JP2002007600A - 構造物の巡回管理方法、巡回管理支援装置、巡回管理支援システム、巡回管理用データ構造を記録した記録媒体、及び巡回管理支援プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

構造物の巡回管理方法、巡回管理支援装置、巡回管理支援システム、巡回管理用データ構造を記録した記録媒体、及び巡回管理支援プログラムを記録した記録媒体

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JP2002007600A
JP2002007600A JP2000191694A JP2000191694A JP2002007600A JP 2002007600 A JP2002007600 A JP 2002007600A JP 2000191694 A JP2000191694 A JP 2000191694A JP 2000191694 A JP2000191694 A JP 2000191694A JP 2002007600 A JP2002007600 A JP 2002007600A
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Takeshi Noguchi
剛 野口
Mitsuru Iwai
満 岩井
Yoshio Nakagawa
良男 中川
Hidefumi Tsuboi
秀文 坪井
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Hitachi Chemical Maintenance Co Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Chemical Maintenance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の地点に設置された構造物を、巡回点検し
ながら維持管理を行う維持管理業務において、効率よく
作業員が配置できる構造物の巡回管理支援システムを提
供する。 【解決手段】巡回管理支援システムは、少なくとも、携
帯端末装置1とWWWサーバー2より構成されている。
携帯端末装置1とWWWサーバー2は、無線電話回線で
あるPHS網5により接続されている。WWWサーバー
は設備巡回最適化プログラム処理手段21を備えてお
り、構造物の位置や、点検期限などを考慮して、最も効
率的な巡回順路を選択する。携帯端末装置1を持つ作業
者は、設備巡回最適化プログラム処理手段21が示した
順路に従って、構造物を巡回点検し、携帯端末装置1を
介して、点検結果データを入力し、それをWWWサーバ
ー2に送信する。点検結果データは、次回の点検時期を
考慮するデータとして使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄化槽等の広範囲
に多数分散配置された設備・備品(装置)、建築物、橋
梁等の構造物の巡回管理方法、巡回管理支援装置、巡回
管理支援システム、及び巡回管理用データ構造を記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】浄化槽は水中の微生物の働きで汚物を分
解しきれいな水にして放流する装置である。微生物を常
に良好な状態に保っておくには、ブロアの点検、消毒剤
の補給、水質検査等の保守点検が必要である。定期的に
正しく保守点検されている浄化槽はいつも健康できれい
な放流水を出す。装置の多面的チェックと予知保全によ
って浄化槽の不具合(病気)を事前に察知し防ぐことが
出来る。浄化槽は適正な維持管理をしないでそのまま放
置すると正常な水質を維持できない場合がある。汚れた
水が放流され環境衛生上の問題となるばかりか、公共水
域の汚染にもつながる。そのため自動車の定期点検と同
様に浄化槽を正常な状態で使用する為の保守点検が「浄
化槽法」第八条及び第十条で義務づけられている。
【0003】従来、浄化槽などの維持管理は、一般的
に、維持管理資格を有する作業者が、定められたマニュ
アルに従い、家庭用浄化槽の設置されている各家庭を巡
回して作業を行う。巡回先では、浄化槽の水質(生物化
学的酸素要求量(BOD)、PH、透明度)、臭気、槽
内の汚泥の滞留状況、ブロアの点検、浮上物質(スカ
ム)などの発生状況、放流用の消毒材の有無を確認し、
汚泥引抜き、浄化槽活性材の投入、点検・清掃、ブロア
の空気量調整、逆洗浄タイマーの再設定、消毒材の補充
を行っている。
【0004】この巡回は、浄化槽の規模に対する負荷の
大きさや、設置されて地域の条例によって異なるが、年
4回位行われるのが一般的である。従って、大まかに割
り振った地区毎に定められた作業者が、自分の担当地域
内を適宜巡回することで、年4回の巡回を果たせられる
ようにするのが一般的に行われている。また、突発的に
発生する臭気や水質クレームに対しては、担当地区の作
業者が、巡回の合間に対応を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の浄化槽
などの設備・備品(装置)、建築物、橋梁等の構造物の
巡回点検による維持管理方法は、作業者の経験や勘とい
った漠然とした基準を元に巡回順路を決定していたの
で、効率的な巡回順路を設定することが出来ない問題点
があった。
【0006】例えば、浄化槽を例にとれば、浄化槽への
負荷、使用水量、運転経過月などの運転状況や、水質の
維持状況に関わらず、一定の期間内であれば良いといっ
たあいまいな頻度で巡回していた為、トラブルを未然に
防げる効果的な時期に作業を行うことが出来なかった。
従って、設置直後の浄化槽の水質が不安定な状態で、突
発的な臭気などのクレームが発生し易い問題点があっ
た。
【0007】また、設備・建築物等の構造物の巡回点検
作業者は、作業の為に外出すると途中連絡することはな
かったので、管理者は作業者の作業の進捗を把握するこ
とが出来なかった。
【0008】また、特定の設備・建築物等の構造物にお
いて事故やクレームが発生し、緊急に作業者を派遣する
必要がある場合に、偶発的対応事項対処の難易度や作業
者の現在地などから、最適な作業者を派遣することが出
来なかった。
【0009】本発明は、効率よく設備・建築物等の構造
物の維持管理を行う為になされたものである。従って本
発明の目的は、複数の場所で作業をするときに、移動所
要時間を最短にする最も効率的な巡回順路を設定し、構
造物点検にかかる費用を最小化することが可能な構造物
の巡回管理方法、巡回管理支援装置、巡回管理支援シス
テム及び巡回管理用データ構造を記録した記録媒体を提
供することである。
【0010】本発明の別の目的は、トラブル発生確率の
推移を予測し、トラブルを未然に防げるように、設備・
建築物等の構造物の点検を行う時期を決定することが可
能な構造物の巡回管理方法、巡回管理支援装置、巡回管
理支援システム及び巡回管理用データ構造を記録した記
録媒体を提供することである。
【0011】本発明の更に別の目的は、作業者の作業進
捗データを把握することが可能な構造物の巡回管理方
法、巡回管理支援装置、巡回管理支援システム及び巡回
管理用データ構造を記録した記録媒体を提供することで
ある。
【0012】本発明の更に別の目的は、クレーム発生な
どの偶発的対応事項の発生時に、緊急に作業者を派遣す
る場合に、偶発的対応事項の対処の難易度や作業者の現
在地から、最適な作業者を派遣することを可能にし、偶
発的対応事項による点検の効率低下を最小限にとどめる
ことが可能な構造物の巡回管理方法、巡回管理支援装
置、巡回管理支援システム及び巡回管理用データ構造を
記録した記録媒体を提供することである。
【0013】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に、
本発明の第1の特徴は、複数の地点にそれぞれ設置され
た複数の構造物を巡回し、構造物を維持管理する方法に
関する。即ち、記憶された各構造物の動作特性データ、
又は過去の点検結果データを読み出す段階と、読み出さ
れたデータを用いて演算することにより、各構造物のそ
れぞれの巡回間隔及び複数の構造物の間における巡回優
先度を決定する段階と、決定された巡回間隔及び巡回優
先度を出力する段階と、出力された巡回間隔及び巡回優
先度に基づき巡回し、構造物を物理的若しくは化学的に
点検し、必要に応じて構造物に対し、物理的若しくは化
学的処理を施す段階とからなる構造物の巡回管理方法で
あることである。ここで「構造物」とは、生活排水や工
業排水を濾過又は浄化する浄化槽又は除害設備、生ごみ
処理装置、臭気回収設備などのほか、化学プラントなど
大型プラントに散在するバルブや計器類などの製造設
備、気象観測装置、複数の契約者宅に設置された事務用
品など、或いは、トンネル、橋梁、テレビ塔、送電設備
等の定期的な、若しくは負荷に応じた不定期な点検を必
要とする設備、備品、建築物等のことである。各構造物
の動作特性データ、又は過去の点検結果データは、巡回
管理支援システムのサーバー若しくは巡回管理支援装置
に内蔵若しくは接続された記憶装置に記憶しておけば良
い。そして、読み出された各構造物の動作特性データ、
又は過去の点検結果データを、巡回管理支援システムの
サーバー若しくは巡回管理支援装置のCPU等の演算処
理部で演算して、各構造物のそれぞれの巡回間隔及び複
数の構造物の間における巡回優先度を決定することが出
来る。決定された巡回間隔及び巡回優先度は、巡回管理
支援システムのサーバー若しくは巡回管理支援装置のブ
ラウン管(CRTディスプレイ)や液晶表示装置等の表
示手段に出力しても良く、プリンタ装置等により出力し
ても良い。
【0014】ここで、構造物の例として、浄化槽を説明
する。浄化槽の場合、浄化能力に対する負荷(実使用人
員)の比率、流入する汚水の質、過去の運転時間やクレ
ーム発生状況、外気温度の変化などの要因に応じて、最
適な巡回頻度で巡回することによって、浄化槽の所定の
能力を維持することが可能となる。浄化槽の巡回間隔
は、法定間隔など固定された定期的なものであっても良
いが、浄化槽の処理能力に対する負荷の規模で表される
負荷率、過去の点検データからの推移や管理限界からの
余裕率、過去の故障間隔などの故障やクレーム発生頻
度、他の同型構造物の平均故障間隔、据付若しくは設備
立ち上げから経過時間などから、推定されるトラブル発
生確率の推移予測に応じて、法定間隔よりも短い間隔で
状況に応じて可変とした方が、より効率的である。ま
た、浄化槽の立ち上げ直後の不安定な状況も回避可能と
なる。更に、浄化槽の初期不良期間のみならず、経過後
の継続的な使用期間に対しても、浄化槽のトラブルの発
生を未然に防止する理想的な巡回間隔とすることが出来
る。
【0015】一般的に浄化槽の場合、その処理のほとん
どを微生物の分解処理に依存している。この為、有益な
微生物の定着が不十分な据付直後や、浄化槽の設置先が
飲食店などで油脂分が多い場合や、特別な服用薬を飲ん
でいる患者がいて微生物の繁殖が阻害される場合などに
は、浄化槽の初期流動管理や定期検査の頻度を短くした
り、浄化槽の点検項目を増やすなどの処置を適切に行う
