JP2003309759A - 撮影システム、テレビジョンカメラ、および撮影システムに用いる同期調整装置 - Google Patents
撮影システム、テレビジョンカメラ、および撮影システムに用いる同期調整装置Info
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- JP2003309759A JP2003309759A JP2002113124A JP2002113124A JP2003309759A JP 2003309759 A JP2003309759 A JP 2003309759A JP 2002113124 A JP2002113124 A JP 2002113124A JP 2002113124 A JP2002113124 A JP 2002113124A JP 2003309759 A JP2003309759 A JP 2003309759A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】共有ＲＥＦ信号を単一のケーブルでもって各テ
レビジョンカメラ間を伝送させるようにする。 【解決手段】マスターカメラ２は、基準同期信号Ｓ１に
出力タイムコード信号Ｓ２を重畳してなる共有ＲＥＦ信
号Ｓ３を生成して、スレーブカメラ３に出力する。スレ
ーブカメラ３は、マスターカメラ２から受け取った共有
ＲＥＦ信号Ｓ３から、基準同期信号Ｓ１と出力タイムコ
ード信号Ｓ２とを取り出す。これにより、マスターカメ
ラ２とスレーブカメラ３との間において、基準同期信号
Ｓ１と出力タイムコード信号Ｓ２とを単一のケーブル４
で伝送する。
レビジョンカメラ間を伝送させるようにする。 【解決手段】マスターカメラ２は、基準同期信号Ｓ１に
出力タイムコード信号Ｓ２を重畳してなる共有ＲＥＦ信
号Ｓ３を生成して、スレーブカメラ３に出力する。スレ
ーブカメラ３は、マスターカメラ２から受け取った共有
ＲＥＦ信号Ｓ３から、基準同期信号Ｓ１と出力タイムコ
ード信号Ｓ２とを取り出す。これにより、マスターカメ
ラ２とスレーブカメラ３との間において、基準同期信号
Ｓ１と出力タイムコード信号Ｓ２とを単一のケーブル４
で伝送する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した映像信号
の、１秒当たりの撮像フレーム数が１秒当たりの出力フ
レーム数と異なるテレビジョンカメラを複数備え、これ
らテレビジョンカメラを互いに同期した状態で撮影する
撮影システム、この撮影システムに用いるテレビジョン
カメラ、およびこの撮影システムに用いる同期調整装置
に関する。
の、１秒当たりの撮像フレーム数が１秒当たりの出力フ
レーム数と異なるテレビジョンカメラを複数備え、これ
らテレビジョンカメラを互いに同期した状態で撮影する
撮影システム、この撮影システムに用いるテレビジョン
カメラ、およびこの撮影システムに用いる同期調整装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】昨今、１秒当たりの出力フレーム数が１
秒当たりの撮影フレーム数と異なるテレビジョンカメラ
を複数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期し
た状態で撮影する撮影システムが開発されている。
秒当たりの撮影フレーム数と異なるテレビジョンカメラ
を複数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期し
た状態で撮影する撮影システムが開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】撮影フレーム数と出力
フレーム数とが一致している一般的な撮影システムにお
いては、各テレビジョンカメラの間で撮影タイミングを
同期させるためには、出力フレーム数を合わせるだけで
よい。そのため、各テレビジョンカメラの間では、最低
限同期信号を共通化するだけでよかった。
フレーム数とが一致している一般的な撮影システムにお
いては、各テレビジョンカメラの間で撮影タイミングを
同期させるためには、出力フレーム数を合わせるだけで
よい。そのため、各テレビジョンカメラの間では、最低
限同期信号を共通化するだけでよかった。
【０００４】しかしながら、１秒当たりの出力フレーム
数が１秒当たりの撮影フレーム数と異なる複数のテレビ
ジョンカメラにより構成される撮影システムにおいて
は、出力フレーム数だけでなく撮影フレームの切り替わ
りタイミングも合わせる必要があるため、各テレビジョ
ンカメラの間で、同期信号ととともにタイムコードを共
通化しなければならない。
数が１秒当たりの撮影フレーム数と異なる複数のテレビ
ジョンカメラにより構成される撮影システムにおいて
は、出力フレーム数だけでなく撮影フレームの切り替わ
りタイミングも合わせる必要があるため、各テレビジョ
ンカメラの間で、同期信号ととともにタイムコードを共
通化しなければならない。
【０００５】そのため、この種の撮影システムにおいて
は、同期信号を伝送するケーブルと、タイムコード信号
を伝送するケーブルという複数のケーブルによって各テ
レビジョンカメラを接続する必要があった。
は、同期信号を伝送するケーブルと、タイムコード信号
を伝送するケーブルという複数のケーブルによって各テ
レビジョンカメラを接続する必要があった。
【０００６】このように、複数のケーブルにより各テレ
ビジョンカメラを接続する必要のある従来の構成では、 ・撮影システムの構築コストを上昇させる、 ・撮影システムを形成する際に実施されるテレビジョン
カメラ間の接続作業を煩雑にする、 ・ケーブルの重量が重いため、機動性が悪い、 といった不都合があり、改善が求められていた。
ビジョンカメラを接続する必要のある従来の構成では、 ・撮影システムの構築コストを上昇させる、 ・撮影システムを形成する際に実施されるテレビジョン
カメラ間の接続作業を煩雑にする、 ・ケーブルの重量が重いため、機動性が悪い、 といった不都合があり、改善が求められていた。
【０００７】したがって、本発明の主たる目的は、同期
をとるためにテレビジョンカメラの間を設けられるケー
ブル本数を削減してコストの削減とシステム構築に要す
る手間を省き、かつ機動力を向上させることである。
をとるためにテレビジョンカメラの間を設けられるケー
ブル本数を削減してコストの削減とシステム構築に要す
る手間を省き、かつ機動力を向上させることである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためには、本発明では、１秒当たりの記録フレーム数が
１秒当たりの出力フレーム数と異なるテレビジョンカメ
ラを複数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期
した状態で撮影する撮影システムにおいて、次のような
特徴を有している。
ためには、本発明では、１秒当たりの記録フレーム数が
１秒当たりの出力フレーム数と異なるテレビジョンカメ
ラを複数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期
した状態で撮影する撮影システムにおいて、次のような
特徴を有している。
【０００９】第１の発明においては、前記撮影システム
は、マスターカメラと、前記マスターカメラによって同
期制御されるスレーブカメラとを備えており、前記マス
ターカメラは、撮影時の映像フォーマット（以下、撮影
映像フォーマットと称す）と出力時の映像フォーマット
（以下、出力映像フォーマットと称す）とに対応する基
準同期信号を生成する手段と、前記出力映像フォーマッ
トに対応する出力タイムコード信号を生成する手段と、
前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号を重畳し
てなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、前記共有ＲＥ
Ｆ信号を前記スレーブカメラに向けて出力する手段とを
有しており、前記スレーブカメラは、前記マスターカメ
ラが出力した前記共有ＲＥＦ信号を受け取る手段と、前
記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記基準同期信号と
前記出力タイムコード信号とを取り出す手段とを有して
いる。
は、マスターカメラと、前記マスターカメラによって同
期制御されるスレーブカメラとを備えており、前記マス
ターカメラは、撮影時の映像フォーマット（以下、撮影
映像フォーマットと称す）と出力時の映像フォーマット
（以下、出力映像フォーマットと称す）とに対応する基
準同期信号を生成する手段と、前記出力映像フォーマッ
トに対応する出力タイムコード信号を生成する手段と、
前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号を重畳し
てなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、前記共有ＲＥ
Ｆ信号を前記スレーブカメラに向けて出力する手段とを
有しており、前記スレーブカメラは、前記マスターカメ
ラが出力した前記共有ＲＥＦ信号を受け取る手段と、前
記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記基準同期信号と
前記出力タイムコード信号とを取り出す手段とを有して
いる。
【００１０】また、第２の発明においては、前記テレビ
ジョンカメラの同期調整を行う同期調整装置を備えてお
り、同期調整装置は、撮影時の映像フォーマット（以
下、撮影映像フォーマットと称す）と出力時の映像フォ
ーマット（以下、出力映像フォーマットと称す）とに対
応する基準同期信号を生成する手段と、前記出力映像フ
ォーマットに対応する出力タイムコード信号を生成する
手段と、前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号
を重畳してなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、前記
共有ＲＥＦ信号を、各テレビジョンカメラに向けて出力
する手段とを有しており、前記テレビジョンカメラは、
前記同期調整装置が出力した前記共有ＲＥＦ信号を受け
取る手段と、前記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記
基準同期信号と前記出力タイムコード信号とを取り出す
手段とを有している。
ジョンカメラの同期調整を行う同期調整装置を備えてお
り、同期調整装置は、撮影時の映像フォーマット（以
下、撮影映像フォーマットと称す）と出力時の映像フォ
ーマット（以下、出力映像フォーマットと称す）とに対
応する基準同期信号を生成する手段と、前記出力映像フ
ォーマットに対応する出力タイムコード信号を生成する
手段と、前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号
を重畳してなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、前記
共有ＲＥＦ信号を、各テレビジョンカメラに向けて出力
する手段とを有しており、前記テレビジョンカメラは、
前記同期調整装置が出力した前記共有ＲＥＦ信号を受け
取る手段と、前記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記
基準同期信号と前記出力タイムコード信号とを取り出す
手段とを有している。
【００１１】以上のように構成した本発明の第１、第２
の発明においては、出力同期信号と出力タイムコード信
号とを重畳してなる共有ＲＥＦ信号でもって、各テレビ
ジョンカメラの撮影動作と映像信号の形成動作とを制御
することが可能となり、これにより、各テレビジョンカ
メラは、その撮影動作と映像信号の形成動作とが互いに
同期したものとなる。さらには、出力同期信号に出力タ
イムコード信号を重畳することで共有ＲＥＦ信号を構成
しているので、共有ＲＥＦ信号を単一のケーブルでもっ
て各テレビジョンカメラ間を伝送させることが可能とな
る。なお、出力タイムコード信号は映像信号の垂直ブラ
ンキング期間に記録することができる。そのため、出力
タイムコード信号を基準同期信号に重畳することができ
る。
の発明においては、出力同期信号と出力タイムコード信
号とを重畳してなる共有ＲＥＦ信号でもって、各テレビ
ジョンカメラの撮影動作と映像信号の形成動作とを制御
