JP2002005420A - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置

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JP2002005420A
JP2002005420A JP2000186023A JP2000186023A JP2002005420A JP 2002005420 A JP2002005420 A JP 2002005420A JP 2000186023 A JP2000186023 A JP 2000186023A JP 2000186023 A JP2000186023 A JP 2000186023A JP 2002005420 A JP2002005420 A JP 2002005420A
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JP
Japan
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waste
combustion
heating
temperature
gas
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Application number
JP2000186023A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kawashima
昌利 川嶋
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を蒸焼にした際の排気を消臭する。 【解決手段】 廃棄物収納部に廃棄物を収納して、この
廃棄物収納部を加熱手段10で加熱することによって廃
棄物を蒸焼にし、廃棄物から発生するガスを燃焼部へ導
き入れて燃焼用バーナー14で燃焼させる廃棄物処理装
置において、温度センサにより燃焼部の気体の温度を測
定し、その測定値に応じて、調節手段43a,43b
が、加熱手段10の熱量を調節する。このような熱量調
節にともなう燃焼部の気体の温度の変化は、加熱手段1
0のオン・オフで燃焼部の気体の温度を調節する場合よ
りも緩やかであるので、廃棄物を炭化させる際に廃棄物
から発生するガスを燃焼部で燃焼させて排気するにあた
って、燃焼部の温度を適正温度に安定させ易く、ガスを
完全燃焼させて消臭することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機質の廃棄物を
煙や煤塵等を排出することなく炭化させる廃棄物処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物を蒸焼にして炭化させて減量処理
する廃棄物処理装置がある。従来の廃棄物処理装置は、
例えば、上部タンクと下部タンクとを備えており、下部
タンクの内部には内部タンクが設けられている。下部タ
ンク内の空間は内部タンクによって仕切られており、内
部タンクの内部の空間は廃棄物を収納して蒸焼にする蒸
焼室とされ、下部タンク内の内部タンク外側の空間は加
熱室とされている。
【0003】加熱室は加熱用バーナーで加熱され、加熱
室内の気体が温められることによって、蒸焼室内の廃棄
物が間接的に加熱されて蒸焼にされる。廃棄物を蒸焼に
するとガスが発生する。
【0004】下部タンク及び内部タンクは、連通管によ
って上部タンクに連結されている。つまり、加熱室及び
蒸焼室は、上部タンク内の燃焼室と連通しており、蒸焼
室内の廃棄物から発生したガス及び加熱室内の気体は、
燃焼室内へ流入する。燃焼室は燃焼用バーナーで加熱さ
れ、これにより、廃棄物から発生したガスが消臭され
て、排気される。
【0005】ここで、廃棄物には、残飯屑、野菜屑、食
品汚泥など雑多にあり、それらを炭化処理した場合に発
生するガスや水分の量は、時間の経過にしたがって変化
する。
【0006】蒸焼室内の廃棄物が温まってくると、廃棄
物から発生するガスの量が多くなってくる。すると、燃
焼室へ流入するガス量及び水分量が多くなる。燃焼室の
容積や燃焼用バーナーの規格によって、単位時間あたり
に処理可能なガス量には限界があり、さらに水分も多く
なることから、ガスの発生量をある程度までに抑える必
要がある。
【0007】そのため、従来の廃棄物処理装置には、燃
焼室から排気される気体の温度を測る温度センサが備え
られており、その温度センサにより測定された温度に応
