JP2002006745A - 装飾シール - Google Patents

装飾シール

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JP2002006745A
JP2002006745A JP2000191466A JP2000191466A JP2002006745A JP 2002006745 A JP2002006745 A JP 2002006745A JP 2000191466 A JP2000191466 A JP 2000191466A JP 2000191466 A JP2000191466 A JP 2000191466A JP 2002006745 A JP2002006745 A JP 2002006745A
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JP
Japan
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sheet
photochromic
seal
pattern
adhesive
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JP2000191466A
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English (en)
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Yoshitaka Shinoda
芳隆 篠田
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Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーシートを剥がすと隠されていた文章な
どと一緒に模様、絵などが現われてきて、ダイナミック
な変化を演出する装飾シールを提供する。 【解決手段】 表面の不透明カバーシート2とフォトク
ロミック化合物で描いた模様、絵など(12)を透明フ
ィルム11、13で挟んだフォトクロミックシート1と
を弱接着した装飾シール5を、手紙の文章上に貼り付け
る。カバーシート2を剥がすと、弱接着部分21から剥
がれて、フォトクロミック化合物に光が当たって発色
し、模様、絵など(12)が見えてくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手紙、メッセー
ジ用カード等に貼り付けて使用する装飾シールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】個人間の手紙、メッセージ用カード等に
は、書いた文章、絵などを装飾シール(ラベル)でマス
クして送り、受け取った人がこの装飾シールを剥がして
隠された文章、絵などを見るということが日常行われて
いる。装飾シールは、受取人が剥がすまでは内容が人目
に触れないという効果もあるほか、受取人にも剥がすま
では何が出てくるか分からず、剥がすときに楽しめるも
のである。
【0003】しかし、この種の装飾シールは、剥がすと
その下の文章や絵が静的に現われるだけで、個人間の手
紙、メッセージ用カード等にはいまひとつ演出効果が乏
しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点を解決し、剥がしたときの演出効果に富んだ装飾シ
ールを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明は、フォトクロミック化合物で模様、絵
などがフィルムに描かれ、このフィルムの下面に粘着層
を塗布されてなるフォトクロミックシートと、上記フォ
トクロミックシート上面に上記粘着層の接着力よりも弱
い接着力で接着された不透明カバーシートと、上記粘着
層の粘着面を覆う剥離シートとを有するようにして、不
透明カバーシートとフォトクロミックシートを初めから
接着してある装飾シールとしたり、あるいは、上記のフ
ォトクロミックシートの下面の第1の粘着層を第1の剥
離シートで覆った第1のシールと、不透明カバーシート
下面に塗布された、第1の粘着層よりも接着力の弱い、
第2の粘着層を第2の剥離シートで覆った第2のシール
とを有するようにして、カバーシートとフォトクロミッ
クシートを別にした装飾シールとしたりするものであ
る。
【0006】この装飾シールを貼り付けた手紙用紙など
から、装飾シールの不透明カバーシートを剥がすと、接
着力の弱い層から剥がれて、フォトクロミックシートが
手紙用紙などの上に残って露出し、紫外線を受けて、模
