JP2002004296A - オープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置 - Google Patents

オープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置

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JP2002004296A
JP2002004296A JP2000183585A JP2000183585A JP2002004296A JP 2002004296 A JP2002004296 A JP 2002004296A JP 2000183585 A JP2000183585 A JP 2000183585A JP 2000183585 A JP2000183585 A JP 2000183585A JP 2002004296 A JP2002004296 A JP 2002004296A
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JP2000183585A
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Yukio Kitamura
幸男 北村
Satoshi Kamiya
智 神谷
Yoshinobu Ikeda
佳伸 池田
Tsugio Yamamoto
次雄 山本
Akiji Oda
章治 小田
Hiroyuki Matsuhisa
浩幸 松久
Seikichi Suzuki
清吉 鈴木
Teruo Ariga
照男 有賀
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KOKUDO KOKI KK
KOSHIN KENSETSU KK
Takenaka Doboku Co Ltd
Shiraishi Co Ltd
Original Assignee
KOKUDO KOKI KK
KOSHIN KENSETSU KK
Takenaka Doboku Co Ltd
Shiraishi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈下、圧入されるオープンケーソンの先端刃
口部の拡径傾斜部内側の未掘削土壌を機械式で効率よく
きれいに掘削除去し清掃する作業に好適なオープンケー
ソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置を提供する。 【解決手段】 地上からオープンケーソンの中空部内へ
挿入される本体部の外周部位に、中間の支点部を中心と
して放射方向へ傾動自在な排土ビームが複数設置され、
前記排土ビームの先端部に周方向に長いブレード形状の
掘削刃が取り付けられている。前記複数の排土ビームの
上端部近傍の力点部を共通に傾動動作させる拡径駆動手
段を有し、前記複数の排土ビーム及び掘削刃の最小収縮
状態の外径は、オープンケーソンにおける最小口径部よ
りも小さく構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オープンケーソ
ン工法により沈下、圧入されるオープンケーソンの先端
刃口部の拡径傾斜部内側の未掘削土壌を掘削除去し清掃
するケレン装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】オープンケーソン工法により沈下、圧入
されるオープンケーソンは、例えば図1に例示している
通り、外径が6m、内径は4.5m程度(従って、躯体
厚さは75cm程度)の大型構造物である。その先端刃口
部は鋼製であり、約2m程度の長さ範囲にわたり、先端
を尖らせた先細の拡径傾斜部1aが形成されている。
【0003】このオープンケーソン1は、その中空部内
にクラムシエルを挿入し、先端部土壌を機械掘削(中堀
り掘削)しつつ、オープンケーソンの自重作用により沈
下させ、又はジャッキ等により強制的に圧入する。但
し、クラムシエル等による先端部土壌の掘削は、図1中
に2点鎖線で掘削形状線Sを例示したように、オープン
ケーソン1の内径面にほぼ等しい円筒形状の掘削が最大
限度であり、先端刃口部の拡径傾斜部1aの内側部分に
は、クラム シエルで掘削することが不可能な未掘削土
壌がどうしても発生する。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】対象地盤が、砂礫層
のようにオープンケーソン1の沈下、圧入により前記拡
径傾斜部1aの内側において容易に崩壊する性質の場
合、前記の未掘削土壌は発生しないし、問題にもならな
い。しかし、粘着力の高い粘性土のような場合には、前
記未掘削土壌が発生し易く、その未掘削土壌がオープン
ケーソンの沈下、圧入に際して大きな抵抗となり、場合
によっては沈下、圧入が不可能になる。
【0005】また、オープンケーソン1を設計上決めら