じて、廃棄物を加熱する火力の調節が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の廃棄物
処理装置で行われている火力調節は、温度センサの測定
温度が所定温度を上回ったら加熱を止め、温度センサの
測定温度が所定温度を下回ったら再度加熱を始めるとい
う、オフかオンかの簡単な制御に過ぎない。このような
従来の制御を行ったときの排気温度の経時的温度変化を
示すグラフを図7に示す。
【0009】このグラフに示すように、このような制御
では、燃焼室内の温度が所定温度を上回った時に加熱用
バーナーをオフにし、温度が所定温度を下回った時に加
熱用バーナーを再度オンにするので、急冷・急加熱が繰
り返されることになり、結果、オフ・オンする回数も多
くなる。また、所定温度を大きく下回った場合など、場
合によってはガスの燃焼が不完全となり、その場合には
煤が発生して排気塔から発煙したり、異臭が発生してし
まう。
【0010】本発明は、廃棄物を蒸焼にして炭化・減量
処理する廃棄物処理装置において、廃棄物を蒸焼にした
際の排気を消臭することを目的とする。
【0011】本発明は、廃棄物を蒸焼にして炭化・減量
処理する廃棄物処理装置において、廃棄物を蒸焼にした
際の不完全燃焼の防止を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の廃
棄物処理装置は、廃棄物を収納する廃棄物収納部と、こ
の廃棄物収納部を加熱する加熱手段と、前記廃棄物収納
部と連通する燃焼部と、この燃焼部を加熱する燃焼用バ
ーナーとを備え、廃棄物を蒸焼にし、その際に廃棄物か
ら発生するガスを燃焼部で燃焼させて排気する廃棄物処
理装置において、前記燃焼部の気体の温度を測定する温
度センサと、この温度センサの測定値に応じて前記加熱
手段の熱量を調節する調節手段とが設けられている。
【0013】したがって、廃棄物を加熱する加熱手段
は、燃焼部の気体の温度に応じてオフ・オンされるので
はなく、燃焼部の気体の温度に応じて熱量を調節される
ので、火力調節に伴う燃焼部の気体の温度は、急激にで
はなく緩やかに変化する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の廃
棄物処理装置であって、前記加熱手段は加熱用バーナー
であって、前記調節手段は、前記燃焼部の温度が所定温
度を上回ると前記加熱用バーナーの火力を弱めて熱量を
小さくし、前記燃焼部の温度が所定温度を下回ると前記
加熱用バーナーの火力を強めて熱量を大きくする。
【0015】したがって、燃焼部の温度が所定温度近傍
に安定する。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の廃棄物処理装置であって、廃棄物から発生するガス
量が増加する時期に定められた所定のタイミングで前記
燃焼用バーナーの火力を強くして熱量を大きくする第二
の調節手段が設けられている。
【0017】したがって、ガスが多量に発生していると
きに加熱手段の熱量を調節して(加熱用バーナーの火力
を弱めて)ガスの発生量を抑えるとともに燃焼用バーナ
ーの火力を強めて不完全燃焼を防止し、また、処理開始
時及び処理終了間近のガスの発生量が少ないときに燃焼
用バーナーの火力を弱めて燃料を節約する。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の廃棄物処理装置であって、前記調節手段は、熱
量を段階的に調節する。
【0019】したがって、調節手段を容易に実現し、制
御を簡単にできる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の廃棄物処理装置であって、前記調節手段
は、前記温度センサの測定値に基づいた燃焼状態を示す
数値を参照して、この数値が所定値に達したら前記加熱
手段の熱量を小さくし、その後は測定値が上限値近傍の
値をとるように熱量を調節し、前記所定値としては、複
数の廃棄物の種類と複数の投入量を組み合わせた複数の
モデルパターンを設定しそれらの各モデルパターン毎に
実験又は経験則によって最適値が設定される。
【0021】したがって、火力調節の導入を最適なタイ
ミングで行うことができ、測定値を上限値近傍の値に安
定させる易くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の廃棄物処理装置の第一の
実施の形態について、図面に基づいて説明する。まず、
図1は、本実施の形態の廃棄物処理装置1の概略構造を
