
ては、シリアルデータDZSにおける、10ビットワー
ドデータである+K28.5(もしくは−K28.5)
がシリアルデータに変換された部分を、同期データとし
て検出し、検出された同期データに基づくワード同期を
とって、シリアルデータDZSにS/P変換を施し、図
12のAもしくはCあるいは図13のAもしくはCに示
される如くの、例えば、ワード伝送レートを106.2
5MBpsとするパラレルデータである複合10ビット
ワード列データDZ(10)を形成する。図12のAも
しくはCあるいは図13のAもしくはCに示される複合
10ビットワード列データDZ(10)は、付加ワード
データグループDWPもしくはDWNの内容及び付加ワ
ードデータグループDWPもしくはDWNの直前のデー
タのRDに応じて選択的に形成される。そして、同期デ
ータ検出・S/P変換部46から得られる複合10ビッ
トワード列データDZ(10)は、10ビットワード列
データ復元部47に供給される。
【0081】また、同期データ検出・S/P変換部46
においては、複合10ビットワード列データDZ(1
0)における付加ワードデータグループDWPもしくは
DWN中の+K28.5(もしくは−K28.5)を同
期データとして検出して、同期データ検出出力信号SW
Sを送出する。この同期データ検出出力信号SWSは、
複合10ビットワード列データDZ(10)における付
加ワードデータグループDWPもしくはDWNの内容及
び付加ワードデータグループDWPもしくはDWNの直
前のデータのRDに応じて、例えば、図12のBもしく
はDあるいは図13のBもしくはDに示される如くに得
られる。このようにして、同期データ検出・S/P変換
部46から得られる同期データ検出出力信号SWSは、
制御信号形成部48に供給される。制御信号形成部48
においては、同期データ検出出力信号SWSに基づく同
期制御信号CWが形成される。
【0082】同期データ検出・S/P変換部46からの
複合10ビットワード列データDZ(10)が供給され
る10ビットワード列データ復元部47には、制御信号
形成部48からの同期制御信号CWも供給される。そし
て、10ビットワード列データ復元部47にあっては、
複合10ビットワード列データDZ(10)と同期制御
信号CWとが同期データ分離・速度変換部49に供給さ
れる。同期データ分離・速度変換部49においては、同
期制御信号CWに応じて、複合10ビットワード列デー
タDZ(10) から、ワード伝送レートを106.25
MBpsとする付加ワードデータグループDWPもしく
はDWNと10ビットワード列データDX(10)とが
互いに分離されて取り出される。
【0083】さらに、同期データ分離・速度変換部49
にあっては、取り出された10ビットワード列データD
X(10)に、そのワード伝送レートを106.25M
Bpsから67.5MBpsに変換する速度変換を施
す。それにより、同期データ分離・速度変換部49から
は、ワード伝送レートを67.5MBpsとする10ビ
ットワード列データDX(10)が送出されて、10B
/8B変換・10ビットワード列データ形成部50に供
給される。
【0084】10B/8B変換・10ビットワード列デ
ータ形成部50には、制御信号形成部48からの制御信
号CWも供給される。10B/8B変換・10ビットワ
ード列データ形成部50においては、ワード伝送レート
を67.5MBpsとする10ビットワード列データD
X(10)に、制御信号CWに応じてデータ上の基準点
を設定し、その基準点から10ビット毎に8ビットへの
変換が行われる10B/8B変換を施し、さらに、斯か
る10B/8B変換の結果得られるデータから、繰返周
波数を54MHzとしたもとで、10ビットずつ取り出
して10ビットワードデータを順次形成していき、ワー
ド伝送レートを54MBpsとする10ビットワード列
データを復元する。
【0085】上述の如くに10B/8B変換・10ビッ
トワード列データ形成部50において得られる、ワード
伝送レートを54MBpsとする10ビットワード列デ
ータの実体は、再生された480P信号DVPである。
このようにして、10B/8B変換・10ビットワード
列データ形成部50において得られる480P信号DV
Pは、10ビットワード列データ復元部47から復元出
力信号として送出され、480P信号DVPが再生され
ることになる。
【0086】図14は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の例に従って図7に示さ
れるデータ伝送装置における送信信号形成部42から送
出される、複合10ビットワード列データDZ(10)
が変換されて得られたシリアルデータDZSに基づく光
信号SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0087】この図14に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された光信
号SZを受信する受信部51が備えられている。受信部
51は、光信号SZを受信するとき、受信された光信号
SZに基づくシリアルデータDZSを再生し、再生され
たシリアルデータDZSを同期データ検出・S/P変換
部52に供給する。
【0088】同期データ検出・S/P変換部52にあっ
ては、シリアルデータDZSにおける、10ビットワー
ドデータである+K28.5(もしくは−K28.5)
がシリアルデータに変換された部分を、同期データとし
て検出し、検出された同期データに基づくワード同期を
とって、シリアルデータDZSにS/P変換を施し、図
15のAあるいは図16のAに示される如くの、例え
ば、ワード伝送レートを106.25MBpsとするパ
ラレルデータである複合10ビットワード列データDZ
(10)を形成する。図15のAあるいは図16のAに
