JPH0439869Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0439869Y2
JPH0439869Y2 JP1987181818U JP18181887U JPH0439869Y2 JP H0439869 Y2 JPH0439869 Y2 JP H0439869Y2 JP 1987181818 U JP1987181818 U JP 1987181818U JP 18181887 U JP18181887 U JP 18181887U JP H0439869 Y2 JPH0439869 Y2 JP H0439869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excavation
excavator
groove
excavating
excavated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987181818U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0190842U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987181818U priority Critical patent/JPH0439869Y2/ja
Publication of JPH0190842U publication Critical patent/JPH0190842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0439869Y2 publication Critical patent/JPH0439869Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、山止め用として用いられる地下連続
壁を本設の構造体として利用する場合等にその耐
力増加を図るべく下側部分を幅方向に拡げた拡底
地下連続壁を形成するための拡底地下連続壁用掘
削機に関する。
さらに詳述すると、掘削溝の側壁を掘削するた
めの掘削装置と、それを昇降自在に吊り下げ支持
する吊下手段と、前記掘削装置の掘削部を前記掘
削溝の幅方向に変位させる掘削幅変更手段とを設
けてある拡底地下連続壁用掘削機に関する。
〔従来の技術〕
この種の拡底地下連続壁用掘削機として、従来
では、掘削装置の掘削部を吊り支持した状態で昇
降するものが知られている(例えば、特公昭59−
11017号公報や特開昭54−90802号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来の拡底地下連続壁用掘削
機には次のような問題があつた。
特公昭59−11017号公報の開示技術では、掘削
部を支持する吊下管を、掘削溝の側壁に固定され
るスタビライザに対して上下に摺動自在に支持さ
せて掘削装置の昇降を案内するようにしている
が、吊下管を含め掘削装置が吊り支持されている
だけで、掘削装置の下部が宙に浮いた自由状態に
あり、また、特開昭54−90802号公報の開示技術
でも、同様に掘削装置の下部が自由状態にあり、
その結果、掘削装置の昇降時、その掘削装置が横
方向にふらつき易くて、昇降に安定性を欠き、所
期の拡底掘削を精度良く行うことが難しいもので
あつた。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、拡底掘削を
精度良く行える拡底地下連続壁用掘削機を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による拡底地下連続壁用掘削機の特徴構
成は、前記掘削装置に、掘削溝の底に接地した状
態で前記掘削部を昇降自在に取り付けるガイドマ
ストを設けてある点にある。
〔作用〕
掘削溝の底への接地と吊下げとにより、掘削溝
に対して姿勢が安定しているガイドマストに掘削
部を昇降自在に取り付けてあるから、掘削部を、
横方向にふらつかせることなく昇降させることが
できる。
〔考案の効果〕
その結果、地下連続壁の底部を拡径するにあた
つて、その拡底のための掘削装置の昇降を安定さ
せて、掘削溝の横断面視における任意形状の拡底
部分の掘削を容易に、かつ、精度よく行えるよう
になつた。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明
する。
本考案による拡底地下連続壁用掘削機Xは、建
物等を構築する際に山止め壁として用いる地下連
続壁を本設の構造体として用いる場合に、その底
部を幅方向に拡径して耐力の増加を図つた拡底地
下連続壁を作成するためのものであつて、第2図
ヘに示すように、所定幅で掘られた掘削溝Gの底
