JP2002005370A - コアリング - Google Patents

コアリング

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JP2002005370A
JP2002005370A JP2000181467A JP2000181467A JP2002005370A JP 2002005370 A JP2002005370 A JP 2002005370A JP 2000181467 A JP2000181467 A JP 2000181467A JP 2000181467 A JP2000181467 A JP 2000181467A JP 2002005370 A JP2002005370 A JP 2002005370A
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JP
Japan
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pipe
coring
peripheral surface
core ring
protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000181467A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Iwahara
善行 岩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onda Mfg Co Ltd
Original Assignee
Onda Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプからの不用意な脱落を防ぐことのでき
るコアリングを提供する。 【解決手段】 筒部12の基端外周面に、パイプの外周
面に対し食い込んで、あるいは圧接されて係合する2〜
6条の突部14を螺旋状に設ける。また、コアリング1
1を青銅、黄銅等の銅系材料で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば給水系ある
いは給湯系の配管システムにおいて、パイプの端部に内
嵌されるコアリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】給水系あるいは給湯系の配管システム等
において、軟質材料により形成されたパイプを継手のパ
イプ接続口に挿入して接続する場合、一般に、パイプの
挿入側端部にはコアリングが内嵌される。このコアリン
グはパイプの挿入側端部が内方へ変形するのを抑制する
ためのものであり、熱や圧力等でパイプが変形して継手
からパイプが脱落したり、漏水したりするなどの不具合
は、このコアリングの装着により防止できるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パイプの内
径には所定の寸法公差が存在するために、コアリングを
パイプに装着しても簡単に脱落してしまうことがあっ
た。
【0004】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、パイプからの不用意な脱落を防ぐことので
きるコアリングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、略円筒形状をなす筒部
を備え、その筒部においてパイプの端部に内嵌されるコ
アリングにおいて、前記筒部の外周面に、前記パイプの
内周面に対し食い込んで、あるいは圧接されて係合する
突部を設け、その突部を筒部の略周方向に延びるように
形成するとともにその周方向において間欠的に設けたこ
とを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、略円筒形状をな
す筒部を備え、その筒部においてパイプの端部に内嵌さ
れるコアリングにおいて、前記筒部の外周面に、前記パ
イプの内周面に対し食い込んで、あるいは圧接されて係
合する突部を螺旋状に形成したことを要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のコアリングにおいて、前記突部を2〜6条設けたこと
を要旨とする。請求項4に記載の発明は、請求項1から
請求項3のいずれか一項に記載のコアリングにおいて、
銅系材料で形成したことを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよ
うに、本実施形態におけるコアリング11は、パイプP
の先端開口に対し挿入可能に形成された略円筒形状の筒
部12と、その筒部12の基端縁から外方に延出された
円環状の鍔部13とから主に構成されている。このコア
リング11は青銅、黄銅等の銅系材料(銅合金)で全体
が形成されている。また、パイプPとしては、ポリオレ
フィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の樹脂材
料で形成されたものが使用される。
【0009】前記筒部12の基端外周面には、パイプP
の外周面に対し食い込んで、あるいは圧接されて係合す
る4条の突部14(図1及び図2では一部の突部14の
みを示す)が設けられている。これらの突部14は、互
いに平行して螺旋状に延びるとともに、周方向に等間隔
をおいて設けられてねじ山を構成している。また、突部
14は断面三角形状をなしている。
【0010】なお、本実施形態では突部14の数を4条
としたが、その数は特に限定されるものでなく、1条で
あっても5条以上であってもよい。ただし、好ましい範
囲としては2〜6条である。
【0011】また、本実施形態では、突部の高さHを、
パイプPの内径の最大許容寸法と基準寸法との差を2で
除して求められる値に相当する大きさ(例えばパイプP
の内径の寸法公差が±0.3mmである場合、突部の高
さHは0.15mm)に設定した。また、鍔部13と突
部14との間の間隔iを3mmに、突部14の幅Wを1
mmに設定した。
【0012】図3は、本実施形態のコアリング11が装
着されたパイプPを継手Jに接続した状態を示す半断面
図である。同図に示す継手Jは、パイプPと管体Tを接
続するためのもので、一端にパイプPの挿入を許容する
パイプ接続口21を、他端に管体Tの接続を許容する管
体接続部22を有している。
【0013】この継手Jは、略円筒状をなす本体23
と、その本体23に対しシールリング24を介して連結
された同じく略円筒状をなす押し輪25とから主に構成
されている。そして、本体23に前記管体接続部22が
設けられ、押し輪25に前記パイプ接続口21が設けら
れている。前記押し輪25の内周面には一対のOリング
26が嵌着され、これにより、パイプ接続口21に挿入
されるパイプPと押し輪25の内周面との間がシールさ
れるようになっている。また、継手Jの内部には、スペ
ーサ27を間に介装した一対のロックリング28が配設
されている。そして、パイプ接続口21に挿入されるパ
イプPの外周面に対しロックリング28が係合すること
により、パイプPが継手J内に抜け止め保持されるよう
になっている。
【0014】次に、上記のように構成されたコアリング
11の作用を説明する。コアリング11を製造する場合
には、まず、銅系材料よりなる棒材から切削加工によ
り、筒部12の外周面に円環状に延び断面三角形状をな
す厚肉部としての突部14’を図4(a),(b)に示
すように形成する。その後、仕上げとして、突部14’