示す縦断正面図である。廃棄物処理装置1は、直方体形
状の外ケース2を有し、その内部に、廃棄物を蒸焼にす
るとともにその際に発生するガスを燃焼させる燃焼機構
部3が収納されている。
【0023】燃焼機構部3は、直方体状の上部タンク4
と円筒形状の下部タンク5とを備えている。下部タンク
5は、両端から上部タンク4までの距離が異なるよう
に、傾斜している。
【0024】下部タンク5内には、円筒形状の内部タン
ク6が設けられていて、この内部タンク6により、下部
タンク5内の空間が二重に仕切られている。内部タンク
6内の空間は、廃棄物を収納して蒸焼にする廃棄物収納
部としての蒸焼室7である。下部タンク5内で内部タン
ク6外の空間は、蒸焼室7を囲む加熱室9である。
【0025】下部タンク5には、内部タンク6に廃棄物
を投入するための廃棄物投入口8が形成されており、廃
棄物投入口8には、廃棄物投入口8を開閉する図示しな
い開閉扉が設けられている。下部タンク5には、加熱室
9内を加熱する加熱手段としての加熱用バーナー10が
備えられていて、この加熱用バーナー10は、加熱室9
内に外気を取り込む吸気ファン(図示せず)を備えてい
る。
【0026】上部タンク4内の空間は、燃焼部としての
燃焼室11である。上部タンク4は、傾けられた下部タ
ンク5の上部タンク4により近い方の端部の近傍と、外
連通管12によって、接続されている。さらに、内部タ
ンク6の上面からは、内連通管13が立ちあげられてい
る。内連通管13は、外連通管12内を通って、燃焼室
11内へ通じている。上部タンク4には、燃焼室11を
加熱する燃焼用バーナー14が備えられている。
【0027】蒸焼室7内の廃棄物が蒸焼にされる際、廃
棄物からガスが発生するが、このガスは、内連通管13
によって燃焼室11へ導かれる。また、加熱用バーナー
10で加熱された加熱室9の空気は、外連通管12によ
り燃焼室11へ導かれ、前述のガスを燃焼させるのに必
要な酸素を取り入れるための助燃空気とされる。
【0028】ここで、外連通管12は、内連通管13を
囲んでいるので、外連通管12を通って燃焼室11へ流
入する気体の流れによって、廃棄物から発生したガスの
引き出しを促進できる。
【0029】蒸焼室7内には、廃棄物を撹拌するための
撹拌体15が回転自在に設けられている。この撹拌体1
5は、三角形状に形成された一対の支持板16と、これ
らの支持板16を連結する三本の撹拌棒17とから構成
されている。一方の支持板16の中心部には、支軸18
が固定され、この支軸18が内部タンク6の一端を閉止
する端板19に軸受20を介して保持されている。端板
19から突出した支軸18の先端部にはスプロケット2
1が固定され、このスプロケット21と撹拌モータ22
の軸に固定されたスプロケット23との間にチェーン5
6が掛け渡されている。また、端板19の下部には、処
理終了後に、炭化した廃棄物を蒸焼室7から掻き出すた
めの取出口24が設けられている。
【0030】燃焼室11は、燃焼空間25と、緩衝空間
26とに分けられている。燃焼空間25は、外連通管1
2及び内連通管13により加熱室9及び蒸焼室7と連通
された領域であり、燃焼室11の底面部から天井付近ま
で延出したスリーブ27で囲まれている。燃焼空間25
の容積は、緩衝空間26の容積に比べて小さく形成され
ている。また、燃焼用バーナー14は、このスリーブ2
7の外周面に対面させて配置されており、燃焼用バーナ
ー14からの熱と、外連通管12を通って流入する加熱
用バーナー10からの熱とにより、燃焼空間25の燃焼
時の温度は約900℃に上昇する。
【0031】上部タンク4の上部には、緩衝空間26と
大気中とを連通する排気口28を有する排気塔29が形
成されている。緩衝空間26には、上部タンク4の内周
面から相反する方向へ上下から互い違いに突出した隔壁
30が設けられることにより、燃焼空間25を通過した
ガスが排気塔29に至るまでの時間が少なくとも2秒間
かかるように蛇行した流路31が形成されている。ま
た、燃焼室11の内周面に断熱材32が貼り付けられて
いることにより、流路31を流れるガスの温度が約90
0℃に維持される。
【0032】外ケース2の上面には、排気塔29の上方
を覆う排気塔屋根33が設けられている。この排気塔屋
根33は、屋根部34と側壁部35とから形成され、側
壁部35には、排気塔29から排気された排気ガスが吹
き出す吹出口36が形成されている。この排気塔屋根3
3を設けることにより、燃焼室11内に雨水や木葉など
が入り込むことが防止される。そして、排気塔29に