部をその掘削溝Gの幅方向に拡がつた形状に掘削
することができるものである。
この拡底地下連続壁用掘削機Xは、第1図に示
すように、掘削溝Gの長手方向に沿つた方向に離
隔配置された一対の縦フレーム1Aを上下の横フ
レーム1B,1Cで連結固定してなるガイドマス
ト1に、それぞれ掘削溝Gの長手方向に沿う左右
一対の掘削部2を設け、前記ガイドマスト1を、
ワイヤ3を介して昇降自在に吊り下げ支持して構
成されている。すなわち、ガイドマスト1と左右
一対の掘削部2とによつて、掘削溝Gの側壁を所
定長さにわたつて掘削するための掘削装置DMが
構成され、ワイヤ3および第2図ロないしホにお
いて地上に設置されたこのワイヤ3支持用のウイ
ンチ4等によつて、吊下手段HMが構成されてい
る。
前記掘削部2は、ガイドマスト1の縦フレーム
1Aに沿つて摺動自在な移動フレーム5に、それ
ぞれ周壁に掘削刃6aを有し、掘削溝Gの長手方
向に沿つた軸芯P1,P2周りで回転する左右各別
の回動体6を取り付けて構成されている。
両掘削部2は、同じ構成であるので、以下、一
方の掘削部2についてのみ説明すると、回動体6
は、水平軸芯P3周りで揺動自在な一対のブラケ
ツト7の一方の遊端部どうしの間に軸支されてい
る。そして、それら一対のブラケツト7の他方の
遊端部に各別のピストンロツド8aの先端が枢着
された一対の油圧シリンダ8が移動フレーム5内
に取り付けられており、それら一対の油圧シリン
ダ8の作動で、回動体6を軸芯P3周りで揺動さ
せて水平方向に変位させることができるように構
成されている。この回動体6の変位によつて、掘
削装置DMによる掘削幅を変更することができ
る。すなわち回動体6を揺動自在に取り付けた構
成、および、一対の油圧シリンダ8等によつて、
掘削部2を掘削溝Gの幅方向に変位させる掘削幅
変更手段CMが構成されている。
また、移動フレーム5内には、駆動軸9aを前
記ブラケツト7の揺動支点である水平軸芯P3
に位置させた油圧モータ9が設けられているとと
もに、その駆動軸9aに連設のスプロケツト10
と、前記回動体6に連設のスプロケツト11とに
わたつて、伝動チエーン12が張設されており、
前記一対の油圧シリンダ8の作動による回動体6
の変位に拘らず、常に油圧モータ9の駆動力を回
動体6に伝達することができるように構成されて
いる。そして、掘削溝Gの側壁の掘削は、駆動回
転される回動体6の掘削刃6aが側壁を削り落と
すことで行なわれるように構成されている。
上述のように、掘削装置DMの掘削部2が、周
壁に掘削刃6aを有する回動体6から構成されて
いるから、油圧モータ9から回転運動として得ら
れる駆動力をロスの少ない状態で、かつ、単純な
駆動系によつて掘削部2に伝達することができ
る。従つて、泥や夾雑物の多い泥水中での使用形
態でありながら、単純な駆動系であることと、掘
削に与る部分がコンパクトに纏まつていることと
によつて、それら泥や夾雑物との摺接部分を少な
くでき、部品の摩滅を抑制してメンテナンス作業
を少なくすることができる。
前記回動体6の周壁の掘削刃6aは、回動体6
の軸芯方向および周方向に沿つてそれぞれ複数個
配置され、かつ、それらのうち、周方向に隣合う
ものどうしが互いに軸芯方向に偏位して配置され
た千鳥状の配置となつており、側壁の掘削を、ま
ずある列の掘削刃6aが側壁に当接して櫛状に地
盤を削り落とし、その残りの部分をその列に隣合
う列の掘削刃6aが削り落とすといつた形で行な
うことによつて、掘削負荷の小さな効率の良い掘
削作業が行なえるように構成されている。なお、
前記伝動チエーン12には、その外方側に突出す
る姿勢の掘削刃12aが付設されている。
一方、ガイドマスト1の上側の横フレーム1B
には、ピストンロツド13aの先端を移動フレー
ム5に固着した一対の油圧シリンダ13が取り付
けられており、それら一対の油圧シリンダ13の
作動で、移動フレーム5をガイドマスト1に沿つ
て昇降させることができるように構成されてい
る。
また、ガイドマスト1には、その下側の横フレ
ーム1Cにおいて下方に開口し、前記左右一対の
掘削部2が削り落とした掘削士を回収するための
集士管1Dと、掘削溝Gの底部の前記掘削士を集
士管1Dの開口部分に掻き寄せるためのロータ1
Eとが設けられている。前記集士管1Dには、前
記移動フレーム5が摺動自在に外嵌している。ま
た、集士管1Dの上端には、掘削士を地上に排出
するための排士管14が接続されている。そのほ
か、ガイドマスト1には、前述の油圧モータ9や
油圧シリンダ8,13に対する油圧供給用と戻り
用との2本の油圧ホース15,16が接続されて
いる。
上述の構成を持つた拡底地下連続壁用掘削機X
による底部が拡がつた掘削溝Gの作成工程を説明
すると、まず、第2図イに示すように、所定幅の
掘削を行なうことのできる掘削装置17を前記吊