することが可能となり、これにより、各テレビジョンカ
メラは、その撮影動作と映像信号の形成動作とが互いに
同期したものとなる。さらには、出力同期信号に出力タ
イムコード信号を重畳することで共有ＲＥＦ信号を構成
しているので、共有ＲＥＦ信号を単一のケーブルでもっ
て各テレビジョンカメラ間を伝送させることが可能とな
る。なお、出力タイムコード信号は映像信号の垂直ブラ
ンキング期間に記録することができる。そのため、出力
タイムコード信号を基準同期信号に重畳することができ
る。
【００１２】なお、本発明の第１、第２の発明において
は、各カメラは、前記基準同期信号を用いて前記撮影映
像フォーマットに対応する撮影同期信号を生成したうえ
で、その撮影同期信号に基づいて撮影を行って撮影映像
信号を作成する手段と、前記基準同期信号を用いて前記
出力映像フォーマットに対応する出力同期信号を生成し
たうえで、前記撮影映像信号を、前記出力同期信号に基
づいて出力映像信号に変換する手段とを備えるものであ
るのが好ましく、そうすれば、基準同期信号を用いて、
撮影映像信号の作成と撮影映像信号の出力映像信号への
変換とを無理なく実施することが可能となる。
は、各カメラは、前記基準同期信号を用いて前記撮影映
像フォーマットに対応する撮影同期信号を生成したうえ
で、その撮影同期信号に基づいて撮影を行って撮影映像
信号を作成する手段と、前記基準同期信号を用いて前記
出力映像フォーマットに対応する出力同期信号を生成し
たうえで、前記撮影映像信号を、前記出力同期信号に基
づいて出力映像信号に変換する手段とを備えるものであ
るのが好ましく、そうすれば、基準同期信号を用いて、
撮影映像信号の作成と撮影映像信号の出力映像信号への
変換とを無理なく実施することが可能となる。
【００１３】また、本発明の第１、第２の発明において
は、前記出力タイムコード信号の出力タイミングを、前
記出力映像信号（マスター側出力映像信号やスレーブ側
出力映像信号）の出力タイミングに合わせて遅延させる
手段をさらに有しているのが好ましい。そうすれば、前
記出力映像信号（マスター側出力映像信号やスレーブ側
出力映像信号）の出力タイミングに対して出力タイミン
グが一致する出力タイムコード信号を、各テレビジョン
カメラから取り出すことが可能となる。
は、前記出力タイムコード信号の出力タイミングを、前
記出力映像信号（マスター側出力映像信号やスレーブ側
出力映像信号）の出力タイミングに合わせて遅延させる
手段をさらに有しているのが好ましい。そうすれば、前
記出力映像信号（マスター側出力映像信号やスレーブ側
出力映像信号）の出力タイミングに対して出力タイミン
グが一致する出力タイムコード信号を、各テレビジョン
カメラから取り出すことが可能となる。
【００１４】なお、本発明の第１、第２の発明における
前記撮影映像フォーマットは、１秒当たりの記録フレー
ム数がｎフレームとなった映像フォーマットであり、前
記出力映像フォーマットは、１秒当たりの記録フレーム
数がｍフレーム／秒となった映像フォーマットである場
合（ｍ：２５の倍数または３０の倍数、ｎ：１以上ｍ以
下の整数）において好適に実施することができる。
前記撮影映像フォーマットは、１秒当たりの記録フレー
ム数がｎフレームとなった映像フォーマットであり、前
記出力映像フォーマットは、１秒当たりの記録フレーム
数がｍフレーム／秒となった映像フォーマットである場
合（ｍ：２５の倍数または３０の倍数、ｎ：１以上ｍ以
下の整数）において好適に実施することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態の撮
影システムの構成図であり、図２は、撮影システムを構
成するマスターカメラの構成を示すブロック図であり、
図３は、撮影システムを構成するスレーブカメラの構成
を示すブロック図である。
面を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態の撮
影システムの構成図であり、図２は、撮影システムを構
成するマスターカメラの構成を示すブロック図であり、
図３は、撮影システムを構成するスレーブカメラの構成
を示すブロック図である。
【００１６】この撮影システム１Ａは、１秒間に例えば
２４フレーム撮影する撮影映像フォーマットで撮影した
うえで、その映像信号（以下、撮影映像信号と称す）
を、１秒間に例えば６０フレーム撮影する出力映像フォ
ーマットの出力映像信号に変換して出力するテレビジョ
ンカメラを複数備え、これらテレビジョンカメラを互い
に同期させた状態でそれぞれ動作させる撮影システムで
ある。
２４フレーム撮影する撮影映像フォーマットで撮影した
うえで、その映像信号（以下、撮影映像信号と称す）
を、１秒間に例えば６０フレーム撮影する出力映像フォ
ーマットの出力映像信号に変換して出力するテレビジョ
ンカメラを複数備え、これらテレビジョンカメラを互い
に同期させた状態でそれぞれ動作させる撮影システムで
ある。
【００１７】この撮影システム１Ａは、単一のマスター
カメラ２と、複数のスレーブカメラ３とを備えている。
スレーブカメラ３どうしはケーブル４により互いに直列
に接続されている。さらには、マスターカメラ２は、ス
レーブカメラ３の接続列の端部にケーブル４により接続
されている。このようにマスターカメラ２とスレーブカ
メラ３とはマスターカメラ２を接続端に配置した状態
で、ケーブル４により互いに直列に接続されている。
カメラ２と、複数のスレーブカメラ３とを備えている。
スレーブカメラ３どうしはケーブル４により互いに直列
に接続されている。さらには、マスターカメラ２は、ス
レーブカメラ３の接続列の端部にケーブル４により接続
されている。このようにマスターカメラ２とスレーブカ
メラ３とはマスターカメラ２を接続端に配置した状態
で、ケーブル４により互いに直列に接続されている。
【００１８】まず、マスターカメラ２の構成を説明す
る。マスターカメラ２は、図２に示すように、同期信号
生成器５と、共有ＲＥＦ信号生成器６と、ＶＩＴＣ生成
器７と、遅延器８Ａと、ＬＴＣ変換器８Ｂと、２−３プ
ルダウンリセットパルス生成器９と、タイミング信号生
成器１０と、ＣＣＤ１１と、Ａ／Ｄコンバータ１２と、
メモリ１３と、２−３プルダウン処理器１４とを備えて
いる。
る。マスターカメラ２は、図２に示すように、同期信号
生成器５と、共有ＲＥＦ信号生成器６と、ＶＩＴＣ生成
器７と、遅延器８Ａと、ＬＴＣ変換器８Ｂと、２−３プ
ルダウンリセットパルス生成器９と、タイミング信号生
成器１０と、ＣＣＤ１１と、Ａ／Ｄコンバータ１２と、
メモリ１３と、２−３プルダウン処理器１４とを備えて
いる。
【００１９】さらに、マスターカメラ２は、共有ＲＥＦ
信号出力端子１５と、ＬＴＣ出力端子１６と、映像信号
出力端子１７とを備えている。
信号出力端子１５と、ＬＴＣ出力端子１６と、映像信号
出力端子１７とを備えている。
【００２０】同期信号生成器５は、出力映像フォーマッ
トに対応した垂直同期信号（VSYNC）を含んだ基準同期
信号Ｓ１を生成している。具体的には６０Ｈｚのパルス
状信号からなる垂直同期信号（VSYNC）を含んだ基準同
期信号Ｓ１を同期信号生成器５は生成している。ＶＩＴ
Ｃ生成器７は、出力映像フォーマットに対応するVertic
al Interval Time Code信号（以下、出力ＶＩＴＣ信号
と称す）Ｓ２を生成している。共有ＲＥＦ信号生成器６
は、基準同期信号Ｓ１に出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳す
ることで共有ＲＥＦ信号Ｓ３を生成している。遅延器８
Ａは、映像フォーマットの変換時に生じる映像信号の遅
延量に応じて出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を遅延処理してい
る。ＬＴＣ変換器８Ｂは、遅延処理された出力ＶＩＴＣ
信号Ｓ２を、出力映像フォーマットに対応するLinear T
ime Code信号（以下、出力ＬＴＣ信号と称す）Ｓ２'に
変換している。２−３プルダウンリセットパルス生成器
９は、基準同期信号Ｓ１と出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２とに基
づいて２−３プルダウンリセットパルスＰ１を生成して
いる。具体的には、例えば、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２のフ
レーム数の１の位が０または５のときにリセットパルス
を出力する。タイミング信号生成器１０は、基準同期信
号Ｓ１と２−３プルダウンリセットパルスＰ１とに基づ
いて、ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２を生成している。
さらにタイミング信号生成器１０は、基準同期信号Ｓ１
のみから信号処理用タイミング信号Ｓ４を生成してい
る。ＣＣＤ１１は影像（光）を電気信号に変換したうえ
でその電気信号をＣＣＤ読出リセットパルスＰ２に基づ
いて読み出すことで、撮影映像フォーマット（２４フレ
ーム／秒フォーマット）に準じた撮影映像信号Ｓ５Mを
生成している。Ａ／Ｄコンバータ１２は、撮影映像信号
Ｓ５Mをデジタル変換することで、デジタル撮影映像信
号Ｓ５'Mを生成している。２−３プルダウン処理器１４
は、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを２−３プルダウン処
理することで、出力映像フォーマット（６０フレーム／
秒フォーマット）に準じた出力映像信号Ｓ６Mを生成し
ている。メモリ１３は２−３プルダウン処理器１４によ
り、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、２−３プルダウン
処理した出力映像信号Ｓ６Mに変換する際に用いられ
る。
トに対応した垂直同期信号（VSYNC）を含んだ基準同期
信号Ｓ１を生成している。具体的には６０Ｈｚのパルス
状信号からなる垂直同期信号（VSYNC）を含んだ基準同
期信号Ｓ１を同期信号生成器５は生成している。ＶＩＴ
Ｃ生成器７は、出力映像フォーマットに対応するVertic
al Interval Time Code信号（以下、出力ＶＩＴＣ信号
と称す）Ｓ２を生成している。共有ＲＥＦ信号生成器６
は、基準同期信号Ｓ１に出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳す
ることで共有ＲＥＦ信号Ｓ３を生成している。遅延器８
Ａは、映像フォーマットの変換時に生じる映像信号の遅
延量に応じて出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を遅延処理してい
る。ＬＴＣ変換器８Ｂは、遅延処理された出力ＶＩＴＣ
信号Ｓ２を、出力映像フォーマットに対応するLinear T
ime Code信号（以下、出力ＬＴＣ信号と称す）Ｓ２'に
変換している。２−３プルダウンリセットパルス生成器
９は、基準同期信号Ｓ１と出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２とに基
づいて２−３プルダウンリセットパルスＰ１を生成して
いる。具体的には、例えば、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２のフ
レーム数の１の位が０または５のときにリセットパルス
を出力する。タイミング信号生成器１０は、基準同期信
号Ｓ１と２−３プルダウンリセットパルスＰ１とに基づ
いて、ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２を生成している。
さらにタイミング信号生成器１０は、基準同期信号Ｓ１
のみから信号処理用タイミング信号Ｓ４を生成してい
る。ＣＣＤ１１は影像（光）を電気信号に変換したうえ
でその電気信号をＣＣＤ読出リセットパルスＰ２に基づ
いて読み出すことで、撮影映像フォーマット（２４フレ
ーム／秒フォーマット）に準じた撮影映像信号Ｓ５Mを
生成している。Ａ／Ｄコンバータ１２は、撮影映像信号
Ｓ５Mをデジタル変換することで、デジタル撮影映像信
号Ｓ５'Mを生成している。２−３プルダウン処理器１４
は、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを２−３プルダウン処
理することで、出力映像フォーマット（６０フレーム／
秒フォーマット）に準じた出力映像信号Ｓ６Mを生成し
ている。メモリ１３は２−３プルダウン処理器１４によ