は、排気される排気ガスの温度を測定する温度センサ3
7が設けられている。
【0033】下部タンク5には、装置内を冷却する際に
外気を取り込む冷却ブロワ38が設けられている。ま
た、下部タンク5の上部には、装置を冷却する際に冷却
ブロワ38が取り込んだ空気を排気する排気口39が設
けられ、この排気口39には、排気口39を開閉する排
気弁40が設けられている。
【0034】さらに、外ケース2の天板2aには、外ケ
ース2内と外部とを連通し、外ケース2内の気体を吸い
出して燃焼機構部3の周囲全体を冷却するための冷却フ
ァン41が設けられている。
【0035】外ケース2には、操作ボックス(図示せ
ず)が設けられており、この操作ボックス内には、廃棄
物処理を開始するスタートキー等の各種のスイッチが設
けられた操作パネルが備えられている。
【0036】外ケース2にはまた、制御基板等を収納し
た制御ボックス(図示せず)が設けられている。制御基
板は、CPUやROM、RAMからなるマイクロコンピ
ュータ42(図2参照)を備えている。ROMには各種
プログラムが格納されており、CPUはそのプログラム
に従って各部を制御する。RAMは、各種情報を一次的
に記憶し、一部領域は各種カウンタ等として利用され
る。廃棄物処理の一連の各工程は、操作者がスタートキ
ーを操作することにより、CPUがプログラムに従って
制御して、自動的に進められる。
【0037】本実施の形態では、マイクロコンピュータ
42は、温度センサ37の測定値を記録して、それらの
測定値を図5に示すようなグラフにした場合の各時点で
のグラフの傾きの算出も行っている。
【0038】また本実施の形態では、図2に示すような
調節手段43a,43bを設けている。調節手段43
a,43bは、各バーナー10,14への給油量をハイ
(H)とロー(L)とのいずれかに切り替えることによ
って、各バーナー10,14の火力を強弱のいずれかに
切り替える。
【0039】調節手段43a,43bは、各バーナー1
0,14に給油する給油管44a,44bと、この給油
管44a,44bから枝分かれして再度合流するバイパ
ス管45a,45bと、給油管44a,44bのバイパ
ス管45a,45bと並列になっている部分に設けられ
たポンプ46a,46bと、バイパス管45a,45b
に設けられた電磁弁47a,47bと、給油管44a,
44bのバイパス管45a,45bが設けられている位
置よりも下流側に設けられた圧力計48a,48bと、
電磁弁47a,47bに所定のタイミングで信号を送る
マイクロコンピュータ42とからなる。
【0040】電磁弁47a,47bが開かれた状態で
は、ポンプ46a,46bの下流側の流路は、バーナー
10,14へ向かう給油管44a,44bとバイパス管
45a,45bとに分岐するので、バーナー10,14
への給油量は、バイパス管45a,45bで上流側に戻
る分だけ少なくなる。つまり、電磁弁47a,47bが
開かれた状態が、給油量の少ないLの状態であって、火
力が弱く調節された状態である。
【0041】そして、電磁弁47a,47bが閉じられ
た状態では、ポンプ46a,46bの下流側の流路は、
バーナー10,14へ向かう給油管44a,44bのみ
になるので、バーナー10,14への給油量は、ポンプ
46a,46bに入った分全てになる。つまり、電磁弁
47a,47bが閉じられた状態が、給油量の多いHの
状態であって、火力が強く調節された状態である。
【0042】マイクロコンピュータ42は、ROMに格
納された加熱用火力調節プログラム(図3参照)に従
い、温度センサ37の測定値に応じて、所定のタイミン
グで、加熱用バーナー10の火力調節を行う調節手段4
3aに、電磁弁47aを開閉する信号を送る。
【0043】まず、処理開始時には、給油量をHにして
着火し(ステップS1)、温度センサ37の測定値が描
くグラフ(図5参照)の傾きが所定値になったら(A
点)(ステップS2)、給油量をLにして火力を弱くす
るように指定する信号を電磁弁47aに送る(ステップ
S3)。
【0044】ここで、A点を決定するグラフの傾きの所
定値は、処理開始時に、ユーザーが、前述の操作パネル
に設けられた複数のプリセットボタン(図示せず)か
ら、そのとき処理しようとしている廃棄物の種類及びお
およその投入量に応じて適するものを選択することによ
って、決定される。プリセットボタンへの所定値の設定
は、廃棄物処理装置1の納品の際に行う。納品先で処理
されるであろう廃棄物の種類や予測される投入量を組み
