JP2001044852A - データ伝送方法及び装置 - Google Patents

データ伝送方法及び装置

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JP2001044852A
JP2001044852A JP11220222A JP22022299A JP2001044852A JP 2001044852 A JP2001044852 A JP 2001044852A JP 11220222 A JP11220222 A JP 11220222A JP 22022299 A JP22022299 A JP 22022299A JP 2001044852 A JP2001044852 A JP 2001044852A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】順次走査用とされたHDディジタル映像信号を
構成する20もしくは30ビットワード列データの伝送
を、容易に整える。 【解決手段】第1のワード伝送レートを有する20ビッ
トワード列データに、各々が対応周波数の1/2に相当
する周波数を有し、実質的に180度の相互位相差を有
する第1及び第2のサンプリング制御信号によるサンプ
リング取出処理を施し、各々が第1のワード伝送レート
の1/2の第2のワード伝送レートを有する第1及び第
2の分割20ビットワード列データを得る。その夫々に
おける特定20ビットワード群についての基準20ビッ
トワード群により置換して、各々が第2のワード伝送レ
ートを有する第1及び第2の伝送用20ビットワード列
データを形成したものを、夫々にパラレル/シリアル変
換処理を施した第1及び第2のシリアルデータを夫々第
1及び第2の伝送路を通じて伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、例えば、映像信号情報等の信号情報をあ
らわす20ビットワード列データもしくは30ビットワ
ード列データについてのワード伝送レートが低減された
ワード列データへの変換を行い、変換により得られたワ
ード列データに基づくシリアルデータを形成して、その
シリアルデータを伝送路を通じて伝送すべく送出するデ
ータ伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】映像信号情報等の信号情報をあらわす情
報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分野
においては、ディジタルデータをシリアルデータとし、
そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それを同
軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用いら
れて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、ある
いは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そのシ
リアルデータを光信号に変換して、オプティカル・ファ
イバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送する
システム等が実用化されている。 【0003】一方、映像信号の分野においては、伝達情
報の多様化及び再生画像の高品質化を実現する観点等か
らのディジタル化が図られており、例えば、映像信号情
報をあらわすディジタルデータによって形成されるディ
ジタル映像信号を扱う高精細度テレビジョン(HDT
V)システム等が提案されている。HDTVシステムの
もとにおけるディジタル映像信号(以下、HDディジタ
ル映像信号という)は、例えば、BTA(放送技術開発
協議会)により制定された規格に従って形成され、Y,
B /PR 信号形式のものとG,B,R信号形式のもの
とがある。Y,P B /PR 信号形式の場合、Yは輝度信
号を意味し、PB 及びPR は色差信号を意味する。ま
た、G,B,R信号形式の場合、G,B及びRは夫々緑
色原色信号,青色原色信号及び赤色原色信号を意味す
る。 【0004】Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル
映像信号は、各フレーム画像が第1フィールド画像と第
2フィールド画像とに分けられて形成される飛び越し走
査用の信号とされ、例えば、図26に示される如くのデ
ータフォーマットに従うものとされる。図26に示され
るデータフォーマットは、図26のAに示される如く
の、映像信号における輝度信号成分をあらわす輝度信号
データ系列(Yデータ系列DY(10))と、図26の
Bに示される如くの、映像信号における色差信号成分を
あらわす色差信号データ系列(PB /PR データ系列D
C(10))とから成り、Yデータ系列DY(10)及
びPB /PR データ系列DC(10)の夫々は、それを
形成するワードデータの各々は、10ビット構成とさ
れ、また、そのワード伝送レートは、例えば、74.2
5MBpsとされる。そして、図26のAには、Yデー
タ系列DY(10)における各水平期間中の水平ブラン
キング期間及びその前後における映像データ期間の一部
に対応する部分が示されており、また、図26のBに
は、PB /PR データ系列DC(10)における各水平
期間中の水平ブランキング期間及びその前後における映
像データ期間の一部に対応する部分が示されている。 【0005】Yデータ系列DY(10)にあっては、各
映像データ期間に対応する部分の直前に、各々が10ビ
ット構成とされる4ワード(3FF(Y),000
(Y),000(Y),XYZ(Y);3FF及び00
0は16進表示であり、(Y)はYデータ系列DY(1
0)中のワードであることをあらわす。)から成るタイ
ミング基準コードデータ(SAV: Start of Active V
ideo )が配されるとともに、各映像データ期間に対応す
る部分の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワー
ド(3FF(Y),000(Y),000(Y),XY
Z(Y))から成るタイミング基準コードデータ(EA
V: End of Active Video )が配される。同様にして、
B /PR データ系列DC(10)にあっても、各映像
データ期間に対応する部分の直前に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),
000(C),XYZ(C);3FF及び000は16
進表示であり、(C)はPB /PR データ系列DC(1
0)中のワードであることをあらわす。)から成るSA
Vが配されるとともに、各映像データ期間に対応する部
分の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード
(3FF(C),000(C),000(C),XYZ
(C))から成るEAVが配される。勿論、Yデータ系
列DY(10)中のEAV及びSAVの夫々は、Yデー
タ系列DY(10)における各水平ブランキング期間に
対応する部分に配され、また、PB /PR データ系列D
C(10)中のEAV及びSAVの夫々は、PB /PR
データ系列DC(10)における各水平ブランキング期
間に対応する部分に配される。 【0006】また、G,B,R信号形式のHDディジタ
ル映像信号も、飛び越し走査用の信号とされ、例えば、
図27に示される如くのデータフォーマットに従うもの
とされる。図27に示されるデータフォーマットは、図
27のAに示される如くの、映像信号における赤色原色
信号成分をあらわす赤色原色信号データ系列(Rデータ
系列DR(10))と、図27のBに示される如くの、
映像信号における緑色原色信号成分をあらわす緑色原色
信号データ系列(Gデータ系列DG(10))と、図2
7のCに示される如くの、映像信号における青色原色信
号成分をあらわす青色原色信号データ系列(Bデータ系
列DB(10))とから成り、Rデータ系列DR(1
0),Gデータ系列DG(10)及びBデータ系列DB
(10)の夫々は、それを形成するワードデータの各々
は、10ビット構成とされ、また、そのワード伝送レー
トは、例えば、74.25MBpsとされる。そして、
図27のA,B及びCには、夫々、Rデータ系列DR
(10),Gデータ系列DG(10)及びBデータ系列
DB(10)における各水平期間中の水平ブランキング
期間及びその前後における映像データ期間の一部に対応
する部分が示されている。 【0007】Rデータ系列DR(10),Gデータ系列
DG(10)及びBデータ系列DB(10)の夫々にあ
っては、各映像データ期間に対応する部分の直前に、各
々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(R),
000(R),000(R)及びXYZ(R)((R)
はRデータ系列DR(10)中のワードであることをあ
らわす。),3FF(G),000(G),000
(G)及びXYZ(G)((G)はGデータ系列DG
(10)中のワードであることをあらわす。)、もしく
は、3FF(B),000(B),000(B)及びX
YZ(B)((B)はBデータ系列DB(10)中のワ
ードであることをあらわす。))から成るタイミング基
準コードデータ(SAV)が配されるとともに、各映像
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF(R),000(R),
000(R)及びXYZ(R),3FF(G),000
(G),000(G)及びXYZ(G)、もしくは、3
FF(B),000(B),000(B)及びXYZ
(B))から成るタイミング基準コードデータ(EA
V)が配される。勿論、Rデータ系列DR(10),G
データ系列DG(10)及びBデータ系列DB(10)
の夫々におけるEAV及びSAVの各々は、Rデータ系
列DR(10),Gデータ系列DG(10)及びBデー
タ系列DB(10)の夫々における各水平ブランキング
期間に対応する部分に配される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述の如くのHDディ
ジタル映像信号、例えば、飛び越し走査用とされたY,
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号が伝送さ
れるに際しては、Yデータ系列DY(10)とPB /P
R データ系列DC(10)とが、各々のEAV及びSA
Vが配される水平ブランキング期間に対応する部分が同
期せしめられたもとでのワード多重化処理が施されて、
例えば、ワード伝送レートを74.25MBps×2=
148.5MBpsとする10ビットワード列データと
されるワード多重データ系列が形成され、このワード多
重データ系列がシリアルデータに変換されて伝送され
る。従って、Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル
映像信号の実際の伝送にあたってのビット伝送レート
は、例えば、148.5MBps×10=1.485G
bpsとされることになる。 【0009】このように飛び越し走査用とされたY,P
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の伝送にあ
たってのビット伝送レートは、例えば、1.485Gb
psとされることになるが、将来的には、飛び越し走査
用でなく、各フレーム画像が第1及び第2フィールドに
分けられることなく形成される順次走査用とされた、
Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の伝
送が考えられており、その際には、伝送にあたってのビ
ット伝送レートが、飛び越し走査用とされたY,PB
R 信号形式のHDディジタル映像信号の場合の2倍、
従って、1.485Gbps×2=2.97Gbpsに
達することになる。 【0010】即ち、順次走査用とされたY,PB /PR
信号形式のHDディジタル映像信号の場合、それが伝送
されるに際しては、Yデータ系列DY(10)とPB
Rデータ系列DC(10)とにワード多重化処理が施
されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBp
s×2=297MBpsとする10ビットワード列デー
タとされるワード多重データ系列が形成され、このワー
ド多重データ系列がシリアルデータに変換されて伝送さ
れることになり、それゆえ、順次走査用とされたY,P
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の実際の伝
送にあたってのビット伝送レートは、297MBps×
10=2.97Gbpsとされることになる。 【0011】このような2.97Gbpsにも達するビ
ット伝送レートを有するY,PB /PR 信号形式のHD
ディジタル映像信号は、従前に比して極めて高速であ
り、従って、その伝送に際しては、例えば、極めて高速
なビット伝送レートを有したシリアルデータを取り扱え
るパラレル/シリアル(P/S)変換部を含む回路要素
及びシリアル/パラレル(S/P)変換部を含む回路要
素等が必要とされることになる。しかしながら、斯かる
極めて高速なビット伝送レートを有したシリアルデータ
を取り扱えるP/S変換部を含む回路素子及びS/P変
換部を含む回路素子等は、従前のP/S変換部を含む回
路素子及びS/P変換部を含む回路素子等をもって充て
ることはできず、新たなものとして開発されることが要
求され、このような新たなP/S変換部を含む回路素子
及びS/P変換部を含む回路素子等の開発には、多大な
時間とコストとが費やされることになってしまう。 【0012】従って、上述の順次走査用とされたY,P
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の如くのデ
ィジタルワード列データを伝送するにあたり、既に実用
に供されている、例えば、飛び越し走査用とされたY,
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の伝送に
使用される、P/S変換部を含む回路素子及びS/P変
換部を含む回路素子等を利用することができれば、新た
なP/S変換部を含む回路素子及びS/P変換部を含む
回路素子等の開発に要される多大な時間とコストとを節
約でき、順次走査用とされたY,PB /PR 信号形式の
HDディジタル映像信号の如くのディジタルワード列デ
ータの伝送を、比較的容易に整えることができる手段を
もって行えることになる。ところが、順次走査用とされ
たY,P B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の
如くのディジタルワード列データを、例えば、飛び越し
走査用とされたY,PB /PR 信号形式のHDディジタ
ル映像信号の伝送に使用される、既存のP/S変換部を
含む回路素子及びS/P変換部を含む回路素子等を利用
して伝送することができる伝送システムを実現させた具
体例は見当たらない。また、このような伝送システムに
関する技術について記載された文献等も見出せない。 【0013】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、例えば、上述の順次走査用とされた
Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の如
くのディジタルワード列データの伝送を、新たな回路要
素等の開発を要することなく、比較的容易に整えること
ができる手段をもって行えることになるデータ伝送方法
及びその実施に供されるデータ伝送装置を提供する。 【0014】 【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項4までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法は、第1のワード伝送レー
トを有した20ビットワード列データに、各々が第1の
ワード伝送レートに対応する周波数の1/2に相当する
周波数を有し、実質的に180度の相互位相差を有した
第1及び第2のサンプリング制御信号によるサンプリン
グ取出処理を施して、各々が第1のワード伝送レートの
1/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1
及び第2の分割20ビットワード列データを得、斯かる
第1及び第2の分割20ビットワード列データの夫々に
おける特定20ビットワード群についての基準20ビッ
トワード群による置換えを行って、各々が第2のワード
伝送レートを有した第1及び第2の伝送用20ビットワ
ード列データを形成し、さらに、第1及び第2の伝送用
20ビットワード列データの夫々にP/S変換処理を施
して、それにより得られる第1及び第2のシリアルデー
タを夫々第1及び第2の伝送路を通じて伝送すべく送信
するものとされる。 【0015】本願の特許請求の範囲における請求項5か
ら請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法は、第1のワード伝送レートを有した20ビ
ットワード列データに、各々が第1のワード伝送レート
に対応する周波数の1/2に相当する周波数を有し、実
質的に180度の相互位相差を有した第1及び第2のサ
ンプリング制御信号によるサンプリング取出処理を施し
て、各々が第1のワード伝送レートの1/2に相当する
第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の分割2
0ビットワード列データを得、斯かる第1及び第2の分
割20ビットワード列データの夫々における特定の部分
への予め設定されたコードを有する20ビットワードデ
ータを含んで成る基準ワードデータの挿入を行って、各
々が第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の伝
送用20ビットワード列データを形成し、さらに、第1
及び第2の伝送用20ビットワード列データの夫々にP
/S変換処理を施して、それにより得られる第1及び第
2のシリアルデータを夫々第1及び第2の伝送路を通じ
て伝送すべく送信するものとされる。 【0016】本願の特許請求の範囲における請求項8か
ら請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法は、第1のワード伝送レートを有した30
ビットワード列データに、各々が第1のワード伝送レー
トに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有し、
実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第2の
サンプリング制御信号によるサンプリング取出処理を施
して、各々が第1のワード伝送レートの1/2に相当す
る第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の分割
30ビットワード列データを形成するとともに、第1及
び第2の分割30ビットワード列データの夫々について
のビット分割及び合成処理を行って、各々が第2のワー
ド伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割20ビ
ットワード列データを得、斯かる第1,第2及び第3の
分割20ビットワード列データの夫々における特定20
ビットワード群についての基準20ビットワード群によ
る置換えを行って、各々が第2のワード伝送レートを有
した第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列デ
ータを形成し、さらに、第1,第2及び第3の伝送用2
0ビットワード列データの夫々にP/S変換処理を施し
て、それにより得られる第1,第2及び第3のシリアル
データを夫々第1,第2及び第3の伝送路を通じて伝送
すべく送信するものとされる。 【0017】本願の特許請求の範囲における請求項12
から請求項14までのいずれかに記載された発明に係る
データ伝送方法は、第1のワード伝送レートを有した3
0ビットワード列データに、各々が第1のワード伝送レ
ートに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有
し、実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第
2のサンプリング制御信号によるサンプリング取出処理
を施して、各々が第1のワード伝送レートの1/2に相
当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の
分割30ビットワード列データを形成するとともに、第
1及び第2の分割30ビットワード列データの夫々につ
いてのビット分割及び合成処理を行って、各々が第2の
ワード伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割2
0ビットワード列データを得、斯かる第1,第2及び第
3の分割20ビットワード列データの夫々における特定
の部分への予め設定されたコードを有する20ビットワ
ードデータを含んで成る基準ワードデータの挿入を行っ
て、各々が第2のワード伝送レートを有した第1,第2
及び第3の伝送用20ビットワード列データを形成し、
さらに、第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード
列データの夫々にP/S変換処理を施して、それにより
得られる第1,第2及び第3のシリアルデータを夫々第
1,第2及び第3の伝送路を通じて伝送すべく送信する
ものとされる。 【0018】本願の特許請求の範囲における請求項15
または請求項16に記載された発明に係るデータ伝送装
置は、第1のワード伝送レートを有した20ビットワー
ド列データに、各々が第1のワード伝送レートに対応す
る周波数の1/2に相当する周波数を有し、実質的に1
80度の相互位相差を有した第1及び第2のサンプリン
グ制御信号によるサンプリング取出処理を施して、各々
が第1のワード伝送レートの1/2に相当する第2のワ
ード伝送レートを有した第1及び第2の分割20ビット
ワード列データを得るデータ分割手段と、データ分割手
段から得られる第1及び第2の分割20ビットワード列
データの夫々における特定20ビットワード群について
の基準20ビットワード群による置換えを行って、各々
が第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の伝送
用20ビットワード列データを形成するデータ置換手段
と、データ置換手段から得られる第1及び第2の伝送用
20ビットワード列データの夫々にP/S変換処理を施
して、第1及び第2のシリアルデータを得るP/S変換
手段と、P/S変換手段からの第1及び第2のシリアル
データを夫々第1及び第2の伝送路を通じて伝送すべく
送信するデータ送出手段と、を備えて構成される。 【0019】本願の特許請求の範囲における請求項17
に記載された発明に係るデータ伝送装置は、第1のワー
ド伝送レートを有した20ビットワード列データに、各
々が第1のワード伝送レートに対応する周波数の1/2
に相当する周波数を有し、実質的に180度の相互位相
差を有した第1及び第2のサンプリング制御信号による
サンプリング取出処理を施して、各々が第1のワード伝
送レートの1/2に相当する第2のワード伝送レートを
有した第1及び第2の分割20ビットワード列データを
得るデータ分割手段と、データ分割手段から得られる第
1及び第2の分割20ビットワード列データの夫々にお
ける特定の部分への予め設定されたコードを有する20
ビットワードデータを含んで成る基準ワードデータの挿
入を行って、各々が第2のワード伝送レートを有した第
1及び第2の伝送用20ビットワード列データを形成す
るデータ挿入手段と、データ挿入手段から得られる第1
及び第2の伝送用20ビットワード列データの夫々にP
/S変換処理を施して、第1及び第2のシリアルデータ
を得るP/S変換手段と、P/S変換手段からの第1及
び第2のシリアルデータを夫々第1及び第2の伝送路を
通じて伝送すべく送信するデータ送出手段と、を備えて
構成される。 【0020】本願の特許請求の範囲における請求項18
または請求項19に記載された発明に係るデータ伝送装
置は、第1のワード伝送レートを有した30ビットワー
ド列データに、各々が第1のワード伝送レートに対応す
る周波数の1/2に相当する周波数を有し、実質的に1
80度の相互位相差を有した第1及び第2のサンプリン
グ制御信号によるサンプリング取出処理を施して、各々
が第1のワード伝送レートの1/2に相当する第2のワ
ード伝送レートを有した第1及び第2の分割30ビット
ワード列データを形成するとともに、第1及び第2の分
割30ビットワード列データの夫々についてのビット分
割及び合成処理を行って、各々が第2のワード伝送レー
トを有した第1,第2及び第3の分割20ビットワード
列データを得るデータ分割手段と、データ分割手段から
得られる第1,第2及び第3の分割20ビットワード列
データの夫々における特定20ビットワード群について
の基準20ビットワード群による置換えを行って、各々
が第2のワード伝送レートを有した第1,第2及び第3
の伝送用20ビットワード列データを形成するデータ置
換手段と、データ置換手段から得られる第1,第2及び
第3の伝送用20ビットワード列データの夫々にP/S
変換処理を施して、第1,第2及び第3のシリアルデー
タを得るP/S変換手段と、P/S変換手段からの第
1,第2及び第3のシリアルデータを夫々第1,第2及
び第3の伝送路を通じて伝送すべく送信するデータ送出
手段と、を備えて構成される。 【0021】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項20に記載された発明に係るデータ伝送装置は、第
1のワード伝送レートを有した30ビットワード列デー
タに、各々が第1のワード伝送レートに対応する周波数
の1/2に相当する周波数を有し、実質的に180度の
相互位相差を有した第1及び第2のサンプリング制御信
号によるサンプリング取出処理を施して、各々が第1の
ワード伝送レートの1/2に相当する第2のワード伝送
レートを有した第1及び第2の分割30ビットワード列
データを形成するとともに、第1及び第2の分割30ビ
ットワード列データの夫々についてのビット分割及び合
成処理を行って、各々が第2のワード伝送レートを有し
た第1,第2及び第3の分割20ビットワード列データ
を得るデータ分割手段と、データ分割手段から得られる
第1,第2及び第3の分割20ビットワード列データの
夫々における特定の部分への予め設定されたコードを有
する20ビットワードデータを含んで成る基準ワードデ
ータの挿入を行って、各々が第2のワード伝送レートを
有した第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列
データを形成するデータ挿入手段と、データ挿入手段か
ら得られる第1,第2及び第3の伝送用20ビットワー
ド列データの夫々にP/S変換処理を施して、第1,第
2及び第3のシリアルデータを得るP/S変換手段と、
P/S変換手段からの第1,第2及び第3のシリアルデ
ータを夫々第1,第2及び第3の伝送路を通じて伝送す
べく送信するデータ送出手段と、を備えて構成される 【0022】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲
における請求項15または請求項16に記載された発明
に係るデータ伝送装置にあっては、第1のワード伝送レ
ートを有した20ビットワード列データが、各々が第1
のワード伝送レートの1/2に相当する第2のワード伝
送レートを有した第1及び第2の分割20ビットワード
列データに分割され、斯かる第1及び第2の分割20ビ
ットワード列データの夫々における特定20ビットワー
ド群についての基準20ビットワード群による置換えが
行われて、各々が第2のワード伝送レートを有した第1
及び第2の伝送用20ビットワード列データが形成され
る。そして、第1及び第2の伝送用20ビットワード列
データの夫々が、P/S変換処理によりシリアルデータ
に変換されて、それらが個別の伝送路を通じて夫々伝送
されるべく送信される。 【0023】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準20ビットワード群に基づく部分
が検出されることにより、受信されたシリアルデータの
夫々についてのS/P変換処理,さらには、元の第1の
ワード伝送レートを有した20ビットワード列データの
再生のための処理に必要とされるデータ同期状態が確実
に得られることになる。 【0024】それゆえ、例えば、順次走査用とされた
Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信号を構
成するYデータ系列及びPB /PR データ系列の如く
の、第1のワード伝送レートを有した20ビットワード
列データに基づく、各々が第1のワード伝送レートの1
/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及
び第2の20ビットワード列データの夫々についてのP
/S変換処理、及び、それにより得られる第1及び第2
のシリアルデータの伝送に、例えば、飛び越し走査用と
されたY,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信
号の伝送用に提供されている集積回路(IC)素子の如
くの、既存の回路要素の有効利用が可能とされ、従っ
て、例えば、順次走査用とされたY,PB /PR 信号形
式のHDディジタル映像信号の如くのディジタルワード
列データの伝送が、受信側での再生処理に必要とされる
データ同期状態が確実に得られることになるようにされ
て、新たな回路要素等の開発を要することなく、比較的
容易に整えることができる手段をもって行われ得ること
になる。 【0025】同様に、本願の特許請求の範囲における請
求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置
にあっては、第1のワード伝送レートを有した20ビッ
トワード列データが、各々が第1のワード伝送レートの
1/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1
及び第2の分割20ビットワード列データに分割され、
斯かる第1及び第2の分割20ビットワード列データの
夫々における特定の部分への予め設定されたコードを有
する20ビットワードデータを含んで成る基準ワードデ
ータの挿入が行われて、各々が第2のワード伝送レート
を有した第1及び第2の伝送用20ビットワード列デー
タが形成される。そして、第1及び第2の伝送用20ビ
ットワード列データの夫々が、P/S変換処理によりシ
リアルデータに変換されて、それらが個別の伝送路を通
じて夫々伝送されるべく送信される。 【0026】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準ワードデータに基づく部分が検出
されることにより、受信されたシリアルデータの夫々に
ついてのS/P変換処理,さらには、元の第1のワード
伝送レートを有した20ビットワード列データの再生の
ための処理に必要とされるデータ同期状態が確実に得ら
れることになる。 【0027】それゆえ、例えば、順次走査用とされた
Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信号を構
成するYデータ系列及びPB /PR データ系列の如く
の、第1のワード伝送レートを有した20ビットワード
列データに基づく、各々が第1のワード伝送レートの1
/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及
び第2の20ビットワード列データの夫々についてのP
/S変換処理、及び、それにより得られる第1及び第2
のシリアルデータの伝送に、例えば、飛び越し走査用と
されたY,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信
号の伝送用に提供されている集積回路(IC)素子の如
くの、既存の回路要素の有効利用が可能とされ、従っ
て、例えば、順次走査用とされたY,PB /PR 信号形
式のHDディジタル映像信号の如くのディジタルワード
列データの伝送が、受信側での再生処理に必要とされる
データ同期状態が確実に得られることになるようにされ
て、新たな回路要素等の開発を要することなく、比較的
容易に整えることができる手段をもって行われ得ること
になる。 【0028】また、本願の特許請求の範囲における請求
項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項18または請求項19に記載された発明に係
るデータ伝送装置にあっては、第1のワード伝送レート
を有した30ビットワード列データが、各々が第1のワ
ード伝送レートの1/2に相当する第2のワード伝送レ
ートを有した第1及び第2の分割30ビットワード列デ
ータに分割され、さらに、第1及び第2の分割30ビッ
トワード列データにビット分割及び合成処理が施され
て、第2のワード伝送レートを有した第1,第2及び第
3の分割20ビットワード列データが形成され、斯かる
第1,第2及び第3の分割20ビットワード列データの
夫々における特定20ビットワード群についての基準2
0ビットワード群による置換えが行われて、各々が第2
のワード伝送レートを有した第1,第2及び第3の伝送
用20ビットワード列データが形成される。そして、第
1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列データの
夫々が、P/S変換処理によりシリアルデータに変換さ
れて、それらが個別の伝送路を通じて夫々伝送されるべ
く送信される。 【0029】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準20ビットワード群に基づく部分
が検出されることにより、受信されたシリアルデータの
夫々についてのS/P変換処理,さらには、元の第1の
ワード伝送レートを有した30ビットワード列データの
再生のための処理に必要とされるデータ同期状態が確実
に得られることになる。 【0030】それゆえ、例えば、順次走査用とされた
G,B,R信号形式のHDディジタル映像信号を構成す
るRデータ系列,Gデータ系列及びBデータ系列の如く
の、第1のワード伝送レートを有した30ビットワード
列データに基づく、各々が第1のワード伝送レートの1
/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1,
第2及び第3の20ビットワード列データの夫々につい
てのP/S変換処理、及び、それにより得られる第1,
第2及び第3のシリアルデータの伝送に、例えば、飛び
越し走査用とされたY,PB /PR 信号形式のHDディ
ジタル映像信号の伝送用に提供されている集積回路(I
C)素子の如くの、既存の回路要素の有効利用が可能と
され、従って、例えば、順次走査用とされたG,B,R
信号形式のHDディジタル映像信号の如くのディジタル
ワード列データの伝送が、受信側での再生処理に必要と
されるデータ同期状態が確実に得られることになるよう
にされて、新たな回路要素等の開発を要することなく、
比較的容易に整えることができる手段をもって行われ得
ることになる。 【0031】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項12から請求項14までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲
における請求項20に記載された発明に係るデータ伝送