り、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、２−３プルダウン
処理した出力映像信号Ｓ６Mに変換する際に用いられ
る。
【００２１】共有ＲＥＦ信号生成器６が生成した共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３は、共有ＲＥＦ信号出力端子１５からマス
ターカメラ２の外部（主としてスレーブカメラ３）に出
力される。ＬＴＣ変換器８Ｂから出力される出力ＬＴＣ
信号Ｓ２'は、ＬＴＣ出力端子１６からマスターカメラ
２の外部（記録装置や編集装置等）に出力される。２−
３プルダウン処理器１４で生成された出力映像信号Ｓ６
Mは、映像信号出力端子１７からマスターカメラ２の外
部（記録装置や編集装置等）に出力される。
ＥＦ信号Ｓ３は、共有ＲＥＦ信号出力端子１５からマス
ターカメラ２の外部（主としてスレーブカメラ３）に出
力される。ＬＴＣ変換器８Ｂから出力される出力ＬＴＣ
信号Ｓ２'は、ＬＴＣ出力端子１６からマスターカメラ
２の外部（記録装置や編集装置等）に出力される。２−
３プルダウン処理器１４で生成された出力映像信号Ｓ６
Mは、映像信号出力端子１７からマスターカメラ２の外
部（記録装置や編集装置等）に出力される。
【００２２】次に、スレーブカメラ３の構成を説明す
る。スレーブカメラ３は、図３に示すように、ＶＩＴＣ
読取器２０と、同期信号読取器２１と、遅延器２２Ａ
と、ＬＴＣ変換器２２Ｂと、２−３プルダウンリセット
パルス生成器２３と、タイミング信号生成器２４と、Ｃ
ＣＤ２５と、Ａ／Ｄコンバータ２６と、メモリ２７と、
２−３プルダウン処理器２８とを備えている。
る。スレーブカメラ３は、図３に示すように、ＶＩＴＣ
読取器２０と、同期信号読取器２１と、遅延器２２Ａ
と、ＬＴＣ変換器２２Ｂと、２−３プルダウンリセット
パルス生成器２３と、タイミング信号生成器２４と、Ｃ
ＣＤ２５と、Ａ／Ｄコンバータ２６と、メモリ２７と、
２−３プルダウン処理器２８とを備えている。
【００２３】さらにスレーブカメラ３は、共有ＲＥＦ信
号入力端子２９と、共有ＲＥＦ信号出力端子３０と、Ｌ
ＴＣ出力端子３１と、映像信号出力端子３２とを備えて
いる。
号入力端子２９と、共有ＲＥＦ信号出力端子３０と、Ｌ
ＴＣ出力端子３１と、映像信号出力端子３２とを備えて
いる。
【００２４】ＶＩＴＣ読取器２０は、マスターカメラ２
から共有ＲＥＦ信号入力端子２９を介して入力された共
有ＲＥＦ信号Ｓ３から、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を読み出
している。遅延器２２Ａは、映像フォーマットの変換時
に生じる映像信号の遅延量に応じて出力ＶＩＴＣ信号Ｓ
２を遅延処理している。ＬＴＣ変換器２２Ｂは、遅延処
理された出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を、出力映像フォーマッ
トに対応するLinear Time Code信号（以下、出力ＬＴＣ
信号と称す）Ｓ２'に変換している。同期信号読取器２
１は共有ＲＥＦ信号Ｓ３から基準同期信号Ｓ１を読み出
している。２−３プルダウンリセットパルス生成器２３
は、基準同期信号Ｓ１と出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に基づい
て２−３プルダウンリセットパルスＰ１を生成してい
る。具体的にはマスターカメラ２における２−３プルダ
ウンリセットパルスＰ１と同等の２−３プルダウンリセ
ットパルスＰ１が生成される。タイミング信号生成器２
４は、基準同期信号Ｓ１と２−３プルダウンリセットパ
ルスＰ１とに基づいて、ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２
を生成している。さらにタイミング信号生成器２４は、
基準同期信号Ｓ１のみから信号処理用タイミング信号Ｓ
４を生成している。ＣＣＤ２５は影像（光）を電気信号
に変換したうえでその電気信号をＣＣＤ読出リセットパ
ルスＰ２に基づいて読み出すことで、撮影映像フォーマ
ット（２４フレーム／秒フォーマット）に準じた撮影映
像信号Ｓ５Sを生成している。Ａ／Ｄコンバータ２６
は、撮影映像信号Ｓ５Sをデジタル変換することで、デ
ジタル撮影映像信号Ｓ５'Sを生成している。２−３プル
ダウン処理器２８は、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Sを２
−３プルダウン処理することで、出力映像フォーマット
（６０フレーム／秒フォーマット）に準じた出力映像信
号Ｓ６Sを生成している。メモリ２７は２−３プルダウ
ン処理器２８により、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Sを２
−３プルダウン処理した出力映像信号Ｓ６Sを変換する
際に用いられる。
から共有ＲＥＦ信号入力端子２９を介して入力された共
有ＲＥＦ信号Ｓ３から、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を読み出
している。遅延器２２Ａは、映像フォーマットの変換時
に生じる映像信号の遅延量に応じて出力ＶＩＴＣ信号Ｓ
２を遅延処理している。ＬＴＣ変換器２２Ｂは、遅延処
理された出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を、出力映像フォーマッ
トに対応するLinear Time Code信号（以下、出力ＬＴＣ
信号と称す）Ｓ２'に変換している。同期信号読取器２
１は共有ＲＥＦ信号Ｓ３から基準同期信号Ｓ１を読み出
している。２−３プルダウンリセットパルス生成器２３
は、基準同期信号Ｓ１と出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に基づい
て２−３プルダウンリセットパルスＰ１を生成してい
る。具体的にはマスターカメラ２における２−３プルダ
ウンリセットパルスＰ１と同等の２−３プルダウンリセ
ットパルスＰ１が生成される。タイミング信号生成器２
４は、基準同期信号Ｓ１と２−３プルダウンリセットパ
ルスＰ１とに基づいて、ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２
を生成している。さらにタイミング信号生成器２４は、
基準同期信号Ｓ１のみから信号処理用タイミング信号Ｓ
４を生成している。ＣＣＤ２５は影像（光）を電気信号
に変換したうえでその電気信号をＣＣＤ読出リセットパ
ルスＰ２に基づいて読み出すことで、撮影映像フォーマ
ット（２４フレーム／秒フォーマット）に準じた撮影映
像信号Ｓ５Sを生成している。Ａ／Ｄコンバータ２６
は、撮影映像信号Ｓ５Sをデジタル変換することで、デ
ジタル撮影映像信号Ｓ５'Sを生成している。２−３プル
ダウン処理器２８は、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Sを２
−３プルダウン処理することで、出力映像フォーマット
（６０フレーム／秒フォーマット）に準じた出力映像信
号Ｓ６Sを生成している。メモリ２７は２−３プルダウ
ン処理器２８により、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Sを２
−３プルダウン処理した出力映像信号Ｓ６Sを変換する
際に用いられる。
【００２５】共有ＲＥＦ信号入力端子２９から入力され
た共有ＲＥＦ信号Ｓ３は、共有ＲＥＦ信号出力端子３０
からスレーブカメラ３の外部に出力される。ＶＩＴＣ読
取器２０で読み取られて遅延器２２で遅延処理された出
力ＶＩＴＣ信号Ｓ２'は、ＶＩＴＣ出力端子３１からス
レーブカメラ３の外部に出力される。２−３プルダウン
処理器２８で生成された出力映像信号Ｓ６Sは映像信号
出力端子３２からスレーブカメラ３の外部に出力され
る。
た共有ＲＥＦ信号Ｓ３は、共有ＲＥＦ信号出力端子３０
からスレーブカメラ３の外部に出力される。ＶＩＴＣ読
取器２０で読み取られて遅延器２２で遅延処理された出
力ＶＩＴＣ信号Ｓ２'は、ＶＩＴＣ出力端子３１からス
レーブカメラ３の外部に出力される。２−３プルダウン
処理器２８で生成された出力映像信号Ｓ６Sは映像信号
出力端子３２からスレーブカメラ３の外部に出力され
る。
【００２６】なお、本実施形態および後述する実施形態
においては、ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２が請求項に
おける撮影同期信号（マスター側撮影同期信号やスレー
ブ側撮影同期信号を含む）に相当し、信号処理用タイミ
ング信号Ｓ４が請求項における出力同期信号（マスター
側出力同期信号やスレーブ側出力同期信号を含む）に相
当し、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２や出力ＬＴＣ信号Ｓ２'が
出力タイムコード信号に相当する。
においては、ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２が請求項に
おける撮影同期信号（マスター側撮影同期信号やスレー
ブ側撮影同期信号を含む）に相当し、信号処理用タイミ
ング信号Ｓ４が請求項における出力同期信号（マスター
側出力同期信号やスレーブ側出力同期信号を含む）に相
当し、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２や出力ＬＴＣ信号Ｓ２'が
出力タイムコード信号に相当する。
【００２７】以下、この撮影システム１Ａにおける共有
ＲＥＦ信号Ｓ３の伝送方法を図４のタイムチャートを参
照して説明する。まず、マスターカメラ２による共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３の送出方法を、マスターカメラ２による撮
影動作に絡めて説明する。
ＲＥＦ信号Ｓ３の伝送方法を図４のタイムチャートを参
照して説明する。まず、マスターカメラ２による共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３の送出方法を、マスターカメラ２による撮
影動作に絡めて説明する。
【００２８】同期信号生成器５は、図４（ａ）に示す基
準同期信号Ｓ１を生成する。基準同期信号Ｓ１は、周波
数６０Ｈｚのパルス信号を含む映像同期信号である。一
方、ＶＩＴＣ生成器７は図４（ｂ）に示す出力ＶＩＴＣ
信号Ｓ２を生成する。出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２は、出力映
像フォーマット（６０フレーム／秒フォーマット）に対
応して毎秒６０カウントを繰り返すタイムコード情報と
なる。なお、図４（ｂ）では、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に
より規定されるタイムコードの１の位を表示している。
準同期信号Ｓ１を生成する。基準同期信号Ｓ１は、周波
数６０Ｈｚのパルス信号を含む映像同期信号である。一
方、ＶＩＴＣ生成器７は図４（ｂ）に示す出力ＶＩＴＣ
信号Ｓ２を生成する。出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２は、出力映
像フォーマット（６０フレーム／秒フォーマット）に対
応して毎秒６０カウントを繰り返すタイムコード情報と
なる。なお、図４（ｂ）では、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に
より規定されるタイムコードの１の位を表示している。
【００２９】２−３プルダウンリセットパルス生成器９
では、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２から図４（ｃ）に示す２−
３プルダウンリセットパルスＰ１を生成している。２−
３プルダウンリセットパルスＰ１は周波数１２Ｈｚのパ
ルス信号である。具体的には、２−３プルダウンリセッ
トパルスＰ１は次のように生成される。すなわち、出力
ＶＩＴＣ信号Ｓ２の１の位が０または５の時にリセット
することで基準同期信号Ｓ１（６０Ｈｚ）を１／５分周
処理する。そして、このようにして生成した１／５分周
処理済み基準同期信号Ｓ１を２−３プルダウンリセット
パルスＰ１とする。
では、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２から図４（ｃ）に示す２−
３プルダウンリセットパルスＰ１を生成している。２−
３プルダウンリセットパルスＰ１は周波数１２Ｈｚのパ