必要がある。また、浄化槽毎の過去の記録や、同種製品
の特性などを加味することによって、確実で安価に、浄
化槽の臭気や水質のクレーム等の予防をすることによ
り、浄化槽を設置している顧客の信頼を得ることが可能
になる。特に、浄化槽の「動作(運転)特性データ」と
して、汚水の流入量(頻度)、実使用人員、汚水の汚染
度の内、少なくとも一つのデータで最適化しても良い
し、点検結果データとして、通算運転時間データ、汚泥
堆積量データ、排水汚染度データ、臭気データ、内蔵部
品の摩耗度データといった点検データの内、少なくとも
一つのデータから最適巡回間隔を決定しても良い。ま
た、複数の動作特性データと複数の点検データを組み合
わせて、浄化槽の巡回間隔を最適化すると、より効率的
な浄化槽の巡回頻度を算出することが出来る。
【0016】本発明の第1の特徴に係る構造物の巡回管
理方法において、構造物の巡回ルートとしては、構造物
の位置データと巡回日時以降の一定期間内で点検・維持
管理対象となる構造物とから、一人の作業者が維持管理
可能な構造物の数を限度として、単数又は複数の最適巡
回ルートを提示すると良い。また、作業者の自宅位置
や、作業者の勤務する会社、営業所、出張所など位置デ
ータから、作業開始又は終了する構造物を決定するよう
に最適化しても良い。更には、作業者の勤務時間データ
や勤務日、若しくは巡回ルートの照会やデータ入力が行
われた時間を考慮して、作業員選定及び巡回ルートの最
適化を行うことで、より効率的に多数の構造物の巡回を
行うことが出来る。
【0017】本発明の第2の特徴は、複数の地点にそれ
ぞれ設置された複数の構造物を巡回し、構造物を維持管
理する方法に関する。即ち、本発明の第2の特徴に係る
構造物の巡回管理方法は、記憶された各構造物の位置デ
ータ、又は各構造物間の移動所要時間データを読み出す
段階と、読み出されたデータを用いて演算することによ
り、構造物の巡回ルートを決定する段階と、決定された
巡回ルートを出力する段階と、出力された巡回ルートに
基づき巡回し、構造物を物理的若しくは化学的に点検
し、必要に応じて構造物に対し、物理的若しくは化学的
処理を施す段階とからなる。本発明の第1の特徴と同様
に、「構造物」とは、浄化槽又は除害設備、生ごみ処理
装置、臭気回収設備、化学プラントなどの製造設備、気
象観測装置、事務用品、トンネル、橋梁、テレビ塔、送
電設備等の定期的な、若しくは負荷に応じた不定期な点
検を必要とする設備、備品、建築物等のことである。各
構造物の位置データ、又は各構造物間の移動所要時間デ
ータは、巡回管理支援システムのサーバー若しくは巡回
管理支援装置に内蔵若しくは接続された記憶装置に記憶
しておけば良い。そして、読み出された各構造物の位置
データ、又は各構造物間の移動所要時間データを、巡回
管理支援システムのサーバー若しくは巡回管理支援装置
のCPU等の演算処理部で演算して、各構造物の巡回ル
ートを決定することが出来る。決定された巡回ルート
は、巡回管理支援システムのサーバー若しくは巡回管理
支援装置のブラウン管(CRTディスプレイ)や液晶表
示装置等の表示手段に出力しても良く、プリンタ装置等
により出力しても良い。
【0018】本発明の第2の特徴に係る構造物の巡回管
理方法によれば、構造物の位置データを用いて、巡回管
理支援システムのサーバー若しくは巡回管理支援装置の
CPU等の演算処理部で演算し、一日の作業構造物数が
最大になるように、作業日に維持管理する構造物の選択
と順路を決定することが出来る。「構造物の位置デー
タ」としては、構造物の緯度や経度など2次元的な地理
情報のほか、住所などで分割される大まかなブロック情
報で会っても良いし、構造物間の移動距離、過去に発生
したの構造物間の移動所要時間、移動に伴う費用(交通
費、高速道路代金等)で代用しても良いし、これらを組
み合わせた、移動負荷情報として、巡回管理支援システ
ムのサーバー若しくは巡回管理支援装置に内蔵若しくは
接続された記憶装置に記憶させても良い。また、これら
の構造物位置データの入力は、住所などから入力しても
良いが、GPS端末内蔵の位置測定装置と接続した専用
端末を用いて登録する方法が最も確かな位置データ入力
手段である。また、セルラー話を入力端末として採用す
れば、安価にデータ入力や表示が行えるだけでなく、よ
り簡便に位置データの入力作業を行うことが出来る。こ
の場合、構造物間の移動所要時間などを自動的且つ正確
に把握することが可能となる。また、更に各構造物の動
作特性データ又は過去の点検結果データを用いて、巡回
管理支援システムのサーバー若しくは巡回管理支援装置
のCPU等の演算処理部で演算し、最適な巡回ルートを
決定することも可能である。このことによって、一日で
はなく、ある程度の期間において、効率的に複数の構造
物を巡回し、それぞれの構造物の維持管理を行うことが
出来る。
【0019】本発明の第3の特徴は、各構造物毎に付与
された構造物固有番号に関連つけられた構造物の種類及
び位置データを記憶する固有情報記憶装置と、構造物固
有番号に関連づけられた各構造物の動作特性データ、又
は構造物の過去の点検結果データを記録する変動情報記
憶装置と、作業者の位置データと作業進捗データを記録
する作業進捗記憶装置と、作業者の研修記録データ及び
作業履歴データを記録する作業者情報記憶装置と、変動
情報記憶装置に記憶されたデータを用いて演算し、巡回
頻度を計算する巡回頻度計算手段と、巡回頻度計算手段
によって得られた計算結果と、固有情報記憶装置に蓄え
られた位置データを用いて演算し、構造物の最適巡回順
序を計算する巡回順序計算手段とを備えた巡回管理支援
装置であることである。
【0020】本発明の第3の特徴に係る構造物の巡回管
理支援装置においては、構造物の情報を記憶する為のキ
ーとなる構造物固有番号を割り振り、対象としている構
造物固有番号をもとにして、各々の構造物の位置データ
をはじめとする固定情報と、過去の運転履歴や検査履歴
を記憶する変動情報を、固有情報記憶装置に記憶し、こ
の情報をもとに、次回の構造物の巡回優先度と巡回ルー
トを決定することが出来る。また、作業進捗記憶装置に
よって作業者の管理を行うことが出来る。また、作業者
情報記憶装置により、その構造物の維持管理作業に最適
な作業者の氏名を選ぶことが出来る。また、作業者の位
置データは、作業者が所持する携帯端末装置より取得
し、通信網を介して送信される。更に、偶発的対応事項
発生時に、巡回順序計算手段は、時刻データ、作業者の
勤務時間データ、作業者の位置データ、作業者の技術レ
ベルデータの内、少なくとも一つのデータを用いて演算
し、最適作業者を決定し、最適な巡回ルート計算するこ
とが出来る。本発明の第3の特徴に係る構造物の巡回管
理支援装置は、ブラウン管(CRTディスプレイ)や液
晶表示装置等の表示手段やプリンタ装置等の出力手段を
備えている。従って、決定された巡回間隔(巡回頻
度)、巡回優先度、巡回ルート、作業者の氏名等は、巡
回管理支援装置の表示手段に出力しても良く、プリンタ
装置等により出力しても良い。
【0021】本発明の第3の特徴に係る構造物の巡回管
理支援装置によれば、効率よく作業者を動的に再配置す
ることが出来る。従って、若しくはクレームが入ってき
た場合でも、最短時間で、クレームの質や過去の異常結
果から事態の深刻さを把握して、その事態に対応可能な
作業者を直行させることが出来る。また、当日の巡回ル
ートの最適化をやり直し、作業者全員でこの影響を最小
限にとどめようとする為、点検の効率低下を最小限にと
どめることも出来る。
【0022】本発明の第4の特徴は、複数の地点に設置
された構造物を、巡回点検しながら維持管理を行う巡回
管理支援システムに関する。即ち、本発明の第4の特徴
に係る巡回管理支援システムは、サーバー、携帯端末装
置、サーバーと携帯端末装置を接続する通信網とから構
成されている。ここで、サーバーは、各構造物の種類及
び位置データを記憶する固有情報記憶装置、各構造物の
動作特性データ又は構造物の過去の点検結果データを記
憶する変動情報記憶装置、作業者の位置データと作業進
捗データを管理する作業進捗記憶装置、作業者の研修記
録データ及び作業履歴データを記録する作業者情報記憶
装置、変動情報記憶装置に記憶されたデータから巡回頻
度を計算情報記憶装置に蓄えられた位置データを用いて
演算し構造物の最適巡回順序を計算する巡回順序計算手
段とを備えている。携帯端末装置は、点検結果データを
入力する点検結果入力装置、作業者の位置データを取得
する位置検出装置、及びサーバーからの指示受信装置と
を備えている。
【0023】本発明の第4の特徴に係る構造物の巡回管
理支援システムにおいて、偶発的対応事項発生時に、巡
回順序計算手段が、時刻データ、作業者の勤務時間デー
タ、作業者の位置データ、作業者の技術レベルデータの
内、少なくとも一つのデータを用いて演算し、最適作業
者と最適巡回ルートを決定するようにしても良い。事務
所など特定の場所に設置されたサーバーに支援プログラ
ムを常駐しておけば良い。サーバーは、作業者に持たせ
た携帯端末若しくは携帯端末装置から入力されたデータ
と、これまで蓄積された種々のデータなどをもとに、作
業者の巡回先を動的に再配置する。更に、本発明の第4
の特徴に係る巡回管理支援システムのサーバーは、携帯
端末若しくは携帯端末装置の表示手段を介して、次に作
業者が点検する構造物を動的に指示するとともに、構造
物点検上の確認箇所を指示することが可能である。ま
た、作業者に点検結果データを入力させることで、緊急
対応や点検結果データ洩れが生じないように出きる。作
業者が保持する携帯端末装置としては、本発明に特化さ
せた専用のハードウェアを内蔵するものであっても良い
が、WWWブラウザなどを備えた汎用の携帯端末や携帯
電話などを用いても良い。この場合、プログラム入替に
かかる手間が省けるだけでなく、導入時の初期コストも
抑制することが可能となる。特に、携帯端末としてWW
Wブラウザ機能を有する無線端末や携帯電話を採用した
場合、データ入力の度に有線設備に接続する手間が省く
ことが出来る。更に、携帯端末装置として、セルラー電
話など端末の位置データを特定し易いものを選択する
と、クレームや故障など急な非定常作業(偶発的対応事
項)の発生に対して、最短で直行可能な作業者を容易に
探索することが出来る。更に、他の作業者の現在位置デ
ータを取得して、全作業者に対する、偶発的対応事項の
発生に伴なう、多数の構造物に対する巡回の再最適化を
行い、携帯メールにて変更を通知することも可能とな
る。サーバーが行う処理は、専用通信網を介して各遠隔
端末と接続されたコンピュータによって実現されても良
い。また、WWWサーバーに処理プログラムを常駐、又
は情報処理プログラムを有する情報処理装置をWWWサ
ーバーに接続し、HTML若しくはXMLで表示又はデ
ータ入力させると、複数のサーバーを維持することに比
べて、プログラムの更新が容易になるだけでなく、より
汎用的なアプリケーションプログラムの開発が可能とな
る。
【0024】上記の本発明の第1乃至第4の特徴で述べ
た構造物の巡回管理方法、巡回管理支援装置、巡回管理
支援システムに用いるデータ構造は、コンピュータ読み