装置にあっては、第1のワード伝送レートを有した30
ビットワード列データが、各々が第1のワード伝送レー
トの1/2に相当する第2のワード伝送レートを有した
第1及び第2の分割30ビットワード列データに分割さ
れ、さらに、第1及び第2の分割30ビットワード列デ
ータにビット分割及び合成処理が施されて、第2のワー
ド伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割20ビ
ットワード列データが形成され、斯かる第1,第2及び
第3の分割20ビットワード列データの夫々における特
定の部分への予め設定されたコードを有する20ビット
ワードデータを含んで成る基準ワードデータの挿入が行
われて、各々が第2のワード伝送レートを有した第1,
第2及び第3の伝送用20ビットワード列データが形成
される。そして、第1,第2及び第3の伝送用20ビッ
トワード列データの夫々が、P/S変換処理によりシリ
アルデータに変換されて、それらが個別の伝送路を通じ
て夫々伝送されるべく送信される。 【0032】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準ワードデータに基づく部分が検出
されることにより、受信されたシリアルデータの夫々に
ついてのS/P変換処理,さらには、元の第1のワード
伝送レートを有した30ビットワード列データの再生の
ための処理に必要とされるデータ同期状態が確実に得ら
れることになる。 【0033】それゆえ、例えば、順次走査用とされた
G,B,R信号形式のHDディジタル映像信号を構成す
るRデータ系列,Gデータ系列及びBデータ系列の如く
の、第1のワード伝送レートを有した30ビットワード
列データに基づく、各々が第1のワード伝送レートの1
/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1,
第2及び第3の20ビットワード列データの夫々につい
てのP/S変換処理、及び、それにより得られる第1,
第2及び第3のシリアルデータの伝送に、例えば、飛び
越し走査用とされたY,PB /PR 信号形式のHDディ
ジタル映像信号の伝送用に提供されている集積回路(I
C)素子の如くの、既存の回路要素の有効利用が可能と
され、従って、例えば、順次走査用とされたG,B,R
信号形式のHDディジタル映像信号の如くのディジタル
ワード列データの伝送が、受信側での再生処理に必要と
されるデータ同期状態が確実に得られることになるよう
にされて、新たな回路要素等の開発を要することなく、
比較的容易に整えることができる手段をもって行われ得
ることになる。 【0034】 【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1〜4のいずれかに記載された発明に係る
データ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範
囲における請求項15または16のいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送装置の例を示す。 【0035】図1に示される例においては、例えば、デ
ィジタル映像信号DV(20)が、データ分割部11に
供給される。ディジタル映像信号DV(20)は、図2
6のA及びBに示される如くのデータフォーマットに従
って形成され、各々がワード伝送レートを、例えば、1
48.5MBpsとする10ビットワード列データとさ
れたYデータ系列DY(10)とPB /PR データ系列
DC(10)とが、各々のEAV及びSAVが配される
水平ブランキング期間部分が同期せしめられたもとでパ
ラレル多重されて得られる20ビットのワードデータが
連なって成り、ワード伝送レートを148.5MBps
とする20ビットワード列データとされた、順次走査用
とされたY,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像
信号である。 【0036】斯かるディジタル映像信号DV(20)に
あっては、各水平ブランキング期間部分において、図2
(tは時間経過をあらわす。他の図においても同様。)
のAに示される如くに、EAVとして各々が20ビット
構成とされる4ワード(3FF(C):3FF(Y),
000(C):000(Y),000(C):000
(Y)、及び、XYZ(C):XYZ(Y))が配され
るとともに、SAVとして各々が20ビット構成とされ
る4ワード(3FF(C):3FF(Y),000
(C):000(Y),000(C):000(Y)、
及び、XYZ(C):XYZ(Y))が配されることに
なる。 【0037】また、ディジタル映像信号DV(20)に
おける水平周期及び垂直周期を設定する水平同期信号S
H及び垂直同期信号SV、さらには、ディジタル映像信
号DV(20)である20ビットワード列データのワー
ド伝送レート148.5MBpsに対応する周波数14
8.5MHzを有したクロックパルス信号CAが、制御
信号形成部12に供給される。制御信号形成部12は、
クロックパルス信号CA、さらには、水平同期信号SH
及び垂直同期信号SVに基づいて、周波数を148.5
/2=74.25MHzとし、ディジタル映像信号DV
(20)である20ビットワード列データの2ワード周
期に同期したサンプリング制御信号SPPと、周波数を
148.5/2=74.25MHzとし、サンプリング
制御信号SPPとは位相が実質的に180度相違するサ
ンプリング制御信号SPNとを形成する。そして、制御
信号形成部12において得られる、実質的に180度の
相互位相差を有したサンプリング制御信号SPP及びS
PNは、データ分割部11におけるデータサンプリング
部13及びデータサンプリング部14に夫々供給され
る。 【0038】このようなもとで、データ分割部11に供
給されたディジタル映像信号DV(20)は、データサ
ンプリング部13及び14の両者に供給される。データ
サンプリング部13においては、ディジタル映像信号D
V(20)についての、制御信号形成部12からのサン
プリング制御信号SPPによるサンプリング処理が、例
えば、サンプリング制御信号SPPの各立上り部分に応
じて、ディジタル映像信号DV(20)である20ビッ
トワード列データにおける1ワード置きのワードデータ
が順次サンプリング取出しされるようにして行われ、ま
た、データサンプリング部14においては、ディジタル
映像信号DV(20)についての、制御信号形成部12
からのサンプリング制御信号SPNによるサンプリング
処理が、例えば、サンプリング制御信号SPNの各立上
り部分に応じて、ディジタル映像信号DV(20)であ
る20ビットワード列データにおける1ワード置きのワ
ードデータが順次サンプリング取出しされるようにして
行われる。 【0039】その際、サンプリング制御信号SPPとサ
ンプリング制御信号SPNとは、実質的に180度の相
互位相差を有しているので、データサンプリング部13
においてサンプリング制御信号SPPの各立上り部分に
応じて順次サンプリング取出しされる1ワード置きのワ
ードデータと、データサンプリング部14においてサン
プリング制御信号SPNの各立上り部分に応じて順次サ
ンプリング取出しされる1ワード置きのワードデータと
は、ディジタル映像信号DV(20)である20ビット
ワード列データにおいて互いに隣り合ったものとされ
る。 【0040】それにより、データサンプリング部13か
らは、図2のAに示される如くの、ワード伝送レートを
148.5MBpsとするディジタル映像信号DV(2
0)についての、図2のBに示される如くの、周波数を
74.25MHzとするサンプリング制御信号SPPに
よるサンプリング処理により、図2のCに示される如く
の、ワード伝送レートを148.5/2=74.25M
Bpsとする分割20ビットワード列データDVP(2
0)が得られる。また、それとともに、データサンプリ
ング部14からは、図2のAに示される如くの、ワード
伝送レートを148.5MBpsとするディジタル映像
信号DV(20)についての、図2のDに示される如く
の、周波数を74.25MHzとし、サンプリング制御
信号SPPとは位相が実質的に180度相違する、サン
プリング制御信号SPNによるサンプリング処理によ
り、図2のEに示される如くの、ワード伝送レートを1
48.5/2=74.25MBpsとする分割20ビッ
トワード列データDVN(20)が得られる。分割20
ビットワード列データDVP(20)と分割20ビット
ワード列データDVN(20)とは、ディジタル映像信
号DV(20)の1ワード分に相当する相互ワード位相
差を有している。 【0041】分割20ビットワード列データDVP(2
0)及びDVN(20)は、データ分割部11からデー
タ置換部15に供給される。データ置換部15には、ス
イッチ16とスイッチ17とが設けられており、スイッ
チ16及び17には、制御信号形成部12からの制御信
号CSFが供給される。制御信号CSFは、制御信号形
成部12において、水平同期信号SH及び垂直同期信号
SVに基づいて形成され、ディジタル映像信号DV(2
0)におけるフレーム期間、従って、分割20ビットワ
ード列データDVP(20)及びDVN(20)の夫々
における各フレーム期間に同期したものとされる。 【0042】スイッチ16は、可動接点16aと選択接
点16b及び16cとを有しており、可動接点16a
が、制御信号CSFによって制御されて、ディジタル映
像信号DV(20)における各フレーム期間毎に、選択
接点16b及び16cに交互に接続される動作を繰り返
す。また、スイッチ17は、可動接点17aと選択接点
17b及び17cとを有しており、可動接点17aが、
制御信号CSFによって制御されて、ディジタル映像信
号DV(20)における各フレーム期間毎に、選択接点
17b及び17cに交互に接続される動作を繰り返す。
スイッチ16の選択接点16b及び16cには、メモリ
部18A及び18Bが夫々接続されており、スイッチ1
7の選択接点17b及び17cには、メモリ部19A及
び19Bが夫々接続されている。 【0043】このようなもとで、データ置換部15に供
給された分割20ビットワード列データDVP(20)
は、制御信号CSFによって制御される可動接点16a
を有したスイッチ16によって、その各フレーム期間部
分が、スイッチ16の選択接点16b及び16cに夫々
接続されたメモリ部18A及び18Bに交互に供給され
る状態が繰り返される。また、データ置換部15に供給
された分割20ビットワード列データDVN(20)
は、制御信号CSFによって制御される可動接点17a
を有したスイッチ17によって、その各フレーム期間部
分が、スイッチ17の選択接点17b及び17cに夫々
接続されたメモリ部19A及び19Bに交互に供給され
る状態が繰り返される。それにより、例えば、分割20
ビットワード列データDVP(20)における各奇数フ
レーム期間部分が、順次メモリ部18Aに供給されると
ともに、分割20ビットワード列データDVP(20)
における各偶数フレーム期間部分が、順次メモリ部18
Bに供給され、また、分割20ビットワード列データD
VN(20)における各奇数フレーム期間部分が、順次
メモリ部19Aに供給されるとともに、分割20ビット
ワード列データDVN(20)における各偶数フレーム
期間部分が、順次メモリ部19Bに供給される。 【0044】メモリ部18A及び18Bには、制御信号
形成部12からの書込制御信号QW及び読出制御信号Q
RPが供給される。書込制御信号QWは、制御信号形成
部12においてクロックパルス信号CAに基づいて形成
されて、周波数を148.5/2=74.25MHzと
するものとされ、それにより、メモリ部18Aに分割2
0ビットワード列データDVP(20)の各奇数フレー
ム期間部分が順次書き込まれるとともに、メモリ部18
Bに分割20ビットワード列データDVP(20)の各
偶数フレーム期間部分が順次書き込まれる。即ち、メモ
リ部18A及び18Bにあっては、図3のAに示される
如くに、分割20ビットワード列データDVP(20)
の各フレーム期間部分が、ディジタル映像信号DV(2
0)における1フレーム期間に相当する期間1TF宛、
交互に書き込まれていく状態が繰り返される。 【0045】また、読出制御信号QRPは、制御信号形
成部12においてクロックパルス信号CA,水平同期信
号SH及び垂直同期信号SVに基づいて形成され、周波
数を148.5/2=74.25MHzとするととも
に、メモリ部18A及び18Bから、分割20ビットワ
ード列データDVP(20)の各フレーム期間部分中の
各水平ブランキング期間部分におけるEAVに基づく部
分及びSAVに基づく部分を除いた部分を、分割20ビ
ットワード列データDVP(20)の2ワード分に相当
する期間だけ遅延させて読み出すものとされる。 【0046】メモリ部19A及び19Bには、制御信号
形成部12からの書込制御信号QW及び読出制御信号Q
RNが供給される。そして、書込制御信号QWにより、
メモリ部19Aに分割20ビットワード列データDVN
(20)の各奇数フレーム期間部分が順次書き込まれる
とともに、メモリ部19Bに分割20ビットワード列デ
ータDVN(20)の各偶数フレーム期間部分が順次書
き込まれる。即ち、メモリ部19A及び19Bにあって
は、図3のDに示される如くに、分割20ビットワード
列データDVN(20)の各フレーム期間部分が、ディ
ジタル映像信号DV(20)における1フレーム期間に
相当する期間1TF宛、交互に書き込まれていく状態が
繰り返される。 【0047】また、読出制御信号QRNは、制御信号形
成部12においてクロックパルス信号CA,水平同期信
号SH及び垂直同期信号SVに基づいて形成され、周波
数を148.5/2=74.25MHzとするととも
に、メモリ部19A及び19Bから、分割20ビットワ
ード列データDVN(20)の各フレーム期間部分中の
各水平ブランキング期間部分におけるEAVに基づく部
分及びSAVに基づく部分を除いた部分を、分割20ビ
ットワード列データDVN(20)の2ワード分に相当
する期間だけ遅延させて読み出すものとされる。 【0048】それにより、メモリ部18Aから、分割2
0ビットワード列データDVP(20)の各奇数フレー
ム期間部分中の各水平ブランキング期間部分におけるE
AV及びSAVに基づく部分を除いた部分が、分割20
ビットワード列データDVP(20)の2ワード分に相
当する期間だけ遅延されて読み出されて得られる、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワ
ード列データである読出出力DPO(20)が導出さ
れ、また、メモリ部18Bから、分割20ビットワード
列データDVP(20)の各偶数フレーム期間部分中の
各水平ブランキング期間部分におけるEAV及びSAV
に基づく部分を除いた部分が、分割20ビットワード列
データDVP(20)の2ワード分に相当する期間だけ
遅延されて読み出されて得られる、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データで
ある読出出力DPE(20)が導出される。 【0049】同様に、メモリ部19Aから、分割20ビ
ットワード列データDVN(20)の各奇数フレーム期
間部分中の各水平ブランキング期間部分におけるEAV
に基づく部分及びSAVに基づく部分を除いた部分が、
分割20ビットワード列データDVN(20)の2ワー
ド分に相当する期間だけ遅延されて読み出されて得られ
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20
ビットワード列データである読出出力DNO(20)が
導出される。また、メモリ部19Bから、分割20ビッ
トワード列データDVN(20)の各偶数フレーム期間
部分中の各水平ブランキング期間部分におけるEAVに
基づく部分及びSAVに基づく部分を除いた部分が、分
割20ビットワード列データDVN(20)の2ワード
分に相当する期間だけ遅延されて読み出されて得られ
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20
ビットワード列データである読出出力DNE(20)が
導出される。 【0050】メモリ部18A及び18Bから夫々得られ
る読出出力DPO(20)及びDPE(20)は、デー
タ選択取出部20に供給される。また、メモリ部19A
及び19Bから夫々得られる読出出力DNO(20)及
びDNE(20)は、データ選択取出部21に供給され
る。 【0051】データ選択取出部20及び21には、ワー
ドデータ送出部22から送出される基準ワードデータD
SP及び基準ワードデータDSNも夫々供給される。基
準ワードデータDSP及びDSNの夫々は、そのワード
伝送レートを74.25MBpsとし、予め定められた
コードが与えられた複数の20ビットワードデータによ
り構成される特定20ビットワード群とされる。そし
て、特定20ビットワード群とされる基準ワードデータ
DSP及びDSNの夫々は、例えば、4個の20ビット
ワードである、3FF:3FFh,000:000h,
000:000h及びXYZ:XYZh(hは16進表
示であることをあらわす。)が順次配列されて成るもの
とされる。 【0052】ワードデータ送出部22からの基準ワード
データDSP及びDSNの送出は、制御信号形成部12
からワードデータ送出部22に供給される制御信号CW
P及び制御信号CWNによって夫々制御される。制御信
号CWPは、制御信号形成部12においてクロックパル
ス信号CA,水平同期信号SH及び垂直同期信号SVに
基づいて形成され、分割20ビットワード列データDV
P(20)の各ライン期間部分における水平ブランキン
グ期間部分中のEAVに基づく部分及びSAVに基づく
部分に同期したものとされる。また、制御信号CWN
は、制御信号形成部12においてクロックパルス信号C
A,水平同期信号SH及び垂直同期信号SVに基づいて
形成され、分割20ビットワード列データDVN(2
0)の各ライン期間部分における水平ブランキング期間
部分中のEAVに基づく部分及びSAVに基づく部分に
同期したものとされる。 【0053】データ選択取出部20には、制御信号形成
部12から、制御信号CSFと制御信号CAPとが供給
される。制御信号CAPは、制御信号CWPに同期した
ものとされる。そして、データ選択取出部20において
は、制御信号CSFに応じて、メモリ部18Aからの読
出出力DPO(20)とメモリ部18Bからの読出出力
DPE(20)とを分割20ビットワード列データDV
P(20)における1フレーム期間に相当する期間宛交
互に取り出す動作を行い、かつ、読出出力DPO(2
0)及びDPE(20)の夫々についての取出期間中に
おいて、制御信号CAPに応じ、分割20ビットワード
列データDVP(20)の各ライン期間部分における水
平ブランキング期間部分中のEAV及びSAVに基づく
部分の夫々の開始時点から始まる、分割20ビットワー
ド列データDVP(20)の4ワード分に相当する期間
においては、ワードデータ送出部22から制御信号CW
Pによる制御のもとに送出される基準ワードデータDS
Pの取出しを行う。 【0054】それにより、データ選択取出部20から
は、図3のBに示される如くに、メモリ部18Aからの
読出出力(18A読出出力)を含む取出出力とメモリ部
18Bからの読出出力(18B読出出力)を含む取出出
力とが、分割20ビットワード列データDVP(20)
における1フレーム期間に相当する期間1TF宛交互に
得られて、それらにより20ビットワード列データDX
P(20)が形成される。18A読出出力を含む取出出
力及び18B読出出力を含む取出出力の夫々は、図3の
Cに示される如くに、分割20ビットワード列データD
VP(20)の1ライン期間に対応する期間1TLの夫
々において、分割20ビットワード列データDVP(2
0)におけるEAVに基づく部分に対応する基準ワード
データDSP,18A読出出力(もしくは18B読出出
力),分割20ビットワード列データDVP(20)に
おけるSAVに基づく部分に対応する基準ワードデータ
DSP、及び、18A読出出力(もしくは18B読出出
力)が順次配されるものとされる。それにより、20ビ
ットワード列データDXP(20)にあっては、分割2
0ビットワード列データDVP(20)におけるEAV
及びSAVに基づく部分の夫々が、基準ワードデータD
SPによって置換されたことになる。 【0055】また、データ選択取出部21にも、制御信
号形成部12から、制御信号CSFと制御信号CANと
が供給される。制御信号CANは、制御信号CWNに同
期したものとされる。そして、データ選択取出部21に
おいては、制御信号CSFに応じて、メモリ部19Aか
らの読出出力DNO(20)とメモリ部19Bからの読
出出力DNE(20)とを分割20ビットワード列デー
タDVN(20)における1フレーム期間に相当する期
間宛交互に取り出す動作を行い、かつ、読出出力DNO
(20)及びDNE(20)の夫々についての取出期間
中に、制御信号CANに応じて、分割20ビットワード
列データDVN(20)の各ライン期間部分における水
平ブランキング期間部分中のEAV及びSAVに基づく
部分の夫々の開始時点から始まる、分割20ビットワー
ド列データDVN(20)の4ワード分に相当する期間
に、ワードデータ送出部22から制御信号CWNによる
制御のもとに送出される基準ワードデータDSNの取出
しを行う。 【0056】それにより、データ選択取出部21から
は、図3のEに示される如くに、メモリ部19Aからの
読出出力(19A読出出力)を含む取出出力とメモリ部
19Bからの読出出力(19B読出出力)を含む取出出
力とが、分割20ビットワード列データDVN(20)
における1フレーム期間に相当する期間1TF宛交互に
得られて、それらにより20ビットワード列データDX
N(20)が形成される。19A読出出力を含む取出出
力及び19B読出出力を含む取出出力の夫々は、図3の
Fに示される如くに、分割20ビットワード列データD
VN(20)の1ライン期間に対応する期間1TLの夫
々において、分割20ビットワード列データDVN(2
0)におけるEAVに基づく部分に対応する基準ワード
データDSN,19A読出出力(もしくは19B読出出
力),分割20ビットワード列データDVN(20)に
おけるSAVに基づく部分に対応する基準ワードデータ
DSN、及び、19A読出出力(もしくは19B読出出
力)が順次配されるものとされる。それにより、20ビ
ットワード列データDXN(20)にあっては、分割2
0ビットワード列データDVN(20)におけるEAV
及びSAVに基づく部分の夫々が、基準ワードデータD
SNによって置換されたことになる。 【0057】データ選択取出部20から得られる20ビ
ットワード列データDXP(20)及びデータ選択取出
部21から得られる20ビットワード列データDXN
(20)は、データ置換部15の出力データとして送出
される。 【0058】上述の如くにして、データ置換部15は、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする分割20
ビットワード列データDVP(20)に、それに含まれ
る、例えば、図4のAに示される如くの、特定20ビッ
トワード群であるEAVに基づく部分EAV’及びSA
Vに基づく部分SAV’の夫々についての、例えば、図
4のBに示される如くの、基準ワードデータDSPによ
る置換えを行って、ワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDXP(20)を
形成するとともに、ワード伝送レートを74.25MB
psとする分割20ビットワード列データDVN(2
0)に、それに含まれる、例えば、図5のAに示される
如くの、特定20ビットワード群であるEAVに基づく
部分EAV’及びSAVに基づく部分SAV’の夫々に
ついての、例えば、図5のBに示される如くの、基準ワ
ードデータDSNによる置換えを行って、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする20ビットワード列デ
ータDXN(20)を形成することになる。 【0059】データ置換部15から導出される20ビッ
トワード列データDXP(20)は、P/S変換部23
に供給される。P/S変換部23にあっては、20ビッ
トワード列データDXP(20)に、P/S変換を施し
て、20ビットワード列データDXP(20)に基づく
ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLPを形成し、そ
のシリアルデータDLPを送信信号形成部24に供給す
る。送信信号形成部24は、シリアルデータDLPを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STPに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLPの伝送が行われる。 【0060】また、データ置換部15から導出される2
0ビットワード列データDXN(20)は、P/S変換
部25に供給される。P/S変換部25にあっては、2
0ビットワード列データDXN(20)に、P/S変換
を施して、20ビットワード列データDXN(20)に
基づく伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLNを形成し、そ
のシリアルデータDLNを送信信号形成部26に供給す
る。送信信号形成部26は、シリアルデータDLNを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STNに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLNの伝送が行われる。 【0061】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、P/S変換部23及び送信信号形成部2
4、及び、P/S変換部25及び送信信号形成部26の
夫々が、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
20ビットワード列データをビット伝送レートを1.4
85Gbpsとするシリアルデータに変換して伝送する
ことになるので、このようなP/S変換部23及び送信
信号形成部24、及び、P/S変換部25及び送信信号
形成部26を、例えば、飛び越し走査用とされたY,P
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の伝送用に
提供されている集積回路(IC)素子を有効に利用して
構成することができる。従って、ワード伝送レートを1
48.5MBpsとする20ビットワード列データとさ
れた、順次走査用とされたY,PB /PR 信号形式のH
Dディジタル映像信号を、新たな回路要素等の開発を要
することなく、比較的容易に整えることができる手段を
もって行えることになる。 【0062】図6は、本願の特許請求の範囲における請
求項5〜7のいずれかに記載された発明に係るデータ伝
送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置の
例を示す。 【0063】図6に示される例においては、図1に示さ
れる例におけるものと同様なディジタル映像信号DV
(20)、即ち、ワード伝送レートを148.5MBp
sとする20ビットワード列データとされた、順次走査
用とされたY,PB /PR 信号形式のHDディジタル映
像信号であるディジタル映像信号DV(20)が、デー
タ分割部11に供給される。データ分割部11は、図1
に示されるデータ分割部11と同様に構成され、ディジ
タル映像信号DV(20)が供給されるデータサンプリ
ング部13及び14が設けられている。 【0064】また、ディジタル映像信号DV(20)に
おける水平周期及び垂直周期を設定する水平同期信号S
H及び垂直同期信号SV、さらには、ディジタル映像信
号DV(20)である20ビットワード列データのワー
ド伝送レート148.5MBpsに対応する周波数14
8.5MHzを有したクロックパルス信号CAが、制御
信号形成部32に供給される。制御信号形成部32は、
クロックパルス信号CA、さらには、水平同期信号SH
及び垂直同期信号SVに基づいて、周波数を148.5
/2=74.25MHzとし、ディジタル映像信号DV
(20)である20ビットワード列データの2ワード周
期に同期したサンプリング制御信号SPPと、周波数を
148.5/2=74.25MHzとし、サンプリング
制御信号SPPとは位相が実質的に180度相違するサ
ンプリング制御信号SPNとを形成する。そして、制御
信号形成部32において得られる、実質的に180度の
相互位相差を有したサンプリング制御信号SPP及びS
PNは、データ分割部11におけるデータサンプリング
部13及びデータサンプリング部14に夫々供給され
る。 【0065】それにより、データ分割部11におけるデ
ータサンプリング部13及び14からは、図1に示され
る例の場合と同様にして、各々がワード伝送レートを1
48.5/2=74.25MBpsとする分割20ビッ
トワード列データDVP(20)及びDVN(20)が
夫々得られる。分割20ビットワード列データDVP
(20)と分割20ビットワード列データDVN(2
0)とは、ディジタル映像信号DV(20)の1ワード
分に相当する相互ワード位相差を有している。 【0066】分割20ビットワード列データDVP(2
0)及びDVN(20)は、データ分割部11からデー
タ挿入部33に供給される。データ挿入部33には、デ
ータ選択取出部34,データ選択取出部35及びワード
データ送出部36が設けられている。 【0067】データ選択取出部34には、データ分割部
11におけるデータサンプリング部13からの分割20
ビットワード列データDVP(20)とワードデータ送
出部36から送出される基準ワードデータDSPとが供
給される。また、データ選択取出部35には、データ分
割部11におけるデータサンプリング部14からの分割
20ビットワード列データDVN(20)とワードデー
タ送出部36から送出される基準ワードデータDSNと
が供給される。 【0068】ワードデータ送出部36からの基準ワード
データDSP及びDSNの夫々は、そのワード伝送レー
トを74.25MBpsとし、予め定められたコードが
与えられた複数の20ビットワードデータにより構成さ
れる特定20ビットワード群とされる。そして、特定2
0ビットワード群とされる基準ワードデータDSP及び
DSNの夫々は、例えば、4個の20ビットワードであ
る、3FF:3FFh,000:000h,000:0
00h及びXYZ:XYZh(hは16進表示であるこ
とをあらわす。)が順次配列されて成るものとされる。 【0069】ワードデータ送出部36からの基準ワード
データDSP及びDSNの送出は、制御信号形成部32
からワードデータ送出部36に供給される制御信号CW
P及び制御信号CWNによって夫々制御される。制御信
号CWPは、制御信号形成部32においてクロックパル
ス信号CA,水平同期信号SH及び垂直同期信号SVに
基づいて形成され、分割20ビットワード列データDV
P(20)の各ライン期間部分における水平ブランキン
グ期間部分中のEAVに基づく部分とSAVに基づく部
分との間、例えば、SAVに基づく部分の直前の部分に
同期したものとされる。また、制御信号CWNは、制御
信号形成部32においてクロックパルス信号CA,水平
同期信号SH及び垂直同期信号SVに基づいて形成さ
れ、分割20ビットワード列データDVN(20)の各
ライン期間部分における水平ブランキング期間部分中の
EAVに基づく部分とSAVに基づく部分との間、例え
ば、SAVに基づく部分の直前の部分に同期したものと
される。 【0070】データ選択取出部34には、制御信号形成
部32から送出される制御信号CAPが供給される。制
御信号CAPは、制御信号CWPに同期したものとされ
る。そして、データ選択取出部34においては、制御信
号CAPに応じて、分割20ビットワード列データDV
P(20)を、その各ライン期間部分における水平ブラ
ンキング期間部分中のSAVに基づく部分の直前の部分
を除いて、取り出すとともに、分割20ビットワード列
データDVP(20)の各ライン期間部分における水平
ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の直前の
部分に代えて、ワードデータ送出部36から制御信号C
WPによる制御のもとに送出される基準ワードデータD
SPを取り出す。 【0071】それにより、データ選択取出部34から
は、図7のAに示される如くに、分割20ビットワード
列データDVP(20)の1ライン期間に対応する期間
1TLの夫々において、分割20ビットワード列データ
DVP(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部
分に至るまでの部分,分割20ビットワード列データD
VP(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部分
に代わる基準ワードデータDSP、及び、分割20ビッ
トワード列データDVP(20)におけるSAVに基づ
く部分以降の部分が順次取り出されて、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDXP(20)が得られる。このようにして得られる
20ビットワード列データDXP(20)は、分割20
ビットワード列データDVP(20)の所定の部分、例
えば、SAVに基づく部分の直前の部分に、基準ワード
データDSPが挿入されたものとされることになる。 【0072】また、データ選択取出部35には、制御信
号形成部32から送出される制御信号CANが供給され
る。制御信号CANは、制御信号CWNに同期したもの
とされる。そして、データ選択取出部35においては、
制御信号CANに応じて、分割20ビットワード列デー
タDVN(20)を、その各ライン期間部分における水
平ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の直前
の部分を除いて、取り出すとともに、分割20ビットワ
ード列データDVN(20)の各ライン期間部分におけ
る水平ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の
直前の部分に代えて、ワードデータ送出部36から制御
信号CWNによる制御のもとに送出される基準ワードデ
ータDSNを取り出す。 【0073】それにより、データ選択取出部35から
は、図7のBに示される如くに、分割20ビットワード
列データDVN(20)の1ライン期間に対応する期間
1TLの夫々において、分割20ビットワード列データ
DVN(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部
分に至るまでの部分,分割20ビットワード列データD
VN(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部分
に代わる基準ワードデータDSN、及び、分割20ビッ
トワード列データDVN(20)におけるSAVに基づ
く部分以降の部分が順次取り出されて、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDXN(20)が得られる。このようにして得られる
20ビットワード列データDXN(20)は、分割20
ビットワード列データDVN(20)の所定の部分、例
えば、SAVに基づく部分の直前の部分に、基準ワード
データDSNが挿入されたものとされることになる。 【0074】データ選択取出部34から得られる20ビ
ットワード列データDXP(20)及びデータ選択取出
部35から得られる20ビットワード列データDXN
(20)は、データ挿入部33の出力データとして送出
される。 【0075】上述の如くにして、データ挿入部33は、
図8のAに示される如くの、ワード伝送レートを74.