れた予定深度まで沈下、圧入した段階では、先端刃口部
に底盤コンクリートを打設しなければならない。その前
処理として、前記拡径傾斜部1aの内側の未掘削土壌は
除去して清掃する必要がある。しかし、オープンケーソ
ンの中掘り掘削は、ほとんどの場合が水中掘削となり、
人力による掘削ができないため、前記先端刃口部の拡径
傾斜部内側の未掘削土壌を掘削除去および清掃できるケ
レン装置の開発が要請されている。
【0006】したがって、本発明の目的は、オープンケ
ーソン工法により沈下、圧入されるオープンケーソンの
先端刃口部の拡径傾斜部内側の未掘削土壌を機械式で効
率よくきれいに掘削除去し清掃する作業に好適なオープ
ンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置を提供するこ
とである。
【0007】本発明の目的は、地下水が溜まって水中掘
削を余儀なくされ、水中カメラで作業状況を確認するこ
ともできない、オープンケーソンの先端刃口部の拡径傾
斜部内側の未掘削土壌の掘削除去や清掃を、地上から操
作及び管理する機械式で、能率良く、精度良く行えて、
操作性に優れたオープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケ
レン装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、請求項1に記載した発明に係るオープ
ンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置は、オープン
ケーソン工法により沈下、圧入されるオープンケーソン
の先端刃口部の拡径傾斜部内側の未掘削土壌を掘削し清
掃するケレン装置であって、地上からオープンケーソン
の中空部内へ挿入される本体部の外周部位に、中間の支
点部を中心として放射方向へ傾動自在な排土ビームが複
数設置され、前記排土ビームの先端部に周方向に長いブ
レード形状の掘削刃が取り付けられていること、前記複
数の排土ビームの上端部近傍の力点部を共通に傾動動作
させる拡径駆動手段を有すること、前記複数の排土ビー
ム及び掘削刃の最小収縮状態の外径は、オープンケーソ
ンにおける最小口径部よりも小さく構成されていること
をそれぞれ特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
たオープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置にお
ける拡径駆動手段として、前記複数の排土ビームの上部
が吊りワイヤーにより地上のクレーン等にて吊られてい
ること、前記本体部には上下方向に一定のストロークま
でスライド自在な可動ブロックが設置され、地上のクレ
ーン等で吊られるコントロールワイヤーの先端が前記可
動ブロックに止着され、同コントロールワイヤーは本体
部の上方に設置された固定シーブから前記可動ブロック
上に設置された可動シーブを経て地上のクレーン等へ巻
き込まれていること、前記可動ブロックと排土ビームの
上端部近傍の力点部とがリンクメンバで連結された構成
であることをそれぞれ特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1に記載し
たオープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置にお
ける拡径駆動手段として、前記本体部に接合したコラム
シャフトが地上の重機等で支持されており、前記本体部
に上下方向に一定のストロークまでスライド自在な可動
ブロックが設置され、前記複数の排土ビームの上端部近
傍の力点部と前記可動ブロックとがリンクメンバで連結
され、前記可動ブロックを上下動させる拡径コントロー
ルジャッキが本体部と可動ブロックとの間に設置された
構成であることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか一に記載したオープンケーソンの拡径刃口部掘削
用ケレン装置において、地上から支持される本体部に、
水平旋回を生じさせるスイング機構が付設されているこ
と、前記スイング機構は、水平回転を許容する軸受の上
側部材に中間部を可動にピン支持された旋回ジャッキ
と、前記軸受の下側部材から放射方向に突き出されたス
イングアームとをピン連結して成り、前記軸受の下側部
材が本体部と結合された構成であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】請求項1、2に記載し
た発明の実施形態を、図1と図2に示した。これはオー
プンケーソン工法により沈下、圧入されるオープンケー
ソン1の先端刃口部の拡径傾斜部1aの内側の前記掘削
形状線Sよりも外側の未掘削土壌を掘削除去し清掃する
ケレン装置である。更に云えば、地上に用意したクレー
ンの親子を使用して操作し稼働させる機械式掘削装置で
ある。
【0013】地上からクレーン等の吊りワイヤー15で