示される複合10ビットワード列データDZ(10)
は、付加ワードデータグループDWSの内容及び付加ワ
ードデータグループDWSの直前のデータのRDに応じ
て選択的に形成される。そして、同期データ検出・S/
P変換部52から得られる複合10ビットワード列デー
タDZ(10)は、10ビットワード列データ復元部5
3に供給される。
【0089】また、同期データ検出・S/P変換部52
においては、複合10ビットワード列データDZ(1
0)における付加ワードデータグループDWS中の+K
28.5(もしくは−K28.5)を同期データとして
検出して、同期データ検出出力信号SWSを送出する。
この同期データ検出出力信号SWSは、複合10ビット
ワード列データDZ(10)における付加ワードデータ
グループDWSの内容及び付加ワードデータグループD
WSの直前のデータのRDに応じて、例えば、図15の
Bあるいは図16のBに示される如くに得られる。この
ようにして、同期データ検出・S/P変換部52から得
られる同期データ検出出力信号SWSは、制御信号形成
部54に供給される。制御信号形成部54においては、
同期データ検出出力信号SWSに基づく同期制御信号C
Wが形成される。
【0090】同期データ検出・S/P変換部52からの
複合10ビットワード列データDZ(10)が供給され
る10ビットワード列データ復元部53には、制御信号
形成部54からの同期制御信号CWも供給される。そし
て、10ビットワード列データ復元部53にあっては、
複合10ビットワード列データDZ(10)と同期制御
信号CWとが同期データ分離・速度変換部55に供給さ
れる。同期データ分離・速度変換部55においては、同
期制御信号CWに応じて、複合10ビットワード列デー
タDZ(10) から、ワード伝送レートを106.25
MBpsとする付加ワードデータグループDWSと10
ビットワード列データDX(10)とが互いに分離され
て取り出される。
【0091】さらに、同期データ分離・速度変換部55
にあっては、取り出された10ビットワード列データD
X(10)に、そのワード伝送レートを106.25M
Bpsから67.5に変換する速度変換を施す。それに
より、同期データ分離・速度変換部55からは、ワード
伝送レートを67.5MBpsとする10ビットワード
列データDX(10)が送出されて、10B/8B変換
・10ビットワード列データ形成部56に供給される。
【0092】10B/8B変換・10ビットワード列デ
ータ形成部56には、制御信号形成部54からの制御信
号CWも供給される。10B/8B変換・10ビットワ
ード列データ形成部56においては、ワード伝送レート
を67.5MBpsとする10ビットワード列データD
X(10)に、制御信号CWに応じてデータ上の基準点
を設定し、その基準点から10ビット毎に8ビットへの
変換が行われる10B/8B変換を施し、さらに、斯か
る10B/8B変換の結果得られるデータから、繰返周
波数を54MHzとしたもとで、10ビットずつ取り出
して10ビットワードデータを順次形成していき、ワー
ド伝送レートを54MBpsとする10ビットワード列
データを復元する。
【0093】上述の如くに10B/8B変換・10ビッ
トワード列データ形成部56において得られる、ワード
伝送レートを54MBpsとする10ビットワード列デ
ータの実体は、再生された480P信号DVPである。
このようにして、10B/8B変換・10ビットワード
列データ形成部56において得られる480P信号DV
Pは、10ビットワード列データ復元部53から復元出
力信号として送出され、480P信号DVPが再生され
ることになる。
【0094】上述の本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項11までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法の例にあっては、図1及び図7に夫
々示されるデータ伝送装置の例における速度変換・同期
データ挿入部13もしくは33に供給されるディジタル
映像信号、即ち、伝送されるべきディジタル映像信号
が、480P信号とされている。しかしながら、本願の
特許請求の範囲における請求項1から請求項11までの
いずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法及び本
願の特許請求の範囲における請求項12または13に記
載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、伝送さ
れるべきディジタル映像信号が480P信号に限られる
必要はなく、例えば、“720P”と呼ばれる信号,1
0ビット4:2:2コンポーネントディジタル信号(D
1信号),4fscコンポジットディジタル信号(D2
信号)、あるいは、HDTVシステムのもとにおけるH
D信号等のディジタル映像信号を、伝送されるべきディ
ジタル映像信号とすることができる。
【0095】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項11までのい
ずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法によれ
ば、シリアルデータに変換されて送出される、例えば、
請求項4または5に記載された発明に係るデータ伝送方
法の如くに480P信号とされるディジタル映像信号に
基づく複合10ビットワード列データには、RDを予め
定められた正もしくは負とする10ビットワード同期デ
ータが含まれていることになり、斯かる複合10ビット
ワード列データに含まれる10ビットワード同期データ
のRDは、受信側におけるワード同期データ検出が、R
Dを正とするワード同期データのみを検出するものされ
ているか、RDを負とするワード同期データのみを検出
するものとされているかに応じて、予め正もしくは負に
