JP2001153179A - 減衰機構付き免震装置 - Google Patents

減衰機構付き免震装置

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JP2001153179A
JP2001153179A JP2000269973A JP2000269973A JP2001153179A JP 2001153179 A JP2001153179 A JP 2001153179A JP 2000269973 A JP2000269973 A JP 2000269973A JP 2000269973 A JP2000269973 A JP 2000269973A JP 2001153179 A JP2001153179 A JP 2001153179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造体を基盤から絶縁して該基盤の震動を効果
的に吸収することができると共に、基盤や構造体に対す
る取付け作業の簡易化を図ることが可能な減衰機構付き
免震装置を提供する。 【解決手段】互いに直交して配置された第1及び第2軌
道レールと、この第1軌道レールに沿って自在に直線運
動可能な第1スライド部材と、この第1スライド部材に
結合されると共に上記第2軌道レールに沿って自在に直
線運動可能な第2スライド部材と、この第2スライド部
材の直線運動を回転運動に変換するボールねじと、この
ボールねじによって回転を与えられる回転スリーブと、
この回転スリーブの外周面との間に減衰力の作用室を形
成する固定スリーブと、上記作用室に封入される粘性流
体とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、地震によ
る地面の揺れを吸収して建築物の震動を軽減する目的で
使用され、あるいは精密機器の輸送等において該精密機
器に作用する震動を軽減する目的で使用される免震装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビルや住宅といった不動産の
地震対策として、あるいは精密機器や美術品のショーケ
ース等の運搬時における振動対策として、地面あるいは
床面の振動を吸収して揺れを軽減する免震装置が用いら
れている。この免震装置としては、従来、地面等の基盤
と建造物等の構造体との間にゴム板を積層したタイプの
ものや、基盤と構造体との間にフッ素樹脂等による低摩
擦摺動面を形成したタイプのもの等が知られている。
【0003】しかし、近年では新たな免震装置として、
工作機械のワークテーブル等に用いられる直線案内装置
を利用した免震装置が提案されている(特開平8−24
0033号公報)。この免震装置は、図14に示すよう
に、長手方向に沿ってボール等の転動体の転走面が形成
されると共に、基盤100及び構造体101の夫々に対
して互いに直交するように固定された第1及び第2軌道
レール102,103と、多数の転動体を介して第1軌
道レール102に組み付けられると共に該第1軌道レー
ル102に沿って自在に直線往復運動可能な第1スライ
ド部材104と、この第1スライド部材104に対して
固定されると共に多数の転動体を介して第2軌道レール
103に組み付けられ、該第2軌道レール103に沿っ
て自在に直線往復運動可能な第2スライド部材105と
から構成されており、地震等によって基盤100が震動
すると各軌道レール102,103とこれらに組み付け
られたスライド部材104,105とが相対的な直線往
復運動を行うようになっている。
【0004】図15はこの免震装置の具体的使用方法を
上方から見た概略図である。基盤100上には前述の免
震装置が4か所に配置されており、各免震装置の第1軌
道レール102がX方向に沿って上記基盤100に固定
されている。一方、第2軌道レール103は第1軌道レ
ール102と直交するY方向に沿って構造体(図示せ
ず)に固定されている。上記軌道レール102,103
とスライド部材104,105との間の動摩擦係数は極
めて小さいため、基盤100が地震等によって水平方向
へ揺れ動くと、かかる揺れを吸収するようにして各免震
装置のスライド部材104,105が軌道レール10
2,103上をX方向又はY方向に沿って移動する。す
なわち、免震装置上に設けられた構造体は基盤100の
揺れから絶縁されており、恰も空気中に浮遊したような
状態となっている。地震等によって構造体が激しく揺れ
るのは、基盤の揺れの周期と構造体の揺れの周期とが合
致して、共振現象を引き起こすためと考えられる。しか
し、このように基盤と構造体との間を免震装置で絶縁し
