JP2002005389A - オリフィス式スチームトラップ - Google Patents
オリフィス式スチームトラップInfo
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Abstract
の場合でも多量の復水を確実に排出することができると
共に、オリフィス部の異物による詰りを確実に防止する
ことのできるオリフィス式スチームトラップを提供す
る。 【解決手段】 入口3と出口5に連通する上弁室6と下
弁室7を並列に配置する。下弁室7内にコイルばね19
で弁口20を開口する方向に付勢した弁体11を配置す
る。弁体11の中心部に小径のオリフィス10を設け
る。オリフィス10内を貫通する掃除棒12を、保持部
材17に固着する。上弁室6に円板バイメタル9と、第
2のオリフィス8を設けたオリフィス板14を取り付け
る。円板バイメタル9に複数の開口21,22を設け
る。流体が低温時には上弁室6から、一方低圧時には下
弁室7から、多量の復水を排出し、且つ、オリフィス1
0内の異物は掃除棒12により取り除かれる。
Description
使用機器等の蒸気配管系に発生する蒸気の凝縮水として
の復水を、自動的に外部に排出するスチームトラップに
関し、特に、常時開孔している小径のオリフィスから復
水を排出するオリフィス式スチームトラップに関する。
しては、例えば、特開平10−176790号公報に示
されているものが用いられていた。これは、弁室5内に
円板状の弁体11を配置して、この弁体11をコイルば
ね12により弁座部10から離座する方向に付勢すると
共に、弁座部10の下端に入口3と出口4を連通するオ
リフィス13を設けたもので、流体圧力が低い場合に
は、弁体11がコイルばね12のばね力によって弁座部
10から離座して大きな弁口を開口することにより、多
量の低圧復水を滞留することなく排出することができる
ものである。
式スチームトラップでは、流体圧力が低い場合は多量の
復水を排出することができるが、圧力が高く且つ温度が
低くなった場合には多量の復水を排出できない問題があ
った。様々な蒸気使用機器の種類によっては、流体圧力
が低い場合に多量の復水を排出しなければならないケー
スや、あるいは、流体圧力は高いままであるが温度が低
くなると多量の復水を排出しなければならないケース等
種々の用途がある。
ップでは、流体中に含まれる錆やゴミ等の異物が小径の
オリフィスに詰まってしまい、最悪の場合は全く復水を
排出できなくなってしまう問題があった。通常、オリフ
ィス式スチームトラップの入口側には、流体中の異物を
濾し取るメッシュ状のスクリーンが取り付けられるので
あるが、このスクリーンを通過してしまう微少なゴミや
あるいは繊維状の異物がオリフィス内に付着堆積するた
めである。
場合でも、又、低温の場合でも多量の復水を確実に排出
することができると共に、オリフィス部の異物による詰
りを確実に防止することのできるオリフィス式スチーム
トラップを提供することにある。
めに講じた本発明の手段は、トラップケーシングに入口
と弁室と出口を順次形成して、当該弁室内に入口側と出
口側を区画する弁座部とオリフィスを配置して、当該弁
座部に対向して変位可能に弁体を配置し、当該弁体を弁
座部から離座する方向に付勢する弾性部材を取り付けた
ものにおいて、入口と出口に連通する弁室を複数並列に
設けて、一方の弁室に上記オリフィスをほぼ中央部に設
けた弁体を配置し、当該弁体のオリフィス内を貫通する
掃除棒を設け、他方の弁室に第2のオリフィスを形成し
て、当該オリフィスに対向して温度応動素子を取り付け
て、内部流体温度が所定の低温時に温度応動素子が変形
して第2のオリフィスの通過面積よりも大きな開口面積
を開口し、内部流体温度が所定の高温になると温度応動
素子が変形して第2のオリフィスの通過面積よりも小さ
な開口面積だけを開口するものである。
並列に設けて、一方の弁室に温度応動素子を対向して配
置した第2のオリフィスを取り付けて、内部流体温度が
所定の低温時には温度応動素子が変形して第2のオリフ
ィスの通過面積よりも大きな開口面積を開口することに
より、所定の低温復水を多量に排出することができる。
復水を含む流体温度が所定の高温になると、温度応動素
子が変形して第2のオリフィスの通過面積よりも小さな
開口面積だけを開口することにより、従来からの通常の
オリフィス式スチームトラップとしての機能を果たす。
スをほぼ中央部に設けた弁体を配置し、この弁体のオリ
フィス内を貫通する掃除棒を設けたことにより、弁体が
流体圧力に応じて変位すると掃除棒もオリフィス内を貫
通変位して、オリフィス内に付着しているゴミ等の異物
を除去することができる。
材2をフランジ結合してトラップケーシングを形成し、
それぞれ入口3と弁室4と出口5を形成し、弁室4を上
下に並列に分割して上弁室6と下弁室7として、上弁室
6に第2のオリフィス8と温度応動素子9を取り付け、
下弁室7にオリフィス10を形成した弁体11と掃除棒
12を配置してオリフィス式スチームトラップを構成す
る。
過する流体中に混入しているゴミ等の異物を濾し取る円
弧状のスクリーン13を取り付ける。上弁室6には、第
2のオリフィス8を形成したオリフィス板14を出口部
材2に圧入して取り付ける。オリフィス板14の入口3
側には、低温時に半円状に変形した温度応動素子として
の円板バイメタル9を止め輪15を介して取り付ける。
円板バイメタル9には、第2のオリフィス8の通過面積