下手段HMによつて吊り下げ支持し、その掘削装
置17を適宜回数昇降させて所定長さにわたつて
所定幅の掘削溝Gを掘削する。
次に、その掘削装置17を地上に引き上げ、そ
の掘削装置17に替えて、前述した掘削装置DM
を取り付け、第2図ロに示すように、ガイドマス
ト1の下端が掘削溝Gの底に位置するようにセツ
トする。この接地によりガイドマスト1は姿勢が
安定したものとなる。
そして、第2図ハないしホに示すように、前記
掘削溝Gの所定深さから、回動体6を駆動回転し
つつ、前記油圧シリンダ8の作動で掘削装置DM
の左右一対の掘削部2の回動体6を互いに離隔す
る方向に変位させるとともに、前記油圧シリンダ
13の作動で掘削装置DMの移動フレーム5を、
掘削溝Gの底に接地して姿勢が安定しているガイ
ドマスト1に沿つてを次第に下降させる。
以上の工程によつて、第2図ヘに示すような横
断面形状を持つた掘削溝Gが形成される。その
後、図示はしないが、この掘削溝G内に鉄筋籠を
挿入し、コンクリートを打設して拡底地下連続壁
を得る。
上述した工程で、拡底地下連続壁を作成するた
めの拡底掘削溝Gを掘削するに際して、前述した
ように掘削装置DMの掘削部2が、周壁に掘削刃
6aを有する回動体6から構成されているから、
その掘削作用部分が、掘削溝Gの長手方向に沿つ
た線状のものであり、掘削負荷が小さいのみなら
ず、掘削溝Gの横断面視における拡底掘削部分の
形状を、例えば第3図イおよびロに示すように
様々に変化させることも容易に行なえる。従つ
て、掘削地盤の性状に応じて、崩壊し易い地盤の
場合には、第3図イ中において[A]ないし
[D]のラインで示すように拡底部分の幅を連続
的に変化させるのではなくて、第3図ロ中におい
て[E]ないし[G]のラインで示すように拡底
部分の幅を階段状に変化させて掘削時の地盤の崩
壊を少なくするいつたように、地盤性状に応じた
掘削制御を容易に行なえる。
〔別実施例〕
次に、本考案の別実施例を列記する。
<1> 先の実施例では、掘削装置DMにおい
て、掘削部2が掘削溝Gの幅方向に並んで一対
設けられたものを説明したが、それに替えて、
掘削部2は、何れか一方のみに設けられたもの
であつてもよい。
<2> 掘削部2において、回動体6の周壁の掘
削刃6aを、先の実施例で説明した軸芯方向な
らびに周方向に沿つてそれぞれ複数個配置した
ものに替えて、例えば、第4図に示すように、
軸芯方向に連続する掘削刃6aを周方向に複数
個配置したり、第5図に示すように、軸芯方向
に複数個並んだ掘削刃6aが周方向に沿つて次
第に偏位するように配置したりしてもよく、そ
の具体的構成は適宜変更可能である。
<3> 掘削装置DMの掘削部2に対する駆動源
としては、油圧モータ9に替えて電動モータを
設けてもよく、また、回動体6との連動構成も
適宜変更可能である。
<4> 掘削幅変更手段CMの具体的構成は、適
宜変更可能であり、例えば、回動体6を軸支す
るブラケツトがガイドマスト1からスライドに
よつて出退する構成としてもよい。
<5> 先の実施例では、拡底掘削溝Gの拡底部
分のみを掘削する専用機に構成したものを説明
したが、それに替えて、一定幅の掘削溝G部分
を掘削するための掘削装置を付設して、拡底掘
削溝Gを一度に掘削できる構成としてもよい。
<6> 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面
との対照を便利にする為に符号を記すが、該記
入により本考案は添付図面の構造に限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る拡底地下連
続壁用掘削機の実施例を示し、第1図は掘削装置
の斜視図、第2図イないしヘは掘削工程を示す断
面図、第3図イおよびロは掘削形状を示す断面図
である。第4図および第5図はそれぞれ掘削刃の
配置の別の実施例を示す斜視図である。 2……掘削部、6……回転体、6a……掘削
刃、G……掘削溝、DM……掘削装置、HM……
吊下手段、CM……掘削幅変更手段、P1,P2……
水平軸芯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 掘削溝Gの側壁を所定長さにわたつて掘削す
    るための掘削装置DMと、それを昇降自在に吊
    り下げ支持する吊下手段HMと、前記掘削装置
    DMの掘削部2を前記掘削溝Gの幅方向に変位
    させる掘削幅変更手段CMとを設けてある拡底
    地下連続壁用掘削機において、前記掘削装置
    DMに、掘削溝Gの底に接地した状態で前記掘
    削部2を昇降自在に取り付けるガイドマスト1
    を設けてある拡底地下連続壁用掘削機。 2 前記掘削部2が、前記掘削溝Gの厚み方向に
    並んで一対設けられたものであり、前記掘削幅
    変更手段CMによるそれら一対の掘削部2の変