の一部を切削して上記したような螺旋状に延びる4条の
突部14を形成することで、コアリング11となる。
【0015】また、コアリング11をパイプPに装着す
る場合には、筒部12の先端をパイプPの端部開口に挿
入し、パイプPの端面が鍔部13に当接するまで回転さ
せながら押し込む(ねじ込む)。こうすることで、コア
リング11は、突部14がパイプPの内周面に食い込ん
だ状態あるいは圧接された状態でパイプに内嵌される。
【0016】以上詳述した本実施形態によれば次のよう
な効果が発揮される。 ・ パイプPに装着されたコアリング11は、突部14
がパイプPの内周面に対し食い込んだ状態あるいは圧接
された状態でパイプPに内嵌される。このため、パイプ
Pから不用意にコアリング11が脱落するのを防ぐこと
ができる。
【0017】・ 突部14は、筒部12の周方向におい
てほぼ均等に配設されている。このため、コアリング1
1をパイプPに装着させたときには、パイプPの内周面
に対しその周方向においてほぼ均等に突部14が食い込
んだ状態あるいは圧接された状態となる。従って、突部
14によるパイプPからの脱落抑制効果を、パイプPの
周方向においてほぼ均等に作用させることができる。
【0018】・ 突部14が螺旋状に形成されているの
で、回転させながら押し込むことでコアリング11をパ
イプPに容易に装着させることができる。 ・ コアリング11はパイプPに対しねじ込んで装着さ
れるので、装着時と逆方向に回転させながら引き抜くこ
とでコアリング11をパイプPから容易に取り外すこと
もできる。
【0019】・ 突部14の数を2〜6条とすることに
より、比較的少ない回転操作でもって速やかにコアリン
グ11をパイプPに着脱することできるとともに、着脱
の際にパイプPと突部14との間で生じる抵抗を比較的
小さくすることができる。従って、コアリング11のパ
イプPへの着脱を容易化することができる。また、加工
も容易である。
【0020】・ コアリング11は、銅系材料で形成さ
れているので切削性が良好で加工が容易である。従っ
て、突部14’から突部14を切削して形成することも
容易である。
【0021】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・ 突部14の断面形状は三角形に限定されるものでな
く、四角形、台形、半円形等でもよい。
【0022】・ コアリング11をパイプPに装着する
際、前記実施形態ではコアリング11をパイプPにねじ
込むようにしたが、回転させなくても最後まで押し込む
ことが可能な場合は必ずしも回転させる必要のないこと
はもちろんである。
【0023】・ 突部14の高さHを、パイプPの内径
の最大許容寸法と基準寸法との差を2で除して求められ
る値に相当する大きさより若干大きく設定してもよい。 ・ 鍔部13と突部14との間の間隔i及び突部14の
幅Wは、前記実施形態の値に限定されるものでなく任意
に設定してよい。
【0024】・ 前記実施形態ではコアリング11が装
着されたパイプPを、パイプPと管体Tとを接続する継
手Jのパイプ接続口21に接続したが、パイプPの挿入
を許容するパイプ接続口を有するものであれば、ヘッダ
ーや水栓器具等に接続してもよい。
【0025】・ パイプPとしては、アルミニウムや銅
等の軟質金属材料で形成されたものを使用してもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について
以下に記載する。
【0026】・ 前記突部の高さを、パイプの内径の最
大許容寸法と基準寸法との差を2で除して求められる値
に相当する大きさ、若しくはそれより若干大きく設定し
たことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一
項に記載のコアリング。このように構成した場合、パイ
プの内周面に対して突部を確実に係合させることができ
る。
【0027】・ 略円筒形状をなす筒部を備え、その筒
部においてパイプの端部に内嵌されるコアリングの製造
方法において、前記筒部の外周面の一部に円環状に延び
る厚肉部を設けた後、その厚肉部の一部を切削すること
により、前記パイプの内周面に対し食い込んで、あるい
は圧接されて係合する突部を螺旋状に形成することを特
徴とするコアリングの製造方法。このように構成した場
合、パイプからの不用意な脱落を防ぐことのできるコア
リングを容易に製造することができる。
【0028】・ 請求項1から請求項4のいずれか一項
に記載のコアリングを、筒部をパイプの端部開口に挿入
し、回転させながら押し込むことを特徴とするコアリン
グの取付方法。このように構成した場合、コアリングの
突部をパイプの内周面に対して適切に係合させることが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項2
に記載の発明によれば、パイプからの不用意な脱落を防
ぐことができる。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、パイプへの着脱を容易化す
ることができる。請求項4に記載の発明によれば、請求
項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に
加え、切削性が良好で製造を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のコアリングとパイプとを示す分解
斜視図。
【図2】 コアリングを示す正面図。
【図3】 コアリングを装着したパイプが接続される継
手を示す半断面図。
【図4】 (a)は仕上げ前のコアリングを示す斜視
図、(b)はその断面図。
【符号の説明】
11…コアリング、12…筒部、14…突部、P…パイ
プ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形状をなす筒部を備え、その筒部
    においてパイプの端部に内嵌されるコアリングにおい
    て、 前記筒部の外周面に、前記パイプの内周面に対し食い込
    んで、あるいは圧接されて係合する突部を設け、その突
    部を筒部の略周方向に延びるように形成するとともにそ
    の周方向において間欠的に設けたことを特徴とするコア
    リング。
  2. 【請求項2】 略円筒形状をなす筒部を備え、その筒部
    においてパイプの端部に内嵌されるコアリングにおい
    て、 前記筒部の外周面に、前記パイプの内周面に対し食い込
    んで、あるいは圧接されて係合する突部を螺旋状に形成
    したことを特徴とするコアリング。
  3. 【請求項3】 前記突部を2〜6条設けたことを特徴と
    する請求項2に記載のコアリング。
  4. 【請求項4】 銅系材料で形成したことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコアリン
    グ。
JP2000181467A 2000-06-16 2000-06-16 コアリング Pending JP2002005370A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017170463A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 前澤給装工業株式会社 樹脂管のインコアの製造方法

Cited By (1)

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