25MBpsとする分割20ビットワード列データDV
P(20)における各ライン期間部分中の水平ブランキ
ング期間部分におけるEAVに基づく部分EAV’とS
AVに基づく部分SAV’との間の部分、例えば、SA
Vに基づく部分SAV’の直前とされる特定の部分へ
の、予め設定されたコードを有する20ビットワードデ
ータを含んで成る基準ワードデータDSPの挿入を行っ
て、図8のBに示される如くの、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする、基準ワードデータDSPを含
んだ20ビットワード列データDXP(20)を形成す
るとともに、図9のAに示される如くの、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする分割20ビットワード
列データDVN(20)における各ライン期間部分中の
水平ブランキング期間部分におけるEAVに基づく部分
EAV’とSAVに基づく部分SAV’との間の部分、
例えば、SAVに基づく部分SAV’の直前とされる特
定の部分への、予め設定されたコードを有する20ビッ
トワードデータを含んで成る基準ワードデータDSNの
挿入を行って、図9のBに示される如くの、ワード伝送
レートを74.25MBpsとする、基準ワードデータ
DSNを含んだ20ビットワード列データDXN(2
0)を形成することになる。 【0076】データ挿入部33から導出される20ビッ
トワード列データDXP(20)は、P/S変換部37
に供給される。P/S変換部37にあっては、20ビッ
トワード列データDXP(20)に、P/S変換を施し
て、20ビットワード列データDXP(20)に基づく
ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLPを形成し、そ
のシリアルデータDLPを送信信号形成部38に供給す
る。送信信号形成部38は、シリアルデータDLPを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STPに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLPの伝送が行われる。 【0077】また、データ挿入部33から導出される2
0ビットワード列データDXN(20)は、P/S変換
部39に供給される。P/S変換部39にあっては、2
0ビットワード列データDXN(20)に、P/S変換
を施して、20ビットワード列データDXN(20)に
基づく伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLNを形成し、そ
のシリアルデータDLNを送信信号形成部40に供給す
る。送信信号形成部40は、シリアルデータDLNを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STNに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLNの伝送が行われる。 【0078】上述の如くの図6に示されるデータ伝送装
置にあっても、P/S変換部37及び送信信号形成部3
8、及び、P/S変換部39及び送信信号形成部40の
夫々が、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
20ビットワード列データをビット伝送レートを1.4
85Gbpsとするシリアルデータに変換して伝送する
ことになるので、このようなP/S変換部37及び送信
信号形成部38、及び、P/S変換部39及び送信信号
形成部40を、例えば、飛び越し走査用とされたY,P
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の伝送用に
提供されている集積回路(IC)素子を有効に利用して
構成することができる。従って、ワード伝送レートを1
48.5MBpsとする20ビットワード列データとさ
れた、順次走査用とされたY,PB /PR 信号形式のH
Dディジタル映像信号を、新たな回路要素等の開発を要
することなく、比較的容易に整えることができる手段を
もって行えることになる。 【0079】図10は、本願の特許請求の範囲における
請求項8〜11のいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲に
おける請求項18または19のいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送装置の例を示す。 【0080】図10に示される例においては、例えば、
ディジタル映像信号DV(30)が、データ分割部41
に供給される。ディジタル映像信号DV(30)は、図
27のA,B及びCに示される如くのデータフォーマッ
トに従って形成され、各々がワード伝送レートを、例え
ば、148.5MBpsとする10ビットワード列デー
タとされたRデータ系列DR(10),Gデータ系列D
G(10)及びBデータ系列DB(10)が、各々のE
AV及びSAVが配される水平ブランキング期間部分が
同期せしめられたもとでパラレル多重されて得られる3
0ビットのワードデータが連なって成り、ワード伝送レ
ートを148.5MBpsとする30ビットワード列デ
ータとされた、順次走査用とされたG,B,R信号形式
のHDディジタル映像信号である。 【0081】斯かるディジタル映像信号DV(30)に
あっては、各水平ブランキング期間部分において、図1
1のAに示される如くに、EAVとして各々が30ビッ
ト構成とされる4ワード(3FF(B):3FF
(G):3FF(R),000(B):000(G):
000(R),000(B):000(G):000
(R)、及び、XYZ(B):XYZ(G):XYZ
(R))が配されるとともに、SAVとして各々が30
ビット構成とされる4ワード(3FF(B):3FF
(G):3FF(R),000(B):000(G):
000(R),000(B):000(G):000
(R)、及び、XYZ(B):XYZ(G):XYZ
(R))が配されることになる。 【0082】また、ディジタル映像信号DV(30)に
おける水平周期及び垂直周期を設定する水平同期信号S
H及び垂直同期信号SV、さらには、ディジタル映像信
号DV(30)である30ビットワード列データのワー
ド伝送レート148.5MBpsに対応する周波数14
8.5MHzを有したクロックパルス信号CAが、制御
信号形成部42に供給される。制御信号形成部42は、
クロックパルス信号CA、さらには、水平同期信号SH
及び垂直同期信号SVに基づいて、周波数を148.5
/2=74.25MHzとし、ディジタル映像信号DV
(30)である30ビットワード列データの2ワード周
期に同期したサンプリング制御信号SPPと、周波数を
148.5/2=74.25MHzとし、サンプリング
制御信号SPPとは位相が実質的に180度相違するサ
ンプリング制御信号SPNとを形成する。そして、制御
信号形成部42において得られる、実質的に180度の
相互位相差を有したサンプリング制御信号SPP及びS
PNは、データ分割部41におけるデータサンプリング
部43及びデータサンプリング部44に夫々供給され
る。 【0083】このようなもとで、データ分割部41に供
給されたディジタル映像信号DV(30)は、データサ
ンプリング部43及び44の両者に供給される。データ
サンプリング部43においては、ディジタル映像信号D
V(30)についての、制御信号形成部42からのサン
プリング制御信号SPPによるサンプリング処理が、例
えば、サンプリング制御信号SPPの各立上り部分に応
じて、ディジタル映像信号DV(30)である30ビッ
トワード列データにおける1ワード置きのワードデータ
が順次サンプリング取出しされるようにして行われ、ま
た、データサンプリング部44においては、ディジタル
映像信号DV(30)についての、制御信号形成部42
からのサンプリング制御信号SPNによるサンプリング
処理が、例えば、サンプリング制御信号SPNの各立上
り部分に応じて、ディジタル映像信号DV(30)であ
る30ビットワード列データにおける1ワード置きのワ
ードデータが順次サンプリング取出しされるようにして
行われる。 【0084】その際、サンプリング制御信号SPPとサ
ンプリング制御信号SPNとは、実質的に180度の相
互位相差を有しているので、データサンプリング部43
においてサンプリング制御信号SPPの各立上り部分に
応じて順次サンプリング取出しされる1ワード置きのワ
ードデータと、データサンプリング部44においてサン
プリング制御信号SPNの各立上り部分に応じて順次サ
ンプリング取出しされる1ワード置きのワードデータと
は、ディジタル映像信号DV(30)である30ビット
ワード列データにおいて互いに隣り合ったものとされ
る。 【0085】それにより、データサンプリング部43か
らは、図11のAに示される如くの、ワード伝送レート
を148.5MBpsとするディジタル映像信号DV
(30)についての、図11のBに示される如くの、周
波数を74.25MHzとするサンプリング制御信号S
PPによるサンプリング処理により、図11のCに示さ
れる如くの、ワード伝送レートを148.5/2=7
4.25MBpsとする分割30ビットワード列データ
DVP(30)が得られる。また、それとともに、デー
タサンプリング部44からは、図11のAに示される如
くの、ワード伝送レートを148.5MBpsとするデ
ィジタル映像信号DV(30)についての、図11のD
に示される如くの、周波数を74.25MHzとし、サ
ンプリング制御信号SPPとは位相が実質的に180度
相違する、サンプリング制御信号SPNによるサンプリ
ング処理により、図11のEに示される如くの、ワード
伝送レートを148.5/2=74.25MBpsとす
る分割30ビットワード列データDVN(30)が得ら
れる。分割30ビットワード列データDVP(30)と
分割30ビットワード列データDVN(30)とは、デ
ィジタル映像信号DV(30)の1ワード分に相当する
相互ワード位相差を有している。 【0086】分割30ビットワード列データDVP(3
0)及びDVN(30)は、ビット分割・合成部45に
供給される。ビット分割・合成部45においては、例え
ば、分割30ビットワード列データDVP(30)の各
30ビットワードデータを20ビットワードデータと1
0ビットワードデータとに分割して、分割30ビットワ
ード列データDVP(30)に基づく20ビットワード
列データと10ビットワード列データとを形成するとと
もに、分割30ビットワード列データDVN(30)の
各30ビットワードデータを20ビットワードデータと
10ビットワードデータとに分割して、分割30ビット
ワード列データDVN(30)に基づく20ビットワー
ド列データと10ビットワード列データとを形成し、分
割30ビットワード列データDVP(30)に基づく1
0ビットワード列データと分割30ビットワード列デー
タDVN(30)に基づく10ビットワード列データと
を、相互にワード同期がとられた状態のもとでパラレル
多重して新たな20ビットワード列データを形成する。
そして、分割30ビットワード列データDVP(30)
に基づく20ビットワード列データを、図12のAに示
される如くの分割20ビットワード列データDVP(2
0)とし、分割30ビットワード列データDVP(3
0)に基づく10ビットワード列データと分割30ビッ
トワード列データDVN(30)に基づく10ビットワ
ード列データとに基づく新たな20ビットワード列デー
タを図12のBに示される如くの分割20ビットワード
列データDVO(20)とし、さらに、分割30ビット
ワード列データDVN(30)に基づく20ビットワー
ド列データを、図12のCに示される如くの分割20ビ
ットワード列データDVN(20)として、相互にワー
ド同期がとられた状態として送出する。 【0087】ビット分割・合成部45からの分割20ビ
ットワード列データDVP(20),分割20ビットワ
ード列データDVO(20)及び分割20ビットワード
列データDVN(20)は、データ分割部41から送出
されて、データ置換部46に供給される。データ置換部
46には、スイッチ47,スイッチ48及びスイッチ4
9が設けられており、スイッチ47,48及び49に
は、制御信号形成部42からの制御信号CSFが供給さ
れる。制御信号CSFは、制御信号形成部42におい
て、水平同期信号SH及び垂直同期信号SVに基づいて
形成され、ディジタル映像信号DV(30)におけるフ
レーム期間、従って、分割20ビットワード列データD
VP(20),DVO(20)及びDVN(20)の夫
々における各フレーム期間に同期したものとされる。 【0088】スイッチ47は、可動接点47aと選択接
点47b及び47cとを有しており、可動接点47a
が、制御信号CSFによって制御されて、分割20ビッ
トワード列データDVP(20)における各フレーム期
間毎に、選択接点47b及び47cに交互に接続される
動作を繰り返す。また、スイッチ48は、可動接点48
aと選択接点48b及び48cとを有しており、可動接
点48aが、制御信号CSFによって制御されて、分割
20ビットワード列データDVO(20)における各フ
レーム期間毎に、選択接点48b及び48cに交互に接
続される動作を繰り返す。さらに、スイッチ49は、可
動接点49aと選択接点49b及び49cとを有してお
り、可動接点49aが、制御信号CSFによって制御さ
れて、分割20ビットワード列データDVN(20)に
おける各フレーム期間毎に、選択接点49b及び49c
に交互に接続される動作を繰り返す。 【0089】スイッチ47の選択接点47b及び47c
には、メモリ部51A及び51Bが夫々接続され、スイ
ッチ48の選択接点48b及び48cには、メモリ部5
2A及び52Bが夫々接続され、スイッチ49の選択接
点49b及び49cには、メモリ部53A及び53Bが
夫々接続されている。 【0090】このようなもとで、データ置換部46に供
給された分割20ビットワード列データDVP(20)
は、制御信号CSFによって制御される可動接点47a
を有したスイッチ47によって、その各フレーム期間部
分が、スイッチ47の選択接点47b及び47cに夫々
接続されたメモリ部51A及び51Bに交互に供給され
る状態が繰り返される。また、データ置換部46に供給
された分割20ビットワード列データDVO(20)
は、制御信号CSFによって制御される可動接点48a
を有したスイッチ48によって、その各フレーム期間部
分が、スイッチ48の選択接点48b及び48cに夫々
接続されたメモリ部52A及び52Bに交互に供給され
る状態が繰り返される。さらに、データ置換部46に供
給された分割20ビットワード列データDVN(20)
は、制御信号CSFによって制御される可動接点49a
を有したスイッチ49によって、その各フレーム期間部
分が、スイッチ49の選択接点49b及び49cに夫々
接続されたメモリ部53A及び53Bに交互に供給され
る状態が繰り返される。 【0091】それにより、例えば、分割20ビットワー
ド列データDVP(20)における各奇数フレーム期間
部分が、順次メモリ部51Aに供給されるとともに、分
割20ビットワード列データDVP(20)における各
偶数フレーム期間部分が、順次メモリ部51Bに供給さ
れ、また、分割20ビットワード列データDVO(2
0)における各奇数フレーム期間部分が、順次メモリ部
52Aに供給されるとともに、分割20ビットワード列
データDVO(20)における各偶数フレーム期間部分
が、順次メモリ部52Bに供給され、さらに、分割20
ビットワード列データDVN(20)における各奇数フ
レーム期間部分が、順次メモリ部53Aに供給されると
ともに、分割20ビットワード列データDVN(20)
における各偶数フレーム期間部分が、順次メモリ部53
Bに供給される。メモリ部51A,51B,52A,5
2B,53A及び53Bには、制御信号形成部42から
の書込制御信号QW及び読出制御信号QRRが供給され
る。 【0092】書込制御信号QWは、制御信号形成部42
においてクロックパルス信号CAに基づいて形成され
て、周波数を148.5/2=74.25MHzとする
ものとされる。それにより、分割20ビットワード列デ
ータDVP(20)の各奇数フレーム期間部分及び各偶
数フレーム期間部分が、夫々、メモリ部51A及び51
Bに順次書き込まれ、分割20ビットワード列データD
VO(20)の各奇数フレーム期間部分及び各偶数フレ
ーム期間部分が、夫々、メモリ部52A及び52Bに順
次書き込まれ、分割20ビットワード列データDVN
(20)の各奇数フレーム期間部分及び各偶数フレーム
期間部分が、夫々、メモリ部53A及び53Bに順次書
き込まれる。即ち、メモリ部51A及び51Bにあって
は、図13のAに示される如くに、分割20ビットワー
ド列データDVP(20)の各フレーム期間部分が、デ
ィジタル映像信号DV(30)における1フレーム期間
に相当する期間1TF宛、交互に書き込まれていく状態
が繰り返され、また、メモリ部52A及び52Bにあっ
ては、図13のDに示される如くに、分割20ビットワ
ード列データDVO(20)の各フレーム期間部分が、
ディジタル映像信号DV(30)における1フレーム期
間に相当する期間1TF宛、交互に書き込まれていく状
態が繰り返され、さらに、メモリ部53A及び53Bに
あっては、図13のGに示される如くに、分割20ビッ
トワード列データDVN(20)の各フレーム期間部分
が、ディジタル映像信号DV(30)における1フレー
ム期間に相当する期間1TF宛、交互に書き込まれてい
く状態が繰り返される。 【0093】読出制御信号QRRは、制御信号形成部4
2においてクロックパルス信号CA,水平同期信号SH
及び垂直同期信号SVに基づいて形成され、周波数を1
48.5/2=74.25MHzとするとともに、メモ
リ部51A及び51Bから分割20ビットワード列デー
タDVP(20)の各フレーム期間部分中の各水平ブラ
ンキング期間部分におけるEAVに基づく部分及びSA
Vに基づく部分を除いた部分を、分割20ビットワード
列データDVP(20)の2ワード分に相当する期間だ
け遅延させて読み出し、メモリ部52A及び52Bから
分割20ビットワード列データDVO(20)の各フレ
ーム期間部分中の各水平ブランキング期間部分における
EAVに基づく部分及びSAVに基づく部分を除いた部
分を、分割20ビットワード列データDVO(20)の
2ワード分に相当する期間だけ遅延させて読み出し、メ
モリ部53A及び53Bから分割20ビットワード列デ
ータDVN(20)の各フレーム期間部分中の各水平ブ
ランキング期間部分におけるEAVに基づく部分及びS
AVに基づく部分を除いた部分を、分割20ビットワー
ド列データDVN(20)の2ワード分に相当する期間
だけ遅延させて読み出すものとされる。 【0094】それにより、メモリ部51Aから、分割2
0ビットワード列データDVP(20)の各奇数フレー
ム期間部分中の各水平ブランキング期間部分におけるE
AV及びSAVに基づく部分を除いた部分が、分割20
ビットワード列データDVP(20)の2ワード分に相
当する期間だけ遅延されて読み出されて得られる、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワ
ード列データである読出出力DPO(20)が導出さ
れ、メモリ部51Bから、分割20ビットワード列デー
タDVP(20)の各偶数フレーム期間部分中の各水平
ブランキング期間部分におけるEAV及びSAVに基づ
く部分を除いた部分が、分割20ビットワード列データ
DVP(20)の2ワード分に相当する期間だけ遅延さ
れて読み出されて得られる、ワード伝送レートを74.