取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体をコンピュ
ータシステムによって読み込ませることにより、本発明
の構造物の巡回管理方法を実行し、本発明の巡回管理支
援装置、巡回管理支援システムを動作させることが出来
る。即ち、本発明の第5の特徴は、複数の地点に設置さ
れた構造物を、巡回点検しながら維持管理を行う巡回管
理支援装置に用いるコンピュータ読み取り可能なデータ
構造に関する。このデータ構造は、構造物固有情報ファ
イルと点検結果情報ファイルとから構成されている。こ
こで、構造物固有情報ファイルは、各構造物毎に付与さ
れた構造物固有番号をキー値とし、キー値に関連つけら
れた汚水の流入量データ、実使用人員データ、汚水の汚
染度データの内、少なくとも一つの項目を含むレコード
の集合から構成されている。一方、点検結果情報ファイ
ルは、キー値に関連つけられた通算運転時間データ、汚
泥堆積量データ、汚泥堆積量データ、排水汚染度デー
タ、排水汚染度データ、臭気データ、内蔵部品の摩耗度
データの少なくとも一つの項目を含むレコードの集合か
ら構成されている。
【0025】本発明の第5の特徴に係るデータ構造の点
検結果情報ファイルは、点検が行われる度に蓄積されて
いく。この巡回管理用データ構造を用いることによっ
て、動作特性データとして、汚水の流入量(頻度)、実
使用人員、汚水の汚染度の内、少なくとも一つの情報を
用い、点検結果データとして、通算運転時間データ、汚
泥堆積量データ、汚泥堆積量データ、排水汚染度デー
タ、排水汚染度データ、臭気データ、内蔵部品の摩耗度
データなどの情報をもとにして、巡回頻度、巡回ルート
を決定することが出来る。これらの決定に必要な演算
は、巡回管理支援システムのサーバー若しくは巡回管理
支援装置のCPU等の演算処理部において、実行すれば
良い。
【0026】本発明の第5の特徴に係るデータ構造を記
録する「記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メ
モリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、磁気テープなどのデータ構造を記録す
ることが出来るような媒体などを意味する。具体的に
は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM,
MOディスク、カセットテープ、オープンリールテープ
などが「記録媒体」に含まれる。
【0027】更に、上記の本発明の第3の特徴で述べた
巡回管理支援装置、第4の特徴で述べた巡回管理支援シ
ステムを制御するためのプログラムは、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体をコンピ
ュータシステムによって読み込ませることにより、本発
明の巡回管理支援装置、巡回管理支援システムを動作さ
せることが出来る。即ち、本発明の第6の特徴は、複数
の地点にそれぞれ設置された複数の構造物を巡回点検す
るための巡回管理支援装置を制御するための「巡回管理
支援プログラム」を記録した記録媒体に関する。具体的
には、この「巡回管理支援プログラム」は、(イ)前回
の巡回点検から長期間経過している第1構造物を抽出す
るステップと、(ロ)構造物のうち、定期巡回点検を行
う必要がある第2構造物を抽出するステップと、(ハ)
偶発的対応事項により、緊急巡回点検を必要とする第3
構造物を抽出するステップと、(ニ)第1乃至第3構造
物をマージした第1の構造物リストを作成するステップ
と、(ホ)第1の構造物リストにおいて、作業者の起点
から最も近い構造物である条件(第1条件)あるいは、
第2構造物で、かつ作業者の技術で対応できる構造物で
ある条件(第2条件)の内どちらかを満たす第1の巡回
先構造物を決定するステップと、(ヘ)第1の構造物リ
ストから第1の巡回先構造物を除いた構造物からなる第
2の構造物リストを作成するステップと、(ト)第2の
構造物リストにおいて、作業者の起点からの距離と第1
の巡回先構造物からの距離の和が最も小さい構造物で、
かつ作業者の技術で対応できる構造物である条件(第3
条件)を満たす第2の巡先回構造物を決定するステップ
とからなるプログラムである。更に、本発明の第6の特
徴に係る「巡回管理支援プログラム」は、作業者の労働
時間が規定の最大労働時間に至るまで、上記の(ヘ)第
2の構造物リストを作成するステップと、(ト)第2の
巡回先構造物を決定するステップとからなるループを繰
り返す。
【0028】本発明の第6の特徴に係る「巡回管理支援
プログラム」によれば、最短時間で巡回出来る巡回ルー
トを簡単且つ合理的に決定することが出来る。本発明の
第6の特徴に係る「巡回管理支援プログラム」を記録し
た記録媒体は、第5の特徴と同様なコンピュータの外部
メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、磁気テープなどのデータ構造を記
録することが出来るような媒体などが好適である。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る巡回管理支援システムの
ブロック図である。携帯端末装置1は、設備の維持管理
作業者が所持するセルラー接続が可能である。WWWサ
ーバー2は、携帯端末装置1のデータ端末からの照会に
よって、照会結果を返送する設備の最適巡回ルートを探
索するアプリケーションプログラムを蓄積(常駐)して
いる。インターネット網4は、固定端末(パソコン)3
とWWWサーバー2を接続する回線である。固定端末
(パソコン)3は、事務所などサポートデスクに設置し
ている。PHS網5は、携帯端末装置1とWWWサーバ
ー2を接続する無線電話網である。
【0030】携帯端末装置1は、携帯電話の電話番号な
どのダイヤルスイッチと兼用で、WWWサーバー3への
接続動作だけでなく、サーバーへのデータ登録を可能に
するデータ入力手段13と、PHS網5により受信され
たHTMLで記載されたデータを解釈して表示するWW
Wブラウザ12と、WWWブラウザなどを表示する液晶
ディスプレイなどの表示手段11とから構成されてい
る。また、携帯端末装置1の場所を特定する為に、GP
S端末14が接続されている。
【0031】WWWサーバー2は、回線制御を含む通信
制御を行う通常のサーバーとしての機能に加え、設備巡
回最適化プログラム処理手段21と、設備巡回最適化プ
ログラム処理手段21が参照・保存する為のデータを保
持する情報蓄積手段22と、携帯端末の位置検出手段2
3と、設備データ記憶装置23と、設備間移動データ記
憶装置24と、作業者データ記憶装置25とから構成さ
れている。設備巡回最適化プログラム処理手段21は、
コンピュータシステムのCPU等の演算処理部で構成で
きる。情報蓄積手段22、設備データ記憶装置23、設
備間移動データ記憶装置24及び作業者データ記憶装置
25は、周知の磁気テープ、磁気ドラム、磁気ディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、或いはROM、RA
Mなどの半導体メモリ等を用いた記憶装置である。更
に、WWWサーバー2には、設備巡回最適化プログラム
処理手段21を制御するためのプログラムを記録したプ
ログラム記憶部(図示省略)やプログラムカウンタ等が
備えられている。
【0032】固定端末3は、機能的には携帯端末と同じ
機能を果たすが、大きさや接続の制限がなく、位置デー
タを必要としない固定端末であることから、CRTディ
スプレイなどの表示手段31と、インターネット網4に
より受信されたHTMLで記載されたデータを解釈して
表示するWWWブラウザ32と、キーボード、マウスな
どのデータ入力手段33とから構成されている。また、
WWWブラウザ32としてはパソコンに内蔵される汎用
プログラムの組み合わせで実現されても良い。
【0033】先ず、本発明の第1の実施の形態に係る巡
回管理支援システムの動作を、固定端末3から入力する
場合について説明する。
【0034】(イ)先ず、固定端末3をWWWサーバー
2に接続する。
【0035】(ロ)固定端末3を接続すると同時に、W
WWサーバー2から、HTMLデータで表されるトップ
ページのイメージ図が、固定端末3へ返信される。これ
をWWWブラウザ32がデコードして表示手段31に表
示する。ここで、固定端末3の操作者が、設備の初期情
報などの初期登録データを入力する場合は、このトップ
ページからデータ入力を促すページのリンクを選択する
ことで、WWWサーバー2から初期情報入力ページのイ
メージ図が、固定端末3に返信されてくる。
【0036】(ハ)先ほどの手順と同様に、WWWブラ
ウザ32が、固定端末3の表示手段31に初期情報入力
画面の表示を行うと、固定端末3の操作者が、固定端末
3の画面の指示に従って、設備の位置データ、設備の型
式、作業者の熟練度などのデータを入力する。
【0037】(ニ)固定端末3のデータ入力手段13か
ら送信された入力データは、WWWサーバー2の設備巡
回最適化プログラム処理手段21によって、内部の記憶
形式に変換され、情報蓄積手段22によって所定の記憶
装置に保存される。
【0038】次に、本発明の第1の実施の形態に係る巡
回管理支援システムの動作を、設備の設置先に出向いた
点検・維持管理作業者が、携帯端末装置1から点検デー
タを入力する場合について、説明する。
【0039】(イ)携帯端末装置1から、通常の電話接
続と同じように、所定のアクセスポイントを経由して接
続すると、WWWサーバー2と携帯端末装置1とが接続
される。
【0040】(ロ)携帯端末装置1が回線の接続を確認
すると、携帯端末装置1は、各々の携帯端末に唯一割り
当てられた所定のページに接続する様、WWWサーバー
2にページを依頼する。
【0041】(ハ)WWWサーバー2は、携帯端末装置
1毎に割り当てられたページへのアクセス要求を受ける
と、このページのイメージ図をHTMLで返信する。同
時に、このアクセス要求から、携帯端末装置1の型式、
作業者を特定し、この情報を内部の記憶領域に一時保持
する。
【0042】(ニ)携帯端末装置1は、HTMLで返信
されてくるページのイメージ図を携帯端末装置1に内蔵
されるWWWブラウザ12でデコードし、表示手段11
で、ページイメージを表示する。ここで、作業者がこの
イメージで表示されるデータから、担当する設備に個別
に割り当てられた、設備毎のデータを入力する為の画面
を示すページへのリンクを選択すると、このアクセス要
求がWWWサーバー2に伝達される。
【0043】(ホ)すると、WWWサーバー2からデー
タを入力する為の画面のイメージデータをHTML形式
で、携帯端末装置1に返信する。携帯端末装置1では、
HTMLで返信されてくるページのイメージ図をWWW
ブラウザ12でデコードし、表示手段11で、ページイ
メージを表示する。
【0044】(ヘ)このデータ入力画面の指示に従っ
て、作業者が携帯端末装置1のデータ入力手段13か
ら、点検結果データを入力すると、点検結果データがW
WWサーバー2に伝達される。WWWサーバー2では、
このデータが設備巡回最適化プログラム処理手段21に
よって、内部の記憶形式に変換され、情報蓄積手段22
