JP2002005233A - 減衰装置 - Google Patents

減衰装置

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JP2002005233A
JP2002005233A JP2000190323A JP2000190323A JP2002005233A JP 2002005233 A JP2002005233 A JP 2002005233A JP 2000190323 A JP2000190323 A JP 2000190323A JP 2000190323 A JP2000190323 A JP 2000190323A JP 2002005233 A JP2002005233 A JP 2002005233A
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JP
Japan
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rod
guide
casing
screw portion
rotating body
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JP2000190323A
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English (en)
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Eiji Kuroda
英二 黒田
Tetsuyuki Kobayashi
哲之 小林
Yosuke Ino
洋介 井野
Fumiaki Arima
文昭 有馬
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Sumitomo Construction Co Ltd
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Sumitomo Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛直もしくは水平方向に作用する地震力等の
みを減衰することのできる減衰装置を提供する。 【解決手段】 ケーシング182の内壁と回転体164
との間隙に減衰用の粘性体および/または粘弾性体20
を充填した減衰装置において、ケーシング182と下部
構造体12間および第1のロッド161と上部構造体1
4間に、ガイドレール34と該ガイドレールに沿ってス
ライドするスライダ32とからなる直動装置30,30
を互いに直交するように設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構築物に作用する
地震力等を減衰する減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構築物に作用する地震力等を減衰
する装置として、特開平10−184786号公報に記
載された減衰装置が知られている。この減衰装置は、相
対変位可能に互いに接続される第1および第2の連結部
材からなり、第1の連結部材は、その接続側に案内ねじ
部が形成された第1のロッドと、案内ねじ部に係合する
と共に案内ねじ部との相対変位に基づき案内ねじ部上を
回転摺動するよう軸支される案内ナットと、第1のロッ
ドより充分に大きな径を有し案内ナットを介して回転摺
動可能に挿着される回転体とから構成されている。そし
て、第2の連結部材は、第2のロッドと、その接続側に
形成される回転体及び案内ナットを収容する円筒形状ケ
ーシングとからなり、この円筒形状ケーシングの内壁と
回転体との間には減衰用の粘性体および/または粘弾性
体が充填されている。
【0003】このような構成の減衰装置は、上部構造体
と下部構造体との間に上下方向の震動変位が生じ、その
変位量に応じて第1のロッドが軸方向に変位すると、回
転体がナットと一体に回転し、これに伴って回転体の表
面に粘性体(または粘弾性体)の粘性力が減衰力として
作用することから、上部構造体に作用する地震力等を粘
性体(または粘弾性体)の粘性力によって減衰すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た減衰装置では、ケーシングおよび第1のロッドがそれ
ぞれ上部構造体および下部構造体にピンを介して連結さ
れているため、上部構造体に三次元方向の地震力等が作
用した場合にはケーシングおよび第1のロッドが斜めに
傾いてしまう。このため、傾きの相違により減衰性能が
低下し、その結果として鉛直方向に作用する地震力等の
みを解析することが困難になるという難点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、鉛直もしくは水
平方向に作用する地震力等のみを減衰することのできる