ルス信号である。具体的には、２−３プルダウンリセッ
トパルスＰ１は次のように生成される。すなわち、出力
ＶＩＴＣ信号Ｓ２の１の位が０または５の時にリセット
することで基準同期信号Ｓ１（６０Ｈｚ）を１／５分周
処理する。そして、このようにして生成した１／５分周
処理済み基準同期信号Ｓ１を２−３プルダウンリセット
パルスＰ１とする。
【００３０】タイミング信号生成器１０では、基準同期
信号Ｓ１と２−３プルダウンリセットパルスＰ１とに基
づいて図４(ｄ)に示すＣＣＤ読出リセットパルスＰ２と
図４(ｆ)に示す信号処理用タイミング信号Ｓ４とを生成
する。ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２は撮影映像フォー
マットに対応した周波数２４Ｈｚのパルス信号であり、
２−３プルダウンリセットパルスＰ１(１２Ｈｚ)を２て
い倍処理することで生成される。
信号Ｓ１と２−３プルダウンリセットパルスＰ１とに基
づいて図４(ｄ)に示すＣＣＤ読出リセットパルスＰ２と
図４(ｆ)に示す信号処理用タイミング信号Ｓ４とを生成
する。ＣＣＤ読出リセットパルスＰ２は撮影映像フォー
マットに対応した周波数２４Ｈｚのパルス信号であり、
２−３プルダウンリセットパルスＰ１(１２Ｈｚ)を２て
い倍処理することで生成される。
【００３１】ＣＣＤ１１では、影像（光）を電気信号に
変換したうえでその電気信号をＣＣＤ読出リセットパル
スＰ２(２４Ｈｚのパルス信号)に基づいて読み出すこと
で、撮影映像フォーマット（２４フレーム／秒フォーマ
ット）に準じた撮影映像信号Ｓ５Mを生成する。撮影映
像信号Ｓ５MはＡ／Ｄコンバータ１２において、デジタ
ル撮影映像信号Ｓ５'Mに変換されたのち、２−３プルダ
ウン処理器１４において、出力映像フォーマット（６０
フレーム／秒フォーマット）に準じた出力映像信号Ｓ６
Mに変換される。
変換したうえでその電気信号をＣＣＤ読出リセットパル
スＰ２(２４Ｈｚのパルス信号)に基づいて読み出すこと
で、撮影映像フォーマット（２４フレーム／秒フォーマ
ット）に準じた撮影映像信号Ｓ５Mを生成する。撮影映
像信号Ｓ５MはＡ／Ｄコンバータ１２において、デジタ
ル撮影映像信号Ｓ５'Mに変換されたのち、２−３プルダ
ウン処理器１４において、出力映像フォーマット（６０
フレーム／秒フォーマット）に準じた出力映像信号Ｓ６
Mに変換される。
【００３２】２−３プルダウン処理器１４における変換
処理を説明する。２−３プルダウン処理器１４には、タ
イミング信号生成器１０から信号処理用タイミング信号
Ｓ４が供給される。信号処理用タイミング信号Ｓ４は６
０Ｈｚのパルス信号である。２-３プルダウン処理器１
４では、撮影映像フォーマットに準じたデジタル撮影映
像信号Ｓ５'Mを、信号処理用タイミング信号Ｓ４に基づ
いて読み出すことで出力映像フォーマットに準じた出力
映像信号Ｓ６Mを生成している。
処理を説明する。２−３プルダウン処理器１４には、タ
イミング信号生成器１０から信号処理用タイミング信号
Ｓ４が供給される。信号処理用タイミング信号Ｓ４は６
０Ｈｚのパルス信号である。２-３プルダウン処理器１
４では、撮影映像フォーマットに準じたデジタル撮影映
像信号Ｓ５'Mを、信号処理用タイミング信号Ｓ４に基づ
いて読み出すことで出力映像フォーマットに準じた出力
映像信号Ｓ６Mを生成している。
【００３３】具体的には、次のようにして２−３プルダ
ウン処理を行う。メモリ１３は、２面の記憶領域１３
Ａ、１３Ｂを有している。そして、２−３プルダウン処
理器１４は、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、フレーム
毎に一旦、メモリ１３に書き込んだのち読み出す。その
際、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、そのフレーム毎
（２４Ｈｚ）に記憶領域１３Ａ、１３Ｂに交互に書き込
み、さらには、各記憶領域１３Ａ、１３Ｂに書き込んだ
デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、信号処理用タイミング
信号Ｓ４（６０Ｈｚ）の出力タイミングに同期して読み
出す。書き込み／読み出しの処理に際して、一方の記憶
領域１３Ａ（or１３Ｂ）に書き込みを行いつつ、他方の
記憶領域１３Ｂ（or１３Ａ）から読み出しを行う。読み
出しの切り換えタイミングは、ＣＣＤ読み出しリセット
パルスＰ２に基づいて行われる。
ウン処理を行う。メモリ１３は、２面の記憶領域１３
Ａ、１３Ｂを有している。そして、２−３プルダウン処
理器１４は、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、フレーム
毎に一旦、メモリ１３に書き込んだのち読み出す。その
際、デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、そのフレーム毎
（２４Ｈｚ）に記憶領域１３Ａ、１３Ｂに交互に書き込
み、さらには、各記憶領域１３Ａ、１３Ｂに書き込んだ
デジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを、信号処理用タイミング
信号Ｓ４（６０Ｈｚ）の出力タイミングに同期して読み
出す。書き込み／読み出しの処理に際して、一方の記憶
領域１３Ａ（or１３Ｂ）に書き込みを行いつつ、他方の
記憶領域１３Ｂ（or１３Ａ）から読み出しを行う。読み
出しの切り換えタイミングは、ＣＣＤ読み出しリセット
パルスＰ２に基づいて行われる。
【００３４】読み出しに際しては、次のような処理を行
う。すなわち、一方の記憶領域１３Ａ（or１３Ｂ）から
読み出すデジタル撮影映像信号Ｓ５'Mをαとし、他方記
憶領域１３Ｂ（or１３Ａ）から読み出すデジタル撮影映
像信号Ｓ５'Mをβとすると、（α→α→β→β→β）の
切り換えサイクル（５フレーム単位のサイクル）を繰り
返すことで、２−３プルダウン処理が実施される。これ
より、２４フレーム／秒フォーマットの撮影映像信号Ｓ
５Mが６０フレーム／秒フォーマットの出力映像信号Ｓ
６Mに変換される。
う。すなわち、一方の記憶領域１３Ａ（or１３Ｂ）から
読み出すデジタル撮影映像信号Ｓ５'Mをαとし、他方記
憶領域１３Ｂ（or１３Ａ）から読み出すデジタル撮影映
像信号Ｓ５'Mをβとすると、（α→α→β→β→β）の
切り換えサイクル（５フレーム単位のサイクル）を繰り
返すことで、２−３プルダウン処理が実施される。これ
より、２４フレーム／秒フォーマットの撮影映像信号Ｓ
５Mが６０フレーム／秒フォーマットの出力映像信号Ｓ
６Mに変換される。
【００３５】なお、２−３プルダウンリセットパルスＰ
１は、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して出力映像信号Ｓ６
Mの出力タイミングを、２−３プルダウンタイミングを
含めて同期させるために設けられている。ここで、メモ
リ１３からデジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを読み出す周期
は、上述したように出力映像フォーマット（６０フレー
ム／秒フォーマット）にして５フレームとなっている。
したがって、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２と出力映像信号Ｓ６
Mとは、出力映像フォーマットにして５フレーム毎に同
期を取る必要がある。そのため、２−３プルダウンリセ
ットパルスＰ１は出力映像フォーマットにして５フレー
ム周期のパルス信号（１２Ｈｚ）に設定されている。
１は、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して出力映像信号Ｓ６
Mの出力タイミングを、２−３プルダウンタイミングを
含めて同期させるために設けられている。ここで、メモ
リ１３からデジタル撮影映像信号Ｓ５'Mを読み出す周期
は、上述したように出力映像フォーマット（６０フレー
ム／秒フォーマット）にして５フレームとなっている。
したがって、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２と出力映像信号Ｓ６
Mとは、出力映像フォーマットにして５フレーム毎に同
期を取る必要がある。そのため、２−３プルダウンリセ
ットパルスＰ１は出力映像フォーマットにして５フレー
ム周期のパルス信号（１２Ｈｚ）に設定されている。
【００３６】上述した２−３プルダウン処理を実施する
ためには、各種の処理（メモリ１３に対して書き込み／
読み出し処理など）を行う必要がある分、出力映像信号
Ｓ６ Mは、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して遅延すること
になる。遅延時間ＴDは、本実施形態の構成の場合、出
力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して４フレーム分となる。
ためには、各種の処理（メモリ１３に対して書き込み／
読み出し処理など）を行う必要がある分、出力映像信号
Ｓ６ Mは、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して遅延すること
になる。遅延時間ＴDは、本実施形態の構成の場合、出
力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して４フレーム分となる。
【００３７】このような遅延を解消するために、このマ
スターカメラ２においては、遅延器８Ａにおいて、ＶＩ
ＴＣ生成器７が生成した出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して
２-３プルダウン処理における遅延と同等の遅延時間ＴD
を施すことで、遅延後の出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２や出力Ｌ
ＴＣ信号Ｓ２'と、出力映像信号Ｓ６Mとの間の出力タイ
ミングを一致させる。
スターカメラ２においては、遅延器８Ａにおいて、ＶＩ
ＴＣ生成器７が生成した出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２に対して
２-３プルダウン処理における遅延と同等の遅延時間ＴD
を施すことで、遅延後の出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２や出力Ｌ
ＴＣ信号Ｓ２'と、出力映像信号Ｓ６Mとの間の出力タイ
ミングを一致させる。
【００３８】マスターカメラ２は、以上説明した撮影処
理および２-３プルダウン処理を実施することで出力映
像信号Ｓ６Mと出力ＬＴＣ信号Ｓ２'とを、映像信号出力
端子１７とＬＴＣ出力端子１６とから外部（記録装置
等）に出力する。このとき同時に、共有ＲＥＦ信号Ｓ３
を、共有ＲＥＦ信号出力端子１５から外部（スレーブカ
メラ３）に出力する。ここで、共有ＲＥＦ信号Ｓ３は基
準同期信号Ｓ１にＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳した信号であ
るものの構造的には単一の信号である。そのため、共有
ＲＥＦ信号Ｓ３は、一本のケーブル４を介して共有ＲＥ
Ｆ信号出力端子１５からスレーブカメラ３に出力するこ
とができる。また、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２は映像信号の
垂直ブランキング期間に記録されるタイムコードである
ために、基準同期信号Ｓ１に重畳することができる。
理および２-３プルダウン処理を実施することで出力映
像信号Ｓ６Mと出力ＬＴＣ信号Ｓ２'とを、映像信号出力
端子１７とＬＴＣ出力端子１６とから外部（記録装置
等）に出力する。このとき同時に、共有ＲＥＦ信号Ｓ３
を、共有ＲＥＦ信号出力端子１５から外部（スレーブカ
メラ３）に出力する。ここで、共有ＲＥＦ信号Ｓ３は基
準同期信号Ｓ１にＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳した信号であ
るものの構造的には単一の信号である。そのため、共有
ＲＥＦ信号Ｓ３は、一本のケーブル４を介して共有ＲＥ
Ｆ信号出力端子１５からスレーブカメラ３に出力するこ
とができる。また、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２は映像信号の
垂直ブランキング期間に記録されるタイムコードである
ために、基準同期信号Ｓ１に重畳することができる。