の所定位置に保存される。ここで、設備巡回最適化プロ
グラム処理手段21が、単なる合否結果だけでなく、点
検結果データに何らかの異常があった場合、携帯端末装
置1に対して、対応方法の指示や追加点検の指示を含む
ページのイメージ図をHTMLで返信する。
【0045】(ト)携帯端末装置1では、このページデ
ータが表示され、携帯端末装置1を保持する作業者が、
点検結果データに関する正常・異常の判定結果を知るこ
とが出来るだけでなく、追加作業の内容まで確認するこ
とが出来る。この状態で、点検作業者が携帯端末装置1
の画面に示されるすべての確認が完了すると、設備巡回
最適化プログラム処理手段21が作業完了を確認して、
作業完了と次回の点検時期、次に向かうべき設備名や位
置データを含む画面データを携帯端末装置1に送信す
る。この結果、携帯端末装置1を操作する作業者には、
管理者(監督者)側からの必要な情報を確実に伝達する
ことが出来る。特に、異常があった場合には、固定端末
3に対して、異常の内容、処置方法、作業者名、処置時
間などを、報知するようにしておけば、固定端末の管理
者にも状況が把握し易くなる。また、データの入力や異
常時の処置方法も、WWWブラウザ12を介して伝達さ
れる為、特別なサービスマニュアルや登録用紙を持たな
くても済ますことが出来るだけでなく、経験が少ない作
業者でも、的確に作業を行うことが出来る。
【0046】最適巡回ルートの探索手段の照会プロセス
について、出向いた点検・維持管理作業者が携帯端末装
置1から照会する場合、携帯端末装置1から、通常の電
話接続と同じように、所定のアクセスポイントから接続
すると、WWWサーバー2と接続され、携帯端末装置1
が回線の接続を確認する。携帯端末装置1は、各々の携
帯端末装置1に唯一割り当てられた所定のページに接続
する様、WWWサーバー2にページを依頼する。WWW
サーバー2は、携帯端末装置1毎に割り当てられたペー
ジへのアクセス要求を受けると、このページのイメージ
図をHTMLで返信するとともに、このアクセス要求か
ら、携帯端末装置1の型式、作業者を特定することが出
来、この情報を内部の記憶領域に一時保持する。携帯端
末装置1は、HTMLで返信されてくるページのイメー
ジ図を携帯端末装置1に内蔵されるWWWブラウザ12
でデコードし、表示手段11で、ページイメージを表示
する。ここで、作業者がこのイメージで表示されるデー
タから、最適巡回ルートを探索するリンクを選択する
と、WWWサーバー2は、携帯端末装置1の位置データ
を、携帯端末位置検出手段を用いて検出して、作業者の
熟練度や要管理の設備のリストと併せて最小の設備間移
動負荷で済むような設備の巡回ルートを検索する。この
検索結果(回答)をイメージデータとして作成し、この
イメージデータをHTMLにて携帯端末装置1に送信す
ることで、作業者は、今後向かうべき設備の位置データ
を的確に把握することが可能となる。
【0047】次に、本発明の第1の実施の形態に係る巡
回管理方法において、クレームによる緊急対応を行う場
合を説明する。
【0048】(イ)固定端末3から入力する場合、固定
端末3をWWWサーバー2に接続する。
【0049】(ロ)固定端末3を接続すると同時に、W
WWサーバー2から、HTMLデータで表されるトップ
ページのイメージ図が、固定端末3に返信される。固定
端末3においては、これをWWWブラウザ32がデコー
ドして、表示手段31に表示する。ここで、固定端末3
の操作者が、このトップページから、緊急対応を実施す
る為の情報を、データ入力を促すページのリンクを選択
することで、WWWサーバー2から緊急対応情報を入力
するページのイメージ図が返信されてくる。
【0050】(ハ)固定端末3の操作者が、この画面の
指示に従って、設備固有番号若しくは、位置データなど
のデータを、データ入力手段13から入力する。
【0051】(ニ)データ入力手段13から送信された
入力データは、WWWサーバー2の設備巡回最適化プロ
グラム処理手段21によって、対象とする設備の情報や
内容を確認する為の画面データを固定端末3にHTML
にて返送する。その後、WWWサーバー2は、固定端末
3から確認の返信がくるのを待って、内部の記憶形式に
変換された、情報蓄積手段22の所定位置に保存された
設備の巡回期限を短縮するとともに、巡回の優先順位を
最高レベルまで引き上げる。
【0052】(ホ)次に、WWWサーバー2の端末位置
検出手段23より、WWWサーバー2は、各携帯端末装
置1の位置を探索し、この内緊急対応可能な携帯端末装
置1のリストと、緊急対応の要求のあった設備の位置デ
ータ、この設備の異常状況や設備の種類から求められる
作業者の熟練度を、情報蓄積手段22より読み出す。更
に、WWWサーバー2は、対象とする設備に最も少ない
負荷で移動可能な携帯端末装置1の選択、若しくは緊急
対応により影響される全作業者の設備間移動負荷が最小
となるような、全携帯端末装置1に対する最適巡回ルー
トの再構築を行う。
【0053】(ヘ)WWWサーバー2は、この巡回計画
を再構築した結果、当日の設備巡回計画に、変更の生じ
た作業者が所持する携帯端末装置1に、巡回ルートの変
更や緊急対応設備の位置データ、異常内容を、電子メー
ルにて報知する。
【0054】(ト)一方、WWWサーバー2では、携帯
端末装置1からの照会要求に応えるだけでなく、携帯端
末装置1の位置データを絶えず受信し、設備間の移動所
要時間や作業時間を算出し、作業者の熟練度や設備間移
動負荷といったデータを、情報蓄積手段22の所定位置
に更新保存する。
【0055】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
巡回管理支援システムの動作の概要を説明するための構
造化チャートである。
【0056】(イ)ステップS161〜S163は、設
備の据付時に現地で、作業者が携帯端末装置1から登録
する項目である:ステップS161は、設置設備の種類
を入力するステップで、WWWサーバー2から送信され
るWWWブラウザ12で表示されている設備型式一覧か
ら、該当する型式を選択させることで設備機種の型式を
入力させる;ステップS162は、設置先の固有情報を
入力するステップで、浄化槽の場合ならば、使用する家
族構成、自宅、店舗などの種別、入居時期、設置業者
名、ディスポーザーの使用有無、ある特定の病気を抱え
た患者の有無などの情報を、WWWサーバー2から送信
されるWWWブラウザ12で表示される画面のガイダン
スに従って入力する;ステップS163は、設備の位置
データを入力する手段で、WWWサーバー2から送信さ
れるWWWブラウザ12で表示される画面のガイダンス
に従って、設備の住所を入力するか、人工衛星から端末
の位置を特定することのできるGPS端末14と接続し
て、端末即ち設備の緯度・経度を直接送信することで代
用しても良い。
【0057】(ロ)ステップS161で入力された設備
機種の型式データは、ステップS164で、設備の種類
毎に関連つけて記憶されている、設備処理能力、特性な
どのデータに変換される。
【0058】(ハ)ステップS165では、ステップS
164で変換したデータと、ステップS162で入力さ
れる設置先固有情報を記録する。その設置先固有情報
と、ステップS163で入力された設備の位置データ
を、個々の設備に割り当てられる設備固有番号と関連つ
けて、図3に示すようなフォーマットで、設備データ記
憶装置23に記憶する。
【0059】(ニ)また、ステップS163で入力され
た設備の位置データは、ステップS166で、比較的近
いエリアにある設備間との距離を算出する。
【0060】(ホ)ステップS167で、図4に示す設
備間距離データテーブルや予測される、設備間移動所要
時間テーブルに登録して、設備間移動データ記憶装置2
4に記憶する。図4(a)は、各設備間の移動所要時間
を示した表で、(b)は、各設備間の距離を示した表で
ある。
【0061】(ヘ)ステップS172は、固定端末3で
操作されるデータで、WWWサーバー2から送信される
WWWブラウザ12で表示される画面のガイダンスに従
って、作業者の登録、即ち氏名、年齢、勤務地、勤務時
間、教育記録、熟練度、使用する携帯端末装置1の電話
番号などの個人情報を入力するプロセスである。ステッ
プS172で入力されたデータは、ステップS168で
作業者番号と関連して、図5に示す作業者熟練度テーブ
ルのフォーマットに変換して、作業者データ記憶装置2
5に記憶する。
【0062】(ト)ステップS180乃至S182は、
作業者が作業開始前に当日巡回する設備の一覧を照会す
る場合に、携帯端末装置1から入力及び出力させるプロ
セスである:ステップS180では、当日作業を行う作
業者の登録や当日担当する地区をWWWサーバー2から
送信されるWWWブラウザ12で表示される画面のガイ
ダンスに従って入力する;ステップS181では、ステ
ップS180で登録された作業者の勤務時間データをス
テップS180と同じように、WWWサーバー2から送
信されるWWWブラウザ12で表示される画面のガイダ
ンスに従って入力する。ステップS180で入力される
作業者名は、各々の携帯端末装置1に唯一割り当てられ
た所定のページへのアクセス情報から携帯端末装置1を
割り出し、この携帯端末装置1の所有者から特定するこ
とで代用することも可能としている;ステップS182
では、地区毎の巡回対象設備、巡回ルートの表示がなさ
れる。
【0063】(チ)所定の照会時のデータ入力が完了す
ると、ステップS174において、設備巡回最適化プロ
グラム処理手段21は、設備データ記憶装置23に蓄積
された設備データから、近日中に要点検となる設備も含
めて、要点検設備のリストアップを、優先順位をつけな
がら行う。
【0064】(リ)ステップS177では、ステップS
174でリストアップされた要点検設備のリストに対し
て、ステップS180で入力された作業者名から、作業
者データ記憶装置25に保存されている作業者熟練度や
設備点検の資格の有無、勤務地情報などを読み出す。更
に、その後、設備データ記憶装置23に保持されている
設備の位置データを読み出す。照会してきた作業者の勤
務地の近傍で且つ、照会してきた作業者が点検可能な設
備の種別に合致する設備を、ステップS174で出力さ
れる要点検設備のリストから選別し、対象作業者が作業
可能な設備のリストとなるように絞込みを行う。
【0065】(ヌ)設備巡回最適化プログラム処理手段
21は、ステップS175では、設備データ記憶装置2
3から得られる過去の点検データから、個々の設備デー
タの平均保守時間、若しくは予測保守時間を算出する。
【0066】(ル)ステップS176では、設備巡回最
適化プログラム処理手段21は、ステップS177で算
出された点検対象設備の候補と、ステップS175で算
出された個々の設備の点検時間と、設備間移動データ記
憶装置24から読み出される予測平均移動所要時間、移
動距離とから、組み合わせと点検ルートをシミュレーシ
ョン計算する。この場合、設備巡回最適化プログラム処
理手段2は、点検の優先度の高い設備をもらさず、且つ
照会してきた作業者の勤務時間データ内に、出来るだけ