合わせて複数のモデルパターンを設定し、各モデルパタ
ーン毎のA点とすべきグラフの傾きに最適な値を、実験
結果又は経験則に基づいて設定する。
【0045】次に、タイマーをリセットして(ステップ
S4)、タイマーをセットする(ステップS5)。この
タイマーは、マイクロコンピュータ42が備えるRAM
の一部領域を利用している。
【0046】続いて、温度センサ37の測定値が上限値
である650℃を上回ったか否か判断し(ステップS
6)、上回ったら(ステップS6のY)、測定値が65
0℃を下回るまで待機し(ステップS7)、下回ったら
(ステップS7のY)、給油量をHに切り替えて火力を
強くするように指定する信号を電磁弁47aに送る(ス
テップS8)。
【0047】ここで、ステップS4及びステップS5で
セットしたタイマーは、排気温度が650℃に達しない
うちに下がり始めていると判断される時間を計るもので
あって、温度センサ37の測定値が650℃を上回らず
に(ステップS6のN)タイムアップになった場合には
(ステップS9のN)、給油量をHに切り替える(ステ
ップS8)。
【0048】続いて、運転時間が終了するまでに(ステ
ップS10のN)、温度センサ37の測定値が650℃
を上回ったら(ステップS11のY)、給油量をLに切
り替える(ステップS12)。更に、運転時間が終了す
るまでに(ステップS13のN)、温度センサ37の測
定値が650℃を下回ったら(ステップS14のY)、
給油量をHに切り替える(ステップS8)。
【0049】そして、ステップS10及びステップS1
3で、運転時間が終了したと判断されたら(ステップS
10のY,ステップS13のY)、処理を終了する。
【0050】マイクロコンピュータ42はまた、ROM
に格納された燃焼用火力調節プログラム(図4参照)に
従って、燃焼用バーナー14の火力調節を行う調節手段
43bに電磁弁47bを開閉する信号を送る。
【0051】まず、処理開始時には、給油量をLにして
着火し(ステップS21)、タイマーをリセットして
(ステップS22)、タイマーをセットする(ステップ
S23)。ここでセットしたタイマーは、廃棄物からガ
スが発生し始めるまでの時間を計るものである。
【0052】タイムアップしたら(ステップS24の
Y)、給油量をHに切り替えて火力を強くするように指
定する信号を電磁弁47bに送り(ステップS25)、
タイマーをリセットして(ステップS26)、タイマー
をセットする(ステップS27)。ここでセットしたタ
イマーは、処理が終了するまでの時間を計るものであ
る。
【0053】タイムアップしたら(ステップS28の
Y)、処理を終了する。
【0054】このような構成において、まず、図示しな
い開閉扉が開放されて処理する廃棄物が廃棄物投入口8
から蒸焼室7内へ投入され、開閉扉が閉じられ、スター
トキーが操作されることにより、廃棄物の処理が開始さ
れ、すなわち、各バーナー10,14が点火されて加熱
が開始される。このとき、加熱用バーナー10の火力は
強くされていて、燃焼用バーナー14の火力は弱くされ
ている。図5のグラフに、温度センサ37の測定値の時
間的推移を示す。
【0055】加熱室9が加熱されることにより、蒸焼室
7内が間接的に加熱され、蒸焼室7内の温度が図5に示
すように上昇してゆき、廃棄物がれる。加熱中は、必要
に応じて撹拌モータ22を駆動させ、撹拌体15を支軸
18の周りに回転させることにより蒸焼室7内の廃棄物
を撹拌する。
【0056】廃棄物の温度が上昇してゆくと温度センサ
37の測定値も上昇してゆき、廃棄物からガスが発生し
始める。この少し前に燃焼用バーナー14の火力が強く
されるように、図4のステップS23〜S24のタイマ
ーが設定されている。
【0057】加熱用バーナー10が備える給気ファンに
よって加熱室9に取り込まれた外気は、加熱室9におい
て予熱されてから燃焼室11へと供給されて、廃棄物か
ら発生したガスを燃焼させる際の助燃空気となる。外連
通管12が内連通管13を囲んでいるので、外連通管1
2を通って燃焼室11内へ流入する助燃空気の流れが、
廃棄物から発生したガスを内連通管13から引き出す働
きをするため、処理が促進される。
【0058】廃棄物から発生したガスは、蒸焼室7から
内連通管13を経て燃焼室11の燃焼空間25内に流入
して燃焼が開始される。この燃焼空間25は、燃焼用バ
ーナー14からの熱により加熱されるとともに加熱室9
内からの熱及び助燃空気が流入することにより、内部の
温度が約900℃に上昇している。このため、この燃焼
空間25内に流入したガスは最も温度が高くなっている