設定される。
【0096】従って、受信側がワード同期データ検出
を、RDを正とするワード同期データのみを検出するこ
とにより行う場合、もしくは、RDを負とするワード同
期データのみを検出することにより行う場合のいずれの
もとにおいても、受信側において、10ビットワード同
期データが、480P信号の如くのディジタル映像信号
を再生するための処理に必要とされるワード同期データ
として、適正に検出されることになるものとされる。ま
た、複合10ビットワード列データに含まれる10ビッ
トワード列データは、8B/10B変換処理を経て得ら
れるものとされることにより、良好な伝送品質をもたら
すことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝
送品質が得られるもとで受信される複合10ビットワー
ド列データに基づく480P信号の如くのディジタル映
像信号の再生のための処理に必要とされるデータ同期状
態が、確実に得られる状態が確保される。
【0097】そして、斯かる本願の特許請求の範囲にお
ける請求項1から請求項11までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法によれば、RDを予め定め
られた正もしくは負とする10ビットワード同期データ
を含んだ付加ワードデータグループを伴う複合10ビッ
トワード列データのシリアルデータへの変換,変換され
たシリアルデータの送信、さらには、受信側における、
シリアルデータの受信,受信されたシリアルデータの複
合10ビットワード列データへの変換等を、例えば、フ
ァイバーチャンネル・システムのもとにおけるディジタ
ル映像信号の送信及び受信に用いられる伝送回路ディバ
イスを利用して行うことができる。従って、伝送される
べきデータに基づく、8B/10B変換が施され、ワー
ド同期データが付加された10ビットワード列データが
形成され、その10ビットワード列データがシリアルデ
ータに変換されて伝送されるべく送出される伝送方式を
もって、480P信号の如くのディジタル映像信号を、
比較的容易に整えることができる手段を用いて受信側で
確実に再生され得るように伝送できることになる。
【0098】また、本願の特許請求の範囲における請求
項12または13に記載された発明に係るデータ伝送装
置においては、データ送出手段によりシリアルデータに
変換されて送出される、例えば、480P信号とされる
ディジタル映像信号に基づく複合10ビットワード列デ
ータには、RDを予め定められた正もしくは負とする1
0ビットワード同期データが含まれていることになり、
斯かる複合10ビットワード列データに含まれる10ビ
ットワード同期データのRDは、受信側におけるワード
同期データ検出が、RDを正とするワード同期データの
みを検出するものされているか、RDを負とするワード
同期データのみを検出するものとされているかに応じ
て、予め正もしくは負に設定される。
【0099】従って、受信側がワード同期データ検出
を、RDを正とするワード同期データのみを検出するこ
とにより行う場合、もしくは、RDを負とするワード同
期データのみを検出することにより行う場合のいずれの
もとにおいても、受信側において、10ビットワード同
期データが、480P信号の如くのディジタル映像信号
を再生するための処理に必要とされるワード同期データ
として、適正に検出されることになるものとされる。ま
た、複合10ビットワード列データに含まれる10ビッ
トワード列データは、8B/10B変換処理を経て得ら
れるものとされることにより、良好な伝送品質をもたら
すことになる。それゆえ、受信側にあっては、良好な伝
送品質が得られるもとで受信される複合10ビットワー
ド列データに基づく480P信号の如くのディジタル映
像信号の再生のための処理に必要とされるデータ同期状
態が、確実に得られる状態が確保される。
【0100】そして、斯かる本願の特許請求の範囲にお
ける請求項12または13に記載された発明に係るデー
タ伝送装置によれば、RDを予め定められた正もしくは
負とする10ビットワード同期データを含んだ付加ワー
ドデータグループを伴う複合10ビットワード列データ
のシリアルデータへの変換,変換されたシリアルデータ
の送信、さらには、受信側における、シリアルデータの
受信,受信されたシリアルデータの複合10ビットワー
ド列データへの変換等を、例えば、ファイバーチャンネ
ル・システムのもとにおけるディジタル映像信号の送信
及び受信に用いられる伝送回路ディバイスを利用して行
うことができる。従って、伝送されるべきデータに8B
/10B変換処理が施され、ワード同期データが付加さ
れた10ビットワード列データが形成され、その10ビ
ットワード列データがシリアルデータに変換されて伝送
されるべく送出される伝送方式をもって、480P信号
の如くのディジタル映像信号を、比較的容易に整えるこ
とができる手段を用いて受信側で確実に再生され得るよ
うに伝送できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項11のいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例が実施される、本願の特
許請求の範囲における請求項12または13に記載され
た発明に係るデータ伝送装置の一例を示すブロック構成
図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項11のいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイム
チャートである。
【図3】 図1に示されるデータ伝送装置における速度
変換・同期データ挿入部の具体構成例を示すブロック構