【００３９】次に、スレーブカメラ３による共有ＲＥＦ
信号Ｓ３の取り込み方法を、スレーブカメラ３による撮
影動作に絡めて説明する。
信号Ｓ３の取り込み方法を、スレーブカメラ３による撮
影動作に絡めて説明する。
【００４０】共有ＲＥＦ信号入力端子２９には、ケーブ
ル４を介して共有ＲＥＦ信号Ｓ３が入力される。同期信
号読取器５は、共有ＲＥＦ信号Ｓ３から図４（ａ）に示
す基準同期信号Ｓ１を読み取ってタイミング信号生成器
２４と２-３プルダウンリセットパルス生成器２３とに
出力する。一方、ＶＩＴＣ読取器２０は、共有ＲＥＦ信
号Ｓ３から図４（ｂ）に示す出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を読
み取って遅延器２２に出力する。さらには共有ＲＥＦ信
号入力端子２９に入力される共有ＲＥＦ信号Ｓ３は、ス
レーブカメラ３において何ら処理を施されることなくこ
のスレーブカメラ３を通過して共有ＲＥＦ信号出力端子
３０から外部（他のスレーブカメラ３）に出力される。
共有ＲＥＦ信号Ｓ３の出力は、ケーブル４を介して行わ
れる。
ル４を介して共有ＲＥＦ信号Ｓ３が入力される。同期信
号読取器５は、共有ＲＥＦ信号Ｓ３から図４（ａ）に示
す基準同期信号Ｓ１を読み取ってタイミング信号生成器
２４と２-３プルダウンリセットパルス生成器２３とに
出力する。一方、ＶＩＴＣ読取器２０は、共有ＲＥＦ信
号Ｓ３から図４（ｂ）に示す出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を読
み取って遅延器２２に出力する。さらには共有ＲＥＦ信
号入力端子２９に入力される共有ＲＥＦ信号Ｓ３は、ス
レーブカメラ３において何ら処理を施されることなくこ
のスレーブカメラ３を通過して共有ＲＥＦ信号出力端子
３０から外部（他のスレーブカメラ３）に出力される。
共有ＲＥＦ信号Ｓ３の出力は、ケーブル４を介して行わ
れる。
【００４１】なお、スレーブカメラ３における撮影動作
および出力映像信号生成動作は、マスターカメラ２にお
ける撮影動作および出力映像信号生成動作と同一とな
る。そのため、スレーブカメラ３においてこれらの動作
を実施するタイミング信号生成器２４、２-３プルダウ
ンリセットバルス生成器２３、ＣＣＤ２５、Ａ／Ｄコン
バータ２６、２−３プルダウン処理器２８、およびメモ
リ２７の動作については、マスターカメラ２においてこ
れらの動作を実施するタイミング信号生成器１０、２-
３プルダウンリセットパルス生成器９、ＣＣＤ１１、Ａ
／Ｄコンバータ１２、２−３プルダウン処理器１４、お
よびメモリ１３の動作と同様である。そのため、スレー
ブカメラ３におけるそれらの動作については説明を省略
する。
および出力映像信号生成動作は、マスターカメラ２にお
ける撮影動作および出力映像信号生成動作と同一とな
る。そのため、スレーブカメラ３においてこれらの動作
を実施するタイミング信号生成器２４、２-３プルダウ
ンリセットバルス生成器２３、ＣＣＤ２５、Ａ／Ｄコン
バータ２６、２−３プルダウン処理器２８、およびメモ
リ２７の動作については、マスターカメラ２においてこ
れらの動作を実施するタイミング信号生成器１０、２-
３プルダウンリセットパルス生成器９、ＣＣＤ１１、Ａ
／Ｄコンバータ１２、２−３プルダウン処理器１４、お
よびメモリ１３の動作と同様である。そのため、スレー
ブカメラ３におけるそれらの動作については説明を省略
する。
【００４２】ここで、２−３プルダウンリセットパルス
およびＣＣＤリセットパルスは、マスターカメラ２とス
レーブカメラ３とで実質的に同一となる。そのため、図
３においては、これらのパルスに対して図２と同一の符
号Ｐ１、Ｐ２を付している。しかしながら、ＣＣＤ２５
で生成される撮影映像信号、Ａ／Ｄコンバータから出力
されるデジタル撮影映像信号、および２−３プルダウン
処理器２８から出力される出力映像信号は、マスターカ
メラ２とスレーブカメラ３とで異なる信号となる。その
ため、図３においては、これらの信号に対してそれぞ
れ、Ｓ５S、Ｓ５' S、Ｓ６Sという固有の符号を付してい
る。
およびＣＣＤリセットパルスは、マスターカメラ２とス
レーブカメラ３とで実質的に同一となる。そのため、図
３においては、これらのパルスに対して図２と同一の符
号Ｐ１、Ｐ２を付している。しかしながら、ＣＣＤ２５
で生成される撮影映像信号、Ａ／Ｄコンバータから出力
されるデジタル撮影映像信号、および２−３プルダウン
処理器２８から出力される出力映像信号は、マスターカ
メラ２とスレーブカメラ３とで異なる信号となる。その
ため、図３においては、これらの信号に対してそれぞ
れ、Ｓ５S、Ｓ５' S、Ｓ６Sという固有の符号を付してい
る。
【００４３】以上説明したように、本実施形態のタイム
コード撮影システム１Ａにおいては、マスターカメラ２
とスレーブカメラ３との間、およびスレーブカメラ３ど
うしの間で伝送する共有ＲＥＦ信号Ｓ３を基準信号にし
て、各カメラで出力映像信号Ｓ６M、Ｓ６Sと出力ＬＴＣ
信号Ｓ２'とを同期出力することができる。しかも、共
有ＲＥＦ信号Ｓ３は単一の信号形態を取っているので、
単一のケーブル４でもって共有ＲＥＦ信号Ｓ３を伝送す
ることが可能となり、その分、ＲＥＦ信号の伝送に要す
るケーブル本数を必要最小限に減らすことができるとと
もに、その伝送に要する手間（ケーブル接続作業に要す
る手間等）も必要最小限とすることができる。さらに
は、各カメラの機動力も向上させることができる。
コード撮影システム１Ａにおいては、マスターカメラ２
とスレーブカメラ３との間、およびスレーブカメラ３ど
うしの間で伝送する共有ＲＥＦ信号Ｓ３を基準信号にし
て、各カメラで出力映像信号Ｓ６M、Ｓ６Sと出力ＬＴＣ
信号Ｓ２'とを同期出力することができる。しかも、共
有ＲＥＦ信号Ｓ３は単一の信号形態を取っているので、
単一のケーブル４でもって共有ＲＥＦ信号Ｓ３を伝送す
ることが可能となり、その分、ＲＥＦ信号の伝送に要す
るケーブル本数を必要最小限に減らすことができるとと
もに、その伝送に要する手間（ケーブル接続作業に要す
る手間等）も必要最小限とすることができる。さらに
は、各カメラの機動力も向上させることができる。
【００４４】なお、図５に示すように、マスターカメラ
２に対してスレーブカメラ３それぞれを、並列に接続す
ることで、撮影システム１Ｂを構成してもよい。その場
合であっても、カメラ間の接続は単一のケーブル４と同
様の単一のケーブル４'により実施することができる。
２に対してスレーブカメラ３それぞれを、並列に接続す
ることで、撮影システム１Ｂを構成してもよい。その場
合であっても、カメラ間の接続は単一のケーブル４と同
様の単一のケーブル４'により実施することができる。
【００４５】さらには、マスターカメラ２とスレーブカ
メラ３とを同一のカメラから構成し、マスターカメラと
して機能させる場合と、スレーブカメラとして機能させ
る場合に応じて、そのカメラの機能を切り替えるように
してもよい。
メラ３とを同一のカメラから構成し、マスターカメラと
して機能させる場合と、スレーブカメラとして機能させ
る場合に応じて、そのカメラの機能を切り替えるように
してもよい。
【００４６】このような機能切り換え可能なテレビジョ
ンカメラ４０の構成を図６に示す。このテレビジョンカ
メラ４０は、同期信号生成器４１と、共有ＲＥＦ信号生
成器４２と、ＶＩＴＣ生成器４３と、遅延器４４Ａと、
ＬＴＣ変換器４４Ｂと、２−３プルダウンリセットパル
ス生成器４５と、タイミング信号生成器４６と、ＣＣＤ
４７と、Ａ／Ｄコンバータ４８と、メモリ４９と、２−
３プルダウン処理器５０と、ＶＩＴＣ読取器５１と、同
期信号読取器５２と、第１選択器５３と、第２選択器５
４と、第３選択器５５と、共有ＲＥＦ信号入力端子５６
と、ＶＩＴＣ出力端子５７と、共有ＲＥＦ信号出力端子
５８と、映像信号出力端子５９とを備えている。
ンカメラ４０の構成を図６に示す。このテレビジョンカ
メラ４０は、同期信号生成器４１と、共有ＲＥＦ信号生
成器４２と、ＶＩＴＣ生成器４３と、遅延器４４Ａと、
ＬＴＣ変換器４４Ｂと、２−３プルダウンリセットパル
ス生成器４５と、タイミング信号生成器４６と、ＣＣＤ
４７と、Ａ／Ｄコンバータ４８と、メモリ４９と、２−
３プルダウン処理器５０と、ＶＩＴＣ読取器５１と、同
期信号読取器５２と、第１選択器５３と、第２選択器５
４と、第３選択器５５と、共有ＲＥＦ信号入力端子５６
と、ＶＩＴＣ出力端子５７と、共有ＲＥＦ信号出力端子
５８と、映像信号出力端子５９とを備えている。
【００４７】これらのうち、同期信号生成器４１、共有
ＲＥＦ信号生成器４２、ＶＩＴＣ生成器４３、遅延器４
４Ａ、ＬＴＣ変換器４４Ｂ、２−３プルダウンリセット
パルス生成器４５、タイミング信号生成器４６、ＣＣＤ
４７、Ａ／Ｄコンバータ４８、メモリ４９、および２−
３プルダウン処理器５０の動作については、上述したマ
スターカメラ２における同様の構成と同一であるため、
それらの動作についてはその説明を省略する。
ＲＥＦ信号生成器４２、ＶＩＴＣ生成器４３、遅延器４
４Ａ、ＬＴＣ変換器４４Ｂ、２−３プルダウンリセット
パルス生成器４５、タイミング信号生成器４６、ＣＣＤ
４７、Ａ／Ｄコンバータ４８、メモリ４９、および２−
３プルダウン処理器５０の動作については、上述したマ
スターカメラ２における同様の構成と同一であるため、
それらの動作についてはその説明を省略する。
【００４８】また、ＶＩＴＣ読取器５１と同期信号読取
器５２との動作については、スレーブカメラ３における
同様の構成と同一であるため、それらの動作については
その説明を省略する。なお、図６においては、ＶＩＴＣ
生成器４３で生成する出力ＶＩＴＣ信号と、ＶＩＴＣ読
取器５１で読み取る出力ＶＩＴＣ信号とを区別するため
に、ＶＩＴＣ生成器４３で生成する出力ＶＩＴＣ信号に
は符号Ｓ２Mを付し、ＶＩＴＣ読取器５１で読み取る出
力ＶＩＴＣ信号には符号Ｓ２Sを付している。
器５２との動作については、スレーブカメラ３における
同様の構成と同一であるため、それらの動作については
その説明を省略する。なお、図６においては、ＶＩＴＣ
生成器４３で生成する出力ＶＩＴＣ信号と、ＶＩＴＣ読
取器５１で読み取る出力ＶＩＴＣ信号とを区別するため
に、ＶＩＴＣ生成器４３で生成する出力ＶＩＴＣ信号に
は符号Ｓ２Mを付し、ＶＩＴＣ読取器５１で読み取る出
力ＶＩＴＣ信号には符号Ｓ２Sを付している。
【００４９】同様に、共有ＲＥＦ信号生成器４２で生成
する共有ＲＥＦ信号と、共有ＲＥＦ信号入力端子５６か
ら入力される共有ＲＥＦ信号とを区別するために、共有
ＲＥＦ信号生成器４２で生成する共有ＲＥＦ信号には符
号Ｓ３Mを付し、共有ＲＥＦ信号入力端子５６から入力
される共有ＲＥＦ信号には符号Ｓ３Sを付している。
する共有ＲＥＦ信号と、共有ＲＥＦ信号入力端子５６か
ら入力される共有ＲＥＦ信号とを区別するために、共有
ＲＥＦ信号生成器４２で生成する共有ＲＥＦ信号には符
号Ｓ３Mを付し、共有ＲＥＦ信号入力端子５６から入力
される共有ＲＥＦ信号には符号Ｓ３Sを付している。
【００５０】同様に、同期信号生成器４１で生成する基
準同期信号と、同期信号読取器５２で読み取られる基準
同期信号とを区別するために、同期信号生成器４１で生
成する基準同期信号には符号Ｓ１Mを付し、同期信号読
取器５２で読み取られる基準同期信号には符号Ｓ１Sを
付している。
準同期信号と、同期信号読取器５２で読み取られる基準
同期信号とを区別するために、同期信号生成器４１で生
成する基準同期信号には符号Ｓ１Mを付し、同期信号読
取器５２で読み取られる基準同期信号には符号Ｓ１Sを
付している。
【００５１】このテレビジョンカメラ４０は、第１選択
器５３、第２選択器５４、第３選択器５５の動作に特徴
がある。すなわち、第１選択器５３は、ＶＩＴＣ生成器
４３で生成される出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Mと、ＶＩＴＣ
読取器５１で読み取られる出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Sとを
任意に切り換えて、遅延器４４Ａと２-３プルダウンリ
セットパルス生成器４５とに出力している。
器５３、第２選択器５４、第３選択器５５の動作に特徴
がある。すなわち、第１選択器５３は、ＶＩＴＣ生成器
４３で生成される出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Mと、ＶＩＴＣ
読取器５１で読み取られる出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Sとを