多くの設備が点検できるような組み合わせと点検ルート
を計算する。この結果は、前述したステップS182に
て、WWWブラウザ12の表示データに変換され、携帯
端末装置1の表示手段で表示される。これらの設備巡回
最適化プログラム処理手段21による処理プロセスで
は、個々の作業者が、個別に照会した度に作業者登録を
行い、巡回する設備の最適化の計算を行っているが、当
日作業する全作業者のリストを固定端末3からあらかじ
め、一括入力しておくとなお良い。即ち、設備巡回最適
化プログラム処理手段21においては、この全作業者リ
ストと要点検設備のリストから、優先順位の高い設備を
もらさず、対象としている設備を点検・処置可能な作業
者の的確な割り当てを、個々の作業者の勤務時間データ
や勤務地・居住地とから、全作業員の合計として、その
移動負荷が最小となる条件、点検可能な設備の数が最大
となる条件、若しくは次回、次々回の点検も含めた特定
期間内の全移動負荷が最小となる条件で、最適化を行う
ようにもプログラムされている。この為、この設備巡回
最適化プログラム処理手段21の機能を使用すると、よ
り効率的に巡回ルートの割り付けを行うことが出来る。
【0067】(ヲ)次に、設備の設置された場所での設
備点検を行う場合、作業開始に先立って、携帯端末装置
1から、通常の電話接続と同じように、所定のアクセス
ポイントを介してWWWサーバー2に接続する。
【0068】(ワ)WWWサーバー2は、携帯端末装置
1毎に割り当てられたページへのアクセス要求を受ける
と、このページのイメージ図をHTML形式で返信する
とともに、このアクセス要求から、携帯端末装置1の型
式、作業者を特定し、接続を確立する。
【0069】(カ)接続が確立されると、ステップS1
84が起動され、携帯端末装置1に設備固有番号の入力
を要求する。携帯端末装置1を操作する作業者から、設
備固有番号が入力されると、ステップS184は、対象
としている設備の設備データ日23に保管されている過
去の設備点検記録から必要とされる点検項目や、設備の
型式に固有の点検項目を、その巡回管理方法や判断基準
とともに、WWWブラウザ12で携帯端末装置1に表示
させながら、作業者に必要な点検項目とその点検結果デ
ータを順次入力させるよう促す。このときに入力させる
点検項目は、例えば、図3に示すような項目である。図
3(b)に示した浄化槽の場合では、処理水の透明度、
臭気強度、PH、汚泥の蓄積量、BOD、化学的酸素要
求量(COD)、浮遊物質量(SS)、全窒素(T−
N)、スカムの発生有無、消毒剤の有無などが、固有の
項目として挙げられる。また、点検の結果、若しくは、
点検によって行わなければならない維持管理処置として
は、消毒剤の投入、ブロアの清掃、浄化槽活性剤の投
入、逆洗浄タイマーの再設定、汚泥の引抜きなどの処理
がある。また、特に、点検結果データに異常があった場
合には、携帯端末装置1に対して、異常の種類とその処
置方法をWWWブラウザ12のイメージデータで指示す
る。同時に、固定端末3に対して、異常の内容、処置方
法、作業者名、処置時間などを報知する。更に、作業者
がこのページにアクセスしながらデータを入力している
間、ステップS184では、一つ前の設備から、本設備
まで移動するのにかかった設備間移動所要時間を、前回
のWWWページアクセス終了から、今回のアクセス開始
までの時間で算出し、今回のWWWページへの接続時間
から、作業時間を測定する。
【0070】(ヨ)ステップS178では、上記のステ
ップでS184入力された点検結果データを、設備デー
タ記憶装置23に蓄積されている過去の点検結果データ
の末尾に追加する。
【0071】(タ)ステップS179では、ステップS
184で計算された設備間移動所要時間を、設備間移動
データ記憶装置24に記憶された過去のデータとの比較
を行う。比較の結果、異常値でなければ、過去のデータ
との移動集計を行って、設備間移動データ記憶装置24
に記録する。
【0072】(レ)ステップS183では、ステップS
184で計算された作業時間や、作業の難易度、対象と
している設備の通算点検回数、異常処理作業の実施有無
などから、作業者データ記憶装置25に記録された各々
の作業者の熟練度を更新する。この結果、次回の巡回時
に必要な設備間移動所要時間といった移動負荷や、作業
者の熟練度を常に最新の値に更新して次回の巡回計画を
最適にたてることが出来るだけでなく、異常な作業時間
や移動所要時間がかかった場合には、携帯端末装置1を
保持する作業者に対して、注意を喚起することも出来る
為、作業者の行動を常に監視、是正を促すことも出来
る。
【0073】(ソ)設備の管理会社に緊急のサービスコ
ールが入った場合、固定端末3より、WWWサーバー2
に格納された、ステップS173を呼び出す。ステップ
S173は、対象としている設備固有番号や異常の内
容、連絡者、主な経過などの入力をWWWブラウザ32
よりさせる。そして、これらデータを設備データ記憶装
置23に追加しておくとともに、このコールに対応可能
な追加作業者の投入可否を、固定端末3のオペレータに
確認する。追加作業者の投入が可能な場合は、当日構築
した設備巡回のルート変更といったデータの再構築は行
わないが、追加作業者の投入が不可能な場合は、ステッ
プS174〜S177に対して、最適巡回ルートの再構
築を促す。即ち:先ず、ステップS174では、対象と
している設備を要点検設備としてリストアップするとと
もに、その設備の優先順位を一番高いものの一つに加
え、要点検設備のリストを更新する;これを受けたステ
ップS177では、当日の全登録作業者のリストから、
既に作業完了した設備、若しくは作業中の設備を対象リ
ストから除外するとともに、各々の作業者に対して、リ
ストアップされた要点検設備に対する作業可能な設備の
リストを作成する;ステップS176では、優先順位の
高い設備をもらさず、対象としている設備を点検・処置
可能な作業者の的確な割り当てを、個々の作業者の現在
位置、当日の勤務時間や勤務地・居住地とから、全作業
員の合計として、最も最適となるような巡回ルートの再
シミュレーション計算を行う。このときのシミュレーシ
ョンでは、その移動負荷が最小となる条件、点検可能な
設備の数が最大となる条件、変更の影響を受ける作業者
の数を最小となる条件、緊急対応の要請があった設備へ
の巡回が最短になる条件などを緊急度に応じて自動選択
して、最適な巡回ルートの再構築を行うようにしてい
る。この結果、当日の巡回ルートに変更が生じた作業者
には、携帯端末装置1に対して、ルート変更の指示を電
子メールとWWWブラウザ12で伝達する。
【0074】図6乃至図8に、図2のステップS174
の要点検設備のリストアップ処理のフローチャートを示
す: (a)先ず、ステップS101において、前回点検した
設備から2ヶ月以上経過した設備(第1構造物)を選び
リストAを作成する; (b)次にステップS102において、要監視の設備の
内、1ヶ月以内に点検すべき設備(第2構造物)を選び
リストBを作成する; (c)ステップS103において、緊急クレームが入り
緊急巡回点検が必要となった設備(第3構造物)を選
び、リストCを作成する; (d)ステップS104において、ステップS101乃
至ステップS103で作成されたリストA乃至C全体を
点検期限の近いもの順に並び換え(第1乃至第3構造物
をマージし)リストD(第1の構造物リスト)を生成す
る; (e)ステップS105において当日作業人員リストか
ら作業人員Nを計算する; (f)ステップS106において、リストDからN*L
件の設備をリストDの上位から抽出し、リストEを生成
する。ここで、Lは、一人が1日で点検可能な設備数の
1.2〜1.5倍とする; (g)ステップS107において、k=1を設定し、初
期化する。ここでkはカウンタの代数である; (h)ステップS108において、k番目の作業者を作
業データ記憶装置より読み出す; (i)ステップS109において、J及びリストE
(k)を初期化する。ここで、Jは積算時間である; (j)ステップS110において、作業者の起点データ
を読み出す; (k)ステップS111において、作業者の起点から最
も近い構造物である条件(第1条件)、若しくは緊急対
応が必要な設備(第2構造物)でこの作業者がメンテナ
ンス可能な設備である条件(第2条件)の内どちらかを
満たす「第1の巡回先構造物」を決定する; (l)ステップS112において、選択した設備(第1
の巡回先構造物)をリストE(k)に加え、第1の構造
物リストから第1の巡回先構造物を除いた構造物からな
る第2の構造物リストを作成する; (m)ステップS113において、作業者の起点からの
移動所要時間と平均点検時間をJに加算する; (n)ステップS114において、第2の構造物リスト
において、作業者の起点からの距離と、現設備(第1の
巡回先構造物)からの距離の和が最も小さく、この作業
者がメンテナンス可能な設備である条件(第3条件)を
満たす設備(「第2の巡回先構造物」)を決定する; (o)ステップS115において、選択した設備(第2
の巡回先構造物)をリストE(k)に加える; (p)ステップS116において、選択した設備(第2
の巡回先構造物)までの移動所要時間と保守時間をJに
加算する; (q)ステップS117において、Jに起点間での戻り
時間を加えたものが作業者の規定の一日の最大労働時間
以内であるか否か判定を行う。例えば、規定の一日の最
大労働時労働時間を8時間とする。8時間以内でなかっ
た場合は、ステップS114に戻り、再び巡回するべき
設備の選択を行う。即ち、規定の最大労働時間(8時
間)に至るまで、ステップS114からステップS11
7に至るループを繰り返し、一日に処理可能な巡回先構
造物を決定する; (r)労働時間内の場合は、ループを終了し、ステップ
S118に進む。ステップS118において、kを一つ
インクリメントする; (s)ステップS119において、kが、その事業所の
作業者の総数を越えているか否かを判定する。kが事業
所の作業者の総数を越えていない場合は、ステップS1
08に戻って、次の作業者の巡回設備の選択を行う; (t)kが事業所の作業者の総数に一致した場合は、ス
テップS120に進む。ステップS120において、リ
ストE(k)を、記憶装置に蓄積(記憶)する。また、
必要に応じて、リストE(k)をプリンタ等の出力手段
から出力し、要点検設備(構造物)のリストアップ処理
を終了する。
【0075】図6乃至図8に示すフローチャートに従っ
て、その事業所のすべての作業者が、最も効率よく、一
日に巡回すべき設備(構造物)とその巡回ルートが、簡
単に決定出来る。
【0076】なお、図6乃至図8に示すフローチャート
に示した本発明の要点検設備(構造物)のリストアップ
処理方法を実現するためのプログラムは、コンピュータ
読取り可能な記録媒体に保存しておいてもよい。この記
録媒体を、図1に示した本発明の第1の実施の形態に係
る巡回管理支援システム(コンピュータシステム)によ
って読み込ませ、プログラム記憶部(図示省略)に格納
し、このプログラムを処理制御部で実行して本発明の巡
回管理支援システムを制御することもできる。ここで、