成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項11のいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例において用いられる8ビ
ット補助ワードデータの説明に供される概念図である。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項11のいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイム
チャートである。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6まで及び請求項11のいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の例の説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項5まで及び請求項7から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施
される、本願の特許請求の範囲における請求項12また
は13に記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例
を示すブロック構成図である。
【図8】 図7に示されるデータ伝送装置における速度
変換・同期データ挿入部の具体構成例を示すブロック構
成図である。
【図9】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項5まで及び請求項7から請求項11までのいずれ
かに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説明
に供されるタイムチャートである。
【図10】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項5まで及び請求項7から請求項11までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例の説
明に供されるタイムチャートである。
【図11】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項6まで及び請求項11のいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法の一例に従って送出される光
信号を受信するデータ受信装置の一例を示すブロック構
成図である。
【図12】 図11に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図13】 図11に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図14】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項5まで及び請求項7から請求項11までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例に従
って送出される光信号を受信するデータ受信装置の一例
を示すブロック構成図である。
【図15】 図14に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図16】 図14に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図17】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図18】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【図19】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11,31・・・複合10ビットワード列データ形成
部, 12,32・・・8B/10B変換部, 13,
33・・・速度変換・同期データ挿入部, 14,1
5,34・・・ワードデータ送出部, 16,21,2
2,35,40・・・スイッチ, 17,36・・・ス
イッチ制御信号形成部, 18,19,37,38・・
・メモリ部, 20,39・・・メモリ制御信号形成
部, 23,41・・・P/S変換部, 24,42・
・・送信信号形成部, 45,51・・・受信部, 4
6,52・・・同期データ検出・S/P変換部, 4
7,53・・・10ビットワード列データ復元部, 4
8,54・・・制御信号形成部,49,55・・・同期
データ分離・速度変換部, 50,56・・・10B/
8B変換・10ビットワード列データ形成部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル映像信号に対して8ビット毎に
    10ビットへの変換が行われる変換処理を施すことによ
    り、上記ディジタル映像信号に基づく10ビットワード
    列データを形成し、該10ビットワード列データに、所
    定のワード間隔を置いて、予め設定されたコードを有す
    る10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデー
    タグループを挿入することにより、ランニング・ディス
    パリティを予め定められた正もしくは負とする10ビッ
    トワード同期データを含んだ複合10ビットワード列デ
    ータを形成し、該複合10ビットワード列データをシリ
    アルデータに変換して、該シリアルデータを伝送すべく
    送出するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】10ビットワード列データに付加ワードデ
    ータグループを挿入するにあたり、上記10ビットワー