スリーブ27の内周面に接する個所から自然発火し、ス
ムーズに燃焼が開始される。
【0059】燃焼空間25内で燃焼が開始されたガス
は、燃焼しつつ燃焼空間25内を通過して緩衝空間26
内に流入し、隔壁30により仕切られて形成された流路
31内を流れて排気塔29から排気される。この緩衝空
間26のガスは、燃焼空間25で燃焼が開始されている
ため、温度が上昇している。
【0060】緩衝空間26を含む燃焼室11の内周面に
は断熱材32が設けられているために緩衝空間26内の
熱が上部タンク4の外周面へ伝わりにくく、さらに、緩
衝空間26内が隔壁30で仕切られているために緩衝空
間26内の熱が排気塔29から逃げにくい。このため、
緩衝空間26内に流入した燃焼中のガスの温度が約90
0℃に維持される。しかも、緩衝空間26内に流入した
燃焼中のガスは隔壁30により仕切られた流路31に沿
って流れるため、この燃焼中のガスが流れる距離が長く
なるとともに排気塔29に到達するまでの時間が少なく
とも2秒間かかるようになる。従って、燃焼空間25を
通過して緩衝空間26内に流入した燃焼中のガスが約9
00℃の温度で少なくとも2秒間維持されることにより
完全燃焼し、未燃焼ガスが大気中に排出されることがな
くなり、異臭の発生が防止される。
【0061】ここで、緩衝空間26内で約900℃であ
った気体は、排気塔29から排気される際に、他の空気
と混ぜられて、これによりその温度を低下させられてい
る。燃焼室11から排気される気体の温度は、高くなり
すぎると火災の原因になる恐れがあるため、本実施の形
態では上限を650℃程度と定められている。
【0062】処理中には、温度センサ37により測定さ
れる排気塔29から排気される燃焼後のガスの温度が徐
々に高くなってくるが、まず図5に示すグラフの傾きが
所定値になったとき(A点)加熱用バーナー10の火力
を弱め、それから、温度センサ37の温度が650℃を
上回って650℃を下回ったら再度火力を強める。そし
てその後は、650℃を上回ったら火力を弱め、650
℃を下回ったら火力を強めるというように制御を行う。
【0063】加熱用バーナー10の火力が弱められたと
きには、廃棄物に与えられる熱量が抑えられるため、廃
棄物から発生するガスの量が抑えられる。ガス量が少な
くなると、燃焼室11で燃焼するガスが少なくなるの
で、燃焼室11内の温度が低下し、排気温度も低下す
る。
【0064】このように本実施の形態では、加熱用バー
ナー10の火力調節によって温度を調節しているので、
温度変化が緩やかで急冷・急加熱が繰り返されることが
なく、650℃前後の温度に安定させることができる。
従って、廃棄物から発生するガス量を略一定に安定させ
ることができ、このため、燃焼室11で完全燃焼させる
ことができる範囲にガスの発生量を抑えられるので、燃
焼室11内でのガスの不完全燃焼を防止することがで
き、異臭や煙の発生を防止することができ、廃棄物を蒸
焼にした際の排気を無害・無臭にできる。
【0065】燃焼後のガスは、排気塔29から排気され
る。廃棄物の処理を開始した後に所定時間が経過し、蒸
焼室7内に投入した廃棄物からガスが発生しなくなった
時点で加熱用バーナー10と燃焼用バーナー14とを停
止させる。そして、排気弁40を開放し、冷却ブロワ3
8及び冷却ファン41を稼動させて、冷却風を送風して
内部タンク6を冷却する。これにより、図5のグラフに
示すように、温度センサ37の測定値が低下してゆく。
冷却後に、取出口24を開けて、蒸焼室7内に残留して
いる炭化した廃棄物を取り出し、廃棄物処理を終了す
る。
【0066】なお、本実施の形態では、各バーナー1
0,14の火力を強弱の2段階に調節可能としている
が、実施にあたっては、3段階以上に調節可能であって
もよい。段階を増やすには、バイパス管の本数を増やし
て、各バイパス管に電磁弁を設け、開放する電磁弁の数
で給油量を調節するというような手法が考えられる。
【0067】さらには、流量を連続的に変化させる無段
階切り替え可能としてもよい。
【0068】また、本実施の形態では、燃焼用バーナー
14の火力調節も行っており、これにより燃料を節約す
ることが可能となっているが、実施にあたって、不完全
燃焼による異臭や煙の発生の防止のみが行えればいいと
するのであれば、燃焼用バーナー14の火力調節を行わ
なず初めから火力を強くしておいてもいい。
【0069】さらに、本実施の形態では、加熱用バーナ
ー10の火力を初めて弱めるA点を、グラフの傾きが所