た場合には、構造体の揺れの周期を十分に長く設定して
共振の発生を避けることができるので、構造体の揺れを
軽減することが可能となる。
【0005】一方、この免震装置は基盤と構造体との共
振を防止はするものの、構造体の揺れを完全に防止し得
るものではなく、しかも前述の如く基盤の揺れと構造体
の揺れとを絶縁するものであるから、例えば地震が収ま
った後にも構造体の揺れは残ることになる。このため、
かかる免震装置を用いて構造体を支持する際には、図1
5に示すように、これら基盤100と構造体との間に免
震装置とは別個に減衰装置106を設け、構造体の揺れ
が早く収まるようにそのエネルギを吸収してやる必要が
あった。従来、このような減衰装置としては、ゴム板と
補強板とを交互に積層して形成したゴム円柱体で基盤と
構造体とを連結し、構造体の震動エネルギを上記ゴム円
柱体の剪断変形に伴う熱エネルギに変換させて吸収する
ようにしたもの等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この減衰装置
では基盤と構造体とを連結するゴム円柱体の剪断変形量
を大きく設定し得ないことから、減衰装置が免震装置に
おけるXY方向への移動を制限してしまう結果となる。
このため、直線案内装置を利用した免震装置との組み合
わせで上記減衰装置を用いた場合には、構造体を基盤か
ら完全に絶縁することが不能となり、基盤の震動を免震
装置で十二分に吸収することができなくなってしまう。
また、減衰装置を免震装置と別個に設けると、その分だ
け余分に手間がかかり、免震装置内における基盤上に構
造体を設ける作業が複雑化するといった問題点もあっ
た。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、構造体を基盤か
ら絶縁して該基盤の震動を効果的に吸収することができ
ると共に、基盤や構造体に対する取付け作業の簡易化を
図ることが可能な減衰機構付き免震装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、基
盤とこの基盤上に設置された構造体との間に配置され、
かかる基盤から構造体に対する震動の伝達を抑える免震
装置であって、長手方向に沿ってボール転走面が形成さ
れると共に互いに直交して配置された第1及び第2軌道
レールと、多数のボールを介して上記第1軌道レールに
組み付けられると共に該第1軌道レールに沿って自在に
直線往復運動可能な第1スライド部材と、上記第1軌道
レール又は第1スライド部材のいずれか一方に結合され
ると共に多数のボールを介して上記第2軌道レールに組
み付けられ、該第2軌道レールに沿って自在に直線往復
運動可能な第2スライド部材と、軸心が上記第1スライ
ド部材又は第2スライド部材の移動方向と合致するよう
に配設された回転伝達体を有すると共に該スライド部材
の直線往復運動を該回転伝達体の正逆回転運動に変換す
る運動変換手段と、上記回転伝達体に連結された回転ス
リーブと、この回転スリーブを収容すると共に該回転ス
リーブとの間に減衰力の作用室を形成する固定スリーブ
と、上記作用室に封入される粘性流体とから構成される
ことを特徴とするものである。
【0009】このように構成された本発明の免震装置
は、例えば、第1軌道レールを基盤に固定する一方、こ
の第1軌道レールと直交する第2軌道レールには構造体
を固定し、これら第1及び第2軌道レールに沿って移動
する第1スライド部材及び第2スライド部材を互いに固
定して使用される。このとき、第1スライド部材又は第
2スライド部材には当該スライド部材の直線往復運動を
正逆回転運動に変換する運動変換手段、例えばボールね
じ装置が連結されており、基盤の揺れに伴って第1スラ
イド部材又は第2スライド部材が軌道レール上を運動す
ると、上記運動変換手段に具備された回転伝達体が回転
すると共に、この回転伝達体に連結された回転スリーブ
が回転する。この回転スリーブは固定スリーブに収容さ
れて作用室を形成しており、かかる作用室には粘性流体
が封入されている。従って、回転スリーブが回転する
と、作用室内の粘性流体に対して剪断摩擦力が作用し、
回転スリーブの運動エネルギは粘性流体の熱エネルギと
して消費される。つまり、スライド部材の直線往復運動
のエネルギが粘性流体によって熱エネルギとして消費さ
れたことになり、軌道レールに対するスライド部材の運
動、ひいては基盤に対する構造体の運動を減衰させるこ
とができるものである。
【0010】ここで、上記スライド部材に連結される運
動変換手段は単に往復直線運動を回転運動に変換するだ
けであるから、かかるスライド部材の運動を何ら制限す
るものではなく、本発明の免震装置は基盤の震動を効率