    ド列データに速度変換を施すことを特徴とする請求項1
    記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】ディジタル映像信号を、10ビットワード
    列データのデータ形式をとる信号となすことを特徴とす
    る請求項1または2記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】ディジタル映像信号を、アスペクト比を1
    6:9とする画像画面についてのアクティブライン数を
    実質的に483とするもとでの再生に供されるべく規格
    化された信号となすことを特徴とする請求項3記載のデ
    ータ伝送方法。
  5. 【請求項5】ディジタル映像信号を、各々がフレームレ
    ートを60/1.001,サンプリング周波数を27M
    Hz,1ライン当りサンプル数を858,1フレーム当
    りライン数を525とするYデータ系列とCB /CR
    ータ系列とが多重化されて得られる信号となすことを特
    徴とする請求項4記載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】付加ワードデータグループを、10ビット
    ワード列データにおける該付加ワードデータグループの
    直前のものとなる10ビットワードのランニング・ディ
    スパリティが正である場合と負である場合とで異なるコ
    ードを有するものとなすことを特徴とする請求項1から
    請求項5までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】付加ワードデータグループを、複合10ビ
    ットワード列データに、ランニング・ディスパリティを
    正とする10ビットワード同期データが含まれることに
    なるものに選定することを特徴とする請求項1から請求
    項6までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】付加ワードデータグループを、複合10ビ
    ットワード列データに、ランニング・ディスパリティを
    負とする10ビットワード同期データが含まれることに
    なるものに選定することを特徴とする請求項1から請求
    項6までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】付加ワードデータグループを、10ビット
    ワード同期データの直前の10ビットワードデータがラ
    ンニング・ディスパリティを負とするものとなるように
    設定することを特徴とする請求項7記載のデータ伝送方
    法。
  10. 【請求項10】付加ワードデータグループを、10ビッ
    トワード同期データの直前の10ビットワードデータが
    ランニング・ディスパリティを正とするものとなるよう
    に設定することを特徴とする請求項8記載のデータ伝送
    方法。
  11. 【請求項11】付加ワードデータグループを10ビット
    ワード補助データを含むものとし、該10ビットワード
    補助データをランニング・ディスパリティをニュートラ
    ルとするものに選定することを特徴とする請求項1から
    請求項10までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】ディジタル映像信号に対して8ビット毎
    に10ビットへの変換が行われる変換処理を施すことに
    より、上記ディジタル映像信号に基づく10ビットワー
    ド列データを形成する8ビット/10ビット変換手段
    と、 該8ビット/10ビット変換手段から得られる10ビッ
    トワード列データに、所定のワード間隔を置いて、予め
    設定されたコードを有する10ビットワード同期データ
    を含んだ付加ワードデータグループを挿入することによ
    り、ランニング・ディスパリティを予め定められた正も
    しくは負とする10ビットワード同期データを含んだ複
    合10ビットワード列データを形成する同期データ挿入
    手段と、該同期データ挿入手段から得られる複合10ビ
    ットワード列データをシリアルデータに変換して、該シ
    リアルデータを伝送すべく送出するデータ送出手段と、
    を備えるデータ伝送装置。
  13. 【請求項13】同期データ挿入手段が、コードを異にす
    る第1及び第2の付加ワードデータグループを夫々送出
    する第1及び第2のワードデータ送出部を備え、10ビ
    ットワード列データにおける付加ワードデータグループ
    の直前のものとなる10ビットワードのランニング・デ
    ィスパリティが正である場合には、上記10ビットワー
    ド列データに上記第1の付加ワードデータグループを挿
    入し、上記直前のものとなる10ビットワードのランニ
    ング・ディスパリティが負である場合には、上記10ビ
    ットワード列データに上記第2の付加ワードデータグル
    ープを挿入することを特徴とする請求項12記載のデー
    タ伝送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519836A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシー シリアル・ストリームにおける堅牢な制御及び描写方法
JP2019061445A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 大日本印刷株式会社 画像提供システム

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