様、絵などのフォトクロミック化合物が光化学反応を起
こし、数秒で模様、絵などが見えてくる。
【0007】上記のカバーシートとフォトクロミックシ
ートを初めから接着してある装飾シールの場合は、フォ
トクロミック化合物で模様、絵などは、使用前は裏から
も表からも「見えない」けれども、1枚になったシール
を貼るだけで済む。
【0008】また、カバーシートとフォトクロミックシ
ートを別にした装飾シールの場合は、使用前も、フォト
クロミック化合物に紫外線が当たって発色しており、剥
がしたときと同じように「見える」。カバーシートを被
せると、フォトクロミック化合物は消色反応を起こす。
【0009】フォトクロミックシートのフィルムを透明
なものにすると、背後の手紙文と重なって見えるように
なる。
【0010】また、フォトクロミックシートのフィルム
を2層構造にして、フォトクロミック化合物の模様、絵
などを層間に挟み込めば、模様、絵などが剥がした後も
保護される。なお、模様、絵などがフォトクロミックシ
ートの表面または裏面にあるようにしてもよい。
【0011】更に、また、上記の模様、絵などを、光化
学反応速度、または、色、または、光化学反応速度と色
の両方が異なる2種以上のフォトクロミック化合物で描
いたり、フォトクロミック化合物の模様、絵などと、光
化学反応しない通常のインキの模様、絵などとをフォト
クロミックシートに描いたりすれば、カバーシートを剥
がしたときの模様、絵などの変化が多様になる。
【0012】また、フォトクロミックシートと不透明カ
バーシートとの間に香料を保存すれば、カバーシートを
剥がしたとき、香りが出て、演出効果を一層高める。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下、
図1〜図4を参照して説明する。
【0014】[第1の実施の形態]図1および図2は、
この発明の第1の実施の形態を示す。図1において、プ
ラスチックフィルム11上には、フォトクロミック化合
物で模様12が描かれ、その上に更に別のプラスチック
フィルム13が重ねて接着されて、模様12を層間に挟
み込んだ2層構造のフィルムを構成し、このフィルムの
下面には、粘着層14が塗布されている。上記プラスチ
ックフィルム11、13間の接着力は、粘着層14が手
紙等の用紙に粘着したときの接着力よりも強くしてあ
る。
【0015】上記プラスチックフィルム11、13、フ
ォトクロミック化合物の模様12および粘着層14で、
フォトクロミックシート1が構成されている。
【0016】上記フォトクロミックシート1の上面に
は、上記粘着層14の接着力よりも弱い接着力の接着剤
21で不透明カバーシート2が接着されている。図示は
省略するが、この不透明カバーシート2とフォトクロミ
ックシート1との間には、香料を挟み込んで保存する。
3は、フォトクロミックシート1の粘着層14の下面の
粘着面を覆う剥離紙などの剥離シートである。
【0017】上記プラスチックフィルム11、13の材
料は、透明なポリエステル樹脂を使用した。
【0018】上記フォトクロミック化合物の材料には、
三菱化成株式会社製のフォトクロミックインキ(PC−
7)を用いて、印刷によって模様12(図2参照)を描
いた。このフォトクロミックインキは、太陽光下、20
℃で、紫外線により5〜10秒かけて光化学反応が進
み、無色から青色に発色し、紫外線の照射がなくなると
可逆的に無色に戻る。
【0019】この装飾シール5は、使用前は、不透明で
表面に注意書きが印刷してある不透明カバーシート2と
剥離シート3とで、フォトクロミックシート1が挟まれ
ているから、表からも、裏からも模様12を見ることは
できない。なお、この状態では、フォトクロミックイン
キの模様12に紫外線の照射がなく、模様12は無色に
なっている。
【0020】図1に示した装飾シール5の使用状態を、
以下、図2により説明する。
【0021】図2(a)は、挨拶状の葉書(シール台
紙)6を示し、この葉書6の挨拶文のうち、隠蔽文61
の上に、図2(b)に示すように、装飾シール5を粘着
層14により粘着してシールする。貼着作業はこの1回
だけで終了である。葉書は投函され、受取人まで配達さ
れる。郵送中あるいは配達直後も装飾シール5の不透明
カバーシート2が隠蔽文61を隠している。
【0022】受取人が挨拶文を読み、貼ってある不透明
カバーシート2の注意書きに気付いて、不透明カバーシ
ート2を剥がすと、装飾シール5は、接着力の弱い接着
剤21から剥がれて、図2(c)に示すように、フォト
クロミックシート1が現われ、香料が揮発して周囲に甘
い香りが漂う。更に数秒の間に、不透明カバーシート2
を剥がした直後は無色で見えなかった隠蔽文61を囲む
フォトクロミックインキによる模様12が、次第に青色