    位方向が互いに逆向きである実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の拡底地下連続壁用掘削
    機。
JP1987181818U 1987-11-28 1987-11-28 Expired JPH0439869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987181818U JPH0439869Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987181818U JPH0439869Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0190842U JPH0190842U (ja) 1989-06-14
JPH0439869Y2 true JPH0439869Y2 (ja) 1992-09-18

Family

ID=31473286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987181818U Expired JPH0439869Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0439869Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6531503B2 (ja) * 2015-06-11 2019-06-19 株式会社大林組 透かし掘り用掘削装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5490802A (en) * 1977-12-27 1979-07-18 Hitachi Construction Machinery Excavator
JPS5911017A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Hitachi Ltd 利得制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5490802A (en) * 1977-12-27 1979-07-18 Hitachi Construction Machinery Excavator
JPS5911017A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Hitachi Ltd 利得制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0190842U (ja) 1989-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2077373A1 (en) Extruding and expanding drill equipment and the drilling method thereof
JP6081100B2 (ja) 既設杭引き抜き装置
US4629010A (en) Process and device for sinking wells
CN214497638U (zh) 一种成槽机清土装置
JPH0439869Y2 (ja)
JP3361776B2 (ja) 地中埋設杭の破砕処理装置
JP3392810B2 (ja) 立坑掘削機
JP3663155B2 (ja) 拡幅掘削装置及び拡幅掘削方法
JP3497948B2 (ja) 拡底孔施工用の掘削装置及び拡底孔施工方法
JPS5911017B2 (ja) 地中壁孔掘削機
JP2813061B2 (ja) 連続地中壁の掘削工法及びその掘削機
US4436167A (en) Method of excavating a pile hole and an apparatus therefor
JPH02125022A (ja) ケーソン用掘削機
KR200144175Y1 (ko) 지반굴착장치에 있어서의 케이싱 오가의 케이싱 로드 승강장치
JP2916598B2 (ja) 掘削機
JPH11200763A (ja) 地中掘削機
JPH0442498B2 (ja)
JPH08218422A (ja) 変断面掘削用地中掘削機
JP3561298B2 (ja) 可変断面地中孔掘削装置
JPH086864Y2 (ja) 拡底工法用の掘削装置
JPH0960462A (ja) 掘削工法
JP3396025B2 (ja) 立型掘進工法及びその装置
JP2864897B2 (ja) 変断面地中壁用掘削装置
CN110145323A (zh) 应用于管幕法的土方开挖装置及其开挖方法
JP2002013382A (ja) 方形立坑掘削装置とその施工方法