減衰装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、相対変位可能に互いに接続
される第1および第2の連結部材からなり、この第1の
連結部材は、その接続側に案内ねじ部が形成された第1
のロッドと、この第1のロッドの案内ねじ部に係合する
と共に案内ねじ部との相対変位に基づき案内ねじ部上を
回転摺動するよう軸支される案内ナットと、前記第1の
ロッドより充分に大きな径を有し前記案内ナットを介し
て回転摺動可能に挿着される円盤形状の回転体とからな
り、前記第2の連結部材は、第2のロッドと、その接続
側に形成される前記回転体及び案内ナットを収容する円
筒形状ケーシングとからなり、前記円筒形状ケーシング
の内壁と前記回転体との間隙に減衰用の粘性体および/
または粘弾性体を充填した減衰装置において、前記ケー
シングと該ケーシングの一端面と対向する構造体間およ
び前記第1のロッドと該ロッドの一端と対向する構造体
間に、ガイドレールと該ガイドレールに沿ってスライド
するスライダとからなる直動装置を互いに直交するよう
に設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、相対変位可能に互
いに接続される第1および第2の連結部材からなり、こ
の第1の連結部材は、少なくともその接続側に案内ねじ
部が形成された第1のロッドと、この第1のロッドの案
内ねじ部に係合すると共に案内ねじ部との相対変位に基
づき案内ねじ部上を回転摺動するよう軸支される案内ナ
ットと、前記第1のロッドより大きな径を有すると共に
この径より充分大きな軸方向長さとを有し前記案内ナッ
トを介して回転摺動可能に挿着される円筒形状回転体と
からなり、前記第2の連結部材は、前記円筒形状回転体
及び案内ナットを収容する円筒形状ケーシングからな
り、前記円筒形状ケーシングの内壁と前記円筒形状回転
体との間隙に減衰用の粘性体および/または粘弾性体を
充填した減衰装置において、前記ケーシングと該ケーシ
ングの一端面と対向する構造体間および前記第1のロッ
ドと該ロッドの一端と対向する構造体間に、ガイドレー
ルと該ガイドレールに沿ってスライドするスライダとか
らなる直動装置を互いに直交するように設けたことを特
徴とする。
【0008】請求項1または2記載の発明において、直
動装置のガイドレールは構造体に取り付けられ、スライ
ダはケーシングおよび第1のロッドに取り付けられてい
るものを含む。また、スライダはガイドレールとの摩擦
抵抗を低減するボールベアリングを有することが好まし
く、ナットはケーシングの内側に設けられていることが
好ましい。
【0009】請求項5記載の発明は、相対変位可能に互
いに接続される第1および第2の連結部材からなり、こ
の第1の連結部材は、少なくともその接続側に案内ねじ
部が形成された第1のロッドと、この第1のロッドの案
内ねじ部に係合すると共に案内ねじ部との相対変位に基
づき案内ねじ部上を回転摺動するよう軸支される案内ナ
ットと、前記第1のロッドより大きな径を有すると共に
この径より充分大きな軸方向長さとを有し前記案内ナッ
トを介して回転摺動可能に挿着される円筒形状回転体と
からなり、前記第2の連結部材は、前記回転体及び案内
ナットを収容するケーシングからなり、前記ケーシング
の内壁と前記回転体との間隙に減衰用の粘性体および/
または粘弾性体を充填した減衰装置において、前記ケー
シングを前記回転体の外周面を囲繞する外筒部と前記回
転体の内周面を囲繞する内筒部とを備えて形成し、前記
案内ナットを前記内筒部の内側に配置したことを特徴と
する。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の減
衰装置において、前記ケーシングと該ケーシングの一端
面と対向する構造体間および前記第1のロッドと該ロッ
ドの一端と対向する構造体間に、ガイドレールと該ガイ
ドレールに沿ってスライドするスライダとからなる直動
装置を互いに直交するように設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施形態に係る減衰
装置の縦断面図であり、本発明の第1の実施形態に係る
減衰装置10は、基礎等の下部構造体12と建築物等の
上部構造体14との間に設けられるものである。また、
この減衰装置10は第1の連結部材16と第2の連結部
材18とを備えて構成されている。
【0013】第1の連結部材16は、その接続側に案内
ねじ部162が形成された第1のロッド161と、この
第1のロッド161の案内ねじ部162に係合すると共
に案内ねじ部162との相対変位に基づき案内ねじ部1
62上を回転摺動するよう軸支される案内ナット163
とを有し、この案内ナット163の内部には、多数のボ
ールベアリング165が案内ねじ部162と案内ナット
163との摩擦抵抗を軽減するために設けられている。
また、第1の連結部材16は案内ナット163を介して