に発色してゆき、隠蔽文61を取り巻く。色の変化と、
甘い香りが、受取人に祝福感をもたらすことになる。
【0023】なお、フォトクロミックシート1のフィル
ムは2層とせず、1枚のフィルムにして、例えば、裏面
に模様12を描いてもよいが、挟み込み2層構造とする
と、剥離シートや不透明カバーシートを剥がすときも、
不透明カバーシートを剥がした後も、模様12を保護す
る。
【0024】また、フォトクロミックシート1のフィル
ムに不透明なフィルムを用いれば、隠蔽文61のシール
用でなく、フォトクロミック化合物の絵、模様などの変
化を単独で楽しめる装飾シールとなる。なお、この用途
では、絵、模様などを挟み込む2層構造のフィルムの場
合には、上層を透明、下層を不透明なものにする。
【0025】図1の不透明カバーシート2とフォトクロ
ミックシート1との接着力を、フォトクロミックシート
1のフィルム挟み込み2層構造の接着力よりも強くし
て、フィルム11とフィルム13を疑似接着とすること
もできる。このようにすると、不透明カバーシート2を
剥がすと疑似接着面から剥がれ、上層のフィルム13は
不透明カバーシート2とともに剥がれる。この疑似接着
の場合は、模様12は下層のフィルム11の下面に描く
ことが好ましい。
【0026】[第2の実施の形態]図3および図4は、
この発明の第2の実施の形態を示す。図3および図4に
おいて、図1および図2と同一の部分については、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0027】図3においては、図1の装飾シール5と異
なり、フォトクロミックシート1と、このフォトクロミ
ックシート1下面の第1の粘着層14の粘着面を覆う第
1の剥離シート3とで、第1のシール7が構成され、不
透明カバーシート2と、この下面の第2の粘着層21の
粘着面を覆う第2の剥離シート8とで、第2のシール9
が構成されている。第2の粘着層21は、上記第1の粘
着層14よりも接着力が弱くしてある。図3において
は、上記第1のシール7と第2のシール9とで装飾シー
ルが構成されている。
【0028】第1のシール7の表面は、紫外線にさらさ
れるので、フォトクロミックシート1の模様12は青色
に発色している。従って、装飾シールを使用する前に、
模様12そのものを目視で確認することができる。
【0029】図3に示した装飾シールの使用状態を、以
下、図4により説明する。
【0030】図4(a)は、挨拶状の葉書6を示し、こ
の葉書6の挨拶文のうち、隠蔽文61の上に、図4
(b)に示すように、装飾シールの第1のシール7を第
1の粘着層14により粘着してシールする。この状態で
は、フォトクロミックシート1の模様12は青色に発色
しているから、下の隠蔽文61との位置を目で見ながら
合わせることができる。次に、図4(c)に示すよう
に、この第1のシール7に重ねて、第2のシール9を第
2の粘着層21により粘着して、隠蔽文61を隠す。第
2のシール9の不透明カバーシート2で紫外線を遮断さ
れたフォトクロミックシート1の模様12は、可逆的に
無色となる。
【0031】葉書は投函され、受取人まで配達される。
郵送中あるいは配達直後も第2のシール9の不透明カバ
ーシート2が隠蔽文61を隠している。
【0032】受取人が挨拶文を読み、貼ってある不透明
カバーシート2を剥がすと、装飾シールは、接着力の弱
い第2の粘着層21から剥がれて、図2(d)に示すよ
うに、フォトクロミックシート1が現われ、模様12が
隠蔽文61を囲んでいる。模様12は、不透明カバーシ
ート2を剥がした直後は無色で見えないが、数秒の間
に、次第に青色に発色してきて、隠蔽文61を取り巻
く。
【0033】なお、この実施の形態においても、フォト
クロミックシート1のフィルムは2層とせず、1枚のフ
ィルムにして、例えば、裏面に模様12を描いてもよい
が、挟み込み2層構造とすると、剥離シートや不透明カ
バーシートを剥がすときも、不透明カバーシートを剥が
した後も、模様12を保護する。
【0034】フォトクロミックシート1のフィルムに不
透明なフィルムを用いれば、隠蔽文61のシール用でな
く、フォトクロミック化合物の絵、模様などの変化を単
独で楽しめる装飾シールとなる。なお、この用途では、
絵、模様などを挟み込む2層構造のフィルムの場合に
は、上層を透明、下層を不透明なものにする。
【0035】図3の不透明カバーシート2とフォトクロ
ミックシート1との接着力を、フォトクロミックシート
1のフィルム挟み込み2層構造の接着力よりも強くし
て、フィルム11とフィルム13を疑似接着とすること
もできる。このようにすると、不透明カバーシート2を
剥がすと疑似接着面から剥がれ、上層のフィルム13は