25MBpsとする20ビットワード列データである読
出出力DPE(20)が導出される。また、メモリ部5
2Aから、分割20ビットワード列データDVO(2
0)の各奇数フレーム期間部分中の各水平ブランキング
期間部分におけるEAV及びSAVに基づく部分を除い
た部分が、分割20ビットワード列データDVO(2
0)の2ワード分に相当する期間だけ遅延されて読み出
されて得られる、ワード伝送レートを74.25MBp
sとする20ビットワード列データである読出出力DO
O(20)が導出され、メモリ部52Bから、分割20
ビットワード列データDVO(20)の各偶数フレーム
期間部分中の各水平ブランキング期間部分におけるEA
V及びSAVに基づく部分を除いた部分が、分割20ビ
ットワード列データDVO(20)の2ワード分に相当
する期間だけ遅延されて読み出されて得られる、ワード
伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワー
ド列データである読出出力DOE(20)が導出され
る。さらに、メモリ部53Aから、分割20ビットワー
ド列データDVN(20)の各奇数フレーム期間部分中
の各水平ブランキング期間部分におけるEAV及びSA
Vに基づく部分を除いた部分が、分割20ビットワード
列データDVN(20)の2ワード分に相当する期間だ
け遅延されて読み出されて得られる、ワード伝送レート
を74.25MBpsとする20ビットワード列データ
である読出出力DNO(20)が導出され、メモリ部5
3Bから、分割20ビットワード列データDVN(2
0)の各偶数フレーム期間部分中の各水平ブランキング
期間部分におけるEAV及びSAVに基づく部分を除い
た部分が、分割20ビットワード列データDVN(2
0)の2ワード分に相当する期間だけ遅延されて読み出
されて得られる、ワード伝送レートを74.25MBp
sとする20ビットワード列データである読出出力DN
E(20)が導出される。 【0095】メモリ部51A及び51Bから夫々得られ
る読出出力DPO(20)及びDPE(20)は、デー
タ選択取出部54に供給され、メモリ部52A及び52
Bから夫々得られる読出出力DOO(20)及びDOE
(20)は、データ選択取出部55に供給され、メモリ
部53A及び53Bから夫々得られる読出出力DNO
(20)及びDNE(20)は、データ選択取出部56
に供給される。 【0096】データ選択取出部54,55及び56に
は、ワードデータ送出部57から送出される基準ワード
データDSWも供給される。基準ワードデータDSW
は、そのワード伝送レートを74.25MBpsとし、
予め定められたコードが与えられた複数の20ビットワ
ードデータにより構成される特定20ビットワード群と
される。そして、特定20ビットワード群とされる基準
ワードデータDSWは、例えば、4個の20ビットワー
ドである、3FF:3FFh,000:000h,00
0:000h及びXYZ:XYZh(hは16進表示で
あることをあらわす。)が順次配列されて成るものとさ
れる。 【0097】ワードデータ送出部57からの基準ワード
データDSWの送出は、制御信号形成部42からワード
データ送出部57に供給される制御信号CWRによって
制御される。制御信号CWRは、制御信号形成部42に
おいてクロックパルス信号CA,水平同期信号SH及び
垂直同期信号SVに基づいて形成され、分割20ビット
ワード列データDVP(20),DVO(20)及びD
VN(20)の夫々の各ライン期間部分における水平ブ
ランキング期間部分中のEAVに基づく部分及びSAV
に基づく部分に同期したものとされる。 【0098】データ選択取出部54,55及び56の夫
々には、制御信号形成部42から、制御信号CSFと制
御信号CARとが供給される。制御信号CARは、制御
信号CWRに同期したものとされる。 【0099】データ選択取出部54においては、制御信
号CSFに応じて、メモリ部51Aからの読出出力DP
O(20)とメモリ部51Bからの読出出力DPE(2
0)とを分割20ビットワード列データDVP(20)
における1フレーム期間に相当する期間宛交互に取り出
す動作を行い、かつ、読出出力DPO(20)及びDP
E(20)の夫々についての取出期間中において、制御
信号CARに応じ、分割20ビットワード列データDV
P(20)の各ライン期間部分における水平ブランキン
グ期間部分中のEAV及びSAVに基づく部分の夫々の
開始時点から始まる、分割20ビットワード列データD
VP(20)の4ワード分に相当する期間においては、
ワードデータ送出部57から制御信号CWRによる制御
のもとに送出される基準ワードデータDSWの取出しを
行う。 【0100】それにより、データ選択取出部54から
は、図13のBに示される如くに、メモリ部51Aから
の読出出力(51A読出出力)を含む取出出力とメモリ
部51Bからの読出出力(51B読出出力)を含む取出
出力とが、分割20ビットワード列データDVP(2
0)における1フレーム期間に相当する期間1TF宛交
互に得られて、それらによりワード伝送レートを74.
25MBpsとする20ビットワード列データDXP
(20)が形成される。51A読出出力を含む取出出力
及び51B読出出力を含む取出出力の夫々は、図13の
Cに示される如くに、分割20ビットワード列データD
VP(20)の1ライン期間に対応する期間1TLの夫
々において、分割20ビットワード列データDVP(2
0)におけるEAVに基づく部分に対応する基準ワード
データDSW,51A読出出力(もしくは51B読出出
力),分割20ビットワード列データDVP(20)に
おけるSAVに基づく部分に対応する基準ワードデータ
DSW、及び、51A読出出力(もしくは51B読出出
力)が順次配されるものとされる。それにより、20ビ
ットワード列データDXP(20)にあっては、分割2
0ビットワード列データDVP(20)におけるEAV
及びSAVに基づく部分の夫々が、基準ワードデータD
SWによって置換されたことになる。 【0101】また、データ選択取出部55においては、
制御信号CSFに応じて、メモリ部52Aからの読出出
力DOO(20)とメモリ部52Bからの読出出力DO
E(20)とを分割20ビットワード列データDVO
(20)における1フレーム期間に相当する期間宛交互
に取り出す動作を行い、かつ、読出出力DOO(20)
及びDOE(20)の夫々についての取出期間中におい
て、制御信号CARに応じ、分割20ビットワード列デ
ータDVO(20)の各ライン期間部分における水平ブ
ランキング期間部分中のEAV及びSAVに基づく部分
の夫々の開始時点から始まる、分割20ビットワード列
データDVO(20)の4ワード分に相当する期間にお
いては、ワードデータ送出部57から制御信号CWRに
よる制御のもとに送出される基準ワードデータDSWの
取出しを行う。 【0102】それにより、データ選択取出部55から
は、図13のEに示される如くに、メモリ部52Aから
の読出出力(52A読出出力)を含む取出出力とメモリ
部52Bからの読出出力(52B読出出力)を含む取出
出力とが、分割20ビットワード列データDVO(2
0)における1フレーム期間に相当する期間1TF宛交
互に得られて、それらによりワード伝送レートを74.
25MBpsとする20ビットワード列データDXO
(20)が形成される。52A読出出力を含む取出出力
及び52B読出出力を含む取出出力の夫々は、図13の
Fに示される如くに、分割20ビットワード列データD
VO(20)の1ライン期間に対応する期間1TLの夫
々において、分割20ビットワード列データDVO(2
0)におけるEAVに基づく部分に対応する基準ワード
データDSW,52A読出出力(もしくは52B読出出
力),分割20ビットワード列データDVO(20)に
おけるSAVに基づく部分に対応する基準ワードデータ
DSW、及び、52A読出出力(もしくは52B読出出
力)が順次配されるものとされる。それにより、20ビ
ットワード列データDXO(20)にあっては、分割2
0ビットワード列データDVO(20)におけるEAV
及びSAVに基づく部分の夫々が、基準ワードデータD
SWによって置換されたことになる。 【0103】さらに、データ選択取出部56において
は、制御信号CSFに応じて、メモリ部53Aからの読
出出力DNO(20)とメモリ部53Bからの読出出力
DNE(20)とを分割20ビットワード列データDV
N(20)における1フレーム期間に相当する期間宛交
互に取り出す動作を行い、かつ、読出出力DNO(2
0)及びDNE(20)の夫々についての取出期間中に
おいて、制御信号CARに応じ、分割20ビットワード
列データDVN(20)の各ライン期間部分における水
平ブランキング期間部分中のEAV及びSAVに基づく
部分の夫々の開始時点から始まる、分割20ビットワー
ド列データDVN(20)の4ワード分に相当する期間
においては、ワードデータ送出部57から制御信号CW
Rによる制御のもとに送出される基準ワードデータDS
Wの取出しを行う。 【0104】それにより、データ選択取出部56から
は、図13のHに示される如くに、メモリ部53Aから
の読出出力(53A読出出力)を含む取出出力とメモリ
部53Bからの読出出力(53B読出出力)を含む取出
出力とが、分割20ビットワード列データDVN(2
0)における1フレーム期間に相当する期間1TF宛交
互に得られて、それらによりワード伝送レートを74.
25MBpsとする20ビットワード列データDXN
(20)が形成される。53A読出出力を含む取出出力
及び53B読出出力を含む取出出力の夫々は、図13の
Iに示される如くに、分割20ビットワード列データD
VN(20)の1ライン期間に対応する期間1TLの夫
々において、分割20ビットワード列データDVN(2
0)におけるEAVに基づく部分に対応する基準ワード
データDSW,53A読出出力(もしくは53B読出出
力),分割20ビットワード列データDVN(20)に
おけるSAVに基づく部分に対応する基準ワードデータ
DSW、及び、53A読出出力(もしくは53B読出出
力)が順次配されるものとされる。それにより、20ビ
ットワード列データDXN(20)にあっては、分割2
0ビットワード列データDVN(20)におけるEAV
及びSAVに基づく部分の夫々が、基準ワードデータD
SWによって置換されたことになる。 【0105】データ選択取出部54から得られる20ビ
ットワード列データDXP(20),データ選択取出部
55から得られる20ビットワード列データDXO(2
0)、及び、データ選択取出部56から得られる20ビ
ットワード列データDXN(20)は、データ置換部4
6の出力データとして送出される。 【0106】上述の如くにして、データ置換部46は、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする分割20
ビットワード列データDVP(20)に、それに含まれ
る、例えば、図14のAに示される如くの、特定20ビ
ットワード群であるEAVに基づく部分EAV’及びS
AVに基づく部分SAV’の夫々についての、例えば、
図14のBに示される如くの、基準ワードデータDSW
による置換えを行って、ワード伝送レートを74.25
MBpsとする20ビットワード列データDXP(2
0)を形成し、ワード伝送レートを74.25MBps
とする分割20ビットワード列データDVO(20)
に、それに含まれる、例えば、図15のAに示される如
くの、特定20ビットワード群であるEAVに基づく部
分EAV’及びSAVに基づく部分SAV’の夫々につ
いての、例えば、図15のBに示される如くの、基準ワ
ードデータDSWによる置換えを行って、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする20ビットワード列デ
ータDXO(20)を形成し、さらに、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする分割20ビットワード列
データDVN(20)に、それに含まれる、例えば、図
16のAに示される如くの、特定20ビットワード群で
あるEAVに基づく部分EAV’及びSAVに基づく部
分SAV’の夫々についての、例えば、図16のBに示
される如くの、基準ワードデータDSWによる置換えを
行って、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
20ビットワード列データDXN(20)を形成するこ
とになる。 【0107】データ置換部46から導出される20ビッ
トワード列データDXP(20)は、P/S変換部58
に供給される。P/S変換部58にあっては、20ビッ
トワード列データDXP(20)に、P/S変換を施し
て、20ビットワード列データDXP(20)に基づく
ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLPを形成し、そ
のシリアルデータDLPを送信信号形成部59に供給す
る。送信信号形成部59は、シリアルデータDLPを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STPに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLPの伝送が行われる。 【0108】また、データ置換部46から導出される2
0ビットワード列データDXO(20)は、P/S変換
部60に供給される。P/S変換部60にあっては、2
0ビットワード列データDXO(20)に、P/S変換
を施して、20ビットワード列データDXO(20)に
基づく伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLOを形成し、そ
のシリアルデータDLOを送信信号形成部61に供給す
る。送信信号形成部61は、シリアルデータDLOを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STOに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLOの伝送が行われる。 【0109】さらに、データ置換部46から導出される
20ビットワード列データDXN(20)は、P/S変
換部62に供給される。P/S変換部62にあっては、
20ビットワード列データDXN(20)に、P/S変
換を施して、20ビットワード列データDXN(20)
に基づく伝送レートを74.25MBps×20=1.
485GbpsとするシリアルデータDLNを形成し、
そのシリアルデータDLNを送信信号形成部63に供給
する。送信信号形成部63は、シリアルデータDLN
を、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝
送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ
伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した
光信号とされる伝送信号STNに変換して送信する。そ
れによって、シリアルデータDLNの伝送が行われる。 【0110】上述の如くの図10に示されるデータ伝送
装置にあっても、P/S変換部58及び送信信号形成部
59,P/S変換部60及び送信信号形成部61、及
び、P/S変換部62及び送信信号形成部63の夫々
が、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20
ビットワード列データをビット伝送レートを1.485
Gbpsとするシリアルデータに変換して伝送すること
になるので、このようなP/S変換部58及び送信信号
形成部59,P/S変換部60及び送信信号形成部6
1、及び、P/S変換部62及び送信信号形成部63
を、例えば、飛び越し走査用とされたY,PB /PR
号形式のHDディジタル映像信号の伝送用に提供されて
いる集積回路(IC)素子を有効に利用して構成するこ
とができる。従って、ワード伝送レートを148.5M
Bpsとする30ビットワード列データとされた、順次
走査用とされたG,B,R信号形式のHDディジタル映
像信号を、新たな回路要素等の開発を要することなく、
比較的容易に整えることができる手段をもって行えるこ
とになる。 【0111】図17は、本願の特許請求の範囲における
請求項12〜14のいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲
における請求項20に記載された発明に係るデータ伝送
装置の例を示す。 【0112】図17に示される例においては、図10に
示される例におけるものと同様なディジタル映像信号D
V(30)、即ち、ワード伝送レートを148.5MB
psとする30ビットワード列データとされた、順次走
査用とされたG,B,R信号形式のHDディジタル映像
信号であるディジタル映像信号DV(30)が、データ
分割部41に供給される。データ分割部41は、図10
に示されるデータ分割部41と同様に構成され、データ
サンプリング部43及び44とビット分割・合成部45
とが設けられている。 【0113】また、ディジタル映像信号DV(30)に
おける水平周期及び垂直周期を設定する水平同期信号S
H及び垂直同期信号SV、さらには、ディジタル映像信
号DV(30)である30ビットワード列データのワー
ド伝送レート148.5MBpsに対応する周波数14
8.5MHzを有したクロックパルス信号CAが、制御
信号形成部72に供給される。制御信号形成部72は、
クロックパルス信号CA、さらには、水平同期信号SH
及び垂直同期信号SVに基づいて、周波数を148.5
/2=74.25MHzとし、ディジタル映像信号DV
(30)である30ビットワード列データの2ワード周
期に同期したサンプリング制御信号SPPと、周波数を
148.5/2=74.25MHzとし、サンプリング
制御信号SPPとは位相が実質的に180度相違するサ
ンプリング制御信号SPNとを形成する。そして、制御
信号形成部72において得られる、実質的に180度の
相互位相差を有したサンプリング制御信号SPP及びS
PNは、データ分割部41におけるデータサンプリング
部43及びデータサンプリング部44に夫々供給され
る。 【0114】それにより、データ分割部41におけるビ
ット分割・合成部45からは、図10に示される例の場
合と同様にして、各々がワード伝送レートを148.5
/2=74.25MBpsとする分割20ビットワード
列データDVP(20),DVO(20)及びDVN
(20)が、相互にワード同期がとられた状態のもとに
送出される。 【0115】分割20ビットワード列データDVP(2
0),DVO(20)及びDVN(20)は、データ分
割部41からデータ挿入部73に供給される。データ挿
入部73には、データ選択取出部74,データ選択取出
部75,データ選択取出部76及びワードデータ送出部
77が設けられている。 【0116】データ選択取出部74には、データ分割部
41におけるビット分割・合成部45からの分割20ビ
ットワード列データDVP(20)とワードデータ送出
部77から送出される基準ワードデータDSWとが供給
される。また、データ選択取出部75には、データ分割
部41におけるビット分割・合成部45からの分割20
ビットワード列データDVO(20)とワードデータ送
出部77から送出される基準ワードデータDSWとが供
給される。さらに、データ選択取出部76には、データ
分割部41におけるビット分割・合成部45からの分割
20ビットワード列データDVN(20)とワードデー
タ送出部77から送出される基準ワードデータDSWと
が供給される。 【0117】ワードデータ送出部77からの基準ワード
データDSWは、そのワード伝送レートを74.25M
Bpsとし、予め定められたコードが与えられた複数の
20ビットワードデータにより構成される特定20ビッ
トワード群とされる。そして、特定20ビットワード群
とされる基準ワードデータDSWは、例えば、4個の2
0ビットワードである、3FF:3FFh,000:0
00h,000:000h及びXYZ:XYZh(hは
16進表示であることをあらわす。)が順次配列されて
成るものとされる。 【0118】ワードデータ送出部77からの基準ワード
データDSWの送出は、制御信号形成部72からワード
データ送出部77に供給される制御信号CWRによって
制御される。制御信号CWRは、制御信号形成部72に
おいてクロックパルス信号CA,水平同期信号SH及び
垂直同期信号SVに基づいて形成され、分割20ビット
ワード列データDVP(20),DVO(20)及びD
VN(20)の夫々の各ライン期間部分における水平ブ
ランキング期間部分中のEAVに基づく部分とSAVに
基づく部分との間、例えば、SAVに基づく部分の直前
の部分に同期したものとされる。 【0119】データ選択取出部74,75及び76の夫
々には、制御信号形成部72から送出される制御信号C
ARが供給される。制御信号CARは、制御信号CWR
に同期したものとされる。 【0120】データ選択取出部74においては、制御信
号CARに応じて、分割20ビットワード列データDV
P(20)を、その各ライン期間部分における水平ブラ
ンキング期間部分中のSAVに基づく部分の直前の部分
を除いて、取り出すとともに、分割20ビットワード列
データDVP(20)の各ライン期間部分における水平
ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の直前の
部分に代えて、ワードデータ送出部77から制御信号C
WRによる制御のもとに送出される基準ワードデータD
SWを取り出す。 【0121】それにより、データ選択取出部74から
は、図18のAに示される如くに、分割20ビットワー
ド列データDVP(20)の1ライン期間に対応する期
間1TLの夫々において、分割20ビットワード列デー
タDVP(20)におけるSAVに基づく部分の直前の
部分に至るまでの部分,分割20ビットワード列データ
DVP(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部
分に代わる基準ワードデータDSW、及び、分割20ビ
ットワード列データDVP(20)におけるSAVに基
づく部分以降の部分が順次取り出されて、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする20ビットワード列デ
ータDXP(20)が得られる。このようにして得られ
る20ビットワード列データDXP(20)は、分割2
0ビットワード列データDVP(20)の所定の部分、
例えば、SAVに基づく部分の直前の部分に、基準ワー
ドデータDSWが挿入されたものとされることになる。 【0122】また、データ選択取出部75においては、
制御信号CARに応じて、分割20ビットワード列デー
タDVO(20)を、その各ライン期間部分における水
平ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の直前
の部分を除いて、取り出すとともに、分割20ビットワ
ード列データDVO(20)の各ライン期間部分におけ
る水平ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の
直前の部分に代えて、ワードデータ送出部77から制御
信号CWRによる制御のもとに送出される基準ワードデ
ータDSWを取り出す。 【0123】それにより、データ選択取出部75から
は、図18のBに示される如くに、分割20ビットワー
ド列データDVO(20)の1ライン期間に対応する期
間1TLの夫々において、分割20ビットワード列デー
タDVO(20)におけるSAVに基づく部分の直前の
部分に至るまでの部分,分割20ビットワード列データ
DVO(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部
分に代わる基準ワードデータDSW、及び、分割20ビ
ットワード列データDVO(20)におけるSAVに基
づく部分以降の部分が順次取り出されて、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする20ビットワード列デ
ータDXO(20)が得られる。このようにして得られ
る20ビットワード列データDXO(20)は、分割2
0ビットワード列データDVO(20)の所定の部分、
例えば、SAVに基づく部分の直前の部分に、基準ワー
ドデータDSWが挿入されたものとされることになる。 【0124】さらに、データ選択取出部76において
は、制御信号CARに応じて、分割20ビットワード列
データDVN(20)を、その各ライン期間部分におけ
る水平ブランキング期間部分中のSAVに基づく部分の
直前の部分を除いて、取り出すとともに、分割20ビッ
トワード列データDVN(20)の各ライン期間部分に
おける水平ブランキング期間部分中のSAVに基づく部
分の直前の部分に代えて、ワードデータ送出部77から
制御信号CWRによる制御のもとに送出される基準ワー
ドデータDSWを取り出す。 【0125】それにより、データ選択取出部76から
は、図18のCに示される如くに、分割20ビットワー
ド列データDVN(20)の1ライン期間に対応する期
間1TLの夫々において、分割20ビットワード列デー
タDVN(20)におけるSAVに基づく部分の直前の
部分に至るまでの部分,分割20ビットワード列データ
DVN(20)におけるSAVに基づく部分の直前の部
分に代わる基準ワードデータDSW、及び、分割20ビ
ットワード列データDVN(20)におけるSAVに基
づく部分以降の部分が順次取り出されて、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする20ビットワード列デ
ータDXN(20)が得られる。このようにして得られ
る20ビットワード列データDXN(20)は、分割2
0ビットワード列データDVN(20)の所定の部分、
例えば、SAVに基づく部分の直前の部分に、基準ワー
ドデータDSWが挿入されたものとされることになる。 【0126】データ選択取出部74から得られる20ビ
ットワード列データDXP(20),データ選択取出部
75から得られる20ビットワード列データDXO(2
0)、及び、データ選択取出部76から得られる20ビ
ットワード列データDXN(20)は、データ挿入部7
3の出力データとして送出される。 【0127】上述の如くにして、データ挿入部73は、
図19のAに示される如くの、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする分割20ビットワード列データ
DVP(20)における各ライン期間部分中の水平ブラ
ンキング期間部分におけるEAVに基づく部分EAV’
とSAVに基づく部分SAV’との間の部分、例えば、
SAVに基づく部分SAV’の直前とされる特定の部分
への、予め設定されたコードを有する20ビットワード
データを含んで成る基準ワードデータDSWの挿入を行
って、図19のBに示される如くの、ワード伝送レート
を74.25MBpsとする、基準ワードデータDSW
を含んだ20ビットワード列データDXP(20)を形
成し、図20のAに示される如くの、ワード伝送レート
を74.25MBpsとする分割20ビットワード列デ
ータDVO(20)における各ライン期間部分中の水平
ブランキング期間部分におけるEAVに基づく部分EA
V’とSAVに基づく部分SAV’との間の部分、例え
ば、SAVに基づく部分SAV’の直前とされる特定の
部分への、予め設定されたコードを有する20ビットワ
ードデータを含んで成る基準ワードデータDSWの挿入
を行って、図20のBに示される如くの、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする、基準ワードデータD
SWを含んだ20ビットワード列データDXO(20)
を形成し、図21のAに示される如くの、ワード伝送レ
ートを74.25MBpsとする分割20ビットワード
列データDVN(20)における各ライン期間部分中の
水平ブランキング期間部分におけるEAVに基づく部分
EAV’とSAVに基づく部分SAV’との間の部分、
例えば、SAVに基づく部分SAV’の直前とされる特
定の部分への、予め設定されたコードを有する20ビッ
トワードデータを含んで成る基準ワードデータDSWの
挿入を行って、図21のBに示される如くの、ワード伝
送レートを74.25MBpsとする、基準ワードデー
タDSWを含んだ20ビットワード列データDXN(2
0)を形成することになる。 【0128】データ挿入部73から導出される20ビッ
トワード列データDXP(20)は、P/S変換部78
に供給される。P/S変換部78にあっては、20ビッ
トワード列データDXP(20)に、P/S変換を施し
て、20ビットワード列データDXP(20)に基づく
ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.4
85GbpsとするシリアルデータDLPを形成し、そ
のシリアルデータDLPを送信信号形成部79に供給す
る。送信信号形成部79は、シリアルデータDLPを、
例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファイバ
ーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送す
べく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・ファイ
バーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光信
号とされる伝送信号STPに変換して送信する。それに
よって、シリアルデータDLPの伝送が行われる。 【0129】また、データ挿入部73から導出される2
0ビットワード列データDXO(20)は、P/S変換
部80に供給される。P/S変換部80にあっては、2
0ビットワード列データDXO(20)に、P/S変換
を施して、20ビットワード列データDXO(20)に
基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=
1.485GbpsとするシリアルデータDLOを形成
し、そのシリアルデータDLOを送信信号形成部81に
供給する。送信信号形成部81は、シリアルデータDL
Oを、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて
伝送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデー
タ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適し
た光信号とされる伝送信号STOに変換して送信する。
それによって、シリアルデータDLOの伝送が行われ
る。 【0130】さらに、データ挿入部73から導出される
20ビットワード列データDXN(20)は、P/S変
換部82に供給される。P/S変換部82にあっては、
20ビットワード列データDXN(20)に、P/S変
換を施して、20ビットワード列データDXN(20)
に基づく伝送レートを74.25MBps×20=1.