よく吸収することができる。また、減衰装置として作用
する回転スリーブが運動変換手段を介してスライド部材
に直接固定されているので、基盤に対して構造体を設け
るに際しては、免震装置とは別個に減衰装置を設ける必
要はなく、その分だけ構造体の設置作業を簡略化するこ
とができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の減衰機構付き免震装置を詳細に説明する。図1は本発
明を適用した減衰機構付き免震装置の第1実施例を示す
ものである。この免震装置1は、建造物等の構造体と基
礎等の基盤との間に設けられて該構造体の荷重に抗して
これを基盤上に支承する支持案内部1aと、この支持案
内部1aによって支承された構造体の揺れを収束させる
減衰部1bとから構成されている。
【0012】図2は上記支持案内部の構成を示す斜視図
である。上記支持案内部1aは、上記構造体Aに固定さ
れる第1軌道レール10と、この第1軌道レール10に
組み付けられた第1スライド部材11と、上記第1軌道
レール10と直交するようにして基礎等の基盤Bに固定
される第2軌道レール12と、この第2軌道レール12
に組み付けられると共に上記第1スライド部材11に対
して固定された第2スライド部材13とから構成されて
いる。各軌道レールには長手方向に沿って複数条のボー
ル転走溝が形成される一方、各スライド部材11,13
にはこのボール転走溝を転走する多数のボールが内臓さ
れており、これらボールの転走によってスライド部材1
1,13が各軌道レール10,12上を極小さな動摩擦
抵抗で自在に移動し得るようになっている。第1スライ
ド部材11及び第2スライド部材13は全く同一の部材
であり、ブラケットを介して互いに背中合わせに固定さ
れている。そして、第1軌道レール10と第2軌道レー
ル12は互いに直交して設けられていることから、第1
スライド部材11が第1軌道レール10に沿って移動
し、第2スライド部材13が第2軌道レール12に沿っ
て移動すると、構造体Aが基盤B上で二次元的に移動す
ることになる。
【0013】一方、図3は上記減衰部1Bの構成を示す
斜視図である。この減衰部1Bは、上記第2軌道レール
12と平行に配設されると共に上記基盤B上に回転自在
に支承されたねじ軸15と、このねじ軸15に螺合する
と共に上記第2スライド部材13に固定されたナット部
材16と、上記ねじ軸15の一端と軸継手17を介して
連結された減衰ロッド18とから構成されている。上記
ねじ軸15の外周面には螺旋状のボール転動溝が所定の
リードで形成されており、上記ナット部材16は無限循
環する多数のボールを介してこのねじ軸15に螺合して
いる。従って、ナット部材16は極小さな動摩擦抵抗で
ねじ軸15の周囲を螺旋状に移動することが可能となっ
ている。また、上記ねじ軸15の一端は基盤B上に立設
されたブラケット19によって回転自在に支承され、他
端は軸継手17及び減衰ロッド18を介してやはり基盤
B上に立設されたブラケット20に支承されている。一
方、ナット部材16は連結ブラケット21を介して第2
スライド部材13に固定されており、第2スライド部材
13が第2軌道レール12に沿って移動すると、これに
伴ってねじ軸15の軸方向へ移動するように構成されて
いる。ナット部材16は連結ブラケット21によって回
転不能に保持されているため、このようにしてナット部
材16が第2スライド部材13と共に移動すると、上記
ねじ軸15がナット部材16によって回転トルクを与え
られる結果となり、第2スライド部材13の移動量に応
じた回転量がねじ軸15に発生する。すなわち、この第
1実施例では上記ねじ軸15が本発明の回転伝達体に相
当する。
【0014】一方、図4は上記減衰ロッド18の構造の
詳細を示すものである。この減衰ロッド18は、上記軸
継手17を介してねじ軸15に連結された回転スリーブ
25と、この回転スリーブ25を回転自在に保持すると
共に基盤B上に立設されたブラケット20に固定される
固定スリーブ26とから構成されており、固定スリーブ
26の中空部内に回転スリーブ25が収容された状態と
なっている。回転スリーブ25の外周面と固定スリーブ
26の内周面との間には僅かな隙間が設けられており、
この隙間には粘性流体27が充填されている。従って、
回転スリーブ25が固定スリーブ26に対して回転を生
じると、これらの間に存在する粘性流体27に対して剪
断摩擦力が作用し、回転スリーブ25の運動エネルギが
粘性流体27の熱エネルギに変換されて消費され、回転
スリーブ25の運動エネルギを減衰させることができる
ようになっている。つまり、粘性流体27の充填された