不透明カバーシート2とともに剥がれる。この疑似接着
の場合は、模様12は下層のフィルム11の下面に描く
ことが好ましい。
【0036】この発明において、模様、絵など(12)
を光化学反応速度、または、色、または、光化学反応速
度と色の両方が異なる2種以上のフォトクロミック化合
物で描き、例えば、図2(c)に示したように、ハート
模様12aをピンク色に発色するフォトクロミック化合
物、その間の点模様12bを、紫外線照射により淡青色
から青紫色に変色し、その反応時間がハート模様12a
のフォトクロミック化合物よりもやや速いフォトクロミ
ック化合物で描き分けると、不透明カバーシート2を剥
がしたとき、初めに点模様12bが変色し始め、次い
で、ハート模様12aが発色してきて、色の組み合わせ
による動的な変化を楽しむことができる。
【0037】色の組み合わせとしては、更に、フォトク
ロミック化合物で第1の模様、絵などを、また、光化学
反応しない通常のインキで第2の模様、絵などを描くよ
うにもできる。この場合、通常のインキで第2の模様、
絵などが、不透明カバーシート2を剥がした瞬間から現
われ、フォトクロミック化合物で第1の模様、絵などが
後から次第に現われてくる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明
は、フォトクロミック化合物で模様、絵などが描かれた
フィルムを不透明カバーシートで覆った装飾シールであ
って、この装飾シールを手紙などに貼って送り、受け取
った人が不透明カバーシートを剥がすと、フォトクロミ
ック化合物の模様、絵などの部分に紫外線が当たり、模
様、絵などが数秒で発色して現われてくる。この間の模
様、絵などの変化と、発色済みの模様、絵などの意外性
を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図。
【図2】(a)〜(c)は、図1の装飾シールの使用状
態を示す正面図。
【図3】この発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図4】(a)〜(d)は、図2の装飾シールの使用状
態を示す正面図。
【符号の説明】
1 フォトクロミックシート 2 不透明カバーシート 3 剥離シート(第1の剥離シート) 5 装飾シール 6 葉書(シール台紙) 7 第1のシール 8 第2の剥離シート 9 第2のシール 11 プラスチックフィルム 12 模様 13 プラスチックフィルム 14 粘着層(第1の粘着層) 21 接着剤(第2の粘着層) 61 隠蔽文
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/10 G09F 3/10 H 9/30 379 9/30 379

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトクロミック化合物で模様、絵など
    がフィルムに描かれ、このフィルムの下面に粘着層を塗
    布されてなるフォトクロミックシートと、上記フォトク
    ロミックシート上面に上記粘着層の接着力よりも弱い接
    着力で接着された不透明カバーシートと、 上記粘着層の粘着面を覆う剥離シートとを有することを
    特徴とする装飾シール。
  2. 【請求項2】 フォトクロミック化合物で模様、絵など
    がフィルムに描かれ、このフィルムの下面に接着力の強
    い第1の粘着層を塗布されてなるフォトクロミックシー
    ト、および、上記第1の粘着層の粘着面を覆う第1の剥
    離シートを有する第1のシールと、 下面に接着力の弱い第2の粘着層を塗布された不透明カ
    バーシート、および、上記第2の粘着層の粘着面を覆う
    第2の剥離シートを有する第2のシールとを有し、 第1の剥離シートを剥がして第1のシールをシール台紙
    に貼付し、第2の剥離シートを剥がして第2のシールを
    第1のシールに重ねて貼付するようにしたことを特徴と
    する装飾シール。
  3. 【請求項3】 フォトクロミックシートの上記フィルム
    が透明であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の装飾シール。
  4. 【請求項4】 フォトクロミックシートと不透明カバー
    シートとの間に香料を保存することを特徴とする請求項
    1記載の装飾シール。
JP2000191466A 2000-06-26 2000-06-26 装飾シール Withdrawn JP2002006745A (ja)

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