485GbpsとするシリアルデータDLNを形成し、
そのシリアルデータDLNを送信信号形成部83に供給
する。送信信号形成部83は、シリアルデータDLN
を、例えば、同軸ケーブルあるいはオプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝
送すべく、同軸ケーブルが用いられて形成されたデータ
伝送路に適した電気信号、あるいは、オプティカル・フ
ァイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した
光信号とされる伝送信号STNに変換して送信する。そ
れによって、シリアルデータDLNの伝送が行われる。 【0131】上述の如くの図17に示されるデータ伝送
装置にあっても、P/S変換部78及び送信信号形成部
79,P/S変換部80及び送信信号形成部81、及
び、P/S変換部82及び送信信号形成部83の夫々
が、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20
ビットワード列データをビット伝送レートを1.485
Gbpsとするシリアルデータに変換して伝送すること
になるので、このようなP/S変換部78及び送信信号
形成部79,P/S変換部80及び送信信号形成部8
1、及び、P/S変換部82及び送信信号形成部83
を、例えば、飛び越し走査用とされたY,PB /PR
号形式のHDディジタル映像信号の伝送用に提供されて
いる集積回路(IC)素子を有効に利用して構成するこ
とができる。従って、ワード伝送レートを148.5M
Bpsとする30ビットワード列データとされた、順次
走査用とされたG,B,R信号形式のHDディジタル映
像信号を、新たな回路要素等の開発を要することなく、
比較的容易に整えることができる手段をもって行えるこ
とになる。 【0132】図22は、本願の特許請求の範囲における
請求項1〜4のいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の例に従って、図1に示されるデータ伝送装置
の例から送出される、順次走査用とされたY,PB /P
R 信号形式のHDディジタル映像信号に基づくシリアル
データDLP及びDLNに夫々対応する伝送信号STP
及びSTNを受信するデータ受信装置の一例を示す。 【0133】この図22に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号とされる伝送信号STP及びSTNを
夫々受信する受信部91及び92が備えられている。受
信部91は、伝送信号STPを受信するとき、受信され
た伝送信号STPに基づくシリアルデータDLPを再生
し、再生されたシリアルデータDLPを基準データ検出
・S/P変換部93に供給する。また、受信部92は、
伝送信号STNを受信するとき、受信された伝送信号S
TNに基づくシリアルデータDLNを再生し、再生され
たシリアルデータDLNを基準データ検出・S/P変換
部94に供給する。 【0134】基準データ検出・S/P変換部93におい
ては、シリアルデータDLPにおける、基準ワードデー
タDSPを構成する4個の20ビットワードである3F
F:3FFh,000:000h,000:000h及
びXYZ:XYZhがシリアルデータに変換された部分
中の3FF:3FFh,000:000h及び000:
000hがシリアルデータに変換された部分を、同期デ
ータとして検出し、検出された同期データに基づくワー
ド同期をとって、シリアルデータDLPにS/P変換を
施し、シリアルデータDLPに基づく20ビットワード
列データDXP(20)を、ワード伝送レートを74.
25MBpsとするものとして得る。基準データ検出・
S/P変換部93から得られる20ビットワード列デー
タDXP(20)は、特定ワードデータ検出部95に供
給される。 【0135】また、基準データ検出・S/P変換部94
においては、シリアルデータDLNにおける、基準ワー
ドデータDSNを構成する4個の20ビットワードであ
る3FF:3FFh,000:000h,000:00
0h及びXYZ:XYZhがシリアルデータに変換され
た部分中の3FF:3FFh,000:000h及び0
00:000hがシリアルデータに変換された部分を、
同期データとして検出し、検出された同期データに基づ
くワード同期をとって、シリアルデータDLNにS/P
変換を施し、シリアルデータDLNに基づく20ビット
ワード列データDXN(20)を、ワード伝送レートを
74.25MBpsとするものとして得る。基準データ
検出・S/P変換部94から得られる20ビットワード
列データDXN(20)は、特定ワードデータ検出部9
6に供給される。 【0136】特定ワードデータ検出部95においては、
それを通じて20ビットワード列データDXP(20)
がデータ置換部97に供給されるとともに、20ビット
ワード列データDXP(20)における、各基準ワード
データDSPを構成する4個の20ビットワードである
3FF:3FFh,000:000h,000:000
h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワードと
して検出され、その結果得られる検出出力データDDP
が送出される。特定ワードデータ検出部95から得られ
る検出出力データDDPは、制御信号形成部98に供給
される。 【0137】特定ワードデータ検出部96においても、
それを通じて20ビットワード列データDXN(20)
がデータ変換部97に供給されるとともに、20ビット
ワード列データDXN(20)における各基準ワードデ
ータDSNを構成する4個の20ビットワードである3
FF:3FFh,000:000h,000:000h
及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワードとし
て検出され、その結果得られる検出出力データDDNが
送出される。特定ワードデータ検出部96から得られる
検出出力データDDNも、制御信号形成部98に供給さ
れる。 【0138】制御信号形成部98には、20ビットワー
ド列データDXP(20)及びDXN(20)の夫々の
ワード伝送レート74.25MBpsに対応する周波数
74.25MHzを有したクロックパルス信号CBも供
給される。そして、制御信号形成部98は、特定ワード
データ検出部95からの検出出力データDDPに基づい
て、20ビットワード列データDXP(20)における
各フレーム期間に同期した制御信号CSFPを形成する
とともに、特定ワードデータ検出部96からの検出出力
データDDNに基づいて、20ビットワード列データD
XN(20)における各フレーム期間に同期した制御信
号CSFNを形成する。 【0139】制御信号形成部98において得られる制御
信号CSFP及びCSFNは、夫々、データ置換部97
におけるスイッチ101及び102に供給される。スイ
ッチ101は、可動接点101aと選択接点101b及
び101cとを有しており、可動接点101aが、制御
信号CSFPによって制御されて、20ビットワード列
データDXP(20)における各フレーム期間毎に、選
択接点101b及び101cに交互に接続される動作を
繰り返す。スイッチ102は、可動接点102aと選択
接点102b及び102cとを有しており、可動接点1
02aが、制御信号CSFNによって制御されて、20
ビットワード列データDXN(20)における各フレー
ム期間毎に、選択接点102b及び102cに交互に接
続される動作を繰り返す。スイッチ101の選択接点1
01b及び101cには、メモリ部103A及び103
Bが夫々接続されており、スイッチ102の選択接点1
02b及び102cには、メモリ部104A及び104
Bが夫々接続されている。 【0140】このようなもとで、データ置換部97に供
給された20ビットワード列データDXP(20)は、
制御信号CSFPによって制御される可動接点101a
を有したスイッチ101によって、その各フレーム期間
部分が、スイッチ101の選択接点101b及び101
cに夫々接続されたメモリ部103A及び103Bに交
互に供給される状態が繰り返される。また、データ置換
部97に供給された20ビットワード列データDXN
(20)は、制御信号CSFNによって制御される可動
接点102aを有したスイッチ102によって、その各
フレーム期間部分が、スイッチ102の選択接点102
b及び102cに夫々接続されたメモリ部104A及び
104Bに交互に供給される状態が繰り返される。それ
により、例えば、20ビットワード列データDXP(2
0)における各奇数フレーム期間部分が、順次メモリ部
103Aに供給されるとともに、20ビットワード列デ
ータDXP(20)における各偶数フレーム期間部分
が、順次メモリ部103Bに供給され、また、20ビッ
トワード列データDXN(20)における各奇数フレー
ム期間部分が、順次メモリ部104Aに供給されるとと
もに、20ビットワード列データDXN(20)におけ
る各偶数フレーム期間部分が、順次メモリ部104Bに
供給される。 【0141】メモリ部103A及び103Bには、制御
信号形成部98からの書込制御信号QWP及び読出制御
信号QRPが供給される。書込制御信号QWPは、制御
信号形成部98においてクロックパルス信号CBに基づ
いて形成されて、周波数を74.25MHzとするもの
とされ、それにより、メモリ部103Aに20ビットワ
ード列データDXP(20)の各奇数フレーム期間部分
が順次書き込まれるとともに、メモリ部103Bに20
ビットワード列データDXP(20)の各偶数フレーム
期間部分が順次書き込まれる。 【0142】また、読出制御信号QRPは、制御信号形
成部98においてクロックパルス信号CB及び検出出力
データDDPに基づいて形成され、周波数を74.25
MHzとするとともに、メモリ部103A及び103B
から20ビットワード列データDXP(20)の各フレ
ーム期間部分中の各水平ブランキング期間部分における
基準ワードデータDSPを除いた部分を、20ビットワ
ード列データDXP(20)の2ワード分に相当する期
間だけ進めて読み出すものとされる。 【0143】メモリ部104A及び104Bには、制御
信号形成部98からの書込制御信号QWN及び読出制御
信号QRNが供給される。書込制御信号QWNは、制御
信号形成部98においてクロックパルス信号CBに基づ
いて形成されて、周波数を74.25MHzとするもの
とされ、それにより、メモリ部104Aに20ビットワ
ード列データDXN(20)の各奇数フレーム期間部分
が順次書き込まれるとともに、メモリ部104Bに20
ビットワード列データDXN(20)の各偶数フレーム
期間部分が順次書き込まれる。 【0144】また、読出制御信号QRNは、制御信号形
成部98においてクロックパルス信号CB及び検出出力
データDDNに基づいて形成され、周波数を74.25
MHzとするとともに、メモリ部104A及び104B
から20ビットワード列データDXN(20)の各フレ
ーム期間部分中の各水平ブランキング期間部分における
基準ワードデータDSNを除いた部分を、20ビットワ
ード列データDXN(20)の2ワード分に相当する期
間だけ進めて読み出すものとされる。 【0145】なお、書込制御信号QWP及びQWNと読
出制御信号QRP及びQRNとの夫々は、制御信号形成
部98に内蔵されて特定ワードデータ検出部95からの
検出出力データDDPと特定ワードデータ検出部96か
らの検出出力データDDNとが供給されるスキュー吸収
制御信号形成部から得られる、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されたものとされる。
制御信号形成部98に内蔵されたスキュー吸収制御信号
形成部においては、検出出力データDDPと検出出力デ
ータDDNとの間の時間差に基づいて、伝送信号STP
及びSTNの相互間の時間差が検出されて、検出された
時間差に応じたスキュー吸収制御信号CSKが形成され
る。 【0146】それにより、メモリ部103Aから、20
ビットワード列データDXP(20)の各奇数フレーム
期間部分中の各水平ブランキング期間部分における基準
ワードデータDSPを除いた部分が、20ビットワード
列データDXP(20)の2ワード分に相当する期間だ
け進められて読み出されて得られる、ワード伝送レート
を74.25MBpsとする20ビットワード列データ
である読出出力DPO(20)が導出され、また、メモ
リ部103Bから、20ビットワード列データDXP
(20)の各偶数フレーム期間部分中の各水平ブランキ
ング期間部分における基準ワードデータDSPを除いた
部分が、20ビットワード列データDXP(20)の2
ワード分に相当する期間だけ進められて読み出されて得
られる、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
20ビットワード列データである読出出力DPE(2
0)が導出される。 【0147】同様に、メモリ部104Aから、20ビッ
トワード列データDXN(20) の各奇数フレーム期
間部分中の各水平ブランキング期間部分における基準ワ
ードデータDSNを除いた部分が、20ビットワード列
データDXN(20)の2ワード分に相当する期間だけ
進められて読み出されて得られる、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データで
ある読出出力DNO(20)が導出される。また、メモ
リ部104Bから、20ビットワード列データDXN
(20)の各偶数フレーム期間部分中の各水平ブランキ
ング期間部分における基準ワードデータDSNを除いた
部分が、20ビットワード列データDXN(20)の2
ワード分に相当する期間だけ進められて読み出されて得
られる、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
20ビットワード列データである読出出力DNE(2
0)が導出される。 【0148】メモリ部103A及び103Bから夫々得
られる読出出力DPO(20)及びDPE(20)は、
データ選択取出部105に供給される。また、メモリ部
104A及び104Bから夫々得られる読出出力DNO
(20)及びDNE(20)は、データ選択取出部10
6に供給される。 【0149】データ選択取出部105及び106には、
ワードデータ送出部107から送出される補助ワードデ
ータDVWP及び補助ワードデータDVWNも夫々供給
される。補助ワードデータDVWPは、そのワード伝送
レートを74.25MBpsとする2個の20ビットワ
ード3FF:3FFh及び000:000hが順次配列
されて成るものとされ、また、補助ワードデータDVW
Nは、そのワード伝送レートを74.25MBpsとす
る2個の20ビットワード000:000h及びXY
Z:XYZhが順次配列されて成るものとされる。 【0150】ワードデータ送出部107からの補助ワー
ドデータDVWP及びDVWNの送出は、制御信号形成
部98からワードデータ送出部107に供給される制御
信号CWVP及び制御信号CWVNによって夫々制御さ
れる。制御信号CWVPは、制御信号形成部98におい
てクロックパルス信号CB及び検出出力データDDPに
基づいて形成され、20ビットワード列データDXP
(20)の各ライン期間部分における水平ブランキング
期間部分中の基準ワードデータDSPに同期したものと
される。また、制御信号CWVNは、制御信号形成部9
8においてクロックパルス信号CB及び検出出力データ
DDNに基づいて形成され、20ビットワード列データ
DXN(20)の各ライン期間部分における水平ブラン
キング期間部分中の基準ワードデータDSNに同期した
ものとされる。そして、制御信号CWVP及び制御信号
CWVNも、スキュー吸収制御信号CSKによるスキュ
ー吸収処理が施されたものとされる。 【0151】データ選択取出部105には、制御信号形
成部98から、制御信号CSFPと制御信号CAWPと
が供給される。制御信号CAWPは、制御信号CWVP
に同期したものとされる。そして、データ選択取出部1
05においては、制御信号CSFPに応じて、メモリ部
103Aからの読出出力DPO(20)とメモリ部10
3Bからの読出出力DPE(20)とを20ビットワー
ド列データDXP(20)における1フレーム期間に相
当する期間宛交互に取り出す動作を行い、かつ、読出出
力DPO(20)及びDPE(20)の夫々についての
取出期間中において、制御信号CAWPに応じ、20ビ
ットワード列データDXP(20)の各ライン期間部分
における水平ブランキング期間部分中の基準ワードデー
タDSPの開始時点から始まる、20ビットワード列デ
ータDXP(20)の2ワード分に相当する期間におい
ては、ワードデータ送出部107から制御信号CWVP
による制御のもとに送出される補助ワードデータDVW
Pの取出しを行う。 【0152】それにより、データ選択取出部105から
は、メモリ部103Aからの読出出力DPO(20)を
含む取出出力とメモリ部103Bからの読出出力DPE
(20)を含む取出出力とが、20ビットワード列デー
タDXP(20)における1フレーム期間に相当する期
間宛交互に得られて、それらによりワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データD
VP(20)が形成される。メモリ部103Aからの読
出出力DPO(20)を含む取出出力及び103Bから
の読出出力DPE(20)を含む取出出力の夫々は、2
0ビットワード列データDXP(20)の1ライン期間
に対応する期間の夫々において、20ビットワード列デ
ータDXP(20)における基準ワードデータDSPの
開始時点から始まる2ワード分に対応する補助ワードデ
ータDVWP,メモリ部103Aからの読出出力DPO
(20)(もしくはメモリ部103Bからの読出出力D
PE(20)),20ビットワード列データDXP(2
0)における基準ワードデータDSPの開始時点から始
まる2ワード分に対応する補助ワードデータDVWP、
及び、メモリ部103Aからの読出出力DPO(20)
(もしくはメモリ部103Bからの読出出力DPE(2
0))が順次配されるものとされる。それにより、20
ビットワード列データDVP(20)にあっては、20
ビットワード列データDXP(20)における基準ワー
ドデータDSPが補助ワードデータDVWPによって置
換されたことになる。 【0153】また、データ選択取出部106には、制御
信号形成部98から、制御信号CSFNと制御信号CA
WNとが供給される。制御信号CAWNは、制御信号C
WVNに同期したものとされる。そして、データ選択取
出部106においては、制御信号CSFNに応じて、メ
モリ部104Aからの読出出力DNO(20)とメモリ
部104Bからの読出出力DNE(20)とを20ビッ
トワード列データDXN(20)における1フレーム期
間に相当する期間宛交互に取り出す動作を行い、かつ、
読出出力DNO(20)及びDNE(20)の夫々につ
いての取出期間中において、制御信号CAWNに応じ、
20ビットワード列データDXN(20)の各ライン期
間部分における水平ブランキング期間部分中の基準ワー
ドデータDSNの開始時点から始まる、20ビットワー
ド列データDXN(20)の2ワード分に相当する期間
においては、ワードデータ送出部107から制御信号C
WVNによる制御のもとに送出される補助ワードデータ
DVWNの取出しを行う。 【0154】それにより、データ選択取出部106から
は、メモリ部104Aからの読出出力DNO(20)を
含む取出出力とメモリ部104Bからの読出出力DNE
(20)を含む取出出力とが、20ビットワード列デー
タDXN(20)における1フレーム期間に相当する期
間宛交互に得られて、それらによりワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データD
VN(20)が形成される。メモリ部104Aからの読
出出力DNO(20)を含む取出出力及び104Bから
の読出出力DNE(20)を含む取出出力の夫々は、2
0ビットワード列データDXN(20)の1ライン期間
に対応する期間の夫々において、20ビットワード列デ
ータDXN(20)における基準ワードデータDSNの
開始時点から始まる2ワード分に対応する補助ワードデ
ータDVWN,メモリ部104Aからの読出出力DNO
(20)(もしくはメモリ部104Bからの読出出力D
NE(20)),20ビットワード列データDXN(2
0)における基準ワードデータDSNの開始時点から始
まる2ワード分に対応する補助ワードデータDVWN、
及び、メモリ部104Aからの読出出力DNO(20)
(もしくはメモリ部104Bからの読出出力DNE(2
0))が順次配されるものとされる。それにより、20
ビットワード列データDVN(20)にあっては、20
ビットワード列データDXN(20)における基準ワー
ドデータDSNが補助ワードデータDVWNによって置
換されたことになる。 【0155】データ選択取出部105から得られる20
ビットワード列データDVP(20)及びデータ選択取
出部106から得られる20ビットワード列データDV
N(20)は、データ置換部97の出力データとして送
出される。 【0156】データ置換部97から得られる20ビット
ワード列データDVP(20)及びDVN(20)は、
データ合成部110におけるデータサンプリング部11
1及びデータサンプリング部112に夫々供給される。
データサンプリング部111には、制御信号形成部98
からのサンプリング制御信号SMPPが供給され、ま
た、データサンプリング部112には、制御信号形成部
98からのサンプリング制御信号SMPNが供給され
る。 【0157】サンプリング制御信号SMPPは、制御信
号形成部98においてクロックパルス信号CB及び検出
出力データDDPに基づき、スキュー吸収制御信号CS
Kによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波数
を74.25MHzとし、20ビットワード列データD
VP(20)の1/2ワード周期に同期したものとされ
る。また、サンプリング制御信号SMPNは、制御信号
形成部98においてクロックパルス信号CB及び検出出
力データDDNに基づき、スキュー吸収制御信号CSK
によるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波数を
74.25MHzとし、サンプリング制御信号SMPP
とは位相が実質的に180度相違するものとされる。 【0158】データサンプリング部111においては、
20ビットワード列データDVP(20)についての、
制御信号形成部98からのサンプリング制御信号SMP
Pによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング制
御信号SMPPの各立上り部分に応じて、20ビットワ
ード列データDVP(20)における各ワードデータが
順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行わ
れて、データサンプリング部111からサンプリング2
0ビットワード列データDVPP(20)が得られる。
また、データサンプリング部112においては、20ビ
ットワード列データDVN(20)についての、制御信
号形成部98からのサンプリング制御信号SMPNによ
るサンプリング処理が、例えば、サンプリング制御信号
SMPNの各立上り部分に応じて、20ビットワード列
データDVN(20)における各ワードデータが順次断
続的にサンプリング取出しされるようにして行われ、デ
ータサンプリング部112からサンプリング20ビット
ワード列データDVNP(20)が得られる。 【0159】その際、サンプリング制御信号SMPPと
サンプリング制御信号SMPNとは、実質的に180度
の相互位相差を有しているので、サンプリング制御信号
SMPPによる20ビットワード列データDVP(2
0)における各ワードデータのサンプリング取出しと、
サンプリング制御信号SMPNによる20ビットワード
列データDVN(20)における各ワードデータのサン
プリング取出しとは、交互に行われることになる。 【0160】そして、データサンプリング部111から
のサンプリング20ビットワード列データDVPP(2
0)とデータサンプリング部112からのサンプリング
20ビットワード列データDVNP(20)とが、デー
タ多重部113において多重化される。それにより、デ
ータ多重部113において、ワード伝送レートを74.