回転スリーブ25と固定スリーブ26との隙間が本発明
における減衰力の作用室に相当する。
【0015】上記回転スリーブ25は軸継手17を介し
てねじ軸15と結合されていることから、減衰ロッド1
8はねじ軸15の回転運動を減衰していることになり、
また、ねじ軸15の回転運動は第2軌道レール12上に
おける第2スライド部材13の直線運動を変換したもの
であるから、上記減衰ロッド18は第2スライド部材1
3の直線運動のエネルギを減衰していることになる。す
なわち、この免震装置1では、第2スライド部材13が
第2軌道レール12上で直線往復運動を行うと、その運
動エネルギがねじ軸15の回転運動のエネルギに変換さ
れた後、減衰ロッド18内の粘性流体27によって減衰
される。
【0016】図5は本発明を適用した免震装置を用いて
基盤B上に構造体Aを支承した例を示すものである。こ
の例では構造体Aと基盤Bとの間の4箇所に免震装置1
−1、1−2、1−3、1−4が配置されており、例え
ば免震装置1−1、1−3では第2スライド部材の移動
方向がX方向に、免震装置1−2、1−4では第2スラ
イド部材の移動方向がY方向に合致している。そして、
このように各免震装置を配置し、前述の支持案内部1a
が基盤B上で構造体Aを支承することにより、構造体A
が基盤B上をX方向及びY方向のいずれにも自在に移動
し得るようになる。つまり、構造体Aは基盤Bから分離
された状態にあり、基盤Bが地震によって揺れた場合で
あっても、構造体Aに作用する揺れが基盤Bの揺れと共
振するのを防止し、構造体Aの揺れを軽減することがで
きるものである。また、支持案内部1aの第2スライド
部材13に対して上記減衰部1bが結合されていること
から、構造体Aの揺れに伴って第2スライド部材13が
第2軌道レール12上をX方向又はY方向へ移動する
と、その運動が減衰部1bによって減衰され、構造体A
の揺れを早期に収束させることができるものである。
【0017】次に、図6は本発明を適用した免震装置の
第2実施例を示すものである。この第2実施例において
も構造体Aを基盤Bに対して支承する支持案内部の構成
は第1実施例と全く同一である。但し、減衰部の構成は
第1実施例と若干異なる。従って、支持案内部について
は図6中に第1実施例と同一の符号を付してその詳細な
説明は省略し、減衰部についてのみ説明をする。
【0018】第1実施例の減衰部1bではナット部材1
6が第2スライド部材13と共に移動すると、かかる移
動に伴ってねじ軸15に回転が与えられていたが、この
第2実施例の減衰部1cでは第2スライド部材13の移
動に伴ってナット部材30それ自身が回転するように構
成されている。すなわち、第2スライド部材13に固定
された筒状ケーシング31の内部にはナット部材30が
回転軸受を介して回転自在に収容されており、このナッ
ト部材30と減衰ロッド32の回転スリーブ33が継手
34によって連結されている。上記ナット部材30が螺
合するねじ軸35は、その両端が基盤Bに立設された一
対の固定ブラケット36に嵌合しており、第2軌道レー
ル12と平行に且つ回転不能に配設されている。減衰ロ
ッド32の構成は前述の第1実施例と略同じであるが、
上記ねじ軸35が回転スリーブ33内を貫通している
点、連結ブラケット37によって第2スライド部材13
に固定されている点においてのみ異なる。
【0019】そして、このように構成された第2実施例
の減衰部1cでは、第2スライド部材13が第2軌道レ
ール12上を移動すると、ナット部材30が減衰ロッド
32及び第2スライド部材13と共に同一方向へ移動す
る。このとき、ナット部材30が螺合するねじ軸35は
基盤Bに対して固定的に設けられていることから、かか
るねじ軸35上を移動するナット部材30は自ら回転を
生じることになり、第2スライド部材13の移動量に応
じた回転量がナット部材30に与えられる。そして、ナ
ット部材30には減衰ロッド32の回転スリーブ33が
連結されていることから、第2スライド部材13の移動
に伴って該回転スリーブ33が回転を生じることにな
り、第2スライド部材13の直線運動のエネルギが減衰
ロッド32によって減衰されることになる。つまり、こ
の第2実施例においても、第2スライド部材13が第2
軌道レール12上で直線往復運動を行うと、その運動エ
ネルギが回転運動のエネルギに変換された後、減衰ロッ
ド32内の粘性流体によって減衰されるのである。
【0020】ナット部材の外径の方がねじ軸の外径より
も当然に大きいことから、ナット部材を回転させるトル
クはねじ軸を回転させるトルクよりも小さくて足り、第
1実施例と第2実施例を比較した場合には、第2実施例
の方が第2スライド部材13の直線運動のエネルギを効
