JP2023025322A - 連続壁掘削機 - Google Patents

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俊介 安井
Shunsuke Yasui
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【課題】地面が水平ではなく僅かに傾斜している場合にも、鉛直方向に穴を掘削することができる連続壁掘削機を提供する。【解決手段】上下のスプロケット間に張設された掘削用チェーン24を、ベースマシン10に支持されたリーダ13に昇降可能に取り付け、掘削用チェーンを回動させて地面を掘削する連続壁掘削機である。リーダ13の下部はベースマシンの前部のアタッチメント12に水平軸14を介して支持され、リーダの上部はベースマシンから延びる油圧シリンダ15の先端に連結されてリーダを水平状態と直立状態との間で起伏自在としており、リーダ13は直立状態において、左右に微小角度だけ傾動可能であることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、地中に連続壁を造成する際に地面を掘削するために使用される連続壁掘削機に関するものである。
上記目的で使用される連続壁掘削機としては、特許文献1に示されるように、走行自在なベースマシンにリーダ(ガイドポスト)を直立状態で支持させ、このリーダに掘削用チェーンを設けた構造のものが知られている。掘削用チェーンは上下のスプロケットに支持されて垂直面内で回動し、掘削用チェーンの外周に取付けた掘削爪により地面を掘削することができる。
特許文献1に示された連続壁掘削機では、リーダはベースマシンに対して昇降可能に支持されており、掘削用チェーンを次第に深く降下させることができる。この掘削用チェーンにより地面を掘削することができ、その後にリーダを上昇させてベースマシンを移動させ、掘削を繰り返すことによって地中に連続穴が掘削される。この連続穴にコンクリートを注入することによって、地中に連続壁を造成することが可能となる。
しかし特許文献1に示された従来の連続壁掘削機では、ベースマシンの前部のアタッチメント(アーム)に対して、リーダが昇降可能ではあるが傾斜できないように取り付けられている。このためベースマシンが乗っている地面が水平であれば問題はないが、地面が僅かに傾斜している場合にはリーダも鉛直姿勢から僅かに傾くこととなり、それに応じて掘削された穴も鉛直方向から僅かに傾くこととなる。ここで鉛直とは重力の方向を意味する。そこでこのような場合には、ベースマシンのクローラの下に板材などを噛ませることによりベースマシン自体を地面に対して傾け、リーダを鉛直とする作業を行っていた。しかしこの作業は人手によるものであるから時間がかかり、しかも危険作業であって、作業効率を低下させる原因となっていた。
また、特許文献1に示された従来の連続壁掘削機は、ベースマシンの前部のアタッチメントに対するリーダの角度が固定されているため、掘削用チェーンによる連続穴の掘削方向を変更したい場合には、ベースマシン自体の方向を変えねばならない。このため、ベースマシンの方向転換が容易でないような狭い場所では、掘削できる連続穴の方向が制限されてしまうという問題もあった。
特開平8-319615号公報
従って本発明の主な目的は上記した従来の問題点を解決し、地面が水平ではなく僅かに傾斜している場合にも、鉛直方向に穴を掘削することができる連続壁掘削機を提供することである。また本発明のその他の目的は、ベースマシンの方向転換が容易でないような狭い場所でも使用し易い連続壁掘削機を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、上下のスプロケット間に張設された掘削用チェーンを、ベースマシンに支持されたリーダに昇降可能に取り付け、掘削用チェーンを回動させて地面を掘削する連続壁掘削機であって、リーダの下部はベースマシンの前部のアタッチメントに水平軸を介して支持され、リーダの上部はベースマシンから延びる油圧シリンダの先端に連結されてリーダを水平状態と直立状態との間で起伏自在としており、リーダは直立状態において、左右に微小角度だけ傾動可能であることを特徴とするものである。
なお、前記水平軸は左右の油圧シリンダにより垂直面内で微小角度だけ揺動可能であり、リーダの下部をこの水平軸から前方に延びる腕に連結することにより、直立状態のリーダを左右に微小角度だけ傾動可能とした構造とすることができる。
また前記水平軸は、ベースマシンのアタッチメントに固定された中空円筒の内部に、球面座を介して支持されている構造とすることができる。また前記リーダはその内部に回転可能な円筒軸を備え、この円筒軸に上下のスプロケット間に張設された掘削用チェーンを支持させることにより、リーダに対する掘削用チェーンの角度を変更可能とすることができる。