吊ってオープンケーソン1の中空部内へ挿入される本体
部10は、水平なベース10aの中央にコラム10bが
垂直に2.5m程度の高さ立ち上がった形態である。本
体部10の外周部位には、前記ベース10aに支持され
た中間の支点部11を中心として放射方向へ傾動自在な
排土ビーム12が複数設置され、各排土ビーム12の先
端部に、周方向に長いブレード形状の掘削刃13(図2
を参照)が取り付けられている。
【0014】図2は、排土ビーム12が、本体部10を
中心として直角4方向に4本設置され、先端部の掘削刃
13は、本体部10を中心とする円弧状に周方向に約1
mの長さに及ぶブレード形状のものとして取り付けられ
た実施形態を示している。従って、このケレン装置は、
掘削刃13の前記周方向の長さを前提に、周方向へ約1
mのピッチで水平旋回させて先端刃口部の拡径傾斜部1
aの内側の未掘削土壌を掘削除去し清掃作業を順次進め
ることになる。
【0015】前記複数の排土ビーム12の上端部近傍の
力点部14を共通に放射方向へ傾動動作させる拡径駆動
手段として、図1の場合は、前記の各排土ビーム12の
上部が、吊りワイヤー15により、地上の図示しないク
レーン等(親子クレーンの一方)にて吊られ、ケレン装
置全体を吊る構成とされている。
【0016】一方、前記本体部10のコラム10bに沿
って上下方向に一定のストロークまでスライド自在な可
動ブロック16が設置され、地上の図示しないクレーン
(親子クレーンの他方)で吊られたコントロールワイヤ
ー17の先端18は、前記可動ブロック16へ止着され
ている。該コントロールワイヤー17は、本体部10の
前記コラム10bの上部に設置された固定シーブ19か
ら前記可動ブロック16上に設置された可動シーブ23
を経て、地上のクレーン等へ巻き込まれている。したが
って、可動ブロック16は、固定シーブ19を利用した
倍力機構により、コントロールワイヤー17の吊り力の
2倍の作用力で上方へ引き上げられる。
【0017】可動ブロック16と、前記排土ビーム12
の上端部近傍の力点部14とがリンクメンバ20にて連
結されている。従って、コントロールワイヤー17を上
方へ強く引いて、可動ブロック16がコラム10bの中
間の上限プレート21へ突き当たる位置まで上昇させる
と、いわゆるリンク運動として各排土ビーム12は傾動
し、図1中に点線で図示した最小収縮状態となる。この
最小収縮状態の外径(約3.4m)は、オープンケーソ
ン1における最小口径部よりも十分に小さく、オープン
ケーソン1の中空部内を上下方向へ自由に移動でき、出
し入れ操作には全く支障がない。
【0018】前記のようにコントロールワイヤー17を
強く引き可動ブロック16がコラム中間の上限プレート
21へ突き当たる位置まで上昇させた状態で、当該ケレ
ン装置をケーソン1内へ必要深度まで下降させる。この
下降操作は、ケレン装置の総重量(自重量)を支持する
吊りワイヤー15の吊り力が前記コントロールワイヤー
17の吊り力よりも数倍大きいため、何の支障もなく行
える。ケレン装置の挿入深度は、予め本体部10の例え
ばベース10aに設置した深度計30の計測値を地上で
監視して確認する。
【0019】図1のようにケレン装置がオープンケーソ
ン1の中空部内を先端刃口部まで下降し、拡径傾斜部1
aの内側の未掘削土壌を掘削除去し清掃するべき深度位
置Dへ到達したことを深度計30で確認したときは、地
上の親子クレーンを操作して2種のワイヤー15と17
を同時に巻き上げてケレン装置を一旦吊り上げ、同時に
各掘削刃13の位置を収縮状態にする。その後、親子ク
レーンのウインチブレーキを親子同時に解放し、ケレン
装置の自由落下と同時に排土ビーム12及び掘削刃13
を拡径状態にして、未掘削土壌の掘削除去を行う。かく
すると、拡径傾斜部1aの内側の未掘削土壌を中央側へ
掻き出す掘削除去の作業が進む。
【0020】なお、ケレン装置を自由落下させる動作の
繰り返しと共に、掘削刃13の周方向長さ(約1m)を
限度とするピッチで本体部10の水平旋回の動作を組み
合わせると、掘削作業は周方向の全域に進む。本体部1
0を水平旋回させる手段としては、地上のクレーン等の
コントロールで行うこともできるが、図4及び図5に示
したスイング機構を使用するのが好ましい。
【0021】このスイング機構は、垂直なスラスト軸受
40の上側部材41が図示を省略した地上のクレーン等
で吊られる。上側部材41に支持された軸受ブロック4
2の垂直な軸孔に下側部材43の垂直な軸44が回転自
在に嵌め込まれ、トップリング45へカンザシピン46
を差して抜け止めが行われている。図4中の符号47は
軸受メタルである。前記のようにして相対的に水平回転
が自在に構成された上側部材41から偏心方向へ突設し
たブラケット48に、旋回ジャッキ49の中間部がトラ
ニオンピン50により偏心状態に支持されている。他
方、下側部材43から放射方向に突き出されたスイング
アーム51と、前記旋回ジャッキ49の出力軸先端とが