率よく回転運動のエネルギに変換することが可能とな
る。従って、図6に示した第2実施例の免震装置の方が
構造体Aに作用する揺れのエネルギを第1実施例の免震
装置よりも効率よく減衰させることが可能である。
【0021】次に、図7は本発明を適用した免震装置の
第3実施例を示すものである。この第3実施例の免震装
置も、構造体Aを基盤Bに対してX及びY方向へ支承す
る支持案内部40aと、構造体の揺れを収束させる減衰
部40bとから構成されている。上記支持案内部40a
は、上記基盤Bに固定される第1軌道レール41と、こ
の第1軌道レール41に沿って運動する第1スライド部
材42と、上記第1軌道レール41と直交するようにし
て第1スライド部材42に固定された第2軌道レール4
3と、この第2軌道レール43に沿って運動する第2ス
ライド部材44とから構成されている。図8乃至図10
に示すように、各軌道レール41,43は凹条溝46を
具備してチャネル状に形成されており、かかる凹条溝4
6の内側面には片側2条ずつ計4条のボール転走溝47
が形成されている。一方、各スライド部材42,44は
略矩形状に形成されており、僅かな隙間を介して軌道レ
ール41,43の凹条溝46内に遊嵌するようになって
いる。スライド部材42,44の両側面には軌道レール
41,43のボール転走溝47と対向する負荷転走溝4
8が形成されており、多数のボール49がこの負荷転走
溝48と軌道レール41,43のボール転走溝47との
間で荷重を負荷しながら転走するように構成されてい
る。また、スライド部材42,43には上記負荷転走溝
48を転走し終えたボール49を循環させるための無負
荷ボール通路50が形成されている。すなわち、上記ス
ライド部材42,44は多数のボール49を介して軌道
レール41,43に組み付けられており、ボール49の
循環に伴ってスライド部材42,44が軌道レール4
1,43の凹条溝46内を自在に往復運動し得るように
構成されている。
【0022】また、上記減衰部40bは、軌道レール4
1,43の凹状溝46内に配設されたねじ軸51と、軌
道レール41,43の一端において上記ねじ軸51に連
結された減衰ロッド52とから構成されている。軌道レ
ール41,43の長手方向の一端には支持板53が固定
される一方、他端には支持ブロック54が固定されてお
り、上記ねじ軸51はこれら支持板53及び支持ブロッ
ク54によって回転自在に且つ軸心を軌道レール41,
43の長手方向と合致させるようにして支承されてい
る。また、上記支持ブロック54は減衰ロッド52を軌
道レール41,43に固定するためのブラケットの役割
を果たしている。上記ねじ軸51には多数のボールを介
してスライド部材42,44が螺合しており、スライド
部材42,44が軌道レール41,43に沿って凹状溝
46内を移動すると、その移動量に応じてねじ軸51が
回転するようになっている。すなわち、スライド部材4
2,44とねじ軸51はボールねじを構成している。
【0023】一方、上記減衰ロッド52は、第1実施例
のそれと同様、軸継手56を介して上記ねじ軸51に結
合された回転スリーブ57と、この回転スリーブ57を
回転自在に保持すると共に上記支持ブロック54に固定
された固定スリーブ58とから構成されており、固定ス
リーブ58の中空部内に回転スリーブ57が収容された
状態となっている。図11に示すように、回転スリーブ
57の外周面と固定スリーブ58の内周面との間には僅
かな隙間が設けられており、この隙間には粘性流体59
が充填されている。尚、上記軸継手56としては、回転
スリーブ57の軸心がねじ軸51の軸心に対して若干偏
心している場合であっても、かかるねじ軸51の回転を
回転スリーブ57に対して確実に伝達することができる
よう、オルダム継手を用いるのが好ましい。
【0024】そして、このように構成された第3実施例
の減衰部40bでは、各スライド部材42,44が軌道
レール41,43の凹条溝46内を移動すると、これら
スライド部材42,44と螺合するねじ軸51が回転を
生じることになり、スライド部材42,44の移動量に
応じた回転量が該ねじ軸51に与えられる。そして、ね
じ軸51には減衰ロッド52の回転スリーブ57が連結
されていることから、各スライド部材42,44の移動
に伴って該回転スリーブ57が回転を生じることにな
り、スライド部材42,44の直線運動のエネルギが減
衰ロッド52によって減衰されることになる。つまり、
この第3実施例においても、スライド部材42,44が
軌道レール41,43上で直線往復運動を行うと、その
運動エネルギが回転運動のエネルギに変換された後、減
衰ロッド52内の粘性流体によって減衰されるのであ