記録媒体とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、
磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テー
プなどのプログラムを記録することができるような記録
媒体などが含まれる。
【0077】図9及び図10は、本発明の第1の実施の
形態に係る巡回管理支援システムを構成している携帯端
末装置1におけるWWWブラウザ12及び固定端末(パ
ソコン)3におけるWWWブラウザ32において表示さ
れるウェブページのコンテンツを示す図である。
【0078】(a)固定端末3からは先ず、ステップS
301において、当日に作業する作業者の名前とそれぞ
れの勤務時間の一覧を、WWWブラウザ32のトップペ
ージにおいて、参照することが出来る。
【0079】(b)固定端末3側のトップページにおい
て、ボタンB01をクリックすると、ステップS303
において、作業者Aの巡回する設備の位置を示すコンテ
ンツにリンクし、設備の位置を示す地図ページが表示さ
れる。また、作業者Aが持つ携帯端末装置1からは先
ず、ステップS302において、トップページが開かれ
る。この携帯端末装置1からのトップページには、「今
日のルート」を表示するボタンB02及びオンラインマ
ニュアルを表示する「How to Check」ボタンB03が表
示される。携帯端末装置1からのトップページにおい
て、ボタンB02をクリックすると、ステップS303
において、作業者Aの巡回する設備の位置を示す地図ペ
ージが表示される。地図ページ上では、作業者Aが巡回
する設備が、巡回順路と共に地図上に表示される。既に
巡回が終わった設備については、地図ページの地図上の
マークが薄く表示される。また、地図ページには、拡大
縮小する為のボタンも設置している。地図ページの画面
右側には、それぞれの設備の詳細情報が、巡回順路順に
表示されており、巡回が終了した設備については、ボタ
ンが無効化され選択できなくなっている。また、次に巡
回する設備が、地図ページの画面の最も上に表示される
ように、スクロールバーが調整されている。
【0080】(c)次に巡回する「ア邸」の詳細情報を
閲覧する場合、ステップS303で開いたページ上で、
ボタンB04をクリックすると、ステップS304にお
いて、設備の詳細情報と、過去2〜3回の点検結果デー
タが示された詳細情報閲覧ページを参照することが出来
る。「イ邸」,「ウ邸」,・・・・・・・についても、同様に
リンクしたコンテンツとして、それぞれの設備の詳細情
報と、過去2〜3回の点検結果データの詳細情報閲覧ペ
ージを参照することが出来る。
【0081】(d)「ア邸」の詳細情報閲覧ページにお
いて、確認ボタンB05をクリックすると、ステップS
305において、「ア邸」の今回の点検結果データを入
力できる点検結果入力ページが表示される。ここでは、
各点検項目について、プルダウンメニューから選択でき
るようになっている。「ア邸」の点検が終了し、このデ
ータをWWWサーバー2に送信する場合は、点検結果入
力ページのボタンB08の入力完了ボタンをクリックす
る。また、点検結果入力ページのボタンB07をクリッ
クすることによって、今回入力した「ア邸」の処理をキ
ャンセルし、ステップS302の画面に戻ることが出来
る。
【0082】(e)また、重大なトラブルが発見された
場合は、点検結果入力ページのボタンB06のトラブル
ボタンをクリックすると、ステップS309において、
トラブル入力ページが表示される。トラブル入力ページ
では、トラブルが発生した場所(「ア邸」)が自動的に
設定され、トラブル入力ページに設けられたテキストボ
ックスに、トラブル事象を自由に記入できる。また、チ
ェック項目に対してのプルダウンメニューを用意し、ド
ロップダウンリストから選択をし、トラブル事象を記入
するようにすれば、作業者の作業を軽減することが出来
る。トラブル入力ページの送信ボタンB11をクリック
すると、このトラブル情報がWWWサーバー2に送信さ
れる。
【0083】(f)また、ステップS302のトップペ
ージにおいて、「How to Check」ボタンB03をクリッ
クした場合、ステップS306において、各作業項目に
ついてボタンが設置されている作業項目ページが表示さ
れる。
【0084】(g)この作業項目ページにおいて、ボタ
ンB09をクリックすると、ステップ307において、
生物濾過槽の処理方法についてのオンラインマニュアル
を示すコンテンツが表示される。作業者は、この生物濾
過槽の処理方法に施すことが出来る。
【0085】(h)また、作業項目ページにおいて、ボ
タンB10をクリックすると、ステップS308におい
て、処理水槽・消毒槽の処理方法についてのオンライン
マニュアルを示すコンテンツが表示される。作業者は、
この処理水槽・消毒槽の処理方法についてのオンライン
マニュアルを見ながら、処理水槽・消毒槽の物理的/化
学的処理を施すことが出来る。
【0086】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る構造物の巡回管理方法を説明する。ここで
は、本発明の構造物として浄化槽を説明する。
【0087】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
る構造物としての浄化槽の部分破断鳥瞰図である。図1
1に示すように、第2の実施の形態に係る浄化槽は、嫌
気濾床槽第一室91、この嫌気濾床槽第一室91に隣接
した嫌気濾床槽第二室92、この嫌気濾床槽第二室92
に隣接した生物濾過槽93、この生物濾過槽93に隣接
した処理水槽94、この処理水槽94に隣接した消毒槽
95及び各部屋に導入された空気配管96とから構成さ
れている。嫌気濾床槽第一室91及び嫌気濾床槽第二室
92は、濾材が充填されており、汚水中の栄養基質を濾
材表面に形成された嫌気性菌により分解する機能を有す
る。嫌気濾床槽第一室91は固液分離槽であってもよ
い。生物濾過槽93には、図示を省略したブロア(送風
機)から空気配管96を介して空気が送られる。そし
て、この空気を送られることにより、生物濾過槽93
で、ポリエチレン担体等の担体に付いた好気性微生物が
汚水中の有機物を分解し、BODを低減する。処理水槽
94は、生物濾過槽93の処理水を消毒槽95に移流す
る。消毒槽95は、処理水を消毒剤で滅菌し、浄化槽外
に放流する。消毒槽95には越流堰がなく、処理水槽9
4の水は消毒槽95に設けた移流口(図示省略)から流
入し、消毒剤と接触して滅菌される。空気配管96は、
図示を省略するが循環用バルブと切り替えバルブにより
構成されている。循環用バルブは、処理水を嫌気濾床槽
第一室91に循環する装置で、エアリフトポンプを採用
している。循環水量はバルブで設定できる為、水量の調
節がしやすくなっている。また、エアリフトポンプは1
日1回空気により自然洗浄される。切り替えバルブは、
生物濾過の手動逆流時に操作する。
【0088】この浄化槽を用いて汚水を浄化するときの
フローチャートを図12に示す。
【0089】(イ)先ず浄化槽内に流出した汚水は、ス
テップS201において嫌気濾床槽第一室91で洗浄さ
れる。そして、汚水中の栄養基質を、嫌気濾床槽第一室
91の濾材表面に形成された嫌気性菌により分解する。
【0090】(ロ)そして、汚水は、ステップS202
において嫌気濾床槽第二室92に導入される。嫌気濾床
槽第二室92においては、汚水中の栄養基質を、濾材表
面に形成された嫌気性菌により、更に分解する。
【0091】(ハ)嫌気性菌により分解された汚水は、
ステップS203において、生物濾過槽93に導入され
る。生物濾過槽93には、ブロア(送風機)で空気が送
られ、ポリエチレン担体に付いた好気性微生物により汚
水中の有機物を分解し、BODを低減させる。
【0092】(ニ)BODを低減させた汚水は、ステッ
プS204において処理水槽94に導入される。処理水
槽94においては、消毒槽に移流されるまでの間、生物
濾過槽で浄化された汚水を溜めておく。
【0093】(ホ)ステップS205において、処理水
槽94の水を、消毒槽95に設けた移流口(図示省略)
から流入し、消毒剤と接触して滅菌する。こうして、滅
菌された処理水槽94の水は、消毒槽95を経て、浄化
槽外に流出される。
【0094】(ヘ)また、ステップS203において、
有機物を分解した生物濾過槽93の汚水は、ステップS
206において、逆流エアリフトポンプにより循環用バ
ルブを介して、嫌気濾床槽第一室91に循環される。即
ち、ステップS201の汚水中の栄養基質を嫌気性菌に
より分解する工程が繰り返される。
【0095】(ト)また、ステップS204の処理水槽
94の汚水は、ステップS207において、循環エアリ
フトポンプにより、切り替えバルブを介して、嫌気濾床
槽第一室91に循環される。即ち、ステップS201の
工程が繰り返される。
【0096】本発明の第2の実施の形態に係る構造物
(浄化槽)の巡回管理方法は、第1の実施の形態に係る
構造物の巡回管理方法と同様に、複数の地点にそれぞれ
設置された複数の浄化槽を巡回し、この浄化槽を維持管
理する方法である。即ち、本発明の第2の実施の形態に
係る構造物の巡回管理方法は、(イ)巡回管理支援装置
(サーバー)の記憶装置(システム構成図は第1の実施
の形態と同様である。)に記憶された各浄化槽の動作特
性データ、過去の点検結果データ、各浄化槽の位置デー
タ、各浄化槽間の移動所要時間データを読み出す段階
と、(ロ)読み出されたこのデータを用いて演算するこ
とにより、各浄化槽のそれぞれの巡回間隔、複数の浄化
槽の間における巡回優先度、浄化槽の巡回ルートを決定
する段階と、(ハ)決定された巡回間隔、複数の浄化槽
の間における巡回優先度、浄化槽の巡回ルートを出力す
る段階と、(ニ)出力された巡回間隔、複数の浄化槽の
間における巡回優先度、浄化槽の巡回ルートに基づき、
作業者が各浄化槽を巡回する段階とから少なくとも構成
されている。
【0097】それぞれの浄化槽において、作業者は、浄
化槽を物理的及び化学的に点検する。そして、必要に応
じて浄化槽に対し、物理的及び化学的処理を施す。この
浄化槽の物理的及び化学的点検は、例えば、A「使用状
況の点検」、B「一般点検」、C「水質点検」、D「汚
泥測定」、E「装置点検」と大分される。
【0098】A. 使用状況の点検では、巡回した作業
者は、以下のような項目を物理的(電気的・機械的)及
び化学的に点検する。
【0099】(第1項目)好気性バクテリアを繁殖させ
るためブロア(送風機)の電源は切らない連続運転がさ
れているか否か; (第2項目)劇薬使用の禁止が守られているか否か。例
えば、浴室用カビ取り剤等の薬品の使用は出来るだけ避
ける必要がある。また、便器洗浄に塩酸系等の劇薬は使
わないようにされているか否か; (第3項目)異物の投入禁止の禁止が守られているか否
か。台所から出る調理くず、残飯、天ぷら油等は別処理
し、絶対に流さないようにされているか否か; (第4項目)不溶解性物の使用・投入禁止が守られてい
るか否か。トイレットペーパーは専用(溶解性)のもの
を使用し、紙おむつ、ティッシュペーパー、衛生用品等
は流さないようにされているか否か; (第5項目)洗濯潜在の適量使用の禁止が守られている