本発明の連続壁掘削機は、リーダを直立状態において、左右に微小角度だけ傾動可能としたので、ベースマシンが乗っている地面が水平でない場合にも、リーダを傾けて鉛直に直立させることができる。このため従来のようにベースマシンの姿勢を水平に修正しなくても、鉛直方向に穴を掘削することができる。また、リーダを水平状態と直立状態との間で起伏自在としたので、移動時にはリーダを水平状態として車高を低くすることができるので、トレーラに載せて工事現場まで移動させることが容易である。
なお請求項4のようにリーダに対する掘削用チェーンの角度を変更可能としておけば、ベースマシンの角度を大きく変更できない狭い場所においても、連続穴の掘削方向を変更することができ、使用し易くなる。
実施形態の連続壁掘削機の全体側面図である。 リーダを水平姿勢とした状態を示す全体側面図である。 掘削用チェーンとベースマシンとの関係を示す正面図である。 水平軸の垂直断面図である。 水平軸の水平断面図である。 水平軸とリーダとの関係を示す垂直断面図である。 水平軸を左に傾けた状態を示す垂直断面図である。 水平軸を右に傾けた状態を示す垂直断面図である。 リーダを左右に傾けた状態を示す正面図である。 掘削角度範囲を説明する平面図である。
図1は実施形態の連続壁掘削機の全体側面図である。この図1において、10はベースマシンであり、11はそのクローラ、12は運転席の前方に突出させた左右2枚の強固な鋼板からなるアタッチメントである。
13はリーダと呼ばれる剛性のある柱であり、その下部はベースマシン10のアタッチメント12に水平軸14を介して支持されている。またリーダ13の上部は、ベースマシン10から延びる油圧シリンダ15のロッド16の先端に連結されている。水平軸14については後に詳しく説明する。
リーダ13は円筒形であり、その内部には図示しない円筒軸が貫通している。リーダ13の下部は下部ブラケット17を介して、水平軸14と接続されており、リーダ13の上部は上部ブラケット18を介して、ベースマシン10に設けられた油圧シリンダ15のロッド16に連結されている。このため油圧シリンダ15を操作することにより、リーダ13を水平軸14を中心として起伏させることができ、直立状態とした図1の姿勢と、水平状態とした図2の姿勢との間で起伏自在とすることができる。
図1に示すように、リーダ13の内部の円筒軸の上端にはアーム部材19が固定されており、このアーム部材19にはプーリ20、21が設けられている。これらのプーリ20、21にはアタッチメント12の内部に配置された図示を略したウインチから延びるワイヤ22が巻き掛けられている。このワイヤ22の先端にはリーダ13に沿って昇降することができる昇降台23が吊り下げられている。
この昇降台23の下方には、掘削用チェーン24が設けられている。この掘削用チェーン24は図3に示すように、上下のスプロケット25、26の間に巻き掛けられたもので、掘削用チェーン24の外周には掘削爪27が一定ピッチで取り付けられている。上側のスプロケット25は昇降台23に設けられ、下側のスプロケット26は昇降台23の下方に接続されたケーシング28の下部に設けられている。このため上下のスプロケット25、26を回転させることにより、掘削用チェーン24を回動させて地面を掘削することができる。なお図1に示すように、ケーシング28の下部は支持部材29により、リーダ13の下部に昇降自在に支持され、リーダ13と掘削用チェーン24を常に平行に維持している。
本発明の連続壁掘削機はこのような構造であるから、ワイヤ22を操作して昇降台23を徐々に下降させることにより、地面を掘削することができる。例えば深さ2mの連続壁を形成したい場合には、掘削用チェーン24の下端が地面に接した状態から昇降台23を2m分だけ下降させながら掘削用チェーン24を回転させて掘削を行い、その後にワイヤ22により昇降台23を引き上げて掘削用チェーン24の下端を地面より上昇させ、その状態でベースマシン10を移動させて同様の掘削を繰り返すこととなる。
次に、本発明の要部である水平軸14の構造について説明する。図4に示すように、水平軸14はベースマシン10のアタッチメント12に固定された中空円筒40の内部を貫通している。水平軸14の中央部は球面体41となっており、中空円筒40の内部に任意の方向に回転できるように支持されている。図5に示すように、この球面体41を水平軸14の軸線に対して直角方向、即ち前後方向に貫通する腕42が球面体41に固定されている。この腕42は水平軸14から前方に延び、図6に示すようにリーダ13の下部はこの腕に下部ブラケット17を介して連結されている。