回転摺動可能に挿着される円盤形状の回転体164を有
しており、この回転体164は第1のロッド161より
充分に大きな径を有し、案内ナット163と共に後述す
るケーシング182内に収容されている。
【0014】一方、第2の連結部材18は第2のロッド
181と、その接続側に形成される円筒形状ケーシング
182とからなり、このケーシング182の内壁と回転
体164との間隙には、減衰用の粘性体および/または
粘弾性体20が充填されている。
【0015】前記ケーシング182と下部構造体12間
および第1のロッド161と上部構造体14間には、直
動装置(リニアガイド)30,30が互いに直交するよ
うに設けられている。これらの直動装置30,30はガ
イドレール34と、このガイドレール34に沿ってスラ
イドするスライダ32とから構成されており、スライダ
32,32はケーシング182の下面と第1のロッド1
61の上端に固定され、ガイドレール34,34は下部
構造体12の上面と上部構造体14の下面に互いに直交
するように固定されている。また、直動装置30,30
はスライダ32とガイドレール34との摺動抵抗を軽減
するために、スライダ32内にボールベアリング36を
設けて構成されている。
【0016】このような構成において、たとえば下部構
造体12に水平方向の地震力が作用すると、下部構造体
12に作用する地震力に応じて直動装置30,30のス
ライダ32,32が水平方向にスライドする。従って、
上述した実施形態では下部構造体12および/または上
部構造体14に三次元方向の外力が作用してもケーシン
グ182および第1のロッド161が常に鉛直に保持さ
れるため、鉛直方向に作用する地震力のみを減衰するこ
とができる。また、鉛直方向に独立して減衰性能を発揮
できるため、解析が容易となる。
【0017】図2は本発明の第2の実施形態に係る減衰
装置の縦断面図であり、本発明の第2の実施形態に係る
減衰装置40は、基礎等の下部構造体12と建築物等の
上部構造体14との間に設けられるものである。また、
この減衰装置40は第1の連結部材42と第2の連結部
材44とを備えて構成されている。
【0018】第1の連結部材42は、少なくともその接
続側に案内ねじ部422が形成された第1のロッド42
1と、この第1のロッド421の案内ねじ部422に係
合すると共に案内ねじ部422との相対変位に基づき案
内ねじ部422上を回転摺動するよう軸支される案内ナ
ット423と、第1のロッド421より大きな径を有す
ると共にこの径より充分大きな軸方向長さとを有し案内
ナット423を介して回転摺動可能に挿着される円筒形
状回転体424とからなり、回転体424および案内ナ
ット423は後述するケーシング441内に収容されて
いる。なお、案内ナット423の内部には、多数のボー
ルベアリング425が案内ねじ部421と案内ナット4
23との摩擦抵抗を軽減するために設けられている。
【0019】一方、第2の連結部材44は円筒形状ケー
シング441からなり、このケーシング441の内壁と
回転体424との間隙には、減衰用の粘性体および/ま
たは粘弾性体20が充填されている。
【0020】前記ケーシング441と下部構造体12お
よび第1のロッド421と上部構造体14との間には、
直動装置(リニアガイド)30,30が互いに直交する
ように設けられている。これらの直動装置30,30は
それぞれスライダ32とガイドレール34とを備えてお
り、スライダ32,32はケーシング441の下面と第
1のロッド421の上端に固定され、ガイドレール3
4,34は下部構造体12の上面と上部構造体14の下
面に互いに直交するように固定されている。また、直動
装置30,30はスライダ32とガイドレール34との
摺動抵抗を軽減するために、スライダ32内にボールベ
アリング36を設けて構成されている。
【0021】このような構成において、たとえば下部構
造体12に水平方向の地震力が作用すると、下部構造体
12に作用する地震力に応じて直動装置30,30のス
ライダ32,32が水平方向にスライドする。従って、
上述した実施形態では下部構造体12および/または上
部構造体14に三次元方向の外力が作用してもケーシン
グ441および第1のロッド22が常に鉛直に保持され
るため、鉛直方向に作用する地震力のみを減衰すること
ができる。
【0022】なお、上述した第1及び第2の実施形態で
は、直動装置30,30のスライダ32,32をケーシ
ング182,441の下面と第1のロッド161,42
1の上端に取り付けたが、例えば直動装置30,30の
スライダ32,32を下部構造体12の上面とケーシン
グ182,441の下面に互いに直交するように取り付
けてもよい。
【0023】図3は、本発明の第3の実施形態に係る減
衰装置の縦断面図である。同図において、本実施形態に
係る減衰装置は、相対変位可能に互いに接続される第1
の連結部材42と第2の連結部材44とから構成され
る。
【0024】第1の連結部材42は、少なくともその接