25×2=148.5MBpsとする20ビットワード
列データが形成され、それが、順次走査用とされたY,
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号DV(2
0)としてデータ合成部110から送出される。 【0161】図23は、本願の特許請求の範囲における
請求項5〜7のいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の例に従って、図6に示されるデータ伝送装置
の例から送出される、順次走査用とされたY,PB /P
R 信号形式のHDディジタル映像信号に基づくシリアル
データDLP及びDLNに夫々対応する伝送信号STP
及びSTNを受信するデータ受信装置の一例を示す。 【0162】図23に示される例においては、図22に
示される例におけるものと同様な伝送信号STP及びS
TNを夫々受信する受信部91及び92が備えられてい
る。受信部91は、シリアルデータDLPを再生し、再
生されたシリアルデータDLPを基準データ検出・S/
P変換部93に供給する。また、受信部92は、シリア
ルデータDLNを再生し、再生されたシリアルデータD
LNを基準データ検出・S/P変換部94に供給する。 【0163】基準データ検出・S/P変換部93におい
ては、シリアルデータDLPにおける基準ワードデータ
DSPがシリアルデータに変換された部分中の3FF:
3FFh,000:000h及び000:000hがシ
リアルデータに変換された部分を、同期データとして検
出し、検出された同期データに基づくワード同期をとっ
て、シリアルデータDLPにS/P変換を施し、20ビ
ットワード列データDXP(20)を、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとするものとして得る。基準デ
ータ検出・S/P変換部93から得られる20ビットワ
ード列データDXP(20)は、特定ワードデータ検出
部95に供給される。 【0164】また、基準データ検出・S/P変換部94
においては、シリアルデータDLNにおける基準ワード
データDSNがシリアルデータに変換された部分中の3
FF:3FFh,000:000h及び000:000
hがシリアルデータに変換された部分を、同期データと
して検出し、検出された同期データに基づくワード同期
をとって、シリアルデータDLNにS/P変換を施し、
20ビットワード列データDXN(20)を、ワード伝
送レートを74.25MBpsとするものとして得る。
基準データ検出・S/P変換部94から得られる20ビ
ットワード列データDXN(20)は、特定ワードデー
タ検出部96に供給される。 【0165】特定ワードデータ検出部95においては、
それを通じて20ビットワード列データDXP(20)
がデータ挿入部115に供給されるとともに、20ビッ
トワード列データDXP(20)における各基準ワード
データDSPを構成する4個の20ビットワードである
3FF:3FFh,000:000h,000:000
h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワードと
して検出され、その結果得られる検出出力データDDP
が送出される。特定ワードデータ検出部95から得られ
る検出出力データDDPは、制御信号形成部116に供
給される。 【0166】特定ワードデータ検出部96においても、
それを通じて20ビットワード列データDXN(20)
がデータ挿入部115に供給されるとともに、20ビッ
トワード列データDXN(20)における各基準ワード
データDSNを構成する4個の20ビットワードである
3FF:3FFh,000:000h,000:000
h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワードと
して検出され、その結果得られる検出出力データDDN
が送出される。特定ワードデータ検出部96から得られ
る検出出力データDDNも、制御信号形成部116に供
給される。 【0167】制御信号形成部116には、20ビットワ
ード列データDXP(20)及びDXN(20)の夫々
のワード伝送レート74.25MBpsに対応する周波
数74.25MHzを有したクロックパルス信号CBも
供給される。 【0168】データ挿入部115には、データ選択取出
部117,データ選択取出部118及びワードデータ送
出部119が設けられている。データ選択取出部117
には、特定ワードデータ検出部95からの20ビットワ
ード列データDXP(20)とワードデータ送出部11
9から送出される補助ワードデータDVIPとが供給さ
れる。また、データ選択取出部118には、特定ワード
データ検出部96からの20ビットワード列データDX
N(20)とワードデータ送出部119から送出される
補助ワードデータDVINとが供給される。 【0169】ワードデータ送出部119からの補助ワー
ドデータDVIP及びDVINの夫々は、そのワード伝
送レートを74.25MBpsとする任意の4個の20
ビットワードが順次配列されて成るものとされる。 【0170】ワードデータ送出部119からの補助ワー
ドデータDVIP及びDVINの送出は、制御信号形成
部116からワードデータ送出部119に供給される制
御信号CIVP及び制御信号CIVNによって夫々制御
される。制御信号CIVPは、制御信号形成部116に
おいてクロックパルス信号CB及び検出出力データDD
Pに基づいて形成され、20ビットワード列データDX
P(20)の各ライン期間部分における水平ブランキン
グ期間部分中の基準ワードデータDSPに同期したもの
とされる。また、制御信号CIVNは、制御信号形成部
116においてクロックパルス信号CB及び検出出力デ
ータDDNに基づいて形成され、20ビットワード列デ
ータDXN(20)の各ライン期間部分における水平ブ
ランキング期間部分中の基準ワードデータDSNに同期
したものとされる。 【0171】なお、制御信号CIVP及びCIVNは、
制御信号形成部116に内蔵されて特定ワードデータ検
出部95からの検出出力データDDPと特定ワードデー
タ検出部96からの検出出力データDDNとが供給され
るスキュー吸収制御信号形成部から得られる、スキュー
吸収制御信号CSKによるスキュー吸収処理が施された
ものとされる。制御信号形成部116に内蔵されたスキ
ュー吸収制御信号形成部においては、検出出力データD
DPと検出出力データDDNとの間の時間差に基づい
て、伝送信号STP及びSTNの相互間の時間差が検出
されて、検出された時間差に応じたスキュー吸収制御信
号CSKが形成される。 【0172】データ選択取出部117には、制御信号形
成部116から送出される制御信号CAIPが供給され
る。制御信号CAIPは、制御信号CIVPに同期した
ものとされる。そして、データ選択取出部117におい
ては、制御信号CAIPに応じて、20ビットワード列
データDXP(20)を、その各ライン期間部分におけ
る水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータDS
Pを除いて、取り出すとともに、20ビットワード列デ
ータDXP(20)の各ライン期間部分における水平ブ
ランキング期間部分中の基準ワードデータDSPに代え
て、ワードデータ送出部119から制御信号CIVPに
よる制御のもとに送出される補助ワードデータDVIP
を取り出す。 【0173】それにより、データ選択取出部117から
は、20ビットワード列データDXP(20)の1ライ
ン期間に対応する期間の夫々において、20ビットワー
ド列データDXP(20)における基準ワードデータD
SPの直前の部分に至るまでの部分,補助ワードデータ
DVIP、及び、20ビットワード列データDXP(2
0)における基準ワードデータDSP以降の部分が順次
取り出されて、ワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データDVP(20)が得ら
れる。このようにして得られる20ビットワード列デー
タDVP(20)は、20ビットワード列データDXP
(20)における所定の部分である基準ワードデータD
SPの部分に、補助ワードデータDVIPが挿入された
ものとされることになる。 【0174】また、データ選択取出部118には、制御
信号形成部116から送出される制御信号CAINが供
給される。制御信号CAINは、制御信号CIVNに同
期したものとされる。そして、データ選択取出部118
においては、制御信号CAINに応じて、20ビットワ
ード列データDXN(20)を、その各ライン期間部分
における水平ブランキング期間部分中の基準ワードデー
タDSNを除いて、取り出すとともに、20ビットワー
ド列データDXN(20)の各ライン期間部分における
水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータDSN
に代えて、ワードデータ送出部119から制御信号CI
VNによる制御のもとに送出される補助ワードデータD
VINを取り出す。 【0175】それにより、データ選択取出部118から
は、20ビットワード列データDXN(20)の1ライ
ン期間に対応する期間の夫々において、20ビットワー
ド列データDXN(20)における基準ワードデータD
SNの直前の部分に至るまでの部分,補助ワードデータ
DVIN、及び、20ビットワード列データDXN(2
0)における基準ワードデータDSN以降の部分が順次
取り出されて、ワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データDVN(20)が得ら
れる。このようにして得られる20ビットワード列デー
タDVN(20)は、20ビットワード列データDXN
(20)における所定の部分である基準ワードデータD
SNの部分に、補助ワードデータDVINが挿入された
ものとされることになる。 【0176】データ選択取出部117から得られる20
ビットワード列データDVP(20)及びデータ選択取
出部118から得られる20ビットワード列データDV
N(20)は、データ挿入部115からの出力データと
して送出される。 【0177】データ挿入部115から得られる20ビッ
トワード列データDVP(20)及びDVN(20)
は、データ合成部120におけるデータサンプリング部
121及びデータサンプリング部122に夫々供給され
る。データサンプリング部121には、制御信号形成部
116からのサンプリング制御信号SMPPが供給さ
れ、また、データサンプリング部122には、制御信号
形成部116からのサンプリング制御信号SMPNが供
給される。 【0178】サンプリング制御信号SMPPは、制御信
号形成部116においてクロックパルス信号CB及び検
出出力データDDPに基づき、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波
数を74.25MHzとし、20ビットワード列データ
DVP(20)の1/2ワード周期に同期したものとさ
れる。また、サンプリング制御信号SMPNは、制御信
号形成部116においてクロックパルス信号CB及び検
出出力データDDNに基づき、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波
数を74.25MHzとし、サンプリング制御信号SM
PPとは位相が実質的に180度相違するものとされ
る。 【0179】データサンプリング部121においては、
20ビットワード列データDVP(20)についての、
制御信号形成部116からのサンプリング制御信号SM
PPによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング
制御信号SMPPの各立上り部分に応じて、20ビット
ワード列データDVP(20)における各ワードデータ
が順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行
われて、データサンプリング部121からサンプリング
20ビットワード列データDVPP(20)が得られ
る。また、データサンプリング部122においては、2
0ビットワード列データDVN(20)についての、制
御信号形成部116からのサンプリング制御信号SMP
Nによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング制
御信号SMPNの各立上り部分に応じて、20ビットワ
ード列データDVN(20)における各ワードデータが
順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行わ
れ、データサンプリング部122からサンプリング20
ビットワード列データDVNP(20)が得られる。 【0180】その際、サンプリング制御信号SMPPと
サンプリング制御信号SMPNとは、実質的に180度
の相互位相差を有しているので、サンプリング制御信号
SMPPによる20ビットワード列データDVP(2
0)における各ワードデータのサンプリング取出しと、
サンプリング制御信号SMPNによる20ビットワード
列データDVN(20)における各ワードデータのサン
プリング取出しとは、交互に行われることになる。 【0181】そして、データサンプリング部121から
のサンプリング20ビットワード列データDVPP(2
0)とデータサンプリング部122からのサンプリング
20ビットワード列データDVNP(20)とが、デー
タ多重部123において多重化される。それにより、デ
ータ多重部123において、ワード伝送レートを74.
25×2=148.5MBpsとする20ビットワード
列データが形成され、それが、順次走査用とされたY,
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号DV(2
0)としてデータ合成部120から送出される。 【0182】図24は、本願の特許請求の範囲における
請求項8〜11のいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の例に従って、図10に示されるデータ伝送
装置の例から送出される、順次走査用とされたG,B,
R信号形式のHDディジタル映像信号に基づくシリアル
データDLP,DLO及びDLNに夫々対応する伝送信
号STP,STO及びSTNを受信するデータ受信装置
の一例を示す。 【0183】この図24に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、同軸ケーブルが用いられて形成さ
れたデータ伝送路に適した電気信号、あるいは、オプテ
ィカル・ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送
路に適した光信号とされる伝送信号STP,STO及び
STNを夫々受信する受信部131,132及び133
が備えられている。受信部131は、伝送信号STPを
受信するとき、受信された伝送信号STPに基づくシリ
アルデータDLPを再生し、再生されたシリアルデータ
DLPを基準データ検出・S/P変換部134に供給す
る。また、受信部132は、伝送信号STOを受信する
とき、受信された伝送信号STOに基づくシリアルデー
タDLOを再生し、再生されたシリアルデータDLOを
基準データ検出・S/P変換部135に供給する。さら
に、受信部133は、伝送信号STNを受信するとき、
受信された伝送信号STNに基づくシリアルデータDL
Nを再生し、再生されたシリアルデータDLNを基準デ
ータ検出・S/P変換部136に供給する。 【0184】基準データ検出・S/P変換部134にお
いては、シリアルデータDLPにおける、基準ワードデ
ータDSWを構成する4個の20ビットワードである3
FF:3FFh,000:000h,000:000h
及びXYZ:XYZhがシリアルデータに変換されて得
られる部分中の3FF:3FFh,000:000h及
び000:000hがシリアルデータに変換された部分
を、基準データとして検出し、検出された基準データに
基づくワード同期をとって、シリアルデータDLPにS
/P変換を施し、シリアルデータDLPに基づく20ビ
ットワード列データDXP(20)を、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとするものとして得る。基準デ
ータ検出・S/P変換部134から得られる20ビット
ワード列データDXP(20)は、特定ワードデータ検
出部137に供給される。 【0185】また、基準データ検出・S/P変換部13
5においては、シリアルデータDLOにおける、基準ワ
ードデータDSWを構成する4個の20ビットワードで
ある3FF:3FFh,000:000h,000:0
00h及びXYZ:XYZhがシリアルデータに変換さ
れて得られる部分中の3FF:3FFh,000:00
0h及び000:000hがシリアルデータに変換され
た部分を、基準データとして検出し、検出された基準デ
ータに基づくワード同期をとって、シリアルデータDL
OにS/P変換を施し、シリアルデータDLOに基づく
20ビットワード列データDXO(20)を、ワード伝
送レートを74.25MBpsとするものとして得る。
基準データ検出・S/P変換部135から得られる20
ビットワード列データDXO(20)は、特定ワードデ
ータ検出部138に供給される。 【0186】さらに、基準データ検出・S/P変換部1
36においては、シリアルデータDLNにおける、基準
ワードデータDSWを構成する4個の20ビットワード
である3FF:3FFh,000:000h,000:
000h及びXYZ:XYZhがシリアルデータに変換
されて得られる部分中の3FF:3FFh,000:0
00h及び000:000hがシリアルデータに変換さ
れた部分を、基準データとして検出し、検出された基準
データに基づくワード同期をとって、シリアルデータD
LNにS/P変換を施し、シリアルデータDLNに基づ
く20ビットワード列データDXN(20)を、ワード
伝送レートを74.25MBpsとするものとして得
る。基準データ検出・S/P変換部136から得られる
20ビットワード列データDXN(20)は、特定ワー
ドデータ検出部139に供給される。 【0187】特定ワードデータ検出部137において
は、それを通じて20ビットワード列データDXP(2
0)がデータ置換部140に供給されるとともに、20
ビットワード列データDXP(20)における各基準ワ
ードデータDSWを構成する4個の20ビットワードで
ある3FF:3FFh,000:000h,000:0
00h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワー
ドとして検出され、その結果得られる検出出力データD
DPが送出される。特定ワードデータ検出部137から
得られる検出出力データDDPは、制御信号形成部14
1に供給される。 【0188】特定ワードデータ検出部138において
も、それを通じて20ビットワード列データDXO(2
0)がデータ置換部140に供給されるとともに、20
ビットワード列データDXO(20)における各基準ワ
ードデータDSWを構成する4個の20ビットワードで
ある3FF:3FFh,000:000h,000:0
00h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワー
ドとして検出され、その結果得られる検出出力データD
DOが送出される。特定ワードデータ検出部138から
得られる検出出力データDDOも、制御信号形成部14
1に供給される。 【0189】さらに、特定ワードデータ検出部139に
おいても、それを通じて20ビットワード列データDX
N(20)がデータ置換部140に供給されるととも
に、20ビットワード列データDXN(20)における
各基準ワードデータDSWを構成する4個の20ビット
ワードである3FF:3FFh,000:000h,0
00:000h及びXYZ:XYZhを含むワード群が
特定ワードとして検出され、その結果得られる検出出力
データDDNが送出される。特定ワードデータ検出部1
39から得られる検出出力データDDNも、制御信号形
成部141に供給される。 【0190】制御信号形成部141には、20ビットワ
ード列データDXP(20),DXO(20)及びDX
N(20)の夫々のワード伝送レート74.25MBp
sに対応する周波数74.25MHzを有したクロック
パルス信号CBも供給される。 【0191】データ置換部140には、スイッチ14
2,スイッチ143及びスイッチ144が設けられてお
り、スイッチ142,143及び144には、制御信号
形成部141からの制御信号CSFP,CSFO及びC
SFNが夫々供給される。制御信号CSFPは、制御信
号形成部141において、検出出力データDDPに基づ
いて形成され、20ビットワード列データDXP(2
0)におけるフレーム期間に同期したものとされ、制御
信号CSFOは、制御信号形成部141において、検出
出力データDDOに基づいて形成され、20ビットワー
ド列データDXO(20)におけるフレーム期間に同期
したものとされ、制御信号CSFNは、制御信号形成部
141において、検出出力データDDNに基づいて形成
され、20ビットワード列データDXN(20)におけ
るフレーム期間に同期したものとされる。 【0192】スイッチ142は、可動接点142aと選
択接点142b及び142cとを有しており、可動接点
142aが、制御信号CSFPによって制御されて、2
0ビットワード列データDXP(20)における各フレ
ーム期間毎に、選択接点142b及び142cに交互に
接続される動作を繰り返す。また、スイッチ143は、
可動接点143aと選択接点143b及び143cとを
有しており、可動接点143aが、制御信号CSFOに
よって制御されて、20ビットワード列データDXO
(20)における各フレーム期間毎に、選択接点143
b及び143cに交互に接続される動作を繰り返す。さ
らに、スイッチ144は、可動接点144aと選択接点
144b及び144cとを有しており、可動接点144
aが、制御信号CSFNによって制御されて、20ビッ
トワード列データDXN(20)における各フレーム期
間毎に、選択接点144b及び144cに交互に接続さ
れる動作を繰り返す。 【0193】スイッチ142の選択接点142b及び1
42cには、メモリ部145A及び145Bが夫々接続
され、スイッチ143の選択接点143b及び143c
には、メモリ部146A及び146Bが夫々接続され、
スイッチ144の選択接点144b及び144cには、
メモリ部147A及び147Bが夫々接続されている。 【0194】このようなもとで、データ置換部140に
供給された20ビットワード列データDXP(20)
は、制御信号CSFPによって制御される可動接点14
2aを有したスイッチ142によって、その各フレーム
期間部分が、スイッチ142の選択接点142b及び1
42cに夫々接続されたメモリ部145A及び145B
に交互に供給される状態が繰り返される。また、データ
置換部140に供給された20ビットワード列データD
XO(20)は、制御信号CSFOによって制御される
可動接点143aを有したスイッチ143によって、そ
の各フレーム期間部分が、スイッチ143の選択接点1
43b及び143cに夫々接続されたメモリ部146A
及び146Bに交互に供給される状態が繰り返される。
さらに、データ置換部140に供給された20ビットワ
ード列データDXN(20)は、制御信号CSFNによ
って制御される可動接点144aを有したスイッチ14
4によって、その各フレーム期間部分が、スイッチ14
4の選択接点144b及び144cに夫々接続されたメ
モリ部147A及び147Bに交互に供給される状態が
繰り返される。 【0195】それにより、例えば、20ビットワード列
データDXP(20)における各奇数フレーム期間部分
が、順次メモリ部145Aに供給されるとともに、20
ビットワード列データDXP(20)における各偶数フ
レーム期間部分が、順次メモリ部145Bに供給され、
また、20ビットワード列データDXO(20)におけ
る各奇数フレーム期間部分が、順次メモリ部146Aに
供給されるとともに、20ビットワード列データDXO
(20)における各偶数フレーム期間部分が、順次メモ
リ部146Bに供給され、さらに、20ビットワード列
データDXN(20)における各奇数フレーム期間部分
が、順次メモリ部147Aに供給されるとともに、20
ビットワード列データDXN(20)における各偶数フ
レーム期間部分が、順次メモリ部147Bに供給され
る。 【0196】メモリ部145A及び145Bには、制御
信号形成部141からの書込制御信号QWP及び読出制
御信号QRPRが供給され、メモリ部146A及び14
6Bには、制御信号形成部141からの書込制御信号Q
WO及び読出制御信号QRORが供給され、メモリ部1
47A及び147Bには、制御信号形成部141からの
書込制御信号QWN及び読出制御信号QRNRが供給さ
れる。 【0197】書込制御信号QWPは、制御信号形成部1
41においてクロックパルス信号CB及び検出出力デー
タDDPに基づいて形成されて、周波数を74.25M
Hzとするものとされる。それにより、20ビットワー
ド列データDXP(20)の各奇数フレーム期間部分及
び各偶数フレーム期間部分が、夫々、メモリ部145A
及び145Bに順次書き込まれる。また、書込制御信号
QWOは、制御信号形成部141においてクロックパル
ス信号CB及び検出出力データDDOに基づいて形成さ
れて、周波数を74.25MHzとするものとされる。
それにより、20ビットワード列データDXO(20)
の各奇数フレーム期間部分及び各偶数フレーム期間部分
が、夫々、メモリ部146A及び146Bに順次書き込
まれる。さらに、書込制御信号QWNは、制御信号形成
部141においてクロックパルス信号CB及び検出出力
データDDNに基づいて形成されて、周波数を74.2
5MHzとするものとされる。それにより、20ビット
ワード列データDXN(20)の各奇数フレーム期間部
分及び各偶数フレーム期間部分が、夫々、メモリ部14
7A及び147Bに順次書き込まれる。 【0198】読出制御信号QRPRは、制御信号形成部
141においてクロックパルス信号CB及び検出出力デ
ータDDPに基づいて形成され、周波数を74.25M
Hzとするとともに、メモリ部145A及び145Bか
ら20ビットワード列データDXP(20)の各フレー
ム期間部分中の各水平ブランキング期間部分における基
準ワードデータDSWを除いた部分を、20ビットワー
ド列データDXP(20)の2ワード分に相当する期間
だけ進めて読み出すものとされる。また、読出制御信号
QRORは、制御信号形成部141においてクロックパ
ルス信号CB及び検出出力データDDOに基づいて形成
され、周波数を74.25MHzとするとともに、メモ
リ部146A及び146Bから20ビットワード列デー
タDXO(20)の各フレーム期間部分中の各水平ブラ
ンキング期間部分における基準ワードデータDSWを除
いた部分を、20ビットワード列データDXO(20)
の2ワード分に相当する期間だけ進めて読み出すものと
される。さらに、読出制御信号QRNRは、制御信号形
成部141においてクロックパルス信号CB及び検出出
力データDDNに基づいて形成され、周波数を74.2
5MHzとするとともに、メモリ部147A及び147
Bから20ビットワード列データDXN(20)の各フ
レーム期間部分中の各水平ブランキング期間部分におけ
る基準ワードデータDSWを除いた部分を、20ビット
ワード列データDXN(20)の2ワード分に相当する
期間だけ進めて読み出すものとされる。 【0199】それにより、メモリ部145Aから、20
ビットワード列データDXP(20)の各奇数フレーム
期間部分中の各水平ブランキング期間部分における基準
ワードデータDSWを除いた部分が、20ビットワード
列データDXP(20)の2ワード分に相当する期間だ
け進められて読み出されて得られる、ワード伝送レート
を74.25MBpsとする20ビットワード列データ
である読出出力DPO(20)が導出され、メモリ部1
45Bから、20ビットワード列データDXP(20)
の各偶数フレーム期間部分中の各水平ブランキング期間
部分における基準ワードデータDSWを除いた部分が、
20ビットワード列データDXP(20)の2ワード分
に相当する期間だけ進められて読み出されて得られる、
ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビッ
トワード列データである読出出力DPE(20)が導出
される。また、メモリ部146Aから、20ビットワー
ド列データDXO(20)の各奇数フレーム期間部分中
の各水平ブランキング期間部分における基準ワードデー
タDSWを除いた部分が、20ビットワード列データD
XO(20)の2ワード分に相当する期間だけ進められ
て読み出されて得られる、ワード伝送レートを74.2
5MBpsとする20ビットワード列データである読出
出力DOO(20)が導出され、メモリ部146Bか
ら、20ビットワード列データDXO(20)の各偶数
フレーム期間部分中の各水平ブランキング期間部分にお
ける基準ワードデータDSWを除いた部分が、20ビッ
トワード列データDXO(20)の2ワード分に相当す
る期間だけ進められて読み出されて得られる、ワード伝
送レートを74.25MBpsとする20ビットワード
列データである読出出力DOE(20)が導出される。
さらに、メモリ部147Aから、20ビットワード列デ
ータDXN(20)の各奇数フレーム期間部分中の各水
平ブランキング期間部分における基準ワードデータDS
Wを除いた部分が、20ビットワード列データDXN
(20)の2ワード分に相当する期間だけ進められて読
み出されて得られる、ワード伝送レートを74.25M
Bpsとする20ビットワード列データである読出出力
DNO(20)が導出され、メモリ部147Bから、2
0ビットワード列データDXN(20)の各偶数フレー
ム期間部分中の各水平ブランキング期間部分における基
準ワードデータDSWを除いた部分が、20ビットワー
ド列データDXN(20)の2ワード分に相当する期間
だけ進められて読み出されて得られる、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タである読出出力DNE(20)が導出される。 【0200】メモリ部145A及び145Bから夫々得
られる読出出力DPO(20)及びDPE(20)は、
データ選択取出部148に供給され、メモリ部146A
及び146Bから夫々得られる読出出力DOO(20)
及びDOE(20)は、データ選択取出部149に供給
され、メモリ部147A及び147Bから夫々得られる
読出出力DNO(20)及びDNE(20)は、データ
選択取出部150に供給される。 【0201】データ選択取出部148,149及び15
0には、ワードデータ送出部151から送出される補助
ワードデータDVWP,補助ワードデータDVWO及び
補助ワードデータDVWNも夫々供給される。補助ワー
ドデータDVWPは、そのワード伝送レートを74.2
5MBpsとする2個の20ビットワード3FF:3F
Fh及び000:000hが順次配列されて成るものと
され、また、補助ワードデータDVWOは、そのワード
伝送レートを74.25MBpsとする2個の20ビッ
トワード3FF:000h及び000:XYZhが順次
配列されて成るものとされ、さらに、補助ワードデータ
DVWNは、そのワード伝送レートを74.25MBp
sとする2個の20ビットワード000:000h及び
XYZ:XYZhが順次配列されて成るものとされる。 【0202】ワードデータ送出部151からの補助ワー
ドデータDVWP,DVWO及びDVWNの送出は、制
御信号形成部141からワードデータ送出部151に供
給される制御信号CWVP,CWVO及びCWVNによ
って夫々制御される。制御信号CWVPは、制御信号形
成部141においてクロックパルス信号CB及び検出出
力データDDPに基づいて形成され、20ビットワード
列データDXP(20)の各ライン期間部分における水
平ブランキング期間部分中の基準ワードデータDSWに