定値になったところとしているが、実施にあたっては、
A点は、排気温度が所定温度になったところであっても
よいし、あるいは、処理開始から所定の時間が経過した
ところであってもよい。
【0070】そして、実施にあたっては、圧力計48
a,48bを設けなくてもよい。
【0071】次に、本発明の第二の実施の形態につい
て、図6に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態
で説明した部分と同じ部分については同じ符号を用い、
詳細な説明を省略する。本実施の形態では、各バーナー
10,14の燃料としてガスを使用している。
【0072】調節手段49a,49bは、各バーナー1
0,14にガスを供給するガス供給管50a,50bを
有している。ガス供給管50a,50bは、途中で二股
に分岐して下流側で合流している。その分岐した部分の
一方にガバナー(ガス圧調整弁)51a,51b及び電
磁弁52a,52bが設けられ、他方にガバナー53
a,53b及び電磁弁54a,54bが設けられてい
る。そして、ガス供給管50a,50bの分岐して合流
した後の部分に、圧力計55a,55bが設けられてい
る。
【0073】電磁弁52a,52b及び電磁弁54a,
54bには、マイクロコンピュータ42から所定のタイ
ミングで、電磁弁52a,52bを開閉する信号が送ら
れる。
【0074】本実施の形態では、電磁弁52a,52b
及び電磁弁54a,54bがともに開かれている状態が
給油量の多いHの状態であって、火力が強く調節され
る。そして、電磁弁52a,52bと電磁弁54a,5
4bとのいずれか一方が閉じられている状態が給油量の
少ないLの状態であって、火力が弱く調節される。
【0075】このような構成において、マイクロコンピ
ュータ42が、温度センサ37の測定値に応じて、電磁
弁52a,52bと電磁弁54a,54bとのいずれか
一方に閉じるように信号を送ることによって、火力を弱
めることができ、また、電磁弁52a,52bと電磁弁
54a,54bとの両方を開いておくことによって、火
力を強くすることができる。
【0076】なお、本実施の形態では、各バーナー1
0,14の火力を強弱の2段階に調節可能としている
が、実施にあたっては、3段階以上に調節可能であって
もよい。段階を増やすには、ガス供給管50a,50b
の分岐する部分の枝の数を増やし、各枝に電磁弁を設
け、開放する電磁弁の数で給油量を調節するというよう
な手法が考えられる。
【0077】また、実施にあたっては、圧力計55a,
55bを設けなくてもよい。
【0078】さらに、実施にあたっては、管径の選択に
よって流量を固定的に設定するのであれば、ガバナー5
1a,51b,53a,53bを設けなくてもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、廃棄物を加熱
する加熱手段は、燃焼部の気体の温度に応じて熱量を調
節されるので、火力調節に伴う燃焼部の気体の温度の変
化が緩やかであるため、燃焼部の気体の温度を所望の温
度に安定させ易くなる。よって、廃棄物から発生したガ
スの燃焼部での燃焼温度を最適値に安定させることがで
きるので、ガスを完全燃焼させて排気を消臭することが
できる。
【0080】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、燃焼部の温度を所定温度近傍に安定させ
ることができるので、所定温度を最適値に設定すること
によって、ガスを完全燃焼させて排気を消臭することが
できる。
【0081】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、ガスが多量に発生しているときに
は、加熱手段の熱量を調節して(加熱用バーナーの火力
を弱めて)ガスの発生量を抑えるとともに燃焼用バーナ
ーの火力を強めて不完全燃焼を防止して、排気を消臭す
ることができ、また、処理開始時及び処理終了間近のガ
スの発生量が少ないときには、燃焼用バーナーの火力を
弱めて燃料を節約することができる。
【0082】請求項4記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の発明において、調節手段を容易に実現し、制
御を簡単にすることができる。
【0083】請求項5記載の発明では、請求項1,2,
3又は4記載の発明において、火力調節の導入段階を最
適なタイミングで行うことができ、測定値を上限値近傍
の値に安定させる易くなる。よって、廃棄物から発生し