る。
【0025】図12は第1スライド部材42と第2軌道
レール43の固定状態を示すものである。第1スライド
部材42の上面には固定ボルト61が螺合するタップ穴
62が形成される一方、第2軌道レール43の底面には
固定ボルト61を挿通させるための貫通穴63が形成さ
れており、これらタップ穴62と貫通穴63を利用して
固定ボルト61を締結することにより、第2軌道レール
43が第1スライド部材42に固定されている。このと
き、第2軌道レール43はその長手方向を第1スライド
部材42の移動方向、すなわち第1軌道レール41の長
手方向と直交させるようにして固定される。これによ
り、第1軌道レール41を基盤Bに固定し、第2スライ
ド部材44を構造体Aに固定した際に、かかる構造体A
を基盤B上でX方向及びY方向へ自在に案内することが
可能となる。
【0026】尚、この第3実施例の免震装置では必ずし
も第1スライド部材42に対して第2軌道レール43を
固定する必要はなく、図13に示すように、第1スライ
ド部材42に対して第2スライド部材44を背中合わせ
に固定し、第2軌道レール43を構造体Aに固定するよ
うに構成しても差支えない。また、このように第1スラ
イド部材42と第2スライド部材44とを互いに結合す
るのであれば、最初から両スライド部材42,44を一
体に形成し、これを第1軌道レール41と第2軌道レー
ル43とに組み付けるように構成しても差支えない。更
に、第1軌道レール41についても、これを必ずしも基
盤Bに固定する必要はなく、第1軌道レール41及び第
2軌道レール43を互いに直交するように且つ背中合わ
せに結合し、第1軌道レール41に沿って運動する第1
スライド部材42を基盤Bに固定する一方、第2軌道レ
ール43に沿って運動する第2スライド部材44を構造
体Aに固定するように構成しても差し支えない。
【0027】そして、この第3実施例の免震装置も、こ
れを構造体Aと基盤Bの間に配置することによって、構
造体Aが基盤B上をX方向及びY方向のいずれにも自在
に移動し得るようになり、構造体Aは基盤Bから絶縁さ
れた状態となる。これにより、基盤Bが地震によって揺
れた場合であっても、構造体Aに作用する揺れが基盤B
の揺れと共振するのを防止し、構造体Aの揺れを軽減す
ることができるものである。また、各スライド部材4
2,44s螺合するねじ軸51には減衰ロッド52が結
合されていることから、構造体Aの揺れに伴って各スラ
イド部材42,44が軌道レール41,43上をX方向
又はY方向へ移動すると、その運動が減衰ロッド52に
よって減衰され、構造体Aの揺れを早期に収束させるこ
とができるものである。
【0028】このように第1乃至第3実施例に示した本
発明の免震装置においては、スライド部材の直線運動を
減衰させるための減衰部が支持案内部と一体的に設けら
れていることから、この免震装置を用いる場合には、減
衰装置を別途設ける必要がなく、その分だけ設置に要す
る手間を削減することができるものである。更に、本発
明の免震装置では、地震に伴う軌道レールとスライド部
材との間の直線運動をねじ軸によって回転運動に変換
し、その回転運動を回転スリーブと固定スリーブとの間
に充填された粘性流体の熱エネルギーに変換することに
よって減衰しているので、ねじ軸を長くすることによっ
て大きな地震にも容易に対応することができる。しか
も、減衰部が支持案内部におけるスライド部材の移動を
何ら拘束するものではないから、減衰部によって免震効
果が制限される弊害を回避することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の減衰
機構付き免震装置によれば、スライド部材に連結される
運動変換手段は単に往復直線運動を回転運動に変換する
だけであるから、かかるスライド部材の運動を何ら制限
するものではなく、構造体を基盤から絶縁して該基盤の
震動を効果的に吸収することが可能となる。また、減衰
装置として作用する回転スリーブが運動変換手段を介し
てスライド部材に直接固定されているので、基盤に対し
て構造体を設けるに際しては、免震装置とは別個に減衰
装置を設ける必要はなく、その分だけ基盤や構造体に対
する取付け作業の簡易化を図り、ひいては構造体の設置
作業の手間をも軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した免震装置の第1実施例を示
す平面図である。
【図2】 第1実施例に係る免震装置の支持案内部を示
す斜視図である。
【図3】 第1実施例に係る免震装置の減衰部を示す側
面図である。
【図4】 第1実施例に係る減衰部に具備された減衰ロ
ッドを示す断面図である。