ピン52により連結されている(請求項4記載の発
明)。
【0022】従って、旋回ジャッキ49の出力軸の伸長
ストロークの大きさにより、上側部材41と下側部材4
3とは、最大約90゜近い角度θまで相対的に水平回転
(旋回)を行わせることができる。旋回ジャッキ49の
出力軸にストロークセンサーを設置し、その計測値を地
上で監視し制御することにより、前記の旋回角度θの大
きさは自在にコントロールできる。
【0023】上記構成のスイング機構における下側部材
43を、上述したケレン装置の本体部10におけるコラ
ム10bの上端部と結合して付設することにより、ケレ
ン装置に必要な水平旋回を、地上から管理、操作するス
イング機構によって簡単に自在に付与することができ
る。上記のようにしてオープンケーソン1の下底部中央
に掻き寄せられた掘削土は、再度クラムシエルを使用す
るなどしてきれいに浚うことができる。
【0024】次に、請求項1、3記載の発明の実施形態
を図3に基いて説明する。このケレン装置の構成原理
は、図1のケレン装置と略共通するが、排土ビーム12
の拡径駆動手段として油圧駆動方式を採用した構成を特
徴とする。
【0025】即ち、拡径駆動手段としては、本体部10
を構成する垂直なコラム10bの上端部にコラムシャフ
ト24を接合し、このコラムシャフト24が地上の図示
しない重機類で支持され、且つ掘削、清掃の作業に必要
な上下動作や回転が伝達される。
【0026】前記本体部10のコラム10bに沿って上
下方向に一定のストロークまでスライド自在な可動ブロ
ック16が設置され、中間の支点部11をベース10a
に傾動自在に支持された複数の排土ビーム12が設置さ
れ、この排土ビーム12の上端部近傍の力点部14と前
記可動ブロック16とがリンクメンバ20で連結されて
いることは、上記図1の例と同じである。
【0027】但し、上記可動ブロック16を上下動させ
る手段として、拡径コントロールジャッキ25を用い、
前記本体部10のコラム10aの上端のブラケット26
と可動ブロック16との間に、拡径コントロールジャッ
キ25がその両端をそれぞれピン連結して設置され、油
圧駆動式として構成されている。
【0028】図面上、油圧ホースや信号線類の図示は省
略したが、地上の制御系を含む油圧ユニットと前記拡径
コントロールジャッキ25とを接続して油圧回路が構成
されている。したがって、このケレン装置の場合は、拡
径傾斜部1aの内側の未掘削土壌を掘削除去し清掃する
作業内容が、図1のケレン装置とは若干異なる。
【0029】本実施形態の場合は、地上の重機類でコラ
ムシャフト24を駆動してケレン装置を上下方向へ動作
させ、或いは周方向への水平旋回を順次進める。これを
前提として、前記拡径コントロールジャッキ25には予
めストロークセンサーを設置しておく。本体部10のベ
ース10aに設置してある深度計30の計測値と、前記
ストロークセンサーの読みとを組み合わせて、深度の変
化に対する拡径傾斜部1aの内径変化に適応するように
掘削刃13の開き量を制御する。かくすることにより、
先端刃口部の深さDへ到達した段階から、拡径傾斜部1
aの内側土壌を掘削除去し清掃する作業を自動制御とし
て行うことができる。
【0030】前記拡径コントロールジャッキ25を最収
縮状態にすると、各排土ビーム12及び掘削刃13は、
図3に点線で示した最小収縮状態となり、当該ケレン装
置はオープンケーソン1の中空部内を自由に上げ下げす
ることができる。
【0031】図3の実施形態についても、図4、図5に
示したスイング機構を採用することが出来る。コラム1
0bの上端に、スイング機構の下側部材43を結合して
付設すれば良いのである。
【0032】
【発明の奏する効果】請求項1〜4記載の発明に係るケ
レン装置によれば、オープンケーソン工法により沈下、
圧入されるオープンケーソンの先端刃口部の拡径傾斜部
の内側の未掘削土壌を掘削除去し清掃する作業を、地上
からの操作で機械的に効率よく高品質に行うことができ
る。よって、ケーソンの圧入困難や圧入不能の事態を容
易に打開して沈下、圧入作業の速やかな進捗を図ること
ができる。
【0033】本発明のケーソンケレン装置によれば、地
下水が溜まり、作業員が下りて人力掘削することもでき
ず、水中カメラで作業状況を確認することもできない状
況にある、オープンケーソンの先端刃口部の拡径傾斜部
内側の未掘削土壌の掘削除去や清掃を、地上からの操作
及び管理により、機械的に、能率良く、精度良く行え操
作性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーソンケレン装置の第1の実施
形態を示した立面図である。
【図2】排土ビーム及び掘削刀の平面矢視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示した立面図であ
る。
【図4】スイング機構の主要部を一部破断して示した立
面図である。
【図5】図4のY−Y矢視図である。
【符号の説明】