任意に切り換えて、遅延器４４Ａと２-３プルダウンリ
セットパルス生成器４５とに出力している。
【００５２】第２選択器５４は、同期信号生成器４１で
生成される基準同期信号Ｓ１Mと、同期信号読取器５２
で読み取られる基準同期信号Ｓ１Sとを任意に切り換え
て、タイミング信号生成器４６と２-３プルダウンリセ
ットパルス生成器４５とに出力している。
生成される基準同期信号Ｓ１Mと、同期信号読取器５２
で読み取られる基準同期信号Ｓ１Sとを任意に切り換え
て、タイミング信号生成器４６と２-３プルダウンリセ
ットパルス生成器４５とに出力している。
【００５３】第３選択器５５は、共有ＲＥＦ信号生成器
４２で生成される共有ＲＥＦ信号Ｓ３Mと、共有ＲＥＦ
信号入力端子５６から入力された共有ＲＥＦ信号Ｓ３S
とを任意に切り換えて、共有ＲＥＦ信号出力端子５８に
出力している。
４２で生成される共有ＲＥＦ信号Ｓ３Mと、共有ＲＥＦ
信号入力端子５６から入力された共有ＲＥＦ信号Ｓ３S
とを任意に切り換えて、共有ＲＥＦ信号出力端子５８に
出力している。
【００５４】第１〜第３選択器５３〜５５の接続切り換
えは次のようになされる。テレビジョンカメラ４０をマスターカメラ２として用い
る場合 ・第１選択器５３は、ＶＩＴＣ生成器４３の出力である
出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Mを遅延器４４Ａと２-３プルダウ
ンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第２選択器５４は、同期信号生成器４１の出力である
基準同期信号Ｓ１Mを、タイミング信号生成器４６と２-
３プルダウンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第３選択器５５は、共有ＲＥＦ信号生成器４２の出力
である共有ＲＥＦ信号Ｓ３Mを共有ＲＥＦ信号出力端子
５８に出力する。
えは次のようになされる。テレビジョンカメラ４０をマスターカメラ２として用い
る場合 ・第１選択器５３は、ＶＩＴＣ生成器４３の出力である
出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Mを遅延器４４Ａと２-３プルダウ
ンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第２選択器５４は、同期信号生成器４１の出力である
基準同期信号Ｓ１Mを、タイミング信号生成器４６と２-
３プルダウンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第３選択器５５は、共有ＲＥＦ信号生成器４２の出力
である共有ＲＥＦ信号Ｓ３Mを共有ＲＥＦ信号出力端子
５８に出力する。
【００５５】これによりテレビジョンカメラ４０は、図
２に示すマスターカメラ２と同等の機能を発揮すること
になる。テレビジョンカメラ４０をスレーブカメラ３として用い
る場合 ・第１選択器５３は、ＶＩＴＣ読取器５１の出力である
出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Sを遅延器４４Ａと２-３プルダウ
ンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第２選択器５４は、同期信号読取器５２の出力である
基準同期信号Ｓ１Sを、タイミング信号生成器４６と２-
３プルダウンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第３選択器５５は、共有ＲＥＦ信号入力端子５６を介
してテレビジョンカメラ４０に入される共有ＲＥＦ信号
Ｓ３Sを直接共有ＲＥＦ信号出力端子５８に出力する。
２に示すマスターカメラ２と同等の機能を発揮すること
になる。テレビジョンカメラ４０をスレーブカメラ３として用い
る場合 ・第１選択器５３は、ＶＩＴＣ読取器５１の出力である
出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２Sを遅延器４４Ａと２-３プルダウ
ンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第２選択器５４は、同期信号読取器５２の出力である
基準同期信号Ｓ１Sを、タイミング信号生成器４６と２-
３プルダウンリセットパルス生成器４５とに出力する。 ・第３選択器５５は、共有ＲＥＦ信号入力端子５６を介
してテレビジョンカメラ４０に入される共有ＲＥＦ信号
Ｓ３Sを直接共有ＲＥＦ信号出力端子５８に出力する。
【００５６】これによりテレビジョンカメラ４０は、図
３に示すスレーブカメラ３と同等の機能を発揮すること
になる。
３に示すスレーブカメラ３と同等の機能を発揮すること
になる。
【００５７】なお、第１〜第３選択器５３〜５５による
選択操作は、図示しないマスター／スレーブ切り換えス
イッチを操作者が操作することに基づいて自動的に切り
替わるように構成されている。さらには、共有ＲＥＦ信
号入力端子５６の後段に、図示しない共有ＲＥＦ信号入
力検出器を設け、この共有ＲＥＦ信号入力検出器の検出
結果に基づいてマスター／スレーブ動作を切り替えるよ
うにしてもよい。この構成を有するカメラでは、共有Ｒ
ＥＦ信号が検出されない場合にマスターカメラとして機
能し、検出された場合にスレーブカメラとして機能す
る。
選択操作は、図示しないマスター／スレーブ切り換えス
イッチを操作者が操作することに基づいて自動的に切り
替わるように構成されている。さらには、共有ＲＥＦ信
号入力端子５６の後段に、図示しない共有ＲＥＦ信号入
力検出器を設け、この共有ＲＥＦ信号入力検出器の検出
結果に基づいてマスター／スレーブ動作を切り替えるよ
うにしてもよい。この構成を有するカメラでは、共有Ｒ
ＥＦ信号が検出されない場合にマスターカメラとして機
能し、検出された場合にスレーブカメラとして機能す
る。
【００５８】さらには、同期信号読取器５２で読み取っ
た基準同期信号Ｓ１Sを同期信号生成器４１に送り、Ｖ
ＩＴＣ読取器５１で読み取った出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２S
をＶＩＴＣ生成器４３に送り、これら信号（基準同期信
号Ｓ１S、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２S）をタイミングを合わ
せて再生成してもよい。そうすれば、第３選択器５５を
省略することができる。
た基準同期信号Ｓ１Sを同期信号生成器４１に送り、Ｖ
ＩＴＣ読取器５１で読み取った出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２S
をＶＩＴＣ生成器４３に送り、これら信号（基準同期信
号Ｓ１S、出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２S）をタイミングを合わ
せて再生成してもよい。そうすれば、第３選択器５５を
省略することができる。
【００５９】以上説明した実施の形態およびその変形例
では、マスターカメラとスレーブカメラとの組み合せに
より撮影システム１Ａ、１Ｂを構成していた。しかしな
がら、本発明は、図７、図８に示すように、同期調整装
置６０とスレーブカメラ３との組み合わせにより撮影シ
ステム１Ｃ、１Ｄを構成することができる。この場合ス
レーブカメラ３は、図３に示すスレーブカメラ３と同一
の構成を有している。
では、マスターカメラとスレーブカメラとの組み合せに
より撮影システム１Ａ、１Ｂを構成していた。しかしな
がら、本発明は、図７、図８に示すように、同期調整装
置６０とスレーブカメラ３との組み合わせにより撮影シ
ステム１Ｃ、１Ｄを構成することができる。この場合ス
レーブカメラ３は、図３に示すスレーブカメラ３と同一
の構成を有している。
【００６０】図７に示す撮影システム１Ｃでは、ケーブ
ル４によりスレーブカメラ３が互いに直列に接続された
うえで、その接続列の端部に位置するスレーブカメラ３
に対して同期調整装置６０がケーブル４を介してさらに
直列に接続される。つまり、同期調整装置６０とスレー
ブカメラ３との間の接続形態は、図１に示すマスターカ
メラ２とスレーブカメラ３との間の接続形態（直列接
続）と同様である。
ル４によりスレーブカメラ３が互いに直列に接続された
うえで、その接続列の端部に位置するスレーブカメラ３
に対して同期調整装置６０がケーブル４を介してさらに
直列に接続される。つまり、同期調整装置６０とスレー
ブカメラ３との間の接続形態は、図１に示すマスターカ
メラ２とスレーブカメラ３との間の接続形態（直列接
続）と同様である。
【００６１】図８に示す撮影システム１Ｄでは、ケーブ
ル４'により各スレーブカメラ３が同地調整装置６０に
対して並列に接続される。つまり、同期調整装置６０と
スレーブカメラ３との間の接続形態は、図５に示すマス
ターカメラ２とスレーブカメラ３との間の接続形態（並
列接続）と同様である。
ル４'により各スレーブカメラ３が同地調整装置６０に
対して並列に接続される。つまり、同期調整装置６０と
スレーブカメラ３との間の接続形態は、図５に示すマス
ターカメラ２とスレーブカメラ３との間の接続形態（並
列接続）と同様である。
【００６２】同期調整装置６０は、マスターカメラ２に
おける共有ＲＥＦ信号Ｓ３の生成機能を独立して実施す
る装置であって、図９に示すように、同期信号生成器６
１と、ＶＩＴＣ生成器６２と、共有ＲＥＦ信号生成器６
３とを備えている。そして、同期信号生成器６１で基準
同期信号Ｓ１を生成し、ＶＩＴＣ生成器６２で出力ＶＩ
ＴＣ信号Ｓ２を生成し、共有ＲＥＦ信号生成器６３にお
いて基準同期信号Ｓ１に出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳す
ることで共有ＲＥＦ信号Ｓ３を生成し、生成した共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３を共有ＲＥＦ信号出力端子６４から外部
（各スレーブカメラ３）に出力する。
おける共有ＲＥＦ信号Ｓ３の生成機能を独立して実施す
る装置であって、図９に示すように、同期信号生成器６
１と、ＶＩＴＣ生成器６２と、共有ＲＥＦ信号生成器６
３とを備えている。そして、同期信号生成器６１で基準
同期信号Ｓ１を生成し、ＶＩＴＣ生成器６２で出力ＶＩ
ＴＣ信号Ｓ２を生成し、共有ＲＥＦ信号生成器６３にお
いて基準同期信号Ｓ１に出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳す
ることで共有ＲＥＦ信号Ｓ３を生成し、生成した共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３を共有ＲＥＦ信号出力端子６４から外部
（各スレーブカメラ３）に出力する。
【００６３】このように構成した撮影システム１Ｃ、１
Ｄにおいても、同期調整装置６０と各スレーブカメラ３
との間やスレーブカメラ３どうしの間において、共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３を単一のケーブル４でもって伝送すること
ができる。
Ｄにおいても、同期調整装置６０と各スレーブカメラ３
との間やスレーブカメラ３どうしの間において、共有Ｒ
ＥＦ信号Ｓ３を単一のケーブル４でもって伝送すること
ができる。
【００６４】上述した実施の形態においては、撮影映像
フォーマットを２４フレーム／秒フォーマットとし、出
力映像フォーマットを６０フレーム／秒フォーマットと
していた。しかしながら、撮影映像フォーマットや出力
映像フォーマットは、このような映像フォーマットに限
るものではなく、互いにフォーマット変換可能な組み合
わせであればどのような映像フォーマットの組み合わせ
であってもよいのはいうまでもない。例えば、出力映像
フォーマットをｍフレーム／秒フォーマット（ｍ：２５
の倍数または３０の倍数）とした場合には、撮影映像フ
ォーマットをｎフレーム（ｎ：１以上ｍ以下の整数）／
秒フォーマットとすれば、上述したフォーマット変換が
可能な組み合わせとなる。
フォーマットを２４フレーム／秒フォーマットとし、出
力映像フォーマットを６０フレーム／秒フォーマットと
していた。しかしながら、撮影映像フォーマットや出力
映像フォーマットは、このような映像フォーマットに限
るものではなく、互いにフォーマット変換可能な組み合
わせであればどのような映像フォーマットの組み合わせ
であってもよいのはいうまでもない。例えば、出力映像