続側に案内ねじ部422が形成された第1のロッド42
1と、この第1のロッド421の案内ねじ部422に係
合すると共に案内ねじ部422との相対変位に基づき案
内ねじ部422上を回転摺動するよう軸支される案内ナ
ット423と、第1のロッド421より大きな径を有す
ると共にこの径より充分大きな軸方向長さとを有し案内
ナット423を介して回転摺動可能に挿着される円筒形
状回転体424とからなり、回転体424およびそれに
固定された案内ナット423は後述するケーシング44
1内に収容されている。なお、案内ナット423の内部
には、多数のボールベアリング425が案内ねじ部42
1と案内ナット423との摩擦抵抗を軽減するために設
けられている。
【0025】一方、第2の連結部材44はケーシング4
41からなり、このケーシング441の内壁と回転体4
24との間隙には、減衰用の粘性体および/または粘弾
性体20が充填されている。
【0026】ケーシング441は回転体424の外周面
を囲繞する外筒部441Aを有しており、この外筒部4
41Aと回転体424との間には、粘性体および/また
は粘弾性体20が充填された環状間隙部53が形成され
ているとともに、回転体424を周方向に回転可能に支
持するボールルベアリング54,55が設けられてい
る。また、環状間隙部53はその上端と下端をリング状
のシール部材60,61によってシールされている。
【0027】さらに、ケーシング441は回転体424
の内周面を囲繞する内筒部441Bを有しており、前記
案内ナット423は内筒部441Bの内側に設けられた
ボールベアリング56,57によって内筒部441Bの
周方向に回転可能に支持されている。なお、内筒部44
1Bの外周には回転体424を周方向に回転可能に支持
するボールベアリング58,59が設けられている。ま
た、第1のロッド421には複数本のガイド溝52がロ
ッド421の軸方向に沿って設けられ、これらのガイド
溝52に沿って直動する直動ベアリング51がケーシン
グ441に固定されている。
【0028】このように構成される減衰装置では、ロッ
ド421の軸方向変位が案内ナット423により回転運
動に変換されて回転体424に伝えられ、これにより回
転体424がロッド421の周方向に回転すると、回転
体424の外周面に粘性体および/または粘弾性体20
の粘性力が回転体424の回転を抑制する制動力として
作用するので、本減衰装置に作用する地震力等を従来と
同様に減衰することができる。また、案内ナット423
が内筒部441Bの内側に配置されているため、従来の
減衰装置に比較して軸方向長さを短くすることができ
る。
【0029】従って、上述した本実施形態では、減衰性
能を低下させることなく減衰装置の小型化を図ることが
できる。
【0030】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が実施可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーシングと該ケーシングの一端面と対向する構造体間
および第1のロッドと該ロッドの一端と対向する構造体
間に、ガイドレールと該ガイドレールに沿ってスライド
するスライダとからなる直動装置を互いに直交するよう
に設けたことにより、鉛直もしくは水平方向に作用する
震動力のみを減衰することのできる減衰装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る減衰装置の縦断
面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る減衰装置の縦断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る減衰装置の縦断
面図である。
【符号の説明】
12 下部構造体 14 上部構造体 16,42 第1の連結部材 161,421 第1のロッド 162,422 案内ねじ部 163,423 案内ナット 164 円盤状回転体 424 円筒状回転体 18,42 第2の連結部材 181 第2のロッド 182,441 ケーシング 20 粘性体および/または粘弾性体 30 直動装置 32 スライダ 34 ガイドレール 441A 外筒部 441B 内筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井野 洋介 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 有馬 文昭 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AC05 BD08 BE13 BE15 DA01 EA07 EA38 3J069 AA34 BB01 BB10 CC10 CC18 DD50 3J104 AA01 AA23 AA32 AA36 AA65 AA69 AA74 AA76 AA77 DA02 EA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対変位可能に互いに接続される第1お