よりも大きな断面積の開口21と、第2のオリフィス8
の通過面積よりも小さな断面積の開口22を形成する。
円板バイメタル9が高温となり平板状に変形した場合に
は、開口21はオリフィス板14により閉塞され、開口
22は第2のオリフィス8上に位置して貫通状態を維持
するものである。
けた保持部材17を介して、入口3と下弁室7を連通す
る。下弁室7を形成する出口部材2のほぼ中央部にリン
グ状の弁座18を一体に設ける。
11を、弾性部材としてのコイルばね19を介して配置
する。コイルばね19は圧縮コイルばねで、弁体11を
弁座18から離座する方向に付勢する。図1に示す状態
は、コイルばね19の弾性力に抗して、弁体11が入口
3からの流体圧力によって押し下げられて、弁座18に
着座した状態を示す。弁座18の中央には弁体11で開
閉される弁口20を設けて、出口5と連通する。
たオリフィス10を形成して、その内部に掃除棒12を
摺動自在に取り付ける。掃除棒12の左端部を保持部材
17の中心部に圧入して取り付ける。掃除棒12は移動
することがなく、弁体11が入口3からの流体圧力によ
って左右に変位することにより、掃除棒12がオリフィ
ス10内を相対的に変位することによってオリフィス1
0内に付着したゴミ等の異物を取り除くものである。錆
やゴミ等の異物はその重量によってケーシングの底部に
溜まり、上弁室6より下弁室7に流入して、オリフィス
10に付着し易いのである。
圧力が低圧の場合は、下弁室7の弁体11はコイルばね
19の弾性力により保持部材17側へ変位して、弁座1
8の弁口20が全開することにより、多量の低圧復水を
出口5から外部へ排出することができ、同時にオリフィ
ス10内のクリーニングを掃除棒12で行なうことがで
きる。
低く且つ温度も低い場合は、上弁室6の円板バイメタル
9が図1に示すように円弧状に変形して第2のオリフィ
ス8も全開することにより、この上弁室6を介しても多
量の復水が出口5へ排出される。
る復水の圧力が所定圧力まで上昇すると、図1に示すよ
うに、弁体11が弁座18に着座して、弁口20を閉口
することにより、断面積の小さなオリフィス10だけが
貫通状態となり、蒸気の外部への漏洩を少なくする。
定温度まで上昇すると、上弁室6の円板バイメタル9は
オリフィス板14に沿って平板状に変形することによ
り、開口21が閉じて開口22だけが開いた状態を維持
することによって、高温蒸気の外部への漏洩を少なくす
る。
置したそれぞれの弁室に、低圧時に開弁する弁口と、低
温時に開弁する弁口を、配置すると共に、圧力によって
変位可能な弁体に設けたオリフィス内に掃除棒を取り付
けたことにより、流体圧力が低圧の場合でも、又、低温
の場合でも多量の復水を確実に排出することができると
共に、オリフィス部の異物による詰りを確実に防止する
ことのできることができる。
例を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 トラップケーシングに入口と弁室と出口
を順次形成して、当該弁室内に入口側と出口側を区画す
る弁座部とオリフィスを配置して、当該弁座部に対向し
て変位可能に弁体を配置し、当該弁体を弁座部から離座
する方向に付勢する弾性部材を取り付けたものにおい
て、入口と出口に連通する弁室を複数並列に設けて、一
方の弁室に上記オリフィスをほぼ中央部に設けた弁体を
配置し、当該弁体のオリフィス内を貫通する掃除棒を設
け、他方の弁室に第2のオリフィスを形成して、当該オ
リフィスに対向して温度応動素子を取り付け、内部流体
温度が所定の低温時に温度応動素子が変形して第2のオ
リフィスの通過面積よりも大きな開口面積を開口し、内
部流体温度が所定の高温になると温度応動素子が変形し
て第2のオリフィスの通過面積よりも小さな開口面積だ
けを開口することを特徴とするオリフィス式スチームト
ラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000182414A JP4522546B2 (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | オリフィス式スチームトラップ |
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Cited By (3)
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JP2007255714A (ja) * | 1995-05-05 | 2007-10-04 | Microflow Internatl Pty Ltd | 弁装置用の流動調節素子 |
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WO2016052848A1 (ko) * | 2014-10-01 | 2016-04-07 | 윤건상 | 형상기억합금을 이용한 응축수양에 능동적으로 반응하는 스팀트랩 |
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- 2000-06-19 JP JP2000182414A patent/JP4522546B2/ja not_active Expired - Fee Related
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