【図5】 本発明の免震装置を用いて基盤上に構造体を
支承した例を示す斜視図である。
【図6】 本発明を適用した免震装置の第2実施例を示
す斜視図である。
【図7】 本発明を適用した免震装置の第3実施例を示
す斜視図である。
【図8】 第3実施例に係る免震装置の軌道レール及び
スライド部材を示す斜視図である。
【図9】 第3実施例に係る免震装置の軌道レール及び
スライド部材を示す平面図である。
【図10】 図9のX−X線断面図である。
【図11】 第3実施例に係る減衰ロッドの要部拡大図
である。
【図12】 第3実施例に係る第1スライド部材と第2
軌道レールとの固定状態を示す断面図である。
【図13】 第3実施例に係る第1スライド部材と第2
スライド部材とを固定して免震装置を構成する例を示す
断面図である。
【図14】 直線案内装置を組み合わせて構成した従来
の免震装置を示す断面図である。
【図15】 従来の免震装置の使用例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1a…支持案内部、1b…減衰部、10…第1軌道レー
ル、11…第1スライド部材、12…第2軌道レール、
13…第2スライド部材、16…ナット部材、18…減
衰ロッド、25…回転スリーブ、26…固定スリーブ、
27…粘性流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 25/20 F16H 25/20 A Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤とこの基盤上に設置された構造体と
    の間に配置され、かかる基盤から構造体に対する震動の
    伝達を抑える免震装置であって長手方向に沿ってボール
    転走面が形成されると共に互いに直交して配置された第
    1及び第2軌道レールと、多数のボールを介して上記第
    1軌道レールに組み付けられると共に該第1軌道レール
    に沿って自在に直線往復運動可能な第1スライド部材
    と、上記第1軌道レール又は第1スライド部材のいずれ
    か一方に結合されると共に多数のボールを介して上記第
    2軌道レールに組み付けられ、該第2軌道レールに沿っ
    て自在に直線往復運動可能な第2スライド部材と、軸心
    が上記第1スライド部材又は第2スライド部材の移動方
    向と合致するように配設された回転伝達体を有すると共
    に該スライド部材の直線往復運動を該回転伝達体の正逆
    回転運動に変換する運動変換手段と、上記回転伝達体に
    連結された回転スリーブと、この回転スリーブを収容す
    ると共に該回転スリーブとの間に減衰力の作用室を形成
    する固定スリーブと、上記作用室に封入される粘性流体
    とから構成されることを特徴とする減衰機構付き免震装
    置。
  2. 【請求項2】 上記運動変換手段は、外周面に螺旋状の
    ボール転動溝が形成されると共に上記第1又は第2軌道
    レールと平行に配設されたねじ軸と、多数のボールを介
    して上記ねじ軸に螺合したナット部材とから構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の減衰機構付き免震装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ナット部材が第1又は第2スライド
    部材と共に運動する一方、上記ねじ軸が上記回転伝達体
    として回転スリーブに連結されていることを特徴とする
    請求項2記載の減衰機構付き免震装置。
  4. 【請求項4】 上記軌道レールが凹条溝を備えてチャネ
    ル状に形成され、かかる凹条溝内には上記ねじ軸が回転
    自在に支承される一方、上記固定スリーブはその軸線を
    上記ねじ軸の軸線と一致させて上記軌道レールの一端部
    に固定され、更に、上記スライド部材は上記ナット部材
    を内蔵すると共に軌道レールの凹状溝内を往復運動する
    ように構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    減衰機構付き免震装置。
  5. 【請求項5】 上記ナット部材が軸受を介してスライド
    部材に支持されると共に上記回転伝達体として回転スリ
    ーブに連結される一方、上記ねじ軸は基盤又は構造物に
    対して固定されていることを特徴とする請求項2記載の
    減衰機構付き免震装置。
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