たガスの燃焼部での燃焼温度を最適値に安定させること
ができるので、ガスを完全燃焼させて排気を消臭するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物処理装置の第一の実施の形態の
概略構造を示す縦断正面図である。
【図2】調節手段の構成を示す模式図である。
【図3】加熱用バーナーの火力を調節するプログラムの
流れを示すフローチャートである。
【図4】燃焼用バーナーの火力を調節するプログラムの
流れを示すフローチャートである。
【図5】温度センサの測定値の時間的推移を示すグラフ
である。
【図6】本発明の廃棄物処理装置が備える調節手段の構
成を示す摸式図である。
【図7】従来の廃棄物処理装置の一例における排気温度
の経時的温度変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 廃棄物処理装置 7 廃棄物収納部 10 加熱手段、加熱用バーナー 11 燃焼部 14 燃焼用バーナー 37 温度センサ 43a,43b 調節手段 49a,49b 調節手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を収納する廃棄物収納部と、この
    廃棄物収納部を加熱する加熱手段と、前記廃棄物収納部
    と連通する燃焼部と、この燃焼部を加熱する燃焼用バー
    ナーとを備え、廃棄物を蒸焼にし、その際に廃棄物から
    発生するガスを燃焼部で燃焼させて排気する廃棄物処理
    装置において、 前記燃焼部の気体の温度を測定する温度センサと、この
    温度センサの測定値に応じて前記加熱手段の熱量を調節
    する調節手段とが設けられていることを特徴とする廃棄
    物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は加熱用バーナーであっ
    て、前記調節手段は、前記燃焼部の温度が所定温度を上
    回ると前記加熱用バーナーの火力を弱めて熱量を小さく
    し、前記燃焼部の温度が所定温度を下回ると前記加熱用
    バーナーの火力を強めて熱量を大きくすることを特徴と
    する請求項1記載の廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 廃棄物から発生するガス量が増加する時
    期に定められた所定のタイミングで前記燃焼用バーナー
    の火力を強くして熱量を大きくする第二の調節手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の廃
    棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記調節手段は、熱量を段階的に調節す
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の廃棄物処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記調節手段は、前記温度センサの測定
    値に基づいた燃焼状態を示す数値を参照して、この数値
    が所定値に達したら前記加熱手段の熱量を小さくし、そ
    の後は測定値が上限値近傍の値をとるように熱量を調節
    し、前記所定値としては、複数の廃棄物の種類と複数の
    投入量を組み合わせた複数のモデルパターンを設定しそ
    れらの各モデルパターン毎に実験又は経験則によって最
    適値が設定されることを特徴とする請求項1,2,3又
    は4記載の廃棄物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109099503A (zh) * 2018-09-06 2018-12-28 黑龙江赫尔特生物质能源发展有限公司 可变出力,多燃料,低排放,高效率的模块式热力系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109099503A (zh) * 2018-09-06 2018-12-28 黑龙江赫尔特生物质能源发展有限公司 可变出力,多燃料,低排放,高效率的模块式热力系统
CN109099503B (zh) * 2018-09-06 2023-07-28 黑龙江赫尔特生物质能源发展有限公司 可变出力、多燃料、低排放、高效率的模块式热力系统

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