か否か。洗剤は、出来るだけ無リン系のものを適量使用
するようにされているか否か。
【0100】作業者は、これらの点検後、上記の第1〜
第5項目の点検結果のデータを、各構造物毎に付与され
た構造物固有番号と共に、作業者が携帯する携帯端末装
置1に入力する。そして、点検結果のデータは、携帯端
末装置1からPHS網5によってWWWサーバー2に送
信される。WWWサーバー2では、構造物固有番号をキ
ー値とし、キー値に関連つけられた使用状況の点検の第
1〜第5項目のレコードを設備データ記憶装置23に記
憶させる。また、使用状況の点検の結果が正当であるか
どうかをWWWサーバー2が判断する。そして、WWW
サーバー2は、使用状況の点検の結果が正当であるかど
うかの結果、及びその後の物理的(電気的・機械的)及
び化学的処理の指示を作業者に伝達する。
【0101】B. 一般点検では、巡回した作業者は、
以下のような項目を物理的(電気的・機械的)及び化学
的、若しくは生物学的に点検する。
【0102】(第1項目)悪臭の点検:浄化槽周辺の悪
臭の有無や臭いの強さを確認する; (第2項目)騒音・振動の点検:ブロアや浄化槽から異
常音や振動が発生していないかチェックする; (第3項目)配管系統の点検:配管中、汚水マスに異物
・汚物が退席していないか、勾配がとれているかをチェ
ックする; (第4項目)衛生害虫の点検:濾内に発生するハエ・蚊
等の害虫の発生の有無を確認する。
【0103】作業者は、これらの点検後、上記の第1〜
第4項目の点検結果のデータを、点検した構造物固有番
号と共に、携帯端末装置1に入力する。そして、一般点
検の点検結果のデータは、携帯端末装置1からPHS網
5によってWWWサーバー2に送信される。WWWサー
バー2では、構造物固有番号をキー値とし、キー値に関
連つけられた一般点検の第1〜第4項目のレコードを設
備データ記憶装置23に記憶させる。また、一般点検の
結果が正当であるかどうかをWWWサーバー2が判断す
る。そして、WWWサーバー2は、一般点検の結果が正
当であるかどうかの結果、及びその後の物理的(電気的
・機械的)及び化学的、若しくは生物学的処理の指示を
作業者に伝達する。
【0104】C. 水質点検では、巡回した作業者は、
以下のような項目を物理的(電気的・機械的)及び化学
的に点検する。
【0105】(第1項目)残留塩素の点検:消毒効果を
確認する検査で、塩素が検出されれば正常である; (第2項目)透視度の点検:処理水の透視度を調べる。
通常30cm以上の透視度が良好とされる; (第3項目)色相の点検:放流水が濁っていないかを確
認する; (第4項目)臭気の点検:放流水はほとんど無臭であ
る。臭う場合は、ばっ気停止等の運転状況や使用上の問
題等が考えられる; (第5項目)DO(溶存酸素)の点検:生物濾過槽93
内に十分に空気が送られているかを調べる; (第6項目)水温の点検:槽内の水温が適温かどうかを
測定する; (第7項目)PH(水素イオン濃度)の点検:放流水の
PHは通常6.5〜8.0が良好である。中性の場合
は、PHが7.0である; (第8項目)亜硝酸性窒素の点検:処理水が水質検査で
ピンク色になれば、ばっ気処理された証拠で正常である
ことが確認できる。
【0106】作業者は、これらの点検後、上記の第1〜
第8項目の点検結果のデータを、点検した構造物固有番
号と共に、携帯端末装置1に入力する。そして、水質点
検の点検結果のデータは、携帯端末装置1からPHS網
5によってWWWサーバー2に送信される。WWWサー
バー2では、構造物固有番号をキー値とし、キー値に関
連つけられた水質点検の第1〜第8項目のレコードを設
備データ記憶装置23に記憶させる。また、水質点検の
結果が正当であるかどうかをWWWサーバー2が判断す
る。そして、WWWサーバー2は、水質点検の結果が正
当であるかどうかの結果、及びその後の物理的(電気的
・機械的)及び化学的処理の指示を作業者に伝達する。
【0107】D. 汚泥測定では、巡回した作業者は、
以下のような項目を物理的(電気的・機械的)及び化学
的に測定・点検する。
【0108】(第1項目)嫌気濾床槽の測定:底部の汚
泥溜まりやスカムの溜まり等を測定し、清掃の目安にす
る。また、濾床への汚泥の付着、閉塞の確認を行う; (第2項目)生物濾過槽の測定:濾材押え板上の汚泥発
生を確認し、目詰まりを除去する; (第3項目)処理水槽・消毒槽の測定:底部の汚泥溜ま
りを確認する。
【0109】作業者は、これらの点検後、上記の第1〜
第3項目の測定・点検結果のデータを、点検した構造物
固有番号と共に、携帯端末装置1に入力する。そして、
汚泥測定の測定・点検結果のデータは、携帯端末装置1
からPHS網5によってWWWサーバー2に送信され
る。WWWサーバー2では、構造物固有番号をキー値と
し、キー値に関連つけられた汚泥測定の第1〜第3項目
のレコードを設備データ記憶装置23に記憶させる。ま
た、汚泥測定の結果が正当であるかどうかをWWWサー
バー2が判断する。そして、WWWサーバー2は、汚泥
測定の結果が正当であるかどうかの結果、及びその後の
物理的(電気的・機械的)及び化学的処理の指示を作業
者に伝達する。
【0110】E. 装置点検では、巡回した作業者は、
以下のような項目を物理的(電気的・機械的)及び化学
的に点検する。
【0111】(第1項目)タイマーの点検:ブロアに付
属しているタイマーの時刻データ、手動逆流スイッチ、
自動逆流の開始・終了時刻設定のチェックを行う; (第2項目)ブロアの点検:エアフィルタの掃除、ダイ
ヤフラム等の消耗部品を点検し、必要に応じて交換す
る; (第3項目)エア配管の点検:エア洩れ、オリフィスへ
の異物の詰まり等をチェックする; (第4項目)消毒槽の点検:薬剤等の消毒剤が溶けて処
理水を消毒しているかを確認する; (第5項目)消毒剤の投入の点検:浄化槽の処理水を消
毒する為、定期的に薬剤筒に補充する; (第6項目)生物濾過槽の点検:ばっ気に偏りがない
か、水位の異常上昇がないかなどのチェックと担体(濾
材)のチェックを行う; (第7項目)循環装置の点検:循環用バルブの設定を確
認し、移送量の測定を行う; (第8項目)循環水・逆潜水移送管の点検:移送管内の
汚泥の付着を確認し、管内の掃除を行う; (第9項目)逆洗装置の点検:タイマーの手動逆流スイ
ッチを操作して空気洗浄状態をチェックし、更に逆洗排
水量を確認する; (第10項目)嫌気濾床槽第一室及び嫌気濾床槽第二室
の点検:異常な水位上昇(形跡)がないことを確認す
る。
【0112】作業者は、これらの点検後、上記の第1〜
第10項目の点検結果のデータを、点検した構造物固有
番号と共に、携帯端末装置1に入力する。そして、装置
点検の点検結果のデータは、携帯端末装置1からPHS
網5によってWWWサーバー2に送信される。WWWサ
ーバー2では、構造物固有番号をキー値とし、キー値に
関連つけられた装置点検の第1〜第10項目のレコード
を設備データ記憶装置23に記憶させる。また、装置点
検結果が正当であるかどうかをWWWサーバー2が判断
する。そして、WWWサーバー2は、装置点検の結果が
正当であるかどうかの結果、及びその後の物理的(電気
的・機械的)及び化学的処理の指示を作業者に伝達す
る。
【0113】特定の浄化槽における物理的(電気的・機
械的)及び化学的、若しくは生物学的点検と、対応する
物理的(電気的・機械的)及び化学的、若しくは生物学
的処理が終了すると、作業者は、巡回管理支援装置が出
力した巡回ルートに従い、次ぎの浄化槽に移動する。次
ぎの浄化槽に作業者が到達すると、作業者は、再び浄化
槽を物理的(電気的・機械的)及び化学的、若しくは生
物学的に点検する。そして、必要に応じて、この浄化槽
に対し、物理的(電気的・機械的)及び化学的、若しく
は生物学的処理を施す。こうして、浄化槽の維持・点検
が、所定の巡回ルートに従って、予定が終了するまで続
けられる。
【0114】(その他の実施の形態)上記のように、本
発明は第1乃至第2の実施の形態によって記載したが、
この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定す
るものであると理解すべきではない。この開示から当業
者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明
らかとなろう。
【0115】携帯端末装置1の位置データを取得する場
合、携帯端末装置1にGPS端末を接続しても良いし、
携帯端末装置1にGPSチップを内蔵しても良い。或い
は、携帯端末装置1にPHSを使用する場合、PHSの
位置を示すセル情報から携帯端末装置1の位置を特定し
ても良い。
【0116】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。した
がって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特
許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められ
るものである。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、複数の場所で作業をす
るときに、移動所要時間を最短にする最も効率的な巡回
順路を設定し、構造物点検にかかる費用を最小化するこ
とのできる巡回管理支援システム、巡回管理支援方法及
び巡回管理支援装置を提供することが出来る。
【0118】また、本発明によれば、トラブル発生確率
の推移を予測し、トラブルを未然に防げるように、設備
・建築物等の構造物の点検を行う時期を決定することの
できる巡回管理支援システム、巡回管理支援方法及び巡
回管理支援装置を提供することが出来る。
【0119】また、本発明によれば、監督者やマネージ
ャが、作業者の作業進捗データを容易且つ包括的且つ詳
細に把握することのできる巡回管理支援システム、巡回
管理支援方法及び巡回管理支援装置を提供することが出
来る。
【0120】また、本発明によれば、クレーム発生など
で緊急に作業者を派遣する場合に、クレーム対処の難易
度や作業者の現在地から、最適な作業者を派遣すること
を可能にし、クレーム対応による点検の効率低下を最小
限にとどめることのできる巡回管理支援システム、巡回
管理支援方法及び巡回管理支援装置を提供することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る巡回管理支援
システムのブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る巡回管理支援
システムの動作の概要を説明するための構造化チャート
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る巡回管理支援
システムの設備データ記憶装置に記録されるデータ構造
のフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る巡回管理支援
システムの設備間移動データ記憶装置に記録されている