同期したものとされる。また、制御信号CWVOは、制
御信号形成部141においてクロックパルス信号CB及
び検出出力データDDOに基づいて形成され、20ビッ
トワード列データDXO(20)の各ライン期間部分に
おける水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータ
DSWに同期したものとされる。さらに、制御信号CW
VNは、制御信号形成部141においてクロックパルス
信号CB及び検出出力データDDNに基づいて形成さ
れ、20ビットワード列データDXN(20)の各ライ
ン期間部分における水平ブランキング期間部分中の基準
ワードデータDSWに同期したものとされる。 【0203】その際、制御信号CWVP,CWVO及び
CWVNの夫々は、制御信号形成部141に内蔵されて
検出出力データDDP,DDO及びDDNが供給される
スキュー吸収制御信号形成部から得られる、スキュー吸
収制御信号CSKによるスキュー吸収処理が施されたも
のとされる。スキュー吸収制御信号形成部においては、
特定ワードデータ検出部137からの検出出力データD
DP,特定ワードデータ検出部138からの検出出力デ
ータDDO、及び、特定ワードデータ検出部139から
の検出出力データDDNの相互間の時間差に基づいて、
伝送信号STP,STO及びSTNの相互間の時間差が
検出されて、検出された時間差に応じたスキュー吸収制
御信号CSKが形成される。 【0204】データ選択取出部148には、制御信号形
成部141から、制御信号CSFPと制御信号CAWP
とが供給される。制御信号CAWPは、制御信号CWV
Pに同期したものとされる。そして、データ選択取出部
148においては、制御信号CSFPに応じて、メモリ
部145Aからの読出出力DPO(20)とメモリ部1
45Bからの読出出力DPE(20)とを20ビットワ
ード列データDXP(20)における1フレーム期間に
相当する期間宛交互に取り出す動作を行い、かつ、読出
出力DPO(20)及びDPE(20)の夫々について
の取出期間中において、制御信号CAWPに応じ、20
ビットワード列データDXP(20)の各ライン期間部
分における水平ブランキング期間部分中の基準ワードデ
ータDSWの開始時点から始まる、20ビットワード列
データDXP(20)の2ワード分に相当する期間にお
いては、ワードデータ送出部151から制御信号CWV
Pによる制御のもとに送出される補助ワードデータDV
WPの取出しを行う。 【0205】それにより、データ選択取出部148から
は、メモリ部145Aからの読出出力DPO(20)を
含む取出出力とメモリ部145Bからの読出出力DPE
(20)を含む取出出力とが、20ビットワード列デー
タDXP(20)における1フレーム期間に相当する期
間宛交互に得られて、それらによりワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データD
VP(20)が形成される。メモリ部145Aからの読
出出力DPO(20)を含む取出出力及び145Bから
の読出出力DPE(20)を含む取出出力の夫々は、2
0ビットワード列データDXP(20)の1ライン期間
に対応する期間の夫々において、20ビットワード列デ
ータDXP(20)における基準ワードデータDSWの
開始時点から始まる2ワード分に対応する補助ワードデ
ータDVWP,メモリ部145Aからの読出出力DPO
(20)(もしくはメモリ部145Bからの読出出力D
PE(20)),20ビットワード列データDXP(2
0)における基準ワードデータDSWの開始時点から始
まる2ワード分に対応する補助ワードデータDVWP、
及び、メモリ部145Aからの読出出力DPO(20)
(もしくはメモリ部145Bからの読出出力DPE(2
0))が順次配されるものとされる。その結果、20ビ
ットワード列データDVP(20)にあっては、20ビ
ットワード列データDXP(20)における基準ワード
データDSWが補助ワードデータDVWPによって置換
されたことになる。 【0206】また、データ選択取出部149には、制御
信号形成部141から、制御信号CSFOと制御信号C
AWOとが供給される。制御信号CAWOは、制御信号
CWVOに同期したものとされる。そして、データ選択
取出部149においては、制御信号CSFOに応じて、
メモリ部146Aからの読出出力DOO(20)とメモ
リ部146Bからの読出出力DOE(20)とを20ビ
ットワード列データDXO(20)における1フレーム
期間に相当する期間宛交互に取り出す動作を行い、か
つ、読出出力DOO(20)及びDOE(20)の夫々
についての取出期間中において、制御信号CAWOに応
じ、20ビットワード列データDXO(20)の各ライ
ン期間部分における水平ブランキング期間部分中の基準
ワードデータDSWの開始時点から始まる、20ビット
ワード列データDXO(20)の2ワード分に相当する
期間においては、ワードデータ送出部151から制御信
号CWVOによる制御のもとに送出される補助ワードデ
ータDVWOの取出しを行う。 【0207】それにより、データ選択取出部149から
は、メモリ部146Aからの読出出力DOO(20)を
含む取出出力とメモリ部146Bからの読出出力DOE
(20)を含む取出出力とが、20ビットワード列デー
タDXO(20)における1フレーム期間に相当する期
間宛交互に得られて、それらによりワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データD
VO(20)が形成される。メモリ部146Aからの読
出出力DOO(20)を含む取出出力及び146Bから
の読出出力DOE(20)を含む取出出力の夫々は、2
0ビットワード列データDXO(20)の1ライン期間
に対応する期間の夫々において、20ビットワード列デ
ータDXO(20)における基準ワードデータDSWの
開始時点から始まる2ワード分に対応する補助ワードデ
ータDVWO,メモリ部146Aからの読出出力DOO
(20)(もしくはメモリ部146Bからの読出出力D
OE(20)),20ビットワード列データDXO(2
0)における基準ワードデータDSWの開始時点から始
まる2ワード分に対応する補助ワードデータDVWO、
及び、メモリ部146Aからの読出出力DOO(20)
(もしくはメモリ部146Bからの読出出力DOE(2
0))が順次配されるものとされる。その結果、20ビ
ットワード列データDVO(20)にあっては、20ビ
ットワード列データDXO(20)における基準ワード
データDSWが補助ワードデータDVWOによって置換
されたことになる。 【0208】さらに、データ選択取出部150には、制
御信号形成部141から、制御信号CSFNと制御信号
CAWNとが供給される。制御信号CAWNは、制御信
号CWVNに同期したものとされる。そして、データ選
択取出部150においては、制御信号CSFNに応じ
て、メモリ部147Aからの読出出力DNO(20)と
メモリ部147Bからの読出出力DNE(20)とを2
0ビットワード列データDXN(20)における1フレ
ーム期間に相当する期間宛交互に取り出す動作を行い、
かつ、読出出力DNO(20)及びDNE(20)の夫
々についての取出期間中において、制御信号CAWNに
応じ、20ビットワード列データDXN(20)の各ラ
イン期間部分における水平ブランキング期間部分中の基
準ワードデータDSWの開始時点から始まる、20ビッ
トワード列データDXN(20)の2ワード分に相当す
る期間においては、ワードデータ送出部151から制御
信号CWVNによる制御のもとに送出される補助ワード
データDVWNの取出しを行う。 【0209】それにより、データ選択取出部150から
は、メモリ部147Aからの読出出力DNO(20)を
含む取出出力とメモリ部147Bからの読出出力DNE
(20)を含む取出出力とが、20ビットワード列デー
タDXN(20)における1フレーム期間に相当する期
間宛交互に得られて、それらによりワード伝送レートを
74.25MBpsとする20ビットワード列データD
VN(20)が形成される。メモリ部147Aからの読
出出力DNO(20)を含む取出出力及び147Bから
の読出出力DNE(20)を含む取出出力の夫々は、2
0ビットワード列データDXN(20)の1ライン期間
に対応する期間の夫々において、20ビットワード列デ
ータDXN(20)における基準ワードデータDSWの
開始時点から始まる2ワード分に対応する補助ワードデ
ータDVWN,メモリ部147Aからの読出出力DNO
(20)(もしくはメモリ部147Bからの読出出力D
NE(20),20ビットワード列データDXN(2
0)における基準ワードデータDSWの開始時点から始
まる2ワード分に対応する補助ワードデータDVWN、
及び、メモリ部147Aからの読出出力DNO(20)
(もしくはメモリ部147Bからの読出出力DNE(2
0))が順次配されるものとされる。その結果、20ビ
ットワード列データDVN(20)にあっては、20ビ
ットワード列データDXN(20)における基準ワード
データDSWが補助ワードデータDVWNによって置換
されたことになる。 【0210】データ選択取出部148から得られる20
ビットワード列データDVN(20),データ選択取出
部149から得られる20ビットワード列データDVO
(20)、及び、データ選択取出部150から得られる
20ビットワード列データDVN(20)は、データ置
換部140の出力データとして送出される。 【0211】データ置換部140から得られる20ビッ
トワード列データDVP(20),DVO(20)及び
DVN(20)は、データ合成部152におけるビット
分割・合成部153に供給される。ビット分割・合成部
153においては、例えば、20ビットワード列データ
DVO(20)における各20ビットワードを2個の1
0ビットワードに分割するとともに、2個の10ビット
ワードのうちの一方を20ビットワード列データDVP
(20)における各20ビットワードと合成して、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワ
ード列データDVP(30)を形成し、また、2個の1
0ビットワードのうちの他方を20ビットワード列デー
タDVN(20)における各20ビットワードと合成し
て、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30
ビットワード列データDVN(30)を形成する。 【0212】そして、データ合成部152においては、
ビット分割・合成部153から得られる30ビットワー
ド列データDVP(30)及びDVN(30)が、デー
タサンプリング部154及びデータサンプリング部15
5に夫々供給される。データサンプリング部154に
は、制御信号形成部141からのサンプリング制御信号
SMPPが供給され、また、データサンプリング部15
5には、制御信号形成部141からのサンプリング制御
信号SMPNが供給される。 【0213】サンプリング制御信号SMPPは、制御信
号形成部141においてクロックパルス信号CB及び検
出出力データDDPに基づき、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波
数を74.25MHzとし、30ビットワード列データ
DVP(30)の1/2ワード周期に同期したものとさ
れる。また、サンプリング制御信号SMPNは、制御信
号形成部141においてクロックパルス信号CB及び検
出出力データDDNに基づき、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波
数を74.25MHzとし、サンプリング制御信号SM
PPとは位相が実質的に180度相違するものとされ
る。 【0214】データサンプリング部154においては、
30ビットワード列データDVP(30)についての、
制御信号形成部141からのサンプリング制御信号SM
PPによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング
制御信号SMPPの各立上り部分に応じて、30ビット
ワード列データDVP(30)における各ワードデータ
が順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行
われて、データサンプリング部154からサンプリング
30ビットワード列データDVPP(30)が得られ
る。また、データサンプリング部155においては、3
0ビットワード列データDVN(30)についての、制
御信号形成部141からのサンプリング制御信号SMP
Nによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング制
御信号SMPNの各立上り部分に応じて、30ビットワ
ード列データDVN(30)における各ワードデータが
順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行わ
れ、データサンプリング部155からサンプリング30
ビットワード列データDVNP(30)が得られる。 【0215】その際、サンプリング制御信号SMPPと
サンプリング制御信号SMPNとは、実質的に180度
の相互位相差を有しているので、サンプリング制御信号
SMPPによる30ビットワード列データDVP(3
0)における各ワードデータのサンプリング取出しと、
サンプリング制御信号SMPNによる30ビットワード
列データDVN(30)における各ワードデータのサン
プリング取出しとは、交互に行われることになる。 【0216】そして、データサンプリング部154から
のサンプリング30ビットワード列データDVPP(3
0)とデータサンプリング部155からのサンプリング
30ビットワード列データDVNP(30)とが、デー
タ多重部156において多重化される。それにより、デ
ータ多重部156において、ワード伝送レートを74.
25×2=148.5MBpsとする30ビットワード
列データが形成され、それが、順次走査用とされたG,
B,R信号形式のHDディジタル映像信号DV(30)
としてデータ合成部152から送出される。 【0217】図25は、本願の特許請求の範囲における
請求項12〜14のいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の例に従って、図17に示されるデータ伝
送装置の例から送出される、順次走査用とされたG,
B,R信号形式のHDディジタル映像信号に基づくシリ
アルデータDLP,DLO及びDLNに夫々対応する伝
送信号STP,STO及びSTNを受信するデータ受信
装置の一例を示す。 【0218】図25に示される例においては、図24に
示される例におけるものと同様な伝送信号STP,ST
O及びSTNを夫々受信する受信部131,132及び
133が備えられている。受信部131は、シリアルデ
ータDLPを再生し、再生されたシリアルデータDLP
を基準データ検出・S/P変換部134に供給する。ま
た、受信部132は、シリアルデータDLOを再生し、
再生されたシリアルデータDLOを基準データ検出・S
/P変換部135に供給する。さらに、受信部133
は、シリアルデータDLNを再生し、再生されたシリア
ルデータDLNを基準データ検出・S/P変換部136
に供給する。 【0219】基準データ検出・S/P変換部134にお
いては、シリアルデータDLPにおける基準ワードデー
タDSWがシリアルデータに変換された部分中の3F
F:3FFh,000:000h及び000:000h
がシリアルデータに変換された部分を、同期データとし
て検出し、検出された同期データに基づくワード同期を
とって、シリアルデータDLPにS/P変換を施し、2
0ビットワード列データDXP(20)を、ワード伝送
レートを74.25MBpsとするものとして得る。基
準データ検出・S/P変換部134から得られる20ビ
ットワード列データDXP(20)は、特定ワードデー
タ検出部137に供給される。 【0220】また、基準データ検出・S/P変換部13
5においては、シリアルデータDLOにおける基準ワー
ドデータDSWがシリアルデータに変換された部分中の
3FF:3FFh,000:000h及び000:00
0hがシリアルデータに変換された部分を、同期データ
として検出し、検出された同期データに基づくワード同
期をとって、シリアルデータDLOにS/P変換を施
し、20ビットワード列データDXO(20)を、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとするものとして得
る。基準データ検出・S/P変換部135から得られる
20ビットワード列データDXO(20)は、特定ワー
ドデータ検出部138に供給される。 【0221】さらに、基準データ検出・S/P変換部1
36においては、シリアルデータDLNにおける基準ワ
ードデータDSWがシリアルデータに変換された部分中
の3FF:3FFh,000:000h及び000:0
00hがシリアルデータに変換された部分を、同期デー
タとして検出し、検出された同期データに基づくワード
同期をとって、シリアルデータDLNにS/P変換を施
し、20ビットワード列データDXN(20)を、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとするものとして得
る。基準データ検出・S/P変換部136から得られる
20ビットワード列データDXN(20)は、特定ワー
ドデータ検出部139に供給される。 【0222】特定ワードデータ検出部137において
は、それを通じて20ビットワード列データDXP(2
0)がデータ挿入部160に供給されるとともに、20
ビットワード列データDXP(20)における各基準ワ
ードデータDSWを構成する4個の20ビットワードで
ある3FF:3FFh,000:000h,000:0
00h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特定ワー
ドとして検出され、その結果得られる検出出力データD
DPが送出される。特定ワードデータ検出部137から
得られる検出出力データDDPは、制御信号形成部16
1に供給される。 【0223】また、特定ワードデータ検出部138にお
いては、それを通じて20ビットワード列データDXO
(20)がデータ挿入部160に供給されるとともに、
20ビットワード列データDXO(20)における各基
準ワードデータDSWを構成する4個の20ビットワー
ドである3FF:3FFh,000:000h,00
0:000h及びXYZ:XYZhを含むワード群が特
定ワードとして検出され、その結果得られる検出出力デ
ータDDOが送出される。特定ワードデータ検出部13
8から得られる検出出力データDDOは、制御信号形成
部161に供給される。 【0224】さらに、特定ワードデータ検出部139に
おいては、それを通じて20ビットワード列データDX
N(20)がデータ挿入部160に供給されるととも
に、20ビットワード列データDXN(20)における
各基準ワードデータDSWを構成する4個の20ビット
ワードである3FF:3FFh,000:000h,0
00:000h及びXYZ:XYZhを含むワード群が
特定ワードとして検出され、その結果得られる検出出力
データDDNが送出される。特定ワードデータ検出部1
39から得られる検出出力データDDNは、制御信号形
成部161に供給される。 【0225】制御信号形成部161には、20ビットワ
ード列データDXP(20),DXO(20)及びDX
N(20)の夫々のワード伝送レート74.25MBp
sに対応する周波数74.25MHzを有したクロック
パルス信号CBも供給される。 【0226】データ挿入部160には、データ選択取出
部162,データ選択取出部163,データ選択取出部
164及びワードデータ送出部165が設けられてい
る。データ選択取出部162には、特定ワードデータ検
出部137からの20ビットワード列データDXP(2
0)とワードデータ送出部165から送出される補助ワ
ードデータDVIPとが供給される。また、データ選択
取出部163には、特定ワードデータ検出部138から
の20ビットワード列データDXO(20)とワードデ
ータ送出部165から送出される補助ワードデータDV
IOとが供給される。さらに、データ選択取出部164
には、特定ワードデータ検出部139からの20ビット
ワード列データDXN(20)とワードデータ送出部1
65から送出される補助ワードデータDVINとが供給
される。 【0227】ワードデータ送出部165からの補助ワー
ドデータDVIP,DVIO及びDVINの夫々は、そ
のワード伝送レートを74.25MBpsとする任意の
4個の20ビットワードが順次配列されて成るものとさ
れる。 【0228】ワードデータ送出部165からの補助ワー
ドデータDVIP,DVIO及びDVINの送出は、制
御信号形成部161からワードデータ送出部165に供
給される制御信号CIVP,CIVO及び制御信号CI
VNによって夫々制御される。制御信号CIVPは、制
御信号形成部161においてクロックパルス信号CB及
び検出出力データDDPに基づいて形成され、20ビッ
トワード列データDXP(20)の各ライン期間部分に
おける水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータ
DSWに同期したものとされる。また、制御信号CIV
Oは、制御信号形成部161においてクロックパルス信
号CB及び検出出力データDDOに基づいて形成され、
20ビットワード列データDXO(20)の各ライン期
間部分における水平ブランキング期間部分中の基準ワー
ドデータDSWに同期したものとされる。さらに、制御
信号CIVNは、制御信号形成部161においてクロッ
クパルス信号CB及び検出出力データDDNに基づいて
形成され、20ビットワード列データDXN(20)の
各ライン期間部分における水平ブランキング期間部分中
の基準ワードデータDSWに同期したものとされる。 【0229】なお、制御信号CIVP,CIVO及びC
IVNは、制御信号形成部161に内蔵されて特定ワー
ドデータ検出部137からの検出出力データDDP,特
定ワードデータ検出部138からの検出出力データDD
O、及び、特定ワードデータ検出部139からの検出出
力データDDNとが供給されるスキュー吸収制御信号形
成部から得られる、スキュー吸収制御信号CSKによる
スキュー吸収処理が施されたものとされる。スキュー吸
収制御信号形成部においては、検出出力データDDP,
DDO及びDDNの相互間の時間差に基づいて、伝送信
号STP,STO及びSTNの相互間の時間差が検出さ
れて、検出された時間差に応じたスキュー吸収制御信号
CSKが形成される。 【0230】データ選択取出部162には、制御信号形
成部161から送出される制御信号CAIPが供給され
る。制御信号CAIPは、制御信号CIVPに同期した
ものとされる。そして、データ選択取出部162におい
ては、制御信号CAIPに応じて、20ビットワード列
データDXP(20)を、その各ライン期間部分におけ
る水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータDS
Wを除いて、取り出すとともに、20ビットワード列デ
ータDXP(20)の各ライン期間部分における水平ブ
ランキング期間部分中の基準ワードデータDSWに代え
て、ワードデータ送出部165から制御信号CIVPに
よる制御のもとに送出される補助ワードデータDVIP
を取り出す。 【0231】それにより、データ選択取出部162から
は、20ビットワード列データDXP(20)の1ライ
ン期間に対応する期間の夫々において、20ビットワー
ド列データDXP(20)における基準ワードデータD
SWの直前の部分に至るまでの部分,補助ワードデータ
DVIP、及び、20ビットワード列データDXP(2
0)における基準ワードデータDSW以降の部分が順次
取り出されて、ワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データDVP(20)が得ら
れる。このようにして得られる20ビットワード列デー
タDVP(20)は、20ビットワード列データDXP
(20)における所定の部分である基準ワードデータD
SWの部分に、補助ワードデータDVIPが挿入された
ものとされることになる。 【0232】また、データ選択取出部163には、制御
信号形成部161から送出される制御信号CAIOが供
給される。制御信号CAIOは、制御信号CIVOに同
期したものとされる。そして、データ選択取出部163
においては、制御信号CAIOに応じて、20ビットワ
ード列データDXO(20)を、その各ライン期間部分
における水平ブランキング期間部分中の基準ワードデー
タDSWを除いて、取り出すとともに、20ビットワー
ド列データDXO(20)の各ライン期間部分における
水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータDSW
に代えて、ワードデータ送出部165から制御信号CI
VOによる制御のもとに送出される補助ワードデータD
VIOを取り出す。 【0233】それにより、データ選択取出部163から
は、20ビットワード列データDXO(20)の1ライ
ン期間に対応する期間の夫々において、20ビットワー
ド列データDXO(20)における基準ワードデータD
SWの直前の部分に至るまでの部分,補助ワードデータ
DVIO、及び、20ビットワード列データDXO(2
0)における基準ワードデータDSW以降の部分が順次
取り出されて、ワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データDVO(20)が得ら
れる。このようにして得られる20ビットワード列デー
タDVO(20)は、20ビットワード列データDXO
(20)における所定の部分である基準ワードデータD
SWの部分に、補助ワードデータDVIOが挿入された
ものとされることになる。 【0234】さらに、データ選択取出部164には、制
御信号形成部161から送出される制御信号CAINが
供給される。制御信号CAINは、制御信号CIVNに
同期したものとされる。そして、データ選択取出部16
4においては、制御信号CAINに応じて、20ビット
ワード列データDXN(20)を、その各ライン期間部
分における水平ブランキング期間部分中の基準ワードデ
ータDSWを除いて、取り出すとともに、20ビットワ
ード列データDXN(20)の各ライン期間部分におけ
る水平ブランキング期間部分中の基準ワードデータDS
Wに代えて、ワードデータ送出部165から制御信号C
IVNによる制御のもとに送出される補助ワードデータ
DVINを取り出す。 【0235】それにより、データ選択取出部164から
は、20ビットワード列データDXN(20)の1ライ
ン期間に対応する期間の夫々において、20ビットワー
ド列データDXN(20)における基準ワードデータD
SWの直前の部分に至るまでの部分,補助ワードデータ
DVIN、及び、20ビットワード列データDXN(2
0)における基準ワードデータDSW以降の部分が順次
取り出されて、ワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データDVN(20)が得ら
れる。このようにして得られる20ビットワード列デー
タDVN(20)は、20ビットワード列データDXN
(20)における所定の部分である基準ワードデータD
SWの部分に、補助ワードデータDVINが挿入された
ものとされることになる。 【0236】データ選択取出部162から得られる20
ビットワード列データDVP(20),データ選択取出
部163から得られる20ビットワード列データDVO
(20)、及び、データ選択取出部164から得られる
20ビットワード列データDVN(20)は、データ挿
入部160からの出力データとして送出される。 【0237】データ挿入部160から得られる20ビッ
トワード列データDVP(20),DVO(20)及び
DVN(20)は、データ合成部166におけるビット
分割・合成部167に供給される。ビット分割・合成部
167においては、例えば、20ビットワード列データ
DVO(20)における各20ビットワードを2個の1
0ビットワードに分割するとともに、2個の10ビット
ワードのうちの一方を20ビットワード列データDVP
(20)における各20ビットワードと合成して、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワ
ード列データDVP(30)を形成し、また、2個の1
0ビットワードのうちの他方を20ビットワード列デー
タDVN(20)における各20ビットワードと合成し
て、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30
ビットワード列データDVN(30)を形成する。 【0238】そして、データ合成部166においては、
ビット分割・合成部167から得られる30ビットワー
ド列データDVP(30)及びDVN(30)が、デー
タサンプリング部168及びデータサンプリング部16
9に夫々供給される。データサンプリング部168に
は、制御信号形成部161からのサンプリング制御信号
SMPPが供給され、また、データサンプリング部16
9には、制御信号形成部161からのサンプリング制御
信号SMPNが供給される。 【0239】サンプリング制御信号SMPPは、制御信
号形成部161においてクロックパルス信号CB及び検
出出力データDDPに基づき、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波
数を74.25MHzとし、30ビットワード列データ
DVP(30)の1/2ワード周期に同期したものとさ
れる。また、サンプリング制御信号SMPNは、制御信
号形成部161においてクロックパルス信号CB及び検
出出力データDDNに基づき、スキュー吸収制御信号C
SKによるスキュー吸収処理が施されて形成され、周波
数を74.25MHzとし、サンプリング制御信号SM
PPとは位相が実質的に180度相違するものとされ
る。 【0240】データサンプリング部168においては、
30ビットワード列データDVP(30)についての、
制御信号形成部161からのサンプリング制御信号SM
PPによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング
制御信号SMPPの各立上り部分に応じて、30ビット
ワード列データDVP(30)における各ワードデータ
が順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行
われて、データサンプリング部168からサンプリング
30ビットワード列データDVPP(30)が得られ
る。また、データサンプリング部169においては、3
0ビットワード列データDVN(30)についての、制
御信号形成部161からのサンプリング制御信号SMP
Nによるサンプリング処理が、例えば、サンプリング制
御信号SMPNの各立上り部分に応じて、30ビットワ
ード列データDVN(30)における各ワードデータが
順次断続的にサンプリング取出しされるようにして行わ
れ、データサンプリング部169からサンプリング30
ビットワード列データDVNP(30)が得られる。 【0241】その際、サンプリング制御信号SMPPと
サンプリング制御信号SMPNとは、実質的に180度
の相互位相差を有しているので、サンプリング制御信号
SMPPによる30ビットワード列データDVP(3
0)における各ワードデータのサンプリング取出しと、
サンプリング制御信号SMPNによる30ビットワード
列データDVN(30)における各ワードデータのサン
プリング取出しとは、交互に行われることになる。 【0242】そして、データサンプリング部168から
のサンプリング30ビットワード列データDVPP(3
0)とデータサンプリング部169からのサンプリング
30ビットワード列データDVNP(30)とが、デー
タ多重部170において多重化される。それにより、デ
ータ多重部170において、ワード伝送レートを74.