フォーマットをｍフレーム／秒フォーマット（ｍ：２５
の倍数または３０の倍数）とした場合には、撮影映像フ
ォーマットをｎフレーム（ｎ：１以上ｍ以下の整数）／
秒フォーマットとすれば、上述したフォーマット変換が
可能な組み合わせとなる。
【００６５】具体的には、出力映像フォーマットを６０
フレーム／秒フォーマットとし、撮影映像フォーマット
を２４フレーム／秒フォーマットとした場合においても
本発明は実施可能である。同様に、出力映像フォーマッ
トを３０フレーム／秒フォーマットとし、撮影映像フォ
ーマットを２４フレーム／秒フォーマットとした場合に
おいても本発明は実施可能である。同様に、出力映像フ
ォーマットを２５フレーム／秒フォーマットとし、撮影
映像フォーマットを２５フレーム／秒フォーマットとし
た場合においても本発明は実施可能である。同様に、出
力映像フォーマットを５０フレーム／秒フォーマットと
し、撮影映像フォーマットを２５フレーム／秒フォーマ
ットとした場合においても本発明は実施可能である。
フレーム／秒フォーマットとし、撮影映像フォーマット
を２４フレーム／秒フォーマットとした場合においても
本発明は実施可能である。同様に、出力映像フォーマッ
トを３０フレーム／秒フォーマットとし、撮影映像フォ
ーマットを２４フレーム／秒フォーマットとした場合に
おいても本発明は実施可能である。同様に、出力映像フ
ォーマットを２５フレーム／秒フォーマットとし、撮影
映像フォーマットを２５フレーム／秒フォーマットとし
た場合においても本発明は実施可能である。同様に、出
力映像フォーマットを５０フレーム／秒フォーマットと
し、撮影映像フォーマットを２５フレーム／秒フォーマ
ットとした場合においても本発明は実施可能である。
【００６６】また、本実施の形態では、共有ＲＥＦ信号
出力端子１５を専用に設けたが、次のようにすることで
共有ＲＥＦ信号出力端子１５を省略することができる。
すなわち、２-３プルダウンリセットパルス生成器４５
とタイミング信号生成器４６とにより遅延時間ＴD分を
前倒した形態でタイミングパルスを生成する。そうすれ
ば、遅延器４４Ａが不要となるうえ、共有ＲＥＦ信号出
力端子５８も不要となる。
出力端子１５を専用に設けたが、次のようにすることで
共有ＲＥＦ信号出力端子１５を省略することができる。
すなわち、２-３プルダウンリセットパルス生成器４５
とタイミング信号生成器４６とにより遅延時間ＴD分を
前倒した形態でタイミングパルスを生成する。そうすれ
ば、遅延器４４Ａが不要となるうえ、共有ＲＥＦ信号出
力端子５８も不要となる。
【００６７】共有ＲＥＦ信号出力端子５８が不要となる
理由は次の通りである。すなわち、出力映像信号Ｓ６に
出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳することにより、ＶＩＴＣ
信号を含む出力映像信号Ｓ６'が共有ＲＥＦ信号とな
る。これにより共有ＲＥＦ信号出力端子５８が不要とな
る。
理由は次の通りである。すなわち、出力映像信号Ｓ６に
出力ＶＩＴＣ信号Ｓ２を重畳することにより、ＶＩＴＣ
信号を含む出力映像信号Ｓ６'が共有ＲＥＦ信号とな
る。これにより共有ＲＥＦ信号出力端子５８が不要とな
る。
【００６８】さらには、上述した実施の形態では、１秒
当たりの撮影フレーム数と１秒当たりの出力フレーム数
とが異なる撮影システムに限って本発明を説明してき
た。しかしながら、１秒当たりの撮影フレーム数と１秒
当たりの出力フレーム数とが等しい一般的な撮影システ
ムにおいても本発明を実施することができる。この構成
においても、タイムコードまで同期させる場合には、上
述した実施の形態と同等の効果を得ることができる。
当たりの撮影フレーム数と１秒当たりの出力フレーム数
とが異なる撮影システムに限って本発明を説明してき
た。しかしながら、１秒当たりの撮影フレーム数と１秒
当たりの出力フレーム数とが等しい一般的な撮影システ
ムにおいても本発明を実施することができる。この構成
においても、タイムコードまで同期させる場合には、上
述した実施の形態と同等の効果を得ることができる。
【００６９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力同期信号に出力ＶＩＴＣ信号を重畳することで共有
ＲＥＦ信号を構成しているので、共有ＲＥＦ信号を単一
のケーブルでもって各テレビジョンカメラ間を伝送させ
ることが可能となった。これにより、同期をとるために
テレビジョンカメラの間に設けられるケーブル本数を削
減することが可能となり、その分、コストの削減とシス
テム構築に要する手間を省くことができる。
出力同期信号に出力ＶＩＴＣ信号を重畳することで共有
ＲＥＦ信号を構成しているので、共有ＲＥＦ信号を単一
のケーブルでもって各テレビジョンカメラ間を伝送させ
ることが可能となった。これにより、同期をとるために
テレビジョンカメラの間に設けられるケーブル本数を削
減することが可能となり、その分、コストの削減とシス
テム構築に要する手間を省くことができる。
【図１】本発明の一実施形態の撮影システムの構成図で
ある。
ある。
【図２】実施の形態の撮影システムにおけるマスターカ
メラの構成を示すブロック図である。
メラの構成を示すブロック図である。
【図３】実施の形態の撮影システムにおけるスレーブカ
メラの構成を示すブロック図である。
メラの構成を示すブロック図である。
【図４】マスターカメラとスレーブカメラの動作の説明
に供するタイムチャートを示す図である。
に供するタイムチャートを示す図である。
【図５】実施の形態の変形例である撮影システムの構成
図である。
図である。
【図６】実施の形態の変形例であるテレビジョンカメラ
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図７】本発明の他の実施の形態の撮影システムの構成
図である。
図である。
【図８】本発明のさらに他の実施の形態の撮影システム
の構成図である。
の構成図である。
【図９】他の実施の形態の撮影システムを構成する同期
調整装置の構成図である。
調整装置の構成図である。
１Ａ〜１Ｄ撮影システム ２マスターカメラ ３ス
レーブカメラ４ケーブル ５同期信号生成器 ６共有ＲＥＦ信号生成器 ７ＶＩＴＣ生成器 ８遅
延器 ９ ２−３プルダウンリセットパルス生成器 １０タイミング信号生成器 １１ＣＣＤ １２Ａ／Ｄコンバータ １３メモリ １４ ２−３プルダウン処理器 １５共有ＲＥＦ信号出
力端子 １６ＶＩＴＣ出力端子 １７映像信号出力端子 ２０ＶＩＴＣ読取器 ２１同期信号読取器 ２２
遅延器 ２３ ２−３プルダウンリセットパルス生成器 ２４タイミング信号生成器 ２５ＣＣＤ ２６Ａ／Ｄコンバータ ２７メモリ ２８ ２−３プルダウン処理器 ２９共有ＲＥＦ信号入
力端子 ３０共有ＲＥＦ信号出力端子 ３１ＶＩＴＣ出力端子 ３２映像信号出力端子 ４０テレビジョンカメラ ４１同期信号生成器 ４２共有ＲＥＦ信号生成器 ４３ＶＩＴＣ生成器 ４４遅延器 ４５ ２−３プルダウンリセットパルス生成器 ４６タイミング信号生成器 ４７ＣＣＤ ４８ Ａ／Ｄコンバータ ４９メモリ ５０ ２−３プルダウン処理器 ５１ＶＩＴＣ読取器 ５２同期信号読取器 ５３第１選択器 ５４第２
選択器 ５５第３選択器 ５６共有ＲＥＦ信号出力端子 ５７ＶＩＴＣ出力端子 ５８共有ＲＥＦ信号出力端子 ５９映像信号出力端子 ６０同期調整装置 Ｓ１基
準同期信号Ｓ２出力ＶＩＴＣ信号 Ｓ２'出力ＶＩＴ
Ｃ信号（遅延後） Ｓ３共有ＲＥＦ信号 Ｐ１M ２−３プルダウンリ
セットパルス Ｐ２M ＣＣＤ読出リセットパルス Ｓ４M 信号処理用タイミング信号 Ｓ５M 撮影映像信号 Ｓ５'M デジタル撮影映像信
号 Ｓ６M 出力映像信号
レーブカメラ４ケーブル ５同期信号生成器 ６共有ＲＥＦ信号生成器 ７ＶＩＴＣ生成器 ８遅
延器 ９ ２−３プルダウンリセットパルス生成器 １０タイミング信号生成器 １１ＣＣＤ １２Ａ／Ｄコンバータ １３メモリ １４ ２−３プルダウン処理器 １５共有ＲＥＦ信号出
力端子 １６ＶＩＴＣ出力端子 １７映像信号出力端子 ２０ＶＩＴＣ読取器 ２１同期信号読取器 ２２
遅延器 ２３ ２−３プルダウンリセットパルス生成器 ２４タイミング信号生成器 ２５ＣＣＤ ２６Ａ／Ｄコンバータ ２７メモリ ２８ ２−３プルダウン処理器 ２９共有ＲＥＦ信号入
力端子 ３０共有ＲＥＦ信号出力端子 ３１ＶＩＴＣ出力端子 ３２映像信号出力端子 ４０テレビジョンカメラ ４１同期信号生成器 ４２共有ＲＥＦ信号生成器 ４３ＶＩＴＣ生成器 ４４遅延器 ４５ ２−３プルダウンリセットパルス生成器 ４６タイミング信号生成器 ４７ＣＣＤ ４８ Ａ／Ｄコンバータ ４９メモリ ５０ ２−３プルダウン処理器 ５１ＶＩＴＣ読取器 ５２同期信号読取器 ５３第１選択器 ５４第２
選択器 ５５第３選択器 ５６共有ＲＥＦ信号出力端子 ５７ＶＩＴＣ出力端子 ５８共有ＲＥＦ信号出力端子 ５９映像信号出力端子 ６０同期調整装置 Ｓ１基
準同期信号Ｓ２出力ＶＩＴＣ信号 Ｓ２'出力ＶＩＴ
Ｃ信号（遅延後） Ｓ３共有ＲＥＦ信号 Ｐ１M ２−３プルダウンリ
セットパルス Ｐ２M ＣＣＤ読出リセットパルス Ｓ４M 信号処理用タイミング信号 Ｓ５M 撮影映像信号 Ｓ５'M デジタル撮影映像信
号 Ｓ６M 出力映像信号
Claims (21)
- 【請求項１】 テレビジョンカメラを複数備え、これら
テレビジョンカメラを互いに同期させた状態でそれぞれ
動作させる撮影システムであって、 マスターカメラと、前記マスターカメラによって同期制
御されるスレーブカメラとを備えており、 前記マスターカメラは、 撮影時の映像フォーマット（以下、撮影映像フォーマッ
トと称す）と出力時の映像フォーマット（以下、出力映
像フォーマットと称す）とに対応する基準同期信号を生
成する手段と、 前記出力映像フォーマットに対応する出力タイムコード
信号を生成する手段と、 前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号を重畳し
てなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、 前記共有ＲＥＦ信号を前記スレーブカメラに向けて出力
する手段と、 を有しており、 前記スレーブカメラは、 前記マスターカメラが出力した前記共有ＲＥＦ信号を受
け取る手段と、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記基準同期信号
と前記出力タイムコード信号とを取り出す手段と、 を有している、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項２】 請求項１に記載の撮影システムにおい
て、 前記マスターカメラは、 前記基準同期信号を用いて前記撮影映像フォーマットに
対応するマスター側撮影同期信号を生成したうえで、そ
のマスター側撮影同期信号に基づいて撮影を行ってマス
ター側撮影映像信号を作成する手段と、 前記基準同期信号を用いて前記出力映像フォーマットに
対応するマスター側出力同期信号を生成したうえで、前
記マスター側撮影映像信号を、前記マスター側出力同期
信号に基づいてマスター側出力映像信号に変換する手段
と、 をさらに有しており、 前記スレーブカメラは、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から取り出した前記基準
同期信号を用いて、前記撮影映像フォーマットに対応す
るスレーブ側撮影同期信号を生成したうえで、そのスレ
ーブ側撮影同期信号と前記出力タイムコード信号とに基
づいて撮影を行ってスレーブ側撮影映像信号を作成する
手段と、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から取り出した前記基準
同期信号を用いて、前記出力映像フォーマットに対応す
るスレーブ側出力同期信号を生成したうえで、前記スレ
ーブ側撮影映像信号を、前記スレーブ側出力同期信号に
基づいてスレーブ側出力映像信号に変換する手段と、 をさらに有している、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項３】 請求項２に記載の撮影システムにおい
て、 前記マスターカメラは、前記出力タイムコード信号を、
前記マスター側出力映像信号の出力タイミングに合わせ
て遅延させる手段をさらに有しており、 前記スレーブカメラは、前記出力タイムコード信号の出
力タイミングを、前記スレーブ側出力映像信号の出力タ
イミングに合わせて遅延させる手段をさらに有してい