図4に示すように、水平軸14の左右両側にはそれぞれ上向きに油圧シリンダ44が配置され、そのピストンロッド45の先端には球面軸受46が取り付けられている。上記した水平軸14の両端はこれらの球面軸受46に支持されている。このため、図7、図8に示すように左右の油圧シリンダ44を操作することにより、球状体41を中心として水平軸14を垂直面内で左右に微小角度だけ傾けることができる。この微小角度は0~5°の範囲とすることができる。
図4に示す状態では水平軸14は水平であり、球面体41から側方に延びる腕42は下部ブラケット17を介してリーダ13を直立に支持している。しかし図7、図8に示すように水平軸14を微小角度だけ傾けると、リーダ13も微小角度だけ傾く。図9にその状態を図示した。図9では左右に5°傾斜させた様子が示されている。
上記したように、本発明の連続壁掘削機は、左右の油圧シリンダ44によって水平軸14を微小角度だけ揺動させることができ、この水平軸14から前方に延びる腕42に連結されたリーダ13を、直立状態から左右に微小角度だけ傾動させることができる。このためベースマシン10が乗っている地面が水平でない場合にも、リーダ13及び掘削用チェーン24を鉛直姿勢に修正することができ、従来のようにベースマシン10の姿勢を水平に修正しなくても、鉛直方向に穴を掘削することができる。なおリーダ13が鉛直となったか否かは計器により確認し、オペレータが左右の油圧シリンダ44を手動制御してもよく、あるいは計器と連動させて自動制御してもよい。
この実施形態では、リーダ13の傾きを修正するための機構をベースマシン10の前方に設けたアタッチメント12の内部にコンパクトに収納したので、装置全体を大型化する必要がない利点もある。
更にこの実施形態のように、リーダ13の内部に円筒軸を回転可能に設けた構造とすれば、リーダ13に対してケーシング28や掘削用チェーン24を水平面内で回転させることができるので、図10に示すようにベースマシン10に対して、任意の角度で地面を掘削することができる。図10にはベースマシン10を一定位置としたまま、運転席とアタッチメント12を30度ずつ回転させたA、B、Cの状態が示されている。特許文献1に示された従来装置であっても、運転席とアタッチメント12を回転させることは可能である。しかしこの実施形態の装置は、リーダ13の内部の円筒軸を回転させることにより、アタッチメント12の先端に位置するリーダ13を中心として掘削用チェーン24の角度をさらに変えることができる。例えば図10ではAの状態から掘削用チェーン24を更に回転させA-1の角度としたり、Cの状態から掘削用チェーン24を更に回転させC-1の角度とすることもできる。これにより、掘削用チェーン24による連続穴の掘削方向を大きく変えることができ、ベースマシン10の方向転換が容易ではない狭い場所における使い勝手を大きく向上させることができる。
以上に説明したように、本発明は従来の問題点を解消した連続壁掘削機として、実用性に優れたものである。
10 ベースマシン
11 クローラ
12 アタッチメント
13 リーダ
14 水平軸
15 油圧シリンダ
16 ロッド
17 下部ブラケット
18 上部ブラケット
19 アーム部材
20 プーリ
21 プーリ
22 ワイヤ
23 昇降台
24 掘削用チェーン
25 スプロケット
26 スプロケット
27 掘削爪
28 ケーシング
29 支持部材
40 中空円筒
41 球面体
42 腕
44 油圧シリンダ
45 ピストンロッド
46 球面軸受

Claims (4)

  1. 上下のスプロケット間に張設された掘削用チェーンを、ベースマシンに支持されたリーダに昇降可能に取り付け、掘削用チェーンを回動させて地面を掘削する連続壁掘削機であって、
    リーダの下部はベースマシンの前部のアタッチメントに水平軸を介して支持され、リーダの上部はベースマシンから延びる油圧シリンダの先端に連結されてリーダを水平状態と直立状態との間で起伏自在としており、
    リーダは直立状態において、左右に微小角度だけ傾動可能であることを特徴とする連続壁掘削機。
  2. 前記水平軸は左右の油圧シリンダにより垂直面内で微小角度だけ揺動可能であり、
    リーダの下部をこの水平軸から前方に延びる腕に連結することにより、直立状態のリーダを左右に微小角度だけ傾動可能としたことを特徴とする請求項1に記載の連続壁掘削機。
  3. 前記水平軸は、ベースマシンのアタッチメントに固定された中空円筒の内部に、球面体により任意の方向に回転できるように支持されていることを特徴とする請求項2に記載の連続壁掘削機。
  4. 前記リーダはその内部に回転可能な円筒軸を備え、この円筒軸に上下のスプロケット間に張設された掘削用チェーンを支持させることにより、リーダに対する掘削用チェーンの角度を変更可能としたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の連続壁掘削機。
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