25×2=148.5MBpsとする30ビットワード
列データが形成され、それが、順次走査用とされたG,
B,R信号形式のHDディジタル映像信号DV(30)
としてデータ合成部170から送出される。 【0243】 【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法、及び、本
願の特許請求の範囲における請求項15または請求項1
6に記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、
第1のワード伝送レートを有した20ビットワード列デ
ータが、各々が第1のワード伝送レートの1/2に相当
する第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の分
割20ビットワード列データに分割され、斯かる第1及
び第2の分割20ビットワード列データの夫々における
特定20ビットワード群についての基準20ビットワー
ド群による置換えが行われて、各々が第2のワード伝送
レートを有した第1及び第2の伝送用20ビットワード
列データが形成される。そして、第1及び第2の伝送用
20ビットワード列データの夫々が、P/S変換処理に
よりシリアルデータに変換されて、それらが個別の伝送
路を通じて夫々伝送されるべく送信される。 【0244】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準20ビットワード群に基づく部分
が検出されることにより、受信されたシリアルデータの
夫々についてのS/P変換処理,さらには、元の第1の
ワード伝送レートを有した20ビットワード列データの
再生のための処理に必要とされるデータ同期状態が確実
に得られることになる。 【0245】同様に、本願の特許請求の範囲における請
求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置
にあっては、第1のワード伝送レートを有した20ビッ
トワード列データが、各々が第1のワード伝送レートの
1/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1
及び第2の分割20ビットワード列データに分割され、
斯かる第1及び第2の分割20ビットワード列データの
夫々における特定の部分への予め設定されたコードを有
する20ビットワードデータを含んで成る基準ワードデ
ータの挿入が行われて、各々が第2のワード伝送レート
を有した第1及び第2の伝送用20ビットワード列デー
タが形成される。そして、第1及び第2の伝送用20ビ
ットワード列データの夫々が、P/S変換処理によりシ
リアルデータに変換されて、それらが個別の伝送路を通
じて夫々伝送されるべく送信される。 【0246】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準ワードデータに基づく部分が検出
されることにより、受信されたシリアルデータの夫々に
ついてのS/P変換処理,さらには、元の第1のワード
伝送レートを有した20ビットワード列データの再生の
ための処理に必要とされるデータ同期状態が確実に得ら
れることになる。 【0247】また、本願の特許請求の範囲における請求
項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項18または請求項19に記載された発明に係
るデータ伝送装置にあっては、第1のワード伝送レート
を有した30ビットワード列データが、各々が第1のワ
ード伝送レートの1/2に相当する第2のワード伝送レ
ートを有した第1及び第2の分割30ビットワード列デ
ータに分割され、さらに、第1及び第2の分割30ビッ
トワード列データにビット分割及び合成処理が施され
て、第2のワード伝送レートを有した第1,第2及び第
3の分割20ビットワード列データが形成され、斯かる
第1,第2及び第3の分割20ビットワード列データの
夫々における特定20ビットワード群についての基準2
0ビットワード群による置換えが行われて、各々が第2
のワード伝送レートを有した第1,第2及び第3の伝送
用20ビットワード列データが形成される。そして、第
1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列データの
夫々が、P/S変換処理によりシリアルデータに変換さ
れて、それらが個別の伝送路を通じて夫々伝送されるべ
く送信される。 【0248】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準20ビットワード群に基づく部分
が検出されることにより、受信されたシリアルデータの
夫々についてのS/P変換処理,さらには、元の第1の
ワード伝送レートを有した30ビットワード列データの
再生のための処理に必要とされるデータ同期状態が確実
に得られることになる。 【0249】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項12から請求項14までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲
における請求項20に記載された発明に係るデータ伝送
装置にあっては、第1のワード伝送レートを有した30
ビットワード列データが、各々が第1のワード伝送レー
トの1/2に相当する第2のワード伝送レートを有した
第1及び第2の分割30ビットワード列データに分割さ
れ、さらに、第1及び第2の分割30ビットワード列デ
ータにビット分割及び合成処理が施されて、第2のワー
ド伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割20ビ
ットワード列データが形成され、斯かる第1,第2及び
第3の分割20ビットワード列データの夫々における特
定の部分への予め設定されたコードを有する20ビット
ワードデータを含んで成る基準ワードデータの挿入が行
われて、各々が第2のワード伝送レートを有した第1,
第2及び第3の伝送用20ビットワード列データが形成
される。そして、第1,第2及び第3の伝送用20ビッ
トワード列データの夫々が、P/S変換処理によりシリ
アルデータに変換されて、それらが個別の伝送路を通じ
て夫々伝送されるべく送信される。 【0250】このようにして送信されるシリアルデータ
を受ける受信側においては、受信されたシリアルデータ
の夫々に含まれる基準ワードデータに基づく部分が検出
されることにより、受信されたシリアルデータの夫々に
ついてのS/P変換処理,さらには、元の第1のワード
伝送レートを有した30ビットワード列データの再生の
ための処理に必要とされるデータ同期状態が確実に得ら
れることになる。 【0251】従って、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項15または請求項16に記載された発明に係
るデータ伝送装置、あるいは、本願の特許請求の範囲に
おける請求項5から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の
範囲における請求項17に記載された発明に係るデータ
伝送装置によれば、例えば、順次走査用とされたY,P
B /PR 信号形式のHDディジタル映像信号を構成する
Yデータ系列及びPB /PR データ系列の如くの、第1
のワード伝送レートを有した20ビットワード列データ
に基づく、各々が第1のワード伝送レートの1/2に相
当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の
20ビットワード列データの夫々についてのP/S変換
処理、及び、それにより得られる第1及び第2のシリア
ルデータの伝送に、例えば、飛び越し走査用とされた
Y,PB /PR 信号形式のHDディジタル映像信号の伝
送用に提供されている集積回路(IC)素子の如くの、
既存の回路要素の有効利用が可能とされ、それにより、
例えば、順次走査用とされたY,PB /PR 信号形式の
HDディジタル映像信号の如くのディジタルワード列デ
ータの伝送を、受信側での再生処理に必要とされるデー
タ同期状態が確実に得られることになるようにしたもと
で、新たな回路要素等の開発を要することなく、比較的
容易に整えることができる手段をもって行えることにな
る。 【0252】また、本願の特許請求の範囲における請求
項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項18または請求項19に記載された発明に係
るデータ伝送装置、もしくは、本願の特許請求の範囲に
おける請求項12から請求項14までのいずれかに記載
された発明に係るデータ伝送方法、及び、本願の特許請
求の範囲における請求項20に記載された発明に係るデ
ータ伝送装置によれば、例えば、順次走査用とされた
G,B,R信号形式のHDディジタル映像信号を構成す
るRデータ系列,Gデータ系列及びBデータ系列の如く
の、第1のワード伝送レートを有した30ビットワード
列データに基づく、各々が第1のワード伝送レートの1
/2に相当する第2のワード伝送レートを有した第1,
第2及び第3の20ビットワード列データの夫々につい
てのP/S変換処理、及び、それにより得られる第1及
び第2のシリアルデータの伝送に、例えば、飛び越し走
査用とされたY,PB /PR信号形式のHDディジタル
映像信号の伝送用に提供されている集積回路(IC)素
子の如くの、既存の回路要素の有効利用が可能とされ、
それにより、例えば、順次走査用とされたG,B,R信
号形式のHDディジタル映像信号の如くのディジタルワ
ード列データの伝送を、受信側での再生処理に必要とさ
れるデータ同期状態が確実に得られることになるように
したもとで、新たな回路要素等の開発を要することな
く、比較的容易に整えることができる手段をもって行え
ることになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1〜4
のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例
が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項1
5または16に記載された発明に係るデータ伝送装置の
一例を示すブロック構成図である。 【図2】 図1に示されるデータ伝送装置の例における
データ分割部の説明に供されるタイムチャートである。 【図3】 図1に示されるデータ伝送装置の例における
データ置換部の説明に供されるタイムチャートである。 【図4】 図1に示されるデータ伝送装置の例における
データ置換部の説明に供されるタイムチャートである。 【図5】 図1に示されるデータ伝送装置の例における
データ置換部の説明に供されるタイムチャートである。 【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項5〜7
のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例
が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項1
7に記載された発明に係るデータ伝送装置の一例を示す
ブロック構成図である。 【図7】 図6に示されるデータ伝送装置の例における
データ挿入部の説明に供されるタイムチャートである。 【図8】 図6に示されるデータ伝送装置の例における
データ挿入部の説明に供されるタイムチャートである。 【図9】 図6に示されるデータ伝送装置の例における
データ挿入部の説明に供されるタイムチャートである。 【図10】 本願の特許請求の範囲における請求項8〜
11のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法
の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求
項18または19に記載された発明に係るデータ伝送装
置の一例を示すブロック構成図である。 【図11】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ分割部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図12】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ分割部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図13】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ置換部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図14】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ置換部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図15】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ置換部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図16】 図10に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ置換部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図17】 本願の特許請求の範囲における請求項12
〜14のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請
求項20に記載された発明に係るデータ伝送装置の一例
を示すブロック構成図である。 【図18】 図17に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ挿入部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図19】 図17に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ挿入部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図20】 図17に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ挿入部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図21】 図17に示されるデータ伝送装置の例にお
けるデータ挿入部の説明に供されるタイムチャートであ
る。 【図22】 本願の特許請求の範囲における請求項1〜
4のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の
例に従って、図1に示されるデータ伝送装置の例から送
出される伝送信号を受信するデータ受信装置の一例を示
すブロック構成図である。 【図23】 本願の特許請求の範囲における請求項5〜
7のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の
例に従って、図6に示されるデータ伝送装置の例から送
出される伝送信号を受信するデータ受信装置の一例を示
すブロック構成図である。 【図24】 本願の特許請求の範囲における請求項8〜
11のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法
の例に従って、図10に示されるデータ伝送装置の例か
ら送出される伝送信号を受信するデータ受信装置の一例
を示すブロック構成図である。 【図25】 本願の特許請求の範囲における請求項12
〜14のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方
法の例に従って、図17に示されるデータ伝送装置の例
から送出される伝送信号を受信するデータ受信装置の一
例を示すブロック構成図である。 【図26】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。 【図27】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。 【符号の説明】 11,41・・・データ分割部, 12,32,42,
72,98,116,141,161・・・制御信号形
成部, 13,14,43,44,111,112,1
21,122,154,155,168,169・・・
データサンプリング部, 15,46,97,140・
・・データ置換部, 16,17,47,48,49,
101,102,142,143,144・・・スイッ
チ, 18A,18B,19A,19B,51A,51
B,52A,52B,53A,53B,103A,10
3B,104A,104B,145A,145B,14
6A,146B,147A,147B・・・メモリ部,
20,21,34,35,54,55,56,74,
75,76,105,106,117,118,14
8,149,150,162,163,164・・・デ
ータ選択取出部, 22,36,57,77,107,
119,151,165・・・ワードデータ送出部,
23,25,37,39,58,60,62,78,8
0,82・・・P/S変換部, 24,26,38,4
0,59,61,63,79,81,83・・送信信号
形成部, 33,73,115,160・・・データ挿
入部,45,153,167・・・ビット分割・合成
部, 91,92,131,132,133・・・受信
部, 93,94,134,135,136・・・基準
データ検出・S/P変換部, 95,96,137, 1
38,139・・・特定ワードデータ検出部, 11
3,123,156,170・・・データ多重部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】第1のワード伝送レートを有した20ビッ
    トワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レー
    トに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有し、
    実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第2の
    サンプリング制御信号によるサンプリング取出処理を施
    して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2に相
    当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の
    分割20ビットワード列データを得、該第1及び第2の
    分割20ビットワード列データの夫々における特定20
    ビットワード群についての基準20ビットワード群によ
    る置換えを行って、各々が上記第2のワード伝送レート
    を有した第1及び第2の伝送用20ビットワード列デー
    タを形成し、該第1及び第2の伝送用20ビットワード
    列データの夫々にパラレル/シリアル変換処理を施し
    て、該パラレル/シリアル変換処理により得られる第1
    及び第2のシリアルデータを夫々第1及び第2の伝送路
    を通じて伝送すべく送信するデータ伝送方法。 【請求項2】基準20ビットワード群を送出するワード
    データ送出部が設けられたもとで、各々が第2のワード
    伝送レートを有した第1及び第2の分割20ビットワー
    ド列データの夫々についての所定の単位区分の各々を、
    2個のメモリ手段の夫々に交互に繰り返して書き込み、
    上記2個のメモリ手段の夫々に書き込まれた単位区分に
    ついての読出しを行うとともに、上記ワードデータ送出
    部からの基準20ビットワード群と上記2個のメモリ手
    段の夫々からの読出出力とを選択的に取り出すことによ
    り、各々が第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の伝送用20ビットワード列データを形成することを
    特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。 【請求項3】第1のワード伝送レートを有した20ビッ
    トワード列データを、映像信号情報をあらわすディジタ
    ル映像信号データとすることを特徴とする請求項1記載
    のデータ伝送方法。 【請求項4】第1のワード伝送レートを有した20ビッ
    トワード列データを、映像信号情報をあらわすディジタ
    ル映像信号データとするとともに、所定の単位区分を、
    上記ディジタル映像信号データの各フレーム期間部分も
    しくは各ライン期間部分とすることを特徴とする請求項
    2記載のデータ伝送方法。 【請求項5】第1のワード伝送レートを有した20ビッ
    トワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レー
    トに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有し、
    実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第2の
    サンプリング制御信号によるサンプリング取出処理を施
    して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2に相
    当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の
    分割20ビットワード列データを得、該第1及び第2の
    分割20ビットワード列データの夫々における特定の部
    分への予め設定されたコードを有する20ビットワード
    データを含んで成る基準ワードデータの挿入を行って、
    各々が上記第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の伝送用20ビットワード列データを形成し、該第1
    及び第2の伝送用20ビットワード列データの夫々にパ
    ラレル/シリアル変換処理を施して、該パラレル/シリ
    アル変換処理により得られる第1及び第2のシリアルデ
    ータを夫々第1及び第2の伝送路を通じて伝送すべく送
    信するデータ伝送方法。 【請求項6】基準ワードデータを送出するワードデータ
    送出部が設けられたもとで、各々が第2のワード伝送レ
    ートを有した第1及び第2の分割20ビットワード列デ
    ータの夫々と上記ワードデータ送出部からの基準ワード
    データとを選択的に取り出すことにより、各々が第2の
    ワード伝送レートを有した第1及び第2の伝送用20ビ
    ットワード列データを形成することを特徴とする請求項
    5記載のデータ伝送方法。 【請求項7】第1のワード伝送レートを有した20ビッ
    トワード列データを、映像信号情報をあらわすディジタ
    ル映像信号データとすることを特徴とする請求項5また
    は6記載のデータ伝送方法。 【請求項8】第1のワード伝送レートを有した30ビッ
    トワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レー
    トに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有し、
    実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第2の
    サンプリング制御信号によるサンプリング取出処理を施
    して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2に相
    当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第2の
    分割30ビットワード列データを形成し、該第1及び第
    2の分割30ビットワード列データの夫々についてのビ
    ット分割及び合成処理を行って、各々が上記第2のワー
    ド伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割20ビ
    ットワード列データを得、該第1,第2及び第3の分割
    20ビットワード列データの夫々における特定20ビッ
    トワード群についての基準20ビットワード群による置
    換えを行って、各々が上記第2のワード伝送レートを有
    した第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列デ
    ータを形成し、該第1,第2及び第3の伝送用20ビッ
    トワード列データの夫々にパラレル/シリアル変換処理
    を施して、該パラレル/シリアル変換処理により得られ
    る第1,第2及び第3のシリアルデータを夫々第1,第
    2及び第3の伝送路を通じて伝送すべく送信するデータ
    伝送方法。 【請求項9】基準20ビットワード群を送出するワード
    データ送出部が設けられたもとで、各々が第2のワード
    伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割20ビッ
    トワード列データの夫々についての所定の単位区分の各
    々を、2個のメモリ手段の夫々に交互に繰り返して書き
    込み、上記2個のメモリ手段の夫々に書き込まれた単位
    区分についての読出しを行うとともに、上記ワードデー
    タ送出部からの基準20ビットワード群と上記2個のメ
    モリ手段の夫々からの読出出力とを選択的に取り出すこ
    とにより、各々が第2のワード伝送レートを有した第
    1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列データを
    形成することを特徴とする請求項8記載のデータ伝送方
    法。 【請求項10】第1のワード伝送レートを有した30ビ
    ットワード列データを、映像信号情報をあらわすディジ
    タル映像信号データとすることを特徴とする請求項8記
    載のデータ伝送方法。 【請求項11】第1のワード伝送レートを有した30ビ
    ットワード列データを、映像信号情報をあらわすディジ
    タル映像信号データとするとともに、所定の単位区分
    を、上記ディジタル映像信号データの各フレーム期間部
    分もしくは各ライン期間部分とすることを特徴とする請
    求項9記載のデータ伝送方法。 【請求項12】第1のワード伝送レートを有した30ビ
    ットワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レ
    ートに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有
    し、実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第
    2のサンプリング制御信号によるサンプリング取出処理
    を施して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2
    に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の分割30ビットワード列データを形成し、該第1及
    び第2の分割30ビットワード列データの夫々について
    のビット分割及び合成処理を行って、各々が上記第2の
    ワード伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割2
    0ビットワード列データを得、該第1,第2及び第3の
    分割20ビットワード列データの夫々における特定の部
    分への予め設定されたコードを有する20ビットワード
    データを含んで成る基準ワードデータの挿入を行って、
    各々が上記第2のワード伝送レートを有した第1,第2
    及び第3の伝送用20ビットワード列データを形成し、
    該第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列デー
    タの夫々にパラレル/シリアル変換処理を施して、該パ
    ラレル/シリアル変換処理により得られる第1,第2及
    び第3のシリアルデータを夫々第1,第2及び第3の伝
    送路を通じて伝送すべく送信するデータ伝送方法。 【請求項13】基準ワードデータを送出するワードデー
    タ送出部が設けられたもとで、各々が第2のワード伝送
    レートを有した第1,第2及び第3の分割20ビットワ
    ード列データの夫々と上記ワードデータ送出部からの基
    準ワードデータとを選択的に取り出すことにより、各々
    が第2のワード伝送レートを有した第1,第2及び第3
    の伝送用20ビットワード列データを形成することを特
    徴とする請求項12記載のデータ伝送方法。 【請求項14】第1のワード伝送レートを有した30ビ
    ットワード列データを、映像信号情報をあらわすディジ
    タル映像信号データとすることを特徴とする請求項12
    または13記載のデータ伝送方法。 【請求項15】第1のワード伝送レートを有した20ビ
    ットワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レ
    ートに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有
    し、実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第
    2のサンプリング制御信号によるサンプリング取出処理
    を施して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2
    に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の分割20ビットワード列データを得るデータ分割手
    段と、 上記第1及び第2の分割20ビットワード列データの夫
    々における特定20ビットワード群についての基準20
    ビットワード群による置換えを行って、各々が上記第2
    のワード伝送レートを有した第1及び第2の伝送用20
    ビットワード列データを形成するデータ置換手段と、 上記第1及び第2の伝送用20ビットワード列データの
    夫々にパラレル/シリアル変換処理を施して、第1及び
    第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換手
    段と、 上記第1及び第2のシリアルデータを夫々第1及び第2
    の伝送路を通じて伝送すべく送信するデータ送出手段
    と、を備えて構成されるデータ伝送装置。 【請求項16 】データ置換手段が、基準20ビットワー
    ド群を送出するワードデータ送出部と、第2のワード伝
    送レートを有した第1の分割20ビットワード列データ
    についての所定の単位区分の各々が、交互に繰り返して
    書き込まれ、書き込まれた単位区分についての読出しが
    行われる第1及び第2のメモリ手段と、上記第2のワー
    ド伝送レートを有した第2の分割20ビットワード列デ
    ータについての所定の単位区分の各々が、交互に繰り返
    して書き込まれ、書き込まれた単位区分についての読出
    しが行われる第3及び第4のメモリ手段と、上記ワード
    データ送出部からの基準20ビットワード群と上記第1
    及び第2のメモリ手段の夫々からの読出出力とを選択的
    に取り出して、上記第2のワード伝送レートを有した第
    1の伝送用20ビットワード列データを形成する第1の
    データ選択取出手段と、上記ワードデータ送出部からの
    基準20ビットワード群と上記第3及び第4のメモリ手
    段の夫々からの読出出力とを選択的に取り出して、上記
    第2のワード伝送レートを有した第2の伝送用20ビッ
    トワード列データを形成する第2のデータ選択取出手段
    と、を含むことを特徴とする請求項15記載のデータ伝
    送装置。 【請求項17】第1のワード伝送レートを有した20ビ
    ットワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レ
    ートに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有
    し、実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第
    2のサンプリング制御信号によるサンプリング取出処理
    を施して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2
    に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の分割20ビットワード列データを得るデータ分割手
    段と、 上記第1及び第2の分割20ビットワード列データの夫
    々における特定の部分への予め設定されたコードを有す
    る20ビットワードデータを含んで成る基準ワードデー
    タの挿入を行って、各々が上記第2のワード伝送レート
    を有した第1及び第2の伝送用20ビットワード列デー
    タを形成するデータ挿入手段と、上記第1及び第2の伝
    送用20ビットワード列データの夫々にパラレル/シリ
    アル変換処理を施して、第1及び第2のシリアルデータ
    を得るパラレル/シリアル変換手段と、 上記第1及び第2のシリアルデータを夫々第1及び第2
    の伝送路を通じて伝送すべく送信するデータ送出手段
    と、を備えて構成されるデータ伝送装置。 【請求項18】第1のワード伝送レートを有した30ビ
    ットワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レ
    ートに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有
    し、実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第
    2のサンプリング制御信号によるサンプリング取出処理
    を施して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2
    に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の分割30ビットワード列データを形成し、該第1及
    び第2の分割30ビットワード列データの夫々について
    のビット分割及び合成処理を行って、各々が上記第2の
    ワード伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割2
    0ビットワード列データを得るデータ分割手段と、 上記第1,第2及び第3の分割20ビットワード列デー
    タの夫々における特定20ビットワード群についての基
    準20ビットワード群による置換えを行って、各々が上
    記第2のワード伝送レートを有した第1,第2及び第3
    の伝送用20ビットワード列データを形成するデータ置
    換手段と、 上記第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列デ
    ータの夫々にパラレル/シリアル変換処理を施して、第
    1,第2及び第3のシリアルデータを得るパラレル/シ
    リアル変換手段と、 上記第1,第2及び第3のシリアルデータを夫々第1,
    第2及び第3の伝送路を通じて伝送すべく送信するデー
    タ送出手段と、を備えて構成されるデータ伝送装置。 【請求項19】データ置換手段が、基準20ビットワー
    ド群を送出するワードデータ送出部と、第2のワード伝
    送レートを有した第1の分割20ビットワード列データ
    についての所定の単位区分の各々が、交互に繰り返して
    書き込まれ、書き込まれた単位区分についての読出しが
    行われる第1及び第2のメモリ手段と、上記第2のワー
    ド伝送レートを有した第2の分割20ビットワード列デ
    ータについての所定の単位区分の各々が、交互に繰り返
    して書き込まれ、書き込まれた単位区分についての読出
    しが行われる第3及び第4のメモリ手段と、上記第2の
    ワード伝送レートを有した第3の分割20ビットワード
    列データについての所定の単位区分の各々が、交互に繰
    り返して書き込まれ、書き込まれた単位区分についての
    読出しが行われる第5及び第6のメモリ手段と、上記ワ
    ードデータ送出部からの基準20ビットワード群と上記
    第1及び第2のメモリ手段の夫々からの読出出力とを選
    択的に取り出して、上記第2のワード伝送レートを有し
    た第1の伝送用20ビットワード列データを形成する第
    1のデータ選択取出手段と、上記ワードデータ送出部か
    らの基準20ビットワード群と上記第3及び第4のメモ
    リ手段の夫々からの読出出力とを選択的に取り出して、
    上記第2のワード伝送レートを有した第2の伝送用20
    ビットワード列データを形成する第2のデータ選択取出
    手段と、上記ワードデータ送出部からの基準20ビット
    ワード群と上記第5及び第6のメモリ手段の夫々からの
    読出出力とを選択的に取り出して、上記第2のワード伝
    送レートを有した第3の伝送用20ビットワード列デー
    タを形成する第3のデータ選択取出手段と、を含むこと
    を特徴とする請求項18記載のデータ伝送装置。 【請求項20】第1のワード伝送レートを有した30ビ
    ットワード列データに、各々が上記第1のワード伝送レ
    ートに対応する周波数の1/2に相当する周波数を有
    し、実質的に180度の相互位相差を有した第1及び第
    2のサンプリング制御信号によるサンプリング取出処理
    を施して、各々が上記第1のワード伝送レートの1/2
    に相当する第2のワード伝送レートを有した第1及び第
    2の分割30ビットワード列データを形成し、該第1及
    び第2の分割30ビットワード列データの夫々について
    のビット分割及び合成処理を行って、各々が上記第2の
    ワード伝送レートを有した第1,第2及び第3の分割2
    0ビットワード列データを得るデータ分割手段と、 上記第1,第2及び第3の分割20ビットワード列デー
    タの夫々における特定の部分への予め設定されたコード
    を有する20ビットワードデータを含んで成る基準ワー
    ドデータの挿入を行って、各々が上記第2のワード伝送
    レートを有した第1,第2及び第3の伝送用20ビット
    ワード列データを形成するデータ挿入手段と、 上記第1,第2及び第3の伝送用20ビットワード列デ
    ータの夫々にパラレル/シリアル変換処理を施して、第
    1,第2及び第3のシリアルデータを得るパラレル/シ
    リアル変換手段と、 上記第1,第2及び第3のシリアルデータを夫々第1,
    第2及び第3の伝送路を通じて伝送すべく送信するデー
    タ送出手段と、を備えて構成されるデータ伝送装置。
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