    よび第2の連結部材からなり、この第1の連結部材は、
    その接続側に案内ねじ部が形成された第1のロッドと、
    この第1のロッドの案内ねじ部に係合すると共に案内ね
    じ部との相対変位に基づき案内ねじ部上を回転摺動する
    よう軸支される案内ナットと、前記第1のロッドより充
    分に大きな径を有し前記案内ナットを介して回転摺動可
    能に挿着される円盤形状の回転体とからなり、前記第2
    の連結部材は、第2のロッドと、その接続側に形成され
    る前記回転体及び案内ナットを収容する円筒形状ケーシ
    ングとからなり、前記円筒形状ケーシングの内壁と前記
    回転体との間隙に減衰用の粘性体および/または粘弾性
    体を充填した減衰装置において、 前記ケーシングと該ケーシングの一端面と対向する構造
    体間および前記第1のロッドと該ロッドの一端と対向す
    る構造体間に、ガイドレールと該ガイドレールに沿って
    スライドするスライダとからなる直動装置を互いに直交
    するように設けたことを特徴とする減衰装置。
  2. 【請求項2】 相対変位可能に互いに接続される第1お
    よび第2の連結部材からなり、この第1の連結部材は、
    少なくともその接続側に案内ねじ部が形成された第1の
    ロッドと、この第1のロッドの案内ねじ部に係合すると
    共に案内ねじ部との相対変位に基づき案内ねじ部上を回
    転摺動するよう軸支される案内ナットと、前記第1のロ
    ッドより大きな径を有すると共にこの径より充分大きな
    軸方向長さとを有し前記案内ナットを介して回転摺動可
    能に挿着される円筒形状回転体とからなり、前記第2の
    連結部材は、前記円筒形状回転体及び案内ナットを収容
    する円筒形状ケーシングからなり、前記円筒形状ケーシ
    ングの内壁と前記円筒形状回転体との間隙に減衰用の粘
    性体および/または粘弾性体を充填した減衰装置におい
    て、 前記ケーシングと該ケーシングの一端面と対向する構造
    体間および前記第1のロッドと該ロッドの一端と対向す
    る構造体間に、ガイドレールと該ガイドレールに沿って
    スライドするスライダとからなる直動装置を互いに直交
    するように設けたことを特徴とする減衰装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールは前記構造体に取り付
    けられ、前記スライダは前記ケーシングおよび前記第1
    のロッドに取り付けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載の減衰装置。
  4. 【請求項4】 前記スライダは、前記ガイドレールとの
    摩擦抵抗を低減するボールベアリングを有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の減衰装置。
  5. 【請求項5】 相対変位可能に互いに接続される第1お
    よび第2の連結部材からなり、この第1の連結部材は、
    少なくともその接続側に案内ねじ部が形成された第1の
    ロッドと、この第1のロッドの案内ねじ部に係合すると
    共に案内ねじ部との相対変位に基づき案内ねじ部上を回
    転摺動するよう軸支される案内ナットと、前記第1のロ
    ッドより大きな径を有すると共にこの径より充分大きな
    軸方向長さとを有し前記案内ナットを介して回転摺動可
    能に挿着される円筒形状回転体とからなり、前記第2の
    連結部材は、前記回転体及び案内ナットを収容するケー
    シングからなり、前記ケーシングの内壁と前記回転体と
    の間隙に減衰用の粘性体および/または粘弾性体を充填
    した減衰装置において、 前記ケーシングを前記回転体の外周面を囲繞する外筒部
    と前記回転体の内周面を囲繞する内筒部とを備えて形成
    し、前記案内ナットを前記内筒部の内側に配置したこと
    を特徴とする減衰装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングと該ケーシングの一端面
    と対向する構造体間および前記第1のロッドと該ロッド
    の一端と対向する構造体間に、ガイドレールと該ガイド
    レールに沿ってスライドするスライダとからなる直動装
    置を互いに直交するように設けたことを特徴とする請求
    項5記載の減衰装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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