各設備の移動所要時間及び距離を示した表である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る構造物の巡回
管理方法に用いる作業者熟練度テーブルの例を示す図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る構造物の巡回
管理方法における要点検設備のリストアップ処理のフロ
ーチャートである。(その1)
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る構造物の巡回
管理方法における要点検設備のリストアップ処理のフロ
ーチャートである。(その2)
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る構造物の巡回
管理方法における要点検設備のリストアップ処理のフロ
ーチャートである。(その3)
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る構造物の巡回
管理方法におけるWWWブラウザで閲覧するウェブペー
ジのコンテンツを示す図である。(その1)
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る構造物の巡
回管理方法におけるWWWブラウザで閲覧するウェブペ
ージのコンテンツを示す図である。(その2)
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る構造物の巡
回管理方法における浄化槽の構造を示す部分破断鳥瞰図
である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る構造物の巡
回管理方法において、浄化槽で汚水を浄化するときの、
汚水の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯端末 2 WWWサーバー 3 固定端末(パソコン) 4 インターネット網 5 PHS網 11 表示手段 12 WWWブラウザ 13 データ入力手段 14 GPS端末 21 設備巡回最適化プログラム 22 情報蓄積手段 23 設備データ記憶装置 24 設備間移動データ記憶装置 25 作業者データ記憶装置 91 嫌気濾床槽第一室 92 嫌気濾床槽第二室 93 生物濾過槽 94 処理水槽 95 消毒槽 96 空気配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 満 東京都板橋区板橋三丁目9番7号 日立化 成工業株式会社内 (72)発明者 中川 良男 東京都板橋区板橋三丁目9番7号 日立化 成工業株式会社内 (72)発明者 坪井 秀文 東京都千代田区内神田一丁目13番7号 日 立化成メンテナンス株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA06 EE01 EE05 EE31 FF09 GG09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の地点にそれぞれ設置された複数の
    構造物を巡回し、該構造物を維持管理する方法におい
    て、 記憶された各構造物の動作特性データ、又は過去の点検
    結果データを読み出す段階と、 読み出された該データを用いて演算することにより、各
    構造物のそれぞれの巡回間隔及び複数の構造物の間にお
    ける巡回優先度を決定する段階と、 決定された巡回間隔及び巡回優先度を出力する段階と、 出力された巡回間隔及び巡回優先度に基づき巡回し、前
    記構造物を物理的若しくは化学的に点検し、必要に応じ
    て前記構造物に対し、物理的若しくは化学的処理を施す
    段階とからなることを特徴とする構造物の巡回管理方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の地点にそれぞれ設置された複数の
    構造物を巡回し、該構造物を維持管理する方法におい
    て、 記憶された各構造物の位置データ、又は各構造物間の移
    動所要時間データを読み出す段階と、 読み出された該データを用いて演算することにより、前
    記構造物の巡回ルートを決定する段階と、 決定された巡回ルートを出力する段階と、 出力された巡回ルートに基づき巡回し、前記構造物を物
    理的若しくは化学的に点検し、必要に応じて前記構造物
    に対し、物理的若しくは化学的処理を施す段階とからな
    ることを特徴とする構造物の巡回管理方法。
  3. 【請求項3】 前記演算の前に、記憶された各構造物の
    動作特性データ、又は過去の点検結果データを読み出す
    段階を更に有し、該データを更に用いて演算することに
    より、前記巡回ルートを決定することを特徴とする請求
    項2記載の巡回管理方法。
  4. 【請求項4】 偶発的対応事項発生時に、時刻データ、
    作業者の勤務時間データ、作業者の位置データ、作業者
    の技術レベルデータの内、少なくとも一つのデータを用
    いて演算し、最適作業者及び前記巡回ルートを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の
    巡回管理方法。
  5. 【請求項5】 偶発的対応事項発生時に、作業者の位置
    データ、作業進捗データ、作業者の研修記録データ及び
    作業履歴データを用いて演算し、作業者の巡回先を動的
    に再配置する段階と、 前記再配置の結果、巡回先が変更になった場合、通信網
    を介して作業者に巡回先を通知する段階とを更に持つこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の巡
    回管理方法。
  6. 【請求項6】 前記作業者の位置データは、作業者から
    通信網を介して送信されることを特徴とする請求項4又
    は5記載の巡回管理方法。
  7. 【請求項7】 各構造物毎に付与された構造物固有番号
    に関連つけられた構造物の種類及び位置データを記憶す
    る固有情報記憶装置と、 前記構造物固有番号に関連づけられた各構造物の動作特
    性データ、又は構造物の過去の点検結果データを記録す
    る変動情報記憶装置と、 作業者の位置データと作業進捗データを記録する作業進
    捗記憶装置と、 作業者の研修記録データ及び作業履歴データを記録する
    作業者情報記憶装置と、 前記変動情報記憶装置に記憶されたデータを用いて演算
    し、巡回頻度を計算する巡回頻度計算手段と、 前記巡回頻度計算手段によって得られた計算結果と、前
    記固有情報記憶装置に蓄えられた位置データを用いて演
    算し、構造物の最適巡回順序を計算する巡回順序計算手
    段とを備えていることを特徴とする巡回管理支援装置。
  8. 【請求項8】 複数の地点に設置された構造物を、巡回
    点検しながら維持管理を行う管理システムにおいて、 各構造物の種類及び位置データを記憶する固有情報記憶
    装置、各構造物の動作特性データ又は構造物の過去の点
    検結果データを記憶する変動情報記憶装置、作業者の位
    置データと作業進捗データを管理する作業進捗記憶装
    置、作業者の研修記録データ及び作業履歴データを記録
    する作業者情報記憶装置、前記変動情報記憶装置に記憶
    されたデータから巡回頻度を計算する巡回頻度計算手
    段、前記巡回頻度計算手段によって得られた計算結果と
    前記固有情報記憶装置に蓄えられた位置データを用いて
    演算し構造物の最適巡回順序を計算する巡回順序計算手
    段とを備えているサーバーと、 点検結果データを入力する点検結果入力装置、作業者の
    位置データを取得する位置検出装置、及びサーバーから
    の指示受信装置とを備えている携帯端末装置と、 前記サーバーと前記携帯端末装置を接続する通信網とか
    ら構成されていることを特徴とする巡回管理支援システ
    ム。
  9. 【請求項9】 偶発的対応事項発生時に、前記巡回順序
    計算手段は、時刻データ、作業者の勤務時間データ、前
    記作業者の位置データ、作業者の技術レベルデータの
    内、少なくとも一つのデータを用いて演算し、最適作業
    者と最適巡回ルートを決定することを特徴とする請求項
    8記載の巡回管理支援システム。
  10. 【請求項10】 複数の地点にそれぞれ設置された複数
    の構造物を巡回点検するための巡回管理支援装置に用い
    るコンピュータ読み取り可能なデータ構造であって、 各構造物毎に付与された構造物固有番号をキー値とし、 前記キー値に関連つけられた汚水の流入量データ、実使
    用人員データ、汚水の汚染度データの内、少なくとも一
    つの項目を含むレコードの集合からなる構造物固有情報
    ファイルと、 前記キー値に関連つけられた通算運転時間データ、汚泥
    堆積量データ、汚泥堆積量データ、排水汚染度データ、
    排水汚染度データ、臭気データ、内蔵部品の摩耗度デー
    タの少なくとも一つの項目を含むレコードの集合からな
    る点検結果情報ファイルとから構成されていることを特
    徴とする巡回管理用データ構造を記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 複数の地点にそれぞれ設置された複数
    の構造物を巡回点検するための巡回管理支援装置を制御
    するためのプログラムにおいて、 前回の巡回点検から長期間経過している第1構造物を抽
    出するステップと、 前記構造物のうち、定期巡回点検を行う必要がある第2
    構造物を抽出するステップと、 偶発的対応事項により、緊急巡回点検を必要とする第3
    構造物を抽出するステップと、 前記第1乃至第3構造物をマージした第1の構造物リス
    トを作成するステップと、 前記第1の構造物リストにおいて、作業者の起点から最
    も近い構造物である条件あるいは、前記第2構造物で、
    かつ前記作業者の技術で対応できる構造物である条件の
    内どちらかを満たす第1の巡回先構造物を決定するステ
    ップと、 前記第1の構造物リストから前記第1の巡回先構造物を
    除いた構造物からなる第2の構造物リストを作成するス
    テップと、 前記第2の構造物リストにおいて、前記作業者の起点か
    らの距離と前記第1の巡回先構造物からの距離の和が最
    も小さい構造物であり、かつ前記作業者の技術で対応で
    きる構造物である条件を満たす第2の巡先回構造物を決
    定するステップとからなるプログラムであって、更にこ
    のプログラムにおいて、 前記作業者の労働時間が規定の最大労働時間に至るま
    で、前記第2の構造物リストを作成するステップと、前
    記第2の巡回先構造物を決定するステップとからなるル
    ープを繰り返すことを特徴とする巡回管理支援プログラ
    ムを記録した記録媒体。
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