る、ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項４】 １秒当たりの出力フレーム数が１秒当た
りの撮影フレーム数と異なるテレビジョンカメラを複数
備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期させた状
態でそれぞれ動作させる撮影システムであって、 前記テレビジョンカメラの同期調整を行う同期調整装置
を備えており、 この同期調整装置は、 撮影時の映像フォーマット（以下、撮影映像フォーマッ
トと称す）と出力時の映像フォーマット（以下、出力映
像フォーマットと称す）とに対応する基準同期信号を生
成する手段と、 前記出力映像フォーマットに対応する出力タイムコード
信号を生成する手段と、 前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号を重畳し
てなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、 前記共有ＲＥＦ信号を、各テレビジョンカメラに向けて
出力する手段と、 を有しており、 前記テレビジョンカメラは、 前記同期調整装置が出力した前記共有ＲＥＦ信号を受け
取る手段と、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記基準同期信号
と前記出力タイムコード信号とを取り出す手段と、 を有していることを特徴とする撮影システム。 - 【請求項５】 請求項４に記載の撮影システムにおい
て、 前記テレビジョンカメラは、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から取り出した前記基準
同期信号と前記出力タイムコード信号とを用いて、前記
撮影映像フォーマットに対応する撮影同期信号を生成し
たうえで、その撮影同期信号に基づいて撮影を行って撮
影映像信号を作成する手段と、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から取り出した前記基準
同期信号を用いて、前記出力映像フォーマットに対応す
る出力同期信号を生成したうえで、前記撮影映像信号
を、前記出力同期信号に基づいて前記出力映像信号に変
換する手段と、 を有している、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項６】 請求項５に記載の撮影システムにおい
て、 前記テレビジョンカメラは、前記出力タイムコード信号
の出力タイミングを、前記出力映像信号の出力タイミン
グに合わせて遅延させる手段をさらに有している、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項７】 請求項１ないし６のいずれかに記載の撮
影システムにおいて、 前記撮影映像フォーマットは、１秒当たりの撮影フレー
ム数がｎフレームとなった映像フォーマットであり、 前記出力映像フォーマットは、１秒当たりの出力フレー
ム数がｍフレーム／秒となった映像フォーマットであ
る、 （ｍ：２５の倍数または３０の倍数、ｎ：１以上ｍ以下
の整数） ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項８】 請求項７に記載の撮影システムにおい
て、 前記ｎは２４であり、前記ｍは６０である、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項９】 請求項７に記載の撮影システムにおい
て、 前記ｎは２４であり、前記ｍは３０である、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項１０】 請求項７に記載の撮影システムにおい
て、 前記ｎ及びｍは２５である、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項１１】 請求項７に記載の撮影システムにおい
て、 前記ｎは２５であり、前記ｍは５０である、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項１２】 １秒当たりの出力フレーム数が１秒当
たりの撮影フレーム数と異なるテレビジョンカメラを複
数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期させた
状態でそれぞれ動作させる撮影システムに用いられるテ
レビジョンカメラであって、 撮影時の映像フォーマット（以下、撮影映像フォーマッ
トと称す）と出力時の映像フォーマット（以下、出力映
像フォーマットと称す）とに対応する基準同期信号を生
成する手段と、 前記出力映像フォーマットに対応する出力タイムコード
信号を生成する手段と、 前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号を重畳し
てなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、 前記共有ＲＥＦ信号を外部に向けて出力する手段と、 を有している、 ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項１３】 １秒当たりの出力フレーム数が１秒当
たりの撮影フレーム数と異なるテレビジョンカメラを複
数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期させた
状態でそれぞれ動作させる撮影システムに用いられるテ
レビジョンカメラであって、 撮影時の映像フォーマット（以下、撮影映像フォーマッ
トと称す）と出力時の映像フォーマット（以下、出力映
像フォーマットと称す）とに対応する基準同期信号に、
前記出力映像フォーマットに対応する出力タイムコード
信号を重畳してなる共有ＲＥＦ信号を、外部から受け取
る手段と、 前記受け取った共有ＲＥＦ信号から、前記基準同期信号
と出力タイムコード信号とを取り出す手段と、 を有している、ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項１４】 請求項１２または１３に記載のテレビ
ジョンカメラにおいて、 前記基準同期信号と前記出力タイムコード信号とを用い
て前記撮影映像フォーマットに対応する撮影同期信号を
生成したうえで、その撮影同期信号に基づいて撮影を行
って撮影映像信号を作成する手段と、 前記基準同期信号を用いて前記出力映像フォーマットに
対応する出力同期信号を生成したうえで、前記撮影映像
信号を、前記出力同期信号に基づいて出力映像信号に変
換する手段と、 をさらに有している、ことを特徴とするテレビジョンカ
メラ。 - 【請求項１５】 請求項１４に記載のテレビジョンカメ
ラにおいて、 前記出力タイムコード信号の出力タイミングを、前記出
力映像信号の出力タイミングに合わせて遅延させる手段
をさらに有している、 ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項１６】 請求項１２ないし１５のいずれかに記
載のテレビジョンカメラにおいて、 前記撮影映像フォーマットは、１秒当たりの撮影フレー
ム数がｎフレームとなった映像フォーマットであり、 前記出力映像フォーマットは、１秒当たりの出力フレー
ム数がｍフレーム／秒となった映像フォーマットであ
る、 （ｍ：２５の倍数または３０の倍数、ｎ：１以上ｍ以下
の整数）ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項１７】 請求項１６に記載のテレビジョンカメ
ラにおいて、 前記ｎは２４であり、前記ｍは６０である、 ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項１８】 請求項１６に記載のテレビジョンカメ
ラにおいて、 前記ｎは２４であり、前記ｍは３０である、 ことを特徴とする撮影システム。 - 【請求項１９】 請求項１６に記載のテレビジョンカメ
ラにおいて、 前記ｎ及びｍは２５である、 ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項２０】 請求項１６に記載のテレビジョンカメ
ラにおいて、 前記ｎは２５であり、前記ｍは５０である、 ことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項２１】 １秒当たりの記録フレーム数が１秒当
たりの撮影フレーム数と異なるテレビジョンカメラを複
数備え、これらテレビジョンカメラを互いに同期させた
状態で動作させる撮影システムに用いられる同期調整装
置であって、 撮影時の映像フォーマット（以下、撮影映像フォーマッ
トと称す）と出力時の映像フォーマット（以下、出力映
像フォーマットと称す）とに対応する基準同期信号を生
成する手段と、 前記出力映像フォーマットに対応する出力タイムコード
信号を生成する手段と、 前記基準同期信号に前記出力タイムコード信号を重畳し
てなる共有ＲＥＦ信号を生成する手段と、 前記共有ＲＥＦ信号を各テレビジョンカメラに向けて出
力する手段と、 を有している、 ことを特徴とする同期調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002113124A JP2003309759A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 撮影システム、テレビジョンカメラ、および撮影システムに用いる同期調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002113124A JP2003309759A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 撮影システム、テレビジョンカメラ、および撮影システムに用いる同期調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003309759A true JP2003309759A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29395394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002113124A Pending JP2003309759A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 撮影システム、テレビジョンカメラ、および撮影システムに用いる同期調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003309759A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012164858A1 (en) * | 2011-06-03 | 2012-12-06 | Sony Corporation | Stereoscopic video imaging system and synchronous control method |
| US10341606B2 (en) | 2017-05-24 | 2019-07-02 | SA Photonics, Inc. | Systems and method of transmitting information from monochrome sensors |
| WO2023093202A1 (zh) * | 2021-11-26 | 2023-06-01 | 北京三快在线科技有限公司 | 摄像系统及无人设备 |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002113124A patent/JP2003309759A/ja active Pending
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| JP2012253599A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Sony Corp | 立体映像撮像システム及び同期制御方法 |
| CN103782594A (zh) * | 2011-06-03 | 2014-05-07 | 索尼公司 | 立体视频成像系统和同步控制方法 |
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