1 ケーソン 1a 拡径傾斜部 10 本体部 11 支点部 12 排土ビーム 13 掘削刃 15 吊りワイヤー 16 可動ブロック 17 コントロールワイヤー 18 先端部 19 固定シーブ 23 可動シーブ 20 リンクメンバ 24 コラムシャフト 25 拡径コントロールジャッキ 30 深度計 40 軸受 41 上側部材 43 下側部材 49 旋回ジャッキ 51 スイングアーム
フロントページの続き (71)出願人 000105497 コクド工機株式会社 神奈川県愛甲郡愛川町中津4036−1 (72)発明者 北村 幸男 名古屋市中区錦一丁目18番22号 株式会社 竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 神谷 智 名古屋市中区錦一丁目18番22号 株式会社 竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 池田 佳伸 名古屋市中区錦一丁目18番22号 株式会社 竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 山本 次雄 名古屋市中区錦一丁目18番22号 株式会社 竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 小田 章治 名古屋市中区錦一丁目19番24号 株式会社 白石名古屋支店 (72)発明者 松久 浩幸 名古屋市中区錦一丁目19番24号 株式会社 白石名古屋支店 (72)発明者 鈴木 清吉 愛知県知多市新知字美濃川66−1 弘新建 設株式会社内 (72)発明者 有賀 照男 神奈川県愛甲郡愛川町中津4036−1 コク ド工機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オープンケーソン工法により沈下、圧入さ
    れるオープンケーソンの先端刃口部の拡径傾斜部内側の
    未掘削土壌を掘削し清掃するケレン装置であって、 地上からオープンケーソンの中空部内へ挿入される本体
    部の外周部位に、中間の支点部を中心として放射方向へ
    傾動自在な排土ビームが複数設置され、前記排土ビーム
    の先端部に周方向に長いブレード形状の掘削刃が取り付
    けられていること、 前記複数の排土ビームの上端部近傍の力点部を共通に傾
    動動作させる拡径駆動手段を有すること、 前記複数の排土ビーム及び掘削刃の最小収縮状態の外径
    は、オープンケーソンにおける最小口径部よりも小さく
    構成されていること、をそれぞれ特徴とする、オープン
    ケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置。
  2. 【請求項2】拡径駆動手段として、前記複数の排土ビー
    ムの上部が吊りワイヤーにより地上のクレーン等にて吊
    られていること、前記本体部には上下方向に一定のスト
    ロークまでスライド自在な可動ブロックが設置され、地
    上のクレーン等で吊られるコントロールワイヤーの先端
    が前記可動ブロックに止着され、同コントロールワイヤ
    ーは本体部の上方に設置された固定シーブから前記可動
    ブロック上に設置された可動シーブを経て地上のクレー
    ン等へ巻き込まれていること、前記可動ブロックと排土
    ビームの上端部近傍の力点部とがリンクメンバで連結さ
    れた構成であることをそれぞれ特徴とする、請求項1に
    記載したオープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装
    置。
  3. 【請求項3】拡径駆動手段として、前記本体部に接合し
    たコラムシャフトが地上の重機等で支持されており、前
    記本体部に上下方向に一定のストロークまでスライド自
    在な可動ブロックが設置され、前記複数の排土ビームの
    上端部近傍の力点部と前記可動ブロックとがリンクメン
    バで連結され、前記可動ブロックを上下動させる拡径コ
    ントロールジャッキが本体部と可動ブロックとの間に設
    置された構成であることを特徴とする、請求項1に記載
    したオープンケーソンの拡径刃口部掘削用ケレン装置。
  4. 【請求項4】地上から支持される本体部に、水平旋回を
    生じさせるスイング機構が付設されていること、 前記スイング機構は、水平回転を許容する軸受の上側部
    材に中間部を可動にピン支持された旋回ジャッキと、前
    記軸受の下側部材から放射方向に突き出されたスイング
    アームとをピン連結して成り、前記軸受の下側部材が本
    体部と結合された構成であることを特徴とする、請求項
    1〜3のいずれか一に記載したオープンケーソンの拡径
    刃口部掘削用ケレン装置。
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